JP2014025713A - エンコーダ、移動情報検出方法、駆動装置、ロボット装置及びパワーステアリング装置 - Google Patents

エンコーダ、移動情報検出方法、駆動装置、ロボット装置及びパワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】電力の消費を低減することができるエンコーダ、移動情報検出方法、駆動装置、ロボット装置及びパワーステアリング装置を提供すること。
【解決手段】少なくとも1つのパターンが形成され、第一方向に移動可能な移動部と、当該移動部の第一方向への移動量に応じて移動部との間で第二方向に相対的に移動するように設けられ、パターンを検出する検出部とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エンコーダ、移動情報検出方法、駆動装置、ロボット装置及びパワーステアリング装置に関する。
モータの回転軸など回転体の回転数や位置情報を検出する装置として、エンコーダが知られている(例えば、特許文献1)。エンコーダは、例えばモータの回転軸に取り付けられて用いられる。エンコーダの構成として、例えば所定の光反射パターン及び磁気パターンが形成された回転部を回転軸と一体的に回転させ、例えば光反射パターンに光を照射して反射光を読み取ると共に、例えば磁気パターンの変化を検出することで、モータの回転軸の一回転情報及び多回転情報を検出できる。
多回転情報を検出する場合には、磁気パターンを検出する検出系(例、MRセンサなど)や回転数をカウントしたりカウント数を記憶したりする処理回路などが用いられる。多回転情報の検出結果は処理回路の電源が切れると失われるため、例えば主電源をオフにする間にもバックアップ電源などを用いて多回転情報の検出動作又は保持動作が行われる。
特開2004−20548号公報
しかしながら、上記構成においては、多回転情報を行うために電力を常時必要とするため、消費電力が大きくなってしまう場合がある。
以上のような事情に鑑み、本発明は、電力の消費を低減することができるエンコーダ、移動情報検出方法、駆動装置、ロボット装置及びパワーステアリング装置を提供することを目的とする。
本発明の第一の態様に従えば、少なくとも1つのパターンが形成され、第一方向に移動可能な移動部と、当該移動部の第一方向への移動量に応じて移動部との間で第二方向に相対的に移動するように設けられ、パターンを検出する検出部とを備えるエンコーダが提供される。
本発明の第二の態様に従えば、第一方向に移動可能な移動部に形成された少なくとも1つのパターンを、当該移動部の第一方向の移動量に応じて移動部との間で第一方向とは異なる第二方向に相対的に移動する検出部によって、電気信号として検出する検出ステップと、検出部によって検出された電気信号を用いて移動部の第一移動情報を求める第一処理ステップと、電気信号の信号値及び当該信号値に基づく第二信号値の少なくとも一方のうち移動部及び検出部の第二方向における相対位置に応じて変化する成分を用いて移動部の第二移動情報を求める第二処理ステップとを含む移動情報検出方法が提供される。
本発明の第三の態様に従えば、駆動源と、当該駆動源によって所定の方向に移動する移動子と、当該移動子の移動情報を検出するエンコーダとを備え、当該エンコーダとして、本発明の第一の態様に従うエンコーダが用いられている駆動装置が提供される。
本発明の第四の態様に従えば、移動対象物と、当該移動対象物を移動させる駆動装置とを備え、当該駆動装置として、本発明の第三の態様に従う駆動装置が用いられているロボット装置が提供される。
本発明の第五の態様に従えば、回転力が入力される入力軸と、当該入力軸に連結され、回転力の一部が出力される出力軸と、入力軸及び出力軸のうち少なくとも一方の回転情報を検出するエンコーダとを備え、当該エンコーダとして、本発明の第一の態様に従うエンコーダが用いられており、当該エンコーダの第一方向は、所定の軸線を中心として回転する方向であり、当該エンコーダの第二方向は、移動部の軸線方向であるパワーステアリング装置が提供される。
本発明の態様によれば、電力の消費を低減することができる。
第一実施形態に係るモータ装置の構成を示す図。 本実施形態に係るエンコーダの一部の構成を示す図。 本実施形態に係るエンコーダの処理系の構成を示すブロック図。 本実施形態に係るエンコーダの検出特性に関するグラフ。 本実施形態に係るエンコーダの検出特性に関する表。 第二実施形態に係るモータ装置の構成を示す図。 本実施形態に係るエンコーダの処理系の構成を示すブロック図。 第三実施形態に係るロボット装置の構成を示す図。 第四実施形態に係るパワーステアリング装置の構成を示す図。 変形例に係るエンコーダの処理系の構成を示すブロック図。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は、モータ装置MTRの構成を示す断面図である。
