JP2013255972A - ワーク搬送装置およびその制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多関節型ロボットにおいて、カメラを用いてワークの位置を認識する際の位置検出精度の向上を図る。
【解決手段】 多関節型ロボット20によって容器11内のワーク13を加工室50に搬送する。多関節型ロボット20のアーム25には、ワーク13を撮影し位置検出するためのカメラ23を取り付ける。容器11の中敷12に載置されたワーク13の姿勢が傾いている場合、カメラ23で鉛直上方から撮影しても、ワーク13の全体にピントが合わず位置を検出できないことがある。かかる状態が生じると、制御装置100は、アーム21、22、25を制御して、カメラ23の姿勢を変化させて撮影することにより、ワーク13との相対的な傾きが小さい姿勢での画像を取得し、位置検出を行う。
こうすることにより、特別な機構を設けるまでなくワークの位置検出精度を向上させることができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、多関節型ロボットによりワークを搬送する技術に関する。
ワーク、即ち工場などでの加工対象品を、加工前の容器から取り出し、加工室などに搬送したり、加工後のワークを容器に収容したりするために、多関節型ロボットが利用されることがある。この場合、多関節型ロボットが、ワークの位置を認識して保持するため、カメラが利用されることがある。
特許文献1は、ロボットハンドに取り付けたカメラで、作業対象を認識する技術を開示している。また、特許文献2は、カメラを並進させながら撮影した複数枚の画像データに基づいて作業対象を3次元的に認識する技術を開示している。
特開平5−204423号公報 特開平6−10603号公報
一般に搬送前のワークは、容器などに収容されていることが多いが、必ずしも多関節型ロボットが把持しやすい姿勢、位置で正確に収容されているとは限らない。ワークを収容した容器を、多関節型ロボットの可動範囲にセットする際に、ワークの位置や姿勢がずれることもある。また、容器内に、中敷を介して多段にワークを重ねて収容する場合には、中敷の撓みなどによってワークの位置や姿勢が本来の状態からずれることもある。
多関節型ロボットが、こうしたずれを認識しないままワークを取りだそうとすれば、ワークの把持が不十分となり落下等してしまうおそれがあり、また取り出す際に容器や中敷にワークが引っかかるなどして容器内の他のワークを損傷などするおそれもある。
こうした支障を回避するためには、ワークの姿勢も考慮して、正確に位置を検出する必要がある。
しかし、ワークの姿勢を考慮するために、3次元ビジョンカメラなどの特殊な装置を用いると、コストが高くなりすぎるという新たな課題を招くことになる。
本発明は、かかる課題に鑑み、多関節型ロボットにおいて、カメラを用いてワークの位置を認識する際の位置検出精度の向上を図ることを目的とする。
本発明は、
ワークを搬送するためのワーク搬送装置であって、
多関節型ロボットと、前記多関節型ロボットを制御する制御部とを備え、
前記多関節型ロボットは、
基部から延伸し、多関節で連結されたアームと、
前記アームの先端に取り付けられ、前記ワークを把持するハンドと、
前記アームに取り付けられ、前記ワークを撮像するカメラとを有しており、
前記制御部は、
前記アームを制御して前記カメラを予め設定された複数の姿勢に順次変化させて前記ワークを撮像させ、該撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出し、該ワークを把持するよう前記アームおよびハンドを制御する
ワーク搬送装置として構成することができる。
本発明によれば、カメラを複数の姿勢に順次変化させて撮像することにより、ワークが本来の姿勢からずれている場合でも、その位置を精度良く検出することが可能となる。
また、多関節型ロボットは、アームの位置を自在に動かすことができ、本発明では、このアームにカメラを取り付けているため、アームの制御によって容易にカメラの姿勢を変化させることも可能である。従って、本発明によれば、カメラの姿勢を変化させるための特別な機構を新たに備えるまでなく低コストで、検出精度の向上効果を得ることが可能となる。
本発明において、カメラは、アームの任意の位置に取り付け可能であるが、ハンドから離れた位置、例えば、ハンドから間接をまたいだ位置に取り付けることが好ましい。こうすることにより、多関節型ロボットがワークを把持等するためにハンドを動作させる際に、カメラが支障になることを回避でき、稼働効率を向上させることが可能となる。
複数の姿勢での撮像は、種々の手順で行うことができる。例えば、予め設定された複数の姿勢で撮像した上で、位置の検出を行い、最善の結果が得られたものを利用してもよい。また別の方法として、撮像と検出を繰り返し実行する方法、即ち、ある姿勢で撮像して位置の検出を行い、検出精度が不十分のときには次の姿勢で撮像および位置の検出を行うという方法をとってもよい。後者の方法によれば、無駄な撮影を回避できる利点がある。
本発明において、
前記ワークは、略軸対象形状をなしている場合、
前記制御部は、合焦している部分の割合が所定値以上の前記撮像結果を用いて前記ワークの位置を検出するようにしてもよい。
カメラに対するワークの姿勢が相対的に傾いている場合、カメラで焦点が合う部分と、そうでない部分とが混在した画像が撮像されることになる。従って、ワークの画像のうち、合焦している部分の割合を検出することにより、位置の検出精度を評価することができる。上記態様によれば、このように比較的簡易な方法により、検出精度を評価することができ、制御処理の負荷を軽減することができる。
検出精度を評価するための所定値は、任意に設定可能である。
また、本発明においては、
前記アームの可動範囲内に前記カメラのレンズをクリーニングするクリーニング機構を備えており、
前記制御部は、所定数の姿勢で前記ワークの位置を検出できないとき、前記クリーニング機構によるレンズのクリーニングを行った後、前記撮像および検出を再試行するようにしてもよい。
