JP2014027561A - 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】入力インターフェースの操作性を高め、ユーザの利便性を向上させる。
【解決手段】入力面41における任意の位置でユーザ操作4aが検知された場合、入力面41によって検知された指定位置7aと、当該ユーザ操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された指定位置7bとを結ぶ軌跡1が、所定の条件を満たしているか否かを判定する軌跡判定部11と、ユーザ操作4aにより入力面41における位置が指定される精度分布2を決定する精度分布決定部12と、キー5の大きさを異ならせた入力インターフェース3を設定するインターフェース設定部13とを備えた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置等に関するものである。
近年、電子機器の操作は、ボタンを介したハードウェア的なものではなく、タッチパネルを介したソフトウェア的なものが主流である。ソフトウェアキーによって入力インターフェースが実現されれば、キーが増加しても製造コストや機器の重量は増加することがないなどの理由により、柔軟にインターフェースの設計を行えるからである。
一方で、上記電子機器に対する文字の入力はユーザの操作負担が大きいため、これを軽減する試みが広く行われている。例えば、下記の特許文献1には、筐体を左右のどちらの手で持っても無理なく操作することができる携帯端末が開示されている。
また、下記の特許文献2には、複数のアイコンがタッチセンシティブディスプレイ上に表示され、当該アイコンの表示が変更されることによって、当該タッチセンシティブディスプレイに対する接触と記号との対応関係が示されるキーボードが開示されている。
さらに、下記の特許文献3には、携帯情報端末等のソフトウェアキーボードを利用した文字入力の操作を改善する選択入力システムが開示されている。また、下記の特許文献4には、ポインタ位置の規則的な移動操作だけで簡単に文字を入力できる文字入力装置が開示されている。
特開2009−169820号公報(2009年07月30日公開) 特開2009−522697号公報(2009年06月11日公開) 特開2005−018318号公報(2005年01月20日公開) 特開2004−280531号公報(2004年10月07日公開)
ユーザがタッチパネルにおける位置を指定する精度は、当該タッチパネルの位置によって異なることが通常である。例えば、ユーザが電子機器を右手に把持し、当該右手の親指でソフトウェアキーにタッチすることにより文字を入力する場合、当該右手のひらに近いタッチパネルの右下隅ほど位置を指定する精度は高く、当該右手のひらから遠いタッチパネルの左上隅ほど当該精度は低い。
これは、上記右下隅に近いほど、ユーザは親指を折りたたみ、タッチパネルに対して略垂直になるように親指を立て、その指先で上記位置を指定する一方で、右下隅から遠いほど、ユーザは親指を伸長し、その腹で上記位置を指定するからである。
上記の特許文献1〜4には、上記精度がタッチパネルの位置によって異なることを考慮して、入力インターフェースを設計することは開示されていない。例えば、上記の特許文献1には、右手での片手操作か左手での片手操作かを判断し、片手での操作を行いやすいようにモニタ上に表示する操作ボタンの配置を変更する技術が開示されている。しかし、当該技術は、上記精度の違いを考慮に入れて、入力インターフェースの設計を変化させるものではない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ユーザが入力面における位置を指定する精度に応じて、入力インターフェースの設計を変化させることにより、当該入力インターフェースの操作性を高め、ユーザの利便性を向上させることのできる情報処理装置等を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明の情報処理装置は、
(1)ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置であって、
(2)前記入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、当該ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡が、所定の条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、
(3)前記判定手段によって判定された結果に応じて、前記ユーザの操作により入力面における位置が指定される精度の分布を決定する決定手段と、
(4)前記決定手段によって決定された精度の分布に応じて、入力する情報を指定可能な領域の大きさを異ならせた入力インターフェースを設定する設定手段とを備えたことを特徴としている。
また、上記の課題を解決するために、本発明の情報処理装置の制御方法は、
(1)ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置の制御方法であって、
(2)前記入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、当該ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡が、所定の条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、
(3)前記判定ステップにおいて判定された結果に応じて、前記ユーザの操作により入力面における位置が指定される精度の分布を決定する決定ステップと、
(4)前記決定ステップにおいて決定された精度の分布に応じて、入力する情報を指定可能な領域の大きさを異ならせた入力インターフェースを設定する設定ステップとを含むことを特徴としている。
上記の構成(1)〜(4)によれば、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、第1の指定位置と第2の指定位置とを結ぶ軌跡が、所定の条件を満たしているか否かを判定し、当該判定の結果に応じて、ユーザの操作により入力面における位置が指定される精度の分布を決定する。
上記の先行技術文献などに記載された従来技術は、ユーザの使用状況に応じた処理を実行することを目的として、右手での片手操作か左手での片手操作かを判定するために、装置筐体の側面に備えたセンサを利用する。しかし、上記判定のためだけに新たにセンサを備えることは、費用対効果の観点から好ましくない場合がある。
上記の構成を備えた上記情報処理装置等は、新たにセンサを備えることなく、ユーザが入力面に対して入力した軌跡が所定の条件を満たしているか否かを判定するだけで、上記精度の分布を決定するという当該判定に応じた処理を実行できる。
そして、上記情報処理装置等は、当該精度の分布に応じて、入力する情報を指定可能な領域の大きさを異ならせた入力インターフェースを設定する。例えば、上記情報処理装置等は、位置を指定する精度の高い入力面の位置に対応する位置に表示される上記領域が小さく、上記精度の高い入力面の位置に対応する位置に表示される上記領域が大きいような入力インターフェースを設定できる。
すなわち、上記の情報処理装置等は、ユーザが入力面における位置を指定する精度に応じて、入力インターフェースの設計を変化させることができる。したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、入力インターフェースの操作性を高め、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記決定手段は、前記判定手段によって判定された結果に応じて、所定の方向へ段階的に前記精度が変化するように、前記精度の分布を決定することを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記情報処理装置は、上記判定の結果に応じて、所定の方向へ段階的に精度が変化するように、上記精度の分布を決定することができる。言い換えれば、当該精度の分布では、上記軌跡が所定の条件を満たしているか否かを判定した結果に応じた方向へ、上記精度が段階的に変化する。
