JP2014000586A - 鋳造用鋳型 - Google Patents

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Abstract

【課題】鋳造方向の引っ張り応力に起因する長辺中央部のくびれを防止できる鋳造用鋳型を提供する。
【解決手段】矩形断面の鋳塊を連続鋳造すべく、互いに対向した長辺側の長辺面2と短辺側の短辺面3とを有し、これら長辺面2と短辺面3とで形成された鋳造中空部4の上方から溶湯を供給すると共にこれを冷却しつつ下方から矩形断面状の鋳塊を排出するための鋳造用鋳型1において、前記長辺側の長辺面2が、その中央部9の面10が両側部7の面8に対して凸状となるように形成され、かつ、互いに対向する長辺面2が、下方に行くに従って内側に傾斜するよう形成されると共に、中央部9の面10がその両側部7の面8に対して下方に行くに従って凸量tが少なくなるよう形成されたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、銅合金等を連続的に鋳造する鋳造用鋳型に関するものである。
銅合金に限らず、縦型連続鋳造では鋳型内での冷却条件と引抜き速度及び材質の違いにより凝固収縮や引け細りによる外形寸法が縮小方向に進行する。そのため特殊な鋳造を除いては一般的に鋳型内面には図4に示すように鋳造方向(上から下に向けて)にテーパー25を設けている。
縦型連続鋳造では長辺側中央部の寸法収縮が顕著に発生する。これは円形断面のビレット鋳造が円周方向で均一な冷却条件を得られ易いのに対し矩形断面のスラブ鋳造ではコーナー部から短辺側にかけての冷却が強くなり易いためである。また、ビレット・スラブいずれの断面形状によらず鋳型下の二次冷却条件により収縮量は変化する。
縦型連続鋳造において溶湯を鋳造用鋳型26に注湯し、冷却・凝固の開始から常温に冷却されるまでの過程が一定の冷却速度で進行することが望ましいと考えられるが、一部の銅合金においては様々な温度領域で冷却速度を制御する必要が生じる。これらの制御は鋳造用鋳型26に注湯される溶湯温度や鋳型冷却水の流量、二次冷却帯の水量や位置を制御する事で目標の冷却パターンを得ようとするものである。また、鋳造後の熱間圧延工程での加熱炉や圧延パス時に鋳塊形状による搬送トラブル防止のためには鋳塊の断面形状や長手方向の形状にも精度が求められる。そのため図5に示すように予め鋳塊の収縮量を見越して鋳塊の長辺部の中央を膨らませるべく、鋳造用鋳型26の長辺部27の中央部28を凹状に形成する場合がある。
特開2003−71547号公報
特に銅合金鋳造においては二次冷却帯での鋳造組織制御が品質を決定する重要な要素となる。また、鋳造用鋳型26内における鋳塊の断面寸法縮小に伴うエアーギャップを防止するために鋳造方向にテーパー25を設けているが、エアーギャップを皆無にする事は困難である。エアーギャップによる長辺部27と短辺部29での冷却バランスの差を補うためには、短辺部29と長辺部27での冷却水量を調節したり二次冷却帯での冷却パターンを制御する方法をとるのが一般的である。
しかし、凝固シェルのコーナー部、短辺部及び長辺部の冷却速度の差は凝固シェルの成長速度にも影響し、特にコーナー部が厚く長辺中央部が薄くなる傾向となる。これは断面形状の変化のみならず凝固組織内の残留応力も増大させることとなり、凝固完了段階の鋳型下部では長辺中央部の鋳塊中心部に圧縮方向のひずみが蓄積されることで鋳造方向に引っ張り応力が発生し、鋳型上部の薄い凝固シェルを引っ張る事になる。また、鋳型上部の成長初期段階の凝固シェルは凝固収縮によりモルテンプール中心方向への引っ張り応力が作用するが溶湯静水圧とのバランスで鋳型内面への接触を維持する。しかし、凝固シェルの成長に伴い収縮力が溶湯静水圧の抗力を超えたとき、くびれ状の局部的な収縮が凝固シェルの長辺中央部に発生する。
凝固シェルのくびれた部分では鋳型中心方向への凝固シェルの倒れこみと鋳型下部方向からの引っ張り応力が作用する。加えてくびれにより発生したエアーギャップにより冷却速度が低下し凝固シェルが復熱により再溶解・破断され湯漏れを生じる場合がある。
凝固シェルの破断は鋳塊のブレークアウトに繋がるため安全上好ましくない。また、冷却速度の急激な変化は凝固組織内での合金成分の異常析出を誘発し粒界割れなどの品質悪化をもたらす。
