JP2014002445A - 画像処理装置および方法、並びにプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】利用者にとってより満足度の高い画像を提供する。
【解決手段】撮影画像取得部は、利用者としての被写体を撮影して得られた撮影画像を取得し、移動領域設定部は、撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、領域移動処理部は、撮影画像において、移動領域に設定された領域を、被写体領域の内側に向かう方向に移動し、移動領域が被写体領域の内側に向かう方向に移動した撮影画像を出力する。本発明は、例えば、被写体の全身を撮影することができる写真シール作成装置に適用することができる。
【選択図】図11

Description

本発明は、画像処理装置および方法、並びにプログラムに関し、特に、利用者にとって満足度の高い画像を提供することができるようにする画像処理装置および方法、並びにプログラムに関する。
利用者を撮影し、撮影画像に対して利用者に編集を行わせ、編集後の画像をシール紙に印刷して提供する写真シール機が知られている。このような写真シール機は娯楽(遊戯)施設等に設置される。
写真シール機によって提供される1ゲームの流れは、通常、撮影空間内にいる利用者を被写体として撮影し、利用者を編集空間に移動させ、編集空間内で行われる操作に従って画像を編集し、編集後の画像である編集済み画像をシール紙に印刷して排出するという流れになる。
近年は、編集作業後、編集済み画像がシール紙に印刷されるまでの待ち時間に行われる事後接客において、シール紙に印刷される撮影画像や編集済み画像をサーバに送信・保存し、利用者が所有する携帯端末からそのサーバにアクセスし、保存された画像を取得することで、利用者は、携帯端末上で、撮影画像や編集済み画像を利用することができるようになっている。
このような一連のゲームの流れの中で、利用者に提供される画像における被写体の見栄えを良くするために、撮影画像に対して、様々な画像処理を行うことが提案されている。
例えば、撮影画像を一定間隔で格子状に区切り、各格子内の部分画像の縦または横の拡大/縮小倍率を変えて合成することにより、被写体の体型を補正するようにした写真シール機がある(例えば、特許文献1参照)。
また、写真シール機以外の分野でも、入力画像における人物領域の面積を、入力画像上の被写体の体軸に対する法線方向に圧縮するとともに、入力画像における背景領域の面積を、法線方向に拡張することで、画像における人物の容姿をスリムにする技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2000−267156号公報 特開2011−18199号公報
しかしながら、上述した特許文献1,2によれば、画像において被写体は全体的に細くなるものの、決して利用者が満足するバランスのとれた体型になるとは限らなかった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、利用者にとってより満足度の高い画像を提供することができるようにするものである。
本発明の一側面の画像処理装置は、被写体を撮影して得られた撮影画像を取得する撮影画像取得手段と、前記撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定する移動領域設定手段と、前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動する領域移動処理手段と、前記移動領域が前記被写体領域の内側に向かう方向に移動した前記撮影画像を出力する出力手段を備える。
前記移動領域設定手段には、前記撮影画像における前記被写体領域の、前記背景領域との境界近傍の領域を、前記移動領域に設定させることができる。
前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域を透過させる被写体マスク画像を生成する被写体マスク画像生成手段と、前記被写体マスク画像に対してぼかし処理を施し、ぼかし被写体マスク画像を生成するぼかし処理手段と、前記ぼかし被写体マスク画像の画素値から、前記ぼかし被写体マスク画像の勾配画像を生成する勾配画像生成部とをさらに設け、前記移動領域設定部には、前記勾配画像において勾配のある領域に対応する前記撮影画像の領域の少なくとも一部を、前記移動領域に設定させることができる。
前記移動領域設定手段には、前記撮影画像における前記被写体領域の略全ての領域を、前記移動領域に設定させることができる。
前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域以外の領域をマスクする被写体マスク画像を生成する被写体マスク画像生成手段と、前記被写体マスク画像に対して距離変換処理を施し、距離変換画像を生成する距離変換画像生成手段と、前記距離変換画像の画素値から、前記距離変換画像の勾配画像を生成する勾配画像生成手段とをさらに設け、前記移動領域設定手段には、前記勾配画像において勾配のある領域に対応する前記撮影画像の領域の少なくとも一部を、前記移動領域に設定させることができる。距離変換処理によれば、被写体領域において背景領域から距離の遠い部分、すなわち骨格が抽出され、その骨格に向かって被写体領域の略全ての領域が移動されるので、撮影画像において、被写体の骨格を保ちつつ、被写体を全体的に細くすることが可能となる。
前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域の顔領域をマスクする顔マスク画像を生成する顔マスク画像生成手段をさらに設け、前記移動領域設定手段には、前記顔マスク画像に基づいて、前記被写体領域のうちの顔を除いた前記所定の領域を、前記移動領域に設定させることができる。
前記移動領域設定手段には、前記撮影画像における前記被写体領域の下半身の領域を、前記移動領域に設定させることができる。
前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域以外の領域をマスクする被写体マスク画像を生成する被写体マスク画像生成手段と、前記被写体マスク画像から、前記被写体領域の重心位置を算出する重心算出手段と、前記撮影画像の、前記重心位置から前記被写体領域の足に向かって所定幅の帯領域を設定した帯領域マスク画像を生成する帯領域マスク画像生成手段とをさらに設け、前記移動領域設定手段には、前記帯領域マスク画像において前記帯領域に対応する前記撮影画像の領域の少なくとも一部を、前記移動領域に設定させることができる。
前記領域移動処理手段には、前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体の内側に向かう方向に移動するとともに、前記移動領域に設定された領域より内側にある領域を前記移動領域の移動方向に縮小し、前記移動領域に設定された領域より外側にある領域を前記移動領域の移動方向に拡大させることができる。
本発明の一側面の画像処理方法は、前記画像処理装置が、被写体を撮影して得られた撮影画像を取得し、前記撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動し、前記移動領域が前記被写体領域の内側に向かう方向に移動した前記撮影画像を出力するステップを含む。
本発明の一側面のプログラムは、コンピュータに、被写体を撮影して得られた撮影画像を取得し、前記撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動し、前記移動領域が前記被写体領域の内側に向かう方向に移動した前記撮影画像を出力するステップを含む処理を実行させる。
本発明の一側面においては、被写体を撮影して得られた撮影画像が取得され、撮影画像における被写体領域の少なくとも一部が、被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定され、撮影画像において、移動領域に設定された領域が、被写体領域の内側に向かう方向に移動され、移動領域が被写体領域の内側に向かう方向に移動した撮影画像が出力される。
本発明によれば、利用者にとってより満足度の高い画像を提供することが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る写真シール作成装置の外観の構成例を示す斜視図である。 写真シール作成装置の外観を他の角度からみた斜視図である。 利用者の移動について説明する図である。 撮影部の構成例を示す図である。 背景部の構成例を示す図である。 編集部の構成例を示す図である。 事後接客部の構成例を示す図である。 写真シール作成装置の内部の構成例を示すブロック図である。 制御部の詳細な構成例を示す機能ブロック図である。 写真シール作成ゲーム処理の流れの例を説明するフローチャートである。 画像処理装置の機能構成例を示すブロック図である。 被写体痩身処理について説明するフローチャートである。 図12の被写体痩身処理において生成される画像について説明する図である。 顔マスク画像生成処理について説明するフローチャートである。 顔マスク画像の生成について説明する図である。 顔マスク画像が乗算された勾配画像を示す図である。 領域移動処理について説明する図である。 領域移動処理の詳細について説明する図である。 被写体痩身処理の結果を示す図である。 画像処理装置の他の機能構成例を示すブロック図である。 被写体脚長処理について説明するフローチャートである。 被写体マスク画像の重心位置の算出について説明する図である。 帯領域マスク画像の生成について説明する図である。 被写体脚長処理の結果を示す図である。 画像処理装置のさらに他の機能構成例を示すブロック図である。 被写体痩身処理について説明するフローチャートである。 図26の被写体痩身処理において生成される画像について説明する図である。 顔マスク画像が乗算された勾配画像を示す図である。 被写体痩身処理の結果を示す図である。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
