JP2014016462A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続画像形成時のブラシ部材の2次転写残トナー回収性能を維持し、ブラシ部材に溜まったトナー吐き出しを行うための画像形成動作の中断をなくす、又は、中断のタイミングを長くするとともに、後回転工程に要する時間を短縮する。
【解決手段】連続プリント中の、先行するシートと後続のシート夫々に2次転写されずに中間転写ベルト6上に残留する各2次転写残トナーの間に位置する中間転写ベルト6上の領域が、ブラシ11の対向位置を通過する間、ブラシ11に印加される電圧の極性を、中間転写ベルト6上の2次転写残トナーがブラシ11の対向位置を通過する際にブラシ11に印加される電圧の極性とは逆極性とし、前記領域が1次転写部N1を通過する間、1次転写ローラ5に印加される電圧の極性を、1次転写部N1でトナー像が中間転写ベルト6に1次転写される際に1次転写ローラ5に印加される電圧の極性とは逆極性とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、シート等の記録材上に画像を形成する機能を備えた、例えば、複写機、プリンタなどの画像形成装置に関するものである。
従来から、複写機やレーザビームプリンタ等の画像形成装置として、中間転写体の回転方向に像担持体を複数並べた構成を有するインラインカラー方式の画像形成装置が知られている。
この画像形成装置は、1次転写工程として、像担持体としての感光ドラム表面に形成されたトナー像を、中間転写体に転写する。その後、この1次転写工程を、複数色のトナー像に関して繰り返し実行することにより、中間転写体表面に複数色のトナー像を形成する。続けて、2次転写工程として、中間転写体表面に形成された複数色のトナー像を、記録材表面に一括して転写する。トナー像が一括転写された記録材は、その後、定着手段により、永久定着されることにより、フルカラー画像が形成される。
特許文献1では、2次転写工程後の中間転写体上の残留トナー(以下、2次転写残トナー)を均一に散らし、且つ、均一な帯電を行うことで画像不良の発生しないクリーニング方式として、導電性のブラシ部材と導電性のローラ部材を用いる方法が提案されている。具体的には、上流側に配置されるブラシ部材に直流電圧を印加することで、中間転写体上の2次転写残トナーの機械的な散らし、1次回収、帯電を行い、下流に配置されるローラ部材でブラシ部材を通過した2次転写残トナーを帯電させる。
これにより、交流電圧を用いることなく直流電圧のみで中間転写体上の2次転写残トナーを均一な帯電状態することができる。均一に帯電された2次転写残トナーは1次転写工程時に感光ドラムに逆転写され、感光ドラムのクリーニング手段により回収される。
以上の構成とすることで、次ページの1次転写と同時にクリーニングが可能となりプリントスピードを遅くすることなく連続した画像形成が可能となる。一連の連続プリントの最終ページの2次転写残トナーが感光ドラムのクリーニング手段に回収されたら、ブラシ部材及びローラに正負の電圧を交互に印加することでブラシ部材にたまった一次回収トナーを中間転写体上に吐き出す。中間転写体上に吐き出されたトナーは、複数並んだ1次転写工程における各々の印加電圧の極性を組み合わせることで振り分け回収される。また、一連の連続プリント枚数が多い等のブラシ部材における1次回収トナーが多くなる場合は、クリーニング不良画像を防止するためにプリントを中断してブラシ部材に溜まったトナーの吐き出し、及び1次転写工程での振り分け回収を行っている。
特開2009−205012号公報
しかしながら、従来の画像形成装置の構成においては、次のような問題が生じることが懸念される。
トナーが劣化した場合や、ラフ紙など表面性の悪い紙を使用して転写効率が下がることで2次転写残トナーが増えた場合などのブラシ部材内のトナー堆積の進行が早い場合は、印字を中断するタイミングをさらに早めなければならない。
また、最終ページの2次転写残トナーが感光ドラムに回収された後に、ブラシ部材にたまった1次回収トナーの中間転写体上への吐き出しを行うため、プリント後の後回転工程に時間を要してしまう。
本発明は、連続画像形成時のブラシ部材の2次転写残トナー回収性能を維持し、ブラシ部材に溜まったトナー吐き出しを行うための画像形成動作の中断をなくす、又は、中断のタイミングを長くするとともに、後回転工程に要する時間を短縮することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明にあっては、
トナー像が形成される像担持体と、
前記像担持体に形成されたトナー像が1次転写部で1次転写される無端状の回転可能な中間転写体と、
電圧が印加されることで、前記像担持体に形成されたトナー像を前記1次転写部で前記中間転写体に1次転写させる転写部材と、
を有し、
前記中間転写体に1次転写されたトナー像を2次転写部で記録材に2次転写させて該記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
前記中間転写体の回転方向における前記2次転写部よりも下流、かつ、前記1次転写部よりも上流に設けられ、電圧が印加されることで、前記2次転写部で記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電する導電性を有するブラシ部材を有し、
前記中間転写体上の残留トナーが、前記ブラシ部材により前記逆極性に帯電されることで前記中間転写体から前記像担持体に前記1次転写部で逆転写され、前記像担持体上のトナーを回収する回収部材により回収される画像形成装置において、
複数枚の記録材に連続して画像形成が行われる場合の、
先行する記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーと、後続の記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーとの間に位置する前記中間転写体上の領域が、
前記ブラシ部材の対向位置を通過する間、
前記ブラシ部材に溜まった堆積トナーが前記ブラシ部材から前記中間転写体に移動するように、
前記ブラシ部材に印加される電圧の極性を、前記中間転写体上の残留トナーが前記ブラシ部材の対向位置を通過する際に前記ブラシ部材に印加される電圧の極性とは逆極性とし、
前記領域が、前記1次転写部を通過する間、
