JP2014010807A - 運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両の走行状態に合わせて、適切な情報量および形態で運転支援情報を提供すること。
【解決手段】運転支援装置10は、車両の運転を支援する運転支援情報を音声出力と画像出力の複数の出力形態で出力する。運転支援情報の情報量は、車両の走行状態情報に基づいて出力形態ごとに制御される。たとえば、車両の走行速度が所定速度以上の場合は、車両の走行速度が所定速度未満の場合よりも画像によって出力する運転支援情報の情報量を少なくする。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両の運転を支援する運転支援情報を出力する運転支援装置に関する。
従来、車両の運転を支援する運転支援情報を出力する運転支援装置を搭載した車両が普及している。たとえば、下記特許文献1では、車両の周囲に存在する障害物と衝突する危険があると判定される場合、運転に必要な必要視覚情報量と、運転者の視覚情報のキャパシティとの大小関係を比較し、この大小関係に応じて、実行すべき運転支援の度合いを変更する運転支援装置が開示されている。
特開2005−122390号公報
車両運転中の運転者は、前方や周囲の状況に注意しながら運転をおこなう必要があるので、運転支援装置から出力される情報のみに注意を傾けることができない。このため、運転支援情報を確実に運転者に伝達するためには、単に運転支援装置から出力する情報の情報量を増やせばよい訳ではなく、運転支援装置から出力される情報の情報量を適切に制御する必要があるという問題点がある。
上述した特許文献1では、運転に必要な必要視覚情報量と、運転者の視覚情報のキャパシティとの大小関係を比較し、この大小関係に応じて、実行すべき運転支援の度合いを変更しているが、制御対象が視覚情報に限られているという問題点がある。また、特許文献1では、運転中に起こり得る様々な状況に対応しきれておらず、適切な運転支援がおこなえない可能性があるという問題点がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、車両の走行状態に合わせて、適切な情報量および形態で運転支援情報を提供することができる運転支援装置を提供することを目的とする。
上述した問題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明にかかる運転支援装置は、車両の運転を支援する運転支援情報を複数の出力形態で出力する支援情報出力手段と、前記車両の走行状態を示す走行状態情報を取得する走行状態情報取得手段と、前記走行状態情報取得手段によって取得された前記走行状態情報に基づいて、前記支援情報出力手段から出力する前記運転支援情報の情報量を出力形態ごとに制御する情報量制御手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2の発明にかかる運転支援装置は、前記複数の出力形態は、音声出力および画像出力であり、前記情報量制御手段は、音声によって出力する前記運転支援情報の情報量と、画像によって出力する前記運転支援情報の情報量と、を制御することを特徴とする。
請求項3の発明にかかる運転支援装置は、前記走行状態取得手段は、前記車両の走行速度情報を取得し、前記情報量制御手段は、前記車両の走行速度が所定速度以上の場合は、前記車両の走行速度が所定速度未満の場合よりも前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を少なくすることを特徴とする。
請求項4の発明にかかる運転支援装置は、前記走行状態取得手段は、前記車両が走行している道路の路幅情報を取得し、前記情報量制御手段は、前記車両が走行している道路の路幅が所定長さ未満の場合は、前記車両が走行している道路の路幅が所定長さ以上の場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を多くすることを特徴とする。
請求項5の発明にかかる運転支援装置は、前記走行状態取得手段は、前記車両の前方を走行する前方走行車と前記車両との車間距離情報および前方走行車の車高情報を取得し、前記情報量制御手段は、前記車間距離が所定距離未満かつ前記前方走行車の車高が所定高さ以上の場合は、前記車間距離が所定距離以上または前記前方走行車の車高が所定高さ未満の場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を多くすることを特徴とする。
請求項6の発明にかかる運転支援装置は、前記走行状態情報に基づいて前記車両が他の物体と衝突する可能性の有無および衝突予測時刻を予測する衝突予測手段と、を備え、前記情報量制御手段は、前記車両が前記他の物体と衝突する可能性がある場合、前記衝突予測時刻までの残存時間が所定時間未満のときは前記車両が前記他の物体と衝突する可能性がない場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を少なくし、前記衝突予測時刻までの残存時間が所定時間以上のときは前記車両が前記他の物体と衝突する可能性がない場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を多くすることを特徴とする。
