JP2014023787A - 食器投入装置 - Google Patents

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Harunori Ishino
晴紀 石野
Shintaro Sasahara
新太郎 笹原
Tatsuji Niwada
達次 庭田
Toshihiro Yoshida
利浩 吉田
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Abstract

【課題】バケットに収容されている食器を所定の槽内へ連続的に投入可能な食器投入装置を提供することを課題とする。
【解決手段】コンベアの終点に配置される所定の槽と前記コンベアの終点との間に配置され、前記コンベアから繰り出されるバケット内の食器を前記所定の槽内に投入する食器投入装置であって、前記コンベアから繰り出される前記バケットに係合する係合部材と、前記係合部材に係合中の前記バケットを回して反転し、前記バケット内の前記食器を前記所定の槽内に投入する反転装置と、前記係合部材に係合中の前記バケットを前記食器投入装置から排出する排出装置と、を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、食器投入装置に関する。
近年、外食産業の発展に伴い、厨房機器の自動化が進んでいる(例えば、特許文献1−2を参照)。
米国特許第5421690号明細書 特開2005−341926号公報 特開平7−315581号公報
例えば、回転寿司店のように大量の食器を取り扱う飲食店では、客席から回収した使用済みの食器を自動的に洗浄する自動洗浄機が導入されている。自動洗浄機で食器を洗浄する際は、使用済みの食器を客席から運び、自動洗浄機にセットする必要がある。また、大量の食器を取り扱う飲食店の中には、使用済みの食器を客席から回収する際、例えば、大量の食器を収容可能なバケット(飲食業界では「バスボックス」と呼ばれることもある)に使用済みの食器を入れて運ぶ店がある。
使用済みの食器をバケットで運ぶ店の場合、繁忙時、大量の食器を収容したバケットが自動洗浄機の近傍に置かれたまま放置される場合がある。洗浄すべき食器がバケットに収容されたまま放置されると、洗浄済みの食器が不足する事態を招く可能性があり、また、自動洗浄機の稼働率が低下する一因にもなる。
そこで、本願は、バケットに収容されている食器を所定の槽内へ連続的に投入可能な食器投入装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、本発明は、コンベアから繰り出されるバケットに係合する係合部材を設けると共に、係合中のバケットを反転させる反転装置、及び係合中のバケットを排出する排出装置を設けることにした。
詳細には、コンベアの終点に配置される所定の槽と前記コンベアの終点との間に配置され、前記コンベアから繰り出されるバケット内の食器を前記所定の槽内に投入する食器投入装置であって、前記コンベアから繰り出される前記バケットに係合する係合部材と、前記係合部材に係合中の前記バケットを回して反転し、前記バケット内の前記食器を前記所定の槽内に投入する反転装置と、前記係合部材に係合中の前記バケットを前記食器投入装置から排出する排出装置と、を備える。
ここで、所定の槽とは、上記食器投入装置が食器を投入する槽であり、例えば、食器の自動洗浄を行う自動洗浄機の槽や、食器を自動的に選別する自動選別機の槽を挙げることができる。
上記食器投入装置であれば、コンベアから繰り出されるバケットがコンベア上あるいは
コンベアの側方で係合部材に係合する。係合部材は、例えば、上記食器投入装置にバケットが載るテーブルが備わっている場合であれば、当該テーブル上に配置され、スライドしながらテーブルに載るバケットと係合するようにしてもよいし、或いは、テーブルの有無に関わらず、当該係合部材が移動することによりコンベア上のバケットに係合するようにしてもよい。
