JP2008252160A - 放送受信装置及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】放送記録内容を再生する場合に、例えば、スキップ再生が予想されるCM部分などが含まれていても実際の再生時間を確認できるようにする。
【解決手段】中央制御部1は、テレビ放送受信部11で受信したテレビ放送を録画して録画ファイルとして記録保存している状態において、この録画ファイルの中から所定記録部分(CM部分)を特定したのち、この録画ファイルの再生位置以降の内容から当該CM部分の合計時間を除いた再生時間を再生位置以降の残りの再生時間(CM抜き残り合計時間)として取得し、このCM抜き残り合計時間に応じた情報を表示する。
【選択図】 図1
【解決手段】中央制御部1は、テレビ放送受信部11で受信したテレビ放送を録画して録画ファイルとして記録保存している状態において、この録画ファイルの中から所定記録部分(CM部分)を特定したのち、この録画ファイルの再生位置以降の内容から当該CM部分の合計時間を除いた再生時間を再生位置以降の残りの再生時間(CM抜き残り合計時間)として取得し、このCM抜き残り合計時間に応じた情報を表示する。
【選択図】 図1
Description
この発明は、受信した放送を記録する放送記録機能を備えた放送受信装置及びプログラムに関する。
近年、携帯電話装置はその多機能化に伴って通話機能、インターネット接続機能のほかに、ラジオ放送を受信するラジオ受信機能、テレビ放送を受信するテレビ放送受信機能、受信した放送を記録(録画、録音)する放送記録機能を備えたものが普及してきている。ここで、放送記録機能を備えた携帯電話装置にあっては、ラジオ放送あるいはテレビ放送を記録した放送記録内容の再生中に、残りの再生時間がどの位であるか、希望時刻に全てを再生し終わるかを知ることができず、心配になることがある。
このような場合、従来では、例えば、AV(視聴覚)コンテンツの再生途中において、残りの再生時間を求めて表示するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−150691号公報
このような場合、従来では、例えば、AV(視聴覚)コンテンツの再生途中において、残りの再生時間を求めて表示するようにした技術が知られている(特許文献1参照)。
ところで、一般に、テレビ放送を録画した録画ファイルを再生する場合に、ユーザはCM(コマーシャル)部分を早送りして再生することが多い。このため、上述した先行技術のように残りの再生時間を知り得たとしても、この残りの再生時間は、ユーザがそのまま通常再生し続けた場合での残り時間であるため、この技術をテレビ録画内容の再生に適用した場合、CM部分の早送り再生によって実際の再生時間とは大きく異なってしまう。つまり、CM部分を含めた残り時間では、ユーザ操作による早送り再生あるいはCM部分のスキップ再生によって実際の再生時間とは大きく異なってしまう。
この発明の課題は、放送記録内容を再生する場合に、例えば、スキップ再生が予想されるCM部分などが含まれていても実際の再生時間を確認できるようにすることである。
請求項1記載の発明は、受信した放送を記録する放送記録機能を備えた放送受信装置であって、前記放送記録機能によって記録された放送記録内容の中から所定記録部分を特定する特定手段と、この特定手段によって所定記録部分が特定された場合に、再生位置以降における前記放送記録内容の中から当該所定記録部分の時間を除いた再生時間を前記再生位置以降の残りの再生時間として取得する取得手段と、この取得手段によって得られた残りの再生時間に応じた情報を出力する情報出力手段とを具備したことを特徴とする。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項10記載の発明)。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項10記載の発明)。
なお、上述した請求項1記載の発明は次のようなものであってもよい。
前記特定手段は、コマーシャル放送を記録したコマーシャル記録部分、本編以外の記録部分のうち、少なくともそのいずれかを前記所定記録部分として特定する(請求項2記載の発明)。
前記特定手段は、コマーシャル放送を記録したコマーシャル記録部分、本編以外の記録部分のうち、少なくともそのいずれかを前記所定記録部分として特定する(請求項2記載の発明)。
前記特定手段は、放送の記録時、記録後のいずれかにおいて所定記録部分を特定し、
この特定手段によって特定された所定記録部分の範囲を示す情報を前記放送記録内容に対応付けて記憶する(請求項3記載の発明)。
この特定手段によって特定された所定記録部分の範囲を示す情報を前記放送記録内容に対応付けて記憶する(請求項3記載の発明)。
前記取得手段は、再生位置以降における前記放送記録内容の再生時間を算出すると共に、再生位置以降に存在する前記所定記録部分の時間を算出したのち、前記放送記録内容の再生時間から前記所定記録部分の時間を差し引くことで前記残りの再生時間を算出取得する(請求項4記載の発明)。
