JP2014022605A - レーザアニール装置 - Google Patents

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克彦 谷
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哲也 菊池
Tomofumi Muraoka
朋文 村岡
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明 松野
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Abstract

【課題】開放型の不活性ガス雰囲気アニールの生産性かつアニールの均一性を向上させること。
【解決手段】上面において基板30を支持するステージと、前記基板30に上方からレーザ光を照射するレーザ光学系と、前記基板30の外周に沿って配置され、前記外周より外側に向かうに従い上方に傾斜した傾斜面11に沿って不活性ガスを前記基板30の上面に出射する出射部25と、を具備するレーザアニール装置。
【選択図】図3

Description

本発明は、レーザアニール装置に関し、例えば基板上面に不活性ガスを出射するレーザアニール装置に関する。
半導体基板等の基板にレーザ光を照射することにより、基板を熱処理することが知られている。例えば、特許文献1には、SiC基板の表面に金属膜を形成し、SiCのエネルギーバンドのバンドギャップに対応する波長より充分に大きな波長を有するレーザ光を金属膜に照射する。これにより、金属膜を加熱し、金属膜とSiC基板とをオーミック接触させて金属膜よりオーミック電極を形成するレーザアニール方法が記載されている。
特許文献2には、密閉容器内に基板を配置し、不活性ガス、還元性ガスを密閉用器内に導入する。密閉容器に設けられたレーザ透過窓を介しレーザ光を基板に照射するレーザアニール装置が開示されている。
特許文献3には、基板と対向して平行対向体を設け、基板と平行対向体との間に不活性ガスを流す。平行対向体にはレーザ透過窓が設けられており、レーザ光を平行対向体とともに走査することにより、基板表面を熱処理するレーザアニール装置が開示されている。
特許第3184115号公報 特開2011−171551号公報 特開2008−244195号公報
特許文献1に係るレーザアニール方法では、大気中においてアニールされるため、酸素雰囲気中でのアニールを避けたい場合には好ましい方法ではない。特許文献2に係るレーザアニール装置は、不活性ガス雰囲気におけるアニールが可能であるが、密閉用器を用いるため装置が大型化し、密閉容器内を所定のガス雰囲気とするには時間を要する。また、レーザ透過窓を介してレーザ光を基板に照射するため、透過窓を介したレーザ光のエネルギーが透過前と比較して低下する。このように、レーザ光の効率性が悪くなる。さらに、透過窓にゴミなどが付着していた場合には、透過窓に損傷が生じやすい。透過窓に付着したゴミや透過窓の損傷は、アニールのムラの原因となる。特許文献3のレーザアニール装置は、大型の密閉容器を用いない開放型であるものの、平行対向体をレーザ光とともに走査するため、走査に時間が長くなる。また、特許文献2と同様にレーザ透過窓を介してレーザ光を基板に照射する。このように、特許文献2および3においては、生産性が悪い。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、開放型の不活性ガス雰囲気アニールの生産性を向上させ、かつアニールの均一性を向上させることを目的とする。
本発明は、上面において基板を支持するステージと、前記基板に上方からレーザ光を照射するレーザ光学系と、前記基板の外周に沿って前記外周の外側に配置され、不活性ガスを前記基板の上面に出射する出射部と、を具備することを特徴とするレーザアニール装置である。本発明によれば、開放型の不活性ガス雰囲気アニールの生産性およびアニールの均一性を向上させることができる。
上記構成において、前記出射部は、前記外周より外側に向かうに従い上方に傾斜した傾斜面に沿って不活性ガスを前記基板の上面に出射する構成とすることができる。
上記構成において、前記出射部は、前記傾斜面の外側に設けられ前記傾斜面より上方に突起した突起部を有する第1部材と、前記突起部の上面および前記基板側の側面に沿って前記不活性ガスを前記傾斜面に出射するスリットが形成されるように前記第1部材上に配置された第2部材と、を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記第1部材は、前記突起部の外側に形成された溝部と前記溝部に前記不活性ガスを導入する導入部を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記出射部は、前記基板の全周から前記不活性ガスを前記基板の上面に出射する構成とすることができる。
