JP2013533325A - ポリシロキサンブロックコポリマーおよび化粧料配合物におけるその使用 - Google Patents

ポリシロキサンブロックコポリマーおよび化粧料配合物におけるその使用 Download PDF

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Abstract

本発明は、ラジカル重合によって得られる特定のポリオルガノシロキサンブロックコポリマーと、化粧料組成物もしくは医薬組成物、またはボディケア用組成物を調製するためのポリオルガノシロキサンブロックコポリマーの使用とに関する。
【選択図】なし

Description

本発明は、ポリオルガノシロキサン化合物(ポリシロキサンブロックコポリマー)、特に、化粧料配合物およびボディケア用配合物における使用に好適なものに関する。本発明はさらに、ニトロキシドによる制御ラジカル重合(以下、略してNMP(「ニトロキシド媒介重合」)と称する)によるポリオルガノシロキサン化合物の調製、ならびにポリオルガノシロキサン化合物を含む組成物、ならびに化粧料用途およびボディケア用途におけるその使用に関する。
化粧料組成物および医薬組成物、ならびにボディケア用組成物、例えば、ヘアスタイリングスプレー、ヘアコンディショナ、フォーム、ジェル、およびシャンプーなどは、多くの有利な効果、例えば、皮膜形成性、増粘性、手触りの改善などの知覚特性、および整髪性などを生じさせるために、樹脂、ガム、および粘着性効果を有するポリマーを含むことが多い。
このような配合物に使用されるポリマーは、とりわけ、多くの異なるモノマーで構成することができる有機またはシリコーン含有の直鎖またはグラフトコポリマーであるが、これらに限定されるものではない。この場合、ポリマーブロックは、交互、ランダム、ブロック状配置、分枝状もしくは多分枝状、またはホモポリマーブロックとすることができる。
グラフトポリマーは、毛髪または皮膚のトリートメント用化粧料配合物における皮膜形成ポリマーとして周知である。このグラフトポリマーは、典型的には、ポリマー骨格およびこの骨格にグラフトした1種または複数のマクロモノマーを有しており、その結果、ポリマー骨格およびグラフトされたマクロモノマーに関して、物理的および化学的性質、例えば、ガラス転移温度および水溶性などを互いに独立に調整して、完成したポリマーに、所望される全体の性質を確立することができる。
国際公開第95/01383号パンフレットおよび国際公開第95/01384号パンフレットの明細書は、水およびアルコール溶解性または分散性のグラフトコポリマーのヘアケアおよび皮膚ケア用組成物における使用を開示しており、このコポリマーは、モノマーAとモノマーBとのランダム共重合により調製される骨格および1種または複数のポリマー側鎖を有している。モノマーAは、疎水性を有するように選択され、マクロモノマーBは、長い親水性部分を有している。欧州特許第0412704号、欧州特許第0408313号、および欧州特許第0412707号は、シリコーングラフトアクリレートコポリマーのヘアケア用途における使用を開示している。米国特許第4,988,506号は、グラフトポリシロキサンコポリマーのヘアケア用途における使用を記載している。
国際公開第02/053111号パンフレットは、(AB)構造を有する水性のシリコーンポリエーテルブロックコポリマー、特に毛髪のボリューム、櫛通り、および光沢のための良好な化粧料特性を有する表面活性のある身体洗浄用組成物の使用を記載している。
ブロックコポリマーは、グラフトコポリマーよりもポリマー構造をより良く制御することができるという利点がある。これは、ポリマーが特定の物理的および化学的性質を有する領域を有するように目的に合わせて調整することが所望される場合は特に決定的かつ重要であり、例えば、保持性および手触りを改善させるために、ヘアスプレー塗布用のポリマーに「ハード」および「ソフト」セグメントを交互に与える。
米国特許第5,468,477号は、シリコーンセグメントおよびビニルポリマーセグメントを含むことを特徴とする、ビニルシリコーングラフトコポリマーまたはブロックコポリマーを含む化粧料組成物を開示している。このブロックまたはグラフトコポリマーは、連鎖移動剤として機能するメルカプト官能化シリコーンをビニル系モノマーとラジカル重合させることによって調製される。この方法で調製されるコポリマーは、早期に連鎖停止反応が起こるために、一般に、低分子量で、シリコーン含有量が低い。さらに、分子内架橋反応が起こることによってポリマー形成が制御できなくなる。したがって、複数の鎖長および異なる分子構成が混ざった多分散系が得られる。
ブロックコポリマーを合成するための代替的な手法は、オルガノポリシロキサン高分子開始剤(macroinitiator)を使用することである。これは、フリーラジカルを形成することができる基を含有しているオルガノポリシロキサンである。このような化合物は、米国特許第5,523,365号に記載されている。コポリマーを調製するための使用は、国際公開第98/48771号パンフレットおよび米国特許第6,074,628号に開示されている。この方法の欠点は、分解爆発の傾向がある危険なオルガノシロキサン高分子開始剤を取り扱うことであり、それをかなりの量使用しなければならず、そうでない場合は、最終生成物がシリコーン単位をほとんど含有しなくなってしまうことである。さらに、高分子開始剤の大量調製は極めて難しく、多大な安全対策費用が伴う。さらに、大量の未反応のシリコーン油を長時間かけて抽出により分離しなければならないので、反応は非効率である。このプロセスのスケールアップはできても非常に困難である。
国際公開第00/71606号パンフレットは、ポリシロキサンブロックコポリマーを調製する方法を記載しており、ここでは、構成が制御されたブロックコポリマーを調製するために、触媒として銅塩を用いた原子移動ラジカル重合(ATRP)にオルガノポリシロキサン高分子開始剤が使用されている。化粧料組成物およびボディケア用組成物、特にヘアトリートメント用配合物におけるその使用が記載されている。しかし、この明細書は、調製したポリマーの銅含有量について一切開示していない。さらに、調製したポリマーは、末端に臭素原子を有しており、化粧料配合物で使用するには不利である。
国際公開第2009/043629号パンフレットは、式A[LB(S)Q](式中、Aは、ポリシロキサンブロックであり、Lは、二価の有機結合基であり、Bは、ラジカル重合性モノマーで構成されるポリマーブロックであり、Sは、硫黄原子であり、Qは、一価の有機基であり、mは、1〜50の整数である)のポリシロキサンブロックコポリマー、それらの調製方法、および化粧料またはボディケアにおけるその使用に関する。ポリシロキサンブロックコポリマーの調製に関する国際公開第2009/043629号パンフレットに開示される方法は、A)重合工程において、少なくとも1個の有機結合したハロゲン原子Xを有する式A[LX](式中、Aは、ポリシロキサンブロックであり、Lは、二価の有機基であり、mは、1〜50の整数である)のポリシロキサン高分子開始剤である原子移動ラジカル開始剤を、遷移金属、例えば、銅などを有する触媒の存在下でラジカル重合性モノマーと反応させる工程と、B)化合物Q−SH(式中、Qは、一価の有機基である)を工程A)の重合混合物に添加する工程とを含むことを特徴とする。この方法の欠点は、ハロゲン含有開始剤および銅が使用されていること、ならびに、次いで、別の工程段階においてこれらを再度除去しなければならないことである。
ATRPに加えて、ブロックコポリマーの形成には、他の制御ラジカル重合方法、例えば、ニトロキシド制御重合などを使用することも可能である。
米国特許出願公開第2008/0312377号は、末端にOH基を1個のみ有するポリジメチルシロキサン(PDMS)とiBA−DEPNとのエステル化によるPDMS高分子開始剤の調製を開示しており、iBA−DEPNは、下記の構造(式I)
Figure 2013533325