ワークの位置が検出できない原因としては、ワークの姿勢が傾いていることだけでなく、レンズが汚れていることも可能性としてあげられる。上記態様のようにカメラのレンズのクリーニングを行えば、位置が検出できない原因は、ワークの傾きに絞られるため、無駄な撮像を繰り返すことなく、迅速に位置検出を行うことが可能となる。
クリーニングをはさむタイミングは、位置検出が正常に行われる統計データなどに基づいて任意に設定することができる。
上述のクリーニング機構は、種々の構成が可能であり、例えば、
前記クリーニング機構は、前記レンズの汚れを拭き取る拭取部を弾性部材によって支持した機構であり、
前記制御部は、前記クリーニングの際には、前記レンズを前記拭取部にこすりつけるよう前記アームを制御するものとしてもよい。
レンズの拭き取りは、最も簡便かつ効果的なクリーニング方法である。上記態様によれば、アームを制御することで、特別な装置を備えるまでなくクリーニングを実現することができる利点がある。また、上記態様では、拭取部は弾性部材によって支持しているため、レンズを拭取部にこすりつける際の圧力を弾性部材が吸収でき、レンズが破損することを容易に回避できる。
クリーニング機構としては、さらに、拭取部による拭き取り後に、レンズに圧搾空気などの気体を吹き付け、拭取部の微繊維などを吹き飛ばす機構を設けてもよい。
クリーニング機構を備えるか否かに関わらず、本発明においては、
搬送前の前記ワークは、可撓性の中敷に上に開口して形成された凹部内に収容されており、
前記制御部は、前記ハンドによって上方から前記ワークを保持した後、該ワークの姿勢を鉛直方向から所定角度だけ傾斜させた上で、該ワークを前記凹部から上方に持ち上げるよう制御するようにしてもよい。
可撓性の中敷にワークが収容されている場合、ワークの位置および姿勢によっては、凹部の側壁にワークの一部が食い込んでいる状態になっていることがある。かかる場合、ワークをそのまま上に持ち上げると、ワークが中敷を引っかけ、他の中敷を破損するおそれがある。上記態様によれば、ワークを持ち上げる前に、傾斜させるため、この動作によって、中敷にワークが食い込んでいる状態から解放させることができ、他のワークの破損等を回避することができる。
ワークの傾斜角は、上述の支障が生じない程度の傾きを、ワークの種類、動作環境などに応じて任意に設定可能である。
また、
該ワーク搬送装置は、搬送後の前記ワークを、上に開口して形成された凹部を有するワーク収容用中敷に収容するものであり、
前記制御部は、前記ワークを保持した前記アームを前記凹部内に鉛直方向から所定角度だけ傾斜させて置いた状態で、該ワークの保持を解放するよう制御するようにしてもよい。
ワークの搬送先が、凹部を有するワーク収容用中敷である場合、ワークを正確に凹部に収容する必要がある。上記態様のように、ワークを所定角度だけ傾けると、ワークの一部が凹部に比較的円滑に収容しやすくなり、結果として、ワーク全体の収容効率を向上させることができる。
ワークの傾斜角は、上述の支障が生じない程度の傾きを、ワークの種類、動作環境などに応じて任意に設定可能である。
本発明において、
前記ワークが、鉛直方向の貫通孔を有している場合、
搬送前の該ワークは、所定の中敷に収容されており、
前記多関節型ロボットは、前記ハンドで前記ワークを保持した際に前記貫通孔を突き抜けて延伸するロッドを突出させるロッド機構を備えており、
前記制御部は、前記ハンドで前記ワークを保持し、前記中敷から持ち上げる際、前記ロッドを突出させるよう制御するようにしてもよい。
鉛直方向の貫通孔を有しているワークとしては、例えば、筒状部分を有するワークなどが考えられる。
ワークが中敷に油分等で密着していたり、中敷に食い込んでいたりすると、ワークを持ち上げた際に、中敷をずらすなどして、収容されていた他のワークを破損するおそれがある。上記態様によれば、ロッドを突出させることによって、ワークと中敷とを確実に離れさせることができるため、こうした支障を回避できる。
ロッドを突出させるタイミングは、種々の設定が可能であるが、少なくとも中敷から持ち上げる際には突出させておくことが望ましい。
また、本発明のワーク搬送装置が、ミストが充満した加工室内に前記ワークを搬送するためのものである場合、
前記多関節型ロボットは、前記カメラのレンズに気体を吹き付ける気体吹付部を有しており、
前記制御部は、前記加工室内に搬送する際に、前記気体吹付部から気体を吹き付けるよう制御するようにしてもよい。
ミストとは、油分、水分、埃などが霧状に舞っている状態を言う。このようなミストが充満した加工室内への搬送時には、カメラのレンズに汚れが付着しやすい。上記態様によれば、レンズに気体を吹き付けることにより、レンズ周辺のミストを吹き飛ばすことができ、汚れの付着を抑制することができる。吹き付ける気体は、空気や窒素など、任意の気体を選択可能である。
本発明は、上述のワーク搬送装置としての態様に限らず、種々の態様をとることができる。
例えば、
基部から延伸し、多関節で連結されたアームと、前記アームの先端に取り付けられワークを把持するハンドと、前記アームに取り付けられ前記ワークを撮像するカメラとを有する多関節型ロボットによって、前記ワークを搬送するためのワーク搬送装置を制御する制御方法であって、
(a) 前記アームを制御して前記カメラを予め設定された姿勢で前記ワークを撮像した撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出する工程と、
(b) 前記ワークの位置が検出されない場合は、前記カメラを複数の姿勢に順次変化させて前記工程(a)を行う工程と、
(c) 前記検出されたワークの位置に基づき、該ワークを把持するよう前記アームおよびハンドを制御する工程と
を備えるワーク搬送装置の制御方法との態様をとってもよい。
この場合、さらに、ワーク搬送装置で述べた種々の特徴を併せて適用することも可能である。
