JP2014025805A - 電子機器、ガイド情報の報知方法、プログラム、記録媒体、クライアントサーバシステム、クライアント端末、およびサーバ装置 - Google Patents

電子機器、ガイド情報の報知方法、プログラム、記録媒体、クライアントサーバシステム、クライアント端末、およびサーバ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ナビゲーション装置などの電子機器の機能を有効に利用する。
【解決手段】ナビゲーション装置1の制御部31は、GPS受信部2により現在位置を取得し、取得した現在位置を用いて、現在位置の周辺施設等についての説明を取得してスピーカ4から報知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電子機器、ガイド情報の報知方法、プログラム、記録媒体、クライアントサーバシステム、クライアント端末、およびサーバ装置に関する。
従来、ナビゲーション装置が提案されている(特許文献1)。
特開2003−322540号公報
ナビゲーション装置は、現在位置を取得し、地図データから案内地図を生成して表示部に表示する。また、これらの処理を繰り返して経路を案内する。
このため、ナビゲーション装置は、現在位置を取得する機能、地図データから案内地図を生成する機能、生成した案内経路を表示部などの報知部により案内する機能などの、多数の機能を有する。
しかしながら、ナビゲーション装置は、現在位置を取得しながら、設定された目的地までの案内経路を案内するだけである。ナビゲーション装置は、それに備えられた機能を基本的に経路案内という目的のために利用している。機能を有効に利用していない。
このように、ナビゲーション装置などの電子機器では、機能を有効に利用することが求められている。
請求項1に係る発明は、現在位置の情報を取得する位置取得部と、取得された前記現在位置の情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等について説明するガイド情報を取得するガイド情報取得部と、取得された前記ガイド情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等についての説明を報知する報知部と、を有することを特徴とする電子機器である。
請求項7に係る発明は、情報を報知する報知部が接続された電子機器の制御部によるガイド情報の報知方法であって、前記制御部は、現在位置の情報を取得する処理と、取得した前記現在位置の情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等について説明するガイド情報を取得する処理と、取得された前記ガイド情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等についての説明を前記報知部に報知させる処理と、を実行することを特徴とするガイド情報の報知方法である。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載のガイド情報の報知方法の処理を、前記電子機器の前記制御部に実行させる、ことを特徴とするプログラムである。
請求項9に係る発明は、請求項7に記載のガイド情報の報知方法の処理を、前記電子機器の前記制御部に実行させる、ことを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体である。
請求項10に係る発明は、クライアント端末とサーバ装置とが通信ネットワークにより通信可能に接続されたクライアントサーバシステムであって、前記クライアント端末または前記サーバ装置に設けられた位置取得部が、現在位置の情報を取得する位置取得機能と、前記クライアント端末または前記サーバ装置に設けられたガイド情報取得部が、取得された前記現在位置の情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等について説明するガイド情報を取得するガイド情報取得機能と、前記クライアント端末に設けられた報知部が、取得された前記ガイド情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等についての説明を報知する報知機能と、を有することを特徴とするクライアントサーバシステムである。
請求項11に係る発明は、請求項10に記載の前記クライアントサーバシステムの前記サーバ装置と前記通信ネットワークを通じて通信可能に接続されるクライアント端末であって、前記サーバ装置と通信するクライアント通信部と、前記報知部と、前記クライアント通信部および前記報知部に接続されるクライアント制御部と、を有し、前記クライアント制御部は、前記クライアント端末の前記現在位置の情報を用いて取得される前記現在位置の周辺施設等についての説明を、前記報知部に報知させる、ことを特徴とするクライアント端末である。
請求項12に係る発明は、請求項10に記載の前記クライアントサーバシステムの前記表示部を有する前記クライアント端末と前記通信ネットワークを通じて通信可能に接続されるサーバ装置であって、前記クライアント端末と通信するサーバ通信部と、前記サーバ通信部に接続されるサーバ制御部と、を有し、前記サーバ制御部は、前記クライアント端末の前記現在位置の情報を用いて取得される前記現在位置の周辺施設等についての説明を、前記クライアント端末の前記報知部に報知させるために、前記サーバ通信部に前記クライアント端末と通信させる、ことを特徴とするサーバ装置である。
本発明の第1実施形態に係るナビゲーション装置のハードウェアを示す概略構成図である。 図1のメモリデバイスに記憶される各種のデータを示す説明図である。 本発明の第1実施形態でのガイド情報の抽出処理および報知処理を示すフローチャートである。 ガイド情報の取得エリアの一例の説明図である。 ガイド対象物の説明を報知している状態の一例の説明図である。 第2実施形態のメモリデバイスに記憶される各種のデータを示す説明図である。 第2実施形態でのガイド情報の抽出および報知処理を示すフローチャートである。 第3実施形態のメモリデバイスに記憶される各種のデータを示す説明図である。 ガイド禁止区間の一例の説明図である。 第3実施形態でのガイド情報の抽出処理を示すフローチャートである。 第3実施形態でのガイド情報の報知処理を示すフローチャートである。 ガイド禁止区間データの更新処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第4実施形態に係るクライアントサーバシステムの概略構成図である。 図13のサーバ装置のハードウェアを示す概略構成図である。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係るナビゲーション装置1のハードウェアを示す概略構成図である。