請求項4記載の発明は、前記取得手段は、スピード再生が指示された際に、再生位置以降における前記放送記録内容をスピード再生した場合の再生時間を算出すると共に、再生位置以降に存在する前記所定記録部分をスピード再生した場合の再生時間を算出したのち、前記放送記録内容の再生時間から前記所定記録部分の時間を差し引くことで前記残りの再生時間を算出取得するようにしてもよい(請求項5記載の発明)。
前記情報出力手段は、残りの再生時間の数値情報、現在時刻に残りの再生時間を加算した再生終了時刻の数値情報、残りの再生時間を識別するマーク情報のうち、少なくともそのいずれかの情報を出力する(請求項6記載の発明)。
スキップ再生が指示された際に、前記放送記録内容の中から前記特定された所定記録部分をスキップして再生する再生手段を設けてもよい(請求項7記載の発明)。
前記放送記録内容の中から前記特定された所定記録部分をスキップして再生する再生手段を設け、この再生手段による再生開始時に、前記取得手段は、再生位置以降の残りの再生時間を取得する動作を開始したのち、その再生の進行に応じた残りの再生時間を逐次取得し、前記情報出力手段は、前記残りの再生時間が逐次取得される毎に、その残りの再生時間に応じた情報を順次出力する(請求項8記載の発明)。
前記放送記録内容をファイル化して記憶保存している状態において、前記残りの再生時間を明示する記録ファイルを一覧表示する一覧表示手段を更に設ける(請求項9記載の発明)。
この発明は、放送記録内容を再生する場合に、所定記録部分の再生時間を除いた実際の再生時間を確認することができる。
以下、図1〜図13を参照して本発明の実施例を説明する。
この実施例は、放送受信装置として放送受信機能を備えた携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)が開閉可能に取り付けられた折り畳み自在なもので、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などのほか、地上波デジタルテレビ放送などを受信するテレビ放送受信機能、テレ放送などを録画(録音を含む、以下、同様)して、再生する録画/再生機能を備えている。
この実施例は、放送受信装置として放送受信機能を備えた携帯電話装置に適用した場合を例示したもので、図1は、この携帯電話装置の基本的な構成を示したブロック図である。
この携帯電話装置は、例えば、2つの筐体(操作部筐体、表示部筐体)が開閉可能に取り付けられた折り畳み自在なもので、通話機能、電子メール機能、インターネット接続機能(Webアクセス機能)などのほか、地上波デジタルテレビ放送などを受信するテレビ放送受信機能、テレ放送などを録画(録音を含む、以下、同様)して、再生する録画/再生機能を備えている。
中央制御部1は、二次電池を備えた電源部2からの電力供給によって動作し、記憶部3内の各種のプログラムに応じてこの携帯電話装置の全体動作を制御する。この記憶部3は、ROM、RAMを有する構成で、そのプログラム領域には、後述する図2〜図6に示す動作手順に応じて本実施例を実現するためのプログラムが格納され、また、そのデータ領域には、後述するアイコンテーブルINT、カラーテーブルCRT、録画ファイル格納部RFMなどが設けられている。無線通信部4は、アンテナに接続された送受信部(ベースバンド部)の受信側から信号を取り込んで受信ベースバンド信号に復調したのちに、音響制御部5を介して受話スピーカ6から音声出力させる。そして、無線通信部4は、送話マイク7から入力された音声データを音響制御部5から取り込み、送信ベースバンド信号に符号化したのちに送受信部の送信側に与えられてアンテナから送信出力させる。
音響制御部5は、受話スピーカ6、送話マイク7を制御するほか、サウンドピーカ8を制御する。一方、電子メール機能あるいはインターネット接続機能によって無線通信部4を介して受信取得した表示データは、高品位表示が可能なLCD(液晶表示装置)などの表示部9に与えられて表示出力される。操作部10は、各種の操作キー、ポインティングデバイスなどを有し、ダイヤル入力、文字入力、コマンド入力などを行うもので、例えば、テレビオン/オフキー、録画/再生キーなどが設けられており、中央制御部1は、操作部10からの操作入力信号に応じた処理を実行する。
テレビ放送受信部11は、携帯電話などの携帯受信機向けの地上波デジタルテレビ放送を受信するもので、テレビ映像及び音声情報以外にも電子番組表(EPG)なども含めて受信可能である。テレビ放送受信部11は、TVアンテナに接続されていて放送信号を抽出する受信部(アナログ回路部)と、受信した放送信号をOFDM(直交周波数分割多重)復調したり、多重化されている放送信号から映像、音声、データ(文字データ)に分離して復号化したり、圧縮データの解凍などを行うデジタル回路部を有している。テレビ映像データ及び文字データは、表示部9から表示出力され、また、テレビ音声データは、サウンドピーカ8から出力される。RTC(リアルタイムクロックモジュール)12は、時計部を構成するもので、中央制御部1は、RTC12から現在日時を取得する。
テレビ放送の録画開始が指示されると、中央制御部1は、テレビ放送受信部11で受信したテレビ放送を逐次取り込んで録画する録画動作を開始するほか、その録画時間を計測する計測動作を開始し、また、録画終了が指示されると、録画ファイルを作成して録画ファイル格納部RFMに記録保存するが、その際、録画ファイルの中から所定記録部分(CM部分)を特定する毎に、その所定記録部分の範囲を示す位置情報(タイム情報)を当該録画ファイルに対応付けて記録するようにしている。また、中央制御部1は、この録画ファイルの合計録画時間からCM部分の合計時間を除いた再生時間を残りの再生時間として算出して記録するようにしている。
