JP2014008788A - 入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法 - Google Patents

入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2014008788A
JP2014008788A JP2012144258A JP2012144258A JP2014008788A JP 2014008788 A JP2014008788 A JP 2014008788A JP 2012144258 A JP2012144258 A JP 2012144258A JP 2012144258 A JP2012144258 A JP 2012144258A JP 2014008788 A JP2014008788 A JP 2014008788A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driver
light source
incident light
eyes
transmittance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012144258A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5919110B2 (ja
Inventor
Takakatsu Kanetani
崇功 金谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Corp filed Critical Kyocera Corp
Priority to JP2012144258A priority Critical patent/JP5919110B2/ja
Publication of JP2014008788A publication Critical patent/JP2014008788A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5919110B2 publication Critical patent/JP5919110B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)

Abstract

【課題】車両の夜間走行時においても、運転者の目に光源から入射される光に対し、防眩することができる。
【解決手段】本発明に係る入射解析装置は、運転者の目の位置を検出する第1の検出手段400と、車外からの入射光の光源の位置を検出する第2の検出手段300と、前記第1の検出手段400により検出した前記運転者の目の位置、および、前記第2の検出手段300により検出した前記光源の位置に基づいて、前記光源から前記運転者の目に入射する入射光が車窓を通過する通過位置を算出する演算手段500とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法に関するものである。
車両を運転中に運転者が眩しい光を受けると、運転者が目を閉じる、または、目や顔を逸らすという行動につながって、車両を安全に運転することが困難になるおそれがある。
眩しさを防ぐため(防眩のため)、従来、車両には運転席の前方上部にサンバイザーが設けられている。直射日光が当たる場合などは、運転者は、サンバイザーの位置や角度を手で調整して直射日光が運転者の目に入射することを防ぐことができる。
しかしながら、サンバイザーはサイズが大きいため必要以上に視界を狭くしてしまうという欠点があり、また、車両走行中にサンバイザーの位置や角度を調整することは危険でもある。
そこで、フロントガラスに、フロントガラスの一部を電気的に制御して遮光できる遮光部を備え、直射日光が運転者の目に入射することを自動的に防ぐ発明が知られている(例えば、特許文献1および2を参照)。
特許文献1に記載の防眩装置は、フロントガラスの内側上部に、電気的に制御して入射光を遮ることができるサンバイザーを備え、運転者の目に太陽の直射光が入射して眩しくなる場合に、サンバイザーの入射光が通過する部位を遮光する。太陽の直射光が入射する位置は、暦、時間情報、車両の傾き、および、検出した運転者の目の位置などから算出する。
特許文献2に記載の防眩装置も、フロントガラスの内側上部に、電気的に制御して入射光を遮ることができるサンバイザーを備え、運転者の目に太陽の直射光が入射して眩しくなる場合に、サンバイザーの入射光が通過する部位を遮光する。太陽の直射光が入射する位置は、暦、時間情報、GPS(Global Positioning System)により検出した車両の位置情報、車両の進行方向、および、検出した運転者の目の位置などから算出する。
特開2002−87060号公報 特開2002−331835号公報
上述の発明によれば、太陽光が運転者の目に入射する場合に、フロントガラスの一部を自動的に遮光して運転者が感じる眩しさを低減することができる。
