JP2009539982A - 非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩を含むコンディショニング組成物 - Google Patents

非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩を含むコンディショニング組成物 Download PDF

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Abstract

非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン界面活性剤と、高融点脂肪族化合物と、水性キャリアとを含む、コンディショニング組成物が開示されている。本発明の組成物は、改善された簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、コンディショニング効果を維持することが可能である。

Description

本発明は、非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン性界面活性剤と、高融点脂肪化合物と、水性キャリアとを含むコンディショニング組成物とに関する。本発明の組成物は、すすいでいる間及びすすいだ後に簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、コンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪に適用する時のツルツル感、並びに乾いた毛髪の柔らかさ及びしっとり感を維持することができる。
毛髪の状態を整えるために様々な取り組みが開発されてきた。コンディショニング効果をもたらす一般的な方法は、カチオン性界面活性剤類及びポリマー類、高融点脂肪族化合物類、低融点オイル類、シリコーン化合物類、並びにこれらの混合物のようなコンディショニング剤の使用を介するものである。これらのコンディショニング剤類の大部分は、様々なコンディショニング効果もたらすことが知られている。例えば、一部のカチオン性界面活性剤は、一部の高融点脂肪族化合物と共に用いると、様々なコンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪に適用する時のツルツル感、並びに乾いた毛髪の柔らかさ及びしっとり感をもたらすのに適しているゲルマトリックスを供給すると考えられている。
改善された、簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時にゲルマトリックスのコンディショニング効果を維持する、ヘアコンディショニング組成物が求められている。ゲルマトリックスを含有するヘアコンディショニング組成物は、毛髪をすすいでいる間や毛髪をすすいだ後でさえも、ツルツル感をもたらす。簡単に洗い流せる感じとは、例えば、短時間で減少するツルツル感、及び/又は毛髪を洗い流し始めた後に増加する清浄感である。このような減少するツルツル感及び/又は増加する清浄感は、消費者が、ヘアコンディショニング組成物をすすぐのを止める合図であり得る。そのような合図を好む消費者は、合図を感じるまで大量の水でヘアコンディショニング組成物で処理した毛髪をすすぎ続けることがある。しかし、そのようなすすぎ行動により、毛髪へのコンディショニング剤の付着が減少し、従って乾いた毛髪に対するコンディショニング効果の低下をもたらすことになる。
簡単に洗い流せる感じを得るための1つの方法は、ゲルマトリックス及び/又はコンディショニング剤を減らすことである。しかし、かかる減少したゲルマトリックス及び/又はコンディショニング剤は、弱まったコンディショニング効果をもたらし、特に、ゲルマトリックスが減少して、塗布中にツルツル感の減少をもたらす。
そのため、毛髪を洗い流し始めた後にそのような合図を更に速く提供すると同時に、ゲルマトリックスの湿潤コンディショニング効果、例えば、髪に適用中のツルツル感を維持し、また同時に毛髪に十分な量のコンディショニング剤を付着させたままにする、ヘアコンディショニング組成物が未だに求められている。
日本国公開特許H5−70327号には、非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩と1つ以上のシリコーン構成成分とを含むヘア化粧用組成物が開示されており、組成物は、優れた滑らかさと柔軟性とをもたらし、そして油っぽさが残る感じを軽減しかつ更に優れた適用感を有すると述べられている。日本国公開特許H5−70327号にはまた、実施例1において、非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩1.5%と、ステアリルトリメチルアンモニウムクロライド0.5%と、ポリエーテル修飾シリコーン1.0%と、セチルアルコール3%とを含む、ヘア化粧用組成物も開示されている。
しかしながら、改善された簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、改善されたコンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪に適用している間のツルツル感、並びに乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感を維持するヘアコンディショニング組成物を入手することは未だに容易ではないことが分かっている。
前述の事項を根拠として、改善された簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、改善されたコンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪に適用している間のツルツル感、並びに乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感を維持するコンディショニング組成物が未だに求められている。
既存の技術分野には、本発明の利点及び効果の全てを提供するものはない。
本発明は、
(a)約0.1重量%〜約10重量%の、次の式:
Figure 2009539982
(式中、R71は、炭素原子数6〜10の非官能化分枝アルキル基から選択され、R72は、炭素原子数6〜10の非官能化分枝アルキル基から選択され、R73及びR74は、独立して、炭素原子数1〜約4のアルキル基、又は炭素原子数約4までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、X-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)を有する非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン性界面活性剤と、
(b)約1重量%〜約15重量%の高融点脂肪族化合物と、
(c)水性キャリアとを含む、コンディショニング組成物を目的とする。
本発明はまた、
(a)約0.1重量%〜約10重量%の、次の式:
Figure 2009539982
