JP2013527208A - 作物を増強する方法 - Google Patents

作物を増強する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2013527208A
JP2013527208A JP2013512815A JP2013512815A JP2013527208A JP 2013527208 A JP2013527208 A JP 2013527208A JP 2013512815 A JP2013512815 A JP 2013512815A JP 2013512815 A JP2013512815 A JP 2013512815A JP 2013527208 A JP2013527208 A JP 2013527208A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydrogen
formula
alkyl
compounds
plant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP2013512815A
Other languages
English (en)
Inventor
ブーフホルツ アンケ
ライナー ベルナー
ヨハネス ハース ウルリヒ
Original Assignee
シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト filed Critical シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト
Publication of JP2013527208A publication Critical patent/JP2013527208A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/34Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom
    • A01N43/40Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one nitrogen atom as the only ring hetero atom six-membered rings
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N43/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds
    • A01N43/90Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having two or more relevant hetero rings, condensed among themselves or with a common carbocyclic ring system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N47/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid
    • A01N47/02Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having no bond to a nitrogen atom
    • A01N47/06Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom not being member of a ring and having no bond to a carbon or hydrogen atom, e.g. derivatives of carbonic acid the carbon atom having no bond to a nitrogen atom containing —O—CO—O— groups; Thio analogues thereof