図1に示すように、モータ装置MTRは、所定の軸線Cの周りに回転する回転子である回転軸SFと、当該回転軸SFを回転させる駆動部であるモータ本体BDと、回転軸SFの位置情報を検出するエンコーダECとを備えている。エンコーダECは、回転部R及び検出部Dを有している。エンコーダECは、検出部Dを構成する検出基板30内に回転部Rが収容された状態で用いられる。
回転部Rは、スケール部材Sを有している。
スケール部材Sは、円板状に形成されている。スケール部材Sは、相対移動機構50及びカップリング機構60を介して回転軸SFに固定されている。スケール部材Sは、回転軸SFの軸線Cを中心軸として、当該回転軸SFと一体的に軸線Cの周りに回転する。スケール部材Sは、例えば金属材料やガラスなどによって円盤状に形成されている。スケール部材Sの構成材料として剛性の高い材料を用いることで、耐変形性などに優れた回転部Rが得られる。スケール部材Sの構成材料として、上記材料とは異なる材料が用いられても良い。
スケール部材Sは、第一面Sa及び第二面Sbを有する。第一面Saは、モータ装置MTRに対向する。第二面Sbは、当該第一面Saの裏側に配置されている。スケール部材Sの第一面Saには、円筒部20が設けられている。
円筒部20は、軸線Cに平行な方向(以下、軸線方向と表記する)視において、第一面Saの中央に配置されている。円筒部20の中心軸は、軸線Cに一致している。円筒部20は、中空部20aを有する。中空部20aには、相対移動機構50の一部が挿入されている。中空部20aに挿入された相対移動機構50の一部は、例えばボルトなどの固定部材51によってスケール部材Sに固定されている。
スケール部材Sの第二面Sbには、パターン21及び凹部22が設けられている。パターン21は、スケール部材Sの第二面Sbの端部(例、周縁部)に円環状に設けられている。パターン21は、ほぼ全体がアクリル樹脂などの透明保護膜(不図示)によって被覆されている。
図2(a)は、スケール部材Sの第二面Sbの構成例を示す図である。
図2(a)に示すように、パターン21は、円環状に形成された第一トラック21a及び第二トラック21bを有する。第一トラック21aは、第二トラック21bに対して外周側に配置されている。
第一トラック21a及び第二トラック21bには、それぞれ光反射パターン24が形成されている。第一トラック21aには、光反射パターン24として、インクリメンタルパターン24aが形成されている。第二トラック21bには、光反射パターン24として、アブソリュートパターン24bが形成されている。なお、インクリメンタルパターン24a及びアブソリュートパターン24bは、光反射領域ではなく、例えば光を透過するスリットなどで形成されていても良い。
光反射パターン24の周囲には、低反射領域25が形成されている。低反射領域25は、光反射パターン24よりも光反射率が低い領域である。低反射領域25には、例えばニッケル、クロム、鉄及び亜鉛など、光吸収率の高い金属からなる薄膜が設けられている。なお、例えば第二面Sb自体を着色加工したり、粗面加工したりすることで光反射パターン24及び低反射領域25が形成されていても構わない。
図2(b)は、インクリメンタルパターン24a及びアブソリュートパターン24bの構成を示す図である。
図2(b)に示すように、インクリメンタルパターン24aは、例えば、論理状態を示す最小識別幅P1の光反射領域を有する。インクリメンタルパターン24aは、スケール部材Sの回転方向に沿って等ピッチに形成されている。アブソリュートパターン24bは、インクリメンタルパターン24aの最小識別幅P1より広い最小識別幅P2で、例えば、6ビットのM系列パターンの光反射領域を有する。
図1に示すように、凹部22は、軸線方向視においてスケール部材Sの中央に設けられている。凹部22は、固定部材51の一部が挿入されている。凹部22が設けられることにより、固定部材51が軸線方向においてスケール部材Sから突出するのを防ぐことができ、エンコーダECの小型化を図ることができる。
検出部Dは、スケール部材Sに形成されたパターン21を検出する。検出部Dは、検出基板30、受発光素子31、モールド32及び固定部材33を有している。
検出基板30は、例えば円板状に形成されている。検出基板30は、モールド32及び固定部材33によってエンコーダ受部54に固定されている。エンコーダ受部54は、付勢部55によってモータ本体BDに支持されている。付勢部55は、締結部材56によってモータ本体BDに締結されている。付勢部55は、エンコーダ受部54とモータ本体BDとの間に挟まれている。付勢部55は、軸線方向に弾性変形可能である。付勢部55は、エンコーダ受部54に対して軸線方向に付勢力を作用させつつ、当該エンコーダ受部54を支持する。
検出基板30は、回転軸SFとは固定されていない状態となっている。したがって、回転軸SFが回転しても、検出基板30とモータ装置MTRとの相対位置が変化しないようになっている。検出基板30は、スケール部材Sに対向して配置されている。スケール部材S及び検出基板30は、軸線方向視において、互い中心が一致するように位置合わせされている。