(式中、R71は、炭素原子数12〜30のアルキル基、又は炭素原子数約30までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され;R72は、炭素原子数5〜12のアルキル基、又は炭素原子数約12までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され;R73及びR74は独立して、炭素原子数1〜4のアルキル基、あるいは炭素原子数4までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、又はアルキルアリール基から選択され;並びにX-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)を有する非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン性界面活性剤と、
(b)約1重量%〜約15重量%の高融点脂肪族化合物と、
(c)水性キャリアと、
(d)約0.1重量%〜約9重量%の、モノアルキルカチオン性界面活性剤類から選択される追加のカチオン性界面活性剤と
を含むコンディショニング組成物であって、
前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と前記追加のカチオン性界面活性剤との重量比が約1:1〜約1:10までの範囲内である、コンディショニング組成物を目的とする。
本発明は更に、
(a)約0.1重量%〜約10重量%の、次の式:
Figure 2009539982
(式中、R71は、炭素原子数12〜30の非官能化直鎖アルキル基から選択され、そしてR72は、炭素原子数6〜10の非官能化分枝アルキル基から選択され、R73及びR74は、独立して、炭素原子数1〜4のアルキル基、又は炭素原子数4までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、X-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)を有する非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン性界面活性剤と、
(b)約1重量%〜約15重量%の高融点脂肪族化合物と、
(c)水性キャリアと、
(d)約0.1重量%〜約9重量%の、モノアルキルカチオン性界面活性剤から選択される追加のカチオン性界面活性剤とを含むコンディショニング組成物であって、
前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と前記追加のカチオン性界面活性剤との重量比が、約1:1〜約1:10の範囲内である、コンディショニング組成物も目的とする。
本発明のコンディショニング組成物は、改善された簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、濡れた毛髪に適用している間のツルツル感、並びに乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感などのコンディショニング効果を維持することが可能である。
本発明のこれら及びその他の特徴、態様、及び利点は、以下の説明及び添付の特許請求の範囲を読むことで、更に理解が深まるであろう。
本明細書は、本発明を特に指摘しかつ明確に請求する特許請求の範囲をもって結論とするが、本発明は、以下の説明からよりよく理解されるものと考えられる。
本明細書において「含む」とは、最終結果に影響を与えない他の工程及び他の成分を追加できることを意味する。この用語は、「から成る」及び「から本質的に成る」という用語を包含する。
特に指定しない限り、百分率、割合、及び比率は全て、本発明の組成物の総重量に基づく。提示した成分に関するこのような重量は全て活性物質の濃度に基づいており、従って市販材料に包含される場合があるキャリア又は副生成物を包含しない。
本明細書において「混合物」とは、物質の単純な組み合わせ及びそれらの組み合わせの結果として生じ得るあらゆる化合物も包含することを意味する。
組成
非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤は、緩いゲルマトリックスであって、湿潤コンディショニング効果をもたらすのに十分でしかも簡単に洗い流せる感じをもたらすことができるゲルマトリックスを形成することが可能であると考えられる。この緩いゲルマトリックスは、他のカチオン性界面活性剤によって得られるゲルマトリックスとは異なるとも考えられる。例えば、長いアルキル鎖を1本有するモノアルキルカチオン性界面活性剤類は、湿潤コンディショニング効果をもたらすだけでなく、弱められた簡単に洗い流せる感じをも与える、十分に充填されたゲルマトリックスを形成すると考えられ、そして長いアルキル鎖を2本有するジアルキルカチオン性界面活性剤類は、軽減された湿潤コンディショニング効果をもたらす、低減されたゲルマトリックスを形成すると考えられる。
好ましくは、カチオン性界面活性剤類、並びに/又はカチオン性界面活性剤類及び高融点脂肪族化合物類で形成されたゲルマトリックスを含有する場合、カチオン性界面活性剤との望ましくない相互作用を回避するという点及び/又はゲルマトリックスの安定性という点で、本発明の組成物には、アニオン性界面活性剤類及びアニオン性ポリマー類が実質的に含まれていない。本発明において、「アニオン性界面活性剤類及びアニオン性ポリマー類が実質的に含まれていない」とは、組成物に、アニオン性界面活性剤類とアニオン性ポリマー類が合計で1%以下、好ましくは0.5%以下、より好ましくは完全に0%含有されていることを意味する。
非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤
本発明の組成物は、非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤を含む。
非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤は、組成物中に、簡単に洗い流せる感じと湿潤コンディショニング効果とのバランスを考慮して、約0.1重量%〜約10重量%まで、好ましくは約0.2重量%〜約5重量%まで、より好ましくは約0.4重量%〜約3重量%までの濃度で包含される。高濃度の非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩の使用は、軽減された湿潤コンディショニング効果、例えば、軽減されたツルツル感を引き起こす傾向があり、一方、低濃度の非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩の使用は、軽減された簡単に洗い流せる感じを引き起こす傾向がある。
本明細書において有用な非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤は、次の式(I):
Figure 2009539982