また、上記食器投入装置は、係合部材に係合中のバケットを回して反転する反転装置により、食器を収容したバケットを反転させることが可能である。反転装置は、バケットに係合する係合部材を回してバケットを反転させてもよいし、係合部材に係合中のバケットを、食器投入装置に設けたバケットが載るテーブルと一緒に反転させてもよい。バケットは、係合部材に係合されているため、反転装置で回して反転させても、係合部材による係合状態が維持される。このため、上記食器投入装置は、反転装置によるバケットの反転動作により、所定の槽内への食器の投入を実現できる。
上記食器投入装置によれば、バケット内の食器を所定の槽内に投入する機能、及びバケットを排出する機能が備わっているため、食器の投入動作およびバケットの排出動作を繰り返すことにより、バケットに収容されている食器を所定の槽内へ連続的に投入することが可能となる。
なお、前記食器投入装置は、前記コンベアから繰り出された前記バケットが、前記コンベアの搬送路の延長線に沿ってスライドしながら載るテーブルを更に備え、前記係合部材は、前記テーブル上に配置され、前記バケットが前記テーブルにスライドしながら載ると前記バケットに係合し、前記排出装置は、前記テーブルに取り付けられた電動式の繰り出しローラを有しており、前記繰り出しローラを回転駆動することにより、前記バケットを前記食器投入装置から排出するものであってもよい。バケットは、テーブルにスライドしながら載ることにより、係合部材に係合しているため、テーブルに設けられているローラを回転駆動してバケットを繰り出すことにより、係合部材の係合状態の解除とバケットの繰り出しとを同時に実現可能である。
また、前記排出装置によって前記食器投入装置から排出される前記バケットが載る排出台を更に備えるものであってもよい。テーブルから繰り出されるバケットが、排出台の上に排出されれば、バケットのスムーズな排出を実現することができる。
また、前記排出台は、前記バケットを直列に複数並べることが可能な長さを有するものであってもよい。この場合、食器投入装置が複数のバケットを連続的に処理する場合であっても、テーブルから連続的に繰り出されるバケットをスムーズに処理することが可能である。
また、前記排出台は、前記食器投入装置から排出される前記バケットを支持し、且つ前記バケットの移動に追従して回転する遊転ローラを有するものであってもよい。食器投入装置から排出されるバケットは、食器投入装置に備わっている排出装置によって排出される。よって、排出台にこのようなローラが備わっていると、食器投入装置から排出されるバケットが排出台の上にスムーズに移動する。空のバケットが排出台の上にスムーズに移動することにより、食器投入装置から排出されるバケットの連続的な処理が効率的に実現可能となる。
また、前記排出台は、前記コンベアの上側あるいは下側に配置され、前記排出装置は、前記係合部材に係合中の前記バケットを昇降する昇降装置により、前記バケットが前記排出台の高さに位置調整された状態において、前記バケットを前記排出台へ載せるものであってもよい。排出台がコンベアの上側あるいは下側に配置されている場合、係合部材に係
合されたバケットは、排出台へ繰り出される際、係合部材に係合する際の方向と反対方向へ移動することになる。従って、テーブルの向きを変えなくても、バケットを食器投入装置から排出することが可能であり、コンベアから繰り出されるバケットの連続的な処理を効率的に実現可能である。
また、上記食器投入装置は、前記排出装置の排出方向が前記搬送路の延長線の側方を向いた状態となるように、前記所定の槽と前記コンベアの終点との間で上下方向に延在する回転軸を中心に、前記係合部材に係合中の前記バケットを旋回する旋回装置を更に備え、前記排出装置は、前記排出装置の排出方向が前記側方を向いた状態において、前記バケットを前記食器投入装置から排出するものであってもよい。バケットがコンベアの延長線に対し側方へ向かう状態で排出されることにより、食器投入装置の使用者は、空のバケットを容易に回収することが可能となる。
また、前記排出装置により前記バケットが前記食器投入装置から排出されると、次のバケットが前記係合部材に係合されるように前記コンベアの駆動装置を制御する制御装置を更に備えるものであってもよい。コンベアの駆動装置がこのように制御されることにより、各バケット同士が互いに干渉することなく、コンベアから繰り出されるバケットを食器投入装置が連続的に処理可能である。
