JP2014019487A - 封緘装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異なるサイズの封筒を無駄なく最適に封緘する。
【解決手段】封筒10のフラップ11aに糊テープ80の粘着剤を転写して封筒本体11にフラップ11aを貼着させて封緘する封緘装置1であって、糊テープ80が装着された糊ユニット20と、糊ユニット20が着脱可能に装着されるユニット装着部36を有する装置本体30と、ユニット装着部36に装着された糊ユニット20を支持する糊ユニット支持機構40とを備える。糊ユニット80は、ユニット装着部36に装着される固定ブロック91と、固定ブロック91に取り付けられ、糊テープ80が装着される供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94とを有する。装置本体30には、それぞれ異なるサイズの封筒10に対応した糊テープ80が装着された糊ユニットのうち、何れか一の糊ユニット20が装着される。
【選択図】図1

Description

本発明は、異なるサイズの封筒を無駄なく最適に封緘可能な封緘装置に関する。
封筒のフラップに粘着剤を転写して封筒本体にこのフラップを貼着させることで封緘を行う封緘装置として特許文献1のようなものがある。
しかしながら、特許文献1のような従来の封緘装置では、封緘処理を行う可能性のある封筒のうちの最大幅寸法に対応する糊テープを装着し、この糊テープよりも幅寸法が小さい封筒を封緘する場合であっても、この糊テープを用いて封緘を行っていた。したがって、従来の封緘装置では、糊テープの幅寸法と封緘する封筒の幅寸法とが対応しておらず、糊テープが無駄となることがある。
特開2009−274758号公報
本発明は、以上のような問題点に鑑みてなされたものであり、異なるサイズの封筒を無駄なく最適に封緘可能な封緘装置を提供することを目的とする。
本発明に係る封緘装置は、封筒のフラップに糊テープの粘着剤を転写して封筒本体に該フラップを貼着させて封緘する封緘装置において、糊テープが装着された糊ユニットと、上記糊ユニットが着脱可能に装着されるユニット装着部を有する装置本体と、上記ユニット装着部に装着された糊ユニットを支持する糊ユニット支持機構とを備える。また、上記糊ユニットは、上記ユニット装着部に装着される固定ブロックと、該固定ブロックに取り付けられ、上記糊テープが装着される供給リール軸と巻取リール軸とプラテンローラとを有する。更に、上記装置本体には、それぞれ異なるサイズの封筒に対応した糊テープが装着された糊ユニットのうち、何れか一の糊ユニットが装着される。
更に、上記プラテンローラは、上記固定ブロックに固定された固定支持軸と、円管状に形成され、該固定支持軸の外周上に回転支持部を介して回転自在に設けられたローラ部材とを有するようにしても良い。
更に、上記糊ユニット支持機構は、上記供給リール軸、上記巻取リール軸及び上記プラテンローラの自由端を軸支する軸支部材と、上記供給リール軸及び上記巻取リール軸に係止され、該供給リール軸及び該巻取リール軸を上記軸支部材に固定するロック部材とを有し、上記ロック部材は、上記供給リール軸の係止凹部に係止される第1の係止部と、上記巻取リール軸の係止凹部に係止される第2の係止部とを有するようにしても良い。
更に、上記供給リール軸は、供給ギアを有し、上記巻取リール軸は、巻取ギアを有し、上記固定ブロックは、上記供給ギア及び上記巻取ギアと噛合される中間ギアを有するようにしても良い。また、上記中間ギアは、ワンウェイクラッチを介して巻取レバーが接続されており、上記巻取レバーは、操作されると、上記ワンウェイクラッチ及び上記中間ギアを介して上記供給リール軸及び上記巻取リール軸が回転されて上記糊テープが巻き取られるようにしても良い。
更に、上記固定ブロックの上面には、上記ユニット装着部に装着された上記固定ブロックを該ユニット装着部に固定するラッチ部が設けられるようにしても良い。
更に、上記固定ブロックの下面には、上記固定ブロックが上記ユニット装着部に装着された際に、該ユニット装着部の下内面に形成されたカートリッジ位置決め部と嵌合されて位置決めされる位置決め部が形成されるようにしても良い。
更に、上記固定ブロックの右面及び左面には、上記固定ブロックを上記ユニット装着部に装着する際に、該ユニット装着部の右内面及び左内面に形成されたカートリッジガイド部にガイドされるガイド部が形成されるようにしても良い。
また、本発明に係る糊ユニットは、封筒のフラップに糊テープの粘着剤を転写して封筒本体に該フラップを貼着させて封緘する封緘装置の装置本体のユニット装着部に着脱可能に装着される糊ユニットにおいて、上記ユニット装着部に装着される固定ブロックと、該固定ブロックに取り付けられ、上記糊テープが装着される供給リール軸と巻取リール軸とプラテンローラとを備え、それぞれ異なるサイズの封筒に対応した糊テープが装着された糊ユニットのうち、何れか一の糊ユニットが、上記装置本体に装着される。
更に、上記固定ブロックには、封緘装置のフラップローラが上記折り曲げられたフラップを上記プラテンローラ上の糊テープに押し付ける際に、該フラップローラを位置決めするガイド溝が形成されるようにしても良い。
本発明は、糊テープが装着される供給リール軸と巻取リール軸とプラテンローラとが一体化された糊ユニットを装置本体に着脱可能に取り付けることができる。したがって、本発明によれば、封緘する封筒の幅寸法に応じた糊テープが装着された糊ユニットを装着して、糊テープを無駄にすることなく、最適に封緘することができる。更に、本発明によれば、糊ユニットの下部に配置された搬送板の清掃やメンテナンスや部品交換等を容易に行うことができる。
本発明を適用した封緘装置を示し、糊ユニットを装着した状態を示した斜視図である。 本発明を適用した封緘装置を示し、糊ユニットを取り外した状態を示した斜視図である。 糊ユニットを示した前方斜視図である。 糊ユニットを示した後方斜視図である。 糊ユニットを示した平面図である。 糊ユニットを示した正面図である。 プラテンローラを示した縦断面図である。 巻取レバーを示した斜視図である。 第2の糊ユニットを示した平面図である。 糊ユニット支持機構を示した斜視図である。 フラップ機構を示した斜視図である。 フラップ機構を概略的に示した側面図である。 フラップ機構の動作を示した側面図である。 逆止ローラを概略的に平面図である。 ガイドプレートを示した側面図である。 搬送機構を示した側面図である。 搬送機構の動作を示した側面図である。 搬送機構の動作を示し、図17の続きを示した側面図である。 搬送板の動作を示した側面図である。 封筒毎の転写開始点を示した平面図である。 プレス機構を示した斜視図である。 プレス機構を示した側面図である。 封筒サイズ検出センサを示した側面図である。 本発明を適用した封緘装置の動作を示した側面図である。 本発明を適用した封緘装置の動作を示し、図24の続きを示した側面図である。
以下、本発明を適用した封緘装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
1.封緘装置の概要
2.封緘装置の構成の説明
2−1.第1の糊ユニット
2−2.第2の糊ユニット
2−3.装置本体
2−4.糊ユニット支持機構
2−5.フラップ機構
2−6.搬送機構
2−7.プレス機構
2−8.封筒サイズ検出センサ
3.封緘装置の動作の説明
3−1.長形3号封筒の封緘動作
3−2.糊ユニット交換動作
3−2−1.糊ユニット取外動作
3−2−2.糊ユニット装着動作
3−3.角形2号封筒の封緘動作
4.封緘装置の作用効果の説明
5.変形例
<1.封緘装置の概要>
図1及び図2に示すように、本発明を適用した封緘装置1は、封筒10の内容物を収納する封筒本体11の一端側の糊代部分であるフラップ11aに粘着剤(所謂、糊)を転写して、封筒本体11の宛名書き面とは反対側の裏面11bにフラップ11aを貼着して封緘するものである。更に、本発明を適用した封緘装置1は、糊テープ80が装着される供給リール軸92、巻取リール軸93及びプラテンローラ94が一体化された糊ユニット20が着脱可能に取り付けられるものであり、封緘する封筒10に応じて、その封筒10の幅寸法に応じた糊テープ80が装着された糊ユニット20を装着して、糊テープ80を無駄にすることなく、最適に封緘するものである。
以下、本発明を適用した封緘装置1は、角形2号封筒10aに対応した糊テープ80が装着された角形2号封筒用の第1の糊ユニット20aと、長形3号封筒10bに対応した糊テープ80が装着された長形3号封筒用の第2の糊ユニット20bのうち、封緘する封筒10に応じて一の糊ユニット20を選択して装着して封緘する場合を例に説明する。なお、角形2号封筒10a及び長形3号封筒10bを、まとめて封筒10とも言う。
<2.封緘装置の構成の説明>
図1及び図2に示すように、封緘装置1は、角形2号封筒10aに対応した糊テープ80が装着された角形2号封筒用の第1の糊ユニット20aと、長形3号封筒10bに対応した糊テープ80が装着された長形3号封筒用の第2の糊ユニット20bと、第1の糊ユニット20aと第2の糊ユニット20bのうち、選択された一の糊ユニット20が着脱可能に装着される装置本体30と、装置本体30に装着された糊ユニット20を支持する糊ユニット支持機構40とを備えている。
更に、封緘装置1は、選択された一の糊ユニット20が装置本体30に装着されて、糊ユニット支持機構40によって支持された後に、装置本体30に載置された封筒10のフラップ11aを折り曲げるとともに、折り曲げたフラップ11aを糊ユニット20の糊テープ80に押し付けるフラップ機構50と、フラップ機構50によって糊ユニット20の糊テープ80に押し付けられた封筒10を引き剥がしてフラップ11aに糊テープ80の粘着剤を転写するとともに、糊転写された封筒10を搬送する搬送機構60と、搬送機構60によって搬送された封筒10を圧接して、フラップ11aを封筒本体11の裏面11bに貼着するプレス機構70とを備えている。
<2−1.第1の糊ユニット>
次に、角形2号封筒10に対応した糊テープ80が装着された角形2号封筒用の第1の糊ユニット20aについて説明する。
図3乃至図5に示すように、第1の糊ユニット20aは、角形2号封筒10aのフラップ11aに粘着剤を転写する糊テープ80と、糊テープ80を着脱可能に装着するテープ装着機構90とで構成されている。
