JP2014006057A - 生体測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用者が装置の近くにいるか否かの判定結果に応じて動作状態を制御し、使い勝手がよく、電力消費を抑えることができる生体測定装置を提供する。
【解決手段】使用者の生体情報を測定する生体測定装置であって、前記生体情報を測定する生体情報測定部と、前記生体測定装置への前記使用者の近接に応じたセンサ信号を出力するセンサと、前記センサ信号に基づいて前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定し、その判定結果に基づいて前記生体測定装置の動作状態の制御をする制御部と、を備える。
【選択図】図4

Description

本発明は、使用者の体重、生体インピーダンスその他の生体情報を測定する生体測定装置に関する。
生体測定装置においては、無駄な電流消費を抑えるために、入力操作等がない場合、自動的に、電源を切ったり、所定のセンサ類のみを駆動させておくのに必要な最小限の電力に落としたりして、使用状態から非使用状態へ移行させる自動オフ機能を備えたものがある。特許文献1に記載の生体測定装置においては、自動オフを判断するための基準時間を予め定めており、測定や操作がない状態が基準時間以上に達すると自動的に装置の電源を切ることとしている。
また、非使用状態にある生体測定装置において荷重がかかったことを検知したときに、自動的に、装置の電源を入れて、生体情報の測定が可能な使用状態へ移行させる機能を備えた、いわゆるステップオンタイプの生体測定装置が提案されている。一例としては、人が乗った時にその荷重で機械的スイッチ機構がオンされることにより、装置を非使用状態から使用状態に移行させるものや(特許文献2参照)、ロードセルの出力を短い時間間隔で取得して、人が乗ったと評価できる出力を検出したか否かを監視し続け、そのような出力を検出した場合に、装置を、非使用状態から使用状態に移行させるものなどがある。特に、このようなタイプの生体測定装置においては、装置の非使用状態の間に、無負荷時のロードセルの出力値をゼロ点として設定するゼロ点更新処理を間欠的に実行している。
特開2001−204704号公報 特開昭62−126318号公報
しかしながら、従来の生体測定装置の自動オフ機能によると、実際にはその生体測定装置を使用中の使用者がいる場合であったとしても、無操作状態がある基準時間(例えば60秒)以上経過したときに、強制的に装置を非使用状態に移行させてしまうものであった。そのため、例えば、生体測定装置の初期設定を行う場面などにおいて、操作に不慣れな使用者(一例として高齢者)が設定操作に手間取ったり取扱説明書を参照したりしている間に、使用者にとっては未だ設定作業中であるのにも拘わらず、基準時間が経過してしまうだけで、初期設定モードが解除されて、装置が非使用状態へと移行されていた。このような場合には、使用者は起動スイッチを改めて押して、更には、初期設定を最初からやり直さなければならないため、使用者に不便を強いることとなっていた。
また、ステップオンタイプの生体測定装置は、電波ノイズ等の影響により生体測定装置に人の荷重がかかったと誤検知する場合がある。即ち、人が乗っていないにもかかわらず、前記のような誤検知に基づいて、非使用状態にあった装置を使用状態へ移行させてしまうことになる結果、無用な電力を消費することがあった。
また、ステップオンタイプの生体測定装置では、その非使用時においてロードセルのゼロ点更新処理を間欠的(例えば1時間ごと)に実行しておくものであるが、その更新間隔の長さによっては、直近でゼロ点更新した時点から、人が生体測定装置に乗り装置が使用状態になった時点まで、の間に生じ得る何らかの事象によって、実際のゼロ点が変動してしまっているとも限らない。即ち、ロードセルのゼロ点更新処理は、人が生体測定装置に乗る直前に実施されていることが望ましい。
さらに、ステップオンタイプの生体測定装置では、ロードセルのゼロ点更新処理を所定の時間間隔で間欠的に実行しておく必要があり、その度にゼロ点更新処理に要する電力が消費されていた。
そこで本発明は、使用者が装置の近くにいるか否かの判定結果に応じて動作状態を制御し、使い勝手がよく、電力消費を抑えることができる生体測定装置を提供することを目的とする。特に、本発明は、使用者が装置の近くにいるときには非使用状態へ移行しないこととして、使い勝手のよい生体測定装置を提供することを目的としている。また、本発明は、装置に人が近づいたときに非使用状態から使用状態へと自動的に移行させることとし、人がいないにも関わらず無駄に使用状態へ自動移行することを防止することによって消費電力を抑えることが可能な生体測定装置を提供することを目的としている。また、人が生体測定装置に乗る直前にロードセルのゼロ点更新処理を実施し、より正確な測定を実現すると共に、ロードセルのゼロ点更新処理のための電力消費を抑えることのできる生体測定装置を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の生体測定装置は、使用者の生体情報を測定する生体測定装置であって、前記生体情報を測定する生体情報測定部と、前記生体測定装置への前記使用者の近接に応じたセンサ信号を出力するセンサと、前記センサ信号に基づいて前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定し、その判定結果に基づいて前記生体測定装置の動作状態の制御をする制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置は、前記生体測定装置の前記動作状態が使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していないと判定された後に、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置は、前記生体測定装置の前記動作状態が使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定されている間は、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを規制し、及び、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していないと判定された後に、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置は、前記生体測定装置の前記動作状態が使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、所定時間以上、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していないと判定された場合に、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置において、前記使用状態は、前記使用者による前記生体測定装置の設定処理状態、前記生体情報測定部による前記使用者の前記生体情報の測定待機状態、前記生体情報測定部による前記使用者の前記生体情報の測定処理状態、又は、前記生体情報の測定結果の表示処理状態、の少なくとも1つを含むことを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置は、前記生体測定装置の前記動作状態が非使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定されたときに、前記生体測定装置を非使用状態から使用状態へ移行することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置において、前記生体情報測定部は、前記生体測定装置へかかる荷重に応じて荷重信号を出力するロードセルを含み、前記制御部は、前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定したときに、前記ロードセルから取得した荷重信号をゼロ点として設定することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置において、前記生体情報測定部は、前記生体測定装置へかかる荷重に応じて荷重信号を出力するロードセルを含み、前記生体測定装置の前記動作状態が非使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定され、かつ、