請求項1の発明によれば、車両の走行状態情報に基づいて運転支援情報の情報量を出力形態ごとに制御するので、適切な量および形態の運転支援情報を出力することができ、運転者が運転支援情報の内容を把握しやすくすることができる。また、出力された運転支援情報に運転者が注意を向ける時間を短縮して運転に集中しやすくすることができる。
請求項2の発明によれば、運転支援情報を音声出力および画像出力で出力するので、運転者は視覚および聴覚によって運転支援情報を得ることができ、運転支援情報の内容をより把握しやすくすることができる。
請求項3の発明によれば、車両の走行速度が所定速度以上の場合は、画像によって出力する運転支援情報の情報量を少なくする。これにより、運転者が視線を支援情報出力手段側に向ける時間を短くし、脇見運転を防止することができる。
請求項4の発明によれば、車両が走行している道路の路幅が所定長さ未満の場合は、音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。これにより、道幅が狭く死角が多い道路を走行している場合など、運転支援の必要性が高い状況において、運転支援情報の情報量を多くして運転者に確実に情報を伝達することができる。
請求項5の発明によれば、前方走行車との車間距離が所定距離未満かつ前方走行車の車高が所定高さ以上の場合は、音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。これにより、前方走行車が大型車でありかつ車間距離が短いために運転者の前方視界が遮られている場合に、運転支援情報の情報量を多くして運転者に確実に前方の状況を伝達することができる。
請求項6の発明によれば、車両が他の物体と衝突する可能性がある場合、衝突予測時刻までの残存時間が所定時間未満のときは音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を少なくし、衝突予測時刻までの残存時間が所定時間以上のときは音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。これにより、衝突予測時刻までの残存時間が短い場合は、運転者の注意を支援情報出力手段ではなく衝突可能性のある物体に直接向けさせて、衝突回避の運転動作を即座にとらせるようにすることができる。また、衝突予測時刻までの残存時間がある程度長い場合は、運転者が衝突可能性のある物体の位置などを確実に把握して衝突を回避できるように支援することができる。
実施の形態にかかる運転支援装置10のハードウェア構成を示す説明図である。 運転支援装置10の機能的構成を示すブロック図である。 運転支援情報の情報量の違いを示す説明図である。 運転支援装置10による処理を示すフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる運転支援装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、実施の形態にかかる運転支援装置10のハードウェア構成を示す説明図である。運転支援装置10は、車両に搭載されており、運転者に対して車両の運転を支援する運転支援情報を出力する。本実施の形態では、運転支援装置10は、カーナビゲーション装置のユーザインターフェースを用いて運転支援情報の出力をおこなうものとする。
運転支援装置10は、CPU101、ROM102、RAM103、記録メディアドライブ104、記録メディア105、音声I/F106、マイク107、スピーカ108、入力デバイス109、映像I/F110、ディスプレイ111、カメラ112、通信I/F113、GPSユニット114、各種センサ115によって構成される。各構成部101〜115は、バス120によって接続されている。
CPU101は、運転支援装置10の全体の制御を司る。ROM102は、ブートプログラム、現在位置算出プログラム、通信プログラム、運転支援情報出力プログラムなどの各種プログラムを記録している。RAM103は、CPU101のワークエリアとして使用される。
記録メディアドライブ104は、CPU101の制御にしたがって記録メディア105に対するデータの読み取り/書き込みを制御する。記録メディア105は、記録メディアドライブ104の制御にしたがってデータが読み書きされる記録媒体である。記録メディア105には、経路誘導や経路探索に用いる地図データなどが記録されている。記録メディア105としては、たとえば、HD(ハードディスク)やDVD、メモリーカードなどを用いることができる。
音声I/F106は、マイク107およびスピーカ108に接続され、音声の入出力を制御する。マイク107は、ユーザが発話した音声を集音して音声データに変換する。スピーカ108は、後述する運転支援情報出力手段の一部として、音声情報として出力される運転支援情報を出力する。また、スピーカ108は、経路誘導用音声や楽曲などの音声情報を出力する。