[写真シール作成装置の外観構成]
図1は、画像生成装置としての写真シール作成装置1の外観の構成例を示す斜視図である。
写真シール作成装置1は、撮影や編集等の作業を利用者にゲームとして行わせ、撮影画像や編集済み画像を提供する代わりに利用者より代金を受け取るゲーム機である。写真シール作成装置1はゲームセンタなどの店舗に設置される。利用者は1人であることもあるし、複数人であることもある。
写真シール作成装置1が提供するゲームで遊ぶ利用者は、代金を投入し、自身が被写体となって撮影を行い、撮影によって得られた撮影画像の中から選択した編集対象の画像に対して、背景や前景の画像となる合成用画像や手書きの線画やスタンプ画像を合成する編集機能を用いて編集を行うことにより、撮影画像を彩り豊かな画像にする。利用者は、編集済みの画像が印刷されたシール紙を受け取って一連のゲームを終了させることになる。
図1に示すように、写真シール作成装置1は、主に、撮影ユニット11、編集部12、および事後接客部13から構成される。撮影ユニット11と編集部12が接した状態で設置され、編集部12と事後接客部13が接した状態で設置される。
撮影ユニット11は、撮影部21と背景部22から構成される。撮影部21と背景部22は所定の距離だけ離れて設置され、撮影部21と背景部22の間に形成される空間である撮影空間において撮影処理が行われる。
撮影部21は撮影処理を利用者に行わせる装置である。撮影部21は、撮影空間に入り、撮影処理を行っている利用者の正面に位置する。撮影空間を正面に臨む面を構成する撮影部21の正面パネル41には、撮影処理時に利用者により用いられるタッチパネルモニタなどが設けられる。撮影空間にいる利用者から見て左側の面を左側面、右側の面を右側面とすると、撮影部21の左側面が側面パネル42Aにより構成され、右側面が側面パネル42Bにより構成される。
背景部22は、正面を向いて撮影処理を行っている利用者の背面側に位置する板状の部材である背面パネル51、背面パネル51の左端に取り付けられ、側面パネル42Aより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52A、および、背面パネル51の右端に取り付けられ、側面パネル42Bより横幅の狭い板状の部材である側面パネル52B(図示せず)から構成される。
撮影部21の左側面を構成する側面パネル42Aと背景部22の側面パネル52Aは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Aによって連結される。また、撮影部21の右側面を構成する側面パネル42Bと背景部22の側面パネル52Bは、ほぼ同一平面に設けられ、それぞれの上部が板状の部材である連結部23Bによって連結される。
撮影部21の側面パネル42A、連結部23A、および背景部22の側面パネル52Aに囲まれることによって形成される開口が撮影空間の出入り口G1となる。図示されないが、撮影部21の側面パネル42B、連結部23B、および背景部22の側面パネル52Bに囲まれることによって形成される開口も撮影空間の出入り口G2となる。
背景部22の上部には、背面パネル51、側面パネル52A、および側面パネル52Bに支持される形で背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25には、色または柄の異なる、背景に利用される巻き取り式の背景カーテンが複数収納される。背景カーテンユニット25は、撮影部21に設けられたカメラ等による撮影と連動して動作し、撮影の際に、例えば利用者により選択された色のカーテンを下ろし、その他のカーテンを巻き取る。
なお、背景カーテンユニット25に収納される背景カーテンとしては、複数枚のカーテンを1枚のクロマキ用のカーテンとして使用する昇降式カーテンを用意してもよい。また、クロマキ用のカーテンを予め撮影空間の背面となる背面パネル51に張り付けるとともに、合成用の背景画像を複数種類用意し、撮影処理や編集処理において、利用者が所望する背景画像をカーテンの部分に合成することができるようにしてもよい。
撮影空間の上方には、撮影部21の正面パネル41、連結部23A、連結部23B、および背景カーテンユニット25に囲まれる開口が形成され、その開口の一部を覆うように天井ストロボユニット24が設けられる。天井ストロボユニット24の一端が連結部23Aに固定され、他端が連結部23Bに固定される。天井ストロボユニット24は、撮影に合わせて撮影空間内に向けて発光するストロボを内蔵する。天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部には蛍光灯が設けられており、撮影空間の照明としても機能する。
編集部12は、撮影処理によって得られた画像を編集する処理である編集処理を利用者に行わせる装置である。編集部12は、一方の側面が撮影部21の正面パネル41の背面に接するように撮影ユニット11に連結して設けられる。編集部12には、編集処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタなどの構成が設けられる。
図1に示す編集部12の構成を正面側の構成とすると、2組の利用者が同時に編集処理を行うことができるように、編集部12の正面側と背面側には編集処理に用いられる構成がそれぞれ設けられる。
編集部12の正面側は、床面に対して垂直な面であり、側面パネル42Aとほぼ平行な面である面71と、面71の上方に形成された斜面72から構成され、編集処理に用いられる構成が斜面72に設けられる。斜面72の左側には、柱状の形状を有し、照明装置74の一端を支持する支持部73Aが設けられる。支持部73Aの上面にはカーテンレール26を支持する支持部75が設けられる。斜面72の右側にも、照明装置74の他端を支持する支持部73B(図2)が設けられる。
編集部12の上方にはカーテンレール26が取り付けられる。カーテンレール26は、上から見たときの形状がコの字状となるように3本のレール26A乃至26Cを組み合わせて構成される。平行に設けられるレール26Aと26Bの一端は、連結部23Aと連結部23Bにそれぞれ固定され、他端に残りの一本のレール26Cの両端が接合される。
カーテンレール26には、編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間の内部が外から見えないようにカーテンが取り付けられる。カーテンレール26に取り付けられたカーテンにより囲まれる編集部12の正面前方の空間と背面前方の空間が、利用者が編集処理を行う編集空間となる。
図2は、写真シール作成装置1を別の角度から見た斜視図である。
事後接客部13は事後接客処理を利用者に行わせる装置である。事後接客処理には、撮影画像や編集済みの画像を携帯電話機などの携帯端末に送信する処理、ミニゲームを利用者に行わせる処理、アンケートに答えさせる処理などが含まれる。
図2に示すように、事後接客部13は、所定の厚さを有する板状の筐体をその一部として有しており、残りの部分は編集部12の左側面と一体に設けられる。事後接客部13の正面には、事後接客処理時に利用者により用いられるタブレット内蔵モニタや、撮影画像や編集済みの画像が印刷されたシール紙が排出される排出口などが設けられる。事後接客部13の正面前方の空間が、シール紙への印刷が終わるのを待っている利用者が事後接客処理を行う事後接客空間となる。
ここで、写真シール作成ゲームの流れと、それに伴う利用者の移動について図3を参照して説明する。図3は、写真シール作成装置1を上から見た平面図である。
写真シール作成装置1の利用者は、白抜き矢印#1で示すように出入り口G1から、または白抜き矢印#2で示すように出入り口G2から、撮影部21と背景部22の間に形成された撮影空間A1に入り、撮影部21に設けられたカメラやタッチパネルモニタなど利用して撮影処理を行う。
撮影処理を終えた利用者は、白抜き矢印#3で示すように出入り口G1を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−1に移動するか、白抜き矢印#4で示すように出入り口G2を使って撮影空間A1から出て編集空間A2−2に移動する。
編集空間A2−1は、編集部12の正面側の編集空間であり、編集空間A2−2は、編集部12の背面側の編集空間である。編集空間A2−1と編集空間A2−2のいずれの空間に移動するのかが、撮影部21のタッチパネルモニタの画面表示などによって案内される。例えば2つの編集空間のうちの空いている方の空間が移動先として案内される。編集空間A2−1または編集空間A2−2に移動した利用者は編集処理を開始する。編集空間A2−1の利用者と、編集空間A2−2の利用者は同時に編集処理を行うことができる。
編集処理が終了した後、撮影画像や編集済みの画像の中から選択された画像の印刷が開始される。画像の印刷中、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−1で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#5で示すように編集空間A2−1から事後接客空間A3に移動して事後接客処理を行う。また、編集処理を終えた利用者は、編集空間A2−2で編集処理を行っていた場合には白抜き矢印#6で示すように編集空間A2−2から事後接客空間A3に移動し、事後接客空間A3において事後接客処理を行う。