前記制御部が前記ロードセルから取得した荷重信号に基づいて前記生体測定装置に使用者が乗ったことを検知したときに、前記生体測定装置を非使用状態から使用状態へ移行することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置において、前記制御部は、計時部が測定するセンサ測定用経過時間がセンサ測定時間以上になったときに、前記センサから前記センサ信号を取得して、前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定することを繰り返すことを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置において、前記制御部は、計時部が測定する荷重検知用経過時間が荷重検知時間以上になったときに、前記ロードセルから荷重信号を取得して、前記生体測定装置に使用者が乗ったか否かの検知を行うことを繰り返すことを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置は、計時部が測定する荷重検知用経過時間が荷重検知時間以上になる前に、前記計時部が測定するセンサ測定用経過時間がセンサ測定時間以上になったときは、前記制御部は、前記センサから前記センサ信号を取得して、前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定後、前記ロードセルから荷重信号を取得して、前記生体測定装置に使用者が乗ったか否かの検知を行い、前記計時部が測定する前記センサ測定用経過時間が前記センサ測定時間以上になる前に、前記計時部が測定する前記荷重検知用経過時間が前記荷重検知時間以上になったときは、前記制御部は、前記ロードセルから荷重信号を取得して、前記生体測定装置に使用者が乗ったか否かの検知を行った後、前記センサから前記センサ信号を取得して、前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置において、前記センサは、赤外線を検出してセンサ信号を出力可能な赤外線センサであり、前記制御部は、前記赤外線センサからのセンサ信号が所定閾値よりも大きい場合に、使用者が近接したと判定することを特徴とする。
また、本発明の生体測定装置において、前記センサは、照度センサであって、前記制御部は、今回の近接判定時に前記照度センサから取得したセンサ信号と、前回の近接判定時に前記照度センサから取得したセンサ信号との差が、所定閾値よりも大きい場合に使用者が近接していると判定することを特徴とする。
(1)使用者の生体測定装置への近接を判定し、その判定結果に基づいて生体測定装置の動作状態の制御をする制御部を有する。そのため、使用者がまだ居るにも拘わらず生体測定装置の動作を終了したり、又は、使用者がいないにも拘わらず生体測定装置の動作を開始したりすることを防止でき、使い勝手がよく、消費電力を抑えることが可能な生体測定装置を提供することができる。
(2)特に、生体測定装置の動作状態が使用状態にある場合において、使用者は生体測定装置に近接していないと判定された後に、生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行するように動作状態が制御される。そのため、従来の生体測定装置のように、使用者にとって未だ使用中であるのにも拘わらず、基準時間が経過してしまうだけで現在の動作状態が変更されてしまうことにより生ずる不便を解消するとともに、使用者がいないことを判定した後は不使用状態へ移行するので、消費電力を抑えることも可能な生体測定装置を提供することができる。
(3)また、生体測定装置の動作状態が非使用状態にある場合において、使用者は生体測定装置に近接していると判定されたときに、生体測定装置を非使用状態から使用状態へ移行するように動作状態が制御される。すなわち、使用者の近接に依拠することによって、従来のいわゆるステップオンタイプの生体測定装置のように、電波ノイズ等の影響を受け人の荷重がかかったと誤検知して非使用状態にあった装置を使用状態へ移行させることによる無用な電力を消費することが防止される。
(4)また、使用者が生体測定装置に近接していると判定したときに、ロードセルから取得した荷重信号をゼロ点として設定するので、体重測定の直前にゼロ点更新が実行されることになり、測定の正確を期することができ、かつ、従来の生体測定装置のように不使用状態の間に、ロードセルのゼロ点更新処理を間欠的に実行しておく必要がなくなり、電力の消費を低減させることができる。
(5)また、生体測定装置の動作状態が非使用状態にある場合において、使用者は生体測定装置に近接していると判定され、かつ、生体測定装置に使用者が乗ったことを検知したときに、生体測定装置を非使用状態から使用状態へ移行するように動作状態が制御される。使用者が生体測定装置に乗ったことを高精度に判断されて、真に使用者が生体測定装置に乗ったといえる場合に使用状態へ移行させるので、誤検知により使用状態へ移行することを防止できる結果、消費する電力を低減することができる。
本発明の第1実施形態に係る生体測定装置の外観構成を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る生体測定装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態に係る生体測定装置における体重測定の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る生体測定装置における設定モードの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る生体測定装置における生体インピーダンス測定の流れを示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る生体測定装置における測定結果表示の流れを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る生体測定装置が非使用状態にあるときの処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る生体測定装置が非使用状態にあるときの処理の流れを示すフローチャートである。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態に係る生体測定装置について、図面を参照しつつ詳しく説明する。第1実施形態は、本発明を体脂肪の測定が可能な体重計(体脂肪計付き体重計)に適用した例を説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る生体測定装置の外観構成を示す斜視図、図2は、本発明の第1実施形態に係る生体測定装置の構成を示すブロック図である。
図1及び図2に示すように、体重計100は、電極部材30(通電電極31a、32a、測定電極31b、32b)を有する生体インピーダンス測定部48と、重量測定部としてのロードセル47と、表示部21と、操作部22と、記憶部25と、制御部29と、センサ51と、計時部52と、電力を供給する電源(図に示さず)と、を備える。
生体インピーダンス測定部48と、ロードセル47と、制御部29とは、使用者の生体情報を測定する生体情報測定部として機能する。
ここで使用者の生体情報としては、(1)生体情報測定部によって使用者を直接測定して取得される体重及び生体インピーダンス、(2)使用者が操作部22を操作して入力することにより取得される年齢、性別及び身長等、(3)これらの生体情報を所定の回帰式に適用して演算して取得される体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、骨量、体水分率、BMI(Body Mass Index)、除脂肪量、細胞内液量、細胞外液量などが挙げられる。
ロードセル47は、荷重に応じて変形する金属部材の起歪体と、起歪体に貼られる歪みゲージと、によって構成されている。使用者が体重計100上に乗ると、使用者の荷重によってロードセル47の起歪体が撓んで歪みゲージが伸縮し、歪みゲージはその伸縮に応じて抵抗値(出力値)が変化する。制御部29は、荷重が掛かっていないときのロードセル47の出力値(ゼロ点)と、荷重が掛かったときの出力値と、の差から体重を演算により求め、使用者の体重が測定されるようになっている。このロードセル47を用いた体重の測定に関する構成は、一般の体重計と同様の構成を用いればよい。