図1のナビゲーション装置1は、GPS(Global Positioning System)受信部2、タイマ3、スピーカ4、ディスプレイデバイス5、タッチパネルデバイス6、無線通信部7、メモリデバイス8、CPU(Central Processing Unit)9、RAM(Random Access Memory)10、およびこれらを接続するシステムバス11を有する。
ナビゲーション装置1は、たとえば自動車などの車両に搭載される。ナビゲーション装置1は、この他にもたとえば多機能携帯端末、携帯電話機のようにユーザが持ち運ぶできるものでもよい。
GPS受信部2は、GPS衛星の電波を受信する。衛星からの電波には、たとえばGPS衛星の位置および時刻の情報が含まれる。GPS受信部2は、複数のGPS衛星の位置および時刻から、GPS受信部2の位置を示す座標値を演算し、CPU9へ出力する。座標値には、たとえば緯度経度の値が使用できる。GPS受信部2が演算した座標値は、ナビゲーション装置1のたとえば現在位置として用いることができる。
タイマ3は、時刻、経過時間などを計測する。
タイマ3は、計測した現在の時刻などを、CPU9へ出力する。
スピーカ4は、音声などの音を出力する。スピーカ4は、CPU9から入力される音声データに基づく音声を出力する。
スピーカ4は、音声出力デバイスの一種である。ナビゲーション装置1は、音声出力デバイスとして、たとえばヘッドフォン、ヘッドフォン端子を備えてもよい。
ディスプレイデバイス5は、たとえば液晶ディスプレイデバイスである。ディスプレイデバイス5は、CPU9から入力される表示データに基づく表示画面を表示する。
表示画面には、たとえば、地図および現在位置を表示するナビゲーション画面がある。
タッチパネルデバイス6は、たとえば静電式または感圧式のタッチパネルデバイス6である。タッチパネルデバイス6は、透明または半透明であり、ディスプレイデバイス5に重ねて配置される。タッチパネルデバイス6は、ユーザ操作があると、操作位置を示すデータを、CPU9へ出力する。
タッチパネルデバイス6は、入力デバイスの一種である。ナビゲーション装置1は、入力デバイスとして、たとえばキー入力デバイスを備えてもよい。
無線通信部7は、たとえば図示外の基地局と無線通信する。基地局と無線通信部7との無線通信には、たとえば64QAM(Quadrature Amplitude Modulation)方式で符号化された無線通信データが用いられる。
無線通信部7は、CPU9から入力されるデータを、64QAM方式で符号化し、基地局へ送信する。基地局は、無線通信部7から受信した符号化データを復号し、復号した通信データを、基地局が接続された通信ネットワークを通じて、図示外のサーバ装置へ送信する。
また、基地局は、無線通信部7へ送信される通信データを、通信ネットワークを通じてサーバ装置から受信し、64QAM方式で符号化し、無線通信部7へ送信する。無線通信部7は、基地局から受信した符号化データを復号し、復号したデータをCPU9へ出力する。
メモリデバイス8は、たとえばハードディスクデバイス、不揮発性メモリで構成される。
図2は、図1のメモリデバイス8に記憶される各種のデータを示す説明図である。
メモリデバイス8は、たとえば、目的地および案内経路を探索して案内するナビゲーション機能のために、地点データ21、地図データ22、現在位置データ23、目的地データ24、案内経路データ25、プログラム26を記憶する。また、メモリデバイス8は、ガイドデータ27を記憶する。
地点データ21は、案内経路の目的地に設定可能な地点の属性情報を有する。地点の属性情報は、たとえば地点の名称、地点の位置を示す座標値を含む。また、地点の属性情報は、該地点を説明する情報を含んでよい。
地図データ22は、たとえば、タッチパネルデバイス6に表示する地図の区域毎のテクスチャデータ、および経路探索に用いる経路データを有する。
テクスチャデータは、地図データ22がカバーする地域を地図表示するためのデータである。テクスチャデータは、たとえば、カバー地域の各区域(メッシュ)の表示画像、各区域の位置(範囲)を示す座標値を含む。
経路データは、カバー地域内の移動経路を探索するために利用されるデータである。経路データは、たとえば、人または車両が通行可能な道路のデータを含む。道路のデータは、たとえば道路の名称、道路の識別情報、道路の経路を示す座標値リスト、道路のたとえば車線数や歩道の有無などの構造情報を含む。
現在位置データ23は、ナビゲーション装置1の現在位置を示すデータである。現在位置データ23は、たとえば現在位置の座標値を含む。現在位置データ23は、たとえばGPS受信部2により繰り返し演算されるナビゲーション装置1の現在位置の座標値を用いて、CPU9により更新される。
目的地データ24は、目的地として選択された地点のデータである。目的地データ24は、選択された地点を特定するためのデータとして、たとえば、目的地として選択された地点に存在する対応物の名称、座標値を含む。
案内経路データ25は、現在位置から、選択された目的地へ至る経路のデータである。案内経路データ25は、案内経路を示すデータとして、たとえば、案内経路を示す座標値リストを含む。
ガイドデータ27は、現在位置から進行方向の前方の沿線に存在する周辺施設、店舗、建造物、史跡、構造物などのガイド対象物を説明するデータである。ガイドデータ27は、基本的には、経路案内で説明するたとえば交差点、道路などの構造物以外の施設などを説明するデータであればよい。ガイドデータ27は、ディスプレイデバイス5に表示されるガイド対象物の位置を示す座標値、名称、ガイド対象物を解説する音声データなどを有する。この他にも、ガイド対象物を映した写真、ガイド対象物へ至る経路を示す地図などの表示データを含んでもよい。
CPU9は、マイクロコンピュータである。
RAM10は、プログラム26およびデータを一時記憶する揮発性メモリである。
CPU9は、メモリデバイス8に記憶されるプログラム26をRAM10に読み込んで実行する。これにより、ナビゲーション装置1には、図1に示すように、制御部31が実現される。