本発明は、その他、コンピュータによってワーク搬送装置を制御するためのコンピュータプログラムとして構成してもよい。また、かかるコンピュータプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体として構成してもよい。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM,光磁気ディスク,ICカード,ROMカートリッジ,パンチカード,バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
装置の全体構成を示す説明図である。 ハンド周辺の構成を示す説明図である。 多関節型ロボット周辺に備えられた機構の構成を示す説明図である。 制御装置の機能ブロックを示す説明図である。 ワークの位置検出の原理を示す説明図である。 ワーク搬送制御処理のフローチャートである。 容器・中敷移載処理のフローチャートである。 ワーク位置検出処理のフローチャートである。 カメラ姿勢のシーケンスを示す説明図である。 ワーク取出し処理のフローチャートである。
A.装置構成:
A1.全体構成:
以下、垂直多関節型ロボットを用いたワーク搬送装置の実施例を示す。
図1は、装置の全体構成を示す説明図である。搬入側容器置き場10Aからワークを取り出し、加工室50に搬送した後、加工室50から加工済みのワークを取り出し、搬出側容器置き場10Bに搬送するための装置である。
図の右下に、搬入側容器置き場10Aに置かれた容器11に収容されているワークの様子を示した。本実施例で搬送対象とするワーク13は、図示するように、軸対象の部品であり、筒状の部分と、円盤状のフランジ部とを結合させた形状をなしている。これはワーク13の形状の一例であり、軸対象の部品や筒状部分を有する部品以外のワークを対象としてもよい。
容器11内では、ワーク13は、中敷12を介して多段に積み上げられている。中敷12は、樹脂製のシートであり、ワーク13を収容するための凹部が設けられている。中敷12は、ワーク13の種類に応じて用意されることになる。また、中敷12は、ワーク13を傷つけることなく多段に積むために必要な限度の剛性を有する程度であり、可撓性によってワーク13の姿勢が鉛直方向から傾くことがある。
搬入側容器置き場10Aに置かれた容器11および中敷12は、ワーク13が全て取り出された後、排出側容器置き場10Bに移動される。加工済みのワーク13は、搬入時と同様、中敷12を介して容器11内に多段に積み上げられて、排出される。
図中には、搬入側容器置き場10Aおよび搬出側容器置き場10Bの上に、中敷移載装置40を示した。図の煩雑化を回避するため図示を省略したが、中敷移載装置40は、レールで矢印F方向に移動可能に支持されている。後述する通り、装置下面の4カ所に吸盤を備えており、中敷12を吸着することができる。
搬入側容器置き場10Aでは、容器11からワーク13が順次、取り出される。中敷12の上が空になると、中敷移載装置40が、容器11上に移動し、吸盤で中敷12を吸着して、移動させる。こうすることにより、ワーク搬送装置は、空になった中敷12の下の段のワーク13を取り出すことができる。
逆に、搬出側容器置き場10Bでは、中敷12の上に処理済みのワーク13が満載されると、中敷移載装置40が、搬入側容器置き場10Aで回収した中敷12を移載する。こうすることで、満載になったワーク13の上に、空の中敷12が置かれた状態となるため、その上に、次の処理済みのワーク13を収容することが可能となる。
装置中央には、ワークを搬送するための多関節型ロボット20が設置されている。多関節型ロボットは、アーム21、22、25およびハンド24を、それぞれ関節で連結した周知の構造の産業用ロボットである。アーム21は、基部(図中では後述するクリーナ30の陰になっている)に取り付けられており、矢印Aに示すように鉛直軸周りに回転可能となっている。アーム22は、アーム21に連結されており、矢印Bに示すように回転可能となっている。アーム25は、アーム22の先端に取り付けられており、矢印Cのように揺動する。アーム25の先端には、ワークを把持するためのハンド24が取り付けられている。
上述したアーム21、22、25の動きによって、多関節型ロボット20は、任意の場所で、矢印Eのようにハンド24を上下させることができる。
ハンド24は、アーム25の先に2つ取り付けられており、矢印Dに示すように回転可能となっている。こうすることにより、一方のハンド24で未処理のワークを加工室50に搬送するとともに、他方の空いたハンド24で加工室50から処理済みのワークを取り出すことができ、稼働効率を向上させることができる。
アーム25には、カメラ23が取り付けられている。カメラ23は、2次元の静止画像を撮像するためのディジタルカメラである。本実施例では、後述する通りカメラ23で容器11内のワークを撮影し、その位置を検出することによってワークの把持、搬送を可能としている。
また、後述する通り、本実施例では、位置検出の適否の判定に、カメラ23で撮像した画像内で合焦している部分の割合を用いる。従って、カメラ23は、合焦する奥行き範囲が比較的狭い方が好ましく、この意味で焦点距離が長い方が好ましい。
加工室50は、例えば、機械によって切削や研磨加工を行う作業室とすることができる。加工室50の内部には、油分や加工時の粉じんが霧(以下、「ミスト」と称することもある)のように充満している。
この加工室50での加工内容は、実施例を説明するための便宜上のものであり、本発明を適用する上では、加工室50での加工内容は切削や研磨等に限定されるものではない。また、本発明を適用する上では、加工室50の内部がミストで充満している必要もなく、加工室50を省略し、ワーク搬送装置を、所定の場所から別の場所に単にワークを搬送する目的だけの装置として構成してもよい。
クリーナ30は、カメラ23のレンズをクリーニングするための機構である。クリーナ30の構成については、後述するが、レンズを拭き取るための拭取部と、レンズにエアーを吹き付けるための機構を備えている。
