JP2014032501A - 情報処理装置および情報処理方法 - Google Patents

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Yasuko Miura
泰子 三浦
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知子 田中
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隆二 田辺
Daisaku Hayashi
大作 林
atsuhito Yamaoka
厚仁 山岡
Takayuki Fujinaga
貴之 藤永
Takayuki Owa
卓之 大輪
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Abstract

【課題】機器連携によって実現される機能の利用を効果的に支援する。
【解決手段】互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器と上記ユーザとを関連付けた登録機器情報をデータベースに登録するユーザ情報管理部と、上記機能と上記機器とを関連付けた機能情報を上記データベースから取得し、上記機能情報と上記登録機器情報とに基づいて上記ユーザへの推薦機能を決定する推薦機能決定部と、上記推薦機能のうち上記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を上記データベースから取得し、上記手順情報を上記ユーザに提供する手順情報管理部とを含む情報処理装置が提供される。
【選択図】図4

Description

本開示は、情報処理装置および情報処理方法に関する。
家庭などにある複数の機器を連携して機能させることは、既に一般的である。例えば、ある機器に保存された写真や動画、音楽などを他の機器で再生したり、テレビで見ている番組をすぐにレコーダで録画したり、レコーダで録画した番組を他の部屋にあるテレビなどで再生したりといったように、様々な機能が機器連携によって実現される。
しかしながら、機器連携によって機能を実現しようとする場合、実現可能な機能は多岐にわたり、またユーザが保有している機器の組み合わせによって変化するため、ユーザがそのすべてを把握して使用する機能を選択することは困難であった。従って、実現可能であるにもかかわらずユーザに認識されず、ユーザにとって便利であるにもかかわらず埋もれている機能も多くあった。
そこで、例えば特許文献1に記載の技術のように、家庭内などのネットワークに接続された機器連携によって実現される機能を自動的に評価し、評価の結果を利用してユーザに機能を推薦する技術が提案されている。このような技術によれば、ユーザは、保有している機器によって実現可能な機能のうち、どれが適切であるかを容易に認識することができ、より便利な機能を利用することができる。
特開2011−253370号公報
上記の特許文献1の技術には、推薦された機能を実現するために機器を設定する手順の情報を取得することも含まれている。しかしながら、ここで取得される機能や手順の情報は、例えば取扱説明書に記載された情報のように、予め用意された情報である。こうした情報も、ユーザが機器を利用するために有用ではある。
ところが、近年、機器が有する情報処理機能の高度化や、機器間での規格の共通化などによって、機器連携によって実現可能な機能は飛躍的に増加しており、機器の製造当初は想定されていなかった機能が新たに発見されるケースもある。このような中、上記の技術は、ユーザの機器環境などを考慮したより効果的な情報を提供するためには、必ずしも十分ではなかった。
そこで、本開示では、機器連携によって実現される機能の利用を効果的に支援することが可能な、新規かつ改良された情報処理装置および情報処理方法を提案する。
本開示によれば、互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器と上記ユーザとを関連付けた登録機器情報をデータベースに登録するユーザ情報管理部と、上記機能と上記機器とを関連付けた機能情報を上記データベースから取得し、上記機能情報と上記登録機器情報とに基づいて上記ユーザへの推薦機能を決定する推薦機能決定部と、上記推薦機能のうち上記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を上記データベースから取得し、上記手順情報を上記ユーザに提供する手順情報管理部とを含む情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器の情報を取得して、該情報を上記ユーザと関連付けた登録機器情報として登録するためにサーバに送信する機器情報取得部と、上記機能と上記機器とを関連付けた機能情報と、上記登録機器情報とに基づいて決定される上記ユーザへの推薦機能のうち上記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を受信する受信部とを含む情報処理装置が提供される。
また、本開示によれば、互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器と上記ユーザとを関連付けた登録機器情報をデータベースに登録することと、上記機能と上記機器とを関連付けた機能情報を上記データベースから取得し、上記機能情報と上記登録機器情報とに基づいて上記ユーザへの推薦機能を決定することと、上記推薦機能のうち上記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を上記データベースから取得し、上記手順情報を上記ユーザに提供することとを含む情報処理方法が提供される。
登録機器情報と機能情報とに基づいて推薦機能を決定することで、例えば、ユーザが保有している、または保有を検討している機器の連携によって実現可能な機能について推薦することができ、ユーザにとってより有用な機能が推薦される。また、推薦機能のうちユーザが選択した機能について手順情報を選択することによって、ユーザが機能を実現するための操作手順を実行することが容易になる。
以上説明したように本開示によれば、機器連携によって実現される機能の利用を効果的に支援することができる。
本開示の一実施形態に係るシステムの概要を示す図である。 本開示の一実施形態におけるDBの構成例を概略的に示す図である。 本開示の一実施形態における手順情報の例を示す図である。 本開示の一実施形態に係るシステムの機能構成を概略的に示す図である。 本開示の一実施形態における機器登録処理の表示画面例を示す図である。 本開示の一実施形態における機器登録の処理フローの例を示す図である。 本開示の一実施形態における手順登録処理(手動)の表示画面例を示す図である。 図7に示した処理のフローの例を示す図である。 本開示の一実施形態における手順登録処理(半自動)の表示画面例を示す図である。 図9に示した処理のフローの例を示す図である。 本開示の一実施形態における手順登録処理(自動)の表示画面例を示す図である。 本開示の一実施形態における手順実行処理の表示画面例を示す図である。 図12に示した処理のフローの例を示す図である。 本開示の一実施形態におけるSNS連携の処理フローの例を示す図である。 本開示の一実施形態における機器制御の例を示す図である。 本開示の一実施形態における機器制御の別の例を示す図である。 図16の例におけるユーザインターフェースの例を示す図である。 図17のユーザインターフェースにおいて、連携機能を一覧表示する例を示す図である。 図17のユーザインターフェースにおいて、連携機能の切り替えを実行する例を示す図である。 情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
なお、説明は以下の順序で行うものとする。
1.システム構成
1−1.概要
1−2.DBの構成例
1−3.機能構成例
2.機器登録処理
3.手順登録処理
4.手順実行処理
5.SNS連携処理
6.連携機器の制御
7.機能の評価と推薦
8.ハードウェア構成
9.補足
(1.システム構成)
(1−1.概要)
図1は、本開示の一実施形態に係るシステムの概要を示す図である。本実施形態では、ユーザが、保有機器100と非保有機器110とをシステムに登録することが可能である。図示された例では、ユーザが持っている機器の1つであるスマートフォン100aを用いて登録が実行される。登録情報はサーバに送信され、サーバアプリケーション200によって処理される。サーバには、ユーザDB(データベース)210、機器DB220、および機能DB230が存在する。これらのDBには、ユーザが登録した機器の情報や、機器の連携によって実現される機能の情報などが格納される。各DBの情報は、送信された登録情報や、各機器の製造者などから提供された情報に基づいて、追加、更新、削除などされる。
サーバアプリケーション200は、これらのDBに格納される情報を管理し、また、後述するように、DBに格納された情報を利用して、機器の連携によって実現される機能に関する情報などを保有機器100(図示された例ではスマートフォン100a)に提供する。情報を提供する機器は、必ずしも登録情報を送信した機器と同じでなくてもよい。従って、図示された例において、サーバアプリケーション200は、テレビ100b、レコーダ100c、ゲーム機100d、またはPC(パーソナルコンピュータ)100eに、機器の連携によって実現される機能に関する情報を提供してもよい。また、サーバアプリケーション200は、例えばユーザへの様々な通知のためにSNS(Social Network Service)240にアクセスしてもよい。
保有機器100は、ユーザが実際に保有している、または利用している機器である。保有機器100は、必ずしも同じ場所になくてもよく、例えば家庭、職場、または携帯用など、さまざまな場所に配置されうる。ユーザは、例えば持っている機器の1つであるスマートフォン100aを用いて、他の保有機器100b〜100eを登録する。このとき、スマートフォン100a自身も登録されうる。登録は、後述するように写真の撮影や型番の入力など、さまざまな方法で実行可能である。
ここで、例えば、それぞれの保有機器100に機器登録のためのアプリケーションがインストールされていれば、登録にあたってそれぞれの保有機器100の役割は互換的である。つまり、図示された例ではスマートフォン100aが他の保有機器100b〜100eを登録しているが、同じ役割を、例えばテレビ100bがしてもよく、レコーダ100cがしてもよく、ゲーム機100dまたはPC100eがしてもよい。上記のように、登録は様々な方法で実行可能である。それゆえ、それぞれの保有機器100は、実現可能な方法で(例えば、写真を撮影しないレコーダ100cでは、主に型番の入力で登録する、など)他の保有機器100を登録することが可能であってもよい。
一方、非保有機器110(機器110a〜110c)は、ユーザが実際には保有していない機器である。これらの非保有機器110も、保有機器100と同様に登録可能であってもよい。非保有機器110は、ユーザの手元にない可能性が高いため、主に型番の入力などで登録されうる。このとき、ユーザが持っていない機器の型番を知ることは容易ではないため、例えばインターネット上のカタログサイトで登録を実行するためのリンクなどが提供されてもよい。あるいは、ユーザは、借り物や店頭で見かけた機器などを、写真を撮影して登録してもよい。
(1−2.DBの構成例)
図2は、本開示の一実施形態におけるDBの構成例を概略的に示す図である。本実施形態では、サーバに、ユーザDB210、機器DB220、および機能DB230が存在する。以下では、それぞれのDBについて、格納されうる情報の例を示す。
ユーザDB210には、例えば、各ユーザの登録機器情報211、および外部サービス情報213が格納される。図示された例において、UserID:001のユーザについて、Device 1〜Device 3の3つの登録機器情報211が格納されている。登録機器情報211は、ユーザが登録した機器ごとに生成されるため、この場合、UserID:001のユーザは、3つの機器を登録している。
登録機器情報211は、例えば、機器の種類を識別するための“機器ID”(Device ID)、および機器を用いてユーザが実際に利用した機能を識別するための“利用機能ID”(Utilized Function ID)を含む。“機器ID”は、後述する機器DBに格納された機器情報に与えられる機器IDと共通である。従って、登録機器情報211に含まれる機器IDを用いれば、ユーザが登録した機器に対応する機器情報を取得することができる。“利用機能ID”は、後述する機能DBに格納された機能情報に与えられる機能IDと共通である。従って、登録機器情報211に含まれる“利用機能ID”を用いれば、ユーザが実際に利用した機能について、機能情報を取得することができる。
一方、図示された例において、UserID:001のユーザについて、External Service 1の外部サービス情報213が格納されている。外部サービス情報213は、例えば、“サービス名称”(Service name)、“アカウント”(Account)、および“パスワード”(Password)を含む。“サービス名称”は、例えばSNSやその他のサービスなど、ユーザが利用している各種のサービスを識別するための情報である。“アカウント”および“パスワード”は、この外部サービスへのログインに用いされる情報である。サーバアプリケーション200は、この情報を用いて、外部サービスにおけるユーザのアカウントを特定したり、外部サービスにおけるユーザのアクティビティログを取得したりする。ユーザのアクティビティログは、例えば、ユーザへの連携機能の推薦や、新たな機器の推薦に利用することが可能である。