糊テープ80は、例えば、フィルム基材と、フィルム基材上に粘着剤が塗布されて設けられた粘着剤層とで構成されている。更に、糊テープ80は、幅寸法が角形2号封筒10aの寸法幅と略同じ大きさ又はやや大きく設けられている。更に、糊テープ80は、一端に糊テープ80を巻回した供給装着筒81が設けられ、他端に供給装着筒81から引き出された糊テープ80を巻き取るための巻取装着筒82が設けられている。
供給装着筒81は、例えば、紙管等で構成されている。更に、供給装着筒81は、その内径が、テープ装着機構90の供給リール軸92の外径に挿通(嵌合)可能な大きさに設けられている。更に、供給装着筒81の供給リール軸92に装着される際の挿入端側となる一端面には、供給リール軸92の供給係合凸部92cと係合される供給係合凹部81aが形成されている。これにより、糊テープ80は、テープ装着機構90に装着された際に、供給装着筒81の供給係合凹部81aが供給リール軸92の供給係合凸部92cと係合することで、供給装着筒81が供給リール軸92と同期して回動することができる。
巻取装着筒82は、例えば、紙管等で構成されている。更に、巻取装着筒82は、その内径が、テープ装着機構90の巻取リール軸93の外径に挿通(嵌合)可能な大きさに設けられている。更に、巻取装着筒82の巻取リール軸93に装着される際の挿入端側となる一端面には、巻取リール軸93の巻取係合凸部93cと係合される巻取係合凹部82aが形成されている。これにより、糊テープ80は、テープ装着機構90に装着された際に、巻取装着筒82の巻取係合凹部82aが巻取リール軸93の巻取係合凸部93cと係合することで、巻取装着筒82が巻取リール軸93と同期して回動することができる。
テープ装着機構90は、図3乃至図6に示すように、装置本体30に着脱可能に装着される固定ブロック91と、固定ブロック91の前面91cに回転自在に取り付けられた供給リール軸92と、固定ブロック91の前面91cの供給リール軸92よりも右面91e側に回転自在に取り付けられた巻取リール軸93と、固定ブロック91の前面91cの供給リール軸92よりも左面91f側に回転自在に取り付けられたプラテンローラ94とで構成されている。テープ装着機構90には、供給リール軸92に糊テープ80の供給装着筒81が装着され、巻取リール軸93に糊テープ80の巻取装着筒82が装着されることで、糊テープ80が装着される。この際、糊テープ80は、供給装着筒81と巻取装着筒82との間にプラテンローラ94を経由するように、テープ装着機構90に装着される。
固定ブロック91は、例えば、直方体状に形成されており、装置本体30のユニット装着部36に着脱可能に装着される。更に、固定ブロック91の下面91bには、第1の糊ユニット20aをユニット装着部36に装着する際に、第1の糊ユニット20aの位置決めを行う位置決め部95が形成されている。位置決め部95は、例えば突起等の突部であり、下面91bに複数個、ここでは2個形成されており、ユニット装着部36のカートリッジ位置決め部37に嵌合される。したがって、第1の糊ユニット20aは、装置本体30のユニット装着部36に装着する際に、位置決め部95をユニット装着部36のカートリッジ位置決め部37に嵌合することで、容易且つ正確に位置決めすることができる。
更に、固定ブロック91の右面91e及び左面91fには、第1の糊ユニット20aをユニット装着部36に装着する際に、第1の糊ユニット20aをガイドするガイド部96が形成されている。ガイド部96は、例えば突起等の突部であり、ユニット装着部36のカートリッジガイド部38に嵌合される。したがって、第1の糊ユニット20aは、装置本体30のユニット装着部36に装着する際に、ガイド部96をユニット装着部36のカートリッジガイド部38に嵌合することで、容易にユニット装着部36に装着することができ、更に、位置決め部95をユニット装着部36のカートリッジ位置決め部37に嵌合することができ、容易且つ正確に位置決めすることができる。
更に、固定ブロック91の上面91aには、ユニット装着部36に装着された第1の糊ユニット20aをユニット装着部36に固定するラッチ部97が設けられている。ラッチ部97は、係合部97aが固定ブロック91の前面91cと後面91dとの幅方向に摺動自在に設けられており、係合部97aを後面91d側に摺動させることで、係合部97aが後面91dから突出してユニット装着部36の後内面36dの上方に形成された開口部39に係合される。したがって、第1の糊ユニット20aは、ユニット装着部36に装着された後に、ユニット装着部36に固定することができる。更に、第1の糊ユニット20aは、このようなユニット装着部36に固定された状態から、ラッチ部97の係合部97aを前面91c側に摺動させて、係合部97aとユニット装着部36の開口部39との係合状態を解除することで、第1の糊ユニット20aの固定ブロック91をユニット装着部36から取り外すことができる。
供給リール軸92は、例えば長尺な円柱状に形成されている。ここでは、供給リール軸92は、例えば、軸方向の長さ寸法が角形2号封筒10aの寸法幅と略同じ又はやや大きくなるように設けられている。また、供給リール軸92は、固定ブロック91の前面91cの略中央に、回転自在に取り付けられている。また、供給リール軸92の一端部92a又はその近傍には、装着された糊テープ80の供給装着筒81の供給係合凹部81aと係合する供給係合凸部92cが形成されている。これにより、供給リール軸92は、供給装着筒81が装着された際に、供給係合凸部92cが供給装着筒81の供給係合凹部81aと係合することで、供給装着筒81を同期させて回動させることができる。
巻取リール軸93は、例えば長尺な円柱状に形成されている。ここでは、巻取リール軸93は、供給リール軸92と同様に、例えば、軸方向の長さ寸法が角形2号封筒10aの寸法幅と略同じ又はやや大きくなるように設けられている。また、巻取リール軸93は、固定ブロック91の前面91cの供給リール軸92よりも右面91e側に、回転自在に取り付けられている。また、巻取リール軸93の一端部93a又はその近傍には、装着された糊テープ80の巻取装着筒82の巻取係合凹部82aと係合する巻取係合凸部93cが形成されている。これにより、巻取リール軸93は、巻取装着筒82が装着された際に、巻取係合凸部93cが巻取装着筒82の巻取係合凹部82aと係合することで、巻取装着筒82を同期させて回動させることができる。
プラテンローラ94は、図7に示すように、固定ブロック91に固定された固定支持軸94aと、固定支持軸94aに回転自在に設けられたローラ部材94dとで構成されている。
固定支持軸94aは、例えば長尺な円柱状に形成されている。ここでは、図5に示すように、固定支持軸94aは、供給リール軸92及び巻取リール軸93と同様に、例えば、軸方向の長さ寸法が角形2号封筒10aの寸法幅と略同じ又はやや大きくなるように設けられている。また、固定支持軸94aは、図3に示すように、固定ブロック91の前面91cの供給リール軸92よりも左面91f側に固定されている。
ローラ部材94dは、図7に示すように、例えば長尺な円管状に形成されている。ここでは、ローラ部材94dは、例えば、軸方向の長さ寸法が糊テープ80の寸法幅よりもやや小さくなるように設けられている。したがって、ローラ部材94dは、糊のはみ出しが累積して溜まることを防止することができる。そして、ローラ部材94dは、内部に固定支持軸94aが挿通された状態で、固定支持軸94aの外周上に設けられた軸受等の回転支持部94cを介して、固定支持軸94aに回転自在に設けられている。
また、図3及び図6に示すように、供給リール軸92には、供給ギア98aが連結されている。更に、巻取リール軸93には、巻取ギア98bが連結されている。更に、固定ブロック91の前面91cには、これらのギア98a,98bと噛合される中間ギア98cが設けられている。これにより、供給リール軸92及び巻取リール軸93は、同期して回動することができる。更に、供給リール軸92及び巻取リール軸93には、糊テープ80にバックテンションを付与するトルクリミッタ99が設けられている。したがって、糊ユニット20は、糊テープ80にテンションがかけられ、弛ませることなく巻き取ることができる。
更に、図8に示すように、中間ギア98cには、ワンウェイクラッチ100を介して糊テープ80を巻き取る巻取レバー101が接続されている。巻取レバー101は、例えば一方向に回動されると、その回動がワンウェイクラッチ100を介して中間ギア98cに伝達される。その一方で、巻取レバー101は、他方向に回動しても、その回動がワンウェイクラッチ100により中間ギア98cには伝達されない。また、その巻取レバー101による中間ギア98cの回転がギヤ98a,98bを介して供給リール軸92及び巻取リール軸93に伝達される。その結果、巻取レバー101を回動することで、供給リール軸92及び巻取リール軸93が回転され、糊テープ80が供給装着筒81から引き出されて巻取装着筒82に巻き取られる。したがって、例えば新品等の糊テープ80の最初の粘着剤が塗布されていない領域を手動で巻き取ることができる。更に。糊テープ80は、巻き取られることで、トルクリミット99等によって、テンションがかけられ、弛んだ状態から張った状態に改善することができる。
以上のような構成を有する第1の糊ユニット20aは、供給リール軸92に供給装着筒81が装着され、巻取リール軸93に巻取装着筒82が装着されることで、テープ装着機構90に、角形2号封筒10aに対応した糊テープ80を装着することができる。
<2−2.第2の糊ユニット>
次に、長形3号封筒10bに対応した糊テープ80が装着された長形3号封筒用の第2の糊ユニット20bについて説明する。なお、長形3号封筒用の第2の糊ユニット20bは、上述した角形2号封筒用の第1の糊ユニット20aと装着する糊テープ80の幅寸法以外は同様の構成を有するので、同じ符号を付して詳細な説明は省略し、角形2号封筒用の第1の糊ユニット20aと異なる構成についてのみ説明する。
第2の糊ユニット20bの糊テープ80は、図9に示すように、幅寸法が長形3号封筒10bの寸法幅と略同じ大きさ又はやや大きく設けられている。長形3号封筒10bの寸法幅は、角形2号封筒用の幅寸法よりも小さく、略半分程度である。