また、クリーナ30とは別に、カメラ23のレンズ部分の汚れを防止するための機構として、後述する通り、カメラ23にはレンズにエアーを吹き付けるための装置が取り付けられている。加工室50内にハンド24を挿入する際に、レンズにエアーを吹き付けることにより、レンズへのミストの付着を防止するための装置である。この装置の取付部位などについては、後述する。
クリーナ30およびカメラ23に、吹き付けるためのエアーは、エアーコンプレッサ60から供給される。
以上で説明した各装置は、制御装置100によって動作が制御される。制御装置100は、内部にCPU、ROM、RAMを備えたコンピュータであり、制御プログラムに従って、各装置の制御を行う。制御対象としては、多関節型ロボット20、エア−コンプレッサ60、中敷移載装置40、加工室50などが挙げられる。
制御プログラムの構成および制御処理の内容については後述する。
A2.ハンド周辺の構成:
図2は、ハンド周辺の構成を示す説明図である。
図2(a)には、ハンド24およびカメラ23の近傍の拡大斜視図を示した。図1で説明した通り、ハンド24は、2つ取り付けられており、一方を加工室50からのワークの搬出用、他方を加工室50へのワーク搬入用として使用することができる。図示する通り、カメラ23には、レンズ23Lおよびエアー吹出口23bが取り付けられている。図示を省略したが、エアー吹出口23bには、エアーコンプレッサ(図1参照)からのエアーを送るためのパイプが連結されている。
図2(b)には、側面図を模式的に示した。エアー吹出口23bは、カメラ23のレンズ23Lに対してエアー(図中の細かなハッチングで示した部分)を吹き出す。こうすることにより、レンズ23Lの表面にエアーカーテンを形成し、加工室50への搬入・搬出時にレンズ23Lにミストが付着するのを抑制することができる。
ハンド24には、ワークを外側から把持するように開閉する把持部24aが備えられている。把持部24aは、かかる構造に限らず、ワークの筒状の部分に挿入されてから広がることで、筒状の部分を内側から把持する機構としてもよい。
ハンド24の中央には、ロッド24bが取り付けられている。ロッド24bは、棒状の部材の先端に円盤が取り付けられた形状をなしており、図中の矢印のように上下に動作するものである。ロッド24bは、ワークを把持および搬送する際には、ハンド24内に収容されており、ワークを容器から取り出す際に図示するように突出する。
こうすることにより、ロッド24bで中敷を押さえながらワークを取り出すことができる。中敷がワークと密着等していると、ワークを取り出す際に、中敷がワークとともに持ち上がるなどして、中敷に残っている他のワークの損傷を招くおそれがあるが、ロッド24bで中敷を押さえることにより、こうした支障を回避することができる。
ロッド24bを動作させる機構としては、例えば、ソレノイドを利用して電磁的に動作させる機構、油圧やエアーを利用して動作させる機構などを適用することができる。中敷を押さえる用途であれば、ロッド24bには大きな荷重はかからないため、電磁的に動作させる機構が比較的簡易で有用性が高い。
本実施例では、2つのハンド24のうち一方を、容器からワークの取り出し専用のハンド24として用いるものとしているため、ロッド24bは、一方にのみ設けるものとした。ハンド24のいずれも、ワークの取り出しに活用する場合は、双方に設けることが好ましい。
ロッド24bは、ワークと中敷とを確実に切り離すための機構である。ロッド24bに代えて、ロッド24bが突出する方向(図中の上から下方向)に、圧搾空気を吹き出すようにしてもよい。
A3.周辺機構の構成:
図3は、多関節型ロボット周辺に備えられた機構の構成を示す説明図である。
図3(a)には、クリーナ30の斜視図である。クリーナ30は、多関節型ロボットに取り付けられたカメラのレンズの汚れを除去するための機構である。クリーナ30には、本体31に、拭取部32とエアー吹出部34が設けられている。
拭取部32は、表面にレンズを拭き取るためのクロスが貼り付けられた部品であり、表面にバネ33によって支えられており、上からの圧力に応じて上下動する。多関節型ロボットのアームを制御して、カメラのレンズを拭取部32にこすりつけることによって、レンズの汚れをぬぐい取ることができる。上述の通り、拭取部32は、上下動するようになっているため、多関節型ロボットが拭取部32にレンズを押しつける力が過剰となっても、レンズの破損を回避することができる。
エアー吹出部34は、エアーコンプレッサからの圧縮空気を吹き出すための機構である。拭取部32でレンズを拭き取った際に、繊維くずなどがレンズに付着するおそれがあるため、エアー吹出部34からレンズにエアーを吹き出すことによって、こうした汚れを吹き飛ばすことができる。本実施例では、多関節型ロボットがレンズを拭取部32にこすりつけた後、レンズをエアー吹出部34の上側に移動させると、エアーが吹き出して、レンズに付着した汚れを除去することができる。
図3(b)には中敷移載装置40の構成を示した。中敷移載装置40には、矩形の本体41の4つの角の下面に吸盤42が取り付けられている。吸盤42は、図示する通り、台形錐状の樹脂製のカップを3個、蛇腹状に連結した形状をなしている。この形状により、カップが変形することで吸盤の開口部分の向きに自由度が生じるため、中敷が、中敷移載装置40に対して平行ではなく、斜めに傾いている場合でも、安定的に吸着できる利点がある。
吸盤42には、ドレンパイプ43が接続されている。ドレンパイプ43は、吸盤で中敷を吸着する際に、併せてドレンパイプ43で中敷表面に付着した油を回収するために活用される。
A4.制御装置の構成:
図4は、制御装置の機能ブロックを示す説明図である。制御装置100は、コンピュータで構成されている。従って、図示した各機能ブロックは、制御用のコンピュータプログラムをインストールすることによってソフトウェア的に構成される。各機能ブロックの一部または全部を、ハードウェア的に構成しても構わない。
主制御部101は、図1〜3で説明した各装置の全体の制御を統合する。制御に必要なパラメータは、制御パラメータデータベース102に格納されている。格納されるパラメータとしては、ワークや中敷の種別などが挙げられる。