上記構成において、前記出射部は、前記基板の外周に前記不活性ガスを出射する複数の出射口を有する構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の出射口は、前記基板の中心に対し斜めに前記不活性ガスを出射する構成とすることができる。
本発明は、上面において基板を支持するステージと、前記基板に上方からレーザ光を照射するレーザ光学系と、前記基板の上面に上方より不活性ガスを出射する第1出射部と、前記基板の外側に周囲に上方より不活性ガスを出射する第2出射部と、を具備することを特徴とするレーザアニール装置である。
本発明は、上面において基板を支持するステージと、前記基板にレーザ光を照射するレーザ光学系と、前記基板の上面に上方より不活性ガスを出射する出射部と、前記基板の外側に周囲から上方にガスを吸引する吸引部と、を具備することを特徴とするレーザアニール装置である。
本発明によれば、開放型の不活性ガス雰囲気アニールの生産性およびアニールの均一性を向上させることができる。
図1は、実施例1に係るレーザアニール装置の模式図である。 図2(a)は、出射部の平面図、図2(b)は、出射部のうち第1部材の平面図である。 図3(a)は、第1部材の断面斜視図、図3(b)および図3(c)は、出射部の断面図である。 図4(a)および図4(b)は、それぞれ窒素ガスを照射しないサンプルおよび照射したサンプルのNi膜上面の顕微鏡写真である。 図5(a)は、実施例2の第1部材の平面図、図5(b)は、第1部材の断面斜視図である。 図6は、第1部材内の不揮発性ガスの流れを示す図である。 図7は、実施例3に係るレーザアニール装置の模式図である。 図8(a)は、第1出射部および第2出射部の平面図、図8(b)は断面図、図8(c)は細孔部の拡大図である。 図9(a)および図9(b)は、実施例4に係るレーザアニール装置の模式図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係るレーザアニール装置の模式図である。図1を参照し、レーザアニール装置100は、レーザ光学系41、出射部25、ステージ34、吸着パッド32および光学定盤40を備えている。レーザ光学系41は、レーザ48、光学系46、スキャナ44および集光レンズ42を備えている。光学定盤40上に光学系46およびスキャナ44が配置されている。光学定盤40には、開口が設けられ、開口内に集光レンズ42が設けられている。レーザ48が出射したレーザ光45は光学系46を介しスキャナ44に達する。スキャナ44は、駆動素子に取り付けられたミラーを有している。スキャナ44は、ミラーを駆動することにより、レーザ光45を基板30上に走査させる。スキャナ44としてはガルバノスキャナを用いることができる。ポリゴンミラーを用いてもよい。スキャナ44により、レーザ光45を高速に走査することができる。集光レンズ42は、レーザ光45を基板30上面で合焦させる。集光レンズ42としては、例えばfθレンズを用いることができる。また集光レンズ42は、スキャナ44の前に設けてもよい。さらに、レーザ光学系41は、ホモジナイザのような均一光学素子を備えていてもよい。このように、レーザ光学系41により、基板30に上方からレーザ光45が照射される。
ステージ34には、吸着パッド32が設けられ、吸着パッド32上に基板30が真空吸着される。これにより、基板30がステージ34の上面に支持される。ステージ34の基板の外周外側には出射部25が設けられている。出射部25は基板30の上面に不活性ガスを出射する。ステージ34は固定されており、スキャナ44により走査されたレーザ光45が基板30に照射されてもよい。また、ステージ34が駆動し、スキャナ44とステージ34の駆動により、レーザ光45を基板30の上面に照射してもよい。さらに、スキャナ44を用いず、ステージ34の駆動により、レーザ光45を基板30の上面に照射してもよい。
図2(a)は、出射部の平面図、図2(b)は、出射部のうち第1部材の平面図である。図3(a)は、第1部材の断面斜視図、図3(b)および図3(c)は、出射部の断面図である。図3(a)に示すように、出射部25は、基板30の外周に沿って配置される。出射部25は、例えばドーナツ形状を有する。出射部25の内周が基板30の外周に沿って設けられている。出射部25の内周と外周とは例えば同心円状である。出射部25の形状は同心円には限られない。出射部25には点線矢印26のように、4方向から不活性ガスが導入される。不活性ガスは、点線矢印26のように、基板30の外周から基板30上面に出射される。出射部25は、第1部材10と第2部材20とを備えている。