そこで、第2の糊ユニット20bでは、長形3号封筒10に対応した糊テープ80をテープ装着機構90に装着する場合に、糊テープ80を装着後、供給リール軸92及び巻取リール軸93に、角形2号封筒10aとの幅寸法差を補うスペーサ102を装着している。このスペーサ102は、例えば、供給装着筒81及び巻取装着筒82と同様に紙管等で構成されている。更に、スペーサ102は、長形3号封筒10bと角形2号封筒10aとの幅寸法差と略同じ長さを有している。したがって、第2の糊ユニット20bは、上述した角形2号封筒用の第1の糊ユニット20aと装着する糊テープ80の幅寸法以外は同様の構成とすることができ、共通の装置本体30を用いることができる。
<2−3.装置本体>
次に、装置本体30について説明する。装置本体30は、第1の糊ユニット20aと第2の糊ユニット20bのうち、選択された一の糊ユニット20が着脱可能に装着されるものである。
図1及び図2に示すように、装置本体30は、箱状をなす第1の筺体31と、箱状をなし、第1の筺体31の後面31dに一体に設けられた第2の筺体32とで構成されている。
なお、以下、第1の筺体31の右面31eと左面31fとの方向を搬送方向とも言い、更に、右面31e側を搬送方向の上流側と言い、左面31f側を下流側とも言う。また、第1の筺体31の前面31cと後面31dとの方向を幅方向とも言い、更に、前面31c側を手前側と言い、後面31d側を奥側とも言う。また、第1の筺体31の上面31aと下面31bとの方向を高さ方向とも言う。
第1の筺体31は、箱状をなし、その上面31aが封筒載置面31aとして使用される。第1の筺体31の右面31eには、封筒位置合わせ片34が搬送方向に摺動自在に取り付けられている。この封筒位置合わせ片34は、封緘する封筒10に拘わらず、封筒10のフラップ11a(折り目11c)の位置が指定された位置(フラップ折り曲げ位置)にセットできるように、例えば、第1の筺体31の前面31cに設けられたノブ35を用いて、右面31eからの突出量が適宜調整される。
また、第1の筺体31の上面31a上には、糊ユニット20が所定の間隔をあけて対向配置されている。更に、第1の筺体31の上面31aと糊ユニット20との間には、搬送方向に摺動自在に搬送機構60が配置されている。更に、第1の筺体31の上面31a上には、糊ユニット20よりも手前側に糊ユニット支持機構40が配設されている。更に、第1の筺体31内の糊ユニット20よりも下流側には、揺動自在にフラップ機構50が配設され、フラップ機構50よりも下流側には、プレス機構70が配設されている。なお、糊ユニット支持機構40、フラップ機構50、搬送機構60及びプレス機構70については後述する。
第2の筺体32は、第1の筺体31よりも高さ寸法が大きな箱状をなし、第1の筺体31の後面31dに一体に設けられている。また、第2の筺体32の前面32cの略中央部には、糊ユニット20が着脱可能に取り付けられるユニット装着部36が形成されている。ユニット装着部36は、糊ユニット20の固定ブロック91と略同形に形成された凹部であり、固定ブロック91が供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94とを幅方向に向けて装着される。
更に、ユニット装着部36の下内面36bには、糊ユニット20の固定ブロック91をユニット装着部36に装着する際に、固定ブロック91を位置決めするカートリッジ位置決め部37が形成されている。カートリッジ位置決め部37は、例えば穴等の凹部であり、固定ブロック91の位置決め部95が嵌合される。したがって、ユニット装着部36は、固定ブロック91を装着する際に、カートリッジ位置決め部37に固定ブロック91の位置決め部95を嵌合することで、容易且つ正確に固定ブロック91を位置決めすることができる。
更に、ユニット装着部36の右内面36e及び左内面36fには、糊ユニット20の固定ブロック91をユニット装着部36に装着する際に、固定ブロック91をガイドするカートリッジガイド部38が形成されている。カートリッジガイド部38は、例えば、内面36e,36fの上端から下端側に向けて形成されたU溝等であり、固定ブロック91のガイド部96が嵌合される。したがって、ユニット装着部36は、糊ユニット20の固定ブロック91をユニット装着部36に装着する際に、カートリッジガイド部38に固定ブロック91のガイド部96を嵌合することで、容易に固定ブロック91を装着することができ、更に、位置決め部95をユニット装着部36のカートリッジ位置決め部37に嵌合することができ、容易且つ正確に固定ブロック91を位置決めすることができる。
更に、第2の筺体32の上面32aの上流側には、封緘装置1の各種の操作を行う操作部110が設けられている。操作部110には、例えば、封緘装置1の電源をオン又はオフにする電源ボタンや、封緘する封筒10に応じて動作を切り換えるための動作モード切換ボタンや、封緘処理を開始する開始ボタン等が設けられている。更に、動作エラーを告知する表示部やスピーカを設けるようにしても良い。
更に、第2の筺体32の上面32aには、第1の筺体31の上面31a上に配置された糊ユニット20、糊ユニット支持機構40、フラップ機構50、搬送機構60及びプレス機構70を覆う蓋体110がヒンジを介して開閉自在に取り付けられている。
更に、蓋体110には、装置本体30に装着された糊ユニット20の糊テープ80の有無を検出するテープ検出センサ120が設けられている。テープ検出センサ120は、例えば光センサ等であり、蓋体110の裏面110bの糊ユニット20の糊テープ80に対向する位置に設置された発光部120aと、第1の筺体31の下面31bに発光部120aと対向するように設置され、搬送機構60の搬送板61に形成された貫通孔61aを介して発光部120aから出射された光を検出する受光部(不図示)とで構成されている。テープ検出センサ120は、糊テープ80は通常透明であるが終端領域が銀色等に着色されているので、その着色した領域を検出することで、糊ユニット20の糊テープ80の残りの有無を検出する。なお、糊テープ80が無くなった場合には、表示部及び/又はスピーカ等を用いてユーザに告知される。
<2−4.糊ユニット支持機構>
次に、糊ユニット支持機構40について説明する。糊ユニット支持機構40は、装置本体30に装着された糊ユニット20を支持するものである。
図1に示すように、糊ユニット支持機構40は、第1の筺体31の下流側に設けられたプレス機構70の手前側を支持するプレス支持部材161の後面161dに設けられている。具体的に、図10に示すように、糊ユニット支持機構40は、供給リール軸92、巻取リール軸93及びプラテンローラ94の他端側の自由端92b,93b,94bを軸支する軸支部材41と、軸支部材41の後面41dに設けられ、供給リール軸92及び巻取リール軸93の軸支状態をロックするロックレバー42とで構成されている。
軸支部材41は、例えば板部材で構成されており、第1の筺体31の下流側に設けられたプレス機構70の手前側を支持するプレス支持部材161の後面161dに、高さ方向に回動自在で、幅方向に進退自在に取り付けられている。更に、軸支部材41の後面41dには、供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94とに対応する位置に、供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の各自由端92b,93b,94bがそれぞれ嵌入されて軸支される軸受部43a,43b,43cが形成されている。
軸支部材41は、糊ユニット20の固定ブロック91がユニット装着部36に装着された後に、軸支部材41を幅方向の奥側に移動させて、軸受部43a,43b,43cに各自由端92b,93b,94bを嵌入させることで、供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の各自由端92b,93b,94bを軸支する。その一方で、軸支部材41は、各自由端92b,93b,94bを軸支した状態から、幅方向の手前側に移動させて、軸受部43a,43b,43cと各自由端92b,93b,94bとの間に隙間をあけることで、各自由端92b,93b,94bの軸支状態が解除される。
ロックレバー42は、例えば、L字状の板部材で構成され、第1の片42aが軸支部材41の後面41dに対向し、第2の片42bが軸支部材41の上面41aに対向するように、軸支部材41の後面41dに回動自在に取り付けられている。更に、ロックレバー42の第1の片42aには、供給リール軸92に対応する位置に、供給リール軸92の自由端92b側に設けられたリング状の供給係止凹部92dに係止される第1の係止部44aが形成されている。更に、第1の片42aには、巻取リール軸93に対応する位置に、巻取リール軸93の自由端93b側に設けられたリング状の巻取係止凹部93dに係止される第2の係止部44bが形成されている。更に、ロックレバー42の第1の片42aは、供給係止凹部92d及び巻取係止凹部93dの溝幅と略同じ厚さを有している。
ロックレバー42は、軸支部材41の軸受部43a,43b,43cに供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の各自由端92b,93b,94bが嵌入されて軸支部材41によって軸支された後に、下方側に回動されて、第1の係止部44aが供給リール軸92の供給係止凹部92dに係止され、第2の係止部44bが巻取リール軸93の巻取係止凹部93dに係止されることで、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94との軸支状態をロックする。その一方で、ロックレバー42は、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94との軸支状態がロックされた状態から、上方に回動することで、供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94のロック状態が解除される。
以上のような構成を有する糊ユニット支持機構40は、軸支部材41を奥側に移動させて、軸支部材41の軸受部43a,43b,43cに供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の各自由端92b,93b,94bを嵌入させることで、軸支部材41によって各自由端92b,93b,94bを軸支することができる。次いで、糊ユニット支持機構40は、ロックレバー42を下方側に回動させて、ロックレバー42の第1の係止部44aを供給リール軸92の供給係止凹部92dに係止し、第2の係止部44bを巻取リール軸93の巻取係止凹部93dに係止することで、ロックレバー42によって、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の軸支状態をロックすることができる。