入力デバイス109は、文字、数値、各種指示などの入力のための複数のキーを備えたリモコン、タッチパネル、操作ボタンなどである。また、入力デバイス109として、ユーザの操作指示音声を集音するマイク107を用いてもよい。
映像I/F110は、ディスプレイ111およびカメラ112と接続され、ディスプレイ111における画像表示およびカメラ112における画像撮影を制御する。ディスプレイ111は、後述する運転支援情報出力手段の一部として、画像情報として出力される運転支援情報を出力する。また、ディスプレイ111には、車両の現在位置周辺の地図データや、アイコン、カーソル、メニュー、ウインドウ、文字や画像などの各種データが表示される。ディスプレイ111に表示された地図データには、運転支援装置10を搭載した車両の現在地点をあらわすマークなどを重ねて表示することができる。カメラ112は、車両の内部や外部を撮影して撮影画像データを生成する。カメラ112による撮影画像データは、運転支援情報の生成に用いられる。カメラ112は、車両に複数設けられていてもよい。
通信I/F113は、無線を介してネットワークに接続され、ネットワークとCPU101とのインターフェースとして機能する。また、通信I/F113は、ネットワークを介さずに周辺の車両や路側機などと直接通信(車車間通信、路車間通信)をおこなう近距離通信用インターフェースを含んでいる。GPSユニット114は、GPS衛星からの電波を受信し、車両の現在位置を示す情報を出力する。車両の現在位置を示す情報とは、たとえば緯度経度情報である。GPSユニット114からの出力情報は、CPU101による車両の現在地点の算出に際して利用される。
各種センサ115は、車両各部に設けられ、車両の状態を示す車両情報を検出する。自車両の走行速度を検知する車速センサ、ハンドルの操舵角を検知するハンドルセンサ、シフトポジションを検知するシフトポジションセンサ、ブレーキやアクセルの踏み込み量を検知するペダルセンサなどである。また、各種センサ115として、車両周辺の移動体(他の車両や歩行者など)を検知するレーダーを搭載してもよい。
図2は、運転支援装置10の機能的構成を示すブロック図である。運転支援装置10は、支援情報出力手段202、走行状態情報取得手段204、衝突予測手段206、情報量制御手段208によって構成される。図2に示した構成のうち、支援情報出力手段202は図1に示したスピーカ108およびディスプレイ111によって、走行状態情報取得手段204はカメラ112、GPSユニット114、通信I/F113、各種センサ115およびCPU101が各種プログラムを実行することによって、衝突予測手段206および情報量制御手段208はCPU101が各種プログラムを実行することによって、それぞれ実現する。
支援情報出力手段202は、いわゆるHMI(Human Machine Interface)であり、車両の運転を支援する運転支援情報を複数の出力形態で出力する。本実施の形態において、複数の出力形態とは音声出力および画像出力であり、音声出力は音声出力手段202aが、画像出力は画像出力手段202bが、それぞれおこなう。音声出力手段202aは、具体的にはスピーカ108であり、画像出力手段202bは、具体的にはディスプレイ111である。
走行状態情報取得手段204は、車両の走行状態を示す走行状態情報を取得する。走行状態情報取得手段204は、たとえば車両の走行速度情報や現在位置、車両が走行している道路の路幅情報、車両の前方を走行する前方走行車と車両との車間距離情報および前方走行車の車高情報などである。より詳細には、車両の走行速度情報は、たとえば各種センサ115の車速センサの値として取得することができる。また、車両の現在位置は、GPSユニット114からの出力情報として取得することができる。また、車両が走行している道路の路幅情報は、たとえば車両の現在位置周辺の地図情報に含まれる道路種別情報やカメラ112の撮影画像から取得することができる。また、車両の前方を走行する前方走行車と車両との車間距離情報および前方走行車の車高情報は、たとえばカメラ112の撮影画像や各種センサ115のレーダーの検出結果などから取得することができる。
また、走行状態情報取得手段204は、車両の周囲を走行する他車両の走行状態等を示す他車両情報を取得するようにしてもよい。他車両情報とは、具体的には、たとえば他車両の位置情報や走行速度情報、進行経路情報などである。この場合、走行状態情報取得手段204は、具体的にはたとえばカメラ112や各種センサ115のレーダーなどである。また、通信I/F113を用いて車車間通信または路車間通信によって他車両情報を取得すれば、車両から目視することができない位置にいる車両の他車両情報御を得ることができる。
さらに、走行状態情報取得手段204は、カメラ112の撮影画像や各種センサ115のレーダーの検出結果などから、車両と周辺の移動体(歩行者や自転車)や静止物(電柱やガードレールなど)との距離を検出してもよい。
