JP2013255213A - 録画装置、テレビジョン受信機及び録画システム - Google Patents
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Abstract
【課題】端末装置の操作に集中してテレビジョン放送を見逃したユーザが、その後に見逃したテレビジョン放送を視聴することができる録画装置及びテレビジョン受信機及び録画システムを提供する。
【解決手段】録画機能を有するテレビジョン受信機1と携帯電話器5との間で、通信線4を介した情報の送受信を行う。携帯電話器5は、操作部56にて受け付けた操作内容を通信部59にてテレビジョン受信機1へ送信する。テレビジョン受信機1は、携帯電話器5から送信された操作内容を通信部13にて受信し、所定時間内に所定回数分の操作内容を受信した場合、即ち携帯電話器5にて所定時間内に所定回数の操作がなされた場合に、チューナ部11にて受信したテレビジョン放送に係る番組の録画を開始する。
【選択図】図1
【解決手段】録画機能を有するテレビジョン受信機1と携帯電話器5との間で、通信線4を介した情報の送受信を行う。携帯電話器5は、操作部56にて受け付けた操作内容を通信部59にてテレビジョン受信機1へ送信する。テレビジョン受信機1は、携帯電話器5から送信された操作内容を通信部13にて受信し、所定時間内に所定回数分の操作内容を受信した場合、即ち携帯電話器5にて所定時間内に所定回数の操作がなされた場合に、チューナ部11にて受信したテレビジョン放送に係る番組の録画を開始する。
【選択図】図1
Description
本発明は、テレビジョン放送に係る画像などを録画する録画装置、テレビジョン放送を受信するテレビジョン受信機、並びに、これらの録画装置及びテレビジョン受信機を備える録画システムに関する。
従来、テレビジョン放送を受信するテレビジョン受信機が広く普及している。テレビジョン放送では番組の放送時間が予め定められており、この放送時間に視聴できないユーザが、放送時間終了後に番組を視聴するため、例えばハードディスク、DVD(Digital Versatile Disk)又はBD(Blu-ray Disc、登録商標)等に番組を録画する録画装置が用いられている。また近年では、例えばハードディスクなどによる録画装置を内蔵したテレビジョン受信機がある。
特許文献1においては、テレビジョン放送の受信映像を表示部に出力している受信出力中に、ユーザの動作に応じてユーザの視聴状況、例えば瞼を開いているか又は閉じているかを判別し、この視聴状況に応じて放送受信映像を録画するか否かを制御する映像出力装置が提案されている。この映像出力装置は、テレビジョン放送の視聴中に、意に反して視聴を中断した場合に、ユーザが後でこれを視聴することができる。
近年、携帯電話器、スマートフォン又はタブレット端末等の可搬型の端末装置が普及している。このような端末装置では、例えば電子メールの送受信又はインターネットに接続しての情報閲覧等を行うことができる。テレビジョン放送の視聴中に、例えばユーザが電子メールを送受信する操作を端末装置にて行った場合、端末装置の操作に集中してユーザがテレビジョン放送を見逃す虞がある。特許文献1に記載の映像出力装置は、カメラにてユーザを撮影し、撮影により得られた画像を基にユーザの視聴状況を判別しているが、ユーザが端末装置の操作に集中しているか否かをカメラの撮影画像に基づいて判断することは容易ではない。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、端末装置の操作に集中してテレビジョン放送を見逃したユーザが、その後に見逃したテレビジョン放送を視聴することができる録画装置、テレビジョン受信機及び録画システムを提供することにある。また本発明の他の目的とするところは、端末装置の操作に集中してユーザがテレビジョン放送を視聴していない場合に、消費電力を低減できるテレビジョン受信機及び録画システムを提供することにある。
本発明に係る録画装置は、画像を録画する録画手段を備える録画装置において、他の装置に対する操作に係る信号を受信する受信手段を備え、前記録画手段は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を前記受信手段が受信した場合に、録画を開始するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る録画装置は、自装置に対する操作を受け付ける受付手段と、該受付手段が所定の操作を受け付けた場合に、前記受信手段の信号受信により前記録画手段が録画した画像を再生する再生手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る録画装置は、前記受信手段の信号受信により前記録画手段が録画を開始した後、前記受信手段が操作に係る信号を所定時間受信しない場合に、前記録画手段が録画した画像を再生する再生手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る録画装置は、前記受信手段の信号受信により前記録画手段が録画した画像の前記再生手段による再生が所定時間に亘って開始されない場合に、前記画像を消去する消去手段を更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る録画装置は、前記受信手段が受信した信号が、自装置の操作に係る信号であるか否かを判定する判定手段を更に備え、前記録画手段は、受信した信号が自装置の操作に係る信号であると前記判定手段が判定した場合、録画を開始しないようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る録画装置は、前記録画手段が録画を開始する前に、前記他の装置へ録画の可否を問い合わせる手段と、該手段の問い合わせに対する応答を前記他の装置から受信する手段とを更に備え、前記他の装置から録画を許可する応答を受信した場合に、前記録画手段が録画を開始するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るテレビジョン受信機は、上述の録画装置と、テレビジョン放送を受信するテレビジョン放送受信手段とを備え、前記録画装置の録画手段は、前記テレビジョン放送受信手段が受信したテレビジョン放送に係る画像を録画するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るテレビジョン受信機は、消費電力が少ない低消費電力動作状態、又は、該低消費電力動作状態以外の動作状態に切り替える状態切替手段を更に備え、該状態切替手段は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を前記受信手段が受信した場合に、前記低消費電力動作状態への切り替えを行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るテレビジョン受信機は、前記テレビジョン放送受信手段が受信したテレビジョン放送から所定の情報を抽出する手段と、該手段が抽出した情報を前記他の装置へ送信する手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係るテレビジョン受信機は、前記情報が、テレビジョン放送の番組に係るキーワードであることを特徴とする。
また、本発明に係るテレビジョン受信機は、テレビジョン放送を受信するテレビジョン放送受信手段を備えるテレビジョン受信機において、他の装置に対する操作に係る信号を受信する受信手段と、消費電力が少ない低消費電力動作状態、又は、該低消費電力動作状態以外の動作状態に切り替える状態切替手段とを備え、該状態切替手段は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を前記受信手段が受信した場合に、前記低消費電力動作状態への切り替えを行うようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係るテレビジョン受信機は、前記テレビジョン放送受信手段が受信したテレビジョン放送から所定の情報を抽出する手段と、該手段が抽出した情報を前記他の装置へ送信する手段とを更に備えることを特徴とする。
また、本発明に係る録画システムは、可搬型の端末装置と、上述の録画装置とを備え、前記録画装置の受信手段は、前記端末装置に対する操作に係る信号を受信するようにしてあることを特徴とする。
また、本発明に係る録画システムは、可搬型の端末装置と、上述のテレビジョン受信機とを備え、前記テレビジョン受信機が備える前記録画装置の受信手段は、前記端末装置に対する操作に係る信号を受信するようにしてあることを特徴とする。
