JP2013502418A - 第1及び第2ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物 - Google Patents

第1及び第2ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2013502418A
JP2013502418A JP2012525592A JP2012525592A JP2013502418A JP 2013502418 A JP2013502418 A JP 2013502418A JP 2012525592 A JP2012525592 A JP 2012525592A JP 2012525592 A JP2012525592 A JP 2012525592A JP 2013502418 A JP2013502418 A JP 2013502418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sucrose polyester
hair care
melting point
care composition
sucrose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012525592A
Other languages
English (en)
Inventor
マックス サンケル,ジョージ
賢二 苗村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2013502418A publication Critical patent/JP2013502418A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K8/00Cosmetics or similar toiletry preparations
    • A61K8/18Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
    • A61K8/72Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
    • A61K8/84Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds obtained by reactions otherwise than those involving only carbon-carbon unsaturated bonds
    • A61K8/85Polyesters
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61QSPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
    • A61Q5/00Preparations for care of the hair
    • A61Q5/12Preparations containing hair conditioners
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K2800/00Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
    • A61K2800/40Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
    • A61K2800/59Mixtures
    • A61K2800/594Mixtures of polymers

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Birds (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Cosmetics (AREA)

Abstract

a)30℃を超える融点、及び0〜70のヨウ素価(IV)を有する少なくとも1つの第1ショ糖ポリエステルと、b)30℃以下の融点、及び70超〜約180のヨウ素価(IV)を有する少なくとも1つの第2ショ糖ポリエステルと、c)水性キャリアと、を含むヘアケア組成物であって、コンディショニング効果、特に乾いた毛髪上における摩擦の低減を送達するためのヘアケア組成物。