その一方で、糊ユニット20を交換等するために、軸支状態を解除する場合、糊ユニット支持機構40は、先ず、ロックレバー42を上方に回動することで、ロックレバー42によるロック状態を解除することができる。次いで、糊ユニット支持機構40は、軸支部材41を手前に引いて、軸支部材41の軸受部43a,43b,43cと各自由端92b,93b,94bとの間に隙間をあけることで、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の軸支状態を解除することができる。
このような状態になれば、糊ユニット20は、ユニット装着部36から取り外すことが可能となる。更に、糊ユニット支持機構40は、上述した状態から、更に軸支部材41を上方に回動させることで、供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の自由端92b,93b,94b側が開放されるので、糊ユニット20が第1の筺体31のユニット装着部36に装着された状態で、糊テープ80を交換することができる。
<2−5.フラップ機構>
次に、フラップ機構50について説明する。フラップ機構50は、選択された一の糊ユニット20が装置本体30に装着されて糊ユニット支持機構40によって支持された後に、装置本体30に載置された封筒10のフラップ11aを折り曲げるとともに、折り曲げられたフラップ11aをプラテンローラ94上の糊テープ80に押し付けるものである。
図11及び図12に示すように、フラップ機構50は、離間配置された一対の板部材51a,51aで構成され、支軸52を中心に揺動自在に支持されたフラップアーム51と、フラップアーム51の一対の板部材51a,51a間に回転自在に支持され、フラップアーム51が上方に揺動した際に封筒10を搬送機構60に押し当てる逆止ローラ53と、フラップアーム51の一対の板部材51a,51a間に回転自在に支持され、フラップアーム51が上方に揺動した際に封筒10のフラップ11aを折り曲げてフラップ11aをプラテンローラ94上の糊テープ80に押し当てるフラップローラ54と、フラップアーム51を揺動するフラップ駆動機構55とで構成されている。
フラップアーム51は、離間配置された一対の板部材51a,51aで構成されており、第1の筺体31に幅方向に向けて設けられた支軸52を中心に、揺動自在に設けられている。
逆止ローラ53は、フラップアーム51の一対の板部材51a,51a間の支軸52よりも一端側に回転自在に支持されている。逆止ローラ53は、図13に示すように、フラップアーム51が上方に揺動した際に、封筒載置面31aに載置された封筒10を搬送機構60の搬送板61の裏面に押し当てるための押圧ローラとして機能する。
具体的に、図11に示すように、逆止ローラ53は、回転軸53aと、回転軸53aに取り付けられた複数個の逆止ローラ部53bとで構成されている。逆止ローラ部53bは、搬送方向の一方にのみに回動するものであり、封筒10が搬送方向の上流側に逆流することを防止する機能を有する。ここでは、逆止ローラ部53bは、回転軸53aの奥側に1個、回転軸53aの手前側に1個、中央よりも奥側にオフセットした位置に1個、合計3個取り付けられている。
更に、図14に示すように、奥側の逆止ローラ部53bと手前側の逆止ローラ部53bとの距離は、例えば角形2号封筒の幅寸法よりもやや小さくなるように設けられている。また、オフセットした逆止ローラ部53bと奥側の逆止ローラ部53bとの距離は、例えば長形3号封筒の幅寸法よりも小さくなるように設けられている。
したがって、逆止ローラ53は、例えば、角形2号封筒を封緘する場合、奥側の逆止ローラ部53bとオフセットした逆止ローラ部53bと手前側の逆止ローラ部53bの3個の逆止ローラ部53bが接触する。更に、逆止ローラ53は、長形3号封筒を封緘する場合であっても、奥側の逆止ローラ部53bとオフセットした逆止ローラ部53bとの2個の逆止ローラ部53bが接触する。よって、逆止ローラ53は、何れの封筒10を封緘する場合であっても、少なくとも2個の逆止ローラ部53bを接触させることができ、封筒10の挙動を安定させることができる。
フラップローラ54は、図11及び図12に示すように、フラップアーム51の一対の板部材51a,51a間の逆止ローラ53よりも一端側(最先端部)に回転自在に支持されている。フラップローラ54は、図13に示すように、フラップアーム51が上方に揺動されると、逆止ローラ53によって搬送機構60に押し当てられた封筒10のフラップ11aを上方に折り曲げるとともに、折り曲げられたフラップ11aをプラテンローラ94上の糊テープ80に押し当てる押圧ローラとして機能する。
更に、フラップローラ54の回転軸の両端は、図11に示すように、フラップアーム51の板部材51aから突出して設けられている。この突出部54aは、図13に示すように、フラップアーム51が上方に揺動し、フラップローラ54がフラップ11aをプラテンローラ94に押し当てる際に、糊ユニット20の固定ブロック91のガイドプレート130及び糊ユニット支持機構40の軸支部材41の後面41dに形成されたガイド溝131に係合されて、ガイドされつつフラップローラ54が位置決めされる。
ガイド溝131は、図6及び図15に示すように、糊ユニット20の固定ブロック91の前面91cに下流側に突出するように取り付けられたガイドプレート130に形成されている。また、ガイド溝131は、糊ユニット支持機構40の軸支部材41の後面41dに形成されている。そして、ガイド溝131は、フラップローラ54の突出部54aの回動軌跡の接線方向に向けて形成されている。更に、ガイド軸131は、上方側の曲率を回動軌跡の曲率よりも大きく設けている。したがって、フラップアーム51は、図15に示すように、フラップアーム51が上方に揺動してフラップ11aをプラテンローラ94に押し当てる際に、ガイド溝131の上方内壁131aに突き当てられてガイドされつつ揺動され、更に、ガイド溝131によって位置決めされる。
フラップ駆動機構55は、図11及び図12に示すように、第1の筺体31内に設置されるとともに、フラップアーム51の一対の板部材51a,51aの支軸52よりも他端側に連結されており、フラップアーム51を支軸52を中心に揺動する。
具体的に、フラップ駆動機構55は、一端がフラップアーム51の一対の板部材51a,51aの他端に連結されたシリンダユニット140,140と、シリンダユニット140の他端に連結されたフラップリンクギア141と、フラップリンクギア141をギア群142を介して回転駆動させるフラップ駆動モータ143とで構成されている。
シリンダユニット140は、図12に示すように、筒状部材144と、筒状部材144内に収納された圧縮バネ145とで構成されている。筒状部材144には、一端に、フラップアーム51の他端に形成された係合凸部56aと係合する第1の係合孔144aが形成され、他端に、フラップリンクギア141に形成された係合凸部141aと係合する第2の係合孔144bが形成されている。例えば、第1の係合孔144aは、長孔状に形成され、第2の係合孔144bは、円形状に形成されている。圧縮バネ145は、筒状部材144内に収納され、一端が第1の係合凸部56aに係止され、他端が係合凸部141aに係止されている。
したがって、圧縮バネ145は、係合凸部56aを介してフラップアーム51をプラテンローラ94側に付勢し、フラップローラ54がフラップ11aをプラテンローラ94に押し当てる際に、転写に必要な荷重を付与するとともに、その際の押圧力を均一にする。更に、フラップローラ54は、フラップアーム51の係合凸部56aと係合する第1の係合孔144aが長孔状に形成されており、更に、フラップアーム51が圧縮バネ145に付勢されているので、装着された糊カートリッジ20が代わっても、そのガイド溝131の上方内壁131aに突き当てつつ揺動することができる。
以上のような構成を有するフラップ機構50は、フラップ駆動モータ143が駆動すると、その回転運動がギア群142を介してフラップリンクギア141に伝達されて、シリンダユニット140によってフラップアーム51を支軸52を中心に揺動することができる。更に、フラップ機構50は、フラップアーム51が上方に揺動されると、逆止ローラ53によって封筒載置面31aに載置された封筒10を搬送機構60に押し付けて、その後、フラップローラ54によって逆止ローラ53によって搬送機構60に押し付けられた封筒10のフラップ11aを上方に折り曲げるとともに、折り曲げられたフラップ11aを糊ユニット20のプラテンローラ94に押し付けることができる。
<2−6.搬送機構>
次に、搬送機構60について説明する。搬送機構60は、フラップ機構50によって糊ユニット20のプラテンローラ94上の糊テープ80に押し付けられた封筒10をフラップローラ54から引き剥がして、フラップ11aに糊テープ80の粘着剤を転写するとともに、糊転写された封筒10を後述するプレス機構70に搬送するものである。
図16に示すように、具体的に、搬送機構60は、搬送方向に摺動自在に設けられ、フラップ機構50によって封筒10のフラップ11aに糊テープ80の粘着剤が転写された封筒10を後述するプレス機構70まで搬送する搬送板150と、搬送板150を駆動する搬送板駆動機構151と、搬送板150の位置を検出するとともに、封緘する封筒10に応じて搬送板150の初期位置を変更する搬送板位置検出機構152とで構成されている。
搬送板150は、板部材で構成されており、先端部150a側が多少封筒載置面31a側に曲がった形状を有している。このような搬送板150は、第1の筺体31の封筒載置面31aと糊ユニット20との間に配置されている。更に、搬送板150は、動作前の初期位置では、先端部150aが封筒載置面31aに載置された封筒10の折り目11c上に位置するように配置されている。