前記領域上の堆積トナーが前記像担持体に逆転写され前記回収部材に回収されるように、前記転写部材に印加される電圧の極性を、前記1次転写部でトナー像が前記中間転写体に1次転写される際に前記転写部材に印加される電圧の極性とは逆極性とする制御を実行する制御手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、連続画像形成時のブラシ部材の2次転写残トナー回収性能を維持し、ブラシ部材に溜まったトナー吐き出しを行うための画像形成動作の中断をなくす、又は、中断のタイミングを長くするとともに、後回転工程に要する時間を短縮することができる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す断面図 実施例1の画像形成装置各部の距離及び速度を説明するための概略断面図 実施例1の各部における印字部、非印字部のタイミングチャート 実施例1のブラシクリーニング及び回収を示すタイミングチャート 実施例1のブラシクリーニングの印加電圧切り替えタイミングを示した図 各実施例と従来例とのクリーニング不良の発生比較結果を示す図 実施例2のブラシクリーニング及び回収を示すタイミングチャート 実施例3のブラシクリーニング及び回収を示すタイミングチャート 実施例4のブラシクリーニング及び回収を示すタイミングチャート
以下に図面を参照して、この発明を実施するための形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状それらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施の形態に限定する趣旨のものではない。
(1)画像形成装置の全体構成
図1は、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成を示す断面図である。
本実施例の画像形成装置100は、電子写真方式のフルカラーレーザビームプリンタである。又、本実施例の画像形成装置100は、中間転写方式を用いたタンデム型のものである。即ち、本実施例の画像形成装置100は、複数色成分に分解された画像情報に従って形成した各色のトナー像を、中間転写体上に順次重ね合わせて1次転写した後、記録材としてのシートに一括して2次転写することで記録画像を得る。
本実施例の画像形成装置100は、複数の画像形成部として、第1、第2、第3、第4ステーション(画像形成ステーション)10a、10b、10c、10dを有する。第1〜第4ステーション10a〜10dは、周回移動可能な中間転写体としての中間転写ベルト6の表面の移動方向(中間転写ベルト6の回転方向)に沿って最上流側からこの順序で一列に配列(並設)されている。本実施例では、第1〜第4ステーション10a〜10dは、それぞれイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成するためのものである。
尚、本実施例では、各ステーションの構成及び動作は共通する部分が多い。従って、以下、特に区別を要しない場合は、いずれかの色用に設けられた要素であることを示すために図中符号に与えた添え字a、b、c、dは省略して総括的に説明する。
画像形成装置100は、各ステーション内に、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、感光ドラム)1を有する。感光ドラム1は、駆動手段(図示せず)によって図1に示す矢印方向(図1で反時計回り)に回転駆動される。感光ドラム1の表面は、帯電手段としての帯電ローラ(1次帯電器)2により一様に帯電される。次いで、露光装置3より画像情報に従ったレーザ光Lが感光ドラム1に照射され、感光ドラム1上(像担持体上)に静電潜像(静電像)が形成される。
更に、感光ドラム1の表面が図1に示す矢印方向に進むと、現像手段としての現像装置4によって、画像情報に従って感光ドラム1上に形成された静電潜像がトナー像として可視化される。本実施例では、現像装置4は、反転現像方式にて、感光ドラム1上の静電潜像をトナーを用いて現像する。即ち、現像装置4は、一様に帯電処理された感光ドラム1上の部分であって、露光によって電位が減衰した画像部(露光部)に、感光ドラム1の帯電極性(本実施例では負極性)と同極性に帯電したトナーを付着させることで現像を行う。
中間転写ベルト6は、図1に矢印にて示す感光ドラム1の表面の移動方向において現像位置より下流側で、感光ドラム1に当接するように配置されている。
中間転写ベルト6は、複数の支持部材として駆動ローラ61、2次転写対向ローラ62及びテンションローラ63の3個のローラに張架された、円筒状、且つ、無端ベルト状(無端状)の回転可能なフィルムである。中間転写ベルト6は、駆動ローラ61が図1に示す矢印方向(図1で時計回り)に回転駆動されることによって、感光ドラム1の表面の移動速度(周速度)と略同じ速度(周速度)で、図1に示す矢印方向(図1で時計回り)に
移動(回転)する。
中間転写ベルト6を挟んで感光ドラム1と対向する位置には、1次転写手段としての1次転写部材(転写部材)である1次転写ローラ5が配置されている。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト6を感光ドラム1に向けて押圧し、感光ドラム1と中間転写ベルト6とが接触する1次転写部(1次転写ニップ部)N1を形成している。駆動ローラ61、2次転写対向ローラ62及びテンションローラ63に張架された中間転写ベルト6、複数設けられた1次転写ローラ5a〜5d等によって、中間転写ユニットが構成されている。
感光ドラム1及び中間転写ベルト6の回転に伴って、感光ドラム1上に形成されたトナー像は、1次転写ローラ5の作用により、中間転写ベルト6の外周面に転写(1次転写)される。この時、1次転写ローラ5には、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の1次転写バイアス(1次転写電圧、1次転写印加電圧)が、1次転写電圧供給手段としての1次転写電源50から印加される。これにより、1次転写工程時には、1次転写部N1には、正規の帯電極性に帯電したトナーを感光ドラム1側から中間転写ベルト6側へと移動させる方向の電界が形成される。
1次転写工程において中間転写ベルト6に転写されずに感光ドラム1上に残留したトナーは、感光体クリーニング手段(回収部材)としてのクリーナ7によってクリーニングされる。クリーナ7は、クリーニング部材として、感光ドラム1の表面に当接するように配置された板状の弾性体で形成されたクリーニングブレード71を有する。又、クリーナ7は、クリーニングブレード71によって感光ドラム1の表面から除去されたトナーを回収する回収トナー容器72を有する。
以上のような帯電、露光、現像、1次転写の各工程を、中間転写ベルト6の表面の移動方向において上流から順番に、第1〜第4ステーション10a〜10dにおいて、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色について行う。これによって、中間転写ベルト6上に複数色のトナー像、例えばフルカラー画像の場合はイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ねて形成される。
中間転写ベルト6を挟んで2次転写対向ローラ62と対向する位置には、2次転写手段としての2次転写部材である2次転写ローラ8が配置される。2次転写ローラ8は、中間転写ベルト6を介して2次転写対向ローラ62に押圧され、中間転写ベルト6と2次転写ローラ8とが接触する2次転写部(2次転写ニップ部)N2を形成する。