例えば、ユーザの右手によって上記軌跡が入力されたと判定される所定の条件を、当該軌跡が満たした場合、上記情報処理装置は、当該右手のひらに向かう方向へ段階的に精度が高くなるように、上記精度の分布を決定することができる。
すなわち、上記の情報処理装置は、ユーザが入力面における位置を指定する精度に応じて、入力インターフェースの設計を変化させることができる。したがって、本発明の情報処理装置は、入力インターフェースの操作性をさらに高め、ユーザの利便性をいっそう向上させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記決定手段は、前記入力面における所定の位置から前記ユーザの操作により指定された位置までの距離に反比例して前記精度が高くなるように、前記精度の分布を決定することを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記情報処理装置は、入力面における所定の位置(例えば右下隅または左下隅等)からユーザの操作により指定された位置までの距離に反比例して、上記精度を高くすることができる。
例えば、上記情報処理装置は、入力面の右下隅を上記所定の位置とし、当該所定の位置から上記指定された位置までの距離が長いほど精度を低く、短いほど精度を高くすることができる。
したがって、本発明の情報処理装置は、入力インターフェースの操作性をさらに高め、ユーザの利便性をいっそう向上させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記設定手段は、前記精度に比例して前記領域が小さくなるように、前記入力インターフェースを設定することを特徴としている。
上記の構成(1)によれば、上記情報処理装置は、上記入力インターフェースにおいて、上記精度に比例して上記領域を小さくする。上記精度が高ければ、当該領域が小さくとも、ユーザは正確に入力する情報を指定できるからである。逆に、上記情報処理装置は、上記精度が低い位置の領域を大きくする。
これにより、本発明の情報処理装置は、ユーザの誤操作を防止することができる。したがって、上記情報処理装置は、入力インターフェースの操作性をさらに高め、ユーザの利便性をいっそう向上させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記設定手段は、母音と子音とを組み合わせたキーを前記領域として、当該キーを所定の方向に配列したソフトウェアキーボードを、前記入力インターフェースとして設定することを特徴としている。
上記の構成(1)に示すように、上記情報処理装置における入力インターフェースは、母音と子音とを組み合わせたキーを所定の方向に配列したソフトウェアキーボードがあげられる。
上記情報処理装置が上記配列のソフトウェアキーボードを設定することにより、上記情報処理装置は、ユーザに母音の位置を容易に把握させることができる。また、ユーザが当該ソフトウェアキーボードにおける子音と母音との組み合わせを覚えさえすれば、上記情報処理装置は、当該ユーザに文字入力を容易に行わせることができる。したがって、本発明の情報処理装置は、ユーザの利便性を、さらに向上させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記判定手段は、前記第1の指定位置と第2の指定位置とを結ぶ軌跡が略円弧と一致するか否かを、前記所定の条件の1つとして判定することを特徴としている。
上記の構成(1)に示すように、上記情報処理装置は、上記軌跡と略円弧とが一致するか否かを、上記所定の条件の1つとすることができる。例えば、上記情報処理装置を把持する手の親指などによって、ユーザは上記略円弧を簡単に入力できる。
したがって、本発明の情報処理装置は、ユーザに入力インターフェースを簡単に呼び出させることができるため、入力インターフェースの操作性をさらに高め、ユーザの利便性をいっそう向上させることができる。
また、本発明の情報処理装置では、
(1)前記判定手段は、前記第1の指定位置と第2の指定位置とを対角の頂点とする矩形の面積が所定のしきい値を超えているか否かを、前記所定の条件の1つとして判定することを特徴としている。
上記の構成(1)に示すように、上記情報処理装置は、第1の指定位置と第2の指定位置とを対角の頂点とする矩形の面積が所定のしきい値を超えているか否かを、上記所定の条件の1つとすることができる。
したがって、本発明の情報処理装置は、ユーザに入力インターフェースを簡単に呼び出させることができるため、入力インターフェースの操作性をさらに高め、ユーザの利便性をいっそう向上させることができる。
なお、前記情報処理装置はコンピュータによって実現してもよい。この場合には、コンピュータを前記情報処理装置の各手段として動作させることにより、前記情報処理装置をコンピュータで実現させる制御プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の情報処理装置は、前記入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、当該ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡が、所定の条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、前記判定手段によって判定された結果に応じて、前記ユーザの操作により入力面における位置が指定される精度の分布を決定する決定手段と、前記決定手段によって決定された精度の分布に応じて、入力する情報を指定可能な領域の大きさを異ならせた入力インターフェースを設定する設定手段とを備えた構成である。
また、本発明の情報処理装置の制御方法は、前記入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、当該ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡が、所定の条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップにおいて判定された結果に応じて、前記ユーザの操作により入力面における位置が指定される精度の分布を決定する決定ステップと、前記決定ステップにおいて決定された精度の分布に応じて、入力する情報を指定可能な領域の大きさを異ならせた入力インターフェースを設定する設定ステップとを含む構成である。
したがって、本発明の情報処理装置および当該装置の制御方法は、入力インターフェースの操作性を高め、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施の形態に係るスマートフォンの要部構成を示すブロック図である。 (a)は、上記スマートフォンの外観例を表した模式図であり、(b)は、ユーザによる当該スマートフォンの操作例を表した模式図である。 ユーザが入力面における位置を指定する精度分布を示す模式図であり、(a)は、ユーザが上記スマートフォンを右手に把持し、右手の親指で上記位置を指定する場合の精度分布を示し、(b)は、ユーザが上記スマートフォンを左手に把持し、左手の親指で上記位置を指定する場合の精度分布を示す。 上記スマートフォンが設定する入力インターフェースの一例として、ソフトウェアキーボードを示す模式図であり、(a)は、ユーザが右手の親指で操作する場合に設定される右手用のソフトウェアキーボードを示し、(b)は、ユーザが左手の親指で操作する場合に設定される左手用のソフトウェアキーボードを示す。 