しかしながら、運転者が眩しさを感じて防眩を必要とする光源は太陽光に限られるものではない。例えば、夜間走行時においては、先行車のテールランプや対向車のヘッドライトなどの光源からの入射光によって運転者が眩しさを感じ、その結果、車両の安全な運転が困難になるおそれがある。
夜間走行時における先行車のテールランプや対向車のヘッドライトからの入射光は、どの方向から入射されるかが不定であり、特許文献1または2のように太陽光のみを対象とする防眩装置によっては、先行車のテールランプや対向車のヘッドライトを光源とする入射光に対して防眩を行うことはできない。
したがって、かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、車両の夜間走行時においても、運転者の目に光源から入射される光に対し防眩を行うことができる入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法を提供することにある。
上記目的を達成する第1の観点に係る入射光解析装置の発明は、
運転者の目の位置を検出する第1の検出手段と、
車両の前方の光源の位置を検出する第2の検出手段と、
前記第1の検出手段により検出した前記運転者の目の位置、および、前記第2の検出手段により検出した前記光源の位置に基づいて、前記光源から前記運転者の目に入射する入射光が車窓を通過する通過位置を算出する演算手段と
を備える。
上記目的を達成する第2の観点に係る防眩制御装置の発明は、
第1の観点に係る入射光解析装置と、
前記車窓の複数のエリアについて、エリア毎に透過率を制御する透過率制御手段とを備え、
前記透過率制御手段は、前記演算手段によって算出した前記通過位置に基づいて、透過率を制御するエリアを決定する。
第3の観点に係る発明は、第2の観点に係る防眩制御装置であって、
前記第2の検出手段は、前記入射光の輝度を検出し、
前記透過率制御手段は、検出した前記入射光の輝度に基づいて、前記通過位置に基づいて決定した前記エリアの透過率を制御する。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
例えば、本発明を方法として実現させた第4の観点に係る入射光解析方法の発明は、
運転者の目の位置を検出する第1のステップと、
車両の前方の光源の位置を検出する第2のステップと、
前記第1のステップにより検出した前記運転者の目の位置、および、前記第2のステップにより検出した前記光源の位置に基づいて、前記光源から前記運転者の目に入射する入射光が車窓を通過する通過位置を算出するステップと
を備える。
本発明によれば、車両の夜間走行時においても、運転者の目に光源から入射される光に対し防眩を行うことができる入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る防眩制御装置全体の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態に係る防眩制御装置の概略構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るフロントガラスが複数のエリアに分割されている様子を示す図である。 本発明の一実施形態に係るフロントカメラの取得画像における輝度の例を示す図である。 運転者から見た先行車とフロントカメラから見た先行車とで見え方が異なる例を示す図である。 運転者の側面から見た座標の一例を示す図である。 運転者の上面から見た座標の一例を示す図である。 光源のz座標方向の距離を求める様子の一例を示す図である。 光源のy座標方向の距離を求める様子の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る防眩処理のフローチャートである。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る防眩制御装置全体の概略構成を示す図である。図1は、夜間などに車両を運転している運転者の目に、先行車のテールランプを光源とする光が入射している例を示している。車両は、フロントガラス100、フロントカメラ300、室内カメラ400および制御部500を備える。これらはバス接続されていて互いに通信可能となっている(バス接続は図示せず)。なお、フロントガラス100は、直接バスに接続されるのではなく、透過率制御部200(図示せず)などを介してバスに接続される。各装置の機能については、図2の説明において詳述する。
図2は、本発明の一実施形態に係る防眩制御装置の概略構成を示すブロック図である。防眩制御装置は、フロントガラス100、透過率制御部200、フロントカメラ300、室内カメラ400および制御部500を備える。透過率制御部200、フロントカメラ300、室内カメラ400および制御部500はバスに接続されており、バスを介して互いに通信可能である。フロントガラス100は、透過率制御部200を介してバスに接続しており、透過率制御部200によって、透過率を制御される。なお、図2の構成はあくまでも一例であり、例えば、フロントカメラ300がフロントガラス100を制御する制御部を備え、フロントガラス100がフロントカメラ300を介してバスに接続される構成としてもよい。