動作制御部110は、図示する各機能ブロックを包含し、多関節型ロボット他の動作を制御する。
アーム・ハンド駆動制御部111は、多関節型ロボット20のアーム21,22,25およびハンド24およびロッド24bなどの動作を制御する。容器・中敷移載機構駆動制御部112は、中敷移載装置40および空になった容器を移載するための機構の動作を制御する。カメラ制御部113は、カメラ23での撮影を制御する。加工室制御部114は、加工室50の内部で行われる加工を制御する。エアーコンプレッサー制御部115は、エアーコンプレッサ60からのエアーの吹き出しのオン・オフを制御する。
ワーク位置検出部120は、カメラ制御部113で撮影された画像に基づいて、ワークの位置を検出する。位置の解析方法は、後述する。ワークの位置の検出結果は、ワークの把持・搬送制御に活用される。位置が検出できなかった場合は、主制御部101は、後述する通り、アーム・ハンド駆動制御部111およびカメラ制御部113などを介して、位置検出を再試行する。
レンズクリーニング制御部130は、カメラ23のレンズ23Lをクリーニングする機能を奏する。このクリーニングは、位置検出を再試行の過程で行われる。また、レンズクリーニング制御部130は、ワークを加工室150に搬入・搬出する際には、レンズ23Lにエアーを吹き付けるよう、エアーコンプレッサ制御部115に指示を出す機能も奏する。
搬送動作制御部140は、ワーク位置検出部120で検出されたワークの位置に基づいて、ワークの把持・搬送・搬出および中敷12への収容を制御する。例えば、ワークを把持するための位置へのハンドの移動は、搬送動作制御部140が、アーム・ハンド駆動制御部111に指示を出すことによって実現される。この他、ワークを把持するためのハンドの動作、把持時のロッドの突出なども同様である。また、中敷12が空になると、搬送動作制御部140は、容器・中敷移載機構駆動制御部112に指示を出力し、中敷を移動させる。搬送動作の制御内容については、後述する。
B.ワークの位置検出:
次にワークの位置検出方法について説明する。
図5は、ワークの位置検出の原理を示す説明図である。カメラ23によって、鉛直上方の姿勢Aaおよびやや斜めの姿勢Abでワークを撮像した状態を示した。中敷12の撓みなどによって、ワークは鉛直上方からやや傾いた状態になっているとする。
画像Paは、鉛直上方の姿勢Aaからの撮像結果である。左側のハッチングを付した部分はピントが合っていない部分を表している。ワークが斜めに傾いている場合、この状態では、カメラ23に対してワークが相対的に傾いた状態となっているため、画像Paに示す通り、ワークの一部にしかピントが合わなくなる。画像Paでは、左半分にハッチングを付してピントが合わない部分を模式的に示したが、実際には、ピントのずれはカメラ23からワークの距離に応じて順次変化し、ある領域においては、許容範囲できないほど不鮮明な画像となるのである。図中のハッチングの部分は、許容範囲を超えて不鮮明となっている領域ということになる。
一方、斜めの姿勢Abから撮像した状態を画像Pbに示した。画像Pbには、ハッチングを付した部分はない。これは、全体的にピントが合っていることを表している。姿勢Abでは、ワークとカメラ23の双方が傾いているため、両者の相対的な傾きが小さく、このように全体的に合焦した画像を撮像することができるのである。このように全体的に合焦した画像によれば、画像解析によってその中心位置Cを精度良く特定することができる。円形の画像の中心を特定する処理は、比較的周知かつ容易な画像処理技術によって実現可能である。
このように2次元撮影をするカメラ23を用いる場合であっても、ワークの傾きに応じて撮影の姿勢を変化させることにより、位置検出に適した画像を撮像することが可能となる。本実施例では、かかる原理を利用して、精度良くワークの位置を検出する。
C.ワーク搬送制御処理:
以下では、ワークを搬送するための制御処理の内容について説明する。この処理は、制御装置100の各機能ブロック(図4参照)が実現する処理であり、ハードウェア的には、制御装置100のCPUがコンピュータプログラムに基づいて実行する処理である。
C1.ワーク搬送制御処理:
図6は、ワーク搬送制御処理のフローチャートである。ワーク搬送装置全体の動作を制御するための処理に相当し、主として図4に示した主制御部101の機能に相当する処理である。
まず、制御装置100は、容器・中敷移載処理(ステップS10)、ワーク位置検出処理(ステップS20)、およびワーク取り出し処理(ステップS30)を実行する。容器・移載処理とは、空になった容器11および中敷12を移載する処理である。ワーク位置検出処理とは、図5で説明した原理に基づいてワークの位置を検出するための処理である。ワーク取り出し処理とは、ワークを中敷12から取り出す処理である。それぞれの処理の具体的な内容は後述する。
次に制御装置100は、ワークを加工室50に搬入するための制御処理を実行する。まず、カメラ23のレンズ23Lへのミストの付着を防止するため、レンズ23Lへのエアーブロウをオンにし(ステップS40)、その状態で、加工室50にワークを搬入する(ステップS41)。
そして、加工室50から加工済みのワークを撤去し、新たなワークを設置する(ステップS42)。図1、2で説明した通り、本実施例では、ハンド24が2つ設けられている。この処理では、まずワークを把持していない側のハンド24で、加工済みのワークを把持し、次に、他方のハンド24に把持されている新たなワークを設置するのである。こうすることによって、加工済みのワークを一旦、容器に収容した後、新たなワークを容器から取り出して加工室に搬送するという手間を避け、効率的にワークの撤去、設置を行うことが可能となる。
制御装置100は、加工済みのワークを把持したまま、加工室から退出し、退出が完了すると、カメラ23のレンズ23Lへのエアーブロウをオフとする(ステップS43)。
そして、排出用中敷、即ち搬出側容器置き場10Bに設置された容器内の中敷の規定位置にワークを載置し、解放する(ステップS44)。規定位置とは、中敷の凹部のうち、ワークがまだ載置されていない場所である。