Abstract

作物またはその生息地に式Iの化合物
Figure 2013527208

を適用することにより作物を増強する方法が提供されており、式中、Qはiまたはiiまたはiiiである。

Description

本発明は、作物を増強する方法に関する。
作物を増強する一定の方法が文献に記載されている。これらの方法は、通常、従来の施肥を基本としているが、いくつかの方法は元々他の用途のために開発された化学薬品にも頼っており、例えば、殺虫剤であるフィプロニルは、例えば全体的な根系および根毛の発育を増大させ、分げつ枝数および生産能を増加させ、光合成能力(植物の新鮮さ)を高め、葉面積および植物丈を増大させ、ならびに、早期の開花および子実成熟を刺激することが報告されており、また、殺菌・殺カビ剤であるピラクロストロビンは、植物活性を向上させる、例えば環境的なストレスに対する許容性を向上させることが報告されている。
現在、一定の他の殺虫剤が、その殺虫作用に追加して、作物増強効果をも示すことが見出されている。一定のスピロヘテロ環系ピロリジンジオン殺虫化合物が、国際公開第09/049851号パンフレット、国際公開第10/063670号パンフレットおよび国際公開第10/066780号パンフレットにおいて開示されている。
従って、本発明は、植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に、式Iの化合物
Figure 2013527208
(式中、Qは、iまたはiiまたはiiiであり、
Figure 2013527208
X、YおよびZは、相互に独立して、C1~4アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~4ハロアルキル、C1~4アルコキシ、ハロゲン、フェニル、または、C1~4アルキル、C1~4ハロアルキル、ハロゲンあるいはシアノで置換されたフェニルであり;
mおよびnは、相互に独立して、0、1、2または3であり、かつ、m+nは、0、1、2または3であり;
Gは、水素、金属、アンモニウム、スルホニウム塩または保護基であり;
Rは、水素、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C1~6シアノアルキル、ベンジル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルキル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルコキシ(C1~4)アルキルまたはGから選択される基であり;
Aは、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル(C1~4)アルキルまたはC3~6シクロアルキル−(C1~4)アルキルであって、ここで、シクロアルキル部分はメチレン基がO、SあるいはNR0によって置換されており、ここで、R0はC1~6アルキルもしくはC1~6アルコキシであるか、または、Aは、C2~6アルケニル、C2~6ハロアルケニル、C3~6アルキニル、C1~6シアノアルキル、ベンジル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルキル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルコキシ(C1~4)アルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C3~6シクロアルキルカルボニル、N−ジ(C1~6アルキル)カルバモイル、ベンゾイル、C1~6アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、C1~4アルキルチオ(C1~4)アルキル、C1~4アルキルスルフィニル(C1~4)アルキルあるいはC1~4アルキルスルホニル(C1~4)アルキルであり;および、Qがiiである場合、Aもまた、水素、フラニル−(C1~4)アルキル、テトラヒドロ−チオフラニル、テトラヒドロ−チオピラニルあるいは1−(C1~4)アルコキシ−ピペリジン−4−イルであり得;ならびに
1、R2、R3およびR4は、相互に独立して、水素もしくはメチルであるか;
または、農芸化学的に許容可能な塩もしくはそのN−オキシドである)
を適用することにより作物植物を増強する方法を提供する。
本発明によれば、「作物増強」とは、植物品質の向上、ならびに/または、植物活力の向上および/もしくはストレス因子に対する向上した許容性をもたらす向上を意味し、これらはいずれも収量の増加をもたらし得る。一実施形態において、本発明は、植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に式Iの化合物を適用するステップを含む植物収穫量を向上する方法に関する。例えば、このような向上した収量は、向上した根および/または苗条の成長によるものであり得る。さらなる実施形態において、本発明は、植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に式Iの化合物を適用するステップを含む、植物活力および/もしくは植物品質、ならびに/または、植物のストレス因子に対する許容性を向上させる方法に関する。他の実施形態において、本発明は、植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に式Iの化合物を適用するステップを含む一様な開花を可能とする方法に関する。
本発明によれば、「植物活力の向上」とは、一定の形質が、本発明の方法を伴わずに同一の条件下で成長させた対照植物における同一の形質と比して、定性的または定量的に向上していることを意味する。このような形質としては、これらに限定されないが、発芽の早期化および/または向上、出芽の向上、使用される種子数の低減可能性、根の成長の増大、根系の発達、苗条の成長の増大、分げつの増加、より強固な分げつ枝、より生産的な分げつ枝、植物の株立本数の増大もしくは向上、植物の倒伏(verse)(倒伏(lodging))の低減、植物丈の増加および/もしくは向上、植物重量(新鮮重もしくは乾重)の増加、より大きな葉身、より濃緑の葉色、色素含有量の増加、光合成活性の増加、開花の早期化、一様な開花、より長い穂、子実成熟の早期化、種子、果実もしくは莢の大きさの増大、莢もしくは雌穂の数の増加、莢もしくは雌穂当たりの種子の数の増加、種子質量の増加、種子登熟の増強、枯れた根出葉の低減、老化の遅延、植物の生命力の向上、ならびに/または、必要とされる投入物の低減(例えば、より低減した必要とされる肥料、水および/または労働)が挙げられる。向上した活力を有する植物は、前述の形質のいずれか、または、前述の形質のいずれかの組み合わせもしくは2つ以上において増大を伴い得る。好適には、本発明の方法は、植物丈、植物重量を増大させ、および/または、増強された発芽をもたらす。
本発明によれば、「植物品質における向上」はまた、一定の形質が、本発明の方法を伴わずに同一の条件下で成長させた対照植物における同一の形質と比して、定性的または定量的に向上していることをも意味する。このような形質としては、これらに限定されないが、植物の外観の向上(例えば、色、密度、均一性、まとまり具合の向上)、エチレンの低減(生産性の低下および/または受粉の阻害)、例えば種子、果実、葉、野菜といった収穫物の品質の向上(このような向上した品質は、収穫物の外観の向上、炭水化物含有量の向上(例えば、糖質および/またはデンプン量の増加、糖質酸比の向上、還元糖の低減、糖質の発現速度の増加)、タンパク質含有量の向上、油含有量および組成の向上、栄養価の向上、反栄養化合物の低減、官能特性の向上(例えば、味の向上)ならびに/または消費者の健康上の有益性の向上(例えばビタミンおよび抗酸化剤レベルの増加)として現れ得る)、収穫後の特徴の向上(例えば、貯蔵期限および/または保管安定性の増進、加工性の容易化、化合物の抽出の容易化)、ならびに/または、種子品質の向上(例えば、次の時節における使用のため)が挙げられる。向上した品質を有する植物は、前述の形質のいずれか、または、前述の形質のいずれかの組み合わせもしくは2つ以上において増大を伴い得る。
本発明によれば、「向上したストレス因子に対する許容性」とは、一定の形質が、本発明の方法を伴わずに同一の条件下で成長させた対照植物における同一の形質と比して、定性的または定量的に向上していることを意味する。このような形質としては、これらに限定されないが、干ばつ(例えば、植物中の含水量の欠如、水の取込み能の欠如または植物への給水の低下をもたらすいずれかのストレス)、寒気曝露、高温曝露、浸透圧ストレス、UVストレス、洪水、塩分濃度の上昇(例えば、土壌中)、ミネラル曝露の増大、オゾン曝露、光度の光への曝露、および/または、利用可能な栄養分の限定(例えば窒素および/またはリン栄養分)などの最適下限生育条件をもたらす非生物的ストレス因子に対する許容性および/または耐性の増加が挙げられる。向上したストレス因子に対する許容性を有する植物は、前述の形質のいずれか、または、前述の形質のいずれかの組み合わせもしくは2つ以上において増大を伴い得る。干ばつおよび養分的ストレスの場合、このような向上した許容性は、例えば、水および栄養分のより効率的な取り込み、使用、または、保持による場合がある。好適には、本発明の方法は、干ばつに対する植物の許容性を増大させる。
上記の作物増強のいずれかもしくはすべては、例えば植物生理学、植物の成長および発達ならびに/または植物構造を向上させることにより、向上した収量をもたらし得る。本発明の文脈において、「収量」としては、特に限定されないが、(i)(a)植物それ自体によりもたらされるの量の増加、もしくは、(b)植物収穫物を収穫する能力の向上によってもたらされ得る、バイオマス生産量、子実収量(例えば子実サイズ、子実数、子実密度)、デンプン含有量、油含有量および/もしくはタンパク質含有量の増加;(ii)収穫物の組成における向上(例えば、糖質酸比の向上、油組成の向上、栄養価の向上、反栄養化合物の低減、消費者の健康上の有益性の向上);ならびに/または、(iii)作物の収穫能の増大/促進、作物の加工性の向上、および/または、より良好な保管安定性/保管寿命が挙げられる。農業用植物の収量の増加とは、定量的測定が可能である場合には、各々の植物の産物の収量が、本発明の方法を伴わずに同一の条件下で成長させた対照植物の同一の産物を含む収量を測定可能な量だけ、増加することを意味する。本発明によれば、収量は、少なくとも0.5%増加していることが好ましく、より好ましくは少なくとも1%、さらにより好ましくは少なくとも2%、さらにより好ましくは少なくとも4%、好ましくは5%、または、それ以上増加している。
上記の作物増強のいずれかもしくはすべては、土地の向上した利用をももたらし得、すなわち、以前においては耕作には利用不可能もしくは最適下限であった土地が利用可能になり得る。例えば、干ばつ条件において高い生存能力を示す植物は、最適下限の雨量の地域、例えば、おそらくは、砂漠周辺、もしくは、砂漠自体においても耕作が可能であり得る。
上記の作物増強のいずれかもしくはすべては、式Iの化合物、ならびに、国際公開第09/049851号パンフレット、国際公開第10/063670号パンフレットおよび国際公開第10/066780号パンフレットに記載の有効成分と式Iの化合物との混合物の適用によって達成されることが可能である。
本発明によれば、植物収穫量、植物活力、植物品質、および/または、植物のストレス因子に対する許容性を向上させるための式Iの化合物の使用が提供される。
本発明の一態様において、植物活力、ストレス許容性、品質および/または収量における向上は、実質的に、有害生物および/または病害からの圧力を伴わずに達成される。例えば、有害生物および/または病害は、本発明の方法に先だって、または、本発明の方法と同時に適用される殺虫処理により防除されてもよい。農薬処理はまた、国際公開第09/049851号パンフレット、国際公開第10/063670号パンフレットおよび国際公開第10/066780号パンフレットに記載されているとおり、これらに記載の有害生物を防除するために、式Iの化合物と共に実施されることも可能である。本発明のさらなる態様において、植物活力、ストレス許容性、品質および/または収量における向上は、有害生物および/または病害圧力が伴わずに達成される。さらなる実施形態において、植物活力、品質および/または収量における向上は、無生物的なストレスを伴わずに、または、実質的に伴わずに達成される。本発明によれば、作物植物の一様な開花を可能とする方法もまた提供されている。
式Iの化合物において、各アルキル部分は、単独でもしくはより大きな基の一部として、直鎖もしくは分岐鎖であり、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、イソ−プロピル、sec−ブチル、イソ−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチルおよびn−ヘキシルである。
アルコキシ基は、好ましくは、1〜4個の炭素原子の好ましい鎖長を有する。アルコキシは、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、i−プロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシおよびt−ブトキシである。このような基は、アルコキシアルキルおよびアルコキシアルコキシアルキルなどのより大きな基の一部であることが可能である。アルコキシアルキル基は、好ましくは、1〜4個の炭素原子の鎖長を有する。アルコキシアルキルは、例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチルまたはイソプロポキシメチルである。
ハロゲンは、一般にフッ素、塩素、臭素またはヨウ素である。これはまた、それぞれ、ハロアルキルなどの他の意味との組み合わせにおけるハロゲンに対しても適応される。
ハロアルキル基は、好ましくは、1〜6個の炭素原子の鎖長を有する。ハロアルキルは、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−フルオロエチル、2−クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロエチルおよび2,2,2−トリクロロエチル;好ましくは、トリクロロ−メチル、ジフルオロクロロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよびジクロロフルオロメチルである。
シクロアルキル基は、好ましくは、3〜6個の環炭素原子を有し、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルおよびシクロヘキシルである。これらの環において、メチレン基は酸素および/または硫黄原子によって置換されていることが可能であり、これにより、例えば、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、フラニル、テトラヒドロ−チオフラニルおよびテトラヒドロ−チオピラニル環がもたらされる。
フェニルはまた、ベンジルなどの置換基の一部として、好ましくはアルキル、ハロアルキルまたはハロゲン基によって置換されていてもよい。この場合、置換基は、オルト位、メタ位および/またはパラ位にあることが可能である。好ましい置換基の位置は、環結合点に対してオルト位およびパラ位である。
保護基Gは、生化学的、化学的または物理的プロセスの1つもしくはこれらの組み合わせによって除去されて式Iの化合物を得ることが可能であるよう選択され、ここで、Gは、被処理領域または植物への適用の前、その最中、または、その後において水素である。これらのプロセスの例としては、酵素開裂、化学加水分解および光分解が挙げられる。このような基Gを有する化合物は、処理される植物のクチクラへの向上した浸透、作物の高い許容性、他の除草剤、除草剤毒性緩和剤、植物成長調節剤、殺菌・殺カビ剤あるいは殺虫剤中を含有する配合混合物における向上した親和性もしくは安定性、または、土壌中への浸出の低減などの一定の利点を提供し得る。
このような保護基は、例えば、国際公開第08/071405号パンフレット、国際公開第09/074314号パンフレット、国際公開第09/049851号パンフレット、国際公開第10/063670号パンフレットおよび国際公開第10/066780号パンフレットから技術分野において公知である。
特に、保護基Gは、基−C(Xa)−Raもしくは−C(Xb)−Xc−Rbであり、Xa、XbおよびXcの意味は、相互に独立して、酸素もしくは硫黄であり;ならびに
aは、H、C1〜C18アルキル、C2〜C18アルケニル、C2〜C18アルキニル、C1〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C1〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルキニルC1〜C5オキシアルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキルジエンアミノキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(ここで、フェニルは、任意により、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル、(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C2〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、または、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノあるいはニトロによって置換されているフェニル、ヘテロアリール、または、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノまたはニトロで置換されているヘテロアリールであり、および
bは、C1〜C18アルキル、C3〜C18アルケニル、C3〜C18アルキニル、C2〜C10ハロアルキル、C1〜C10シアノアルキル、C1〜C10ニトロアルキル、C2〜C10アミノアルキル、C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C7シクロアルキルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルケニルオキシC1〜C5アルキル、C3〜C5アルキニルオキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルチオC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルフィニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルスルホニルC1〜C5アルキル、C2〜C8アルキルジエンアミノキシC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルコキシカルボニルC1〜C5アルキル、アミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C2〜C8ジアルキルアミノカルボニルC1〜C5アルキル、C1〜C5アルキルカルボニルアミノC1〜C5アルキル、N−C1〜C5アルキルカルボニル−N−C1〜C5アルキルアミノC1〜C5アルキル、C3〜C6トリアルキルシリルC1〜C5アルキル、フェニルC1〜C5アルキル(ここで、フェニルは、任意により、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキルチオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、ヘテロアリールC1〜C5アルキル、(ここで、ヘテロアリールは、任意により、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、C1〜C3アルキル−チオ、C1〜C3アルキルスルフィニル、C1〜C3アルキルスルホニル、ハロゲン、シアノにより、または、ニトロにより置換されていてもよい)、C3〜C5ハロアルケニル、C3〜C8シクロアルキル、フェニル、または、C1〜C3アルキル、C1〜C3ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロ−アルコキシ、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されているフェニル、ヘテロアリール、または、C1〜C3アルキル、C13ハロアルキル、C1〜C3アルコキシ、C1〜C3ハロアルコキシ、ハロゲン、シアノまたはニトロにより置換されているヘテロアリールである。
Gは、水素、好ましくはアルカリ金属もしくはアルカリ土類金属である金属、または、アンモニウムもしくはスルホニウム塩基であることが好ましく、ここで、水素が特に好ましい。
置換基の性質に応じて、式Iの化合物は異なる異性形態で存在し得る。Gが水素である場合、例えば、式Iの化合物は異なる互変異性形態で存在し得る。
Figure 2013527208
本発明は、すべての異性体および互変異性体、ならびに、すべての割合におけるこれらの混合物を含む。また、置換基が二重結合を含有する場合、シス−およびトランス異性体が存在していることが可能である。これらの異性体もまた、特許請求されている式Iの化合物の範囲内である。
本発明は、遷移金属、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩基、アミン、第4級アンモニウム塩基または第3級スルホニウム塩基と共に式Iの化合物が形成下能である農学的に許容可能な塩にも関する。
遷移金属、アルカリ金属およびアルカリ土類金属塩形態のうち、銅、鉄、リチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウムおよびカルシウムの水酸化物、ならびに、好ましくは、ナトリウムおよびカリウムの水酸化物、重炭酸塩および炭酸塩が特に記載されるべきである。
アンモニウム塩の形成に好適なアミンの例としては、例えばメチルアミン、エチルアミン、n−プロピルアミン、i−プロピルアミン、4種のブチルアミン異性体、n−アミルアミン、i−アミルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチル−アミン、ノニルアミン、デシルアミン、ペンタデシルアミン、ヘキサデシルアミン、ヘプタデシルアミン、オクタデシルアミン、メチルエチルアミン、メチルイソプロピルアミン、メチルヘキシルアミン、メチル−ノニルアミン、メチルペンタデシルアミン、メチルオクタデシルアミン、エチルブチルアミン、エチルヘプチルアミン、エチルオクチルアミン、ヘキシルヘプチルアミン、ヘキシルオクチルアミン、ジメチルアミン、ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミン、ジ−i−プロピルアミン、ジ−n−ブチルアミン、ジ−n−アミルアミン、ジ−i−アミルアミン、ジヘキシル−アミン、ジヘプチルアミン、ジオクチルアミン、エタノールアミン、n−プロパノールアミン、i−プロパノールアミン、N,N−ジエタノールアミン、N−エチルプロパノールアミン、N−ブチルエタノールアミン、アリルアミン、n−ブタ−2−エニル−アミン、n−ペンタ−2−エニルアミン、2,3−ジメチルブタ−2−エニルアミン、ジブタ−2−エニルアミン、n−ヘキサ−2−エニル−アミン、プロピレンジアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−i−プロピルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ−i−ブチルアミン、トリ−sec−ブチルアミン、トリ−n−アミルアミン、メトキシエチルアミンおよびエトキシエチルアミンといった第1級、第2級および第3級C1〜C18アルキルアミン、C1〜C4ヒドロキシアルキルアミンおよびC2〜C4アルコキシアルキル−アミンなどのアンモニア;例えばピリジン、キノリン、イソキノリン、モルホリン、ピペリジン、ピロリジン、インドリン、キヌクリジンおよびアゼピンといった複素環式アミン;例えばアニリン、メトキシアニリン、エトキシアニリン、o−、m−およびp−トルイジン、フェニレン−ジアミン、ベンジジン、ナフチルアミンならびにo−、m−およびp−クロロアニリンといった第1級アリールアミンが挙げられるが;特にトリエチル−アミン、i−プロピルアミンおよびジ−i−プロピルアミンが挙げられる。
塩形成に好適な好ましい第4級アンモニウム塩基は、例えば、式[N(Rabcd)]OH(式中、Ra、Rb、RcおよびRdが、各々独立して、水素またはC1〜C4アルキルである)に対応する。さらに好適な他のアニオンとのテトラアルキルアンモニウム塩基は、例えば、イオン交換反応によって入手可能である。
塩形成に好適な好ましい第3級スルホニウム塩基は、例えば、式[SRefg]OH(式中、Re、RfおよびRgは、各々独立して、C1〜C4アルキルである)に対応する。水酸化トリメチルスルホニウムが特に好ましい。好適なスルホニウム塩基は、特にジアルキルスルフィドといったチオエーテルと、ハロゲン化アルキルとの反応、続いて、イオン交換反応による例えば水酸化物といった好適な塩基への転換により入手され得る。
本発明の化合物は、例えば、国際公開第09/049851号パンフレット、国際公開第10/063670号パンフレットおよび国際公開第10/066780号パンフレットに詳述されている多様な方法によって形成され得る。
これらの式Iの化合物において、Gは上述のとおり金属、アンモニウムまたはスルホニウム塩であり、従って、カチオンを表す場合、対応する陰電荷はO−C=C−C=O単位にまたがって大きく非局在化されていることが理解されるべきである。
本発明による式Iの化合物はまた塩形成の最中に形成され得る水和物を含む。
好ましくは、式Iの化合物において、置換基Rは、水素、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C2〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、ベンジルまたはC1~4アルコキシ(C1~4)アルキル、特に、水素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、アリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチルまたはメトキシエチルである。
好ましくは、X、YおよびZは、m+nが1〜3、特に、m+nが1〜2である場合に、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C4アルコキシまたはハロゲン、特にメチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、ブロモまたはクロロを示す。
あるいは、YおよびZは、m+nが1〜3であり、特にm+nが1〜2である場合に、相互に独立して、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、C1〜C4アルコキシ、ハロゲン、フェニル、または、C1~4アルキルもしくはハロゲンによって置換されているフェニルを示し、特にメチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、フェニル、または、特にフルオロもしくはクロロといったハロゲンで、特に4位で置換されているフェニルを示す。
式Iの化合物において、置換基Aは、好ましくはC1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル(C1~4)アルキルあるいはC3~6シクロアルキル(C1~4)アルキルであって、ここで、クロアルキル部分において、メチレン基はO、SあるいはNR0により置換されており、ここで、R0はC1~6アルキルもしくはC1~6アルコキシであるか、または、Aは、C2~6アルケニル、C3~6アルキニル、ベンジル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルキル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルコキシ(C1~4)アルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルあるいはC1~4アルキルチオ(C1~4)アルキルであって、特にメチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−フルオロエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オキセタン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−2−イルメチル、テトラヒドロピラン−2−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イルメチル、テトラヒドロピラン−3−イルメチル、テトラヒドロピラン−4−イルメチル、アリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、メトキシエトキシメチル、メトキシメトキシエチル、オキセタニル−3−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロピラン−4−イルあるいはメチルチオエチルであり;
Qがiiである場合、Aはまた、好ましくは、水素、フラニル(C1~4)アルキル、テトラヒドロ−チオフラニル、テトラヒドロ−チオピラニルまたは1−(C1~4)アルコキシ−ピペリジン−4−イルであり、特に水素、フラン−2−イルメチル、フラン−3−イルメチル、テトラヒドロ−チオピラン−4−イルメチルまたは1−メトキシ−ピペリジン−4−イルであり得る。
式(I)の化合物の他の好ましい群において、Rは、水素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、アリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチルまたはメトキシエチルであり、Xは、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、ブロモまたはクロロであり、YおよびZは、相互に独立して、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、フェニル、または、ハロゲンもしくはC1〜C2アルキルにより置換されているフェニルであり、Gは水素であり、ならびに、Aは上記において割り当てられた意味を有する。
式(I)の化合物の特定の好ましい群において、Rは、メチル、エチル、アリル、プロパルギル、メトキシメチルであり、Xは、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、ブロモまたはクロロであり、YおよびZは、相互に独立して、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、フェニル、または、ハロゲンもしくはC1〜C2アルキルにより置換されているフェニルであり、Gは水素であり、ならびに、Aは上記において割り当てられた意味を有する。
好ましくは、Qは、iまたはiiであり、より好ましくはiである。
式(I)の化合物のより好ましい群において、Rは、メチル、エチル、メトキシメチルであり、Xは、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、ブロモまたはクロロであり、YおよびZは、相互に独立して、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、フェニル、または、ハロゲンもしくはC1〜C2アルキルにより置換されているフェニルであり、Gは水素であり、ならびに、Aは、メチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−フルオロエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オキセタン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−2−イルメチル、テトラヒドロピラン−2−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イルメチル、テトラヒドロピラン−3−イルメチル、テトラヒドロピラン−4−イルメチル、アリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、メトキシエトキシメチル、メトキシメトキシエチル、オキセタニル−3−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロピラン−4−イルまたはメチルチオエチルであり;
ならびに、Qがiiである場合、Aは、水素、フラン−2−イルメチル、フラン−3−イルメチル、テトラヒドロ−チオピラン−4−イルメチルまたは1−メトキシ−ピペリジン−4−イルである。
好ましくは、Qは、iまたはiiiであり、より好ましくはiiiである。
Qがiiiである場合、R1〜R4は水素であることが好ましい。
式(I)の化合物の他の好ましい群において、Rはメチルであり、Xはメチルまたはメトキシであり、YおよびZは、相互に独立して、メチル、エチル、メトキシ、クロロまたはブロモであり、Gは、水素、メトキシカルボニルまたはプロペニルオキシカルボニルであり、ならびに、Aは、メチル、エチル、メトキシメチル、テトラヒドロフラン−2−イルまたはテトラヒドロフラン−3−イルであり、ならびに、Qがiiである場合、Aは水素である。
以下の表に係る化合物は、上述の技術分野に開示の方法に従って調製されることが可能である。
表1:この表は、132種の式Iaの化合物T1.001〜T1.132を開示しており:
Figure 2013527208
式中、RはCH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは以下に定義されているとおりである。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表2:この表は、132種の式Iaの化合物T2.001〜T2.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表3:この表は、132種の式Iaの化合物T3.001〜T3.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはn−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表4:この表は、132種の式Iaの化合物T4.001〜T4.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはi−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表5:この表は、132種の式Iaの化合物T5.001〜T5.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはn−C49であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表6:この表は、132種の式Iaの化合物T6.001〜T6.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはi−C49であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表7:この表は、132種の式Iaの化合物T7.001〜T7.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはt−C49であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表8:この表は、132種の式Iaの化合物T8.001〜T8.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはシクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表9:この表は、132種の式Iaの化合物T9.001〜T9.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはシクロペンチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表10:この表は、132種の式Iaの化合物T10.001〜T10.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはシクロヘキシルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表11:この表は、132種の式Iaの化合物T11.001〜T11.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aは2,2−(CH32−プロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表12:この表は、132種の式Iaの化合物T12.001〜T12.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはアリルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表13:この表は、132種の式Iaの化合物T13.001〜T13.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−CH=C(CH32であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表14:この表は、132種の式Iaの化合物T14.001〜T14.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−CH=C(Cl)2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表15:この表は、132種の式Iaの化合物T15.001〜T15.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表16:この表は、132種の式Iaの化合物T16.001〜T16.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2C≡CCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表17:この表は、132種の式Iaの化合物T17.001〜T17.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表18:この表は、132種の式Iaの化合物T18.001〜T18.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CNであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表19:この表は、132種の式Iaの化合物T19.001〜T19.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表20:この表は、132種の式Iaの化合物T20.001〜T20.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2OCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表21:この表は、132種の式Iaの化合物T21.001〜T21.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表22:この表は、132種の式Iaの化合物T22.001〜T22.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2OCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表23:この表は、132種の式Iaの化合物T23.001〜T23.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2OCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表24:この表は、132種の式Iaの化合物T24.001〜T24.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはオキセタン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表25:この表は、132種の式Iaの化合物T25.001〜T25.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表26:この表は、132種の式Iaの化合物T26.001〜T26.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表27:この表は、132種の式Iaの化合物T27.001〜T27.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロピラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表28:この表は、132種の式Iaの化合物T28.001〜T28.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロピラン−4−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表29:この表は、132種の式Iaの化合物T29.001〜T29.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2Fであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表30:この表は、132種の式Iaの化合物T30.001〜T30.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CHF2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表31:この表は、132種の式Iaの化合物T31.001〜T31.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CF3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表32:この表は、132種の式Iaの化合物T32.001〜T32.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表33:この表は、132種の式Iaの化合物T33.001〜T33.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表34:この表は、132種の式Iaの化合物T34.001〜T34.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表35:この表は、132種の式Iaの化合物T35.001〜T35.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表36:この表は、132種の式Iaの化合物T36.001〜T36.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−N(CH32であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表37:この表は、132種の式Iaの化合物T37.001〜T37.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−C65であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表38:この表は、132種の式Iaの化合物T38.001〜T38.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはSO2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表39:この表は、132種の式Iaの化合物T39.001〜T39.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはSO265であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表40:この表は、132種の式Iaの化合物T40.001〜T40.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表41:この表は、132種の式Iaの化合物T41.001〜T41.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表42:この表は、132種の式Iaの化合物T42.001〜T42.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはi−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表43:この表は、132種の式Iaの化合物T43.001〜T43.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはシクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表44:この表は、132種の式Iaの化合物T44.001〜T44.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表45:この表は、132種の式Iaの化合物T45.001〜T45.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表46:この表は、132種の式Iaの化合物T46.001〜T46.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表47:この表は、132種の式Iaの化合物T47.001〜T47.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2OCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表48:この表は、132種の式Iaの化合物T48.001〜T48.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2CH2OCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表49:この表は、132種の式Iaの化合物T49.001〜T49.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはオキセタン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表50:この表は、132種の式Iaの化合物T50.001〜T50.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2CHF2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表51:この表は、132種の式Iaの化合物T51.001〜T51.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2CF3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表52:この表は、132種の式Iaの化合物T52.001〜T52.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表53:この表は、132種の式Iaの化合物T53.001〜T53.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表54:この表は、132種の式Iaの化合物T54.001〜T54.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表55:この表は、132種の式Iaの化合物T55.001〜T55.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはi−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表56:この表は、132種の式Iaの化合物T56.001〜T56.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはシクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表57:この表は、132種の式Iaの化合物T57.001〜T57.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表58:この表は、132種の式Iaの化合物T58.001〜T58.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表59:この表は、132種の式Iaの化合物T59.001〜T59.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表60:この表は、132種の式Iaの化合物T60.001〜T60.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2OCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表61:この表は、132種の式Iaの化合物T61.001〜T61.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2CH2OCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表62:この表は、132種の式Iaの化合物T62.001〜T62.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはオキセタン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表63:この表は、132種の式Iaの化合物T63.001〜T63.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2CHF2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表64:この表は、132種の式Iaの化合物T64.001〜T64.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2CF3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表65:この表は、132種の式Iaの化合物T65.001〜T65.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表66:この表は、132種の式Iaの化合物T66.001〜T66.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表67:この表は、132種の式Iaの化合物T67.001〜T67.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表68:この表は、132種の式Iaの化合物T68.001〜T68.