受発光素子31は、パターン21へ向けて光を射出し、反射光を読み取ることでパターン21を検出する。受発光素子31は、検出基板30のうちスケール部材Sに対向する面に設けられている。受発光素子31は、軸線方向視において、例えばパターン21の一部に重なる位置に配置されている。
受発光素子31は、光を射出する発光部31cと、パターン21による反射光を受光する受光部31a及び受光部31bとを有する。発光部31cとしては、例えばLEDなどが用いられる。発光部31cは、インクリメンタルパターン24a及びアブソリュートパターン24bのそれぞれに向けて光を射出可能である。
受光部31a及び受光部31bとしては、例えばフォトダイオードなどが用いられる。受光部31aは、インクリメンタルパターン24aを介した反射光の光路に配置されている。受光部31bは、アブソリュートパターン24bを介した反射光の光路に配置されている。
なお、例えばインクリメンタルパターン24a及びアブソリュートパターン24bが光を透過するスリットなどで形成されている場合のように、スケール部材Sを透過した光を受光する場合には、受光部31a及び受光部31bは、軸線方向において受発光素子31の発光部31cとの間でスケール部材Sを挟む位置に配置される。
相対移動機構50は、カップリング機構60を介して回転軸SFに固定されている。相対移動機構50は、基部52と、突出部53とを有する。基部52は、カップリング機構60に連結されている。
突出部53は、基部52からスケール部材S側へ突出している。突出部53の先端部53aは、円筒部20の中空部20aに挿入されており、固定部材51によってスケール部材Sに固定されている。突出部53のうち先端部53aと基部52との間には、ネジ山53bが形成されている。ネジ山53bは、エンコーダ受部54の貫通部54aに形成されたネジ山54bに噛み合わされている。
この構成において、回転軸SFが回転する場合、相対移動機構50が回転軸SFと一体的に回転し、ネジ山53bが軸線周りに回転する。ネジ山53bはネジ山54bに沿って回転し、一体的に固定された回転軸SF、相対移動機構50の基部52及びスケール部材Sが軸線方向に移動する。なお、基部52は、軸線方向のうちカップリング機構60から離れる方向に移動する場合であってもカップリング機構60との間の連結状態が解除されないように当該カップリング機構60に連結されている。
なお、付勢部55が付勢力によってエンコーダ受部54を支持するため、エンコーダ受部54ひいては検出基板30の軸線方向への位置ずれが抑制される。また、相対移動機構50とエンコーダ受部54とが螺合されているため、エンコーダ受部54に対して軸線方向に力が働いた場合でも、回転方向への移動は抑制される。したがって、付勢部55の付勢力による相対移動機構50とエンコーダ受部54との位置関係の変化が抑制される。以上の点から、例えば回転軸SFが回転していない状態において、回転軸SFと検出基板30との間の位置関係は安定的に保持されることになる。
このように、相対移動機構50は、回転軸SFの回転量及び回転方向に応じて、検出部Dを軸線方向に移動させることにより、スケール部材S(回転部R)と検出部Dとの間を相対的に軸線方向に移動させる。
例えば、相対移動機構50は、回転軸SFが軸線Cを中心として+θ方向(図1参照)に回転した場合に、検出部Dから離れる方向にスケール部材Sを移動させる。また、相対移動機構50は、回転軸SFが軸線Cを中心として−θ方向(+θ方向とは反対向き:図1参照)に回転した場合に、検出部Dに近づく方向にスケール部材Sを移動させる。この結果、スケール部材Sと検出部Dとが軸線方向に相対的に移動し、スケール部材Sと検出部DとのギャップG(図1参照)が変化する。
相対移動機構50は、回転軸SFの回転量に対して一定の割合でギャップGを変化させる。例えば、ネジ山53b及びネジ山54bのピッチを0.01mmとすることにより、回転軸SFが1回転する毎にギャップGが0.01mm変化する割合でスケール部材Sを軸線方向に移動させることができる。
図3は、エンコーダECの信号処理系の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、検出基板30には、第一処理部30a、電流供給部30b、光量補償部30c及び第二処理部30dを有する。
受光部31a及び受光部31bによって読み取られた光は、電気信号に変換され、不図示のアンプやコンパレータなどを介して、インクリメンタル信号INC及びアブソリュート信号ABSとして第一処理部30aに供給される。第一処理部30aは、インクリメンタル信号INCとアブソリュート信号ABSとに基づき一回転情報STを生成する。なお、第一処理部30aは、一回転情報のうち原点位置データを通過する回数をカウントすることにより、多回転情報を生成する構成であっても良い。
電流供給部30bは、発光部31cを発光させるための電流を当該発光部31cに対して供給する。
