JP2014010089A - 測距装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステレオカメラの位置ずれが発生した場合でもリアルタイムに測距値を補正する。
【解決手段】対象物41に向けて所定の間隔を隔てた平行な複数のビーム24を出射するレーザ照射装置20と、対象物にて夫々反射した複数のビームによるスポット光を結像させる複数の撮像レンズ12と、各撮像レンズにより結像された各スポット光を含む対象物に係る複数の画像を撮像する複数の撮像手段13と、各画像間の視差情報に基づいて対象物までの距離を算出する測距手段31と、各撮像手段の少なくとも一つの撮像手段上における各スポット光の結像位置の間隔から求まる対象物までの距離に基づいて、測距手段が算出した対象物までの距離を補正する距離補正手段33と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数のカメラにて取得した視差画像を用いて測距を行う測距装置に関し、特にカメラの位置ずれにより生じる測距誤差をリアルタイムに補正することが可能な測距装置に関するものである。
従来、計測対象を2つのカメラで撮影し、得られた2つの画像を用いて計測対象までの距離情報を得る「ステレオ測距」技術が知られている。ステレオ測距においては、撮影した2つの画像間に生じる視差を利用して、三角測量の原理により奥行き距離を算出する。
ステレオ測距において視差を求めるためには、ウィンドウマッチングを行って各画像において互いに対応する点(対応点)を探し出す必要がある。
図15、図16は、「ステレオ測距」で用いられる三角測量の原理を利用した測距方法の原理を説明する図である。ステレオ測距においては、1対の2次元センサと、1対のレンズと、を組み合わせることによりで2つのカメラを構成して、計測対象物のずれ(視差)を検出して三角測量の原理により距離を計測する。
図15に示すステレオカメラ装置106において、同一の光学系からなる2つのカメラ102a、102bを配置して、各カメラ102にて計測対象物101からの光を撮影する場合を考える。
各カメラ102(102a、102b)は、計測対象物101の光像が入射するレンズ103(103a、103b)と、各レンズ103に入射した計測対象物101の光像(計測対象物像104:104a、104b)を撮像する2次元センサ105(105a、105b)と、を備えている。
カメラ102aのレンズ103aを通して得た計測対象物像104aと、カメラ102bのレンズ103bを通して得た計測対象物像104bとは、計測対象物101上の同一点が視差Δだけずれて2次元センサ105a、105b(図16)に夫々至り、複数の受光素子(画素)で受光され、電気信号に変換される。
ここでレンズ103a、103bの光軸間の距離は基線長と呼ばれる。基線長をDとし、レンズ103と計測対象物101との距離をA、レンズ103の焦点距離をfとしたとき、A≫fであるときには次式が成り立つ。
A=Df/Δ ・・・式(1)
図15に示すように、基線長D、およびレンズの焦点距離fは既知であるから、視差Δを検出すれば、式(1)より計測対象物101までの距離Aを算出することができる。
上記の方法において、距離Aを高精度に検出するためには視差Δを高精度に検出する必要がある。特に視差が発生する方向(図16のY方向)にレンズ103がずれる「並進ずれ」が発生すると、並進ずれはそのまま視差Δの誤差として表れ、正確な距離を算出できない。一般的に、視差は1画素以下の精度で検出する必要があるため、数μm以下の精度で視差を検出しなければならない。しかし、例えば図15においてレンズ103aが数μmの並進ずれを生じると、これがそのまま視差Δの誤差となり、正確な距離を算出できない。
特許文献1、特許文献2には、ステレオカメラに位置ずれが発生した場合でも補正を施すことで上記の問題を解消する技術が開示されている。
特許文献1には、ステレオ画像に幾何学的な変換を施すことによって、ステレオカメラの位置ずれを補正する技術が開示されている。位置ずれを調整する場合、補正値検出装置を画像補正装置に接続する。そして、補正専用の調整用パターンを撮像することにより得られたステレオ画像の画角差、回転ずれまたは並進ずれを算出し、算出した値に応じたアフィン変換のパラメータ(画像変換値)を画像補正装置に設定する。このようにして設定されたアフィンパラメータに基づいて画像にアフィン変換を施すことで、ステレオカメラの水平ずれを含む位置ずれを画像処理によって等価的に補正している。
特許文献2には、ステレオカメラの位置ずれをリアルタイムに補正する技術が開示されている。ステレオカメラに映る撮影画像から左右の車線を検出し、距離方向に延びる直線であることを判断して、近似直線の交点から画像の消失点を算出する。この消失点にもとづいて画像を補正することで、正確な距離測定を行うことができる。