Description

本発明は、2つの異なるショ糖ポリエステルを含む、コンディショニング効果を送達するためのヘアケア組成物に関する。
ヒトの毛髪は、周囲環境、整髪、乾燥、及び/又は染色ないしは別の方法で化学的に毛髪を処理することによって、乾燥及び/又は損傷する。
毛髪の状態を整えるために様々な取り組みが開発されてきた。コンディショニング効果を提供する一般的な方法は、カチオン性界面活性剤及びポリマー、高融点脂肪族化合物、低融点の油類、シリコーン化合物、並びにこれらの混合物などのコンディショニング剤を含有するヘアケア組成物の使用による。多くの場合、シリコーンは、乾いた毛髪上における摩擦の低減及び滑らかさといったコンディショニング効果を特に提供する、多くのヘアケア組成物向けコンディショニング活性物質として用いられている。しかし、このようなシリコーン化合物のコストは上昇傾向にある。また、環境保護の観点及び/又は消費者の受容の観点から、シリコーン材料などの石油由来のものよりも天然資源由来の材料を用いる傾向がある。
前述を前提にすると、コンディショニング効果、特に乾いた毛髪上における摩擦の低減及び/又は滑らかさを毛髪に提供することができ、シリコーン又はその他のコンディショニング活性物質を置き換えることができ、あるいはそれらと共に使用可能なコンディショニング活性物質に対する必要性が残る。
あるいは、毛髪扱いやすさ効果、例えばボリューム制御、毛髪の梳きやすさ、及び/又は毛髪の整列などを提供することができるヘアケア組成物に対する必要性が残る。
既存の技術には、本発明の利点及び利益の全てを提供するものは存在しない。
本発明は、
a)30℃を超える融点、及び0〜70のヨウ素価(IV:Iodine Value)を有する少なくとも1つの第1ショ糖ポリエステルと、
b)30℃以下の融点、及び70超〜約180のヨウ素価(IV)を有する少なくとも1つの第2ショ糖ポリエステルと、
c)水性キャリアを含むヘアケア組成物。
本発明のヘアケア組成物は、コンディショニング効果、特に乾いた毛髪上における摩擦の低減/滑らかさ、及び/又は毛髪扱いやすさを提供する。
本発明はまた、
30℃を超える融点、及び0〜70のヨウ素価(IV)を有する第1ショ糖ポリエステルと、
30℃以下の融点、及び70超〜約180のヨウ素価(IV)を有する第2ショ糖ポリエステルとの、
毛髪間の摩擦の低減を提供するための水性ヘアケア組成物中での使用にも関する。
本開示を読むことで、本発明のこれら及び他の特徴、態様及び利点が、当業者に明らかになるであろう。
本明細書は、本発明を特に指摘し明確に請求する特許請求の範囲で完結するが、本発明は、以下の説明により、よりよく理解されると考えられる。
百分率、部及び比は全て、特に記述しない限り、本発明の組成物の総重量に基づく。記載の成分に関する、このような全ての重量は、その活性物質の濃度に基づくものであり、そのため特に指示のない限り、市販材料に含まれ得る溶媒、又は副生成物を含まない。用語「重量百分率」は、本明細書では「重量%」として表示されてもよい。
特に指示のない限り、本明細書で使用するとき、全ての分子量は、グラム/モルで表される重量平均分子量である。
本明細書において、「含む」とは、最終結果に影響しない他の工程及び他の成分も加え得ることを意味する。この用語は、「から成る」及び「から本質的に成る」という用語を包含する。本発明の組成物及び方法/プロセスは、本明細書に記載する本発明の要素及び制限、並びに本明細書に記載する追加の若しくは任意の成分、構成要素、工程、又は制限のいずれかを含み、これらからなり、及びこれらから本質的になることができる。
本明細書において、「混合物」は、複数種類の材料の単純な組み合わせと、結果としてそのような組み合わせから生じることがある、あらゆる化合物とを包含するように意図されている。
本発明で使用する場合、用語「ヘアケア組成物」としては、すすぎ洗いコンディショナー、リーブインコンディショナー、スタイリング製品、及び/又は染毛剤が挙げられる。
本明細書で使用するとき、用語「ポリマー」は、1種類のモノマーの重合によって製造される物質、又は2種類以上の種類のモノマーよって製造される物質(即ち、コポリマー)を含むものとする。
本明細書で使用するとき、用語「ヒトの毛髪への適用に好適」とは、そのように記載された組成物又はその構成成分が、過度の毒性、不適応性、不安定性、アレルギー反応などを伴わずに、ヒトの毛髪及び頭皮及び皮膚と接触して使用するのに好適であることを意味する。
スクロースポリエステル
本発明のヘアケア組成物は、少なくとも1つの第1ショ糖ポリエステルと、少なくとも1つの第2ショ糖ポリエステルと、を含む。ショ糖ポリエステルは、自然資源から誘導され、したがって、コンディショニング活性物質としてのショ糖ポリエステルの使用により、環境に対するプラスの影響をもたらすことができる。第1及び第2ショ糖ポリエステルの使用により、第1又は第2ショ糖ポリエステルそれぞれを使用した際と比較して、改善されたコンディショニング効果、特に乾いた毛髪上における摩擦の低減/滑らかさ、及び/又は毛髪扱いやすさが提供されると考えられる。
また、上記改善されたコンディショニング効果は、第1及び第2ショ糖ポリエステルの両方を使用するとき、第1又は第2ショ糖ポリエステルそれぞれを使用するときの付着と比較して、ショ糖ポリエステルの付着の改善によるものとも考えられる。
ショ糖ポリエステルは、脂肪鎖の鎖長、飽和状態、及び派生変数と一体となったショ糖主鎖の周囲に複数の置換位置(最大8か所)を有するポリエステル材料である。
融点
本明細書で有用な第1ショ糖ポリエステルは、30℃を超える(30℃を除く)、好ましくは40℃を超える、より好ましくは50℃を超える融点を有する。第1ショ糖ポリエステルは、好ましくは室温で固形である。
本明細書で有用な第2ショ糖ポリエステルは、30℃以下、好ましくは20℃を下回る、より好ましくは10℃を下回る、更により好ましくは0℃を下回る融点を有する。第2ショ糖ポリエステルは、好ましくは室温で液状である。
ヨウ素価(IV)
本明細書で有用な第1ショ糖ポリエステルは、0〜70、好ましくは約0.1〜約50、より好ましくは約0.1〜約30、更により好ましくは約0.1〜約20、更により好ましくは約0.1〜約10のヨウ素価(「IV」)で表すことができる飽和度を有する。第1ショ糖ポリエステルは、好ましくは高度に飽和されている。
本明細書で有用な第2ショ糖ポリエステルは、70超(70を除く)〜約180、好ましくは約80〜約170、より好ましくは約90〜約160、更により好ましくは約100〜約150のヨウ素価(「IV」)で表すことができる飽和度を有する。第2ショ糖ポリエステルは、好ましくは高度に飽和されていない。
エステル化度
一般に、ショ糖は、ショ糖主鎖の周囲にエステル化できる8つの部位を有する。したがって、本明細書で有用なショ糖ポリエステルは、エステル結合の加水分解に対する化学的安定性を考慮して、複数のエステル化部位、すなわち、約2〜約8、好ましくは約4〜約8、より好ましくは約6〜約8、更により好ましくは約8つの部位を有するものである。エステル化度が高いとその疎水性がより高いため、乾燥コンディショニング効果を提供する観点から好ましいこともある。本明細書で使用するエステル化度は、エステル化部位の数を意味する。
脂肪鎖長
本明細書で有用な第1及び第2ショ糖ポリエステルはそれぞれ、乾燥コンディショニング効果を提供するため、好ましくは約C12〜約C30、より好ましくは約C14〜約C26、更により好ましくは約C16〜約C22の脂肪鎖長を有する。本発明では、「脂肪鎖長を有するショ糖ポリエステル」とは、ショ糖ポリエステルの脂肪鎖の少なくとも約50%、好ましくは少なくとも約60%、より好ましくは少なくとも約70%、更により好ましくは少なくとも約80%が、上で規定する脂肪鎖長を有することを意味する。
市販例
本明細書で有用なこのような第1ショ糖ポリエステルの市販例として、例えば、約60℃の融点、約3のIV、約8のエステル化度、約87%のC18及び約13%のC16を含むアルキル分布を有するP&G ChemicalsからSefose 1618Hとして市販されるもの、並びに、約70℃の融点、約5のIV、約8のエステル化度、約80%のC22及び約20%のC18を含むアルキル分布を有するP&G ChemicalsからSefose 2275Cとして市販されるものが挙げられる。本明細書で有用なこのような第2ショ糖ポリエステルの市販例として、例えば、約−5℃の融点、約135のIV、約8のエステル化度、約86%のC18及び約12%のC16及び約2%のその他を含むアルキル分布を有するP&G ChemicalsからSefose 1618Uとして市販されるもの、並びに、約10℃の融点、約85のIV、約6のエステル化度、約87%のC18及び約13%のC16を含むアルキル分布を有するP&G ChemicalsからSefose 1618Sとして市販されるものが挙げられる。
組成物中の濃度
組成物中の第1及び第2ショ糖ポリエステルの総量は、バランスの取れたコンディショニング効果と毛髪扱いやすさ効果の提供を考慮して、好ましくは組成物の約0.1重量%〜約10重量%、より好ましくは約0.3重量%〜約5重量%、更により好ましくは約0.5重量%〜約2.5重量%、更により好ましくは約0.6重量%〜約2.0重量%である。
重量比
第1ショ糖ポリエステル及び第2ショ糖ポリエステルは様々な割合で使用できる。例えば、第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの重量比は、約1:10〜約10:1、好ましくは約1:5〜約5:1、より好ましくは約1:5〜約2:1、更により好ましくは約1:5〜約1.5:1であってよい。特に摩擦の低減及び/又は滑らかさを提供する観点から、第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの重量比は、好ましくは約1:1.6〜約1:3である。特に毛髪扱いやすさを提供する観点から、第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの重量比は、好ましくは約1:0.7〜約1:1.5である。
ショ糖ポリエステルプレミックス/ブレンド
第1及び第2ショ糖ポリエステルを、キャリアに別々にばらばらに、キャリアに別々に同時に、又はキャリアに均一のブレンドとして同時に加えてよい。均一のブレンドを形成するとき、このブレンドは次の融点及びレオロジー特性を有してよい。組成物中の総量及び重量比などのその他特徴は、上記と同じである。
プレミックス/ブレンドとしての融点
本発明では、摩擦の低減効果を提供する観点から、ブレンドは、約30℃〜約65℃、より好ましくは約35℃〜約60℃、更により好ましくは約37℃〜約58℃の融点を有することが好ましい。あるいは、毛髪扱いやすさを提供する観点から、ブレンドは、約40℃〜約72℃、より好ましくは約45℃〜約65℃、更により好ましくは約47℃〜約60℃の融点を有することが好ましい。
プレミックス/ブレンドとしてのレオロジー
本発明では、特に毛髪扱いやすさ効果の提供を考慮して、ブレンドは一定のレオロジー特性を有することが好ましい。このようなレオロジー特性とは以下のものである。
約100Pa〜約50,000Pa、より好ましくは約1,000Pa〜約40,000Pa、更により好ましくは約5,000Pa〜約30,000Paである0.01HzにおけるG’値
約100Pa〜約100,000Pa、より好ましくは約1,000Pa〜約50,000Pa、更により好ましくは約5,000Pa〜約40,000Paである0.01HzにおけるG”値
約1,000Pa〜約1,000,000Pa、より好ましくは約5,000Pa〜約900,000Pa、更により好ましくは約10,000Pa〜約800,000Paである1HzにおけるG’値
約10,000Pa〜約3,000,000Pa、より好ましくは約50,000Pa〜約1,000,000Pa、更により好ましくは約100,000Pa〜約800,000Paである1HzにおけるG”値
G’及びG”は以下の方法で測定される。
約75℃、又はブレンド中に存在する全ての固体ショ糖ポリエステルが融解し、均質の混合物を形成するために、他の全てのショ糖ポリエステルと良く混合される温度の水浴中で加熱されるステンレス製のビーカーに、ある量及び種類のショ糖ポリエステルを特定の比率で入れてブレンドを調製する。この後、ビーカーを浴から取り外し、室温で冷却する。これらのブレンドからのサンプルを、レオメーターへと移し、G’及びG”を測定する。各ブレンドは、慎重に、各ブレンド組成物へ激しい剪断力を適用するのを避けつつ、レオメータープレートへと移す。本発明の方法で使用するのに好適なレオメーターは、データ記録及び分析を提供する好適なソフトウェアを備えたコンピュータと接続されたハーケ(Haake)RS−150レオストレス・レオメーター(RheoStress Rheometer)である。この試験は35℃の温度で行われ、平衡時間は3分である。レオメーターは、直径35mm、プレートへのギャップ設定140μm(円錐中心から測定)にて、4度のスチールコーンで構成される。0.01Hzを開始点とする角周波数を適用するが、ここでG’及びG”は3回測定され、G’及びG”の平均が、ソフトウェアによって記録される。同様に、これらの測定は10回1組として、0.01Hzから最大で少なくとも1Hzにて繰り返す。全ての測定は、1Paの一定応力にて実施した。