画像の印刷が終了したとき、利用者は、事後接客部13に設けられた排出口からシール紙を受け取り、一連の写真シール作成ゲームを終えることになる。
次に、各装置の構成について説明する。
[撮影部の構成]
図4は、撮影部21の正面の構成例を示す図である。撮影部21は、正面パネル41、側面パネル42A、および側面パネル42Bが、箱状の形状を有するベース部43に取り付けられることによって構成される。
正面パネル41は撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の正面に位置し、側面パネル42Aと側面パネル42Bは、それぞれ、撮影空間A1で撮影処理を行う利用者の左側、右側に位置する。
正面パネル41のほぼ中央には撮影・表示ユニット81が設けられる。撮影・表示ユニット81は、カメラ91、正面ストロボ92、およびタッチパネルモニタ93から構成される。
カメラ91は、CCD(Charge Coupled Device)などの撮像素子により構成され、撮影空間A1にいる利用者を撮影する。カメラ91により取り込まれた動画像は、タッチパネルモニタ93にリアルタイムで表示される。利用者により撮影が指示されたときなどの所定のタイミングでカメラ91により取り込まれた画像は撮影画像(静止画像)として保存される。
カメラ91を囲むように発光面が設けられた正面ストロボ92は、他のストロボと同様にカメラ91による撮影に合わせて発光し、被写体としての利用者の顔付近を正面から照射する。
カメラ91の下側に設けられたタッチパネルモニタ93は、LCD(Liquid Crystal Display)などのモニタと、それに積層されたタッチパネルにより構成される。タッチパネルモニタ93は、カメラ91により取り込まれた動画像を表示するライブビューモニタとしての機能と、各種のGUI(Graphical User Interface)画像を表示し、利用者の選択操作をタッチパネルにより受け付ける機能とを備えている。タッチパネルモニタ93には、適宜、撮影結果としての静止画像や、背景等の画像が合成された後の動画像が表示される。
正面パネル41には、撮影・表示ユニット81の位置を基準として、上方に上ストロボ82が設置される。また、左方に左ストロボ83が設置され、右方に右ストロボ84が設置される。
上ストロボ82は、利用者を上前方から照射する。左ストロボ83は、利用者を左前方から照射し、右ストロボ84は、利用者を右前方から照射する。
ベース部43には利用者の足元を照射する足元ストロボ86も設けられる。上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、および足元ストロボ86の内部には蛍光灯が設けられており、天井ストロボユニット24を構成するストロボの内部の蛍光灯と合わせて、撮影空間A1内の照明として用いられる。各蛍光灯の発光量が調整されることによって、または、発光させる蛍光灯の数が調整されることによって、撮影空間A1内の明るさが、利用者が行っている撮影処理の内容に応じて適宜調整される。
足元ストロボ86の右側には、利用者がお金を投入する硬貨投入返却口87が設けられる。
ベース部43の上面の左右に形成されるスペース43Aおよび43Bは、撮影処理を行う利用者が手荷物等を置くための荷物置き場として用いられる。正面パネル41の例えば天井付近には、撮影処理の案内音声、BGM(Back Ground Music)、効果音等の音を出力するスピーカも設けられる。
[背景部の構成]
図5は、背景部22の撮影空間A1側の構成例を示す図である。
上述したように、背面パネル51の上方には背景カーテンユニット25が設けられる。背景カーテンユニット25のほぼ中央には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を後方中央から照射する背面中央ストロボ101が取り付けられる。
背面パネル51の上方であって、出入り口G1側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を左後方から照射する背面左ストロボ102が取り付けられる。また、背面パネル51の上方であって、出入り口G2側の位置には、撮影空間A1内で撮影処理を行っている利用者を右後方から照射する背面右ストロボ103が取り付けられる。
[編集部の構成]
図6は、編集部12の正面側(編集空間A2−1側)の構成例を示す図である。
斜面72のほぼ中央には、タブレット内蔵モニタ131が設けられる。タブレット内蔵モニタ131を挟んで左側にタッチペン132Aが設けられ、右側にタッチペン132Bが設けられる。
タブレット内蔵モニタ131は、タッチペン132Aまたは132Bを用いて操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ131には、例えば、編集対象画像として選択された撮影画像の編集に用いられる画面である編集画面が表示される。2人で同時に編集作業を行う場合、タッチペン132Aは一方の利用者により用いられ、タッチペン132Bは他方の利用者により用いられる。
編集部12の左側には事後接客部13が設けられる。
[事後接客部の構成]
図7は、事後接客部13の正面側の構成例を示す図である。
事後接客部13の上方中央にはタブレット内蔵モニタ161が設けられる。タブレット内蔵モニタ161は、利用者の指などによって操作入力が可能なタブレットがLCDなどのモニタに重畳して設けられることによって構成される。タブレット内蔵モニタ161には、ミニゲームなどの事後接客処理に用いられる画面が表示される。
タブレット内蔵モニタ161の下にはスピーカ162が設けられ、スピーカ162の下にはシール紙排出口163が設けられる。
スピーカ162は、事後接客処理の案内音声、BGM、効果音等の音を出力する。
シール紙排出口163には、編集空間A2−1の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙、または、編集空間A2−2の利用者が編集処理を行うことによって作成した画像が印刷されたシール紙が排出される。編集部12の内部にはプリンタが設けられており、画像の印刷がそのプリンタにより行われる。
[写真シール作成装置の内部構成]
次に、写真シール作成装置1の内部構成について説明する。図8は、写真シール作成装置1の内部の構成例を示すブロック図である。上述した構成と同じ構成には同じ符号を付してある。重複する説明については適宜省略する。
制御部201はCPU(Central Processing Unit)などよりなり、ROM(Read Only Memory)206や記憶部202に記憶されているプログラムを実行し、写真シール作成装置1の全体の動作を制御する。制御部201には、記憶部202、通信部203、ドライブ204、ROM206、RAM(Random Access Memory)207が接続される。制御部201には、撮影部208、編集部209、および事後接客部210の各構成も接続される。
記憶部202は、ハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶媒体からなり、制御部201から供給された各種の設定情報を記憶する。記憶部202に記憶されている情報は制御部201により適宜読み出される。
通信部203は、インターネットなどのネットワークのインタフェースであり、制御部201による制御に従って外部の装置と通信を行う。
ドライブ204には、光ディスクや半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205が適宜装着される。ドライブ204によりリムーバブルメディア205から読み出されたコンピュータプログラムやデータは、制御部201に供給され、記憶部202に記憶されたり、インストールされたりする。
ROM206には、制御部201において実行されるプログラムやデータが記憶されている。RAM207は、制御部201が処理するデータやプログラムを一時的に記憶する。
撮影部208は、撮影空間A1における撮影処理を行う構成である硬貨処理部221、背景制御部222、照明装置223、カメラ91、タッチパネルモニタ93、およびスピーカ224から構成される。
硬貨処理部221は、硬貨投入返却口87に対する硬貨の投入を検出する。硬貨処理部221は、例えば400円などの所定の金額分の硬貨が投入されたことを検出した場合、そのことを表す起動信号を制御部201に出力する。
背景制御部222は、制御部201より供給される背景制御信号に従って背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンの上げ下ろしを行う。背景カーテンの選択が利用者により手動で行われるようにしてもよい。
照明装置223は、撮影空間A1内の各ストロボの内部に設けられる蛍光灯であり、制御部201より供給される照明制御信号に従って発光する。上述したように、撮影空間A1には、天井ストロボユニット24のストロボの他に、撮影部21に設けられる上ストロボ82、左ストロボ83、右ストロボ84、足元ストロボ86と、背景部22に設けられる背面中央ストロボ101、背面左ストロボ102,背面右ストロボ103が設けられている。
また、照明装置223は、制御部201による制御に従って発光量を調整することによって、利用者が行っている撮影作業の段階に応じて撮影空間A1内の明るさを調整する。
カメラ91は、制御部201による制御に従って撮影を行い、撮影によって得られた画像を制御部201に出力する。
編集部209Aは、編集空間A2−1における編集処理を行う構成として編集部12の正面側に設けられるタブレット内蔵モニタ131、タッチペン132A,132B、およびスピーカ231から構成される。編集部209Bも編集部209Aと同一の構成を有しており、編集空間A2−2における編集処理を行う。