なお、本実施形態では、ユーザDB210がサーバに配置されるが、他の実施形態では、ユーザDB210はクライアント側、つまり保有機器100側に配置されてもよい。この場合、サーバアプリケーション200は、必要に応じてクライアントの保有機器100にアクセスし、ユーザDB210から情報を取得する。
機器DB220には、例えば、各機器の機器情報221が格納される。機器情報221は、例えば、各機器の製造者によって登録される。機器情報221は、例えば、機器の種類を識別するための“機器ID”(Device ID)、“型番”(Model No)、“カテゴリ”(Category)、“製品名”(Product name)、および“画像”(Image)を含む。“機器ID”は、上記のようにユーザDBの登録機器情報211に含まれる機器IDと共通のIDであり、これによってユーザが登録した機器の種類を識別することができる。
“型番”は、各機器に与えられている型番である。“カテゴリ”は、例えば携帯電話、テレビ、レコーダなどといった各機器のカテゴリである。“製品名”は、各機器に与えられている製品名である。“画像”は、各機器の画像である。本実施形態では、各機器の識別には“機器ID”が用いられるため、“型番”以降の情報は、ユーザが機器を登録する際に入力した文字や画像などの情報から機器を特定するために用いられたり、ユーザに機器に関する情報を提供する際に、製品名や画像などを用いてユーザが機器を認識しやすくするために表示されたりする。
機能DB230には、例えば、各機能の機能情報231と、後述する手順情報とが格納される。機能情報231は、例えば、“Throw”(モバイル機器から写真をテレビに転送する機能)、“おでかけ転送”(レコーダから動画をモバイル機器に転送する機能など、複数の機器の連携によって実現される機能ごとに生成される。なお、機能情報231の対象になる機能は、必ずしも複数の機器の連携によって実現される機能には限られず、例えば、単一の機器によって実現される機能が含まれていてもよい。
機能情報231は、例えば、“機能ID”(Function ID)、“機能名”(Function Name)、“連携機器ID”(Linked Device ID)、“手順ID”(Procedure ID)、“評価”(Rating)、“コメント”(Comments)、および“推薦条件”(Conditions for recommend)を含む。機能情報231は、例えば、各機器の製造者によって登録される他、ユーザが発見した新たな連携機能などについて、ユーザから提供された情報に基づいて生成されてもよい。
“機能ID”は、各機能を識別するためのIDである。例えば、機能名が同じでも連携する機器が異なる機能、連携する機器が同じでも手順が異なる機能には、いずれも異なる機能IDが与えられる。“機能名”は、ユーザに機能に関する情報を提供する際に、ユーザが機能を認識しやすくするために表示されたりする。“連携機器ID”は、機能を実現するにあたって連携する機器の機器IDである。ここでの各機器のIDは、機器DB220に格納される機器情報221の“機器ID”と共通である。従って、機能情報231に含まれる“連携機器ID”の情報を用いれば、その機能を実現するにあたって連携する機器の機器情報を参照することができる。
“手順ID”は、機能を実現するためにユーザが実行すべき操作手順を示す情報である。本実施形態では、後述する手順情報として各操作手順の情報が格納されており、機能情報231に含まれる“手順ID”の情報を用いれば、その機能を実現するための手順情報を参照することができる。ここで、図示されているように、“手順ID”は、1つの機能について複数登録されうる。つまり、機能情報231には、1つの機能を実現するための複数の手順を示す情報が含まれうる。
“評価”は、機能についてのユーザの評価の情報である。図示された例では3段階の評価が示されているが、評価の仕方はこれには限られない。“評価”は、例えば機能を使用したユーザからの評価値の登録によって記録および更新される。あるいは、“評価”は、例えばユーザが機能を使用した回数をカウントすることによって、自動的に算出されてもよい。“コメント”は、同様に、機能についてのユーザのコメントの情報で、口コミとも呼ばれるものである。“コメント”は、ユーザから寄せられたコメントの格納先(図示しないDBなど)へのパスであってもよい。
“推薦条件”は、機能をユーザに推薦するための条件の情報である。本実施形態に係るシステムでは、例えばユーザが持っている機器の状態や、使用した機能の履歴などを解析することによって、ユーザに機能を推薦することが可能である。推薦条件は、例えば、スマートフォンに写真が100枚たまった、レコーダで番組を15本録画した、録画した番組の再生を途中で止めた、といったような機器の状態であってもよい。また、機能の推薦は、例えばSNSのアクティビティログなどの解析に基づいていてもよい。“推薦条件”は、例えば、こうした機能の推薦のための条件の情報の格納先(図示しないDBなど)へのパスであってもよい。
図3は、本開示の一実施形態における手順情報の例を示す図である。本実施形態において、機能DB230には、各機能の手順情報233が格納されうる。手順情報233は、例えば、“手順ID”(Procedure ID)、“登録ユーザID”(Posing User ID)、および“手順”(Procedure)を含む。手順情報233は、例えば各機器の製造者によって登録される他、ユーザが発見した新たな連携機能、または既存の連携機能についてユーザが発見した新たな手順について、ユーザから提供された情報に基づいて生成されてもよい。
“手順ID”は、各手順を識別するためのIDである。手順IDの情報は、機能情報231にも含まれており、“ある機能を実現するための手順”として、機能情報231を経由して手順情報233が参照されるのが本実施形態での基本的な流れである。図示された例では、機能情報231で“機能ID”が“001”の機能(以下、“機能001”ともいう)について、“手順ID”が“001”、“002”、および“003”の3つの手順(以下、“手順001〜003”ともいう)が存在する。これは、機能001を実現するためにとりうる手順が、手順001〜003の3つあることを示している。手順001〜003のいずれを実行したとしても、機能001は実現可能である。
“登録ユーザID”は、各手順を登録したユーザを示す情報である。上記のように、手順情報233は、各機器の製造者によって登録される他、ユーザから提供された情報に基づいて生成される場合もある。このような場合に、手順情報233が誰によって登録されたのかを示すために、“登録ユーザID”が記録される。“登録ユーザID”として用いられるユーザIDは、ユーザDB210におけるユーザIDと共通でありうる。これによって、例えば、どのユーザがどの機器を有しており、どの機能を実行し、またどの手順を記録したのか、といった情報を一元的に管理することができる。なお、手順情報233が例えば機器の製造者などによって登録された場合、“登録ユーザID”としては、ユーザDB210では用いられない別途のIDが記録されてもよい。
“手順”は、操作手順の具体的な内容を示す情報である。“手順”として記録される情報は、例えばマニュアルとしてユーザに提供される文字や画像の情報であってもよく、機器に自動的に設定操作を実行させるためのプログラムコードであってもよく、またはこれらの組み合わせであってもよい。“手順”の登録方法、および利用方法の具体的な例については後述する。
また、別の例として、機能情報231および手順情報233は、SNSのログの解析によって生成されてもよい。例えば、SNSなどのインターネット上のコミュニティに投稿されたユーザの機器に対するレビューなどのテキストから、構文解析やキーワード抽出などによって機能や手順に関する情報を抽出してもよい。
以上で説明したように、本開示の一実施形態では、ユーザDB210、機器DB220、機能DB230が存在し、ユーザと機器との関係(機器登録)、機器と機能との関係(機器連携の情報)、機能とユーザとの関係(利用した機能、および機能の手順の登録)などを管理している。
(1−3.機能構成例)
図4は、本開示の一実施形態に係るシステムの機能構成を概略的に示す図である。上記で図1〜図3を参照して説明したようなシステムは、例えばシステム1として実現されうる。システム1は、クライアント10と、サーバ20とを含み、クライアント10とサーバ20とは、有線また無線のネットワークを経由して互いに通信する。
(クライアント)
クライアント10は、例えば、図1に示された保有機器100の中で、機器登録やサーバアプリケーション200からの情報の受信といった機能のうち少なくとも一部を有するものでありうる。つまり、保有機器100の中で、例えばスマートフォン100aが他の保有機器100b〜100eを登録する場合、スマートフォン100はクライアント10である。また、テレビ100bがサーバアプリケーション200からの情報を受信してユーザに提示する場合、テレビ100bもまたクライアント10である。クライアント10は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成を用いて実現されうる。
図示されているように、クライアント10は、入出力部11、ユーザ情報取得部12、機器情報取得部13、手順記録部14、手順実行部15および通信部16を含む。
入出力部11は、ディスプレイまたはスピーカのような出力装置と、マウス、キーボード、またはタッチパネルのような入力装置とによって実現され、ユーザに情報を出力するとともに、ユーザの操作を受け付ける。入出力部11は、例えば後述する表示画面例のようなユーザインターフェース(UI)を表示し、該表示画面に対するユーザの入力操作を受け付ける。表示される操作画面には、推薦情報や手順情報が含まれうる。
ユーザ情報取得部12、機器情報取得部13、手順記録部14、および手順実行部15は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサによって実現される。ユーザ情報取得部12は、クライアント10を使用するユーザ自身に関する情報を取得し、これを通信部16を介してサーバ20に送信する。ユーザ情報取得部12が取得する情報には、例えば、本開示の実施形態に係るサービスを利用するためのユーザのアカウント情報が含まれる。さらに、ユーザ情報取得部12は、ユーザが利用しているSNSのアカウント情報を取得してもよい。サーバ20に送信されたSNSのアカウント情報は、例えばユーザDB210に外部サービス情報213として登録される。
機器情報取得部13は、上記の保有機器100、または非保有機器110に関する情報を取得し、これを通信部16を介してサーバ20に送信する。機器情報取得部13が取得する情報は、後述するように、各機器の型番、ユーザが撮影した各機器などの画像、各機器のコントローラからの赤外線波形、機器に関連付けて登録されたユーザID、DLNA(登録商標)などの規格に従って検出された各機器を識別するための情報など、サーバ20において機器を識別するための各種の情報を含みうる。これらの情報は、例えば機器登録の処理の際にサーバ20に送信される。さらに、機器情報取得部13は、既に登録された保有機器100について、機器の状態を示す情報を取得してサーバ20に送信してもよい。ここで送信される情報は、例えば、スマートフォンに写真が100枚たまった、レコーダで番組を15本録画した、録画した番組の再生を途中で止めた、といったような情報であり、後述するように、サーバ20において各機能の推薦条件と比較される。
手順記録部14は、ユーザが何らかの機能を使用したときに実行した操作手順を示す情報を記録して、これを通信部16を介してサーバ20に送信する。手順記録部14が記録する情報は、例えば、入出力部11に含まれるマウス、キーボード、またはタッチパネルを用いたクライアント10への入力操作、ケーブルの接続、記録媒体の出し入れなど、各種の操作ログ(ユーザが主体的に実行する操作だけでなく、その結果として機器が実行した動作を含むログであってもよい)を含みうる。また、手順記録部14は、ネットワークを介してクライアント10に接続されている他の機器の操作ログを取得することが可能であってもよい。
手順実行部15は、通信部16がサーバ20から受信したプログラムコードに従って、クライアント10に操作手順を自動的に実行させる。サーバ20から受信されるプログラムコードは、他のユーザが機能を使用したときに実行した操作手順をクライアント10に実行させるためのものでありうる。さらに、手順実行部15は、ネットワークを介してクライアント10に接続されている他の機器にも操作手順を自動的に実行させることが可能であってもよい。なお、機器を連携させて機能を実現するための操作手順は、手順実行部15による自動的な実行で完結するとは限らない。例えば、ユーザの入力操作による対象コンテンツなどの選択や、ユーザの手によるケーブルの接続、記録媒体の出し入れなどが必要である場合、手順実行部15は手順の自動的な実行を一時的に停止し、ユーザによる操作を要求するメッセージを、入出力部11を介して出力してもよい。
