JP2013254259A - 漢字変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】変換候補の優先度を適正に決定する。
【解決手段】漢字変換装置700は、アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶するカテゴリ記憶部83と、アプリケーションプログラムが実行されているときに、入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)をLCD3に選択可能に表示する変換部73と、を備え、変換部73は、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報をカテゴリ記憶部83から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、変換候補の表示順を決定する。
【選択図】図3
【解決手段】漢字変換装置700は、アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶するカテゴリ記憶部83と、アプリケーションプログラムが実行されているときに、入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)をLCD3に選択可能に表示する変換部73と、を備え、変換部73は、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報をカテゴリ記憶部83から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、変換候補の表示順を決定する。
【選択図】図3
Description
本発明は、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置に関する。特に、スマートフォン、携帯電話等の通信機器に搭載される漢字変換装置に関する。
従来、かな文字を入力して、これに対応する漢字に変換するかな漢字変換機能が知られている。かな漢字変換機能は、入力された文字列に対応する単語を辞書データの中から検索して、検索の結果得られた1つ以上の変換候補を、所定の優先度に応じた表示順序で表示し、ユーザがその内の1つを選択することによって文字列の変換を行う。
かな漢字変換機能では、優先度の高い変換候補ほど少ない手順で選択できるように設計される。よって、かな漢字変換機能において、変換候補間の優先度をどのように決定するかは、変換効率を高める上で重要な要因であるため、優先度を決定する種々の装置、方法等が提案されている。
例えば、複数の変換辞書間の優先度を定義した複数の優先度リストを記憶する優先度リスト記憶手段と、予め設定された条件を判定した判定結果に基づいて予め設定された複数の利用シーンのうちから端末装置が現在利用される利用シーンを選択する利用シーン選択手段と、決定された利用シーンに応じて複数の優先度リストの内のいずれかを選択する優先度リスト選択手段と、選択された優先度リストに定義された変換辞書間の優先度に従って入力文字列の変換に使用する各変換辞書の優先度を決定する優先度決定手段と、を備える端末装置が開示されている(特許文献1参照)。この端末装置によれば、ユーザが置かれている状況に応じて、変換候補の優先度を切り換えることができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載の端末装置では、GPSで測定された端末装置の位置情報、無線LANのアクセスポイントであるか否かの情報、及び、日時情報に基づいて利用シーンを決定しているが、適正に利用シーンを決定できない場合がある。
例えば、使用しているアプリケーションプログラムに応じて変換候補の優先度を切り換える必要があるが、上記端末装置では、無線LANのアクセスポイントである場合には、ユーザが勤務先の会社内に居るとして業務用辞書を優先するため、適正に利用シーンを決定できない。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、変換候補の優先度を適正に決定することが可能な漢字変換装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る漢字変換装置は、以下のように構成されている。
すなわち、本発明に係る漢字変換装置は、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置であって、アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶するカテゴリ記憶手段と、各アプリケーションプログラムを実行中に、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する変換手段と、を備え、前記変換手段が、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報を前記カテゴリ記憶手段から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順を決定することを特徴としている。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、カテゴリ記憶手段に、アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報が対応付けて記憶されている。また、各アプリケーションプログラムを実行中に、入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示される。ここで、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報が前記カテゴリ記憶手段から読み出されて、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順が決定されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、実行中のアプリケーションプログラムが、列車の乗り換え情報を表示するアプリケーションプログラムである場合には、出発駅、到着駅等の駅名を入力するため、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)が当該アプリケーションプログラムに対応付けて前記カテゴリ記憶手段に記憶されている。したがって、当該アプリケーションプログラムを実行中には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