(式中、R71は、炭素原子数12〜30のアルキル基、又は炭素原子数30までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、R72は、炭素原子数5〜12のアルキル基、又は炭素原子数12までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、R73及びR74は独立して、炭素原子数1〜4のアルキル基、又は炭素原子数4までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、X-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、(例えば、塩素、臭素)、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)を有するものである。アルキル基は、炭素原子及び水素原子に加えて、エーテル結合と、アミノ基などのその他の基とを含有することが可能である。より長鎖のアルキル基、例えば、炭素数約12以上のものは、飽和若しくは不飽和、及び/又は直鎖若しくは分枝であり得る。好ましくは、R71は、炭素原子数12〜30、好ましくは炭素原子数16〜22、より好ましくは炭素原子数18〜22、更により好ましくは炭素原子数18の非官能基化アルキル基から選択され、R72は、炭素原子数5〜12の、より好ましくは炭素原子数6〜10、更により好ましくは炭素原子数8の非官能基化アルキル基から選択され、R73及びR74は独立して、CH3、C25、C24OH、及びこれらの混合物から選択され、Xは、Cl、Br、CH3OSO3、C25OSO3、及びこれらの混合物から成る群から選択される。より好ましくは、R71は、直鎖の飽和非官能基化アルキル基であり、そしてR72は、分枝した飽和非官能基化アルキル基である。更により好ましくは、R72の分枝基は、炭素原子数1〜4、更により好ましくは炭素原子数2の直鎖の飽和アルキル基である。
驚くべきことに、前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類は、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩類などのモノアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類や、ジステアリルジメチルアンモニウム塩類などの非対称ジアルキル四級化アンモニウムカチオン性界面活性剤類に比べて改善された簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、ツルツル感のようなバランスの取れた湿潤コンディショニング効果をも維持することが分かった。更には、前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類の中でも、より長鎖の直鎖飽和アルキル基及びより短鎖の分枝アルキル基に加えて、3つ以上のC1〜4アルキル基を有するものが、その他の非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類、例えば、より長鎖の分枝アルキル基及びより短鎖の直鎖アルキル基に加えて、3つ以上のC1〜4アルキル基を有するものと比べて、簡単に洗い流せる感じと湿潤コンディショニング効果との間の改善されたバランスをもたらすことが分かった。更に、より長鎖の直鎖飽和アルキル基とより短鎖の分枝アルキル基とを有する前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類の中でも、炭素原子数6〜10、好ましくは炭素原子数8のより短鎖の分枝アルキルを有するものが、炭素原子数12以上のより短鎖の分枝アルキルを有するものと比べて、簡単に洗い流せる感じと湿潤コンディショニング効果との間の更に改善されたバランスをもたらすことも分かった。
アルキル硫酸塩、例えば、メト硫酸塩及びエト硫酸塩を塩形成アニオンとして使用することにより、その他の塩形成アニオン類と比べて、より良好なコンディショニング効果、特に湿潤コンディショニング効果がもたらされ得る場合があると考えられる。
好ましい非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類の非限定的な例としては、例えば、商品名「アーカード(Arquad)HTL8−MS」としてアクゾ・ノベル(Akzo Nobel)から入手可能なステアリルエチルヘキシルジモニウムメト硫酸塩が挙げられ、次の構造を有する:
Figure 2009539982
追加のカチオン性界面活性剤類
本発明の組成物は、好ましくは、前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類以外の、追加のカチオン性界面活性剤も含有する。追加のカチオン性界面活性剤類は、組成物中に、簡単に洗い流せる感じと湿潤コンディショニング効果とのバランスを考慮して、約0.1重量%〜約9重量%まで、好ましくは約0.2重量%〜約5重量%、より好ましくは約0.4重量%〜約3重量%までの濃度で包含されている。追加のカチオン性界面活性剤が本発明の組成物中に含有される場合、カチオン性界面活性剤類の合計量は、好ましくは約0.2%〜約10%まで、より好ましくは約0.5%〜約8%まで、更により好ましくは約1%〜約5%まで、更により好ましくは約1.5%〜約4%までである。追加のカチオン性界面活性剤が本発明の組成物中に含有される場合、非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と追加のカチオン性界面活性剤類との重量比は、簡単に洗い流せる感じと湿潤コンディショニング効果とのバランスを考慮して、約1:1〜約1:10、より好ましくは約1:1〜約1:5、更により好ましくは約1:1〜約1:3までの範囲内であるような濃度で追加のカチオン性界面活性剤を使用することが好ましい。追加のカチオン性界面活性剤を、非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤に対して前記重量比で含有する場合、組成物は、その中に包含される成分、特に包含される場合はシリコーン類の改善された付着を提供することができるとも考えられる。
本明細書で有用な追加のカチオン性界面活性剤類は、バランスの取れた湿潤コンディショニング効果をもたらすことを考慮して、炭素原子数が12〜22、好ましくは炭素原子数が16〜22の長いアルキル鎖、より好ましくはC18〜22アルキル基、を1本有するモノアルキルカチオン性界面活性剤類である。窒素に結合している残りの基は、独立して、炭素原子数1〜約4までのアルキル基、又は炭素原子数が約4までの、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択される。かかるモノアルキルカチオン性界面活性剤類としては、例えば、モノアルキル第四級アンモニウム塩類及びモノアルキルアミン類が挙げられる。モノアルキル第四級アンモニウム塩類としては、例えば、非官能基化された長いアルキル鎖を有するもの、及び官能基化された長いアルキル鎖を有するもの、例えばエステル結合を有するものが挙げられる。モノアルキルアミン類としては、例えば、モノアルキルアミドアミン類及びそれらの塩類が挙げられる。