光量補償部30cは、受光部31aによって変換された電気信号の大きさが所定の値を維持するように、発光部31cから射出される光の強度を調整する。光量補償部30cは、例えば電流供給部30bから発光部31cに供給される電流の値を調整することにより、当該光強度を調整可能である。
第二処理部30dは、受光部31aに供給される電流の大きさに応じて、スケール部材Sの回転方向及び多回転情報(第二移動情報)を求める。以下、スケール部材Sの回転方向及び多回転情報を求める原理を説明する。
相対移動機構50によってスケール部材Sと検出部DとのギャップGが変換される場合、発光部31cから射出された射出光がスケール部材Sに到達する位置と、反射光が受光部31a及び受光部31bに到達する位置とが変化する。この結果、受光部31a及び受光部31bで受光される反射光の強度は、ギャップGに応じて変化し、受光部31a及び受光部31bによって変換される電気信号の大きさが所定の値に対して変化する。
ここで、光量補償部30cは、受光部31aによって変換された電気信号の大きさを検出すると共に、検出結果が所定の値を維持するように、電流供給部30bから発光部31cに供給される電流の値を調整する。受光部31aによって変換された電気信号は、インクリメンタルパターン24aの反射光に基づくため、規則的なパターンを含む信号となる。このため、光量補償部30cの検出対象を受光部31aによる電気信号とすることで、安定した検出が可能となる。
図4は、ギャップGの変化量と電流供給部30bから発光部31cに供給される電流の値との関係を示すグラフである。グラフの横軸はギャップGの変化量(単位:mm)を示し、グラフの縦軸は電流の大きさ(単位:mA)を示す。なお、横軸の変化量については、相対移動機構50が所定の基準位置にある場合を0としている。
図4に示すように、ギャップGの変化量が0の場合(ギャップGが基準値である場合)、電流供給部30bから発光部31cに供給される電流の値は20mA程度となる。この状態からギャップGが増加する場合、パターン21と受光部31aとの距離が長くなるため、受光部31aに入射する光の強度が低下する。そこで、光量補償部30cは、受光部31aで受光される光の強度を上昇させるため、電流供給部30bから発光部31cに供給される電流の値を増加させ、発光部31cから射出される光の強度を高める。例えばギャップGの増加量が0.5mmの場合には、発光部31cに供給される電流は24mA程度に増加する。
一方、ギャップGが基準値に対して小さくなる場合、パターン21と受光部31aとの距離が短くなるため、受光部31aに入射する光の強度が上昇する。そこで、光量補償部30cは、受光部31aで受光される光の強度を低下させるため、電流供給部30bから発光部31cに供給される電流の値を減少させ、発光部31cから射出される光の強度を低くする。例えばギャップGの減少量が0.5mmの場合には、受光部31a及び受光部31bで生じる電流は16mA程度に減少する。
上記のように、スケール部材Sと検出部DとのギャップGと、発光部31cに供給される電流の大きさとの間は、相関関係が見られる。一方、ギャップGは、相対移動機構50により回転軸SFの回転方向及び回転量に応じて変化するため、ギャップGと回転軸SFの回転方向及び回転量との間にも相関関係が見られる。よって、発光部31cに供給される電流の大きさと、回転軸SFの回転方向及び回転量との間には、相関関係が存在することになる。
図5は、回転軸SFの回転方向及び回転量(回転回数)と、ギャップGの変化量と、発光部31cに供給される電流の大きさとの関係を示す表である。
図5に示すように、回転軸SFが基準位置にある場合、ギャップGの変化量が0mmであり、発光部31cに供給される電流の大きさは20mAである。
この状態から、回転軸SFが+θ方向に1回転する場合、ギャップGの変化量が0.01mmとなり、発光部31cに供給される電流の大きさは20.08mAとなる。また、回転軸SFが+θ方向に49回転する場合、ギャップGの変化量が0.49mmとなり、発光部31cに供給される電流の大きさは23.92mAとなる。回転軸SFが+θ方向に50回転する場合、ギャップGの変化量が0.50mmとなり、発光部31cに供給される電流の大きさは24.00mAとなる。
一方、回転軸SFが−θ方向に1回転する場合、ギャップGの変化量が−0.01mmとなり、発光部31cに供給される電流の大きさは19.92mAとなる。また、回転軸SFが−θ方向に49回転する場合、ギャップGの変化量が−0.49mmとなり、発光部31cに供給される電流の大きさは16.08mAとなる。回転軸SFが−θ方向に50回転する場合、ギャップGの変化量が−0.50mmとなり、発光部31cに供給される電流の大きさは16.00mAとなる。
以上のことから、回転軸SFが+θ方向に1回転する毎に、発光部31cに供給される電流の大きさは0.08mA増加することが読み取れる。また、回転軸SFが−θ方向に1回転する毎に、発光部31cに供給される電流の大きさは0.08mA減少することが読み取れる。