更に、搬送板150は、フラップ機構50が上方に揺動されて、逆止ローラ53によって封筒10が裏面150bに押し付けられた際に、先端部150aが封筒10の折り目11cに当接する。更に、搬送板150は、フラップ機構50のフラップローラ54によって封筒10のフラップ11aが上方に折り曲げられる際に、図13に示すように、先端部150aが支点として機能する。更に、搬送板150は、その後、搬送方向に摺動されることで、フラップローラ54によってプラテンローラ94上の糊テープ80に押し付けられていた封筒10を、プラテンローラ94から引き剥がし、その封筒10をプレス機構70に搬送する搬送手段として機能する。
搬送板駆動機構151は、第2の筺体32内に設置されている。具体的に、搬送板駆動機構151は、図16に示すように、封筒10の搬送方向に沿って設けられた一対の搬送板ガイド軸153,153と、L字板状に形成され、一片が搬送板ガイド軸153に摺動自在に取り付けられ、他片に搬送板150が取り付けられ、搬送板150を搬送板ガイド軸153に沿って摺動させるスライド部材154と、スライド部材154に、クランク155及びギア群156を介して連結された搬送板駆動モータ157とで構成されている。
このような構成を有する搬送板駆動機構151は、搬送板駆動モータ157が駆動すると、その回転運動がギア群156を介してクランク155に伝達され、クランク155によって回転運動が往復運動に変換され、その往復運動がスライド部材154に伝達されることで、搬送板150を、搬送板ガイド軸153に沿って初期位置から先端部150aがプレス機構70に近傍する最大摺動位置まで摺動させるとともに、最大摺動位置から初期位置まで摺動させて復帰させることができる。
搬送板位置検出機構152は、スライド部材154の他片の下方側に設けられ、切欠部158cを挟んで第1の位置検出片158aと第2の位置検出片158bとを有する検出片158と、検出片158と対向とするように配置された一対の位置検出センサ159a,159bとで構成されている。
第1の位置検出片158aは、切欠部158cよりも、搬送方向の下流側に設けられ、第2の位置検出片158bは、切欠部158cよりも、搬送方向の上流側に設けられている。位置検出センサ159a,159bは、例えば光センサ等であり、第2の筺体32内に搬送方向に沿って所定距離離間して設置されている。更に、第1の位置検出センサ159aは、搬送方向の下流側に設置され、第2の位置検出センサ159bは、搬送方向の上流側に設置されている。
このような構成を有する搬送板位置検出機構152は、位置検出センサ159a,159bの検出結果に基づいて搬送板150の位置を検出する。更に、搬送板位置検出機構152は、封緘する封筒10に応じて、搬送板150の初期位置(原点)を制御する。この際、搬送板位置検出機構152は、例えば、第2の筺体32の操作部の動作モード切換スイッチ等が操作されることで、搬送板150の初期位置(原点)を切り換える。
例えば、長形3号封筒10を封緘する場合、図17(A)に示すように、搬送板位置検出機構152は、搬送板150の初期位置(原点)を、第1の位置検出センサ159aが第1の位置検出片158aに対向し、第1の位置検出センサ159aの検知出力がローレベル(以下、「L」とも言う。)となり、第2の位置検出センサ159bが第2の位置検出片158bに対向し、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」となる位置に変更する。
更に、動作が開始されると、搬送板位置検出機構152のマイコン等の制御部は、図17(B)に示すように、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「L」からハイレベル(以下、「H」とも言う。)となり、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」から「H」となり、その後、図17(C)、(D)に示すように、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「H」のまま、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」、「H」となった際に、糊の転写が終了したと判定する。
更に、搬送板位置検出機構152の制御部は、その後、図18(E)、(F)、(G)に示すように、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「H」のまま、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」、「H」、「L」となり、図17(A)に示すように、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」のまま、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「L」となった際に、初期位置に復帰したと判定する。
その一方で、角形2号封筒10を封緘する場合、搬送板位置検出機構152は、搬送板150の初期位置(原点)を、図17(A)に示すような長形3号封筒10の初期位置から、搬送板駆動機構151によって搬送板150を所定距離だけ搬送方向の下流側に移動させて、図17(B)に示すように、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「L」から「H」となり、第2の位置検出センサ159bが切欠部158cに対向し、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」から「H」と変化する位置に変更する。
更に、動作が開始されると、図17(C)、(D)に示すように、搬送板位置検出機構152の制御部は、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「H」のまま、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」、「H」と変化した際に、糊の転写が終了したと判定する。
更に、搬送板位置検出機構152の制御部は、その後、図18(E)、(F)、(G)に示すように、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「H」のまま、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」、「H」、「L」となり、図17(A)に示すように、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「L」のまま、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「L」となり、図17(B)に示すように、第1の位置検出センサ159aの検知出力が「H」となり、第2の位置検出センサ159bの検知出力が「H」となった際に、初期位置に復帰したと判定する。
図19(A)、図19(B)、図20(A)及び図20(B)に示すように、フラップ11aの糊の転写領域12は、糊テープ80とフラップ11aとが当接する貼付開始点aから先端側の領域となる。したがって、搬送板位置検出機構152は、封緘する封筒10に応じて、搬送板150の初期位置(原点)を変化させて、搬送板150の先端部150aの位置を変えることで、貼付開始点aを変えることができる。すなわち、搬送板位置検出機構152は、封緘する封筒10に応じて、貼付開始点aと搬送板150の先端部150aとの距離Lを変えることができる。よって、搬送板位置検出機構152は、封緘する封筒10に応じて、糊の転写量(封緘強度)を調整することができる。更に、搬送板位置検出機構152は、封緘する封筒10に応じて、最適な糊転写量を転写することができるので、1通当たりの糊のコストを低減することができる。
なお、糊転写量の調整は搬送板150によるものに限らず、フラップ11aと糊テープ80とが当接する貼付開始点aと、封筒の折り目11cとの距離をフラップローラ、若しくは、プラテンローラの位置を変えることで行っても良い。
<2−7.プレス機構>
次に、プレス機構70について説明する。プレス機構70は、搬送機構60によって搬送された封筒10を圧接して、封筒10のフラップ11aを封筒本体11の裏面11bに貼着するものである。
図1に示すように、プレス機構70は、第1の筺体31の下流側に設置されている。具体的に、プレス機構70は、図21及び図22に示すように、第1の筺体31内に設けられたプレス支持機構160と第2の筺体32の前面32cに回動自在に支持された搬送ローラ170と、搬送ローラ170の上方に設けられた抑えローラ171と、搬送機構60によって搬送された封筒10を検出する排出検出センサ173とを有する。
プレス支持機構160は、図1に示すように、第1の筺体31内に設置され、上部が上面31aの露出口から露出されるように設けられ、搬送ローラ170及び抑えローラ171を支持するプレス支持部材161と、プレス支持部材161の上部に、プレス支持部材161と第2の筺体32の前面32cとの間を覆うように取り付けられたプレスカバー部材162とで構成されている。
搬送ローラ170は、図21に示すように、プレス支持部材161と第2の筺体32の前面32cとの間に回転自在に支持されている。更に、搬送ローラ170は、例えば、第2の筺体32の前面32cに設置されたプレス駆動モータ174によってギア群等の伝達部材175を介して回転駆動される。
抑えローラ171は、図21及び図22に示すように、搬送ローラ170の上方に配置され、搬送ローラ170と同様に、プレス支持部材161と第2の筺体32の前面32cと間に回転自在に支持されている。更に、抑えローラ171は、回転軸171aが挿通されるプレス支持部材161及び第2の筺体32の前面32cの挿通孔161aがそれぞれ高さ方向に向けて長孔状に形成されているので、プレス支持部材161と第2の筺体32の前面32cとに、高さ方向に移動可能に支持されている。
更に、抑えローラ171の回転軸171aの両端部には、抑えローラ171を搬送ローラ170側に付勢するスプリング176が取り付けられている。したがって、抑えローラ171は、ローラ170,171間に挿入された封筒10の厚みを吸収することができ、更に、そのような場合であっても、所定の圧力を封筒10に加えて封筒10を圧接することができる。更に、スプリング176は、手前側のスプリング176に比べ、奥側のスプリング176の押付荷重が大きくなるように設けられている。したがって、長形3号封筒10が搬送ローラ170と抑えローラ171との間にオフセットされて挿入されても、ローラ170,171が傾くことなく、封緘不良を起こすことが防止できる。