本発明において、前記モノアルキルカチオン性界面活性剤類は、望ましいゲルマトリックス及び湿潤コンディション効果をもたらすことを考慮すると、他のカチオン性界面活性剤類、例えば、2本又は3本の長いアルキル鎖を有するジ−及びトリ−アルキルカチオン性界面活性剤類と比べて好ましい。
より長いアルキル基を有するモノアルキルカチオン性界面活性剤類は、毛髪への改善された付着をもたらし、それ故に、より短いアルキル基を有するカチオン性界面活性剤と比べて改善されたコンディショニング効果、例えば、乾いた毛髪への改善された柔らかさをもたらす可能性があると考えられる。更に、かかるカチオン性界面活性剤類は、より短いアルキル基を有するカチオン性界面活性剤類に比べて弱められた刺激をもたらす可能性があるとも考えられる。
また、アルキル硫酸塩、例えば、メト硫酸塩及びエト硫酸塩を塩形成アニオンとして使用することにより、他の塩形成アニオン類と比べてより良好なコンディショニング効果、特に湿潤コンディショニング効果がもたらされ得る場合があるとも考えられる。
本明細書で有用なモノ−長アルキル四級化アンモニウム塩類は、次の式(II):
Figure 2009539982
(式中、R75、R76、R77、及びR78のうち1つは、炭素原子数12〜30のアルキル基、又は炭素原子数約30までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、残りのR75、R76、R77、及びR78は、独立して、炭素原子数1〜約4のアルキル基、又は炭素原子数約4までの、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、X-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、(例えば、塩素、臭素)、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)を有する。アルキル基は、炭素原子及び水素原子に加えて、エーテル及び/又はエステル結合、並びに他の基、例えば、アミノ基を含有することができる。より長鎖のアルキル基、例えば、炭素原子数約12以上のものは、飽和又は不飽和であることができる。好ましくは、R75、R76、R77、及びR78のうち1つは、炭素原子数12〜30、より好ましくは炭素原子数16〜22、更に尚好ましくは炭素原子数18〜22、より更に好ましくは、炭素原子数22のアルキル基から選択され、残りのR75、R76、R77、及びR78は独立して、CH3、C25、C24OH、及びこれらの混合物から選択され、Xは、Cl、Br、CH3OSO3、C25OSO3、及びこれらの混合物から成る群から選択される。
かかるモノ−長アルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤類の非限定的な例としては、ベヘニルトリメチルアンモニウム塩;ステアリルトリメチルアンモニウム塩;セチルトリメチルアンモニウム塩;及び水素添加タローアルキルトリメチルアンモニウム塩が挙げられる。
モノ−アルキルアミン類はまた、カチオン性界面活性剤類としても好適である。第一級、第二級及び第三級脂肪族アミンが有用である。特に有用なものは、炭素数約12〜約22のアルキル基を有する第三級アミドアミン類である。代表的な第三級アミドアミン類には、ステアルアミドプロピルジメチルアミン、ステアルアミドプロピルジエチルアミン、ステアルアミドエチルジエチルアミン、ステアルアミドエチルジメチルアミン、パルミトアミドプロピルジメチルアミン、パルミトアミドプロピルジエチルアミン、パルミトアミドエチルジエチルアミン、パルミトアミドエチルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジメチルアミン、ベヘンアミドプロピルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジエチルアミン、ベヘンアミドエチルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジメチルアミン、アラキドアミドプロピルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジエチルアミン、アラキドアミドエチルジメチルアミン、ジエチルアミノエチルステアルアミドが挙げられる。本発明において有用なアミン類は、米国特許第4,275,055号(ナハティガル(Nachtigal)ら)に開示されている。これらのアミン類はまた、l−グルタミン酸、乳酸、塩酸、リンゴ酸、コハク酸、酢酸、フマル酸、酒石酸、クエン酸、l−グルタミン酸塩酸塩、マレイン酸、及びこれらの混合物、より好ましくはl−グルタミン酸、乳酸、クエン酸のような酸と組み合わせて使用することもできる。本明細書のアミン類は、好ましくは、いかなる酸によっても、アミンと酸とのモル比が約1:0.3〜約1:2、より好ましくは約1:0.4〜約1:1において部分的に中和される。
高融点脂肪族化合物
本発明の組成物は、高融点脂肪族化合物を含む。高融点脂肪族化合物は、改善されたコンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪に適用している間のツルツル感や、乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感をもたらすことを考慮して、組成物中に、当該組成物の約1重量%〜約15重量%、好ましくは約3重量%〜約10重量%、より好ましくは約5重量%〜約8重量%の濃度で包含されている。
本明細書に有用な高融点脂肪族化合物は、25℃以上の融点を有し、脂肪族アルコール類、脂肪酸類、脂肪族アルコール誘導体類、脂肪酸誘導体類、及びこれらの混合物から成る群から選択される。当業者は、本明細書の本項に開示されている化合物が、場合によっては2つ以上の分類に属することができる(例えば、いくつかの脂肪族アルコール誘導体類を脂肪酸誘導体類として分類することもできる)ことを理解している。ただし、指定の分類は、前記特定の化合物についての制限であることを意図しておらず、分類及び命名法の便宜上そのようにしている。更に、当業者は、二重結合の数と位置、及び分枝の長さと位置によっては、特定の所要炭素原子を有する特定の化合物類の融点が25℃未満である場合があることも理解するべきである。そのような低融点の化合物類は、本項には包含されないものとする。高融点化合物類の非限定的な例は、国際化粧品成分辞典(International Cosmetic Ingredient Dictionary)、第5版、1993年、及びCTFA化粧品成分ハンドブック(Cosmetic Ingredient Handbook)、第2版、1992年に記載されている。
様々な高融点脂肪族化合物類のうち、脂肪族アルコール類を、本発明の組成物では好ましく使用する。本明細書で有用な脂肪族アルコール類は、約14〜約30個の炭素原子数、好ましくは約16〜約22個の炭素原子数を有するものである。これらの脂肪族アルコール類は、飽和であり、且つ直鎖又は分枝鎖アルコール類であることができる。好ましい脂肪族アルコール類としては、例えば、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、及び、これらの混合物が挙げられる。