特に好ましいブレンド
摩擦の低減効果を提供する観点から、好ましいブレンドとして、例えば、Sefose 1618HとSefose 1618Uの1:2.3のブレンドが挙げられ、このブレンドは約54℃の融点を有する。
毛髪扱いやすさを提供する観点から、好ましいブレンドとして、例えば、Sefose 1618HとSefose 1618Uの1:1のブレンドが挙げられ、このブレンドは、約50℃の融点を有し、かつこのブレンドは、約10,000Pa及び約24,000Paの0.01HzにおけるG’及びG”値、並びに約56,000Pa及び約395,000Paの1HzにおけるG’及びG”値を有する。
調製方法
第1及び第2ショ糖ポリエステルを、キャリアに単独で別々に、キャリアに単独で同時に、又はキャリアに均一のブレンドとして同時に加えてよい。第1及び/又は第2ショ糖ポリエステルは、単独で又はブレンドとして、キャリアに加える前に乳化してよい。
いずれの場合にも、ショ糖ポリエステルの融点よりも高い温度で、ショ糖ポリエステルをキャリアに加えることが好ましい。例えば、第1ショ糖ポリエステルの融点よりも高い温度で、第1ショ糖ポリエステルをキャリアに加えることが好ましく、第2ショ糖ポリエステルの融点よりも高い温度で、第2ショ糖ポリエステルをキャリアに加えることが好ましい。第1及び第2ショ糖ポリエステルが予め混合され、均質のブレンドが形成されるとき、ブレンドの融点よりも高い温度で、ブレンドをキャリアに加えることが好ましい。
また、予め混合されるとき、例えば、第1ショ糖ポリエステルの融点を超える温度に、均質混合物になるまで加熱することも好ましい。
予め混合され、かつ組成物が、約14〜約30個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと、水性キャリアと共にゲルマトリックスを形成するカチオン性界面活性剤と、を更に含むとき、ゲルマトリックスの形成前にブレンドを加えることが更に好ましい。
上記の好ましい調製方法により、組成物は、より良い乾燥コンディショニング効果、及び均質な製品外観をもたらすと考えられる。
カチオン性界面活性剤
本発明の組成物は、好ましくはカチオン性界面活性剤を含有する。コンディショニング効果を提供する観点から、カチオン性界面活性剤を、約0.2重量%〜約10重量%、好ましくは約0.3重量%〜約8重量%、より好ましくは約0.4重量%〜約5重量%の濃度で、組成物中に含んでよい。
様々なカチオン性界面活性剤を本明細書で用いてよい。このようなカチオン性界面活性剤として、例えば、モノ長鎖アルキル第四級アンモニウム塩及びモノ長鎖アルキルアミン、モノ長鎖アルキルアミドアミン及びその塩などの、1本の長いアルキル鎖(例えば約12〜約40個の炭素原子を有する)を有するモノ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤、並びに、ジセチルジメチルアンモニウムクロリド及びジステアリルジメチルアンモニウムクロリドなどの、2本の長いアルキル鎖(例えば約12〜約40個の炭素原子を有する)を有するジ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤が挙げられる。
様々なカチオン性界面活性剤の中で、モノ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤及びジ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤を含むカチオン性界面活性剤系が好ましいだろう。コンディショニング効果を提供する観点から、この系では、ジ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤とモノ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤の重量比が、約1:1〜約1:20、より好ましくは約1:1〜約1:15、更により好ましくは約1:1〜約1:10の範囲内であることが好ましい。
様々なカチオン性界面活性剤系の中で、次の系、すなわち、ベヘニルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、ベヘニルトリメチルアンモニウムエチルサルフェート、及びこれらの混合物からなる群から選択されるモノ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤と、ジセチルジメチルアンモニウムクロリド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロリド、及びこれらの混合物からなる群から選択されるジ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤と、を含む系が好ましいだろう。
本発明のカチオン性界面活性剤系中で使用できる化合物は、以下に詳細に説明する。
モノ長鎖アルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤
本発明の好ましいカチオン性界面活性剤の1つは、モノ長鎖アルキル四級化アンモニウム及びアニオンの塩であり、アニオンは、塩化物及び臭化物などのハロゲン化物、メトサルフェート及びエトサルフェートなどのC1〜C4アルキルサルフェート、並びにこれらの混合物からなる群から選択される。
本明細書で有用なモノ長鎖アルキル四級化アンモニウム塩は、次の式(I)を有するようなものである。
Figure 2013502418
(式中、R71、R72、R73及びR74のうちの1つは、炭素原子16〜40個の脂肪族基であるか、又は炭素原子約40個までを有する、芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール若しくはアルキルアリール基から選択され、R71、R72、R73及びR74の内の残りは、独立して、炭素原子1〜約8個の脂肪族基、又は炭素原子約8個までを有する、芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール又はアルキルアリール基から選択され、X-は、塩化物及び臭化物などのハロゲン化物、メトサルフェート及びエトサルフェートなどのC1〜C4アルキルサルフェート、及びこれらの混合物からなる群から選択される塩生成アニオンである)。脂肪族基は、炭素及び水素原子に加えて、エーテル結合、及びアミノ基のような他の基を含有することができる。長鎖の脂肪族基、例えば、炭素数が約16個以上のものは、飽和であるか、又は不飽和であることができる。好ましくは、R71、R72、R73及びR74の1つが、炭素原子16〜40個の、より好ましくは炭素原子18〜26個の、更により好ましくは炭素原子22個〜のアルキル基から選択され、R71、R72、R73及びR74の残りが、独立してCH3、C25、C24OH、CH265、及びこれらの混合物から選択される。モノ長鎖アルキル四級化アンモニウム塩は、アミン又はアミン塩カチオン性界面活性剤と比較して、乾燥した毛髪上での改善された疎水性及び平滑な感触を与えることができると考えられる。
これらのうち、より好ましいカチオン性界面活性剤は、より長いアルキル基、すなわちC18〜22アルキル基を有するものである。例えば、このようなカチオン性界面活性剤としては、ベヘニルトリメチルアンモニウムクロリド、ベヘニルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート、ベヘニルトリメチルアンモニウムエチルサルフェート、ステアリルトリメチルアンモニウムクロリド、ステアリルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート又はステアリルトリメチルアンモニウムエチルサルフェートが挙げられる。より好ましくは、ベヘニルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート又はエチルサルフェート、及びステアリルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート又はエチルサルフェート、更により好ましくはベヘニルトリメチルアンモニウムメチルサルフェート又はエチルサルフェートである。より長鎖のアルキル基を有するカチオン性界面活性剤は、より短鎖のアルキル基を有するカチオン性界面活性剤と比べ、濡れた毛髪及び乾いた毛髪に対して、改善された滑らかさとやわらかい感触を提供すると考えられる。そのようなカチオン性界面活性剤は、より短いアルキル基を有するカチオン性界面活性剤と比較して、軽減した刺激をもたらすことができるとも考えられる。
モノ長鎖アルキルアミンカチオン性界面活性剤
モノ長鎖アルキルアミンも、カチオン性界面活性剤として好適である。一級、二級及び三級脂肪族アミンが有用である。特に有用なものは、炭素数が約12〜約22のアルキル基を有する三級アミドアミンである。代表的な第三級アミドアミンとしては、ステアラミドプロピルジメチルアミン、ステアラミドプロピルジエチルアミン、ステアラミドエチルジエチルアミン、ステアラミドエチルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジメチルアミン、パルミタミドプロピルジエチルアミン、パルミタミドエチルジエチルアミン、パルミタミドエチルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジメチルアミン、ベヘナミドプロピルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジエチルアミン、ベヘナミドエチルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジメチルアミン、アラキダミドプロピルジエチルアミン、アラキダミドエチルジエチルアミン、アラキダミドエチルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアラミドが挙げられる。本発明で有用なアミンは、米国特許第4,275,055号(Nachtigalら)に開示されている。これらのアミンは、L−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、L−グルタミン酸塩酸塩、マレイン酸、及びこれらの混合物、より好ましくはL−グルタミン酸、乳酸、クエン酸などの酸との組み合わせでも使用可能である。本発明におけるアミンは、いずれかの酸によって、アミンと酸のモル比が約1:0.3〜約1:2、より好ましくは約1:0.4〜約1:1で部分的に中和させるのが好ましい。
ジ長鎖アルキル四級化アンモニウム塩
本明細書で有用なジ長鎖アルキル四級化アンモニウム塩は、次の式(II)を有するようなものである。
Figure 2013502418
式中、R71、R72、R73及びR74は炭素原子16〜40の脂肪族基、又は炭素原子数約40までの芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール若しくはアルキルアリール基から選択され、残りのR71、R72、R73及びR74は炭素原子数1〜約8の脂肪族基、又は炭素原子数8までの芳香族、アルコキシ、ポリオキシアルキレン、アルキルアミド、ヒドロキシアルキル、アリール若しくはアルキルアリール基から独立して選択され、X-は塩化物及び臭化物などのハロゲン化物、メト硫酸塩及びエト硫酸塩などのC1〜C4アルキル硫酸塩、並びにこれらの混合物からなる群から選択される、塩形成アニオンである。脂肪族基は、炭素及び水素原子に加えて、エーテル結合、及びアミノ基のような他の基を含有することができる。長鎖の脂肪族基、例えば、炭素数が約16個以上のものは、飽和であるか、又は不飽和であることができる。好ましくは、R71、R72、R73及びR74のうちの1つは、炭素原子数16〜40のアルキル基、より好ましくは炭素原子数16〜26のアルキル基から選択され、残りのR71、R72、R73及びR74はCH3、C25、C24OH、CH265、及びこれらの混合物から独立して選択される。好ましくはアニオンは塩化物及びこれらの混合物などのハロゲン化物からなる群から選択される。
本明細書で有用なかかるジ長鎖アルキル四級化アンモニウム塩としては、例えばジアルキル(14〜18)ジメチルアンモニウムクロライド、ジタローアルキルジメチルアンモニウムクロライド、ジヒドロ添加タローアルキルジメチルアンモニウムクロライド、ジステアリルジメチルアンモニウムクロライド、及びジセチルジメチルアンモニウムクロライドが挙げられる。
高融点脂肪化合物