なお、メモリデバイス8に記憶されるプログラム26は、ナビゲーション装置1の出荷前にメモリデバイス8に記録されたものでも、出荷後にメモリデバイス8に記録されたものでもよい。出荷後にメモリデバイス8に記録されるプログラム26は、たとえばCD−ROM(Compact Disc - Read Only Memory)などのコンピュータ読取可能な記録媒体に記録されたものをインストールしたものでも、通信ネットワークなどを通じて図示外のサーバ装置からダウンロードしたものでもよい。
制御部31は、ナビゲーション装置1の制御部31として機能し、ナビゲーション装置1のガイド動作を含む全体的な動作を制御する。
制御部31は、ナビゲーション機能の他に、現在位置を示す情報を取得する位置取得機能と、取得された現在位置に基づいてガイド情報を取得するガイド情報取得機能と、取得されたガイド情報の説明を報知する報知機能と、を実行する。
ナビゲーション処理について説明する。
ナビゲーション装置1の制御部31は、目的地を選択する。制御部31は、地点データ21から、経路探索の目的地の名称等を読み込み、ディスプレイデバイス5に表示する。タッチパネルデバイス6は、ユーザの操作位置に応じた操作位置データを制御部31へ出力する。制御部31は、ディスプレイデバイス5において、操作位置に対応する位置に表示した地点を目的地として選択する。選択された地点は、目的地データ24として保存される。
目的地を選択した後、制御部31は、該目的地までの案内経路を生成する。制御部31は、現在位置データ23、目的地データ24、地図データ22を取得し、現在地から目的地に至る案内経路を探索する。制御部31は、たとえば最短距離、最短時間、一般道優先、有料道路優先、屋根道優先などの経路の探索条件に応じた経路を探索する。探索された案内経路は、案内経路データ25として保存される。
案内経路を探索した後、制御部31は、経路案内を開始する。制御部31は、現在位置データ23、地図データ22、案内経路データ25を読み込み、現在位置および案内経路を地図上に表示するデータを生成し、ディスプレイデバイス5に表示させる。
また、制御部31は、たとえば現在位置データ23が更新される度に上述した現在位置の表示処理を繰り返し、ディスプレイデバイス5に表示される地図および案内経路を更新する。ユーザは、表示された地図および案内経路にしたがって、現在位置から目的地へ向かって移動できる。
このようにナビゲーション装置1では、現在位置を取得しながら、設定された目的地までの経路を案内できる。
ところで、ナビゲーション装置1は、経路を案内するために、現在位置を取得する機能、地図データ22から案内地図を生成する機能、生成した案内経路を表示部などの報知部により報知する機能などの、多数の機能を有する。
しかしながら、ナビゲーション装置1は、これらの機能を基本的に経路案内という目的のために利用するだけである。備える機能を有効に利用していない。
そこで、本実施形態では、ナビゲーション装置1に設けられている各種の機能を有効に利用するために、現在位置の周辺のガイド対象物を説明する機能を追加する。
これにより、ナビゲーション装置1は、移動中に、移動経路の周辺の施設、店舗、建造物、史跡、構造物などの説明を、バズガイドのように報知できる。移動中のユーザへ、移動経路の周辺の情報を提供できる。旅行者であれは、観光案内ができる。散歩している人であれば、暇つぶしの情報を提供できる。ドライブ中であれば、通過地点にある寺などを紹介できる。音声により報知された説明は、BGM(Back Ground Music)の替わりにもなる。
以下、詳しく説明する。
図3は、本発明の第1実施形態でのガイド情報の抽出処理および報知処理を示すフローチャートである。
制御部31は、たとえばディスプレイデバイス5に現在位置の地図を表示している場合、ユーザ操作があった場合、ガイド情報の抽出処理および報知処理を実行する。
制御部31は、図3の処理を、たとえば現在位置データ23が更新される度に繰り返し実行する。
図3のガイド情報の報知処理において、制御部31は、まず、現在位置を取得する(ステップST1)。制御部31は、メモリデバイス8から現在位置データ23を取得する。
現在位置を取得した後、制御部31は、メモリデバイス8のガイドデータ27から、ガイド情報の取得処理を開始する。
制御部31は、まず、現在位置の進行方向を特定する(ステップST2)。
制御部31は、たとえば、前回取得した現在位置から、今回取得した現在位置へ向かう方向を、進行方向として特定する。この他にもたとえば、ジャイロセンサなどの方位センサの検出値により、進行方向を特定してもよい。
次に、制御部31は、ガイド情報を取得するエリアを特定する(ステップST3)。
制御部31は、たとえば現在位置を中心とする所定半径内であって、進行方向に対して所定角度範囲内の地域を、ガイド情報を取得するエリアとして特定する。車両に搭載されているナビゲーション装置1であれば所定半径はたとえば300m、所定角度はプラスマイナス80度であればよい。歩行者用のナビゲーション装置1であれば所定半径はたとえば50m、所定角度はプラスマイナス80度であればよい。
図4は、ガイド情報の取得エリアの一例の説明図である。
図4は、現在位置の周囲の地域を示す図である。そして、図4の地図には、矢印により図示されている。表示された地域図のうちで、矢印の元と重なる位置が現在位置に対応する。矢印の向きが現在位置からの進行方向に対応する。
図4の例の場合、制御部31は、第1取得エリアA1を、ガイド情報を取得するエリアとして特定する。
次に、制御部31は、ガイドデータ27を読み込み、特定したエリアに座標値が含まれるガイド対象物を抽出する(ステップST4)。
現在位置の進行方向前方に存在するガイド対象物のガイド情報を取得した後、制御部31は、該ガイド情報の説明を報知する(ステップST5)。
制御部31は、ガイドデータ27から抽出したガイド対象物を説明する音声データを読み込み、スピーカ4へ出力する。これにより、スピーカ4からガイド対象物を説明する解説音声が流れる。
また、制御部31は、ガイドデータ27から抽出したガイド対象物を説明する表示データを読み込み、ディスプレイデバイス5へ出力する。ディスプレイデバイス5には、ガイド対象物を説明する写真、地図などが表示される。
図5は、ガイド対象物の説明を報知している状態の一例の説明図である。
図5は、ディスプレイデバイス5に、現在位置および周辺の地図の表示画面である。
地図中には、現在位置および左向きの進行方向を示す矢印が図示されている。また、現在位置の上側には、ガイド対象物としての東京タワーが表示されている。