(式中、SG1は、DEPNであり、DEPNは、下記の構造(式II)を有するN−tert−ブチル−N−[l−ジエチルホスホノ(2,2,−ジメチルプロピル)]ニトロキシドの略である)を有する。
Figure 2013533325
米国特許出願公開第2008/0312377号は、高分子開始剤をメタクリル酸メチルと反応させると、A−Bブロックコポリマーが生じることも同様に開示している。この方法の欠点は、iBA−DEPNが30℃を超える温度でさえ分解するので、エステル化に関して非常に穏やかな反応条件を使用しなければならず、工業的に高コストでしか製造することができないことである。さらに、モノ官能化シロキサンから得ることができる単純なモノアルコキシアミンシロキサンしか記載されていない。このようなモノ官能化シロキサンは、調製に非常に大きな困難および費用をかけなければならず、その上、使用することができるシリコーンの種類は、非常に厳しく制限されている。さらに、米国特許出願公開第2008/0312377号は、化粧料配合物における記載のポリマーの適用を開示していない。
欧州特許出願公開第1464648号は、下記一般式(III)のアルコキシアミン
Figure 2013533325

(式中、R=HまたはCH、Mは、一連のラジカル重合性ビニル系モノマーであり、nは、整数、また0でもよく、Xは、1以上であり、Zは、一官能または多官能構造単位、またシリコーンでもよい)の調製を開示している。しかし、欧州特許出願公開第1464648号は、シリコーンの種類について一切開示しておらず、例示もない。
上記の式(III)のアルコキシアミンの調製は、次式(IV)のアルコキシアミン
Figure 2013533325

(式中、Aは、OH基またはTO基であり、Tは、Li、Na、Kなどのアルカリ金属、NH、または塩素原子とすることができ、R=HまたはCH、Mは、一連のラジカル重合性ビニル系モノマーであり、nは、整数、また0でもよく、一官能または多官能構造単位Zと共にエステル官能基を形成する)の結合によって起こる。
欧州特許第1526138B1号は、次式(V)のポリアルコキシアミン
Figure 2013533325

(式中、mは、n以下の整で、2以上である)の調製を開示しており、ここでは、好ましくは窒素雰囲気下で、少なくとも1種の次式(VI)のモノアルコキシアミン
Figure 2013533325

(式中、Rは、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルキル基であり、Rは、水素原子、1〜8個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルキル基、フェニル基、Li、Na、もしくはKなどのアルカリ金属、またはNH 、NBu 、もしくはNHBu などのアンモニウムであり、好ましくは、RはCH、RはHである)を、任意選択により1種または複数の溶媒の存在下で、好ましくは0〜90℃の反応温度で、次式(VII)の多不飽和化合物
Figure 2013533325

(式中、Zは、アリール基であるか、または式Z1−[X−C(O)]で定義されており、Z1は、例えば、ポリオール型の化合物から誘導される多官能構造であり、Xは、酸素原子、炭素含有基または水素原子を有する窒素原子であり、Xはまた、硫黄原子でもよく、nは2以上の数である)と反応させている。欧州特許第1526138B1号は、ZまたはZ1がシロキサン含有多官能構造であるかどうかについても、また化粧料配合物における記載のポリマーの使用についても記述していない。
米国特許出願公開第2006/0142511号は、ラジカル重合することができる炭素−炭素二重結合を有する任意の所望のモノマーの重合および共重合に関する式(VI)のアルコキシアミンの使用を記載している。式(VI)においてR=CHおよびR=Hの場合、このようなアルコキシアミンは、Arkemaから商品名BlocBuilder(登録商標)MAで市販されている。重合は、当業者に周知の慣習的な条件下で実施される。しかし、米国特許出願公開第2006/0142511号は、式(VI)のアルコキシアミンと組み合わせたポリシロキサン含有化合物の使用について一切開示していない。
したがって、本発明の目的は、ポリオルガノシロキサン化合物、特に、従来技術の1つまたは複数の欠点を有さないポリシロキサンブロックコポリマーを調製する方法を提供することである。
驚くべきことに、この目的は、ニトロキシドによる制御ラジカル重合においてラジカル重合性モノマーを式(VI)のアルコキシアミンと反応させて、末端にニトロキシド基を有する「リビング(living)」ポリマーを生じさせ、次いで、ラジカル付加において少なくともビニル型の一不飽和ポリシロキサンにこれらのポリマーを共有結合させることによって実現できることが分かった。
したがって、本発明は、次式(VIII)のポリオルガノシロキサン化合物
Figure 2013533325

(式中、
Aは、ポリシロキサンブロックであり、
Lは、二価の有機基であり、
G=−O−、−S−、−CR(OH)−CH(R)−O−、−NR−であり、Rは、他とは独立に、水素、または1〜18個の炭素原子を含有する置換もしくは非置換の直鎖もしくは分枝状の一価の基であり、
は、同一または異なり、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルキル基、好ましくはCHであり、
は、水素原子、1〜8個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状アルキル基、フェニル基、Li、Na、もしくはKなどのアルカリ金属、またはNH 、NR8+(式中、R、R、R、およびRは、互いに独立に、HまたはC〜C40アルキル基である)などのアンモニウムであり、好ましくは、RはHであり、
SG1は、次式(II)の基であり、
Figure 2013533325

Tは、ラジカル重合されたモノマーで構成されるブロックポリマーであり、
mは、1〜50の整数である)、
その使用、およびこれらのポリオルガノシロキサン化合物を有する組成物を提供する。
本発明は、同様に、
A)少なくとも1種のラジカル重合性モノマーMを次式(VI)の少なくとも1種のアルコキシアミン
Figure 2013533325

と反応させて、ニトロキシド末端ポリマー(XV)
Figure 2013533325

を生じさせる工程と、
B)ポリマー(XV)を少なくとも一不飽和の次式(XVI)の化合物
A[L−G−C(O)−CH=CH]m (XVI)
(式中、R、R、A、L、G、T、およびmは、上記で定義した通りである)と反応させる工程と
を含むことを特徴とする、本発明によるポリオルガノシロキサン化合物を調製する方法を提供する。
本発明による方法は、目的に応じて製造されるシロキサン含有ブロックコポリマーへの効率的かつ経済的な道を開いた。従来技術による方法の欠点は、原材料が容易に入手できず、またはシロキサン部分が限られた範囲でしか変えられず、それによって、性質を目的に合わせて調整できないので、これらのブロックコポリマーの使用可能性の幅を広げることが妨げられることである。さらに、ATRPによって構築されたブロックコポリマーでは、精製のために追加の工程段階が必要とされる。
本発明による方法を使用すると、シロキサン部分、またはシロキサン基の組成物を広く変えることができる。本発明による化合物は、化粧料配合物およびボディケア用配合物の分野、特にヘアケアにおいて広く使用することができる。
本発明によるポリシロキサンブロックコポリマー、その調製方法、またその使用を実施例を用いて以下に説明するが、本発明をこれらの例示的な実施形態に限定することを意図するものではない。範囲、一般式、または化合物の分類を以下に示す場合、これらは、明確に述べられた対応する範囲または化合物群のみでなく、個々の値(範囲)または化合物を除くことにより得ることができる任意の部分範囲および化合物群の一部も包含することを意図している。本明細書の範囲内に文書を引用した場合、これらの内容全体が本発明の開示の一部をなすものとする。%のデータを以下に示す場合、これらは別段の記載がない限り重量%である。平均値を以下に提示する場合、これらは別段の記載がない限り数平均である。
本発明による次式(VIII)のポリオルガノシロキサン化合物
Figure 2013533325

は、Aが、ポリシロキサンブロックであり、
Lが、二価の有機基であり、
G=−O−、−S−、−CR(OH)−CH(R)−O−、−NR−であり、Rが、他とは独立に、水素、または1〜18個の炭素原子を含有する置換もしくは非置換の直鎖もしくは分枝状の一価の基であり、
が、同一または異なり、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルキル基、好ましくはCHであり、
が、水素原子、または1〜8個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状アルキル基、フェニル基、Li、Na、もしくはKなどのアルカリ金属カチオン、またはNH 、NR8+(式中、R、R、R、およびRは、互いに独立に、HまたはC〜C40アルキル基である)などのアンモニウム、好ましくは水素原子であり、
SG1が、次式(II)の基であり、
Figure 2013533325