本発明の組成物は、好ましくは高融点脂肪族化合物を含有する。高融点脂肪族化合物は、コンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪へ塗布している間の滑る感触、乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感を提供する観点から、組成物の約1重量%〜約15重量%、好ましくは約3重量%〜約10重量%、より好ましくは約5重量%〜約8重量%の濃度で組成物中に含まれてよい。
本明細書で有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪族アルコール、脂肪酸、脂肪族アルコール誘導体、脂肪酸誘導体、及びこれらの混合物からなる群から選択される。当業者は、本明細書のこの項に開示されている化合物が、場合によっては2つ以上の分類に属することができる(例えば、いくつかの脂肪族アルコール誘導体が脂肪酸誘導体として分類されることもあり得る)ということを理解している。しかしながら、示されている分類は、その特定の化合物に対する限定であるように意図されず、分類及び命名法の便宜上そのようになされているものである。更に、当業者には、二重結合の数と位置、及び分枝の長さと位置によっては、特定の必須炭素原子を有する特定の化合物の融点が25℃未満である可能性があることも分かっている。そのような低融点の化合物はこの項に含まれないものとする。高融点化合物の非限定的な例は、「International Cosmetic Ingredient Dictionary」(Fifth Edition,1993)及び「CTFA Cosmetic Ingredient Handbook」(Second Edition,1992)に記載されている。
様々な高融点脂肪化合物のうち、脂肪族アルコールが好ましくは本発明の組成物に使用される。本明細書で有用な脂肪族アルコールは、約14個〜約30個の炭素原子、好ましくは約16個〜約22個の炭素原子を有するものである。これらの脂肪族アルコールは、飽和アルコールであり、直鎖又は分岐鎖アルコールであることができる。好ましい脂肪族アルコールとしては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及びこれらの混合物が挙げられる。
高純度の単一化合物からなる高融点脂肪族化合物が好ましい。純粋なセチルアルコール、ステアリルアルコール、及びベヘニルアルコールの群から選択される純粋な脂肪族アルコールからの単一化合物が極めて好ましい。本明細書では、「純」により、少なくとも約90%、好ましくは少なくとも約95%の純度を有する化合物を意味する。これらの高純度の単一化合物は、消費者が組成物をすすぎ落とす際に、毛髪からの良好な洗い流しやすさを提供する。
水性キャリア
本発明のコンディショニング組成物は水性キャリアを含む。このキャリアのレベル及び種は、他の成分との適合性及び製品の他の所望の特性により選択される。一般的に、本発明の組成物は、水を約20%〜約99%、好ましくは約30%〜約95%、より好ましくは約80%〜約95%含む。
本発明で有用なキャリアには、水、並びに低級アルキルアルコール及び多価アルコールの水溶液が挙げられる。本明細書で有用な低級アルキルアルコールは、炭素数1〜6の一価アルコール、より好ましくはエタノール及びイソプロパノールである。本明細書で有用な多価アルコールには、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、及びプロパンジオールが挙げられる。
好ましくは、水性キャリアは実質的に水である。好ましくは脱イオン水が使用される。ミネラルカチオンを包含する天然源からの水も、製品の所望の特性に応じて使用することができる。
ジェルマトリックス
好ましくは、上記カチオン性界面活性剤は、高融点脂肪族化合物及び水性キャリアと共に、本発明の組成物中でゲルマトリックスを形成する。
ゲルマトリックスは、様々なコンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪へ塗布しているときの滑る感触、並びに乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感をもたらすのに適している。上記ゲルマトリツクスを提供する観点から、カチオン性界面活性剤と高融点脂肪族化合物は、カチオン性界面活性剤対高融点脂肪族化合物の重量比が好ましくは約1:1〜約1:10、より好ましくは約1:1〜約1:6、より好ましくは約1:1〜約1:4の範囲であるような濃度で含有させる。
好ましくは、特に組成物が、カチオン性界面活性剤及び/又はゲルマトリックスを含有するとき、カチオン性界面活性剤との適応性、並びにカチオン性界面活性剤及び高融点脂肪族化合物から形成される際のゲルマトリックスの安定性の観点から、本発明の組成物は、アニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーを実質的に含まない。本発明では、「アニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーを実質的に含まない組成物」は、組成物がアニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーを含まないか、あるいは組成物がアニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーを含んでいたとしても、そのようなアニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーの濃度は非常に低いということを意味する。本発明において、このようなアニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーの全レベルは、含まれる場合には、好ましくは組成物の1重量%以下、より好ましくは0.5重量%以下、更により好ましくは0.1重量%以下である。最も好ましくは、このようなアニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーの全レベルは、組成物の0重量%である。
シリコーン化合物
本発明の組成物はシリコーン化合物を含有してよい。シリコーン化合物は、本明細書では好ましくは組成物の約0.1重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.15重量%〜約10重量%、更により好ましくは約0.2重量%〜約8重量%までの濃度で使用することができる。
本明細書において有用なシリコーン化合物は、単一化合物として、少なくとも2つのシリコーン化合物のブレンド又は混合物として、あるいは少なくとも1つのシリコーン化合物と少なくとも1つの溶媒とのブレンド又は混合物として、好ましくは25℃において約1,000〜約2,000,000mPa・sの粘度を有する。
粘度は、Dow Corning Corporateの試験方法CTM0004(1970年7月20日)に記載されているガラスキャピラリー粘度計により測定可能である。好適なシリコーン流体には、ポリアルキルシロキサン、ポリアリールシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、ポリエーテルシロキサンコポリマー、アミノ置換シリコーン、四級化シリコーン及びこれらの混合物が挙げられる。コンディショニング特性を有する他の不揮発性シリコーン化合物も使用することができる。
好ましくは、シリコーン化合物は、組成物中にて、約1ミクロン〜約50ミクロンの平均粒径を有する。
好ましくは、本明細書で有用なシリコーン化合物は、アミノ置換物質を含む。好ましいアミノシリコーンには、例えば、次の一般式(III)に従うものが挙げられる:
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a
式中、Gは水素、フェニル、ヒドロキシ、又はC1〜C8アルキル、好ましくはメチルであり、aは1〜3の値を有する整数、好ましくは1であり、bは0、1又は2、好ましくは1であり、nは1〜2,000の数、好ましくは100〜2,000の数、より好ましくは300〜1,800の数であり、mは0〜1,999、好ましくは0〜10、より好ましくは0の整数であり、R1は一般式CqH2qLと一致する一価のラジカルであり、ここでqは2〜8の値を有する整数であり、Lは以下の基:−N(R2)CH2−CH2−N(R22、−N(R22、−N(R23-、−N(R2)CH2−CH2−NR22-から選択され、ここでR2は水素、フェニル、ベンジル、又は飽和炭化水素ラジカル、好ましくは約C1〜約C20のアルキルラジカルであり、A-はハロゲン化物イオンである。
1つの非常に好ましいアミノシリコーンは、式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルであり、nは好ましくは約1500〜約1700、より好ましくは1600であり、Lは−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である、式(III)に対応するものである。他の非常に好ましいアミノシリコーンは、式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルであり、nは好ましくは約400〜約600、より好ましくは約500であり、Lは−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である、式(III)に対応するものである。このような極めて好ましいアミノシリコーンは、末端アミノシリコーンと呼ばれるが、これはシリコーン鎖の片端又は両端が、窒素含有基によって末端処理されているためである。このような末端アミノシリコーンは、グラフトアミノシリコーン及びアミノ置換を全く有さないシリコーンなどの他のシリコーンに比べて、コンディショニング効果と清潔感との間の均衡の取れた効果を提供することができると考えられる。
上述のアミノシリコーンを組成物中に組み込む場合、低粘度を有する溶媒と混合することができる。このような溶媒には、例えば極性若しくは非極性、揮発性若しくは不揮発性油が挙げられる。このような油には、例えば、シリコーン油、炭化水素、及びエステルが挙げられる。このような各種溶媒のうち、好ましいものは、非極性、揮発性炭化水素、揮発性環状シリコーン、不揮発性線状シリコーン及びこれらの混合物からなる群から選択されるものである。本発明で有用な不揮発性直鎖シリコーンは、25℃において約1E−6〜約0.02m2/s(約1〜約20,000センチストークス)、好ましくは約2E−5〜約0.01m2/s(約20〜約10,000センチストークス)の粘度を有するものである。アミノシリコーンの粘度を低下させ、そして乾いた毛髪上における摩擦の低減といった、より一層のヘアコンディショニング効果をもたらすという観点から、好ましい溶媒のうち、極めて好ましいのは、非極性で揮発性の炭化水素、特に非極性で揮発性のイソパラフィンである。このような混合物は、好ましくは約1,000mPa・s〜約100,000mPa・s、より好ましくは約5,000mPa・s〜約50,000mPa・sの粘度を有する。
本明細書で有用な他のシリコーン化合物には、次の構造を有するポリアルキル又はポリアリールシロキサンが挙げられる。
Figure 2013502418
式中、R93はアルキル又はアリールであり、そしてpは約7〜約8,000の整数である。Z8は、シリコーン鎖の末端を封鎖する基を表す。シロキサン鎖上で置換されるアルキル若しくはアリール基(R93)又はシロキサン鎖の末端に置換されるアルキル若しくはアリール基Z8は、得られるシリコーンが室温で流体のままであり、分散性があり、毛髪に適用されたときに刺激性がなく、毒性やその他の害もなく、組成物の他の構成成分と相溶性があり、通常の使用及び保管条件下で化学的に安定であり、毛髪に付着することができ、毛髪の状態を整える限り、いかなる構造をも有することができる。好適なZ8基としては、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、及びアリールオキシが挙げられる。ケイ素原子上の2つのR93基は、同一の基又は異なる基を表してもよい。好ましくは、2つのR93基は同一の基を表す。好適なR93基としては、メチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル及びフェニルメチルが挙げられる。好ましいシリコーン化合物は、ポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、及びポリメチルフェニルシロキサンである。ジメチコーンとしても知られるポリジメチルシロキサンが、特に好ましい。使用され得るポリアルキルシロキサンとしては、例えば、ポリジメチルシロキサンが挙げられる。これらのシリコーン化合物は、例えばGeneral Electric CompanyのViscasil(登録商標)及びTSF 451シリーズ、並びにDow CorningのDow Corning SH200シリーズから利用できる。