この状況下で、東京タワーをガイド対象物として抽出すると、制御部31は、東京タワーについて説明するガイド情報に基づいて、たとえば「右手に東京タワーが見えます。展望台からは・・・」といった解説用音声を、スピーカ4から出力する。
以上のように、本実施形態では、目的地までの経路案内を実行するナビゲーション装置1の機能を利用して、現在位置の周辺にあるガイド対象物の説明を報知できる。現在位置の周囲に存在する施設、店舗、建造物、史跡、構造物などについての説明を報知できる。
また、制御部31は、進行方向前方の沿線に存在しているガイド対象物を抽出し、その説明を報知する。よって、現在位置がガイド対象物に到達する前に、該ガイド対象物の説明を事前に報知できる。
なお、本実施形態でも、後述する第2実施形態のように、ガイド対象物とともにガイド対象エリアについての説明を報知してもよい。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係るナビゲーション装置1を説明する。
第2実施形態のナビゲーション装置1は、ガイド情報の報知処理が、第1実施形態と異なる。
ハードウェア構成等は、第1実施形態と同様であり、図示および説明を省略する。
図6は、第2実施形態のメモリデバイス8に記憶される各種のデータを示す説明図である。
メモリデバイス8は、たとえば、目的地および案内経路を探索して案内するナビゲーション機能のために、地点データ21、地図データ22、現在位置データ23、目的地データ24、案内経路データ25、プログラム26を記憶する。また、メモリデバイス8は、ガイドデータ27、天候データ41、時間帯データ42、ジャンル設定データ43、季節データ44を記憶する。これらのデータのうち、第1実施形態と同名のデータについての説明は省略する。
天候データ41は、たとえば晴れのように天候を示すデータである。天候情報は、たとえば無線通信部7により取得できる。制御部31は、現在位置の天候情報を周期的に取得し、天候データ41を周期的に更新する。
時間帯データ42は、現在の時間帯を示すデータである。現在時刻は、たとえばタイマ3により計測される。制御部31は、タイマ3により計測された現在時刻により、時間帯データ42を周期的に更新する。
ジャンル設定データ43は、報知対象とするガイド対象物やガイド対象エリアのジャンルについての設定データである。
ガイド対象物には、施設、店舗、建造物、史跡、構造物などがある。この場合、ガイド対象物のジャンルには、店舗、歴史、建物などが設定可能である。制御部31は、タッチパネルに対するユーザ操作に基づいて、ガイド対象物のジャンルを選択し、ジャンル設定データ43を更新する。
ガイド対象エリアには、観光スポットとなるエリアなどである。この場合、ガイド対象エリアのジャンルには、古都、標高などが設定可能である。
季節データ44は、春夏秋冬の季節を示すデータである。たとえば、カレンダー機能を活用し、4月から6月までを春、7月から9月までを夏、10月から12月までを秋、1月から3月までを冬と設定する。そして、現在の日時から季節を判断して、季節データを随時更新していく。
図7は、第2実施形態でのガイド情報の抽出および報知処理を示すフローチャートである。
図7のガイド情報の報知処理において、制御部31は、現在位置を取得し(ステップST1)、進行方向を特定し(ステップST2)、ガイド情報を取得するエリアを特定する(ステップST3)。
次に、制御部31は、特定したエリアに座標値が含まれるガイド対象物およびガイド対象エリアを抽出する(ステップST4)。
現在位置の進行方向前方に存在するガイド対象物およびガイド対象エリアなどのガイド対象物等のガイド情報を取得した後、制御部31は、報知対象のガイド情報の絞り込み処理を実行する。
制御部31は、たとえばメモリデバイス8から、天候データ41、時間帯データ42、などの状態情報、およびジャンル設定データ43などの設定情報を取得する(ステップST11)。
次に、制御部31は、取得した状態設定情報を用いて、ガイドデータ27から抽出したガイド情報を絞り込む(ステップST12)。
たとえば天候データ41が雨を示している場合、または時間帯データ42が夜間を示している場合、制御部31は、抽出したガイド対象物等から、屋外のガイド対象物等を除く。
また、ジャンル設定データ43が史跡のみを指定している場合、制御部31は、店舗などのガイド対象物等を除く。
ガイド対象物等を絞り込んだ後、制御部31は、報知対象のガイド対象物等の有無を判断する(ステップST13)。
そして、絞り込み後に報知対象のガイド対象物等が残っている場合、制御部31は、ガイドデータ27から抽出したガイド対象物等の音声データを読み込み、スピーカ4へ出力する(ステップST5)。これにより、スピーカ4からガイド対象物等について説明する解説音声が流れる。
また、制御部31は、ガイドデータ27から抽出したガイド対象物等の表示データを読み込み、ディスプレイデバイス5へ出力する。ディスプレイデバイス5には、ガイド対象物等について説明する写真、地図などが表示される。
これに対し、報知対象のガイド対象物等が残っていない場合、制御部31は、ステップST5の報知処理を実施することなく、ガイド対象物等についての説明の報知処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、ガイド対象物だけでなく、ガイド対象エリアについての説明をも報知できる。たとえば、現在位置が浅草エリアに差し掛かると、浅草エリアについての説明を報知できる。また、現在位置が標高3000mのエリアに差し掛かると、その標高の説明を報知できる。
なお、標高データは、ナビゲーション装置1において地図データ22の一部として記憶されている。また、県、市、町、村、地域などの各行政区画を示す行政界データも、地図データ22の一部として記憶されている。制御部31は、たとえば地図データ22からこれらのデータを読み込んで、ガイド対象エリアを抽出し、ガイド対象エリアに到達する際に、それらについての説明を報知すればよい。
また、本実施形態では、天候、時間帯、状況、および設定の状況に応じて、報知対象となるガイド対象物等、または報知対象となるガイド対象物等の説明が異なる。ユーザにとって不要な情報が、無駄に報知されないようにできる。ガイド対象物等についての説明の報知を、わずらわしく感じさせないようにできる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係るナビゲーション装置1を説明する。