本発明においては、録画装置は可搬型の端末装置との間で、直接的に又は間接的に信号の送受信を行う。端末装置はユーザの操作を受け付け、受け付けた操作に係る信号を送信し、録画装置は端末装置から操作に係る信号を受信する。録画装置は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を端末装置から受信した場合、即ち端末装置にて所定時間内に所定回数の操作がなされた場合に、録画を開始する。例えば数十秒〜数分程度の間に数回〜十数回程度の操作が端末装置にてなされた場合、ユーザは端末装置の操作に集中していることが推定され、ユーザがテレビジョン放送を視聴していない(見逃している)ことが推定される。よってこのような場合に録画を開始することにより、ユーザは端末装置の操作終了後に録画した画像(見逃した画像)を視聴することが可能となる。
また、本発明においては、例えばリモートコントローラ(以下、リモコンという)又は装置本体に設けられたボタン等、録画装置は自装置に対する操作を受け付ける手段を備える。録画装置は、所定の操作を受け付けた場合に、端末装置に対する操作により録画を開始した画像の再生を行う。これによりユーザは、明示的な操作によって録画した画像を再生し、視聴することができる。
端末装置からの操作に係る信号を所定時間受信しない場合、ユーザが端末装置の操作を行っていない(操作を終了した)と推定される。そこで本発明においては、端末装置に対する操作により録画を開始した後、操作に係る信号を所定時間受信しない場合、録画開始した画像の再生を行う。これにより、ユーザが端末装置に対する操作を終了した後、録画した画像の再生を自動的に行うことができる。
また、本発明においては、端末装置に対する操作により録画を開始した画像が、所定時間再生されない場合、この画像を消去する。これにより、録画装置が自動的に録画した画像によって、装置内のハードディスク又はメモリ等の残容量が低下することを防止できる。
また、本発明においては、ユーザが端末装置をリモコンのように用いて録画装置の操作を行うことを可能とすべく、端末装置は録画装置に対する操作を受け付けて、受け付けた操作に係る信号を録画装置へ送信し、録画装置は受信した信号に応じた処理を行う。この構成において、録画装置は、端末装置から操作に係る信号を受信した場合、この信号が自装置(録画装置)の操作に係る信号であるか、又は、端末装置の操作に係る信号であるかを判定する。自装置の操作に係る信号の場合、録画装置は、所定時間内に所定回数分の信号を受信した場合であっても、録画を開始しない。これにより、ユーザにとって不要な画像の録画が開始されることを防止できる。
また、本発明においては、録画を開始する前に録画装置が端末装置へ録画の可否を問い合わせる。問い合わせを受けた端末装置は、例えば問い合わせに関するメッセージ表示などを行って、録画を行うか否かの選択をユーザから受け付け、ユーザの選択を録画装置へ応答として送信することができる。録画装置は、端末装置からの応答に応じて録画を行うか否かを判断する。これにより、ユーザにとって不要な画像の録画が開始されることを防止できる。
また、本発明においては、上述の機能を有する録画装置をテレビジョン受信機が備える。これにより、テレビジョン受信機に外部の録画装置を接続することなく、上述のような録画機能を実現することができ、ユーザが容易にこの録画機能を利用することができる。
また、本発明においてテレビジョン受信機は、例えば画像表示を行わないなどにより消費電力を低減した低消費電力動作状態と、例えば画像表示を行う通常の動作状態などその他の動作状態との切り替えを行うことができる構成とする。テレビジョン受信機は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を端末装置から受信した場合、即ち端末装置にて所定時間内に所定回数の操作がなされた場合に、低消費電力動作状態への切り替えを行う。例えば数十秒〜数分程度の間に数回〜十数回程度の操作が端末装置にてなされた場合、ユーザは端末装置の操作に集中していることが推定され、ユーザがテレビジョン放送を視聴していないことが推定されるため、このような場合に低消費電力動作状態への切り替えを行うことによって、テレビジョン受信機の消費電力を低減することができる。
また、本発明においては、受信したテレビジョン放送から所定の情報、例えば放送中の番組に係るキーワードなどのテキスト情報を取得して、端末装置へ送信する。端末装置は、例えば録画装置からの情報を検索用のキーワードとして表示して、ユーザのキーワード選択に応じてインターネットなどを介した情報検索を行うことができる。このような状況において、ユーザが端末装置の操作に集中した場合には、上述のように録画装置にてテレビジョン放送に係る画像を録画することができる。
本発明による場合は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を端末装置から受信した場合に録画を開始する構成とすることにより、ユーザが端末装置の操作に集中して見逃していることが推定されるテレビジョン放送が自動的に録画され、端末装置の操作終了後に録画された画像をユーザが視聴することができるため、利便性の高い録画装置及びテレビジョン受信機を提供できる。また、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を端末装置から受信した場合に低消費電力動作状態への切り替えを行う構成とすることにより、端末装置の操作に集中してユーザがテレビジョン放送を視聴していないと推定される期間の消費電力を低減することができるため、節電又は省エネルギー等に貢献できる。
(実施の形態1)
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1及び図2は、実施の形態1に係る録画システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る録画システムは、録画機能を有するテレビジョン受信機1に、可搬型の端末装置である携帯電話器5を通信線4にて接続した構成である。なお、テレビジョン受信機1の詳細構成を図1に示し、携帯電話器5の詳細構成を図2に示してある。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき具体的に説明する。図1及び図2は、実施の形態1に係る録画システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態に係る録画システムは、録画機能を有するテレビジョン受信機1に、可搬型の端末装置である携帯電話器5を通信線4にて接続した構成である。なお、テレビジョン受信機1の詳細構成を図1に示し、携帯電話器5の詳細構成を図2に示してある。
テレビジョン受信機1は、テレビジョン放送の電波を受信するチューナ部11を備え、受信したテレビジョン放送の番組に係る画像を表示部12に表示する。チューナ部11は、ユーザの選局操作に応じて所定のテレビジョン放送を受信し、受信したデータを制御部10へ与える。なおテレビジョン受信機1は、複数のチューナ部11を備える構成であってよい。制御部10は、チューナ部11から与えられた受信データをデコードし、デコードしたデータに含まれる画像(映像)データに対して画質補正などの画像処理を行い、画像処理後のデータを表示部12へ与える。表示部12は、例えば液晶パネル又はPDP(Plasma Display Panel)等を用いて構成され、制御部10から与えられた画像データに基づく画像表示を行う。また図示は省略するが、制御部10は、デコードしたデータに含まれる音声データをスピーカへ与えることにより音声出力を行う。
テレビジョン受信機1は、携帯電話器5などの外部機器が通信線4を介して接続される接続端子を有する通信部13を備えている。通信部13は、例えばMHL(Mobile High-definition Link)、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)又はUSB(Universal Serial Bus)等の規格による有線接続にて、携帯電話器5との間でのテータ送受信を行う。通信部13は、制御部10から与えられたデータを携帯電話器5へ送信すると共に、携帯電話器5からのデータを受信して制御部10へ与える。また本実施の形態において、通信部13は、通信線4を介して接続された携帯電話器5などの外部機器へ、図示しない電源回路からの電力を供給することができる。
またテレビジョン受信機1は、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子で構成されたROM14を備えている。制御部10は、CPU(Central Processing Unit)又はMPU(Micro Processing Unit)等の演算処理装置を備えて構成されており、ROM14に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、種々の制御処理を行う。ROM14には、この制御プログラムと、制御プログラムの実行に必要な各種のデータとが記憶されている。