Tが、ラジカル重合されたモノマーで構成されるポリマーブロックであり、
mが、1〜50、好ましくは2〜10、好ましくは2、3、または4の整数であることを特徴とする。
好ましいポリオルガノシロキサン化合物は、R=メチル、および/またはR=水素、および/またはG=酸素のものである。特に好ましいポリオルガノシロキサン化合物は、R=メチル、およびR=水素、およびG=酸素のものである。
本発明によるポリオルガノシロキサン化合物では、単位Aは、好ましくは、次式(IX)のポリシロキサン基
Figure 2013533325

(式中、
jは、0〜10、好ましくは<5、特に好ましくは0の数であり、
kは、1〜500、好ましくは1〜250、特に好ましくは1〜100の数であり、
は、同一もしくは異なる基R、またはビルディングブロックLへの結合であり、但し、m個の基Rは、ビルディングブロックLへの結合であり、
は、1〜18個の炭素原子、好ましくは1〜6個の炭素原子を有する置換または非置換のアルキル基、特に好ましくはメチルまたはアリール基、好ましくはフェニル基である)である。
ポリシロキサン化合物が、そのポリマー性質のために、統計学の法則によって本質的に調節された分布を有する混合物の形で存在することは当業者に周知である。したがって、指数jおよびkの値は、平均値である。
基Lは、好ましくは、基−(O)−L’−(式中、L’は、Gに結合されており、1〜60個の炭素原子、好ましくは1〜20個の炭素原子、特に好ましくは3〜10個の炭素原子を有する非分枝状または分枝状の置換または非置換の有機基であり、x=0または1)である。基L’は、両端が炭素原子に結合される二価の基、例えば、−O−、−C(O)O−、CONR、NRC(O)、または−C(O)−(式中、Rは、1〜18個の炭素原子を含有する置換または非置換の直鎖または分枝状の一価の基である)などで中断されていてもよい。特に好ましいポリオルガノシロキサン化合物は、Lが、3〜10個の炭素原子を有する直鎖の非分枝状炭化水素基、好ましくは、−CH−CH−CH−または−CH−(CH−CH−基のものである。
ブロックTを構築するためのラジカル重合性モノマーは、すべての周知のラジカル重合性モノマーMから選択することができる。本発明によるポリオルガノシロキサン化合物では、ポリマーブロックTは、好ましくは、置換または非置換のメタクリル酸、およびその誘導体、および不飽和炭化水素、特にスチレンから選択されるラジカル重合されたモノマーMで構成されている。
好ましくは、使用されるモノマーMとしては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、オクチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、メチルエタクリレート、エチルエタクリレート、n−ブチルエタクリレート、イソブチルエタクリレート、t−ブチルエタクリレート、2−エチルヘキシルエタクリレート、デシルエタクリレート、オクチルエタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリセリルモノアクリレート、グリセリルモノメタクリレート、グリセリルモノエタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、エタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N,N−ジ−n−ブチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−オクチルアクリルアミド、N−オクタデシルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N−ドデシルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、四級化N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、四級化N,N−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、四級化N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、四級化N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルエタクリレート、グリセリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、2−メトキシエチルエタクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルエタクリレート、マレイン酸、マレイン酸のモノエステル、マレイン酸のジエステル、無水マレイン酸、マレイミド(maleiimide)、フマル酸、イタコン酸、イタコン酸のモノエステル、イタコン酸のジエステル、無水イタコン酸、クロトン酸、アンゲリカ酸、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、メチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、ビニルピリジン、ビニルフラン、スルホン酸スチレン、アリルアルコール、クエン酸アリル、酒石酸アリル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルカプロラクタム、およびそれらの混合物が挙げられる。同様に、好適なモノマーMは、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、シクロヘキサジエン、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、パラ−メチルスチレン、およびそれらの混合物から好ましくは選択される少なくとも1個の不飽和炭素−炭素二重結合を有する炭化水素である。
特に非常に好ましい実施形態では、モノマーMは、50〜99重量%、好ましくは75〜95重量%の、メタクリル酸およびその誘導体、特に、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、または式(XIII)(式中、指数oは、好ましくは0より大きく、好ましくは10〜15であり、R=CH、R=メチル、特に好ましくは、指数oおよびpは0より大きい)のモノマー、およびそれらの混合物を含む群から選択されるモノマーと、1〜50重量%、好ましくは5〜25重量%の、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、シクロヘキサジエン、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、パラ−メチルスチレン、およびそれらの混合物から好ましくは選択される少なくとも1個の不飽和炭素−炭素二重結合を有する炭化水素とを有するモノマー混合物である。
単位Tは、好ましくは1000g/mol〜200000g/molの数平均分子量、好ましくは4000g/mol〜120000g/mol、特に好ましくは4000g/mol〜75000g/molの数平均分子量を有する。
ビルディングブロックTは、特に好ましくはポリメタクリル酸塩ブロックであり、好ましくは1000g/mol〜200000g/molの数平均分子量、好ましくは4000g/mol〜120000g/molの数平均分子量、特に好ましくは4000g/mol〜75000g/molの数平均分子量を有する。
本発明によるポリオルガノシロキサン化合物は、好ましくは2000g/mol〜1000000g/mol、好ましくは5000g/mol〜500000g/mol、特に非常に好ましくは10000g/mol〜250000g/molの数平均分子量を有する。
本発明によるポリオルガノシロキサン化合物は、異なる方法で調製することができる。好ましくは、本発明によるポリオルガノシロキサン化合物は、下記の本発明による方法によって得られる。
本発明によるポリシロキサンブロックコポリマーを調製するための本発明による方法は、
A)ラジカル重合性モノマーMを、次式(VI)の少なくとも1種のアルコキシアミン
Figure 2013533325