次に、この実施例における携帯電話装置の動作概念を図2〜図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用してこの実施例特有の動作を実行することもできる。
なお、図2〜図6は、携帯電話装置の全体動作のうち、本実施例の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図2、図3〜図6のフローから抜けた際には、全体動作のフロー(図示省略)に戻る。
なお、図2〜図6は、携帯電話装置の全体動作のうち、本実施例の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図2、図3〜図6のフローから抜けた際には、全体動作のフロー(図示省略)に戻る。
図2は、テレビ放送の録画指示に応じて実行開始されるテレビ放送の録画処理を示したフローチャートである。
先ず、中央制御部1は、テレビ放送の録画開始がユーザ操作あるいは録画予約によって指示されると、テレビ放送受信部11で受信したテレビ放送を逐次取り込んで、記憶部3に逐次録画する録画動作を開始実行するほか、その録画時間を計測するタイマ計測動作を開始する(ステップA1)。そして、ユーザ操作あるいは予約情報によって録画終了が指示されたかを調べ(ステップA2)、録画終了が指示されるまでステップA1に戻り、録画動作が行われる。ここで、録画終了が指示されると(ステップA2でYES)、録画ファイルを作成して録画ファイル格納部RFMに記録保存するが、その際、当該録画ファイルに対応付けてその全体の録画時間を「ファイル録画時間」として記録する(ステップA3)。
先ず、中央制御部1は、テレビ放送の録画開始がユーザ操作あるいは録画予約によって指示されると、テレビ放送受信部11で受信したテレビ放送を逐次取り込んで、記憶部3に逐次録画する録画動作を開始実行するほか、その録画時間を計測するタイマ計測動作を開始する(ステップA1)。そして、ユーザ操作あるいは予約情報によって録画終了が指示されたかを調べ(ステップA2)、録画終了が指示されるまでステップA1に戻り、録画動作が行われる。ここで、録画終了が指示されると(ステップA2でYES)、録画ファイルを作成して録画ファイル格納部RFMに記録保存するが、その際、当該録画ファイルに対応付けてその全体の録画時間を「ファイル録画時間」として記録する(ステップA3)。
このような録画が終了すると、中央制御部1は、今回作成した録画ファイルに含まれているCM部分を順次特定しながらCM部分毎にその範囲を示す情報(開始位置及び終了位置)を記録する動作を行う。先ず、録画ファイルの内容を読み出し(ステップA4)、その先頭位置から順次位置更新を行いながらその音声信号をチェックして(ステップA5)、CM部分の終了時かを調べる(ステップA6)。すなわち、例えば、音声信号がステレオからモノラルに切り替わった場合あるいは2ヶ国語放送から音声多重に切り替わった場合にはCM放送が終了したと認識する(以下、同様)。いま、CM部分の終了でなければ(ステップA6でNO)、その音声信号に基づいてCM放送の開始時かを調べる(ステップA7)。この場合、CM部分の終了時とは逆に、音声信号がモノラルからステレオに切り替わった場合などによってCM放送が開始したと認識する(以下、同様)。ここで、CM部分の開始時でもなければ(ステップA7でNO)、上述のステップA6に戻る。
CM部分の終了時を検出すると(ステップA6でYES)、CM部分の開始位置を示す情報(開始タイム)として“0”をセットし、録画ファイルの先頭位置から現在位置までの隔たりをCM部分の終了位置を示す情報(終了タイム)として記録する(ステップA11)。また、CM部分の開始時を検出すると(ステップA7でYES)、録画ファイルの先頭位置から現在位置までの隔たりを開始タイムとして記録したのち(ステップA8)、そのCM部分が終了するまで待機する(ステップA9)。その後、CM部分の終了時を検出すると(ステップA9でYES)、録画ファイルの先頭位置から現在位置までの隔たりを終了タイムとして記録する(ステップA10)。
以下、同様に、録画ファイルに含まれているCM部分を順次特定するために、録画ファイルの内容を順次更新を行いながらCM部分の開始時を検出したか(ステップA12)、録画ファイルの最終位置を検出したかをチェックする(ステップA16)。ここで、次のCM放送の開始時を検出すると(ステップA12でYES)、録画ファイルの先頭位置から現在位置までの隔たりを開始タイムとして記録する(ステップA13)。そして、CM部分の終了時を検出したか(ステップA14)、録画ファイルの最終位置を検出したかをチェックする(ステップA17)。ここで、CM部分の終了時を検出すると(ステップA14でYES)、録画ファイルの先頭位置から現在位置までの隔たりを終了タイムとして記録したのち(ステップA15)、上述のステップA12に戻る。