また、本発明に係る漢字変換装置は、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置であって、ウェブサイトのアドレス毎に、各ウェブサイトの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶するカテゴリ記憶手段と、ブラウザ上でウェブサイトを表示中に、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する変換手段と、を備え、前記変換手段が、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報を前記カテゴリ記憶手段から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順を決定することを特徴としている。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、カテゴリ記憶手段に、ウェブサイトのアドレス毎に、各ウェブサイトの属性を示すカテゴリ情報が対応付けて記憶されている。そして、ブラウザ上でウェブサイトを表示中に、入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示される。ここで、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報が前記カテゴリ記憶手段から読み出されて、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順が決定されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、表示中のウェブサイトが、列車の乗り換え情報を表示するウェブサイトである場合には、出発駅、到着駅等の駅名を入力するため、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)が当該ウェブサイトのアドレスに対応付けて前記カテゴリ記憶手段に記憶されている。したがって、当該ウェブサイトを表示中には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
また、前記カテゴリ記憶手段に記憶されたカテゴリ情報を書き換える書換手段を更に備えることが好ましい。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、前記カテゴリ記憶手段に記憶されたカテゴリ情報が書き換えられるため、変換候補の優先度を更に適正に決定することができる。
すなわち、例えば、アプリケーションプログラム(又は、ウェブサイト)が更新された場合には、更新後のアプリケーションプログラム(又は、ウェブサイト)の内容に対応したカテゴリ情報に書き換えることによって、変換候補の優先度を更に適正に決定することができるのである。
また、本発明に係る漢字変換装置は、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置であって、ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリア内に文字列を入力する際に、当該文字入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報を特定するカテゴリ特定手段と、前記文字入力エリアに入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する変換手段と、を備え、前記変換手段が、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順を決定することを特徴としている。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリア内に文字列を入力する際に、当該文字入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報が特定される。そして、特定されたカテゴリ情報に基づいて、前記文字入力エリアに入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリアが、列車の乗り換え情報を表示するウェブサイトにおける出発駅を入力する文字入力エリアである場合には、当該文字入力エリアに入力される文字列のカテゴリを示すカテゴリ情報が、当該文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列(例えば、「出発駅」との文字列)に基づいて、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に特定される。したがって、当該文字入力エリア内に文字列を入力する際には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
また、前記カテゴリ特定手段が、ブラウザ上で表示されたウェブサイトのうち、前記文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報を特定することが好ましい。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、ブラウザ上で表示されたウェブサイトのうち、前記文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報が特定されるため、前記カテゴリ情報を適正に特定することができる。
また、前記カテゴリ特定手段が、前記文字入力エリアに付与されたネイムタグに格納された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報を特定することが好ましい。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、前記文字入力エリアに付与されたネイムタグに格納された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報が特定されるため、前記カテゴリ情報を適正に特定することができる。
また、前記カテゴリ情報が、駅名に関連することを示すカテゴリ情報である駅名優先カテゴリ情報を含み、前記変換手段が、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記駅名優先カテゴリ情報である場合に、駅名を優先して表示することが好ましい。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、前記カテゴリ情報が、駅名に関連することを示すカテゴリ情報である駅名優先カテゴリ情報を含み、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記駅名優先カテゴリ情報である場合に、駅名が優先して表示されるため、アプリケーションプログラム(又は、ウェブサイト、ウェブサイト中の文字入力エリア)において、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
また、前記カテゴリ情報が、地名に関連することを示すカテゴリ情報である地名優先カテゴリ情報を含み、前記変換手段が、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記地名優先カテゴリ情報である場合に、地名を優先して表示することが好ましい。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、前記カテゴリ情報が、地名に関連することを示すカテゴリ情報である地名優先カテゴリ情報を含み、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記地名優先カテゴリ情報である場合に、地名が優先して表示されるため、アプリケーションプログラム(又は、ウェブサイト、ウェブサイト中の文字入力エリア)において、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
また、前記カテゴリ情報が、人名に関連することを示すカテゴリ情報である人名優先カテゴリ情報を含み、前記変換手段が、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記人名優先カテゴリ情報である場合に、人名を優先して表示することが好ましい。