と反応させて、ニトロキシド末端ポリマー(XV)
Figure 2013533325

を生じさせる工程と、
B)ポリマー(XV)を次式(XVI)の少なくとも一不飽和の化合物
A[L−G−C(O)−CH=CH]m (XVI)
(式中、R、R、A、L、G、T、およびmは、上記で定義した通りである)と反応させる工程とを含むことを特徴とする。
工程A)
工程段階A)は、少なくとも1種のラジカル重合性モノマーMを少なくとも1種の式(VI)[式中、Rは、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルキル基であり、Rは、水素原子、1〜8個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状アルキル基、フェニル基、Li、Na、もしくはKなどのアルカリ金属、またはNH 、NR8+(式中、R、R、R、およびRは、互いに独立に、HまたはC〜C40アルキル基である)などのアンモニウムであり、好ましくは、RはHである]のアルコキシアミンと重合および/または共重合させて、式(IX)のニトロキシド末端ポリマーを生じさせることを含む。
特に非常に好ましくは、式(VI)(式中、R=CHおよびR=H)のアルコキシアミンを使用する。このようなアルコキシアミンの1種は、Arkemaから商品名BlocBuilder(登録商標)MAで販売されている。
工程A)で使用されるラジカル重合性モノマーMは、好ましくはエチレン性不飽和モノマーである。
本発明に記載する「重合性(polymerizable)」とは、ニトロキシドによる制御ラジカル重合を使用して重合可能なモノマーを意味すると理解される。好ましくは、ニトロキシドによる制御ラジカル重合では、ポリマー鎖長およびポリマー構成は、既知の方法で制御することができ、モル質量分布の多分散性(モル質量の数平均に対するモル質量の重量平均の比)に関する分布が狭いポリマーを得ることが可能である。
「エチレン性(ethylenically)」不飽和モノマーは、少なくとも1個の重合可能な炭素−炭素二重結合を有し、二重結合が、一置換、二置換、三置換、または四置換されていてもよいモノマーを意味すると理解する。個々のモノマーまたはモノマー混合物を使用することが可能である。モノマーは、好ましくは、ポリシロキサンブロックコポリマーに所望される物理的および化学的性質に対応するように選択する。
重合に使用することができる好ましいエチレン性不飽和モノマーMは、次式(XII)
H(R)C=C(R10)(C(O)G’) (XII)
のものである(式中、基RおよびR10は、互いに独立に、水素、非分枝状または分枝状C〜C10アルキル基、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2−メトキシエチル、および2−エトキシエチル基を含む群から選択することができる)。基G’は、−ヒドロキシ、−O(M)1/v、−OR11、−NH、−NHR11、および−N(R11)(R12)を含む群から選択することができ、Mは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンなどの金属イオン、アンモニウムイオン、モノ、ジ、トリ、またはテトラアルキルアンモニウムイオンなどの置換アンモニウムイオンの群から選択されるv価の対イオンであり、基R11およびR12は各々、それぞれ独立に、水素、C〜C40直鎖または分枝状アルキル鎖、ポリエーテル基;ヒドロキシ、アミノ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルアミノ、およびジ(C〜Cアルキル)アミノを含む群から選択される1種または複数の置換基で任意選択により置換されているポリエーテルアミン基、例えば、N,N−ジメチルアミノエチル、2−ヒドロキシエチル、2−メトキシエチル、および2−エトキシエチルを含む群から選択することができる。モノマーの非限定的な代表例には、保護または非保護のアクリル酸およびメタクリル酸、またこれらの酸の塩およびエステルおよびアミドもある。
塩は、任意の所望の金属、アンモニウム、または置換アンモニウム対イオンから誘導することができる。エステルは、C〜C40直鎖、C〜C40分枝状アルキル鎖、もしくはC〜C40炭素環式アルコールから、2〜8個の炭素原子および2〜8個のヒドロキシ基を含む多官能性アルコールから、アミノアルコール、およびポリエチレングリコール、もしくはポリプロピレングリコール、もしくは他のポリエーテル基、またヒドロキシ基官能化ポリエーテル(非限定的な例としては、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセロール、および1,2,6−ヘキサントリオールが挙げられる)から、アミノアルコール(非限定的な例としては、アミノエタノール、ジメチルアミノエタノール、ジエチルアミノエタノール、およびその四級化物が挙げられる)から、またはエーテルアルコール、例えば、メトキシエタノールもしくはエトキシエタノールなどから誘導することができる。
アミドは、非置換、N−アルキルもしくはN−アルキルアミノ一置換基、またはN,N−ジアルキルもしくはN,N−ジアルキルアミノ二置換とすることができ、アルキルまたはアルキルアミノ基は、C〜C40直鎖またはC〜C40分枝状またはC〜C40環式単位から誘導される。さらに、アルキルアミノ基は、四級化され得る。
同様に使用することができるモノマーは、保護または非保護のアクリル酸および/またはメタクリル酸、それらの塩、エステル、ならびにアミドであり、アクリル酸および/またはメタクリル酸の2位および3位の炭素は、互いに独立に置換され得る。置換基は、C〜Cアルキル基、ヒドロキシル、−CN、および−COOHを含む群から選択することができ、例えば、メタクリル酸、エタクリル酸、および3−シアノアクリル酸である。上述したこれらの置換されたアクリル酸およびメタクリル酸の塩、エステル、およびアミドも同様に使用することができる。
さらに、使用することができるモノマーMとしては、1〜40個の炭素原子を含有する直鎖カルボン酸、3〜40個の炭素原子を含有する分枝状カルボン酸、または3〜40個の炭素原子を含有する炭素環式カルボン酸のビニルおよびアリルエステル、少なくとも1個のビニルまたはアリル基で置換されたピリジン(例えば、ビニルピリジンまたはアリルピリジン)、少なくとも1個の不飽和炭素−炭素二重結合を有する炭化水素(例えば、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、シクロヘキサジエン、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、パラ−メチルスチレン)、ならびにそれらの混合物が挙げられる。
好ましくは、使用するラジカル重合性モノマーMは、置換もしくは非置換のメタクリル酸、またはその誘導体である。好ましくは、使用するモノマーMとしては、アクリル酸、メタクリル酸、エタクリル酸、メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、オクチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、メチルエタクリレート、エチルエタクリレート、n−ブチルエタクリレート、イソブチルエタクリレート、t−ブチルエタクリレート、2−エチルヘキシルエタクリレート、デシルエタクリレート、オクチルエタクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルアクリレート、2,3−ジヒドロキシプロピルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、3−ヒドロキシプロピルメタクリレート、グリセリルモノアクリレート、グリセリルモノメタクリレート、グリセリルモノエタクリレート、グリシジルアクリレート、グリシジルメタクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、エタクリルアミド、N−メチルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、N,N−ジメチルメタクリルアミド、N−エチルアクリルアミド、N−イソプロピルアクリルアミド、N−ブチルアクリルアミド、N−t−ブチルアクリルアミド、N,N−ジ−n−ブチルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−オクチルアリールアミド、N−オクタデシルアクリルアミド、N,N−ジエチルアクリルアミド、N−フェニルアクリルアミド、N−メチルメタクリルアミド、N−エチルメタクリルアミド、N−ドデシルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、四級化N,N−ジメチルアミノエチルアクリルアミド、N−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、四級化N,N−ジメチルアミノエチルメタクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、四級化N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、四級化N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルエタクリレート、グリセリルアクリレート、2−メトキシエチルアクリレート、2−メトキシエチルメタクリレート、2−メトキシエチルエタクリレート、2−エトキシエチルアクリレート、2−エトキシエチルメタクリレート、2−エトキシエチルエタクリレート、マレイン酸、マレイン酸のモノエステル、マレイン酸のジエステル、無水マレイン酸、マレイミド、フマル酸、イタコン酸、イタコン酸のモノエステル、イタコン酸のジエステル、無水イタコン酸、クロトン酸、アンゲリカ酸、ジアリルジメチルアンモニウムクロリド、ビニルピロリドン、ビニルイミダゾール、メチルビニルエーテル、メチルビニルケトン、ビニルピリジン、ビニルフラン、スルホン酸スチレン、アリルアルコール、クエン酸アリル、酒石酸アリル、酢酸ビニル、ビニルアルコール、ビニルカプロラクタム、次式(XIII)のモノマー
Figure 2013533325