第3実施形態のナビゲーション装置1は、制御部31によるガイド情報の抽出処理と報知処理とが別々の処理とされている点において、第1実施形態と異なる。
ハードウェア構成等は、第1実施形態と同様であり、図示および説明を省略する。
図8は、第3実施形態のメモリデバイス8に記憶される各種のデータを示す説明図である。
メモリデバイス8は、たとえば、目的地および案内経路を探索して案内するナビゲーション機能のために、地点データ21、地図データ22、現在位置データ23、目的地データ24、案内経路データ25、プログラム26を記憶する。また、メモリデバイス8は、ガイドデータ27、ガイド禁止区間データ51、ガイド出力テーブル52を記憶する。これらのデータのうち、第1実施形態と同名のデータについての説明は省略する。
ガイド禁止区間データ51は、ガイド対象物についての説明の報知を規制する区間を示すデータである。
ガイド対象物についての説明の報知を規制する区間としては、たとえばナビゲーション情報を報知するための区間がある。
図9は、ガイド禁止区間の一例の説明図である。
図9には、交差点が図示されている。図9には、現在位置および進行方向を示す矢印と、交差点と現在位置との間の第1地点P1および第2地点P2と、交差点近傍のガイド対象物の位置を示す×印と、が図示されている。
そして、ナビゲーション装置1の進行方向前方には、交差点が存在する。ナビゲーション装置1は、ユーザとともに交差点へ右側から進入する。
この場合、交差点から所定の距離範囲までの区間が、ガイド禁止区間となる。
所定の距離範囲は、ナビゲーションのための報知をする区間以上であればよく、たとえば交差点から300m程度までの範囲とすればよい。
図9のガイド対象物は、交差点の近くに位置する。このため、第1実施形態の処理では、通常、交差点に近い第2地点P2においてガイド対象物についての説明が報知され得る。
しかし、図9の第2地点P2は、ガイド禁止区間内に位置する。たとえばガイド対象物についての説明が報知されている場合、ナビゲーション情報の報知はそれだけ遅れることになる。交差点に近づいてから又は通り過ぎてからナビゲーション情報が報知されてしまう可能性がある。
ガイド対象物についての説明の報知が、交差点におけるたとえば右左折のナビゲーション用の報知の妨げとならないようにするためには、ガイド禁止区間外にある、たとえば第1地点P1でガイド対象物についての説明を報知させればよい。
ガイド禁止区間データ51は、このようなガイド対象物についての説明の報知を規制する区間を示すデータを保持する。
ガイド出力テーブル52は、ガイド情報の抽出処理により抽出されたガイド対象物のガイド情報が記録される。
ガイド出力テーブル52は、抽出した各ガイド対象物の情報として、たとえば、ガイド情報を報知する報知位置(地点)と、ガイドデータへのリンク情報とを含む。
図10は、第3実施形態でのガイド情報の抽出処理を示すフローチャートである。
制御部31は、たとえばディスプレイデバイス5に現在位置の地図を表示している場合、ユーザ操作があった場合、図10のガイド情報の抽出処理を繰り返し実行する。
図10のガイド情報の抽出処理において、制御部31は、まず、現在位置を取得する(ステップST31)。
次に、制御部31は、経路案内中であるか否かを判断する(ステップST32)。
経路案内中でない場合、制御部31は、第1実施形態のガイド情報の第1取得エリアA1について、ガイド情報を取得する。そして、取得したガイド対象物のガイド情報を、ガイド出力テーブル52に登録する(ステップST33)。
経路案内中である場合、制御部31は、第1実施形態とは異なるエリアについてガイド情報を取得する(ステップST34)。
具体的にはたとえば、図4に示すように、制御部31は、たとえば現在位置を中心とするドーナッツ型のエリアであって、進行方向に対して所定角度範囲内の地域を、ガイド情報を取得する第2取得エリアA2として特定する。そして、このドーナッツ型の第2取得エリアA2についてガイド情報を抽出し、ガイド出力テーブル52に登録する。
なお、図4では、この経路案内中に取得する第2取得エリアA2は、経路案内中ではない場合に取得する第1取得エリアA1の外側に位置している。これらのエリアは、一部が互いに重なっていてもよい。
ガイド情報をガイド出力テーブル52に登録した後、制御部31は、ガイド出力テーブル52に登録したガイド情報についての報知位置を登録する。
制御部31は、まず、ガイド出力テーブル52からガイド情報を読み込み、各ガイド情報についての通常の報知位置を特定する(ステップST35)。
次に、制御部31は、経路案内中であるか否かを判断する(ステップST36)。
経路案内中でない場合、制御部31は、通常の報知位置である第2地点P2をガイド出力テーブル52に登録する(ステップST37)。
これに対し、経路案内中である場合、制御部31は、ガイド禁止区間データ51を読み込み、特定した通常の報知位置がガイド禁止区間内であるか否かを判断する(ステップST38)。
たとえば図9のガイド対象物の通常の報知位置として第2地点P2を特定した場合、制御部31は、第2地点P2がガイド禁止区間内であると判断する。
制御部31は、ガイド禁止区間外であって、かつ、ガイド禁止区間より進行方向手前側となる、第1地点P1を区間外報知位置として演算する(ステップST39)。
その後、制御部31は、第2地点P2の替わりに、演算した第1地点P1をガイド出力テーブル52に登録する(ステップST40)。
なお、ガイド対象物の通常の報知位置がガイド禁止区間内でない場合、制御部31は、第2地点P2をガイド出力テーブル52に登録する(ステップST37)。
このように制御部31は、経路案内中である場合、ガイド出力テーブル52に登録したガイド対象物の報知位置として、ガイド禁止区間外の位置を登録する。
制御部31は、ガイド出力テーブル52に登録したすべてのガイド情報について、案内を報知する地点を登録する。
図11は、第3実施形態でのガイド情報の報知処理を示すフローチャートである。
制御部31は、たとえばディスプレイデバイス5に現在位置の地図を表示している期間において、図11の処理を繰り返し実行する。
図11のガイド情報の報知処理において、制御部31は、まず、現在位置を取得する(ステップST41)。
次に、制御部31は、ガイド出力テーブル52を読み込み、現在位置において報知する必要がある報知地点の有無を判断する(ステップST42)。