タブレット内蔵モニタ131は、制御部201による制御に従って編集画面を表示し、編集画面に対する利用者の操作を検出する。利用者の操作の内容を表す信号は制御部201に供給され、編集対象の撮影画像の編集が行われる。
事後接客部210は、事後接客空間A3における事後接客処理を行う構成であるタブレット内蔵モニタ161、スピーカ162、印刷処理を行う構成であるプリンタ241、およびシール紙ユニット242から構成される。
プリンタ241は、撮影画像、または編集処理によって得られた編集済みの画像を、プリンタ241に装着されたシール紙ユニット242に収納されているシール紙に印刷し、シール紙排出口163に排出する。
[制御部の構成]
次に、制御部201について説明する。図9は、制御部201がROM206などに格納されているプログラムを実行することにより実現される機能ブロックの構成例を示している。
制御部201は、写真シール作成ゲームを開始する際に投入される代金に関する処理や利用者グループを撮影する等の写真シール作成ゲームの撮影作業の工程に関する処理を行う撮影処理部301、撮影画像に対する落書き編集等の写真シール作成ゲームの編集作業の工程に関する処理を行う編集処理部302、シール紙の印刷等の写真シール作成ゲームの印刷の工程に関する処理を行う印刷処理部303、および、編集作業を終了した利用者グループを接客する写真シール作成ゲームの事後接客の工程に関する処理を行う事後接客処理部304を有する。
つまり、制御部201は、写真シール作成ゲームの各工程に関する処理の制御を行う。
[写真シール作成装置の動作]
次に、図10のフローチャートを参照して、写真シール作成ゲームを提供する写真シール作成装置1の処理について説明する。
ステップS1において、写真シール作成装置1の撮影処理部301は、所定の金額分の硬貨が投入されたか否かを硬貨処理部221から供給される信号に基づいて判定し、投入されたと判定するまで待機する。
ステップS1において、硬貨が投入されたと判定された場合、ステップS2において、撮影処理部301は、撮影部208を制御し、カメラ91に取り込まれた被写体の動画像をタッチパネルモニタ93にライブビュー表示させ、撮影空間A1にいる利用者を被写体として撮影する撮影処理を行う。撮影処理では、例えば、利用者の全身を撮影する全身撮影と、利用者の顔または上半身を撮影するアップ撮影とが行われる。
ステップS3において、撮影処理部301は、撮影空間A1にいる利用者に対して、編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動を案内する。編集空間A2−1または編集空間A2−2への移動の案内は、撮影部208のタッチパネルモニタ93に画面を表示させることによって、または音声をスピーカ224から出力させることによって行われる。
ステップS4において、編集処理部302は、編集空間A2−1と編集空間A2−2のうち、撮影処理を終えた利用者の移動先とした方の編集空間に対応する編集部209を制御し、編集処理を行う。具体的には、編集処理部302は、編集対象画像として選択された撮影画像に合成する合成用画像を利用者に選択させ、選択された合成用画像を撮影画像に合成させ、得られた合成画像に対して、利用者による編集操作に従って編集を行う。
ステップS5において、編集処理部302は、編集空間A2−1または編集空間A2−2で編集処理を終えた利用者に対して事後接客空間A3への移動を案内する。事後接客空間A3への移動の案内は、タブレット内蔵モニタ131に画面を表示させることによって、または音声をスピーカ231から出力させることによって行われる。
ステップS6において、印刷処理部303は、利用者により選択された画像をプリンタ241に出力してシール紙に印刷させる印刷処理を行う(開始する)。
また、タブレット内蔵モニタ161に表示される、事後接客処理の開始ボタンが選択されると、ステップS7において、事後接客処理部304は、印刷終了待機中の利用者に対する事後接客処理を行う。具体的には、事後接客処理部304は、撮影画像や編集済みの画像を携帯端末に送信する携帯送信ゲーム処理を事後接客処理として行い、携帯端末の電子メールアドレスを直接入力することで画像を携帯端末に送信するか、非接触型ICと通信することで画像を携帯端末に送信するかを利用者に選択させる送信方法の選択画面や、送信する画像の選択画面をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、利用者による操作に応じて画像を送信する。
印刷が終了すると、ステップS8において、事後接客処理部304は、印刷が終了した旨をタブレット内蔵モニタ161に表示させ、プリンタ241は、画像が印刷されたシール紙をシール紙排出口163に排出し、処理を終了させる。
また、写真シール作成装置1は、撮影画像に対して所定の画像処理を行うことによって、撮影画像における被写体の見栄えを良くすることができる。
[画像処理装置の機能構成例]
ここで、図11を参照して、撮影画像における被写体の見栄えを良くする画像処理を行う画像処理装置の機能構成例について説明する。図11の画像処理装置は、例えば、上述の写真シール機1の撮影処理部301において実現される。
図11の画像処理装置は、撮影画像取得部411、被写体マスク画像生成部412、ぼかし処理部413、勾配画像生成部414、顔マスク画像生成部415、移動領域設定部416、および領域移動処理部417から構成される。
撮影画像取得部411は、カメラ91により撮影された画像である撮影画像を取得し、被写体マスク画像生成部412、顔マスク画像生成部415、および領域移動処理部417に供給する。
被写体マスク画像生成部412は、撮影画像取得部411から供給される撮影画像から、その撮影画像において被写体の領域である被写体領域と、被写体領域以外の背景の領域である背景領域とを分け、被写体領域の画素を白画素とし、背景領域の画素を黒画素とする2値化処理を施した被写体マスク画像を生成する。生成された被写体マスク画像は、ぼかし処理部413に供給される。被写体マスク画像生成部412が生成する被写体マスク画像は、被写体領域以外の領域、すなわち背景領域をマスクするマスク画像である。
ぼかし処理部413は、被写体マスク画像生成部412から供給される被写体マスク画像に対して、ぼかし効果のあるフィルタ処理を施し、その結果得られたぼかし被写体マスク画像を、勾配画像生成部414に供給する。
勾配画像生成部414は、ぼかし処理部413から供給されるぼかし被写体マスク画像の画素値から、勾配画像を生成し、移動領域設定部416に供給する。勾配画像は、所定の方向に対する、ぼかし被写体マスク画像の画素値の変化の度合を示す画像である。
顔マスク画像生成部415は、撮影画像取得部411から供給される撮影画像から、その撮影画像において被写体の顔の領域である顔領域と、顔領域以外の領域とを分け、顔領域以外の領域の画素を白画素とし、顔領域の画素を黒画素とする2値化処理を施した顔マスク画像を生成する。生成された顔マスク画像は、移動領域設定部416に供給される。顔マスク画像生成部415が生成する顔マスク画像は、顔領域をマスクするマスク画像である。
移動領域設定部416は、勾配画像生成部414から供給される勾配画像と、顔マスク画像生成部415から供給される顔マスク画像とに基づいて、撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、その移動領域を表す情報を、領域移動処理部417に供給する。
領域移動処理部417は、移動領域設定部416から供給される情報に基づいて、撮影画像取得部411から供給される撮影画像において移動領域に設定された領域を、被写体の内側に向かう方向に所定の移動量だけ移動し、その結果をタッチパネルモニタ93に供給する。タッチパネルモニタ93は、領域移動処理部417から供給された画像を、撮影結果としての静止画像として出力(表示)する。出力された撮影画像は、編集処理部302による編集処理の対象となる。
[被写体痩身処理について]
次に、図12のフローチャートを参照して、図11の画像処理装置によって実行される、撮影画像における被写体の見栄えを良くする被写体痩身処理について説明する。
ステップS11において、撮影画像取得部411は、カメラ91により撮影された画像である撮影画像を取得する。具体的には、背景カーテンユニット25に収納されている背景カーテンを背景として、その壁面の前に立っている人物を撮影した撮影画像が取得される。なお、取得される撮影画像は、全身撮影が行われることにより得られた全身画像とする。
ステップS12において、被写体マスク画像生成部412は、撮影画像取得部411により取得された撮影画像に対して、クロマキ処理や肌領域の検出処理などを行うことによって、撮影画像において被写体領域と背景領域とを分け、2値化処理を施した被写体マスク画像を生成する。
具体的には、図13の左から1番目に示されるような、背景画像等の合成用画像が合成されていない画像であって、背景の色がクロマキ用のカーテンの色である撮影画像431が、撮影画像取得部411により取得された場合、被写体マスク画像生成部412は、撮影画像431に対して、被写体領域の画素の画素値を(R,G,B)=(255,255,255)とし(すなわち、被写体領域の画素を白画素とし)、背景領域の画素の画素値を(R,G,B)=(0,0,0)とした(すなわち、背景領域の画素を黒画素とした)、図13の左から2番目に示される被写体マスク画像432を生成する。被写体マスク画像432において、被写体領域と背景領域との境界では、画素値の変化量は大きい。