生体インピーダンス測定部48は、使用者に接触する通電電極31a、32a及び測定電極31b、32bを含む電極部材30と、通電電極31a、32aに接続されて高周波の微弱な定電流を供給する定電流供給部(図に示さず)と、測定電極31b、32bに接続されて生体の電位差を測定するための電圧測定部(図に示さず)と、を有する。
図1に示すように、体重計100の上面101に、薄板状の4つの電極部材30(通電電極31a、32a、測定電極31b、32b)を互いに離間して配置し、使用者が体重計100に乗ったときに、左右の足裏に対して接触可能な位置に設けて足用の電極として構成すればよい。これにより、使用者が体重計100に乗ったとき、一方の足裏に、通電電極31a及び測定電極31bが接触し、他方の足裏に、通電電極32a及び測定電極32bが接触する。なお、使用者が手で把持するハンドル部材に別の4つの電極部材を設けて、計8枚の電極による生体インピーダンスを測定可能な構成としてもよい。通電電極31a、32aは、定電流供給部に接続されており、通電電極31aに接触する使用者の一方の足から利用者の体内を通り、通電電極32aに接触する使用者の他方の足に至るまでの経路(又はこの逆向きの経路)で、生体インピーダンス測定用の電流を供給するための電極である。また、測定電極31b、32bは、電圧測定部に接続されており、前記電流が供給されているときの、測定電極31bが接触する使用者の一方の足と、測定電極32bが接触する使用者の他方の足と、の間の電圧を測定するための電極である。
定電流供給部から供給される交流電流は、通電電極31a、32aを介して利用者の体内に供給され、測定電極31b、32bを介して電圧測定部で電圧が測定されるようになっている。制御部29は、このような電流及び電圧の各値に基づいて、使用者の生体インピーダンスを測定することができるようになっている。さらに、制御部29は、このように測定した生体インピーダンスや、体重、年齢、性別、身長等の生体情報を、所定の回帰式に適用することにより、体脂肪率、内臓脂肪レベル等を算出することができるようになっている。生体インピーダンスの測定に関する構成は、一般の体脂肪計や体組成計と同様の構成を用いればよい。
記憶部25は、例えば、半導体素子を用いた不揮発性メモリ及び/又は揮発性メモリによって構成される記憶手段である。記憶部25は、使用者の生体情報の他、制御部29による処理結果や処理等のための各種データを記憶する。
を用いる。
電源としては、体重計100を作動させる電力を供給する電池又は外部電源を利用できるようになっている。
図1に示すように、体重計100の上面101には、電極部材30のほかに、表示部21、操作部22、及びセンサ51が備えられている。表示部21は、主として生体情報が表示されるものであって、例えば、フルドットLCD(Liquid Crystal Display)などの液晶を用いたものを採用すればよい。
操作部22は、入力手段であり、身長、性別、年齢等の生体情報の入力操作キー、体重計100を起動させるためのスタートキー、体重計100の初期設定を行うモードである設定モードを起動させるための設定キー、として機能する。また、体重計100の側面部などに、足先で容易に操作できるように構成されたフットキー(図に示さず)を1以上設け、入力操作キー、スタートキー、又は設定キーとして機能させてもよい。操作部22としては、例えば、ボタン式、タッチセンサ式、ダイヤル式などを用いることができる。
計時部52は、制御部29の制御に従って動作し、制御部29からの指示信号に従って時間を測定する。計時部52は、特に、後述の所定時間、経過時間(センサ測定用経過時間、荷重検知用経過時間)などの測定を行う。測定結果は制御部29へ出力される。
センサ51は、体重計100(生体測定装置)への使用者の近接に応じたセンサ信号を出力することができるようになっている。ここで、体重計100への使用者の近接とは、体重計100の周囲の所定範囲内に使用者がいること、及び、体重計100の上面101に使用者が乗っていること、を含む。体重計100への使用者の近接に応じたセンサ信号を出力できるセンサが好適であり、図1及び図2では赤外線センサをセンサ51として用いる場合を説明するが、例えば、超音波を用いた超音波型センサであってもよく、特に限定されない。また、体重計100への使用者の近接したときと離れたときとでは、体重計100の上面101での照度が変化するので、この照度に応じたセンサ信号を出力できる照度センサを、センサ51に用いることも可能である。本実施形態では、センサ51のセンサ信号に基づいて、制御部29が人の近接を判定する構成を説明するが、人の近接を判定できる人感センサを用いてもよいことは言うまでもない。
センサ51は、図1に示すように、一例として、赤外線を照射する照射部51aと、反射した赤外線を受光する受光部51bと、を備える。照射部51aは、制御部29からの指示信号に従って所定量の赤外線を所定範囲に向けて照射する。受光部51bは、体重計100の周囲の物体等によって反射された赤外線を検出して、その検出した赤外線に応じた電気信号(センサ信号)を制御部29へ出力する。制御部29は、受光部51bからのセンサ信号に基づいて使用者の体重計100への近接を判定する。例えば、制御部29は、受光部51bからのセンサ信号が所定閾値よりも大きい場合には、体重計100に人が近接していると判定する。また、今回の判定時に受光部51bから取得したセンサ信号と、前回の判定時に受光部51bから取得したセンサ信号との両出力値の差分が、所定閾値よりも大きい場合には、体重計100に使用人が近接していると判定するようにしてもよく、判定手法は特に限定されない。
体重計100への使用者の近接に応じて反応よくセンサ51がセンサ信号を出力できるように、センサ51が検知する範囲は、照射部51a及び受光部51bの設置位置、照射部51aが照射する赤外線の角度範囲・強度、その他の条件によって適宜設定する。また、照射部及び受光部は、2つ以上設けてもよいし、同数でなくてもよい。また、必ずしも照射部を備える赤外線センサに限られるものではなく、赤外線を検出してセンサ信号を出力可能な赤外線センサによって、人が熱エネルギーとして放出している赤外線を検出するようにしてもよい。
図2に示すように、表示部21、操作部22、記憶部25、ロードセル47、生体インピーダンス測定部48、センサ51、及び計時部52は、制御部29に電気的に接続されており、これらの構成部材は制御部29によって動作を制御される。さらに、各構成部材には、必要な電力を供給する電源(図に示さず)が接続されている。制御部29は、内部に演算部(不図示)を備え、各種演算を実行する。なお、演算は、制御部29から独立して設けた演算部が行うようにしてもよい。
特に、本発明において、制御手段としての制御部29は、センサ51からのセンサ信号に基づいて使用者の体重計100(生体測定装置)への近接を判定し、その判定結果に基づいて体重計100の動作状態の制御をする。
ここで、本発明において、体重計100(生体測定装置)の動作状態には、使用状態と非使用状態とがあり、この動作状態の制御とは、使用状態から非使用状態へ移行させること、非使用状態から使用状態へ移行させること、使用状態を維持すること、非使用状態を維持すること、が含まれる。
また、本発明において使用状態は、体重計100(生体測定装置)が使用者の使用に供されている状態であり、以下の状態の少なくともいずれかが含まれる。
(a)体重計100の設定処理状態。より具体的には、体重計100(生体測定装置)を使用者が設定操作(例えば、初期設定として、使用者の年齢、性別、身長などの入力)をするためのモードが実行されている状態であり、制御部29が表示部21を作動(即ち所要の電力を供給)し、使用者が入力すべき事項や入力した事項を表示部21に表示させている状態。生体情報の測定は実行されないので、制御部29が、生体情報測定部(ロードセル47、生体インピーダンス測定部48)を不作動(即ち所要の電力供給を遮断)にしていてもよい。
(b)体重計100による使用者の生体情報の測定待機状態。より具体的には、使用者が体重計100に未だ乗ってはいないが、制御部29が、生体情報測定部(ロードセル47、生体インピーダンス測定部48)を作動(即ち所要の電力を供給)し、その出力値の変化を監視しており、いつでも生体情報(体重、生体インピーダンス)を演算処理することができるようになっている状態。更に、表示部21が通電しており、所定の内容を表示することができる状態又は表示している状態を含んでもよい。