上記ポリアルキルシロキサンは、例えば、低い粘度を有するシリコーン化合物との混合物として入手可能である。このような混合物は、好ましくは約1,000mPa・s〜約100,000mPa・s、より好ましくは約5,000mPa・s〜約50,000mPa・sの粘度を有する。このような混合物は好ましくは(i)25℃において約100,000mPa・s〜約30,000,000mPa・sの粘度、好ましくは約100,000mPa・s〜約20,000,000mPa・sの粘度を有する第1シリコーンと、(ii)25℃において約5mPa・s〜約10,000mPa・sの粘度、好ましくは約5mPa・s〜約5,000mPa・sの粘度を有する第2シリコーンと、を含む。本明細書において有用なかかる混合物としては、例えば、粘度が18,000,000mPa・sのジメチコーンと粘度が200mPa・sのジメチコーンとのブレンドであって、GE東芝(GE Toshiba)から入手可能なもの、並びに粘度が18,000,000mPa・sのジメチコーンとGE東芝から入手可能なシクロペンタシロキサンとのブレンドである。
本明細書で有用な他のシリコーン化合物には、更にシリコーンゴムも挙げられる。用語「シリコーンゴム」は、本明細書で使用するとき、25℃において1m2/s(1,000,000センチストークス)以上の粘度を有するポリオルガノシロキサン材料を意味する。本明細書に記載のシリコーンガムはまた、上に開示したシリコーン化合物と一部重複する部分も有り得るとみなされる。この重複は、これらの物質のいずれにおいても限定を意図しない。「シリコーンゴム」は、典型的に約200,000を超え、一般的に約200,000〜約1,000,000の質量分子量を有する。具体的な例としては、ポリジメチルシロキサン、ポリ(ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン・メチルビニルシロキサン)コポリマー及びこれらの混合物が挙げられる。シリコーンゴムは、例えば低い粘度を有するシリコーン化合物との混合物として入手可能である。本明細書で有用なそのような混合物には、例えば、Shin−Etsuから入手可能なゴム/シクロメチコーンのブレンドが挙げられる。
シリコーン化合物は更にエマルションの形態で本発明の組成物に組み入れてもよく、この場合、エマルションは、機械的混合によって又はエマルション重合による合成段階で、アニオン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、及びこれらの混合物から選択された界面活性剤の助力を借りて又は助力無しで製造される。
追加的な構成成分
本発明の組成物は、他の追加的な成分を包含してもよく、それは最終的な製品の所望の特性に照らして当業者により選択されてもよく、またそれは組成物をより美容的又は審美的に許容可能なものにするかあるいは付加的な使用効果を組成物に提供するのに好適なものである。このような他の追加的な成分は、一般に、組成物の約0.001重量%〜約10重量%、好ましくは約5重量%までのレベルで個別に使用される。
他の多種多様な追加的な成分が本組成物に配合可能である。例えば他の多種多様な追加成分としては、ポリクアテルニウム−10及びカチオン性グアーガムなどのカチオン性セルロースが挙げられるカチオン性コンディショニングポリマー;例えばオレイルアルコールなどの不飽和脂肪族アルコール及びペンタエリスリトールエステル油などのエステル油が挙げられる、25℃未満の融点を有する低融点油;ポリエチレングリコール;例えばHormelから入手可能な商標名Peptein 2000の加水分解コラーゲン、Eisaiから入手可能な商標名Emix−dのビタミンE、Rocheから入手可能なパンテノール、Rocheから入手可能なパンテニルエチルエーテル、加水分解ケラチン、タンパク質、植物抽出物、及び栄養源などの、その他のコンディショニング剤;ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン及びフェノキシエタノールなどの保存料;クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、リン酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウムなどのpH調整剤;一般に酢酸カリウム及び塩化ナトリウムなどの塩;香料;エチレンジアミン四酢酸及びその塩などの金属イオン封鎖剤;オクチルサリチル塩、オクチルメトキシケイ皮酸塩、ベンゾフェノン−3及びベンゾフェノン−4などの紫外線及び赤外線スクリーニング剤及び吸収剤、が挙げられる。
製品形態
本発明のコンディショニング組成物は、リンスオフ製品又はリーブオン製品の形態であることができ、これらに制限されないが、クリーム、ジェル、エマルション、ムース及びスプレーを包含する多種多様な製品形態で配合されることができる。
本発明のコンディショニング組成物は、リンスオフヘアーコンディショナーに特に好適である。このような組成物は、好ましくは下記の工程で使用する。
(i)毛髪をシャンプーした後、毛髪をコンディショニングするための有効量のコンディショニング組成物類を毛髪に適用する工程;及び
(ii)その後、毛髪をすすぐ工程。
一態様では、本発明は、毛髪間の摩擦の低減を提供するための、第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの水性ヘアケア組成物中での使用に関することであってよい。
一態様では、本発明は、ボリューム制御、毛髪の梳きやすさ、及び/又は毛髪の整列などの毛髪扱いやすさ効果を提供するための、第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの水性ヘアケア組成物中での使用することに関することであってよい。
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に説明し、かつ実証する。これら実施例は、例示目的のためにのみ提供され、しかも、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、それらの多くの変更が可能であることから、本発明を限定するものとして解釈されるべきではない。成分は、適用できる場合は、化学名又はCTFA名称で識別され、そうでない場合には以下で定義される。
Figure 2013502418
Figure 2013502418
Figure 2013502418
構成成分の定義
*1 第1ショ糖ポリエステル:P&G ChemicalsからSefose 1618Hとして入手可能、融点約60℃、IV約3。
*2 第2ショ糖ポリエステル:P&G ChemicalsからSefose 1618Uとして入手可能、融点約−5℃、IV約135。
*2 アミノシリコーン:GEから入手可能で、粘度が約10,000mPa・sであり、以下の式(III)を有する末端アミノシリコーン:
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a (III)
(式中、Gはメチルであり、aは1の整数であり、mは0であり、nは約400〜約600の数であり、R1は、一般式CqH2qLに従う一価のラジカルであり、ここでqは3の整数であり、Lは−NH2である。)
*3 ジメチコーンブレンド:GE Toshibaから入手可能な、18,000,000mPasの粘度を有するジメチコーンと、200mPa・sの粘度を有するジメチコーンとのブレンド。
*4 ジメチコーン/シクロメチコーン:GE Toshibaから入手可能な、18,000,000mPa・sの粘度を有するジメチコーンと、シクロペンタシロキサンとのブレンド。
調製方法
上で示した「実施例1」〜「実施例8」、「実施例A」及び「実施例C」のコンディショニング組成物は、当該技術分野において周知の任意の従来方法で調製できる。これらは、次のようにして好適に調製される。
カチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物を、攪拌しながら水に添加し、約80℃に加熱する。含まれる場合、保存料を添加する。混合物を約60℃まで冷却する。2つ以上のショ糖ポリエステルを添加する場合、別の容器中で約70℃で混合する。含まれる場合、ショ糖ポリエステルを約60℃で混合物に添加する。続いてこの混合物を約30℃まで冷却する。含まれる場合、シリコーン及び香料などの他の構成成分を攪拌しながら混合物に添加する。
上で示した「実施例B」のコンディショニング組成物は、当該技術分野において周知の任意の従来方法で調製できる。これらは、次のようにして好適に調製される。
カチオン性界面活性剤、高融点脂肪族化合物を、攪拌しながら水に添加し、約80℃に加熱する。含まれる場合、保存料を添加する。続いてこの混合物を約30℃まで冷却する。2つ以上のショ糖ポリエステルを添加する場合、別の容器中で約70℃で混合する。含まれる場合、ショ糖ポリエステルを約30℃で混合物に添加する。含まれる場合、シリコーン及び香料などの他の構成成分を攪拌しながら混合物に添加する。
コンディショニング効果
上記組成物に関して、以下の方法によりコンディショニング効果を評価する。評価の結果も下記の表1〜3に示す。
乾いた毛髪上における摩擦の低減
Instron Tester(Instron 5542,Instron,Inc(Canton,Mass.,USA))という名称の装置によって測定される毛髪摩擦推力により、乾燥コンディショニング性能を評価する。2gの組成物を20gの毛髪サンプルに塗布する。毛髪サンプル上に組成物を拡げた後、毛髪を温水で30秒間にわたってすすぎ、毛髪サンプルを一晩放置し、乾燥させる。毛髪に沿って毛髪表面とウレタンパッドとの間の摩擦推力(g)を測定する。
A1、A2、又はA3:対照(C1、C2、又はC3)と比較して、10%超(10%を除く)〜20%の摩擦推力低減
B1、B2、又はB3:対照(C1、C2、又はC3)と比較して、5%超(5%を除く)〜10%の摩擦推力低減
C1、C2、又はC3:対照、又は対照と同等
D1、D2、又はD3:対照(C1、C2、又はC3)と比較して、5%超(5%を除く)〜10%の摩擦推力増加
E1、E2、又はE3:対照(C1、C2、又はC3)と比較して、10%超(10%を除く)〜20%の摩擦推力増加
F1、F2、又はF3:対照(C1、C2、又はC3)と比較して、20%超(20%を除く)〜30%の摩擦推力増加
Figure 2013502418
Figure 2013502418
Figure 2013502418
上記「実施例1」〜「実施例3」、「実施例5」及び「実施例A」に開示され、かつ代表される実施形態は、リンスオフ用途に特に有用な本発明のヘアコンディショニング組成物である。このような実施形態は、多くの利点を有する。例えば、これらはコンディショニング効果、特に、乾いた毛髪上における摩擦の低減効果を提供する。
例えば、実施例1、実施例2、及び実施例3を比較すると、第1及び第2ショ糖ポリエステルの好ましい割合、並びに、第1及び第2ショ糖ポリエステルの好ましい濃度が、より良い摩擦低減を提供することがわかる。
例えば、実施例5及び実施例7及び8を比較すると、第1及び第2ショ糖ポリエステルの両方の使用により、第1又は第2ショ糖ポリエステルそれぞれの使用と比較して、乾いた毛髪上における改善された摩擦の低減を提供することがわかる。
例えば、実施例Aと実施例Bを比較すると、好ましいプロセスが、別のプロセスと比較して、乾いた毛髪上における改善された摩擦の低減を提供することがわかる。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解すべきではない。それよりむしろ、特に規定がない限り、こうした各寸法は、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味することが意図される。例えば、「40mm」として開示される寸法は、「約40mm」を意味することを意図している。
相互参照される又は関連するあらゆる特許又は出願書類を含め、本明細書において引用される全ての文献は、明示的に除外ないしは制限されない限り、その全体を参考として本明細書に組み込まれる。いかなる文献の引用も、それが本明細書において開示され請求されるいずれかの発明に関する先行技術であること、又はそれが単独で若しくは他のいかなる参照とのいかなる組み合わせにおいても、このような発明を教示する、提案する、又は開示することを認めるものではない。更に、本書における用語のいずれかの意味又は定義が、参考として組み込まれた文献における同一の用語のいずれかの意味又は定義と相反する限りにおいて、本書においてその用語に与えられた定義又は意味が適用されるものとする。
本発明の特定の実施形態が例示され、記載されてきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく、他の様々な変更及び修正を実施できることが、当業者には明白であろう。したがって、本発明の範囲内にあるそのような全ての変更及び修正を、添付の「特許請求の範囲」で扱うものとする。