上記の相関関係に関するデータは、実験やシミュレーションなどによって予め求めておくことができる。当該データは、例えば制御部CONTに記憶させておくことができる。この構成により、第二処理部30dは、発光部31cに供給される電流の大きさに基づいて回転軸SFの回転方向及び多回転情報(第二移動情報)MTを求めることができる。
第一処理部30a及び第二処理部30dは、制御部CONTからの要求などによって、多回転情報MTと一回転情報STとを含む位置情報を制御部CONTへシリアル方式で出力する。
なお、エンコーダECは、回転部Rの回転量に応じて回転部Rと検出部Dとが相対的に移動するため、移動量に制限がある。このため、本実施形態に係るエンコーダECは、例えば回転軸SFの回転量が所定の回転数以内に収まるようなモータ装置MTR(例、ロボットハンドやロボットアームの回転部分、パワーステアリング装置など)に対して用いられることを想定している。
以上のように、本実施形態によれば、パターン21が形成され、軸線回りに回転可能な回転部Rと、当該回転部Rの軸線回りの回転量に応じて軸線方向に移動するように設けられ、パターン21を検出する検出部Dとを備えるので、電力を要することなく回転部Rの回転量に関する情報(多回転情報)を保持することができる。これにより、多回転情報を保持し続けるための電力が不要となるため、電力の消費を低減することができる。
また、本実施形態によれば、検出部Dが回転部Rと検出部Dとの間の軸線方向の距離に関する情報が含まれるようにパターン21を検出可能であるため、一の検出系(例、光学式の検出部D)によって一回転情報及び多回転情報を検出することができる。
[第二実施形態]
次に、本発明の第二実施形態を説明する。
図6は、本実施形態に係るエンコーダEC2(モータ装置MTR2)の構成を示す図である。図6に示すように、本実施形態では、パターン21として光反射パターン24が形成されたスケール部材Sに変えて、パターン21として磁気パターン26が形成された磁極部材Mが用いられている。また、検出部Dの検出基板40には、磁気パターン26を検出するため、磁気センサ42が設けられている。他の構成は、第一実施形態と同様である。
磁気センサ42は、例えば磁気パターン26に対して回転軸SFの軸方向に見て重なる位置に一対配置されている(磁気センサ42A及び磁気センサ42B)。各磁気センサ42A及び磁気センサ42Bは、バイアス磁石(不図示)及び磁気抵抗素子(不図示)を有している。磁気センサ42A及び磁気センサ42Bは、それぞれ検出基板40に保持されている。
バイアス磁石は、磁気パターン26の磁場との間で合成磁場を形成する磁石である。バイアス磁石を構成する材料として、例えばサマリューム・コバルトなどの磁力の大きい希土類磁石などが挙げられる。バイアス磁石は、磁気抵抗素子に接触したり、隣接したりしない位置に配置されている。
磁気抵抗素子は、例えば金属配線などによって形成された直交する2つの繰り返しパターンを有している。磁気抵抗素子は、磁場の方向が当該繰り返しパターンに流れる電流の方向の垂直方向に近くなると電気抵抗が低下するようになっている。磁気抵抗素子は、この電気抵抗の低下を利用して磁場の方向を電気信号に変換するようになっている。磁気抵抗素子は、磁気パターン26の磁場及びバイアス磁石の磁場による合成磁場を検出するようになっている。
図7は、エンコーダEC2の信号処理系の構成を示すブロック図である。
図7に示すように、検出基板40には、第一処理部40a及び第二処理部40bを有する。
磁気センサ42(磁気センサ42A及び磁気センサ42B)によって読み取られた磁場は、電気信号に変換され、不図示のアンプやコンパレータなどを介して、多回転信号MA及び多回転信号MBとして第一処理部40aに供給される。第一処理部40aは、多回転信号MA及び多回転信号MBに基づき多回転情報MT1を生成する。
第二処理部40bは、多回転信号MA及び多回転信号MBの信号値の大きさに応じて、磁極部材Mの回転方向及び多回転情報(第二移動情報)を求める。この場合においても、上記第一実施形態と同様の原理である。
例えば、相対移動機構50によって磁極部材Mと検出部DとのギャップGが変換される場合、磁場の発生源である磁気パターン26の軸線方向上の位置と、当該磁場を検出する磁気センサ42A及び磁気センサ42Bの位置とが変化する。磁場の強さは磁気パターン26からの距離の2乗に反比例するため、磁気センサ42A及び磁気センサ42Bで検出される多回転信号MA及び多回転信号MBの大きさは、ギャップGに応じて変化する。このように、磁極部材Mと検出部DとのギャップGと、多回転信号MA及び多回転信号MBの大きさとの間には、相関関係が見られる。
また、上記第一実施形態と同様に、ギャップGは、相対移動機構50により回転軸SFの回転方向及び回転量に応じて変化するため、ギャップGと回転軸SFの回転方向及び回転量との間にも相関関係が見られる。よって、多回転信号MA及び多回転信号MBの大きさと、回転軸SFの回転方向及び回転量との間には、相関関係が存在することになる。