ステップS13において、ぼかし処理部413は、例えば、ローパスフィルタ(Low Pass Filter)を用いて、被写体マスク画像生成部412から供給される被写体マスク画像432をぼかすぼかし処理を施す。その結果、図13の左から3番目に示されるぼかし被写体マスク画像433が得られ、勾配画像生成部414に供給される。図13のぼかし被写体マスク画像433において、被写体領域と背景領域との境界では、画素値の変化量が平滑化される。なお、このぼかし処理におけるぼかしの度合によって、後述する移動領域の幅を調整することができる。
ステップS14において、勾配画像生成部414は、ぼかし処理部413から供給されるぼかし被写体マスク画像の画素値から、X方向(図13中、水平右方向)の勾配画像、および、Y方向(図13中、垂直下方向)の勾配画像を生成する。
具体的には、まず、勾配画像生成部414は、ぼかし被写体マスク画像433において、例えば、画素値が(R,G,B)=(128,128,128)より小さい画素(すなわち、黒画素)の画素値を(R,G,B)=(128,128,128)として、ぼかし被写体マスク画像433の背景領域をグレーにする。次に、勾配画像生成部414は、例えば、Sobelフィルタを用いて、ぼかし被写体マスク画像433に対して、X方向に空間1次微分を施すことで、図13の左から4番目上段に示されるX方向勾配画像434Xを生成するとともに、Y方向に空間1次微分を施すことで、図13の左から4番目下段に示されるY方向勾配画像434Yを生成する。
図13のX方向勾配画像434Xにおいて、黒く示される領域(黒領域)は、ぼかし被写体マスク画像433において画素値のX方向に対する変化の傾き(勾配)が正である領域を示しており、白く示される領域(白領域)は、ぼかし被写体マスク画像433において画素値のX方向に対する変化の傾き(勾配)が負である領域を示している。
また、図13のY方向勾配画像434Yにおいて、黒領域は、ぼかし被写体マスク画像433において画素値のY方向に対する変化の傾き(勾配)が正である領域を示しており、白領域は、ぼかし被写体マスク画像433において画素値のY方向に対する変化の傾き(勾配)が負である領域を示している。
つまり、図13のX方向勾配画像434XおよびY方向勾配画像434Yにおいて、黒領域および白領域は、ぼかし被写体マスク画像433において画素値の勾配がある領域であり、それ以外の領域は、ぼかし被写体マスク画像433において画素値の勾配がない領域を示している。
図12のフローチャートに戻り、ステップS15において、顔マスク画像生成部415は、顔マスク画像生成処理を実行し、顔マスク画像を生成する。
ここで、図14のフローチャートを参照して、顔マスク画像生成処理の詳細について説明する。
ステップS31において、顔マスク画像生成部415は、撮影画像取得部411により取得された撮影画像に対して、顔認識処理を行う。
ステップS32において、顔マスク画像生成部415は、撮影画像に対する顔認識処理の結果に基づいて、撮影画像における被写体の顔領域をマスクする顔マスク画像を生成する。
具体的には、図15の左から1番目に示されるように、撮影画像431に対して顔認証処理が行われ、その結果として、矩形の顔領域f1,f2が得られた場合、顔マスク画像生成部415は、顔領域f1,f2に内接する円(または楕円)を求め、図15の左から2番目に示されるような顔マスク画像451を生成する。顔マスク画像451においては、顔領域f1から顔マスクm1が設定され、顔領域f2から顔マスクm2が設定される。
図14のフローチャートに戻り、ステップS33において、顔マスク画像生成部415は、例えば、ローパスフィルタを用いて、顔マスク画像451をぼかすぼかし処理を施す。その結果、図15の左から3番目に示される、顔マスクm1’,m2’にぼかし処理が施されたぼかし顔マスク画像452が得られ、移動領域設定部416に供給される。ステップS33の後、処理は、図12のフローチャートのステップS15に戻る。
ステップS16において、移動領域設定部416は、勾配画像生成部414から供給される勾配画像に、顔マスク画像生成部415から供給されるぼかし顔マスク画像を乗算する。その結果、図16の左側に示される、被写体の顔に対応する領域から黒領域および白領域が削除されたX方向勾配画像471Xと、図16の右側に示される、被写体の顔に対応する領域から黒領域および白領域が削除されたY方向勾配画像471Yとが得られる。
ここで、撮影画像において、X方向勾配画像471XおよびY方向勾配画像471Yにおける黒領域および白領域に対応する領域は、被写体領域と背景領域との境界を含む領域となる。
このようにして得られるX方向勾配画像471XおよびY方向勾配画像471Yに基づいて、移動領域設定部416は、撮影画像において、黒領域および白領域の少なくとも一部に対応する領域、具体的には、被写体領域と背景領域との境界近傍の領域を、被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、その移動領域を表す情報を、領域移動処理部417に供給する。ここで、被写体領域の内側に向かう方向とは、被写体領域において背景領域から離れる方向をいう。
ステップS17において、領域移動処理部417は、移動領域設定部416から供給される情報に基づいて、撮影画像において、勾配画像の黒領域および白領域に対応する領域の画像のうち、被写体領域と背景領域との境界近傍の領域の画像を、被写体の内側に向かう方向に所定の移動量だけ移動する。
図17は、撮影画像において、X方向勾配画像471Xの黒領域の一部に対応する領域を示す図である。図17において、線aと線a’とで挟まれる領域が、X方向勾配画像471Xの黒領域の一部に対応する領域であり、線bは、撮影画像における被写体領域と背景領域との境界を示している。このように、撮影画像において、X方向勾配画像471Xの黒領域に対応する領域は、境界を挟んで、被写体側と背景側とに跨っている。
図17の例では、撮影画像において、線aと線a’とで挟まれる領域(黒領域に対応する領域)のうち、線b(被写体領域と背景領域との境界)近傍の領域が、移動領域に設定されており、領域移動処理部417は、移動領域の画像を、X方向(図17中、水平右方向)に移動する。
続いて、ステップS18において、領域移動処理部417は、撮影画像において、勾配画像の黒領域および白領域に対応する領域の画像のうち、移動した領域の画像より外側の領域の画像を拡大し、移動した領域の画像より内側の領域の画像を縮小する。
すなわち、図17の例では、撮影画像において、線aと線a’とで挟まれる領域(黒領域に対応する領域)のうち、X方向(図17中、右方向)に移動した領域と線aとで挟まれる領域を、X方向(水平方向)に拡大し、X方向に移動した領域と線a’とで挟まれる領域を、X方向(水平方向)に縮小する。
ここで、図18を参照して、図17で説明した領域の移動および拡大/縮小の処理について、より詳細に説明する。
図18Aは、X方向勾配画像471Xによって移動領域に設定されている、線b(被写体領域と背景領域との境界)近傍の画素ブロックを表している。ここで、画素ブロックは、N×N個の画素の集まりであり、Nは任意の整数とする。図18では、X方向(水平方向)に並ぶ画素ブロックの1列に注目するものとする。すなわち、図18Aでは、線bを中心とした2の画素ブロックが、移動領域に設定されている。
図18Bは、移動領域に設定された画素ブロックの移動の様子を表している。図18Bでは、図18Aにおける移動領域の画素ブロックが、所定の移動量(例えば、3画素ブロック分)だけ、X方向(図中水平右方向)に移動されている。これにより、線b(被写体領域と背景領域との境界)が、図中右方向、すなわち被写体の内側に移動されることになる。
図18Cは、移動領域以外の画素ブロックの拡大/縮小の様子を表している。図18Cでは、網かけで示される移動領域の画素ブロックより外側(図中左側)の画素ブロックが、X方向(水平方向)に拡大され、網かけで示される移動領域の画素ブロックより内側(図中右側)の画素ブロックが、X方向(水平方向)に縮小される。なお、拡大される画素ブロックについて、その拡大率は背景側(線a側)および移動領域の画素ブロック側(線b側)から離れる程ほど大きくなる。また、縮小される画素ブロックについて、その縮小率は被写体側(線a’側)および移動領域の画素ブロック側(線b側)から離れる程ほど大きくなる。
なお、図17および図18の例では、撮影画像において、X方向勾配画像471Xの黒領域に対応する領域の移動および拡大/縮小の処理について説明したが、X方向勾配画像471Xの白領域に対応する領域においては、移動領域の画素ブロックは、−X方向(水平左方向)に移動される。また、移動領域の画素ブロックより外側(右側)の画素ブロックは、X方向(水平方向)に拡大され、移動領域の画素ブロックより内側(左側)の画素ブロックは、X方向(水平方向)に縮小される。
さらに、Y方向勾配画像471Yの黒領域に対応する領域においては、移動領域の画素ブロックは、Y方向(垂直下方向)に移動される。また、移動領域の画素ブロックより外側(上側)の画素ブロックは、Y方向(垂直方向)に拡大され、移動領域の画素ブロックより内側(下側)の画素ブロックは、Y方向(垂直方向)に縮小される。
また、Y方向勾配画像471Yの白領域に対応する領域においては、移動領域の画素ブロックは、−Y方向(垂直上方向)に移動される。また、移動領域の画素ブロックより外側(下側)の画素ブロックは、Y方向(垂直方向)に拡大され、移動領域の画素ブロックより内側(上側)の画素ブロックは、Y方向(垂直方向)に縮小される。
このようにして、撮影画像431において、顔を除いた被写体の背景との境界部分が、被写体の内側に向かう方向(背景から離れる方向)に移動することで、図19に示されるような、被写体の身体がひとまわり小さく(細く)なった撮影画像491が、タッチパネルモニタ93に表示される。