Claims (20)

  1. a)30℃を超える融点、及び0〜70のヨウ素価(IV:Iodine Value)を有する少なくとも1つの第1ショ糖ポリエステルと、
    b)30℃以下の融点、及び70超〜約180のヨウ素価(IV)を有する少なくとも1つの第2ショ糖ポリエステルと、
    c)水性キャリアと、を含むヘアケア組成物。
  2. 前記第1ショ糖ポリエステルが約40℃を超える融点、及び約0.1〜約30のIVを有し、並びに前記第2ショ糖ポリエステルが約20℃を下回る融点、及び約90〜約160のIVを有する、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  3. 前記第1ショ糖ポリエステルが約50℃を超える融点、及び約0.1〜約10のIVを有し、並びに前記第2ショ糖ポリエステルが約10℃を下回る融点、及び約100〜約150のIVを有する、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  4. 前記第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの重量比が約1:10〜約1.5:1である、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  5. 前記第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの重量比が約1:1.6〜約1:3である、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  6. 前記第1ショ糖ポリエステルと第2ショ糖ポリエステルとの重量比が約1:0.7〜約1:1.5である、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  7. 前記第1及び第2ショ糖ポリエステルの総量が、組成物の約0.1重量%〜約10重量%である、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  8. 前記第1及び第2ショ糖ポリエステルの総量が、組成物の約0.6重量%〜約2重量%である、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  9. 前記第1ショ糖ポリエステル及び第2ショ糖ポリエステルが、それぞれ約4〜約8のエステル化度を有する、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  10. 前記第1ショ糖ポリエステル及び第2ショ糖ポリエステルが、それぞれ約6〜約8のエステル化度を有する、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  11. 前記第1ショ糖ポリエステル及び第2ショ糖ポリエステルが、それぞれ約12〜約30個の炭素原子の脂肪鎖長を有する、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  12. 前記第1ショ糖ポリエステル及び第2ショ糖ポリエステルが、それぞれ約16〜約22個の炭素原子の脂肪鎖長を有する、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  13. 前記ヘアケア組成物がコンディショナーである、請求項1に記載の組成物。
  14. 前記組成物が、約14〜約30個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと、界面活性剤と、を更に含む、請求項1に記載のヘアケア組成物。
  15. 前記界面活性剤がカチオン性界面活性剤であり、前記脂肪族アルコール、カチオン性界面活性剤、及び水性キャリアがゲルマトリックスを形成する、請求項14に記載のヘアケア組成物。
  16. 前記カチオン性界面活性剤が、モノ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤と、ジ長鎖アルキルカチオン性界面活性剤と、を含む、請求項15に記載のヘアケア組成物。
  17. 前記第1ショ糖ポリエステルが、前記第1ショ糖ポリエステルの融点よりも高い温度でキャリアに添加され、前記第2ショ糖ポリエステルが、前記第2ショ糖ポリエステルの融点よりも高い温度でキャリアに添加される、請求項1に記載の組成物の調製方法。
  18. 前記第1及び第2ショ糖ポリエステルが予め混合されて均質のブレンドを形成し、前記ブレンドの融点よりも高い温度でキャリアに添加される、請求項1に記載の組成物の調製方法。
  19. 前記組成物が、約14〜約30個の炭素原子を有する脂肪族アルコールと、カチオン性界面活性剤と、を更に含み、脂肪族アルコール、カチオン性界面活性剤、及び水性キャリアがゲルマトリックスを形成し、ゲルマトリックスの形成前に前記ブレンドが添加される、請求項18に記載の組成物の調製方法。
  20. 30℃を超える融点、及び0〜70のヨウ素価(IV)を有する第1ショ糖ポリエステルと、
    30℃以下の融点、及び70超〜約180のヨウ素価(IV)を有する第2ショ糖ポリエステルとの、
    毛髪間の摩擦の低減を提供するための水性ヘアケア組成物中での使用。
JP2012525592A 2009-08-20 2010-07-30 第1及び第2ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物 Pending JP2013502418A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US23543909P 2009-08-20 2009-08-20
US61/235,439 2009-08-20
PCT/US2010/043803 WO2011022187A2 (en) 2009-08-20 2010-07-30 Hair care compositions comprising first and second sucrose polyesters