銅合金の連続鋳造において結晶粒界への合金成分の析出は圧延工程でのカブリ・ハガレ欠陥の原因となるリスクが高いため粒界偏析の無い健全な鋳塊が要求される。また、鋳造時のブレークアウトや圧延工程での曲がりによるトラブル防止も安全上重要である。
本発明は前記事情を鑑みなされたもので、鋳造方向の引っ張り応力に起因する長辺中央部のくびれを防止することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明は、矩形断面の鋳塊を連続鋳造すべく、互いに対向した長辺側の長辺面と短辺側の短辺面とを有し、これら長辺面と短辺面とで形成された鋳造中空部の上方から溶湯を供給すると共にこれを冷却しつつ下方から矩形断面状の鋳塊を排出するための鋳造用鋳型において、前記長辺側の長辺面が、その中央部の面が両側部の面に対して凸状となるように形成され、かつ、互いに対向する長辺面が、下方に行くに従って内側に傾斜するよう形成されると共に、中央部の面がその両側部の面に対して下方に行くに従って凸量が少なくなるよう形成されたものである。
前記長辺面の中央部の面と前記両側部の面との間に、傾斜した繋ぎ面が形成されるとよい。
前記繋ぎ面は、一面或いは多段に折り曲げられた多段の面で形成されるとよい。
前記中央部の面の凸量は、両側部の面間の間隔の5±1%に形成されてそれぞれ片側で2.5±0.5%となるとよい。
前記中央部の面の辺方向の長さが前記長辺面の長さに対して25%に形成されるとよい。
本発明によれば、鋳造方向の引っ張り応力に起因する長辺中央部のくびれを防止できる。
本実施の形態に係る鋳造用鋳型の平面図である。 (a)は図1のA−A線断面図であり、(b)は図1のB−B線断面図である。 鋳型内部に発生するエアーギャップ領域の位置と引っ張り応力の作用方向を示す説明図である。 (a)は従来の鋳造用鋳型の概略平面図であり、(b)は(a)のC−C線断面図であり、(c)は(a)のD−D線断面図である。 従来の鋳造用鋳型の平面説明図である。 従来の鋳型内部に発生するエアーギャップ領域の位置と引っ張り応力の作用方向を示す説明図である。
本発明に係る鋳造用鋳型を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すように、鋳造用鋳型1は、矩形断面の鋳塊を連続鋳造すべく、互いに対向した長辺側の長辺面2と短辺側の短辺面3とを有する。これら長辺面2と短辺面3とは、溶湯の型となる鋳造中空部4を形成する。鋳造用鋳型1は、鋳造中空部4の上方から溶湯を供給すると共にこれを冷却しつつ下方から矩形断面状の鋳塊を排出するためのものである。鋳造用鋳型1には、図示しない冷却水路が形成されており、この冷却水路には外部からの冷却水が流通するようになっている。鋳造中空部4は、鋳造用鋳型1を形成する金属ブロックに鉛直に貫通して形成されており、溶湯を受け入れるべく上方に開口する上部開口5を有すると共に、溶湯が冷えて凝固した鋳塊を排出すべく下方に開口する下部開口6を有する。
さて、本発明に係る鋳造用鋳型1は、その内面形状に特徴を有する。
鋳造用鋳型1の互いに対向する長辺面2は、下方に行くに従って内側に傾斜するよう形成される。また、それぞれの長辺面2は、短辺面3に望む両側部7の面8と、これら両側部7の面8間の中央部9に形成され両側部7の面8に対して凸状となるように形成された中央部9の面10と、中央部9の面10と両側部7の面8のそれぞれとの間に形成された繋ぎ面11とを備える。
長辺面2の両側部7の面8は、それぞれ長辺面2の辺方向に沿って直線状に形成されている。また、長辺面2の両側部7の面8は、同一面上となるように形成されている。
中央部9の面10は、両側部7の面8に対して凸状となるように形成されることで両側部7の面8よりも鋳造中空部4の内側に位置され、長辺方向に沿って直線状に形成されている。また、中央部9の面10は、その両側部7の面8に対して下方に行くに従って凸量tが少なくなるよう形成されている。具体的には、中央部9の面10の凸量tは、上下方向のいずれの位置においても両側部7の面8間の間隔Tに対して一定の割合となるように形成されており、下方に行くに従って連続的に少なくなっている。中央部9の面10の凸量tは、両側部7の面8間の間隔Tの5±1%(片側で2.5±0.5%)に形成されるとよい。また、中央部9の面10の辺方向の長さwcは長辺面2の長さWに対して25%に形成されるとよい。