高純度の単一化合物である高融点脂肪族化合物類が好ましい。純粋なセチルアルコール、ステアリルアルコール、及び、ベヘニルアルコールの群から選択した純粋な脂肪族アルコールの単一化合物類が極めて好ましい。本明細書において「純粋」とは、化合物の純度が少なくとも約90%、好ましくは少なくとも約95%であることを意味する。高純度のこれら単一化合物類は、消費者が前記組成物を洗い落とす時の、毛髪からの優れたすすぎ易さを提供する。
水性キャリア
本発明のコンディショニング組成物は水性キャリアを含む。このキャリアの濃度と種は、他の構成成分との適合性、及び当該製品の他の所望の特性に応じて選択される。一般的に、本発明の組成物は、水を約20%〜約99%、好ましくは約30%〜約95%、より好ましくは約80%〜約95%含む。
本発明で有用な前記キャリアとしては、水、並びに低級アルキルアルコール類の水溶液及び多価アルコール類の水溶液が挙げられる。本明細書において有用な低級アルキルアルコール類は、炭素数が1〜6個の1価アルコール類、より好ましくはエタノール及びイソプロパノールである。本明細書において有用な多価アルコール類としては、プロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、及びプロパンジオールが挙げられる。
好ましくは、水性キャリアは実質的に水である。好ましくは、脱イオン水を使用する。ミネラルカチオン類を包含する天然供給源からの水もまた、製品の所望の特性に応じて使用することができる。
ゲルマトリックス
好ましくは、前記カチオン性界面活性剤類は、高融点脂肪族化合物類及び水性キャリアと共に、本発明の組成物中にゲルマトリックスを形成する。
前記ゲルマトリックスは、様々なコンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪へ塗布している時のツルツル感、並びに乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感をもたらすのに適している。前記ゲルマトリックスを提供するという観点から、カチオン性界面活性剤と高融点脂肪族化合物は、カチオン性界面活性剤と高融点脂肪族化合物との重量比が好ましくは約1:1〜約1:10、より好ましくは約1:1〜約1:6の範囲内になるような濃度で含有される。
ゲルマトリックスを形成させるには、次の方法によって組成物を調製するのが好ましい。
水を、典型的には、少なくとも約70℃、好ましくは約80℃〜約90℃まで加熱する。前記カチオン性界面活性剤及び前記高融点脂肪族化合物を水と混ぜ合わせて、混合物を形成させる。前記混合物の温度は、好ましくは、カチオン性界面活性剤の融解温度及び高融点脂肪族化合物の融解温度の双方よりも高い温度に保ち、そして混合物全体を均質化させる。固形分が観察されなくなるまで混合した後、前記混合物を徐々に(例えば、約1℃/分〜約5℃/分の速度で)、60℃未満の温度まで、好ましくは約55℃未満の温度まで冷却する。この穏かな冷却プロセス中に、顕著な粘度上昇が約55℃〜約65℃までの間で観察される。これが、ゲルマトリックスの形成を示している。高分子量水溶性カチオン性ポリマーは、攪拌しながら約55℃で又は冷却の前に、前記混合物に添加することができる。次に、追加成分を前記ゲルマトリックスと混ぜ合わせて、室温まで冷却する。
好ましくは、本発明は、ゲルマトリックスを組成物の約60重量%〜約99重量%、好ましくは約70重量%〜約95重量%、そしてより好ましくは約80重量%〜約95重量%含んでおり、これに、シリコーン類などの任意成分を添加することができる。前記量のゲルマトリックスを含有する組成物は、典型的には、25℃においてブルックフィールド(Brookfield)粘度計を用いてせん断速度1.0rpmで測定する時、約5Pa.s(5,000cps)〜約40Pa.s(40,000cps)、好ましくは約10Pa.s(10,000cps)〜約30Pa.s(30,000cps)、そしてより好ましくは約12Pa.s(12,000cps)〜約28Pa.s(28,000cps)までの粘度で特徴付けられる。本発明の組成物が増粘ポリマーを含有してもよいが、本発明の組成物は、増粘ポリマーが存在しなくても前記粘度を有することができる。
シリコーン化合物
好ましくは、本発明の組成物はシリコーン化合物を含有する。シリコーン化合物は、乾いた毛髪での滑らかさ及び柔らかさをもたらすことができると考えられている。シリコーン化合物類は、本明細書では好ましくは組成物の約0.1重量%〜約20重量%、より好ましくは約0.15重量%〜約10重量%、更により好ましくは約0.2重量%〜約8重量%までの濃度で使用することができる。
本明細書において有用なシリコーン化合物類は、単一化合物として、少なくとも2つのシリコーン化合物類のブレンド又は混合物として、あるいは少なくとも1つのシリコーン化合物と少なくとも1つの溶媒とのブレンド又は混合物として、好ましくは25℃において約1,000〜約2,000,000mPa・sの粘度を有する。
粘度は、ダウ・コーニング社(Dow Corning Corporate)の試験方法CTM0004(Test Method CTM0004)、1970年7月20日に記載されているようにして、ガラスキャピラリー粘度計を用いて測定することができる。好適なシリコーン流体類には、ポリアルキルシロキサン類、ポリアリールシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、ポリエーテルシロキサンコポリマー類、アミノ置換シリコーン類、四級化シリコーン類、及びこれらの混合物が挙げられる。コンディショニング特性を有する他の不揮発性シリコーン化合物類も使用することができる。
好ましくは、前記シリコーン化合物類は、前記組成物中では約1ミクロン〜約50ミクロンの平均粒径を有する。
本明細書で有用なシリコーン化合物類としては、次の構造式を有するポリアルキル又はポリアリールシロキサン類が挙げられる:
Figure 2009539982
式中、R93はアルキル又はアリールであり、pは約7〜約8,000の整数である。Z8はシリコーン鎖の末端部を封鎖する基を表す。シロキサン鎖に置換した又はシロキサン鎖の末端部Z8に置換したアルキル若しくはアリール基(R93)は、得られるシリコーンが室温で流体のままであり、分散性があり、毛髪に適用された時に刺激性がなく、毒性やその他の害もなく、組成物の他の構成成分と相溶性があり、通常の使用及び保管条件下で化学的に安定であり、そして毛髪に付着して毛髪の状態を整える限り、いかなる構造をも有することもできる。好適なZ8基としては、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、及びアリールオキシが挙げられる。ケイ素原子上の2つのR93基は、同一の基又は異なる基を表してもよい。好ましくは、2つのR93基は同一の基を表す。好適なR93基としては、メチル、エチル、プロピル、フェニル、メチルフェニル及びフェニルメチルが挙げられる。好ましいシリコーン化合物類はポリジメチルシロキサン、ポリジエチルシロキサン、及びポリメチルフェニルシロキサンである。ジメチコンとしても知られるポリジメチルシロキサンが特に好ましい。使用され得るポリアルキルシロキサン類としては、例えば、ポリジメチルシロキサン類が挙げられる。これらのシリコーン化合物類は、例えば、ビスカシル(Viscasil)(登録商標)及びTSF 451シリーズでゼネラル・エレクトリック社(General Electric Company)から、並びにダウ・コーニング(Dow Corning)SH200シリーズでダウ・コーニング(Dow Corning)から入手可能である。