通信部16は、有線または無線の各種ネットワークを介してサーバ20と通信するための通信装置、またはこの通信装置へのインターフェースによって実現される。通信部16は、上記の各部によって取得された情報をサーバ20に送信するとともに、機器の連携によって実現される機能をユーザに推薦する推薦情報や、推薦情報によって推薦される機能のうち、ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を、サーバ20から受信する。ここで、推薦情報によって推薦される機能は、例えば、機器情報取得部13によって送信された保有機器100の状態を示す情報が、所定の推薦条件を満たした機能でありうる。あるいは、推薦される機能は、ユーザ情報取得部12が取得したユーザのSNSアカウント情報に基づいて検出されたSNSでのユーザの友人が使用した機能であってもよい。また、推薦される機能は、サーバ20でその機能に関する情報が更新された機能、例えば新たに追加された機能などであってもよい。
また、通信部16が受信する手順情報は、例えば、操作手順をテキストや画像などによって説明する情報であってもよい。ここで説明される操作手順は、機器の製造者などによって登録されたものであってもよく、機能を使用した他のユーザが実行した手順が記録されたものであってもよい。あるいは、手順情報は、手順実行部15が操作手順をクライアント10などの機器に自動的に実行させるためのプログラムコードであってもよい。このプログラムコードも、機器の製造者などによって登録されたものであってもよく、機能を使用した他のユーザが実行した手順が記録されたものであってもよい。また、手順情報は、操作手順を説明する情報と、プログラムコードとを組み合わせたものであってもよい。この場合、クライアント10などの機器が単独で実行可能な手順はプログラムコードによって自動的に実行され、機器間の接続やユーザによるコンテンツの選択など、ユーザによる操作が必要な手順については画像やテキストなどで操作手順を説明する情報が入出力部11を介して表示されてもよい。
なお、上述のように、機器の登録と情報の受信は、必ずしも同じ機器によって実行されなくてもよい。従って、クライアント10は、ユーザ情報取得部12〜手順実行部15の構成要素については、そのうちの一部だけを有していてもよいし、すべてを有していてもよい。
(サーバ)
サーバ20は、例えば、図1に示されたサーバアプリケーション200と、ユーザDB210、機器DB220、および機能DB230とを含むサーバ20である。サーバ20は、単一のサーバ装置によって実現されてもよいし、有線または無線のネットワークを経由して接続され、協働する複数のサーバ装置によって実現されてもよい。個々のサーバ装置は、例えば後述する情報処理装置のハードウェア構成を用いて実現されうる。
図示されているように、サーバ20は、ユーザ情報管理部21、機器情報管理部22、機能情報管理部23、手順情報管理部24、推薦機能決定部25、DB26、および通信部27を含む。
ユーザ情報管理部21、機器情報管理部22、機能情報管理部23、手順情報管理部24、および推薦機能決定部25は、CPUなどのプロセッサによって実現される。ユーザ情報管理部21は、主に、上記のユーザDB210(DB26に含まれる)に格納される情報を管理する。例えば、ユーザ情報管理部21は、通信部27を介してクライアント10から受信された情報を、ユーザDB210に登録する。登録される情報には、保有機器100、または非保有機器110とユーザとを関連付けた登録機器情報211、ユーザが利用するSNSなどの外部サービスについてのアカウント情報などを含む外部サービス情報213などが含まれうる。また、ユーザ情報管理部21は、登録された保有機器100の状態を示す情報を通信部27を介してクライアント10から取得してもよい。この情報は、DB26に記録された後に、後述するように推薦機能決定部25によって読み出されてもよいし、ユーザ情報管理部21からDB26を経由せずに推薦機能決定部25に提供されてもよい。
機器情報管理部22は、主に、上記の機器DB220(DB26に含まれる)に格納される情報を管理する。例えば、機器情報管理部22は、機器の製造者などによって登録された機器情報221を必要に応じて読み出し、機能情報管理部23、手順情報管理部24、および推薦機能決定部25などに提供する。
機能情報管理部23は、主に、上記の機能DB230(DB26に含まれる)に格納される機能情報231を管理する。例えば、機能情報管理部23は、通信部27を介してクライアント10から受信された情報に基づいて、機能情報231を更新する。更新される項目には、機能を使用したユーザによる当該機能の評価が含まれうる。この場合、機能情報管理部23は、例えば機能情報231に含まれる“評価”の項目を更新する。更新によって“評価”の項目によって示される評価値が所定の閾値を超えた場合、その機能は推薦機能決定部25による推薦の対象になりうる。あるいは、機能情報管理部は、ユーザが機能を使用したことを示す情報を取得し、機能情報231で当該機能が実行された回数を示す項目(図2および図3では図示されていない)を更新してもよい。更新によって回数が所定の閾値を超えた場合、その機能は推薦機能決定部25による推薦の対象になりうる。
さらに、機能情報管理部23は、通信部27を介してクライアント10から受信された情報に基づいて、機能情報231を新たに登録してもよい。後述するように、ユーザはクライアント10を用いて機能を実現するための操作手順を登録するときに、新規の機能を登録することも可能である。この場合、その機能についての機能情報231は存在しないため、機能情報管理部23は、新たに機能情報231を登録する。このとき、機能情報管理部23は、登録しようとしている機能が既存の機能と重複しないかどうかを確認し、重複しない場合に限って新たな機能情報231を登録する。
手順情報管理部24は、主に、上記の機能DB230(DB26に含まれる)に格納される手順情報233を管理する。例えば、手順情報管理部24は、推薦機能決定部25によって決定された推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報233を、機能DB230から取得して、通信部27を介してクライアント10に送信する。ここで取得および送信される手順情報は、例えば、操作手順をテキストや画像などによって説明する情報であってもよい。この場合、クライアント10で手順情報を受信したユーザは、説明を参照しながら自らの手で操作手順を実行する。あるいは、手順情報は、操作手順を機器に実行させるためのプログラムコードであってもよい。この場合、手順情報を受信したクライアント10、またはクライアント10にネットワークを介して接続された他の機器で、プログラムコードを用いて自動的に操作手順が実行される。
さらに、手順情報管理部24は、通信部27を介してクライアント10から受信された情報に基づいて、手順情報233を新たに登録してもよい。後述するように、ユーザは、クライアント10を用いて機能を実現するための操作手順を登録することが可能である。クライアント10から提供される情報は、例えば、ユーザが操作手順を実行したときの操作ログでありうる。手順情報管理部24は、この情報を、テキストや画像を用いた説明に変換して手順情報233として登録してもよいし、機器に操作手順を実行させるためのプログラムコードに変換して手順情報233として登録してもよい。このとき、手順情報管理部24は、登録しようとしている手順が既存の手順と重複しないかどうかを確認し、重複しない場合に限って新たな手順情報233を登録してもよい。
ここで、例えば、ある機能に対して、複数の手順が登録されている場合がありうる。例えば、図3の例では、“機能ID”001の機能に対して、“手順ID”001,002,003に対応する3つの手順が登録されている。このような場合のために、手順情報管理部24は、ユーザが手順を実行したことを示す回数をクライアント10から取得してもよい。ユーザが手順を実行した回数は、手順情報233として記録されうる(図3の例には示されていない)。この場合、手順情報管理部24は、他のユーザに手順情報を提供するときに、記録された回数がより多い手順情報233を選択する。
推薦機能決定部25は、DB25に格納された情報に基づいて、ユーザに推薦する推薦機能を決定する。推薦機能の情報は、通信部27を介してクライアント10に送信される。ユーザは、推薦機能の中から使用する機能を選択する。選択の結果はクライアント10からサーバ20に送信され、手順情報管理部24はこの結果に基づいて、ユーザに手順情報を提供する機能を特定する。推薦機能は、例えば、ユーザDB210に格納された登録機器情報211と、機能DB230に格納された機能情報231とに基づいて決定されうる。登録機器情報211と機能情報231とを組み合わせれば、ユーザが保有している、または保有を検討している機器の連携によって実現可能な機能が特定される。このような機能をユーザに推薦することによって、ユーザにとってより有用な機能が推薦される。
例えば、推薦機能決定部25は、DB26に含まれるユーザDB210や機能DB230が更新されたときに、推薦機能を決定してその情報をクライアント10に送信してもよい。これは、より具体的には、登録機器情報211として新たな機器が登録された場合や、機能情報231として新たな機能が登録された場合などである。このような場合に機能の推薦を受けることで、例えば、ユーザは、新たに利用可能になった機能に関する情報をいち早く取得し、その機能を活用することができる。
また、推薦機能決定部25は、DB26に含まれる機能DB230において、機能の評価や実行回数を示す情報が更新された時に、推薦機能を決定してその情報をクライアント10に送信してもよい。これは、より具体的には、機能の評価値が所定の閾値を超えた場合や、機能の実行回数が所定の閾値を超えた場合に、その機能を人気のある機能と推定してユーザに推薦することでありうる。
また、推薦機能決定部25は、ユーザ情報管理部21によって取得されたユーザの保有機器の状態が、機能DB230に機能情報231として格納された各機能の“推薦条件”を満たす場合に、当該機能をユーザに推薦してもよい。上述のように、ここで用いられる機器の状態は、例えば、スマートフォンに写真が100枚たまった、レコーダで番組を15本録画した、録画した番組の再生を途中で止めた、といったような状態でありうる。これによって、ユーザは、機能を使用する必要が生じたタイミングで、その機能の推薦を受けることができ、機能推薦のユーザにとっての有用性が向上する。
あるいは、推薦機能決定部25は、ユーザDB210に含まれる外部サービス情報213からユーザのSNSアカウント情報を取得し、ユーザのSNSでの友人が何らかの機能を使用した場合に、その機能を推薦機能に決定してもよい。同様にSNSを利用する例として、推薦機能決定部25は、ユーザのSNSでの友人に限って機能の評価や実行回数を記録し、友人の間で評価が高かったり実行回数が多かったりする機能を推薦機能に決定してもよい。
DB26は、例えばストレージ装置によって実現される。DB26は、例えば上記のユーザDB210、機器DB220、および機能DB230に対応するデータを含む。なお、DBの構成は任意に設計可能であり、ユーザに情報を提供するために必要なデータが格納されていれば、必ずしも上記の3つのDBが設定されなくてもよい。DB26は、そのすべてが同一の装置によって実現されてもよいし、それぞれが異なる装置によって実現されてもよい。
通信部27は、有線または無線の各種ネットワークを介してクライアント10と通信するための通信装置、またはこの通信装置へのインターフェースによって実現される。通信部27は、手順情報管理部24や推薦機能決定部25によって生成された情報をクライアント10に送信するとともに、クライアント10から受信した情報をユーザ情報管理部21、機器情報管理部22、機能情報管理部23、または手順情報管理部24に提供する。
(2.機器登録処理)
次に、図5および図6を参照して、本開示の一実施形態における機器登録処理について説明する。
上述のように、本開示の実施形態に係るシステムでは、ユーザが保有している機器をシステムに登録することが可能である。また、ユーザが保有していない機器も、例えば購入予定の聞き、または購入を検討中の機器として登録することが可能である。
このような機器登録をしない場合、例えば、ユーザは、機器連携によって実現可能な機能があることにそもそも気づかない可能性があった。また、取扱説明書やカタログなどによって情報は提供されているものの、そこで説明されている機能にはユーザが保有していない機器との連携機能も含まれており、情報が多すぎるために、適切な機能に関する情報を得ることが困難であった。さらに、近年ではWebなどで機能の説明を検索することも一般的であるが、目的とする機能自体が特定されていなければ、検索のキーワードもわからないため、やはり適切な機能に関する情報を得ることが困難であった。