[式中、Dは、次の一般式(XIV)
−(CO)(CO)(CO)(C1224O)(CO)− (XIV)
(式中、o、p、q、r、およびsは、互いに独立に、0〜100の整数であり、但し、o+p+q+r+sの合計は1以上であり、指数o、p、q、r、およびsのうちの複数が0より大きい場合、一般式(XIV)は、ランダムオリゴマー、ブロックオリゴマー、またはグラジエントオリゴマーである)
の二価の基であり、
は、互いに独立に、Hまたはアルキルである。
は、Hおよびアルキル、好ましくはC〜Cアルキル、好ましくはメチルである]、
および前述のモノマーの混合物が挙げられる。
メチルアクリレート、エチルアクリレート、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート、t−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアクリレート、デシルアクリレート、オクチルアクリレート、メチルメタクリレート、エチルメタクリレート、n−ブチルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、t−ブチルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、デシルメタクリレート、オクチルメタクリレート、N−オクチルアクリルアミド、2−メトキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレートまたは式(XIII)(式中、指数oは、好ましくは0より大きく、好ましくは10〜15であり、R=CH、R=メチル)のモノマー、およびそれらの混合物を含む群から選択されるモノマーが特に好ましい。
アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、または式(XIII)(式中、指数oは、好ましくは0より大きく、好ましくは10〜15であり、R=CH、R=メチル、特に好ましくは、指数oおよびpは0より大きい)のモノマー、およびそれらの混合物を含む群から選択されるモノマーの使用が特に非常に好ましい。
特に非常に好ましい一実施形態では、50〜99重量%、好ましくは75〜95重量%の、メタクリル酸またはその誘導体、特に、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、アクリル酸n−ブチル、メタクリル酸n−ブチル、アクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸N,N−ジメチルアミノエチル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、または式(XIII)(式中、指数oは、好ましくは0より大きく、好ましくは10〜15であり、R=CH、R=メチル、特に好ましくは、指数oおよびpは0より大きい)のモノマー、およびそれらの混合物を含む群から選択されるモノマーと、1〜50重量%、好ましくは5〜25重量%の、スチレン、α−メチルスチレン、t−ブチルスチレン、ブタジエン、イソプレン、シクロヘキサジエン、エチレン、プロピレン、1−ブテン、2−ブテン、イソブテン、パラ−メチルスチレン、およびそれらの混合物から好ましくは選択される少なくとも1個の不飽和炭素−炭素二重結合を有する炭化水素とを有するモノマー混合物を使用する。
工程A)の重合は、希釈剤なしで、または溶液中で行うことができる。工程A)の重合は、乳化重合、ミニエマルジョンもしくはマイクロエマルジョン重合、または懸濁重合として実施することができる。
工程段階Aにおいて溶媒または溶媒混合物を使用する場合、溶媒または溶媒混合物は、好ましくは、水、アルコール、例えば、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、シクロヘキサノールなど、芳香族溶媒、塩素系および/またはフッ素系溶媒、エーテル、例えば、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなど、有機酸エステル、例えば、酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸プロピルなど;ケトン、好ましくは、エチルメチルケトン、アセトン;エーテル;脂肪族化合物、好ましくは、ペンタン、ヘキサン、さらに極性の非プロトン性溶媒を含む群から選択される。この一覧は例示的なものであって網羅的なものではない。
ここでの溶媒または溶媒混合物の量は、モノマーMおよびアルコキシアミン(VI)の使用量に対して、5〜95重量%、好ましくは10〜75重量%、特に非常に好ましくは20〜50重量%である。
工程A)の反応を溶媒または溶媒混合物中で実施する場合、工程段階B)の前に、蒸留によって、または当業者に慣用の別の方法によって溶媒を除去することができる。
工程A)の反応は、大気圧、大気圧よりも低い圧力、または大気圧を超える圧力、好ましくは大気圧で実施することができる。
工程段階A)の温度は、好ましくは70℃以上、特に好ましくは80℃以上である。
工程A)の反応は、好ましくは、窒素、希ガス、CO、もしくはガス状炭化水素、例えば、メタンなど、またはそれらの混合物を含む群から選択される保護ガス下で実施する。保護ガスとして窒素下での操作が特に好ましい。
工程B)
式A[L−G−C(O)−CH=CHの一不飽和化合物として、式A[L−G−C(O)−CH=CHを満足させる少なくとも一不飽和の化合物のすべてを使用することが可能である。式A[L−G−C(O)−CH=CHの少なくとも一不飽和の化合物は、例えば、好適なビニル型不飽和化合物Vをポリシロキサンの反応性基と、例えば、求核置換反応で初めに反応させることによって得ることができる。
この反応では、使用するポリシロキサンは、好ましくは、O、N、またはS原子を有する少なくとも1個の官能基を有し、これらの原子の求核攻撃に好適なポリシロキサンである。
式A[L−G−C(O)−CH=CHの少なくとも一不飽和のポリシロキサンの調製に使用するポリシロキサンは、直鎖、分枝状、または多分枝とすることができ、但し、それらは、上述した少なくとも1個の基で官能化されている。次式(IXa)のポリシロキサン
Figure 2013533325

[式中、
bは、0〜10の数、好ましくは5未満、好ましくは0であり、
aは、1〜500の数、好ましくは1〜250、好ましくは1〜100であり、
は、同一または異なる基のRまたはRであり、但し、少なくとも1個の基Rは基Rであり、
は、1〜18個の炭素原子、好ましくは1〜6個の炭素原子を有するアルキル基、またはアリール基、好ましくはフェニルであり、基Rは、置換でも非置換でもよく、
は、次の一般式(X)の基であり、
−(O)−L’−Y (X)
x=0または1、好ましくは0であり、
L’は、1〜60個の炭素原子、好ましくは1〜20個の炭素原子、特に好ましくは3〜10個の炭素原子を有する、任意選択により分枝状の置換または非置換の二価の炭化水素基であり、
Yは、−OH、−SH、
Figure 2013533325

