JP2013257030A - リリーフバルブ、及びそれを取り付けたコンプレッサー - Google Patents

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Abstract

【課題】調整キャップによる調整作業を不要とし、リリーフバルブの作動精度を高く確保しながら生産性を向上させる。
【解決手段】リリーフバルブは、コンプレッサー本体の空気室に前端部が取り付く筒状のバルブケース20と、その中心孔21内に配される弁体22と、弁体を閉じる向きに付勢するバネ手段23と、バルブケースの後端に固着される固定キャップ24とを具える。弁体作動圧力Pvはリリーフ圧P0よりも小、固定キャップに設ける排気孔は、直径dが2.0mm以下の小孔状のオリフィスとすることにより、中心孔と外気との間に圧力差PDを発生させる。作動圧力Pvと圧力差PDとの和(PV+PD)を、リリーフ圧P0とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、パンクしたタイヤにシーリング剤と圧縮空気とを順次送り込んでパンク修理を応急的に行うパンク応急修理用として好適であり、リリーフバルブを組み立てる際のリリーフ圧の調整作業を不要として、生産性を向上させたリリーフバルブ、及びそれを取り付けたコンプレッサーに関する。
パンク応急修理用のコンプレッサーに用いられるリリーフバルブとして、下記の特許文献1に記載のものが知られている。このリリーフバルブaは、図6に示すように、圧縮空気を生成するコンプレッサー本体bの空気室b1に前端部が取り付く筒状のバルブケースcを具える。前記バルブケースcには、その前端に前記空気室b1に通じる空気流入口h1が設けられかつ後端を開口させた中心孔hが形成される。叉中心孔h内には、前記空気流入口h1を開閉させる弁体eと、この弁体eを前記空気流入口h1に向かって付勢するバネ手段fとが配されるとともに、前記中心孔hの後端には、排気孔g1を有しかつ前後に螺進退自在に螺着される調整キャップgが取り付けられる。
そしてこのリリーフバルブaを組み立てる際には、予め設定されたリリーフ圧にてリリーフバルブaが作動するように、前記調整キャップgを螺進退してバネ手段fの付勢力を調節することが行われている。その理由としては、構造上、空気流入口h1の弁座部d1aからの弁体eの離/接がリリーフ圧を決定するが、この離/接は、弁体eのゴム材e1の形状や変形によってバラ付き易いためであり、そのため、調整キャップgによる調節が必要となる。
しかしながら、リリーフバルブaの全数に対して前記調節作業を行うには、多くの時間と労力が必要となり、生産性を著しく低下させるという問題がある。
特開2012−101450号公報
そこで本発明は、調整キャップによる調整作業を不要とし、リリーフバルブの作動精度を高く確保しながら生産性を向上させたリリーフバルブ、及びそれを取り付けたコンプレッサーを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本願請求項1の発明は、コンプレッサー本体の空気室に取り付き、前記空気室内の圧縮空気の圧力がリリーフ圧P0を超えたとき過圧を逃がすリリーフバルブであって、
前記空気室に前端部が取り付く筒状をなし、前端に前記空気室に通じる空気流入口を有しかつ後端を開口させた中心孔を具えたバルブケースと、
前記中心孔内に配され前記空気流入口を開閉させる弁体と、
前記中心孔内に配され前記弁体を空気流入口に向かって付勢するバネ手段と、
前記バルブケースの後端に固着され、かつ前記中心孔と外気とを導通する排気孔を有する固定キャップとを具え、
しかも前記弁体が後退して前記空気流入口を開く弁体作動圧力Pvを、前記リリーフ圧P0よりも小とし、
かつ前記排気孔を、直径dが2.0mm以下の小孔状のオリフィスとすることにより、圧縮空気が前記排気孔を通るときの抵抗により前記中心孔と外気との間に圧力差Pdを発生させるとともに、
前記弁体作動圧力Pvと圧力差Pdとの和(Pv+Pd)を、前記リリーフ圧P0としたことを特徴している。
また請求項2では、前記排気孔の直径dは、前記コンプレッサー本体の排気流量、リリーフ圧P0、及び弁体作動圧力Pvに基づき設定されることを特徴としている。
また請求項3では、前記排気孔は、長さが1〜5mmであることを特徴としている。
また請求項4は、コンプレッサーであって、請求項1〜3の何れかに記載のリリーフバルブをコンプレッサー本体の空気室に取り付けたことを特徴としている。