本発明に係る食器投入装置であれば、バケットに収容されている食器を所定の槽内へ連続的に投入可能である。
実施形態に係る食器投入装置の外観図の一例である。 食器投入装置の動作例を示した第一の図の一例である。 食器投入装置の動作例を示した第二の図の一例である。 皿洗浄システムを示した上面図の一例である。 バケット搬送装置と食器投入装置とを示した斜視図の一例である。 皿選別装置と皿洗浄装置とを示した斜視図の一例である。 皿洗浄システムに適用された食器投入装置の動作例を示した第一の図の一例である。 皿洗浄システムに適用された食器投入装置の動作例を示した第二の図の一例である。 食器投入装置によって投入された皿選別装置の水槽内の食器皿の動きを示した図の一例である。 第一変形例に係る食器投入装置の外観図の一例である。 第二変形例に係る食器投入装置の外観図の一例である。 第二変形例に係る食器投入装置の動作例を示した第一の図の一例である。 第二変形例に係る食器投入装置の動作例を示した第二の図の一例である。
以下、本願発明の実施形態について説明する。以下に示す実施形態は、本願発明の一態様であり、本願発明の技術的範囲を限定するものではない。下記に示す各実施形態や変形例は、例えば、回転寿司店等の飲食店の厨房に好適である。
図1は、本願発明の実施形態に係る食器投入装置1の外観図の一例である。食器投入装置1は、コンベアの終点に配置される所定の槽とコンベアの終点との間に配置され、コンベアから繰り出されるバケット内の食器を所定の槽内に投入する装置であり、バケットが載るテーブル11、バケットに係合する係合部材13、バケットを反転させる反転装置1
6、テーブル11等を昇降させる昇降装置19を備える。
テーブル11は、コンベアから繰り出されたバケットが、コンベアの搬送路の延長線に沿ってスライドしながら載るテーブルであり、例えば、図1に示されるようにローラが多数設けられている。ローラは、テーブル11に内蔵される図示しない駆動装置により回動する電動式の繰り出しローラであり、回転駆動されることによりバケットを収容および排出可能である。よって、この場合、テーブル11のローラは、本発明でいう「排出装置」に相当する機能を司る。
なお、テーブル11の各ローラは、電動式のものに限定されるものではない。例えば、全てのローラ、或いは各ローラのうち少なくとも何れか一以上のローラが、コンベアから繰り出されるバケットのスライドに追従して遊転する遊転ローラであってもよい。また、テーブル11は、ローラを有するものに限定されるものではない。例えば、テーブル11は、ローラの代わりに、バケットが載置される天面を摩擦係数の小さい板材で構成したり、バケットをスライドさせるベルトコンベアを設けたりしてもよい。このように、電動式のローラが省略されている場合、テーブル11には、電動式のローラに代わる排出装置として、例えば、バケットを押し或いはテーブル11を傾けることによりバケットをテーブルから排出する装置や、バケットを押し出す装置を設けてもよい。
係合部材13は、テーブル11上に2つ配置され、バケットがスライドしながらテーブル11に載るとバケットに係合する部材であり、例えば、図1に示されるようにアーム14を有する。各係合部材13のアーム14には、2つの係合部材13によって囲まれる空間に面する側に、アーム14の長手方向に沿って延在する溝15がそれぞれ設けられている。溝15は、バケットの縁が嵌る大きさを有しており、バケットがスライドしながらテーブル11に載ると、当該バケットの縁が嵌る。係合部材13は、スライドしながらテーブル11に載ったバケットの縁が溝15に嵌ることにより、バケットを挟持するようにバケットに係合する。