繋ぎ面11は、中央部9の面10に対して屈曲して接続されると共に、側部7の面8に対して屈曲して接続されている。また、繋ぎ面11は、長辺面2の辺方向に対して傾斜されている。繋ぎ面11は、中央部9の面10の凸量tの変化に応じて長辺面2の辺方向に対する傾斜角度が小さくなるように形成されている。繋ぎ面11は、長辺面2の辺方向の長さwtが両側部7の面8と同じになるように形成されている。
なお、繋ぎ面11は、多段に折り曲げられた多段の面で形成されてもよい。繋ぎ面11の構成面は多いほど引っ張り応力の分散効果が大きくなるので機械加工の制限範囲内で多くするのが望ましい。
次に本実施の形態の作用を述べる。
図3に示すように、鋳造用鋳型1の鋳造中空部4内で冷却された溶湯12は外周部に凝固シェルを形成する。凝固シェルの成長初期段階では凝固収縮力よりもモルテンプール内の溶湯の静水圧が勝り、凝固シェルは鋳造用鋳型1の長辺面2及び短辺面3に接触し続けるがやがて凝固シェルの厚みが増して凝固収縮力が静水圧を超えた時点で凝固シェルが鋳造中空部4の長辺面2から離れエアーギャップ13が生成される。
このとき、長辺面2は下方に行くに従って内側に傾斜されると共に中央部9の面10が両側部7の面8に対して凸状に形成されているため、鋳塊表面が長辺面2から離れエアーギャップ13を生成する範囲を最小限に抑えることができ、鋳造方向の引っ張り応力を低減でき、凝固シェルのくびれと再溶解後の破断を防止できる。すなわち、本実施の形態にかかる鋳造用鋳型1では、長辺面2中央の凸形状で凝固シェルを鼓型に凹ませることにより、エアーギャップ13の生成位置を凝固シェルの長辺中心部の両サイド2箇所の領域に分散させることができ、引っ張り応力14の方向を凝固シェルのコーナー部と長辺中心部に向ける事ができ、長辺方向の中心部の凝固シェルを両サイドから引っ張ることにより凝固シェルの長辺中心部は再度長辺面2に押し付けられることになるためエアーギャップ13の発生時間を短くでき、くびれ量及び粒界偏析を減少できる。
このように、鋳造用鋳型1は、長辺側の長辺面2が、その中央部9の面10が両側部7の面8に対して凸状となるように形成され、かつ、互いに対向する長辺面2が、下方に行くに従って内側に傾斜するよう形成されると共に、中央部9の面10がその両側部7の面8に対して下方に行くに従って凸量tが少なくなるよう形成されるものとしたため、鋳造方向の引っ張り応力に起因する凝固シェルの長辺中央部のくびれを防止でき、エアーギャップ13による冷却速度の低下で凝固シェルが再溶解・破断されて湯漏れが発生するのを防ぐことができ、凝固組織内での合金成分の異常析出を防止でき、粒界割れなどの品質悪化を防止できる。また、長辺側の鋳塊はコーナー部に比べほぼ平坦な形状にでき、圧延工程でのマテリアルハンドリング時のトラブル発生を未然に防止できる。そして、エアーギャップ発生領域を最小限に抑えることができると共に、引っ張り応力を分散極小化することができ、凝固シェル成長遅れによる粒界偏析の発生防止と粒界破断によるブレークアウトの発生を防止でき、鋳塊品質向上及び鋳造工程での安全性向上ができる。またさらに、中央部9の面10は、下方に行くに従って凸量tが少なくなるように形成されるため、エアーギャップ13が形成されやすい鋳造中空部4内の上部では効果的にエアーギャップ13の発生を抑制できると共に、鋳造用鋳型1から下方に排出される鋳塊を安定して断面矩形状にできる。
また、長辺面2の中央部9の面10と両側部7の面8との間に、傾斜した繋ぎ面11が形成されるものとしたため、安定して断面矩形状の鋳塊を鋳造できる。
繋ぎ面11は、一面或いは多段に折り曲げられた多段の面で形成されるものとしたため、鋳造用鋳型1を容易に加工できる。
中央部9の面10の凸量tは、対向する2つの長辺面2の、両側部7における面8間の間隔Tの5±1%に形成されてそれぞれ片側で2.5±0.5%となるようにされたため、矩形断面の鋳塊を安定して鋳造できる。
また、中央部9の面10の辺方向の長さwcが長辺面2の長さWに対して25%に形成されるため、エアーギャップ13の生成位置を凝固シェルの長辺中心部の両サイド2箇所の領域に良好に分散できる。
次に矩形断面寸法245×640のスラブを鋳造する場合の具体例について述べる。