しかしながら特許文献1に記載されている装置は、画像補正装置に接続したり、専用の調整用パターンを撮像する必要があるため、リアルタイムに距離を補正することはできない。また、特許文献2においては、画像の消失点を算出することで、リアルタイムに距離を補正することができる。しかし、画像の消失点を得ることができない場合には、距離を補正することができないという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、ステレオカメラの位置ずれが発生した場合でもリアルタイムに測距値を補正できる新規な測距装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、対象物に向けて平行な複数のビームを出射する照射装置と、前記対象物にて夫々反射した前記複数のビームによるスポット光を結像させる複数の撮像レンズと、前記各撮像レンズにより結像された前記各スポット光を含む前記対象物に係る複数の画像を撮像する複数の撮像手段と、前記各画像間の視差情報に基づいて前記対象物までの距離を算出する測距手段と、前記各撮像手段の少なくとも一つの撮像手段上における前記各スポット光の結像位置の間隔から求まる前記対象物までの距離に基づいて、前記測距手段が算出した前記対象物までの距離を補正する距離補正手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明では、ビーム間隔が一定に保たれた複数の平行ビームを対象物に照射する。対象物の表面に形成されたスポット光を撮像手段により撮像して、撮像手段上のスポット光の間隔を算出することで、ビームが照射されている対象物までの距離がわかる。合わせて、複数の画像間の視差情報から、対象物までの距離を算出する。スポット光の間隔から得られた距離を利用して、画像間の視差情報から算出した対象物までの距離を補正することで、リアルタイムな補正が可能となる。
本発明の第一の実施形態に係る測距装置を示した模式図である。 図1に示す測距装置の構成図である。 レーザ照射装置から照射される平行ビームと、ステレオカメラにて撮像される画像の関係を説明するための図である。 ステレオカメラからの距離と、2つのスポット間隔の画素数との関係を示すグラフ図である。 三角測量の原理を利用した測距方法を説明する図である。 対象物までの距離Aと撮像素子上における視差量(pixel)との関係を示したグラフ図である。 並進ずれの補正方法の一例について説明するための図である。 本発明の第二の実施形態に係る測距装置に適用されるレーザ照射装置の模式図である。 本発明の第三の実施形態に係る測距装置に適用されるレーザ照射装置の模式図である。 第三の実施形態の変形例を示すレーザ照射装置の模式図である。 (a)、(b)は、図10に示したレーザ照射装置の動作を説明するための図である。 偏光回転素子による偏光の回転量と、光分割素子から出射するビーム及び0次光の光強度との関係を示す図である。 (a)〜(c)は、撮像範囲と撮像範囲内にある障害物との関係を示した図である。 本発明の測距装置における処理の一例を示したフロー図である。 三角測量の原理を利用した測距方法の原理を説明する図である。 三角測量の原理を利用した測距方法の原理を説明する図である。
以下、本発明を図に示した実施形態を用いて詳細に説明する。但し、この実施形態に記載される構成要素、種類、組み合わせ、形状、その相対配置などは特定的な記載がない限り、この発明の範囲をそれのみに限定する主旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
〈第一の実施形態〉
本発明の第一の実施形態に係る測距装置について説明する。図1は、本発明の第一の実施形態に係る測距装置を示した模式図である。図2は、図1に示す測距装置の構成図である。本実施形態に係る測距装置は、対象物に形成された複数のスポット光から対象物までの距離(補正基準値)を算出し、補正基準値を利用して、視差画像に基づいて算出した対象物までの距離(測距値)を補正する点に特徴がある。
測距装置1は、図1、及び図2に示すように、互いに視差のある2つの対象物画像を撮像するステレオカメラ10と、対象物41に向けて所定の間隔Lだけ隔てた平行な2本のビーム24(24a、24b)を出射するレーザ照射装置20(照射装置)と、ステレオカメラ10にて撮像された画像から対象物41までの距離(測距値)を算出する測距手段31を有する制御部30と、を備えている。
ステレオカメラ10は、対象物41にて夫々反射した複数のビーム24による複数のスポット光25(25a、25b)を含む対象物41の光像を結像させる複数のレンズ12(12a、12b:撮像レンズ)と、各レンズ12により結像された各スポット光25を含む対象物41に係る複数の画像を撮像する複数の撮像素子13(13a、13b:撮像手段)と、を備えている。なお、撮像素子13は、CCDやCMOS等の2次元センサである。