テレビジョン受信機1は、種々のデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)15を備えている。RAM15は、SRAM(Static RAM)又はDRAM(Dynamic RAM)等のメモリ素子で構成され、制御部10の処理過程において発生した一時的なデータ、通信部13にて送受信するデータ、又は、チューナ部11にて受信したデータに含まれる番組表データ等の種々のデータが記憶される。
テレビジョン受信機1には、ユーザが操作を行うためのリモートコントローラ(以下、リモコンという)3が付属している。リモコン3は、例えば電源ボタン、選局ボタン及び音量増減ボタン等が設けられた操作部31と、操作部31に対してなされた操作に応じた赤外線信号を送信する赤外線送信部32とを備えている。また本実施の形態に係るリモコン3は、テレビジョン受信機1が録画した番組を再生するためのボタンが設けられている。
テレビジョン受信機1は、リモコン3が出力した赤外線信号を受信する赤外線受信部16を備えている。赤外線受信部16は、受信した赤外線信号を電気信号に変換して制御部10へ与える。制御部10は、赤外線受信部16から与えられた電気信号に基づいてユーザの操作内容を判断し、操作内容に応じて例えば電源のオン/オフ、選局の切り替え及び音量の増減等の処理を行う。なおテレビジョン受信機1の本体部に操作部が設けられていてもよい。
またテレビジョン受信機1は、テレビジョン放送に係る番組データを記録する番組記録部17を備えている。番組記録部17は、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気記録装置、フラッシュメモリなどの不揮発性のメモリ素子、又は、DVD(Digital Versatile Disk)若しくはBD(Blue-ray Disc)等のディスク型記録媒体を装着するディスクドライブ等により構成されるものである。番組記録部17が記録する番組データは、テレビジョン放送の番組に係る画像データ及び音声データの他に、例えば字幕又は番組表等のデータを含んでよい。なお番組記録部17は、テレビジョン受信機1に内蔵されていない外付けのHDDなどであってもよい。
テレビジョン受信機1は、例えばリモコン3の選局ボタンの操作により選局されたテレビジョン放送をチューナ部11にて受信し、受信したテレビジョン放送に係る番組の画像を表示部12に表示する。またテレビジョン受信機1は、例えばリモコン3にて番組表の表示操作がなされた場合、チューナ部11にて受信して番組記録部17又はRAM15に記憶した番組表のデータを読み出し、表示部12に番組表を表示する。番組表から一又は複数の番組が選択され、ユーザにより録画(予約録画)の操作がなされた場合、テレビジョン受信機1は、当該番組の放送局、開始時刻及び終了時刻等の設定情報を番組記録部17又はRAM15に記憶する。その後、テレビジョン受信機1は、予約録画に係る番組の開始時刻に至った場合、設定されたテレビジョン放送をチューナ部11にて受信して、受信したテレビジョン放送に係る番組データの番組記録部17による記録を開始し、設定された終了時刻に至った場合に番組データの記録を終了する。
またテレビジョン受信機1は、例えばリモコン3にて番組記録部17に記録した番組の一覧表示の操作がなされた場合、番組記録部17に記録した番組の番組名又はサムネイル等の一覧表示を行う。一覧表示から一の番組が選択され、ユーザにより再生の操作がなされた場合、テレビジョン受信機1は、選択された番組に係る番組データを番組記録部17から読み出し、表示部12に番組を表示する。またテレビジョン受信機1は、番組記録部17への番組の記録(録画)と、番組記録部17に記録された番組の再生とを同時的に行うことができる。
携帯電話器5は、携帯電話網の基地局との間で無線通信を行う電話網通信部52を備え、音声入力部54から入力された音声を電話網通信部52が送信すると共に、電話網通信部52が受信した音声を音声出力部53が出力することにより、他の携帯電話器5との間で通話を行う機器である。音声入力部54は、いわゆるマイクなどであり、ユーザが発した音声をデジタルの音声データに変換して制御部51へ与える。音声出力部53は、いわゆるスピーカなどであり、制御部51から与えられた音声データに応じて音声出力を行う。電話網通信部52は、制御部51の制御により通話先との接続を確立した後、制御部51から与えられる音声データを送信し、受信した音声データを制御部51へ与える。
また携帯電話器5は、メニューなどの画像を表示する表示部55と、ユーザの操作を受け付ける操作部56とを備えている。表示部55は、液晶パネルなどを用いて構成され、制御部51から与えられた画像データに基づいて画像表示を行う。操作部56は、例えば数字又は文字等を入力するためのボタン及び各種の機能が割り当てられた機能ボタン等が設けられ、操作されたボタンに応じた信号を制御部51へ与える。なお操作部56は、タッチパネルを用いたものであってもよい。携帯電話器5は、電話網通信部52による携帯電話網を介した通信によって、電子メールの送受信及びインターネットアクセス等を行うことができ、この場合に表示部55は電子メール又はウェブページ等の表示を行い、操作部56は電子メールの文章入力の受け付けなどを行う。
制御部51は、CPU又はMPU等の演算処理装置を備えて構成されており、ROM57に記憶された制御プログラムを読み出して実行することにより、種々の制御処理を行う。ROM57は、EEPROM又はフラッシュメモリ等の不揮発性のメモリ素子で構成され、制御部51が実行する制御プログラムと、制御プログラムの実行に必要な各種のデータとを記憶している。また携帯電話器5は、種々のデータを一時的に記憶するRAM58を備えている。RAM58は、SRAM又はDRAM等のメモリ素子で構成され、制御部51の処理過程において発生した一時的なデータ、及び、電話網通信部52若しくは通信部59にて送受信するデータ等を記憶する。
携帯電話器5は、テレビジョン受信機1などの外部機器が通信線4を介して接続される接続端子を有する通信部59を備えている。通信部59は、例えばMHL、HDMI又はUSB等の規格による有線接続にて、テレビジョン受信機1との間でのデータ送受信を行う。通信部59は、制御部51から与えられたデータをテレビジョン受信機1へ送信すると共に、テレビジョン受信機1からのデータを受信して制御部51へ与える。また本実施の形態において、通信部59は、通信線4を介してテレビジョン受信機1から供給される電力を、図示しない電池の充電回路へ与えることにより、充電を行うことができる。
このように本システムでは、携帯電話器5の電池の残容量が低下した場合に、ユーザはテレビジョン受信機1に通信線4を介して携帯電話器5を接続することによって、携帯電話器5の電池の充電を行うことができる。携帯電話器5は、テレビジョン受信機1に接続して充電を行っている状態であっても、通話及び電子メールの送受信等を行うことができる。
また本システムでは、リモコン3に代えて、テレビジョン受信機1に接続した携帯電話器5を用いて、例えば選局、音量増減又は録画予約等の操作をユーザが行うことができる。携帯電話器5は、例えば表示部55にテレビジョン受信機1の操作用のメニューを表示して、操作部56にてテレビジョン受信機1に対する操作を受け付ける。テレビジョン受信機1に対する操作を受け付けた携帯電話器5は、受け付けた操作内容を通信部59にてテレビジョン受信機1へ送信する。テレビジョン受信機1は、通信部13にて携帯電話器5から受信した操作内容に応じて、例えば選局、音量増減又は録画予約等の処理を行う。
ユーザがテレビジョン受信機1にてテレビジョン放送の番組を視聴している際に、例えばテレビジョン受信機1に接続された携帯電話器5が電子メールを受信し、これに対する返信を行うためユーザが携帯電話器5を操作し始める状況が起こり得る。このような状況において、ユーザは携帯電話器5の操作に集中し、テレビジョン受信機1の番組を視聴していない(見逃している)虞がある。そこで本実施の形態に係る録画システムは、ユーザが携帯電話器5の操作を行っている際に、視聴していた番組を自動的に録画する機能を有している。以下、この自動録画機能について説明する。
通信線4を介してテレビジョン受信機1に接続された携帯電話器5は、操作部56に対するユーザの操作を受け付けた場合、通信部59にてテレビジョン受信機1へ通知を行う(操作に係る信号を送信する)。携帯電話器5によるテレビジョン受信機1への通知は、例えば操作部56に対する操作の有無を通知するのみであってもよく、何れのボタンが操作されたか又は何れのメニューが選択されたか等のように操作内容を通知するものであってもよい。
なお上述のように本システムでは携帯電話器5を用いてテレビジョン受信機1の操作を行うことができ、この際にも携帯電話器5からテレビジョン受信機1へ操作内容が送信される。このためテレビジョン受信機1にて混同されることがないように、携帯電話器5は、自装置(携帯電話器5)に関する操作であるか他装置(テレビジョン受信機1)に関する操作であるかを区別できるように、テレビジョン受信機1への送信を行う。例えば携帯電話器5は、自装置に関する操作が操作部56にてなされた場合、操作の有無のみをテレビジョン受信機1へ通知し、テレビジョン受信機1に関する操作がなされた場合、操作内容を送信する構成とすることができる。また例えば携帯電話器5は、自装置に関する操作であるかテレビジョン受信機1に関する操作であるかを示す情報をヘッダとして付し、操作内容を送信する構成とすることができる。