排出検出センサ173は、図21及び図22に示すように、例えば光センサ等であり、プレス支持機構160のプレスカバー部材162に設置された発光部173aと、第1の筺体31の下面31bに発光部173aと対向配置され、発光部173aから出射された光を検出する受光部173bとで構成されている。更に、排出検出センサ173は、搬送ローラ170及び抑えローラ171よりも搬送方向の上流側に設置されている。更に、排出検出センサ173は、搬送ローラ170及び抑えローラ171の軸方向の略中央よりもやや奥側にオフセットされた位置に設置されている。例えば、排出検出センサ173は、長形3号封筒10の幅方向の略中央に位置するように設置されている。したがって、排出検出センサ173は、幅寸法が大きな角形2号封筒10と、幅寸法が角形2号封筒10よりも小さな長形3号封筒10とを、1個のセンサで検出することができる。
以上のような構成を有するプレス機構70は、搬送機構60によって封筒10が搬送されて、排出検出センサ173によって封筒10が検出されると、プレス駆動モータ174が駆動し、伝達部材175を介して搬送ローラ170が回転駆動されて、一対のローラ170,171によって、折り曲げられて糊転写された封筒10のフラップ11aを封筒本体11の裏面11bに圧接して貼着して封緘することができる。更に、プレス機構70は、その後、封緘された封筒10を装置本体30の下流側から排出する。
<2−8.封筒サイズ検出センサ>
更に、装置本体30には、図1及び図23に示すように、第2の筺体32の前面32cの上流側に、封筒載置面31aに載置された封筒10のサイズ(種類)を検出する封筒サイズ検出センサ180が設けられている。
封筒サイズ検出センサ180は、例えば光センサ等であり、第2の筺体32の前面32cの上流側に設けられたセンサ取付部材181の封筒載置面31aに対向する下面181bに設置された発光部180aと、第1の筺体31の下面31bに発光部180aと対向するように設置され、封筒載置面31aに形成された貫通孔33を介して発光部180aから出射された光を検出する受光部180bとで構成されている。更に、封筒サイズ検出センサ180は、排出検出センサ173との搬送方向の距離が長形3号封筒10bの長さ方向の寸法よりも長く、角形2号封筒10aの長さ方向の寸法よりも短くなる位置に設置されている。
封緘装置1のマイコン等の制御部は、排出検出センサ173及び封筒サイズ検出センサ180が封筒10を検出した場合、その封筒10が角形2号封筒10aであると判定し、排出検出センサ173が封筒10を検出したが、封筒サイズ検出センサ180が封筒10を検出しなかった場合、その封筒10が長形3号封筒10bであると判定する。
なお、封緘装置1の制御部は、封筒サイズ検出結果に基づいて、封緘する封筒10に応じた糊の転写量を自動的に調整するようにしても良い。また、封緘装置1の制御部は、検出した封筒サイズと、操作部の動作モード切換スイッチによって切り換えられる動作モードとが異なる場合、エラー表示するようにしても良い。この場合、封緘装置1の制御部は、封緘処理を停止しても良く、例えば、開始ボタン等が押された場合、封緘処理を開始するようにしても良い。
<3.封緘装置の動作の説明>
<3−1.長形3号封筒の封緘動作>
次に、長形3号封筒10bを封緘する封緘動作について説明する。
先ず、封緘装置1は、操作部の動作モード切換スイッチが長形3号封筒モードに切り換えられる。更に、封緘装置1は、封筒位置合わせ片34が長形3号封筒用の位置に調整される。次いで、封筒載置面31aには、図24(A)に示すように、封筒10が載置される。具体的に、封筒10は、封筒10の幅方向を封緘装置1の幅方向に一致させ、封筒10の長さ方向を封緘装置1の搬送方向に一致させて、第2の筺体32の前面32cと当接させて載置される。すると、封筒10の折り目11cと搬送板150の先端部150aとが、略一致するように載置される。
次いで、封緘装置1は、操作部の封緘開始ボタン等が押されると、フラップ駆動モータ143が駆動されて、図24(B)に示すように、フラップアーム51を支軸52を中心に上方(時計回り)に揺動させて、逆止ローラ53によって封筒載置面31aに載置された封筒10を搬送板150の裏面150bに押し当てる。次いで、封緘装置1は、フラップローラ54によって、逆止ローラ53によって搬送板150に押し当てられた封筒10のフラップ11aを、搬送板150の先端部150aを境界に上方に折り曲げて、フラップ11aをプラテンローラ94上の糊テープ80に押し付ける。
次いで、図24(C)に示すように、封緘装置1は、搬送板駆動モータ157が駆動されて、搬送板150を搬送方向の下流側に摺動させて、搬送板150によって、封筒10を搬送方向の下流側に引き出して糊テープ80から引き剥がし、フラップ11aに糊を転写させる。なお、フラップ11aには、最初に当接したフラップ11aの位置からフラップ11aがプラテンローラ94から離れる粘着剤が転写される。更に、図25(D)に示すように、封緘装置1は、搬送板150を搬送方向の下流側に摺動させて、搬送板150によって、その封筒10をプレス機構70まで搬送する。
次いで、封緘装置1は、搬送板150によって封筒10がプレス機構70の近傍まで搬送され、排出検出センサ173によってその封筒10が検出されると、プレス駆動モータ174が駆動されて搬送ローラ170を回転駆動させ、図25(E)に示すように、搬送ローラ170及び抑えローラ171によって挟み込むことにより、封筒10のフラップ11aを封筒本体11の裏面11bに圧接して貼着して封緘する。その後、封緘装置1は、搬送板150が搬送方向の上流側に摺動させて、初期位置に戻る。
次いで、図25(F)に示すように、封緘装置1は、封緘された封筒10を、搬送ローラ170及び抑えローラ171によって装置本体30の下流側から排出する。その後、封緘装置1は、フラップアーム51を下方に揺動させて初期位置に復帰させる。更に、封緘装置1は、プレス駆動モータ174の駆動を停止させる。以上のようにして、封緘装置1は、長形3号封筒の封緘を行う。
<3−2.糊ユニット交換動作>
次に、長形3号封筒用の第2の糊ユニット20bから角形2号封筒用の第1の糊ユニット20aに交換する糊ユニット交換動作について説明する。
<3−2−1.取外動作>
先ず、封緘装置1は、ロックレバー42が第1の筺体31の上方側に回動され、ロックレバー42の第1の係止部44aが供給リール軸92の供給係止凹部92dから取り外され、第2の係止部44bが巻取リール軸93の巻取係止凹部93dから取り外されて、ロックレバー42によるロック状態が解除される。次いで、封緘装置1は、軸支部材41が手前側に引かれて、軸支部材41の軸受部43a,43b,43cと、供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の各自由端92b,93b,94bとの間に隙間があけられて、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の軸支状態が解除される。
次いで、封緘装置1は、ラッチ部97の係合部97aが手前側に摺動されて、係合部97aとユニット装着部36の開口部39との係合状態が解除される。次いで、封緘装置1は、糊ユニット20bが上方に持ち上げられて、糊ユニット20bの固定ブロック91のガイド部96がユニット装着部36のカートリッジガイド部38から引き抜かれ、固定ブロック91がユニット装着部36から取り外されることで、糊ユニット20bが装置本体30から取り外される。以上のようにして、封緘装置1は、長形3号封筒用の糊ユニット20bを装置本体30から取り外すことができる。
<3−2−2.装着動作>
先ず、封緘装置1は、糊ユニット20aの固定ブロック91がガイド部96をユニット装着部36のカートリッジガイド部38に嵌合させた状態で下方に押し込まれ、固定ブロック91の位置決め部95がユニット装着部36のカートリッジ位置決め部37に嵌合されるように、固定ブロック91がユニット装着部36に装着される。次いで、封緘装置1は、ラッチ部97の係合部97aが奥側に摺動されて、係合部97aとユニット装着部36の開口部39との係合状態がロックされる。
次いで、封緘装置1は、軸支部材41を奥側に移動させて、軸支部材41の軸受部43a,43b,43cに糊ユニット20aの供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の各自由端92b,93b,94bが嵌入されて、各自由端92b,93b,94bが軸支部材41によって軸支される。次いで、封緘装置1は、ロックレバー42が自由端92b,93b,94b側に回動されて、ロックレバー42の第1の係止部44aが供給リール軸92の供給係止凹部92dに係止され、第2の係止部44bが巻取リール軸93の巻取係止凹部93dに係止され、ロックレバー42によって、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の軸支状態がロックされる。以上のようにして、封緘装置1は、角形2号封筒用の糊ユニット20aが装置本体30に装着される。
<3−3.角形2号封筒の封緘動作>
次に、角形2号封筒10aを封緘する封緘動作について説明する。
先ず、封緘装置1は、操作部の動作モード切換スイッチが角形2号封筒動作モードに切り換えられると、搬送板駆動機構151及び搬送板位置検出機構152によって、搬送板150の初期位置が制御される。例えば、封緘装置1は、搬送板150が長形3号封筒10の初期位置よりも搬送方向の下流側に5mm移動される。更に、封緘装置1は、封筒位置合わせ片34が角形2号封筒用の位置に調整される。次いで、封筒載置面31aには、角形2号の封筒10が載置される。
次いで、封緘装置1は、操作部の封緘開始ボタンが押されると、フラップ駆動モータ143が駆動されて、図24(B)に示すように、フラップアーム51を支軸52を中心に上方(時計回り)に揺動させて、逆止ローラ53によって封筒載置面31aに載置された封筒10を搬送板150の裏面150bに押し当てる。次いで、封緘装置1は、フラップローラ54によって、逆止ローラ53によって搬送板150に押し当てられた封筒10のフラップ11aを、搬送板150の先端部150aを境界に上方に折り曲げて、フラップ11aをプラテンローラ94上の糊テープ80を介してプラテンローラ94に押し付ける。