制御装置100は、ワークを載置する際に、ワークを把持したまま、凹部に若干、傾斜させた状態で降ろし、中敷に静かに接地させた後、ワークを解放する。この場合の傾斜角度は鉛直から数度の範囲でよい。
このように傾斜させることによってワークを凹部に安定的に収容しやすくなる効果がある。例えば、ワークを降ろす位置が、中敷の凹部からわずかにずれている場合を考える。ワークを傾斜させずに降ろすと、ワークの底面が凹部の周辺に当たるため、制御装置100は、ワークが中敷に接地したものと誤認識してワークを解放してしまうおそれがある。これに対し、ワークを傾斜させると、傾斜角度に応じて中敷への投影面積が小さくなるため、若干、位置がずれている場合でも、中敷の凹部内に収容しやすくなるのである。ワークの傾斜角度は、かかる効果を踏まえ、ワークと凹部との位置誤差の期待値に応じて設定すればよい。
以上の処理を繰り返し実行することで、ワーク搬送装置は、ワークを順次、加工室50に搬送し、加工済みのワークを搬出側容器置き場10Bの容器に収容することができる。次に、上述のステップS10〜S30の各処理について具体的内容を説明する。
C2.容器・中敷移載処理:
図7は、容器・中敷移載処理のフローチャートである。ワーク搬送制御処理(図6)のステップS10に相当する処理である。
制御装置100は、搬入側容器置き場10Aに取り出すべきワークが有るか否かを判断する(ステップS11)。この判断は、中敷を移載した後、搬送を完了したワークの数をカウントすれば、容易に判断できる。カメラ23で中敷を撮影して、ワークが残存しているか否かを判断するようにしてもよい。
ワークが残っている場合には(ステップ11)、容器も中敷も移載する必要性がないと判断し、制御装置100は、容器・中敷移載処理を終了する。
ワークが残っていない場合には、制御装置100は、次に、容器11が空か否かを判断する(ステップS12)。容器11が空か否かは、ワークの搬送を完了してから移載済みの中敷の枚数をカウントすれば容易に判断できる。また、カメラ23で中敷を撮影し、その下に、ワークの存在が確認できるか否かで判断してもよい。
容器11が空と判断されるとき、制御装置100は、容器11の移載処理を実行する(ステップS13)。本実施例では、容器11は、搬入側容器置き場10Aから搬出用容器置き場10Bに移載するものとした。容器11を移載する機構は、周知の技術であるため、説明を省略する。
容器11にワークが残っている場合には、制御装置100は、中敷12を移載するための処理を行う。このため、中敷移載装置40の吸盤42で中敷12を吸着して(ステップS14)、移動させる(ステップS15)。中敷移載装置40には、四隅に吸盤42が取り付けてあるが(図3参照)、中敷12は種別ごとに凹部の位置が異なるため、種別によっては、いずれかの吸盤42が、凹部に当たってしまうことがある。そこで、制御装置100は、中敷12の種別に応じて、吸着に利用する吸盤42を変えて作動させる。常に4つの吸盤42を作動させるのではなく、中敷12によっては凹部に当たらない2つまたは3つの吸盤42を作動させ、別の中敷12の場合には、異なる吸盤42を作動させるようにするのである。こうすることによって、多種多様な中敷12に対し、安定的な吸着を行うことが可能となる。
本実施例では、中敷移載装置40の吸盤には、ドレンパイプ43が取り付けられている。従って、ステップS14の吸盤の作用によって、ドレンパイプ43を介して中敷上の油を回収することができる。
C3.ワーク位置検出処理:
図8は、ワーク位置検出処理のフローチャートである。ワーク搬送制御処理(図6)のステップS20に相当する処理である。
制御装置100は、まず規定位置へアームを移動する(ステップS21)。ワークの種類に応じて、中敷上のワークの個数および配置は予め定まっているため、次に取り出すべきワークの位置も決められている。規定位置とは、このように定められた位置のことを言う。
アームを移動させると、制御装置100は、カメラ23の姿勢を制御して、撮影を行う(ステップS22)。本実施例では、図5で説明したように、ワークを撮影した画像内で合焦している部分に基づいて、ワークの中心位置を求める。従って、制御装置100は、ステップS22で撮影した画像の合焦している部分の割合が、所定の基準値を超えているか否かに基づいて、適正な撮影結果であるか否かを判定する(ステップS23)。
判定のための基準値は、任意に設定可能であり、例えば、70%以上とすることができる。この基準値は、固定値としてもよいし、ワークの種類に応じて変動する値としてもよい。
適正な画像であると判断された場合には(ステップS23)、制御装置100は、その画像に基づき、ワークの位置を検出する(ステップS24)。本実施例では、図5で示した通り、画像処理によってワークの中心位置を求めるものとした。位置の検出方法は、これに限らず、種々の方法をとることができる。
合焦している部分の割合が基準値を下回り、適正な画像でないと判断された場合(ステップS23)、3回目に至るまでは(ステップS25)、制御装置100は、カメラ23の姿勢を変えて再度撮影を試みる(ステップS22)。姿勢を変えるシーケンスについては後述する。
適正な画像でないとの判断が3回目の場合には(ステップS25)、制御装置100は、ワークの姿勢以外の原因、即ち、カメラ23の汚れが原因であると判断し、レンズ拭取処理を実行する(ステップS26)。この処理では、制御装置100は、アームを制御して、カメラ23のレンズ23L部分を、クリーナ30の拭取部32にこすりつける。こうすることによって、簡易にレンズ23Lの汚れを除去することができる。
この拭き取りによって、拭取部32の微繊維がレンズ23Lに付着するおそれがあるため、制御装置100は、レンズ23Lへのエアーブロウを実行する(ステップS27)。この処理では、制御装置100は、アームを制御してカメラ23のレンズ23L部分をクリーナ30のエアー吹出部34に接近させるとともに、エアー吹出部34からエアーを吹き出させて微繊維を吹き飛ばす。