入力面によって検知された第1の指定位置と、ユーザ操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡を示す模式図であり、(a)は、ユーザが上記スマートフォンを右手で把持して右手の親指で操作する場合に、当該親指の操作によって描かれる軌跡の一例を示し、(b)は、ユーザが上記スマートフォンを左手で把持して左手の親指で操作する場合に、当該親指の操作によって描かれる軌跡の一例を示す。 ソフトウェアキーボードの構成を示す模式図であり、(a)は、上側2行に母音(AIUEO)のみを所定の方向に配列したものを示し、(b)は、上側2行に子音のみを所定の方向に配列したものを示し、(c)は、母音と子音とを組み合わせたキーを、所定の方向に配列したソフトウェアキーボードを示す。 ユーザが図6の(c)に示すキーをタッチした場合、上記スマートフォンが表示するソフトウェアキーボードの変化を示す模式図であり、(a)は、上側2行に母音のみを所定の方向に配列したものを示し、(b)は、上側2行に子音のみを所定の方向に配列したものを示し、(c)は、ユーザがキーをタッチすることで表示されるソフトウェアキーボードであって、母音と子音とを組み合わせたキーを、所定の方向に配列したソフトウェアキーボードを示す。 ユーザが平仮名の「じ」を入力する場合、上記スマートフォンが表示するソフトウェアキーボードの変化を示す模式図であり、(a)は、ユーザが図6の(c)に示すキーをタッチすることで表示されるソフトウェアキーボードを示し、(b)は、図8の(a)の状態からキートップに「じ」が表示されたキーに、ユーザが指を移動させた状態を示し、(c)は、図8の(b)の状態からユーザが入力面から指を離した場合の表示を示し、(d)は、「じ」の文字入力を確定させた場合の表示を示す。 ユーザが平仮名の「ぺ」を入力する場合、上記スマートフォンが表示するソフトウェアキーボードの変化を示す模式図であり、(a)は、ユーザが図6の(c)に示すキーをタッチすることで表示されるソフトウェアキーボードを示し、(b)は、図9の(a)の状態からキートップに「ぺ」が表示されたキーに、ユーザが指を移動させた状態を示し、(c)は、図9の(b)の状態からユーザが入力面から指を離した場合の表示を示し、(d)は、「ぺ」の文字入力を確定させた場合の表示を示す。 ユーザが例外的な操作を行った場合、および当該操作から復帰した場合、上記スマートフォンが表示するソフトウェアキーボードの変化を示す模式図であり、(a)は、ユーザが図9の(a)に示すキーをタッチした後、当該タッチした親指を入力面に接触させたまま、ソフトウェアキーボードの枠外、または当該ソフトウェアキーボードの下2行に親指を移動させた状態を示し、(b)は、図10の(a)の状態から、ユーザがタッチした親指を入力面に接触させたまま、再度ソフトウェアキーボードの枠内に親指を移動させた状態を示す。 ユーザが平仮名の「ぺ」を入力する場合、上記スマートフォンが表示するソフトウェアキーボードの変化を示す模式図であり、(a)は、ユーザが図6の(c)に示すキーをタッピングした場合の表示を示し、(b)は、ユーザが図11の(a)の状態からさらにタッピングを繰り返した場合の表示を示し、(c)は、ユーザが図11の(b)の状態からキーをタッピングした場合の表示を示す。 ソフトウェアキーボードを表示する際に、上記スマートフォンが実行する処理の一例を示すフローチャートである。 ユーザからキー入力があった際に、上記スマートフォンが実行する処理の一例を示すフローチャートである。
図1〜図13に基づいて、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
以下では、ある部材が複数存在することを明示するために、同一の部材番号にアルファベットをさらに付して当該部材を示すことがある。例えば、「キー5a」、「キー5b」、「キー5c」、「キー5d」、「キー5e」、「キー5f」、および「キー5g」などと示す。また、上記アルファベットを省略し、当該部材を総称することがある。例えば、キー5a〜5g、およびこれらの任意の組み合わせを「キー5」と総称することがある。
以下の記載および上記図面においては、ユーザがスマートフォン100(図1参照)を右手に把持し、右手の親指を入力面に接触させる場合を想定して説明する。しかし、スマートフォン100を把持する手は右手であっても左手であってもよいし、入力面に接触させる指は親指以外の指であってもよい。
また、以下の記載および上記図面においては、「ユーザが入力面に指を接触させる」として説明する。しかし、入力面41(図1参照)が、例えば指の近接を検知可能なタッチパネルである場合、スマートフォン100は、入力面41に対するユーザの指の近接を検出することによっても、接触の場合と同様に動作可能である。
さらに、ユーザはスマートフォン100を操作するために、指ではなくスタイラスなどの指示具を用いることもできる。すなわち、以下の記載において、「ユーザの(親)指」には「スタイラスなどの指示具」が含まれる。ただし、記載の簡潔性を担保するため、以下では単に「ユーザの(親)指」とのみ記載する。
〔スマートフォン100の概要〕
図1に基づいて、スマートフォン100の概略を説明する。図1は、スマートフォン100の要部構成を示すブロック図である。
スマートフォン(情報処理装置)100は、ユーザ操作(ユーザの操作)4aにより指定された位置を検知可能な入力面41を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置である。
図2に基づいて、スマートフォン100の外観および操作の一例を説明する。図2の(a)は、スマートフォン100の外観例を表した模式図であり、図2の(b)は、ユーザによるスマートフォン100の操作例を表した模式図である。
図2の(a)に示すように、スマートフォン100は、入力面41、表示面72、および電源スイッチ43を備える。
なお、各構成が有する機能を明示するために、図1は入力面41と表示面72とを分離して示すが、例えば入力面41をタッチパネルで、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、図2の(a)に示すように、両者は一体として構成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
図2の(b)に示すように、ユーザは入力面41をタッチし、スマートフォン100に当該入力面における位置を指定することにより(入力面上の座標を与えることにより)、アイコンを選択するなどの指示情報をスマートフォン100に与えることができる。
上記のように、スマートフォン100は携帯型の情報端末である。また、スマートフォン100と同等の機能は、携帯電話、パーソナルコンピュータ(特に携帯性のあるノートパソコン)、タブレット型端末などでも実現できる。すなわち、必要な情報を入出力可能な電子機器でありさえすれば、端末はスマートフォンでなくともよい。
図3に基づいて、ユーザが入力面41における位置を指定する精度の分布(精度分布2)を説明する。図3は、ユーザが入力面41における位置を指定する精度分布2を示す模式図である。
図3の(a)は、ユーザがスマートフォン100を右手に把持し、右手の親指で上記位置を指定する場合の精度分布2を示し、図3の(b)はユーザがスマートフォン100を左手に把持し、左手の親指で上記位置を指定する場合の精度分布2を示す。なお、図3に示す精度分布2は、色が濃いほどユーザが入力面41における位置を指定する精度が高いことを示す。
図3の(a)に示すように、ユーザが入力面41における位置を指定する精度は、当該入力面の右下隅(所定の位置)と上記位置との距離に比例して悪化する。前述のように、入力面41の右下隅(スマートフォン100を把持する右手のひら)に近いほどユーザは親指を折りたたみ、入力面41に対して略垂直になるように親指を立て、その指先で上記位置を指定する一方で、右下隅から遠いほどユーザは親指を伸長し、その腹で上記位置を指定するからである。
図3の(b)に示すように、ユーザがスマートフォン100を左手で把持する場合、ユーザが入力面41における位置を指定する精度は、当該入力面の左下隅(所定の位置)と上記位置との距離に比例して悪化する。