この際、封緘装置1は、図19に示すように、搬送板150の初期位置(原点)を変えたことで、貼付開始点aが角形3号封筒10の場合とは異なっている。具体的には、封緘装置1は、搬送板150の初期位置(原点)を下流側に変えたことで、角形3号封筒10の場合よりも、貼付開始点aと搬送板150の先端部150aとの距離Lが長くなっている。
次いで、封緘装置1は、搬送板駆動モータ157が駆動されて、図24(C)に示すように、搬送板150を搬送方向の下流側に摺動させて、搬送板150によって、封筒10を搬送方向の下流側に引き出して糊テープ80から引き剥がし、フラップ11aに糊を転写させる。なお、フラップ11aには、最初に当接したフラップ11aの位置からフラップ11aがプラテンローラ94から離れる粘着剤が転写される。更に、図25(D)に示すように、封緘装置1は、搬送板150を搬送方向の下流側に摺動させて、搬送板150によって、その封筒10をプレス機構70まで搬送する。
次いで、封緘装置1は、搬送板150によって封筒10がプレス機構70の近傍まで搬送され、排出検出センサ173によってその封筒10が検出されると、プレス駆動モータ174が駆動されて搬送ローラ170を回転駆動させ、図25(E)に示すように、搬送ローラ170及び抑えローラ171によって挟み込むことにより、封筒10のフラップ11aを封筒本体11の裏面11bに圧接して貼着して封緘する。その後、封緘装置1は、搬送板150が搬送方向の上流側に摺動させて、初期位置に戻る。
次いで、図25(F)に示すように、封緘装置1は、封緘された封筒10を、搬送ローラ170及び抑えローラ171によって装置本体30の下流側から排出する。その後、封緘装置1は、フラップアーム51を下方に揺動させて初期位置に復帰させる。更に、封緘装置1は、プレス駆動モータ174の駆動を停止させる。以上のようにして、封緘装置1は、角形2号の封筒10を封緘する。
<4.封緘装置の作用効果の説明>
本発明を適用した封緘装置1は、糊テープ80が装着される供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94とが一体化された糊ユニット20を着脱可能に取り付けることができる。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、封緘する封筒10の幅寸法に応じた糊テープ80を装着した糊ユニット20を装着して、糊テープ80を無駄にすることなく、最適に封緘することができる。更に、本発明を適用した封緘装置1は、糊ユニット20の下部に配置された搬送板150の清掃やメンテナンスとして部品交換を容易に行うことができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、糊ユニット20の固定ブロック91の下面91bに、糊ユニット20を装置本体30のユニット装着部36に装着した際に位置決めする位置決め部95が形成されている。更に、本発明を適用した封緘装置1は、装置本体30のユニット装着部36の下内面36bに、固定ブロック91の位置決め部95が嵌合されるカートリッジ位置決め部37が形成されている。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、糊ユニット20を装置本体30のユニット装着部36に装着する際に、固定ブロック91の位置決め部95をユニット装着部36のカートリッジ位置決め部37に嵌合することで、糊ユニット20を、装置本体30のユニット装着部36に容易且つ正確に位置決めすることができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、糊ユニット20の固定ブロック91の右面91e及び左面91fに、糊ユニット20を装置本体30のユニット装着部36に装着する際にガイドするガイド部96が形成されている。更に、本発明を適用した封緘装置1は、装置本体30のユニット装着部36の右内面36e及び左内面36fに、ガイド部96をガイドするカートリッジガイド部38が形成されている。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、糊ユニット20を装置本体30のユニット装着部36に装着する際に、ガイド部96がカートリッジガイド部38に嵌合されることで、糊ユニット20を、容易にユニット装着部36に装着することができ、更に、容易且つ正確に位置決め部95をカートリッジ位置決め部37に嵌合して位置決めすることができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、糊ユニット21の固定ブロック91の上面91aに、ユニット装着部36に装着された糊ユニット20をユニット装着部36に固定するラッチ部97が設けられている。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、ラッチ部97の係合部97aを幅方向の奥側に摺動させて、ラッチ部97の係合部97aをユニット装着部36の後内面36dの開口部39に係合することで、糊ユニット20をユニット装着部36に固定することができる。その一方で、本発明を適用した封緘装置1は、ラッチ部97の係合部97aを手前側に摺動させて、ラッチ部97の係合部97aとユニット装着部36の開口部39との係合状態を解除することで、糊ユニット20の固定ブロック91をユニット装着部36から取り外すことができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、糊ユニット20が装置本体30のユニット装着部36に装着された後に、糊ユニット支持機構40の軸支部材41を奥側に移動させて、軸受部43a,43b,43cに、供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の各自由端92b,93b,94bを嵌入させて、軸支部材41によって各自由端92b,93b,94bを軸支することができ、その後、糊ユニット支持機構40のロックレバー42を下方に回動させて、ロックレバー42の第1の係止部44aを供給リール軸92の供給係止凹部92dに係止し、ロックレバー42第2の係止部44bを巻取リール軸93の巻取係止凹部93dに係止することで、ロックレバー42によって、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の軸支状態をロックすることができる。
更に、本発明を適用した封緘装置1は、上述したようなロックされた状態から、ロックレバー42を上方に回動することで、ロックレバー42によるロック状態を解除することができ、その後、軸支部材41を手前側に引いて、軸支部材41の軸受部43a,43b,43cと各自由端92b,93b,94bとの間に隙間を空けることで、軸支部材41による供給リール軸92と巻取リール軸93とプラテンローラ94の軸支状態を解除することができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、中間ギア98cにワンウェイクラッチ100を介して巻取レバー101が接続されている。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、巻取レバー101を回動することで、供給リール軸92及び巻取リール軸93が回転されて糊テープ80が巻き取られることで、糊テープ80にテンションをかけ、糊テープ80を弛んだ状態から架張状態に改善することができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、プラテンローラ94が、一端部が固定ブロック91に固定された固定支持軸94aと、円管状に形成され、内部に固定支持軸94aが収容された状態で、固定支持軸94aの外周上に設けられた回転支持部94cを介して固定支持軸94aに回転自在に取り付けられたローラ部材94dとで構成されている。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、固定ブロック91と固定支持軸94aとが一体化されているので保持強度が向上し、更に、ローラ部材94dを長いピッチで支持しているので、プラテンローラ94の先端部のガタを小さくすることができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、フラップ機構50のフラップローラ54の回転軸の両端が、フラップアーム51の板部材51aから突出して設けられている。更に、本発明を適用した封緘装置1は、フラップアーム51が上方に揺動して、フラップローラ54がフラップ11aをプラテンローラ94上の糊テープ80に押し当てる際に、フラップローラ54の回転軸の突出部54aが固定ブロック91のガイドプレート130のガイド溝131に係合されてガイドされつつ位置決めされる。更に、本発明を適用した封緘装置1は、フラップアーム51の板部材51a,51aの他端に連結された一対のシリンダユニット140,140が、フラップアーム51の他端に形成された係合凸部56aと係合する長孔状の第1の係合孔144aが形成された筒状部材144と、筒状部材144内に収納され、係合凸部56aを介してフラップアーム51をプラテンローラ94側に付勢する圧縮バネ145とで構成されている。
したがって、本発明を適用した封緘装置1は、フラップローラ54がフラップ11aをプラテンローラ94に押し当てる際に、どの糊ユニット20を装置本体30に装着していても、フラップローラ54とプラテンローラ94との位置関係を一定に保つことができる。更に、本発明を適用した封緘装置1は、一対のシリンダユニット140,140がそれぞれ独立しているので、フラップローラ54によってプラテンローラ94を均一な押圧力で押圧することができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、逆止ローラ53が、回転軸53aの奥側近傍に1個、回転軸53aの手前側近傍に1個、中央よりも奥側にオフセットした位置に1個、合計3個取り付けられている。更に、奥側近傍の逆止ローラ部53bと手前側近傍の逆止ローラ部53bとの距離は、角形2号封筒の幅寸法よりもやや小さくなるように設けられ、オフセットした逆止ローラ部53bと奥側近傍の逆止ローラ部53bとの距離は、長形3号封筒の幅寸法よりも小さくなるように設けられている。