衝突予測手段206は、走行状態情報に基づいて車両が他の物体と衝突する可能性の有無および衝突予測時刻を予測する。他の物体とは、たとえば車両の周囲を走行する他の車両や、歩行者や自転車などの移動体、電柱やガードレールなどの静止物である。衝突予測手段206は、たとえば所定時間後における自車両の位置および同時刻における他の物体の位置を予測し、自車両の位置と他の物体の位置とが所定距離内にある場合は、当該時刻(所定時間後)に車両が他の物体と衝突する可能性があると予測する。
情報量制御手段208は、走行状態情報取得手段204によって取得された走行状態情報に基づいて、支援情報出力手段202から出力する運転支援情報の情報量を出力形態ごとに制御する。上述のように、本実施形態では複数の出力形態は音声出力および画像出力であるので、情報量制御手段208は、音声によって出力する運転支援情報の情報量と、画像によって出力する運転支援情報の情報量と、を制御する。以下、音声によって出力する運転支援情報を「音声支援情報」、画像によって出力する運転支援情報を「画像支援情報」という。
図3は、運転支援情報の情報量の違いを示す説明図である。図3には、支援情報出力手段202として画像出力手段202bが示されており、自車両が他の車両との衝突の可能性がある場合の運転支援情報の一例を示している。図3(a)は運転支援情報の情報量が標準的な状態、図3(b)は運転支援情報の情報量が少ない状態、図3(c)は運転支援情報の情報量が多い状態を、それぞれ示している。
図3(a)に示す運転支援情報の情報量が標準的な状態では、画像出力手段202bに通常のナビゲーション画面MPが表示された上で、運転支援情報のメッセージ表示M(「前方交差点、接近者に注意して下さい」)が表示されている。また、ナビゲーション画面MPの上部に、赤や黄色などの注意を引く色で注意を促すサイン表示Wが表示される。音声出力手段202aからは、メッセージ表示Mの内容が音声として出力される。
図3(b)に示す運転支援情報の情報量が少ない状態では、画像出力手段202bのほとんどの領域には、通常のナビゲーション画面MPが表示されている。運転支援情報としては、ナビゲーション画面MPの上部にサイン表示Wのみが表示される。また、図3(a)に示す状態では、音声出力手段202aからは、たとえば「ピピッ」「右、注意」などの短い音声情報のみが出力される。サイン表示Wをおこなわず、音声情報のみが出力されるようにしてもよい。このように運転支援情報の情報量を抑えることによって、運転者の注意が支援情報出力手段202に向き過ぎないようにすることができる。
図3(c)に示す運転支援情報の情報量が多い状態では、画像出力手段202bには通常のナビゲーション画面MPに代えて、運転支援専用画面Sが表示される。運転支援専用画面Sには、衝突可能性のある他の車両の位置や移動方向、衝突予測場所などの表示がされる。また、たとえば「右方向 接近車 注意」などのメッセージ表示が点滅する。音声出力手段202aからは、「ピピッ、右方向から乗用車が接近中です。減速して下さい」など、状況を詳細に説明したり、衝突回避の指示などが音声出力される。このように運転支援情報の情報量を多くすることによって、運転者が現在の状況をより詳細に把握することができるととともに、運転者がとるべき具体的な行動を迅速に把握させることができる。
情報量制御手段208は、たとえば車両の走行速度が所定速度以上の場合は、車両の走行速度が所定速度未満の場合よりも画像支援情報の情報量を少なくする。これは、走行速度が高いときに運転者が視線をディスプレイ111側に向けると、脇見運転を誘発する可能性があるので好ましくないためである。この場合、情報量制御手段208は、画像支援情報の情報量を補うため、たとえば音声支援情報の情報量を多くするようにしてもよい。
また、情報量制御手段208は、車両が走行している道路の路幅が所定長さ未満の場合は、車両が走行している道路の路幅が所定長さ以上の場合よりも音声支援情報および画像支援情報の情報量を多くする。道路の路幅が狭い路地裏などは、死角が多く運転支援の必要性が高い。また、このような路幅が狭い道路では、徐行運転をしている可能性が高いため、運転者が視線をディスプレイ111側に向けても、比較的危険度が低いと考えられる。このため、情報量制御手段208は、出力する運転支援情報の情報量を多くして運転者に確実に情報を伝達できるようにする。
また、情報量制御手段208は、前方走行車との車間距離が所定距離未満かつ前方走行車の車高が所定高さ以上の場合は、前方走行車との車間距離が所定距離以上または前方走行車の車高が所定高さ未満の場合よりも音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。前方走行車との車間距離が所定距離未満の場合とは、前方走行車との車間がつまっている場合であり、前方走行車の車高が所定高さ以上の場合とは、前方走行車がトラックやバスなどの大型車の場合などである。この場合、運転者の前方視界は、前方走行車に遮られている可能性が高く、運転者に前方の状況をより詳細に伝える必要がある。このため、情報量制御手段208は、出力する運転支援情報の情報量を多くして運転者に確実に前方の状況を伝達できるようにする。なお、前方走行車との車間距離が短く、運転者が視線をディスプレイ111側に向けることが好ましくない場合は、音声支援情報のみ情報量を多くするようにしてもよい。