したがって、スマートフォン100は、所定の方向(例えば、入力面41の右下隅または左下隅など、スマートフォン100を把持するユーザの手のひらに向かう方向)へ段階的に精度が変化するように精度分布2を決定する。
図4に基づいて、スマートフォン100が設定する入力インターフェース3を説明する。図4は、スマートフォン100が設定する入力インターフェース3の一例として、ソフトウェアキーボード6を示す模式図であり、(a)は、ユーザが右手の親指で操作する場合に設定される右手用のソフトウェアキーボード6を示し、(b)は、ユーザが左手の親指で操作する場合に設定される左手用のソフトウェアキーボード6を示す。
図4の(a)に示すように、スマートフォン100は精度分布2に応じて、キー(入力する情報を指定可能な領域)5の大きさを異ならせたソフトウェアキーボード6を設定する。具体的には、スマートフォン100は、入力面41の右下隅に対応する表示面72の位置に配置されるキー(図4の(a)においては、例えばキー5d・5eなど)を小さく表示する。前述したように、入力面41の右下隅ほど位置を指定する精度が高く、キーが小さくとも、ユーザは正確に当該キーをタッチできるからである。
一方、スマートフォン100は、入力面41の左上隅に対応する表示面72の位置に配置されるキー(図4の(a)においては、例えばキー5a・5b・5cなど)を大きく表示する。入力面41の左上隅ほど位置を指定する精度が低く、キーが大きくなければ、ユーザは正確に当該キーをタッチしにくいからである。
図4の(b)に示すように、ユーザがスマートフォン100を左手で把持する場合、スマートフォン100は、入力面41の左下隅に対応する表示面72の位置に配置されるキーを小さく表示する。一方、スマートフォン100は、入力面41の右上隅に対応する表示面72の位置に配置されるキーを大きく表示する。
図5に基づいて、ソフトウェアキーボード6の呼び出し操作を説明する。図5は、入力面41によって検知された指定位置7aと、ユーザ操作4aが当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された指定位置7bとを結ぶ軌跡1を示す模式図である。
図5の(a)は、ユーザがスマートフォン100を右手で把持して右手の親指で操作する場合に、当該親指の操作によって描かれる軌跡1の一例を示し、図5の(b)は、ユーザがスマートフォン100を左手で把持して左手の親指で操作する場合に、当該親指の操作によって描かれる軌跡1の一例を示す。
図5の(a)に示すように、ユーザが右手の親指を、入力面41の右上から左下に略円弧(厳密に円弧である必要はない)を描くように移動させた場合(いわゆる「スワイプ」と呼ばれる操作を行った場合)、スマートフォン100は、ユーザは右手で当該スマートフォンを操作していると識別し、右手用のソフトウェアキーボード6(図4の(a)参照)を表示面72に表示する。
図5の(b)に示すように、ユーザが左手の親指を、入力面41の左上から右下に略円弧を描くように移動させた場合、スマートフォン100は、ユーザは左手で当該スマートフォンを操作していると識別し、左手用のソフトウェアキーボード6(図4の(b)参照)を表示面72に表示する。
すなわち、ユーザはスマートフォン100を右手で把持している場合は図5の(a)に示すような略円弧を入力することによって、左手で把持している場合は図5の(b)に示すような略円弧を入力することによって、それぞれ右手用/左手用のソフトウェアキーボード6を呼び出すことができる。なお、上記呼び出し操作が満たすべき条件を、後で詳細に説明する。
以上の概要をまとめると、スマートフォン100は次の(1)〜(3)のステップで動作する。すなわち、スマートフォン100は、
(1)当該スマートフォンを把持するユーザの手(右手または左手)に応じた、ソフトウェアキーボード6の呼び出し操作を検出し(図5参照)、
(2)上記呼び出し操作によって識別される、右手または左手に応じた精度分布2を決定し(図3参照)、
(3)精度分布2に応じたソフトウェアキーボード6を設定する(図4参照)。
これにより、スマートフォン100は、ユーザが入力面41における位置を指定する精度に応じて、入力インターフェース3の設計を変化させることができる。したがって、スマートフォン100は、入力インターフェース3の操作性を高め、ユーザの利便性を向上させることができる。
〔スマートフォン100の構成〕
図1に基づいて、スマートフォン100の構成を説明する。なお、記載の簡潔性を担保する観点から、本実施の形態に直接関係のない部分は構成の説明およびブロック図から省略した。ただし、実施の実情に則して、スマートフォン100は当該省略した構成を含んでもよい。
以下、入力部40(入力面41、入力制御部42)、制御部10(軌跡判定部11、精度分布決定部12、インターフェース設定部13)、表示部70(表示制御部71、表示面72)、記憶部30の順序で各構成が担う機能を説明する。
入力部(入力手段)40は、ユーザからの操作(ユーザ操作4a)を受け付ける。入力部40は、入力面41と入力制御部42とを含む。
入力面41は、当該入力面に接触したユーザの指の当該入力面上における2次元の座標情報4bを入力制御部42に出力する。なお、入力面41は、ユーザによる操作で接触位置を検知可能な入力機器でありさえすれば、ハードウェアの種類はタッチパネルに限定されない。
入力制御部(入力制御手段)42は、入力面41に対するユーザ操作4aの軌跡1を検出する。例えば、入力制御部42は、入力面41から座標情報4bを所定の時間間隔で取得し、その一連の座標データを軌跡1として軌跡判定部11へ出力する。
制御部(制御手段)10は、スマートフォン100の各種機能を統括的に制御するものである。
具体的には、制御部10は、(1)入力面41がユーザからのタッチを検知すると、当該タッチされたキーを特定する、(2)当該特定されたキーが所定の時間だけタッチし続けられたか否かを判定する、(3)当該特定されたキーをタッチする指が所定の距離だけドラッグされたか否かを判定する、(4)タッチが入力面41から離れたか否かを判定するなどの処理を行う。
なお、制御部10の各機能は、例えばRAM(Random Access Memory)やフラッシュメモリなどの記憶素子に記憶されたプログラムを、CPU(Central Processing Unit)が実行することによって実現されてもよい。制御部10は、軌跡判定部11、精度分布決定部12、およびインターフェース設定部13を含む。
軌跡判定部(判定手段)11は、入力面41における任意の位置でユーザ操作4aが検知された場合、当該入力面によって検知された指定位置(第1の指定位置)7aと、当該ユーザ操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された指定位置(第2の指定位置)7bとを結ぶ軌跡1が、所定の条件を満たしているか否かを判定する。
具体的には、入力制御部42から軌跡1が入力されると、軌跡判定部11は、当該軌跡が所定の条件を満たしているか否かを判定し、判定結果4cを精度分布決定部12に出力する。
ここで、判定結果4cは、軌跡1が上記所定の条件を満たしているか否かを判定した結果を示す情報である。より具体的には、ユーザの右手によって軌跡1が入力されたと、軌跡判定部11が識別する所定の条件(右手用の条件、図5の(a)参照)を当該軌跡が満たした場合、判定結果4cは「軌跡1が右手用の条件を満たした」ことを示す。
一方、ユーザの左手によって軌跡1が入力されたと、軌跡判定部11が識別する所定の条件(左手用の条件、図5の(b)参照)を当該軌跡が満たした場合、判定結果4cは「軌跡1が左手用の条件を満たした」ことを示す。そして、軌跡判定部11は判定結果4cを精度分布決定部12に出力する。