図2(b)および図3(a)に示すように、不活性ガスは、ガス供給管38、メインガス供給管37およびサブガス供給管36を介し第1部材10の4箇所のガス導入孔16から第1部材10内に導入される。ガス導入箇所は4箇所には限定されない。ガス供給管38として、例えばLMガイド(登録商標)を用いることにより、ステージ34を駆動する場合に、ガス供給管38が、ステージ34の駆動と機械的に干渉することを抑制できる。第1部材10の上面には、内側より、傾斜面11、突起部12、溝部13、突起部14、溝部15および段差部19が例えば同心円状に形成されている。ガス導入孔16は、溝部13に下部に接続している。
図3(b)および図3(c)に示すように、第1部材10の溝部15にOリングが設けられ、第1部材10上に第2部材20が配置される。第2部材20は、突起部12の上面と基板30側の側面との間にスリット24を形成するように設けられる。これにより、図3(c)に示しように、ガス導入孔16から導入された不活性ガスは、矢印27のように、溝部13を上昇し、突起部12の上面と側面と第2部材2とにより形成されたスリット24を介し傾斜面11の外端に至る。不活性ガスは傾斜面11に沿って基板30の上面に照射される。
実施例1に係るレーザアニール装置を用い、SiC基板の上面(SiCを用いた半導体装置としては背面)にオーミック電極を形成する熱処理を行なった。まず、SiC(炭化シリコン)基板の上面に膜厚が50nmから200nmのNi(ニッケル)膜を成膜する。実施例1に係るレーザアニール装置を用いNi膜を熱処理する。レーザとしては紫外線パルスレーザを用いた。熱処理時に、不活性ガスとして窒素ガスを基板30上面に照射したサンプルと、窒素ガスを照射しないサンプルを作製した。
図4(a)および図4(b)は、それぞれ窒素ガスを照射しないサンプルおよび照射したサンプルの顕微鏡写真である。Ni膜上面の凹凸は、窒素ガスを照射しないサンプルにおいては数100μmであり、照射したサンプルにおいては数10μmであった。大気中でアニールした場合、大気中の酸素により、基板表面にプラズマが発生する。基板30上面に酸化膜が形成される。金属膜が溶融した際に酸素が取り込まれる。これらの少なくとも1つの要因により、基板30の上面に図4(a)のような凹凸が形成されたと考えられる。実施例1に係るレーザアニール装置を用いた場合、図4(b)のように、基板30の上面の雰囲気の酸素濃度が低下するため、凹凸が抑制されたものと考えられる。実施例1に係るレーザアニール装置の適用例として、SiC基板の上面形成したNi膜を熱処理する例を説明したが、不活性ガス雰囲気で熱処理することが好ましいアニールに実施例1に係るレーザアニール装置を用いることができる。他の実施例に係るレーザアニール装置も同様である。
実施例1によれば、出射部25は、基板30の外周に沿って外周の外側に配置され、不活性ガスを基板30の上面に出射する。これにより、基板30の上面に不活性ガス雰囲気を形成できる。よって、基板30の上面における酸素等の濃度を低減できる。さらに、出射部25は、基板30の上方には配置されておらず、基板30の上面が開放されており、特許文献2および3のように、レーザ透過窓が設けられていない。よって、レーザ光のエネルギーが低下しない。さらに、透過窓に付着したゴミおよび/または透過窓の損傷によりアニールのムラが生じることもない。さらに、特許文献2のように密閉容器を用いないため、小型化が可能である。また、密閉容器内を所定のガス雰囲気とするための時間を要しない。さらに、出射部25はステージ34に対し固定されており、特許文献3のように不活性ガスを照射する出射部25をレーザ光と同期して走査しない。これにより、レーザ光の走査速度を向上できる。例えばスキャナ44を用いレーザ光を走査することにより、レーザ光の走査速度を向上できる。このように、レーザアニール装置の生産性を向上させ、かつアニールの均一性を向上させることができる。
また、出射部25は、基板30の外周より外側に向かうに従い上方に傾斜した傾斜面11に沿って不活性ガスを基板30の上面に出射する。これにより、不活性ガスが出射される際に大気を巻き込むことを抑制でき、基板30の上面に均一に不活性ガス雰囲気を形成できる。
さらに、傾斜面11は、基板30の全周渡り形成されている。これにより、基板30の上面により均一に不活性ガス雰囲気を形成できる。