反転装置16は、係合部材13に係合中のバケットを回して反転し、バケット内の食器を所定の槽内に投入する装置であり、係合部材13をテーブル11のフレーム12に対して回動させる回転軸17と、テーブル11のフレーム12に固定され、回転軸17を回す回転駆動装置18とを有する。回転駆動装置18は、少なくとも係合部材13に係合中のバケットを逆さにすることができる程度に回転軸17を回動させることが可能である。なお、反転装置16は、係合部材13に係合中のバケットを、バケットが載っているテーブル11と一緒に反転させてもよい。
図2及び図3は、食器投入装置1の動作例を示した図の一例である。食器投入装置1は、以下のように動作することが可能である。なお、以下に示す動作は、食器投入装置1に設けられた図示しない制御装置による自動制御により実現されるものであってもよいし、オペレータのスイッチ操作による手動制御により実現されるものであってもよい。
食器投入装置1は、昇降装置19を作動させることにより、例えば、図2(A)〜(B)に示すように、テーブル11を所定の高さ(以下、「第一の高さ」という)へ上昇させることが可能である。また、食器投入装置1は、テーブル11を第一の高さに配置した状態において、反転装置16を作動させることにより、例えば、図2(B)〜(D)に示すように、係合部材13を回して反転させることが可能である。このときの係合部材13の位置を、以下、「反転位置」という。
また、食器投入装置1は、反転装置16を作動させることにより、例えば、図3(A)〜(C)に示すように、反転位置にある係合部材13を元の位置(以下、「非反転位置」
という)に戻すことが可能である。また、食器投入装置1は、昇降装置19を作動させることにより、例えば、図3(C)〜(D)に示すように、第一の高さに上昇させたテーブル11を元の高さ(以下、「第二の高さ」という)へ下降させることが可能である。
上記食器投入装置1の適用例を以下に示す。図4は、食器投入装置1を用いた皿洗浄システム100を示した上面図の一例である。皿洗浄システム100は、飲食物を載せる食器皿の自動洗浄を行うシステムであり、上述した食器投入装置1の他、バケット搬送装置101と皿選別装置102と皿洗浄装置103とを有する。なお、食器投入装置1が適用可能なシステムは、皿を自動洗浄するものに限定されるものでなく、例えば、湯呑みや茶碗、箸といった各種の食器類を自動洗浄するものに対しても適用可能である。
図5は、皿洗浄システム100を構成する機器のうち特にバケット搬送装置101と食器投入装置1とを示した斜視図の一例である。バケット搬送装置101は、食器皿Dを収容するバケットBを搬送する装置であり、図5に示すように、客席から回収した使用済みの食器皿Dが収容されているバケットBを搬入する搬入台111、及び空のバケットBが載る搬出台112を備える。搬入台111は、ベルトコンベアであり、モータの駆動力でバケットBを移送する。一方、搬出台112は、遊転可能なローラが多数並ぶローラコンベアであり、食器投入装置1からバケットBが繰り出されると、バケットBの動きに追従してローラが遊転する。食器投入装置1は、上記第一の高さが、搬出台112と同じであり、且つ、反転装置16により反転させたバケットBが皿選別装置102の水槽の上側になるように設定される。また、食器投入装置1は、上記第二の高さが、搬入台111と同じ高さになるように設定される。
なお、本実施形態に係る皿洗浄システム100では、食器投入装置1が皿選別装置102の槽内に食器皿Dを投入することを前提としているが、食器投入装置1は、このような適用対象に限定されるものでなく、例えば、食器の自動洗浄を行う自動洗浄機の槽や、上記皿選別装置102以外の自動選別機の槽等に対して適用することも可能である。
また、本実施形態に係る皿洗浄システム100では、搬出台112が搬入台111の上側に配置されているが、食器投入装置1は、このような適用対象に限定されるものでなく、例えば、搬出台112が搬入台111の下側に配置されていてもよい。また、搬出台112や搬入台111は、複数のバケットDを載置可能な長さを有するように図示されているが、食器投入装置1は、このような適用対象に限定されるものでなく、例えば、搬出台112及び搬入台111のうち少なくとも何れかが、バケットDを1つのみ載置可能な長さを有するものであってもよい。