携帯電話器5から操作内容の通知を通信部13にて受信したテレビジョン受信機1は、受信した操作内容が自装置(テレビジョン受信機1)に関する操作であるか、又は、携帯電話器5に関する操作であるかを判定する。受信した操作内容が自装置に関する操作である場合、上述のように、テレビジョン受信機1は操作内容に応じた処理を行う。
受信した操作内容が携帯電話器5に関する操作である場合、テレビジョン受信機1は、携帯電話器5に対する操作の監視を開始する。テレビジョン受信機1は、所定時間(例えば数十秒又は数分等)当たりの携帯電話器5に対する操作回数をカウントし、操作回数が所定回数を超えるか否かを判定する。所定時間の操作回数が所定回数を超えた場合、テレビジョン受信機1は、チューナ部11にて受信しているテレビジョン放送の番組の録画を開始する。テレビジョン受信機1は、録画開始した番組を、この番組が終了するまで録画するが、例えばユーザによる録画停止操作などに応じて番組終了前に録画を停止してもよい。
携帯電話器5の操作に応じて番組の録画を開始したテレビジョン受信機1は、携帯電話器5に対する操作の監視を継続して行い、所定時間(例えば数分又は十数分等)に亘って操作がない場合に、録画した番組の再生を行う。このときテレビジョン受信機1は、番組の録画及び再生を並行して行い、当該番組の放送時間に対しある程度の遅れをもって番組を再生する(いわゆるタイムシフト再生)。なお番組の再生に先立って、テレビジョン受信機1は、録画した番組の再生を行うか否かをユーザに選択させるべく、表示部12にメッセージ表示などを行ってもよい。
またテレビジョン受信機1は、録画した番組の再生をテレビジョン受信機1が自動的に行うのみでなく、リモコン3の操作部31に対する操作に応じて行うこともできる。例えば、リモコン3の操作部31には”見逃し再生ボタン”などが設けられ、このボタンに対する操作がなされた場合に、テレビジョン受信機1は録画した番組の再生を開始する。
またテレビジョン受信機1は、携帯電話器の操作に応じて録画した番組が終了し、録画を終了した後、録画した番組が所定期間(例えば数日又は数十日等)に亘って再生されない場合、この番組に係る番組データを番組記録部17から消去する。なおテレビジョン受信機1は、番組データの消去に先立って、警告メッセージなどを表示部12に表示してもよい。
次に、本実施の形態に係る録画システムが行う処理を、フローチャート及び状態遷移図等を用いて説明する。図3は、携帯電話器5が行う操作内容の送信処理の手順を示すフローチャートである。携帯電話器5の制御部51は、通信部59が通信線4を介してテレビジョン受信機1に接続されているか否か(有線接続中か否か)を判定する(ステップS1)。有線接続中と判定した場合(S1:YES)、制御部51は、操作部56に対する操作がなされたか否かを更に判定する(ステップS2)。有線接続中でない場合(S1:NO)、又は、操作部56に対する操作がなされていない場合(S2:NO)、制御部51は、テレビジョン受信機1と有線接続され、且つ、操作部56に対する操作がなされるまで待機する。
操作部56に対する操作がなされた場合(S2:YES)、制御部51は、その操作内容を通信部59から通信線4を介してテレビジョン受信機1へ送信し(ステップS3)、ステップS1へ処理を戻す。なおこのときに制御部51は、操作部56に対してなされた操作が自装置に関するものであるか、又は、テレビジョン受信機1に関するものであるかを判定し、例えば判定結果をヘッダ情報として操作内容に付してテレビジョン受信機1へ送信する。
図4は、テレビジョン受信機1が行う録画処理を説明するための状態遷移図である。テレビジョン受信機1の制御部10は、携帯電話器5に対する操作に応じた自動録画機能に関して、待機状態、準備状態及び録画状態の3状態を遷移して処理を行っている。待機状態は、テレビジョン受信機1の起動後の初期状態であり、自動録画は行っていない状態である。また通信部13に通信線4を介して携帯電話器5が接続されていない場合、待機状態から他の状態へ遷移することはない。待機状態において制御部10は、携帯電話器5から送信される操作内容を通信部13にて受信し、受信した操作内容が自装置に関するものであるか、又は、携帯電話器5に関するものであるかを、例えばヘッダ情報などに基づいて判定する。受信した操作内容が携帯電話器5に関するものである場合に、制御部10は、待機状態から準備状態へ遷移する。
準備状態は、テレビジョン受信機1が携帯電話器5に対する操作状況を監視している状態である。準備状態において制御部10は、携帯電話器5から送信される操作内容を通信部13にて受信し、受信した操作内容に基づいて、所定時間内に所定回数以上の操作(ただし携帯電話器5に関するものに限る)が携帯電話器5にて行われたか否かを判定する。携帯電話器5にて所定時間内に所定回数以上の操作がなされたと判定した場合、制御部10は、準備状態から録画状態へ遷移する。また制御部10は、所定時間に亘って携帯電話器5に対する操作がなされていない場合、準備状態から待機状態へ遷移する。
録画状態は、テレビジョン受信機1が番組の録画を行っている状態である。録画状態において制御部10は、チューナ部11にて受信したテレビジョン放送に係る番組を番組記録部17に番組データとして記録する。また録画状態において制御部10は、通信部13による操作内容の受信を継続して行い、所定時間に亘って操作内容を受信しない場合、即ち所定時間に亘って携帯電話器5に対する操作がなされない場合に、録画中の番組を再生する処理を行う。録画中の番組の放送が終了した場合、又は、例えばユーザがリモコン3に設けられた録画停止ボタンを操作するなど録画停止操作がなされた場合、制御部10は、番組の録画を終了して待機状態へ遷移する。
図5は、テレビジョン受信機1が待機状態にて行う処理の手順を示すフローチャートである。テレビジョン受信機1の制御部10は、通信部13にて携帯電話器5から送信される操作内容を受信したか否かを判定し(ステップS11)、操作内容を受信していない場合には(S11:NO)、受信するまで待機する。操作内容を受信した場合(S11:YES)、制御部10は、受信した操作内容が自装置に関するものであるか否かを更に判定する(ステップS12)。操作内容が自装置に関するものである場合(S12:YES)、制御部10は、受信した操作に用に応じた処理を行って(ステップS13)、ステップS11へ処理を戻す。受信した操作内容が携帯電話器5に関するものである場合(S12:NO)、制御部10は、準備状態へ遷移し(ステップS14)、待機状態での処理を終了する。
図6は、テレビジョン受信機1が準備状態にて行う処理の手順を示すフローチャートである。なお本処理においては、操作中カウンタ及び無操作カウンタの2種のカウンタを用いるが、これらは例えば制御部10内のレジスタなどを用いて実現される。操作中カウンタは携帯電話器5に対する操作が継続されている時間を判定するためのものであり、無操作カウンタは携帯電話器5に対する操作が行われていない時間を判定するためのものである。また判定に用いる3つの閾値Ta〜Tcは、ROM14に予め記憶されている。準備状態へ遷移した制御部10は、まず、操作中カウンタ及び無操作カウンタの値を0に初期化する(ステップS21)。
次いで制御部10は、以下の処理を単位時間(例えば数秒〜数十秒など)の周期で繰り返し行う。制御部10は、通信部13での携帯電話器5からの操作内容の受信回数を計数することにより、単位時間における携帯電話器5の操作回数を計数し(ステップS22)、計数した操作回数が閾値Ta(例えば1又は2等)以上であるか否かを判定する(ステップS23)。
操作回数が閾値Ta以上の場合(S23:YES)、制御部10は、操作中カウンタの値を1増加させると共に(ステップS24)、無操作カウンタの値を0に設定する(ステップS25)。制御部10は、操作中カウンタの値が閾値Tbを超えるか否かを判定する(ステップS26)。操作中カウンタの値が閾値Tbを超えない場合(S26:NO)、制御部10は、ステップS22へ処理を戻す。操作中カウンタの値が閾値Tbを超える場合(S26:YES)、制御部10は、録画状態へ遷移し(ステップS27)、準備状態での処理を終了する。
また、操作回数が閾値Ta未満の場合(S23:NO)、制御部10は、操作中カウンタの値を0に設定すると共に(ステップS28)、無操作カウンタの値を1増加させる(ステップS29)。制御部10は、無操作カウンタの値が閾値Tcを超えるか否かを判定する(ステップS30)。無操作カウンタの値が閾値Tcを超えない場合(S30:NO)、制御部10は、ステップS22へ処理を戻す。無操作カウンタの値が閾値Tcを超える場合(S30:YES)、制御部10は、待機状態へ遷移し(ステップS31)、準備状態での処理を終了する。