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはi−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表69:この表は、132種の式Iaの化合物T69.001〜T69.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはシクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表70:この表は、132種の式Iaの化合物T70.001〜T70.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表71:この表は、132種の式Iaの化合物T71.001〜T71.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表72:この表は、132種の式Iaの化合物T72.001〜T72.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表73:この表は、132種の式Iaの化合物T73.001〜T73.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2OCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表74:この表は、132種の式Iaの化合物T74.001〜T74.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2CH2OCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表75:この表は、132種の式Iaの化合物T75.001〜T75.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはオキセタン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表76:この表は、132種の式Iaの化合物T76.001〜T76.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2CHF2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表77:この表は、132種の式Iaの化合物T77.001〜T77.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2CF3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表78:この表は、132種の式Iaの化合物T78.001〜T78.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表79:この表は、132種の式Iaの化合物T79.001〜T79.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表80:この表は、132種の式Iaの化合物T80.001〜T80.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表81:この表は、132種の式Iaの化合物T81.001〜T81.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはi−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表82:この表は、132種の式Iaの化合物T82.001〜T82.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはシクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表83:この表は、132種の式Iaの化合物T83.001〜T83.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表84:この表は、132種の式Iaの化合物T84.001〜T84.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表85:この表は、132種の式Iaの化合物T85.001〜T85.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表86:この表は、132種の式Iaの化合物T86.001〜T86.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2OCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表87:この表は、132種の式Iaの化合物T87.001〜T87.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2CH2OCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表88:この表は、132種の式Iaの化合物T88.001〜T88.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはオキセタン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表89:この表は、132種の式Iaの化合物T89.001〜T89.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2CHF2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表90:この表は、132種の式Iaの化合物T90.001〜T90.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2CF3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表91:この表は、132種の式Iaの化合物T91.001〜T91.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表92:この表は、132種の式Iaの化合物T92.001〜T92.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表93:この表は、132種の式Iaの化合物T93.001〜T93.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表94:この表は、132種の式Iaの化合物T94.001〜T94.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、Aはi−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表95:この表は、132種の式Iaの化合物T95.001〜T95.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、Aはシクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表96:この表は、132種の式Iaの化合物T96.001〜T96.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表97:この表は、132種の式Iaの化合物T97.001〜T97.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表98:この表は、132種の式Iaの化合物T98.001〜T98.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表99:この表は、132種の式Iaの化合物T99.001〜T99.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2OCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表100:この表は、132種の式Iaの化合物T100.001〜T100.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2CH2OCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表101:この表は、132種の式Iaの化合物T101.001〜T101.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、Aはオキセタン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表102:この表は、132種の式Iaの化合物T102.001〜T102.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2CHF2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表103:この表は、132種の式Iaの化合物T103.001〜T103.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2CF3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表104:この表は、132種の式Iaの化合物T104.001〜T104.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、Aはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表105:この表は、132種の式Iaの化合物T105.001〜T105.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはメトキシプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表106:この表は、132種の式Iaの化合物T106.001〜T106.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはオキセタン−3−イルメチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表107:この表は、132種の式Iaの化合物T107.001〜T107.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルメチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表108:この表は、132種の式Iaの化合物T108.001〜T108.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−3−イルメチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表109:この表は、132種の式Iaの化合物T109.001〜T109.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロピラン−4−イルメチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表110:この表は、132種の式Iaの化合物T110.001〜T110.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはメチルチオエチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表111:この表は、132種の式Iaの化合物T111.001〜T111.132を開示し、式中、RはHであり、Aはメトキシプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表112:この表は、132種の式Iaの化合物T112.001〜T112.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはメトキシプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表113:この表は、132種の式Iaの化合物T113.001〜T113.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはメトキシプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表114:この表は、132種の式Iaの化合物T114.001〜T114.132を開示し、式中、RはHであり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルメチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表115:この表は、132種の式Iaの化合物T115.001〜T115.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルメチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表116:この表は、132種の式Iaの化合物T116.001〜T116.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルメチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表1ii:この表は、132種の式Ibの化合物T1ii.001〜T1ii.132を開示しており:
Figure 2013527208
式中、RはCH3であり、Aは水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは以下に定義されているとおりである。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表2ii:この表は、132種の式Ibの化合物T2ii.001〜T2ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表3ii:この表は、132種の式Ibの化合物T3ii.001〜T3ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表4ii:この表は、132種の式Ibの化合物T4ii.001〜T4ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはn−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表5ii:この表は、132種の式Ibの化合物T5ii.001〜T5ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはi−C37であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表6ii:この表は、132種の式Ibの化合物T6ii.001〜T6ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはn−C49であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表7ii:この表は、132種の式Ibの化合物T7ii.001〜T7ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはi−C49であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表8ii:この表は、132種の式Ibの化合物T8ii.001〜T8ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはt−C49であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表9ii:この表は、132種の式Ibの化合物T9ii.001〜T9ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはシクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表10ii:この表は、132種の式Ibの化合物T10ii.001〜T10ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはシクロペンチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表11ii:この表は、132種の式Ibの化合物T11ii.001〜T11ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはシクロヘキシルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表12ii:この表は、132種の式Ibの化合物T12ii.001〜T12ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aは2,2−(CH32−プロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表13ii:この表は、132種の式Ibの化合物T13ii.001〜T13ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはアリルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表14ii:この表は、132種の式Ibの化合物T14ii.001〜T14ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−CH=C(CH32であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表15ii:この表は、132種の式Ibの化合物T15ii.001〜T15ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−CH=C(Cl)2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表16ii:この表は、132種の式Ibの化合物T16ii.001〜T16ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表17ii:この表は、132種の式Ibの化合物T17ii.001〜T17ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2C≡CCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表18ii:この表は、132種の式Ibの化合物T18ii.001〜T18ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表19ii:この表は、132種の式Ibの化合物T19ii.001〜T19ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CNであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表20ii:この表は、132種の式Ibの化合物T20ii.001〜T20ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表21ii:この表は、132種の式Ibの化合物T21ii.001〜T21ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2OCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表22ii:この表は、132種の式Ibの化合物T22ii.001〜T22ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表23ii:この表は、132種の式Ibの化合物T23ii.001〜T23ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2OCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表24ii:この表は、132種の式Ibの化合物T24ii.001〜T24ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはオキセタン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表25ii:この表は、132種の式Ibの化合物T25ii.001〜T25ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表26ii:この表は、132種の式Ibの化合物T26ii.001〜T26ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−3−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表27ii:この表は、132種の式Ibの化合物T27ii.001〜T27ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロピラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表28ii:この表は、132種の式Ibの化合物T28ii.001〜T28ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはテトラヒドロピラン−4−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表29ii:この表は、132種の式Ibの化合物T29ii.001〜T29ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CHF2であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表30ii:この表は、132種の式Ibの化合物T30ii.001〜T30ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2C(O)−CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表31ii:この表は、132種の式Ibの化合物T31ii.001〜T31ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2C(O)−CH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表32ii:この表は、132種の式Ibの化合物T32ii.001〜T32ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH(CH3)C(O)−CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表33ii:この表は、132種の式Ibの化合物T33ii.001〜T33ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(CH32C(O)−CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表34ii:この表は、132種の式Ibの化合物T34ii.001〜T34ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはベンジルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表35ii:この表は、132種の式Ibの化合物T35ii.001〜T35ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表36ii:この表は、132種の式Ibの化合物T36ii.001〜T36ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表37ii:この表は、132種の式Ibの化合物T37ii.001〜T37ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−シクロプロピルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表38ii:この表は、132種の式Ibの化合物T37ii.001〜T37ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−N(CH32であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表39ii:この表は、132種の式Ibの化合物T39ii.001〜T39ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aは水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表40ii:この表は、132種の式Ibの化合物T40ii.001〜T40ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表41ii:この表は、132種の式Ibの化合物T41ii.001〜T41ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表42ii:この表は、132種の式Ibの化合物T42ii.001〜T42ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表43ii:この表は、132種の式Ibの化合物T43ii.001〜T43ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表44ii:この表は、132種の式Ibの化合物T44ii.001〜T44ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aは水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表45ii:この表は、132種の式Ibの化合物T45ii.001〜T45ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表46ii:この表は、132種の式Ibの化合物T46ii.001〜T46ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表47ii:この表は、132種の式Ibの化合物T47ii.001〜T47ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表48ii:この表は、132種の式Ibの化合物T48ii.001〜T48ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表49ii:この表は、132種の式Ibの化合物T49ii.001〜T49ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aは水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表50ii:この表は、132種の式Ibの化合物T50ii.001〜T50ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表51ii:この表は、132種の式Ibの化合物T51ii.001〜T51ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表52ii:この表は、132種の式Ibの化合物T52ii.001〜T52ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表53ii:この表は、132種の式Ibの化合物T53ii.001〜T53ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表54ii:この表は、132種の式Ibの化合物T54ii.001〜T54ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aは水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表55ii:この表は、132種の式Ibの化合物T55ii.001〜T55ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表56ii:この表は、132種の式Ibの化合物T56ii.001〜T56ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表57ii:この表は、132種の式Ibの化合物T57ii.001〜T57ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表58ii:この表は、132種の式Ibの化合物T58ii.001〜T58ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表59ii:この表は、132種の式Ibの化合物T59ii.001〜T59ii.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、Aは水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表60ii:この表は、132種の式Ibの化合物T60ii.001〜T60ii.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表61ii:この表は、132種の式Ibの化合物T61ii.001〜T61ii.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表62ii:この表は、132種の式Ibの化合物T62ii.001〜T62ii.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、AはCH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表63ii:この表は、132種の式Ibの化合物T63ii.001〜T63ii.132を開示し、式中、Rはベンジルであり、Aはプロパルギルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表64ii:この表は、132種の式Ibの化合物T64ii.001〜T64ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aはシクロブチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表65ii:この表は、132種の式Ibの化合物T65ii.001〜T65ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2CH2OCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表66ii:この表は、132種の式Ibの化合物T66ii.001〜T66ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2O(テトラヒドロフラン−2−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表67ii:この表は、132種の式Ibの化合物T67ii.001〜T67ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2O(テトラヒドロピラン−2−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表68ii:この表は、132種の式Ibの化合物T68ii.001〜T68ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(オキセタン−3−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表69ii:この表は、132種の式Ibの化合物T69ii.001〜T69ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(3−メチル−オキセタン−3−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表70ii:この表は、132種の式Ibの化合物T70ii.001〜T70ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(テトラヒドロフラン−2−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表71ii:この表は、132種の式Ibの化合物T71ii.001〜T71ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(テトラヒドロフラン−3−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表72ii:この表は、132種の式Ibの化合物T72ii.001〜T72ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(テトラヒドロピラン−2−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表73ii:この表は、132種の式Ibの化合物T73ii.001〜T73ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(テトラヒドロピラン−3−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表74ii:この表は、132種の式Ibの化合物T74ii.001〜T74ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(テトラヒドロピラン−4−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表75ii:この表は、132種の式Ibの化合物T75ii.001〜T75ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表76ii:この表は、132種の式Ibの化合物T76ii.001〜T76ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはアリルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表77ii:この表は、132種の式Ibの化合物T77ii.001〜T77ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表78ii:この表は、132種の式Ibの化合物T78ii.001〜T78ii.132を開示し、式中、Rは水素であり、Aはテトラヒドロピラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表79ii:この表は、132種の式Ibの化合物T79ii.001〜T79ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表80ii:この表は、132種の式Ibの化合物T80ii.001〜T80ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはアリルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表81ii:この表は、132種の式Ibの化合物T81ii.001〜T81ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表82ii:この表は、132種の式Ibの化合物T82ii.001〜T82ii.132を開示し、式中、RはCH2CH3であり、Aはテトラヒドロピラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表83ii:この表は、132種の式Ibの化合物T83ii.001〜T83ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表84ii:この表は、132種の式Ibの化合物T84ii.001〜T84ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはアリルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表85ii:この表は、132種の式Ibの化合物T85ii.001〜T85ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表86ii:この表は、132種の式Ibの化合物T86ii.001〜T86ii.132を開示し、式中、RはCH2OCH3であり、Aはテトラヒドロピラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表87ii:この表は、132種の式Ibの化合物T87ii.001〜T87ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、AはCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表88ii:この表は、132種の式Ibの化合物T88ii.001〜T88ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはアリルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表89ii:この表は、132種の式Ibの化合物T89ii.001〜T89ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはテトラヒドロフラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表90ii:この表は、132種の式Ibの化合物T90ii.001〜T90ii.132を開示し、式中、RはCH2CH2OCH3であり、Aはテトラヒドロピラン−2−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表91ii:この表は、132種の式Ibの化合物T91ii.001〜T91ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−シクロブチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表92ii:この表は、132種の式Ibの化合物T92ii.001〜T92ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−シクロペンチルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表93ii:この表は、132種の式Ibの化合物T93ii.001〜T93ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2−シクロヘキシルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表94ii:この表は、132種の式Ibの化合物T94ii.001〜T94ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(3−エチル−オキセタン−3−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表95ii:この表は、132種の式Ibの化合物T95ii.001〜T95ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(フラン−2−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表96ii:この表は、132種の式Ibの化合物T96ii.001〜T96ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(フラン−3−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表97ii:この表は、132種の式Ibの化合物T97ii.001〜T97ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2(テトラヒドロ−チオピラン−4−イル)であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表98ii:この表は、132種の式Ibの化合物T98ii.001〜T98ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはC(O)−OCH2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表99ii:この表は、132種の式Ibの化合物T99ii.001〜T99ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2SCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表100ii:この表は、132種の式Ibの化合物T100ii.001〜T100ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2S(O)CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表101ii:この表は、132種の式Ibの化合物T101ii.001〜T101ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、AはCH2CH2S(O)2CH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表102ii:この表は、132種の式Ibの化合物T102ii.001〜T102ii.132を開示し、式中、RはCH3であり、Aは1−メトキシ−ピペリジン−4−イルであり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表1iii:この表は、105種の式Icの化合物T1iii.001〜T1iii.105を開示しており:
Figure 2013527208
式中、RはCH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは以下に定義されているとおりである。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表2iii:この表は、105種の式Icの化合物T2iii.001〜T2iii.105を開示し、式中、RはCH2CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表3iii:この表は、105種の式Icの化合物T3iii.001〜T3iii.105を開示し、式中、Rはn−C37であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表4iii:この表は、105種の式Icの化合物T4iii.001〜T4iii.105を開示し、式中、Rはi−C37であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表5iii:この表は、105種の式Icの化合物T5iii.001〜T5iii.105を開示し、式中、Rはアリルであり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表6iii:この表は、105種の式Icの化合物T6iii.001〜T6iii.105を開示し、式中、Rはベンジルであり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表7iii:この表は、105種の式Icの化合物T7iii.001〜T7iii.105を開示し、式中、RはC(=O)−CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表8iii:この表は、105種の式Icの化合物T8iii.001〜T8iii.105を開示し、式中、RはC(=O)−CH2CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表9iii:この表は、105種の式Icの化合物T9iii.001〜T9iii.105を開示し、式中、RはC(=O)−n−C37であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表10iii:この表は、105種の式Icの化合物T10iii.001〜T10iii.105を開示し、式中、RはC(=O)O−CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表11iii:この表は、105種の式Icの化合物T11iii.001〜T11iii.105を開示し、式中、RはC(=O)O−CH2CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表12iii:この表は、105種の式Icの化合物T12iii.001〜T12iii.105を開示し、式中、RはC(=O)O−n−C37であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表13iii:この表は、105種の式Icの化合物T13iii.001〜T13iii.105を開示し、式中、RはC(=O)NH−CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表14iii:この表は、105種の式Icの化合物T14iii.001〜T14iii.105を開示し、式中、RはC(=O)NH−CH2CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表15iii:この表は、105種の式Icの化合物T15iii.001〜T15iii.105を開示し、式中、RはC(=O)NH−n−C37であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表16iii:この表は、105種の式Icの化合物T16iii.001〜T16iii.105を開示し、式中、Rは水素であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表17iii:この表は、105種の式Icの化合物T17iii.001〜T17iii.105を開示し、式中、RはCH2−O−CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表18iii:この表は、105種の式Icの化合物T18iii.001〜T18iii.105を開示し、式中、RはCH2−O−C25であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表19iii:この表は、105種の式Icの化合物T19iii.001〜T19iii.105を開示し、式中、RはCH2−O−C24−O−CH3であり、R1、R2、R3およびR4は水素であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表20iii:この表は、105種の式Icの化合物T20iii.001〜T20iii.105を開示し、式中、Rは水素であり、R1、R2、R3およびR4はCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表21iii:この表は、105種の式Icの化合物T21iii.001〜T21iii.105を開示し、式中、RはCH3であり、R1、R2、R3およびR4はCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
表22iii:この表は、105種の式Icの化合物T22iii.001〜T22iii.105を開示し、式中、RはC25であり、R1、R2、R3およびR4はCH3であり、Gは水素であり、ならびに、Ra、Rb、RcおよびRdは表1に定義されているとおりである。
作物の増強は一連の作物において達成され得る。好適な対象作物は、特に、コムギ、オオムギ、ライ麦、カラスムギ、イネ、トウモロコシまたはモロコシなどの穀類;テンサイまたは飼料ビートなどのビート;例えば、リンゴ、セイヨウナシ、セイヨウスモモ、モモ、アーモンド、サクランボなどの仁果類、石果類あるいは軟果類、または、例えばイチゴ、ラズベリーあるいはブラックベリーといった液果類といった果実;インゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメまたはダイズなどのマメ科作物;アブラナ、マスタード、ケシ、オリーヴ、ヒマワリ、ココナツ、トウゴマ、カカオまたは落花生などの油料作物;カボチャ、キュウリまたはメロンなどのウリ科植物;綿、亜麻、アサまたはジュートなどの繊維植物;オレンジ、レモン、グレープフルーツまたはタンジェリンなどの柑橘果実;ホウレンソウ、レタス、アスパラガス、キャベツ、ニンジン、タマネギ、トマト、ジャガイモまたはピーマンなどの野菜;アボカド、シナモンまたは樟脳などのクスノキ科;ならびに、タバコ、堅果、コーヒー、ナス、サトウキビ、茶、コショウ、ブドウ、ホップ、オオバコ科、ラテックス植物、芝草(暖地型および寒冷期芝生など)および観賞用植物(花壇用植物、開花植物、潅木および高木など)である。好ましくは、作物植物は、コーン、コムギ、イネ、ダイズおよび観賞用植物からなる群から選択される。
「作物」という用語は、従来の交配法によって修飾されて、または、遺伝子操作を介して、除草剤に対する許容性、昆虫もしくは病害に対する耐性、干ばつ、熱もしくは塩などの無生物的なストレスに対する許容性、または、増強された収量もしくは品質などの望ましい形質が付与された作物をも含むと理解されるべきである。
例えば、「作物」という用語は、ブロモキシニルまたはある分類の除草剤(例えば、イソキサフルトールおよびイソキサクロルトールのようなイソキサゾールならびにメソトリオンおよびスルコトリオンのようなトリオンのようなHPPD抑制剤;例えば、プリミスルフロン、プロスルフロン、トリフロキシスルフロン、イミダゾリノン、トリアゾロピリミジン、フタリドおよびピリミジルオキシベンゾエートのようなスルホニル尿素といったALS抑制剤;アリールオキシフェノキシアルカンカルボン酸およびシクロヘキサジオンなどのACCase抑制剤;ジフェニルエーテル、環式イミド、フェニルピラゾール、ピリジンおよびオキサジアゾールなどのPROTOX抑制剤;EPSPS(5−エノール−ピロビル−シキメート−3−リン酸−シンターゼ)抑制剤、GS(グルタミンシンテターゼ)抑制剤など)、ならびに、米国特許第2010/0130561号明細書の表1〜3に記載のホスフィノトリシンアセチルトランスフェラーゼ、O−メチルトランスフェラーゼ、アデニロコハク酸リアーゼおよびシンターゼ、アントラニル酸シンターゼ、ニトリラーゼ、グリホサート酸オキシドレダクターゼの抑制剤のような除草剤に対する許容性がもたらされた植物を含む。