また、運転支援情報として、車両の進行方向前方に設けられた信号機の点灯状態を出力するようにすれば、前方走行車によって視界が遮られて運転者が信号機の点灯状態を確認することが困難な場合などに安全性を向上させることができる。この場合、信号機の点灯状態は、たとえば信号機近傍に設けられた路側機から受信する。
また、情報量制御手段208は、衝突予測手段206によって車両が他の物体と衝突する可能性があると判断された場合、衝突予測時刻までの残存時間が所定時間未満のときは車両が他の物体と衝突する可能性がない場合よりも音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を少なくし、衝突予測時刻までの残存時間が所定時間以上のときは車両が他の物体と衝突する可能性がない場合よりも音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。
具体的には、たとえば衝突予測時刻までの残存時間が短い場合は、ブザー音や短い音声(たとえば「車両接近、注意」など)のみを出力する。すなわち、図3(b)のような形態で運転支援情報を出力する。これは、運転者の注意を支援情報出力手段202ではなく、衝突可能性のある物体に直接向けさせる必要があるためである。一方、衝突予測時刻までの残存時間がある程度長い場合は、たとえばディスプレイ111に衝突可能性のある物体と車両との位置関係を表示したり、「右方向から車両が接近しています。注意して下さい」などの音声やメッセージ表示を出力する。すなわち、図3(c)のような形態で運転支援情報を出力する。これは、運転者が衝突可能性のある物体の位置などを確実に把握して衝突を回避できるように支援するためである。なお、図3では、車両が他の物体と衝突する可能性がない場合における運転支援情報の情報量は図3(a)に対応する。
この他、たとえば走行状態情報取得手段204で車両の走行経路の履歴情報を取得して、情報量制御手段208は、走行経路の履歴情報に基づいて走行中の道路の走行頻度を判断し、走行頻度が高い道路では運転支援情報の情報量を少なくし、走行頻度が低い道路では運転支援情報の情報量を多くするようにしてもよい。これは、走行頻度が高い道路では、当該道路の交通状況を運転者が把握している可能性が高く、運転支援情報の必要性が低いのに対して、走行頻度が低い道路では、当該道路の交通状況を運転者が把握できない可能性が高く、運転支援情報の必要性が高いためである。
図4は、運転支援装置10による処理を示すフローチャートである。図4のフローチャートにおいて、運転支援装置10は、走行状態情報取得手段204によって、自車両の走行状態情報を取得する(ステップS401)。このとき、走行状態情報取得手段204は、自車両の速度などの情報の他、他車両の走行状態等を示す他車両情報や、周辺の物体との距離を検知する。
運転支援装置10は、運転支援情報を出力すべきタイミングとなるまでは(ステップS402:No)、ステップS401に戻り、走行状態情報の取得を継続する。運転支援情報を出力すべきタイミングとは、たとえば、衝突予測手段206によって、車両が他の物体と衝突する可能性があると判断された場合などである。運転支援情報を出力すべきタイミングとなると(ステップS402:Yes)、運転支援装置10は、情報量制御手段208によって運転支援情報の情報量を決定する(ステップS403)。このとき、情報量制御手段208は、ステップS401で取得された走行状態情報に基づいて情報量を決定する。また、情報量制御手段208は、運転支援情報の複数の出力形態(本実施の形態は、音声および画像)ごとに情報量を決定する。
情報量制御手段208は、ステップS403で決定した情報量に基づいて支援情報出力手段202から出力させる出力データ(音声データや画像データ)を生成する(ステップS404)。そして、ステップS404で生成した出力データを用いて支援情報出力手段202から運転支援情報を出力して(ステップS405)、本フローチャートによる処理を終了する。
以上説明したように、実施の形態にかかる運転支援装置10は、車両の走行状態情報に基づいて運転支援情報の情報量を出力形態ごとに制御するので、適切な量および形態の運転支援情報を出力することができ、運転者が運転支援情報の内容を把握しやすくすることができる。また、出力された運転支援情報に運転者が注意を向ける時間を短縮して運転に集中しやすくすることができる。また、運転支援装置10は、運転支援情報を音声出力および画像出力で出力するので、運転者は視覚および聴覚によって運転支援情報を得ることができ、運転支援情報の内容をより把握しやすくすることができる。