かかる構成を備える漢字変換装置によれば、前記カテゴリ情報が、人名に関連することを示すカテゴリ情報である人名優先カテゴリ情報を含み、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記人名優先カテゴリ情報である場合に、人名が優先して表示されるため、アプリケーションプログラム(又は、ウェブサイト、ウェブサイト中の文字入力エリア)において、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
本発明に係る漢字変換装置によれば、カテゴリ記憶手段に、アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報が対応付けて記憶されている。また、各アプリケーションプログラムを実行中に、入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示される。ここで、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報が前記カテゴリ記憶手段から読み出されて、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順が決定されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、実行中のアプリケーションプログラムが、列車の乗り換え情報を表示するアプリケーションプログラムである場合には、出発駅、到着駅等の駅名を入力するため、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)が当該アプリケーションプログラムに対応付けて前記カテゴリ記憶手段に記憶されている。したがって、当該アプリケーションプログラムを実行中には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
−携帯通信装置の基本構造−
まず、本発明に係る漢字変換装置が搭載される携帯通信装置100の基本構造について、図1を参照して説明する。図1は、本発明に係る漢字変換装置が搭載される携帯通信装置100の外観の一例を示す正面図である。携帯通信装置100は、タッチパネルを介する操作が可能に構成された漢字変換装置であって、図1に示すように、ここでは、いわゆるスマートフォンとして構成され、筐体1、タッチパネル2、LCD3、スピーカ4、マイクロホン5、及び、操作キー11を備えている。
まず、本発明に係る漢字変換装置が搭載される携帯通信装置100の基本構造について、図1を参照して説明する。図1は、本発明に係る漢字変換装置が搭載される携帯通信装置100の外観の一例を示す正面図である。携帯通信装置100は、タッチパネルを介する操作が可能に構成された漢字変換装置であって、図1に示すように、ここでは、いわゆるスマートフォンとして構成され、筐体1、タッチパネル2、LCD3、スピーカ4、マイクロホン5、及び、操作キー11を備えている。
筐体1は、タッチパネル2、LCD3、スピーカ4、マイクロホン5、及び、操作キー11を収容するものであって、樹脂、ステンレス等から構成されている。操作キー11は、ユーザからの押圧操作を受け付けるものであって、操作キー11が押圧操作されたときには、例えば、LCD3にメニュー画面(初期画面)が表示される。メニュー画面には、例えば、種々のアイコンが選択可能に表示される。メニュー画面に表示されたアイコンがユーザによってタッチされたことがタッチパネル2によって検出された場合には、タッチされたアイコンにリンクされているアプリケーションプログラム(例えば、列車の乗り換えルートの検索機能を有するアプリケーションプログラム等)が実行される。
タッチパネル2は、当該タッチパネル2上に当接(タッチ又はポイント)される指先の位置を検出するものであって、例えば、指先と導電膜との間での静電容量の変化に基づいて位置を検出する静電容量式タッチパネルである。なお、タッチパネル2は、LCD3の上面にLCD3と一体に配設されている。
LCD(Liquid Crystal Display)3は、例えば、種々の画像を表示するカラーディスプレイであって、タッチパネル2の下面にタッチパネル2と一体に配設されている。LCD3には、例えば、図6に示す検索画面200、図7に示す漢字変換画面210等が表示される。
スピーカ4は、通話時に、通話先の電話機へ入力される音声(主に、通話相手の声)を出力するものである。携帯通信装置100のユーザは、通話時にスピーカ4から出力される音声を聞くために、自分の耳をスピーカ4に近付ける動作をする。
マイクロホン5は、通話時に、通話先の電話機へ出力する音声(主に、ユーザの声)を入力するものである。携帯通信装置100のユーザは、マイクロホン5へユーザの声を入力するために、マイクロホン5を自分の口の方向に向ける。
−携帯通信装置の構成−
次に、図2を参照して、携帯通信装置100の構成について説明する。図2は、図1に示す携帯通信装置100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、携帯通信装置100は、図1を参照して説明したタッチパネル2、LCD3、スピーカ4、及び、マイクロホン5、に加えて、表示制御部31、音声出力制御部41、音声入力制御部51、CPU7、メモリ8、通信制御部9、及び、アンテナ91を備えている。
次に、図2を参照して、携帯通信装置100の構成について説明する。図2は、図1に示す携帯通信装置100の構成を示すブロック図である。図2に示すように、携帯通信装置100は、図1を参照して説明したタッチパネル2、LCD3、スピーカ4、及び、マイクロホン5、に加えて、表示制御部31、音声出力制御部41、音声入力制御部51、CPU7、メモリ8、通信制御部9、及び、アンテナ91を備えている。
表示制御部31、音声出力制御部41、及び、音声入力制御部51は、それぞれ、LCD3、スピーカ4、及び、マイクロホン5とCPU7との間に介設され、CPU7からの指示に従って、LCD3、スピーカ4、及び、マイクロホン5を制御するものである。
CPU(Central Processing Unit)7は、携帯通信装置100全体の制御を行うものであって、ROM(Read Only Memory)等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、種々の機能部として機能する(図3、図10参照)。
メモリ8は、SDカード等のフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)からなり、アプリケーションプログラム等の種々のデータを読み書き自在に記憶するものである。また、メモリ8には、本発明に係る漢字変換装置において、漢字変換処理を実行する際に参照される辞書データが記憶されている(図3、図4参照)。
通信制御部9は、アンテナ91を介して、基地局と種々のデータを通信するものである。例えば、アプリケーションプログラムをサーバからダウンロードする場合には、通信制御部9は、基地局を介して前記サーバと通信可能に接続する。また、例えば、ブラウザ上でウェブサイトを表示する場合には、通信制御部9は、基地局を介して前記ウェブサイトのアドレスに対応するサーバと通信可能に接続する。
−漢字変換装置の機能構成(第1実施形態)−