さらに、出射部25は、傾斜面11の外端上に不活性ガスを出射するスリット24を有する。これにより、不活性ガスが傾斜面に沿って出射される。また、不活性ガスの流れが矢印27のように湾曲するため、大気を巻き込むことをより抑制できる。
さらに、第1部材10は、傾斜面11の外側に設けられ傾斜面11より上方に突起した突起部12を有する。第2部材20は、突起部12の上面および基板30側の側面に沿ってスリット24が形成されるように第1部材10上に配置されている。このようにして、スリット24を形成することができる。さらに、図3(c)の矢印28のように、第2部材20を第1部材10に対し上下させることにより、不活性ガスの流量を調整することができる。
さらに、第1部材10は、突起部12の外側に形成された溝部13と溝部13に不活性ガスを導入するガス導入孔16(導入部)を有する。これにより、不活性ガスが突起部12に沿って流れるため、スリット24の先端からの大気の巻き込みをより抑制できる。
突起部12は、傾斜面11の外側に全周に渡り形成され、溝部13は、突起部外側に全周に渡り形成されていることが好ましい。これにより、不活性ガスがガス導入孔16を介し数箇所から出射部25内に導入された場合であっても、不活性ガスは、全周から対称に出射される。よって、基板30の上面を不活性ガスで覆うことができる。
図5(a)は、実施例2の第1部材の平面図、図5(b)は、第1部材の断面斜視図である。なお、図5(b)においては、突起部14および溝部15の図示を省略している。図6は、第1部材内の不揮発性ガスの流れを示す図である。図5(a)および図5(b)に示すように、突起部12の内側に凹部と凸部が形成されている。第1部材10上に実施例1と同様の第2部材20を配置することにより、凹部は出射口18、凸部は遮蔽部17となる。図6に示すように、ガス導入孔16から導入された不活性ガスは、矢印26のように、溝部13から出射口18を介し基板30の上面に出射される。その他の構成は、実施例1と同じであり説明を省略する。
実施例2によれば、出射部25は、基板30の外周に不活性ガスを出射する複数の出射口18を有する。これにより、基板30の上面に不活性ガスを照射することができる。
図6に示すように、複数の出射口18は、基板30の中心に対し斜めに不活性ガスを出射することが好ましい。これにより、不活性ガスが渦を巻くように不活性ガスを基板30の上面に出射できる。よって、基板30の上面上に均一な不活性ガス雰囲気を形成できる。
また、溝部13により、不活性ガスがガス導入孔16を介し数箇所から出射部25内に導入された場合であっても、不活性ガスは、複数の出射口18から同程度の流量で出射される。基板30の上面への均一な不活性ガスの照射のため、複数の出射口18は、等間隔で設けられることが好ましい。
図7は、実施例3に係るレーザアニール装置の模式図である。光学定盤40下にベース54が取り付けられている。ベース54は例えば円筒形状である。ベース54が筒型のため、レーザ光45を筒内を通過させ基板30の上面に照射できる。ベース54下には第1出射部50および第2出射部52が設けられている。第1出射部50は、矢印80のように基板30の上面に上方から不活性ガスを照射する。第2出射部52は、矢印82のように下方に不活性ガスを出射し、基板30の外側に不活性ガスのカーテンを形成する。
図8(a)は、第1出射部および第2出射部の平面図、図8(b)は断面図、図8(c)は細孔部の拡大図である。図8(a)に示すように、第1出射部50の外側に第2出射部52が設けられている。第2出射部52には出射孔58が設けられている。第1出射部50は、実施例1または実施例2の出射部25を用いてもよい。または、他の構造でもよい。
図8(b)に示すように、ガス導入管60はガス導入管62と64に分岐されている。ガス導入管64から供給された不活性ガスは第1出射部50が出射される。ガス導入管62から供給された不活性ガスは、第2出射部52に設けられた細孔部56を介して出射される。図8(c)に示すように、細孔部56には多数の出射孔58が設けられている。出射孔58は例えばテーパ形状を有している。
実施例3によれば、第1出射部50が基板30の上面に上方より不活性ガスを出射する。第2出射部52が基板30の外側に周囲に上方より不活性ガスを出射する。第2出射部52により、基板30の外側に不活性ガスのカーテンを形成できる。これにより、第1出射部50から出射された不活性ガスが大気を巻き込むことを抑制できる。