従来の交配(突然変異誘発)法により例えばイマザモックスといったイミダゾリノンに対する許容性がもたらされている作物の一例は、Clearfield(登録商標)夏ナタネ(キャノーラ)である。遺伝子操作法により除草剤またはある分類の除草剤に対する許容性がもたらされている作物の例としては、商品名RoundupReady(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)で市販されているグリホサート−およびグルホシネート−耐性トウモロコシ品種が挙げられる。
「作物」という用語は、例えば、特にバチルス属といった毒素生成細菌といった公知であるものなどの1種以上の選択的に作用する毒素を合成することが可能であるよう、DNA組換え技術を用いて形質転換された作物植物をも含むと理解されるべきである。
このような遺伝形質転換植物から発現されることが可能である毒素としては、例えば、セレウス菌(Bacillus cereus)もしくはバチルスポピリエ(Bacillus popilliae)由来の殺虫性タンパク質;または、δ−エンドトキシン、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1あるいはCry9Cなどのバチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)由来の殺虫性タンパク質、または、例えばVip1、Vip2、Vip3あるいはVip3Aといった栄養型殺虫性タンパク質(Vip);または、フォトラブダスルミネッセンス(Photorhabdus luminescens)、ゼノラブダスネマトフィルス(Xenorhabdus nematophilus)などの例えばフォトラブダス属の一種(Photorhabdus spp.)またはゼノラブダス属の一種(Xenorhabdus spp.)といった線虫共生細菌の殺虫性タンパク質;サソリ毒素、クモ類毒素、ハチ毒素および他の昆虫に特異的な神経毒素などの動物により産生される毒素;ストレプトマイセート毒素などの真菌により産生される毒素、エンドウマメレクチン、オオムギレクチンあるいはマツユキソウレクチンなどの植物レクチン;アグルチニン;トリプシン抑制剤、セリンタンパク分解酵素抑制剤、パタチン、シスタチン、パパイン抑制剤などのプロテイナーゼ抑制剤;リシン、トウモロコシ−RIP、アブリン、ルフィン、サポリンまたはブリオジンなどのリボソーム−不活性化タンパク質(RIP);3−ヒドロキシステロイドキシダーゼ、エクジステロイド−UDP−グリコシル−トランスフェラーゼ、コレステロールオキシダーゼ、エクジソン抑制剤、HMG−COA−レダクターゼなどのステロイド代謝酵素;ナトリウムもしくはカルシウムチャネル遮断剤などのイオンチャネル遮断剤;幼虫ホルモンエステラーゼ、利尿ホルモン受容体、スチルベンシンターゼ、ビベンジルシンターゼ、キチナーゼ、ならびに、グルカナーゼが挙げられる。
本発明の文脈において、例えばCry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry1Fa2、Cry2Ab、Cry3A、Cry3Bb1あるいはCry9Cといったδ−エンドトキシン、または、例えばVip1、Vip2、Vip3あるいはVip3Aといった栄養型殺虫性タンパク質(Vip)とは、混成毒素、切断型毒素および修飾型毒素をも明確に意味すると理解されるべきである。混成毒素は、これらのタンパク質の異なるドメインの新規の組み合わせによって組換え的に生成される(例えば、国際公開第02/15701号パンフレットを参照のこと)。例えば切断型Cry1Abといった切断型毒素が公知である。修飾型毒素の場合には、天然の毒素の1種以上のアミノ酸が置換される。このようなアミノ酸の置換においては、好ましくは自然には存在しないタンパク分解酵素認識配列が、例えば、Cry3A055の場合などにおいて毒素に挿入され、カテプシン−G−認識配列がCry3A毒素に挿入される(国際公開第03/018810号パンフレットを参照のこと)。
このような毒素、または、このような毒素を合成することが可能である遺伝形質転換植物の例は、例えば、欧州特許出願公開第A−0 374 753号明細書、国際公開第93/07278号パンフレット、国際公開第95/34656号パンフレット、欧州特許出願公開第A−0 427 529号明細書、欧州特許出願公開第A−451 878号明細書および国際公開第03/052073号パンフレットに開示されている。
このような遺伝形質転換植物の調製プロセスは一般に当業者に公知であり、例えば、上述の刊行物に記載されている。CryI−タイプデオキシリボ核酸およびこれらの調製は、例えば、国際公開第95/34656号パンフレット、欧州特許出願公開第A−0 367 474号明細書、欧州特許出願公開第A−0 401 979号明細書および国際公開第90/13651号パンフレットから公知である。
遺伝形質転換植物に含有される毒素は、有害な昆虫に対する許容性を植物に付与する。このような昆虫は昆虫のどの分類群においても生じる可能性があるが、特に、甲虫(鞘翅目)、2枚の翅を有する昆虫(双翅目)およびガ(鱗翅目)において通例見出される。
殺虫耐性をコードし、1種以上の毒素を発現する1種以上の遺伝子を含有する遺伝形質転換植物は公知であり、そのいくつかは市販されている。このような植物の例は:YieldGard(登録商標)(Cry1Ab毒素を発現するトウモロコシ品種);YieldGard Rootworm(登録商標)(Cry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種);YieldGard Plus(登録商標)(Cry1AbおよびCry3Bb1毒素を発現するトウモロコシ品種);Starlink(登録商標)(Cry9C毒素を発現するトウモロコシ品種);Herculex I(登録商標)(Cry1Fa2毒素を発現すると共に、酵素ホスフィノトリシンN−アセチルトランスフェラーゼ(PAT)を発現して、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する許容性を達成するトウモロコシ品種);NuCOTN 33B(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現する綿品種);Bollgard I(登録商標)(Cry1Ac毒素を発現する綿品種);Bollgard II(登録商標)(Cry1AcおよびCry2Ab毒素を発現する綿品種);VipCot(登録商標)(Vip3AおよびCry1Ab毒素を発現する綿品種);NewLeaf(登録商標)(Cry3A毒素を発現するジャガイモ品種);Nature−Gard(登録商標)、Agrisure(登録商標)GT Advantage(GA21グリホサート−許容性形質)、Agrisure(登録商標)CB Advantage(Bt11コーン穿孔性害虫(CB)形質)およびProtecta(登録商標)である。
このような遺伝形質転換作物のさらなる例は以下のとおりである。
1.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のBt11トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。切断型Cry1Ab毒素の遺伝形質転換発現によってアワノメイガ(アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性が付与された遺伝子操作されたギョクショクショ(Zea mays)である。Bt11トウモロコシもまた遺伝形質転換的に酵素PATを発現して、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する許容性を達成する。
2.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のBt176トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。Cry1Ab毒素の遺伝形質転換発現によってアワノメイガ(アワノメイガ(Ostrinia nubilalis)およびセサミアノナグリオイデス(Sesamia nonagrioides))による攻撃に対する耐性が付与された遺伝子操作されたギョクショクショ(Zea mays)である。Bt176トウモロコシもまた遺伝形質転換的に酵素PATを発現して、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する許容性を達成する。
3.Syngenta Seeds SAS,Chemin de l’Hobit 27,F−31 790 St.Sauveur,France製のMIR604トウモロコシ、登録番号C/FR/96/05/10。修飾型Cry3A毒素の遺伝形質転換発現によって昆虫耐性が付与されたトウモロコシである。この毒素は、カテプシン−G−タンパク分解酵素認識配列の挿入により修飾されたCry3A055である。このような遺伝形質転換トウモロコシ植物の調製は、国際公開第03/018810号パンフレットに記載されている。
4.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のMON863トウモロコシ、登録番号C/DE/02/9。MON863は、Cry3Bb1毒素を発現すると共に一定の鞘翅目昆虫に対する耐性を有する。
5.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のIPC531綿、登録番号C/ES/96/02。
6.Pioneer Overseas Corporation,Avenue Tedesco,7 B−1160 Brussels,Belgium製の1507トウモロコシ、登録番号C/NL/00/10。一定の鱗翅目昆虫に対する耐性を達成するためのタンパク質Cry1F、および、除草剤グルホシネートアンモニウムに対する許容性を達成するためのPATタンパク質を発現するための遺伝子操作されたトウモロコシである。
7.Monsanto Europe S.A.270−272 Avenue de Tervuren,B−1150 Brussels,Belgium製のNK603×MON810トウモロコシ、登録番号C/GB/02/M3/03。遺伝操作された品種NK603およびMON810を交雑させることによる従来からの交配によるハイブリッドトウモロコシ品種からなる。NK603×MON810トウモロコシは、草剤Roundup(登録商標)(グリホサートを含有する)に対する許容性を付与する、アグロバクテリウム属の一種(Agrobacterium sp.)の菌株CP4から得られるタンパク質CP4 EPSPSと、また、アワノメイガを含む一定の鱗翅目に対する許容性をもたらす、バチルスチューリンゲンシスクルスターキ(Bacillus thuringiensis subsp.kurstaki)から得られるCry1Ab毒素とを遺伝形質転換的に発現する。
「作物」という用語は、例えば、いわゆる「病因関連タンパク質」(PRP、例えば欧州特許出願公開第A−0 392 225号明細書を参照のこと)などの選択的な作用を有する非病原性物質を合成することが可能であるよう、DNA組換え技術を用いて形質転換された作物植物をも含むと理解されるべきである。このような非病原性物質を合成することが可能であるこのような非病原性物質および遺伝形質転換植物の例は、例えば欧州特許出願公開第A−0 392 225号明細書、国際公開第95/33818号パンフレット、および欧州特許出願公開第A−0 353 191号明細書から公知である。このような遺伝形質転換植物を形成する方法は当業者に一般に公知であると共に、例えば、上述の刊行物において記載されている。
このような遺伝形質転換植物によって発現可能である非病原性物質としては、例えば、例えばウイルス性KP1、KP4あるいはKP6毒素といったナトリウムおよびカルシウムチャネルに対する遮断剤などのイオンチャネル遮断剤;スチルベンシンターゼ;ビベンジルシンターゼ;キチナーゼ;グルカナーゼ;いわゆる「病因関連タンパク質」(PRP;例えば欧州特許出願公開第A−0 392 225号明細書を参照のこと);微生物により産生される非病原性物質、例えばペプチド抗生物質もしくは複素環式抗生物質(例えば国際公開第95/33818号パンフレットを参照のこと)、または、植物病原体防衛に関与するタンパク質もしくはポリペプチド因子(国際公開第03/000906号パンフレットに記載のいわゆる「植物病害耐性遺伝子」)が挙げられる。
作物はまた、真菌(例えば、フザリウム属(Fusarium)、炭疽病菌(Anthracnose)または疫病菌(Phytophthora))、細菌(例えばシュードモナス属(Pseudomonas))またはウイルス(例えば、ジャガイモ葉巻き病ウイルス、トマト黄化壊疽ウイルス、キュウリモザイクウイルス)病原体に対する増強された耐性のために修飾され得る。
作物はまた、ダイズシスト線虫などの線虫に対する増強された耐性を有するものを含む。
無生物的なストレスに対して許容性である作物は、例えばNF−YBまたは技術分野において公知である他のタンパク質の発現を解して、干ばつ、高度の塩、高温、低温、霜あるいは光放射に対する増強された許容性を有するものを含む。
増強された収量または品質を示す作物は、向上した開花または果実熟成特性(熟成の遅延など);変性油、デンプン、アミノ酸、脂肪酸、ビタミン、フェノール系または他の含有物(Vistive(商標)ダイズ品種など);増強された養分利用(向上した窒素同化など);および、増強された品質の植物産物(より高品質の綿繊維など)を有するものを含む。
一般に、式Iの化合物は、本発明に係る有効成分の(少なくとも)1種を含むと共に、意図される目標および流行している状況に適合するよう選択されるべきである、乳化性濃縮物、懸濁液濃縮物、直接的にスプレーもしくは希釈可能な溶液、延展可能なペースト、希釈エマルジョン、可溶性粉末、分散性粉末、水和剤、粉剤、顆粒、または、高分子物質中への内包物などの組成物として適用される。
これらの組成物において、有効成分は、純粋な形態で採用されるか、例えば特定の粒径の固体有効成分で採用されるか、または、好ましくは、例えば溶剤もしくは固体キャリアといった増量剤、もしくは、表面活性化合物(界面活性剤)などの、配合物の技術分野において従来から用いられている助剤の(少なくとも)1種と一緒に採用される。
好適な溶剤の例は以下のとおりである。非水素化または部分水素化芳香族炭化水素、好ましくは、キシレン混合物、アルキル化ナフタレンまたはテトラヒドロナフタレンなどの画分C8〜C12のアルキルベンゼン;パラフィンまたはシクロヘキサンなどの脂肪族または脂環式炭化水素;エタノール、プロパノールまたはブタノールなどのアルコール;プロピレングリコール、ジプロピレングリコールエーテル、エチレングリコールもしくはエチレングリコールモノメチルエーテルあるいはエチレングリコールモノエチルエーテルなどのグリコールおよびこれらのエーテルおよびエステル;シクロヘキサノン、イソホロンまたはジアセトンアルコールなどのケトン;N−メチルピロリド−2−オン、ジメチルスルホキシドまたはN,N−ジメチルホルムアミドなどの強極性溶剤;水;未エポキシ化もしくはエポキシ化ナタネ油、ひまし油、ココナツ油またはダイズ油などの未エポキシ化もしくはエポキシ化植物油;ならびに、シリコーンオイル。
例えば粉剤および分散性粉末に用いられる固体キャリアは、原則として、方解石、タルク、カオリン、モンモリロナイトまたはアタパルジャイトなどの粉末化した天然の鉱物である。物理特性を向上するために、シリカまたは吸収性ポリマーを高度に分散させることもまた可能である。顆粒用の好適な粒状の吸着性のキャリアは、軽石、れんがの粗粒、セピオライトまたはベントナイトなどの多孔性タイプであり、好適な非吸着性キャリア材料は方解石または砂である。加えて、特にドロマイトまたは粉砕された植物残渣といった、無機質または有機質の多数の粒状化材料が用いられることが可能である。
好適な表面活性化合物は、配合される有効成分のタイプに応じて、良好な乳化、分散および湿潤化特性を有する、ノニオン性、カチオン性および/あるいはアニオン性界面活性剤、または、界面活性剤混合物である。下記の界面活性剤は単なる例とみなされるべきであり;配合物の技術分野において従来から用いられていると共に、本発明に好適であるさらなる界面活性剤が関連する文献中に多数記載されている。
好適なノニオン性界面活性剤は、およそ3個〜およそ30個のグリコールエーテル基およびおよそ8個〜およそ20個の炭素原子を(シクロ)脂肪族炭化水素ラジカル中に、または、およそ6個〜およそ18個の炭素原子をアルキルフェノールのアルキル部分中に含有していてもよい、特に、脂肪族もしくは脂環式アルコール、飽和もしくは不飽和脂肪酸またはアルキルフェノールのポリグリコールエーテル誘導体である。また、1個〜およそ10個の炭素原子をアルキル鎖中に有する、ならびに、およそ20個〜およそ250個のエチレングリコールエーテル基およびおよそ10個〜およそ100個のプロピレングリコールエーテル基を有する、ポリプロピレングリコール、エチレンジアミノポリプロピレングリコールまたはアルキルポリプロピレングリコールとの水溶性ポリエチレンオキシド付加物が好適である。通常、上述の化合物は、プロピレングリコール単位当たり1個〜およそ5個のエチレングリコール単位を含有する。記載し得る例は、ノニルフェノキシポリエトキシエタノール、ヒマシ油ポリグリコールエーテル、ポリプロピレングリコール/ポリエチレンオキシド付加物、トリブチルフェノキシポリエトキシエタノール、ポリエチレングリコールまたはオクチルフェノキシポリエトキシエタノールである。また、ポリオキシエチレンソルビタントリオレエートなどのポリオキシエチレンソルビタンの脂肪酸エステルが好適である。
カチオン性界面活性剤は、特に、一般に置換基として、およそ8〜およそ22C原子の少なくとも1つのアルキルラジカルを有し、さらなる置換基として(未ハロゲン化もしくはハロゲン化)低級アルキルまたはヒドロキシアルキルまたはベンジルラジカルを有する第4級アンモニウム塩である。塩は、ハロゲン化物、硫酸メチルまたは硫酸エチルの形態であることが好ましい。例は、塩化ステアリルトリメチルアンモニウムおよび臭化ベンジルビス(2−クロロエチル)エチルアンモニウムである。
好適なアニオン性界面活性剤の例は、水溶性セッケンまたは水溶性合成表面活性化合物である。好適なセッケンの例は、オレイン酸もしくはステアリン酸、または、例えばココナツもしくはトール油から入手可能である天然脂肪酸混合物のナトリウムまたはカリウム塩などのおよそ10〜およそ22C原子を有する脂肪酸のアルカリ、アルカリ土類あるいは(無置換または置換)アンモニウム塩であり;脂肪酸のメチルタウレートもまた記載しておかなければならない。しかしながら、特に脂肪族スルホン酸塩、脂肪族硫酸塩、スルホン化ベンズイミダゾール誘導体またはアルキルアリールスルホン酸塩といった合成界面活性剤がより頻繁に用いられる。原則として、脂肪族スルホン酸塩および脂肪族硫酸塩はアルカリ、アルカリ土類あるいは(置換または無置換)アンモニウム塩として存在しており、これらは、一般に、アシルラジカルのアルキル部分を含んでいるとも理解されるアルキルであるおよそ8〜およそ22C原子のアルキルラジカルを有し;記載され得る例は、リグノスルホン酸、ドデシル硫酸エステル、または、天然の脂肪酸から調製される脂肪族アルコール硫酸塩混合物のナトリウムまたはカルシウム塩である。この群はまた、脂肪族アルコール/エチレンオキシド付加物の硫酸エステルおよびスルホン酸の塩を含む。スルホン化ベンズイミダゾール誘導体は、2つのスルホニル基とおよそ8〜およそ22C原子の脂肪酸ラジカルとを含有していることが好ましい。アルキルアリールスルホン酸塩の例は、デシルベンゼンスルホン酸、ジブチルナフタレンスルホン酸またはナフタレンスルホン酸/ホルムアルデヒド縮合物のナトリウム、カルシウムまたはトリエタノールアンモニウム塩である。しかも、p−ノニルフェノール/(4−14)エチレンオキシド付加物のリン酸エステルまたはリン脂質の塩などの好適なリン酸塩もまた可能である。さらに好適なリン酸塩は、高性能油性補助剤である、リン酸と脂肪族もしくは芳香族アルコールとのトリス−エステル、および/または、アルキルホスホン酸と脂肪族もしくは芳香族アルコールとのビス−エステルである。これらのトリス−エステルは、例えば国際公開第0147356号パンフレット、国際公開第0056146号パンフレット、欧州特許出願公開第A−0579052号明細書あるいは欧州特許出願公開第A−1018299号明細書に記載されているか、または、化学名で市販されている。新規組成物において用いられるリン酸の好ましいトリス−エステルは、トリス−(2−エチルヘキシル)リン酸、トリス−n−オクチルリン酸およびトリス−ブトキシエチルリン酸であり、ここでは、トリス−(2−エチルヘキシル)リン酸が最も好ましい。アルキルホスホン酸の好適なビス−エステルは、ビス−(2−エチルヘキシル)−(2−エチルヘキシル)−ホスホネート、ビス−(2−エチルヘキシル)−(n−オクチル)−ホスホネート、ジブチル−ブチルホスホネートおよびビス(2−エチルヘキシル)−トリプロピレン−ホスホネートであり、ここでは、ビス−(2−エチルヘキシル)−(n−オクチル)−ホスホネートが特に好ましい。
本発明による組成物は、好ましくは、植物もしくは動物由来の油、鉱油、このような油のアルキルエステル、または、このような油および油誘導体の混合物を含む添加剤をさらに含んでいることが可能である。本発明に係る組成物中において用いられる油添加剤の量は、一般に、スプレー混合物を基準として0.01〜10%である。例えば、油添加剤は、スプレー混合物が調製された後に、所望の濃度でスプレータンク中に添加されることが可能である。好ましい油添加剤は、鉱油;または、例えば、ADIGOR(登録商標)およびMERO(登録商標)などのナタネ油;オリーブ油あるいはヒマワリ油;AMIGO(登録商標)(Rhone−Poulenc Canada Inc.)などの乳化植物性油;例えばメチル誘導体といった植物由来の油のアルキルエステルといった植物由来の油;または、魚油もしくは牛脂などの動物由来の油を含む。好ましい添加剤は、例えば、有効成分として、基本的に80重量%の魚油のアルキルエステル、および、15重量%のメチル化ナタネ油、および、5重量%の通例の乳化剤、および、pH修飾剤を含有する。特に好ましい油添加剤は、特に、C12〜C18脂肪酸のメチル誘導体といったC8〜C22脂肪酸のアルキルエステルを含み、例えばラウリン酸、パルミチン酸およびオレイン酸のメチルエステルが重要である。これらのエステルは、ラウリン酸メチル(CAS−111−82−0)、パルミチン酸メチル(CAS−112−39−0)およびオレイン酸メチル(CAS−112−62−9)として公知である。好ましい脂肪酸メチルエステル誘導体は、Emery(登録商標)2230および2231(Cognis GmbH)である。これらのおよび他の油誘導体はまた、Compendium of Herbicide Adjuvants,5th Edition,Southern Illinois University,2000から公知である。また、アルコキシル化脂肪酸を本発明の組成物において添加剤として使用可能であり、ならびに、国際公開第08/037373号パンフレットに記載されているポリメチルシロキサン系添加剤が使用可能である。
油添加剤の適用および作用は、これらを、ノニオン性、アニオン性またはカチオン性界面活性剤などの表面活性物質と組み合わせることによりさらに向上されることが可能である。好適なアニオン性、ノニオン性およびカチオン性界面活性剤の例が、国際公開第97/34485号パンフレットの第7および8頁に列挙されている。好ましい表面活性物質は、ドデシル−ベンジルスルホネートタイプのアニオン性界面活性剤、特にそのカルシウム塩であり、また、脂肪族アルコールエトキシレートタイプのノニオン性界面活性剤である。5〜40のエトキシル化度を有するエトキシル化C12〜C22脂肪族アルコールが特に好ましい。市販されている界面活性剤の例はGenapolタイプ(Clariant AG)である。また、特に、例えばSilwet L−77(登録商標)として市販されているポリアルキル−オキシド−修飾ヘプタメチルトリシロキサンであるシリコーン界面活性剤が好ましく、また、過フッ素化界面活性剤が好ましい。添加剤全体に対する表面活性物質の濃度は、一般に1〜30重量%である。油もしくは鉱油または界面活性剤とのその誘導体の混合物を構成する油添加剤の例は、Edenor ME SU(登録商標)、Turbocharge(登録商標)(Syngenta AG,CH)およびActipron(登録商標)(BP 油 UK Limited,GB)である。
前記表面活性物質はまた、配合物中に単独で、すなわち、油添加剤を伴わずに用いられ得る。
しかも、有機溶剤の油添加剤/界面活性剤混合物への添加は、作用のさらなる増強に寄与することが可能である。好適な溶剤は、例えば、Solvesso(登録商標)(ESSO)およびAromatic Solvent(登録商標)(Exxon Corporation)である。このような溶剤の濃度は、総重量の10〜80重量%であることが可能である。溶剤との混和物であり得るこのような油添加剤は、例えば、米国特許第A−4 834 908号明細書に記載されている。ここに開示されている市販の油添加剤は、名称MERGE(登録商標)(BASF Corporation)により公知である。本発明により好ましいさらなる油添加剤は、SCORE(登録商標)(Syngenta Crop Protection Canada)である。
上記に列挙した油添加剤に追加して、本発明に係る組成物の作用を増強するために、アルキルピロリドンの配合物(例えばAgrimax(登録商標))をスプレー混合物に添加することも可能である。例えば、ポリアクリルアミド、ポリビニル化合物またはポリ−1−p−メンテン(例えばBond(登録商標)、Courier(登録商標)またはEmerald(登録商標))などの合成ラテックスの配合物もまた用いられることが可能である。例えばEurogkem Pen−e−trate(登録商標)といったプロピオン酸を含有する溶液もまた作用増強剤としてスプレー混合物に混合することが可能である。
原則として、組成物は、0.1〜99%、特に0.1〜95%の式Iの有効成分、および、1〜99.9%、特に5〜99.9%の少なくとも1種の固体または液体補助剤を含み、原則として、組成物の0〜25%、特に0.1〜20%が界面活性剤であることが可能である(各事例における%は重量パーセントを意味する)。濃縮組成物が市販の製品には好ましい傾向にあるが、最終消費者は、原則として、有効成分の濃度が実質的に低い希釈組成物を用いる。
組成物はまた、例えば未エポキシ化もしくはエポキシ化植物性油(例えばエポキシ化ココナツ油、ナタネ油またはダイズ油)といった安定化剤、例えばシリコーン油といった消泡剤、防腐剤、粘度調節剤、バインダおよび/あるいは粘着剤などのさらなる固体もしくは液体助剤;本発明の化合物の効力を増強することが可能である、国際公開第08/017388号パンフレットに記載されている硝酸アンモニウムおよび尿素などの、特に窒素含有肥料といった肥料;または、本発明の化合物の効力を増強することが可能であると共にアルコキシル化脂肪酸などの浸透促進剤と組み合わされて用いられることが可能である、国際公開第07/068427号パンフレットおよび国際公開第07/068428号パンフレットに記載の特にハロゲン化物、(水素)硫酸塩、硝酸塩、(水素)炭酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、ギ酸塩および酢酸塩といった、例えばアンモニウムまたはホスホニウム塩といった特定の効果を達成するための他の有効成分;殺菌剤、殺菌・殺カビ剤、抗線虫薬、植物活性剤、殺軟体動物剤あるいは除草剤を含んでいることが可能である。
本発明により用いられる組成物は、それ自体は公知の様式で、助剤の不在下に、例えば粉砕し、ふるいにかけ、および/または、固体有効成分を圧縮することにより調製され、ならびに、少なくとも1種の助剤の存在下に、例えば完全に混合し、および/または、有効成分を助剤と共に粉砕することにより調製される。組成物のこれらの調製プロセス、および、これらの組成物の調製のための化合物Iの使用もまた本発明の主題である。
吹付け、スプレー、散粉、はけ塗り、粉衣、散布または流し込み(pouring)(これらは、流行している状況の意図される目的に適合するよう選択されるべきである)などの組成物を適用する方法、すなわち、作物を増強する方法、および、上述のタイプの作物を増強するための組成物の使用が本発明の他の主題である。典型的な濃度割合は0.01〜1000ppm、好ましくは0.1〜500ppmの有効成分である。1ヘクタール当たりの適用割合は、一般に0.1〜2000gの有効成分/ヘクタールであり、特に0.5〜1000g/ha、好ましくは0.5〜600g/haである。特に、農作物への土壌施用に関して、この割合は0.5〜150g/haであることが好ましく、野菜への土壌施用に関して、この割合は1〜100g/haであることが好ましい。農作物への葉面施用に関しては、好ましくは5〜200g/haが用いられる。
作物保護分野における1つの好ましい適用方法は植物の群葉への適用(葉面施用)であり、問題となっている有害生物による侵襲の危険性と合うよう頻度および適用割合を選択することが可能である。あるいは、有効成分は、植物の生息地に液体組成物を潅注することにより、または、例えば土壌といった植物の生息地に、固体形態の有効成分を例えば顆粒の形態で取り込ませることにより(土壌施用または表面粉衣用)、根系を介して植物に到達させることが可能である(組織的作用)。水田イネ作物の場合には、このような顆粒を湛水した水田中に計量することが可能である。
本発明により用いられる組成物はまた、果実、塊茎あるいは穀粒、または、苗床植物などの例えば種子といった植物繁殖体の上述のタイプの有害生物からの保護にも好適である。繁殖体は植えられる前に組成物で処理されることが可能であり、例えば種子を播種前に処理することが可能である。
あるいは、組成物は、穀粒を液体組成物中に液浸することにより、または、固体組成物の層を適用することにより、種子穀粒に適用することが可能である(コーティング)。例えば孔あけの最中に種子畝間といった適用場所に繁殖体が植えられる場合に、組成物を適用することも可能である。植物繁殖体に対するこれらの処理法およびこのようにして処理された植物繁殖体が本発明のさらなる主題である。
どのような生理的状態にある種子にも本方法が適用可能であると考えられているが、種子は、処理プロセス中に損傷を被ることがないよう、十分に耐久性を有する状態であることが好ましい。典型的には、種子は、耕地から収穫され;植物から採られ;ならびに、穂軸、茎、外皮および周囲のパルプ、または、他の非種子植物材料のいずれかから分離された種子であろう。種子は、処理によって、種子に生物学的な損傷が生じることがない程度に生物学的に安定していることもまた好ましいであろう。処理は種子の収穫と種子の播種との間、または、播種プロセスの間(種子に対する適用)のいずれかの時点で種子に適用されることも可能であると考えられている。種子はまた処理の前またはその後において活性化されてもよい。
化合物の均一な分布および種子に対するその接着が、繁殖体処理の最中に所望される。処理は、中間状態(コーティングなど)とされて元のサイズおよび/または形状が識別可能である、例えば有効成分の混合物といった化合物を含有する配合物の種子などの植物繁殖体上への薄膜化(粉衣)から、放出制御材料とされるか、もしくは、材料の層の間に適用されるか、または、両方が成されて、種子の元の形状および/またはサイズがもはや識別可能ではない多くの層の異なる材料(例えば、クレイといったキャリアなど;他の有効成分のものなどの異なる配合物;ポリマー;および、着色剤)による厚膜化(ペレット成形など)まで様々であることが可能である。
種子処理は未播種の種子に行われ、「未播種の種子」という用語は、種子の収穫から植物の発芽および成長の目的のための地中への種子の播種までの期間のいずれかの時点での種子を含むことを意味する。
未播種の種子への処理とは、有効成分が土壌に適用される行為を含むことを意味していないが、植栽プロセス中の種子を目的とするいずれかの適用行為を含むであろう。
好ましくは、処理は、播種された種子が化合物で前処理されるよう種子を播種する前に行われる。特に、種子粉衣または種子ペレット成形が、化合物の処理において好ましい。処理の結果、化合物が種子に付着し、従って、有害生物の防除に利用可能となる。
処理された種子は、いずれかの他の有効成分で処理された種子と同一の様式で、保管され、取り扱われ、播種され、および、耕作されることが可能である。
本発明により用いられる組成物のさらなる適用方法は、土壌への点滴適用、根鱗茎または塊茎などの植物の部分の浸漬、土壌への潅注、ならびに、土壌注入を含む。これらの方法は技術分野において公知である。
作物を増強するために式Iの化合物を適用するために、式Iの化合物は、通常は、式Iの化合物に追加して、本明細書、または、例えば、欧州特許第B−1062217号明細書に記載のとおり、好適な不活性希釈剤またはキャリア、および、任意により、表面活性剤(SFA)の形態での配合補助剤を含む組成物に配合される。SFAは、界面張力を低下させることにより界面(例えば、液体/固体、液体/空気または液体/液体界面)の特性を変性させ、これにより、他の特性(例えば分散性、乳化性および湿潤性)に変化をもたらすことが可能である化学薬品である。すべての組成物(固体および液体配合物の両方)は、重量を基準として、0.0001〜95%、より好ましくは1〜85%、例えば5〜60%の式Iの化合物を含んでいることが好ましい。組成物は、一般に、式Iの化合物が0.1g〜10kg/ヘクタール、好ましくは1g〜6kg/ヘクタール、より好ましくは1g〜1kg/ヘクタール、さらにより好ましくは25g〜200g/ヘクタール、および、特に50g〜100g/ヘクタールの割合で適用されるよう有害生物の防除に用いられる。
種子粉衣において用いられる場合、式Iの化合物は、1キログラムの種子を基準として、0.0001g〜10g(例えば0.001gまたは0.05g)、好ましくは0.005g〜10g、より好ましくは0.005g〜4gの割合で用いられる。
他の態様において、本発明は、作物を増強する量の式Iの化合物、および、そのための好適なキャリアまたは希釈剤を含む作物増強のための組成物を提供する。
さらなる態様において、本発明は、作物増強量の式Iの化合物を含む組成物で有害生物または有害生物の生息地を処理するステップを含む作物を増強する方法を提供する。
組成物は、散粉用粉末(DP)、可溶性粉末(SP)、水溶性顆粒(SG)、水分散性顆粒(WG)、水和剤(WP)、顆粒(GR)(徐放性または速放性)、可溶性濃縮物(SL)、混油性液体(OL)、超低体積液体(UL)、乳化性濃縮物(EC)、分散性濃縮物(DC)、エマルジョン(水中油型(EW)および油中水型(EO)の両方)、マイクロエマルジョン(ME)、懸濁液濃縮物(SC)、油系懸濁液濃縮物(OD)、エアロゾル、噴霧/燻煙配合物、カプセル懸濁液(CS)および種子処理配合物を含む多数の配合物タイプから選択可能である。いずれかの事例において選択される配合物タイプは、想定される特定の目的、ならびに、式Iの化合物の物理的、化学的および生物学的特性に応じることとなる。
散粉用粉末(DP)は、式Iの化合物を1種以上の固体希釈剤(例えば天然クレイ、カオリン、葉ろう石、ベントナイト、アルミナ、モンモリロナイト、キースラガー、チョーク、珪藻土、リン酸カルシウム、炭酸カルシウムおよび炭酸マグネシウム、硫黄、生石灰、穀粉、タルク、ならびに、他の有機および無機固体キャリア)と混合し、混合物を微粉末に機械的に粉砕することにより調製され得る。
可溶性粉末(SP)は、式Iの化合物を、1種以上の水溶性無機塩(重炭酸ナトリウム、炭酸ナトリウムあるいは硫酸マグネシウムなど)、または、1種以上の水溶性有機固形分(多糖類など)、および、任意により、1種以上の湿潤剤、1種以上の分散剤、または、前記薬剤の混合物と混合して、水分散性/溶解度を向上させることにより調製され得る。次いで、混合物は、微粉末に粉砕される。同様の組成物が粒状化されて水溶性顆粒(SG)が形成されてもよい。
水和剤(WP)は、式Iの化合物を、1種以上の固体希釈剤またはキャリア、1種以上の湿潤剤、および、好ましくは1種以上の分散剤、および、任意により、1種以上の懸濁剤と混合して、液体中における分散性を促進させることにより調製され得る。次いで、混合物は微粉末に粉砕される。同様の組成物が粒状化されて水分散性顆粒(WG)が形成されてもよい。
顆粒(GR)は、式Iの化合物と1種以上の粉末化された固体希釈剤もしくはキャリアとの混合物を造粒することにより、または、式Iの化合物(または、好適な薬剤中のその溶液)を多孔性粒状材料(軽石、アタパルジャイトクレイ、フーラー土、キースラガー、珪藻土または粉砕したトウモロコシ穂軸など)中に吸収させることにより予め形成されたブランク顆粒から、または、硬質核材料(砂、ケイ酸、鉱物の炭酸塩、硫酸塩またはリン酸塩など)に式Iの化合物(または、好適な薬剤中のその溶液)を吸着させ、必要に応じて乾燥させることにより形成され得る。吸収または吸着を補助するために通例用いられる薬剤としては、溶剤(脂肪族および芳香族石油系溶剤、アルコール、エーテル、ケトンならびにエステルなど)、および、固着剤(ポリ酢酸ビニル、ポリビニルアルコール、デキストリン、糖質および植物性油など)が挙げられる。1種以上の他の添加剤もまた顆粒中に含まれていてもよい(例えば乳化剤、湿潤剤または分散剤)。
分散性濃縮物(DC)は、式Iの化合物を水、または、ケトン、アルコールもしくはグリコールエーテルなどの有機溶剤中に溶解させることにより調製され得る。これらの溶液は表面活性剤を含有していてもよい(例えば、水による希釈を向上させ、または、スプレータンク中における結晶化を防止するため)。
乳化性濃縮物(EC)または水中油型エマルジョン(EW)は、式Iの化合物を有機溶剤(任意により1種以上の湿潤剤、1種以上の乳化剤または前記薬剤の混合物を含有する)中に溶解させることにより調製され得る。ECにおける使用に好適な有機溶剤としては、芳香族炭化水素(アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなどであり、SOLVESSO 100、SOLVESSO 150およびSOLVESSO 200により例示される;SOLVESSOは登録商標である)、ケトン(シクロヘキサノンまたはメチルシクロヘキサノンなど)およびアルコール(ベンジルアルコール、フルフリルアルコールまたはブタノールなど)、N−アルキルピロリドン(N−メチルピロリドンまたはN−オクチルピロリドンなど)、脂肪酸のジメチルアミド(C8〜C10脂肪酸ジメチルアミドなど)および塩素化炭化水素が挙げられる。EC生成物は、水が添加されると自然に乳化して、適切な器具によるスプレー適用を可能とする十分な安定性を有するエマルジョンをもたらし得る。EWの調製は、液体(室温で液体ではない場合には、典型的には70℃未満である適切な温度で溶融されてもよい)として、または、溶液(適切な溶剤中に溶解させることにより)で式Iの化合物を得るステップ、次いで、得られた液体または溶液を1種以上のSFAを含有する水中に高せん断化で乳化させてエマルジョンを生成するステップを含む。EWにおける使用に好適な溶剤としては、植物性油、塩素化炭化水素(クロロベンゼンなど)、芳香族溶剤(アルキルベンゼンまたはアルキルナフタレンなど)および水溶性が低い他の適切な有機溶剤が挙げられる。
マイクロエマルジョン(ME)は、水を、1種以上の溶剤および1種以上のSFAのブレンドと混合して、熱力学的に安定な等方性の液体配合物を自然に生成することにより調製され得る。最初、式Iの化合物は水または溶剤/SFAブレンドのいずれかの中に存在している。MEにおける使用に好適な溶剤としては、ECまたはEWにおける使用に関して本明細書中に既述のものが挙げられる。MEは、水中油型または油中水型の系(この系の存在は、伝導率測定により測定され得る)であり得ると共に、同一の配合物中に水溶性および油溶性有害生物防除剤を混合するために好適であり得る。MEは、水中への希釈に好適であり、マイクロエマルジョンのままであるか、または、従来の水中油型エマルジョンを形成する。
懸濁液濃縮物(SC)は、式Iの化合物の微細な不溶性固体粒子の水性または非水性懸濁液を含んでいてもよい。SCは、固体の式Iの化合物を好適な媒体中で、任意により1種以上の分散剤と共にボールミルまたはビーズミルに供して、化合物の微細な粒子懸濁液を生成することにより調製され得る。1種以上の湿潤剤が組成物に含まれていてもよく、懸濁剤が粒子の沈降速度を低減させるために含まれていてもよい。あるいは、式Iの化合物は、乾式ミルに供され、本明細書において既述の薬剤を含有する水中に添加されて、所望の最終生成物が生成されてもよい。
油系懸濁液濃縮物(OD)は、式Iの化合物の微細な不溶性の固体粒子を有機流体(例えば、少なくとも1種の鉱油または植物性油)中に懸濁させることにより同様に調製され得る。ODは、少なくとも1種の浸透促進剤(例えば、アルコールエトキシレートまたは関連する化合物)、少なくとも1種のノニオン性界面活性剤および/または少なくとも1種のアニオン性界面活性剤、ならびに、乳化剤、抑泡剤、防腐剤、抗酸化剤、色素および/または不活性充填材の群からの任意により少なくとも1種の添加剤をさらに含んでいてもよい。ODは、適切な器具によるスプレー適用を可能とする十分な安定性を有するスプレー溶液を生成するために、使用する前に水で希釈されることが意図されると共に好適である。
エアロゾル配合物は、式Iの化合物および好適な噴射剤(例えばn−ブタン)を含む。式Iの化合物はまた、好適な媒体(例えば、水、または、n−プロパノールなどの水和性の液体)中に溶解または分散されて、非加圧式の手動式のスプレーポンプにおいて用いられる組成物を生成し得る。
式Iの化合物は、乾燥状態で、火工混合物と混合されて、閉鎖空間中で化合物を含有する煙を発生させるために好適な組成物を形成し得る。
カプセル懸濁液(CS)は、EW配合物の調製と同様に調製されるが、油滴の水性分散体が得られるよう追加の重合ステージを伴っていてもよく、ここで、各油滴は、高分子の殻により包まれていると共に式Iの化合物、および、任意によりそのためのキャリアまたは希釈剤を含有する。高分子の殻は、界面重縮合反応またはコアセルベーション法のいずれかにより生成され得る。組成物は式Iの化合物の制御放出をもたらしてもよく、これらが、種子処理に用いられ得る。式Iの化合物はまた、生分解性高分子マトリックス中に配合されて化合物の徐放、制御放出をもたらしてもよい。
式Iの化合物はまた、例えば乾燥種子処理用の粉末(DS)、水溶性粉末(SS)あるいはスラリー処理用の水分散性粉末(WS)を含む粉末組成物として、または、流動性濃縮物(FS)、溶液(LS)あるいはカプセル懸濁液(CS)を含む液体組成物といった種子処理として用いられるよう配合され得る。DS、SS、WS、FSおよびLS組成物の調製は、それぞれ、上記のDP、SP、WP、SC、ODおよびDC組成物の調製ときわめて類似している。種子を処理するための組成物は、組成物の種子への付着を補助する薬剤(例えば鉱油または膜形成バリア)を含んでいてもよい。
本発明により用いられる組成物は、組成物の生物学的性能を向上させる(例えば、表面での湿潤性、保持性または分布性;処理された表面の雨に対する耐性;または、式Iの化合物の摂取もしくは易動性を向上させることにより)ために1種以上の添加剤を含んでいてもよい。このような添加剤としては、表面活性剤(SFA)、例えば一定の鉱油、植物性油あるいは天然植物油(大豆油およびナタネ油)といった油系のスプレー添加剤、および、これらと他の生体増強(bio−enhancing)補助剤(式Iの化合物の作用を補助もしくは変性し得る処方成分)とのブレンドが挙げられる。式Iの化合物の効果の増加は、例えば、アンモニウムおよび/もしくはホスホニウム塩、ならびに/または、任意により、脂肪族アルコールアルコキシレート(例えば菜種油メチルエステル)もしくは植物性油エステルなどの少なくとも1種の浸透促進剤を添加することにより達成され得る。
湿潤剤、分散剤および乳化剤は、カチオン性、アニオン性、両性またはノニオン性タイプの表面活性剤(SFA)であり得る。
カチオン性タイプの好適なSFAとしては、第4級アンモニウム化合物(例えば臭化セチルトリメチルアンモニウム)、イミダゾリンおよびアミン塩が挙げられる。
好適なアニオン性SFAとしては、脂肪酸のアルカリ金属塩、硫酸の脂肪族モノエステルの塩(例えばラウリル硫酸ナトリウム)、スルホン化芳香族化合物の塩(例えばドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウム、ブチルナフタレンスルホン酸塩、ならびに、ジ−イソプロピル−およびトリ−イソプロピル−ナフタレンスルホン酸ナトリウム)の混合物、エーテル硫酸塩、アルコールエーテル硫酸塩(例えばラウレス−3−硫酸ナトリウム)、エーテルカルボン酸塩(例えばラウレス−3−カルボン酸ナトリウム)、リン酸エステル(例えばラウリルアルコールとテトラリン酸との反応といった、1種以上の脂肪族アルコールとリン酸(主にモノエステル)または五酸化リン(主にジエステル)との反応による生成物;また、これらの生成物はエトキシル化されていてもよい)、スルホコハク酸塩、パラフィンまたはオレフィンスルホン酸塩、タウリンおよびリグノスルホネートが挙げられる。
両性タイプの好適なSFAとしては、ベタイン、プロピオネートおよびグリシネートが挙げられる。
ノニオン性タイプの好適なSFAとしては、エチレンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドまたはこれらの混合物などのアルキレンオキシドと、脂肪族アルコール(オレイルアルコールまたはセチルアルコールなど)またはアルキルフェノール(オクチルフェノール、ノニルフェノールまたはオクチルクレゾールなど)との縮合物;長鎖脂肪酸またはヘキシトール無水物由来の部分エステル;前記部分エステルとエチレンオキシドとの縮合物;ブロックポリマー(エチレンオキシドおよびプロピレンオキシドを含む);アルカノールアミド;単純なエステル(例えば脂肪酸ポリエチレングリコールエステル);アミンオキシド(例えばラウリルジメチルアミンオキシド);およびレシチンが挙げられる。
好適な懸濁剤としては、親水性コロイド(多糖類、ポリビニルピロリドンまたはナトリウムカルボキシメチルセルロースなど)および膨潤クレイ(ベントナイトまたはアタパルジャイトなど)が挙げられる。
式Iの化合物は、農芸組成物を適用する公知の手段のいずれかによって適用され得る。例えば、式Iの化合物は、配合もしくは未配合で、作物の生息地に、植物のいずれかの部位、群葉、茎、枝あるいは根を含む作物に直接的に、植えられる前の種子に、または、植物が成長しているか植えられている培地(根の周囲の土壌、一般に、田面水または水耕栽培システムといった土壌)に直接的に適用されるか;または、式Iの化合物は、土壌もしくは水性環境中に、スプレーされ、散粉され、浸漬により適用され、クリームもしくはペースト状配合物として適用され、蒸気として適用され、あるいは、組成物(粒状組成物または水溶性バッグ中に充填された組成物など)の分布もしくは取り込みを介して適用され得る。
式Iの化合物はまた、植物に注入されるか、または、電気力学的スプレー技術もしくは他の低体積法を用いて植生にスプレーされるか、または、陸上もしくは空中灌水システムにより適用され得る。
水性調製物(水溶液または分散体)として使用される組成物は、一般に、有効成分を高い割合で含有する濃縮物の形態で供給され、この濃縮物は、使用前に水に添加される。DC、SC、OD、EC、EW、ME SG、SP、WP、WGおよびCSを含んでいてもよいこれらの濃縮物は、度々、長期にわたる保管に耐えることが必要とされ、このような保管の後に、水に添加されて、従来のスプレー器具による適用が可能であるよう十分な時間均質なままであり水性調製物を形成することが可能であるべきである。このような水性調製物は、用いられるべき目的に応じて、様々な量の式Iの化合物(例えば、0.0001〜10重量%)を含有していてもよい。
式Iの化合物は、肥料(例えば窒素含有、カリウム含有またはリン含有肥料、および、より具体的に、硝酸アンモニウムおよび/または尿素肥料)との混合物において用いられ得る。好適な配合物タイプとしては、肥料の顆粒が挙げられる。混合物は、25重量%以下の式Iの化合物を含有していることが好適である。
本発明はまた、従って、肥料および式Iの化合物を含む肥料組成物を提供する。
本発明のさらなる態様において、本発明の化合物または組成物は、農薬的効果を有する1種以上の化合物と組み合わされて適用され得る。このような化合物としては、殺菌・殺カビ性、除草性、薬害軽減性、殺虫性、殺線虫性または殺ダニ性作用を有するものが挙げられる。
本発明のさらなる態様において、本発明の化合物または組成物は、作物増強効果を有する1種以上の他の化合物と組み合わされて適用され得る。このような化合物効果としては、微量元素、サッカライド、アミノ酸、フラボノイド、キニーネおよび植物活性剤/増殖刺激因子が挙げられる。例えば、このような化合物としては、天然または合成ホルモンであって、オーキシン、ブラシノステロイド、ジベレリン、アブシジン酸、サイトカイニン、ジャスモン酸塩、シス−ジャスモン酸塩、ポリアミン、ストリゴラクトン、サリチル酸、エチレン、1−メチルシクロプロペン、トリネキサパック−エチルもしくはこれらの誘導体などの植物ホルモンが挙げられる。
実施例1:炭酸エチルエステル8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1.2)の調製
ステップ1:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.2)の調製
[2ステップ(アミドN−アルキル化および環化)、ワンポット法]
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチルアミノ]−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル[国際公開第09/049851号パンフレットに準拠して調製した](850mg、2.44mmol)のジメチルホルムアミド(20ml)中の0℃の溶液に、水素化ナトリウム(122mg、鉱油中の55%w/w分散体、2.81mmol)を2回に分けて添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、ヨウ化メチル(0.175ml、398mg、2.81mmol)を滴下して処理し、さらに、0℃で1時間および室温で3時間撹拌した。0℃で再冷却した混合物にナトリウムメトキシド(198mg、3.66mmol)を一度に添加し、攪拌を室温で2時間、40℃で30分間継続し、ナトリウムメトキシド(約20mg)のさらなる添加の後に50℃で45分間継続した。反応混合物を氷冷水性塩化アンモニウムに注ぎ、HCl水溶液でpH5〜6に酸性化し、酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。原油状生成物をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル)により精製し、さらに、冷たいジエチルエーテルで倍散し、ろ過し、乾燥させた。収率:固体として338mgの4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.2)、融点241〜243℃。
1H−NMR(CD3OD):1.44(br m,1H),1.72(br m,1H),2.10(s,6H),2.25(s,3H),2.33(br m,1H),2.48(br m,1H),2.89(brシグナル,3H),3.20(br m,1H),3.27−3.43(brシグナル,合計3H),3.54(s,3H),6.89(s,2H)。
LC/MS(ES+):331(M+H)+,LC/MS(ES−):329(M−H)-
ステップ2:炭酸エチルエステル8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(表題の化合物P1.2)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(238mg、0.72mmol)、トリエチルアミン(0.15ml、109mg、1.08mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(2mg)のテトラヒドロフラン(10ml)中の0℃の溶液に、クロロギ酸エチル(0.075ml、85mg、0.79mmol)を滴下した。懸濁液を0℃で1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、層を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出し、組み合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘプタン5:1)により精製した。収率:白色の固体として145mgの炭酸エチルエステル8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(表題の化合物P1.2)、融点134〜136℃。