本発明は叙上の如く、弁体作動圧力Pvをリリーフ圧P0に一致させるのではなく、リリーフ圧P0よりも小に設定することで、リリーフ圧P0よりも低い圧力にて弁体を作動可能に構成している。他方、固定キャップに設ける排気孔を、直径dが2.0mm以下の小孔状のオリフィスとすることで、前記空気流入口から流入する圧縮空気が、排気孔を通過するときの抵抗により、バルブケース内と外気との間に圧力差Pdを発生させる。
この時、前記圧力差Pdは、弁体を閉じる向きの力として機能する。従って空気室内の圧力Pが、前記圧力の和(Pv+Pd)よりも小さい場合には、弁体が閉じて圧縮空気のリリーフバルブからの流出を阻止する。叉空気室内の圧力Pが、前記和(Pv+Pd)を超えて上昇すると、弁体が開いて圧縮空気を流出せしめ、圧力Pを減少させうる。即ち、リリーフ圧P0=(Pv+Pd)のリリーフバルブとして機能させることができる。
このようなリリーフバルブは、排気孔の直径dによって、圧力差Pd、即ちリリーフ圧P0を定めることができるため、従来の如き調整キャップの螺進退による調整作業が不要となり、リリーフバルブの作動精度を高く確保しながら生産性を向上させることが可能となる。
本発明のリリーフバルブを取り付けたコンプレッサーの一例を示す分解斜視図である。 コンプレッサー本体の主要部を示す斜視図である。 コンプレッサー本体の主要部を示す断面図である。 (A)、(B)はリリーフバルブの弁閉状態、弁開状態を示す断面図である。 コンプレッサーの使用状態の一例を示す斜視図である。 従来のリリーフバルブを示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態のコンプレッサー1は、空気室2を有するコンプレッサ本体3と、前記空気室2に取り付き、この空気室2内の圧縮空気の過圧を逃がすリリーフバルブ4とを具える。
本例では、前記コンプレッサー1が、例えば図5に示す如きパンク修理用のコンプレッサーである場合が示されており、図中の符号40は、パンク修理液を収容したボトル容器41の口部にキャップ42を取り付けたボトルユニットである。前記キャップ42には、前記コンプレッサー1からの圧縮空気をボトル容器41内へ送り込む空気取入れ口部42a、及びこの圧縮空気の送り込みにより前記ボトル容器41からパンク修理液と圧縮空気とを順次取り出す取出し口部42bが設けられる。本例では、前記コンプレッサー1と空気取入れ口部42aとの間、及び取出し口部42bとタイヤTとの間がそれぞれホース43a、43bにて接続される場合が例示されるが、前記コンプレッサー1と空気取入れ口部42aとの間をホース43aを介することなく直接接続可能に構成することもできる。
次に、前記コンプレッサ本体3は、モータM、該モータMに連結されるピストン5、このピストン5との間で空気を圧縮するポンプ室6を形成するシリンダ7を含んで構成され、これらは収納ケース9内に一体可搬に収納される。
前記収納ケース9は、小高さの偏平略直方体状の箱体をなし、上下のケース部9U、9Lに分解可能に形成されている。前記モータMとしては、自動車の12V直流電源で作動する市販の種々のDCモータが採用できる。このモータMには、自動車のシガーライターソケットに接続可能な電源プラグ10を先端に設けた電源コードが、前記収納ケース9の上板部に取り付く電源スイッチSWを介して接続される。
図2、3に示すように、前記ピストン5は、前記モータMに周知のクランク機構11を介して連結され、ポンプ室6内に往復運動可能に配される。このピストン5には、このピストン5をその軸芯方向に貫通してのびる吸気孔12Aと、この吸気孔12Aをポンプ室側からバネ性を有して閉じる、例えばゴム、合成樹脂、金属等の弾性体などの弁12Bとを用いた吸気弁12が形成される。
叉前記シリンダ7は、前記ポンプ室6を形成する円筒状のシリンダ本体7Aと、その端部に連設され前記ポンプ室6からの圧縮空気を受け取る空気室2を形成するシリンダ副部7Bとを一体に具える。前記ポンプ室6と空気室2とは、小孔13を介して導通される。なおこの小孔13には、前記空気室2内の圧縮空気がポンプ室6側に逆流するのを防止する周知構造の一方弁(図示しない。)が設けられる。
そして前記空気室2には、この空気室2内の圧縮空気の圧力Pがリリーフ圧P0を超えたときにその過圧を逃がすリリーフバルブ4が取り付きく。なお本例の空気室2には、この空気室2内の圧縮空気をボトルユニット40側に送り出す空気送給部14と、圧縮空気の圧力Pを測定する圧力計15に接続する接続部16とがさらに接続される。
次に、前記リリーフバルブ4は、図4(A)に示すように、前端部が前記空気室2に取り付く筒状のバルブケース20と、このバルブケース20の中心孔21内に配される弁体22と、前記弁体22を付勢するバネ手段23と、前記バルブケース20の後端に固着される固定キャップ24とを具える。