そこで、本開示の一実施形態では、ユーザが保有している機器(および保有する予定の機器)をシステムに登録する機能を提供する。これによって、ユーザが利用可能な機器(利用可能になる予定の機器を含む)をシステム側で把握することができ、ユーザが現在または将来に保有している機器によってどのような連携機能が実現可能かが判別できる。実現可能な連携機能を対象にしてユーザに情報を提供すれば、情報が多すぎることもなく、ユーザは適切な機能に関する情報を容易に得ることが可能である。従って、ユーザは機器の便利な機能を十分に活用することができる。また、ユーザが現在保有していない機器についても、システムに登録し、連携機能に関する情報を詳細に得られることによって、購入につながる可能性がある。
図5は、本開示の一実施形態における機器登録処理の表示画面例を示す図である。図示された例では、クライアント10でアプリケーションを起動すると、メニュー画面310が表示される。メニュー画面310には、機器登録ボタン311と、連携機能ボタン312と、通知情報313とが表示される。ここでは、ユーザが機器登録ボタン311を選択したものとする。なお、通知情報313には、例えば、ユーザに推薦される機能の情報などが表示される。
次に、登録方法選択画面320が表示される。登録方法選択画面320では、登録方法選択肢321の中から、ユーザが所望の登録方法を選択する。ここで、登録方法選択肢321として表示される登録方法は、クライアント10が有している入力手段によって異なりうる。図示された例では、写真を用いる4つの登録方法(カメラが必要)と、赤外線を用いる登録方法(赤外線受信部が必要)と、テキスト入力を用いる2つの登録方法(キーボードまたはタッチパネルなどの文字入力手段が必要)と、DLNA(登録商標)を用いる登録方法(DLNA(登録商標)対応機器であることが必要)とが表示されている。しかしながら、これらのすべてがどのクライアント10でも利用可能であるとは限らない。例えばカメラを搭載していないクライアント10の場合、写真を用いる登録方法は表示されないし、DLNA(登録商標)に対応していないクライアント10の場合、DLNA(登録商標)を用いる登録方法は表示されない。
登録方法の例について、さらに説明する。図示された例では、写真を用いる4つの登録方法、より具体的には“写真(正面)”、“写真(型番)”、“写真(取扱説明書)”、および“写真(コントローラ)”が表示されている。“写真(正面)”は、機器本体の写真を撮影し、その写真から画像解析によって映っている機器を特定する方法である。“写真(型番)”は、機器に表示されている型番の写真を撮影し、そこからOCR(Optical Character Recognition)などを利用して型番を読み取る方法である。なお、型番に相当する情報(流通過程で用いられる商品番号などであってもよい)は、文字として表示されていなくてもよく、例えば2次元コードやバーコードとして表示されていてもよい。
“写真(取扱説明書)”は、機器の取扱説明書の写真を撮影し、その写真から画像解析によって映っている取扱説明書を特定するか、取扱説明書に記載された文字をOCRなどを利用して読み取ることによって、機器を特定する方法である。“写真(コントローラ)”は、機器のコントローラ(リモートコントローラなど)の写真を撮影し、ボタンの配置や表示された文字からどの機器のコントローラであるかを特定する方法である。
さらに、図示された例では、“コントローラの赤外線”を用いる登録方法が表示されている。これは、機器のコントローラから送出される赤外線の波形を取得し、各機器に特有の波形と照合することで機器を特定する方法である。“型番入力”は、機器の型番を直接文字入力することで機器を特定する方法である。“ユーザIDから登録する”は、例えば、機器の購入にあたってユーザ登録がされる場合に、そこで登録されたユーザの情報から、ユーザが保有している機器を特定する方法である。“DLNA(登録商標)で検索”は、DLNA(Digital Living Network Alliance;登録商標)のプロトコルを用いて、クライアント10にネットワーク接続された機器を検索する。DLNA(登録商標)に限らず、他の機器間連携に関する規格のプロトコルが検索に用いられてもよい。
ここでは、ユーザが“写真(正面)”を選択したものとする。すると、写真撮影画面330が表示される。写真撮影画面330では、撮影ボタン331を選択することによって撮影が実行される。撮影した写真はサーバ20に送信され、機器情報として格納された各機器の画像とのマッチングによって写真に写っている機器が特定される。
機器が特定されると、登録確認画面340が表示される。登録確認画面340には、例えば機器の画像や、カテゴリ、製品名、型番など、ユーザが登録される機器を確認できる情報が表示される。登録確認画面340では、登録ボタン341を選択することによって登録が実行される。
機器の登録が実行されると、登録完了画面350が表示される。登録完了画面350には、連携機能ボタン351が表示されてもよい。連携機能ボタン351を選択すると、ここまでの処理によって登録された機器を用いて実現可能な連携機能の検索処理が開始される。
図6は、本開示の一実施形態における機器登録の処理フローの例を示す図である。図では、クライアント10で初めてアプリケーションが起動された場合の処理(ステップS101〜S149)が示されている。なお、2回目以降にアプリケーションが起動された場合には、ユーザIDの登録およびクライアント自身の機器登録の処理(ステップS103〜S119)がスキップされる。
まず、クライアント10でアプリケーションが起動される(ステップS101)。入出力部11を介して新規のユーザIDが入力されると、クライアント10はサーバ20に対してユーザID登録を依頼する(ステップS103)。サーバ20では、ユーザ情報管理部21がユーザIDをDB26に登録し(ステップS105)、登録完了をクライアント10に通知する(ステップS107)。
ユーザIDの登録完了通知を受信したクライアント10では、引き続いてクライアント10自身の機器登録が実行される(ステップS109)。クライアント10は、確実にユーザは保持している機器であるため、自動的に保有機器100として登録すれば、ユーザにとって便利である。ここで、機器情報取得部13は、クライアント10の型番を内部的に取得し、サーバ20に送信する(ステップS111)。
サーバ20では、機器情報管理部22が、受信した型番を用いてDB26に格納された機器情報を参照し、機器IDを特定する(ステップS113)。ユーザ情報管理部21は、特定された機器IDをDB26に登録する(ステップS115)。より具体的には、ユーザ情報管理部21は、DB26に格納されるユーザの登録機器情報を追加する。
一方、特定された機器IDは、クライアント10にも送信されうる(ステップS117)。クライアント10は、機器IDを受信した(ステップS119)後、これによってクライアント10自身の機器登録が完了したことを認識して次の処理を開始してもよいし、機器IDをクライアント10のDBに登録してもよい。上記のように、ユーザDB210はクライアント10に配置されてもよく、またサーバ20とクライアント10との両方に配置されてもよい。クライアント10がユーザDB210を有する場合、受信された機器IDを用いてユーザ登録機器情報が追加される。
次に、クライアント10では、メニュー画面が表示される(ステップS121)。ここで表示されるメニューは、例えば図5に示したメニュー画面310のようなものでありうる。ここで、ユーザによって機器登録の実行が選択された場合、機器登録の処理(ステップS123)が開始される。図示された例では、写真を用いた機器登録の実行が選択されているものとする。
機器登録の処理では、まず、機器情報取得部13が、クライアント10のカメラを起動する(ステップS125)。ユーザの撮影の指示に応じて、カメラで写真の撮影が実行される。機器情報取得部13は、撮影された写真の画像データを取得し、これをサーバ20に送信する(ステップS127)。サーバ20では、機器情報管理部22が、受信された画像データを、DB26に格納された機器情報の画像とマッチングし、登録される機器の機器IDを特定する(ステップS129)。なお、図示された例では、写真の画像データから機器IDが特定されているが、例えば図5の登録方法選択画面320に示されたような、他の様々な方法で同様にして機器IDを特定することも可能である。
特定された機器IDは、クライアント10に送信され(ステップS131)、これを受信した(ステップS133)クライアント10は、確認画面を表示する(ステップS135)。確認画面は、例えば図5に示した登録確認画面340のようなものでありうる。ここで、ユーザによってOK、すなわち登録の実行が選択された場合、登録の実行依頼がクライアント10からサーバ20に送信され、ユーザ情報管理部が機器IDをDB26に登録する(ステップS137)。より具体的には、ユーザ情報管理部21は、DB26に格納されるユーザの登録機器情報を追加する。ステップS115における機器IDの登録の場合と同様に、クライアント10側でも機器IDが登録されてもよい。
機器IDの登録が完了すると、クライアント10で登録完了画面が表示される(ステップS139)。登録完了画面は、例えば図5に示した登録完了画面350のようなものでありうる。
付加的な処理として、機器の登録後に、登録された機器にも、クライアント10と同様のアプリケーションがインストールされてもよい。この場合、機器を登録したクライアント10と、登録された機器とは、別の種類の機器であり、従ってインストールするアプリケーションの種類も異なる可能性が高い(例えば、スマートフォンでテレビを登録した場合、など)。そこで、サーバ20は、登録された機器に適した種類のアプリケーションを選択してインストールする。
ここで、ユーザが連携機能の表示を選択すると(例えば図5に示した連携機能ボタン351の選択)、連携機能の表示処理が開始される。クライアント10は、ステップS133で受信した機器ID、すなわち直近の機器登録処理で登録された機器IDを、サーバ20に送信する(ステップS141)。
サーバ20では、機器情報管理部22が、DB26に格納された機器DBを参照して、対象の機器で実現可能な連携機能を検索する(ステップS143)。このとき、さらに、ユーザ情報管理部21がユーザDBを参照して、対象の機器とユーザが登録している他の機器とで実現可能な連携機能が検索されてもよい。検索された連携機能の情報は、サーバ20からクライアント10に送信される(ステップS145)。
クライアント10では、受信された連携機能の情報が表示される(ステップS147)。ここでの表示は、例えば連携機能が複数ある場合には、リスト表示であってもよい。ユーザによっていずれかの連携機能が選択された場合、その連携機能の内容(例えば、どの機器と連携するか、何ができるか、など)が表示される(ステップS149)。なお、連携機能に関する表示の例については後述する。
(3.手順登録処理)
次に、図7〜図11を参照して、本開示の一実施形態における手順登録処理について説明する。
本開示の実施形態に係るシステムでは、ユーザが機器を登録するだけではなく、機能、および機能を実現するための手順を登録することも可能である。ここでの機能および手順の登録は、例えば機器の製造者などによって予めサーバに登録された機能および手順に関する情報(つまり取扱説明書的な情報)をユーザが登録した情報によって補完することを意図したものである。
紙媒体やWebページとして提供される取扱説明書は、例えば機器の製造者によって提供される。取扱説明書は、機器に関する情報を網羅的に得るためには適している。しかし、その一方で、例えば機器連携については、相手の機器が特定されないために記述が抽象的であったり、製造者側で認識していない機能については記載されていなかったりして、必ずしもユーザにとって使いやすい情報源ではない場合がある。
これに対して、ユーザが登録した機能や手順の情報は、ユーザが特定の機器の組み合わせで実際に実行したものであるため、記述が具体的である。また、製造者側で認識していない機能であっても、それを発見したユーザが手順を登録すれば、その機能を実現するための手順を他のユーザも共有することができる。
以下の説明では、手順登録処理について、手動、半自動、自動の3つの例を説明する。手動での手順登録処理では、ユーザが手順をテキストや画像などを用いて記述した情報を登録する。この場合、登録される手順の情報は、例えば取扱説明書や、Web上のブログなどで公開される情報と同様の情報になりうる。しかし、登録に際しては、連携させる機器が特定され、この機器の情報(機器ID)がシステム上の情報と対応付けられるために、情報を参照する側のユーザは、保有している機器の組み合わせから手順の情報を容易に検索することができる。
一方、半自動および自動の手順登録処理では、ユーザが機器に対して実行した操作ログが、手順を示す情報として登録される。登録された手順の情報は、例えば操作ログをテキストや画像に変換したものとして他のユーザに提供されてもよい。この場合、ユーザが認識している手順ではなく、実行された手順がそのまま記録されるため、情報に欠落がなく、他のユーザがそれに倣って手順を実行することが容易である。また、登録された手順の情報は、同様の操作を機器に自動的に実行させるためのプログラムコードとして他のユーザに提供されてもよい。この場合、他のユーザは、後述する手順実行処理によって、機器連携のための設定などの操作を自動で機器に実行させることができる。
以下、手動、半自動、自動の3つの例について、より詳細に説明する。