1H−NMR(CDCl3):1.05(t,3H),1.59(br m,1H),1.83(br m,1H),2.15(s,6H),2.25(s,3H),2.36(br m,2H),2.88(br m,1H),2.95(br s,3H),3.22(br m,1H),3.38(m,2H),3.55(s,3H),3.98(q,2H),6.84(s,2H).LC/MS(ES+):403(M+H)+
実施例2:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.2)の調製
ステップ1:4−ベンジルオキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P3.4)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン[国際公開第09/049851号パンフレットに準拠して調製した](67.0g、211.7mmol)のアセトン(900ml)中の懸濁液に、炭酸カリウム(35.1g、254.1mmol)を添加し、続いて、臭化ベンジル(35.3ml、50.7g、296.4mmol)を滴下した。懸濁液を還流で1時間撹拌し、次いで、氷水および酢酸エチルに注いだ。得られた沈殿物をろ出し、塩化メチレン中に溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、減圧下に50℃で一晩五酸化リンで乾燥させて、白色の固体として生成物の第1の作物を得た(55.8g)。母液の層を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出し、組み合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をジエチルエーテル中に懸濁させ、ろ過し、乾燥させて、さらに22.6gの生成物を得た。収率:固体として78.4gの4−ベンジルオキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P3.4)、融点184〜186℃。
1H−NMR(CDCl3):1.66(m,2H),2.11(s,6H),2.28(s,3H),2.33(m,2H),2.47(m,2H),3.45(m,2H),3.55(s,3H),4.68(s,2H),6.13(br s,1H),6.87(s,2H),7.04(m,2H),7.28(m,3H)。
LC/MS(ES+):407(M+H)+
ステップ2:4−ベンジルオキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P3.5)の調製
Figure 2013527208
4−ベンジルオキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(40.0g、98.4mmol)のテトラヒドロフラン(500ml)中の0℃の溶液に、リチウムビス(トリメチルシリル)アミドのテトラヒドロフラン(108.3ml、108.3mmol)中の1.0M溶液を1時間かけて滴下した。混合物を0℃で30分間および室温で30分間撹拌し、次いで、ヨウ化メチル(6.75ml、15.4g、108.2mmol)を0℃で10分間かけて滴下して処理した。攪拌を室温で一晩継続し、反応混合物を冷たい飽和水性塩化アンモニウムで失活させた。層を分離し、水性相を酢酸エチルで2回抽出し、組み合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をジエチルエーテル中に懸濁させ、30分間撹拌し、ろ過し、乾燥させた。収率:固体として28.6gの4−ベンジルオキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P3.5)、融点139〜141℃。
1H−NMR(CDCl3):1.52(br m,1H),1.74(br m,1H),2.11(br s,6H),2.28(s,3H),2.34(br m,2H),2.92(brシグナル,3H),3.12(br m,1H),3.30(m,3H),3.52(s,3H),4.67(brシグナル,2H),6.85(s,2H),7.04(m,2H),7.28(m,3H)。
LC/MS(ES+):421(M+H)+
ステップ3:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.2)の調製
Figure 2013527208
Parr振盪機型水素添加装置中の4−ベンジルオキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(22.6g、53.7mmol)のメタノール(226ml)および水(22.6ml)中の溶液に、5%Pd/C(22.6g)を添加した。4barsのH2下に36℃で22時間水素化した後、反応混合物をろ過し、濃縮した。残渣を酢酸エチルで希釈し、氷で冷却しながら飽和水炭酸ナトリウムで抽出した。有機層を廃棄し、水性アルカリ性相を冷却しながらHCl水溶液でpH5〜6に酸性化し、酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。収率:固体として13.0gの4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.2)、融点239〜241℃。
スペクトルデータは、調製例1、ステップ1で上述したものと同等であった。
実施例3:1−シクロプロピルメチル−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.8)の調製
ステップ1:4−ベンジルオキシ−1−シクロプロピルメチル−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P3.8)の調製
Figure 2013527208
4−ベンジルオキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P3.4)(1.0g、2.46mmol)のジオキサン(40ml)中の溶液に、ブロモメチル−シクロプロパン(1.257ml、1.78g、13.16mmol)およびカリウムt−ブトキシド(1.50g、13.37mmol)を添加した。反応混合物を100℃で5日間撹拌し、次いで、水に注ぎ、酢酸エチルで抽出した。組み合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣を酢酸エチル/ヘプタン1:5中に懸濁させ、一晩撹拌し、ろ過し、乾燥させて、白色の固体として生成物の第1の作物を得た(350mg)。母液を濃縮し、残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(ジクロロメタン/アセトン10:1)で精製して、さらに205mgの生成物を得た。収率:固体として555mgの4−ベンジルオキシ−1−シクロプロピルメチル−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P3.8)、融点119〜121℃。
1H−NMR(CD3OD):0.34(m,2H),0.52(m,2H),1.10(m,1H),1.48(br m,1H),1.83(br m,1H),2.11(br s,6H),2.29(s,3H),2.41(br m,1H),2.60(br m,1H),3.12(br m,1H),3.23(m,2H),3.24−3.41(brシグナル,合計3H),3.50(s,3H),4.72(brシグナル,2H),6.91(s,2H),7.06(m,2H),7.29(m,3H)。
LC/MS(ES+):461(M+H)+
ステップ2:1−シクロプロピルメチル−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.8)の調製
Figure 2013527208
H−Cube(登録商標)連続流水素添加装置を用いて脱ベンジルを実施した:4−ベンジルオキシ−1−シクロプロピルメチル−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(546mg、1.34mmol)をメタノール(47ml)中に溶解し、この基質溶液(0.029M)を、1mL/minの流量、35℃の温度および2〜3barsの圧力で、5%Pd/Cを充填したカートリッジに2回圧送した。回収した生成物の溶液を濃縮し、残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘプタン1:1)により精製した。収率:白色の固体として215mgの1−シクロプロピルメチル−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.8)、融点223〜225℃。
1H−NMR(CD3OD):0.34(m,2H),0.52(m,2H),1.11(m,1H),1.43(br m,1H),1.78(br m,1H),2.11(s,6H),2.25(s,3H),2.41(br m,1H),2.62(br m,1H),3.23(brシグナル,合計3H),3.28−3.45(brシグナル,合計3H),3.55(s,3H),6.90(s,2H)。
LC/MS(ES+):371(M+H)+,369(M−H)-
実施例4:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.2)の調製
ステップ1:1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P5.1)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−ピペリジン−4−オン[Journal of Organic Chemistry(1961),26,1867−74に準拠して調製した](100g、0.77mol)、水性メチルアミン(H2O中に40重量%、86ml)および塩酸メチルアミン(57.5g、0.85mol)の水(700ml)中の0℃の溶液に、シアン化カリウム(55.5g、0.85mol)の水(150ml)中の溶液を1時間かけて滴下した。反応混合物を室温で2日間撹拌した。その後5日間かけて、混合物を塩酸メチルアミン(5×2.6g、合計13.0g)、水性メチルアミン(5×4.3ml、合計21.5ml)およびシアン化カリウム(5×2.5g、合計12.5g)でさらに処理し、薄層クロマトグラフィにより反応が完了したと判定されるまで室温で攪拌を継続した。水性反応混合物をジクロロメタン(1×500mlおよび4×200ml)で抽出し、組み合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。収率:赤色の液体として113.0gの1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P5.1)。この材料をさらに精製することなく次のステップにおいて用いた。
1H−NMR(CDCl3):1.36(br s,1H),1.62−2.22(brシグナル,合計4H),2.51(s,3H),2.63−3.41(brシグナル,合計4H),3.51(s,3H)。
IR(CN):υ2220cm-1.LC/MS(ES+):170(M+H)+
ステップ2:N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−メチル−2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセトアミド(化合物P4.1)の調製
Figure 2013527208
方法A:1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボニトリル(20.0g、118.2mmol)、トリエチルアミン(24.6ml、17.9g、177.3mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(DMAP、0.1g)のテトラヒドロフラン(250ml)中の0〜5℃の溶液に、(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチルクロリド(25.6g、130.0mmol)のTHF(25ml)中の溶液を1.5時間かけて添加した。反応混合物を室温で合計3時間撹拌し、その間に、(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチルクロリド(5.4g)およびトリエチルアミン(7ml)でさらに処理した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、層を分離し、水性相を酢酸エチルで2回抽出し、組み合わせた有機相を飽和水性炭酸水素ナトリウムおよび塩水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。固体状の残渣をジエチルエーテル(500ml)中に懸濁させ、一晩室温で撹拌し、ろ過し、乾燥させた。収率:白色の固体として27.5gのN−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−メチル−2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセトアミド(化合物P4.1)、融点171〜178℃。この材料をさらに精製することなく次のステップにおいて用いた。
1H−NMR(CDCl3):2.01(br m,1H),2.11(br m,1H),2.20(s,6H),2.25(s,3H),2.34(br m,1H),2.57(br m,1H),2.83(br m,1H),3.12(s,3H),3.20(br m,1H),3.34(br m,2H),3.50(br s,3H),3.66(s,2H),6.85(s,2H)。
IR(CN):υ2231cm-1.LC/MS(ES+):330(M+H)+
方法B:1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボニトリル(20.0g、118.2mmol)のピリジン(250ml)中の溶液に、(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチルクロリド(25.6g、130.0mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を0℃で1時間および室温で一晩撹拌し、氷水に注ぎ、水性2N HCl溶液でpH7に酸性化した。得られた濃い沈殿物をろ過し、冷水で洗浄し、ジクロロメタン中に溶解させ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。固体状の残渣をヘキサン中に懸濁させ、室温で撹拌し、ろ過し、乾燥させた。収率:薄い黄色の固体として32.7gのN−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−メチル−2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセトアミド(化合物P4.1)、融点175〜177℃。この材料のスペクトルデータは、調製例4、ステップ2、方法Aで上述したものと同等であった。
ステップ3:1−メトキシ−4−{メチル−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P4.2)の調製
Figure 2013527208
N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−メチル−2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセトアミド(106.0g、0.322mol)のメタノール(222ml)中の15〜20℃の懸濁液に、濃硫酸(85.7ml、157.8g、1.609mol)を75分間かけて滴下し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を氷(1kg)上に注ぎ、1時間撹拌し、次いで、pH5〜5.5に30%水性水酸化ナトリウムで注意深く中和した(外部氷冷)。粘性のペースト状の混合物を水(1000ml)で希釈し、ろ過した。固体状の残渣を水およびヘキサンで洗浄し、空気乾燥させ、さらに、減圧下に40℃で2時間五酸化リンで乾燥させた。無機不純物(硫酸ナトリウム!)を取り除くために、固体材料をジクロロメタン(600ml)で希釈し、水で洗浄し(2×300ml)、水性相をジクロロメタンで1回抽出し、組み合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。収率:白色の固体として85.4gの1−メトキシ−4−{メチル−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P4.2)、融点133〜135℃。
1H−NMR(CDCl3):1.92(br m,1H),2.04(br m,1H),2.16(s,6H),2.23(s,3H),2.27−2.49(br m,2H),2.82(br m,2H),3.14(br m,2H),3.22(br s,3H),3.52(s,3H),3.62(br s,5H),6.82(s,2H)。
LC/MS(ES+):363(M+H)+
ステップ4:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.2)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−{メチル−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(85.0g、234.5mmol)のジメチルホルムアミド(800ml)中の0℃の溶液に、ナトリウムメトキシド(38.0g、703.5mmol)を4回にわけて添加し、0℃で30分間、次いで、室温で1時間攪拌を継続した。反応混合物を氷および飽和水性塩化アンモニウム上に注ぎ、濃縮HClでpH5〜6に酸性化し、酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、残渣を減圧中で乾燥させた。収率:固体として72.7gの4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.2)。
この粗材料のスペクトルデータは、調製例1、ステップ1で上述したものと同等であった。
実施例5:4−シクロプロピルアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P5.2)の調製
Figure 2013527208
シクロピロピルアミン(1.4ml、1.14g、20.0mmol)のメタノール(20ml)中の0℃の溶液に、1N塩酸(20ml、20.0mmol)を滴下し、混合物を室温で30分間撹拌した。次いで、1−メトキシ−ピペリジン−4−オン[Journal of Organic Chemistry(1961),26,1867−74に準拠して調製した](2.58g、20.0mmol)、続いて10分間後に、水(10ml)中のシアン化カリウム(1.3g、20.0mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を室温に温め、一晩撹拌し、水およびジエチルエーテルで希釈し、層を分離し、水性相をジエチルエーテルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させた。収率:油として3.19gの4−シクロプロピルアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(表題の化合物P5.2)。この材料をさらに精製することなく次のステップにおいて用いた。
1H−NMR(CDCl3):0.42(br m,2H),0.56(m,2H),1.57−2.30(brシグナル,合計5H),2.31(m,1H),2.63−3.41(brシグナル,合計4H),3.51(br s,3H)。
IR(CN):υ2223cm-1.LC/MS(ES+):196(M+H)+
実施例6:1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P5.4)の調製
ステップ1:8−メトキシ−1−メチル−1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(化合物P5.6)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P5.1)(10.0g、59.09mmol)のジクロロメタン(180ml)中の溶液に、クロロスルホニルイソシアネート(5.14ml、8.36g、59.05mmol)を20〜30℃で15分間かけて滴下した。黄色がかった懸濁液を室温で30分間撹拌し、濃縮して薄い黄色の固体を生成した。この材料を水性1N塩酸(180ml)中に溶解し、還流で1時間加熱し、0℃に冷却し、水性4N NaOH溶液でpH5.5に酸性化した。水性相を酢酸エチルで抽出し(4×)、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘプタン1:1)により精製した。収率:固体として3.86gの8−メトキシ−1−メチル−1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(化合物P5.6)。
1H−NMR(CDCl3):1.33−2.41(brシグナル,合計4H),2.86(br s,3H),3.09−3.42(brシグナル,合計4H),3.52(br s,3H),7.76(br s,1H)。
LC/MS(ES+):214(M+H)+
ステップ2:1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P5.4)の調製
Figure 2013527208
8−メトキシ−1−メチル−1,3,8−トリアザ−スピロ[4.5]デカン−2,4−ジオン(3.36g、15.76mmol)の水(100ml)中の懸濁液に、水酸化ナトリウム(0.63g、15.75mmol)を添加し、混合物を、LC−MS分析により完了したと判定されるまで、マイクロ波装置で190℃で30分間、200℃で1時間、および、さらに210℃で1時間加熱した。反応混合物を、HCl水溶液でpH3に酸性化し(氷冷却)、減圧中で濃縮し、固体状の残渣を温かいメタノール(40℃)中にとり、ろ過し、ろ液を蒸発させた。残渣を40℃で一晩五酸化リンで乾燥させた。収率:2.08gの1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩。
LC/MS(ES+):189(M+H)+の遊離塩基。
1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸塩酸塩(2.08g、9.26mmol)のメタノール(20ml)中の0〜5℃の懸濁液に、塩化チオニル(2.41ml、3.97g、33.40mmol)を添加し、反応混合物を還流で7日間加熱した。冷却した後、混合物を濃縮し、残渣を氷水で希釈し、水性重炭酸ナトリウムで中和した。水性相を酢酸エチルで抽出し(4×)、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(勾配酢酸エチル→酢酸エチル/メタノール20:1)により精製した。収率:油として76mgの1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P5.4)。
1H−NMR(CDCl3):1.46−2.33(brシグナル,合計5H),2.22(br s,3H),2.51−3.31(brシグナル,合計4H),3.51(s,3H),3.72(br s,3H)。
IR(COOMe):υ1726cm-1.LC/MS(ES+):203(M+H)+
実施例7:3−(2−クロロ−4,5−ジメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.26)の調製
Figure 2013527208
2−(2−クロロ−4,5−ジメチル−フェニル)−N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−メチル−アセトアミド(化合物P4.27)(1.15g、3.29mmol)のメタノール(約3ml)中の10℃の溶液に、濃硫酸(0.876ml、16.43mmol)を滴下し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。濃硫酸(0.876ml、16.43mmol)でさらに処理し、80℃で一晩攪拌した後、追加の濃硫酸(0.876ml、16.43mmol)を添加し、90℃でさらに一晩攪拌を継続した。混合物を氷上に注ぎ、pH5〜6に30%水性水酸化ナトリウムで注意深く中和し、得られた沈殿物をろ過し、乾燥させて、ベージュ色の固体として生成物の第1の作物を得た(225mg)。母液を濃縮し、残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル)で精製して、さらに462mgの生成物を黄色がかった固体として得た。収率:固体として687mgの3−(2−クロロ−4,5−ジメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.26)、融点191〜192℃。
1H−NMR(CD3−Cl3):1.49−2.57(brシグナル,合計4H),2.20(s,3H),2.21(s,3H),2.79−3.46(brシグナル,合計4H),3.00(br s,3H),3.52(br s,3H),4.40(br s,1H),6.87(s,1H),7.16(s,1H)。
LC/MS(ES+):351/353(M+H)+
実施例8:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.2)の代替的な調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン[国際公開第09/049851号パンフレットに準拠して調製した出発材料(SM)](500mg、1.58mmol)のテトラヒドロフラン(20ml)中の0℃の溶液に、ヘキサン中の1.0Mリチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(3.32ml、3.32mmol)を15分間かけて滴下した。混合物を0℃で1時間撹拌し、10分間かけて滴下してヨウ化メチル(0.099ml、225mg、1.59mmol)で処理し、さらに、0℃で30分間および室温で1時間撹拌した。反応混合物を冷たい飽和水性塩化アンモニウムで失活させ、t−ブチルメチルエーテルで抽出し(3×)、組み合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣(210mg)をヘキサン中に懸濁させ、室温で10分間撹拌し、ろ過し、乾燥させた。収率:ベージュ色の固体としての出発材料(SM)と4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2.2)との171mgの不純物を含まない混合物。粗材料の1H−NMRおよびLC−MS分析は、約1:2.5比のこの混合物のSM/化合物P2.2を示していた。
1H−NMR(CD3OD、選択したシグナルのみ):6.86(s,2H,Harom SM),6.89(s,2H,Harom化合物P2.2);両方のシグナルは1:2.6の比。
SMに対して、LC/MS(ES+):317(M+H)+;Rt=1.40min。化合物P2.2に対して、LC/MS(ES+):331(M+H)+;Rt=1.46min。220nmでのUVピーク面積を考慮して、両方のシグナルは1:2.5の比であった。
実施例9:2,2−ジメチル−プロピオン酸8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1.31)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メチル−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2.2)(350mg、1.06mmol)およびトリエチルアミン(0.221ml、160.7mg、1.59mmol)のテトラヒドロフラン(10ml)中の0℃の溶液に、塩化ピバロイル(0.143ml、140.1mg、1.16mmol)を滴下した。懸濁液を0℃で2時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルおよび水で希釈し、層を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出し、組み合わせた有機相を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル)により精製した。収率:無色のガムとして344mgの2,2−ジメチル−プロピオン酸8−メトキシ−1−メチル−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1.31)。
1H−NMR(CDCl3):1.02(br s,9H),1.46−2.51(brシグナル,合計4H),2.14(s,6H),2.23(s,3H),2.70−3.46(brシグナル,合計4H),2.95(br s,3H),3.54(s,3H),6.82(s,2H)。
LC/MS(ES+):415(M+H)+
実施例10:4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−メチル−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P4.46)の調製
ステップ1:1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸(化合物P5.7)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P5.1)(3.0g、17.73mmol)を0℃で2回に分けて濃硫酸(30ml)に添加した。20分間攪拌した後、黄色の溶液が得られ、これを室温で一晩保持した。反応混合物を注意深く氷水(60ml)で希釈し、還流で4時間加熱し、次いで、氷(50g)上に注ぎ、冷却しながらpH7〜8に25%水性アンモニアで中和した。反応混合物を蒸発させ、白色の固体状の残渣を温かいメタノール(40℃)(3×50ml)で倍散し、ろ過し、組み合わせたメタノール相を濃縮した。残渣をトルエンで処理して(3×50ml)一定の重量となるまで水を共沸的に除去し、次いで、テトラヒドロフランで倍散し、ろ過し、乾燥させた。収率:白色の固体として2.30gの1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸(化合物P5.7)、融点>250℃。
1H−NMR(D2O):1.73(m,1H),2.02(m,2H),2.32(m,1H),2.54(appar.d,3H),2.69(m,1H),2.99(m,1H),3.18(m,1H),3.33(m,1H),3.49(appar.d,3H)。スペクトルデータは、1:1比での2種の主な配座異性体を示唆している。
LC/MS(ES+):189(M+H)+
ステップ2:1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P5.4)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸(2.0g、10.63mmol)のメタノール(50ml)中の0〜10℃の懸濁液に、塩化チオニル(2.29ml、3.76g、31.57mmol)を添加し、反応混合物を還流で一晩加熱した。冷却した後、混合物を濃縮し、残渣を氷水(20ml)で希釈し、水性重炭酸ナトリウムで中和した。水性相を酢酸エチル(4×25ml)およびジクロロメタン(4×50ml)で抽出し、組み合わせた有機層を水性重炭酸ナトリウム(15ml)および塩水(15ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。収率:粘性のオレンジ色の油として0.76gの1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P5.4)。この粗材料のスペクトルデータは、調製例6、ステップ2で上述したものと同等であった。
LC/MS(ES+):203(M+H)+
ステップ3:4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−メチル−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P4.46)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−メチルアミノ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(200mg、0.99mmol)のピリジン(5ml)中の溶液に、(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチルクロリド(240mg、1.31mmol)を0℃で滴下した。反応混合物を0℃で1時間および室温で6時間撹拌し、氷水上に注ぎ、水性2NHCl溶液でpH7に酸性化し、酢酸エチル(50ml)で希釈した。層を分離し、水性相を酢酸エチル(3×25ml)で抽出し、組み合わせた有機相を水(3×15ml)および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(シクロヘキサン/酢酸エチル2:1)により精製した。収率:無色のガムとして170mgの4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−メチル−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P4.46)。
1H−NMR(CD3OD):1.99(br m,2H),2.17(s,3H),2.26(s,3H),2.36(br m,2H),2.79(br m,1H),2.93(br m,1H),3.06(appar.d,3H),3.21(br m,2H),3.50(s,3H),3.67(s,3H),3.68(br s,2H),6.91(br s,1H),6.95(d,1H),7.04(d,1H)。
LC/MS(ES+):349(M+H)+
表P1からの式Iの化合物、表P2からの式IIの化合物、ならびに、表P3、P4およびP5に列挙されている中間体は同様の手法により調製されることが可能である。以下のLC−MS方法のいずれか1つを用いて化合物を特徴付けた。
方法A
MS:Waters製ZQ Mass Spectrometer(単一四重極質量分析計);イオン化方法:エレクトロスプレー;極性:陽イオン/陰イオン;毛管(kV)3.00、コーン(V)30.00、抽出器(V)2.00、供給元温度(℃)100、溶解温度(℃)250、コーンガス流(L/Hr)50、脱溶媒ガス流(L/Hr)400;質量範囲:150〜1000または100〜900Da。
LC:Agilent製HP 1100 HPLC:溶剤脱ガス器、クオータナリポンプ(ZCQ)/バイナリポンプ(ZDQ)、カラム内区画とダイオード−アレイ検出器とを加熱した。カラム:Phenomenex Gemini C18、3μm粒径、110オングストローム、30×3mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):200〜500;溶剤勾配:A=水+0.05%v/vHCOOH、B=アセトニトリル/メタノール(4:1、v/v)+0.04%v/v HCOOH。
Figure 2013527208
方法B
MS:Waters製ZMD Mass Spectrometer(単一四重極質量分析計);イオン化方法:エレクトロスプレー;極性:陽イオン/陰イオン;毛管(kV)3.80、コーン(V)30.00、抽出器(V)3.00、供給元温度(℃)150、溶解温度(℃)350、コーンガス流(L/Hr)OFF、脱溶媒ガス流(L/Hr)600;質量範囲:150〜1000(LowMass用に100〜1500)または100〜900Da。
LC:Agilent製HP 1100 HPLC:溶剤脱ガス器、バイナリポンプ、カラム内区画とダイオード−アレイ検出器とを加熱した。カラム:Phenomenex Gemini C18、3μm粒径、110オングストローム、30×3mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):200〜500;溶剤勾配:A=水+0.05%v/vHCOOH、B=アセトニトリル/メタノール(4:1、v:v)+0.04%v/vHCOOH。
Figure 2013527208
表P1、表P2、表P3、表P4および表P5に列挙されているとおり、各化合物について得た特徴値は、保持時間(「Rt」、分で記録)および分子イオンであった。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表P3からの式XIIIまたはXIVの中間体は同様の手法により調製されることが可能である。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表P4からの式IVまたはXIの中間体は同様の手法により調製されることが可能である。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表P5からの式V、VII、VIIIまたはIXの中間体は同様の手法により調製されることが可能である。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
実施例11:炭酸3−(2,5−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メトキシ−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステルエチルエステル(化合物P1ii.2)の調製
ステップ1:1−メトキシ−ピペリジン−4−オンオキシムの調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−ピペリジン−4−オン[Journal of Organic Chemistry(1961),26,1867−74に準拠して調製した](258g、2.0mol)およびトリエチルアミン(305.2ml、221.9g、4.4mol)のメタノール(3000ml)中の溶液に、塩酸ヒドロキシルアミン(277.6g、4.0mol)を添加し、反応混合物を還流で1.5時間加熱した。溶剤を蒸発させ、残渣をジエチルエーテルで希釈し、懸濁液をろ過した。ろ液を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。収率:無色の粘性の油として286.25gの1−メトキシ−ピペリジン−4−オンオキシム。この材料をさらに精製することなく次のステップにおいて用いた。
1H−NMR(CDCl3):2.2−3.45(brシグナル,合計8H),3.55(s,3H),8.65(br s,1H)。
LC/MS(ES+):145(M+H)+
ステップ2:4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P4ii.1)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−ピペリジン−4−オンオキシム(240g、1.66mol)およびリン酸二水素カリウム(792.9g、5.83mol)の水(200ml)中の0〜5℃の懸濁液に、シアン化カリウム(195.1g、3.0mol)の水(200ml)中の溶液を滴下した(注意!)。反応混合物を室温で一晩撹拌し(ストッパ付きフラスコ)、さらなる分量のリン酸二水素カリウム(79.3g、0.58mol)で処理し、さらに、室温でさらに一晩撹拌した。混合物を窒素でフラッシングし、半固体をろ過により除去し、酢酸エチル中に溶解させた。水性層を酢酸エチルで2回抽出し、すべての有機層を組み合わせ、水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣を冷たいジエチルエーテルで倍散し、ろ過し、乾燥させた。収率:黄褐色の固体として230.8gの4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル、融点130〜131℃。
1H−NMR(CDCl3):1.55−2.35(brシグナル,合計4H),2.60−3.45(brシグナル,合計4H),3.52(s,3H),5.19(br s,1H) ,5.42(br s,1H)。
IR(CN):υ2227.8cm-1.LC/MS(ES+):172(M+H)+
ステップ3:4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物4ii.2)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(230g、1.34mol)のジクロロメタン(2400ml)中の懸濁液に室温で、濃硫酸(358ml、658.8g、6.72mol)を滴下し、反応混合物を40℃で1時間撹拌した。メタノール(925.1ml、731.7g、22.8mol)を40℃で滴下し、混合物を40℃で4時間撹拌した。ジクロロメタンを留出し、反応混合物を60℃で24時間加熱させた。反応混合物を氷(3kg)上に注ぎ、先ず濃縮水性水酸化ナトリウムを注意して添加し、続いて、飽和水性炭酸水素ナトリウムを添加して中和した。水性相を塩化ナトリウムで飽和させ、t−ブチルメチルエーテル(10×300ml)で抽出し、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮して、生成物の第1の作物を得た(163.8g)。水性層を酢酸エチルでさらに抽出してさらに35gの粗生成物を得た。収率:赤茶色の粘性の油として198.8gの4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル。この材料をさらに精製することなく次のステップにおいて用いた。
1H−NMR(CDCl3):1.50−2.40(brシグナル,合計4H),2.76(br m,2H),3.01−3.32(br m,2H),3.52(s,3H),3.76(s,3H),5.58(br s,2H)。
IR(COOMe):υ1731.3cm-1.LC/MS(ES+):205(M+H)+
ステップ4:4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.1)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(50g、244.8mmol)のテトラヒドロフラン(500ml)中の0℃の溶液に、炭酸水素ナトリウム(34.96g、416.2mmol)、続いて、(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチルクロリド[(2,5−ジメチル−フェニル)−酢酸をジクロロメタン中の塩化オキサリルで標準状態下で処理することにより調製した](44.72g、244.8mmol)のテトラヒドロフラン(500ml)中の溶液を滴下した。反応混合物を0℃で1時間および室温で2時間撹拌した。溶剤を蒸発させ、残渣を水および酢酸エチルで希釈し、層を分離した。水性相を酢酸エチル(6×250ml)で抽出し、組み合わせた有機層を水性炭酸水素ナトリウム溶液および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。粗生成物を冷たいジエチルエーテル/ヘキサン1:1溶液で倍散し、ろ過し、乾燥させて、白色の固体として36.4gを得た。母液を濃縮し、シリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン1:1)で精製して、さらに4.2gの生成物を得た。収率:40.6gの4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.1)、融点137〜139℃。
1H−NMR(CDCl3):1.99−3.32(brシグナル,合計8H),2.23(s,3H),2.29(s,3H),3.53(s,3H),3.72(s,3H),3.83(s,2H),6.43(br s,1H),6.98(d,1H),6.99(s,1H),7.06(d,1H)。
LC/MS(ES+):351(M+H)+
ステップ5:3−(2,5−ジメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.2)の調製
[2ステップ(ヒドロキサム酸O−アルキル化および環化)、ワンポット法]
Figure 2013527208
4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(35g、100.0mmol)のジメチルホルムアミド(300ml)中の0℃の溶液に、水素化ナトリウム(5.02g、鉱油中の55%w/w分散体、115.0mmol)を5回に分けて添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、クロロメチルメチルエーテル(8.96ml、9.5g、118.0mmol)を滴下して処理し、さらに、0℃で1時間および室温で1.5時間撹拌した。0℃で再冷却した混合物にナトリウムメトキシド(8.1g、150mmol)を一度に添加し、攪拌を室温で2.5時間継続した。反応混合物を氷水上に注ぎ(500ml)、HCl水溶液でpH5〜6に酸性化し、酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。原油状生成物を冷たいジエチルエーテル/ヘキサン1:1溶液で倍散し、ろ過し、乾燥させて、白色の固体として15.8gを得た。母液を濃縮し、シリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン2:1)で精製して、さらに2.1gの生成物を得た。収率:17.9gの3−(2,5−ジメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.2)、融点136〜138℃。
1H−NMR(CDCl3):1.44−2.72(brシグナル,合計4H),2.27(s,3H),2.30(s,3H),2.78−3.48(brシグナル,合計4H),3.59(s,3H),3.64(s,3H),4.41(s,1H),5.12(br m,2H),6.76(s,1H),7.02(d,1H),7.10(d,1H)ケトエノール互変異性体の混合物、主なジケト形態の同位体のシグナルを示す)。
LC/MS(ES+):363(M+H)+,LC/MS(ES−):361(M−H)-
ステップ6:炭酸3−(2,5−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メトキシ−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステルエチルエステル(表題の化合物P1ii.2)の調製
Figure 2013527208
3−(2,5−ジメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(9.0g、24.83mmol)、トリエチルアミン(6.9ml、5.0g、49.66mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(100mg、0.82mmol)のテトラヒドロフラン(250ml)中の0℃の溶液に、クロロギ酸エチル(3.09ml、3.5g、32.28mmol)のテトラヒドロフラン(20ml)中の溶液を滴下した。懸濁液を0℃で1時間、室温で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルで希釈し、ろ過して塩を除去した。ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×100ml)および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。油状の残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン1:1)により精製した。収率:白色の固体として9.63gの炭酸3−(2,5−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メトキシ−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステルエチルエステル(表題の化合物P1ii.2)、融点109〜111℃。
1H−NMR(CDCl3):1.06(t,3H),1.75−2.05(br m,2H),2.20(s,3H),2.28(s,3H),2.47(br m,2H),2.89(br m,1H),3.15−3.45(br m,3H),3.59(s,3H),3.64(s,3H),3.99(q,2H),5.07(br s,2H),6.96(s,1H),7.03(d,1H),7.09(d,1H)。
LC/MS(ES+):435(M+H)+
実施例12:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−プロプ−2−イニルオキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.8)の調製
(段階的なヒドロキサム酸O−アルキル化および環化)
ステップ1:1−メトキシ−4−{プロプ−2−イニルオキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.4)の調製
Figure 2013527208
4−{ヒドロキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(調製例11、ステップ4と同様にして得た化合物P3ii.3)(500mg、1.37mmol)のテトラヒドロフラン(3ml)中の0℃の溶液に、水素化ナトリウム(66mg、鉱油中の55%w/w分散体、1.51mmol)を2回に分けて添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、臭化プロパルギル(202mg、1.65mmol)を滴下して処理し、さらに、室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルで希釈し、ろ過して塩を除去した。ろ液を塩水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。油状の残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン1:2)により精製した。収率:無色のガムとして321mgの1−メトキシ−4−{プロプ−2−イニルオキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.4)。
1H−NMR(CDCl3):1.90−3.34(brシグナル,合計8H),2.21(s,6H),2.24(s,3H),2.68(t,1H),3.53(s,3H),3.68(s,3H),3.77(d,1H),4.03(m,1H),4.65−4.89(br m,2H),6.84(s,2H)。
LC/MS(ES+):403(M+H)+