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2013502418A true JP2013502418A (ja) 2013-01-24

Family

ID=43605550

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012525592A Pending JP2013502418A (ja) 2009-08-20 2010-07-30 第1及び第2ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20110045039A1 (ja)
EP (1) EP2467124B1 (ja)
JP (1) JP2013502418A (ja)
MX (1) MX338420B (ja)
WO (1) WO2011022187A2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017503826A (ja) * 2014-01-23 2017-02-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 毛髪をスタイリングするための毛髪コンディショニング組成物の使用
JP2017503829A (ja) * 2014-01-23 2017-02-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 保存剤としてベンジルアルコールを含む毛髪コンディショニング組成物
JP2017503827A (ja) * 2014-01-23 2017-02-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 両性イオンまたはプロテインカエアス材料を含むヘアコンディショニング組成物

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA2837105C (en) * 2011-06-10 2016-08-23 The Procter & Gamble Company Personal care compositions comprising sucrose polyesters
CN103826601A (zh) 2011-09-15 2014-05-28 宝洁公司 制备包含表面活性剂体系和高熔点脂肪族化合物的个人护理组合物的方法
JP6291031B2 (ja) 2013-04-05 2018-03-14 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 予め乳化させた製剤を含むパーソナルケア組成物
MX2015017499A (es) * 2013-06-19 2016-03-31 Procter & Gamble Uso de sistema de champu que comprende un polimero cationico y acondicionador que comprende una monoalquilamina de cadena larga y/o poliol.
US9101551B2 (en) 2013-10-09 2015-08-11 The Procter & Gamble Company Personal cleansing compositions and methods
US10806688B2 (en) 2014-10-03 2020-10-20 The Procter And Gamble Company Method of achieving improved volume and combability using an anti-dandruff personal care composition comprising a pre-emulsified formulation
US10966916B2 (en) 2014-11-10 2021-04-06 The Procter And Gamble Company Personal care compositions
CN107106429B (zh) 2014-11-10 2021-06-29 宝洁公司 具有两种有益相的个人护理组合物
US20160128927A1 (en) 2014-11-10 2016-05-12 The Procter & Gamble Company Personal Care Compositions With Two Benefit Phases
US9993404B2 (en) 2015-01-15 2018-06-12 The Procter & Gamble Company Translucent hair conditioning composition
EP3405168A1 (en) 2016-01-20 2018-11-28 The Procter and Gamble Company Hair conditioning composition comprising monoalkyl glyceryl ether
EP3697375B1 (en) 2017-10-20 2021-12-01 The Procter & Gamble Company Aerosol foam skin cleanser
EP3697374B1 (en) 2017-10-20 2022-02-16 The Procter & Gamble Company Aerosol foam skin cleanser
WO2020112486A1 (en) 2018-11-29 2020-06-04 The Procter & Gamble Company Methods for screening personal care products
US20210059925A1 (en) * 2019-08-30 2021-03-04 The Procter & Gamble Company Hair conditioning product comprising first and second compositions