中間転写ベルト6上のトナー像は、2次転写ローラ8の作用により、シートS上に転写(2次転写)される。即ち、シート供給カセット21に収容されているシートSは、供給ローラ22によって送り出された後、レジストローラ対23によって、中間転写ベルト6と2次転写ローラ8とが当接する2次転写部N2に所定のタイミングにて供給される。それと略同時に、2次転写ローラ8には、トナーの正規の帯電極性とは逆極性(本実施例では正極性)の2次転写バイアスが、2次転写電圧供給手段としての2次転写電源(図示せず)から印加される。これにより、2次転写工程時には、2次転写部N2には、正規の帯電極性に帯電したトナーを中間転写ベルト6側からシートS側へと移動させる方向の電界が形成される。
ここで、2次転写工程においてシートSに転写されずに中間転写ベルト6上に残留した2次転写残トナー(残留トナー)は、帯電部材としてのクリーニングブラシ(ブラシ部材、以下、ブラシ)11により均一に散らされ電荷が付与される。ブラシ11には、第1クリーニング電圧供給手段としての第1クリーニング電源(高圧電源)13が接続されている。ブラシ11、第1クリーニング電源13は、中間転写体クリーニング手段を構成する。
ブラシ11は、いずれも中間転写ベルト6の表面の移動方向(中間転写ベルト6の回転
方向)において2次転写部N2よりも下流、且つ、第1ステーション10aの1次転写部N1aよりも上流に配置されている。これにより、ブラシ11は、本実施例では、第1ステーション10aの1次転写部N1aよりも上流で、2次転写後に中間転写ベルト6上に残留した2次転写残トナーを帯電させる。
そして、ブラシ11により電荷が付与された2次転写残トナーは、本実施例では第1ステーション10aの感光ドラム1aに逆転写される。そして、中間転写ベルト6から逆転写されて感光ドラム1aに付着した2次転写残トナーは、クリーナ7aによって感光ドラム1a上から除去され、回収される。
尚、本実施例では、感光ドラム1と、感光ドラム1に作用するプロセス手段としての帯電ローラ2、現像装置4及びクリーナ7とは、画像形成装置100の装置本体に対して着脱可能な一体型のプロセスカートリッジを構成している。
(2)1次転写ローラ5
1次転写ローラ5としては、体積抵抗率が1×10〜1×10Ωcm、ゴム硬度が30°(アスカーC硬度計)の弾性ローラを用いた。1次転写ローラ5は、中間転写ベルト6を介して感光ドラム1に対し、総圧約9.8Nで押圧される。又、1次転写ローラ5は、中間転写ベルト6の回転に伴い、従動して回転する。更に、1次転写ローラ5には、1次転写電源(高圧電源)50から、−2.0〜3.5kVの電圧の印加が可能となっている。
(3)中間転写ベルト6
中間転写ベルト6としては、厚さが100μmで、導電剤を混合することにより体積抵抗率を1×1011Ωcmに調整した、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)のフィルムを用いた。又、中間転写ベルト6は、駆動ローラ61、2次転写対向ローラ62、テンションローラ63の3軸に張架され、テンションローラ63により総圧約60Nの張力が付与されている。
(4)2次転写ローラ8
2次転写ローラ8としては、体積抵抗率が1×10〜1×10Ωcm、ゴム硬度が30°(アスカーC硬度計)の弾性ローラを用いた。又、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト6を介して2次転写対向ローラ62に対し、総圧約39.2Nで押圧される。又、2次転写ローラ8は、中間転写ベルト6の回転に伴い、従動して回転する。更に、2次転写ローラ8には、2次転写電源(高圧電源)(不図示)から、−2.0〜4.0kVの電圧の印加が可能となっている。
(5)ブラシ11
ブラシ11としては、1×10〜1×10Ωcmの導電性を有するナイロン製の繊維が略密となるように構成されたブラシを用いた。本実施例では、ブラシ11は固定配置されている。本実施例では、ブラシ11の先端位置は、中間転写ベルト6の表面に対して侵入量が1.0mmとなるように設定されている。又、本実施例では、ブラシ11は、中間転写ベルト6を介して駆動ローラ61に対し加圧される。ブラシ11の長手方向(中間転写ベルト6の表面の移動方向と交差する方向)の長さは、中間転写ベルト6上の画像形成可能領域の同方向の幅と略同じである。
このように、中間転写ベルト6の表面の移動方向において上流側に位置するブラシ11は、中間転写ベルト6の移動に伴って中間転写ベルト6の表面を摺擦する。そして、ブラシ11には、第1クリーニング電源13から、−2.0〜+2.0kVの電圧の印加が可能となっている。
(6)シート後端検知手段
本実施例では、シートを検知する検知手段として、レジスト部において揺動部材として
のシャッタ部材18を用いた。シャッタ部材18は、シート搬送路上の待機位置に対して揺動可能に設けられ、搬送されるシートSが当接することでシートSの斜行を補正するとともにシートSの当接により待機位置から移動することでシートSを通過させるように設けられている。
すなわち、レジストローラ対23により搬送されたシートSは、このシャッタ部材18を回動(回転、揺動)させて通過するように構成されている。そして、このようにシートSが、シャッタ部材18を回動させて通過することにより、シートSが斜行した場合においても、斜行が矯正(補正)されて2次転写部N2に到達するように構成されている。
2次転写部N2に到達したシートSは、中間転写ベルト6の回転駆動により搬送され、シートSの後端がシャッタ部材18を抜ける。シャッタ部材18は、シートSの通過後に待機位置に戻るため、待機位置に戻るシャッタ部材18をフォトセンサ等を用いて検知することで、記録材の後端を検知することができる。以下、このタイミングをシート後端検知タイミングとする。
(7)ブラシ11のクリーニング
次に、ブラシ11のクリーニング方法について詳細に説明する。
本実施例の目的は、連続プリント中の1次転写の画像間かつ2次転写残トナー間でブラシ部材の印加電圧の極性を切り替えることにより1次回収トナーを吐き出すことでブラシ部材の1次回収性を延命し、後回転時のブラシのクリーニング時間を短縮することである。
そこで本実施例では、ブラシ11を、次のような構成としている。即ち、本実施例では、ブラシ11は、中間転写ベルト6の表面を摺擦するように固定配置された固定部材としている。斯かる構成によって、ブラシ11でトナーを散らして帯電させることができる。