(式中、Rは、他とは独立に、1〜18個の炭素原子を含有する置換または非置換の直鎖または分枝状の一価の基である)
−NH、および−NHRを含む群から選択される]から選択されるポリシロキサンの使用が好ましい。
二価の基L’は、両端が炭素原子に結合される二価の基、例えば、−O−、−C(O)O−、CONR、NRC(O)、または−C(O)−(式中、Rは、1〜18個の炭素原子を含有する置換または非置換の直鎖または分枝状の一価の基である)などで中断することができる。
好適なビニル系不飽和化合物Vとして、少なくとも1個の基C(O)X’(式中、X’は脱離基であり、その脱離基は、求核攻撃においてポリシロキサンの官能基のO、N、またはS原子で置換することができ、式(XV)のニトロキシド末端ポリマーをラジカル付加で加えることができる少なくとも1個のビニル系二重結合を含有している)を含む化合物の使用が好ましい。
好適なビニル系不飽和化合物Vとして、次式(XVIII)の化合物
CH=CH−C(O)X’ (XVIII)
(式中、X’は脱離基である)の使用が好ましい。好ましくは、脱離基は、ハロゲン原子(F、Cl、Br、またはI)またはOH基である。特に非常に好ましくは、X’はOH基である。
特に好ましくは、式A[L−G−C(O)−CH=CHの少なくとも一不飽和のポリシロキサンを調製するために、好適なビニル系不飽和化合物としてアクリル酸を使用する。
官能性ポリシロキサンと好適なビニル系不飽和化合物との間の求核置換反応は、当業者に周知のこの種の反応に典型的な反応条件下で実施することができる。
式A[L−G−C(O)−CH=CHの少なくとも一不飽和のポリシロキサンとニトロキシド末端ポリマーとの反応は、溶媒なしで、または1種の溶媒の存在下で、または2種以上の溶媒の混合物の存在下で行うことができる。
溶媒は、好ましくは、水、アルコール、例えば、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、2−ブタノール、tert−ブタノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、シクロヘキサノールなど、芳香族溶媒、塩素系および/またはフッ素系溶媒、エーテル、例えば、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサンなど、有機酸エステル、例えば、酢酸ブチル、酢酸エチル、酢酸プロピルなど;ケトン、好ましくは、エチルメチルケトン、アセトン;エーテル;脂肪族化合物、好ましくは、ペンタン、ヘキサン、さらに極性の非プロトン性溶媒を含む群から選択される。この一覧は例示的なものであって網羅的なものではない。
工程B)の反応は、大気圧、大気圧よりも低い圧力、または大気圧を超える圧力、好ましくは大気圧で実施することができる。
工程B)の反応は、0℃〜90℃、好ましくは0℃〜80℃、特に好ましくは25℃から80℃未満の温度範囲で実施することができる。
式A[L−G−C(O)−CH=CHの不飽和ポリシロキサンに対するニトロキシド末端ポリマー(XV)のモル比は、好ましくは1〜1.5m、好ましくはm〜1.25mである。
工程B)の反応は、好ましくは、窒素、希ガス、CO、もしくはガス状炭化水素、例えば、メタンなど、またはそれらの混合物を含む群から選択される保護ガス下で実施する。保護ガスとして窒素下での操作が特に好ましい。
本発明による式(VIII)のポリオルガノシロキサン化合物は、様々な形で使用することができる。特に、本発明による式(VIII)のポリオルガノシロキサン化合物は、化粧料組成物もしくは医薬組成物、またはボディケア用組成物の調製に使用することができる。
本発明による組成物は、少なくとも1種の本発明による式(VIII)のポリオルガノシロキサン化合物、およびこの化合物とは異なる少なくとも1種の成分、例えば、化粧料組成物もしくは医薬組成物、またはボディケア用組成物に好適な担体を含む。本発明による組成物は、例えば、化粧料組成物もしくは医薬組成物、またはボディケア用組成物とすることができる。
好ましくは、本発明による組成物は、配合物の全質量に対して、0.01質量%〜20質量%、好ましくは0.05質量%〜10質量%、特に好ましくは0.1質量%〜3質量%の少なくとも1種の本発明による式(VIII)のオルガノポリシロキサン化合物を含む。
本発明による組成物は、例えば、ヘアトリートメント用に、ヘアトリートメント用コンディショナ組成物として、ヘアアフタートリートメント用組成物として、および毛髪構造を改善するために使用することができる。特に、本発明による組成物は、ヘアトリートメント用に、特にヘアコンディショナとして使用することができる。しかし、本発明によるオルガノポリシロキサン化合物はまた、例えば、ヘアスプレー用組成物、ヘアスタイリング組成物、ムース、ジェル、ローション、スプレー、シャンプー、リンス、ハンドおよびボディローション、顔用保湿剤、日焼けクリーム、ニキビ防止用配合物、老化防止用配合物、局所鎮痛剤、マスカラなどの広範囲の異なる種類の製品に使用することができるが、この列挙は例示的なものであって、全てを網羅するものではない。このような製品の配合に必要とされる担体物質および追加成分は、製品の種類に応じて変わり、当業者であれば容易に選択することができる。以下に、本発明による組成物中に存在してもよいいくつかの可能な担体物質および追加成分を記載する。
担体物質:
本発明による組成物は、例えば、化粧料組成物もしくは医薬組成物、またはボディケア用組成物における使用、特に、毛髪上での使用に好適な担体または異なる担体の混合物を含むことができる。配合物中の担体の含有量は、0.5重量%〜99.5重量%、好ましくは5.0重量%〜99.5重量%、特に好ましくは10.0重量%〜98重量%である。
「毛髪に使用するのに好適な」という表現は、担体が毛髪を傷つけない、毛髪の美的外観に悪影響を及ぼさない、またはその下の皮膚に炎症を起こさないことを意味する。本発明におけるヘアケア用組成物の使用に好適な担体としては、例えば、ヘアスプレー、ムース、トニック、ジェル、シャンプー、コンディショナ、またはリンスに使用されるものが挙げられる。好適な担体の選択は、使用するブロックコポリマー、および配合した製品を塗布面に残留させるかどうか(例えば、ヘアスプレー、ムース、トニック、またはジェル)または塗布後に再び洗い流すかどうか(例えば、シャンプー、コンディショナ、リンス)に依存する。
使用する担体は、組成物に、特にヘアケア用組成物に慣用されている広範囲の化合物を含むことができる。担体は、使用するコポリマーを溶解または分散させるために溶媒を含むことができ、水、C〜Cアルコール、1〜10個の炭素原子を含むアルキル基を有する酢酸アルキル、およびそれらの混合物が好ましい。担体は、アセトン、炭化水素(例えば、イソブタン、ペンタン、ヘキサン、デカン)、ハロゲン化炭化水素(例えば、フレオンなど)、および揮発性シリコーン誘導体、例えば、シクロメチコンなどの、広範囲の追加物質を含むことができる。配合物が、例えば、ヘアスプレー、トニック、ジェル、ムースなどのヘアケア用組成物である場合、好ましい溶媒としては、水、エタノール、揮発性シリコーン誘導体、およびそれらの混合物が挙げられる。このような混合物に使用される溶媒は、互いに混和性でも不混和性でもよい。ムースおよびエアゾールヘアスプレーも同様に、材料を泡として(ムースの場合)、または微細で均一なスプレーとして(エアゾールヘアスプレーの場合)塗布するための任意の従来の噴射剤を含むことができる。好適な噴射剤の例としては、トリクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン、ジフルオロエタン、ジメチルエーテル、プロパン、n−ブタンもしくはイソブタン、またはそれらの混合物を含む群からの材料が挙げられる。低粘度のトニックまたはヘアスプレー製品はまた、乳化剤を含むことができる。好適な乳化剤の例としては、非イオン性、カチオン性、アニオン性界面活性剤、またはそれらの混合物が挙げられる。このような乳化剤を使用する場合、組成物は、乳化剤を0.01%〜7.5%の濃度で含む。噴射剤の含有量は所望通りに調整することができるが、一般には、ムース組成物では3%〜30%であり、エアゾールヘアスプレーでは15%〜50%である。
噴霧に好適な容器は、当業者に周知であり、従来の非エアゾールポンプ式スプレー、すなわち「アトマイザ」、上述の噴射剤を含むエアゾール容器または缶、また噴射剤として圧縮空気を使用するポンプ式エアゾール容器が挙げられる。
本発明による(ヘアケア用)組成物がコンディショナまたはリンスである場合、担体は種々様々なコンディショニング化合物を含むことができる。ヘアケア用組成物がシャンプーである場合、担体は、界面活性剤、懸濁助剤、および増粘剤を含むことができる。
担体は、様々な外観をとることができ、例えば、担体は、エマルジョンとすることができ、例えば、水中油型エマルジョン、油中水型エマルジョン、水中油中水型およびシリコーン中水中油型エマルジョンが挙げられる。エマルジョンの粘度は、100cps〜200000cpsの範囲を包含することができる。これらのエマルジョンはまた、機械式ポンプ容器、または慣用の噴射剤を含む加圧されたエアゾール容器を使用して噴霧することができる。担体はまた、ムースの形態で塗布することができる。他の好適な局所用担体としては、油、アルコール、およびシリコーンなどの非水性液体溶媒(例えば、鉱物油、エタノール、イソプロパノール、ジメチコン、シクロメチコンなど)、水系液体単相溶媒(例えば、水/アルコール溶媒系)、ならびにこれらの非水性および水系単相溶媒の増粘させた変形体(例えば、好適なガム、ワックス、樹脂、ポリマー、塩、および類似の物質を添加することにより固体または半固体物質まで溶媒の粘度を増大させたもの)が挙げられる。
追加成分:
本発明による組成物、特に、本発明による発明的な化粧料組成物およびボディケア用組成物においては、種々様々な追加成分を使用することができる。可能な成分の一覧は、例えば、独国特許出願公開第102008001786号に見ることができる。その例を挙げるが、とりわけ、これらに限定されるものではない。
−日焼け止め剤、例えば、p−メトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、N,N−ジメチル−p−アミノ−安息香酸2−エチル、p−アミノ安息香酸、2−フェニル−ベンズイミダゾール−5−スルホン酸、オクトクリレン、オキシベンゾン、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸オクチル、4,4’−メトキシ−t−ブチル−ジベンゾイルメタン、4−イソプロピルジベンゾイルメタン、3−ベンジリデンカンファー、3−(4−メチルベンジリデン)カンファー、二酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄、およびそれらの混合物など。
−フケ防止有効成分、例えば、ビス(2−ピリジルチオ)亜鉛1,1’−ジオキシド、ピロクトン、二硫化セレン、硫黄、コールタールなど。
−ヘアケア用組成物用のコンディショニング剤、例えば、炭化水素、液状シリコーン、およびカチオン性材料など。炭化水素は、非分枝状または分枝状であり、10〜16個の炭素原子、好ましくは12〜16個の炭素原子を含有することができる。好適な炭化水素の例は、デカン、ドデカン、テトラデカン、トリデカン、およびそれらの混合物である。シリコーン含有コンディショニング剤の例としては、とりわけ、環式または直鎖のポリジメチルシロキサン、フェニル−およびアルキルフェニルシリコーン、ならびにシリコーンポリオールが挙げられる。組成物中に使用することができるカチオン性コンディショニング剤としては、第四級で、またシリコーン含有の、アンモニウム塩または脂肪酸アミンの塩が挙げられる。
−ヘアシャンプーおよびコンディショニング組成物用の界面活性剤。シャンプーでは、界面活性剤の含有量は、組成物の好ましくは10%〜30%、特に好ましくは12%〜25%である。コンディショナでは、界面活性剤の好ましい含有量は、約0.2%〜3%である。組成物中に使用することができる界面活性剤としては、アニオン性、非イオン性、両性イオン性、カチオン性、および両性界面活性剤が挙げられる。
−カルボン酸基を有するポリマー増粘剤。これらの架橋または未架橋ポリマーは、1種または複数のアクリル酸の誘導体、1種または複数の置換アクリル酸の誘導体、これらのアクリル酸および置換アクリル酸の塩およびエステルを含有し、架橋ポリマーの場合、架橋剤は2個以上の炭素−炭素二重結合を含有する。ポリマー増粘剤の例は、カルボマー、アクリル酸塩/アクリル酸C10〜C30アルキル架橋コポリマー、およびそれらの混合物を含む群から選択されるものである。本発明の組成物は、0.025%〜1%、好ましくは0.05%〜0.75%、特に好ましくは0.10%〜0.50%の、カルボン酸基を有するポリマー増粘剤を含むことができる。
−本発明の組成物において記載した幅広い種類の担体物質を乳化するための乳化剤。好適な乳化剤の種類としては、モノラウリン酸ポリエチレングリコール20ソルビタン(ポリソルベート20)、ポリエチレングリコール(glcycol)5大豆ステロール、ステアレス−20、セテアレス−20、ジステアリン酸PPG−2メチルグルコースエーテル、セテス−10、ポリソルベート80、リン酸セチル、セチルリン酸カリウム、セチルリン酸ジエタノールアミン、ポリソルベート60、ステアリン酸グリセリル、ステアリン酸PEG−100、およびそれらの混合物が挙げられる。乳化剤は、個々に、または2種以上の乳化剤の混合物として使用することができる。化粧料組成物またはボディケア用組成物は、乳化剤を、0.15〜10%、好ましくは1%〜7%、特に好ましくは1%〜5%の含有量で含むことができる。
−ビタミンおよびその誘導体(例えば、アスコルビン酸、ビタミンE、酢酸トコフェロール、レチノール酸、レチノール、レチノイドなど)。
−カチオン性ポリマー(例えば、カチオン性グアール誘導体、例えば、Rhone-Poulencから商品名Jaguar Cで入手可能な、グアールヒドロキシプロピルトリモニウム(hydroxyproplyltrimonium)クロリドおよびヒドロキシプロピルグアールヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドなど)
−防腐剤、酸化防止剤、キレート化剤および錯化剤、真珠光沢剤、香料、芳香剤、染料、顔料、毛髪栄養剤、および精油などの美容成分。
−当業者に明らかな添加剤(さらなる詳細な記載はしない)。
以下に示す実施例では、本発明を例示的に説明しているが、本発明、全説明および特許請求の範囲から生じる本出願の範囲を、実施例に規定される実施形態に限定することを意図するものではない。
ジアクリル酸ポリジメチルシロキサンの調製は、従来技術において、および当業者に周知である。このような化合物の調製は、例えば、独国特許第3810140号に記載されている。例えばn=30の式(XV)のジアクリル酸ポリジメチルシロキサンを調製する操作は、独国特許第3810140号の実施例1と類似している。この場合、D=30を使用する独国特許第3810140号の実施例1では、1モルの一般式SiH基含有ポリジメチルシロキサンが生じる。n=70または130のジアクリル酸ポリジメチルシロキサンを得るには、SiH基含有シロキサンをそれに応じて使用する。しかし、実施例1と異なり、2モルのアリルアルコールの代わりに2モルの1−ヘキセノールを反応させる。次いで、このようにして得られたヒドロキシ官能ポリジメチルシロキサンをさらに、2モルのアクリル酸および記載のワークアップを用いて実施例1の説明と同じように反応させる。
最初に、N雰囲気下で、撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管、および滴下漏斗を装備した多口フラスコに、メチルイソブチルケトン100gとアクリル酸ブチル80gとメタクリル酸ジメチルアミノエチル6.5gとの混合物を導入し、窒素で注意深く脱気処理した。混合物を50℃に加熱し、次いで、BlocBuilder(登録商標)MA7.9gを素早く添加し、115℃に加熱した。次いで、混合物を撹拌しながら115℃で4時間反応させ続けた。H−NMR分析によって、85%より高いモノマー変換が確認された。
次いで、次式(XVII)のジアクリル酸ポリジメチルシロキサン43gを添加し、
Figure 2013533325