フロントガラス100は、図3に示すように複数のエリアに分割されており(例えば図3の例では4行10列)、エリア毎に独立に透過率を変更することが可能である。例えば、フロントガラス100のあるエリアの透過率を低減させると、当該エリアを通過する光は暗くなる。したがって、運転者が先行車のテールランプからの入射光を眩しいと感じる場合などは、フロントガラス100において当該テールランプからの入射光が通過するエリアの透過率を低減することにより防眩することが可能となる。
例えば、図3(a)のように、自車両と先行車との間の距離が遠い場合は、運転者はそれほど眩しさを感じないため透過率を低減する必要はない。図3(b)〜(d)のように、自車両と先行車との間の距離が近づいてきた場合は、図3(b)〜(d)において背景がグレーとなっているエリア、すなわち、光源であるテールランプを含むエリアの透過率を低減することにより防眩することができる。図3(b)に示す例においては、先行車の左右のテールランプについて、それぞれ、1つずつのエリアの透過率を低減している。図3(c)および図3(d)に示す例においては、さらに自車両と先行車との間の距離が近く、いずれも、先行車の左右のテールランプについて、それぞれ、2つずつのエリアの透過率を低減している。
なお、フロントガラス100は、フロントガラス100自体の透過率を変更できる構成であってもよいし、フロントガラス100に透過率を制御できるシートを貼り合わせたような構成であってもよい。
透過率制御部200は、制御部500からの指示を受けて、フロントガラス100の透過率をエリア毎に制御する。透過率制御部200は、フロントガラス100の各エリアの透過率を独立に制御することができ、任意の数のエリアの透過率を低減させることができる。
フロントカメラ300は、車両の前方の画像を取得する。フロントカメラ300が取得する画像は輝度情報を含んでおり、当該輝度情報を解析することにより、先行車のテールランプや対向車のヘッドライトなどのような運転者に眩しさを感じさせるおそれがある光源を検出することができる。
フロントカメラ300は、先行車のテールランプや対向車のヘッドライトなどの光源を検出する際に、取得した画像の輝度の絶対値により検出してもよいし、または、輝度の背景との差分や比率により検出してもよい。
また、フロントカメラ300は、取得した画像から、光源とフロントカメラ300との間の距離を検出することができる。フロントカメラ300は、例えば、取得した画像内における先行車の後輪の間隔から、先行車とフロントカメラ300との間の距離を検出することができる。なお、光源と車両との間の距離については、フロントカメラ300が取得した画像から検出するのではなく、専用の距離センサを用いて検出する構成としてもよい。
図4は、フロントカメラ300が取得した画像における輝度の例を示す図である。図4の横軸は、フロントカメラ300が取得した画像内のある行における位置を示し、縦軸は輝度を示す。図4(a)および図4(b)は、例えば先行車のテールランプを含む画像が取得された様子を示し、テールランプに相当する位置の輝度が大きくなっている。2箇所で輝度が大きくなっているのは、テールランプは2つあるからである。
図4(a)は、自車両と先行車との間の距離が近い場合の例であり、図4(b)は、自車両と先行車との間の距離が遠い場合の例である。図4(a)および図4(b)に示す例においては、図4(a)および図4(b)のいずれも、テールランプの位置において輝度が所定の閾値以上である。しかしながら、図4(a)の例では、輝度が所定の閾値以上の範囲が広いものの、図4(b)の例では、輝度が所定の閾値以上の範囲が狭い。
この場合、図4(a)の場合は運転者が眩しさを感じる可能性が高く、図4(b)の場合は運転者が眩しさを感じる可能性が低い。したがって、輝度が所定の閾値以上の範囲について、所定の範囲を定めておき、輝度が所定の閾値以上の範囲が所定の範囲以上である場合は、フロントガラス100の該当するエリアの透過率を低減させて防眩するという処理をすることができる。所定の範囲は、実験結果などに基づいて予め定めておくことができる。
室内カメラ400は、車両の車内に向けて設置され、取得した画像から運転者の目の位置を検出する。室内カメラ400は、例えば、従来知られている顔認識処理などの技術を用いて、取得した画像内における運転者の目の位置を検出することができる。なお、顔認識処理などのような運転者の目の位置を検出する処理は、室内カメラ400が制御部を内蔵して行ってもよいし、室内カメラ400から受け取った画像を基に制御部500が行ってもよい。
制御部500は、防眩制御装置内の各装置を始めとして、防眩制御装置の全体を管理および制御する。
制御部500は、フロントカメラ300が取得した車両前方の画像を受け取り、当該画像内に所定の閾値以上の座標があるか否かを判定する。ここで、所定の閾値は、輝度の絶対値、輝度の背景との差または輝度の背景との比率などから、適切に選択されているものとする。以後、単に「輝度」という場合は、輝度の絶対値、輝度の背景との差または輝度の背景との比率のいずれかを意味するものとする。