次に、図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る漢字変換装置700の機能構成について説明する。図3は、図1に示す携帯通信装置100に搭載される漢字変換装置700の機能構成の一例(第1実施形態)を示すブロック図である。CPU7は、ROM(Read Only Memory)等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、機能的に、操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、及び、書換部75等として機能すると共に、メモリ8を、機能的に、辞書記憶部81、アプリ記憶部82、及び、カテゴリ記憶部83等として機能させる。ここで、操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、書換部75、辞書記憶部81、アプリ記憶部82、及び、カテゴリ記憶部83は、本発明に係る「漢字変換装置700」を構成している。
次に、図3を参照して、本発明の第1実施形態に係る漢字変換装置700の機能構成について説明する。図3は、図1に示す携帯通信装置100に搭載される漢字変換装置700の機能構成の一例(第1実施形態)を示すブロック図である。CPU7は、ROM(Read Only Memory)等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、機能的に、操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、及び、書換部75等として機能すると共に、メモリ8を、機能的に、辞書記憶部81、アプリ記憶部82、及び、カテゴリ記憶部83等として機能させる。ここで、操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、書換部75、辞書記憶部81、アプリ記憶部82、及び、カテゴリ記憶部83は、本発明に係る「漢字変換装置700」を構成している。
−記憶部の構成−
辞書記憶部81は、変換部73によって、入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)が選択可能にLCD3に表示される際に、参照される辞書データを記憶する機能部である。
辞書記憶部81は、変換部73によって、入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)が選択可能にLCD3に表示される際に、参照される辞書データを記憶する機能部である。
ここで、図4を参照して、辞書記憶部81の構成について説明する。図4は、図3に示す辞書記憶部81の構成の一例を示す図表である。図4に示すように、辞書記憶部81には、「読み」、「変換候補」、「品詞」、及び、「カテゴリ」が対応付けて、テーブル形成で記憶されている。ここで、「読み」とは、変換部73によって変換する際に、操作受付部71によって受け付けられる「平仮名」からなる文字列であって、変換部73による漢字変換処理の対象となる文字列である。「変換候補」とは、操作受付部71によって受け付けられた「読み」の変換部73による漢字変換処理後の漢字の候補であって、LCD3に選択可能に表示されるものである(図7参照)。「カテゴリ」とは、「変換候補」の属性を示すものであって、ここでは、「一般」、「地名」、及び、「駅名」の少なくとも1つが記憶されている。「カテゴリ」が「地名」であるとは、「変換候補」の漢字が地名として使用されることを示している。また、「カテゴリ」が「駅名」であるとは、「変換候補」の漢字が駅名として使用されることを示している。更に、「カテゴリ」が「一般」であるとは、「変換候補」の漢字が地名としても使用されず、駅名としても使用されないことを示している。
例えば、「読み」が「あおぞら」に対応する「変換候補」は、「青空」であって、「カテゴリ」は「一般」である。すなわち、「青空」は、地名としても使用されず、駅名としても使用されないことを示している。また、例えば、「読み」が「あおもり」に対応する「変換候補」は、「青森」であって、「カテゴリ」は「駅名」及び「地名」である。すなわち、「青森」は、地名としても使用され、駅名としても使用されることを示している。
再び、図3に戻って、漢字変換装置700の機能構成について説明する。
アプリ記憶部82は、複数のアプリケーションプログラムを記憶する機能部である。なお、アプリ記憶部82に記憶されるアプリケーションプログラムは、プリインストールされているものであってもよいし、通信制御部9を介してサーバからダウンロードされたものであってもよい。また、アプリ記憶部82に記憶される各アプリケーションプログラムは、それぞれ、識別可能な名称(ここでは、「アプリケーション名」という。)が付与されている。
カテゴリ記憶部83は、アプリ記憶部82に記憶された複数のアプリケーションプログラムについて、アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶する機能部である。ここで、カテゴリ記憶部83は、特許請求の範囲に記載の「カテゴリ記憶手段」に相当する。
ここで、図5を参照して、カテゴリ記憶部83の構成について説明する。図5(a)は、図3に示すカテゴリ記憶部83の構成の一例を示す図表である。図5(a)に示すように、カテゴリ記憶部83には、「アプリケーション名」、及び、「カテゴリ」が対応付けて、テーブル形成で記憶されている。「アプリケーション名」は、アプリ記憶部82に記憶される各アプリケーションプログラムに、それぞれ、付与された識別可能な名称である。「カテゴリ」は、「アプリケーション名」に対応するアプリケーションプログラムの属性を示すものであって、ここでは、「一般」、「地名優先」、及び、「駅名優先」の少なくとも1つが記憶されている。
「カテゴリ」が「地名優先」であるとは、アプリケーションプログラムで入力される漢字が、変換部73によって、カテゴリが「地名」である漢字候補を優先して選択可能にLCD3に表示されることを示している。また、「カテゴリ」が「駅名優先」であるとは、アプリケーションプログラムで入力される漢字が、変換部73によって、カテゴリが「駅名」である漢字候補を優先して選択可能にLCD3に表示されることを示している。更に、「カテゴリ」が「一般」であるとは、アプリケーションプログラムで入力される漢字が、変換部73によって、漢字候補に設定されたカテゴリとは無関係に、漢字候補が選択可能にLCD3に表示されることを示している。
再び、図3に戻って、漢字変換装置700の機能構成について説明する。
操作受付部71は、タッチパネル2を介して操作入力を受け付ける機能部である。具体的には、操作受付部71は、アプリ記憶部82に記憶された複数のアプリケーションプログラムの中から、1つを選択して実行する操作入力を受け付ける。具体的には、操作受付部71は、例えば、メニュー画面に表示された複数のアイコンのうち、いずれか1つのアイコンのタッチを、タッチパネル2を介して受け付けることによって、タッチされたアイコンに対応するアプリケーションプログラムを実行する操作入力を受け付ける。また、操作受付部71は、アプリケーションプログラムを実行中に、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)を入力する操作入力を受け付ける(図7参照)。
アプリ実行部72は、操作受付部71によってアプリケーションプログラムを実行する操作入力が受け付けられた場合に、当該アプリケーションプログラムをアプリ記憶部82から読み出して実行する機能部である。
−検索画面の構成−
ここで、図6を参照して、アプリ実行部72によってアプリケーションプログラムが実行される場合に、LCD3に表示される画面の一例について説明する。図6は、図1に示す携帯通信装置100に表示される検索画面200の一例を示す画面図である。検索画面200は、アプリ実行部72によって、列車の乗り換え情報を検索して表示するアプリケーションプログラムが実行される場合に、LCD3に表示される画面である。