すなわち、上述した軌跡判定部11の処理を言い換えれば、軌跡判定部11は、入力面41における任意の位置でユーザ操作4aが検知された場合、当該入力面によって検知された指定位置7aと、当該ユーザ操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された指定位置7bとを結ぶ軌跡1が、所定の条件を満たしているか否かを判定することにより、ユーザがスマートフォン100を右手で操作しているか左手で操作しているかを識別(判定)する。
なお、軌跡判定部11は、指定位置7aと指定位置7bとを結ぶ軌跡1が略円弧と一致するか否かを、上記所定の条件の1つとして判定してもよいし、指定位置7aと指定位置7bとを対角の頂点とする矩形の面積が所定のしきい値を超えているか否かを、上記所定の条件の1つとして判定してもよい。上記右手用の条件および左手用の条件(ユーザが入力インターフェース3を呼び出すために行う操作によって描かれる軌跡1が満たすべき条件)を、後で詳細に説明する。
また、指定位置7aと指定位置7bとの差分(2点のx座標およびy座標の差)を抽出(計算)し、距離(の2乗)を計算する。そして、軌跡判定部11は、当該距離が所定のしきい値を下回っているか否かを判定する。軌跡判定部11によって下回っていると判定されることにより、右手または左手のいずれとも識別できない場合、インターフェース設定部13(後述)は、一般的な入力インターフェース(例えば、通常使用される両手用のソフトウェアキーボードなど)を表示するように、表示制御部71に命令を出力してもよい(図示せず)。
精度分布決定部(決定手段)12は、軌跡判定部11によって判定された結果に応じて、ユーザ操作4aにより入力面41における位置が指定される精度分布2を決定する。
具体的には、軌跡1が右手用の条件を満たしたことを示す判定結果4cが軌跡判定部11から入力されると、精度分布決定部12は、例えば入力面41の右下隅など、当該右手のひらに向かう方向へ段階的に精度が高くなるように、精度分布2を決定する(図3の(a)参照)。
一方、軌跡1が左手用の条件を満たしたことを示す判定結果4cが軌跡判定部11から入力されると、精度分布決定部12は、例えば入力面41の左下隅など、当該左手のひらに向かう方向へ段階的に精度が高くなるように、精度分布2を決定する(図3の(b)参照)。
すなわち、精度分布決定部12は、入力面41における所定の位置(例えば、入力面41の右下隅または左下隅)からユーザ操作4aにより指定された位置までの距離に反比例して、当該入力面における位置が指定される精度が高くなるように、精度分布2を決定するとも言える。精度分布決定部12は、決定した精度分布2を、インターフェース設定部13に出力する。
インターフェース設定部(設定手段)13は、精度分布決定部12によって決定された精度分布2に応じて、キー5の大きさを異ならせた入力インターフェース3を設定する。具体的には、精度分布決定部12から精度分布2が入力されると、インターフェース設定部13は、位置を指定する精度の高い入力面41の位置に対応する、表示面72の位置に配置されるキー5が小さく、上記精度の低い入力面41の位置に対応する、表示面72の位置に配置されるキー5が大きく表示されるような(精度に比例してキーが小さくなるように)、入力インターフェース3を表示制御部71に出力する(図4参照)。
ここで、当該インターフェースは、例えば母音と子音とを組み合わせたキー5を、所定の方向に配列したソフトウェアキーボード6(後で詳述する)でもよいし、スマートフォン100に所定の処理の実行を指示するアイコンなどであってもよい。
表示部(表示手段)70は、制御部10の内部で処理された結果の情報を、ユーザに対して表示する。
具体的には、表示部70は、(1)表示面72に文字の入力領域を表示する、(2)インターフェース設定部13によって設定された入力インターフェース3(ソフトウェアキーボード6)を表示する、(3)ユーザがタッチしたキーのキートップの色を変更する、(4)当該キーのキートップの色を元に戻す、(5)制御部10からの指示にしたがってソフトウェアキーボード6の表示を切り替える、(6)入力された文字を上記入力領域に表示するなどの処理を行う。表示部70は、表示制御部71と表示面72とを含む。
表示制御部(表示制御手段)71は、入力インターフェース3を表示面72に表示できるように、表示用データ4dを表示面72へ出力する。表示用データ4dは、例えばビットマップ形式の画像であってよいし、他の形式に従う画像、またはその他表示に適したデータ形式であってもよい。なお、表示制御部71は、表示すべき内容を表示用データ4dへ形式変換できるものを含んでいればよい。
表示面72は、表示制御部71から入力される表示用データ4dを表示する装置である。本実施の形態では主に液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display;LCD)を想定しているが、表示機能を有する装置(特に、フラットパネルディスプレイ)でありさえすればハードウェアの種類は限定されない。例えば、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel;PDP)やEL(Electroluminescence)ディスプレイなどの表示素子と、表示制御部71から入力された表示用データ4dに基づいて、表示素子を駆動するドライバ回路とを備える装置等で、表示面72を構成できる。
前述したように、入力面41をタッチパネルで、表示面72を液晶ディスプレイで実現する場合、両者は一体として構成されてよい。この場合、入力面41は、矩形板状に形成されたガラス等の透明な透過部材で構成され、表示面72を覆うように一体的に形成されてよい。これにより、入力面41に対するユーザの指の接触位置と、表示面72が当該接触に応じて表示する図形等の表示位置とが一致するため、ユーザは自然な入力感覚を得ることができる。
記憶部(記憶手段)30は、スマートフォン100によって処理される各種情報を格納可能な記憶機器である。記憶部30は、例えばハードディスク、半導体メモリ、DVDなどで構成できる。なお、本実施の形態では、記憶部30は、スマートフォン100に内蔵される機器として図1に示しているが、スマートフォン100の外部に通信可能に接続された外部記憶装置であってもよい。
〔ソフトウェアキーボード6の呼び出し操作〕
図5に基づいて、ソフトウェアキーボード6の呼び出し操作が満たすべき条件を詳細に説明する。なお、入力面41の左下隅を原点とする2次元座標において、指定位置7aおよび指定位置7bの座標が、それぞれ(x,y)、(x’,y’)と表されるとする。
軌跡判定部11は、軌跡1の曲率を計算することにより、当該軌跡が略円弧と一致するか否かを判定する。または、軌跡判定部11は、軌跡1と所定のパターン(例えば、右手用/左手用の円弧)とを照合することにより、両者が一致するか否かを判定してもよい。
一致すると判定される場合、軌跡判定部11は、以下の式(1)で計算されるSの絶対値(指定位置7aと指定位置7bとを対角の頂点とする矩形の面積と等価である)が、所定のしきい値λを超過しているか否かを判定する。
S=X×Y=(x−x’)×(y−y’) ・・・(1)
超過していると判定される場合、軌跡判定部11は、Sの符号の正負に基づいて、ユーザがスマートフォン100を右手で把持しているか、左手で把持しているかを識別する。
すなわち、(x−x’)の符号が正であることによりSの符号も正となる場合((y−y’)は常に正であることに注意する)、軌跡判定部11は、ユーザはスマートフォン100を右手で把持していると識別し、軌跡1が右手用の条件を満たしたことを示す判定結果4cを、精度分布決定部12に出力する。
一方、(x−x’)の符号が負であることによりSの符号も負となる場合、軌跡判定部11は、ユーザはスマートフォン100を左手で把持していると識別し、軌跡1が左手用の条件を満たしたことを示す判定結果4cを、精度分布決定部12に出力する。
〔ソフトウェアキーボード6のキー配列〕
図6に基づいて、スマートフォン100が設定するソフトウェアキーボード6のキー配列を説明する。図6は、ソフトウェアキーボード6の構成を示す模式図である。