現在位置において報知する必要がある報知地点が存在する場合、制御部31は、該報知地点に対応して登録されたリンク情報を読み込み、さらにリンク情報に対応するガイド情報を読み込む。制御部31は、読み込んだガイド情報の案内を、ディスプレイデバイス5およびスピーカ4から報知する(ステップST43)。
これに対し、現在位置において報知する必要がある報知地点が存在しない場合、制御部31は、ステップST43を実行することなく、ガイド情報の報知処理を終了する。
次に、ガイド禁止区間データ51の更新処理について説明する。
ナビゲーション装置1は、通常、案内経路において右左折する交差点についてのみナビゲーションのための報知処理を実行する。直進通過する交差点については、ナビゲーションのための報知処理を実行しない。
このようなナビゲーション用の報知がなされる場合において、ガイド禁止区間データ51が交差点などに対して固定的に設定されているとき、ナビゲーションのための報知がなされない交差点についても、ガイド禁止区間が設定されてしまう。
その結果、案内経路中のガイド禁止区間の割合が大きくなるため、ガイド対象物についての説明を報知するための区間が不足し、報知しきれないガイド情報が発生する可能性がある。
そこで、ガイド禁止区間を、ナビゲーションのための報知区間と整合させる。
図12は、ガイド禁止区間データ51の更新処理を示すフローチャートである。
図12は、案内経路を生成するタイミングにおいて、制御部31が、ガイド禁止区間データ51を更新する例である。
図12のガイド禁止区間データ51の更新処理において、制御部31は、まず、目的地を選択し(ステップST51)、案内経路を探索する(ステップST52)。
次に、制御部31は、探索した案内経路のデモンストレーションを実行する。制御部31は、たとえばタッチパネルデバイス6に対するユーザ操作に応じて、案内経路のデモンストレーションを実行する。
案内経路のデモンストレーション処理において、制御部31は、出発位置から到達位置へ向かう案内系路上の現在位置を、ソフトウェア的に生成する(ステップST53)。制御部31は、生成した現在位置を用いて地図上に案内経路および現在位置を示す表示データを生成し、ディスプレイデバイス5に表示させる(ステップST54)。
また、制御部31は、現在位置を更新する度に、ガイドデータ27を読み込み、生成した現在位置において説明するガイド対象物を探索する。制御部31は、探索したガイド対象物のリンク情報をガイド出力テーブル52に登録する(ステップST55)。
ガイド対象物のリンク情報をガイド出力テーブル52に登録した場合、制御部31は、更に、登録したガイド情報についての報知位置をガイド出力テーブル52に登録する。
制御部31は、まず、ガイド出力テーブル52に登録したガイド情報についての通常の報知位置を特定する(ステップST56)。
次に、制御部31は、ガイド禁止区間データ51を読み込み、特定した通常の報知位置がガイド禁止区間内であるか否かを判断する(ステップST57)。
ガイド禁止区間内でない場合、通常の報知位置をガイド出力テーブル52に登録する(ステップST58)。
これに対し、通常の報知位置がガイド禁止区間内である場合、制御部31は、更に案内経路に基づいて該ガイド禁止区間において、ナビゲーション用の報知が実行される場合であるか否かを判断する(ステップST59)。たとえば右左折する交差点の進入経路である場合、ナビゲーション用の報知が実行される。直進通過する交差点である場合、ナビゲーション用の報知が実行されない。
ガイド禁止区間がナビゲーション用の報知が実行されない区間である場合、制御部31は、通常の報知位置をガイド出力テーブル52に登録する(ステップST58)。
ガイド禁止区間がナビゲーション用の報知が実行される区間である場合、制御部31は、ガイド禁止区間外であって、かつ、ガイド禁止区間より進行方向手前側となる案内位置を演算する(ステップST60)。
制御部31は、ガイド禁止区間に到達する前にガイド対象物についての説明の報知が終了するように、案内位置を演算する。たとえば、ガイド情報の長さに応じた報知時間と、移動速度とに基づいて説明の報知に必要となる距離を演算し、ガイド禁止区間より該距離以上手前の位置を、案内位置として演算する。
制御部31は、演算による案内位置をガイド出力テーブル52に登録する(ステップST61)。
制御部31は、以上の案内経路上のガイド対象物の登録処理を、演算による現在位置が更新される度に実行する。デモンストレーションの完了時には、案内系路上で案内するガイド対象物の情報がガイド出力テーブル52に蓄積される(ステップST62)。
制御部31は、その後の案内経路での案内の際に、ガイド対象物の情報が蓄積されたガイド出力テーブル52を用いて、図11のガイド情報の報知処理を実行する。
以上のように、本実施形態では、経路案内中ではガイド対象物の説明よりナビゲーションのための報知を優先し、ガイド対象物についての説明を報知できる。ナビゲーションタイミングを変更することなく、現在位置の周囲に存在する施設、店舗、建造物、史跡、構造物などについての説明を報知できる。
具体的には、ナビゲーション中に、ナビゲーション情報を報知する期間とガイド対象物についての説明を報知するタイミングとが重なる場合には、ナビゲーション情報の報知を優先し、ガイド対象物についての説明の報知タイミングをずらす。特に、ナビゲーション情報を報知する区間より前に、該区間において報知すべきガイド対象物についての説明を報知する。ガイド対象物の説明を報知するタイミングは、ナビゲーション情報の報知区間に到達する前に該説明の報知が終了するように、調整される。
よって、ナビゲーション情報を適切なタイミングで報知しつつ、付加的な情報であるガイド対象物についての説明をも報知できる。また、ガイド対象物についての説明より後にナビゲーション情報が報知されるので、ナビゲーション情報に対するユーザの注意(意識)を逸らすことなくガイド対象物についての説明を付加的に報知できる。ナビゲーション装置1の本来の機能(ナビゲーション機能)を妨げることなく、ガイド対象物についての説明を追加的に報知できる。
なお、本実施形態でも、第2実施形態のように、ガイド対象物とともにガイド対象エリアについての説明を報知してもよい。
[第4実施形態]
図13は、本発明の第4実施形態に係るクライアントサーバシステム61の概略構成図である。
図13のクライアントサーバシステム61は、クライアント端末62、サーバ装置63、およびこれらを通信可能に接続する通信ネットワーク64を有する。