ここで、図6を参照して、アプリ実行部72によってアプリケーションプログラムが実行される場合に、LCD3に表示される画面の一例について説明する。図6は、図1に示す携帯通信装置100に表示される検索画面200の一例を示す画面図である。検索画面200は、アプリ実行部72によって、列車の乗り換え情報を検索して表示するアプリケーションプログラムが実行される場合に、LCD3に表示される画面である。
検索画面200には、出発駅入力部201、到着駅入力部202、日時入力部203、条件選択部204、及び、検索ボタン205が表示される。出発駅入力部201は、ユーザによって出発駅の駅名が入力されて、表示される領域である。具体的には、操作受付部71によって出発駅入力部201がタッチされる操作入力が受け付けられると、操作受付部71によって、駅名に対応する「平仮名」の入力操作が受け付けられて、変換部73によって、変換候補を選択可能に表示する画面(図7(a)に示す漢字変換画面210参照)が表示される。
到着駅入力部202は、ユーザによって到着駅の駅名が入力されて、表示される領域である。具体的には、操作受付部71によって到着駅入力部202がタッチされる操作入力が受け付けられると、操作受付部71によって、駅名に対応する「平仮名」の入力操作が受け付けられて、変換部73によって、変換候補を選択可能に表示する画面(図7(a)に示す漢字変換画面210参照)が表示される。
日時入力部203は、出発又は到着の日時が入力されて表示される領域であって、年月入力部203a、日入力部203b、時入力部203c、及び、分入力部203dを備えている。年月入力部203a、及び、日入力部203bにおいて、年月日が入力され、時入力部203c、及び、分入力部203dにおいて、時分が入力される。
条件選択部204は、列車の乗り換え情報を検索する条件が入力される領域であって、出発ボタン204a、到着ボタン204b、始発ボタン204c、終電ボタン204dを備えている。出発ボタン204aは、日時入力部203に入力された日時に、出発駅入力部201に入力された駅名に対応する駅を出発する列車を検索する場合にタッチされるボタンである。到着ボタン204bは、日時入力部203に入力された日時に、到着駅入力部202に入力された駅名に対応する駅に到着する列車を検索する場合にタッチされるボタンである。始発ボタン204cは、出発駅入力部201に入力された駅名に対応する駅から到着駅入力部202に入力された駅名に対応する駅へ向かう始発を検索する場合にタッチされるボタンである。終電ボタン204dは、出発駅入力部201に入力された駅名に対応する駅から到着駅入力部202に入力された駅名に対応する駅に到着する終電を検索する場合にタッチされるボタンである。
検索ボタン205は、出発駅入力部201、到着駅入力部202、日時入力部203、及び、条件選択部204において入力された条件で、列車の乗り換え情報の検索を実行する場合にタッチされるボタンである。
再び、図3に戻って、漢字変換装置700の機能構成について説明する。
変換部73は、アプリ実行部72によってアプリケーションプログラムが実行されているときに、操作受付部71を介して入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)をLCD3に選択可能に表示する機能部である。ここで、変換部73は、特許請求の範囲に記載の「変換手段」に相当する。
また、変換部73は、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報をカテゴリ記憶部83から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、変換候補の表示順を決定する。ここで、「カテゴリ」とは、アプリケーションプログラムの属性を示すものであって、カテゴリ記憶部83には、図5(a)に示すように、「一般」、「地名優先」、及び、「駅名優先」の少なくとも1つが記憶されている。
−漢字変換画面の構成−
ここで、図7を参照して、変換部73の機能について具体的に説明する。図7は、図1に示す携帯通信装置100(LCD3)に表示される漢字変換画面の一例を示す画面図である。図7(a)は、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「駅名優先」である場合に表示される漢字変換画面210の一例を示す画面図である。漢字変換画面210には、出発駅入力部211、到着駅入力部212、変換候補表示部213、仮名入力部214、変換ボタン215、及び、決定ボタン216が表示される。出発駅入力部211は、ユーザによって出発駅の駅名が入力されて、表示される領域であって、ここでは、「東京」と表示されている。
ここで、図7を参照して、変換部73の機能について具体的に説明する。図7は、図1に示す携帯通信装置100(LCD3)に表示される漢字変換画面の一例を示す画面図である。図7(a)は、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「駅名優先」である場合に表示される漢字変換画面210の一例を示す画面図である。漢字変換画面210には、出発駅入力部211、到着駅入力部212、変換候補表示部213、仮名入力部214、変換ボタン215、及び、決定ボタン216が表示される。出発駅入力部211は、ユーザによって出発駅の駅名が入力されて、表示される領域であって、ここでは、「東京」と表示されている。
到着駅入力部212は、ユーザによって到着駅の駅名が入力されて、表示される領域である。ここでは、仮名入力部214を介して「あか」と入力された状態が表示されている。
変換候補表示部213は、出発駅入力部211又は到着駅入力部212に仮名入力部214を介して入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、「漢字」からなる変換候補)をLCD3に選択可能に表示する領域である。ここでは、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「駅名優先」であるため、到着駅入力部212に「あか」と入力されたときに、変換部73によって、変換候補表示部213に駅名が優先して表示される。具体的には、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「駅名優先」である場合には、変換部73は、辞書記憶部81に記憶された変換候補のうち、「カテゴリ」が「駅名」である変換候補を優先して変換候補表示部213に表示する。
仮名入力部214は、ユーザからの「平仮名」の入力を受け付けるものである。具体的には、例えば、「あ」がタッチされた場合には、「あ、い、う、え、お」が選択可能に表示され、更に「あ」がタッチされた場合に、「あ」が入力される。また、「か」がタッチされた場合には、「か、き、く、け、こ」が選択可能に表示され、更に「か」がタッチされた場合に、「か」が入力される。
変換ボタン215は、出発駅入力部211又は到着駅入力部212に、仮名入力部214を介して、駅名を示す文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)を入力した後にタッチされるボタンである。変換ボタン215がタッチされた場合には、例えば、変換候補表示部213を含め、変換候補表示部213より下側の領域全体に、変換候補が選択可能に表示される。
決定ボタン216は、出発駅入力部211及び到着駅入力部212への駅名入力が終了した場合に、タッチされるボタンである。