具体的には、本例のバルブケース20は、前記空気室2をなすシリンダ副部7Bから後方に向かって突出する円筒状をなす。そしてその内部には、前記空気室2に通じる空気流入口25を前端に有しかつ後端を開口させた前記中心孔21が配される。本例の中心孔21は、前記空気流入口25から後方側に延びる小径な第1の中心孔部21Aと、この第1の中心孔部21Aに、先細コーン状の弁座部21Bを介して同心に連なる大径な第2の中心孔部21Cとを具える。なお本例では、第2の中心孔部21Cの後方側に、段差21Dを介して、大径な固定キャップ取付け孔部21Fをさらに連設している。
前記弁体22は、本例では前記第2の中心孔部21C内に配され、前記弁座部21Bと離接することにより前記空気流入口25を開閉させる。本例の弁体22は、全体がゴム弾性材から形成されたゴム栓状をなし、前記弁座部21Bに密に当接可能な例えば凸曲面状の頭部22Aの後端に、前記バネ手段23の前端部を係止する円柱状のバネ係止部22Bを突出させている。
叉前記固定キャップ24は、前記バルブケースの後端に固着されるとともに、前記中心孔21と外気26とを導通する排気孔27を具える。本例では、前記固定キャップ24は、前記固定キャップ取付け孔部21Fに嵌合する円柱状の基部24Aの前端に、前記バネ手段23の後端部を係止する円柱状のバネ係止部24Bを突出させている。叉本例の固定キャップ24は、前記段差21Dと当接することにより位置決めされるとともに、バルブケース20後端のカシメ部20aによって、位置ずれすることなく強固に固定される。
叉前記バネ手段23は、本例ではコイルバネであって、前記第2の中心孔部21C内、かつ弁体22と固定キャップ24との間に配されることによって、前記弁体22を空気流入口25に向かって付勢する。
そして本実施形態のリリーフバルブ4では、前記弁体22が後退して前記空気流入口25を開く時の弁体作動圧力Pvを、前記リリーフ圧P0よりも小に設定している。叉リリーフバルブ4では、前記排気孔27は、その直径dが2.0mm以下の小孔状のオリフィス30として形成される。これにより、図4(B)に示すように、前記空気流入口25から流入した圧縮空気が前記排気孔27を通るとき、抵抗が生じ、バルブケース20内と外気26との間に圧力差Pdを発生させることができる。そして、前記弁体作動圧力Pvと圧力差Pdとの和(Pv+Pd)を、前記リリーフ圧P0として設定している。
以下に、リリーフ圧P0が350kPaのリリーフバルブ4を形成する場合を具体的に説明する。
まず弁体22の弁体作動圧力Pvを、前記リリーフ圧P0よりも小な値、例えば320kPaに設定する場合について考える。例えば圧縮空気の圧力Pが320kPaの時、弁体22を押し上げる力Fは、下記式(1)で示される。式中の記号「Da」は、弁体22が圧力Pを受ける受圧面の直径である。例えば、前記直径Daが6mmの時、式(1)より、F≒9.04Nとなる。
F=(π×Da/4)×320 −−−(1)
従って、図4(A)の弁閉状態におけるバネ圧縮力が9.04Nとなるバネ手段23を用いることで、弁体22の弁体作動圧力Pvを320kPaに設定することができる。
次に、前記弁体作動圧力Pvと圧力差Pdとの和(Pv+Pd)が、リリーフ圧P0となる。本例では、リリーフ圧P0=350kPa、弁体作動圧力Pv=320kPaであるので、前記圧力差Pdは30kpaである。そして、前記圧力差Pdを30kPaとするための排気孔27の直径dを、下記に計算して求める。
図4(B)の弁開状態において、リリーフバルブ4内を流れる空気の流量Qは、下記式(2)で示される。
Q=C×A×√(2×Pd/ρ)−−−(2)
式中の記号
C−−−流出係数であり、おおよそ0.7±0.1である。
A−−−排気孔27の断面積であって、A=π×d/4(単位m)である。
Pd−−−外気26との圧力差で、本例では30kPa(=30×10Paに設定。
ρ−−−空気の密度(単位kg/m)であって、温度20℃、外気圧の時1.205kg/mである。
そして、前記リリーフバルブ4を、排気流量Qが7リッタ/分(=0.117×10−3m/sec)のコンプレッサー1に使用したと考えると、
A=Q/{C×√(2×Pd/ρ)}
≒0.117×10−3/{0.7×√(2×30×10/1.205)
≒0.749×10−6 (単位m
となる。
叉、d=√(4×A/π)
≒√(4×0.749×10−6/3.14)
≒0.98×10−3(単位m)
従って、排気孔27の直径dを0.98mm、かつ弁体22の弁体作動圧力Pvを320kPaとすることで、排気流量Qが7リッタ/分のコンプレッサにおいて、リリーフバルブ4のリリーフ圧P0を350kPaに設定することができる。