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04230304A (ja) * 1990-07-09 1992-08-19 Unilever Nv 化粧品組成物
JPH10510272A (ja) * 1994-11-28 1998-10-06 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 皮膚コンディショニング剤として増粘型ポリオールカルボン酸エステルを含む局所用肌荒れ防止用組成物
JPH11503461A (ja) * 1995-04-12 1999-03-26 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 洗浄エマルジョン
JP2001509162A (ja) * 1997-01-27 2001-07-10 ザ、プロクター エンド ギャンブル カンパニー 洗浄製品
JP2001517242A (ja) * 1997-05-23 2001-10-02 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 特定の固体ポリオール脂肪酸ポリエステル類を含む組成物
JP2003505497A (ja) * 1999-08-02 2003-02-12 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー パーソナルケア物品
JP2006306829A (ja) * 2004-08-24 2006-11-09 Shiseido Co Ltd 油性化粧料
JP2006328325A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 洗浄剤組成物、それを用いた洗浄料及び化粧料

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4275055A (en) 1979-06-22 1981-06-23 Conair Corporation Hair conditioner having a stabilized, pearlescent effect
GB9011696D0 (en) * 1990-05-24 1990-07-11 Unilever Plc Cosmetic composition
US5705147A (en) * 1995-09-18 1998-01-06 Stepan Company Methods and compositions for conditioning skin and hair
WO1999024010A1 (en) * 1997-11-10 1999-05-20 The Procter & Gamble Company Compositions containing combinations of solid polyol fatty acid polyesters and a solid oil
GB9902632D0 (en) * 1999-02-05 1999-03-31 Unilever Plc Hair treatment compositions
GB9902629D0 (en) * 1999-02-05 1999-03-31 Unilever Plc Shampoo compositions
US20020012645A1 (en) * 2000-03-31 2002-01-31 Sanjeev Midha Leave-in hair cosmetic compositions for enhancing volume containing fluid-encapsulated, flexible microspheres
US6706674B2 (en) * 2001-01-17 2004-03-16 The Andrew Jergens Company Nonaqueous hair styling composition and method of use
MX275023B (es) * 2002-06-04 2010-04-08 Procter & Gamble Champu que contiene una red de gel.
US8349302B2 (en) * 2002-06-04 2013-01-08 The Procter & Gamble Company Shampoo containing a gel network and a non-guar galactomannan polymer derivative
US8349301B2 (en) * 2002-06-04 2013-01-08 The Procter & Gamble Company Shampoo containing a gel network
US20040042991A1 (en) * 2002-06-08 2004-03-04 Clariant Gmbh Single-phase cosmetic care compositions
GB0228878D0 (en) * 2002-06-21 2003-01-15 Unilever Plc Hair conditioning composition
JP4186191B2 (ja) * 2003-06-05 2008-11-26 山栄化学株式会社 植物ステロールエステル含有毛髪化粧料用感触向上剤
DE102004013795A1 (de) * 2004-03-20 2004-10-28 Clariant Gmbh Kosmetische oder pharmazeutische Mittel, enthaltend modifizierte Polyorganosiloxane
DE602005010101D1 (de) * 2005-12-01 2008-11-13 Wella Ag Verwendung von Di- oder Oligosaccharidepolyestern in Haarstylingprodukten
WO2009107062A2 (en) * 2008-02-25 2009-09-03 The Procter & Gamble Company Hair care compositions comprising sucrose polyesters

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04230304A (ja) * 1990-07-09 1992-08-19 Unilever Nv 化粧品組成物
JPH10510272A (ja) * 1994-11-28 1998-10-06 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 皮膚コンディショニング剤として増粘型ポリオールカルボン酸エステルを含む局所用肌荒れ防止用組成物
JPH11503461A (ja) * 1995-04-12 1999-03-26 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 洗浄エマルジョン
JP2001509162A (ja) * 1997-01-27 2001-07-10 ザ、プロクター エンド ギャンブル カンパニー 洗浄製品
JP2001517242A (ja) * 1997-05-23 2001-10-02 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー 特定の固体ポリオール脂肪酸ポリエステル類を含む組成物
JP2003505497A (ja) * 1999-08-02 2003-02-12 ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー パーソナルケア物品
JP2006306829A (ja) * 2004-08-24 2006-11-09 Shiseido Co Ltd 油性化粧料
JP2006328325A (ja) * 2005-05-30 2006-12-07 Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd 洗浄剤組成物、それを用いた洗浄料及び化粧料

Non-Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
CSNC200802183027; 光井 武夫: 新化粧品学 第2版, 200101, p.440-448, 南山堂 *
JPN6013056549; 光井 武夫: 新化粧品学 第2版, 200101, p.440-448, 南山堂 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017503826A (ja) * 2014-01-23 2017-02-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 毛髪をスタイリングするための毛髪コンディショニング組成物の使用
JP2017503829A (ja) * 2014-01-23 2017-02-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 保存剤としてベンジルアルコールを含む毛髪コンディショニング組成物
JP2017503827A (ja) * 2014-01-23 2017-02-02 ユニリーバー・ナームローゼ・ベンノートシヤープ 両性イオンまたはプロテインカエアス材料を含むヘアコンディショニング組成物

Also Published As

Publication number Publication date
MX338420B (es) 2016-04-15
EP2467124A2 (en) 2012-06-27
US20110045039A1 (en) 2011-02-24
EP2467124B1 (en) 2016-08-17
MX2012001997A (es) 2012-02-29
WO2011022187A3 (en) 2012-04-12
WO2011022187A2 (en) 2011-02-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2013502418A (ja) 第1及び第2ショ糖ポリエステルを含むヘアケア組成物
JP5513367B2 (ja) ポリアルキルシロキサン混合物、アミノシリコーン、及びシリコーンコポリマーエマルションを含むヘアコンディショニング組成物
JP6141458B2 (ja) カチオン性ポリマー及びアニオン性粒子を含むヘアケア組成物
US20080019935A1 (en) Conditioning composition comprising silicone agent for ease-to-rinse feel and/or clean feel
JP2009539982A (ja) 非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩を含むコンディショニング組成物
JP2016531873A (ja) カチオン性界面活性剤及び付着ポリマーを高いパーセントで含むヘアコンディショニング組成物
CN114728183B (zh) 包含第一组合物和第二组合物的毛发调理产品
US11058624B2 (en) Hair care composition comprising cationic polymers and anionic particulates
JP2008542357A (ja) ゲルマトリクスと高分子量水溶性カチオン性ポリマーが含まれているヘアコンディショニング組成物
JP2015512415A (ja) カチオン性界面活性剤及び付着ポリマーを含むヘアコンディショニング組成物
JP6105756B2 (ja) 抗フケ剤及びポリクアテルニウム−6を含むヘアケア組成物
JP2018502871A (ja) 半透明のヘアコンディショニング組成物
JP2020500848A (ja) 離散粒子及び水性ベース組成物を含む製品組成物の調製方法
CN110636886B (zh) 包含非挥发性烃油和苯甲酸的脂肪酸酯的毛发护理组合物
JP6577035B2 (ja) 半透明のヘアコンディショニング組成物
JP2019501187A (ja) モノアルキルグリセリルエーテルを含むヘアコンディショニング組成物
CA2841730A1 (en) Hair care composition comprising cationic polymers and anionic polymers
JP2020519618A (ja) トリエステル化合物及び安息香酸の脂肪酸エステルを含むヘアケア組成物
JP2016507562A (ja) 毛漏斗に対する抗フケ剤の付着を増大させる方法
US20030091524A1 (en) Hair care composition comprising a conditioning polymer containing polysiloxane-containing radically polymerizable monomer
JP6800225B2 (ja) 環状化合物と、少なくとも3つの頭部基を有する化合物とを含む、ヘアコンディショニング組成物
JP7414857B2 (ja) 分枝脂肪族アルコールとトリエステルとを含むヘアコンディショニング組成物
CA2752843A1 (en) Hair care composition comprising aminosilicone and silicone copolyol

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20131011

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140218

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20141028