図6の(a)は、上側2行に母音(AIUEO)のみを所定の方向(同図の例では左から右の方向)に配列したものを示し、図6の(b)は、上側2行に子音のみを所定の方向に配列したものを示す。図6の(c)は、母音(図6の(a))と子音(図6の(b))とを組み合わせたキーを、所定の方向に配列したソフトウェアキーボード6を示す。なお、以下の図6〜図11において、右手用ソフトウェアキーボードを例示して説明するが、左手用ソフトウェアキーボードも同じ要領で説明可能である。
図6の(a)に示すように、スマートフォン100は、ソフトウェアキーボード6における母音の配置をあらかじめ決定しておく(同図の例では左から右の方向に「AIUEO」と配列する)。また、図6の(b)に示すように、スマートフォン100は、ソフトウェアキーボード6における各行(あ行、か行、さ行・・・)の子音の配置もあらかじめ決定しておく。
図6の(c)に示すように、スマートフォン100は、図6の(a)の母音の配列と図6の(b)の子音の配列とを組み合わせて、ソフトウェアキーボード6を構成する。すなわち、ソフトウェアキーボード6のキー5aのキートップには「あ」(A+「あ行」)が、キー5bのキートップには「き」(I+「か行」)が、キー5cのキートップには「す」(U+「さ行」)が表示される。なお、スマートフォン100が実際に表示するソフトウェアキーボード6は、図6の(a)または(b)に示したものではなく、図6の(c)に示したものであることに注意する。
図7に基づいて、ユーザが図6の(c)に示すキー5c(キートップに「す」が表示されたキー)をタッチした場合の、スマートフォン100の動作例を説明する。図7は、ユーザが図6の(c)に示すキー5cをタッチした場合、スマートフォン100が表示するソフトウェアキーボード6の変化を示す模式図である。なお、以下では、ユーザによっていずれかのキーがタッチされている状態(図7の(c)の状態)を、「フォーカスがあたった状態」と称することがある。
図7の(a)は、上側2行に母音(AIUEO)のみを所定の方向に配列したものを示し、図7の(b)は、上側2行に子音のみ(「さ行」を表す「S」と「ざ行」を表す「Z」)を所定の方向に配列したものを示す。図7の(c)は、ユーザがキー5cをタッチすることで表示されるソフトウェアキーボード6であって、母音(図7の(a))と子音(図7の(b))とを組み合わせたキーを、所定の方向に配列したソフトウェアキーボード6を示す。
図7の(c)に示すように、図6の(c)に示すキー5cをユーザがタッチすると、スマートフォン100は「さ行」の子音と「ざ行」の子音とがキートップに表示されたキーを、所定の方向に配列したソフトウェアキーボード6を表示する。
なお、ユーザが任意のキー5にタッチすると、スマートフォン100は当該キーのキートップの色を変化させる(例えば、ユーザがタッチしていないキーの色は白、タッチしているキーの色は薄青など)。言い換えれば、表示部70(表示手段)は、ユーザの操作によりキー(入力する情報を指定可能な領域)が指定された場合、当該キーの色を変更する。これにより、スマートフォン100は、ユーザがいずれのキーをタッチしているかを当該ユーザに明示できる。
図7の(c)に示すように、スマートフォン100は、図7の(a)の母音の配列と図7の(b)の子音の配列とを組み合わせて、ソフトウェアキーボード6を構成する。すなわち、ソフトウェアキーボード6のキー5aのキートップには「ざ」(A+「ざ行」)が、キー5bのキートップには「じ」(I+「ざ行」)が、キー5cのキートップには「す」(U+「さ行」)が表示される。なお、スマートフォン100が実際に表示するソフトウェアキーボード6は、図7の(a)または(b)に示したものではなく、図7の(c)に示したものであることに注意する。
図6の(a)および図7の(a)に示すように、スマートフォン100は、ソフトウェアキーボード6における母音の配列を常に固定する。したがって、スマートフォン100は、ユーザに母音の位置を容易に把握させることができる。
図6の(c)および図7の(c)に示すように、ユーザがソフトウェアキーボード6を操作していない場合、当該ユーザは子音の配列を一目で把握できる。したがって、ユーザがソフトウェアキーボード6における子音と母音との組み合わせを覚えさえすれば、スマートフォン100は、当該ユーザに文字入力を容易に行わせることができる。
図7の(b)に示すように、「ざ行」(Z)の各子音は、図6の(c)に示すソフトウェアキーボード6の最上行に、さらに追加された行に配列される各キーに表示される。これにより、例えばユーザが「す」をタッチした場合、当該タッチした指で「ざ行」のキーが隠れることがない。したがって、スマートフォン100は、ユーザにキーの配列を確実に把握させることができる。
なお、上記では濁音の子音のみを説明したが、スマートフォン100は、半濁音や拗音の子音を上記説明と同様に表示できる。また、上記では濁音の子音をソフトウェアキーボード6の「最上行に」表示すると説明したが、例えば「最下行に」表示してもよい。さらに、上記では母音を左から右の方向に配列する例を説明したが、右から左であってもよいし、上から下であってもよいし、下から上であってもよい。
すなわち、上記したソフトウェアキーボード6におけるキー配列は、あくまでも一例であって、他の配列が任意に考えられる。例えば、スマートフォン100は、ユーザがタッチする頻度の高いキーを、位置を指定する精度の高い入力面41の位置に対応する、表示面72の位置に表示してもよい。
言い換えれば、精度分布決定部12(決定手段)は、ユーザ操作4a(ユーザの操作)の頻度に比例して入力面41における位置が指定される精度が高くなるように、精度分布2(精度の分布)を決定し、インターフェース設定部13(設定手段)は、精度分布決定部12(決定手段)によって決定された精度分布2(精度の分布)の精度に比例してキー5(入力する情報を指定可能な領域)が小さくなるように、入力インターフェース3を設定する。
〔ソフトウェアキーボード6の操作方法〕
図8に基づいて、ソフトウェアキーボード6の操作方法を説明する。図8は、ユーザが平仮名の「じ」を入力する場合、スマートフォン100が表示するソフトウェアキーボード6の変化を示す模式図である。
図8の(a)は、図7の(c)と同様に、ユーザが図6の(c)に示すキー5cをタッチすることで表示されるソフトウェアキーボード6を示し、図8の(b)は、図8の(a)の状態からユーザがキー5e(キートップに「じ」が表示されたキー)に指を移動させた状態を示す。図8の(c)は、図8の(b)の状態からユーザが入力面41から指を離した場合の表示を示し、図8の(d)は、「じ」の文字入力を確定させた場合の表示を示す。
図8の(a)〜(b)に示すように、ユーザは図6の(c)に示すキー5cをタッチし、当該タッチした親指を入力面41に接触させたまま、キートップに「じ」が表示されたキーまで親指を移動させる(いわゆる「ドラッグ」と呼ばれる操作)。
そして、ユーザが当該入力面から親指を離すと(いわゆる「タッチアップ」と呼ばれる操作)、図8の(c)に示すように、かな漢字変換が未確定の状態(入力した文字に下線が付された状態)の「じ」が文字入力エリアに表示される。この状態でユーザが「確定」キーをタッチすると、図8の(d)に示すように、「じ」の入力が確定した状態となる(上記下線が付されていない状態)。
前述したように、スマートフォン100は、ユーザに母音の位置を容易に把握させることができる。すなわち、図8に示すように、ユーザが「じ」を入力する場合、「じ」と「さ行」で共通する「す」をタッチすれば、目的の「じ」が左から2番目に表示されることをユーザは予測できる。スマートフォン100がソフトウェアキーボード6における母音の配列を、常に固定して表示するためである。