ここで、録画ファイルの最終位置を検出すると(ステップA16でYESあるいはステップA17でYES)、録画ファイルの先頭位置から現在位置までの隔たりを終了タイムとして記録する(ステップA18)。この結果、録画ファイルに含まれているCM部分毎に、その開始位置を示す開始タイム及び終了位置を示す終了タイムが録画ファイル格納部RFMに順次記録されることになる。そして、CM部分毎にその開始タイムから終了タイムまでの隔たりを合計することによって全CM部分の合計時間を算出すると共に(ステップA19)、当該録画ファイルに対応付けられている「ファイル録画時間」を読み出し、この「ファイル録画時間」から当該「CM合計時間」を減算し、その算出結果を「CM抜き残り合計時間」としたのち(ステップA20)、当該録画ファイルに対応付けて「CM抜き残り合計時間」を記録する(ステップA21)。
図7は、録画ファイルのヘッダ情報を説明するための図である。
録画ファイルのヘッダ情報には、「タイトル」、「ファイル録画時間」、「CM抜き残り合計時間」のほか、「再生有無フラグ」、「再生位置」、「CM管理データ」が記録されている。「再生有無フラグ」は、録画ファイルを再生したか否かを示し、「再生位置」は、図8に示すように前回再生時の最終再生位置を示している。「CM管理データ」は、CM部分毎の開始タイムと終了タイムである。
録画ファイルのヘッダ情報には、「タイトル」、「ファイル録画時間」、「CM抜き残り合計時間」のほか、「再生有無フラグ」、「再生位置」、「CM管理データ」が記録されている。「再生有無フラグ」は、録画ファイルを再生したか否かを示し、「再生位置」は、図8に示すように前回再生時の最終再生位置を示している。「CM管理データ」は、CM部分毎の開始タイムと終了タイムである。
図8は、録画ファイルの内容を時系列的にイメージした図である。
ここで、図中、“0”は、録画ファイルの先頭位置を示し、“E”は、録画ファイルの最終位置を示し、“R”は、前回再生時の最終再生位置を示している。この場合、録画ファイルの先頭位置“0”から最終位置“E”までの隔たりは、時間(タイム)によって表すようにしている。
ここで、図中、“0”は、録画ファイルの先頭位置を示し、“E”は、録画ファイルの最終位置を示し、“R”は、前回再生時の最終再生位置を示している。この場合、録画ファイルの先頭位置“0”から最終位置“E”までの隔たりは、時間(タイム)によって表すようにしている。
図3は、ユーザ操作によって録画一覧の表示が指示された際に実行開始されるフローチャートである。
先ず、中央制御部1は、録画一覧の表示が指示されると、録画ファイル格納部RFM内に保管されている各録画ファイルの中からそのいずれかの録画ファイルを指定して(ステップB1)、それに対応付けられている「ファイル録画時間」を読み出したのち(ステップB2)、この「ファイル録画時間」に基づいてアイコンテーブルINTをアクセスして対応するアイコンを読み出す(ステップB3)。
先ず、中央制御部1は、録画一覧の表示が指示されると、録画ファイル格納部RFM内に保管されている各録画ファイルの中からそのいずれかの録画ファイルを指定して(ステップB1)、それに対応付けられている「ファイル録画時間」を読み出したのち(ステップB2)、この「ファイル録画時間」に基づいてアイコンテーブルINTをアクセスして対応するアイコンを読み出す(ステップB3)。
図9は、アイコンテーブルINTを説明するための図である。
このアイコンテーブルINTには、「0〜10分」、「10〜30分」、「30〜60分」、「60〜90分」、「90分以上」に対応して、その時間を感覚的に把握することが可能な円グラフ状のアイコンを割り当てた構成となっており、中央制御部1は、アイコンテーブルINTをアクセスして「ファイル録画時間」対応のアイコンを読み出す。
このアイコンテーブルINTには、「0〜10分」、「10〜30分」、「30〜60分」、「60〜90分」、「90分以上」に対応して、その時間を感覚的に把握することが可能な円グラフ状のアイコンを割り当てた構成となっており、中央制御部1は、アイコンテーブルINTをアクセスして「ファイル録画時間」対応のアイコンを読み出す。
そして、中央制御部1は、未指定の録画ファイルの有無を調べ(ステップB4)、未指定ファイルが有れば、上述のステップB1に戻り、当該指定ファイルに対応付けられている「ファイル録画時間」を読み出し、この「ファイル録画時間」に対応するアイコンを読み出す(ステップB2、B3)。以下、全ての録画ファイルを指定し終わるまで上述の動作を繰り返す。これによって全ての録画ファイルを指定し終わった場合には(ステップB4でYES)、このアイコンを含めた録画一覧画面を生成表示させる(ステップB5)。なお、この一覧画面内には録画ファイル毎にその「ファイル録画時間」をイメージするアイコンのほか、「タイトル」、「ファイル録画時間」が一覧表示される。
このような録画一覧画面(ファイル録画時間の一覧画面)が表示されている状態において、何らかの操作が行われると(ステップB6でYES)、「CM抜き残り合計時間」の一覧表示を指示する操作が行われた場合か(ステップB7)、録画ファイルを任意に選択する操作が行われた場合か(ステップB8)、録画一覧の終了を指示する操作が行われた場合かを調べる(ステップB9)。ここで、録画一覧の終了指示操作であれば(ステップB9でYES)、図3のフロー終了となるが、「CM抜き残り合計時間」の一覧表示を指示する操作であれば(ステップB7でYES)、その一覧表示処理に移る。先ず、いずれかの録画ファイルを指定して(ステップB10)、それに対応付けられている「CM抜き残り合計時間」を読み出したのち(ステップB11)、この「CM抜き残り合計時間」に基づいてアイコンテーブルINTをアクセスして「CM抜き残り合計時間」に対応するアイコンを読み出す(ステップB12)。