制御部500は、所定の閾値以上の輝度を有する座標がある場合は、さらに、所定の閾値以上の輝度を有する座標が存在する範囲が所定の範囲以上であるか否かを判定する。また、制御部500は、所定の閾値以上の輝度を有する座標がない場合は、運転者が眩しさを感じるような光源はないと判定して防眩処理を行わない。
制御部500は、所定の閾値以上の輝度を有する座標が存在する範囲が所定の範囲以上である場合は防眩処理を行う。また、制御部500は、所定の閾値以上の輝度を有する座標が存在する範囲が所定の範囲以上でない場合は、運転者が眩しさを感じるような光源はないと判定して防眩処理を行わない。
制御部500は、防眩処理が必要であると判定した場合、複数のエリアに分割されたフロントガラス100のエリアのうち、所定の輝度以上の座標を所定の範囲以上含むエリアに対し当該エリアの透過率を低減させるように透過率制御部200を制御する。
運転者の目の位置とフロントカメラ300の位置とは異なる。したがって、制御部500は、制御対象となるフロントガラス100のエリアを決定する際には、光源からフロントカメラ300に入射する光がフロントガラス100を通過する位置ではなく、光源から運転者の目に入射する光がフロントガラス100を通過する位置を算出する。
図5に、運転者から見た先行車とフロントカメラ300から見た先行車とで異なる見え方をすることの例を示す。図5の(a1)〜(a3)は、運転者の目から見た先行車の様子を示し、図5の(b1)〜(b3)は、フロントカメラ300から見た先行車の様子を示す。運転者の目の位置とフロントカメラ300の位置とは異なるため、光源から運転者の目に入射する光がフロントガラス100を通過する位置と、光源からフロントカメラ300に入射する光がフロントガラス100を通過する位置とは異なる。
図5は、フロントカメラ300が、運転者の目の位置に対して、左上側に設置されている場合の例を示している。したがって、運転者はフロントカメラ300よりも、右側かつ下側から先行車を見ることになるため、図5の(a1)〜(a3)における先行車の位置は、図5の(b1)〜(b3)における先行車の位置と比べて、若干、左側、かつ、上側に寄っている。
図6〜図9を参照して、制御部500が、先行車のテールランプ等の光源の位置、および、運転者の目の位置に基づいて、光源から運転者の目に入射する光がフロントガラス100を通過する位置を算出する方法を説明する。
図6は、運転者の側面から見た座標の一例を示す図である。図6に示すように、自車両に対して前方方向をx軸、自車両に対して高さ方向をz軸とする(y軸は、x軸およびz軸に対して垂直で、紙面手前から奥に向かう方向とするが、図6においては図示しない)。そして、図6に示すような位置関係、すなわち、フロントガラス100の下端が原点であり、フロントガラス100はx軸方向に対し角度がθであり、光源の座標は(k、m、n)であり、運転者の目の座標は(p、q、r)であるとする。光源から運転者の目に入射する光は、点A’においてフロントガラス100を通過し、光源からフロントカメラ300に入射する光は、点B’においてフロントガラス100を通過する。
ここにおいて、フロントガラス100のx軸方向に対する角度θは既知の値であり、光源の座標(k、m、n)はフロントカメラ300が取得する画像から得られる値であり、運転者の目の座標(p、q、r)は室内カメラ400が取得する画像から得られる値である。
制御部500は、上記の情報から、光源から運転者の目への入射光がフロントガラス100を通過する位置である点A’のx座標およびz座標を算出する。運転者の目の座標(p、q、r)と光源の座標(k、m、n)とを結ぶ直線の数式は、
Figure 2014008788
と表され、フロントガラス100は、直線として、
Figure 2014008788
と表される。制御部500は、数式1および数式2による直線の交点としてフロントガラス100上の通過点A’の座標を求め、
Figure 2014008788
Figure 2014008788
と算出する。
図7は、運転者の上面から見た座標の一例を示す図である。図7に示すように、自車両に対して前方方向をx軸、x軸および図6に示したz軸に対して垂直な方向をy軸とする。そして、図7に示すような位置関係、すなわち、フロントガラス100の下端がy軸上にあり、光源の座標は(k、m、n)であり、運転者の目の座標は(p、q、r)であるとする。光源から運転者の目に入射する光は、点A’においてフロントガラス100を通過し、光源からフロントカメラ300に入射する光は、点B’においてフロントガラス100を通過する。
ここにおいて、光源の座標(k、m、n)はフロントカメラ300が取得する画像から得られる値であり、運転者の目の座標(p、q、r)は室内カメラ400が取得する画像から得られる値である。
制御部500は、上記の情報から、光源から運転者の目への入射光がフロントガラス100を通過する点A’のy座標を算出する。運転者の目の座標(p、q、r)と光源の座標(k、m、n)とを結ぶ直線の数式は、
Figure 2014008788