(c)体重計100による使用者の生体情報の測定処理状態。より具体的には、使用者が体重計100に乗っており、制御部29が、生体情報測定部(ロードセル47、生体インピーダンス測定部48)からの出力値を受けて、それに基づいて所要の生体情報(体重、生体インピーダンス、体脂肪率等)を演算する処理が終了するまでの状態。更に、表示部21が通電しており、所定の内容を表示している状態を含んでもよい。
(d)生体情報の測定結果の表示処理状態。より具体的には、制御部29が表示部21を作動(即ち所要の電力を供給)し、制御部29が演算した所要の生体情報(体重、体脂肪率等)を表示部21に表示させている状態。既に生体情報の測定は終了しているので、制御部29が、生体情報測定部(ロードセル47、生体インピーダンス測定部48)を不作動(即ち所要の電力供給を遮断)にしていてもよい。
また、本発明において非使用状態は、体重計100(生体測定装置)が使用者の使用に供されていない状態であり、以下の状態の少なくともいずれかが含まれる。
(e)電源がオフにされている状態。より具体的には、制御部29への電力供給が停止され、制御部29から各構成部材(生体情報測定部(ロードセル47、生体インピーダンス測定部48)、表示部21など)への電力供給もされておらず、スタートキーや設定キーの操作を検知する機能以外は停止している状態。
(f)電源が完全にオフにされてはおらず、一部の内部的機能を実行している状態。より具体的には、制御部29がセンサ51を間欠的に作動させて、制御部29がセンサ信号を取得して、人の近接を判定している状態、制御部29がロードセル47を間欠的に作動させて、制御部29がロードセル47の出力値を取得して、人が体重計100に乗ったか否かを判定している状態、及び、ロードセル47のゼロ点を間欠的(例えば1時間ごと)に実行するゼロ点更新機能が実行されている状態、のうちいずれか1以上の状態。使用者の生体情報を測定乃至取得するための生体情報測定部(特に生体インピーダンス測定部48)は不作動であり、表示部21も不作動の状態。
第1実施形態は、体重計100(生体測定装置)の動作状態が使用状態(a)乃至(d)のいずれかにある場合において、制御部29による動作状態の制御は、制御部29により使用者は体重計100に近接していないと判定された後に、体重計100を使用状態(a)乃至(d)のいずれかから非使用状態(e)又は(f)へ移行することを内容とするものである。
特に、第1実施形態は、体重計100の動作状態が使用状態(a)乃至(d)のいずれかにある場合において、制御部29による動作状態の制御は、制御部29により使用者は体重計100に近接していると判定されている間は、体重計100を使用状態(a)乃至(d)のいずれかから非使用状態(e)又は(f)へ移行することを規制し、及び、制御部29により使用者は体重計100に近接していないと判定された後に、体重計100を使用状態(a)乃至(d)のいずれかから非使用状態(e)又は(f)へ移行することを内容とするものである。
次に、体重計100の処理の流れについて説明する。
図3は、本実施形態に係る生体測定装置における体重測定の流れを示すフローチャート、図4は、本実施形態に係る生体測定装置における設定モードの処理の流れを示すフローチャート、図5は、本実施形態に係る生体測定装置における生体インピーダンス測定の流れを示すフローチャート、図6は、本実施形態に係る生体測定装置における測定結果表示の流れを示すフローチャートである。
<設定モード>
図3及び図4を参照して設定モードでの処理について説明する。設定モードでは、使用者が操作部22を操作することにより、主として、年齢、性別、身長等の生体情報を入力する。後述の体脂肪率等の演算は、使用者を実際に測定することにより取得する体重や生体インピーダンスに加えて、使用者の年齢、性別、身長にも基づいて行われるため、体重計100による測定を行う前に、上記のような初期設定を実行しておく必要がある。
まず、図3に示すように、非使用状態にあった体重計100の動作が開始されると、制御部29は、操作部22のうち、設定モードを起動させるための設定キーが操作されたことによって体重計100が開始したのか否かを判断し(ステップS101)、設定キーが操作されたものであれば(ステップS101でYes)、設定モードを起動する(図4参照)。
図4に示すように、設定モードが起動されると、制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間(所定時間)の計時を開始させる指示信号を出力し、計時部52は自動オフ時間の計時を開始する(ステップS201)。自動オフ時間は、工場出荷時に予めプログラムされていればよい。
制御部29からの指示信号に従って、表示部21は設定画面を表示する(ステップS202)。この設定画面を見ながら、使用者は操作部22を操作して設定事項を入力する。
制御部29は、計時部52による計時に基づいて、自動オフ時間が経過したか否かを判断する(ステップS203)。
自動オフ時間が経過していないと判断した場合(ステップS203でNo)、制御部29は、センサ51からのセンサ信号を取得し(ステップS204)し、体重計100に人が近接しているか否かを判定する(ステップS205)。
体重計100に人が近接していると判定された場合(ステップS205でYes)、制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間を更新するように指示信号を出力し、これに従って、計時部52は、自動オフ時間の計測をゼロから再開する(ステップS206)。体重計100は設定画面表示(ステップS202)を継続し、上述と同様の処理を繰り返し実行する。
一方、体重計100に人が近接していないと判定された場合(ステップS205でNo)、制御部29は、自動オフ時間の更新を指示せずに設定画面表示(ステップS202)を継続させる。従って、この場合は、計時部52による自動オフ時間の計時はそのまま進行される。その後、同様の処理が繰り返されて、自動オフ時間が経過したと判断された場合(ステップS203でYes)には、制御部29は、体重計100を非使用状態に移行させる。即ち、自動オフ時間以上、制御部29により使用者は体重計100に近接していないと判定されている場合に、制御部29が体重計100を使用状態から非使用状態へ移行させるようになっている。
このように、人が近接している間は、常に自動オフ時間が更新されるようになっているので、体重計100が非使用状態に移行してしまうことはない。このため、従来の生体測定装置のように、使用者にとって未だ初期設定で使用中であるのにも拘わらず、無操作状態のまま基準時間が経過してしまうだけで現在の動作状態が変更されてしまうことにより生ずる不便を解消することができる。また、人が前記生体測定装置に近接していないと判定された後、特に、そのような状況が所定時間以上経過した場合に、体重計100を非使用状態に移行させるので、使用者がいない状況であるにもかかわらず使用状態が継続されてしまうことはなく、消費電力を抑えることも可能となる。
<体重測定>
図3を参照して、体重測定処理について説明する。
非使用状態にあった体重計100の動作が開始されると、制御部29は、操作部22のうち、設定モードを起動させるための設定キーが操作されたことによって体重計100が開始したのか否かを判断し(ステップS101)、例えば、スタートキーなどが操作されたものであれば、測定モードを起動する(ステップS101でNo)。
制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間(所定時間)の計時を開始させる指示信号を出力し、計時部52は自動オフ時間の計時を開始する(ステップS102)。自動オフ時間は、工場出荷時に予めプログラムされていればよい。
制御部29は、体重測定を開始する(ステップS103)。より具体的には、制御部29は、表示部21に、使用者への所定の案内事項を表示させたり、ロードセル47を作動させて無負荷時における出力値を取得してゼロ点として設定したり(ゼロ点更新)、ゼロ点設定後、使用者が体重計100に乗ったときのロードセル47の出力値の取得、体重値の演算を開始する。
制御部29は、計時部52による計時に基づいて、自動オフ時間が経過したか否かを判断する(ステップS104)。自動オフ時間が経過していないと判断した場合(ステップS104でNo)、制御部29は、ロードセル47の出力値(体重値)が安定したか否かを判断する(ステップS105)。
ロードセル47の出力値(体重値)が安定していない場合(ステップS105でNo)、制御部29は、センサ51からのセンサ信号を取得し(ステップS106)し、体重計100に人が近接しているか否かを判定する(ステップS107)。