制御部30は、各撮像素子13にて撮像された2つの画像間の視差情報に基づいて対象物41までの距離を算出する測距手段31と、各撮像素子13の少なくとも一つの撮像素子13a上における各スポット光25の結像位置の間隔から求まる対象物41までの距離(補正基準値)に基づいて、測距手段31が算出した対象物41までの距離(測距値)を補正する距離補正手段32と、レーザ照射装置20を制御する照射制御手段33と、を備えている。照射制御手段33は、後述する半導体レーザ21のオンオフを制御する手段としても機能する。
レーザ照射装置20は、レーザ光(照明光)を出射する半導体レーザ21(光源)と、半導体レーザ21から出射された光を平行光に変換するカップリングレンズ22と、平行光の一部を透過させ、一部を反射させる光量分割面23A(ハーフミラー)、及び光量分割面23Aを透過した平行光を全反射させる全反射面23Bを備えた光分割素子23と、を備えている。光量分割面23Aと全反射面23Bにて反射した平行光は、間隔Lの互いに平行なビーム24(24a、24b)として出射される。
ステレオカメラ10は、角度αの水平画角を有しており(図3参照)、2つのビーム24は、ステレオカメラ10の撮像画角内に入るように、その出射方向が調整されている。
本発明の原理について、図3を参照しながら説明する。図3は、レーザ照射装置から照射される平行ビームと、ステレオカメラにて撮像される画像の関係を説明するための図である。
ステレオカメラ10の水平画角αとレーザ照射装置20から出射される複数の平行なビーム24によって形成されるスポット光25との関係を図2に基づいて説明する。ステレオカメラ10からの距離がA1の位置では、ステレオカメラ10の水平方向(図2のY方向)の撮影範囲B1は以下の式で表される。
B1=2×A1×tan(α/2) ・・・式(2)
ステレオカメラ10からの距離がA1の位置にある対象物41(平面)に向けて平行ビーム24を照射した時、対象物41には、各ビームに対応した複数のスポット光25が形成される。平行ビーム24の間隔L、ステレオカメラの撮像素子の画素数をVGA(640×480画素)とすると、撮像素子上に結像するスポット光25の間隔C1(画素数)は以下の式で表される。
C1=(L/B1)×640(画素)
=(L/2×A1tan(α/2))×640(画素) ・・・式(3)
同様にステレオカメラ10からの距離がA2、A3と変わっていくと、撮像素子上での平行ビーム24の間隔C2、C3は以下のように変わる。
C2=(L/2×A2tan(α/2))×640(画素) ・・・式(4)
C3=(L/2×A3tan(α/2))×640(画素) ・・・式(5)
式(1)〜(3)に示すように、間隔Cと距離Aとの間には反比例の関係がある。仮に、ステレオカメラ10の水平画角α=50度、平行ビーム24の間隔L=20mmであるとき、ステレオカメラ10からの距離Aと撮像素子13上で検出されるスポット光25の間隔C(画素数)をグラフ化すると図4のように表される。図4は、ステレオカメラからの距離と、2つのスポット間隔の画素数との関係を示すグラフ図である。なお、図4では距離Aを横軸、間隔Cを縦軸に取っている。
図4からわかるように撮像素子上でのスポット光25の間隔(画素数)を検出できれば、ステレオカメラ10から対象物41までの距離Aが一意的に決まる。特にこの条件下では距離Aが200mm以下の時は感度が高く、距離Aが少し変化しただけも撮像素子上でのスポット光25の間隔(画素数)は大きく変化する。逆に言えば、撮像素子上でのスポット光25の間隔(画素数)を検出する時に多少の誤差があっても距離Aは精度良く検出できることになる。
このようにあらかじめビーム間隔L、ステレオカメラの水平画角α、撮像素子13の画素数がわかっていれば、撮像素子上に映ったスポット光の間隔(画素数)から精度良く距離を求めることができる。従って平行ビーム24の間隔から求めた距離を参照すれば、ステレオカメラで位置ずれが発生した場合でもリアルタイムに精度良く補正することができる。
ここでステレオカメラに発生する位置ずれ(特にY方向の並進ずれ)によってどのように測距の誤差が発生するかについて説明する。
図5は、「ステレオ測距」で用いられる三角測量の原理を利用した測距方法を説明する図である。ステレオカメラ10は、複数の単眼のカメラ11(11a、11b)を含んで構成されており、各カメラ11は、対象物41の光像が入射する複数のレンズ12(12a、12b)と、各レンズ12により結像された対象物41に係る複数の画像を撮像する複数の撮像素子13(13a、13b:撮像手段)と、を備えている。
レンズ12a、12bの焦点距離をf、2つのレンズ12a、12bの光軸間間隔(基線長)をD、対象物41までの距離Aとすると、得られる視差Δは
Δ=Df/A ・・・式(6)
