JP2014000931A - 鞍乗り型車両における前部構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】前端部にレンズを有して車体フレームの前端部の前方に配置されるヘッドライトと、レンズを臨ませる開口部を前端に有してヘッドライトを周囲から囲むフロントカウルとを備える鞍乗り型車両において、フロントカウルよりも後方の部品の設計の自由度を制限することなく、フロントカウル周りを小型化可能とする。
【解決手段】フロントカウル31の後部に、車幅方向でヘッドライト30の幅よりも狭い間隔を相互間に形成してレンズよりも後方に配置される左右一対の幅狭部形成壁48が設けられる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、前端部にレンズを有して車体フレームの前端部の前方に配置されるヘッドライトと、前記レンズを臨ませる開口部を前端に有して前記ヘッドライトを周囲から囲むフロントカウルとを備える鞍乗り型車両に関し、特にその前部構造の改良に関する。
車体フレームの前端部に支持される合成樹脂製のステーでヘッドライトが後方からほぼ覆われ、そのヘッドライトの周囲をフロントカウルで囲むようにした自動二輪車が、特許文献1で知られている。
特開2012−051576号公報
ところが上記特許文献1で開示されたものでは、ヘッドライトの左右両側にフロントカウルが位置するので、ヘッドライトの周辺の車幅方向に沿う幅が大きくなり、転舵時にフロントカウルの後方に配置される部品たとえばシュラウドがフロントカウルと干渉するのを回避するための配慮をしなければならず、設計の自由度が制限されてしまう。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、フロントカウルよりも後方の部品の設計の自由度を制限することなく、フロントカウル周りを小型化し得るようにした鞍乗り型車両の前部構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、前端部にレンズを有して車体フレームの前端部の前方に配置されるヘッドライトと、前記レンズを臨ませる開口部を前端に有して前記ヘッドライトを周囲から囲むフロントカウルとを備える鞍乗り型車両において、前記フロントカウルの後部に、車幅方向で前記ヘッドライトの幅よりも狭い間隔を相互間に形成して前記レンズよりも後方に配置される左右一対の幅狭部形成壁が設けられることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記幅狭部形成壁が、前記ヘッドライトの光軸方向で見たときに前記フロントカウルの左右両側上部の車幅方向外端部ならびに左右両側下部の車幅方向外端部間を結ぶ直線よりも内側に配置されることを第2の特徴とする。
本発明は、第1または第2の特徴の構成に加えて、前記フロントカウルは、前記レンズよりも上方に配置される上部壁と、前記レンズよりも下方に配置される下部壁と、前記上部壁および前記下部壁の幅方向両側間を結ぶ左右一対の側壁とを有し、前記両側壁の少なくとも一部で前記幅狭部形成壁が形成されることを第3の特徴とする。
本発明は、第3の特徴の構成に加えて、前記上部壁、前記下部壁および前記側壁が一体に連なって形成されることを第4の特徴とする。
本発明は、第3または第4の特徴の構成に加えて、左右一対の前記側壁の上下方向中間部に、撓むことを可能とした屈曲部が車幅方向内方側に屈曲してそれぞれ形成され、前記幅狭部形成壁がそれらの屈曲部の車幅方向に沿う内端に連設されることを第5の特徴とする。
本発明は、第5の特徴の構成に加えて、前記屈曲部が、前記ヘッドライトの上部後方に配置されることを第6の特徴とする。
本発明は、第5または第6の特徴の構成に加えて、前記屈曲部に、車幅方向に開口する透孔が設けられることを第7の特徴とする。
本発明は、第7の特徴の構成に加えて、前記フロントカウルの一部を側方から覆うガーニッシュが、前記フロントカウルに取付けられることを第8の特徴とする。
本発明は、第8の特徴の構成に加えて、前記ガーニッシュの上部に、ウインカを取り付けるためのウインカ取付け孔が前記透孔に側面視で重なるようにして設けられることを第9の特徴とする。
さらに本発明は、第1〜第9の特徴の構成のいずれかに加えて、前記車体フレームは、その前端部のヘッドパイプと、該ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームとを備え、該メインフレーム上に配置される燃料タンクの少なくとも両側面および前部の一部がシュラウドで覆われることを第10の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、ヘッドライトを周囲から囲むフロントカウルの後部に、ヘッドライトの前端部のレンズよりも後方に配置される左右一対の幅狭部形成壁が設けられ、それらの幅狭部形成壁間が車幅方向でヘッドライトの幅よりも狭く形成されるので、フロントカウルよりも後方の部品の設計の自由度を制限することなく、フロントカウル周りを小型化することができる。