ステップ2:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−プロプ−2−イニルオキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2ii.8)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−{プロプ−2−イニルオキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(150mg、0.41mmol)のジメチルホルムアミド(2ml)中の0℃の溶液に、ナトリウムメトキシド(33mg、0.62mmol)を一度に添加し、室温で4時間攪拌を継続した。反応混合物を氷水上に注ぎ、HCl水溶液でpH5〜6に酸性化し、塩化ナトリウムで飽和させ、酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン2:1)により精製した。収率:黄褐色の固体として14mgの4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−プロプ−2−イニルオキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2ii.8)。
1H−NMR(CD3OD):1.97−2.08(m,2H),2.10(s,6H),2.25(s,3H),2.23−2.32(m,2H),3.04(br s,1H),3.20(m,2H),3.38(m,2H),3.54(s,3H),4.76(br s,2H),6.89(s,2H)。
LC/MS(ES+):371(M+H)+
実施例13:炭酸エチルエステル8−メトキシ−2−オキソ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1ii.9)の調製
ステップ1:炭酸エチルエステル1−ヒドロキシ−8−メトキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1ii.11)の調製
Figure 2013527208
炭酸エチルエステル8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(調製例11、ステップ6と同様にして得た化合物P1ii.7)(1.0g、2.23mmol)のブロモトリメチルシラン(4.33ml、5.12g、33.44mmol)中の溶液に、アルゴン雰囲気下で、3Å分子ふるい(0.5g)を添加し、反応混合物を75℃で一晩撹拌した。混合物をジクロロメタンで希釈し、ろ過し、ろ液を蒸発させ、残渣を冷たいジエチルエーテルで倍散し、ろ過し、乾燥させた。粗生成物をシリカゲルによるクロマトグラフィ(勾配ジクロロメタン→ジクロロメタン/メタノール20:1→10:1)により精製した。収率:白色の固体として580mgの炭酸エチルエステル1−ヒドロキシ−8−メトキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1ii.11)、融点154〜155℃。
1H−NMR(CD3OD):1.03(t,3H),2.03(br m,2H),2.13(s,6H),2.22(br m,2H),2.25(s,3H),2.94(br m,1H),3.28(br m,2H),3.44(br m,1H),3.54(s,3H),4.00(q,2H),6.87(s,2H)。
LC/MS(ES+):405(M+H)+
ステップ2:炭酸エチルエステル8−メトキシ−2−オキソ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(表題の化合物P1ii.9)の調製
Figure 2013527208
炭酸エチルエステル1−ヒドロキシ−8−メトキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(150mg、0.37mmol)のジクロロメタン(3ml)中の溶液に、アルゴン雰囲気下で、2,3−ジヒドロ−フラン(56μl、52mg、0.74mmol)および触媒量のp−トルエンスルホン酸一水和物(2mg)を添加した。反応混合物を室温で4時間撹拌し、ジクロロメタンで希釈し、塩水で2回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン2:1)により精製した。収率:無色のガムとして114mgの炭酸エチルエステル8−メトキシ−2−オキソ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(表題の化合物P1ii.9)。
1H−NMR(CD3OD):1.02(t,3H),1.70−2.22(brシグナル,合計6H),2.12(s,3H),2.13(s,3H),2.25(s,3H),2.31−2.68(br m,2H),2.86(br m,1H),3.20(br m,1H),3.39(br m,2H),3.54(s,3H),3.96(m,1H),4.00(q,2H),4.18(q,1H),5.62(br s,1H),6.88(s,2H)。
LC/MS(ES+):475(M+H)+
実施例14:1,4−ジヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.4)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(調製例11、ステップ5と同様にして得た化合物P2ii.6)(500mg、1.33mmol)のジクロロメタン(10ml)中の溶液に、アルゴン雰囲気下、0℃で、3Å分子ふるい(0.5g)を添加し、続いて、ブロモトリメチルシラン(1.72ml、2.03g、13.28mmol)を滴下し、反応混合物を0℃で1時間および室温で48時間撹拌した。混合物を冷水に注ぎ、水層を塩化ナトリウムで飽和させ、ジクロロメタンで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル)により精製した。収率:白色の固体として40mgの1,4−ジヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2ii.4)、融点152〜154℃。
1H−NMR(CDCl3):1.82−2.58(brシグナル,合計4H),2.12(s,6H),2.27(s,3H),2.93−3.46(brシグナル,合計4H),3.57(br s,3H),6.89(s,2H),9.97(br s,1H)。
LC/MS(ES+):333(M+H)+
実施例15:炭酸エチルエステル8−メトキシ−1−メトキシカルボニルオキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1ii.13)の調製
Figure 2013527208
炭酸エチルエステル1−ヒドロキシ−8−メトキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(調製例13、ステップ1;化合物P1ii.11)(140mg、0.33mmol)、トリエチルアミン(93μl、68mg、0.67mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(2mg)のテトラヒドロフラン(3ml)中の0℃の溶液に、クロロギ酸メチル(33μl、41mg、0.43mmol)のテトラヒドロフラン(2ml)中の溶液を滴下した。懸濁液を0℃で1時間および室温で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルで希釈し、ろ過して塩を除去した。ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(2×15ml)および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。油状の残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン1:2)により精製した。収率:無色のガムとして30mgの炭酸エチルエステル8−メトキシ−1−メトキシカルボニルオキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(表題の化合物P1ii.13)。
1H−NMR(CDCl3):1.06(t,3H),2.16(s,6H),2.20(m,4H),2.25(s,3H),2.75−3.16(br m,合計2H),3.34(br m,2H),3.55(s,3H),3.96(s,3H),3.99(q,2H),6.85(s,2H)。
LC/MS(ES+):463(M+H)+
実施例16:4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.1)の代替的な調製
ステップ1:N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−2−(2,5−ジメチル−フェニル)−N−ヒドロキシ−アセトアミド(化合物P3ii.2)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(調製例11、ステップ2)(4.0g、23.4mmol)および炭酸水素ナトリウム(3.0g、35.7mmol)の酢酸エチル(35ml)および水(25ml)中の0℃の溶液に、(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチルクロリド(4.2g、23.0mmol)の酢酸エチル(35ml)中の溶液を1時間かけて滴下した。反応混合物を0℃で1時間および室温で2時間撹拌した。二相系の層を分離し、水性相を酢酸エチルで抽出し(3×)、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。油状の残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(勾配酢酸エチル/ヘキサン1:2→1:1→2:1)により精製した。収率:白色の固体として1.55gのN−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−2−(2,5−ジメチル−フェニル)−N−ヒドロキシ−アセトアミド(化合物P3ii.2)、融点153〜156℃。
1H−NMR(CDCl3):2.11(br m,2H),2.21(s,3H),2.28(s,3H),2.56(br m,2H),2.77(br m,1H),3.10(br m,2H),3.31(br m,1H),3.50(s,3H),3.77(s,2H),6.83(br s,1H),6.97(s,1H),6.98(d,1H),7.06(d,1H)。
IR(CN):υ2238.0cm-1.LC/MS(ES+):318(M+H)+
ステップ2:4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P3ii.1)の調製
Figure 2013527208
N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−2−(2,5−ジメチル−フェニル)−N−ヒドロキシ−アセトアミド(1.5g、4.73mmol)のメタノール(15ml)中の0℃の溶液に、濃硫酸(1.26ml、2.3g、23.64mmol)をゆっくりと滴下し、反応混合物を還流で40時間撹拌した。混合物を氷(50g)上に注ぎ、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で注意深く中和し、酢酸エチルで抽出した(5×)。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。油状の残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン2:1)により精製して、136mgのオフホワイトの固体を得た。この材料をt−ブチルメチルエーテル/ヘキサン1:4溶液(2−3ml)で倍散し、ろ過し、乾燥させた。収率:白色の固体として82mgの4−{[2−(2,5−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P3ii.1)、融点140〜142℃。
スペクトルデータは、調製例11、ステップ4で上述したものと同等であった。
実施例17:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.18)の調製
(段階的なヒドロキサム酸O−テトラヒドロフラニル化および環化)
ステップ1:1−メトキシ−4−{(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.6)の調製
Figure 2013527208
4−{ヒドロキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(調製例11、ステップ4と同様にして得た化合物P3ii.3)(70g、192.1mmol)のジクロロメタン(1500ml)中の溶液に、アルゴン雰囲気下で、2,3−ジヒドロ−フラン(29.1ml、26.9g、384.1mmol)および触媒量のp−トルエンスルホン酸一水和物(1.94g、19.2mmol)を添加した。反応混合物を還流で7時間撹拌し、ろ過し、濃縮した。残渣をヘキサンで倍散し、ろ過し、固体を減圧中で乾燥させた。収率:固体として70.0gの1−メトキシ−4−{(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.6)、融点107〜109℃。この材料をさらに精製することなく次のステップにおいて用いた。
1H−NMR(CD3OD):1.79−2.36(brシグナル,合計6H),2.15(br s,6H),2.21(s,3H),2.42(m,1H),2.65(m,1H),2.80(m,1H),3.10(m,1H),3.26(br m,2H),3.53(s,3H),3.63(s,3H),3.77(m,1H),4.01(m,1H),4.10(m,2H),5.68(br m,1H),6.80(s,2H)。
LC/MS(ES+):435(M+H)+
ステップ2:4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2ii.18)の調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−4−{(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(70g、161.1mmol)のジメチルホルムアミド(350ml)中の10℃の溶液に、ナトリウムメトキシド(26.9g、483.3mmol)を4回に分けて添加し、10℃で30分間、次いで、室温で2時間攪拌を継続した。反応混合物を冷たい飽和水性塩化アンモニウムに注ぎ、酢酸エチルで完全に抽出した(6×100ml)。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮し、減圧中で乾燥させた。残渣をヘキサンで倍散し、ろ過し、固体を乾燥させた。収率:黄褐色の固体として51.0gの4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−(テトラヒドロ−フラン−2−イルオキシ)−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2ii.18)、融点144〜146℃。
1H−NMR(CD3OD):1.75−2.19(brシグナル,合計6H),2.11(s,6H),2.24(s,3H),2.28−2.55(m,2H),3.13−3.30(m,2H),3.30−3.48(m,2H),3.54(s,3H),3.92(m,1H),4.17(m,1H),5.58(m,1H),6.87(s,2H)。
LC/MS(ES+):403(M+H)+
実施例18:1−シクロヘキシルオキシ−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.26)の調製
(光延および環化を介した段階的なヒドロキサム酸O−アルキル化)
ステップ1:4−{シクロヘキシルオキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.8)の調製
Figure 2013527208
トリフェニルホスフィン(0.81g、3.09mmol)のTHF(20ml)中の0℃の溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.64ml、0.66g、3.10mmol)を滴下し、得られた沈殿物を0℃で30分間撹拌した。4−{ヒドロキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(調製例11、ステップ4と同様にして得た化合物P3ii.3)(1.0g、2.74mmol)をさらに一度に添加し、続いて、シクロヘキサノール(0.33ml、0.31g、3.10mmol)のTHF(2ml)中の溶液を0℃で滴下した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧中で濃縮した。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/シクロヘキサン1:3)により精製した。収率:無色のガムとして690mgの4−{シクロヘキシルオキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.8)。
1H−NMR(CD3OD):1.17−1.59(brシグナル,合計7H),1.68(m,1H),1.91(m,2H),2.03(m,1H),2.17(br s,6H),2.21(s,3H),2.32(m,2H),2.44(m,1H),2.69(m,1H),3.09(m,1H),3.25(m,2H),3.51(s,3H),3.61(s,3H),3.69(m,1H),3.92−4.12(m,2H),6.80(s,2H)。
LC/MS(ES+):447(M+H)+
ステップ2:1−シクロヘキシルオキシ−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2ii.26)の調製
Figure 2013527208
4−{シクロヘキシルオキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(600mg、1.34mmol)のジメチルホルムアミド(10ml)中の0℃の溶液に、ナトリウムメトキシド(217mg、4.02mmol)を一度に添加し、混合物を室温で一晩撹拌した。反応混合物を冷たい飽和水性塩化アンモニウムに注ぎ、酢酸エチルで完全に抽出した(4×25ml)。組み合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/シクロヘキサン1:1)により精製した。収率:わずかに黄褐色のフォームとして329mgの1−シクロヘキシルオキシ−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(表題の化合物P2ii.26)。ヘキサンでの倍散により融点115〜118℃の白色の固体を得た。
1H−NMR(CD3OD):1.20−1.38(m,3H),1.47(m,2H),1.58(m,1H),1.85(m,4H),2.06(m,2H),2.11(s,6H),2.25(s,3H),2.39(m,2H),3.12−3.29(m,2H),3.30−3.48(m,2H),3.55(s,3H),3.98(m,1H),6.90(s,2H)。
LC/MS(ES+):415(M+H)+
実施例19:1−メトキシ−4−{(1−メトキシ−ピペリジン−4−イルオキシ)−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.26)の調製
ステップ1:1−メトキシ−ピペリジン−4−オールの調製
Figure 2013527208
1−メトキシ−ピペリジン−4−オン[Journal of Organic Chemistry(1961),26,1867−74に準拠して調製した](15.0g、116.1mmol)のエタノール(430ml)中の溶液に、ナトリウムボロハイドライド96%(2.29g、58.1mmol)を数回に分けて添加した。反応混合物を室温で5時間撹拌し、その体積が半減するまで蒸発させ、冷たい飽和水性塩化アンモニウムに注ぎ、酢酸エチルで完全に抽出した。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル)により精製した。収率:液体として10.9gの1−メトキシ−ピペリジン−4−オール。
1H−NMR(CDCl3):1.46−2.06(brシグナル,合計5H),2.34−3.40(brシグナル,合計4H),3.53(s,3H),3.59−3.96(brシグナル,合計1H)。
LC/MS(ES+):132(M+H)+
ステップ2:1−メトキシ−4−{(1−メトキシ−ピペリジン−4−イルオキシ)−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P3ii.26)の調製
Figure 2013527208
トリフェニルホスフィン(1.11g、4.23mmol)のTHF(20ml)中の0℃の溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレート(0.83ml、0.85g、4.24mmol)を滴下し、得られた沈殿物を0℃で30分間撹拌した。4−{ヒドロキシ−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(調製例11、ステップ4と同様にして得た化合物P3ii.3)(1.3g、3.57mmol)をさらに一度に添加し、続いて、1−メトキシ−ピペリジン−4−オール(0.53g、4.04mmol)のTHF(6ml)中の溶液を0℃で滴下した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、減圧中で濃縮した。残渣をヘキサンで倍散し、ろ過して不溶性トリフェニルホスフィンオキシドの一部を除去した。ろ液を蒸発させ、残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(勾配酢酸エチル/ヘプタン3:7→酢酸エチル)により精製した。収率:無色のガムとして861mgの純粋な1−メトキシ−4−{(1−メトキシ−ピペリジン−4−イルオキシ)−[2−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−アセチル]−アミノ}−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P3ii.26)、続いて、トリフェニルホスフィンオキシドでわずかに汚染されていた化合物P3ii.26の第2の画分(701mg)。
1H−NMR(CD3OD,selectedシグナル only):2.19(s,6H,mesityl CH3),2.23(s,3H,mesityl CH3),3.52(br s,3H,NOCH3),3.54(br s,3H,NOCH3),3.65(s,3H,COOCH3),6.82(s,2H,mesityl Harom)。
LC/MS(ES+):478(M+H)+
実施例20:炭酸3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−1−エトキシカルボニルオキシ−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステルエチルエステル(化合物P1ii.115)の調製
ステップ1:4−{[2−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.34)の調製
Figure 2013527208
(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−アセチルクロリド(2.90g、13.4mmol)のTHF(25ml)中の溶液に、炭酸水素ナトリウム(1.90g、22.7mmol)を0℃で添加し、続いて、4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(調製例11、ステップ3;THF(25ml)中に溶解した化合物P4ii.2)(2.73g、13.4mmol)を滴下した。反応混合物を0℃で30分間、次いで、さらに30分間室温で撹拌した。TLCおよびLC/MSにより反応の完了が示された後、反応混合物をろ過し、残渣(NaCl)をTHFで洗浄した。ろ液を乾燥するまで濃縮し、少量のエーテル/ヘキサン混合物(1:1)と共に数回撹拌して副生成物を除去した。最後に、化合物をエーテルで洗浄して、純粋な4−{[2−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P3ii.34)を白色の固体として得た。収率:3.7g、融点228〜231℃。
1H−NMR(DMSO−d6):1.77−1.91(br m,1H),1.91−2.05(br m,1H),2.13(s,6H),2.30−2.42(br m,1H),2.45−2.55(br m,1H;covered by DMSO solvent peak),2.62−2.80(br m,2H),3.05−3.21(br m,2H),3.40(s,3H),3.55(s,3H),3.70−3.85(br m,2H),7.05(s,2H)。
LC/MS(ES+):385/387(M+H)+
ステップ2:3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−1,4−ジヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.103)の調製
Figure 2013527208
4−{[2−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−アセチル]−ヒドロキシ−アミノ}−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(0.40g、1.04mmol)のジメチルホルムアミド(3ml)中の0℃の懸濁液に、カリウムt−ブトキシド(0.35g、3.12mmol)を数回に分けて添加した。添加を完了した後、攪拌を0℃で30分間および室温で一晩継続した。反応混合物を冷水に注ぎ(0℃)、1N HClを添加することによりpHを約5.5に調節し、次いで、酢酸エチルで完全に抽出した(3回)。組み合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。得られた粗材料をシリカゲルによるカラムクロマトグラフィー(勾配酢酸エチル/シクロヘキサン1:1→酢酸エチル)により精製した。収率:白色の固体として0.14gの3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−1,4−ジヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.103)。
1H−NMR(CD3OD):1.95−2.10(br m,2H),2.15−2.30(br m,2H),2.18(s,6H),3.20−3.50(br m,合計4H),3.55(s,3H),7.14(s,2H)。
LC/MS(ES+):353/355(M+H)+
ステップ3:炭酸3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−1−エトキシカルボニルオキシ−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステルエチルエステル(表題の化合物P1ii.115)の調製
Figure 2013527208
3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−1,4−ジヒドロキシ−8−メトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(140mg、0.40mmol)およびトリエチルアミン(0.1ml、72mg、0.71mmol)のTHF(3ml)中の0℃の溶液に、THF(2ml)に溶解したクロロギ酸エチル(0.05ml、52mg、0.48mmol)の溶液を滴下した。懸濁液を0℃で30分間撹拌した。次いで、反応混合物を冷水に注ぎ(0℃)、酢酸エチルで3回完全に抽出した。組み合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。原料を、シリカゲルによるカラムクロマトグラフィー酢酸エチル/シクロヘキサン1:4)により精製した。収率:無色のガムとして70mgの炭酸3−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−1−エトキシカルボニルオキシ−8−メトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステルエチルエステル(表題の化合物P1ii.115)。
1H−NMR(CDCl3):1.09(t,3H),1.39(t,3H),2.08−2.30(br m,4H),2.19(s,6H),2.70−3.13(br m,合計2H),3.20−3.42(br m,2H),3.55(s,3H),4.03(q,2H),4.38(br q,2H),7.05(s,2H)。
LC/MS(ES+):497/499(M+H)+
実施例21:シクロプロパンカルボン酸3−(2,5−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1ii.4)の調製
Figure 2013527208
3−(2,5−ジメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.2)(200mg、0.55mmol)、トリエチルアミン(0.153ml、111mg、1.10mmol)および触媒量の4−ジメチルアミノピリジンのテトラヒドロフラン(6ml)中の0℃の溶液に、シクロプロパンカルボン酸塩化物(0.066ml、75mg、0.72mmol)を滴下した。懸濁液を0℃で10分間および室温で1時間撹拌した。反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルで希釈し、ろ過して塩を除去した。ろ液を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン1:2)により精製して、200mgの油状の生成物を得た。この材料をジエチルエーテルで倍散し、ろ過し、乾燥させた。収率:白色の固体として190mgのシクロプロパンカルボン酸3−(2,5−ジメチル−フェニル)−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−2−オキソ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(表題の化合物P1ii.4)、融点114〜116℃。
1H−NMR(CDCl3):0.75−0.92(br m,4H),1.63(br m,1H),1.72−2.03(br m,2H),2.19(s,3H),2.28(s,3H),2.47(br m,2H),2.88(br m,1H),3.16−3.45(br m,3H),3.56(s,3H),3.64(s,3H),5.07(br s,2H),6.91(s,1H),7.02(d,1H),7.08(d,1H)。
LC/MS(ES+):431(M+H)+
実施例22:炭酸エチルエステル1−(2−メタンスルフィニル−エトキシ)−8−メトキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1ii.111)の調製
Figure 2013527208
炭酸エチルエステル8−メトキシ−1−(2−メチルスルファニル−エトキシ)−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(化合物P1ii.110)(400mg、0.84mmol)のジクロロメタン(10ml)中の0℃の溶液に、3−クロロ安息香酸(210mg、MCPBA約70%、0.85mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、飽和水性メタ重亜硫酸ナトリウムに注ぎ、層を分離した。水性相をジクロロメタンで抽出し(3×)、組み合わせた有機層を水および塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/メタノール20:1)により精製した。収率:無色のガムとして220mgの炭酸エチルエステル1−(2−メタンスルフィニル−エトキシ)−8−メトキシ−2−オキソ−3−(2,4,6−トリメチル−フェニル)−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−4−イルエステル(表題の化合物P1ii.111)。
1H−NMR(CD3OD):1.03(t,3H),2.05(br m,2H),2.13(s,3H),2.14(s,3H),2.26(s,3H),2.33(m,2H),2.75(s,3H),2.96(br m,1H),3.09−3.46(br m,合計5H),3.55(s,3H),4.01(q,2H),4.59(m,2H),6.89(s,2H)。
LC/MS(ES+):495(M+H)+
実施例23:2−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−エトキシ−アセトアミド(化合物P3ii.49)の調製
ステップ1:1−メトキシ−ピペリジン−4−オンO−エチル−オキシムの調製
Figure 2013527208
メタノール(300ml)中の1−メトキシ−ピペリジン−4−オン(20g、154.85mmol)、トリエチルアミン(47.4ml、34.5g、340.66mmol)およびO−エチル−塩酸ヒドロキシルアミン(30.2g、309.69mmol)から手法「実施例11、ステップ1」に従って入手した。収率:無色で粘性の液体として22.02gの1−メトキシ−ピペリジン−4−オンO−エチル−オキシム。この材料をさらに精製することなく次のステップにおいて用いた。
1H−NMR(CDCl3):1.25(t,3H),2.20−3.40(brシグナル,合計8H),3.55(s,3H),4.07(q,2H)。
LC/MS(ES+):173(M+H)+
ステップ2:4−エトキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P4ii.3)の調製
Figure 2013527208
手法「実施例11、ステップ2」に従って、0〜5℃の水(50ml)中の1−メトキシ−ピペリジン−4−オンO−エチル−オキシム(10g、58.06mmol)、リン酸二水素カリウム(31.6g、232.20mmol)から、これにシアン化カリウム(6.81g、104.58mmol)の水(50ml)中の溶液を添加して得た。反応混合物を室温で2日間撹拌し[間に他の分量のリン酸二水素カリウム(7.9g)およびシアン化カリウム(1.9g)で処理した]、および、40℃で4日間撹拌した[ここでも、間に他の分量のリン酸二水素カリウム(7.9g)およびシアン化カリウム(1.9g)で処理した]。混合物を窒素でフラッシングし、水性層を塩化ナトリウムで飽和させ、ジエチルエーテルで抽出した(4×150ml)。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/シクロヘキサン1:2)により精製した。収率:薄い黄色の油として5.1gの4−エトキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P4ii.3)。
1H−NMR(CDCl3):1.19(t,3H),1.59−2.29(brシグナル,合計4H),2.64−3.43(brシグナル,合計4H),3.52(s,3H),3.80(q,2H),5.37(br s,1H)。
IR(CN):υ2235.3cm-1.LC/MS(ES+):200(M+H)+
ステップ3:2−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−エトキシ−アセトアミド(表題の化合物P3ii.49)の調製
Figure 2013527208
4−エトキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(2.0g、10.04mmol)、トリエチルアミン(3.49ml、2.54g、25.09mmol)および触媒量の4−ジメチルアミノ−ピリジンのテトラヒドロフラン(10ml)中の0℃の溶液に、(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−アセチルクロリド(2.18g、10.04mmol)のテトラヒドロフラン(1ml)中の溶液を滴下した。懸濁液を0℃で15分間および室温で一晩撹拌した。反応混合物を蒸発させ、酢酸エチルおよび水で希釈し、層を分離した。水性相を酢酸エチルで抽出し、組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。粗材料をジイソプロピルエーテルで倍散し、ろ過し、ろ液を濃縮した。油状の残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘキサン1:1)により精製した。収率:静置させると固化した無色の油として1.53gの2−(4−クロロ−2,6−ジメチル−フェニル)−N−(4−シアノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−イル)−N−エトキシ−アセトアミド(表題の化合物P3ii.49)、融点100〜103℃。
1H−NMR(CDCl3):1.36(t,3H),2.00−3.44(brシグナル,合計8H),2.24(s,6H),3.51(br s,3H),3.63(br d,1H),4.04(br d,1H),4.13(br q,2H),7.04(s,2H)。
IR(CN):υ2243.4cm-1.LC/MS(ES+):380/382(M+H)+
実施例24:3−(4’−クロロ−3,5−ジメチル−ビフェニル−4−イル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.15)の調製
Figure 2013527208
3−(4−ブロモ−2,6−ジメチル−フェニル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.14)(500mg、1.13mmol)のジメトキシエタン(22ml)中の懸濁液に、窒素雰囲気下で、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(65mg、0.056mmol)を添加し、混合物を室温で15分間撹拌した。水(4.3ml)、4−クロロフェニルボロン酸(213mg、1.36mmol)および炭酸ナトリウム(410mg、3.87mmol)をさらに添加した後、混合物を還流で3時間加熱した。反応混合物を室温で1N塩酸で酸性化し、酢酸エチルで抽出した(3×)。組み合わせた有機層を塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。残渣をシリカゲルによるクロマトグラフィ(酢酸エチル/ヘプタン5:3)により精製して150mgのガム状の生成物を得た。この材料をメタノールで倍散し、ろ過し、乾燥させた。
収率:白色の固体として90mgの3−(4’−クロロ−3,5−ジメチル−ビフェニル−4−イル)−4−ヒドロキシ−8−メトキシ−1−メトキシメトキシ−1,8−ジアザ−スピロ[4.5]デカ−3−エン−2−オン(化合物P2ii.15)、融点128℃(dec)。
1H−NMR(CDCl3,選択したシグナルのみ):2.27(br s,6H,メシチルCH3),3.60(br s,3H,OCH3),3.62(br s,3H,OCH3),5.05(s,2H,OCH2OCH3),7.26(s,2H,Harom),7.39(d,2H,Harom),7.49(d,2H,Harom)。
LC/MS(ES+):473/475(M+H)+
実施例25:4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(化合物P4ii.2)の代替的な調製
ステップ1:4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸(化合物P4ii.4)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボニトリル(化合物P4ii.1)(1.5g、8.76mmol)を0℃で2回に分けて濃硫酸(15ml)に添加した。20分間攪拌した後、黄色の溶液が得られ、これを室温で2日間保持した。反応混合物を氷水(30ml)で希釈し、還流で4時間加熱し、次いで、氷(25g)上に注ぎ、冷却しながらpH7〜8に25%水性アンモニアで中和した。反応混合物を蒸発させ、白色の固体状の残渣を温かいメタノール(40℃)(3×50ml)で倍散し、ろ過し、組み合わせたメタノール相を濃縮した。残渣をトルエンで処理して(3×50ml)一定の重量となるまで水を共沸的に除去し、次いで、テトラヒドロフランで倍散し、ろ過し、乾燥させた。収率:白色の固体として1.58gの4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸(化合物P4ii.4)、融点180℃(dec)。
1H−NMR(CD3OD):1.54−2.29(brシグナル,合計4H),2.82(br m,2H),3.07−3.26(brシグナル,合計2H),3.49(s,3H)。
LC/MS(ES+):191(M+H)+
ステップ2:4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P4ii.2)の調製
Figure 2013527208
4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸(1.0g、5.26mmol)のメタノール(25ml)中の0〜10℃の懸濁液に、塩化チオニル(1.14ml、1.88g、15.77mmol)を添加し、反応混合物を還流で48時間加熱した。冷却した後、混合物を濃縮し、残渣を氷水(20ml)で希釈し、水性重炭酸ナトリウムで中和した。水性相をジエチルエーテルで抽出し(3×25ml)、組み合わせた有機層を水性重炭酸ナトリウムおよび塩水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮させた。収率:粘性の黄色がかった油として0.53gの4−ヒドロキシアミノ−1−メトキシ−ピペリジン−4−カルボン酸メチルエステル(表題の化合物P4ii.2)。この材料は、調製「実施例11、ステップ3」で上述されている化合物と同等であった。
LC/MS(ES+):205(M+H)+
表P1iiからの式Iの化合物、表P2iiからの化合物、および、表P3iiおよびP4iiに列挙されている中間体は、同様の手法により調製されることが可能である。以下のLC−MS方法のいずれか1つを用いて化合物を特徴付けた。
方法A
MS:Waters製ZQ Mass Spectrometer(単一四重極質量分析計);イオン化方法:エレクトロスプレー;極性:陽イオン/陰イオン;毛管(kV)3.00、コーン(V)30.00、抽出器(V)2.00、供給元温度(℃)100、溶解温度(℃)250、コーンガス流(L/Hr)50、脱溶媒ガス流(L/Hr)400;質量範囲:150〜1000または100〜900Da。
LC:Agilent製HP 1100 HPLC:溶剤脱ガス器、クオータナリポンプ(ZCQ)/バイナリポンプ(ZDQ)、カラム内区画とダイオード−アレイ検出器とを加熱した。カラム:Phenomenex Gemini C18、3μm粒径、110オングストローム、30×3mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):200〜500;溶剤勾配:A=水+0.05%v/vHCOOH、B=アセトニトリル/メタノール(4:1、v/v)+0.04%v/vHCOOH。
Figure 2013527208
方法B
MS:Waters製ZMD Mass Spectrometer(単一四重極質量分析計);イオン化方法:エレクトロスプレー;極性:陽イオン/陰イオン;毛管(kV)3.80、コーン(V)30.00、抽出器(V)3.00、供給元温度(℃)150、溶解温度(℃)350、コーンガス流(L/Hr)OFF、脱溶媒ガス流(L/Hr)600;質量範囲:150〜1000(LowMass用に100〜1500)または100〜900Da。
LC:Agilent製HP 1100 HPLC:溶剤脱ガス器、バイナリポンプ、カラム内区画とダイオード−アレイ検出器とを加熱した。カラム:Phenomenex Gemini C18、3μm粒径、110オングストローム、30×3mm、温度:60℃;DAD波長範囲(nm):200〜500;溶剤勾配:A=水+0.05%v/vHCOOH、B=アセトニトリル/メタノール(4:1、v:v)+0.04%v/vHCOOH。
Figure 2013527208
表P1ii、表P2ii、表P3iiおよび表P4iiに列挙されているとおり、各化合物について得た特徴値は、保持時間(「Rt」、分で記録)および分子イオンであった。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表P3iiからの中間体は同様の手法により調製されることが可能である。
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
Figure 2013527208
表P4iiからの中間体は同様の手法により調製されることが可能である。
Figure 2013527208
Qがiiiである式Iの化合物の例が、国際公開第2009/049851号パンフレットに開示されている。
生物学的実施例
これらの実施例は、式Iの化合物の作物増強特性を例示する。
実施例B1:ダイズ(ダイズ(Glycine max))への種子適用/植物成長効果
(ポーチ中での種子適用)
配合テスト化合物を既定量の水に添加した。この溶液を既にろ紙を備えているポーチに適用した。適用の後、ダイズ種子をろ紙の上部の非連続部に播種した。次いで、用意したポーチを、25℃および65%の相対湿度、16時間の明期で14日間インキュベートした。苗条長および根系を査定することにより評価を行った。
データは、10体の複製の平均を表す(1種子/植物/ポーチ)。
結果は表B1aおよびB1bに示されている。
表B1a:苗条の成長の増強
苗条高(cm)の増加を、4〜5ppmの有効成分(AI)濃度で、式Iの化合物の未処理の対照と比較した。苗条の成長は、それぞれの一連のテストにおける、対応する対照処理(テスト化合物を含まないブランク配合物の適用)に比した追加の植物の成長として報告されている。
Figure 2013527208
表B1b:根の成長の増強
根の成長パラメータの増加を、4ppmの有効成分(AI)濃度で、国際公開第2009/049851号パンフレットの表C中の化合物C2の未処理の対照と比較した。根の査定をイメージ分析ソフトウェア「WinRhizo」(Regent Instruments Inc.,2009)で行った。個々の植物の根系全体をスキャンし、分析した。以下の表には10体の植物の平均が記載されている。列挙されているパラメータは、根長の増加および側根(先端および分岐点)の増加と、結果的な根密度(交差部)の増加を示す。テスト化合物での処理は、根全体の体積および表面積の増加をもたらした。
Figure 2013527208
実施例B2:オオムギ(オオムギ(Hordeum vulgare))に対する葉面施用/植物の成長効果
5体の複製(ポットは、各々、3株の10日齢オオムギ植物を有していた)に、それぞれのテスト溶液をスプレーした。テスト溶液は、配合テスト化合物および補助剤Mero(0.1%v/v)を含有していた。植物を、22℃の温室条件下に14時間の明期で保持した。適用から9日後に、複製毎の平均植物丈を計測し、複製毎の分げつ枝の数を計測した。
テスト化合物での処理は植物丈に萎縮効果をもたらし、結果的により良好な作物株立本数をもたらした。追加的に、分げつ枝数が増加した。
Figure 2013527208
実施例B3:ダイズ(ダイズ(Glycine max))に対する葉面施用/収穫量への効果
3週齢ダイズ植物(5体の複製)にそれぞれのテスト溶液をスプレーした。テスト溶液は、配合テスト化合物および補助剤Mero(0.1%v/v)を含有していた。植物を、22℃で14時間の日長の温室条件下で保持した。適用から29日後に、植物当たりの莢の個々の数およびサイズを計測した。追加的に、個別の植物の根系全体をスキャンし、イメージ分析ソフトウェア「WinRhizo」(Regent Instruments Inc.,2009)により分析した。
テスト化合物での処理は、植物当たりで全体的により多くのより大きい莢をもたらした。より長い莢(種子の数に関連していた)の平均数が増加した。
Figure 2013527208
植物のキャパシティの全体的な増加は根系の増大にも反映されていた。
Figure 2013527208
実施例B4:ダイズ(ダイズ(Glycine max))への土壌施用/根系への効果
3体の2週齢のダイズ植物を「rhizoboxes」(およそ12Lの土壌体積)に移植した。1日後、0.12mg AIの化合物T1.070(GはCO2Etである)を各植物に適用(潅注)した。植物を、22℃で14時間の日長の温室条件下で保持した。30DAAに、rhizobox当たりの全根系をスキャンし、イメージ分析ソフトウェア「WinRhizo」(Regent Instruments Inc.,2009)により分析した。
種々の根パラメータの計測値が、明らかに増強された根系に対する視覚的な印象を裏付けていた:
Figure 2013527208
増強した植物の成長もまた、強化された苗条の成長により観察された。
Figure 2013527208
実施例B5:インゲンマメ(Phaseolus vulgaris)への土壌施用/開花および植物生理学への影響
4体の二週齢インゲンマメ植物を、土壌施用(潅注)として0.01mg AI/植物で処理した。植物を、22℃で14時間の日長の温室条件下で保持した。15DAAに、花の発育段階を査定した。25DAAに、植物の光合成能力(NDVI、NIR)を計測した。
Figure 2013527208
これらの化合物での処理でインゲンマメ植物のより早期でより一様な開花ステージがもたらされた。追加的に、植物の光合成能力が改善方向に影響された可能性があった。
実施例B6:
ダイズ(ダイズ(Glycine max))への葉面施用/水の消費、植物丈、クロロフィル含有量に対する効果
ダイズ植物を、70%相対湿度で、14時間の昼間の間は22℃および10時間の夜間の間は20℃とした人工気候室内で栽培した。播種から21日後に、植物に、標準EC050として配合した100ga/haのテスト化合物をスプレーした。水状態はすべてのポットについてスプレー前に調節し、植物には、スプレー後はそれ以上水を与えなかった。制御された環境下でさらに26日間栽培した後、植物丈、3番目の三出葉のクロロフィル含有量および水の消費を測定した。
Figure 2013527208
テスト化合物で処理したダイズ植物は、未処理の対照と比して、テスト期間中に摂取した水は10%以下減少していた。水の消費が少ないにも関わらず、植物の成長は同様であり、未処理の植物の植物丈に対する処理済みの植物の植物丈は評価時に互角であった。処理済みの植物のクロロフィル含有量は未処理の対照と比して顕著に高かった。
実施例B7:
春コムギへの葉面施用/水の消費、植物丈への影響
コムギ植物を、70%相対湿度で、14時間の昼間および10時間の夜間の間を18℃とした人工気候室内で栽培した。播種から21日後に、植物に、標準EC050として配合した50ga/haのテスト化合物をスプレーした。水状態はすべてのポットについてスプレー前に調節し、植物には、スプレー後はそれ以上水を与えなかった。制御された環境下でさらに26日間栽培した後、植物丈、および水の消費を測定した。
Figure 2013527208
テスト化合物で処理した春コムギ植物は、未処理の対照と比して、テスト期間中に摂取した水は5.8%以下減少していた。水の消費が少ないにも関わらず、植物の成長は同様であり、評価時で、未処理の植物に対して処理済みの植物ではわずかに高かった。