と表される。一例として、基線長D=5mm、焦点距離f=1.6mm、距離A=200mmとすると、視差Δ=0.04mmとなる。撮像素子13a、13bの1画素のサイズを2μmとすると、20画素(=0.04mm/2μm)相当の視差が発生することになる。図6は、対象物までの距離Aと撮像素子上における視差量(pixel)との関係を示したグラフ図である。基線長D=5mm、焦点距離f=1.6mm、1画素のサイズが2μmであるときの、距離Aと視差Δとの関係を示している。このように、測距手段31は、視差Δを検出して距離Aを求める。
上記構成のステレオカメラ10において、図4に示すように、一方のレンズ12bが+Y方向に2μmずれたとする。このとき、視差は0.042mmとなり、21画素(=0.042mm/2μm)相当の視差が発生することになる。距離Aは式(1)で示したように「A=Df/Δ」で表されるため、視差Δが0.042mmの場合、測距手段31は距離A=190.5mmと算出する。
このようにステレオカメラの一方のレンズのわずかな並進ずれによって、測距手段31は、200mmの距離を190.5mmと算出し、約5%もの誤差を発生させてしまう。例えば、製造工場の検査工程において、レンズのずれが発生したことに気が付かないまま測距装置を使って検査を続けた場合、誤った検査値を出力して「不良品」を多数発生させてしまうことになる。この「不良品」の中には、真の不良品と、測距装置のレンズのずれが原因で発生した測距ミスにより不良品と判断された正常品と、が混在する可能性がある。このような場合には、もはや真の不良品と、不良品と判断された正常品と、を区別することは困難である。従って、ステレオカメラの出力値はリアルタイムに補正することが望ましい。
先に述べたように少なくとも1つの撮像素子13上での複数の平行ビーム24の間隔(画素数)を検出できれば、対象物41までの距離Aを求めることができる。この方式はステレオカメラ10のように2つのカメラ11を用いて距離を検出する方法ではないため、どちらか一方のカメラ11のレンズ12が図中Y軸方向にずれた場合でも、算出される距離に影響を与えない。つまり、一方のレンズ12がY軸方向にずれたとしても、複数の平行なビーム24の間隔は、対象物41までの距離に応じた間隔を保って結像するため、平行ビーム24の間隔を検出することにより得られるレンズ12と対象物41との距離を、測距値を補正するための補正基準値とすることができる。
平行ビームの間隔を検出することにより得られるレンズと対象物との距離を利用して、測距値を補正する方法について図7に基づいて説明する。図7は、本発明において使用する並進ずれの補正方法の一例について説明するための図である。
レンズ12の基線長D、スポット光25の間隔を検出することにより得られたレンズ12と対象物41との距離A′(補正基準値)、レンズ12の焦点距離f、レンズ12の並進ずれが発生していない場合に観察される視差Δ、レンズ12(12a)のY方向の並進ずれp、レンズ12aが並進ずれを起こしたときに観察される視差Δ′とする。
仮に、ステレオカメラ10の基線長が(D+p)である場合に、視差Δ″を観測して、レンズ12と対象物41との距離Aが求められる場合は、以下の式(7)が成り立つ。
A′=(D+p)f/Δ″ ・・・式(7)
ここで、A′≫f、D≫pである場合には、Δ≒Δ″と書ける。また、並進ずれpが発生した場合に、撮像素子13上で観察される視差Δ′は並進ずれpを含むから、「Δ=Δ′−p」と表すことができる。従って、式(7)を変形すれば、
A′=(D+p)f/(Δ′−p) ・・・式(8)
これをpについて解くと、
p=(A′Δ′−fD)/(f+A′) ・・・式(9)
従って、式(9)から得られた並進ずれpと観察される視差Δ′を用いて、以下の式(10)により正確な距離Aを求めることができる。
A=Df/(Δ′−p) ・・・式(10)
以上のように、本実施形態においては、複数の平行ビーム24が照射された対象物41の画像をステレオカメラ10で撮像する。得られた複数の画像から、測距手段31が視差に基づいて対象物41までの距離(測距値)を算出する。また、得られた画像の何れかから距離補正手段32が、撮像素子上のスポット光25の間隔に基づいて対象物41までの距離(補正基準値)を算出する。距離補正手段32が、得られた測距値と補正基準値とをリアルタイムで比較する。測距値と補正基準値との差異が所定のしきい値を越えて大きくなった場合に、距離補正手段32は補正基準値を正しい値とみなして、式(9)により並進ずれ量を求め、さらに式(10)により観察された視差から並進ずれ量を減算することにより補正した測距値を出力する。このようにすることで、ステレオカメラから得られる距離を常に正確に保つことができる。