なお換言すれば、ステップS22〜S26の処理は、所定時間(単位時間×閾値Tb)における携帯電話器5に対する操作回数が所定回数(閾値Ta×閾値Tb)を超えるか否かを判定している。同様に、ステップS22、S23、S28〜S30の処理は、所定時間(単位時間×閾値Tc)に亘って携帯電話器5に対する操作が行われていないことを判定している。
図7及び図8は、テレビジョン受信機1が録画状態にて行う処理の手順を示すフローチャートである。なお本処理においては、無操作カウンタ及び再生フラグを用いるが、これらは例えば制御部10内のレジスタなどを用いて実現される。無操作カウンタは、図6に示したフローチャートで用いたものと同じである。再生フラグは、録画した番組を再生したか否かを示すものであり、0又は1の値が設定される。録画状態へ遷移した制御部10は、まず、チューナ部11にて受信しているテレビジョン放送に係る番組の録画を開始し(ステップS41)、無操作カウンタ及び再生フラグの値を0に初期化する(ステップS42)。
次いで制御部10は、録画中の番組の放送が終了したか否かを判定し(ステップS43)、番組が終了していない場合には(S43:NO)、リモコン3にて録画停止の操作がなされたか否かを更に判定する(ステップS44)。番組が終了した場合(S43:YES)、又は、録画停止の操作がなされた場合(S44:YES)、制御部10は、番組の録画を停止し(ステップS46)、待機状態へ遷移して(ステップS47)、録画状態での処理を終了する。
また録画停止操作がなされていない場合(S44:NO)、制御部10は、再生フラグの値が1であるか否かを判定する(ステップS45)。再生フラグの値が1の場合(S45:YES)、即ち録画した番組の再生が行われている場合、制御部10は、ステップS43へ処理を戻す。再生フラグの値が0の場合(S45:NO)、即ち録画した番組の再生が行われていない場合、制御部10は、ステップS48〜S54に示す自動再生の判定処理を行う。
制御部10は、ステップS43〜S54の処理を単位時間の周期で繰り返し行う。制御部10は、通信部13での携帯電話器5からの操作内容の受信回数を計数することにより、単位時間における携帯電話器5の操作回数を計数し(ステップS48)、計数した操作回数が閾値Ta以上であるか否かを判定する(ステップS49)。操作回数が閾値Ta以上の場合(S49:YES)、制御部10は、無操作カウンタの値を0に設定し(ステップS50)、ステップS43へ処理を戻す。
操作回数が閾値Ta未満の場合(S49:NO)、制御部10は、無操作カウンタの値を1増加させ(ステップS51)、無操作カウンタの値が閾値Tcを超えるか否かを更に判定する(ステップS52)。無操作カウンタの値が閾値Tcを超えない場合(S52:NO)、制御部10は、ステップS43へ処理を戻す。無操作カウンタの値が閾値Tcを超える場合(S52:YES)、制御部10は、録画中の番組に係る番組データを番組記録部17から読み出して番組の再生を開始し(ステップS53)、再生フラグの値を1に設定し(ステップS54)、ステップS43へ処理を戻す。
図9は、テレビジョン受信機1が行う録画番組の自動消去処理の手順を示すフローチャートである。なお本処理は、図4に示した状態遷移図の待機状態にて、所定周期(例えば数時間又は数日)で繰り返し行われる。テレビジョン受信機1の制御部10は、番組記録部17に記録した番組データのうち、携帯電話器5に対する操作に応じて自動録画したものについて、未再生の番組データの録画日時をチェックし(ステップS61)、所定期間(例えば数時間又は数日)以上に亘って未再生の番組があるか否かを判定する(ステップS62)。所定期間以上に亘って未再生の番組がない場合(S62:NO)、制御部10は、自動消去処理を終了する。
所定期間以上に亘って未再生の番組がある場合(S62:YES)、制御部10は、未再生の番組が存在する旨のメッセージを表示部12に表示し(ステップS63)、未再生番組の消去の可否を、例えばリモコン3の操作により受け付ける(ステップS64)。受け付けた操作に応じて、制御部10は、未再生番組の消去が許可されたか否かを判定し(ステップS65)、消去が許可された場合(S65:YES)、番組記録部17に記録された未再生番組の番組データを消去し(ステップS66)、自動消去処理を終了する。消去が許可されていない場合(S65:NO)、制御部10は、番組データを消去することなく、自動消去処理を終了する。
以上の構成の録画システムにおいては、録画機能を有するテレビジョン受信機1と可搬型の端末装置である携帯電話器5との間で、通信線4を介した情報(信号)の送受信を行う。携帯電話器5は、操作部56にてユーザの操作を受け付け、受け付けた操作内容(操作に係る信号)を通信部59にてテレビジョン受信機1へ送信する。テレビジョン受信機1は、携帯電話器5から送信された操作内容を通信部13にて受信する。テレビジョン受信機1は、所定時間内に所定回数分の操作内容を受信した場合、即ち携帯電話器5にて所定時間内に所定回数の操作がなされた場合に、チューナ部11にて受信したテレビジョン放送に係る番組の録画を開始する。これにより、ユーザが携帯電話器5の操作に集中していることが推定される場合に、視聴中の番組の録画を自動的に開始することができ、携帯電話器5の操作終了後にユーザは見逃した番組を視聴することができる。
またテレビジョン受信機1は、リモコン3の操作部31に設けられた例えば”見逃し再生ボタン”などに対する操作がなされた場合に、携帯電話器5に対する操作に応じて録画した番組の再生を開始する。これによりユーザは、リモコン3を用いた明示的な操作によって、テレビジョン受信機1が自動的に録画した番組を再生し、視聴することができる。
またテレビジョン受信機1は、携帯電話器5に対する操作に応じて録画を開始した後、携帯電話器5から所定時間に亘って操作内容を受信しない場合に、録画開始した番組の再生を行う。これにより、ユーザが携帯電話器5の操作を終了した後、テレビジョン受信機1にて録画した番組が自動的に再生され、ユーザがこれを視聴することができる。
またテレビジョン受信機1は、携帯電話器5に対する操作に応じて録画した番組が、所定時間に亘って再生されない場合、この番組に係る番組データを番組記録部17から消去する。これにより、テレビジョン受信機1が自動的に録画した番組によって、番組記録部17の残容量が低下することを防止できる。
また録画システムは、ユーザがリモコン3に代えて携帯電話器5にてテレビジョン受信機1の操作を行うことができる。携帯電話器5は、テレビジョン受信機1に対する操作を操作部56にて受け付け、受け付けた操作内容をテレビジョン受信機1へ送信する。テレビジョン受信機1は、携帯電話器5から操作内容を受信した場合、自装置に関する操作であるか又は携帯電話器5に関する操作であるかを判定する。テレビジョン受信機1は、自装置に関する操作であると判定した操作内容に応じて、選局又は音量増減等の種々の処理を行う。このときにテレビジョン受信機1は、自装置に関する操作に応じて上述の自動録画を行うことはない。テレビジョン受信機1は、携帯電話器5に関するものであると判定した操作に応じて上述の自動録画を行う。これにより、ユーザにとって不要な番組の録画がテレビジョン受信機1にて自動的に行われることを防止できる。
なお本実施の形態においては、端末装置として携帯電話器5を例に説明を行ったが、端末装置はこれに限るものではなく、例えばタブレット端末、スマートフォン又はPC(Personal Computer)等のその他の装置であってもよい。また録画装置として録画機能を有
するテレビジョン受信機1を例に説明を行ったが、録画装置はこれに限るものではなく、ハードディスクレコーダ又はBD(Blue-ray Disc)レコーダ等のように、テレビジョン
受信機1に外部接続される録画装置であってもよい。
するテレビジョン受信機1を例に説明を行ったが、録画装置はこれに限るものではなく、ハードディスクレコーダ又はBD(Blue-ray Disc)レコーダ等のように、テレビジョン
受信機1に外部接続される録画装置であってもよい。
テレビジョン受信機と録画装置とが別装置の場合、端末装置は録画装置に接続してもよく、録画装置が接続されたテレビジョン受信機に接続してもよい。テレビジョン受信機及び録画装置は互いに情報の送受信を行い、必要な情報の取得及び他方への動作指示等を行う。例えば端末装置を録画装置に接続する構成の場合、録画装置は視聴中のテレビジョン放送の放送局などの情報をテレビジョン受信機から取得して、端末装置に対する操作に応じて視聴中のテレビジョン放送に係る番組を録画する。また例えば端末装置をテレビジョン受信機に接続する構成の場合、端末装置に対する操作内容をテレビジョン受信機から録画装置が取得し、端末装置に対する操作に応じた録画を行う。又は、端末装置に対する操作の有無の判定などをテレビジョン受信機が行い、視聴中の番組を録画すると判定した場合にテレビジョン受信機から録画装置へ録画指示を与えてもよい。