上述のように、カテゴリ記憶部83から読み出された「カテゴリ」が、「駅名優先」である場合に、駅名が優先して表示されるため、列車の乗り換え情報の検索を実行するアプリケーションプログラム等において、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
図7(b)は、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「地名優先」である場合に表示される漢字変換画面220の一例を示す画面図である。ここで、「カテゴリ」が「地名優先」であるアプリケーションプログラムとしては、例えば、住所(地名)を入力して、入力された住所(地名)近傍の地図情報を表示するものである。漢字変換画面220には、住所入力部221、変換候補表示部223、仮名入力部224、変換ボタン225、及び、決定ボタン226が表示される。
住所入力部221は、ユーザによって住所が入力されて、表示される領域であって、ここでは、「兵庫県あか」と表示されている。すなわち、ここでは、仮名入力部224を介して「あか」と入力された状態が表示されている。
変換候補表示部223は、住所入力部221に仮名入力部224を介して入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)をLCD3に選択可能に表示する領域である。ここでは、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「地名優先」であるため、住所入力部221に「あか」と入力されたときに、変換部73によって、変換候補表示部223に地名が優先して表示される。具体的には、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「地名優先」である場合には、変換部73は、辞書記憶部81に記憶された変換候補のうち、「カテゴリ」が「地名」である変換候補を優先して変換候補表示部223に表示する。
仮名入力部224は、ユーザからの「平仮名」の入力を受け付けるものである。具体的には、例えば、「あ」がタッチされた場合には、「あ、い、う、え、お」が選択可能に表示され、更に「あ」がタッチされた場合に、「あ」が入力される。また、「か」がタッチされた場合には、「か、き、く、け、こ」が選択可能に表示され、更に「か」がタッチされた場合に、「か」が入力される。
変換ボタン225は、住所入力部221に、仮名入力部224を介して、地名を示す文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)を入力した後にタッチされるボタンである。変換ボタン225がタッチされた場合には、例えば、変換候補表示部223を含め、変換候補表示部223より下側の領域全体に、変換候補が選択可能に表示される。
決定ボタン226は、住所入力部221への地名入力が終了した場合に、タッチされるボタンである。
上述のように、カテゴリ記憶部83から読み出された「カテゴリ」が、「地名優先」である場合に、地名が優先して表示されるため、入力された住所(地名)近傍の地図情報を表示するアプリケーションプログラム等において、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
図7(c)は、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「一般」である場合に表示される漢字変換画面230の一例を示す画面図である。ここで、「カテゴリ」が「一般」であるアプリケーションプログラムとしては、例えば、入力された文字を含むウェブサイトを検索して表示するもの(いわゆる、「検索エンジン」)である。漢字変換画面230には、検索文字入力部231、変換候補表示部233、仮名入力部234、変換ボタン235、及び、決定ボタン236が表示される。
検索文字入力部231は、ユーザによって検索文字が入力されて、表示される領域であって、ここでは、「あか」と表示されている。すなわち、ここでは、仮名入力部234を介して「あか」と入力された状態が表示されている。
変換候補表示部233は、検索文字入力部231に仮名入力部234を介して入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)をLCD3に選択可能に表示する領域である。ここでは、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「一般」であるため、検索文字入力部231に「あか」と入力されたときに、変換部73によって、変換候補表示部233に、漢字候補に設定されたカテゴリとは無関係に、変換候補が表示される。具体的には、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「一般」である場合には、変換部73は、辞書記憶部81に記憶された変換候補のうち、漢字候補に設定されたカテゴリとは無関係に、変換候補を変換候補表示部223に表示する。
仮名入力部234は、ユーザからの「平仮名」の入力を受け付けるものである。具体的には、例えば、「あ」がタッチされた場合には、「あ、い、う、え、お」が選択可能に表示され、更に「あ」がタッチされた場合に、「あ」が入力される。また、「か」がタッチされた場合には、「か、き、く、け、こ」が選択可能に表示され、更に「か」がタッチされた場合に、「か」が入力される。
変換ボタン235は、検索文字入力部231に、仮名入力部234を介して、検索対象の文字を示す文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)を入力した後にタッチされるボタンである。変換ボタン235がタッチされた場合には、例えば、変換候補表示部233を含め、変換候補表示部233より下側の領域全体に、変換候補が選択可能に表示される。
決定ボタン236は、検索文字入力部231への検索文字の入力が終了した場合に、タッチされるボタンである。
上述のように、カテゴリ記憶部83から読み出された「カテゴリ」が、「一般」である場合に、漢字候補に設定されたカテゴリとは無関係に、漢字候補が表示されるため、入力された検索文字を含むウェブサイトを検索して表示するアプリケーションプログラム等において、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
本実施形態においては、カテゴリ記憶部83から読み出された「カテゴリ」が、「地名優先」、「駅名優先」、又は、「一般」である場合について説明したが、カテゴリ記憶部83から読み出された「カテゴリ」が、「人名優先」である形態でもよい。「カテゴリ」が「人名優先」であるとは、アプリケーションプログラムで入力される漢字が、変換部73によって、カテゴリが「人名」である漢字候補を優先して選択可能にLCD3に表示されることを示している。ここで、「カテゴリ」が「人名優先」であるアプリケーションプログラムとしては、例えば、アドレス帳(又は、電話帳)に記憶されたEメールアドレス(又は、電話番号)を人名を入力して検索するアプリケーションプログラムである。
このように、カテゴリ記憶部83から読み出された「カテゴリ」が、「人名優先」である場合に、人名が優先して表示されるため、入力された人名に対応するEメールアドレス(又は、電話番号)を表示するアプリケーションプログラム等において、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
再び、図3に戻って、漢字変換装置700の機能構成について説明する。
ブラウザ実行部74は、ウェブサイトを選択可能に表示するブラウザを実行する機能部である。ここで、ブラウザ実行部74は、特許請求の範囲に記載の「書換手段」の一部に相当する。例えば、ブラウザ実行部74は、アプリ記憶部82に記憶されたアプリケーションプログラムを更新するウェブサイト等を表示する。