図7は、本開示の一実施形態における手順登録処理(手動)の表示画面例を示す図である。図示された例では、上記の図5の例とは異なるメニュー画面360が表示されている。メニュー画面360には、機器登録ボタン361と、機能閲覧/使用ボタン362と、機能登録ボタン363とが表示される。ここでは、ユーザが機能登録ボタン363を選択したものとする。なお、機器登録ボタン361は、図5の例と同様の機器登録処理を開始するためのボタンであり、機能閲覧/使用ボタン362は、後述する手順実行処理を開始するためのボタンである。
次に、登録方法選択画面370が表示される。登録方法選択画面370では、手動ボタン371と半自動ボタン372とを用いて、ユーザが所望の手順登録方法を選択する。ここでは、ユーザが手動ボタン371を選択したものとする。この場合、以下で説明するように、ユーザが手順を手動で入力することによって、手順登録が実行される。なお、半自動ボタン372を選択した場合の手順登録処理については後述する。
登録方法選択画面370で登録方法を選択すると、手動、半自動の場合とも、機能選択画面380が表示される。機能選択画面380では、既存機能選択ボタン381と、新規登録ボタン382とを用いて、機能の登録方法を選択する。例えば、既に存在する機能について新たな手順を登録するような場合、既存機能選択ボタン381を選択する。一方、新たな機能を登録するとともにその手順も登録するような場合、新規登録ボタン382を選択する。ここでは、ユーザが新規登録ボタン382を選択したものとする。
図示された例では、ユーザによって、手順登録方法については“手動登録”が、機能登録方法については“新規登録”が選択されたため、新規機能についての手動手順登録画面390が表示される。手動手順登録画面390では、機能名入力部391と、機器入力部392と、手順入力部393と、登録ボタン394とが表示される。
機能名入力部391は、例えば図示されたようなテキスト入力欄であり、ユーザが任意の機能名を入力することができる。
機器入力部392は、例えば図示されたようなリスト型の入力欄であり、ユーザが機能に用いる機器を指定することができる。機器は、例えば、型番の一部や機種名からの検索、機器の写真からの検索、ユーザが登録している保持機器からの検索などによって指定することが可能である。また、機器入力部392では、任意の数の機器を指定することが可能であり、例えばリストの数を増やすボタン(図では+ボタンとして示されている)が表示されてもよい。
手順入力部393も、例えば図示されたようなリスト型の入力欄であり、機能を実現するための手順を記録することができる。手順は、例えば、各入力欄へのテキスト入力によって記録されてもよいし、各入力欄にファイルを添付するなどして画像を用いて記録されてもよい。手順入力部393でも、任意の数のステップで手順を入力することが可能であり、例えばリストの数を増やすボタン(図では+ボタンとして示されている)が表示されてもよい。入力が完了して、ユーザが登録ボタン394を選択すると、入力した機能、機器、および手順が登録される。
図8は、図7に示した処理のフローの例を示す図である。まず、クライアント10で、メニュー画面360が表示される(ステップS201)。ここで、機能登録ボタン361が選択されると、登録方法選択画面370が表示される(ステップS203)。ここで、手動ボタン371が選択されると、機能選択画面380が表示される(ステップS205)。さらに、新規登録ボタン382が選択されると、手動手順登録画面390が表示される(ステップS207)。
ここで、ユーザは、手動手順登録画面390に表示された機能名入力部391、機器入力部392、および手順入力部393を用いて、機能、機能を実現するために連携させる機器、および機能を実現するための手順を入力する。クライアント10では、手順記録部14が入力された情報を記録する。ユーザが登録ボタン394を選択すると、手順記録部14が、記録された手順の情報をサーバ20に送信する(ステップS209)。
サーバ20では、機能情報管理部23が、受信された手順の情報を処理する。より具体的には、機能情報管理部23は、受信された手順に対応する情報を機能DB230に登録する(ステップS211)。上記の例では、新たな機能についての手順が登録されているため、まず、機能情報管理部23は、機能DB230に新たな機能情報231を追加する。機能情報管理部23は、新たな機能に“機能ID”を付与し、上記の機能名入力部391に入力された情報に従って、機能情報231の“機能名”を設定する。また、機能情報管理部23は、機器入力部392に入力された情報に従って、機能情報231の“連携機器ID”を設定する。
さらに、機能情報管理部23は、機能DB233に新たな手順情報233を追加する。機能情報管理部23は、新たな手順に“手順ID”を付与するとともに、この“手順ID”を、新たな機能についての機能情報231にも設定する。また、機能情報管理部23は、情報を送信したユーザのユーザIDを手順情報233の“登録ユーザID”に設定する。機能情報管理部23は、手順入力部393に入力された情報に従って、手順情報233の“手順”を記録する。
以上のような登録処理が終了すると、サーバ20からクライアント10に、登録完了が通知される(ステップS213)。登録完了の通知を受けたクライアント10では、完了画面(図7には示していない)が表示される(ステップS215)。
図9は、本開示の一実施形態における手順登録処理(半自動)の表示画面例を示す図である。図示された例では、上記の図7の例と同様に、メニュー画面360、登録方法選択画面370、および機能選択画面380が表示される。ただし、この例では、登録方法選択画面で半自動ボタン372が選択され、機能選択画面380では既存機能選択ボタン381が選択される点が、図7の例とは異なる。
この結果、機能選択画面380画面の次には、機能検索画面400が表示される。機能検索画面400では、自動検索ボタン401と、機能名入力部402と、機器入力部403と、通常検索ボタン404とが表示される。
自動検索ボタン401は、実行可能な機能を自動的に検索する場合に選択されるボタンである。ここでは、例えばクライアント10とユーザが登録している他の機器との連携によって実現される機能が検索されてもよい。別の例として、手順登録方法が“手動登録”であるような場合には、ユーザが登録している機器の間で、クライアント10を含まない機器同士の連携によって実現される機能が検索されてもよい。
機能名入力部402は、検索のために機能名の一部または全部を入力するための入力欄を含む。また、機器入力部403は、検索のために、連携機器の一部または全部を指定するための入力欄を含む(図示された例では機器入力部403の欄が1つだが、図7の例の機器入力部392のように複数の欄が表示されてもよい)。通常検索ボタン404が選択されると、機能名入力部402および機器入力部403によって入力された機能名および機器のいずれかまたは両方を条件として、機能の検索が実行される。
自動検索ボタン401、または通常検索ボタン404のいずれかを選択することによって実行された機能検索の結果は、検索結果画面410に機能一覧411として表示される。機能一覧411には、例えば検索結果の機能名が表示される。また、図示された例のように、機能一覧411には、検索結果の機能の評価が表示されてもよい。この場合、機能一覧411は、例えば評価の高い順にソートされてもよい。
検索結果画面410で、ユーザが機能一覧411に表示された機能のうちのいずれかを選択した場合、記録開始画面420が表示される。ユーザが記録開始画面420に表示されたスタートボタン421を選択することで、手順の記録が開始される。
本実施形態における手順の半自動登録では、スタートボタン421の選択後にユーザが実行した、例えば入力操作、ケーブルの接続、記録媒体の出し入れなど各種の操作ログ(ユーザが主体的に実行する操作だけでなく、その結果として機器が実行した動作を含むログであってもよい)が記録される。操作ログは、少なくともクライアント10について記録される。また、連携される別の機器の中で、ネットワークを介してクライアント10に接続されている機器があれば、その機器の操作ログを取得してもよい。
手順の記録が開始されると、クライアント10には記録中画面430が表示される。機器連携のための操作手順が終了し、ユーザが記録中画面430に表示されたストップボタン431を押下することで、手順の記録が終了する。
図10は、図9に示した処理のフローの例を示す図である。まず、クライアント10で、メニュー画面360が表示される(ステップS301)。ここで、機能登録ボタン361が選択されると、登録方法選択画面370が表示される(ステップS303)。ここで、半自動ボタン372が選択されると、機能選択画面380が表示される(ステップS305)。さらに、既存機能選択ボタン381が選択されると、機能検索画面400が表示される(ステップS307)。
ここで、ユーザは、機能検索画面400に表示された自動検索ボタン401を押下して、機能の検索を実行する。このとき、クライアント10では、機器情報取得部13が、クライアント10の機器の型番を内部的に取得し、この情報をサーバ20に送信する(ステップS309)。サーバ20では、機器情報管理部22が、受信した型番を用いてDB26に格納された機器情報を参照し、機器IDを特定する(ステップS311)。
さらに、機能情報管理部23が、特定された機器IDを用いてDB26に格納された機能情報を参照し、対象の機器を連携機器の1つとして用いて実行できる機能を検索する。より具体的には、機能情報管理部23は、特定された機器IDが“連携機器ID”として含まれる機能情報231を検索する。ここで、機能情報管理部23は、“連携機器ID”が特定された機器IDを含み、かつ、他の“連携機器ID”がユーザの登録機器である、つまり、ユーザが手持ちの機器で実現可能である機能を検索してもよい。検索された機能情報は、機能一覧としてクライアント10に送信される(ステップS313)。
機能一覧の情報を受信したクライアント10では、機能一覧411を含む検索結果画面410を表示する(ステップS315)。ここで、ユーザがいずれかの機能を選択すると、スタートボタン421を含む記録開始画面420が表示される(ステップS317)。ユーザがスタートボタン421を選択すると、手順記録部14が操作ログの記録を開始する(ステップS319)とともに、ストップボタン431を含む記録中画面430が表示される(ステップS321)。
ユーザがストップボタン431を選択すると、手順記録部14は操作ログの記録を終了し、記録された手順をサーバ20に送信する(ステップS323)。サーバ20では、手順情報管理部24が、受信された手順の情報を機能DB230に登録する(ステップS325)。より具体的には、手順情報管理部24は、クライアント10で記録された手順に“手順ID”を付与するとともに、この“手順ID”を、対象となる機能の機能情報231にも設定する。また、機能情報管理部23は、情報を送信したユーザのユーザIDを手順情報233の“登録ユーザID”に設定する。機能情報管理部23は、ユーザによって記録された操作ログに従って、手順情報233の“手順”を記録する。
ここで、図9の例のように、既存の機能について手順が登録される場合、同じ手順が既に機能DB230に登録されている可能性がある。そこで、手順情報管理部24は、既存の機能について手順が登録された場合には、当該機能の機能情報231にある“手順ID”の情報を用いて手順情報233を検索し、重複する手順がないかチェックしてもよい。
以上のような登録処理が終了すると、サーバ20からクライアント10に、登録完了が通知される(ステップS327)。登録完了の通知を受けたクライアント10では、完了画面(図9には示していない)が表示される(ステップS215)。
図11は、本開示の一実施形態における手順登録処理(自動)の表示画面例を示す図である。手順登録処理を自動的に実行する場合、以下に説明するように、クライアント10が自動的にユーザによる操作ログを取得してサーバ20に送信するため、ユーザは特別な操作をしなくてもよい。
まず、クライアント10では、アプリケーションを初回起動した後(設定を変更した場合など、初回以外の場合もありうる)、アプリケーションが常駐起動を開始する(ステップS401)。なお、このようなアプリケーションの常駐起動を可能にするために、クライアント10はマルチスレッドでアプリケーションを実行可能であることが望ましい。
アプリケーションの常駐起動中、機器情報取得部13は、定期的に、クライアント10自身の型番を内部的に取得して(1回取得した後は記憶していてもよい)、サーバ20に送信する。サーバ20では、機器情報管理部22が、受信した型番を用いてDB26に格納された機器情報を参照し、機器IDを特定する(ステップS405)。
さらに、機能情報管理部23が、特定された機器IDを用いてDB26に格納された機能情報を参照し、対象の機器を連携機器の1つとして用いて実行できる機能を検索する。検索された機能情報は、機能一覧としてクライアント10に送信される(ステップS407)。なお、このステップでの処理は、図10で説明したステップS313と同様であるため、詳細な説明は省略する。
機能一覧の情報を受信したクライアント10では、内部的に保持されている機能一覧が更新される(ステップS409)。機能一覧は、クライアント10を連携機器の1つとして用いて実現可能な機能の情報であり、後述するステップS413での操作ログの解析に用いられる。