こうしてカメラ23のクリーニングを実行した後は、再度、カメラ23の姿勢を変えて撮影を試みる(ステップS22)。
以上の処理によって、制御装置100は、ワークの位置を検出することができる。
図9は、カメラ姿勢のシーケンスを示す説明図である。図9(a)には、ワーク周囲のカメラの撮影位置を斜視図で示した。本実施例では、P1〜P9の9箇所からワークを撮影している。撮影位置P1は、ワークを鉛直上方から撮影する状態を表している。ワークが鉛直上方を向いて正常に載置されていれば、撮影位置P1で適正な画像が撮影されるはずである。撮影位置P2〜P9は、水平面内で、撮影位置P1に対応する鉛直軸を中心とする円を8等分した位置である。撮影位置P2の場合は、図示するようにワークの方向を向いて斜めに撮影を行うことになる。他の撮影位置も同様にして、それぞれワークを斜め8方向から撮影することになる。
本実施例では、ワークの位置は、中敷に設けられた凹部によって、概ね定められているため、この位置にワークがあるものとして、上述の通り、撮影位置P2〜P8の姿勢を設定することができる。撮影位置P2〜P8を定める円の半径Rは、中敷内でのワークの位置や姿勢のばらつきに応じて、適正な画像を撮影できるように定めればよい。カメラを種々の姿勢で撮影するのは、図5に示したように、ワークとの相対的な傾きが十分に小さい方向からの撮影を可能とするためである。半径Rを小さくしすぎれば、カメラの姿勢変化が小さくなり、撮影に適した姿勢を得ることができなくなる。逆に半径Rを大きくしすぎても、カメラの姿勢変化が過剰となり、撮影に適した姿勢を得ることができない。このように、カメラの姿勢を決める半径Rは、ワークの姿勢のばらつきに応じた適正値を試験、解析等によって求めることが望まれる。
半径Rは、固定値としてもよいし、ワークの種類に応じて異なる値としてもよい。また、本実施例では、撮影位置P2〜P9を、同一平面上に設定したが、3次元的に設定してもよい。撮影結果の適否を精度良く判断するため、カメラとワークとの距離を全ての撮影位置で統一しておくことが好ましく、かかる観点から、撮影位置P1〜P9がワークを中心とする同一の球面上に設定することも好ましい。
また、ワークは容器11内で多段に積み上げられているため、位置検出の対象となるワークの位置は変化する。こうした点を考慮して、ワークとカメラとの相対的な姿勢が常に一定となるよう、撮影位置を設定してもよい。この態様によれば、容器11内で下段のワークを取り扱うようになるにつれ、カメラ位置が徐々に下方に下がることになる。別の態様として、カメラの撮影高さ固定してもよい。この態様において各撮影位置P2〜P9におけるワークを撮影する角度を維持するためには、下段のワークを取り扱うようになるにつれ、カメラの撮影位置を決める半径Rを徐々に大きくすることになる。
図9(b)には、カメラの撮影位置のシーケンスを模式的に示した。図中の小さな○が図9(a)に示した撮影位置P1〜P9を表しており、●が、撮影を行う位置を示している。
図9(b)の左上に示すように、撮影はまず鉛直上方の撮影位置P1で行う。この位置で適正な撮影結果が得られなかった場合には、撮影位置P2で撮影を行う。さらに、適正でなかった場合には、撮影位置P2に対向する撮影位置P6で撮影を行う。撮影位置P2,P3のように順に撮影を行ってもよいが、撮影結果が適正でないと判断された場合は、カメラの姿勢を大きく変化させた方が、適正な結果が得られる可能性が高いからである。
撮影位置P6で適正な結果が得られなかった場合は、実線矢印で示すように、レンズクリーニングを行ってから、撮影を再開する。本実施例では、再度、撮影位置P1で撮影を行った後、未撮影の撮影位置P4以降の撮影を行うようにした。従前の撮影で適正な画像が得られなかった原因が、レンズの汚れにあったとすれば、鉛直上方からの撮影位置P1で適正な画像が得られる可能性が高いからである。
レンズクリーニングを省略するシーケンスを設定してもよく、この場合は、撮影位置P6の次に、未撮影の撮影位置P4での撮影を行うことになる(図中の破線矢印)。また、レンズクリーニングを行うタイミングは、必ずしも3箇所での撮影を終えた後である必要はなく、別のタイミングで行っても構わない。
以降、撮影位置P4、P8のように、対向する撮影位置をペアとしながら、順次、撮影位置を変化させて撮影を行う。この過程で、更にレンズクリーニングを行うようにしてもよい。
C4.ワーク取出し処理:
図10は、ワーク取出し処理のフローチャートである。ワーク搬送制御処理(図6)のステップS30に相当する処理である。
制御装置100は、ワークの検出位置にハンドを移動する(ステップS31)。そして、ワークを把持し、傾斜させて保持する(ステップS32)。図中に傾斜保持の様子を示した。
左側は、ワークを鉛直の姿勢で把持した状態を示している。ワークの位置が中敷の凹部の中央からややずれている場合には、鉛直の姿勢で把持すると、図中の領域Aに示すようにワークの一部が中敷凹部の側壁に食い込んだ状態となることがある。このままの状態でワークを取り出せば、ワークとともに中敷を持ち上げてしまい、中敷に載置されている他のワークを破損するおそれがある。
右側には、ワークを傾斜させて保持した状態を示した。このように斜めに傾けることにより、ワークの一部が中敷凹部に食い込んでいたとしても、食い込みを解放することができる。ワークを傾斜させる角度は、かかる効果が得られるように任意に設定すればよい。本実施例においては、数度で効果が得られることが確認されている。
制御装置100は、こうしてワークを傾斜させた後、切離し用のロッド24bを突出させながら、ワークを取り出す(ステップS33)。図中にロッド24bの状態を示した。ロッド24bは、ハンド内に収容されているが、ワークを取り出す際に、図中の矢印方向に動作し、ハンド内から突出される。本実施例のワークは、中央が筒状の部材となっているため、ロッド24bは、ワークの中空部分を貫通し、中敷を押さえることができる。こうすることによって、ワークを取り出す際に、中敷がワークとともに持ち上がることを回避でき、中敷に載置された他のワークを破損等することを回避できる。