ここで、連続プリント中の1次転写の画像間とは、複数枚のシートに連続して画像形成が行われる場合において次のような領域をいう。それは、先行する記録材に画像形成するために中間転写ベルト6に1次転写されるトナー像と、後続の記録材に画像形成するために中間転写ベルト6に1次転写されるトナー像との間に位置する中間転写ベルト6上の領域である。また、連続プリント中の2次転写残トナー間とは、複数枚のシートに連続して画像形成が行われる場合において次のような領域をいう。それは、先行する記録材に2次転写されずに中間転写ベルト6上に残留する2次転写残トナーと、後続の記録材に2次転写されずに中間転写ベルト6上に残留する2次転写残トナーとの間に位置する中間転写ベルト6上の領域である。また、連続プリント中の2次転写残トナー間が1次転写の画像間に重なるタイミングは、次のようなタイミングとなる。それは、先行するシートに画像形成するためにトナー像が中間転写ベルト6に1次転写された後であって、後続のシートに画像形成するためにトナー像が中間転写ベルト6に1次転写される前となるタイミングである。
本実施例では、現像装置4においてトナーは負極性に帯電させられ、1次転写ローラ5、2次転写ローラ8に各高圧電源より正極性のバイアスがそれぞれ印加されることで画像形成が行われている。そのため、2次転写工程後の中間転写ベルト6上の2次転写残トナーには、2次転写ローラ8に印加された正極性のバイアスの影響で、正、負両方の極性が混在する。又、シートSの表面の凹凸等の影響を受けて、2次転写残トナーは、局所的に複数層に重なって中間転写ベルト6上に残留する。
そこで、本実施例では、先ず、ブラシ11に、第1クリーニング電源13から、トナーの正規の帯電極性とは逆極性、即ち、本実施例では正極性のバイアスを印加する。
これにより、中間転写ベルト6上の2次転写残トナーは、ブラシ11を通過する時に正極性に帯電させられる。又、この時、正極性に帯電しきれなかった負極性トナーは、ブラシ11に一部回収される。
又、中間転写ベルト6上で複数層に堆積していたトナーは、ブラシ11を通過する時に
ブラシ11の押圧力により略1層に散らされる。
その後、最適な正極性の電荷が付与された2次転写残トナーは、中間転写ベルト6の表面の移動に伴って移動し、本実施例では第1ステーション10aの1次転写部N1aにおいて逆転写されることで感光ドラム1aへ回収される。
次に、本実施例の連続プリント中におけるブラシ11の1次回収トナーの吐き出し及び1次転写部N1での回収について述べる。ここで、ブラシ11の1次回収トナーの吐き出しとは、ブラシ11に溜まった1次回収トナー(堆積トナー)がブラシ11から中間転写ベルト6に移動することをいう。
図2は、画像形成装置100各部の距離及び速度を説明するための概略断面図である。図3は、本実施例の連続プリント中の画像形成部、1次転写部、2次転写部における印字部(印字領域)、非印字部(非印字領域)のタイミングチャートを示す図である。ここで、図3に示す画像形成部では、露光装置3よりレーザ光Lが感光ドラム1に照射されることで、感光ドラム1上に印字部が形成されているか(トナー像が形成されるか)どうか(画像形成タイミング)を表している。また、図3に示す1次転写部、2次転写部では、それぞれ1次転写部N1、2次転写部N2に印字部(トナー像が形成されている部分)が存在するか(1次転写部N1、2次転写部N2を印字部が通過するか)どうかを表している。これはまた、1次転写部N1、2次転写部N2でそれぞれ転写工程が行われているかどうかを表しているといえる。
図2、3に示すように、以下、シート長さ(2次転写部N2に搬送されるシート搬送方向の長さ)をL1(mm)、シート間(先行するシートと、後続のシートとの間のシート搬送方向の長さ)をL2(mm)とする。また、シャッタ部材18から2次転写部N2までの距離をM1(mm)、2次転写部N2から第1ステーション10aの1次転写部N1aまでの距離をM2(mm)とする。また、中間転写ベルト6の表面の移動方向において、ブラシ11の下流端から第1ステーション10aの1次転写部N1aまでの距離をM4(mm)、中間転写ベルト6とブラシ11の接触幅をLb(mm)、プロセススピードをP(mm/sec)とする。また、連続プリント中にシート後端がシャッタ部材18を抜けた時刻をT、時刻Tのときに画像形成中の画像が画像形成を開始(ドラム露光開始)した時間をTs、露光位置から1次転写部N1a到達までの距離をLd(mm)とする。時刻Tは、検知手段がシートを検知したタイミングであり、以下に説明する時間の基準となる時刻(時点)である。
図4は、本実施例のブラシクリーニング及び1次転写部での回収について説明するためのタイミングチャートを示す図である。図4に示す画像形成部、1次転写部、2次転写部に関しては図3と同様である。さらに図4では、1次転写部N1を通過する2次転写残トナーの有無、ブラシ11に印加される電圧(ブラシ印加電圧)、1次転写ローラ5に印加される1次転写電圧(1次転写部印加電圧)のタイムチャートを示している。図5は、本実施例におけるブラシクリーニングの印加電圧切り替えタイミングを示した概略断面図である。図5に示すtは、2次転写残トナーである。
図4に示すように、時刻Tから、第1ステーション10aに次のトナー像先端が1次転写部N1aに到達するまで時間をT1、時刻Tに後端が通過したシートの次のシートの2次転写残トナー先端が1次転写部N1aに突入する時間をT2とする。すると、時間T1と時間T2は以下のように表すことができる。
T1=(L1+L2+Ld)/P−(T−Ts)
T2=(L2+M1+M2)/P
ここで、T1は、換言すると、シートが検知されてから、該シートが検知された際に1次転写されているトナー像が転写されるシートに後続するシートに転写されるトナー像が1次転写部N1aに到達するまでの時間である。また、T2は、換言すると、シートが検知されてから、該シートに後続するシートに2次転写されずに中間転写ベルト6上に残留
する2次転写残トナーが1次転写部N1aに到達するまでの時間である。
このT1とT2が、
|T1−T2|<L2/P
を満たせば、1次転写工程における画像間と2次転写残トナー間がオーバーラップするシート間領域が確保される(図4の斜線部)。また、図5に示すように、ブラシ11の1次回収トナーを吐き出すには、このオーバーラップ領域の幅が最低でもブラシ幅Lbより広い必要がある。
そこで、シートS後端がシャッタ部材18を通過した時刻Tに、次に示す条件を満たせば、ブラシに溜まった1次回収トナーをオーバーラップ領域上に吐き出し実施可能と判定する。ここで、ブラシ11の1次回収トナー吐き出しのための最小のオーバーラップ幅をブラシ幅の2倍(2Lb)とする。
その条件は、
|T1−T2|<(L2―2Lb)/P
である。この式は、
|T1−T2|<T3−T4
と表すこともできる。ここで、時間T3は、先行するシートの後端が2次転写部N2を通過してから、後続のシートが2次転写部N2に到達するまでの時間であり、時間T4は、中間転写ベルト6の外周面上の1点がブラシ11の対向位置を通過するのにかかる時間である。
以下に、ブラシ11のクリーニング動作及び1次転写部N1での吐き出しトナー回収動作について詳細に説明する。ここで、吐き出しトナーとは、ブラシ11から吐き出された1次回収トナーをいう。本実施例の連続プリント中におけるクリーニング動作及び1次転写部N1での吐き出しトナー回収動作は、画像形成装置100の制御部(制御手段)により実行される。ここで、図4では、|T1−T2|<(L2―2Lb)/P、かつ、T1−T2>0の場合が示されている。