そして、未指定の録画ファイルの有無を調べ(ステップB13)、未指定ファイルが有れば、上述のステップB10に戻り、当該指定ファイルに対応付けられている「CM抜き残り合計時間」を読み出し(ステップB11)、この「CM抜き残り合計時間」に対応するアイコンを読み出す(ステップB12)。以下、全ての録画ファイルを指定し終わるまで上述の動作を繰り返す。これによって全ての録画ファイルを指定し終わった場合には(ステップB13でYES)、このアイコンを含めた録画一覧画面を生成表示させる(ステップB14)。図10は、録画ファイル一覧画面を示した図で、この一覧画面内には、録画ファイル毎にその「CM抜き残り合計時間」をイメージするアイコンのほか、「タイトル」、「CM抜き残り合計時間」が一覧表示される。
このような録画一覧画面(CM抜き残り合計時間の一覧画面)が表示されている状態において、何らかの操作が行われた場合には(ステップB15でYES)、元の一覧表示に戻す指示操作であるか(ステップB16)、録画ファイルの選択操作であるか(ステップB17)、録画一覧の終了を指示する操作であるかを調べる(ステップB18)。ここで、録画一覧の終了指示操作であれば(ステップB18でYES)、図3のフロー終了となるが、元の一覧表示を指示する操作であれば(ステップB16でYES)、上述のステップB1に戻り、ファイル録画時間の一覧画面を生成表示させる。
他方、録画一覧画面(ファイル録画時間の一覧画面)が表示されている状態において、その画面内から任意のファイル(アイコン)を選択する選択操作が行われた場合には(ステップB8でYES)、図4のフローに移り、当該録画ファイルを通常再生する処理を開始する。先ず、中央制御部1は、当該録画ファイル対応の「再生有無フラグ」を参照し(ステップB19)、過去に再生が行われていれば(ステップB19でYES)、前回から引き続く再生を行うために「再生位置」を読み出すが(ステップB20)、再生が行われていなければ(ステップB19でNO)、「再生位置」をその初期値“0”に戻す(ステップB21)。そして、この「再生位置」から1倍速の再生動作を開始する(ステップB22)。
このような再生動作に応じて中央制御部1は、録画ファイルの「再生位置」を順次更新しながら読み出した映像データを表示部9から出力させ、その音声データをサウンドピーカ8から出力させる。そして、録画ファイルの「最終位置」に達したか(ステップB23)、何らかの操作が行われたかを調べる(ステップB25)。ここで、何の操作も行われなければ、ステップB23に戻るが、「再生位置」が「最終位置」に達した場合には(ステップB23でYES)、この「再生位置」をその初期値“0”に戻したのち(ステップB24)、図5のフローに移り、録画一覧表示・再生処理の終了となる。
また、「最終位置」に達する前に何らかの操作が行われると(ステップB25でYES)、スピード再生(1.3倍の早送り再生)を指示する操作であるか(ステップB26)、再生終了を指示する操作かを調べ(ステップB27)、それ例外の操作が行われた場合には(ステップB27でNO)、その操作に対応する処理として、例えば、再生一時停止などの処理を実行する(ステップB28)。また、再生終了が指示された場合には(ステップB27でYES)、終了指示時点での録画ファイルの位置を「再生位置」として記録したのち(ステップB29)、図5のフローに移り、録画一覧表示・再生処理の終了となる。
また、通常再生中にスピード再生が指示されたときには(ステップB26でYES)、図5のフローに移り、録画ファイルの「再生位置」を1.3倍速で順次更新する早送り再生を開始する(ステップB30)。そして、この再生動作中において「再生位置」以降から「最終位置」までに要する再生時間を残り合計時間として取得する(ステップB31)。この場合、例えば、再生の進行に応じて「再生位置」が順次更新される毎に、「ファイル録画時間」を順次減算することによってその値は、「再生位置」以降から「最終位置」までの残り合計時間とする。そして、この残り合計時間(1倍速時の再生時間)を早送り時に相当する残り合計時間(1.3倍速時の再生時間)に変更する(ステップB32)。
また、中央制御部1は、「CM管理データ」を参照し、録画ファイルの「再生位置」以降から「最終位置」までの間に存在するCM部分の開始タイム及び終了タイムに基づいて「再生位置」以降のCM合計時間を算出する(ステップB33)。そして、この1倍速時のCM合計時間を早送り時に相当する1.3倍速時のCM合計時間に変更したのち、上述のステップB32で求めた残り合計時間(1.3倍速時の再生時間)から当該1.3倍速時のCM合計時間を減算することによってCM抜き残り合計時間(1.3倍速時の合計時間)を算出する(ステップB34)。