また本発明の第2の特徴によれば、ヘッドライトの光軸方向で見たときにフロントカウルの左右両側上部および左右両側下部の車幅方向外端部間を結ぶ直線よりも内側に幅狭部形成壁が配置されるので、ヘッドライトを周囲から囲むのには余剰となる部分がフロントカウルに設けられるにも関わらずフロントカウル周りを小型化することができる。
本発明の第3の特徴によれば、フロントカウルが、レンズよりも上方の上部壁と、レンズよりも下方の下部壁と、上部壁および下部壁の幅方向両側間を結ぶ左右一対の側壁とを有し、両側壁の少なくとも一部で幅狭部形成壁が形成されるので、フロントカウルの剛性を維持しつつ該フロントカウルの幅を狭くすることができる。
本発明の第4の特徴によれば、上部壁および下部壁および両側壁が一体に連なるようにしてフロントカウルが形成されるので、フロントカウルの剛性をより強固としつつ該フロントカウルの幅を狭くすることができる。
本発明の第5の特徴によれば、左右一対の側壁の上下方向中間部に、撓むことを可能として車幅方向内方側に屈曲した屈曲部がそれぞれ形成され、両屈曲部の車幅方向に沿う内端に幅狭部形成壁が連設されるので、幅狭部形成壁がヘッドライトの幅よりも狭いにもかかわらず、ヘッドライトの組み付け時に前記屈曲部を撓ませて幅狭部形成壁間の幅を拡げることでヘッドライトの組付けを容易とすることができる。
本発明の第6の特徴によれば、ヘッドライトの上部後方に屈曲部があるので、ヘッドライトを組み付けた状態に在るフロントカウルを手で持つ際に、屈曲部を持つことで持ち易く、また屈曲部を撓ませ易くなる。
本発明の第7の特徴によれば、車幅方向に開口する透孔が屈曲部に設けられることで、屈曲部を撓ませ易くすることができる。
本発明の第8の特徴によれば、フロントカウルの一部が、フロントカウルに取付けられるガーニッシュで側方から覆われるので、ガーニッシュによってフロントカウルを補強することが可能であるとともに外観性の向上を図ることができる。
本発明の第9の特徴によれば、ウインカを取り付けるためのウインカ取付け孔がガーニッシュの上部に設けられ、側面視でウインカ取付け孔が屈曲部の透孔に重なるので、ウインカ取付け孔に挿入されるようにしてガーニッシュに取付けたウインカの一部が透孔に挿入されることを可能として、ガーニッシュおよびフロントカウル間の間隔を狭く設定することが可能となり、ガーニッシュを含むフロントカウル周りを小型化することができる。
さらに本発明の第10の特徴によれば、車体フレームの前端部のヘッドパイプから後方に延びるメインフレーム上に燃料タンクが配置され、その燃料タンクの少なくとも両側面および前部の一部がシュラウドで覆われており、フロントカウル周りを小型化することが可能となることにより、フロントカウルよりも後方の部品であるシュラウドの設計の自由度が制限されることがない。
自動二輪車の左側面図である。 図1の2矢視図である。 図2の3矢視図である。 フロントカウル、ウインカが取り付けられたガーニッシュおよび後部カバーを左斜め後方から見たときの斜視図である。 ガーニッシュおよび後部カバーを省略した状態でのヘッドライトおよびフロントカウルの縦断側面図である。 ガーニッシュおよび後部カバーを取り外した状態でのフロントカウル、ガーニッシュおよびメータユニットを右斜め後方から見た斜視図である。 図5の7矢視図である。 図3の8−8線断面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明すると、先ず図1において、鞍乗り型車両である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク11および操向ハンドル12を操向可能に支承するヘッドパイプ13と、該ヘッドパイプ13から後下がりに延びるメインフレーム14と、メインフレーム14よりも下方で前記ヘッドパイプ13に連設されるとともにメインフレーム14よりも急角度で後下がりに延びるダウンフレーム15と、前記メインフレーム14の後端部に結合されるピボットフレーム16と、前記メインフレーム14の中間部に前端部が連設されて後方に延びる左右一対のシートレール17…と、前記ピボットフレーム16の左右両側および前記シートレール17…間を結ぶ左右一対のリヤフレーム18…とを備える。
前記車体フレームFには、空冷式である内燃機関Eの機関本体22が、前記メインフレーム14、前記ダウンフレーム15および前記ピボットフレーム16で囲まれるようにして搭載されるものであり、この機関本体22は、前記ダウンフレーム15の下端部に設けられるエンジンハンガ23および前記ピボットフレーム16で支持される。