そして、サーバ装置63は、ナビゲーション機能とともにガイド機能を実行する。クライアント端末62は、サーバ装置63と通信し、ナビゲーション用およびガイド用のユーザインタフェースとして機能する。
以下、主に、第1実施形態との相違点について説明する。
通信ネットワーク64は、たとえばインターネット、電話回線網で構成される。通信ネットワーク64は、クライアント端末62と無線通信する基地局65を有する。
クライアント端末62は、たとえばスマートフォン、携帯電話機などの携帯端末である。
クライアント端末62のハードウェア構成は、たとえば図1のナビゲーション装置1のものと同様でよい。クライアント端末62の各部の構成には、図1と同一の符号を使用し、図示および説明を省略する。
クライアント端末62の無線通信部7は、基地局65と通信回線を確立する。
無線通信部7は、この通信回線を用いて、サーバ装置63から各種の通信データを受信する。無線通信部7は、受信した通信データをCPU9へ出力する。
無線通信部7は、通信回線を用いて、CPU9から入力されるリクエストなどの通信データを基地局65へ送信する。基地局65へ送信された通信データは、通信ネットワーク64を通じてサーバ装置63へ送信される。
クライアント端末62のCPU9は、メモリデバイス8に記憶されたプログラム26をRAM10に読み込んで実行する。これにより、クライアント端末62のクライアント制御部71が実現される。
クライアント制御部71は、サーバ装置63と協働してクライアント端末62を用いたナビゲーション機能およびガイド機能を実現する。
図14は、図13のサーバ装置63のハードウェアを示す概略構成図である。
図14のサーバ装置63は、サーバ通信部81、サーバメモリデバイス82、サーバCPU83、サーバRAM84、およびこれらを接続するサーバシステムバス85を有する。
これらのサーバ装置63の各部は、図1のクライアント端末62の対応する名称のものと同じ機能を有するため、詳しい説明を省略する。
サーバメモリデバイス82は、図2と同様にたとえば、地点データ21、地図データ22、現在位置データ23、目的地データ24、案内経路データ25、サーバプログラムを記憶する。また、サーバメモリデバイス82は、ガイドデータ27を記憶する。
サーバCPU83は、サーバメモリデバイス82に記憶されるサーバプログラムをサーバRAM84に読み込んで実行する。これにより、サーバ装置63に、サーバ制御部91が実現される。
サーバ制御部91は、クライアントサーバシステム61の全体を制御する制御部31として機能する。
サーバ制御部91は、クライアント端末62を用いたナビゲーション機能の他に、クライアント端末62の現在位置を示す情報を取得する位置取得機能と、取得されたクライアント端末62の現在位置に基づいてガイド情報を取得するガイド情報取得機能と、取得されたガイド情報をクライアント端末62により報知する報知機能と、を実行する。
以下、サーバ装置63によるクライアント端末62を用いたガイド機能について説明する。
クライアント端末62を用いたガイド対象物についての説明の報知処理において、サーバ制御部91は、まず、クライアント端末62の現在位置を取得する。サーバ制御部91は、サーバ通信部81とクライアント端末62との間で通信を実行させ、クライアント制御部71からクライアント端末62の現在位置を取得する。なお、サーバ制御部91は、クライアント端末62が通信に利用する基地局65の位置情報を、クライアント端末62の現在位置として取得してもよい。
また、サーバ制御部91は、クライアント端末62の現在位置での進行方向を特定する。サーバ制御部91は、たとえば、前回取得した現在位置から、今回取得した現在位置へ向かう方向を、進行方向として特定する。この他にもたとえば、クライアント端末62のジャイロセンサなどの方位センサにより検出した進行方向をクライアント端末62から取得してもよい。
クライアント端末62の現在位置および進行方向を取得した後、サーバ制御部91は、ガイド情報を取得する。サーバ装置63は、まず、たとえばクライアント端末62の現在位置を中心とする所定半径内であって、進行方向に対して所定角度範囲内の地域を、ガイド情報を取得するエリアとして特定する。次に、サーバ制御部91は、ガイドデータ27を読み込み、特定したエリアに座標値が含まれるガイド対象物を抽出する。
ガイド対象物を抽出した後、サーバ制御部91は、該ガイド情報に含まれるガイド対象物についての説明をクライアント端末62により報知する。サーバ制御部91は、サーバ通信部81およびクライアント端末62の無線通信部7に通信させ、クライアント制御部71へガイド情報を送信する。クライアント制御部71は、受信したガイド情報から表示データを生成し、ディスプレイデバイス5に表示させる。また、クライアント制御部71は、受信したガイド情報から音声データを生成し、スピーカ4から出力させる。これにより、スピーカ4からガイド対象物について説明する解説音声が流れる。
なお、本実施形態でも、第2実施形態のように、ガイド対象物とともにガイド対象エリアについての説明を報知してもよい。
以上のように、本実施形態では、クライアント端末62を用いたナビゲーション機能を利用して、クライアント端末62の現在位置の周辺にあるガイド対象物についての説明を報知できる。
なお、第4実施形態において、クライアントサーバシステム61のサーバ装置63は、第1実施形態のナビゲーション装置1と同様のガイド処理を実施している。
この他にもたとえばサーバ装置63は、第2実施形態または第3実施形態のガイド処理を実施してもよい。
第4実施形態において、クライアント端末62は、サーバ装置63で取得されたガイド情報の説明を報知するユーザインタフェースとして機能している。
この他にもたとえば、クライアント端末62は、ガイド情報を取得する処理を実行してよい。この場合、サーバ装置63は、クライアント端末62のリクエストに応じて、要求されたデータをクライアント端末62へ送信する。
さらに他にもたとえば、サーバ装置63は、ナビゲーション処理およびガイド処理の一部を実行し、クライアント端末62は、残部を実行してもよい。
第4実施形態において、サーバ装置63は、単一のコンピュータ装置である。
この他にもたとえば、サーバ装置63は、複数台のコンピュータ装置で構成されてもよい。
以上の実施形態は、本発明の好適な実施形態の例であるが、本発明は、これに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形または変更が可能である。