そして、中央制御部1は、このようにして求めた1.3倍速時の残り合計時間とCM抜き残り合計時間を再生画面内に案内表示させる(ステップB35)。図11は、早送り時の残り合計時間とCM抜き残り合計時間が表示された再生画面を例示したもので、早送り時の残り合計時間として“23分18秒”、早送り時のCM抜き残り合計時間として“18分40秒”が案内表示された場合である。なお、残り合計時間、CM抜き残り合計時間は早送り再生の進行に応じて更新される。その後、現在の「再生位置」が録画ファイルの「最終位置」に達したか(ステップB36)、何らかの操作が行われたか(ステップB38)、現在の「再生位置」がCM開始位置に達したかを調べる(ステップB39)。
いま、「再生位置」が「最終位置」に達した場合、つまり、録画ファイルの内容をその最後まで再生し終わった場合には(ステップB36でYES)、「再生位置」をその初期値“0”に戻したのち(ステップB37)、録画一覧表示・再生処理の終了となる。また、現在の「再生位置」がCM部分の「開始タイム」の位置(CM開始位置)に達した場合には(ステップB39でYES)、当該CM部分の再生をスキップするために、「CM管理データ」から当該「開始タイム」対応の「終了タイム」を読み出し、この「終了タイム」を「再生位置」としてセットしたのち(ステップB44)、上述のステップB31に戻り、以下、CM部分の再生スキップに応じて残り合計時間及びCM抜き残り合計時間を更新して再生画面内に案内表示させる(ステップB31〜33)。この場合、CM開始位置を検出する毎に、そのCM部分の再生をスキップするほか、このスキップに応じて再生画面内の残り合計時間及びCM抜き残り合計時間を更新する。
また、早送り再生中に何らかの操作が行われると(ステップB38でYES)、1倍速の通常再生への変更操作かを調べ(ステップB40)、通常再生への変更が指示された場合には、図4のステップB22に戻り、早送り再生から1倍速の再生動作に移る。また、再生終了を指示する操作が行われたときには(ステップB41でYES)、終了指示時点での録画ファイルの位置を「再生位置」として記録したのち(ステップB43)、録画一覧表示・再生処理の終了となるが、それ例外の操作が行われた場合には(ステップB41でNO)、その操作に対応する処理として、例えば、再生一時停止などの処理を実行したのち(ステップB42)、上述のステップB36に戻る。
他方、録画一覧画面(CM抜き残り合計時間の一覧画面)が表示されている状態において、その画面内から任意のファイル(アイコン)を選択する選択操作が行われた場合には(ステップB17でYES)、図6のフローに移り、当該録画ファイルの内容をスキップ再生する処理を開始する。先ず、中央制御部1は、当該録画ファイル対応の「再生有無フラグ」を参照し(ステップB45)、過去に再生が行われていれば(ステップB45でYES)、前回から引き続く再生を行うために「再生位置」を読み出すが(ステップB46)、再生が行われていなければ(ステップB45でNO)、「再生位置」をその初期値“0”に戻す(ステップB47)。そして、この「再生位置」から1倍速の再生動作を開始する(ステップB48)。
このような再生動作に応じて中央制御部1は、録画ファイルの「再生位置」を順次更新しながら読み出した映像データを表示部9から出力させ、その音声データをサウンドピーカ8から出力させる。そして、この再生動作中において「再生位置」以降から「最終位置」までに要する再生時間を残り合計時間として取得する(ステップB49)。この場合においても、再生の進行に応じて「再生位置」が順次更新される毎に、「ファイル録画時間」を順次減算することによってその値は、「再生位置」以降から「最終位置」までの残り合計時間とする。また、「CM管理データ」を参照し、録画ファイルの「再生位置」以降から「最終位置」までの間に存在するCM部分の開始タイム及び終了タイムに基づいて「再生位置」以降のCM合計時間を算出する(ステップB50)。
そして、上述のステップB49で求めた残り合計時間からCM合計時間を減算することによってCM抜き残り合計時間を算出するほか(ステップB51)、RTC12から現在日時を取得し、この現在日時にCM抜き残り合計時間を加算することによって再生終了時刻を算出する(ステップB52)。このようにして求めたCM抜き残り合計時間と再生終了時刻とを再生画面内に案内表示させる(ステップB53)。この場合、CM抜き残り合計時間に基づいてカラーテーブルCRTを参照し、対応するカラーバーを生成して表示させる。
図12は、カラーテーブルCRTを説明するための図である。このカラーテーブルCRTには、「0〜10分」、「10〜30分」、「30〜60分」、「60〜90分」、「90分以上」に対応して、その時間を感覚的に把握することが可能な色を割り当てた構成となっている。中央制御部1は、「CM抜き残り合計時間」対応の色を読み出したのち、その色のカラーバーを生成し、再生終了時刻と共に再生画面内に案内表示させる。
図13は、カラーバーと再生終了時刻とが表示された再生画面を例示したもので、カラーバーとして“0〜10分”の「CM抜き残り合計時間」を示す黄色のバーが表示され、再生終了時刻として“18時28分03秒”が案内表示された場合である。
図13は、カラーバーと再生終了時刻とが表示された再生画面を例示したもので、カラーバーとして“0〜10分”の「CM抜き残り合計時間」を示す黄色のバーが表示され、再生終了時刻として“18時28分03秒”が案内表示された場合である。