前記機関本体22の上方でメインフレーム14上には燃料タンク24が搭載され、その燃料タンク24の後方に配置される乗車用シート25が前記シートレール17…で支持される。
前記ピボットフレーム16には、支軸26を介してスイングアーム27が揺動可能に支承され、前記内燃機関Eの出力が伝達される後輪WRが該スイングアーム27の後端部に軸支される。また前記シートレール17…の前後方向中間部および前記スイングアーム27間にリヤクッション28が設けられる。
図2〜図4を併せて参照して、前記車体フレームFの前端部の前方すなわちヘッドパイプ13の前方にはヘッドライト30が配置されており、そのヘッドライト30の周囲はフロントカウル31で囲まれる。またフロントカウル31の左右両側には、該フロントカウル30の左右両側面を側方から覆うガーニッシュ32,32が取付けられ、それらのガーニッシュ32…にはウインカ33,33が取付けられる。また前記フロントカウル31の上部には、該フロントカウル31の上部で前方から覆われるようにしてメータユニット34(図6および図7参照)が取付けられ、前記ヘッドライト30、前記フロントカウル31およびメータユニット34は、左右一対の前記ガーニッシュ32…間に配置される後部カバー35で後方から覆われる。
図5を併せて参照して、前記ヘッドライト30は、反射鏡36と、該反射鏡36の前端開放部を覆うレンズ37と、前記反射鏡36の中央部に配設されるバルブ38とを有する。
前記反射鏡36は、合成樹脂から成るものであり、前方に開放した椀状部36aと、該椀状部36aの前端縁から後方に延びる筒状部36bとを一体に有する。また前記レンズ37は、前記反射鏡36の筒状部36bを囲繞する筒状のハウジング部37aを一体に有し、前記椀状部36aの前端開放部を前方から覆うようにして合成樹脂によって形成される。また前記バルブ38は、前記反射鏡36における椀状部36aの中央に設けられた支持孔39に配置され、バルブセットスプリング40を介して反射鏡36に支持される。また反射鏡36の後端部および前記バルブ38間にはゴム製のカバー41が設けられる。
図6および図7を併せて参照して、前記フロントカウル31は、前記ヘッドライト30の前端部の前記レンズ37を臨ませる開口部42を有して前記ヘッドライト30を周囲から囲むように形成されるものであり、前記レンズ37よりも上方に配置される上部壁31aと、前記レンズ37よりも下方に配置される下部壁31bと、前記上部壁31aおよび前記下部壁31bの幅方向両側間を結ぶ左右一対の側壁31c,31cとを有し、前記上部壁31a、前記下部壁31bおよび前記側壁31c,31cが一体に連なって形成される。
前記上部壁31aは、前記ヘッドライト30のレンズ37の上縁部から後上がりに延びるようにして上方に延びており、この上部壁31aの上下方向中間部内面の左右2箇所に設けられた軸支持部43,43に、前記ヘッドライト30のレンズ37におけるハウジング部37aの上部の左右2箇所に突設されて上下方向に延びるエイミング軸44,44が挿入、支持される。一方、前記下部壁31bは、前記ヘッドライト30のレンズ37におけるハウジング部37aの下部を摺動可能に支持するようにして前記レンズ37の下縁部から後方に延びており、この下部壁31bの前後方向中間部には前後方向に長く延びる長孔45が設けられる。また前記ハウジング部37aの下部にはナット46が設けられており、前記下部壁31bの下面に当接、係合する拡径頭部47aを有するねじ部材47が前記長孔45に挿通されて前記ナット46に螺合される。而して前記ねじ部材47を緩めた状態では、前記ヘッドライト30は、前記軸支持部43…による前記エイミング軸44…の支持部を支点として前記ねじ部材47が前記長孔45内を前後に移動する範囲で揺動可能であり、それによってヘッドライト30の光軸を上下方向で調節することができる。
前記フロントカウル31の後部には、車幅方向で前記ヘッドライト30の幅よりも狭い間隔を相互間に形成して前記レンズ37よりも後方に配置される左右一対の幅狭部形成壁48,48が設けられるものであり、それらの幅狭部形成壁48,48は、前記ヘッドライト30の光軸方向で見たときに、図7で示すように、前記フロントカウル31の左右両側上部の車幅方向外端部ならびに左右両側下部に車幅方向外端部間を結ぶ直線L,Lよりも内側に配置されるようにして、フロントカウル31が有する左右一対の側壁31c,31cの少なくとも一部で形成される。
左右一対の前記側壁31c,31cの上下方向中間部には、撓むことを可能としつつ車幅方向内方側に屈曲した屈曲部49,49がそれぞれ形成されており、この実施の形態では、それらの屈曲部49…の車幅方向に沿う内端に、上下方向に延びる前記幅狭部形成壁48…の上端が角度をなして連設される。
しかも前記屈曲部49…は、前記ヘッドライト30の上部後方に配置されるものであり、車幅方向に開口する透孔50,50が前記屈曲部49…に設けられる。