上記の相関関係に関するデータは、実験やシミュレーションなどによって予め求めておくことができる。当該データは、例えば制御部CONTに記憶させておくことができる。この構成により、第二処理部40bは、多回転信号MA及び多回転信号MBの大きさに基づいて回転軸SFの回転方向及び多回転情報(第二移動情報)MT2を求めることができる。
第一処理部40a及び第二処理部40bは、制御部CONTからの要求などによって、多回転情報MT1と多回転情報MT2とを含む位置情報を制御部CONTへシリアル方式で出力する。
以上のように、本実施形態によれば、軸線回りに回転可能な回転部Rと、当該回転部Rの軸線回りの回転量に応じて軸線方向に移動するように設けられ、パターン21を検出する検出部Dとを備えるので、パターン21として磁気パターン26が形成される場合であっても、電力を要することなく回転部Rの回転量(多回転情報)に関する情報を保持することができる。これにより、多回転情報を保持し続けるための電力が不要となるため、電力の消費を低減することができる。
[第三実施形態]
次に、本発明の第三実施形態を説明する。
図8は、第一実施形態に記載のモータ装置MTR又は第二実施形態に記載のモータ装置MTR2を備えるロボット装置RBTの一部(指部分の先端)の構成を示す図である。
図8に示すように、ロボット装置RBTは、末節部101、中節部102及び関節部103を有しており、末節部101と中節部102とが関節部103を介して接続された構成になっている。関節部103には軸支持部103a及び軸部103bが設けられている。軸支持部103aは中節部102に固定されている。軸部103bは、軸支持部103aによって固定された状態で支持されている。
末節部101は、接続部101a及び歯車101bを有している。接続部101aには、関節部103の軸部103bが貫通した状態になっており、当該軸部103bを回転軸として末節部101が回転可能になっている。この歯車101bは、接続部101aに固定されたベベルギアである。接続部101aは、歯車101bと一体的に回転するようになっている。
中節部102は、筐体102a及び駆動装置ACTを有している。駆動装置ACTは、上記実施形態に記載のモータ装置MTR又はモータ装置MTR2を用いることができる。駆動装置ACTは、筐体102a内に設けられている。駆動装置ACTには、回転軸部材104aが取り付けられている。回転軸部材104aの先端には、歯車104bが設けられている。この歯車104bは、回転軸部材104aに固定されたベベルギアである。歯車104bは、上記の歯車101bとの間で噛み合った状態になっている。
ロボット装置RBTは、駆動装置ACTの駆動によって回転軸部材104aが回転し、当該回転軸部材104aと一体的に歯車104bが回転する。歯車104bの回転は、当該歯車104bと噛み合った歯車101bに伝達され、歯車101bが回転する。当該歯車101bが回転することで接続部101aも回転し、これにより末節部101が軸部103bを中心に回転する。
例えばこのようなロボット装置RBTにおいて、電源を一度オフにして再度起動する際に、再起動時に回転軸部材104aの一回転情報と多回転情報とを検出する必要がある。このため、電源がオフになっている間、多回転情報を保持しておく必要がある。本実施形態では、電力を消費することなく、電源オフの間も多回転情報を保持することが可能であるため、当該情報を用いて再起動の際に一回転情報及び多回転情報を検出することができる。これにより、ロボット装置RBTの省電力化を図ることができる。
[第四実施形態]
次に、本発明の第四実施形態を説明する。
本実施形態では、第一実施形態に係るエンコーダEC又は第二実施形態に係るエンコーダEC2を備えるパワーステアリング装置について説明する。
図9は、本実施形態に係るパワーステアリング装置501の一部の構成を示す図である。
図9に示すように、パワーステアリング装置501は、自動車500に搭載される。上記実施形態において説明したモータ装置MTR又はモータ装置MTR2は、当該パワーステアリング装置501に適用することができる。
パワーステアリング装置501は、ステアリングホイール502と、当該ステアリングホイール502に入力された入力軸503と、入力軸503に連結された出力軸504と、入力軸503から出力軸504へ伝達されるトルクを検出するトルク検出装置505と、パワーステアリング装置501の各部を制御するコントロールユニット506と、ステアリングホイール502を支持するステアリングコラム507と、出力軸504に対して補助動力を付与するモータ装置508とを有している。
このようなパワーステアリング装置501においては、モータ装置508として、上記説明したモータ装置MTR又はモータ装置MTR2を用いることができる。