かかる場合の鋳造用鋳型1の概略寸法は、下部開口6において、長辺面2の長辺の寸法Wが640mm、長辺面2の中央部9の辺方向の長さwcが160mm(長辺の寸法Wの25%)、中央部9の面10について厚み(凸量)tが片側で3mm(向かい合う短辺面3間の間隔(厚み方向の間隔)の約2.5%)に設定する。
鋳造方向のテーパーは鋳造条件が同じなので長辺側・短辺側共に従来の鋳造用鋳型と同じに設定する。具体的には、長辺面2の両側部7の面8の傾きを14分、短辺面3の傾きを36分に設定する。
長辺面2の中央部9と、両側部7と繋ぎ面11の形状の詳細は、長辺面2の辺方向の長さであって側部7の面8と繋ぎ面11を合わせた長さwzが片側で240mm、側部7の面8の長さwsが120mmである5面構造とする。従って、鋳造用鋳型1の内面形状は12角形状となる。
なお、これは面構成の最低数である。繋ぎ面11の構成面は多いほど引っ張り応力の分散効果が大きくなるので機械加工の制限範囲内で多くするのが望ましい。また、鋳造方向の鋳型内面テーパーは鋳造速度に依存するところが大きいので鋳造する合金の材質や鋳造条件で適宜設定する事が望ましい。
かかる鋳造用鋳型1によれば、エアーギャップ発生領域を最小限に抑えることができると共に、引っ張り応力を分散極小化することができ、粒界偏析の発生を防止でき、粒界破断によるブレークアウトの発生を防止できる。
比較例について述べる。上記寸法のスラブを従来の鋳造用鋳型を用いて鋳造する場合、鋳造用鋳型の長辺部の面の傾きは14分、短辺部の面の傾きは36分、長辺部の窪み形状は6角形状でコーナー側(短辺側)から長辺中央に向かって53分の傾きで窪ませて形成される。この従来の鋳造用鋳型での鋳造結果は定常の鋳型速度において、鋳塊の長辺部の中央がコーナー部(両側部7)の厚みより1mm程度膨らみ傾向となるがマテリアルハンドリング上の問題は発生しないレベルである。しかしながら、エアーギャップにより冷却速度が低下した長辺中央部とコーナー部の凝固シェルに厚みの差が発生し内部応力が蓄積されていく。最終的にこのひずみは引っ張り応力となってくびれ部分の凝固シェル最薄部、すなわち、図6に示すエアーギャップ20が発生していると推測される領域の上面近傍のライン21に沿って粒界割れが断続的に発生する場合がある。この粒界割れは、圧延工程でカブリ・ハガレの原因になる。またこの場合、鋳型内部の鋳造初期段階ではエアーギャップ領域の発生により同一時間軸においてはコーナー部22に比べ長辺中央部23の冷却速度が低下する事から、コーナー部22の凝固シェルの成長に比べ長辺中央部23の成長が相対的に遅れる。そのため凝固収縮の開始時期も長辺中央部23が遅れることとなりコーナー部22と長辺中央部23で斜め下向きの引っ張り応力24が発生する。そのためエアーギャップ領域の特に上部で凝固シェルは復熱による再溶解が起こり湯漏れを起こす場合があり、酷い時はブレークアウトに進展し品質のみならず安全上も良くない。
1 鋳造用鋳型
2 長辺面
3 短辺面
4 鋳造中空部
7 両側部
8 両側部の面
9 中央部
10 中央部の面
11 繋ぎ面
T 両側部の面間の間隔
W 長辺面の長さ
t 凸量
wc 中央部の面の辺方向の長さ

Claims (5)

  1. 矩形断面の鋳塊を連続鋳造すべく、互いに対向した長辺側の長辺面と短辺側の短辺面とを有し、これら長辺面と短辺面とで形成された鋳造中空部の上方から溶湯を供給すると共にこれを冷却しつつ下方から矩形断面状の鋳塊を排出するための鋳造用鋳型において、前記長辺側の長辺面が、その中央部の面が両側部の面に対して凸状となるように形成され、かつ、互いに対向する長辺面が、下方に行くに従って内側に傾斜するよう形成されると共に、中央部の面がその両側部の面に対して下方に行くに従って凸量が少なくなるよう形成されたことを特徴とする鋳造用鋳型。
  2. 前記長辺面の中央部の面と前記両側部の面との間に、傾斜した繋ぎ面が形成された請求項1記載の鋳造用鋳型。
  3. 前記繋ぎ面は、一面或いは多段に折り曲げられた多段の面で形成された請求項2記載の鋳造用鋳型。
  4. 前記中央部の面の凸量は、両側部の面間の間隔の5±1%に形成されてそれぞれ片側で2.5±0.5%となる請求項1〜3のいずれかに記載の鋳造用鋳型。
  5. 前記中央部の面の辺方向の長さが前記長辺面の長さに対して25%に形成された請求項1〜4のいずれかに記載の鋳造用鋳型。
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