なお、図8の(a)〜(b)に示すように、スマートフォン100は、タッチ位置の移動に追随して、キートップの色を連続的に変化させることに注意する。これにより、スマートフォン100は、ユーザがいずれのキーをタッチしているかを当該ユーザに明示できる。言い換えれば、インターフェース設定部13(設定手段)は、ユーザ操作4a(ユーザの操作)により指定された位置の移動に追随して、入力インターフェース3のキー(入力する情報を指定可能な領域)の色を連続的に変化させる。
図9に基づいて、ソフトウェアキーボード6の操作方法をさらに説明する。図9は、ユーザが平仮名の「ぺ」を入力する場合、スマートフォン100が表示するソフトウェアキーボード6の変化を示す模式図である。
図9の(a)は、ユーザが図6の(c)に示すキー5d(キートップに「は」が表示されたキー)をタッチすることで表示されるソフトウェアキーボード6を示し、図9の(b)は、図9の(a)の状態からユーザがキー5f(キートップに「ぺ」が表示されたキー)に指を移動させた状態を示す。図9の(c)は、図9の(b)の状態からユーザが入力面41から指を離した場合の表示を示し、図9の(d)は、「ぺ」の文字入力を確定させた場合の表示を示す。
図9の(a)〜(b)に示すように、ユーザが図6の(c)に示すキー5dをタッチし、当該タッチした親指を入力面41に接触させたまま、キートップに「ぺ」が表示されたキーまで親指を移動させ、当該入力面から親指を離すと、図9の(c)に示すように、かな漢字変換が未確定の状態(入力した文字に下線が付された状態)の「ぺ」が文字入力エリアに表示される。この状態でユーザが「確定」キーをタッチすると、図9の(d)に示すように、「ぺ」の入力が確定した状態となる。
図10に基づいて、ユーザが例外的な操作を行った場合、および当該操作から復帰した場合のスマートフォン100の動作例を説明する。図10は、ユーザが例外的な操作を行った場合、および当該操作から復帰した場合、スマートフォン100が表示するソフトウェアキーボード6の変化を示す模式図である。
図10の(a)は、ユーザが図9の(a)に示すキー5dをタッチした後、当該タッチした親指を入力面41に接触させたまま、ソフトウェアキーボード6の枠外、または当該ソフトウェアキーボードの下2行に親指を移動させた状態を示す。図10の(b)は、図10の(a)の状態から、ユーザがタッチした親指を入力面41に接触させたまま、再度ソフトウェアキーボード6の枠内(同図ではキー5f)に親指を移動させた状態を示す。
図10の(a)に示すように、ユーザが図9の(a)に示すキー5dをタッチした後、当該タッチした親指を入力面41に接触させたまま、ソフトウェアキーボード6の枠外、または当該ソフトウェアキーボードの下2行に親指を移動させた場合、スマートフォン100はフォーカスを外す。したがって、図10の(a)では、いずれのキーも色が変更されない。
図10の(b)に示すように、図10の(a)の状態から、ユーザがタッチした親指を入力面41に接触させたまま、再度ソフトウェアキーボード6の枠内に親指を移動させると、スマートフォン100はフォーカスを復帰させる。したがって、図10の(b)では、キー5fの色が変更される。
なお、図10の(a)の状態のままユーザが入力面41から親指を離すと、スマートフォン100は、図6の(c)に示す表示の状態(ソフトウェアキーボード6の初期表示の状態)に戻すことに注意する。
図11に基づいて、ソフトウェアキーボード6の異なる操作方法を説明する。図11は、ユーザが平仮名の「ぺ」を入力する場合、スマートフォン100が表示するソフトウェアキーボード6の変化を示す模式図である。
図11の(a)は、ユーザが図6の(c)に示すキー5dをタッピング(親指を入力面41に接触させてすぐに離す操作をいう)した場合の表示を示し、図11の(b)は、ユーザが図11の(a)の状態からさらにタッピングを繰り返した場合の表示を示し、図11の(c)は、ユーザが図11の(b)の状態からキー5g(キートップに「゛゜大⇔小」が表示されたキー)をタッピングした場合の表示を示す。
図11の(a)〜(c)に示すように、ユーザはソフトウェアキーボード6をタッピングすることによっても文字を入力できる。なお、図11の(c)に示す状態でユーザが「確定」キーをタッチすると、図9の(d)に示すように、「ぺ」の入力が確定した状態となる。
〔スマートフォン100が実行する処理〕
図12に基づいて、スマートフォン100が実行する処理の流れを説明する。図12は、ソフトウェアキーボード6を表示する際に、スマートフォン100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。なお、以下の説明において、カッコ書きの「〜ステップ」は制御方法の各ステップを表す。
まず、表示部70は、表示面72に文字の入力領域を表示する(ステップ1:S1のように略記する)。次に、入力面41は、指定位置7a(第1の指定位置)を検知し(S2)、さらに指定位置7b(第2の指定位置)を検知する(S3)。軌跡判定部11は、当該2つの指定位置の差分を抽出し(S4)、距離(の2乗)を計算する。そして、軌跡判定部11は、当該距離が所定のしきい値を下回っているか否かを判定する(S5)。下回っていると判定される場合(S5においてYES)、インターフェース設定部13は、入力領域にカーソルを表示し、両手用のソフトウェアキーボードを設定する(S6)。
一方、下回っていないと判定される場合(S5においてNO)、軌跡判定部11は、軌跡1が略円弧と一致するか否かを判定する(S7、判定ステップ)。一致すると判定される場合(S7においてYES)、上述した式(1)で計算されるSの絶対値が、所定のしきい値を超過しているか否かを判定する(S8、判定ステップ)。超過すると判定される場合(S8においてYES)、軌跡判定部11は、Sの符号が正か否か判定する(S9、判定ステップ)。
Sの符号が正である場合(S9においてYES)、精度分布決定部12は、右手のひらに向かう方向へ段階的に精度が高くなるように、精度分布2を決定する(S10a、決定ステップ)。そして、インターフェース設定部13は、入力面41の右下隅に対応する表示面72の位置に配置されるキーを小さく表示し、左上隅に対応する表示面72の位置に配置されるキーを大きく表示するような、右手用のソフトウェアキーボード6を設定する(S11、設定ステップ)。
一方、Sの符号が負である場合(S9においてNO)、精度分布決定部12は、左手のひらに向かう方向へ段階的に精度が高くなるように、入力面41における位置が指定される精度が高くなるように、精度分布2を決定する(S10b、決定ステップ)。そして、インターフェース設定部13は、入力面41の左下隅に対応する表示面72の位置に配置されるキーを小さく表示し、右上隅に対応する表示面72の位置に配置されるキーを大きく表示するような、左手用のソフトウェアキーボード6を設定する(S12、設定ステップ)。
図13に基づいて、スマートフォン100が実行する異なる処理の流れを説明する。図13は、ユーザからキー入力があった際に、スマートフォン100が実行する処理の一例を示すフローチャートである。
表示部70は、インターフェース設定部13によって設定された入力インターフェース3(ソフトウェアキーボード6)を表示する(S20)。入力面41がユーザからのタッチを検知すると(S21においてYES)、制御部10は当該タッチされたキーを特定し(S22)、表示部70は当該特定されたキーのキートップの色を変更する(S23)。
制御部10は、当該特定されたキーが所定の時間だけタッチし続けられたか否かを判定する(S24)。タッチし続けられていないと判定される場合(S24においてNO)、制御部10は、上記特定されたキーをタッチする指が所定の距離だけドラッグされたか否かを判定する(S25)。ドラッグされていないと判定される場合(S25においてNO)、表示部70は、上記特定されたキーのキートップの色を元に戻す(S26)。
一方、タッチし続けられたと判定される場合(S24においてYES)、またはドラッグされたと判定される場合(S25においてYES)、表示部70は、ソフトウェアキーボード6の表示を、子音+母音・濁音・半濁音・拗音の表示に切り替える(S29、例えば図7の(c)参照)。また、制御部10は、タッチが入力面41から離れたか否かを判定する(S30)。