図6は、皿洗浄システム100を構成する機器のうち特に皿選別装置102と皿洗浄装置103とを示した斜視図の一例である。皿選別装置102は、水槽121に投入される食器皿Dを、水槽121内からコンベア123で搬出し、皿選別装置102に隣接する皿洗浄装置103の皿取込口131に積み重ねる。皿洗浄装置103には、皿取込口131に積み重ねられる食器皿Dが所定の高さに達したか否かを検知する光センサが設けられており、皿洗浄装置103は、食器皿Dが所定の高さにまで積み重なったことを光センサで検知すると、皿取込口131に積み重ねられる食器皿Dの自動洗浄を実行し、皿払出口132に払い出す。
図7及び図8は、上記皿洗浄システム100に適用された食器投入装置1の動作例を示した図の一例である。食器投入装置1は、例えば、図7(A)に示すように、バケット搬送装置101の搬入台111からバケットBが搬入される際、テーブル11を第二の高さに配置した状態で待機する。食器投入装置1は、例えば、図7(B)に示すように、バケット搬送装置101の搬入台111のコンベアが作動し、食器皿Dを収容したバケットB
がテーブル11に載ると、テーブル11の上昇動作を開始する。なお、食器投入装置1は、バケットBがテーブル11に載ったことを光学センサや荷重センサ等で検知し、テーブル11の上昇動作を自動的に開始してもよいし、或いは、オペレータによるスイッチ操作により開始してもよい。また、搬入台111のコンベアは、食器投入装置1が備える制御装置からの指令を受けて作動するものであってもよい。
食器投入装置1は、例えば、図7(C)に示すように、バケットBの載ったテーブル11を第一の高さへ上昇させた後、反転装置16を作動させる。食器投入装置1は、反転装置16を作動させることにより、例えば、図7(D)に示すように、バケットBを係合している係合部材13を回して反転させ、係合部材13を反転位置にする。これにより、バケットBに収容されている食器皿Dが、食器投入装置1に隣接する皿選別装置102の水槽121に落ちる。
次に、食器投入装置1は、反転装置16を作動させることにより、例えば、図8(A)に示すように、反転位置にある係合部材13を非反転位置に戻す。次に、食器投入装置1は、テーブル11に内蔵される駆動装置を作動させてテーブル11のローラを回し、例えば、図8(B)に示すように、テーブル11に載っているバケットBをバケット搬送装置101の搬出台112の上へ繰り出す。食器投入装置1は、例えば、図8(C)に示すように、バケットBが搬出台112に載ると、テーブル11の下降動作を開始する。なお、食器投入装置1は、バケットBが搬出台112に載ったことを光学センサや荷重センサ等で検知し、テーブル11の下降動作を自動的に開始してもよいし、或いは、オペレータによるスイッチ操作により開始してもよい。
食器投入装置1は、例えば、図8(D)に示すように、テーブル11を第二の高さへ下降させると、次のバケットBを受け入れる準備が整う。なお、次のバケットBは、食器投入装置1が備える制御装置からの指令を受けた搬入台111のコンベアが作動することにより、搬入台111から繰り出されてテーブル11へスライド移動してもよい。
図9は、食器投入装置1によって投入された皿選別装置102の水槽121内の食器皿Dの動きを示した図の一例である。例えば、図9(A)に示すように、水槽121に投入されて積み上がった大量の食器皿Dは、正転動作及び逆転動作を繰り返す水槽121の底部の回転盤122によって攪拌される。この結果、例えば、図9(B)に示すように、積み上がった大量の食器皿Dは徐々に水槽121の底部へ広がる。なお、皿選別装置102は、水槽121内の水がコンベア123の起点Sへ集まるように循環ポンプ等で水流を形成している。このため、水槽121内の食器皿Dは、例えば、図9(C)に示すように、水流を受けた食器皿Dが起点Sへ向けて流動を開始する。