書換部75は、カテゴリ記憶部83に記憶されたカテゴリ情報を書き換える機能部である。ここで、書換部75は、特許請求の範囲に記載の「書換手段」の一部に相当する。具体的には、ブラウザ実行部74によって、アプリ記憶部82に記憶されたアプリケーションプログラムを更新するウェブサイトが表示され、アプリケーションプログラムが更新される場合に、書換部75は、前記ウェブサイトに対応するサーバに記憶されたアプリケーションプログラムのカテゴリ情報に基づいて、カテゴリ記憶部83に記憶されたカテゴリ情報を書き換える。なお、書換部75は、書き換える際の「カテゴリ情報」を、カテゴリ情報提供事業者のサーバから取得するようにしてもよい。
上述のように、カテゴリ記憶部83に記憶されたカテゴリ情報が書き換えられるため、変換候補の優先度を更に適正に決定することができる。また、書換部75がカテゴリ情報をアプリケーションやウェブサイトから直接取得しないため、既にアプリ記憶部82に記憶されたアプリケーションやウェブサイトに手を加える必要が無い。
すなわち、例えば、アプリケーションプログラムが更新された場合には、更新後のアプリケーションプログラムの内容に対応したカテゴリ情報に書き換えることによって、変換候補の優先度を更に適正に決定することができるのである。
−漢字変換装置(第1実施形態)の動作−
次に、図8、図9を参照して本発明に係る漢字変換装置700の動作について説明する。図8、図9は、図3に示す漢字変換装置700(主に、CPU7)の動作の一例を示すフローチャートである。まず、図8に示すように、操作受付部71によって、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)が入力される状態(例えば、図6の検索画面200において、出発駅入力部201又は到着駅入力部202が選択された状態)であるか否かの判定が行われる(ステップS101)。ステップS101でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS101でYESの場合には、処理がステップS103へ進められる。
次に、図8、図9を参照して本発明に係る漢字変換装置700の動作について説明する。図8、図9は、図3に示す漢字変換装置700(主に、CPU7)の動作の一例を示すフローチャートである。まず、図8に示すように、操作受付部71によって、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)が入力される状態(例えば、図6の検索画面200において、出発駅入力部201又は到着駅入力部202が選択された状態)であるか否かの判定が行われる(ステップS101)。ステップS101でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS101でYESの場合には、処理がステップS103へ進められる。
そして、変換部73によって、実行中のアプリケーションプログラムの「アプリケーション名」が、カテゴリ記憶部83に格納されているか否かの照合が行われる(ステップS103)。次いで、変換部73によって、実行中のアプリケーションプログラムの「アプリケーション名」が、カテゴリ記憶部83に格納されている「アプリケーション名」のいずれかと一致するか否かの判定が行われる(ステップS105)。ステップS105でYESの場合には、処理がステップS107へ進められる。ステップS105でNOの場合には、処理がステップS109へ進められる。
ステップS105でYESの場合には、変換部73によって、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」がカテゴリ記憶部83から読み出され、読み出された「カテゴリ」に設定されて(ステップS107)、処理が図9に示すステップS111へ進められる。ステップS105でNOの場合には、変換部73によって、実行中のアプリケーションプログラムに対応する「カテゴリ」が「一般」に設定されて(ステップS109)、処理が図9に示すステップS111へ進められる。
次に、図9に示すように、操作受付部71によって、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)を入力する操作入力が受け付けられたか否かの判定が行われる(ステップS111)。ステップS111でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS111でYESの場合には、処理がステップS113へ進められる。そして、操作受付部71によって、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)を入力する操作入力が終了したか否か(例えば、図7(a)に示す漢字変換画面210において、決定ボタン216がタッチされたか否か)の判定が行われる(ステップS113)。ステップS113でYESの場合には、処理がリターンされる。ステップS113でNOの場合には、処理がステップS115へ進められる。
そして、変換部73によって、ステップS111で入力された文字列に対応する変換候補が辞書記憶部81から読み出される(ステップS115)。次いで、変換部73によって、ステップS115において読み出された変換候補が、図8に示すステップS107又はステップS109において設定された「カテゴリ」に基づいて並び換えられる(ステップS117)。次に、変換部73によって、ステップS117において並び換えられた変換候補が表示される(ステップS119)。
次いで、変換部73によって、ステップS119において表示された変換候補のいずれかが選択されたか否か(例えば、図7(a)に示す漢字変換画面210において、変換候補表示部213に表示された変換候補のいずれかがタッチされたか否か)の判定が行われる(ステップS121)。ステップS121でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS121でYESの場合には、処理がステップS123へ進められる。そして、変換部73によって、ステップS121において選択された変換候補に決定されて(ステップS123)、処理がステップS111へリターンされ、ステップS111以降の処理が繰り返し実行される。
このようにして、カテゴリ記憶部83に、アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報が対応付けて記憶されている。また、各アプリケーションプログラムを実行中に、入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示される。ここで、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報がカテゴリ記憶部83から読み出されて、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順が決定されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、実行中のアプリケーションプログラムが、列車の乗り換え情報を表示するアプリケーションプログラムである場合には、出発駅、到着駅等の駅名を入力するため、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)が当該アプリケーションプログラムに対応付けてカテゴリ記憶部83に記憶されている。したがって、当該アプリケーションプログラムを実行中には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