なお、ステップS17における領域の移動の処理と、ステップS18における領域の拡大/縮小の処理とは、同時に(並列に)行われるようにしてもよい。
以上の処理によれば、撮影画像における顔を除いた被写体領域と背景領域との境界近傍の領域が、被写体領域の内側に向かう方向に移動されるようになるので、撮影画像において、顔を除いた被写体の身体がひとまわり小さく(細く)なる。これにより、顔が小さくなり過ぎたり、背が高くなり過ぎたりせず、華奢に見えてかわいさのある自然な全身画像が得られるようになり、利用者にとってより満足度の高い画像を提供することが可能となる。
以上においては、撮影画像において、被写体の身体をひとまわり小さくすることで、被写体の見栄えを良くするようにしたが、以下においては、被写体の脚を長くすることで、被写体の見栄えを良くするようにする例について説明する。
[画像処理装置の他の機能構成例]
図20は、被写体の脚を長くすることで、撮影画像における被写体の見栄えを良くする画像処理を行う画像処理装置の機能構成例を示している。
図20の画像処理装置は、撮影画像取得部511、被写体マスク画像生成部512、重心算出部513、帯領域マスク画像生成部514、移動領域設定部515、および領域移動処理部516から構成される。
なお、図20の画像処理装置において、撮影画像取得部511および被写体マスク画像生成部512は、図11の画像処理装置における撮影画像取得部411および被写体マスク画像生成部412とそれぞれ同様の機能を有するので、その説明は省略する。
重心算出部513は、被写体マスク画像生成部512から供給される被写体マスク画像から、被写体領域の重心位置を算出し、その重心位置を表す位置情報(座標)を、帯領域マスク画像生成部514に供給する。
帯領域マスク画像生成部514は、重心算出部513から供給される位置情報を用いて、撮影画像において、被写体領域の重心位置から被写体領域の脚に向かって所定幅の帯領域を設定した帯領域マスク画像を生成し、移動領域設定部515に供給する。
移動領域設定部515は、帯領域マスク画像生成部514から供給される帯領域マスク画像に基づいて、撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、その移動領域を表す情報を、領域移動処理部516に供給する。
領域移動処理部516は、移動領域設定部515から供給される情報に基づいて、撮影画像取得部511から供給される撮影画像において移動領域に設定された領域を、被写体の内側に向かう方向に移動し、タッチパネルモニタ93に供給する。タッチパネルモニタ93は、領域移動処理部417から供給された画像を、撮影結果としての静止画像として出力(表示)する。
[被写体脚長処理について]
次に、図21のフローチャートを参照して、図20の画像処理装置によって実行される、撮影画像の被写体の見栄えを良くする被写体脚長処理について説明する。
なお、図21のフローチャートにおけるステップS111,S112の処理は、図12のフローチャートにおけるステップS11,S12の処理と同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、ステップS113において、重心算出部513は、被写体マスク画像生成部512から供給される被写体マスク画像から、被写体領域の重心位置を算出し、その重心位置を表す位置情報(座標)を、帯領域マスク画像生成部514に供給する。
具体的には、図22の左側に示されるような被写体マスク画像531が、被写体マスク画像生成部512により生成された場合、重心算出部513は、所定の計算式を用いて、図22の右側に示されるように、被写体マスク画像531の被写体領域(白画素の領域)の重心位置の座標g(gx,gy)を算出する。
なお、図22のように、被写体が複数人数である場合、被写体それぞれの被写体領域について重心位置を算出し、その平均を最終的な重心位置とする。また、重心位置は、Y方向(垂直方向)についてのみ算出されるようにしてもよい。
ステップS114において、帯領域マスク画像生成部514は、重心算出部513から供給される位置情報を用いて、撮影画像において、被写体領域の重心位置から被写体領域の脚に向かって所定幅の帯領域を設定した帯領域マスク画像を生成し、移動領域設定部515に供給する。
具体的には、まず、帯領域マスク画像生成部514は、図23の左から1番目に示されるような、撮影画像と同サイズで黒領域のみの黒領域画像551を用意する。次に、帯領域マスク画像生成部514は、図23の左から2番目に示されるように、被写体マスク画像531の被写体領域の重心位置の座標g(gx,gy)を黒領域画像551上に設定し、座標g(gx,gy)から被写体領域の脚、すなわち、図中下側に向かって所定幅の帯領域(白領域)を設定した帯領域マスク画像552を生成する。帯領域マスク画像552において、帯領域(白領域)とその他の領域との境界では、画素値の変化量は大きい。
ステップS115において、移動領域設定部515は、例えば、ローパスフィルタを用いて、帯領域マスク画像生成部514から供給される帯領域マスク画像552をぼかすぼかし処理を施す。さらに、移動領域設定部515は、ぼかし処理を施した帯領域マスク画像552において、例えば、画素値が(R,G,B)=(128,128,128)より小さい画素(すなわち、黒画素)の画素値を(R,G,B)=(128,128,128)として、ぼかし処理を施した帯領域マスク画像552の黒領域をグレーにする。その結果、図23の左から3番目に示されるぼかし帯領域マスク画像553が得られる。図23のぼかし帯領域マスク画像553において、帯領域(白領域)とその他の領域との境界では、画素値の変化量が平滑化される。なお、このぼかし処理におけるぼかしの度合によって、移動領域の幅を調整することができる。
そして、移動領域設定部515は、撮影画像において、図23に示されるぼかし帯領域マスク画像553の破線aおよび破線a’で挟まれる、画素値が所定の値(例えば、(R,G,B)=(128,128,128))より大きい領域、すなわち一定の色より白に近い領域(以下、単に白領域という)の少なくとも一部に対応する領域、具体的には、被写体領域の下半身の領域を、被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、その移動領域を表す情報を、領域移動処理部516に供給する。ここで、被写体領域の内側に向かう方向とは、被写体領域の重心位置に向かう方向をいう。
ステップS116において、領域移動処理部516は、移動領域設定部515から供給される情報に基づいて、撮影画像において、ぼかし帯領域マスク画像の白領域に対応する領域の画像のうち、帯領域の中心線近傍の画像を被写体の上側に移動する。
具体的には、図24の右側に示されるように、撮影画像431において、ぼかし帯領域マスク画像553の白領域に対応する破線aと破線a’とで挟まれる領域のうち、その領域のY方向の中心線b近傍の領域が、移動領域に設定されており、領域移動処理部516は、移動領域の画像を、−Y方向(図24中、垂直上方向)に移動する。
続いて、ステップS117において、領域移動処理部516は、撮影画像において、ぼかし帯領域マスク画像の白領域に対応する領域の画像のうち、移動した領域の画像より下側の領域の画像を拡大し、移動した領域の画像より上側の領域の画像を縮小する。
すなわち、図24の例では、撮影画像において、破線aと破線a’とで挟まれる領域(白領域に対応する領域)のうち、−Y方向(図24中、垂直上方向)に移動した領域と破線aとで挟まれる領域を、Y方向(垂直方向)に拡大し、−Y方向に移動された領域と破線a’とで挟まれる領域を、Y方向(垂直方向)に縮小する。
なお、図24で説明した領域の移動および拡大/縮小の処理の詳細は、図18を参照して説明した処理と基本的に同様である。
このようにして、撮影画像431において、被写体の腰から腿の部分が被写体の内側に向かう方向(上方向)に移動することで、図24に示されるような、被写体の脚が長く、かつ胴が短くなった撮影画像571が、タッチパネルモニタ93に表示される。
以上の処理によれば、撮影画像における被写体領域の下半身、具体的には腰から腿の領域が、被写体領域の内側に向かう方向(上方向)に移動されるようになるので、撮影画像において、被写体の脚が長くかつ胴が短くなる。これにより、被写体のスタイルの良い全身画像が得られるようになり、利用者にとってより満足度の高い画像を提供することが可能となる。
なお、撮影画像に対して顔認識処理を施すことで、撮影画像において、ぼかし帯領域マスク画像553の白領域に対応する破線aと破線a’とで挟まれる領域に、被写体の顔が含まれる場合には、領域の移動および拡大/縮小の処理を行わないようにすることもできる。これにより、撮影時に、被写体である利用者が屈んでいる場合に、撮影画像において、被写体の顔が著しく変形してしまうことを避けることができる。
また、以上においては、被写体領域の腰から腿の領域に対して、領域の移動および拡大/縮小の処理が行われるようにしたが、被写体領域の足元(つま先近傍)の領域に対して、領域の移動および拡大/縮小の処理が行われるようにしてもよい。具体的には、被写体領域のつま先近傍の領域を移動領域として上側に移動させるとともに、移動領域より下側の領域を拡大させ、移動領域より上側の領域を縮小させる。これにより、被写体の足(靴)が小さくなった撮影画像が得られるようになる。
また、被写体が2人等の複数人数の場合、それぞれの身長や立ち位置によって、Y方向(垂直方向)のつま先の位置が異なる場合があるので、それぞれの被写体の足の位置を検出するようにして、それぞれの足元が含まれるような、斜めの帯領域を設定した帯領域マスク画像が生成されるようにしてもよい。