そして、現在の「再生位置」が録画ファイルの「最終位置」に達したか(ステップB54)、何らかの操作が行われたか(ステップB55)、現在の「再生位置」がCM開始位置に達したかを調べる(ステップB60)。いま、「再生位置」が「最終位置」に達した場合、つまり、録画ファイルの内容をその最後まで再生し終わった場合には(ステップB54でYES)、「再生位置」をその初期値“0”に戻したのち(ステップB59)、録画一覧表示・再生処理の終了となる。
また、現在の「再生位置」がCM部分の「開始タイム」の位置(CM開始位置)に達した場合には(ステップB60でYES)、当該CM部分の再生をスキップするために、「CM管理データ」から当該「開始タイム」対応の「終了タイム」を読み出し、この「終了タイム」を「再生位置」としてセットしたのち(ステップB61)、上述のステップB49に戻り、以下、CM部分の再生スキップに応じてCM抜き残り合計時間、再生終了時刻を更新して再生画面内に案内表示させる(ステップB49〜53)。この場合、CM開始位置を検出する毎に、そのCM部分の再生をスキップするほか、このスキップに応じて再生画面内のCM抜き残り合計時間、再生終了時刻を更新する。
なお、再生中に何らかの操作が行われた場合に(ステップB55でYES)、再生動作の終了を指示する操作であれば(ステップB56でYES)、この終了指示時点での録画ファイルの位置を「再生位置」として記録したのち(ステップB58)、録画一覧表示・再生処理の終了となるが、それ例外の操作が行われた場合には(ステップB56でNO)、その操作に対応する処理として、例えば、再生一時停止などの処理を実行したのち(ステップB57)、上述のステップB54に戻る。
以上のように、この実施例において中央制御部1は、テレビ放送受信部11で受信したテレビ放送を録画して録画ファイルとして記録保存している状態において、この録画ファイルの中から所定記録部分(CM部分)を特定したのち、この録画ファイルの再生位置以降の内容から当該CM部分の合計時間を除いた再生時間を再生位置以降の残りの再生時間(CM抜き残り合計時間)として取得し、このCM抜き残り合計時間に応じた情報を表示するようにしたので、録画ファイルを再生する場合に、スキップ再生が予想されるCM部分が含まれていても実際の再生時間を確認することができ、希望時刻に全てを再生し終わるかなども知ることができる。
中央制御部1は、テレビ放送の録画直後に録画ファイルの先頭位置からCM部分を特定すると共に、CM部分を順次特定する毎にCM部分の範囲を示すCM管理データ(開始タイム及び終了タイム)を当該録画ファイルに対応付けて記録するようにしたから、録画動作とCM管理データの記録動作とを別個に行うことができ、時間をかけて確実にCM部分を特定することが可能となる。
中央制御部1は、再生位置以降の録画ファイルの内容を再生するに要する残り合計時間を算出すると共に、再生位置以降に存在するCM合計時間を算出したのち、この残り合計時間からCM合計時間を減算してCM抜き残り合計時間を算出するようにしたから、より正確にCM抜き残り合計時間を求めることができる。
この場合、スピード再生が指示された際には、CM抜き残り合計時間(1倍速時の再生時間)を早送り時に相当するCM抜き残り合計時間(1.3倍速時の再生時間)に変更するようにしたから、通常の1倍速再生から1.3倍速再生に変更されても、正確なCM抜き残り合計時間を求めることができる。
中央制御部1は、CM抜き残り合計時間の数値情報、現在時刻にCM抜き残り合計時間を加算した再生終了時刻の数値情報、CM抜き残り合計時間を感覚的に把握することが可能なカラーバーを表示するようにしたので、確実な報知が可能となる。
また、中央制御部1は、スピード再生が指示された際に、録画ファイルの中からCM部分をスキップして再生するようにしたので、早送り操作が不要となり、録画ファイルを効率よく再生することが可能となる。
録画ファイルの中からCM部分をスキップして再生する際に、中央制御部1は、再生位置以降のCM抜き残り合計時間を取得する動作を開始したのち、その再生の進行に応じてCM抜き残り合計時間を更新して逐次表示するようにしたので、現時点の残り合計時間を確認することができる。
録画ファイルが記憶保存されている状態において、中央制御部1は、CM抜き残り合計時間を明示する録画ファイルの一覧を表示するようにしたので、例えば、希望時刻に視聴可能な録画ファイルを選択して視聴することも可能となる。
なお、上述した実施例においては、録画ファイルの中から所定記録部分(CM部分)を特定する場合に、音声信号の変化に応じてCM部分を特定するようにしたが、CM放送の前後に付加されている「イベントメッセージ」を検出することによってCM部分を特定するようにしてもよい。
上述した実施例においては、録画ファイルの中から所定記録部分(CM部分)を特定する場合に、テレビ放送の録画直後に行うようにしたが、ユーザ操作に応じてCM部分を特定する動作を行うようにしてもよい。また、録画ファイルの再生に先立ってCM部分を特定したり、テレビ放送の録画中にCM部分を特定したりするようにしてもよい。