図9(a)および図9(b)は、実施例4に係るレーザアニール装置の模式図である。ベース54下に第1出射部50および吸引部70が設けられている。吸引部70は、プロペラ72およびプロペラ取り付け部76を備えている。プロペラ72上には吸引した空気のを排出する排出孔74が形成されている。図9(a)のように、第1出射部50は、矢印80のように、不活性ガスを出射する。吸引部70は、プロペラを回転することにより、矢印84のように基板30の外側の空気を吸引する。その他の構成は、実施例4と同じであり説明を省略する。
実施例4によれば、吸引部70が基板30の外側から上方にガスを吸引する。これにより、基板30の上面に空気が入り込むことを抑制し、基板30の上面の酸素濃度を抑制できる。吸引部70は、プロペラ以外の機構によりガスを吸引してもよい。
また、実施例3の第2出射部52と実施例4の吸引部70を同時に設けることもできる。
実施例3および4によれば、第1出射部50を基板30から離して設けることができる。このため、例えば基板搬送装置が基板30をステージ34上に搬送する場合、出射部等が基板30の搬送の妨げになることを抑制できる。
実施例1から4において、SiC基板の上面に形成された金属膜の熱処理を行なうためには、240nmから380nmの波長を有するレーザ光であることが好ましい。レーザとして、KrFレーザ(波長が248nm)、XeClレーザ(波長が308nm)およびXeFレーザ(波長が353nm)等のエキシマレーザ、またはYAG、YLFおよびYVO等の固体レーザを用いることができる。実施例1から4に係るレーザアニール装置を用い、SiC基板の基板を熱処理することもできる。レーザの種類、波長は熱処理する基板等により適宜選択することができる。不活性ガスとしては、例えば、窒素ガス、長周期表第18元素(ヘリウム、ネオン、アルゴン、クリプトン、キセノン、ラドン、ウンウンオクチウム)等、またはこれらの混合ガスを用いることができる。
以上、発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 第1部材
11 傾斜面
12、14 突起部
13、15 溝部
16 ガス導入孔
20 第2部材
25 出射部
34 ステージ
41 レーザ光学系
50 第1出射部
52 第2出射部
70 吸引部

Claims (9)

  1. 上面において基板を支持するステージと、
    前記基板に上方からレーザ光を照射するレーザ光学系と、
    前記基板の外周に沿って前記外周の外側に配置され、不活性ガスを前記基板の上面に出射する出射部と、
    を具備することを特徴とするレーザアニール装置。
  2. 前記出射部は、前記外周より外側に向かうに従い上方に傾斜した傾斜面に沿って不活性ガスを前記基板の上面に出射することを特徴とする請求項1記載のレーザアニール装置。
  3. 前記出射部は、前記傾斜面の外側に設けられ前記傾斜面より上方に突起した突起部を有する第1部材と、前記突起部の上面および前記基板側の側面に沿って前記不活性ガスを前記傾斜面に出射するスリットが形成されるように前記第1部材上に配置された第2部材と、を有することを特徴とする請求項2記載のレーザアニール装置。
  4. 前記第1部材は、前記突起部の外側に形成された溝部と前記溝部に前記不活性ガスを導入する導入部を有することを特徴とする請求項3記載のレーザアニール装置。
  5. 前記出射部は、前記基板の全周から前記不活性ガスを前記基板の上面に出射することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のレーザアニール装置。
  6. 前記出射部は、前記基板の外周に前記不活性ガスを出射する複数の出射口を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項記載のレーザアニール装置。
  7. 前記複数の出射口は、前記基板の中心に対し斜めに前記不活性ガスを出射することを特徴とする請求項6記載のレーザアニール装置。
  8. 上面において基板を支持するステージと、
    前記基板に上方からレーザ光を照射するレーザ光学系と、
    前記基板の上面に上方より不活性ガスを出射する第1出射部と、
    前記基板の外側に周囲に上方より不活性ガスを出射する第2出射部と、
    を具備することを特徴とするレーザアニール装置。
  9. 上面において基板を支持するステージと、
    前記基板にレーザ光を照射するレーザ光学系と、
    前記基板の上面に上方より不活性ガスを出射する出射部と、
    前記基板の外側に周囲から上方にガスを吸引する吸引部と、
    を具備することを特徴とするレーザアニール装置。
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