体重計100に人が近接していると判定された場合(ステップS107でYes)、制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間を更新するように指示信号を出力し、これに従って、計時部52は、自動オフ時間の計測をゼロから再開する(ステップS108)。体重計100は体重測定(ステップS103)を継続し、上述と同様の処理を繰り返し実行する。その後、同様の処理が繰り返されて、ロードセル47の出力値(体重値)が安定したと判断されるに至った場合(ステップS105でYes)、制御部29は、体重値を確定させ(ステップS109)、その体重値を記憶部25に保存させるなどして、生体インピーダンス測定処理に進む。
一方、体重計100に人が近接していないと判定された場合(ステップS107でNo)、制御部29は、自動オフ時間の更新を指示せずに体重測定(ステップS103)を継続させる。従って、この場合は、計時部52による自動オフ時間の計時はそのまま進行される。
体重計100に人が近接していないと判定され(ステップS107でNo)、ロードセル47の出力値(体重値)が安定しない場合(ステップS105でNo)には、自動オフ時間の計時は進行し続け、自動オフ時間が経過したと判断されるに至った場合(ステップS104でYes)には、制御部29は、体重計100を非使用状態に移行させる。即ち、自動オフ時間以上、制御部29により使用者は体重計100に近接していないと判定されている場合に、制御部29が体重計100を使用状態から非使用状態へ移行させるようになっている。
このように、人が近接している間は、常に自動オフ時間が更新されるようになっているので、体重計100が非使用状態に移行してしまうことはない。このため、従来の生体測定装置のように、使用者にとって未だ体重測定で使用中であるのにも拘わらず、体重値が不安定な状態が基準時間経過してしまうだけで現在の動作状態が変更されてしまうことにより生ずる不便を解消することができる。また、人が前記生体測定装置に近接していないと判定された後、特に、そのような状況が所定時間以上経過した場合に、体重計100を非使用状態に移行させるので、使用者がいない状況であるにもかかわらず使用状態が継続されてしまうことはなく、消費電力を抑えることも可能となる。
<生体インピーダンス測定>
図5を参照して、生体インピーダンス測定処理について説明する。
制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間(所定時間)の計時を開始させる指示信号を出力し、計時部52は自動オフ時間の計時を開始する(ステップS301)。自動オフ時間は、工場出荷時に予めプログラムされていればよい。
制御部29は、生体インピーダンス測定を開始する(ステップS302)。
より具体的には、制御部29は、表示部21に、使用者への所定の案内事項を表示させたり、生体インピーダンス測定部48を作動させて、生体インピーダンス測定部48の出力値(使用者の体内を通る所定電流経路において測定される電圧値)を取得したり、生体インピーダンス値の演算を開始する。
制御部29は、計時部52による計時に基づいて、自動オフ時間が経過したか否かを判断する(ステップS303)。自動オフ時間が経過していないと判断した場合(ステップS303でNo)、制御部29は、生体インピーダンスが安定したか否かを判断する(ステップS304)。
生体インピーダンスが安定していない場合(ステップS304でNo)、制御部29は、センサ51からのセンサ信号を取得し(ステップS305)し、体重計100に人が近接しているか否かを判定する(ステップS306)。
体重計100に人が近接していると判定された場合(ステップS306でYes)、制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間を更新するように指示信号を出力し、これに従って、計時部52は、自動オフ時間の計測をゼロから再開する(ステップS307)。体重計100は生体インピーダンス測定(ステップS302)を継続し、上述と同様の処理を繰り返し実行する。その後、同様の処理が繰り返されて、生体インピーダンスが安定したと判断されるに至った場合(ステップS304でYes)、制御部29は、生体インピーダンスを確定させ(ステップS308)、体重、生体インピーダンス、年齢、性別、身長等に基づいて、体脂肪率等の演算を行い(ステップS309)、それらの値を記憶部25に保存させるなどして、測定結果表示処理に進む。
一方、体重計100に人が近接していないと判定された場合(ステップS306でNo)、制御部29は、自動オフ時間の更新を指示せずに生体インピーダンス測定(ステップS302)を継続させる。従って、この場合は、計時部52による自動オフ時間の計時はそのまま進行される。
体重計100に人が近接していないと判定され(ステップS306でNo)、生体インピーダンスが安定しない場合(ステップS304でNo)には、自動オフ時間の計時は進行し続け、自動オフ時間が経過したと判断されるに至った場合(ステップS303でYes)には、制御部29は、体重計100を非使用状態に移行させる。即ち、自動オフ時間以上、制御部29により使用者は体重計100に近接していないと判定されている場合に、制御部29が体重計100を使用状態から非使用状態へ移行させるようになっている。
このように、人が近接している間は、常に自動オフ時間が更新されるようになっているので、体重計100が非使用状態に移行してしまうことはない。このため、従来の生体測定装置のように、使用者にとって未だ生体インピーダンス測定で使用中であるのにも拘わらず、生体インピーダンスが不安定な状態が基準時間経過してしまうだけで現在の動作状態が変更されてしまうことにより生ずる不便を解消することができる。また、人が前記生体測定装置に近接していないと判定された後、特に、そのような状況が所定時間以上経過した場合に、体重計100を非使用状態に移行させるので、使用者がいない状況であるにもかかわらず使用状態が継続されてしまうことはなく、消費電力を抑えることも可能となる。
<測定結果表示>
図6を参照して測定結果表示処理について説明する。
制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間(所定時間)の計時を開始させる指示信号を出力し、計時部52は自動オフ時間の計時を開始する(ステップS401)。自動オフ時間は、工場出荷時に予めプログラムされていればよい。
制御部29からの指示信号に従って、表示部21は測定された体重、体脂肪率その他の生体情報の測定結果を表示する(ステップS402)。
制御部29は、計時部52による計時に基づいて、自動オフ時間が経過したか否かを判断する(ステップS403)。
自動オフ時間が経過していないと判断した場合(ステップ403でNo)、制御部29は、センサ51からのセンサ信号を取得し(ステップS404)し、体重計100に人が近接しているか否かを判定する(ステップS405)。
体重計100に人が近接していると判定された場合(ステップS405でYes)、制御部29は、計時部52に対して、自動オフ時間を更新するように指示信号を出力し、これに従って、計時部52は、自動オフ時間の計測をゼロから再開する(ステップS406)。体重計100は測定結果表示(ステップS402)を継続し、上述と同様の処理を繰り返し実行する。
一方、体重計100に人が近接していないと判定された場合(ステップS405でNo)、制御部29は、自動オフ時間の更新を指示せずに測定結果表示(ステップS402)を継続させる。従って、この場合は、計時部52による自動オフ時間の計時はそのまま進行される。その後、同様の処理が繰り返されて、自動オフ時間が経過したと判断された場合(ステップS403でYes)には、制御部29は、体重計100を非使用状態に移行させる。即ち、自動オフ時間以上、制御部29により使用者は体重計100に近接していないと判定されている場合に、制御部29が体重計100を使用状態から非使用状態へ移行させるようになっている。
このように、人が近接している間は、常に自動オフ時間が更新されるようになっているので、体重計100が非使用状態に移行してしまうことはない。このため、従来の生体測定装置のように、使用者にとって未だ結果表示を確認中であるのにも拘わらず、無操作状態のまま基準時間が経過してしまうだけで現在の動作状態が変更されてしまうことにより生ずる不便を解消することができる。また、人が前記生体測定装置に近接していないと判定された後、特に、そのような状況が所定時間以上経過した場合に、体重計100を非使用状態に移行させるので、使用者がいない状況であるにもかかわらず使用状態が継続されてしまうことはなく、消費電力を抑えることも可能となる。