(式中、n=30)
混合物を115℃でさらに5時間撹拌した。次いで、減圧下、80℃未満の温度で、溶媒を留去した。残留物は、所望のポリシロキサン含有ブロックコポリマーである。
最初に、N雰囲気下で、撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管、および滴下漏斗を装備した多口フラスコに、メチルイソブチルケトン50gとアクリル酸ブチル15gとメタクリル酸ジメチルアミノエチル2.7gとの混合物を導入し、窒素で注意深く脱気処理した。混合物を50℃に加熱し、次いで、BlocBuilder(登録商標)MA7.1gを素早く添加し、115℃に加熱した。次いで、混合物を撹拌しながら115℃で3時間反応させ続けた。H−NMR分析によって、85%より高いモノマー変換が確認された。
次いで、式(XVII)(式中、n=130)のジアクリル酸ポリジメチルシロキサン102gを添加し、混合物を115℃でさらに5時間撹拌した。次いで、減圧下、80℃未満の温度で、溶媒を留去した。残留物は、所望のポリシロキサン含有ブロックコポリマーである。
最初に、N雰囲気下で、撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管、および滴下漏斗を装備した多口フラスコに、メチルイソブチルケトン100gとメタクリル酸メトキシポリエチレングリコール500(Evonik Rohm GmbHの商品名MPEG 500 MA)90gとスチレン1.8gとの混合物を導入し、注意深く脱気処理した後、混合物を50℃に加熱した。次いで、BlocBuilder(登録商標)MA3.2gを添加し、混合物を素早く80℃に加熱し、この温度で2時間撹拌した。次いで、メタクリル酸ジメチルアミノエチル12.4gとスチレン0.9gとの注意深く脱気処理した混合物を滴下添加し、混合物を80℃でさらに3時間加熱した。
次いで、式(XVII)(式中、n=30)のジアクリル酸ポリジメチルシロキサン11.6gを添加し、混合物を80℃でさらに10時間撹拌した。次いで、減圧下、80℃未満の温度で、溶媒を留去した。残留物は、所望のポリシロキサン含有ブロックコポリマーである。
最初に、N雰囲気下で、撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管、および滴下漏斗を装備した多口フラスコに、メチルイソブチルケトン30gとメタクリル酸メトキシポリエチレングリコール500(Evonik Rohm GmbHの商品名MPEG 500 MA)95.8gとメタクリル酸ジメチルアミノエチル13.2gとスチレン12.0gとの混合物を導入し、窒素で注意深く脱気処理した。混合物を50℃に加熱し、次いで、BlocBuilder(登録商標)MA1.01gを素早く添加し、80℃に加熱した。次いで、混合物を撹拌しながら80℃で5時間反応させ続けた。H−NMR分析によって、85%より高いモノマー変換が確認された。
次いで、式(XVII)(式中、n=30)のジアクリル酸ポリジメチルシロキサン6.2gを添加し、混合物を80℃でさらに9時間撹拌した。次いで、減圧下、80℃未満の温度で、溶媒を留去した。残留物は、所望のポリシロキサン含有ブロックコポリマーである。
最初に、N雰囲気下で、撹拌機、温度計、還流冷却器、窒素導入管、および滴下漏斗を装備した多口フラスコに、メチルイソブチルケトン30gとメタクリル酸メトキシポリエチレングリコール500(Evonik Rohm GmbHの商品名MPEG 500 MA)65gとスチレン1.3gとの混合物を導入し、注意深く脱気処理した後、混合物を50℃に加熱した。次いで、BlocBuilder(登録商標)MA2.6gを添加し、混合物を素早く80℃に加熱し、この温度で2時間撹拌した。次いで、メタクリル酸ジメチルアミノエチル8.9gとスチレン0.6gとの注意深く脱気処理した混合物を滴下添加し、混合物を80℃でさらに4時間加熱した。
次いで、式(XVII)(式中、n=70)のジアクリル酸ポリジメチルシロキサン38.7gを添加し、混合物を80℃でさらに11時間撹拌した。次いで、減圧下、80℃未満の温度で、溶媒を留去した。残留物は、所望のポリシロキサン含有ブロックコポリマーである。
ヘアコンディショナとしての塗布
塗布性に関連する評価を行うために、官能試験に使用する毛束にパーマネントウエーブ処理および脱色処理による標準化された方法で予め損傷を与えておく。これについては、理美容業において慣用の製品を使用する。試験手順、使用する基本材料、また評価基準の詳細は、独国特許出願公開第10327871号に記載されている。
試験配合物:
ポリシロキサンコポリマーを、表1に示す組成を有する単純なヘアリンスで試験した。
Figure 2013533325
「コンディショナ」は、実施例1〜5に記載の本発明によるポリオルガノシロキサン化合物を指すのに使用する用語である。
予め損傷を与えておいた毛束への、コンディショニング試料を用いた標準化された処理:
上述したように予め損傷を与えておいた毛束を、上述のコンディショニングリンスを用いて以下のように処理した:
毛束を流温水で湿らせた。余分な水分を手で優しく絞り出し、次いで、リンスを塗布し、優しく毛髪に作用させた(1ml/毛束(2g))。1分間の接触時間後、毛髪を1分間すすいだ。
官能評価の前に、毛髪を、大気湿度50%、25℃の空気中で少なくとも12時間乾燥させた。
試験結果が(通常存在する)配合構成物に影響を受けることを防ぐために、試験配合物の組成を単純になるように意図的に選択した。規定の原料に加えて、かつ/または規定の原料の代わりに、本発明による配合物はまた、さらなる成分を含むことができる。特に、さらなる成分を組み合わせることによってコンディショニング効果が相乗的に改善される可能性がある。このような成分は上述している。
評価基準
1〜5段階の評点(1が最も評価が低く、5が最も評価が高い)に従い官能評価を行った。個々の試験基準についてそれぞれ別々に評価した。試験基準は、もつれにくさ(detangling)、湿潤時の櫛通り、湿潤時の手触り、乾燥時の櫛通り、乾燥時の手触り、光沢、ボリュームである。
ポリシロキサンブロックコポリマーのコンディショニング性に関する試験結果を表2に示す。対照試料は、本発明によるポリシロキサンブロックコポリマーを含有していないものとした。
官能試験では、ポリシロキサンブロックコポリマーは、ヘアコンディショニング性を有している。それらは、コンディショナを含まない対照の比較値よりも著しく優れている。
Figure 2013533325
ヘアスプレーとしての配合物:
表3に列挙した組成に従って、実施例1のポリシロキサンブロックコポリマーを、揮発性有機化合物が80質量%分率の非エアゾールヘアスプレー用配合物(いわゆる、80%VOC非エアゾールヘアスプレー)にに配合した。
Figure 2013533325
表3の配合物は、ヘアスプレーとして塗布すると、処理した毛髪の柔軟性を向上させ、手触りが本発明によるポリシロキサンブロックコポリマーを含まない配合物と比較してかなり良かった。
ヘアスタイリングジェルとしての配合物:
表4に列挙した組成に従って、実施例1からのポリシロキサンブロックコポリマーをヘアスタイリングジェル用配合物に添合した。
Figure 2013533325
表4の配合物は、ブラマンジェのタイプの稠度を有するジェルを形成し、これをヘアスタイリングジェルとして塗布すると、毛髪内で十分な安定性を示すと同時に柔軟性がもたらされ、手触りがよくなる。