また、上述した実施例においては、所定記録部分としては本編以外の部分(例えば、オープニング部分、エンディング部分)を映像解析、音声解析、放送受信時刻などによって検出して、このオープニング部分、エンディング部分、CM部分の合計時間を除いた再生時間を再生位置以降の残りの再生時間(CM抜き残り合計時間)として算出するようにしてもよい。この場合、毎回放送される同一番組に対しては、オープニング部分、エンディング部分は同じ内容であるので、その特徴的に同一か否かを判別することによってオープニング部分、エンディング部分を特定するようにしてもよい。
その他、テレビ放送を受信して録画する場合に限らず、ラジオ放送を受信して録音する場合であっても同様に適用可能である。
また、放送受信機能付の携帯電話装置に限らず、据え置き型の放送受信装置であっても同様に適用可能である。
また、放送受信機能付の携帯電話装置に限らず、据え置き型の放送受信装置であっても同様に適用可能である。
1 中央制御部
3 記憶部
4 無線通信部
8 サウンドピーカ
9 表示部
10 操作部
11 テレビ放送受信部
12 RTC
INT アイコンテーブル
CRT カラーテーブル
RFM 録画ファイル格納部
3 記憶部
4 無線通信部
8 サウンドピーカ
9 表示部
10 操作部
11 テレビ放送受信部
12 RTC
INT アイコンテーブル
CRT カラーテーブル
RFM 録画ファイル格納部
Claims (10)
- 受信した放送を記録する放送記録機能を備えた放送受信装置であって、
前記放送記録機能によって記録された放送記録内容の中から所定記録部分を特定する特定手段と、
この特定手段によって所定記録部分が特定された場合に、再生位置以降における前記放送記録内容の中から当該所定記録部分の時間を除いた再生時間を前記再生位置以降の残りの再生時間として取得する取得手段と、
この取得手段によって得られた残りの再生時間に応じた情報を出力する情報出力手段と、
を具備したことを特徴とする放送受信装置。 - 前記特定手段は、コマーシャル放送を記録したコマーシャル記録部分、本編以外の記録部分のうち、少なくともそのいずれかを前記所定記録部分として特定する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記特定手段は、放送の記録時、記録後のいずれかにおいて所定記録部分を特定し、
この特定手段によって所定記録部分が特定される毎に、この所定記録部分の範囲を示す情報を前記放送記録内容に対応付けて記憶する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記取得手段は、再生位置以降における前記放送記録内容の再生時間を算出すると共に、再生位置以降に存在する前記所定記録部分の時間を算出したのち、前記放送記録内容の再生時間から前記所定記録部分の時間を差し引くことで前記残りの再生時間を算出取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記取得手段は、スピード再生が指示された際に、再生位置以降における前記放送記録内容をスピード再生した場合の再生時間を算出すると共に、再生位置以降に存在する前記所定記録部分をスピード再生した場合の再生時間を算出したのち、前記放送記録内容の再生時間から前記所定記録部分の時間を差し引くことで前記残りの再生時間を算出取得する、
ようにしたことを特徴とする請求項4記載の放送受信装置。 - 前記情報出力手段は、残りの再生時間の数値情報、現在時刻に残りの再生時間を加算した再生終了時刻の数値情報、残りの再生時間を識別するマーク情報のうち、少なくともそのいずれかの情報を出力する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - スキップ再生が指示された際に、前記放送記録内容の中から前記特定された所定記録部分をスキップして再生する再生手段を設けた、
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記放送記録内容の中から前記特定された所定記録部分をスキップして再生する再生手段を設け、
この再生手段による再生開始時に、前記取得手段は、再生位置以降の残りの再生時間を取得する動作を開始したのち、その再生の進行に応じた残りの再生時間を逐次取得し、
前記情報出力手段は、前記残りの再生時間が逐次取得される毎に、その残りの再生時間に応じた情報を順次出力する、
ようにしたことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - 前記放送記録内容をファイル化して記憶保存している状態において、前記残りの再生時間を明示する記録ファイルを一覧表示する一覧表示手段を更に設ける
ことを特徴とする請求項1記載の放送受信装置。 - コンピュータに対して、
受信した放送を記録した放送記録内容の中から所定記録部分を特定する機能と、
前記所定記録部分が特定された場合に、再生位置以降における前記放送記録内容の中から当該所定記録部分の時間を除いた再生時間を前記再生位置以降の残りの再生時間として取得する機能と、
前記取得の残りの再生時間に応じた情報を出力する機能と、
を実現させるためのプログラム。
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