このように、ステレオカメラで撮影した画像から、複数の平行ビームに基づくスポット光の間隔が撮像素子上で何画素分に相当するかを算出することで、対象物までの距離がわかる。これは2つのカメラで撮影した画像の視差から距離を求めているのではないため、ステレオカメラの位置ずれ(特にY方向の並進ずれ)によって影響を受けることは無い。そのため、視差から求めた距離とビーム間隔から求めた距離を比較することでステレオカメラの位置ずれによって生じている誤差を認識することができる。
また、平行ビームが照射された状態で撮像した対象物に係る複数の画像から視差に基づいて測距値を求める。また、撮像された画像のひとつを利用して、平行ビームに基づいて対象物までの距離を算出する。このように、一度の撮影で測距値と補正基準値を並行して算出できる。従って、リアルタイムに測距値を補正することができる。
〈第二の実施形態〉
本発明の第二の実施形態に係る測距装置について、図8に基づいて説明する。図8は、本発明の第二の実施形態に係る測距装置に適用されるレーザ照射装置の模式図である。本実施形態におけるレーザ照射装置は、測距値の補正をするための平行ビームを照射するだけではなく、対象物にパターン光を照射する点に特徴がある。以下、第一の実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
上述の通り、ステレオカメラによる測距(ステレオ測距)においては、ウィンドウマッチングにより視差を算出して距離を求める。そのため一対の撮像画像において「対応点」を探し出す必要がある。しかしながら、対象物の表面が一様で輝度値に変化の生じ難い場合は「対応点」を見つけることができないため、視差を求めることができず距離を求めることができない。そのため、本実施形態においは、輝度値に変化の生じ難い対象物までの距離を測距可能にするために、所定のパターン光を照射する。
図8に示すように、レーザ照射装置50は、カップリングレンズ22を透過した平行光を3分割する光分割素子51と、分割された光の1つの光路上に配置されて回折パターン光を生成する回折光学素子52と、を備えている。
光分割素子51は、入射した平行光の一部を透過させ、一部を反射させる2つの光量分割面23A、23Cと、光量分割面23Cを透過した平行光を全反射させる全反射面23Bと、を有している。光量分割面としては、金などの金属板の入射面に所定の間隔で微小な開口部を多数設け、入射面の開口部と遮蔽部分との面積比によって透過率を変化させたポルカドットを用いることができる。
回折光学素子52は、光量分割面23Aと全反射面23Bとの間に配置された光量分割面23Cによって反射した平行光(ビーム24c)の光路上に配置されている。
レーザ照射装置50では、半導体レーザ21から波長λのレーザ光が出射され、カップリングレンズ22により平行光となる。平行光は光分割素子51により3つの平行なビーム24a、24b、24cに分割される。3つのビームのうちの1つであるビーム24cの光路中に回折光学素子52を配置する。回折光学素子52に入射したビーム24cは所定のパターン光53となって対象物に照射される。回折光学素子52を通過しないビーム24a、24cはそのまま対象物に照射されスポット光25(25a、25b)となる。
以上のように本実施形態においては、複数の平行ビームのうちの一つのビームの光路中に回折光学素子を配置した。回折光学素子に入射したビームは所定のパターンを有するビーム(パターン光)に変換されて対象物へと照射される。輝度値に変化の生じにくい対象物の表面にパターン光により模様を形成すると、対象物の表面に輝度値の変化が生じ、ステレオカメラを用いて測距することが可能となる。
従って、本実施形態によれば、撮像素子上に映った平行ビームに基づくスポット光の間隔からリアルタイムに精度良く距離を補正すると同時に、輝度値に変化の生じにくい対象物までの距離も測距可能となる。
〈第三の実施形態〉
本発明の第三の実施形態に係る測距装置について図9に基づいて説明する。図9は、本発明の第三の実施形態に係る測距装置に適用されるレーザ照射装置の模式図である。本実施形態におけるレーザ照射装置は、光分割素子によって2分割された光を用いて、距離補正用のデータを得るための平行ビームと、パターン光とを対象物に照射する点に特徴がある。以下、第一及び第二の実施形態と同一の構成には同一の符号を付してその説明を省略する。
図9に示すレーザ照射装置60を構成する光分割素子23は、カップリングレンズ22を透過した平行光を、2本の平行なビーム24a、24bとして出射する。一方のビーム24bの光路上には、回折光学素子52が配置されている。回折光学素子52は、ビーム24bを回折させたパターン光53を生成し、対象物41に向けて照射する。なお、回折光学素子52を通過しないビーム24aは、そのまま対象物41に照射される。