前記ヘッドライト30の上方で前記フロントカウル31の上部壁31aには、該上部壁31aで前方から覆われるようにしてメータユニット34が締結される。
図8において、前記ガーニッシュ32の上部には、ウインカ33を取り付けるためのウインカ取付け孔51が前記フロントカウル31の前記透孔50に側面視で重なるようにして設けられており、前記ウインカ取付け孔51に一部を挿入するようにして前記ガーニッシュ32に取付けられるウインカ33の一部は、前記透孔50に挿入される。
前記ヘッドライト30、前記フロントカウル31およびメータユニット34は、前記フロントカウル31に締結される後部カバー35で後方から覆われており、この後部カバー35の上部には、前記メータユニット34の一部を示す複数個たとえば3個の窓52,53,54が設けられる。
前記後部カバー35には、後方に突出する複数個のボルト55,55…が設けられており、それらのボルト55,55…によって、前記車体フレームFの前端部のヘッドパイプ13に固定されるステー(図示せず)に前記後部カバー35すなわちヘッドライト30、フロントカウル31、ガーニッシュ32…およびメータユニット34が支持される。
また前記車体フレームFの前記ヘッドパイプ13から後下がりに延びるメインフレーム14上に配置される燃料タンク24の少なくとも両側面および前部の一部は、シュラウド56で覆われる。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、前端部にレンズ37を有して車体フレームFの前端部の前方に配置されるヘッドライト30は、前記レンズ37を臨ませる開口部42を前端に有するフロントカウル31で周囲から囲まれるのであるが、そのフロントカウル31の後部に、車幅方向で前記ヘッドライト30の幅よりも狭い間隔を相互間に形成して前記レンズ37よりも後方に配置される左右一対の幅狭部形成壁48,48が設けられるので、フロントカウル31よりも後方の部品の設計の自由度を制限することなく、フロントカウル31周りを小型化することができる。
また前記幅狭部形成壁48,48が、前記ヘッドライト30の光軸方向で見たときに前記フロントカウル31の左右両側上部の車幅方向外端部ならびに左右両側下部の車幅方向外端部間を結ぶ直線L,Lよりも内側に配置されるので、ヘッドライト30を周囲から囲むのには余剰となる部分がフロントカウル31に設けられるにも関わらずフロントカウル31周りを小型化することができる。
またフロントカウル31は、前記レンズ37よりも上方に配置される上部壁31aと、前記レンズ37よりも下方に配置される下部壁31bと、前記上部壁31aおよび前記下部壁31bの幅方向両側間を結ぶ左右一対の側壁31c,31cとを有し、前記両側壁31c,31cの少なくとも一部で前記幅狭部形成壁48,48が形成されるので、フロントカウル31の剛性を維持しつつ該フロントカウル31の幅を狭くすることができる。
しかも前記上部壁31a、前記下部壁31bおよび前記側壁31c,31cが一体に連なって形成されるので、フロントカウル31の剛性をより強固としつつ該フロントカウル31の幅を狭くすることができる。
また左右一対の前記側壁31c,31cの上下方向中間部に、撓むことを可能とした屈曲部49,49が車幅方向内方側に屈曲してそれぞれ形成され、前記幅狭部形成壁48,48がそれらの屈曲部49,49の車幅方向に沿う内端に連設されるので、幅狭部形成壁48,48がヘッドライト30の幅よりも狭いにもかかわらず、ヘッドライト30の組み付け時に前記屈曲部49,49を撓ませて幅狭部形成壁48,48間の幅を拡げることでヘッドライト30の組付けを容易とすることができる。
また前記屈曲部49,49が、前記ヘッドライト30の上部後方に配置されるので、ヘッドライト30を組み付けた状態に在るフロントカウル31を手で持つ際に、屈曲部49,49を持つことで持ち易く、また屈曲部49,49を撓ませ易くなる。
また前記屈曲部49,49に、車幅方向に開口する透孔50,50が設けられるので、屈曲部49,49を撓ませ易くすることができる。
また前記フロントカウル31の一部を側方から覆うガーニッシュ32,32が、前記フロントカウル31に取付けられるので、ガーニッシュ32,32によってフロントカウル31を補強することが可能であるとともに外観性の向上を図ることができる。
また前記ガーニッシュ32,32の上部に、ウインカ33,33を取り付けるためのウインカ取付け孔51,51が前記屈曲部49,49の透孔50,50に側面視で重なるようにして設けられるので、ウインカ取付け孔51,51に挿入されるようにしてガーニッシュ32,32に取付けたウインカ33,33の一部が透孔50,50に挿入されることを可能として、ガーニッシュ32,32およびフロントカウル31間の間隔を狭く設定することが可能となり、ガーニッシュ32,32を含むフロントカウル31周りを小型化することができる。