T1−T2>0の場合、時刻TからT1−(L2+M4)/P秒経過後にブラシ11の印加電圧を負極性に切り替えて負極性に帯電した1次回収トナーの吐き出しを開始する。ブラシ11の印加電圧を、中間転写ベルト6上の2次転写残トナーがブラシ11の対向位置を通過する際にブラシ11に印加される電圧の極性とは逆極性となる負極性に切り替えることで、負極性に帯電した1次回収トナーをブラシ11から吐き出すことができる。
そして、時刻TからT2−(Lb+M4)/P秒後に正極性に切り替えて吐き出しを終了する(図4に示す吐出し部)。ここで、(M4/P)は、中間転写ベルト6の外周面上の1点がブラシ11の対向位置を通過してから、1次転写部N1aに到達するまでの時間に相当する。
次に、時刻TからT1−L2/P秒後に、第1ステーション10aの1次転写電圧を負極性に切り替え中間転写ベルト6上に吐き出された負極性のトナーの逆転写による回収を開始し、時刻TからT2秒後に1次転写電圧を正極性に切り替える(図4に示す回収部)。このように1次転写電圧を、1次転写部N1aでトナー像が中間転写ベルト6に1次転写される際に印加される電圧の極性とは逆極性とすることで、ブラシ11から吐き出された1次回収トナーを感光ドラム1aに逆転写させクリーナ7aで回収することができる。
一方、T1−T2<0の場合、時刻TからT2−(L2+M4)/P秒経過後にブラシ11の印加電圧を負極性に切り替えて負極性に帯電した1次回収トナーの吐き出しを開始する。そして、時刻TからT1−(Lb+M4)/P秒後に正極性に切り替えて吐き出しを終了する。
次に、時刻TからT2−L2/P秒後に、第1ステーション10aの1次転写電圧を負極性に切り替え中間転写ベルト6上に吐き出された負極性のトナーの逆転写による回収を開始し、時刻TからT1秒後に1次転写電圧を正極性に切り替える。
本実施例では、L1=297mm、L2=30mm、M1=40mm、M2=80mm、M4=60mm、Lb=5mm、P=137mm/sec、Ld=38mmとした。この場合、0≦T−Ts≦(L1+L2)/P≒2.39なので、中間転写ベルト6の周長を規定しない場合に起こりうるT1−T2の範囲は、−1.30≦T1−T2≦1.57となる。この範囲でシート間がオーバーラップする条件は|T1−T2|<(L2−2Lb)/P≒0.15秒となる。
T1−T2>0の場合、すなわち、1.42<T−Ts<1.57の場合、1次回収トナーの吐き出し開始タイミング(T1−(L2+M4)/P)は、時刻Tから0.44〜0.59秒後となる。そして、吐き出し終了タイミング(T2−(Lb+M4)/P)は、時刻Tから0.62秒後となる。
また、第1ステーション10aの1次転写工程での吐き出しトナー回収開始タイミング(T1−L2/P)は、時刻Tから0.88〜1.03秒後、吐き出しトナー回収終了タイミング(T2)は時刻Tから1.09秒後となる。
T1−T2<0の場合、すなわち1.57<T−Ts<1.72の場合、1次回収トナーの吐き出し開始タイミング(T2−(L2+M4)/P)は時刻Tから0.44秒後となる。そして、吐き出し終了タイミング(T1−(Lb+M4)/P)は時刻Tから0.47〜0.62秒後となる。
また、第1ステーション10aの1次転写工程での吐き出しトナー回収開始タイミング(T2−L2/P)は、時刻Tから0.88秒後、吐き出しトナー回収終了タイミング(T1)は、時刻Tから0.94〜1.09秒後となる。
以上説明したように、連続プリント中に1次転写画像間かつ2次転写残トナー間となる領域を確保することで、1次回収トナーの吐き出し及び1次転写工程での吐き出しトナー回収を行うことができる。連続プリント中に1次回収トナーを吐き出すことで、ブラシの1次回収性能を維持もしくは延命することができ、印刷枚数の多い連続プリントジョブでもプリントを中断する必要がなくなる、もしくは中断に入る連続枚数を従来よりも延ばすことができる。また、本実施例では連続プリント中に1次回収トナーを吐き出しており、連続プリント中に1次回収トナーを吐き出さない場合より後回転開始時における1次回収トナーの量が少ないため、後回転時に行う1次回収トナーの吐き出しに要する時間も短縮できる。
図6に本実施例と従来例とのクリーニング不良の発生比較結果を示す。
図6は、シート全面に単色100%印字した画像を連続プリントしたときの通紙枚数とクリーニング不良発生有無の評価結果を示している。この評価において、従来例は100枚でクリーニング不良が発生したが、本実施例は100枚では発生せずクリーニング不良に対する延命効果が確認された。
ここで、本実施例では、4つの画像形成ステーションが備えられた画像形成装置について説明したが、画像形成ステーションは4つに限るものではない。すなわち、画像形成ステーションは、1つであってもよいし、中間転写ベルト6の回転方向に沿って複数並設されるものであってもよい。
次に、実施例2について説明する。なお、本実施例で適用する画像形成装置の構成は、前述した実施例1と同様であり、実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施例では、連続プリント中において中間転写ベルト回転方向のある特定の位相(領域)に1次転写部の画像形成を行うことを特徴とする。
これにより、実施例1における連続プリント中の1次転写画像間と2次転写残トナー間
を一致させ、1次回収トナーの吐き出し及び1次転写工程での吐き出しトナー回収をより効率的に行うというものである。
図7は、本実施例のブラシクリーニング及び1次転写部での回収について説明するためのタイミングチャートを示す図であり、実施例1の図4に対応する図である。
本実施例では、中間転写ベルト6の周長を712mm、シート長を297mmとする。この場合、中間転写ベルト1周の間に画像2枚分印字することができるので、連続プリント中において中間転写ベルト回転方向のある特定の位相に1次転写部の画像形成を行うには、非画像領域の長さを2つのシート間領域に割り当てることで達成できる。本実施例では、非画像領域の長さは、712−2×297=118mmとなる。本実施例では以下、シート間が59mm(=118mm/2)として説明するが、交互に異なるシート間にしても2つのシート間の和が118mmであれば良い(例えば、48mm→70mm→48mm→70mm→・・・)。
このように、中間転写ベルト6の周長及びシート長に応じてシート間を設定することにより、連続プリント中に中間転写ベルト回転方向で毎周同じ位相に画像を転写することができる。つまり、1次転写画像領域と2次転写残トナー領域を常に一致させる、すなわち1次転写画像間と2次転写残トナー間を毎周一致させることができる(図7の斜線部)。
よって、1次転写画像間と2次転写残トナー間のオーバーラップ条件を考慮することなく、1次転写画像間もしくは2次転写残トナー間のどちらかの領域を検知することで1次回収トナーを吐き出せば良い。
以下、2次転写残トナー間に1次回収トナーを吐き出す場合のタイミングについて述べる。ここでは、T1とT2のうちT2を用いた場合について説明する。