Claims (9)

  1. 植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に、式Iの化合物
    Figure 2013527208
    (式中、Qは、iまたはiiまたはiiiであり、
    Figure 2013527208
    X、YおよびZは、相互に独立して、C1~4アルキル、C3~6シクロアルキル、C1~4ハロアルキル、C1~4アルコキシ、ハロゲン、フェニル、または、C1~4アルキル、C1~4ハロアルキル、ハロゲンあるいはシアノで置換されたフェニルであり;
    mおよびnは、相互に独立して、0、1、2または3であり、かつ、m+nは、0、1、2または3であり;
    Gは、水素、金属、アンモニウム、スルホニウム塩または保護基であり;
    Rは、水素、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C1~6シアノアルキル、ベンジル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルキル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルコキシ(C1~4)アルキルまたはGから選択される基であり;
    Aは、C1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル(C1~4)アルキル、またはC3~6シクロアルキル−(C1~4)アルキルであって、ここで、シクロアルキル部分において、メチレン基はO、SあるいはNR0によって置換されており、ここで、R0はC1~6アルキルもしくはC1~6アルコキシであるか、または、Aは、C2~6アルケニル、C2~6ハロアルケニル、C3~6アルキニル、C1~6シアノアルキル、ベンジル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルキル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルコキシ(C1~4)アルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、C1~6アルキルカルボニル、C1~6アルコキシカルボニル、C3~6シクロ−アルキルカルボニル、N−ジ(C1~6アルキル)カルバモイル、ベンゾイル、C1~6アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、C1~4アルキルチオ(C1~4)アルキル、C1~4アルキルスルフィニル(C1~4)アルキルあるいはC1~4アルキルスルホニル(C1~4)アルキルであり;および、Qがiiである場合、Aもまた、水素、フラニル−(C1~4)アルキル、テトラヒドロ−チオフラニル、テトラヒドロ−チオピラニルあるいは1−(C1~4)アルコキシ−ピペリジン−4−イルであり得;ならびに
    1、R2、R3およびR4は、相互に独立して、水素もしくはメチルであるか;
    または、農芸化学的に許容可能な塩もしくはそのN−オキシドである)
    を適用することにより作物植物を増強する方法。
  2. 植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に、式Iの化合物を適用するステップを含む、請求項1に記載の植物収穫量を改善する方法。
  3. 植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に、式Iの化合物を適用するステップを含む、請求項1に記載の植物活力および/または植物品質および/または植物のストレス因子に対する許容性を向上させる方法。
  4. 植物が干ばつ条件に対する向上した許容性を有する、請求項3に記載の方法。
  5. 植物、植物の部位、植物繁殖体または植物の生息地に、式Iの化合物を適用するステップを含む、請求項1に記載の一様な開花を可能とする方法。
  6. 式Iの化合物において、Qがiまたはiiiである、請求項1に記載の方法。
  7. 式Iの化合物において、Rが、水素、メチル、エチル、トリフルオロメチル、アリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチルまたはメトキシエチルであり、Xが、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、ブロモまたはクロロであり、YおよびZが、相互に独立して、メチル、エチル、シクロプロピル、メトキシ、フルオロ、クロロ、ブロモ、フェニル、または、ハロゲンもしくはC1〜C2アルキルにより置換されているフェニルであり、Gが水素であり、および、Aが、好ましくはC1~6アルキル、C1~6ハロアルキル、C3~6シクロアルキル、C3~6シクロアルキル(C1~4)アルキルまたはC3~6シクロアルキル(C1~4)アルキルであり、ここで、シクロアルキル部分において、メチレン基はO、SあるいはNR0によって置換されており、ここで、R0はC1~6アルキルもしくはC1~6アルコキシであるか、または、Aが、C2~6アルケニル、C3~6アルキニル、ベンジル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルキル、C1~4アルコキシ(C1~4)アルコキシ(C1~4)アルキル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニルあるいはC1~4アルキルチオ(C1~4)アルキル、特にメチル、エチル、イソプロピル、トリフルオロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−フルオロエチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロプロピルメチル、シクロブチルメチル、シクロペンチルメチル、シクロヘキシルメチル、オキセタン−3−イルメチル、テトラヒドロフラン−2−イルメチル、テトラヒドロピラン−2−イルメチル、テトラヒドロフラン−3−イルメチル、テトラヒドロピラン−3−イルメチル、テトラヒドロピラン−4−イルメチル、アリル、プロパルギル、ベンジル、メトキシメチル、エトキシメチル、メトキシエチル、メトキシプロピル、メトキシエトキシメチル、メトキシメトキシエチル、オキセタニル−3−イル、テトラヒドロフラン−2−イル、テトラヒドロピラン−2−イル、テトラヒドロフラン−3−イル、テトラヒドロピラン−4−イルあるいはメチルチオエチルであり;
    Qがiiである場合、Aが、好ましくは、水素、フラニル(C1~4)アルキル、テトラヒドロ−チオフラニル、テトラヒドロ−チオピラニルまたは1−(C1~4)アルコキシ−ピペリジン−4−イル、特に水素、フラン−2−イルメチル、フラン−3−イルメチル、テトラヒドロ−チオピラン−4−イルメチルまたは1−メトキシ−ピペリジン−4−イルであってもよい、請求項1に記載の方法。
  8. 式Iの化合物が、農学的に許容可能なキャリアをさらに含む組成物の形態で適用される、請求項1に記載の方法。
  9. 植物収穫量、植物活力、植物品質および/または植物のストレス因子に対する許容性を向上するため、ならびに、一様な開花を可能とするための式Iの化合物の使用。
JP2013512815A 2010-05-31 2011-05-12 作物を増強する方法 Ceased JP2013527208A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP10164500 2010-05-31
EP10164500.0 2010-05-31
PCT/EP2011/057704 WO2011151146A1 (en) 2010-05-31 2011-05-12 Method of crop enhancement