なお、上述の処理においては、撮影時に、被写体である利用者が片足を上げて、片足立ちをしているような場合、床に着いている足と上げている足とで大きさが異なってしまうので、例えば、撮影画像における被写体の足のY方向の位置が所定の距離より離れている場合には、領域の移動および拡大/縮小の処理が行われないようにしてもよい。
また、図23を参照して説明したように、帯領域を、被写体マスク画像531の被写体領域の重心位置を基準として設定した場合、被写体領域の腹近傍の領域は確実に移動するものの、腰や脚の付け根近傍の領域は移動しない可能性がある。そこで、帯領域を、被写体領域の重心位置より脚側(Y方向)に所定の距離だけ移動した位置を基準として設定することで、腰や脚の付け根近傍の領域を確実に移動させるようにしてもよい。これにより、撮影画像において、より確実に、被写体の脚を長くかつ胴を短くすることができる。
また、以上においては、撮影画像の移動領域を、ぼかし帯領域マスク画像において画素値が所定の値より大きい領域(破線aおよび破線a’で挟まれる領域)の少なくとも一部に対応する領域とするようにしたが、帯領域マスク画像における帯領域の幅を広くすることで、破線aおよび破線a’で挟まれる領域を広くし、撮影画像において移動および拡大/縮小の処理がされる領域を広げるようにしてもよい。これにより、移動および拡大/縮小の処理が施された領域と、それ以外の領域との差をなだらかにすることができ、より自然な撮影画像が得られるようになる。
さらに、帯領域マスク画像における帯領域の幅を広くせずに、帯領域マスク画像に対するぼかし処理におけるぼかしの度合を強める(ぼかしの幅を広くする)ことによっても、上述と同様の効果を得ることができる。
なお、図12の被写体痩身処理と図21の被写体脚長処理とは、撮影画像毎に、いずれかの処理が行われるようにしてもよいし、1枚の撮影画像に対してそれぞれの処理が行われるようにしてもよい。
[画像処理装置のさらに他の機能構成例]
次に、図25を参照して、撮影画像における被写体の見栄えを良くする画像処理を行う画像処理装置のさらに他の機能構成例について説明する。
図25の画像処理装置は、撮影画像取得部611、被写体マスク画像生成部612、距離変換画像生成部613、勾配画像生成部614、顔マスク画像生成部615、移動領域設定部616、および領域移動処理部617から構成される。
なお、図25の画像処理装置において、撮影画像取得部611、被写体マスク画像生成部612、勾配画像生成部614、顔マスク画像生成部615、移動領域設定部616、および領域移動処理部617は、図11の画像処理装置における撮影画像取得部411、被写体マスク画像生成部412、勾配画像生成部414、顔マスク画像生成部415、移動領域設定部416、および領域移動処理部417とそれぞれ基本的に同様の機能を有するので、その説明は省略する。
距離変換画像生成部613は、被写体マスク画像生成部412から供給される被写体マスク画像に対して距離変換処理を施し、その結果得られた距離変換画像を、勾配画像生成部614に供給する。
[被写体痩身処理について]
次に、図26のフローチャートを参照して、図25の画像処理装置によって実行される、撮影画像の被写体の見栄えを良くする被写体痩身処理について説明する。
なお、図26のフローチャートにおけるステップS211およびS212の処理は、図12のフローチャートにおけるステップS11およびS12の処理と同様であるので、その説明は省略する。
すなわち、ステップS211およびS212においては、図27の左から1番目に示されるような撮影画像631が取得され、図27の左から2番目に示される被写体マスク画像632が生成される。
ステップS213において、距離変換画像生成部613は、被写体マスク画像生成部612から供給される被写体マスク画像632に対して距離変換処理を施す。具体的には、距離変換画像生成部613は、被写体マスク画像632の被写体領域の各画素(白画素)について、最も近い背景領域の画素(黒画素)からの距離を求め、その距離を画素値とした画像を生成する。その結果、図27の左から3番目に示される距離変換画像633が得られ、勾配画像生成部614に供給される。図27の距離変換画像633においては、背景領域から離れている画素ほど白色に近い(画素値の大きい)画素となる。一般に、距離変換処理によれば、物体の骨格抽出を行うことができる。すなわち、距離変換画像633は、2人の被写体の骨格を表した画像ということができる。
ステップS214において、勾配画像生成部614は、距離変換画像生成部613から供給される距離変換画像の画素値から、X方向の勾配画像およびY方向の勾配画像を生成する。具体的には、勾配画像生成部614は、例えば、Sobelフィルタを用いて、距離変換画像633に対して、X方向に空間1次微分を施すことで、図27の左から4番目上段に示されるX方向勾配画像634Xを生成するとともに、Y方向に空間1次微分を施すことで、図27の左から4番目下段に示されるY方向勾配画像634Yを生成する。
図27のX方向勾配画像634Xにおいても、黒領域は、距離変換画像633において画素値のX方向に対する変化の傾き(勾配)が正である領域を示しており、白領域は、距離変換画像633において画素値のX方向に対する変化の傾き(勾配)が負である領域を示している。
また、図27のY方向勾配画像634Yにおいても、黒領域は、距離変換画像633において画素値のY方向に対する変化の傾き(勾配)が正である領域を示しており、白領域は、距離変換画像633において画素値のY方向に対する変化の傾き(勾配)が負である領域を示している。
つまり、図27のX方向勾配画像634XおよびY方向勾配画像634Yにおいて、黒領域および白領域は、距離変換画像633において画素値の勾配がある領域であり、それ以外の領域は、距離変換画像633において画素値の勾配がない領域を示している。
図26のフローチャートに戻り、ステップS215において、顔マスク画像生成部615は、顔マスク画像生成処理を実行し、顔マスク画像を生成する。なお、ステップS215においては、図14のフローチャートを参照して説明した顔マスク画像生成処理が実行されるので、その説明は省略する。
ステップS216において、移動領域設定部616は、勾配画像生成部614から供給される勾配画像に、顔マスク画像生成部615から供給されるぼかし顔マスク画像を乗算する。その結果、図28の左側に示される、被写体の顔に対応する領域から黒領域および白領域が削除されたX方向勾配画像651Xと、図28の右側に示される、被写体の顔に対応する領域から黒領域および白領域が削除されたY方向勾配画像651Yとが得られる。
ここで、撮影画像において、X方向勾配画像651XおよびY方向勾配画像651Yにおける黒領域および白領域に対応する領域は、被写体領域の略全てを含む領域となる。
このようにして得られるX方向勾配画像651XおよびY方向勾配画像651Yにおいて、移動領域設定部616は、撮影画像において、黒領域および白領域の少なくとも一部に対応する領域、具体的には、被写体領域の略全ての領域を、被写体の内側(骨格)に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、その移動領域を表す情報を、領域移動処理部617に供給する。
ステップS217において、領域移動処理部617は、移動領域設定部616から供給される情報に基づいて、撮影画像において、勾配画像の黒領域および白領域に対応する領域の画像のうち、境界近傍の画像を被写体の内側に向かう方向に移動する。
より詳細には、このとき、撮影画像において、X方向勾配画像651Xの黒領域のうち、X方向の縁部分を除く領域に対応する領域が、移動領域に設定されており、領域移動処理部617は、移動領域の画像を、X方向(図28中、水平右方向)に移動する。また、撮影画像において、X方向勾配画像651Xの白領域のうち、X方向の縁部分を除く領域に対応する領域が、移動領域に設定されており、領域移動処理部617は、移動領域の画像を、−X方向(図28中、水平左方向)に移動する。
同様に、撮影画像において、Y方向勾配画像651Yの黒領域のうち、Y方向の縁部分を除く領域に対応する領域が、移動領域に設定されており、領域移動処理部617は、移動領域の画像を、Y方向(図28中、垂直下方向)に移動する。また、撮影画像において、Y方向勾配画像651Yの白領域のうち、Y方向の縁部分を除く領域に対応する領域が、移動領域に設定されており、領域移動処理部617は、移動領域の画像を、−Y方向(図28中、垂直上方向)に移動する。
続いて、ステップS218において、領域移動処理部617は、撮影画像において、勾配画像の黒領域および白領域に対応する領域の画像のうち、移動した領域の画像より外側の領域の画像を拡大し、移動した領域の画像より内側の領域の画像を縮小する。
より詳細には、領域移動処理部617は、撮影画像において、X方向勾配画像651Xの黒領域に対応する領域のうち、移動領域より外側の領域をX方向(水平方向)に拡大し、移動領域より内側の領域をX方向(水平方向)に縮小する。また、領域移動処理部617は、撮影画像において、X方向勾配画像651Xの白領域に対応する領域のうち、移動領域より外側の領域をX方向(水平方向)に拡大し、移動領域より内側の領域をX方向(水平方向)に縮小する。
同様に、領域移動処理部617は、撮影画像において、Y方向勾配画像651Yの黒領域に対応する領域のうち、移動領域より外側の領域をY方向(垂直方向)に拡大し、移動領域より内側の領域をY方向(垂直方向)に縮小する。また、領域移動処理部617は、撮影画像において、Y方向勾配画像651Yの白領域に対応する領域のうち、移動領域より外側の領域をY方向(垂直方向)に拡大し、移動領域より内側の領域をY方向(垂直方向)に縮小する。