タッチが入力面41から離れたと判定される場合(S30においてYES)、表示部70は、上記特定されたキーに対応する文字を入力領域に表示し(S27)、当該キーのキートップの色を元に戻す(S28)。
〔スマートフォン100が奏する効果〕
スマートフォン100は、入力インターフェース3(特にソフトウェアキーボード6)の操作性を高め、ユーザの利便性を向上させることができるという効果を奏する。
〔各実施の形態に含まれる構成(技術的手段)の組み合わせについて〕
上述した実施の形態に含まれる構成は、適宜組み合わせられることに注意する。すなわち、上記の実施の形態で説明したすべての構成は、当該説明に係る実施の形態のみならず、他の実施の形態においても当該構成の全部または一部を組み合わせて利用でき、それによって得られる実施の形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔ソフトウェアによる実現例〕
最後に、スマートフォン100の各ブロック、特に制御部10(軌跡判定部11、精度分布決定部12、インターフェース設定部13)は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPUを用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、スマートフォン100は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備える。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアであるスマートフォン100の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、上記スマートフォン100に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、一時的でない有形の媒体(non-transitory tangible medium)、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM(登録商標)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、スマートフォン100を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
このように、本明細書においては、手段とは必ずしも物理的手段を意味せず、各手段の機能がソフトウェアによって実現される場合も含む。また、1つの手段の機能が2つ以上の物理的手段により実現されてもよいし、2つ以上の手段の機能が1つの物理的手段により実現されてもよい。
本発明は、スマートフォン、タブレット端末など、ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置に幅広く適用できる。
1 軌跡(軌跡)
2 精度分布(精度の分布)
3 入力インターフェース(入力インターフェース)
4a ユーザ操作(ユーザの操作)
5a〜g キー(キー)
6 ソフトウェアキーボード(ソフトウェアキーボード)
7a 指定位置(第1の指定位置)
7b 指定位置(第2の指定位置)
11 軌跡判定部(判定手段)
12 精度分布決定部(決定手段)
13 インターフェース設定部(設定手段)
41 入力面(入力面)
100 スマートフォン(情報処理装置)

Claims (10)

  1. ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置であって、
    前記入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、当該ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡が、所定の条件を満たしているか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段によって判定された結果に応じて、前記ユーザの操作により入力面における位置が指定される精度の分布を決定する決定手段と、
    前記決定手段によって決定された精度の分布に応じて、入力する情報を指定可能な領域の大きさを異ならせた入力インターフェースを設定する設定手段とを備えたことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記決定手段は、前記判定手段によって判定された結果に応じて、所定の方向へ段階的に前記精度が変化するように、前記精度の分布を決定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記決定手段は、前記入力面における所定の位置から前記ユーザの操作により指定された位置までの距離に反比例して前記精度が高くなるように、前記精度の分布を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記設定手段は、前記精度に比例して前記領域が小さくなるように、前記入力インターフェースを設定することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記設定手段は、母音と子音とを組み合わせたキーを前記領域として、当該キーを所定の方向に配列したソフトウェアキーボードを、前記入力インターフェースとして設定することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 前記判定手段は、前記第1の指定位置と第2の指定位置とを結ぶ軌跡が略円弧と一致するか否かを、前記所定の条件の1つとして判定することを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定手段は、前記第1の指定位置と第2の指定位置とを対角の頂点とする矩形の面積が所定のしきい値を超えているか否かを、前記所定の条件の1つとして判定することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  8. ユーザの操作により指定された位置を検知可能な入力面を備え、当該指定された位置に基づいて情報の入力が可能な情報処理装置の制御方法であって、
    前記入力面における任意の位置でユーザの操作が検知された場合、当該入力面によって検知された第1の指定位置と、当該ユーザの操作が当該入力面に沿って移動することによってさらに検知された第2の指定位置とを結ぶ軌跡が、所定の条件を満たしているか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップにおいて判定された結果に応じて、前記ユーザの操作により入力面における位置が指定される精度の分布を決定する決定ステップと、
    前記決定ステップにおいて決定された精度の分布に応じて、入力する情報を指定可能な領域の大きさを異ならせた入力インターフェースを設定する設定ステップとを含むことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
  9. 請求項1から7のいずれか1項に記載の情報処理装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを前記各手段として機能させるための制御プログラム。
  10. 請求項9に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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JP2015153289A (ja) * 2014-02-18 2015-08-24 学校法人日本大学 情報処理装置、情報処理方法、及びプログラム

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