一方、クライアント10では、手順記録部14が、ユーザによって実行される操作を継続的に記録している(ステップS411)。手順記録部14は、記録されたユーザの操作ログを定期的に解析する(ステップS413)。
ここで、手順記録部14は、操作ログの中から、ステップS409で取得された機能一覧に含まれる機能の実行結果に対応する操作を検出する。例えば、モバイル機器からテレビに画像を転送する機能の場合、モバイル機器側では、画像を転送するための通信の実行が最後の操作であり、実行結果に対応する操作といえる。手順記録部14は、この実行結果に対応する前の一連の操作ログから、機能実現のための操作の開始点を特定し、開始点から最後の操作までの操作を、機能のための操作手順を示す操作として抽出する。
手順記録部14は、解析の結果得られた、手順に対応する操作ログの情報を、サーバ20に送信する(ステップS415)。サーバ20では、手順情報管理部24が、受信された手順の情報に新規な手順があった場合、この手順の情報を機能DB230に登録する(ステップS417)。このときの登録の処理は、図10で説明したステップS325と同様であるため、詳細な説明は省略する。
(4.手順実行処理)
次に、図12および図13を参照して、本開示の一実施形態における手順実行処理について説明する。
上記の手順登録処理によって、システムには、機器連携によって機能を実現するための手順の情報が登録される。手順実行処理は、この手順の情報を利用して、実際に機器連携の設定を実行するための処理である。以下に例示したような処理によって、ユーザは、機器の製造者や他のユーザが登録した手順情報を参照し、適切に機器連携の設定を実行できる。あるいは、ユーザは、プログラムコードとして提供される手順情報を取得し、機器連携の設定を自動的に実行させることができる。
図12は、本開示の一実施形態における手順実行処理の表示画面例を示す図である。図示された例では、上記の図7の例と同様に、メニュー画面360が表示される。ここで、ユーザが機能閲覧/使用ボタン362を選択すると、手順実行処理が開始される。
手順実行処理では、まず機器/機能選択画面440が表示される。機器/機能選択画面440には、機器選択部441と、機能選択部442とが表示される。機器選択部441は、例えば図示された例のように、機器の画像アイコンの中から対象の機能を選択するような入力表示でありうる。機器選択部441に選択肢として表示される機器は、例えばユーザの保有機器100でありうる。ユーザが機器選択部441でいずれかの機器を選択すると、その機器について、機能選択画面450が表示される。
一方、機能選択部442は、上記の他の例にあった機能一覧のような形で表示されうる。機能一覧として表示される機能は、例えば、ユーザのよく使う機能や、よく使う機器などの情報に基づいて推薦された機能でありうる。ユーザが機能選択部442でいずれかの機能を選択すると、その機能について、手順一覧画面460が表示される。
機能選択画面450では、機器/機能選択画面440の機器選択部441で選択された機器について、その機器を連携機器の1つとして実現される機能一覧451が表示される。図示された例では、機器選択部441でテレビが選択されている。それゆえ、機能選択画面450では、テレビと他の機器との連携によって実現される機能が、機能一覧451として表示される。
ここでは、テレビと携帯電話との連携機能一覧451aと、テレビとレコーダとの連携機能一覧451bとが表示されている。選択された機器と連携する機器は、例えばユーザの保有機器100から選択されうる。ユーザが機能一覧451からいずれかの機能を選択した場合、その機能について、手順一覧画面460が表示される。
手順一覧画面460では、例えば、機能説明表示461と、自動実行ボタン462と、手順一覧表示463とが表示される。機能説明表示461は、手順一覧表示の対象になっている機能をユーザに示すための表示である。図示された例では、携帯電話からテレビにポストカードを送るポストカード機能が対象になっている。
自動実行ボタン462は、対象になっている機能を機器連携によって実現するための手順を、他のユーザが登録した手順によって自動的に実行させるためのボタンである。上述のように、サーバ20に格納される手順情報は、他のユーザが実行した手順を示す操作ログとして取得されうる。例えば、サーバ20の手順情報管理部24が操作ログをプログラムコードに変換して手順情報としてDB26に格納していれば、手順情報を用いてクライアント10に手順を自動的に実行させることが可能である。
なお、手順を自動的に実行させる場合、例えば転送する写真や動画などを選択するときや、ケーブルを接続するときなどのように、ユーザの直接的な操作が必要になることがある。この場合、手順の自動的な実行を一時的に中断し、写真や動画などの選択画面や、ユーザの操作を促す表示などをクライアント10に表示してもよい。
手順一覧表示463は、対象になっている機能を機器連携によって実現するための手順を表示する。ここで表示される手順は、例えば、テキストや、画像などによって表現されたものであり、ユーザはこの表示を見ながら、自らの手で手順を実行する。
上記の自動実行ボタン462、および手順一覧表示463は、クライアント10、およびユーザの他の登録機器によって実行可能な手順について表示される。そのような手順が複数ある場合、自動実行ボタン462や手順一覧表示463が複数表示されてもよい。この場合、ユーザは、複数表示された中からいずれかの手順を選択して実行する。手順の表示は、例えば、ユーザによる手順の評価が高い手順、類似した機能をよく使う他のユーザが実行している手順、または以前に実行して高い評価を与えた他の手順を登録したユーザが登録した手順、などが上位になるようにソートして表示されてもよい。
図13は、図12に示した処理のフローの例を示す図である。なお、図では、クライアント10でアプリケーションが起動され、機能選択画面(機器/機能選択画面440または機能選択画面450)が表示されるまでの処理は、上記の他の例から容易に理解されうるため省略されている。
ユーザが、機能選択画面で何らかの機能を選択すると、クライアント10は、サーバ20に手順を問い合わせる(ステップS501)。この問い合わせには、選択された機能の機能IDが含まれうる。サーバ20では、機能情報管理部23が、機能を実現するための手順を、機能IDを用いて検索する(ステップS503)。より具体的には、機能情報管理部23は、機能IDに対応する機能情報231を抽出し、さらにそこに含まれる“手順ID”に対応する手順情報233を抽出する。
サーバ20は、検索された手順一覧の情報を、クライアント10に送信する(ステップS505)。クライアント10では、受信した手順一覧を表示する(ステップS507)。ここで、例えば、図12に示した手順一覧画面460が表示され、ユーザが自動実行ボタン462を選択すると、手順実行部15が選択された手順を実行する(ステップS509)。手順の実行が終了すると、手順が実行されたことが、クライアント10からサーバ20に通知される。
サーバ20では、ユーザ情報管理部21が、手順の実行に対応する情報をユーザDBに記録する(ステップS513)。図2,3のユーザDB210には示されていないが、ユーザDBは、各ユーザが登録した手順が、他のユーザによって実行された回数を示す値を含んでいてもよい。ユーザ情報管理部21は、手順が実行された場合に、この値をインクリメントする。
さらに、図12には示していないが、手順の実行後に、実行した手順を評価する画面がクライアント10に表示されてもよい。この画面において、ユーザが手順に対する評価を入力すると、クライアント10は、この評価をサーバ20に送信する(ステップS515)。サーバ20では、ユーザ情報管理部21が、上記の実行回数と同様に、評価の情報をユーザDBに記録するとともに、機能DBにも評価の情報を記録する。図2,3のユーザDB210には示されていないが、ユーザDBは、各ユーザが登録した手順が、他のユーザによって実行された時のそれらのユーザの評価を示す項目を含んでいてもよい。また、図3の機能DB230には示されていないが、機能DBの手順情報233は、手順の評価を示す項目を含んでいてもよい。ユーザ情報管理部21、および手順情報管理部24は、手順に対する評価が送信された場合に、これらの項目を更新する。
(5.SNS連携処理)
上記のように、本開示の実施形態に係るシステムでは、ユーザが利用しているSNSを介して、ユーザに機能に関する通知が送られうる。以下では、図14を参照して、SNSを利用した通知の例について説明する。
なお、以下の例では、機能のアップデート通知があった場合にユーザにSNSを介した通知が送られているが、通知をする場合はこれには限られない。例えば、ユーザが新しい機器を登録した場合、ユーザが新しい機器を購入した場合(購入にあたってユーザ登録がされ、ユーザによる機器の購入が把握できる場合)、機能DB230などの各種DBの内容が更新された場合、各機能の推薦条件(例えば、スマートフォンに写真が100枚たまったら、レコーダで番組を15本録画したら、録画した番組の再生を途中で止めたら、など)が満たされた場合、ユーザが保有する連携機能を有する機器が互いに接続された場合、機器のファームウェアやアプリケーションソフトウェアがアップデートされた場合、SNS上でのユーザの友人が何らかの機能を使用した場合、などにも通知が送られうる。
これによって、ユーザは、適切なタイミングで、SNSを介して連携機能に関する情報の通知を受けることができる。もちろん、同様の通知が、SNS以外の他の方法でサーバ20からクライアント10に送信されてもよい。例えば、本開示の実施形態に係るクライアント10のアプリケーションは、サーバ20からのプッシュ型の通知を受信するように設定されていてもよい。
図14は、本開示の一実施形態におけるSNS連携の処理フローの例を示す図である。図示された例では、サーバ20が、ユーザDB210に外部サービス情報213として登録されているユーザのSNSアカウント情報を利用して、機能のアップデート通知をユーザのSNSアカウントに向けて送信する。
まず、サーバ20の機能情報管理部23が、機能DB230のアップデートを発見する(ステップS601)。このとき、機能情報管理部23は、アップデートされた機能を実現するのに用いられる機器IDを検索する(ステップS603)。より具体的には、機能情報管理部23は、アップデートされた機能情報231の“連携機器ID”を検索する。
さらに、ユーザ情報管理部21が、検索された機器IDから、その機器を登録しているユーザを検索する(ステップS605)。より具体的には、ユーザ情報管理部21は、登録機器情報211の“機器ID”を条件にしてユーザを検索する。さらに、ユーザ情報管理部21は、検索されたユーザがSNSのアカウントを保有しているか確認する(ステップS607)。より具体的には、ユーザ情報管理部21は、ユーザの外部サービス情報213としてSNSの情報が登録されているか確認する。
ユーザがSNSのアカウントを保有している場合、ユーザ情報管理部21は、ユーザのSNSアカウントに対して通知を送信する(ステップS609)。通知の形態は、SNSの種類によって様々でありうる。例えば、通知は、対象になるユーザ全員に対して一括して送信されるメッセージであってもよいし、個々のユーザに対してそれぞれ送信されるメッセージであってもよい。
(6.連携機器の制御)
ここまでの説明では、クライアント10が、機器連携によって提供される機能に関する情報を取得し、その情報を利用して連携する機器の設定を支援するための処理について説明した。ここで、対象になる機器連携は、必ずしも、クライアント10を連携機器として含むものではなくてもよい。つまり、クライアント10は、それ自身を含まない他の機器の連携のための設定を、例えばネットワークを介してそれらの機器を制御することによって代行する。ここでの機器の制御は、例えば、手順情報を参照したユーザの操作に基づいて実行されてもよいし、手順情報として取得されたプログラムコードを用いて自動的に実行されてもよい。
例えば、図15に示すように、クライアント10(タブレット端末)は、レコーダ100eとスマートフォン100fとを制御して、これらの間で、例えばレコーダ100eからスマートフォン100fへの動画転送などの連携機能を実行させてもよい。この場合、例えば、それまでクライアント10を使っていたユーザが、スマートフォン100fに持ち替えることなく、連携機能を実行することができる。
また、例えば、図16に示すように、クライアント10(タブレット端末)は、スピーカ100g、NAS(Network Attached Storage)100h、および別のスピーカ100iを制御して、これらの間での連携機能を変更してもよい。例えば、NAS100hの音楽コンテンツを再生するスピーカを、スピーカ100gからスピーカ100iに変更する場合、クライアント10は、スピーカ100gとNAS100hとの接続を切断し、再生機能の実行をスピーカ100iに移動する。各機器をそれぞれ操作して上記の切り替えを実行すると、例えば音楽コンテンツをどこまで再生したかという情報が失われてしまったりするが、クライアント10が切り替えを制御することで、そのような情報を保ったまま再生機能の実行を継続することができる。