Claims (14)

  1. 次式(VIII)のポリオルガノシロキサン化合物
    Figure 2013533325

    [式中、
    Aは、m価のポリオルガノシロキサン基であり、
    Lは、二価の有機基であり、
    G=−O−、−S−、−CR(OH)−CH(R)−O−、−NR−であり、Rは、他とは独立に、水素、または1〜18個の炭素原子を含有する置換もしくは非置換の直鎖もしくは分枝状の一価の有機基であり、
    は、同一または異なり、1〜3個の炭素原子を有する直鎖または分枝状アルキル基、好ましくはCHであり、
    は、水素原子、または1〜8個の炭素原子を有する直鎖もしくは分枝状アルキル基、フェニル基、Li、Na、もしくはKなどのアルカリ金属カチオン、またはNH 、NR8+(式中、R、R、R、およびRは、互いに独立に、HまたはC〜C40アルキル基である)などのアンモニウムであり、好ましくは、RはHであり、
    SG1は、次式(II)の基であり、
    Figure 2013533325

    Tは、ラジカル重合されたモノマーで構成されるポリマーブロックであり、
    mは、1〜50の整数である]。
  2. =メチル、および/またはR=水素、および/またはG=酸素であることを特徴とする、請求項1に記載のポリオルガノシロキサン化合物。
  3. =メチル、およびR=水素、およびG=酸素であることを特徴とする、請求項1または2に記載のポリオルガノシロキサン化合物。
  4. Lが、基−(O)−L’−(式中、L’は、Gに結合されており、1〜60個の炭素原子を有する非分枝状または分枝状の置換または非置換の有機基であり、x=0または1)であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載のポリオルガノシロキサン化合物。
  5. Lが、3〜10個の炭素原子を有する直鎖非分枝状炭化水素基であることを特徴とする、請求項4に記載のポリオルガノシロキサン化合物。
  6. 単位Aが、次式(IX)のポリシロキサン基
    Figure 2013533325

    (式中、
    jは、0〜10の数であり、
    kは、1〜500の数であり、
    は、同一もしくは異なる基R、またはビルディングブロックLへの結合であり、但し、m個の基Rは、ビルディングブロックLへの結合であり、
    は、1〜18個の炭素原子を有する置換または非置換のアルキル基である)であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載のポリオルガノシロキサン化合物。
  7. Tが、置換または非置換のメタクリル酸およびその誘導体および任意選択により不飽和の炭化水素、特にスチレンから選択される、ラジカル重合されたモノマーで構成されるポリマーブロックであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載のポリオルガノシロキサン化合物。
  8. A)少なくとも1種のラジカル重合性モノマーMを次式(VI)の少なくとも1種のアルコキシアミン
    Figure 2013533325

    と反応させて、ニトロキシド末端ポリマー(XV)
    Figure 2013533325

    を生じさせる工程と、
    B)ポリマー(XV)を少なくとも一不飽和の次式(XVI)の化合物
    A[L−G−C(O)−CH=CH]m (XVI)
    (式中、R、R、A、L、G、T、およびmは、請求項1から7に記載した通りである)と反応させる工程と
    を含むことを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載のポリオルガノシロキサン化合物を調製する方法。
  9. 使用されるモノマーMが、次式(XII)のもの
    H(RC=C(R10)(C(O)G’) (XII)
    (式中、基RおよびR10は、互いに独立に、水素、非分枝状または分枝状C〜C10アルキル基、メトキシ、エトキシ、2−ヒドロキシエトキシ、2−メトキシエチル、および2−エトキシエチル基を含む群から選択することができ、基G’は、−ヒドロキシ、−O(M)1/v、−OR11、−NH、−NHR11、および−N(R11)(R12)を含む群から選択され、Mは、アルカリ金属イオン、アルカリ土類金属イオンなどの金属イオン、アンモニウムイオン、モノ、ジ、トリ、またはテトラアルキルアンモニウムイオンなどの置換アンモニウムイオンの群から選択されるv価の対イオンであり、各基R11およびR12は、水素、各々の場合にヒドロキシ、C〜Cアルコキシ、C〜Cアルキルアミノ、およびジ(C〜Cアルキル)アミノを含む群から選択される1種または複数の置換基で任意選択により置換されている直鎖または分枝状C〜C40アルキル基、ポリエーテル基、ポリエーテルアミン基を含む群から独立に選択することができる)であることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
  10. 工程A)が、80℃以上の温度で実施されることを特徴とする、請求項8または9に記載の方法。
  11. 工程B)が、25℃から80℃未満の温度で実施されることを特徴とする、請求項8〜10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 式(VIII)のポリオルガノシロキサン化合物を調製するための、高分子開始剤としての請求項8に記載の式(XV)の化合物の使用。
  13. 化粧料組成物もしくは医薬組成物、またはボディケア用組成物を調製するための、請求項1から7のいずれか一項に記載の化合物の使用。
  14. 請求項1から7のいずれか一項に記載の少なくとも1種の化合物と、この化合物と異なる少なくとも1種の成分とを含む組成物。
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