また、運転支援装置10は、車両の走行速度が所定速度以上の場合は、画像によって出力する運転支援情報の情報量を少なくする。これにより、運転者が視線を支援情報出力手段側に向ける時間を短くし、脇見運転を防止することができる。また、運転支援装置10は、車両が走行している道路の路幅が所定長さ未満の場合は、音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。これにより、道幅が狭く死角が多い道路を走行している場合など、運転支援の必要性が高い状況において、運転支援情報の情報量を多くして運転者に確実に情報を伝達することができる。
また、運転支援装置10は、前方走行車との車間距離が所定距離未満かつ前方走行車の車高が所定高さ以上の場合は、音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。これにより、前方走行車が大型車でありかつ車間距離が短いために運転者の前方視界が遮られている場合に、運転支援情報の情報量を多くして運転者に確実に前方の状況を伝達することができる。
また、運転支援装置10は、車両が他の物体と衝突する可能性がある場合、衝突予測時刻までの残存時間が所定時間未満のときは音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を少なくし、衝突予測時刻までの残存時間が所定時間以上のときは音声および画像によって出力する運転支援情報の情報量を多くする。これにより、衝突予測時刻までの残存時間が短い場合は、運転者の注意を支援情報出力手段ではなく衝突可能性のある物体に直接向けさせて、衝突回避の運転動作を即座にとらせるようにすることができる。また、衝突予測時刻までの残存時間がある程度長い場合は、運転者が衝突可能性のある物体の位置などを確実に把握して衝突を回避できるように支援することができる。
10……運転支援装置、202……支援情報出力手段、202a……音声出力手段、202b……画像出力手段、204……走行状態情報取得手段、206……衝突予測手段、208……情報量制御手段。

Claims (6)

  1. 車両の運転を支援する運転支援情報を複数の出力形態で出力する支援情報出力手段と、
    前記車両の走行状態を示す走行状態情報を取得する走行状態情報取得手段と、
    前記走行状態情報取得手段によって取得された前記走行状態情報に基づいて、前記支援情報出力手段から出力する前記運転支援情報の情報量を出力形態ごとに制御する情報量制御手段と、
    を備えることを特徴とする運転支援装置。
  2. 前記複数の出力形態は、音声出力および画像出力であり、
    前記情報量制御手段は、音声によって出力する前記運転支援情報の情報量と、画像によって出力する前記運転支援情報の情報量と、を制御することを特徴とする請求項1に記載の運転支援装置。
  3. 前記走行状態取得手段は、前記車両の走行速度情報を取得し、
    前記情報量制御手段は、前記車両の走行速度が所定速度以上の場合は、前記車両の走行速度が所定速度未満の場合よりも前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を少なくすることを特徴とする請求項2に記載の運転支援装置。
  4. 前記走行状態取得手段は、前記車両が走行している道路の路幅情報を取得し、
    前記情報量制御手段は、前記車両が走行している道路の路幅が所定長さ未満の場合は、前記車両が走行している道路の路幅が所定長さ以上の場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を多くすることを特徴とする請求項2または3に記載の運転支援装置。
  5. 前記走行状態取得手段は、前記車両の前方を走行する前方走行車と前記車両との車間距離情報および前方走行車の車高情報を取得し、
    前記情報量制御手段は、前記車間距離が所定距離未満かつ前記前方走行車の車高が所定高さ以上の場合は、前記車間距離が所定距離以上または前記前方走行車の車高が所定高さ未満の場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を多くすることを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の運転支援装置。
  6. 前記走行状態情報に基づいて前記車両が他の物体と衝突する可能性の有無および衝突予測時刻を予測する衝突予測手段と、を備え、
    前記情報量制御手段は、前記車両が前記他の物体と衝突する可能性がある場合、前記衝突予測時刻までの残存時間が所定時間未満のときは前記車両が前記他の物体と衝突する可能性がない場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を少なくし、前記衝突予測時刻までの残存時間が所定時間以上のときは前記車両が前記他の物体と衝突する可能性がない場合よりも前記音声および前記画像によって出力する前記運転支援情報の情報量を多くすることを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の運転支援装置。
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