例えばパワーステアリング装置501において、自動車500のエンジンを停止させた後に再度エンジンを掛ける場合、モータ装置508についての一回転情報及び多回転情報を検出する必要がある。このため、エンジン停止時には多回転情報を保持しておく必要がある。本実施形態では、電力を消費することなく、電源オフの間も多回転情報を保持することが可能であるため、当該情報を用いて再起動の際に一回転情報及び多回転情報を検出することができる。これにより、パワーステアリング装置501の省電力化を図ることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更を加えることができる。
上記第一実施形態では、検出基板30に光量補償部30cが設けられ、光量補償部30cが発光部31cから射出される光の強度を調整する構成とし、受光部31aに供給される電流の大きさに応じて第二処理部30dがスケール部材Sの回転方向及び多回転情報(第二移動情報)を求める構成としたが、これに限られることは無く、光量補償部30cが設けられない構成であっても良い。
図10は、エンコーダECの信号処理系の他の構成を示すブロック図である。
図10に示すように、光量補償部30cを設けない構成の場合、第二処理部30dは、受光部31aによる信号値の大きさに基づいて回転軸SFの回転方向及び多回転情報(第二移動情報)MTを求めることができる。
また、上記実施形態においては、相対移動機構50が回転軸SFの回転量及び回転方向に応じて軸線方向に移動する構成としたが、これに限られることは無い。
例えば、相対移動機構50(スケール部材S)の軸線方向の位置を固定させ、検出基板30が一体的に軸線方向に移動する構成であっても良い。また、スケール部材S及び検出基板30の両方が軸線方向に移動する構成であっても良い。このような構成であっても、スケール部材Sと検出基板30との間を軸線方向に相対的に移動させることができる。
また、上記実施形態においては、検出部Dが軸線方向への移動方向及び移動量に関する情報を含むようにパターン21を検出可能である構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば検出部Dの軸線方向の移動量を検出する第二検出部が別途設けられる構成であっても良い。
また、上記各実施形態では光学式の検出部又は磁気式の検出部のいずれか一方を有するエンコーダを例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば、光学式の検出部及び磁気式の検出部を両方有するエンコーダであっても、本発明の適用が可能である。この場合、光学式の検出部の検出結果及び磁気式の検出部の検出結果の一方又は両方を用いて多回転情報及び回転方向を求めることができる。
また、上記実施形態では、移動部として、軸線Cを中心として回転する回転部Rを例に挙げて説明したが、これに限られることは無い。例えば、直線方向に移動する移動部についても本発明の適用が可能である。
MTR、MTR2…モータ装置 SF…回転軸 EC、EC2…エンコーダ R…回転部 D…検出部 S…スケール部材 CONT…制御部 M…磁極部材 RBT…ロボット装置 ACT…駆動装置 21…パターン 24…光反射パターン 24a…インクリメンタルパターン 26…磁気パターン 30、40…検出基板 30a、40a…第一処理部 30b…電流供給部 30c…光量補償部 30d、40b…第二処理部 31c…発光部 31a、31b…受光部 42…磁気センサ 50…相対移動機構 53b…ネジ山 54…エンコーダ受部 54b…ネジ山 55…付勢部 501…パワーステアリング装置 508…モータ装置

Claims (23)

  1. 少なくとも1つのパターンが形成され、第一方向に移動可能な移動部と、
    前記移動部の前記第一方向への移動量に応じて前記移動部との間で第二方向に相対的に移動するように設けられ、前記パターンを検出する検出部と
    を備えるエンコーダ。
  2. 前記検出部は、前記パターンを電気信号として検出可能であり、
    前記検出部によって検出された前記電気信号を用いて前記移動部の第一移動情報を求めると共に、前記電気信号の信号値及び当該信号値に基づく第二信号値の少なくとも一方のうち前記移動部及び前記検出部の前記第二方向における相対位置に応じて変化する成分を用いて前記移動部の第二移動情報を求める制御部を備える
    請求項1に記載のエンコーダ。
  3. 前記制御部は、前記成分を用いて前記移動部及び前記検出部の前記第二方向における相対位置を算出し、算出結果を用いて前記第二移動情報を求める
    請求項2に記載のエンコーダ。
  4. 前記第一方向は、所定の軸線を中心として回転する方向であり、
    前記第二方向は、前記移動部の軸線方向である
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  5. 前記第一移動情報は、前記移動部の一回転情報及び前記移動部の多回転情報のうち少なくとも一方を含み、
    前記第二移動情報は、前記多回転情報及び前記移動部の移動方向に関する情報を含む
    請求項4に記載のエンコーダ。
  6. 前記パターンは、光学パターンを有し、
    前記検出部は、前記光学パターンを介した光を当該光の光量に応じて前記電気信号に変換する変換部と、を有する