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013527208A true JP2013527208A (ja) 2013-06-27

Family

ID=44343050

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013512815A Ceased JP2013527208A (ja) 2010-05-31 2011-05-12 作物を増強する方法

Country Status (8)

Country Link
US (1) US20140018242A1 (ja)
EP (1) EP2575468A1 (ja)
JP (1) JP2013527208A (ja)
KR (1) KR20130080485A (ja)
CN (1) CN103002741A (ja)
AR (1) AR081503A1 (ja)
BR (1) BR112012030408A2 (ja)
WO (1) WO2011151146A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020537638A (ja) * 2017-10-18 2020-12-24 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 殺虫/殺ダニ特性を有する活性化合物の組合せ

Families Citing this family (185)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TW201208573A (en) * 2010-05-31 2012-03-01 Syngenta Participations Ag Pesticidal compositions
WO2014191271A1 (en) * 2013-05-28 2014-12-04 Syngenta Participations Ag Use of tetramic acid derivatives as nematicides
DE102014009813A1 (de) * 2014-07-03 2016-01-07 Biopract Gmbh Verfahren zur Prophylaxe von Pilzinfektionen bei Nutz- und Zierpflanzen, bevorzugt beim Weinbau, sowie bei Gehölzen
AU2017357503B2 (en) 2016-11-11 2022-02-17 Bayer Animal Health Gmbh New anthelmintic quinoline-3-carboxamide derivatives
US20190382358A1 (en) 2016-12-16 2019-12-19 Bayer Cropscience Aktiengesellschaft Heterocyclic compounds as pesticides
GB201622007D0 (en) * 2016-12-22 2017-02-08 And See Cambridge Display Tech Ltd Syngenta Participations Ag Polymorphs
TWI782983B (zh) 2017-04-27 2022-11-11 德商拜耳廠股份有限公司 雜芳基苯基胺基喹啉及類似物
BR112019023030A2 (pt) 2017-05-03 2020-06-02 Bayer Aktiengesellschaft Sililmetilfenoxiquinolinas trissubstituídas e análogos
WO2018202715A1 (en) 2017-05-03 2018-11-08 Bayer Aktiengesellschaft Trisubstitutedsilylbenzylbenzimidazoles and analogues
US20200231607A1 (en) 2017-05-03 2020-07-23 Bayer Aktiengesellschaft Trisubstitutedsilylheteroaryloxyquinolines and analogues
JP7210483B2 (ja) 2017-06-30 2023-01-23 バイエル・アニマル・ヘルス・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 新規アザキノリン誘導体
EP3284739A1 (de) 2017-07-19 2018-02-21 Bayer CropScience Aktiengesellschaft Substituierte (het)arylverbindungen als schädlingsbekämpfungsmittel
US11254661B2 (en) 2017-08-04 2022-02-22 Bayer Animal Health Gmbh Quinoline derivatives for treating infections with helminths
US11849724B2 (en) 2017-08-17 2023-12-26 Bayer Cropscience Lp Liquid fertilizer-dispersible compositions and methods thereof
CN111108106B (zh) 2017-08-22 2023-02-03 拜耳公司 作为害虫防治剂的杂环衍生物
AU2018344370C1 (en) 2017-10-04 2023-04-27 Bayer Aktiengesellschaft Derivatives of heterocyclic compounds as pest control agents
SI3697217T1 (sl) 2017-10-18 2021-11-30 Bayer Aktiengesellschaft Kombinacije aktivnih spojin, za insekticidnimi/akaricidnimi lastnostmi
BR112020007544B1 (pt) 2017-10-18 2023-12-05 Bayer Aktiengesellschaft Combinações de composto ativo sinérgicas, seus usos, método para controlar pragas animais ou microbianas, e processo para preparar um agente de proteção de cultura
EP3473100A1 (en) 2017-10-18 2019-04-24 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations having insecticidal/acaricidal properties
TWI788432B (zh) 2017-10-18 2023-01-01 德商拜耳廠股份有限公司 具有殺昆蟲/殺蟎性質之活性化合物組合(一)
TW201930279A (zh) 2017-10-18 2019-08-01 德商拜耳廠股份有限公司 具有殺昆蟲/殺蟎性質之活性化合物組合(三)
EP3710432A1 (en) 2017-11-13 2020-09-23 Bayer Aktiengesellschaft Tetrazolylpropyl derivatives and their use as fungicides
WO2019105875A1 (en) 2017-11-28 2019-06-06 Bayer Aktiengesellschaft Heterocyclic compounds as pesticides
AU2018376146A1 (en) 2017-11-29 2020-05-28 Bayer Aktiengesellschaft Nitrogenous heterocycles as a pesticide
TW201927768A (zh) 2017-12-21 2019-07-16 德商拜耳廠股份有限公司 三取代矽基甲基雜芳氧基喹啉及類似物
BR112020016234A2 (pt) 2018-02-12 2020-12-15 Bayer Aktiengesellschaft Oxadiazóis fungicidas
WO2019162228A1 (en) 2018-02-21 2019-08-29 Bayer Aktiengesellschaft 1-(5-substituted imidazol-1-yl)but-3-en derivatives and their use as fungicides
WO2019162174A1 (de) 2018-02-21 2019-08-29 Bayer Aktiengesellschaft Kondensierte bicyclische heterocyclen-derivate als schädlingsbekämpfungsmittel
MX2020009320A (es) 2018-03-08 2020-10-07 Bayer Ag Uso de compuestos heteroarilo-triazol y heteroarilo-tetrazol como plaguicidas para la proteccion de plantas.
CN111886238A (zh) 2018-03-12 2020-11-03 拜耳公司 作为害虫防治剂的稠合双环杂环衍生物
CA3096497A1 (en) 2018-04-10 2019-10-17 Bayer Aktiengesellschaft Oxadiazoline derivatives
IL298250A (en) 2018-04-12 2023-01-01 Bayer Ag n-(cyclopropylmethyl)-5-(methylsulfonyl)-n-{1-[1-(pyrimidin-2-yl)-h1-1, 2, 4-triazol-5-yl]ethyl}benzamide derivatives and pyridine-carboxamide derivatives Compatible as pest killers
BR112020019390A2 (pt) 2018-04-13 2021-01-05 Bayer Aktiengesellschaft Combinações de ingredientes ativos com propriedades inseticidas, nematicidas e acaricidas
WO2019197615A1 (de) 2018-04-13 2019-10-17 Bayer Aktiengesellschaft Wirkstoffkombinationen mit fungiziden, insektiziden und akariziden eigenschaften
UY38184A (es) 2018-04-17 2019-10-31 Bayer Ag Compuestos heteroarilo-triazol y heteroarilo-tetrazol novedosos como plaguicidas
MX2020011060A (es) 2018-04-20 2020-11-06 Bayer Ag Compuestos de heteroaril-triazol y heteroaril-tetrazol como plaguicidas.
EP3820868A1 (de) 2018-04-20 2021-05-19 Bayer Aktiengesellschaft Heterocyclen-derivate als schädlingsbekämpfungsmittel
UA127065C2 (uk) 2018-04-25 2023-03-29 Баєр Акціенгезельшафт Нові гетероарил-триазольні та гетероарил-тетразольні сполуки як пестициди
PT3790874T (pt) 2018-05-09 2023-05-31 Bayer Animal Health Gmbh Derivados de quinolina antelmínticos
WO2019224143A1 (de) 2018-05-24 2019-11-28 Bayer Aktiengesellschaft Wirkstoffkombinationen mit insektiziden, nematiziden und akariziden eigenschaften
CA3104880A1 (en) 2018-06-25 2020-01-02 Bayer Cropscience Lp Seed treatment method
EP3586630A1 (en) 2018-06-28 2020-01-01 Bayer AG Active compound combinations having insecticidal/acaricidal properties
KR20210031475A (ko) 2018-07-05 2021-03-19 바이엘 악티엔게젤샤프트 항박테리아제로서의 치환된 티오펜카르복스아미드 및 유사체
WO2020020813A1 (en) 2018-07-25 2020-01-30 Bayer Aktiengesellschaft Fungicidal active compound combinations
WO2020020816A1 (en) 2018-07-26 2020-01-30 Bayer Aktiengesellschaft Novel triazole derivatives
WO2020043650A1 (en) 2018-08-29 2020-03-05 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations having insecticidal/acaricidal properties
AU2019339186A1 (en) 2018-09-13 2021-03-25 Bayer Aktiengesellschaft Heterocyclene derivatives as pest control agents
WO2020057939A1 (en) 2018-09-17 2020-03-26 Bayer Aktiengesellschaft Use of the fungicide isoflucypram for controlling claviceps purpurea and reducing sclerotia in cereals
WO2020070050A1 (en) 2018-10-01 2020-04-09 Bayer Aktiengesellschaft Fungicidal 5-substituted imidazol-1-yl carbinol derivatives
EP3636644A1 (de) 2018-10-11 2020-04-15 Bayer Aktiengesellschaft Mesoionische imidazopyridine als insektizide
WO2020078839A1 (de) 2018-10-16 2020-04-23 Bayer Aktiengesellschaft Wirkstoffkombinationen
AR116746A1 (es) 2018-10-18 2021-06-09 Bayer Ag Heteroarilaminoquinolinas y análogos de las mismas
CN112996782A (zh) 2018-10-18 2021-06-18 拜耳公司 吡啶基苯基氨基喹啉及类似物
TW202028193A (zh) 2018-10-20 2020-08-01 德商拜耳廠股份有限公司 氧雜環丁基苯氧基喹啉及類似物
EP3643711A1 (en) 2018-10-24 2020-04-29 Bayer Animal Health GmbH New anthelmintic compounds
AR117169A1 (es) 2018-11-28 2021-07-14 Bayer Ag (tio)amidas de piridazina como compuestos fungicidas
MX2021006668A (es) 2018-12-07 2021-07-07 Bayer Ag Composiciones herbicidas.
PL3890489T3 (pl) 2018-12-07 2023-05-08 Bayer Aktiengesellschaft Kompozycje herbicydowe
EP3620052A1 (en) 2018-12-12 2020-03-11 Bayer Aktiengesellschaft Use of phenoxypyridinyl-substituted (1h-1,2,4-triazol-1-yl)alcohols for controlling fungicidal diseases in maize
WO2020126980A1 (en) 2018-12-18 2020-06-25 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations having insecticidal/acaricidal properties
EP3898620A1 (en) 2018-12-20 2021-10-27 Bayer Aktiengesellschaft Heterocyclyl pyridazine as fungicidal compounds
EP3669652A1 (en) 2018-12-21 2020-06-24 Bayer AG Active compound combination
US20220144815A1 (en) 2018-12-21 2022-05-12 Bayer Aktiengesellschaft 1,3,4-oxadiazoles and their derivatives as new antifungal agents
EP3679789A1 (en) 2019-01-08 2020-07-15 Bayer AG Active compound combinations
EP3679793A1 (en) 2019-01-08 2020-07-15 Bayer AG Active compound combinations
EP3679792A1 (en) 2019-01-08 2020-07-15 Bayer AG Active compound combinations
EP3679790A1 (en) 2019-01-08 2020-07-15 Bayer AG Active compound combinations
EP3679791A1 (en) 2019-01-08 2020-07-15 Bayer AG Active compound combinations
EP3545764A1 (en) 2019-02-12 2019-10-02 Bayer AG Crystal form of 2-({2-fluoro-4-methyl-5-[(r)-(2,2,2-trifluoroethyl)sulfinyl]phenyl}imino)-3-(2,2,2- trifluoroethyl)-1,3-thiazolidin-4-one
AU2020228119A1 (en) 2019-02-26 2021-09-16 Bayer Aktiengesellschaft Condensed bicyclic heterocyclic derivatives as pest control agents
WO2020173860A1 (en) 2019-02-26 2020-09-03 Bayer Aktiengesellschaft Fused bicyclic heterocycle derivatives as pesticides
WO2020178067A1 (en) 2019-03-01 2020-09-10 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations having insecticidal/acaricidal properties
AR118247A1 (es) 2019-03-05 2021-09-22 Bayer Ag Combinación de compuestos activos
WO2020182929A1 (en) 2019-03-13 2020-09-17 Bayer Aktiengesellschaft Substituted ureas and derivatives as new antifungal agents
WO2020187656A1 (en) 2019-03-15 2020-09-24 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations having insecticidal/acaricidal properties
EP3564225A1 (en) 2019-03-21 2019-11-06 Bayer Aktiengesellschaft Crystalline form of spiromesifen
EP3725788A1 (en) 2019-04-15 2020-10-21 Bayer AG Novel heteroaryl-substituted aminoalkyl azole compounds as pesticides
WO2020225428A1 (en) 2019-05-08 2020-11-12 Bayer Aktiengesellschaft High spreading ulv formulations for insecticides
CN113840533A (zh) 2019-05-08 2021-12-24 拜耳公司 活性化合物结合物
WO2020231751A1 (en) 2019-05-10 2020-11-19 Bayer Cropscience Lp Active compound combinations
WO2020229398A1 (de) 2019-05-14 2020-11-19 Bayer Aktiengesellschaft (1-alkenyl)-substituierte pyrazole und triazole als schädlingsbekämpfungsmittel
EP3750888A1 (en) 2019-06-12 2020-12-16 Bayer Aktiengesellschaft Crystalline form a of 1,4-dimethyl-2-[2-(pyridin-3-yl)-2h-indazol-5-yl]-1,2,4-triazolidine-3,5-dione
BR112021025700A2 (pt) 2019-06-21 2022-02-08 Bayer Ag Hidróxi-isoxazolinas e derivados das mesmas
WO2020254488A1 (en) 2019-06-21 2020-12-24 Bayer Aktiengesellschaft Hydroxyisoxazolines and use thereof as fungicides
EP3986875A1 (en) 2019-06-21 2022-04-27 Bayer Aktiengesellschaft Phenoxyphenyl hydroxyisoxazolines and analogues as new antifungal agents
BR112021025317A2 (pt) 2019-06-21 2022-03-15 Bayer Ag Tienilhidroxiisoxazolinas e derivados das mesmas
WO2020254494A1 (en) 2019-06-21 2020-12-24 Bayer Aktiengesellschaft Fungicidal oxadiazoles
WO2020254492A1 (en) 2019-06-21 2020-12-24 Bayer Aktiengesellschaft Hydroxyisoxazolines and derivatives thereof
BR112021025333A2 (pt) 2019-06-21 2022-05-24 Bayer Ag Benzilfenil hidróxi-isoxazolinas e análogos como novos agentes antifúngicos
BR112021025242A2 (pt) 2019-06-21 2022-01-25 Bayer Ag Hidróxi-isoxazolinas e derivados das mesmas
BR112021026165A2 (pt) 2019-06-24 2022-02-15 Univ Auburn Cepa bacillus e métodos de seu uso para promoção do crescimento de planta
EP3608311A1 (en) 2019-06-28 2020-02-12 Bayer AG Crystalline form a of n-[4-chloro-3-[(1-cyanocyclopropyl)carbamoyl]phenyl]-2-methyl-4-methylsulfonyl-5-(1,1,2,2,2-pentafluoroethyl)pyrazole-3-carboxamide
EP3994130A1 (en) 2019-07-03 2022-05-11 Bayer Aktiengesellschaft Substituted thiophene carboxamides and derivatives thereof as microbicides
CA3145581A1 (en) 2019-07-04 2021-01-07 Bayer Aktiengesellschaft Herbicidal compositions
EP4003966A1 (de) 2019-07-22 2022-06-01 Bayer Aktiengesellschaft 5-amino substituierte pyrazole und triazole als schädlingsbekämpfungsmittel
KR20220038403A (ko) 2019-07-23 2022-03-28 바이엘 악티엔게젤샤프트 살충제로서의 신규 헤테로아릴-트리아졸 화합물
JP2022541808A (ja) 2019-07-23 2022-09-27 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 農薬としての新規ヘテロアリール-トリアゾール化合物
EP3771714A1 (de) 2019-07-30 2021-02-03 Bayer AG Stickstoffhaltige heterocyclen als schädlingsbekämpfungsmittel
TW202120490A (zh) 2019-07-30 2021-06-01 德商拜耳動物保健有限公司 新穎異喹啉衍生物
EP3701796A1 (en) 2019-08-08 2020-09-02 Bayer AG Active compound combinations
WO2021058659A1 (en) 2019-09-26 2021-04-01 Bayer Aktiengesellschaft Rnai-mediated pest control
WO2021069567A1 (en) 2019-10-09 2021-04-15 Bayer Aktiengesellschaft Novel heteroaryl-triazole compounds as pesticides
CN114728928A (zh) 2019-10-09 2022-07-08 拜耳公司 作为农药的新的杂芳基***化合物
TW202128650A (zh) 2019-10-11 2021-08-01 德商拜耳動物保健有限公司 作為殺蟲劑之新穎的雜芳基取代之吡𠯤衍生物
JP2023501978A (ja) 2019-11-07 2023-01-20 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 動物害虫駆除用の置換スルホニルアミド
WO2021097162A1 (en) 2019-11-13 2021-05-20 Bayer Cropscience Lp Beneficial combinations with paenibacillus
TW202134226A (zh) 2019-11-18 2021-09-16 德商拜耳廠股份有限公司 作為殺蟲劑之新穎雜芳基-***化合物
TW202136248A (zh) 2019-11-25 2021-10-01 德商拜耳廠股份有限公司 作為殺蟲劑之新穎雜芳基-***化合物
CR20220294A (es) 2019-12-20 2022-08-03 Bayer Ag Tiofenocarboxamidas sustituidas y sus derivados
US20230072245A1 (en) 2019-12-20 2023-03-09 Bayer Aktiengesellschaft Thienyloxazolones and analogues
EP3845304A1 (en) 2019-12-30 2021-07-07 Bayer AG Capsule suspension concentrates based on polyisocyanates and biodegradable amine based cross-linker
JP2023513624A (ja) 2020-02-18 2023-03-31 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 殺有害生物剤としてのヘテロアリール-トリアゾール化合物
EP3868207A1 (de) 2020-02-24 2021-08-25 Bayer Aktiengesellschaft Verkapselte pyrethroide mit verbesserter wirksamkeit bei boden- und blattanwendungen
EP3708565A1 (en) 2020-03-04 2020-09-16 Bayer AG Pyrimidinyloxyphenylamidines and the use thereof as fungicides
BR112022020315A2 (pt) 2020-04-09 2022-12-13 Bayer Animal Health Gmbh Novos compostos anti-helmínticos
WO2021209368A1 (en) 2020-04-16 2021-10-21 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations and fungicide compositions comprising those
WO2021209365A1 (en) 2020-04-16 2021-10-21 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations and fungicide compositions comprising those
CN115551355A (zh) 2020-04-16 2022-12-30 拜耳公司 活性化合物结合物和包含它们的杀真菌剂组合物
WO2021209490A1 (en) 2020-04-16 2021-10-21 Bayer Aktiengesellschaft Cyclaminephenylaminoquinolines as fungicides
WO2021209366A1 (en) 2020-04-16 2021-10-21 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations and fungicide compositions comprising those
UY39169A (es) 2020-04-16 2021-11-30 Bayer Ag Combinaciones de compuestos activos, composiciones fungicidas que los comprenden, uso de las mismas y métodos para controlar microorganismos
MX2022013157A (es) 2020-04-21 2022-11-16 Bayer Ag Derivados de heterociclos condensados sustituidos con 2-(het)arilo como plaguicidas.
TW202208347A (zh) 2020-05-06 2022-03-01 德商拜耳廠股份有限公司 作為殺蟲劑之新穎雜芳基***化合物
BR112022022595A2 (pt) 2020-05-06 2022-12-20 Bayer Ag Piridina (tio)amidas como compostos fungicidas
EP4149929A1 (en) 2020-05-12 2023-03-22 Bayer Aktiengesellschaft Triazine and pyrimidine (thio)amides as fungicidal compounds
EP4153566A1 (en) 2020-05-19 2023-03-29 Bayer CropScience Aktiengesellschaft Azabicyclic(thio)amides as fungicidal compounds
CN115803320A (zh) 2020-06-04 2023-03-14 拜耳公司 作为新的杀真菌剂的杂环基嘧啶类和杂环基三嗪类
CA3186659A1 (en) 2020-06-10 2021-12-16 Bayer Aktiengesellschaft Azabicyclyl-substituted heterocycles as fungicides
JP2023532224A (ja) 2020-06-18 2023-07-27 バイエル、アクチエンゲゼルシャフト 新規殺菌剤としてのオキサジアジニルピリダジン
UY39275A (es) 2020-06-19 2022-01-31 Bayer Ag 1,3,4-oxadiazol pirimidinas como fungicidas, procesos e intermediarios para su preparación, métodos de uso y usos de los mismos
WO2021255091A1 (en) 2020-06-19 2021-12-23 Bayer Aktiengesellschaft 1,3,4-oxadiazoles and their derivatives as fungicides
UY39276A (es) 2020-06-19 2022-01-31 Bayer Ag Uso de compuestos de 1,3,4–oxadiazol–2–ilpirimidina para controlar microorganismos fitopatógenos, métodos de uso y composiciones.
BR112022025710A2 (pt) 2020-06-19 2023-03-07 Bayer Ag 1,3,4-oxadiazol pirimidinas e 1,3,4-oxadiazol piridinas como fungicidas
EP3929189A1 (en) 2020-06-25 2021-12-29 Bayer Animal Health GmbH Novel heteroaryl-substituted pyrazine derivatives as pesticides
US20230247986A1 (en) 2020-06-26 2023-08-10 Bayer Aktiengesellschaft Aqueous capsule suspension concentrates comprising biodegradable ester groups
CN116033828A (zh) 2020-07-02 2023-04-28 拜耳公司 作为害虫防治剂的杂环衍生物
WO2022033991A1 (de) 2020-08-13 2022-02-17 Bayer Aktiengesellschaft 5-amino substituierte triazole als schädlingsbekämpfungsmittel
WO2022053453A1 (de) 2020-09-09 2022-03-17 Bayer Aktiengesellschaft Azolcarboxamide als schädlingsbekämpfungsmittel
WO2022058327A1 (en) 2020-09-15 2022-03-24 Bayer Aktiengesellschaft Substituted ureas and derivatives as new antifungal agents
EP3974414A1 (de) 2020-09-25 2022-03-30 Bayer AG 5-amino substituierte pyrazole und triazole als schädlingsbekämpfungsmittel
EP3915371A1 (en) 2020-11-04 2021-12-01 Bayer AG Active compound combinations and fungicide compositions comprising those
EP3994987A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer AG Agrochemical composition with improved drift and uptake properties
EP3994991A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer Aktiengesellschaft Agrochemical composition with improved drift, spreading, uptake and rainfastness properties
EP3994995A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer Aktiengesellschaft Low drift, rainfastness, high spreading, high uptake and ulv tank mix adjuvant formulation
EP3994990A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer AG Agrochemical composition with improved drift, spreading and uptake properties
EP3994985A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer Aktiengesellschaft Agrochemical composition with improved drift properties
EP3994994A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer Aktiengesellschaft Low drift, rainfastness, high spreading, high uptake and ulv tank mix adjuvant formulation
EP3994986A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer Aktiengesellschaft Agrochemical composition with improved drift and spreading properties
EP3994993A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer Aktiengesellschaft Low drift, rainfastness, high spreading and ulv tank mix adjuvant formulation
EP3994992A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer AG Low drift, rainfastness, high uptake and ulv tank mix adjuvant formulation
EP3994988A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer AG Agrochemical composition with improved drift, spreading and rainfastness properties
EP3994989A1 (en) 2020-11-08 2022-05-11 Bayer AG Agrochemical composition with improved drift, rainfastness and uptake properties
EP3915971A1 (en) 2020-12-16 2021-12-01 Bayer Aktiengesellschaft Phenyl-s(o)n-phenylamidines and the use thereof as fungicides
WO2022129196A1 (en) 2020-12-18 2022-06-23 Bayer Aktiengesellschaft Heterobicycle substituted 1,2,4-oxadiazoles as fungicides
WO2022129188A1 (en) 2020-12-18 2022-06-23 Bayer Aktiengesellschaft 1,2,4-oxadiazol-3-yl pyrimidines as fungicides
WO2022129190A1 (en) 2020-12-18 2022-06-23 Bayer Aktiengesellschaft (hetero)aryl substituted 1,2,4-oxadiazoles as fungicides
WO2022152728A1 (de) 2021-01-15 2022-07-21 Bayer Aktiengesellschaft Herbizide zusammensetzungen
EP4036083A1 (de) 2021-02-02 2022-08-03 Bayer Aktiengesellschaft 5-oxy substituierte hetereozyklen, als schädlingsbekämpfungsmittel
WO2022207496A1 (en) 2021-03-30 2022-10-06 Bayer Aktiengesellschaft 3-(hetero)aryl-5-chlorodifluoromethyl-1,2,4-oxadiazole as fungicide
WO2022207494A1 (en) 2021-03-30 2022-10-06 Bayer Aktiengesellschaft 3-(hetero)aryl-5-chlorodifluoromethyl-1,2,4-oxadiazole as fungicide
CN117597344A (zh) 2021-05-06 2024-02-23 拜耳公司 烷基酰胺取代的环状咪唑及其作为杀虫剂的用途
AU2022275291A1 (en) 2021-05-10 2023-11-16 Bayer Aktiengesellschaft Herbicide/safener combination based on safeners from the class of substituted [(1,5-diphenyl-1h-1,2,4-triazol-3-yl)oxy]acetic acids and their salts
TW202311258A (zh) 2021-05-12 2023-03-16 德商拜耳廠股份有限公司 作為除蟲劑之經2-(雜)芳基取代之稠合雜環衍生物
CA3228942A1 (en) 2021-08-13 2023-02-16 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combinations and fungicide compositions comprising those
IL310966A (en) 2021-08-25 2024-04-01 Bayer Ag Pyrazyl-triazole as pesticidal compounds
EP4144739A1 (de) 2021-09-02 2023-03-08 Bayer Aktiengesellschaft Anellierte pyrazole als schädlingsbekämpfungsmittel
EP4148052A1 (en) 2021-09-09 2023-03-15 Bayer Animal Health GmbH New quinoline derivatives
WO2023205602A1 (en) 2022-04-18 2023-10-26 Basf Corporation High-load agricultural formulations and methods of making same
EP4265110A1 (en) 2022-04-20 2023-10-25 Bayer AG Water dispersible granules with low melting active ingredients prepared by extrusion
WO2023213626A1 (en) 2022-05-03 2023-11-09 Bayer Aktiengesellschaft Use of (5s)-3-[3-(3-chloro-2-fluorophenoxy)-6-methylpyridazin-4-yl]-5-(2-chloro-4-methylbenzyl)-5,6-dihydro-4h-1,2,4-oxadiazine for controlling unwanted microorganisms
WO2023213670A1 (en) 2022-05-03 2023-11-09 Bayer Aktiengesellschaft Crystalline forms of (5s)-3-[3-(3-chloro-2-fluorophenoxy)-6-methylpyridazin-4-yl]-5-(2-chloro-4-methylbenzyl)-5,6-dihydro-4h-1,2,4-oxadiazine
WO2023217619A1 (en) 2022-05-07 2023-11-16 Bayer Aktiengesellschaft Low drift aqueous liquid formulations for low, medium, and high spray volume application
EP4295683A1 (en) 2022-06-21 2023-12-27 Bayer Aktiengesellschaft Agrochemical formulations comprising crystalline form a of 4-[(6-chloro-3-pyridylmethyl)(2,2-difluoroethyl)amino]furan-2(5h)-one
WO2023237444A1 (en) 2022-06-06 2023-12-14 Bayer Aktiengesellschaft Agrochemical formulations comprising crystalline form a of 4-[(6-chloro-3-pyridylmethyl)(2,2-difluoroethyl)amino]furan-2(5h)-one
WO2024013015A1 (en) 2022-07-11 2024-01-18 Bayer Aktiengesellschaft Herbicidal compositions
WO2024013016A1 (en) 2022-07-11 2024-01-18 Bayer Aktiengesellschaft Herbicidal compositions
KR102493517B1 (ko) * 2022-08-29 2023-01-31 김재현 냉해방지용 친환경 액상조성물 제조방법 및 냉해방지용 친환경 액상조성물
WO2024068473A1 (de) 2022-09-27 2024-04-04 Bayer Aktiengesellschaft Herbizid/safener-kombinationen basierend auf safenern aus der klasse der substituierten [(1,5-diphenyl1h-1,2,4-triazol-3-yl)oxy]essigsäuren sowie deren salze
WO2024068517A1 (en) 2022-09-28 2024-04-04 Bayer Aktiengesellschaft 3-(hetero)aryl-5-chlorodifluoromethyl-1,2,4-oxadiazole as fungicide
WO2024068520A1 (en) 2022-09-28 2024-04-04 Bayer Aktiengesellschaft 3-(hetero)aryl-5-chlorodifluoromethyl-1,2,4-oxadiazole as fungicide
EP4295688A1 (en) 2022-09-28 2023-12-27 Bayer Aktiengesellschaft Active compound combination
WO2024068519A1 (en) 2022-09-28 2024-04-04 Bayer Aktiengesellschaft 3-(hetero)aryl-5-chlorodifluoromethyl-1,2,4-oxadiazole as fungicide
WO2024068518A1 (en) 2022-09-28 2024-04-04 Bayer Aktiengesellschaft 3-heteroaryl-5-chlorodifluoromethyl-1,2,4-oxadiazole as fungicide
EP4353082A1 (en) 2022-10-14 2024-04-17 Bayer Aktiengesellschaft Herbicidal compositions
KR102629781B1 (ko) * 2023-06-21 2024-01-25 임병성 냉해 및 동해 예방용 친환경 식물 영양제 제조방법

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000068196A1 (fr) * 1999-05-11 2000-11-16 Sankyo Company,Limited Dérivés de dihydropyrrole à substitution n
WO2009049851A1 (en) * 2007-10-15 2009-04-23 Syngenta Participations Ag Spiroheterocyclic pyrrolidine dione derivatives useful as pesticides
WO2010052161A2 (en) * 2008-11-06 2010-05-14 Syngenta Participations Ag Herbicidal compositions
JP2012510448A (ja) * 2008-12-02 2012-05-10 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 化合物
JP2012511541A (ja) * 2008-12-12 2012-05-24 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 農薬としてのスピロ複素環式n−オキシピペリジン
JP2013519642A (ja) * 2010-02-10 2013-05-30 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー ビフェニル置換環状ケトエノール類
JP2013519643A (ja) * 2010-02-10 2013-05-30 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー スピロヘテロ環置換テトラミン酸誘導体
JP2013527210A (ja) * 2010-05-31 2013-06-27 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 農薬組成物
JP2013528609A (ja) * 2010-05-31 2013-07-11 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 農薬組成物

Family Cites Families (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BR8600161A (pt) 1985-01-18 1986-09-23 Plant Genetic Systems Nv Gene quimerico,vetores de plasmidio hibrido,intermediario,processo para controlar insetos em agricultura ou horticultura,composicao inseticida,processo para transformar celulas de plantas para expressar uma toxina de polipeptideo produzida por bacillus thuringiensis,planta,semente de planta,cultura de celulas e plasmidio
US4834908A (en) 1987-10-05 1989-05-30 Basf Corporation Antagonism defeating crop oil concentrates
CA1340685C (en) 1988-07-29 1999-07-27 Frederick Meins Dna sequences encoding polypeptides having beta-1,3-glucanase activity
US5169629A (en) 1988-11-01 1992-12-08 Mycogen Corporation Process of controlling lepidopteran pests, using bacillus thuringiensis isolate denoted b.t ps81gg
NZ231804A (en) 1988-12-19 1993-03-26 Ciba Geigy Ag Insecticidal toxin from leiurus quinquestriatus hebraeus
ATE241699T1 (de) 1989-03-24 2003-06-15 Syngenta Participations Ag Krankheitsresistente transgene pflanze
GB8910624D0 (en) 1989-05-09 1989-06-21 Ici Plc Bacterial strains
CA2015951A1 (en) 1989-05-18 1990-11-18 Mycogen Corporation Novel bacillus thuringiensis isolates active against lepidopteran pests, and genes encoding novel lepidopteran-active toxins
ES2074547T3 (es) 1989-11-07 1995-09-16 Pioneer Hi Bred Int Lectinas larvicidas, y resistencia inducida de las plantas a los insectos.
US5639949A (en) 1990-08-20 1997-06-17 Ciba-Geigy Corporation Genes for the synthesis of antipathogenic substances
UA48104C2 (uk) 1991-10-04 2002-08-15 Новартіс Аг Фрагмент днк, який містить послідовність,що кодує інсектицидний протеїн, оптимізовану для кукурудзи,фрагмент днк, який забезпечує направлену бажану для серцевини стебла експресію зв'язаного з нею структурного гена в рослині, фрагмент днк, який забезпечує специфічну для пилку експресію зв`язаного з нею структурного гена в рослині, рекомбінантна молекула днк, спосіб одержання оптимізованої для кукурудзи кодуючої послідовності інсектицидного протеїну, спосіб захисту рослин кукурудзи щонайменше від однієї комахи-шкідника
DE4319263A1 (de) 1992-07-03 1994-01-05 Schoenherr Joerg Pflanzenbehandlungsmittel
AU666040B2 (en) * 1992-10-28 1996-01-25 Bayer Aktiengesellschaft Substituted 1-H-3-aryl-pyrrolidine-2,4-dione derivatives
US5981567A (en) * 1993-07-02 1999-11-09 Bayer Aktiengesellschaft Substituted spiroheterocyclic 1h-3-aryl-pyrrolidine-2,4-dione derivatives and their use as pesticides
US5530195A (en) 1994-06-10 1996-06-25 Ciba-Geigy Corporation Bacillus thuringiensis gene encoding a toxin active against insects
US6063732A (en) 1996-03-15 2000-05-16 Novartis Crop Protection, Inc. Herbicidal synergistic composition and method of weed control
EP1062217B1 (en) 1998-03-13 2003-06-04 Syngenta Participations AG Herbicidally active 3-hydroxy-4-aryl-5-oxopyrazoline derivatives
DE19913036A1 (de) 1999-03-23 2000-09-28 Aventis Cropscience Gmbh Flüssige Zubereitungen und Tensid/Lösungsmittel-Systeme
DE19963381A1 (de) 1999-12-28 2001-07-12 Aventis Cropscience Gmbh Tensid/Lösungsmittel-Systeme
ES2243543T3 (es) 2000-08-25 2005-12-01 Syngenta Participations Ag Hibridos de proteinas cristalinas de bacillus thurigiensis.
WO2003000906A2 (en) 2001-06-22 2003-01-03 Syngenta Participations Ag Plant disease resistance genes
US7230167B2 (en) 2001-08-31 2007-06-12 Syngenta Participations Ag Modified Cry3A toxins and nucleic acid sequences coding therefor
AU2002361696A1 (en) 2001-12-17 2003-06-30 Syngenta Participations Ag Novel corn event
DE102005059471A1 (de) 2005-12-13 2007-07-12 Bayer Cropscience Ag Herbizide Zusammensetzungen mit verbesserter Wirkung
DE102005059469A1 (de) 2005-12-13 2007-06-14 Bayer Cropscience Ag Insektizide Zusammensetzungen mit verbesserter Wirkung
BRPI0706771A2 (pt) * 2006-01-30 2011-04-05 Irm Llc derivados de espiro-imidazóis como moduladores de ppar
EP1886564A1 (de) 2006-08-09 2008-02-13 Bayer CropScience AG Verwendung von Tetramsäurederivaten mit Düngern
EP2112879A2 (de) 2006-09-30 2009-11-04 Bayer CropScience Aktiengesellschaft Verfahren zur bekämpfung von tierischen schädlingen oder phytopathogenen pilzen durch applikation einer agrochemischen zusammensetzung in das kultursubstrat,geeignete formulierung und ihre anwendung
BRPI0720789A2 (pt) 2006-12-14 2014-03-11 Syngenta Participations Ag Herbicidas
DE102007018452A1 (de) 2007-04-17 2008-10-23 Bayer Cropscience Ag Verfahren zur verbesserten Nutzung des Produktionspotentials transgener Pflanzen
UA101346C2 (ru) 2007-12-13 2013-03-25 Сінгента Лімітед 4-фенилпиран-3,5-дионы, 4-фенилтиопиран-3,5-дионы и 2-фенилциклогексан-1,3,5-трионы как гербициды

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000068196A1 (fr) * 1999-05-11 2000-11-16 Sankyo Company,Limited Dérivés de dihydropyrrole à substitution n
WO2009049851A1 (en) * 2007-10-15 2009-04-23 Syngenta Participations Ag Spiroheterocyclic pyrrolidine dione derivatives useful as pesticides
WO2010052161A2 (en) * 2008-11-06 2010-05-14 Syngenta Participations Ag Herbicidal compositions
JP2012510448A (ja) * 2008-12-02 2012-05-10 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 化合物
JP2012511541A (ja) * 2008-12-12 2012-05-24 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 農薬としてのスピロ複素環式n−オキシピペリジン
JP2013519642A (ja) * 2010-02-10 2013-05-30 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー ビフェニル置換環状ケトエノール類
JP2013519643A (ja) * 2010-02-10 2013-05-30 バイエル・インテレクチユアル・プロパテイー・ゲー・エム・ベー・ハー スピロヘテロ環置換テトラミン酸誘導体
JP2013527210A (ja) * 2010-05-31 2013-06-27 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 農薬組成物
JP2013528609A (ja) * 2010-05-31 2013-07-11 シンジェンタ パーティシペーションズ アクチェンゲゼルシャフト 農薬組成物

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020537638A (ja) * 2017-10-18 2020-12-24 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 殺虫/殺ダニ特性を有する活性化合物の組合せ
JP7260532B2 (ja) 2017-10-18 2023-04-18 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 殺虫/殺ダニ特性を有する活性化合物の組合せ

Also Published As

Publication number Publication date
CN103002741A (zh) 2013-03-27
US20140018242A1 (en) 2014-01-16
AR081503A1 (es) 2012-09-19
KR20130080485A (ko) 2013-07-12
BR112012030408A2 (pt) 2015-09-29
WO2011151146A1 (en) 2011-12-08
EP2575468A1 (en) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013527208A (ja) 作物を増強する方法
JP6000242B2 (ja) 農薬組成物
JP6000241B2 (ja) 農薬組成物
JP6184972B2 (ja) 植物成長調節剤化合物としてのストリゴラクタム誘導体
CN102388042A (zh) 用作杀虫剂的螺杂环吡咯烷二酮衍生物
KR102094675B1 (ko) 식물 생장 조절 화합물
US9485989B2 (en) Method of controlling neonicotinoid resistant hemiptera
US20150152091A1 (en) Crop enhancement
JP2013514293A (ja) 有害生物の対処および防除方法
ES2839513T3 (es) Compuestos reguladores del crecimiento vegetal
CN114437056A (zh) 吡啶噁二唑酮类化合物及其应用
CN114163400A (zh) 环己二酮-苯并噻二嗪类化合物及其应用
CN114478506A (zh) 吡啶噁唑类化合物及其应用
WO2020124515A1 (zh) 喹啉衍生物及其制备方法和用途

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140509

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150601

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151110

A045 Written measure of dismissal of application [lapsed due to lack of payment]

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045

Effective date: 20160322