と表される。光源から運転者の目への入射光がフロントガラス100を通過する点A’のx座標は、数式3によって算出されているため、これを数式5に代入すると、
Figure 2014008788
と点A’のy座標を算出することができる。
図8は、光源のz座標方向の距離を求める様子の一例を示す図である。図8に示すように、フロントカメラ300は、イメージャ310およびレンズ320を備える。イメージャ310は、画像を記録する素子を平面に並べたものである。図8に示すように、イメージャ310とレンズ320との間の焦点距離をfとし、レンズ320と光源との間の距離をdとする。焦点距離fはフロントカメラ300に特有の既知の値である。また、レンズ320と光源との距離dは、上述した別途測定により既知である。
ここにおいて、光源のイメージャ310上におけるz軸方向の距離がczであるとすると、光源におけるz軸方向の距離vは、f:d=cz:vであることから、
Figure 2014008788
として、制御部500は、光源におけるz軸方向の距離vを算出することができる。なお、イメージャ310上におけるz軸方向の距離czについては、制御部500は、画像上のピクセル数をiz、イメージャ310上のピクセルピッチをpitchとすると、cz=iz・pitchとして算出することができる。
図9は、光源のy座標方向の距離を求める様子の一例を示す図である。図9に示すように、イメージャ310とレンズ320との間の焦点距離をfとし、レンズ320と光源との間の距離をdとする。焦点距離fはフロントカメラ300に特有の既知の値である。また、レンズ320と光源との距離dは、上述した別途測定により既知である。
ここにおいて、光源のイメージャ310上におけるy軸方向の距離がcyであるとすると、光源におけるy軸方向の距離wは、f:d=cy:wであることから、
Figure 2014008788
として、制御部500は、光源におけるy軸方向の距離wを算出することができる。なお、イメージャ310上におけるy軸方向の距離cyについては、制御部500は、画像上のピクセル数をiy、イメージャ310上のピクセルピッチをpitchとすると、cy=iy・pitchとして算出することができる。
図10に示すフローチャートを参照しながら、防眩制御装置がフロントガラス100について防眩処理を行う手順を説明する。
室内カメラ400は、車両内の画像を取得し運転者の目の位置を検出する(ステップS101)。フロントカメラ300は、光源の位置を検出する(ステップS102)。
制御部500は、フロントカメラ300から画像データを受け取り、光源の輝度が所定の閾値以上であるか否かを判定する(ステップS103)。
ステップS103において判定がYesであった場合、制御部500は、光源の輝度が所定の閾値以上である範囲が所定の範囲以上であるか否かを判定する(ステップS104)。ステップS104において判定がYesであった場合、制御部500は、光源から運転者の目への入射光がフロントガラス100を通過する位置を算出する(ステップS105)。なお、ステップS104とS105の順番を逆にし、フロントガラス100上において、光源の輝度が所定の閾値以上である範囲が所定の範囲以上であるか否かを判定するようにしてもよい。
制御部500は、当該光源を含むフロントガラス100のエリアについて透過率を低減するように透過率制御部200に指示し、透過率制御部200は、フロントガラス100の当該エリアの透過率を低減させる(ステップS106)。
ステップS106が終了するか、または、ステップS103若しくはステップS104においてNoと判定された場合は、再びステップS101に戻り、一定時間毎にステップS101〜S106の処理を繰り返す(ステップS107)。
このように、本実施形態によれば、制御部500は、光源から運転者の目への入射光がフロントガラス100を通過する位置を含むエリアの透過率を低減することができる。これにより、車両の夜間走行時に、先行車のテールランプや対向車のヘッドライトから受ける入射光によって、運転者が感じる眩しさを低減することができる。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部材、各手段、各ステップなどに含まれる機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。
また、本実施形態で説明した透過率制御部200と制御部500の機能の分担は、あくまでも一例である。透過率制御部200の機能として説明したものを制御部500が有してもよいし、その逆も同様である。または、フロントカメラ300や室内カメラ400などが制御機能を内蔵し、透過率制御部200や制御部500の機能として説明した機能の一部を受け持ってもよい。
また、本実施形態においては、フロントガラスの透過率を変更する場合を具体例として説明したが、本発明はこれに限るものではなく、その他の車窓の透過率を変更する構成としても同様に適用できる。
100 フロントガラス
200 透過率制御部
300 フロントカメラ
310 イメージャ
320 レンズ
400 室内カメラ
500 制御部