したがって、本発明を適用した封緘装置1は、角形2号封筒を封緘する場合、奥側の逆止ローラ部53bとオフセットした逆止ローラ部53bと手前側の逆止ローラ部53bの3個の逆止ローラ部53bが接触し、長形3号封筒を封緘する場合、この封筒10に奥側の逆止ローラ部53bとオフセットした逆止ローラ部53bとの2個の逆止ローラ部53bが接触する。よって、本発明を適用した封緘装置1は、角形2号封筒10を封緘する場合であっても、長形3号封筒を封緘する場合であっても、これらに少なくとも2個の逆止ローラ部53bを接触させることができるので、封筒10の挙動を安定させることができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、封緘する封筒10に応じて、搬送板150の初期位置(原点)を変化させることで、封筒10の貼付開始点aを変えることができる。すなわち、本発明を適用した封緘装置1は、封緘する封筒10に応じて、貼付開始点aと搬送板150の先端部150aとの距離Lを変えることができる。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、封緘する封筒10に応じて、糊の転写量(封緘強度)を調整することができる。更に、本発明を適用した封緘装置1は、封緘する封筒10に応じた最適な糊転写量を転写することができるので、1通当たりの糊のコストを低減することができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、搬送機構60によってプレス機構70に搬送された封筒10を検出する排出検出センサ173が搬送ローラ170及び抑えローラ171よりも搬送方向の上流側に設置されている。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、一般的に封緘する封筒10に応じて搬送ローラ170を駆動させるタイミングは異なるが、そのような複雑なタイミング制御を必要とせずに、封緘する封筒10に応じて最適に搬送ローラ170を駆動することができる。
また、本発明を適用した封緘装置1は、排出検出センサ173が搬送ローラ170の軸方向の略中央よりもやや奥側にオフセットされた位置に設置されている。したがって、本発明を適用した封緘装置1は、幅寸法が大きな角形2号封筒10であっても、幅寸法が角形2号封筒10よりも小さな長形3号封筒10であっても、1個のセンサで検出することができる。
<5.変形例>
なお、本発明を適用した封緘装置1は、封筒10を1枚づつ封筒載置面31aに載置して封緘処理を行うことに限定されるものではなく、ソータ等を使用して自動的に封筒10を順次封筒載置面31a側に送り出して連続的に自動封緘するようにしても良い。
更に、本発明を適用した封緘装置1において、糊ユニット20に装着された糊テープ80の種類や幅などの情報を、読み取り可能な情報として持たせ、封緘装置1に設けた読み取り手段によって情報を読み取った情報に基づき封緘装置1を制御するようにしても良い。この際の読み取り可能な情報として、固定ユニット自体に凹凸を持たせることや、ICチップ、RFID等により情報を記憶させるようにしても良い。
1 封緘装置、10 封筒、11 封筒本体、11a フラップ、11b 裏面、11c 折り目、12 転写領域、20 糊ユニット、30 装置本体、31 筺体、31a 封筒載置面、32 筺体、33 貫通孔、34 封筒位置合わせ片、35 ノブ、36 ユニット装着部、37 カートリッジ位置決め部、38 カートリッジガイド部、39 開口部、40 糊ユニット支持機構、41 軸支部材、42 ロックレバー、42a 第1の片、42b 第2の片、43a 軸受部、43b 軸受部、43c 軸受部、44a 第1の係止部、44b 第2の係止部、50 フラップ機構、51 フラップアーム、51a 板部材、52 支軸、53 逆止ローラ、53a 回転軸、53b 逆止ローラ部、54 フラップローラ、54a 突出部、55 フラップ駆動機構、56a 係合凸部、60 搬送機構、61 搬送板、61a 貫通孔、70 プレス機構、80 糊テープ、81 供給装着筒、81a 供給係合凹部、82 巻取装着筒、82a 巻取係合凹部、90 テープ装着機構、91 固定ブロック、92 供給リール軸、92a 一端部、92b 自由端、92c 供給係合凸部、92d 供給係止凹部、93 巻取リール軸、93a 一端部、93b 自由端、93c 巻取係合凸部、93d 巻取係止凹部、94 プラテンローラ、94a 固定支持軸、94b 自由端、94c 回転支持部、94d ローラ部材、95 位置決め部、96 ガイド部、97 ラッチ部、97a 係合部、98a 供給ギア、98b 巻取ギア、98c 中間ギア、99 トルクリミッタ、100 ワンウェイクラッチ、101 巻取レバー、102 スペーサ、110 操作部、110 蓋体、120 テープ検出センサ、130 ガイドプレート、131 ガイド溝、140 シリンダユニット、141 フラップリンクギア、141a 係合凸部、142 ギア群、143 フラップ駆動モータ、144 筒状部材、144a 第1の係合孔、144b 第2の係合孔、145 圧縮バネ、150 搬送板、150a 先端部、151 搬送板駆動機構、152 搬送板位置検出機構、153 搬送板ガイド軸、154 スライド部材、155 クランク、156 ギア群、157 搬送板駆動モータ、158 検出片、158a 第1の位置検出片、158b 第2の位置検出片、158c 切欠部、159a 第1の位置検出センサ、159b 第2の位置検出センサ、160 プレス支持機構、161 プレス支持部材、161a 挿通孔、162 プレスカバー部材、170 搬送ローラ、171 抑えローラ、171a 回転軸、173 排出検出センサ、174 プレス駆動モータ、175 伝達部材、176 スプリング、180 封筒サイズ検出センサ、181 センサ取付部材

Claims (9)

  1. 封筒のフラップに糊テープの粘着剤を転写して封筒本体に該フラップを貼着させて封緘する封緘装置において、
    糊テープが装着された糊ユニットと、
    上記糊ユニットが着脱可能に装着されるユニット装着部を有する装置本体と、
    上記ユニット装着部に装着された糊ユニットを支持する糊ユニット支持機構とを備え、
    上記糊ユニットは、上記ユニット装着部に装着される固定ブロックと、該固定ブロックに取り付けられ、上記糊テープが装着される供給リール軸と巻取リール軸とプラテンローラとを有し、
    上記装置本体には、それぞれ異なるサイズの封筒に対応した糊テープが装着された糊ユニットのうち、何れか一の糊ユニットが装着されることを特徴とする封緘装置。
  2. 上記プラテンローラは、上記固定ブロックに固定された固定支持軸と、円管状に形成され、該固定支持軸の外周上に回転支持部を介して回転自在に設けられたローラ部材とを有することを特徴とする請求項1に記載の封緘装置。
  3. 上記糊ユニット支持機構は、
    上記供給リール軸、上記巻取リール軸及び上記プラテンローラの自由端を軸支する軸支部材と、
    上記供給リール軸及び上記巻取リール軸に係止され、該供給リール軸及び該巻取リール軸を上記軸支部材に固定するロック部材とを有し、
    上記ロック部材は、上記供給リール軸の係止凹部に係止される第1の係止部と、上記巻取リール軸の係止凹部に係止される第2の係止部とを有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の封緘装置。
  4. 上記供給リール軸は、供給ギアを有し、
    上記巻取リール軸は、巻取ギアを有し、
    上記固定ブロックは、上記供給ギア及び上記巻取ギアと噛合される中間ギアを有し、
    上記中間ギアは、ワンウェイクラッチを介して巻取レバーが接続されており、
    上記巻取レバーは、操作されると、上記ワンウェイクラッチ及び上記中間ギアを介して上記供給リール軸及び上記巻取リール軸が回転されて上記糊テープが巻き取られることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の封緘装置。
  5. 上記固定ブロックの上面には、上記ユニット装着部に装着された上記固定ブロックを該ユニット装着部に固定するラッチ部が設けられていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の封緘装置。
  6. 上記固定ブロックの下面には、上記固定ブロックが上記ユニット装着部に装着された際に、該ユニット装着部の下内面に形成されたカートリッジ位置決め部と嵌合されて位置決めされる位置決め部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の封緘装置。
  7. 上記固定ブロックの右面及び左面には、上記固定ブロックを上記ユニット装着部に装着する際に、該ユニット装着部の右内面及び左内面に形成されたカートリッジガイド部にガイドされるガイド部が形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の封緘装置。
  8. 封筒のフラップに糊テープの粘着剤を転写して封筒本体に該フラップを貼着させて封緘する封緘装置の装置本体のユニット装着部に着脱可能に装着される糊ユニットにおいて、
    上記ユニット装着部に装着される固定ブロックと、該固定ブロックに取り付けられ、上記糊テープが装着される供給リール軸と巻取リール軸とプラテンローラとを備え、
    それぞれ異なるサイズの封筒に対応した糊テープが装着された糊ユニットのうち、何れか一の糊ユニットが、上記装置本体に装着されることを特徴とする糊ユニット。
  9. 上記固定ブロックには、封緘装置のフラップローラが上記折り曲げられたフラップを上記プラテンローラ上の糊テープに押し付ける際に、該フラップローラを位置決めするガイド溝が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の糊ユニット。
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