またテレビジョン受信機1及び携帯電話器5を有線接続し、通信線4を介して情報の送受信を行う構成としたが、これに限るものではなく、テレビジョン受信機1及び携帯電話器5が無線通信により情報の送受信を行う構成としてもよい。またテレビジョン受信機1から携帯電話器5へ通信線4を介して電力供給を行う構成としたが、これに限るものではなく、電力供給を行わない構成であってよい。
(実施の形態2)
ユーザが携帯電話器5の操作に集中し、テレビジョン受信機1にて番組を視聴していない場合、テレビジョン受信機1にて電力が無駄に消費されていることとなる。そこで実施の形態2においては、このような状況において、テレビジョン受信機1の消費電力を低減する構成について説明する。図10は、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の低消費電力機能を説明するための状態遷移図である。実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の制御部10は、低消費電力機能に関して、待機状態、準備状態及び低消費電力状態の3状態を遷移して処理を行っている。
ユーザが携帯電話器5の操作に集中し、テレビジョン受信機1にて番組を視聴していない場合、テレビジョン受信機1にて電力が無駄に消費されていることとなる。そこで実施の形態2においては、このような状況において、テレビジョン受信機1の消費電力を低減する構成について説明する。図10は、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の低消費電力機能を説明するための状態遷移図である。実施の形態2に係るテレビジョン受信機1の制御部10は、低消費電力機能に関して、待機状態、準備状態及び低消費電力状態の3状態を遷移して処理を行っている。
待機状態は、テレビジョン受信機1の起動後の初期状態であり、表示部12による番組の表示などを行っている状態である。通信部13に通信線4を介して携帯電話器5が接続されていない場合、待機状態から他の状態へ遷移しない。また準備状態は、テレビジョン受信機1が携帯電話器5に対する操作状況を監視している状態であり、この状態においても表示部12による番組の表示などを行っている。待機状態及び準備状態において、テレビジョン受信機1は、通常の電力消費量で動作している。なお待機状態及び準備状態にてテレビジョン受信機1が行う処理は、図4〜図6に示した待機状態及び準備状態と同様であるため、説明を省略する。
低消費電力状態は、テレビジョン受信機1が表示部12による番組の表示及びスピーカからの音声出力等を停止し、電力消費量を低減した状態である。準備状態において所定時間内に携帯電話器5に対する操作が所定回数以上なされた場合に、テレビジョン受信機1の制御部10は低消費電力状態へ遷移する。録画状態において制御部10は、通信部13による操作内容の受信を行い、所定時間に亘って操作内容を受信しない場合、即ち所定時間に亘って携帯電話器5に対する操作がなされない場合に、表示部12の表示及びスピーカの音声出力等を再開し、待機状態へ遷移する。
図11は、実施の形態2に係るテレビジョン受信機1が低消費電力状態にて行う処理の手順を示すフローチャートである。なお本処理においては、無操作カウンタを用いるが、これは例えば制御部10内のレジスタなどを用いて実現される。低消費電力状態へ遷移した制御部10は、まず、表示部12による番組の表示(及びスピーカからの音声出力等)を停止し(ステップS71)、無操作カウンタの値を0に初期化する(ステップS72)。
制御部10は、ステップS73〜S77の処理を単位時間の周期で繰り返し行う。制御部10は、通信部13での携帯電話器5からの操作内容の受信回数を計数することにより、単位時間における携帯電話器5の操作回数を計数し(ステップS73)、計数した操作回数が閾値Ta以上であるか否かを判定する(ステップS74)。操作回数が閾値Ta以上の場合(S74:YES)、制御部10は、無操作カウンタの値を0に設定し(ステップS75)、ステップS73へ処理を戻す。
操作回数が閾値Ta未満の場合(S74:NO)、制御部10は、無操作カウンタの値を1増加させ(ステップS76)、無操作カウンタの値が閾値Tcを超えるか否かを更に判定する(ステップS77)。無操作カウンタの値が閾値Tcを超えない場合(S77:NO)、制御部10は、ステップS73へ処理を戻す。無操作カウンタの値が閾値Tcを超える場合(S77:YES)、制御部10は、表示部12による番組の表示(及びスピーカからの音声出力等)を開始し(ステップS78)、待機状態へ遷移して(ステップS79)、低消費電力状態での処理を終了する。
以上の構成の実施の形態2に係る録画システムは、テレビジョン受信機1が例えば表示部12による表示を行わないなどにより消費電力を低減する低消費電力状態と、通常の消費電力で動作するその他の状態との切り替えを行うことができる。テレビジョン受信機1は、所定時間内に所定回数分の操作内容を受信した場合、即ち携帯電話器5にて所定時間内に所定回数の操作がなされた場合に、低消費電力状態への切り替えを行う。これにより、ユーザが携帯電話器5の操作に集中していることが推定される場合に、テレビジョン受信機1の消費電力を低減することができる。
なおテレビジョン受信機1は、上記のような消費電力を低減する機能と、実施の形態1にて説明した自動録画機能との両方を備える構成であってよく、いずれか一方のみを備える構成であってよい。テレビジョン受信機1が消費電力低減機能のみを備える構成の場合、番組の録画に係る機能(例えば図1に示した番組記録部17)は備えていなくてよい。またテレビジョン受信機1は、低消費電力状態において表示部12の表示及びスピーカの音声出力等を停止して消費電力を低減する構成としたが、これに限るものではなく、その他の方法で消費電力を低減してもよい。
また、実施の形態2に係る録画システムのその他の構成は、実施の形態1に係る録画システムの構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態3)
実施の形態3に係る録画システムは、ユーザが携帯電話器5の操作に集中して番組を視聴していないとテレビジョン受信機1が判断した場合、この番組の録画を開始する前に、ユーザに対して録画を行うか否かの問い合わせを行う構成である。
実施の形態3に係る録画システムは、ユーザが携帯電話器5の操作に集中して番組を視聴していないとテレビジョン受信機1が判断した場合、この番組の録画を開始する前に、ユーザに対して録画を行うか否かの問い合わせを行う構成である。
実施の形態3に係るテレビジョン受信機1の制御部10は、図4に示した状態遷移における準備状態にて、所定時間に所定回数の操作ありと判定した場合、録画状態へ遷移する前に、携帯電話器5へ番組の録画を行うか否かの問い合わせを通信部13から送信する。この問い合わせを受信した携帯電話器5の制御部51は、例えば表示部55に録画を行うか否かをユーザに選択させる選択画面を表示し、操作部56にてユーザの選択を受け付ける。制御部51は、受け付けた選択に応じて録画を行うか否かの応答を通信部59からテレビジョン受信機1へ送信する。
携帯電話器5からの応答を受信したテレビジョン受信機1の制御部10は、録画を行う旨の応答である場合、録画状態へ遷移して番組の録画を開始する。また録画を行わない旨の応答である場合、制御部10は、録画状態への遷移を行わず、準備状態にて待機するか又は待機状態へ遷移する。これによりテレビジョン受信機1にて番組の録画が開始されることはない。
なお、携帯電話器5から録画を行わない旨の応答を受信した場合、テレビジョン受信機1は、その後の所定時間(例えば30分又は1時間等)は録画を行うか否かの問い合わせを行わず、携帯電話器5に対する操作に応じた自動的な番組の録画を行わない構成とすることができる。これにより、録画を行うか否かの選択画面が携帯電話器5の表示部55に繰り返し表示されることを防止できる。またテレビジョン受信機1は、録画を行わない旨の応答を受信した番組が終了するまで、問い合わせ及び録画を行わない構成としてもよい。
図12は、実施の形態3に係るテレビジョン受信機1が準備状態にて行う処理の手順を示すフローチャートである。準備状態へ遷移したテレビジョン受信機1の制御部10は、まず、操作中カウンタ及び無操作カウンタの値を0に初期化する(ステップS81)。次いで制御部10は、通信部13での携帯電話器5からの操作内容の受信回数を計数することにより、単位時間における携帯電話器5の操作回数を計数し(ステップS82)、計数した操作回数が閾値Ta以上であるか否かを判定する(ステップS83)。
操作回数が閾値Ta以上の場合(S83:YES)、制御部10は、操作中カウンタの値を1増加させると共に(ステップS84)、無操作カウンタの値を0に設定する(ステップS85)。制御部10は、操作中カウンタの値が閾値Tbを超えるか否かを判定する(ステップS86)。操作中カウンタの値が閾値Tbを超えない場合(S86:NO)、制御部10は、ステップS82へ処理を戻す。