このように設定されたリリーフバルブ4は、空気室2の内圧Pが、弁体作動圧力Pv(例えば320kPa)を超えたとき、弁体22が一旦開き、圧縮空気が中心孔21内に流入する。この時、前記排気孔27の直径が充分大の場合には、中心孔21内の圧力と外気との圧力差ΔPは略0であるため、弁体22は開きっぱなしとなる。しかし本発明では、排気孔27が小径状のオリフィス30をなすため、中心孔21内の圧力と外気26との間に圧力差ΔPが生まれ、(Pv+ΔP)>Pとなって、弁体22は瞬時に閉じられる。
ここで、前記中心孔21内に残った圧縮空気は、前記排気孔27を通って徐々に流出し前記圧力差ΔPは減少する。これに対して空気室2の内圧Pは、ポンプの作動によって上昇し、(ΔP+Pv)<Pとなった時、弁体22が一旦開き、圧縮空気が中心孔21内に流入する。このように弁体22の開/閉が繰り返されながら、空気室2の内圧Pが上昇していく。そして空気室2の内圧Pが、リリーフ圧P0を超えた状態においては、ΔP=Pb、P>(Pv+ΔP)となって、弁体22が開放状態となり、内圧Pがリリーフ圧P0となるまで排気孔27から圧縮空気は排出される。
前記排気孔27による上記機能を安定して発揮させるためには、排気孔27の長さLを1〜5mmとするのが好ましい。前記長さLが1mmを下回ると排気の流れが不安定となり、逆に5mmを超えると流過抵抗が大きくなって、何れもリリーフ圧での作動精度が低下する傾向となる。
叉リリーフバルブ4では、前記弁体作動圧力Pvが低すぎると、リリーフ圧P0に至るまでの間に弁体22が開く回数が増えるため、圧力の上昇速度が減じる傾向があり、従って、弁体作動圧力Pvは、リリーフ圧P0との差(P0−Pv)が50kPa以下であるのが好ましい。叉前記差(P0−Pv)が小さすぎると、リリーフ圧P0での作動精度が低下する傾向となり、従って差(P0−Pv)は10kPa以上が好ましい。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
本発明の効果を確認するため、図4に示す構造をなすリリーフバルブを、下記の仕様に基づき100個試作し、排気流量Qが7リッタ/分のコンプレッサーに取り付けた時の各リリーフバルブの実際のリリーフ圧力P0のバラツキを測定した。
<共通仕様>
バネ手段による弁体作動圧力Pv:320kPa
排気孔の直径d :0.98mm
排気孔27の長さL :3mm
リリーフ圧P0の目標値 :350kPa
各リリーフバルブのリリーフ圧力P0の平均値は350.7kPa、標準偏差8.4kPaであり、製造時の調整作業を不要としながら、リリーフバルブの作動精度を高く確保しうるのが確認できた。
1 コンプレッサー
2 空気室
3 コンプレッサー本体
4 リリーフバルブ
20 バルブケース
21 中心孔
22 弁体
23 バネ手段
24 固定キャップ
25 空気流入口
27 排気孔
30 オリフィス

Claims (4)

  1. コンプレッサー本体の空気室に取り付き、前記空気室内の圧縮空気の圧力がリリーフ圧P0を超えたとき過圧を逃がすリリーフバルブであって、
    前記空気室に前端部が取り付く筒状をなし、前端に前記空気室に通じる空気流入口を有しかつ後端を開口させた中心孔を具えたバルブケースと、
    前記中心孔内に配され前記空気流入口を開閉させる弁体と、
    前記中心孔内に配され前記弁体を空気流入口に向かって付勢するバネ手段と、
    前記バルブケースの後端に固着され、かつ前記中心孔と外気とを導通する排気孔を有する固定キャップとを具え、
    しかも前記弁体が後退して前記空気流入口を開く弁体作動圧力Pvを、前記リリーフ圧P0よりも小とし、
    かつ前記排気孔を、直径dが2.0mm以下の小孔状のオリフィスとすることにより、圧縮空気が前記排気孔を通るときの抵抗により前記中心孔と外気との間に圧力差Pdを発生させるとともに、
    前記弁体作動圧力Pvと圧力差Pdとの和(Pv+Pd)を、前記リリーフ圧P0としたことを特徴とするリリーフバルブ。
  2. 前記排気孔の直径dは、前記コンプレッサー本体の排気流量、リリーフ圧P0、及び弁体作動圧力Pvに基づき設定されることを特徴とする請求項1記載のリリーフバルブ。
  3. 前記排気孔は、長さが1〜5mmであることを特徴とする請求項1叉は2記載のリリーフバルブ。
  4. 請求項1〜3の何れかに記載のリリーフバルブをコンプレッサー本体の空気室に取り付けたコンプレッサー。
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