<第1実施形態の変形例1>
上記の第1実施形態に係る体重計100は、使用者の体重の他に体脂肪率等を測定することが可能な、体脂肪計付き体重計として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、体重のみを測定することが可能な体重計であってもよいし、反対に、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、骨量、体水分率、BMI、除脂肪量、細胞内液量、細胞外液量など、より多くの生体情報を測定・演算可能な、体組成計として構成してもよい。
<第1実施形態の変形例2>
上記の第1実施形態に係る体重計100は、主として、スタートキーを押して動作が開始され、その後に、ロードセルのゼロ点更新を実施した上で、測定可能な状態に移行するものを説明した。即ち、スタートキーが押される前の体重計100の動作状態、又は、自動オフ時間が経過した後に制御部29により移行させられる体重計100の動作状態は、電源がオフにされており、スタートキーや設定キーの操作を検知する機能以外は停止している、非使用状態(e)(段落[0050]参照)である。
しかしながら、本発明は、このようなものに限定されることはなく、非使用状態にある生体測定装置において荷重がかかったことを検知したときに、自動的に、装置を起動して、生体情報の測定が可能な使用状態へ移行させる機能を備えた、いわゆるステップオンタイプの生体測定装置として構成してもよい。即ち、スタートキーが押される前の体重計100の動作状態、又は、自動オフ時間が経過した後に制御部29により移行させられる体重計100の動作状態は、制御部29がロードセル47を間欠的に作動させて、制御部29がロードセル47の出力値を取得して、人が体重計100に乗ったか否かを判定している状態、及び、ロードセル47のゼロ点を間欠的(例えば1時間ごと)に実行するゼロ点更新機能が実行されている状態である、非使用状態(f)(段落[0050]参照)としてもよい。
<第2実施形態>
以下、本発明の第2実施形態に係る生体測定装置を、図面を参照しつつ説明する。
第2実施形態は、本発明を体脂肪の測定が可能な体重計(体脂肪計付き体重計)に適用した例を説明する。第2実施形態に係る体重計は、第1実施形態に係る体重計100と同様に使用状態から非使用状態へ移行させる構成のものであってもよいが、使用状態から非使用状態へ移行させない生体測定装置にも適用可能である。
なお、以下の説明においては、第2実施形態に係る体重計は、第1実施形態に係る体重計100と同様の構成であるため、同一の構成部材の詳細な説明は省略する。
第2実施形態は、体重計100(生体測定装置)の動作状態が非使用状態(f)(段落番号[0050]参照)にある場合において、制御部29による動作状態の制御は、制御部29により使用者は体重計100に近接していると判定されたときに、体重計100を非使用状態(f)から使用状態(b)(段落番号[0049]参照)へ移行することを内容とするものである。
特に、第2実施形態は、制御部29は、使用者が体重計100に近接していると判定したときに、ロードセル47から取得した荷重信号をゼロ点として設定するものである。
図7を参照して、非使用状態にある体重計100が、使用状態へ移行するまでの処理について説明する。図7は、本発明の第2実施形態に係る生体測定装置が非使用状態にあるときの処理の流れを示すフローチャートである。
体重計100の動作状態が非使用状態(f)(段落番号[0050]参照)が開始された場合、制御部29は、センサ51による測定を実行する時間Ts(センサ測定時間)を、記憶部25から読み出す(ステップS501)。時間Tsは、工場出荷時に予めプログラムされていればよい。
次に、制御部29は、計時部52に対して、センサ51による測定を時間Tsごとに間欠的に行わせるための経過時間T(センサ測定用経過時間)の計時を開始させる(ステップS502)。このとき、制御部29は、センサ51からのセンサ信号の初期値P0を取得しておく。
制御部29は、計時部52が計時している経過時間Tが時間Ts以上になったか否かを判断する(ステップS503)。経過時間Tが時間Tsよりも小さい間(ステップS503でNo)は、制御部29は、ステップS503の判断を繰り返す。
経過時間Tが時間Ts以上になった場合(ステップS503でYes)、制御部29は、センサ51を作動させて、センサ信号P1(今回センサ信号)を取得する(ステップS504)。
制御部29は、直前のステップS504で取得したセンサ信号P1とステップS502で取得したセンサ信号の前回値(初期値)P0との差を算出し、この差と近接判定閾値(所定閾値)とを比較して、体重計100に人が近接したか否かを判定する(ステップS505)。ここで、近接判定閾値は、予め記憶部25に保存されているデータであり、制御部29が読み出す。
前記差(P1−P0)が近接判定閾値以下である場合は、制御部29は人が近接していないと判定し(ステップS505でNo)、制御部29は、P0をP1に置き換えて(ステップS506)、今回の判定を終了し、次の新たな判定のために経過時間Tをゼロに戻して(ステップS507)、ステップS503以降の処理を行う。
一方、前記差(P1−P0)が近接判定閾値よりも大きい場合は、制御部29は人が近接していると判定して(ステップS505でYes)、制御部29は、体重計100を体重測定処理に移行させる(ステップS508)。即ち、体重計100の動作状態が非使用状態にある場合において、制御部29により使用者が体重計100に近接していると判定されたときに、体重計100を非使用状態から使用状態へ移行させるようになっている。
このように、体重計100を非使用状態から使用状態へ移行させることを、人の近接に依拠する構成としたことによって、従来のいわゆるステップオンタイプの生体測定装置のように、電波ノイズ等の影響を受け人の荷重がかかったと誤検知して非使用状態にあった装置を使用状態へ移行させることによる無用な電力を消費することが防止される。
体重測定処理、及び、それ以降の生体インピーダンス測定処理、測定結果表示処理の手順、並びに、設定モードの処理手順は、第1実施形態の場合(図3〜図6)と同様であるためその説明は省略するが、体重測定処理(ステップS508)では、制御部29は、使用者が体重計100に乗る前に、ロードセル47を作動させて無負荷時における出力値を取得してゼロ点として設定するゼロ点更新を実行するようにする。
これにより、使用者が生体測定装置に近接していると判定したときにゼロ点更新が実行されるので、体重測定の直前に更新されたゼロ点に基づいた体重の測定が可能となり、測定の正確を期することができる。また、従来の生体測定装置のように不使用状態の間に、ロードセルのゼロ点更新処理を間欠的(例えば1時間ごと)に実行しておく必要がなくなり、電力の消費を低減させることができる。
<第2実施形態の変形例1>
上記の第2実施形態に係る体重計100は、使用者の体重の他に体脂肪率等を測定することが可能な、体脂肪計付き体重計として説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。即ち、体重のみを測定することが可能な体重計であってもよいし、反対に、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、骨量、体水分率、BMI、除脂肪量、細胞内液量、細胞外液量など、より多くの生体情報を測定・演算可能な、体組成計として構成してもよい。
<第2実施形態の変形例2>
上記の第2実施形態に係る体重計100における人の近接の判定では、図7のステップS505に示すように、今回の近接判定時にセンサ51から取得したセンサ信号P1と、前回の近接判定時にセンサ51から取得したセンサ信号P0との差が、近接判定閾値よりも大きい場合に使用者が近接していると判定する例を説明した。センサ51を照度センサで構成する場合には、体重計100を設置している室内の明るさによる影響を低減して、人の近接の判定を正確に実行できるため、特に好適である。また、第1実施形態のように、制御部29は、センサ51からのセンサ信号が近接判定閾値(所定閾値)よりも大きい場合に、体重計100に人が近接していると判定するようにしてもよい。
<第3実施形態>
以下、本発明の第3実施形態に係る生体測定装置を、図面を参照しつつ説明する。