図17は、図16の例におけるユーザインターフェースの例を示す図である。例えば、クライアント10に表示されるユーザインターフェース(UI)は、制御対象の機器100g〜100iを、リビングルームのUI(実際のものであってもよいし、そうでなくてもよい)に画像アイコンとして表示したものである。このような表示によって、ユーザは、機器間の1対1の関係ではなく、俯瞰的な視点で連携機能を認識することができる。
図18は、図17のユーザインターフェースにおいて、連携機能を一覧表示する例を示す図である。図示された例では、機器100h〜100iに加えてテレビ100jが表示されている。各機器を連携させることで実現される機能が、機器100の間の線と、それぞれの線に対応する連携機能アイコン501として表示されている。ここでは、NAS100hとスピーカ100gまたはスピーカ100iとの連携機能として音楽コンテンツ再生のアイコン501aが、NAS100hとテレビ100jとの連携機能として映像コンテンツ再生のアイコン501bが、それぞれ表示されている。
図19は、図17のユーザインターフェースにおいて、連携機能の切り替えを実行する例を示す図である。図示された例では、実行されている機能(NAS100hとスピーカ100gとを用いた音楽コンテンツ再生)が、機器100の間の実線とアイコンとによって表示されている。一方、実行されていないが実現可能な機能(NAS100hとスピーカ100iとを用いた音楽コンテンツ再生、およびNAS100hとテレビ100jとを用いた映像コンテンツ再生)は、機器100の間の破線によって表示されている。例えば、図16の例のように、音楽コンテンツ再生のためのスピーカをスピーカ100hからスピーカ100iに変更する場合、ユーザがNAS100hとスピーカ100iとの間の線をタップすることによって、連携機能が切り替えられてもよい。
上記の例のようなユーザインターフェースでは、この他にも、例えば各機器100が選択された場合に、その機器によって実現可能な連携機能の詳細情報や、連携機能を実現するための手順などのナビゲーションの情報が表示されてもよい。
(7.機能の評価と推薦)
本開示の一実施形態では、ユーザが連携機能を評価したり、連携機能に対してコメントを投稿したりすることによって機能を評価することが可能である。このようなユーザによる自発的な評価に加えて、例えば手順情報の自動取得の場合と同様にして、機器の操作履歴からユーザが機能を使ったことを検出し、その回数をカウントしてもよい。この場合、回数の多い機能を、人気のある機能として高く評価することもできる。
例えば、評価の高い機能をユーザに対して推薦すれば、ユーザがどの連携機能を使うかについての指針を与えることができる。例えばユーザが機器を多く保有している場合、連携機能が多すぎてすべてを試す余裕がないといったようなことも考えられる。そのような場合に、システムによって機能が推薦されれば、ユーザが利用する連携機能を決定することが容易になり、ユーザが連携機能を使ってみるきっかけにもなる。
さらに、推薦された機能に対して、ユーザがさらにフィードバックを与えることも可能である。例えば、図5に示したメニュー画面310で通知情報313として表示された推薦機能に対して、ユーザは、“今すぐやってみる”、“後でまた教える”、“もう教えない”といったフィードバックを返すことが可能である。“今すぐやってみる”というフィードバックが返された場合、そのまま連携機能の設定手順が表示されてもよい。“後でまた教える”の場合、所定の期間、その機能を推薦機能として通知することを抑制する。“もう教えない”の場合、以後その機能を推薦機能としては通知しない。
本開示の実施形態における機能推薦の例について、以下にまとめる。
例えば、サーバ20は、連携機能について、ユーザによる実行回数がより多いものを推薦してもよい。また、サーバ20は、連携機能について、ユーザの評価を取得し、評価がより高いものを推薦してもよい。実行回数は、例えば、機能DB230の機能情報231として記録され、機能情報管理部23が、ユーザによる連携機能の実行が検出される度に実行回数をインクリメントする。ユーザによる連携機能の実行は、例えばクライアント10で自動的に検出可能であるため、ユーザの別途の操作はなくてもよい。一方、ユーザの評価も、例えば機能DBの機能情報231として記録され、機能情報管理部23によって更新される。機能の評価は、ユーザが機能を実行した後などにクライアント10に評価を入力したものが取得される。
また、サーバ20は、連携機能について、よく使用する機器または機能が類似している他のユーザが使用している機能を推薦してもよい。この推薦は、使用する機器や機能が類似しているユーザは、機能の使用傾向が類似しているという推定に基づく。
さらに、本開示では、機能を実現するための機器が推薦されてもよい。例えば、サーバ20は、よく使用する機器または機能が類似している他のユーザが保有している機器のうち、ユーザがまだ保有していない機器を推薦してもよい。また、サーバ20は、ユーザがよく使用する機能に関連する、ユーザがまだ保有していない機器を推薦してもよい。また、サーバ20は、より多くのユーザが新規に購入した機器や、より多くの連携機能に使用されている機器を推薦してもよい。
例えば、より多くの連携機能に使用されている機器を推薦する場合、サーバ20では、機能情報管理部23が、機能DB230に格納された機能情報231の“連携機器ID”として記録されている機器IDをカウントし、より多く“連携機器ID”として記録されている機器を推薦してもよい。さらに、このとき、各機能の使用回数が機能情報231として記録されていれば、カウントに使用回数が反映されてもよい。
(8.ハードウェア構成)
次に、図20を参照して、本開示の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成について説明する。図20は、情報処理装置のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。図示された情報処理装置900は、例えば、上記の実施形態におけるクライアント10、およびサーバ20を構成するサーバ装置を実現しうる。
情報処理装置900は、CPU(Central Processing unit)901、ROM(Read Only Memory)903、およびRAM(Random Access Memory)905を含む。また、情報処理装置900は、ホストバス907、ブリッジ909、外部バス911、インターフェース913、入力装置915、出力装置917、ストレージ装置919、ドライブ921、接続ポート923、通信装置925を含んでもよい。さらに、情報処理装置900は、必要に応じて、撮像装置933、およびセンサ935を含んでもよい。情報処理装置900は、CPU901に代えて、またはこれとともに、DSP(Digital Signal Processor)などの処理回路を有してもよい。
CPU901は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM903、RAM905、ストレージ装置919、またはリムーバブル記録媒体927に記録された各種プログラムに従って、情報処理装置900内の動作全般またはその一部を制御する。ROM903は、CPU901が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM905は、CPU901の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一次記憶する。CPU901、ROM903、およびRAM905は、CPUバスなどの内部バスにより構成されるホストバス907により相互に接続されている。さらに、ホストバス907は、ブリッジ909を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス911に接続されている。
入力装置915は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなど、ユーザによって操作される装置である。入力装置915は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール装置であってもよいし、情報処理装置900の操作に対応した携帯電話などの外部接続機器929であってもよい。入力装置915は、ユーザが入力した情報に基づいて入力信号を生成してCPU901に出力する入力制御回路を含む。ユーザは、この入力装置915を操作することによって、情報処理装置900に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりする。
出力装置917は、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知することが可能な装置で構成される。出力装置917は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイなどの表示装置、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置、ならびにプリンタ装置などでありうる。出力装置917は、情報処理装置900の処理により得られた結果を、テキストまたは画像などの映像として出力したり、音声または音響などの音声として出力したりする。
ストレージ装置919は、情報処理装置900の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置である。ストレージ装置919は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイスなどにより構成される。このストレージ装置919は、CPU901が実行するプログラムや各種データ、および外部から取得した各種のデータなどを格納する。
ドライブ921は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体927のためのリーダライタであり、情報処理装置900に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録されている情報を読み出して、RAM905に出力する。また、ドライブ921は、装着されているリムーバブル記録媒体927に記録を書き込む。
接続ポート923は、機器を情報処理装置900に直接接続するためのポートである。接続ポート923は、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポート、IEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポートなどでありうる。また、接続ポート923は、RS−232Cポート、光オーディオ端子、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ポートなどであってもよい。接続ポート923に外部接続機器929を接続することで、情報処理装置900と外部接続機器929との間で各種のデータが交換されうる。
通信装置925は、例えば、通信ネットワーク931に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インターフェースである。通信装置925は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth(登録商標)、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カードなどでありうる。また、通信装置925は、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデムなどであってもよい。通信装置925は、例えば、インターネットや他の通信機器との間で、TCP/IPなどの所定のプロトコルを用いて信号などを送受信する。また、通信装置925に接続される通信ネットワーク931は、有線または無線によって接続されたネットワークであり、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、ラジオ波通信または衛星通信などである。
撮像装置933は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの撮像素子、および撮像素子への被写体像の結像を制御するためのレンズなどの各種の部材を用いて実空間を撮像し、撮像画像を生成する装置である。撮像装置933は、静止画を撮像するものであってもよいし、また動画を撮像するものであってもよい。
センサ935は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、光センサ、音センサなどの各種のセンサである。センサ935は、例えば情報処理装置900の筐体の姿勢など、情報処理装置900自体の状態に関する情報や、情報処理装置900の周辺の明るさや騒音など、情報処理装置900の周辺環境に関する情報を取得する。また、センサ935は、GPS(Global Positioning System)信号を受信して装置の緯度、経度および高度を測定するGPSセンサを含んでもよい。
以上、情報処理装置900のハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。かかる構成は、実施する時々の技術レベルに応じて適宜変更されうる。
(9.補足)