ビーム24bは、回折光学素子52にて回折することで所定のパターン光53となる。このとき、回折光学素子52に入射したビーム24bは、必ずしも100%回折するわけではなく、一部の光は回折せずに回折光学素子52を素通り(透過)する。この光は一般的に0次光(0次回折光)と呼ばれ、回折光学素子52が存在しない場合と同じ振る舞いをする。つまり、ビーム24aと0次光54は、互いに平行なビームであり、対象物41にスポット光25a、25cを形成する。従って、2つのスポット光25の撮像素子13における結像間隔を取得することで、対象物41までの距離を算出することができる。
ここで、ビーム24aと0次光54は、適切且つ互いに同等の光強度を有していることが望ましい。その理由は、ビーム24aと0次光54の光強度がパターン光53よりも強いと、パターン光53がスポット光25により打ち消されてしまい、パターン光53による測距が正確にできなくなるためである。逆に、ビーム24aと0次光54の強度がパターン光53よりも弱いと、スポット光25がパターン光53によって打ち消されてしまい、正確な距離補正ができなくなるためである。
上記問題を解決するレーザ照射装置の一例について図10に基づいて説明する。図10は、本実施形態の変形例を示すレーザ照射装置の模式図である。図示するように、レーザ照射装置70は、カップリングレンズ22を透過した平行光の偏光方向を回転させる偏光回転素子71と、偏光回転素子71を透過した偏光光を2分割する光分割素子72と、を備えている。光分割素子72は、入射する光の偏光方向により反射率が異なる偏光膜72Aと、偏光膜72Aを透過した光を反射させる全反射面72Bと、を備えている。
以下、ビーム24aと0次光54の強度を等しくする原理(方法)について、図11、及び図12に基づいて説明する。図11(a)、(b)は、図10に示したレーザ照射装置の動作を説明するための図である。図12は、偏光回転素子による偏光の回転量と、光分割素子から出射するビーム及び0次光の光強度との関係を示す図である。
半導体レーザ21から出射される光は一般的に直線偏光である。以下、半導体レーザ21がS偏光の光を出射する場合の例により説明する。また、光分割素子72の偏光膜72Aは、S偏光を100%反射、P偏光を100%透過させる性質を持つものとする。
まず、偏光回転素子71が、入射したS偏光をそのまま透過させる場合を考える。図11(a)に示すように、半導体レーザ21から出射されたS偏光の光は、カップリングレンズ22により平行光となる。平行光は偏光回転素子71をS偏光のまま透過した後、光分割素子72に入射する。偏光膜72Aは、S偏光を100%反射するため、光分割素子72に入射した平行光は偏光膜72Aで100%反射してビーム24aとなる。なお、平行光は偏光膜72Aで100%反射するため、回折光学素子52には入射せず、0次光54およびパターン光53は発生しない。
次に偏光回転素子71を用いて、半導体レーザ21から出射された直線偏光の偏光方向を90°回転させることを考える。図11(b)に示すように、半導体レーザ21から出射されたS偏光はカップリングレンズ22により平行光となる。平行光は偏光回転素子71によってS偏光からP偏光に変換される。P偏光となった光は光分割素子72に入射する。偏光膜72AはP偏光を100%透過させるため、光分割素子72に入射した平行光は偏光膜72Aを100%透過する。さらに平行光は、全反射面72Bで100%反射して回折光学素子52に入射する。回折光学素子52に入射した光は0次光54およびパターン光53となって出射される。
このように、光分割素子72に入射する光がS偏光の時は、ビーム24aの光強度が強く、P偏光の時はビーム24bの光強度が強くなる。
ところで、光分割素子72に入射する光の偏光方向を、偏光回転素子71によってS偏光からP偏光へと回転させていくときの光強度の関係は図10のようになる。全反射面72Bにて反射したビーム24bの光強度が強くなるにつれて、0次光54も光強度が強くなる。図示するように、ビーム24aと0次光54の光強度が等しくなるのは、S偏光とP偏光の中間(45°方向)よりややP偏光に近い時であることがわかる。
そこで、本発明においては、照射制御手段33(図10)によって、ビーム24aと0次光54の光強度が等しくなるように、偏光回転素子71を制御することによって、偏光方向を調整する。
例えば偏光回転素子71として1/2波長板を用いれば、1/2波長板を駆動源により機械的に回転させることで、偏光方向を回転させることができる。1/2波長板を回転させてS偏光とP偏光の中間(45°方向)よりややP偏光に近い状態になるようにすれば、ビーム24aの光強度と0次光54の光強度を等しくすることができる。
なお、回折光学素子52に入射するビーム24bのうち、何パーセントを0次光54として出射するかは、回折光学素子52の溝の形状や深さで調整して設計することが可能である。従って、偏光回転素子71の回転方向の調整と、回折光学素子52の溝形状や深さの加工により、ビーム24bと0次光54の光強度を最適かつ等しくなるように設定することが可能である。