    請求項1から請求項5のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  7. 前記光学パターンへ向けて前記光を射出する光射出部を備える
    請求項6に記載のエンコーダ。
  8. 前記制御部は、前記光射出部から射出される前記光の光量を調整可能である
    請求項7に記載のエンコーダ。
  9. 前記第二信号値は、前記変換部によって変換される前記電気信号の前記信号値が一定となるように前記光の光量を調整する信号の信号値である
    請求項8に記載のエンコーダ。
  10. 前記光学パターンは、前記移動部の移動方向に沿って等ピッチに形成されている
    請求項6から請求項9のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  11. 前記移動量に応じて前記移動部と前記検出部とを前記第二方向に相対的に移動させる相対移動機構を備える
    請求項1から請求項10のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  12. 前記パターンは、磁気パターンを有し、
    前記検出部は、前記磁気パターンによって形成される磁場を当該磁場の強さに応じて前記電気信号に変換する変換部を有する
    請求項1から請求項11のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  13. 前記移動部は、所定の移動方向に所定の移動量だけ移動するように形成された移動軸に固定される
    請求項1から請求項12のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  14. 前記移動軸は、ロボット装置に設けられるアームの移動軸、パワーステアリング装置に設けられる入力軸及び出力軸のうちのいずれかである
    請求項13に記載のエンコーダ。
  15. 前記第一方向は、所定の直線に沿った方向である
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  16. 前記検出部は、前記移動部との間の前記第二方向への相対的な移動量に関する情報が含まれるように前記パターンを検出可能である
    請求項1から請求項15のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  17. 前記検出部の前記第二方向への相対的な移動量を検出する第二検出部を更に備える
    請求項1から請求項16のうちいずれか一項に記載のエンコーダ。
  18. 第一方向に移動可能な移動部に形成された少なくとも1つのパターンを、当該移動部の前記第一方向の移動量に応じて前記移動部との間で第二方向に相対的に移動する検出部によって、電気信号として検出する検出ステップと、
    前記検出部によって検出された前記電気信号を用いて前記移動部の第一移動情報を求める第一処理ステップと、
    前記電気信号の信号値及び当該信号値に基づく第二信号値の少なくとも一方のうち前記移動部及び前記検出部の前記第二方向における相対位置に応じて変化する成分を用いて前記移動部の第二移動情報を求める第二処理ステップと
    を含む移動情報検出方法。
  19. 前記第二処理ステップは、
    前記成分を用いて前記移動部及び前記検出部の前記第二方向における相対位置を算出することと、
    算出結果を用いて前記第二移動情報を求めることと、を含む
    請求項18に記載の移動情報検出方法。
  20. 前記第一方向は、所定の軸線を中心として回転する方向であり、
    前記第二方向は、前記移動部の軸線方向であり、
    前記第一移動情報は、前記移動部の一回転情報及び前記移動部の多回転情報のうち少なくとも一方を含み、
    前記第二移動情報は、前記多回転情報及び前記移動部の移動方向に関する情報を含む
    請求項18又は請求項19に記載の移動情報検出方法。
  21. 駆動源と、
    前記駆動源によって所定の方向に移動する移動子と、
    前記移動子の移動情報を検出するエンコーダと
    を備え、
    前記エンコーダとして、請求項1から請求項17のうちいずれか一項に記載のエンコーダが用いられている
    駆動装置。
  22. 移動対象物と、
    前記移動対象物を移動させる駆動装置と
    を備え、
    前記駆動装置として、請求項21に記載の駆動装置が用いられている
    ロボット装置。
  23. 請求項21に記載の駆動装置が用いられており、
    前記駆動装置が備えるエンコーダの前記第一方向は、所定の軸線を中心として回転する方向であり、
    前記エンコーダの前記第二方向は、前記移動部の軸線方向である
    パワーステアリング装置。
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