1次回収トナー吐き出し開始タイミングはM1、M2、M4の距離関係から2次転写中のシート後端がシャッタ部材18を抜けたタイミングを基準に(M1+M2−M4)/P秒後となる。一方で、吐き出し終了タイミングは吐き出し開始タイミングから(L2−Lb)/P秒後となる。本実施例では、シート後端の検知タイミングを利用することで、シャッタ部材18〜2次転写部N2と、2次転写部N2〜ブラシ11間の距離が与えられれば、1次回収トナー吐き出しタイミングを精度よく決めることができる。
次に、中間転写ベルト6上に吐き出された1次回収トナーの1次転写部N1での回収タイミングについて説明する。
1次転写部N1における吐き出しトナー回収開始タイミングは、実施例1のT2を用いることで、2次転写中のシート後端がシャッタ部材18を抜けたタイミングを基準に、T2−L2/P秒後となる。一方で、回収終了タイミングは2次転写中のシート後端がシャッタ部材18を抜けたタイミングを基準にT2秒後となる。
本実施例において、実施例1と同様のクリーニング不良評価を行った結果を図6に示す。図6に示すように、本実施例では、200枚通紙してもクリーニング不良は発生せず、実施例1よりも効果があることが確認された。
以上のように、本実施例では、中間転写ベルト6の周長及びシート長に応じてシート間を設定することにより、連続プリント中の1次転写画像間と2次転写残トナー間を一致させている。これにより、1次回収トナーの吐き出し回数や、1回の吐き出しにおける吐き出し時間をより多くとることができ、1次回収トナーの吐き出し効率を向上することができる。
次に、実施例3について説明する。なお、本実施例で適用する画像形成装置の構成は、
前述した実施例1と同様であり、実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。
本実施例では、連続プリントジョブの最終画像の1次転写工程終了後に、最終画像より前の2次転写残トナー間に1次回収トナーの吐出し及び吐き出しトナーの1次転写部N1での回収を行うことを特徴とする。
ここで、連続プリントジョブの最終画像の1次転写工程終了後は、換言すると、連続して画像形成が行われる複数枚のシートのうち最後のシートに対して画像形成を行うためのトナー像が1次転写部N1で中間転写ベルト6上に1次転写された後といえる。また、本実施例における中間転写ベルト6の周長Liは、Li>L1+L2を満たすものとする。以下、本実施例のシーケンスついて図8を用いて説明する。
図8は、本実施例のブラシクリーニング及び1次転写部での回収について説明するためのタイミングチャートを示す図である。図8は、実施例1の図4に対応するが、図8では、連続プリント中の画像形成最終画像の1枚前からの画像形成部の画像形成タイミング、1次転写電圧、2次転写電圧、ブラシ印加電圧のタイミングチャートを示している。
画像形成中の1次転写部N1の印加電圧は正極性で中間転写ベルト6に転写された画像は第1ステーション10aの1次転写タイミングから、(Li−M2)/P秒後に2次転写部N2に到達し、正極性の2次転写電圧によりシートに転写される。
そして、最終画像1枚前の2次転写残トナー後端が、中間転写ベルト6の表面の移動方向においてブラシ11のうち下流位置に到達したら、ブラシ11の印加電圧を正極性から負極性に切替えて1次回収トナーを吐き出す。中間転写ベルト6の表面の移動方向において、最終画像の2次転写残トナーの先端がブラシ11のうち上流位置に到達したら、ブラシ部の印加電圧を負極性から正極性に切替える。
本実施例では、中間転写ベルト6の周長は、Li>L1+L2なので、最終画像1枚前と最終画像との2次転写残トナー間に吐き出されたトナーが、1次転写部N1aに到達するまでに、1次転写部N1aでの画像形成は終了している。このため、実施例1で説明した1次転写画像間と2次転写残トナー間のオーバーラップ領域を考慮することなく、1次回収トナーを2次転写残トナー間に吐き出すことができる。
図8では、中間転写ベルト6上に吐き出されたトナーが1次転写部N1aに到達したら1次転写部N1aの印加電圧を正極性から負極性に切り替え吐き出しトナーを回収する場合を示している。ただし、この吐き出しトナーの回収方法は第1〜4ステーションのいずれかのステーションで回収できればよく、本実施例の1次転写電圧タイミングに限らない。
本実施例における2次転写残トナー間に1次回収トナーを吐き出すタイミングは実施例2と同様である。すなわち、最終画像1枚前のシート後端がシャッタ部材18を抜けたタイミングを基準に、吐き出し開始タイミングは、(M1+M2−M4)/P秒後、吐き出し終了タイミングは吐き出し開始タイミングから、(L2−Lb)/P秒後となる。
また、本実施例では、最終画像1枚前と最終画像との2次転写残トナー間に1次回収トナーを吐き出す場合について説明したが、これに限るものではない。中間転写ベルト6の周長Liとシート長L1とシート間L2との間に、
n(L1+L2)≦Li<(n+1)(L1+L2)(n:自然数)
の関係が成り立つものであれば、次のような2次転写残トナー間にトナーを吐き出すことができる。すなわち、上記関係が成り立つものであれば、最終画像n枚前と最終画像(n−1)枚前との2次転写残トナー間以降の2次転写残トナー間にトナーを吐き出すことができる。この場合、2次転写残トナー間はn個存在することとなるため、後回転時の1次回収トナー吐き出しを行う前に、n回吐き出しを行うことができる。
したがって、後回転時における1次回収トナー吐き出しのためのブラシ印加電圧極性の
切り替え回数を低減することができ、後回転時間を短縮できる。
次に、実施例4について説明する。なお、本実施例で適用する画像形成装置の構成は、前述した実施例1と同様であり、実施例1と同様の構成部分については同一の符号を付して、その説明は省略する。以下、本実施例のシーケンスついて図9を用いて説明する。
図9は、本実施例のブラシクリーニング及び1次転写部での回収について説明するためのタイミングチャートを示す図である。
本実施例では、モノクロモードの連続プリントジョブ中の2次転写残トナー間への1次回収トナーの吐出し及び吐き出しトナーの1次転写部での回収について説明する。ここで、モノクロモードは、複数の感光ドラム1のうちいずれか1つの感光ドラム(第1像担持体)を用いてシートに画像形成を行うモードである。
図9に示すように、モノクロモードでは、中間転写ベルト6の表面の移動方向最下流の第4ステーション(ブラック)10dでのみ画像形成が行われるため、連続プリント中の第4ステーション10dの1次転写電圧は常に正極性とする。すなわち、第4ステーション10dの1次転写電圧(第1像担持体に対応する転写部材に印加される電圧)の極性を、1次転写部N1dでトナー像が中間転写ベルト6に1次転写される際に印加される電圧の極性と同極性とする。
一方で、第1〜3ステーション10a〜10cの1次転写電圧は常に負極性とする。すなわち、第1〜3ステーション10a〜10cの1次転写電圧(第1像担持体を除く像担持体に対応する転写部材に印加される電圧)の極性を、次のような極性にする。それは、1次転写部N1a〜N1cでそれぞれトナー像が中間転写ベルト6に1次転写される際に印加される電圧の極性と逆極性である。