ところで、コンベア123は、水槽121を螺旋状に周回する搬送経路を形成しており、水槽121の水面下より繰り出すコンベアである。よって、水流を受けて起点Sに集まった食器皿Dは、図9(D)に示すように、次々にコンベア123へ載置され、終点Eへ搬送されることになる。終点Eへ搬送された食器皿Dは、食器皿Dの縁を搬送経路の両脇から支持する皿案内レール等により、皿洗浄装置103の皿取込口131へ次々と案内され、皿取込口131に積み重ねられる。皿取込口131に積み重ねられた食器皿Dは、皿洗浄装置103により自動洗浄が行われ、皿払出口132に払い出される。
食器投入装置1を、このように構成される皿洗浄システム100に用いれば、バケットBに収容されている食器皿Dを店舗のスタッフが手作業で皿洗浄装置103の皿取込口131にセットする必要が無くなる。このため、皿洗浄装置103が食器皿Dを受け入れ可能な状態であるにも関わらず、バケットBに収容されている食器皿Dが放置され、食器皿Dの洗浄が滞る事態を防ぐことが可能である。このため、食器皿Dの洗浄に要する工数を
削減可能である。
図10は、上記食器投入装置1を変形した第一変形例に係る食器投入装置の外観図の一例である。本変形例に係る食器投入装置1’は、実施形態に係る食器投入装置1と同様、テーブル11、係合部材13、反転装置16、昇降装置19の他、旋回装置20を更に備える。
旋回装置20は、テーブル11等を昇降させる昇降装置19の支柱を、基台21に対して相対的に旋回させる装置であり、旋回装置20の回転軸を中心にテーブル11等が回転する。旋回装置20は、テーブル11等を少なくとも4分の1回転程度旋回可能であり、食器投入装置1’がバケットBをテーブル11から繰り出す際の繰り出し方向が搬入台111のコンベアの搬送路の延長線の側方を向いた状態となる程度に旋回動作可能である。なお、旋回装置20は、モータ等を備えることにより電動で旋回させるものであってもよいし、テーブル11等を回して行う手動の旋回を補助するものであってもよい。
例えば、上述した皿洗浄システム100のバケット搬送装置101に搬出台112が備わっていない場合であっても、バケットBを連続的に処理するには、空のバケットBを取り除く必要がある。このように、空のバケットBの排出先が無い場合であっても、旋回装置20を備える食器投入装置1’であれば、テーブル11の向きを旋回装置20で変更することにより、バケットBを食器投入装置1’の横へ排出装置で自動的に排出し、或いは空のバケットBを手動で容易に取り除くことが可能である。
なお、このような旋回装置20を備える食器投入装置1’は、上述した搬出台112のようなバケットBの排出先が無いシステムへの適用に限定されるものでなく、例えば、上記皿洗浄システム100のような、バケットの排出先を備える皿洗浄システムに対しても適用可能である。
図11は、上記食器投入装置1を変形した第二変形例に係る食器投入装置の外観図の一例である。本変形例に係る食器投入装置1”は、実施形態に係る食器投入装置1に設けられていたテーブル11が省略されている代わりに、アーム14や反転装置16を横方向にスライドさせるスライド装置22を更に備える。昇降装置19は、スライド装置22を、アーム14や反転装置16と共に昇降可能である。
図12及び図13は、第二変形例に係る食器投入装置1”の動作例を示した図の一例である。食器投入装置1”は、例えば、図12(A)に示すように、係合部材13をバケットBに係合させる際、係合部材13をバケットBの高さに配置した状態にする。食器投入装置1”は、例えば、図12(B)に示すように、スライド装置22で係合部材13をスライドさせ、係合部材13をバケットBに係合させる。その後、食器投入装置1”は、例えば、図12(C)に示すように、反転装置16を寸動させてバケットBをやや持ち上げ、スライド装置22で係合部材13を反対方向に再度スライドさせる。その後、食器投入装置1”は、上述と同様、例えば、図12(D)に示すように昇降装置19でバケットBを上昇させた後、例えば、図13(A)に示すように、バケットBに収容されている食器皿Dを反転装置16で皿選別装置102の水槽121に落とす。
次に、食器投入装置1”は、反転装置16を作動させることにより、例えば、図13(B)に示すように、反転位置にある係合部材13を非反転位置に戻す。次に、食器投入装置1”は、スライド装置22を作動させてバケットBをスライドさせ、例えば、図13(C)に示すように、係合部材13に係合しているバケットBをバケット搬送装置101の搬出台112の上に移動する。その後、食器投入装置1”は、反転装置16を寸動させてバケットBを下して搬出台112に載せ、例えば、図13(D)に示すように、スライド