以上説明したように、本実施形態においては、複数の平行ビームのうちの一つのビームの光路中に回折光学素子を配置する。回折光学素子は、入射したビームを所定のパターン光に変換する。このとき、回折光学素子によって回折されずにそのまま回折光学素子を透過してしまう光(0次光)が発生する。0次光と他のビームとは、間隔が一定の互いに平行なビームであるため、0次光とビームが対象物の表面に形成したスポット光を撮影することにより、補正基準値を求めることができる。また、回折パターン光と0次光(に基づくビーム)を生成するビームを共通化できるので、レーザ照射装置の小型化と低コスト化を図ることができる。
〈補正タイミングについて〉
第一乃至第三の実施形態にて説明した平行ビームを利用した測距値の補正タイミングについて、図13に基づいて説明する。図13(a)〜(c)は、撮像範囲と撮像範囲内にある障害物との関係を示した図である。
測距値の補正を行う際には、ステレオカメラ10による撮像範囲の全体が、ステレオカメラ10から等距離にある平面であることが望ましい(図13(a))。このような場合は、撮像範囲の全体においてステレオカメラ10からの距離が一様となり、ステレオカメラ10から2つのスポット光25までの距離が必ず同一となる。従って、平行ビーム24による2つのスポット光25から、補正基準とする距離を正確に求めることができる。
上記実施形態に示した測距装置は、何れもステレオカメラを備えているため、ステレオカメラによって撮影画面全面の距離を得ることができる。これにより画面内の遠近分布がわかり、撮影画面全面が平面であるか否か(撮影画面内の障害物の有無)を検知することができる。障害物が無く画面全面が同一の平面となっている時に、対象物に複数の平行ビームを照射して、対象物の表面に形成されたスポット光を撮影することで、正確な補正基準値を得ることができる。
一方、ステレオカメラ10の撮像範囲内に凹凸がある場合を考える。図13(b)に示すように、対象物41上には障害物43が存在する。このとき、ステレオカメラ10から障害物43までの距離はA1であるが、ステレオカメラ10から対象物41までの距離はA2である。
仮に、スポット光25aが障害物43上に形成され、スポット光25bが対象物41上に形成された場合、スポット光25aはスポット光25bに比べて、撮像素子13上で端部寄りに結像する(図3参照)。これは、これは同じ大きさの物体であっても、手前にある方が大きく写るというカメラの原理によって引き起こされる。このような場合、撮像素子13上で結像したスポット光25の間隔(画素数)と、ステレオカメラ10からスポット光までの距離との相関関係を利用して補正基準値を求めることができない。そのため、正確な補正ができなくなる。従って、複数の平行ビーム24を撮影するときには、少なくとも平行ビームを照射した面が、ステレオカメラから同一の距離にある平面である必要がある。
図13(c)は、ステレオカメラ10の撮像範囲内に凹凸が存在するが、2つのスポット光が同一平面にある場合を示している。このように、複数の平行ビームが並ぶ方向(図13ではY方向)に障害物が無い場合に撮影することが有効である。特に、複数の平行ビームが照射された部分だけではなく、Y方向の撮影画面全体に障害物が無ければ、正確な補正基準値を取得し、測距値を正確に補正することが可能である。
従って、例えば製造工場の検査ラインに設けられた測距装置の出力を補正する場合は、図中上方向に流れるサンプルとサンプル(障害物43)の隙間のベルトコンベア(対象物41)上に平行ビーム24を照射して、スポット光25を撮影して補正基準値を得れば良い。このような方法であれば、ほぼリアルタイムに補正することができる。特に、サンプルがベルトコンベア上を一定の間隔で流れる場合は、ベルトコンベアが露出するタイミングに合わせてスポット光を撮影すれば良い。
また、例えば複数のスポット光25が同一平面上にあることを確認するには、2つのスポット光25までの距離を夫々視差画像に基づいて算出し、ステレオカメラ10からの距離が同一であることを確認すればよい。各スポット光25の部分だけではなく、2つのスポット光25を含む所定の範囲内、又は画面全体についてステレオカメラ10からの距離が同一であることを確認しても良い。後者の場合は、より正確に測距値を補正できる。
なお、カメラ11に並進ずれが発生した場合であっても、同一平面上にある物体については同一の視差を生ずる。そのため、撮像範囲のうちの所望の部分が同一平面上にあることを確認することは可能である。
本発明の測距値補正方法の処理フローの一例について説明する。図14は、本発明の測距装置における処理の一例を示したフロー図である。この例は、補正基準値を得るに相応しい平面にスポット光が照射されているか否かを判断して、測距値を補正するものである。