上記ポリアルキルシロキサン類は、例えば、より低い粘度を有するシリコーン化合物類との混合物として入手可能である。かかる混合物の粘度は、好ましくは約1,000mPa・s〜約100,000mPa・s、より好ましくは約5,000mPa・s〜約50,000mPa・sまでである。かかる混合物は、好ましくは、(i)粘度が25℃において約100,000mPa・s〜約30,000,000mPa・s、好ましくは約100,000mPa・s〜約20,000,000mPa・sまでの第1シリコーンと;(ii)粘度が25℃において約5mPa・s〜約10,000mPa・s、好ましくは約5mPa・s〜約5,000mPa・sまでの第2シリコーン、とを含む。本明細書において有用なかかる混合物としては、例えば、粘度が18,000,000mPa・sのジメチコンと粘度が200mPa・sのジメチコンとのブレンドであって、GE東芝(GE Toshiba)から入手可能なもの、並びに粘度が18,000,000mPa・sのジメチコンとGE東芝から入手可能なシクロペンタシロキサンとのブレンドである。
本明細書で有用なシリコーン化合物類としては、更にシリコーンゴムも挙げられる。「シリコーンゴム」という用語は、本明細書で使用する時、25℃での粘度が1m2/s(1,000,000センチストークス)以上であるポリオルガノシロキサン材料を意味する。本明細書に記載のシリコーンゴム類はまた、先に開示したシリコーン化合物類と一部重複する部分もあり得ると考えられる。この重複は、これらの物質を何ら制限するものではない。「シリコーンゴム類」は、通常、約200,000を超え、一般に約200,000〜約1,000,000の質量分子量(mass molecular weight)を有する。具体例としては、ポリジメチルシロキサン、ポリ(ジメチルシロキサン・メチルビニルシロキサン)コポリマー、ポリ(ジメチルシロキサン・ジフェニルシロキサン・メチルビニルシロキサン)コポリマー、及びこれらの混合物が挙げられる。シリコーンゴム類は、例えば、より低い粘度を有するシリコーン化合物類との混合物として入手可能である。本明細書で有用なかかる混合物には、例えば、信越化学工業株式会社(Shin-Etsu)から入手可能なゴム/シクロメチコン・ブレンドが挙げられる。
使用することができるシリコーン化合物類には、例えば、ポリプロピレンオキシド変性ポリジメチルシロキサンが挙げられるが、エチレンオキシド、又はエチレンオキシドとプロピレンオキシドとの混合物も使用できる。このエチレンオキシド及びポリプロピレンオキシドの濃度は、シリコーンの分散特性を妨げることがないように十分に低くあるべきである。これらの物質類は、ジメチコンコポリオール類としても知られている。
本明細書で有用なシリコーン化合物類としては、更にアミノ置換物質類も挙げられる。好ましいアミノシリコーン類としては、例えば、次の一般式(III):
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a
(式中、Gは、水素、フェニル、ヒドロキシ、又はC1〜C8アルキル、好ましくはメチルであり;aは0又は1〜3の整数、好ましくは1であり;bは、0、1、又は2、好ましくは1であり;nは、0〜1,999までの数、好ましくは約100〜約2,000、より好ましくは300〜1,800であり;mは、0〜1,999の整数であり、好ましくはmは0であり;nとmとの和は、1〜2,000までの数であり;aとmは共に0ではなく;R1は、一般式CqH2qLに相当する一価のラジカルであり、式中、qは、2〜8までの値を有する整数であり、そしてLは次の基から選択される:−N(R2)CH2−CH2−N(R22;−N(R22;−N(R23-;−N(R2)CH2−CH2−NR22-;式中、R2は、水素、フェニル、ベンジル、又は飽和炭化水素ラジカル、好ましくは約C1〜約C20までのアルキルラジカルであり;A-はハロゲン化物イオンである)に相当するものが挙げられる。Lは、好ましくは、−N(CH32又は−NH2である。
1つの極めて好ましいアミノシリコーン類は、式(III)(式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルで、nは、好ましくは約1500〜約1700、より好ましくは約1600であり;Lは、−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である)に対応するものである。別の極めて好ましいアミノシリコーン類は、式(III)(式中、m=0、a=1、q=3、G=メチルで、nは、好ましくは約400〜約600、より好ましくは約500であり;Lは、−N(CH32又は−NH2、より好ましくは−NH2である)に対応するものである。このような極めて好ましいアミノシリコーン類は、末端アミノシリコーン類と呼ばれることがあるが、これはシリコーン鎖の一端又は両端が、窒素含有基によって末端処理されているためである。
前記アミノシリコーン類は、組成物中に組み込まれる場合、より低粘度の溶媒と混合することができる。このような溶媒類としては、例えば、極性又は非極性の、揮発性又は不揮発性油類が挙げられる。このような油類としては、例えば、シリコーンオイル類、炭化水素類、及びエステル類が挙げられる。かかる各種溶媒のうち、好ましいものは、非極性の揮発性炭化水素類、揮発性環状シリコーン類、不揮発性線状シリコーン類、及びこれらの混合物から成る群から選択されるものである。本明細書において有用な不揮発性線状シリコーン類は、25℃において約1〜約0.02m2/s(20,000センチストークス)、好ましくは約2E−5m2/s(20センチストークス)〜約0.01m2/s(10,000センチストークス)までの粘度を有するものである。前記の好ましい溶媒のうち、極めて好ましいのは、アミノシリコーン類の粘度を低下させ、そして改善されたヘアコンディショニング効果、例えば、乾いた毛髪上での弱められた摩擦をもたらすという観点から、非極性の揮発性炭化水素類、特に非極性の揮発性イソパラフィン類である。かかる混合物の粘度は、好ましくは約1,000mPa・s〜約100,000mPa・s、より好ましくは約5,000mPa・s〜約50,000mPa・sである。
他の好適なアルキルアミノ置換シリコーン化合物類としては、次の構造で表されるものが挙げられる:
Figure 2009539982