さらに車体フレームFの前端部のヘッドパイプ13から後方に延びるメインフレーム14に配置される燃料タンク24の少なくとも両側面および前部の一部がシュラウド56で覆われるのであるが、フロントカウル31周りを小型化することが可能となることにより、フロントカウル31よりも後方の部品であるシュラウド56の設計の自由度が制限されることがない。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施の形態では自動二輪車の前部構造について説明したが、本発明は自動三輪車の前部構造にも適用可能である。
13・・・ヘッドパイプ
14・・・メインフレーム
24・・・燃料タンク
30・・・ヘッドライト
31・・・フロントカウル
31a・・・上部壁
31b・・・下部壁
31c・・・側壁
32・・・ガーニッシュ
33・・・ウインカ
37・・・レンズ
42・・・開口部
48・・・幅狭部形成壁
49・・・屈曲部
50・・・透孔
51・・・ウインカ取付け孔
56・・・シュラウド
F・・・車体フレーム
L・・・直線

Claims (10)

  1. 前端部にレンズ(37)を有して車体フレーム(F)の前端部の前方に配置されるヘッドライト(30)と、前記レンズ(37)を臨ませる開口部(42)を前端に有して前記ヘッドライト(30)を周囲から囲むフロントカウル(31)とを備える鞍乗り型車両において、前記フロントカウル(31)の後部に、車幅方向で前記ヘッドライト(30)の幅よりも狭い間隔を相互間に形成して前記レンズ(37)よりも後方に配置される左右一対の幅狭部形成壁(48)が設けられることを特徴とする鞍乗り型車両における前部構造。
  2. 前記幅狭部形成壁(48)が、前記ヘッドライト(30)の光軸方向で見たときに前記フロントカウル(31)の左右両側上部の車幅方向外端部ならびに左右両側下部の車幅方向外端部間を結ぶ直線(L)よりも内側に配置されることを特徴とする請求項1記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  3. 前記フロントカウル(31)は、前記レンズ(37)よりも上方に配置される上部壁(31a)と、前記レンズ(37)よりも下方に配置される下部壁(31b)と、前記上部壁(31a)および前記下部壁(31b)の幅方向両側間を結ぶ左右一対の側壁(31c)とを有し、前記両側壁(31c)の少なくとも一部で前記幅狭部形成壁(48)が形成されることを特徴とする請求項1または2記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  4. 前記上部壁(31a)、前記下部壁(31b)および前記側壁(31c)が一体に連なって形成されることを特徴とする請求項3記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  5. 左右一対の前記側壁(31c)の上下方向中間部に、撓むことを可能とした屈曲部(49)が車幅方向内方側に屈曲してそれぞれ形成され、前記幅狭部形成壁(48)がそれらの屈曲部(49)の車幅方向に沿う内端に連設されることを特徴とする請求項3または4記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  6. 前記屈曲部(49)が、前記ヘッドライト(30)の上部後方に配置されることを特徴とする請求項5記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  7. 前記屈曲部(49)に、車幅方向に開口する透孔(50)が設けられることを特徴とする請求項5または6記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  8. 前記フロントカウル(31)の一部を側方から覆うガーニッシュ(32)が、前記フロントカウル(31)に取付けられることを特徴とする請求項7記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  9. 前記ガーニッシュ(32)の上部に、ウインカ(33)を取り付けるためのウインカ取付け孔(51)が前記透孔(50)に側面視で重なるようにして設けられることを特徴とする請求項8記載の鞍乗り型車両における前部構造。
  10. 前記車体フレーム(F)は、その前端部のヘッドパイプ(13)と、該ヘッドパイプ(13)から後方に延びるメインフレーム(14)とを備え、該メインフレーム(14)上に配置される燃料タンク(24)の少なくとも両側面および前部の一部がシュラウド(56)で覆われることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の鞍乗り型車両における前部構造。
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