このようにして、撮影画像631において、顔を除いた被写体の略全ての部分が、被写体の内側に向かう方向(背景から離れる方向)に移動することで、図29に示されるような、被写体の身体が全体的に小さく(細く)なった撮影画像671が、タッチパネルモニタ93に表示される。
以上の処理によれば、撮影画像における顔を除いた被写体領域の略全ての領域が、被写体領域の内側に向かう方向に移動されるようになるので、撮影画像において、顔を除いた被写体の身体が全体的に小さく(細く)なる。これにより、特に、腰のくびれが強調された、スタイルの良い全身画像が得られ、結果として、利用者にとってより満足度の高い画像を提供することが可能となる。
特に、距離変換処理により、被写体領域において背景領域から距離の遠い部分、すなわち骨格を抽出し、その骨格に向かって被写体領域の略全ての領域を移動させるようにしたので、撮影画像において、被写体の骨格を保ちつつ、被写体を全体的に細くすることが可能となる。
なお、図26の被写体痩身処理と図21の被写体脚長処理とは、撮影画像毎に、いずれかの処理が行われるようにしてもよいし、1枚の撮影画像に対してそれぞれの処理が行われるようにしてもよい。
さらに、図12の被写体痩身処理を施した撮影画像に、図26の被写体痩身処理をさらに施すようにしてもよい。これにより、撮影画像において、被写体を自然にかつ確実にスタイル良くすることが可能となる。
なお、上述した処理において、被写体マスク画像生成の際、被写体の衣服や所持品に、クロマキ用の背景カーテンと略同じの色が含まれている場合、被写体マスク画像においては、その部分は黒画素となってしまうが、黒画素の領域の面積が所定の面積より小さく、かつ、周囲が全て白画素であるような場合には、その黒画素を白画素に置き換えるようにしてもよい。
また、上述した処理は、撮影により得られた静止画像としての撮影画像に対して行われるものとしたが、カメラ91に取り込まれ、タッチパネルモニタ93に動画像としてライブビュー表示されるライブビュー画像に対して行われるようにしてもよい。
なお、上述した処理において行われる画像処理(勾配画像の生成、距離変換、重心位置の算出等)については、例えば、「“新編 画像解析ハンドブック” 東京大学出版会」や、「“ディジタル画像処理” 財団法人 画像情報教育振興協会」に開示されている方法を用いることにより行うことが可能である。
ところで、上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるし、ソフトウェアにより実行させることもできる。上述した一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、例えば、図8に示されるように、装置本体とは別に、写真シール作成装置1の管理者にプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROMおよびDVDを含む)、光磁気ディスク(MDを含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア205により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態で管理者に配信される、プログラムが記録されているROM206や、記憶部202に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
以上において、印刷媒体は、シール紙や写真紙に限られるものではなく、例えば、所定のサイズの紙やフィルム、ポスター用の紙、テレホンカードなどのカード、あるいは、Tシャツなどの布地などに印刷するようにしてもよい。
1 写真シール作成装置
11 撮影ユニット
12 編集部
13 事後接客部
201 制御部
208 撮影部
209 編集部
210 事後接客部
301 撮影処理部
302 編集処理部
303 印刷処理部
304 事後接客処理部
411 撮影画像取得部
412 被写体マスク画像生成部
413 ぼかし処理部
414 勾配画像生成部
415 顔マスク画像生成部
416 移動領域設定部
417 領域移動処理部

Claims (11)

  1. 被写体を撮影して得られた撮影画像を取得する撮影画像取得手段と、
    前記撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定する移動領域設定手段と、
    前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動する領域移動処理手段と、
    前記移動領域が前記被写体領域の内側に向かう方向に移動した前記撮影画像を出力する出力手段と
    を備える画像処理装置。
  2. 前記移動領域設定手段は、前記撮影画像における前記被写体領域の、前記背景領域との境界近傍の領域を、前記移動領域に設定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域を透過させる被写体マスク画像を生成する被写体マスク画像生成手段と、
    前記被写体マスク画像に対してぼかし処理を施し、ぼかし被写体マスク画像を生成するぼかし処理手段と、
    前記ぼかし被写体マスク画像の画素値から、前記ぼかし被写体マスク画像の勾配画像を生成する勾配画像生成部とをさらに備え、
    前記移動領域設定部は、前記勾配画像において勾配のある領域に対応する前記撮影画像の領域の少なくとも一部を、前記移動領域に設定する
    請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記移動領域設定手段は、前記撮影画像における前記被写体領域の略全ての領域を、前記移動領域に設定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  5. 前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域以外の領域をマスクする被写体マスク画像を生成する被写体マスク画像生成手段と、
    前記被写体マスク画像に対して距離変換処理を施し、距離変換画像を生成する距離変換画像生成手段と、
    前記距離変換画像の画素値から、前記距離変換画像の勾配画像を生成する勾配画像生成手段とをさらに備え、
    前記移動領域設定手段は、前記勾配画像において勾配のある領域に対応する前記撮影画像の領域の少なくとも一部を、前記移動領域に設定する
    請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域の顔領域をマスクする顔マスク画像を生成する顔マスク画像生成手段をさらに備え、
    前記移動領域設定手段は、前記顔マスク画像に基づいて、前記被写体領域のうちの顔を除いた前記所定の領域を、前記移動領域に設定する
    請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 前記移動領域設定手段は、前記撮影画像における前記被写体領域の下半身の領域を、前記移動領域に設定する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  8. 前記撮影画像に基づいて、前記撮影画像の前記被写体領域以外の領域をマスクする被写体マスク画像を生成する被写体マスク画像生成手段と、
    前記被写体マスク画像から、前記被写体領域の重心位置を算出する重心算出手段と、
    前記撮影画像の、前記重心位置から前記被写体領域の足に向かって所定幅の帯領域を設定した帯領域マスク画像を生成する帯領域マスク画像生成手段とをさらに備え、
    前記移動領域設定手段は、前記帯領域マスク画像において前記帯領域に対応する前記撮影画像の領域の少なくとも一部を、前記移動領域に設定する
    請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記領域移動処理手段は、前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体の内側に向かう方向に移動するとともに、前記移動領域に設定された領域より内側にある領域を前記移動領域の移動方向に縮小し、前記移動領域に設定された領域より外側にある領域を前記移動領域の移動方向に拡大する
    請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 画像処理装置の画像処理方法において、
    前記画像処理装置が、
    被写体を撮影して得られた撮影画像を取得し、
    前記撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、
    前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動し、
    前記移動領域が前記被写体領域の内側に向かう方向に移動した前記撮影画像を出力する
    ステップを含む画像処理方法。
  11. コンピュータに、
    被写体を撮影して得られた撮影画像を取得し、
    前記撮影画像における被写体領域の少なくとも一部を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動させる移動領域に設定し、
    前記撮影画像において、前記移動領域に設定された領域を、前記被写体領域の内側に向かう方向に移動し、
    前記移動領域が前記被写体領域の内側に向かう方向に移動した前記撮影画像を出力する
    ステップを含む処理を実行させるためのプログラム。
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