式中、R94は、H、CH3又はOHであり;p1及びp2は1以上の整数であり、この場合、p1とp2の和は650〜1,500であり;q1及びq2は1〜10までの整数である。Z8はシリコーン鎖の末端部を封鎖する基を表す。好適なZ8基としては、ヒドロキシ、メチル、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、及びアリールオキシが挙げられる。極めて好ましいものは、「アモジメチコン」として知られているものである。本明細書で有用な市販のアモジメチコン類としては、例えば、ダウ・コーニング(Dow Corning)から入手可能なBY16−872が挙げられる。
使用することのできるその他のアミノ置換シリコーンポリマー類は、次の式:
Figure 2009539982
(式中、R98は、炭素原子数1〜18の一価の炭化水素ラジカル、好ましくはアルキルラジカル又はアルケニルラジカル、例えば、メチルを表し;R99は、炭化水素ラジカル、好ましくはC1〜C18アルキレンラジカル、又はC1〜C18及びより好ましくはC1〜C8のアルキレンオキシラジカルを表し;Q-は、ハロゲン化物イオン、好ましくは塩素であり;p5は、2〜20まで、好ましくは2〜8までの統計学的平均値を表し;p6は、20〜200まで、そして好ましくは20〜50までの統計学的平均値を表す)で表される。
上記シリコーン化合物類は更にエマルションの形態で本発明の組成物に組み入れることができ、この場合、前記エマルションは、機械的混合によって(my mechanical mixing)又はエマルション重合による合成段階で、アニオン性界面活性剤類、非イオン性界面活性剤類、カチオン性界面活性剤類、及びこれらの混合物から選択された界面活性剤の助けを借りて又は助け無しで製造される。
追加の構成成分
本発明の組成物は他の追加の構成成分を包含してもよく、前記追加の構成成分は、最終製品の所望の特性によって当業者により選択され得、そして前記追加の構成成分は、組成物をより美容的又は審美的に許容可能なものにするのに適しているか、あるいは付加的な利用効果を組成物に与得るのに適している。かかる他の追加の構成成分は、一般に、独立して、前記組成物の約0.001重量%〜約10重量%、好ましくは約5重量%までの濃度で用いられる。
多様な他の追加の構成成分を、本発明の組成物中に配合することも可能である。これらには、次のものが挙げられる:25℃未満の融点を有する低融点油類であって、例えば、オレイルアルコールなどの不飽和脂肪族アルコール類、及びペンタエリスリトールエステル油類などのエステル油類を包含するもの;カチオン性コンディショニングポリマー類であって、例えば、カチオン性セルロース類及びカチオン性グアーガム類を包含するもの;ポリエチレングリコール類;その他のコンディショニング類、例えば、商品名ペプテイン(Peptein)2000としてホーメル(Hormel)から入手可能な加水分解コラーゲン、商品名Eミックス−d(Emix-d)としてエーザイ(Eisai)から入手可能なビタミンE、ロシュ(Roche)から入手可能なパンテノール、ロシュから入手可能なパンテニルエチルエーテル、加水分解ケラチン、タンパク質類、植物抽出物類、及び栄養素類;防腐剤類、例えば、ベンジルアルコール、メチルパラベン、プロピルパラベン、及びイミダゾリジニル尿素;pH調整剤類、例えば、クエン酸、クエン酸ナトリウム、コハク酸、リン酸、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリウム;塩類、一般には、例えば、酢酸カリウム、及び塩化ナトリウム;着色剤類、例えば、FD&C又はD&C色素類のうちいずれか;香料類;及び金属イオン封鎖剤類、例えば、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム;紫外線スクリーニング剤及び吸収剤並びに赤外線スクリーニング剤及び吸収剤、例えば、サリチル酸オクチル、オクチルメトキシシンナメート、ベンゾフェノン−3、及びネンゾフェノン−4(nenzophenone-4);並びにフケ止め剤類、例えば、ジンクピリチオン、及びサリチル酸。
製品形態
本発明のコンディショニング組成物類は、リンスオフ製品類又はリーブオン製品類の形態であることができ、またクリーム類、ジェル類、エマルション類、ムース類、及びスプレー類を包含するが、これらに制限されない、多種多様な製品形態類で配合されることができる。
本発明のコンディショニング組成物は、リンスオフヘアーコンディショナーに特に適している。かかる組成物は、好ましくは次の工程で使用される:
(i)毛髪をシャンプーした後、毛髪の状態を整えるための有効量のコンディショニング組成物類を毛髪に適用する工程;及び
(ii)その後、毛髪をすすぐ工程。
以下の実施例は、本発明の範囲内にある実施形態を更に説明及び実証する。これら実施例は、説明の目的のためのみに提示するものであって、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく多くの変更が可能であるので、本発明を制限するものと解釈すべきではない。成分は、当てはまる場合は、化学名又はCTFA名称で識別し、そうでない場合には以下で定義する。
Figure 2009539982
Figure 2009539982
構成成分の定義
*1 非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤−1:ステアリルエチルヘキシルジモニウムメト硫酸塩であって、商品名「アーカード(Arquad)」HTL8−MSとしてアクゾ・ノベル(Akzo Nobel)から入手可能なもの
*2 ジメチコンブレンド:粘度が18,000,000mPa・sであるジメチコンと、粘度が200mPa・sのジメチコンとのブレンドであって、GE東芝(GE Toshiba)から入手可能なもの
*3 ジメチコン/シクロメチコン:粘度が18,000,000mPa・sであるジメチコンとシクロペンタシロキサンとのブレンドであって、GE東芝(GE Toshiba)から入手可能なもの
*4 アミノシリコーン:粘度が10,000mPa・sである、GEから入手可能な末端アミノシリコーンであって、次の式(III):
(R1a3-a−Si−(−OSiG2n−(−OSiGb(R12-bm−O−SiG3-a(R1a (III)
(式中、Gはメチルであり;aは整数1であり;nは、400〜約600までの数であり;mは整数0であり;R1は、一般式CqH2qL(ここで、qは、整数3であり、LはNH2である)に相当する一価のラジカルである)を有するものである。
*5 カトン(Kathon)CG:ローム・アンド・ハース(Rohm&Haas)から入手可能
調製方法
先に示したような「実施例1」〜「実施例15」までのコンディショニング組成物は、当該技術分野において周知のあらゆる従来の方法によって調製することができる。これらは、次のようにして好適に調製される:
カチオン性界面活性剤類及び高融点脂肪族化合物類を、攪拌しながら水に添加して、約80℃に加熱する。混合物を約55℃まで冷却する。シリコーン化合物類、香料類、防腐剤類は、包含される場合、混合物に攪拌しながら添加する。次に、混合物を室温まで冷却する。