第4ステーション10dで1次転写された画像が、2次転写部N2でシートに転写された後、実施例2で述べたシャッタ部材18によるシート後端検知結果から決まるタイミングで、2次転写残トナー間に1次回収トナーが吐き出される。
吐き出されたトナーは負極性に帯電しているため、第1〜3ステーション10a〜10cの負極性の印加電圧で感光ドラム1a〜1cに回収される。一方で、2次転写残トナーは正極性に帯電しているため、第1〜3ステーション10a〜10cを通過し、正極性の印加電圧がかかっている第4ステーション10dで転写同時回収される。
以上のように、本実施例では、モノクロモードにおいて1次転写が終了していない場合でも、1次転写画像間と2次転写残トナーのオーバーラップ領域を考慮することなく2次転写残トナー間ごとに1次回収トナーを吐き出すことができる。したがって、図6に示したように、クリーニング不良に関して実施例2と同等の効果が得られる。
1…感光ドラム、5…1次転写ローラ、6…中間転写ベルト、11…ブラシ、100…画像形成装置、N1…1次転写部、N2…2次転写部

Claims (14)

  1. トナー像が形成される像担持体と、
    前記像担持体に形成されたトナー像が1次転写部で1次転写される無端状の回転可能な中間転写体と、
    電圧が印加されることで、前記像担持体に形成されたトナー像を前記1次転写部で前記中間転写体に1次転写させる転写部材と、
    を有し、
    前記中間転写体に1次転写されたトナー像を2次転写部で記録材に2次転写させて該記録材に画像を形成する画像形成装置であって、
    前記中間転写体の回転方向における前記2次転写部よりも下流、かつ、前記1次転写部よりも上流に設けられ、電圧が印加されることで、前記2次転写部で記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーをトナーの正規の帯電極性とは逆極性に帯電する導電性を有するブラシ部材を有し、
    前記中間転写体上の残留トナーが、前記ブラシ部材により前記逆極性に帯電されることで前記中間転写体から前記像担持体に前記1次転写部で逆転写され、前記像担持体上のトナーを回収する回収部材により回収される画像形成装置において、
    複数枚の記録材に連続して画像形成が行われる場合の、
    先行する記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーと、後続の記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーとの間に位置する前記中間転写体上の領域が、
    前記ブラシ部材の対向位置を通過する間、
    前記ブラシ部材に溜まった堆積トナーが前記ブラシ部材から前記中間転写体に移動するように、
    前記ブラシ部材に印加される電圧の極性を、前記中間転写体上の残留トナーが前記ブラシ部材の対向位置を通過する際に前記ブラシ部材に印加される電圧の極性とは逆極性とし、
    前記領域が、前記1次転写部を通過する間、
    前記領域上の堆積トナーが前記像担持体に逆転写され前記回収部材に回収されるように、前記転写部材に印加される電圧の極性を、前記1次転写部でトナー像が前記中間転写体に1次転写される際に前記転写部材に印加される電圧の極性とは逆極性とする
    制御を実行する制御手段を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記領域が、前記1次転写部を通過するタイミングは、複数枚の記録材に連続して画像形成が行われる場合の、先行する記録材に画像形成するためにトナー像が前記中間転写体に1次転写された後であって、後続の記録材に画像形成するためにトナー像が前記中間転写体に1次転写される前となるタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記2次転写部に搬送される記録材を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段が記録材を検知してから、前記検知手段が該記録材を検知した際に1次転写されているトナー像が転写される記録材に後続する記録材に転写されるトナー像が前記1次転写部に到達するまでの時間T1と、
    前記検知手段が記録材を検知してから、該記録材に後続する記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーが前記1次転写部に到達するまでの時間T2と、
    先行する記録材の後端が前記2次転写部を通過してから、後続の記録材が前記2次転写部に到達するまでの時間T3と、
    前記中間転写体の外周面上の1点が前記ブラシ部材の対向位置を通過するのにかかる時間T4と、
    前記中間転写体の外周面上の1点が前記ブラシ部材の対向位置を通過してから、前記1次転写部に到達するまでの時間と、
    を用いて、前記領域が、前記ブラシ部材の対向位置を通過するタイミング、及び、前記1次転写部を通過するタイミングが設定されていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記時間T1と前記時間T2と前記時間T3と前記時間T4との間に、
    |T1−T2|<T3−T4
    の関係が成り立つことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記領域が、
    前記中間転写体上における、
    先行する記録材に画像形成するために前記1次転写部で1次転写されるトナー像と、
    後続の記録材に画像形成するために前記1次転写部で1次転写されるトナー像との間の領域に一致するように、
    前記1次転写部でトナー像が前記中間転写体上の特定の領域に1次転写されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記2次転写部に搬送される記録材を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段が記録材を検知してから、前記検知手段が記録材を検知した際に1次転写されているトナー像が転写される記録材に後続する記録材に転写されるトナー像が前記1次転写部に到達するまでの時間T1、及び、
    前記検知手段が記録材を検知してから、該記録材に後続する記録材に2次転写されずに前記中間転写体上の残留トナーが前記1次転写部に到達するまでの時間T2、
    のうちいずれかと、
    前記検知手段が記録材を検知してから、該記録材に2次転写されずに前記中間転写体上の残留トナーが前記1次転写部に到達するまでの時間と、
    先行する記録材の後端が前記2次転写部を通過してから、後続の記録材が前記2次転写部に到達するまでの時間T3と、