装置22で係合部材13を反対方向に再度スライドさせる。
なお、食器投入装置1”は、例えば、反転装置16を寸動させてバケットBを上下する代わりに、係合部材13にバケットBを脱着する機構を別途設けてもよい。また、食器投入装置1”は、例えば、スライド装置22が係合部材13をスライドさせる代わりに、係合部材13が伸縮するようにしてもよい。
1,1’,1”・・食器投入装置:11・・テーブル:12・・フレーム:13・・係合部材:14・・アーム:15・・溝:16・・反転装置:17・・回転軸:18・・回転駆動装置:19・・昇降装置:20・・旋回装置:21・・基台:22・・スライド装置:100・・皿洗浄システム:101・・バケット搬送装置:102・・皿選別装置:103・・皿洗浄装置:111・・搬入台:112・・搬出台:121・・水槽:122・・回転盤:123・・コンベア:131・・皿取込口:132・・皿払出口:D・・食器皿:B・・バケット

Claims (8)

  1. コンベアの終点に配置される所定の槽と前記コンベアの終点との間に配置され、前記コンベアから繰り出されるバケット内の食器を前記所定の槽内に投入する食器投入装置であって、
    前記コンベアから繰り出される前記バケットに係合する係合部材と、
    前記係合部材に係合中の前記バケットを回して反転し、前記バケット内の前記食器を前記所定の槽内に投入する反転装置と、
    前記係合部材に係合中の前記バケットを前記食器投入装置から排出する排出装置と、を備える、
    食器投入装置。
  2. 前記食器投入装置は、前記コンベアから繰り出された前記バケットが、前記コンベアの搬送路の延長線に沿ってスライドしながら載るテーブルを更に備え、
    前記係合部材は、前記テーブル上に配置され、前記バケットが前記テーブルにスライドしながら載ると前記バケットに係合し、
    前記排出装置は、前記テーブルに取り付けられた電動式の繰り出しローラを有しており、前記繰り出しローラを回転駆動することにより、前記バケットを前記食器投入装置から排出する、
    請求項1に記載の食器投入装置。
  3. 前記排出装置によって前記食器投入装置から排出される前記バケットが載る排出台を更に備える、
    請求項1または2に記載の食器投入装置。
  4. 前記排出台は、前記バケットを直列に複数並べることが可能な長さを有する、
    請求項3に記載の食器投入装置。
  5. 前記排出台は、前記食器投入装置から排出される前記バケットを支持し、且つ前記バケットの移動に追従して回転する遊転ローラを有する、
    請求項3または4に記載の食器投入装置。
  6. 前記排出台は、前記コンベアの上側あるいは下側に配置され、
    前記排出装置は、前記係合部材に係合中の前記バケットを昇降する昇降装置により、前記バケットが前記排出台の高さに位置調整された状態において、前記バケットを前記排出台へ載せる、
    請求項3から5の何れか一項に記載の食器投入装置。
  7. 前記排出装置の排出方向が前記搬送路の延長線の側方を向いた状態となるように、前記所定の槽と前記コンベアの終点との間で上下方向に延在する回転軸を中心に、前記係合部材に係合中の前記バケットを旋回する旋回装置を更に備え、
    前記排出装置は、前記排出装置の排出方向が前記側方を向いた状態において、前記バケットを前記食器投入装置から排出する、
    請求項1から5の何れか一項に記載の食器投入装置。
  8. 前記排出装置により前記バケットが前記食器投入装置から排出されると、次のバケットが前記係合部材に係合されるように前記コンベアの駆動装置を制御する制御装置を更に備える、
    請求項1から7の何れか一項に記載の食器投入装置。
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