本開示の実施形態は、例えば、上記で説明したような情報処理装置(クライアントまたはサーバ)、システム、情報処理装置またはシステムで実行される情報処理方法、情報処理装置を機能させるためのプログラム、およびプログラムが記録された記録媒体を含みうる。
以上、添付図面を参照しながら本開示の好適な実施形態について詳細に説明したが、本開示の技術的範囲はかかる例に限定されない。本開示の技術分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本開示の技術的範囲に属するものと了解される。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器と前記ユーザとを関連付けた登録機器情報をデータベースに登録するユーザ情報管理部と、
前記機能と前記機器とを関連付けた機能情報を前記データベースから取得し、前記機能情報と前記登録機器情報とに基づいて前記ユーザへの推薦機能を決定する推薦機能決定部と、
前記推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を前記データベースから取得し、前記手順情報を前記ユーザに提供する手順情報管理部と
を備える情報処理装置。
(2)前記手順情報管理部は、前記機能を使用した他のユーザが実行した前記操作手順を示す情報を取得して前記手順情報として前記データベースに登録する、前記(1)に記載の情報処理装置。
(3)前記手順情報管理部は、前記操作手順を説明する情報を前記手順情報として前記ユーザに提供する、前記(2)に記載の情報処理装置。
(4)前記手順情報管理部は、前記操作手順を前記機器に実行させるためのプログラムコードを前記手順情報として前記ユーザに提供する、前記(2)または(3)に記載の情報処理装置。
(5)前記手順情報管理部は、前記ユーザによる前記操作手順の使用回数を前記手順情報として登録し、前記使用回数がより多い前記操作手順に対応する前記手順情報を前記ユーザに提供する、前記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(6)
前記ユーザが指定した機器は、前記ユーザが保有していない機器を含む、前記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(7)前記推薦機能決定部は、前記データベースが更新されたときに前記推薦機能を決定する、前記(1)〜(6)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(8)前記推薦機能決定部は、前記登録機器情報が更新されたときに前記推薦機能を決定する、前記(7)に記載の情報処理装置。
(9)前記推薦機能決定部は、前記機能情報が更新されたときに前記推薦機能を決定する、前記(7)または(8)に記載の情報処理装置。
(10)前記機能を使用したユーザによる前記機能の評価値を前記機能情報として登録する機能情報管理部をさらに備え、
前記推薦機能決定部は、前記機能に対応する前記評価値が所定の閾値を超えた場合に当該機能を前記推薦機能とする、前記(9)に記載の情報処理装置。
(11)前記機能を前記ユーザが使用した回数を前記機能情報として登録する機能情報管理部をさらに備え、
前記推薦機能決定部は、前記機能に対応する前記回数が所定の閾値を超えた場合に当該機能を前記推薦機能とする、前記(9)または(10)に記載の情報処理装置
(12)前記ユーザ情報管理部は、前記ユーザが指定した機器のうち前記ユーザが保有する機器の状態を示す情報を取得し、
前記推薦機能決定部は、前記状態が前記機能情報に含まれる前記機能の推薦条件を満たす場合に当該機能を前記推薦機能とする、前記(1)〜(11)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(13)前記ユーザ情報管理部は、前記ユーザが利用しているソーシャルネットワークサービスのアカウント情報を取得し、
前記推薦機能決定部は、前記ソーシャルネットワークサービスにおける前記ユーザの友人が前記機能を使用した場合に当該機能を前記推薦機能とする、前記(1)〜(12)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(14)互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器の情報を取得して、該情報を前記ユーザと関連付けた登録機器情報として登録するためにサーバに送信する機器情報取得部と、
前記機能と前記機器とを関連付けた機能情報と、前記登録機器情報とに基づいて決定される前記ユーザへの推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を受信する受信部と
を備える情報処理装置。
(15)前記ユーザが前記機能を使用したときに実行した操作手順を示す情報を記録して前記サーバに送信する手順記録部をさらに備える、前記(14)に記載の情報処理装置。
(16)前記受信部は、前記機能を使用した他のユーザが実行した前記操作手順を説明する情報を前記手順情報として受信する、前記(14)または(15)に記載の情報処理装置。
(17)前記操作手順をプログラムコードに従って自動的に前記機器に実行させる手順実行部をさらに備え、
前記受信部は、前記機能を使用した他のユーザが実行した前記操作手順を前記機器に実行させるための前記プログラムコードを前記手順情報として受信する、前記(14)〜(16)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(18)前記機器情報取得部は、前記ユーザが指定した機器のうち前記ユーザが保有する機器の状態を示す情報を取得して前記サーバに送信し、
前記受信部は、前記状態が機能に対応する所定の推薦条件を満たす機能である前記推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能についての前記手順情報を受信する、前記(14)〜(17)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(19)前記ユーザが指定した機器は、前記ユーザが保有していない機器を含む、前記(14)〜(18)のいずれか1項に記載の情報処理装置。
(20)互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器と前記ユーザとを関連付けた登録機器情報をデータベースに登録することと、
前記機能と前記機器とを関連付けた機能情報を前記データベースから取得し、前記機能情報と前記登録機器情報とに基づいて前記ユーザへの推薦機能を決定することと、
前記推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を前記データベースから取得し、前記手順情報を前記ユーザに提供することと
を含む情報処理方法。
10 クライアント
11 入出力部
12 ユーザ情報取得部
13 機器情報取得部
14 手順記録部
15 手順実行部
16 通信部
20 サーバ
21 ユーザ情報管理部
22 機器情報管理部
23 機能情報管理部
24 手順情報管理部
25 推薦機能決定部
26 DB
27 通信部

Claims (20)

  1. 互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器と前記ユーザとを関連付けた登録機器情報をデータベースに登録するユーザ情報管理部と、
    前記機能と前記機器とを関連付けた機能情報を前記データベースから取得し、前記機能情報と前記登録機器情報とに基づいて前記ユーザへの推薦機能を決定する推薦機能決定部と、
    前記推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を前記データベースから取得し、前記手順情報を前記ユーザに提供する手順情報管理部と
    を備える情報処理装置。
  2. 前記手順情報管理部は、前記機能を使用した他のユーザが実行した前記操作手順を示す情報を取得して前記手順情報として前記データベースに登録する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記手順情報管理部は、前記操作手順を説明する情報を前記手順情報として前記ユーザに提供する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記手順情報管理部は、前記操作手順を前記機器に実行させるためのプログラムコードを前記手順情報として前記ユーザに提供する、請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 前記手順情報管理部は、前記ユーザによる前記操作手順の使用回数を前記手順情報として登録し、前記使用回数がより多い前記操作手順に対応する前記手順情報を前記ユーザに提供する、請求項2に記載の情報処理装置。
  6. 前記ユーザが指定した機器は、前記ユーザが保有していない機器を含む、請求項1に記載の情報処理装置。
  7. 前記推薦機能決定部は、前記データベースが更新されたときに前記推薦機能を決定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  8. 前記推薦機能決定部は、前記登録機器情報が更新されたときに前記推薦機能を決定する、請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記推薦機能決定部は、前記機能情報が更新されたときに前記推薦機能を決定する、請求項7に記載の情報処理装置。
  10. 前記機能を使用したユーザによる前記機能の評価値を前記機能情報として登録する機能情報管理部をさらに備え、
    前記推薦機能決定部は、前記機能に対応する前記評価値が所定の閾値を超えた場合に当該機能を前記推薦機能とする、請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記機能を前記ユーザが使用した回数を前記機能情報として登録する機能情報管理部をさらに備え、
    前記推薦機能決定部は、前記機能に対応する前記回数が所定の閾値を超えた場合に当該機能を前記推薦機能とする、請求項9に記載の情報処理装置
  12. 前記ユーザ情報管理部は、前記ユーザが指定した機器のうち前記ユーザが保有する機器の状態を示す情報を取得し、
    前記推薦機能決定部は、前記状態が前記機能情報に含まれる前記機能の推薦条件を満たす場合に当該機能を前記推薦機能とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記ユーザ情報管理部は、前記ユーザが利用しているソーシャルネットワークサービスのアカウント情報を取得し、
    前記推薦機能決定部は、前記ソーシャルネットワークサービスにおける前記ユーザの友人が前記機能を使用した場合に当該機能を前記推薦機能とする、請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器の情報を取得して、該情報を前記ユーザと関連付けた登録機器情報として登録するためにサーバに送信する機器情報取得部と、
    前記機能と前記機器とを関連付けた機能情報と、前記登録機器情報とに基づいて決定される前記ユーザへの推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を受信する受信部と
    を備える情報処理装置。
  15. 前記ユーザが前記機能を使用したときに実行した操作手順を示す情報を記録して前記サーバに送信する手順記録部をさらに備える、請求項14に記載の情報処理装置。
  16. 前記受信部は、前記機能を使用した他のユーザが実行した前記操作手順を説明する情報を前記手順情報として受信する、請求項14に記載の情報処理装置。
  17. 前記操作手順をプログラムコードに従って自動的に前記機器に実行させる手順実行部をさらに備え、
    前記受信部は、前記機能を使用した他のユーザが実行した前記操作手順を前記機器に実行させるための前記プログラムコードを前記手順情報として受信する、請求項14に記載の情報処理装置。
  18. 前記機器情報取得部は、前記ユーザが指定した機器のうち前記ユーザが保有する機器の状態を示す情報を取得して前記サーバに送信し、
    前記受信部は、前記状態が機能に対応する所定の推薦条件を満たす機能である前記推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能についての前記手順情報を受信する、請求項14に記載の情報処理装置。
  19. 前記ユーザが指定した機器は、前記ユーザが保有していない機器を含む、請求項14に記載の情報処理装置。
  20. 互いに連携して機能を実現可能な機器のうちユーザが指定した機器と前記ユーザとを関連付けた登録機器情報をデータベースに登録することと、
    前記機能と前記機器とを関連付けた機能情報を前記データベースから取得し、前記機能情報と前記登録機器情報とに基づいて前記ユーザへの推薦機能を決定することと、
    前記推薦機能のうち前記ユーザが選択した機能を実現するための操作手順を示す手順情報を前記データベースから取得し、前記手順情報を前記ユーザに提供することと
    を含む情報処理方法。
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