Claims (4)

  1. 運転者の目の位置を検出する第1の検出手段と、
    車両の前方の光源の位置を検出する第2の検出手段と、
    前記第1の検出手段により検出した前記運転者の目の位置、および、前記第2の検出手段により検出した前記光源の位置に基づいて、前記光源から前記運転者の目に入射する入射光が車窓を通過する通過位置を算出する演算手段と
    を備える入射光解析装置。
  2. 請求項1に記載の入射光解析装置と、
    前記車窓の複数のエリアについて、エリア毎に透過率を制御する透過率制御手段とを備え、
    前記透過率制御手段は、前記演算手段によって算出した前記通過位置に基づいて、透過率を制御するエリアを決定する防眩制御装置。
  3. 請求項2に記載の防眩制御装置であって、
    前記第2の検出手段は、前記入射光の輝度を検出し、
    前記透過率制御手段は、検出した前記入射光の輝度に基づいて、前記通過位置に基づいて決定した前記エリアの透過率を制御する防眩制御装置。
  4. 運転者の目の位置を検出する第1のステップと、
    車両の前方の光源の位置を検出する第2のステップと、
    前記第1のステップにより検出した前記運転者の目の位置、および、前記第2のステップにより検出した前記光源の位置に基づいて、前記光源から前記運転者の目に入射する入射光が車窓を通過する通過位置を算出するステップと
    を備える入射光解析方法。
JP2012144258A 2012-06-27 2012-06-27 入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法 Active JP5919110B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012144258A JP5919110B2 (ja) 2012-06-27 2012-06-27 入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012144258A JP5919110B2 (ja) 2012-06-27 2012-06-27 入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014008788A true JP2014008788A (ja) 2014-01-20
JP5919110B2 JP5919110B2 (ja) 2016-05-18