実施例1〜15は、本発明のヘアコンディショニング組成物類であって、リンスオフ用途に特に有用である。前述の「実施例1」〜「実施例15」に開示され及び表された実施形態類は多くの利点を有する。例えば、これらは、改善された簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、ゲルマトリックスの改善されたコンディショニング効果、例えば、濡れた毛髪に適用している間のツルツル感を維持することができる。これらは更に、かかる簡単に洗い流せる感じをもたらすと同時に、毛髪への十分な量のコンディショニング剤類の付着を維持して、乾燥コンディショニング効果、例えば、乾いた毛髪での柔らかさ及びしっとり感をもたらすことも可能である。
本明細書に開示されている寸法及び値は、列挙した正確な数値に厳しく制限されるものとして理解されるべきではない。それよりむしろ、特に指定されない限り、こうした寸法はそれぞれ、列挙された値とその値周辺の機能的に同等の範囲との両方を意味するものとする。例えば、「40mm」として開示された寸法は、「約40mm」を意味することを意図する。
「発明を実施するための最良の形態」において引用されたすべての文献は、その関連部分において、参照として本明細書に組み込まれ、いずれの文献の引用も、それが本発明に関する先行技術であるという承認として解釈されるべきではない。本明細書中の用語のいずれかの意味又は定義が、参照として組み込まれた文献中の同じ用語のいずれかの意味又は定義と相反する範囲については、本明細書中の用語に指定された意味又は定義を適用するものとする。
本発明の特定の実施形態類を図示及び説明してきたが、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく他の様々な変更及び修正を実施できることが当業者には自明であろう。従って、本発明の範疇にあるかかる変更及び修正はいずれも、添付の特許請求の範囲において網羅されているものとする。

Claims (9)

  1. (a)約0.1重量%〜約10重量%の、次の式:
    Figure 2009539982
    (式中、R71は、炭素原子数12〜30の非官能化直鎖アルキル基から選択され、R72は、炭素原子数6〜10の非官能化分枝アルキル基から選択され、R73及びR74は、独立して、炭素原子数1〜約4のアルキル基、又は炭素原子数約4までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、X-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)
    を有する非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン性界面活性剤と、
    (b)約1重量%〜約15重量%の高融点脂肪族化合物と、
    (c)水性キャリアと
    を含むコンディショニング組成物。
  2. (a)約0.1重量%〜約10重量%の、次の式:
    Figure 2009539982
    (式中、R71は、炭素原子数12〜30のアルキル基、又は炭素原子数約30までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、R72は、炭素原子数5〜12のアルキル基、又は炭素原子数約12までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、R73及びR74は、独立して、炭素原子数1〜約4のアルキル基、又は炭素原子数約4までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、X-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)
    を有する非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン性界面活性剤と、
    (b)約1重量%〜約15重量%の高融点脂肪族化合物と、
    (c)水性キャリアと、
    (d)約0.1重量%〜約9重量%の、モノアルキルカチオン性界面活性剤から選択される追加のカチオン性界面活性剤と
    を含むコンディショニンク組成物であって、
    前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と前記追加のカチオン性界面活性剤との重量比が、約1:1〜約1:10の範囲内であるコンディショニング組成物。
  3. (a)約0.1重量%〜約10重量%の、次の式:
    Figure 2009539982
    (式中、R71は、炭素原子数12〜30の非官能化直鎖アルキル基から選択され、R72は、炭素原子数6〜10の非官能化分枝アルキル基から選択され、R73及びR74は、独立して、炭素原子数1〜約4のアルキル基、又は炭素原子数約4までの、芳香族基、アルコキシ基、ポリオキシアルキレン基、アルキルアミド基、ヒドロキシアルキル基、アリール基、若しくはアルキルアリール基から選択され、X-は塩形成アニオンであって、例えば、ハロゲンラジカル、酢酸塩ラジカル、クエン酸塩ラジカル、乳酸塩ラジカル、グリコール酸塩ラジカル、リン酸塩ラジカル、硝酸塩ラジカル、スルホン酸塩ラジカル、硫酸塩ラジカル、アルキル硫酸塩ラジカル、及びアルキルスルホン酸塩ラジカルから選択されるものである)
    を有する非対称ジアルキルアンモニウム塩カチオン性界面活性剤と、
    (b)約1重量%〜約15重量%の高融点脂肪族化合物と、
    (c)水性キャリアと、
    (d)約0.1重量%〜約9重量%の、モノアルキルカチオン性界面活性剤から選択される追加のカチオン性界面活性剤と
    を含むコンディショニング組成物であって、
    前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と前記追加のカチオン性界面活性剤との重量比が、約1:1〜約1:10の範囲内であるコンディショニング組成物。
  4. 前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と前記追加のカチオン性界面活性剤との重量比が、約1:1〜約1:5の範囲内である請求項2又は3に記載のコンディショニング組成物。
  5. 前記非対称ジアルキル四級化アンモニウム塩カチオン性界面活性剤と前記追加のカチオン性界面活性剤との重量比が、約1:1〜約1:3の範囲内である請求項2又は3に記載のコンディショニング組成物。
  6. -が、メト硫酸塩又はエト硫酸塩から選択されるアルキル硫酸塩である請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンディショニング組成物。
  7. 約0.1%〜約20%のシリコーン化合物を更に含む請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンディショニング組成物。
  8. 前記組成物が、アニオン性界面活性剤及びアニオン性ポリマーを実質的に含まない請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンディショニング組成物。
  9. リンスオフヘアコンディショニング組成物である請求項1〜3のいずれか一項に記載のコンディショニング組成物。
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