第3実施形態は、本発明を体脂肪の測定が可能な体重計(体脂肪計付き体重計)に適用した例を説明する。第3実施形態に係る体重計は、第1実施形態に係る体重計100と同様に使用状態から非使用状態へ移行させる構成のものであってもよいが、使用状態から非使用状態へ移行させない生体測定装置にも適用可能である。
なお、以下の説明においては、第3実施形態に係る体重計は、第1実施形態に係る体重計100と同様の構成であるため、同一の構成部材の詳細な説明は省略する。
第3実施形態は、体重計100(生体測定装置)の動作状態が非使用状態(f)段落番号[0050]参照)にある場合において、制御部29により使用者は体重計100に近接していると判定され、かつ、制御部29がロードセル47から取得した荷重信号に基づいて体重計100に使用者が乗ったことを検知したときに、体重計100を非使用状態(f)から使用状態(c)(段落番号[0049]参照)へ移行することを内容とするものである。
従って、第3実施形態に係る体重計100では、非使用状態(f)にある間に、無負荷時のロードセルの出力値をゼロ点として設定するゼロ点更新処理を間欠的(例えば1時間ごと)に実行しておくようにする。
図8を参照して、非使用状態にある体重計100が、使用状態へ移行するまでの処理について説明する。図8は、本発明の第3実施形態に係る生体測定装置が非使用状態にあるときの処理の流れを示すフローチャートである。
体重計100の動作状態が非使用状態(f)(段落番号[0050]参照)が開始された場合、制御部29は、センサ51による測定を実行する時間Ts(センサ測定時間)、及び、ロードセル47からの荷重信号の検知を実行する時間Tw(荷重検知時間)を、記憶部25から読み出す(ステップS601)。時間Ts、Twは、互いに異なる時間間隔を、工場出荷時に予めプログラムされていればよい。
次に、制御部29は、計時部52に対して、センサ51による測定を時間Tsごとに間欠的に行わせるための経過時間T1(センサ測定用経過時間)と、ロードセル47による測定を時間Twごとに完結的に行わせるための経過時間T2(荷重検知用経過時間)と、を開始させる(ステップS602)。このとき、制御部29は、センサ51からのセンサ信号の初期値P0、及び、ロードセル47の出力値(荷重)をそれぞれ取得しておく。
制御部29は、計時部52が計時している経過時間T1が時間Ts以上になったか否かを判断する(ステップS603)。経過時間T1が時間Tsよりも小さい場合(ステップS603でNo)は、制御部29は、計時部52が計時している経過時間T2が時間Tw以上になったか否かを判断する(ステップS612)。経過時間T1が時間Tsよりも小さく、経過時間T2が時間Twよりも小さい間(ステップS603でNo、ステップS612でNo)は、制御部29は、ステップS603及びステップS612の判断を繰り返す。
(1)ステップS604〜S611
経過時間T1が時間Ts以上になった場合(ステップS603でYes)、制御部29は、センサ51を作動させて、センサ信号P1(今回センサ信号)を取得する(ステップS604)。
制御部29は、直前のステップS604で取得したセンサ信号P1とステップS602で取得したセンサ信号の前回値(初期値)P0との差を算出し、この差と近接判定閾値(所定閾値)とを比較して、体重計100に人が近接したか否かを判定する(ステップS605)。ここで、近接判定閾値は、予め記憶部25に保存されているデータであり、制御部29が読み出す。
前記差(P1−P0)が近接判定閾値以下である場合は、制御部29は人が近接していないと判定し(ステップS605でNo)、制御部29は、P0をP1に置き換えて(ステップS608)、今回の近接判定を終了し、次の新たな近接判定のために経過時間T1をゼロに戻して(ステップS609)、ステップS603以降の処理を行う。
このように、計時部52が測定するセンサ測定用経過時間T1がセンサ測定時間Ts以上になったときに、センサ51からセンサ信号を取得して、使用者の体重計100への近接を判定することを繰り返すようになっている。
一方、前記差(P1−P0)が近接判定閾値よりも大きい場合は、制御部29は人が近接していると判定し(ステップS605でYes)、制御部29は、ロードセル47を作動させて、荷重信号(今回荷重)を取得する(ステップS606)。
制御部29は、直前のステップS606で取得した今回荷重とステップS602で取得した前回荷重(初期値)との差を算出し、この差とオン検知荷重(所定閾値)とを比較して、体重計100に人が乗ったか否かの検知を行う(ステップS607)。ここで、オン検知荷重は、予め記憶部25に保存されているデータであり、制御部29が読み出す。
前記差(今回荷重−前回荷重)がオン検知荷重以下である場合は、制御部29は人が体重計100に乗っていないと判定し(ステップS607でNo)、制御部29は、前回荷重を今回荷重に置き換えて(ステップS610)、今回の荷重検知を終了し、次の新たな荷重検知のために経過時間T2をゼロに戻す(ステップS611)。また、制御部29は、P0をP1に置き換えて(ステップS608)、今回の近接判定を終了し、次の新たな近接判定のために経過時間T1をゼロに戻して(ステップS609)、ステップS603以降の処理を行う。
このように、計時部52が測定する荷重検知用経過時間T2が荷重検知時間Tw以上になる前に、計時52部が測定するセンサ測定用経過時間T1がセンサ測定時間Ts以上になったときに、制御部29は、センサ51からセンサ信号を取得して、使用者の体重計100への近接を判定後、ロードセル47から荷重信号を取得して、体重計100に使用者が乗ったか否かの検知を行うようになっている。
ステップS607において、前記差(今回荷重−前回荷重)がオン検知荷重よりも大きい場合(ステップS607でYes)、制御部29は、体重計100を体重測定処理に移行させる(ステップS621)。
(2)ステップS612〜S620
経過時間T1が時間Tsよりも小さく(ステップS603でNo)、経過時間T2が時間Tw以上になった場合(ステップS612でYes)、制御部29は、ロードセル47を作動させて、荷重信号(今回荷重)を取得する(ステップS613)。
制御部29は、直前のステップS613で取得した今回荷重とステップS602で取得した前回荷重(初期値)との差を算出し、この差とオン検知荷重(所定閾値)とを比較して、体重計100に人が乗ったか否かの検知を行う(ステップS614)。
前記差(今回荷重−前回荷重)がオン検知荷重以下である場合は、制御部29は人が体重計100に乗っていないと判定し(ステップS614でNo)、制御部29は、前回荷重を今回荷重に置き換えて(ステップS617)、今回の荷重検知を終了し、次の新たな荷重検知のために経過時間T2をゼロに戻して(ステップS618)、ステップS603以降の処理を行う。
このように、計時部52が測定する荷重検知用経過時間T2が荷重検知時間Tw以上になったときに、ロードセル47から荷重信号を取得して、体重計100に使用者が乗ったか否かの検知を行うことを繰り返すようになっている。
一方、前記差(今回荷重−前回荷重)がオン検知荷重よりも大きい場合は、制御部29は人が体重計100に乗っていると判定し(ステップS614でYes)、制御部29は、制御部29は、センサ51を作動させて、センサ信号P1(今回センサ信号)を取得する(ステップS615)。
制御部29は、直前のステップS615で取得したセンサ信号P1とステップS602で取得したセンサ信号の前回値(初期値)P0との差を算出し、この差と近接判定閾値(所定閾値)とを比較して、体重計100に人が近接したか否かを判定する(ステップS616)。
前記差(P1−P0)が近接判定閾値以下である場合は、制御部29は人が近接していないと判定し(ステップS616でNo)、制御部29は、P0をP1に置き換えて(ステップS619)、今回の近接判定を終了し、次の新たな近接判定のために経過時間T1をゼロに戻す(ステップS620)。また、制御部29は、前回荷重を今回荷重に置き換えて(ステップS617)、今回の荷重検知を終了し、次の新たな荷重検知のために経過時間T2をゼロに戻して(ステップS618)、ステップS603以降の処理を行う。
このように、計時部52が測定するセンサ測定用経過時間T1がセンサ測定時間Ts以上になる前に、計時部52が測定する荷重検知用経過時間T2が荷重検知時間Tw以上になったときは、制御部29は、ロードセル47から荷重信号を取得して、体重計100に使用者が乗ったか否かの検知を行った後、センサ51からセンサ信号を取得して、使用者の体重計100への近接を判定するようになっている。