以上で説明した実施例のワーク搬送装置によれば、カメラ23の姿勢を多様に変化させてワークを撮影することにより、ワークの位置検出を精度良く行うことができる。また、多関節型ロボットを利用しているため、こうしたカメラ23の姿勢の制御も特別な機構を備えるまでなく、アームの制御によって容易に実現することができる利点がある。
実施例で説明した種々の特徴は、必ずしも全てを備えている必要はなく、適宜、一部を省略したり、組み合わせたりして適用することが可能である。また、本発明は、必ずしも上述の実施例に限定されず、種々の構成に適用可能である。
本発明は、カメラでワークの位置を精度良く検出し、多関節型ロボットを用いてワークを搬送するために利用可能である。
10A…搬入側容器置き場
10B…搬出側容器置き場
11…容器
12…中敷
13…ワーク
20…多関節型ロボット
21、22、25…アーム
23…カメラ
23b…エアー吹出口
23L…レンズ
24…ハンド
24a…把持部
24b…ロッド
30…クリーナ
31…本体
32…拭取部
33…バネ
34…エアー吹出部
40…中敷移載装置
41…本体
42…吸盤
43…ドレンパイプ
50…加工室
60…エアーコンプレッサ
100…制御装置
101…主制御部
102…制御パラメータデータベース
110…動作制御部
111…アーム・ハンド駆動制御部
112…容器・中敷移載機構駆動制御部
113…カメラ制御部
114…加工室制御部
115…エアーコンプレッサ制御部
120…ワーク位置検出部
130…レンズクリーニング制御部
140…搬送動作制御部

Claims (9)

  1. ワークを搬送するためのワーク搬送装置であって、
    多関節型ロボットと、前記多関節型ロボットを制御する制御部とを備え、
    前記多関節型ロボットは、
    基部から延伸し、多関節で連結されたアームと、
    前記アームの先端に取り付けられ、前記ワークを把持するハンドと、
    前記アームに取り付けられ、前記ワークを撮像するカメラとを有しており、
    前記制御部は、
    前記アームを制御して前記カメラを予め設定された複数の姿勢に順次変化させて前記ワークを撮像させ、該撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出し、該ワークを把持するよう前記アームおよびハンドを制御する
    ワーク搬送装置。
  2. 請求項1記載のワーク搬送装置であって、
    前記ワークは、略軸対象形状をなしており、
    前記制御部は、合焦している部分の割合が所定値以上の前記撮像結果を用いて前記ワークの位置を検出する
    ワーク搬送装置。
  3. 請求項1または2記載のワーク搬送装置であって、
    前記アームの可動範囲内に前記カメラのレンズをクリーニングするクリーニング機構を備えており、
    前記制御部は、所定数の姿勢で前記ワークの位置を検出できないとき、前記クリーニング機構によるレンズのクリーニングを行った後、前記撮像および検出を再試行する
    ワーク搬送装置。
  4. 請求項3記載のワーク搬送装置であって、
    前記クリーニング機構は、前記レンズの汚れを拭き取る拭取部を弾性部材によって支持した機構であり、
    前記制御部は、前記クリーニングの際には、前記レンズを前記拭取部にこすりつけるよう前記アームを制御する
    ワーク搬送装置。
  5. 請求項1〜4いずれか記載のワーク搬送装置であって、
    搬送前の前記ワークは、可撓性の中敷に上に開口して形成された凹部内に収容されており、
    前記制御部は、前記ハンドによって上方から前記ワークを保持した後、該ワークの姿勢を鉛直方向から所定角度だけ傾斜させた上で、該ワークを前記凹部から上方に持ち上げるよう制御する
    ワーク搬送装置。
  6. 請求項1〜5いずれか記載のワーク搬送装置であって、
    該ワーク搬送装置は、搬送後の前記ワークを、上に開口して形成された凹部を有するワーク収容用中敷に収容するものであり、
    前記制御部は、前記ワークを保持した前記アームを前記凹部内に鉛直方向から所定角度だけ傾斜させて置いた状態で、該ワークの保持を解放するよう制御する
    ワーク搬送装置。
  7. 請求項1〜6いずれか記載のワーク搬送装置であって、
    前記ワークは、鉛直方向の貫通孔を有しており、
    搬送前の該ワークは、所定の中敷に収容されており、
    前記多関節型ロボットは、前記ハンドで前記ワークを保持した際に前記貫通孔を突き抜けて延伸するロッドを突出させるロッド機構を備えており、
    前記制御部は、前記ハンドで前記ワークを保持し、前記中敷から持ち上げる際、前記ロッドを突出させるよう制御する
    ワーク搬送装置。
  8. 請求項1〜7いずれか記載のワーク搬送装置であって、
    該ワーク搬送装置は、ミストが充満した加工室内に前記ワークを搬送するためのものであり、
    前記多関節型ロボットは、前記カメラのレンズに気体を吹き付ける気体吹付部を有しており、
    前記制御部は、前記加工室内に搬送する際に、前記気体吹付部から気体を吹き付けるよう制御する
    ワーク搬送装置。
  9. 基部から延伸し、多関節で連結されたアームと、前記アームの先端に取り付けられワークを把持するハンドと、前記アームに取り付けられ前記ワークを撮像するカメラとを有する多関節型ロボットによって、前記ワークを搬送するためのワーク搬送装置を制御する制御方法であって、
    (a) 前記アームを制御して前記カメラを予め設定された姿勢で前記ワークを撮像した撮像結果に基づいて前記ワークの位置を検出する工程と、
    (b) 前記ワークの位置が検出されない場合は、前記カメラを複数の姿勢に順次変化させて前記工程(a)を行う工程と、
    (c) 前記検出されたワークの位置に基づき、該ワークを把持するよう前記アームおよびハンドを制御する工程と
    を備えるワーク搬送装置の制御方法。


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