    前記中間転写体の外周面上の1点が前記ブラシ部材の対向位置を通過するのにかかる時間T4と、
    前記中間転写体の外周面上の1点が前記ブラシ部材の対向位置を通過してから、前記1次転写部に到達するまでの時間と、
    を用いて、前記領域が、前記ブラシ部材の対向位置を通過するタイミング、及び、前記1次転写部を通過するタイミングが設定されていることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記検知手段は、
    待機位置に対して揺動可能に設けられ、搬送される記録材が当接することで該記録材の斜行を補正するとともに該記録材の当接により前記待機位置から移動することで該記録材を通過させる揺動部材を備え、
    該記録材の後端を検知するために該記録材の通過後に前記待機位置に戻る前記揺動部材を検知することを特徴とする請求項3,4又は6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体は、前記回転方向に沿って複数並設され、
    前記転写部材は、前記像担持体に対応して複数設けられ、
    複数の前記像担持体にそれぞれ形成されたトナー像は、複数の前記転写部材にそれぞれ電圧が印加されることで、複数の前記像担持体に対応する複数の前記1次転写部で前記中間転写体に順次重なるように1次転写された後、前記2次転写部で一括して記録材に2次転写され、
    前記ブラシ部材は、前記中間転写体の回転方向において、前記2次転写部よりも下流、かつ、複数の前記像担持体のうち最上流の像担持体に対応する前記1次転写部よりも上流
    に設けられ、
    前記領域上の堆積トナーは、前記最上流の像担持体に逆転写され回収されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記制御手段は、連続して画像形成が行われる複数枚の記録材のうち最後の記録材に対して画像形成を行うためのトナー像が前記1次転写部で前記中間転写体上に1次転写された後で、前記制御を実行することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記中間転写体の外周の長さLiと、
    前記回転方向における記録材の長さL1と、
    先行する記録材の後端が前記2次転写部を通過してから、後続の記録材が前記2次転写部に到達するまでに前記中間転写体の外周面上の1点が移動する長さL2と、
    の間に、
    n(L1+L2)≦Li<(n+1)(L1+L2)
    の関係が成り立つとき(nは自然数)、
    前記領域は、
    前記最後の記録材よりn枚前の記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーと、
    前記最後の記録材に2次転写されずに前記中間転写体上に残留する残留トナーと、
    の間にn個存在することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記像担持体は、前記回転方向に沿って複数並設され、
    前記転写部材は、前記像担持体に対応して複数設けられ、
    複数の前記像担持体にそれぞれ形成されたトナー像は、複数の前記転写部材にそれぞれ電圧が印加されることで、複数の前記像担持体に対応する複数の前記1次転写部で前記中間転写体に順次重なるように1次転写された後、前記2次転写部で一括して記録材に2次転写され、
    前記ブラシ部材は、前記中間転写体の回転方向において、前記2次転写部よりも下流、かつ、複数の前記像担持体のうち最上流の像担持体に対応する前記1次転写部よりも上流に設けられ、
    前記領域上の堆積トナーは、複数の前記像担持体のうちいずれかに逆転写され回収されることを特徴とする請求項9又は10に記載の画像形成装置。
  12. 前記像担持体は、前記回転方向に沿って複数並設され、
    前記転写部材は、前記像担持体に対応して複数設けられ、
    複数の前記像担持体にそれぞれ形成されたトナー像は、複数の前記転写部材にそれぞれ電圧が印加されることで、複数の前記像担持体に対応する複数の前記1次転写部で前記中間転写体に順次重なるように1次転写された後、前記2次転写部で一括して記録材に2次転写され、
    前記ブラシ部材は、前記中間転写体の回転方向における前記2次転写部よりも下流、かつ、複数の前記1次転写部よりも上流に設けられ、
    複数の前記像担持体のうちいずれか1つの第1像担持体を用いるモノクロモードで記録材に画像形成を行うことが可能であり、
    前記モノクロモードで画像形成が行われる場合、
    前記制御手段は、
    前記領域が、複数の前記像担持体のうち前記第1像担持体を除く像担持体に対応する前記1次転写部を通過する間、
    前記領域上の堆積トナーが該像担持体に逆転写されるように、
    該像担持体に対応する前記転写部材に印加される電圧の極性を、
    該1次転写部でトナー像が前記中間転写体に1次転写される際に該転写部材に印加される
    電圧の極性とは逆極性とし、
    前記領域が、前記第1像担持体に対応する前記1次転写部を通過する間は、
    前記第1像担持体に対応する前記転写部材に印加される電圧の極性を、
    該1次転写部でトナー像が前記中間転写体に1次転写される際に該転写部材に印加される電圧の極性と同極性とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  13. 前記2次転写部に搬送される記録材を検知する検知手段を有し、
    前記検知手段が記録材を検知してから、該記録材に2次転写されずに前記中間転写体上の残留トナーが前記1次転写部に到達するまでの時間と、
    先行する記録材の後端が前記2次転写部を通過してから、後続の記録材が前記2次転写部に到達するまでの時間T3と、
    前記中間転写体の外周面上の1点が前記ブラシ部材の対向位置を通過するのにかかる時間T4と、
    前記中間転写体の外周面上の1点が前記ブラシ部材の対向位置を通過してから、前記1次転写部に到達するまでの時間と、
    を用いて、前記領域が、前記ブラシ部材の対向位置を通過するタイミングが設定されていることを特徴とする請求項9乃至12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  14. 前記検知手段は、
    待機位置に対して揺動可能に設けられ、搬送される記録材が当接することで該記録材の斜行を補正するとともに該記録材の当接により前記待機位置から移動することで該記録材を通過させる揺動部材を備え、
    該記録材の後端を検知するために該記録材の通過後に前記待機位置に戻る前記揺動部材を検知することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置。
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