操作中カウンタの値が閾値Tbを超える場合(S86:YES)、制御部10は、テレビジョン放送に係る番組の録画を行うか否かの問い合わせを携帯電話器5に対して行う(ステップS87)。制御部10は、この問い合わせに対して携帯電話器5から送信される応答を通信部13にて受信し、録画する旨の応答であるか否かを判定する(ステップS88)。録画する旨の応答である場合(S88:YES)、制御部10は、録画状態へ遷移し(ステップS89)、準備状態での処理を終了する。また録画しない旨の応答である場合(S88:NO)、制御部10は、待機状態へ遷移し(ステップS93)、準備状態での処理を終了する。
また、操作回数が閾値Ta未満の場合(S83:NO)、制御部10は、操作中カウンタの値を0に設定すると共に(ステップS90)、無操作カウンタの値を1増加させる(ステップS91)。制御部10は、無操作カウンタの値が閾値Tcを超えるか否かを判定する(ステップS92)。無操作カウンタの値が閾値Tcを超えない場合(S92:NO)、制御部10は、ステップS82へ処理を戻す。無操作カウンタの値が閾値Tcを超える場合(S92:YES)、制御部10は、待機状態へ遷移し(ステップS93)、準備状態での処理を終了する。
図13は、実施の形態3に係る携帯電話器5が行う処理の手順を示すフローチャートである。携帯電話器5の制御部51は、テレビジョン受信機1から録画を行うか否かの問い合わせを通信部59にて受信したか否かを判定し(ステップS101)、問い合わせを受信していない場合には(S101:NO)、問い合わせを受信するまで待機する。
テレビジョン受信機1からの問い合わせを受信した場合(S101:YES)、制御部51は、録画を行うか否かの選択を受け付けるための録画選択画面を表示部55に表示し(ステップS102)、操作部56による選択を受け付ける。録画する選択がなされた場合(S103:YES)、制御部51は、録画する旨の応答を通信部59からテレビジョン受信機1へ送信し(ステップS104)、処理を終了する。録画をしない選択がなされた場合(S103:NO)、制御部51は、録画をしない旨の応答をテレビジョン受信機1へ送信し(ステップS105)、処理を終了する。
以上の構成の実施の形態3に係る録画システムは、録画状態へ遷移して録画を開始する前にテレビジョン受信機1が録画の可否を携帯電話器5へ問い合わせる。問い合わせを受信した携帯電話器5は、表示部55に録画選択画面を表示して、録画を行うか否かの選択をユーザから受け付け、ユーザの選択をテレビジョン受信機1へ応答として送信する。テレビジョン受信機1は、携帯電話器5からの応答に応じて録画を行うか否かを判断する。これにより、ユーザにとって録画不要な番組の録画が開始されることを防止できる。
なお、実施の形態3に係る録画システムのその他の構成は、実施の形態1に係る録画システムの構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
(実施の形態4)
実施の形態4に係る録画システムは、テレビジョン受信機1から携帯電話器5へ検索キーワードなどの情報送信を行う構成である。実施の形態4に係るテレビジョン受信機1は、例えば図4に示した状態遷移の待機状態において、チューナ部11にて受信したテレビジョン放送に含まれるテキスト情報などを抽出し、抽出した情報を通信部13から携帯電話器5へ送信する。
実施の形態4に係る録画システムは、テレビジョン受信機1から携帯電話器5へ検索キーワードなどの情報送信を行う構成である。実施の形態4に係るテレビジョン受信機1は、例えば図4に示した状態遷移の待機状態において、チューナ部11にて受信したテレビジョン放送に含まれるテキスト情報などを抽出し、抽出した情報を通信部13から携帯電話器5へ送信する。
例えば受信したテレビジョン放送に、番組表などのためのデータとしてテキスト情報が含まれている場合、テレビジョン受信機1はこの情報を抽出して携帯電話器5へ送信することができる。また例えば表示部12に表示するテレビジョン放送の番組に係る画像中に文字が含まれている場合、テレビジョン受信機1は、画像処理によって表示画像から文字認識を行って文字を抽出してもよい。
テレビジョン受信機1からの情報を受信した携帯電話器5は、例えば受信したテキスト情報を表示部55に一覧表示する。図14は、携帯電話器5によるテキスト情報の表示例を示す模式図である。携帯電話器5は、テレビジョン受信機1から受信したテキスト情報を検索キーワードとして一覧表示すると共に、表示した検索キーワードに対する選択操作を操作部56にて受け付ける。検索キーワードの選択を受け付けた携帯電話器5は、例えばブラウザなどのプログラムを起動し、選択された検索キーワードによる情報検索を行い、検索結果を表示部55に表示する。その後、ユーザが携帯電話器5に対する操作を継続して行った場合には、上述のようにテレビジョン受信機1による番組の録画が開始される。
図15は、実施の形態4に係るテレビジョン受信機1が待機状態にて行う処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態4に係るテレビジョン受信機1の制御部10は、チューナ部11にて受信したテレビジョン放送から検索キーワードとなるテキスト情報を検出する処理を行っている。制御部10は、テレビジョン放送から検索キーワードを検出したか否かを判定し(ステップS111)、検索キーワードを検出した場合には(S111:YES)、この検索キーワードを取得して(ステップS112)、通信部13から携帯電話器5へ検索キーワードを送信し(ステップS113)、ステップS114へ処理を進める。また検索キーワードを検出しない場合には(S111:NO)、制御部10は、ステップS114へ処理を進める。
次いで制御部10は、通信部13にて携帯電話器5から送信される操作内容を受信したか否かを判定し(ステップS114)、操作内容を受信していない場合には(S114:NO)、ステップS111へ処理を戻す。操作内容を受信した場合(S114:YES)、制御部10は、受信した操作内容が自装置に関するものであるか否かを更に判定する(ステップS115)。操作内容が自装置に関するものである場合(S115:YES)、制御部10は、受信した操作に用に応じた処理を行って(ステップS116)、ステップS111へ処理を戻す。受信した操作内容が携帯電話器5に関するものである場合(S115:NO)、制御部10は、準備状態へ遷移し(ステップS117)、待機状態での処理を終了する。
図16は、実施の形態4に係る携帯電話器5が行う検索キーワード表示処理の手順を示すフローチャートである。実施の形態4に係る携帯電話器5の制御部51は、通信部59にてテレビジョン受信機1からの検索キーワードを受信したか否かを判定する(ステップS121)。検索キーワードを受信した場合(S121:YES)、制御部51は、受信した検索キーワードをRAM58に記憶し(ステップS122)、新たに記憶した検索キーワードを既に記憶された検索キーワードと共に表示部55に一覧表示して(ステップS123)、ステップS124へ処理を進める。またテレビジョン受信機1から検索キーワードを受信していない場合(S121:NO)、制御部51は、ステップS124へ処理を進める。
次いで制御部51は、操作部56に対する操作によって、一覧表示した検索キーワードから一又は複数の検索キーワードが選択されたか否かを判定する(ステップS124)。検索キーワードが選択されていない場合(S124:NO)、制御部51は、ステップS121へ処理を戻す。検索キーワードが選択された場合(S124:YES)、制御部51は、ブラウザのプログラムを起動して選択された検索キーワードに係る検索を行い(ステップS125)、検索によって得られた情報を表示部55に表示して(ステップS126)、処理を終了する。
以上の構成の実施の形態4に係る録画システムは、テレビジョン受信機1が受信したテレビジョン放送から、例えば放送中の番組に係る検索キーワードなどの所定情報を取得して携帯電話器5へ送信する。携帯電話器5は、テレビジョン受信機1から受信した検索キーワードを表示部55に一覧表示して、ユーザによる検索キーワードの選択を受け付け、選択された検索キーワードに係る情報検索をインターネットなどを介して行い、検索された情報を表示する。これによりユーザはテレビジョン受信機1にて視聴中の番組に係る情報を携帯電話器5にて容易に検索することができる。またこのような状況において、ユーザが携帯電話器5の操作に集中した場合であっても、上述のようにテレビジョン受信機1にて視聴中の番組を自動的に録画することができる。
なお本実施の形態においては、テレビジョン受信機1が検索キーワードを取得して携帯電話器5へ送信する構成としたが、これに限るものではない。テレビジョン受信機1から携帯電話器5へ送信する情報は、例えば検索キーワード以外の種々のテキスト情報であってよく、また例えばテキスト情報以外の画像又は音声等の情報であってもよく、更に他の情報であってもよい。また、テレビジョン受信機1からの検索キーワードを受信した携帯電話器5は、検索キーワードを一覧表示してユーザによる選択を受け付け、選択された検索キーワードによる検索を行う構成としたが、これに限るものではない。携帯電話器5は、テレビジョン受信機1からの情報をどのような処理に用いてもよい。