たとえば上記実施形態では、ガイドデータ27は、ガイド情報を抽出するナビゲーション装置1またはサーバ装置63に記憶されている。
この他にもたとえば、ナビゲーション装置1またはサーバ装置63は、他の電子機器またはサーバ装置63からガイド情報を取得してもよい。
1 ナビゲーション装置(電子機器)
2 GPS受信部(位置取得部)
4 スピーカ(報知部)
5 ディスプレイデバイス(報知部)
31 制御部(ガイド情報取得部)
61 クライアントサーバシステム
62 クライアント端末
63 サーバ装置
64 通信ネットワーク
71 クライアント制御部
81 サーバ通信部
91 サーバ制御部(位置取得部、ガイド情報取得部、報知部)

Claims (12)

  1. 現在位置の情報を取得する位置取得部と、
    取得された前記現在位置の情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等について説明するガイド情報を取得するガイド情報取得部と、
    取得された前記ガイド情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等についての説明を報知する報知部と、
    を有することを特徴とする電子機器。
  2. 前記ガイド情報取得部は、
    進行方向前方の沿線に存在する施設、店舗、建造物、史跡、および構造物などのガイド対象物を説明するガイド情報、または行政界データや標高データを用いたガイド対象エリアを説明するガイド情報を取得し、
    前記報知部は、
    現在位置が前記ガイド対象物または前記ガイド対象エリアに到達する際に、前記ガイド対象物または前記ガイド対象エリアの説明を報知する、
    ことを特徴とする請求項1記載の電子機器。
  3. 前記報知部は、
    天候、時間帯、状況、および設定のうち少なくとも1つの状況に応じて異なる説明を報知する、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電子機器。
  4. 前記報知部は、
    前記位置取得部により取得される前記現在位置を用いたナビゲーションのためのナビゲーション情報を報知し、
    前記ナビゲーション中には、前記ガイド対象物または前記ガイド対象エリアの説明より前記ナビゲーション情報の報知を優先する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の電子機器。
  5. 前記報知部は、
    前記ナビゲーションで用いる案内経路を、前記案内経路による案内を開始する前に、前記案内経路をたどって事前案内する際に、前記案内経路の周辺施設等についての説明を報知する、
    ことを特徴とする請求項4記載の電子機器。
  6. 前記報知部は、
    前記ナビゲーションで用いる案内経路についての前記ナビゲーション情報を報知する区間を予想し、
    予想した前記区間に到達する前に前記ガイド情報の報知が終了するように、前記ガイド対象物または前記ガイド対象エリアの説明の報知を、前記現在位置が前記区間に到達する前に完了する、
    ことを特徴とする請求項4または5記載の電子機器。
  7. 情報を報知する報知部が接続された電子機器の制御部によるガイド情報の報知方法であって、
    前記制御部は、
    現在位置の情報を取得する処理と、
    取得した前記現在位置の情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等について説明するガイド情報を取得する処理と、
    取得された前記ガイド情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等についての説明を前記報知部に報知させる処理と、
    を実行することを特徴とするガイド情報の報知方法。
  8. 請求項7に記載のガイド情報の報知方法の処理を、前記電子機器の前記制御部に実行させる、
    ことを特徴とするプログラム。
  9. 請求項7に記載のガイド情報の報知方法の処理を、前記電子機器の前記制御部に実行させる、
    ことを特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体。
  10. クライアント端末とサーバ装置とが通信ネットワークにより通信可能に接続されたクライアントサーバシステムであって、
    前記クライアント端末または前記サーバ装置に設けられた位置取得部が、現在位置の情報を取得する位置取得機能と、
    前記クライアント端末または前記サーバ装置に設けられたガイド情報取得部が、取得された前記現在位置の情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等について説明するガイド情報を取得するガイド情報取得機能と、
    前記クライアント端末に設けられた報知部が、取得された前記ガイド情報を用いて、前記現在位置の周辺施設等についての説明を報知する報知機能と、
    を有することを特徴とするクライアントサーバシステム。
  11. 請求項10に記載の前記クライアントサーバシステムの前記サーバ装置と前記通信ネットワークを通じて通信可能に接続されるクライアント端末であって、
    前記サーバ装置と通信するクライアント通信部と、
    前記報知部と、
    前記クライアント通信部および前記報知部に接続されるクライアント制御部と、
    を有し、
    前記クライアント制御部は、
    前記クライアント端末の前記現在位置の情報を用いて取得される前記現在位置の周辺施設等についての説明を、前記報知部に報知させる、
    ことを特徴とするクライアント端末。
  12. 請求項10に記載の前記クライアントサーバシステムの前記表示部を有する前記クライアント端末と前記通信ネットワークを通じて通信可能に接続されるサーバ装置であって、
    前記クライアント端末と通信するサーバ通信部と、
    前記サーバ通信部に接続されるサーバ制御部と、
    を有し、
    前記サーバ制御部は、
    前記クライアント端末の前記現在位置の情報を用いて取得される前記現在位置の周辺施設等についての説明を、前記クライアント端末の前記報知部に報知させるために、前記サーバ通信部に前記クライアント端末と通信させる、
    ことを特徴とするサーバ装置。
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