まず、照射制御手段33が半導体レーザ21をオンして、レーザ照射装置20から平行ビーム24を出射する(ステップS1)。すると、スポット光25が、ステレオカメラ10の撮像範囲内にある対象物41又は障害物43上に形成される。ステレオカメラ10の2つのカメラ11によって夫々スポット光25を含む画像を撮像する。2つの視差画像から、測距手段31が2つのスポット光25までの距離(測距値)をそれぞれ算出する(ステップS2)。
距離補正手段32は、ステレオカメラ10と2つのスポット光25までの距離を比較する。比較の結果、スポット光25aまでの距離と、スポット光25bまでの距離が異なる場合(ステップS3にてNo:図13(b)参照)、2つのスポット光25が同一平面上に形成されていないと判断する。この場合は正確な補正基準値を得られず、測距値の補正ができないため、ステップS2に戻って再度2つのスポット光25までの距離を算出する。
2つのスポット光25までの距離が同一である場合(ステップS3にてYes:図13(a)又は(c)参照)、距離補正手段32は、一方の撮像素子13上に結像したスポット光25の間隔(画素数)に基づいて、対象物41までの距離を算出する(ステップS4)。
距離補正手段32は、スポット光25の間隔(画素数)に基づいて算出した距離(補正基準値)と、測距手段31が算出した測距値と、を比較し、両者の差が所定のしきい値内に収まっているかを判断する(ステップS5)。両者の差がしきい値内に収まっている場合(ステップS5にてNo)は、ステレオカメラ10のレンズ12に並進ずれが発生していないため、測距値を補正する必要がないと判断して、フローを抜ける。
両者の差がしきい値内に収まっていない場合(ステップS5にてYes)は、ステレオカメラ10のレンズ12に並進ずれが発生しているため、測距値を補正する必要あると判断する。そこで、距離補正手段32は、式(9)からレンズの並進ずれ量pを算出して、測距値の補正式として式(10)を設定する(ステップS6)。以降は、2つのカメラ11から得られた視差量から、測距値を式(10)により算出する。
以上のように本実施形態によれば、ビームが同一平面上に照射されていることを確認してから測距値を補正するので、正確な補正が可能となる。特に、ステレオカメラから得られた視差情報を用いて、ビームが同一平面上に照射されていることを確認すれば、適切なタイミングで自動的に測距値を補正できる。
以上述べてきたステレオカメラとレーザ照射装置を有する測距装置は、レーザ照射装置から照射されたビームの間隔を求めることでリアルタイムに距離を補正することができる。従って、製造工場の検査ラインで測距装置を使用しているときに、常に正確な測距値を算出することができる。これにより、検査ラインを止めて定期的な検査や補正を行う必要が無く、生産性を向上させ、かつ正確な検査を実現できる。
1…測距装置、10…ステレオカメラ、11…カメラ、12…レンズ、13…撮像素子、20…レーザ照射装置、21…半導体レーザ、22…カップリングレンズ、23…光分割素子、23A…光量分割面、23B…全反射面、23C…光量分割面、24…ビーム、25…スポット光、30…制御部、31…測距手段、32…距離補正手段、33…照射制御手段、41…照射面、41…対象物、43…障害物、50…レーザ照射装置、51…光分割素子、52…回折光学素子、53…パターン光、54…0次光、60…レーザ照射装置、70…レーザ照射装置、71…偏光回転素子、72…光分割素子、72A…偏光膜、72B…全反射面、101…計測対象物、102…カメラ、103…レンズ、104…計測対象物像、105…2次元センサ、106…ステレオカメラ装置
特許第3792832号 特許第4573977号

Claims (3)

  1. 対象物に向けて平行な複数のビームを出射する照射装置と、
    前記対象物にて夫々反射した前記複数のビームによるスポット光を結像させる複数の撮像レンズと、
    前記各撮像レンズにより結像された前記各スポット光を含む前記対象物に係る複数の画像を撮像する複数の撮像手段と、
    前記各画像間の視差情報に基づいて前記対象物までの距離を算出する測距手段と、
    前記各撮像手段の少なくとも一つの撮像手段上における前記各スポット光の結像位置の間隔から求まる前記対象物までの距離に基づいて、前記測距手段が算出した前記対象物までの距離を補正する距離補正手段と、
    を備えたことを特徴とする測距装置。
  2. 前記複数のビームのうちの少なくとも一つのビームの光路中に、前記ビームを回折した回折パターン光を生成する回折光学素子を配置したことを特徴とする請求項1に記載の測距装置。
  3. 前記複数のスポット光の少なくとも一つが、前記回折パターン光に含まれる0次回折光であることを特徴とする請求項2に記載の測距装置。
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