なお、実施の形態4に係る録画システムのその他の構成は、実施の形態1に係る録画システムの構成と同様であるため、同様の箇所には同じ符号を付して詳細な説明を省略する。
1 テレビジョン受信機(録画装置)
3 リモコン(受付手段)
4 通信線
5 携帯電話器(端末装置)
10 制御部(録画手段、再生手段、消去手段、判定手段、状態切替手段)
11 チューナ部(テレビジョン放送受信手段)
12 表示部
13 通信部(受信手段)
17 番組記録部(録画手段)
31 操作部
51 制御部
56 操作部
59 通信部
3 リモコン(受付手段)
4 通信線
5 携帯電話器(端末装置)
10 制御部(録画手段、再生手段、消去手段、判定手段、状態切替手段)
11 チューナ部(テレビジョン放送受信手段)
12 表示部
13 通信部(受信手段)
17 番組記録部(録画手段)
31 操作部
51 制御部
56 操作部
59 通信部
Claims (14)
- 画像を録画する録画手段を備える録画装置において、
他の装置に対する操作に係る信号を受信する受信手段を備え、
前記録画手段は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を前記受信手段が受信した場合に、録画を開始するようにしてあること
を特徴とする録画装置。 - 自装置に対する操作を受け付ける受付手段と、
該受付手段が所定の操作を受け付けた場合に、前記受信手段の信号受信により前記録画手段が録画した画像を再生する再生手段と
を更に備えること
を特徴とする請求項1に記載の録画装置。 - 前記受信手段の信号受信により前記録画手段が録画を開始した後、前記受信手段が操作に係る信号を所定時間受信しない場合に、前記録画手段が録画した画像を再生する再生手段を更に備えること
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の録画装置。 - 前記受信手段の信号受信により前記録画手段が録画した画像の前記再生手段による再生が所定時間に亘って開始されない場合に、前記画像を消去する消去手段を更に備えること
を特徴とする請求項2又は請求項3に記載の録画装置。 - 前記受信手段が受信した信号が、自装置の操作に係る信号であるか否かを判定する判定手段を更に備え、
前記録画手段は、受信した信号が自装置の操作に係る信号であると前記判定手段が判定した場合、録画を開始しないようにしてあること
を特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1つに記載の録画装置。 - 前記録画手段が録画を開始する前に、前記他の装置へ録画の可否を問い合わせる手段と、
該手段の問い合わせに対する応答を前記他の装置から受信する手段と
を更に備え、
前記他の装置から録画を許可する応答を受信した場合に、前記録画手段が録画を開始するようにしてあること
を特徴とする請求項1から請求項5までのいずれか1つに記載の録画装置。 - 請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の録画装置と、
テレビジョン放送を受信するテレビジョン放送受信手段と
を備え、
前記録画装置の録画手段は、前記テレビジョン放送受信手段が受信したテレビジョン放送に係る画像を録画するようにしてあること
を特徴とするテレビジョン受信機。 - 消費電力が少ない低消費電力動作状態、又は、該低消費電力動作状態以外の動作状態に切り替える状態切替手段を更に備え、
該状態切替手段は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を前記受信手段が受信した場合に、前記低消費電力動作状態への切り替えを行うようにしてあること
を特徴とする請求項7に記載のテレビジョン受信機。 - 前記テレビジョン放送受信手段が受信したテレビジョン放送から所定の情報を抽出する手段と、
該手段が抽出した情報を前記他の装置へ送信する手段と
を更に備えること
を特徴とする請求項7又は請求項8に記載のテレビジョン受信機。 - 前記情報は、テレビジョン放送の番組に係るキーワードであること
を特徴とする請求項9に記載のテレビジョン受信機。 - テレビジョン放送を受信するテレビジョン放送受信手段を備えるテレビジョン受信機において、
他の装置に対する操作に係る信号を受信する受信手段と、
消費電力が少ない低消費電力動作状態、又は、該低消費電力動作状態以外の動作状態に切り替える状態切替手段と
を備え、
該状態切替手段は、所定時間内に所定回数分の操作に係る信号を前記受信手段が受信した場合に、前記低消費電力動作状態への切り替えを行うようにしてあること
を特徴とするテレビジョン受信機。 - 前記テレビジョン放送受信手段が受信したテレビジョン放送から所定の情報を抽出する手段と、
該手段が抽出した情報を前記他の装置へ送信する手段と
を更に備えること
を特徴とする請求項11に記載のテレビジョン受信機。 - 可搬型の端末装置と、
請求項1から請求項6までのいずれか1つに記載の録画装置と
を備え、
前記録画装置の受信手段は、前記端末装置に対する操作に係る信号を受信するようにしてあること
を特徴とする録画システム。 - 可搬型の端末装置と、
請求項7から請求項12までのいずれか1つに記載のテレビジョン受信機と
を備え、
前記テレビジョン受信機が備える前記録画装置の受信手段は、前記端末装置に対する操作に係る信号を受信するようにしてあること
を特徴とする録画システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012197757A JP2013255213A (ja) | 2012-05-08 | 2012-09-07 | 録画装置、テレビジョン受信機及び録画システム |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012106949 | 2012-05-08 | ||
JP2012106949 | 2012-05-08 | ||
JP2012197757A JP2013255213A (ja) | 2012-05-08 | 2012-09-07 | 録画装置、テレビジョン受信機及び録画システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013255213A true JP2013255213A (ja) | 2013-12-19 |
Family
ID=49952353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012197757A Pending JP2013255213A (ja) | 2012-05-08 | 2012-09-07 | 録画装置、テレビジョン受信機及び録画システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2013255213A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018025524A1 (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | マクセル株式会社 | 録画装置、携帯端末装置及び録画制御方法 |
CN113407151A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-17 | 青岛海信移动通信技术股份有限公司 | 采用终端设备控制受控终端的方法及设备 |
CN113542488A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-10-22 | 青岛海信移动通信技术股份有限公司 | 采用终端设备控制受控终端的方法、设备和存储介质 |
-
2012
- 2012-09-07 JP JP2012197757A patent/JP2013255213A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018025524A1 (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | マクセル株式会社 | 録画装置、携帯端末装置及び録画制御方法 |
CN113407151A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-09-17 | 青岛海信移动通信技术股份有限公司 | 采用终端设备控制受控终端的方法及设备 |
CN113542488A (zh) * | 2021-06-30 | 2021-10-22 | 青岛海信移动通信技术股份有限公司 | 采用终端设备控制受控终端的方法、设备和存储介质 |
CN113542488B (zh) * | 2021-06-30 | 2024-03-15 | 青岛海信移动通信技术有限公司 | 采用终端设备控制受控终端的方法、设备和存储介质 |
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