ステップS616において、前記差(P1−P0)が近接判定閾値よりも大きい場合(ステップS616でYes)、制御部29は、体重計100を体重測定処理に移行させる(ステップS621)。
このように、人が体重計100に近接しており、かつ、人が体重計100に乗っていることに依拠して、生体測定装置を非使用状態から使用状態へ移行するように動作状態が制御されるので、使用者が体重計100に乗ったことを高精度に判断されて、誤検知により使用状態へ移行することを防止できる結果、消費する電力を低減することができる。
<第3実施形態の変形例1>
上記の第3実施形態に係る体重計100を、体重のみを測定することが可能な体重計として構成してもよいし、反対に、内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝量、骨量、体水分率、BMI、除脂肪量、細胞内液量、細胞外液量など、より多くの生体情報を測定・演算可能な、体組成計として構成してもよい。
<第3実施形態の変形例2>
上記の第3実施形態に係る体重計100における人の近接の判定及び荷重検知は、図8のステップS605、S607、S614、S616に示すように、センサ51やロードセル47の今回値と前回値との差が、所定閾値よりも大きいか否か、を判断する例を説明した。センサ51を照度センサで構成する場合には、体重計100を設置している室内の明るさによる影響を低減して、人の近接の判定を正確に実行できるため、特に好適である。また、センサ51やロードセル47の今回値が、近接判定閾値やオン検知荷重(所定閾値)よりも大きい場合に、体重計100に人が近接している又は乗っていると判定するようにしてもよい。
本発明について上記実施形態を参照しつつ説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、改良の目的または本発明の思想の範囲内において改良または変更が可能である。
21 表示部
22 操作部
25 記憶部
29 制御部
30 電極部材
31a 通電電極
31b 測定電極
32a 通電電極
32b 測定電極
47 ロードセル(生体情報測定部)
48 生体インピーダンス測定部(生体情報測定部)
51 センサ
51a 照射部
51b 受光部
52 計時部
100 体重計(生体測定装置)

Claims (13)

  1. 使用者の生体情報を測定する生体測定装置であって、
    前記生体情報を測定する生体情報測定部と、
    前記生体測定装置への前記使用者の近接に応じたセンサ信号を出力するセンサと、
    前記センサ信号に基づいて前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定し、その判定結果に基づいて前記生体測定装置の動作状態の制御をする制御部と、を備えること
    を特徴とする生体測定装置。
  2. 前記生体測定装置の前記動作状態が使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していないと判定された後に、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを特徴とする請求項1に記載の生体測定装置。
  3. 前記生体測定装置の前記動作状態が使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定されている間は、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを規制し、及び、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していないと判定された後に、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを特徴とする請求項1に記載の生体測定装置。
  4. 前記生体測定装置の前記動作状態が使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、所定時間以上、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していないと判定された場合に、前記生体測定装置を使用状態から非使用状態へ移行することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうち、いずれか1に記載の生体測定装置。
  5. 前記使用状態は、前記使用者による前記生体測定装置の設定処理状態、前記生体情報測定部による前記使用者の前記生体情報の測定待機状態、前記生体情報測定部による前記使用者の前記生体情報の測定処理状態、又は、前記生体情報の測定結果の表示処理状態、の少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項2乃至請求項4のうち、いずれか1に記載の生体測定装置。
  6. 前記生体測定装置の前記動作状態が非使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定されたときに、前記生体測定装置を非使用状態から使用状態へ移行することを特徴とする請求項1に記載の生体測定装置。
  7. 前記生体情報測定部は、前記生体測定装置へかかる荷重に応じて荷重信号を出力するロードセルを含み、
    前記制御部は、前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定したときに、前記ロードセルから取得した荷重信号をゼロ点として設定することを特徴とする請求項1又は請求項6に記載の生体測定装置。
  8. 前記生体情報測定部は、前記生体測定装置へかかる荷重に応じて荷重信号を出力するロードセルを含み、
    前記生体測定装置の前記動作状態が非使用状態にある場合において、前記制御部による前記動作状態の制御は、前記制御部により前記使用者は前記生体測定装置に近接していると判定され、かつ、前記制御部が前記ロードセルから取得した荷重信号に基づいて前記生体測定装置に使用者が乗ったことを検知したときに、前記生体測定装置を非使用状態から使用状態へ移行することを特徴とする請求項1に記載の生体測定装置。
  9. 前記制御部は、計時部が測定するセンサ測定用経過時間がセンサ測定時間以上になったときに、前記センサから前記センサ信号を取得して、前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定することを繰り返すことを特徴とする請求項6乃至請求項8のうち、いずれか1に記載の生体測定装置。
  10. 前記制御部は、計時部が測定する荷重検知用経過時間が荷重検知時間以上になったときに、前記ロードセルから荷重信号を取得して、前記生体測定装置に使用者が乗ったか否かの検知を行うことを繰り返すことを特徴とする請求項8に記載の生体測定装置。
  11. 計時部が測定する荷重検知用経過時間が荷重検知時間以上になる前に、前記計時部が測定するセンサ測定用経過時間がセンサ測定時間以上になったときは、前記制御部は、前記センサから前記センサ信号を取得して、前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定後、前記ロードセルから荷重信号を取得して、前記生体測定装置に使用者が乗ったか否かの検知を行い、
    前記計時部が測定する前記センサ測定用経過時間が前記センサ測定時間以上になる前に、前記計時部が測定する前記荷重検知用経過時間が前記荷重検知時間以上になったときは、前記制御部は、前記ロードセルから荷重信号を取得して、前記生体測定装置に使用者が乗ったか否かの検知を行った後、前記センサから前記センサ信号を取得して、前記使用者の前記生体測定装置への近接を判定すること
    を特徴とする請求項8に記載の生体測定装置。
  12. 前記センサは、赤外線を検出してセンサ信号を出力可能な赤外線センサであり、
    前記制御部は、前記赤外線センサからのセンサ信号が所定閾値よりも大きい場合に、使用者が近接したと判定することを特徴とする請求項1乃至請求項11のうち、いずれか1に記載の生体測定装置。
  13. 前記センサは、照度センサであって、
    前記制御部は、今回の近接判定時に前記照度センサから取得したセンサ信号と、前回の近接判定時に前記照度センサから取得したセンサ信号との差が、所定閾値よりも大きい場合に使用者が近接していると判定することを特徴とする請求項1乃至請求項11のうち、いずれか1に記載の生体測定装置。
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