Family

ID=50105862

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012144258A Active JP5919110B2 (ja) 2012-06-27 2012-06-27 入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5919110B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101761790B1 (ko) * 2015-09-04 2017-08-07 경희대학교 산학협력단 영상처리를 이용한 선 바이저 및 동작 방법
US9744832B2 (en) 2014-12-04 2017-08-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Anti-glare apparatus having light emitted from inside a moving vehicle to a light reactive member
JP2017159890A (ja) * 2016-02-26 2017-09-14 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 車両ウィンドウのためのスマート・サンシェード
US10589660B2 (en) 2016-04-01 2020-03-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Mobile unit and system for mobile unit
JP7511606B2 (ja) 2022-06-16 2024-07-05 ソフトバンク株式会社 情報処理装置、車両及び遮光方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000108660A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Yoshikazu Ichiyama 外部視認性を向上する乗り物及び防眩装置及び方法
JP2005035384A (ja) * 2003-07-14 2005-02-10 Nissan Motor Co Ltd 車両用自動遮光装置
JP2006199104A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Hitachi Ltd 可変透過率ウィンドウシステム
JP2008044603A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Tokai Rika Co Ltd 車両用防眩装置
JP2009078651A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Equos Research Co Ltd 車輌用防眩装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000108660A (ja) * 1998-10-05 2000-04-18 Yoshikazu Ichiyama 外部視認性を向上する乗り物及び防眩装置及び方法
JP2005035384A (ja) * 2003-07-14 2005-02-10 Nissan Motor Co Ltd 車両用自動遮光装置
JP2006199104A (ja) * 2005-01-19 2006-08-03 Hitachi Ltd 可変透過率ウィンドウシステム
JP2008044603A (ja) * 2006-07-18 2008-02-28 Tokai Rika Co Ltd 車両用防眩装置
JP2009078651A (ja) * 2007-09-26 2009-04-16 Equos Research Co Ltd 車輌用防眩装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9744832B2 (en) 2014-12-04 2017-08-29 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Anti-glare apparatus having light emitted from inside a moving vehicle to a light reactive member
KR101761790B1 (ko) * 2015-09-04 2017-08-07 경희대학교 산학협력단 영상처리를 이용한 선 바이저 및 동작 방법
JP2017159890A (ja) * 2016-02-26 2017-09-14 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 車両ウィンドウのためのスマート・サンシェード
US10589660B2 (en) 2016-04-01 2020-03-17 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Mobile unit and system for mobile unit
US11027643B2 (en) 2016-04-01 2021-06-08 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Mobile unit and system for mobile unit
JP7511606B2 (ja) 2022-06-16 2024-07-05 ソフトバンク株式会社 情報処理装置、車両及び遮光方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5919110B2 (ja) 2016-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4533762B2 (ja) 可変透過率ウィンドウシステム
KR101683509B1 (ko) 헤드램프 눈부심 방지 장치 및 이를 이용한 눈부심 방지 방법
JP5919110B2 (ja) 入射光解析装置、防眩制御装置および入射光解析方法
JP2008044603A (ja) 車両用防眩装置
KR101610092B1 (ko) 차량용 곡면 디스플레이 장치
JP6478224B2 (ja) 車両用自動防眩装置
US9463743B2 (en) Vehicle information display device and vehicle information display method
JP6392651B2 (ja) 防眩装置
JP2007076396A (ja) 車両用遮光装置
WO2015129280A1 (ja) 画像処理装置および画像処理方法
JP2007112300A (ja) 自動サンバイザ
JP5007818B2 (ja) 車輌用防眩装置
US20190026540A1 (en) Passenger detection device, passenger detection system, and passenger detection method
JP5955357B2 (ja) 照射制御装置
JP5470716B2 (ja) 車両用画像表示システム及び画像表示装置並びに画像の強調方法
JP5352266B2 (ja) 防眩装置
JP6277698B2 (ja) 車両用投影装置
JP2013147111A (ja) 車両用前照灯の点灯制御装置、車両用前照灯システム
JP2013226987A (ja) 車両用照明装置
JP2018199421A (ja) 車両用防眩装置
JP2006137209A (ja) 車両用防眩装置
JP4664219B2 (ja) 車両用灯具の照射方向制御装置
JP2018171965A (ja) 車両用画像表示装置及び画像処理方法
JP2010052611A (ja) 点光源表示制御装置及び車両用表示システム
EP3424790B1 (en) System and method for handling light source impairment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150908

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151109

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160315

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160411

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5919110

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150