−漢字変換装置の機能構成(第2実施形態)−
次に、図10を参照して、本発明の第2実施形態に係る漢字変換装置800の機能構成について説明する。図3〜図9を参照して説明した第1実施形態に係る漢字変換装置700がアプリケーションプログラムを実行中に漢字変換を行うものであるのに対して、漢字変換装置800は、ブラウザ上でウェブサイトを表示中に漢字変換を行うものである。図10は、図1に示す携帯通信装置100に搭載される漢字変換装置800の機能構成の一例(第2実施形態)を示すブロック図である。CPU7は、ROM等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、機能的に、操作受付部76、ブラウザ実行部77、変換部78、及び、書換部79等として機能すると共に、メモリ8を、機能的に、辞書記憶部81、及び、カテゴリ記憶部84等として機能させる。ここで、操作受付部76、ブラウザ実行部77、変換部78、書換部79、辞書記憶部81、及び、カテゴリ記憶部84は、本発明に係る「漢字変換装置800」を構成している。
次に、図10を参照して、本発明の第2実施形態に係る漢字変換装置800の機能構成について説明する。図3〜図9を参照して説明した第1実施形態に係る漢字変換装置700がアプリケーションプログラムを実行中に漢字変換を行うものであるのに対して、漢字変換装置800は、ブラウザ上でウェブサイトを表示中に漢字変換を行うものである。図10は、図1に示す携帯通信装置100に搭載される漢字変換装置800の機能構成の一例(第2実施形態)を示すブロック図である。CPU7は、ROM等に記憶された制御プログラムを読み出して実行することによって、機能的に、操作受付部76、ブラウザ実行部77、変換部78、及び、書換部79等として機能すると共に、メモリ8を、機能的に、辞書記憶部81、及び、カテゴリ記憶部84等として機能させる。ここで、操作受付部76、ブラウザ実行部77、変換部78、書換部79、辞書記憶部81、及び、カテゴリ記憶部84は、本発明に係る「漢字変換装置800」を構成している。
−記憶部の構成−
辞書記憶部81は、変換部78によって、入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)が選択可能にLCD3に表示される際に、参照される辞書データを記憶する機能部である。辞書記憶部81の具体的な構成は、第1実施形態に係る漢字変換装置700における辞書記憶部81について図4を参照して説明した通りであるため、ここでは、その説明を省略する。
辞書記憶部81は、変換部78によって、入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)が選択可能にLCD3に表示される際に、参照される辞書データを記憶する機能部である。辞書記憶部81の具体的な構成は、第1実施形態に係る漢字変換装置700における辞書記憶部81について図4を参照して説明した通りであるため、ここでは、その説明を省略する。
カテゴリ記憶部84は、ウェブサイトのアドレス毎に、各ウェブサイトの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶する機能部である。ここで、カテゴリ記憶部84は、特許請求の範囲に記載の「カテゴリ記憶手段」に相当する。
ここで、図5を参照して、カテゴリ記憶部84の構成について説明する。図5(b)は、図10に示すカテゴリ記憶部84の構成の一例を示す図表である。図5(b)に示すように、カテゴリ記憶部84には、「アドレス名」、及び、「カテゴリ」が対応付けて、テーブル形成で記憶されている。「アドレス名」は、ウェブサイトの各アドレスに、それぞれ、付与された識別可能な名称である。「カテゴリ」は、「アドレス名」に対応するウェブサイトの属性を示すものであって、ここでは、「一般」、「地名優先」、「駅名優先」及び、「人名優先」の少なくとも1つが記憶されている。なお、記憶する「アドレス名」は、アドレスの一部(例えば、ドメイン名だけ)を記憶するようにしてもよい。
「カテゴリ」が「地名優先」であるとは、ウェブサイトで入力される漢字が、変換部78によって、カテゴリが「地名」である漢字候補を優先して選択可能にLCD3に表示されることを示している。また、「カテゴリ」が「駅名優先」であるとは、ウェブサイトで入力される漢字が、変換部78によって、カテゴリが「駅名」である漢字候補を優先して選択可能にLCD3に表示されることを示している。更に、「カテゴリ」が「人名優先」であるとは、ウェブサイトで入力される漢字が、変換部78によって、カテゴリが「人名」である漢字候補を優先して選択可能にLCD3に表示されることを示している。加えて、「カテゴリ」が「一般」であるとは、ウェブサイトで入力される漢字が、変換部78によって、漢字候補に設定されたカテゴリとは無関係に、漢字候補が選択可能にLCD3に表示されることを示している。
再び、図10に戻って、漢字変換装置800の機能構成について説明する。
操作受付部76は、タッチパネル2を介して操作入力を受け付ける機能部である。具体的には、操作受付部76は、複数のウェブサイトの中から、1つを選択して表示する操作入力を受け付ける。具体的には、操作受付部76は、例えば、メニュー画面に表示された複数のアイコンのうち、いずれか1つのアイコンのタッチを、タッチパネル2を介して受け付けることによって、タッチされたアイコンに対応するウェブサイトを表示する操作入力を受け付ける。また、操作受付部76は、ウェブサイトを表示中に、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)を入力する操作入力を受け付ける(図7参照)。
ブラウザ実行部77は、ブラウザを実行して、操作受付部76によって受け付けられたアドレスに対応するウェブサイトをLCD3に表示する機能部である。ここで、ブラウザ実行部77は、特許請求の範囲に記載の「書換手段」の一部に相当する。例えば、ブラウザ実行部77は、カテゴリ記憶部84にアドレスが記憶されたウェブサイト等を表示する。
−検索画面の構成−
ここで、図11を参照して、ブラウザ実行部74によってウェブサイトが表示される場合に、LCD3に表示される画面の一例について説明する。図11は、図1に示す携帯通信装置100に表示される検索画面240の一例を示す画面図である。検索画面240は、ブラウザ実行部77によって、列車の乗り換え情報を検索して表示するウェブサイトが表示されている場合に、LCD3に表示される画面である。
ここで、図11を参照して、ブラウザ実行部74によってウェブサイトが表示される場合に、LCD3に表示される画面の一例について説明する。図11は、図1に示す携帯通信装置100に表示される検索画面240の一例を示す画面図である。検索画面240は、ブラウザ実行部77によって、列車の乗り換え情報を検索して表示するウェブサイトが表示されている場合に、LCD3に表示される画面である。
検索画面240には、出発駅入力部241、到着駅入力部242、日時入力部243、条件選択部244、及び、検索ボタン245が表示されている。また、出発駅入力部241、及び、到着駅入力部242の左側には、出発駅マーク246、及び、到着駅マーク247が表示されている。
出発駅入力部241は、ユーザによって出発駅の駅名が入力されて、表示される領域である。具体的には、操作受付部76によって出発駅入力部241がタッチされる操作入力が受け付けられると、操作受付部76によって、駅名に対応する「平仮名」の入力操作が受け付けられて、変換部78によって、変換候補を選択可能に表示する画面(図7(a)に示す漢字変換画面210参照)が表示される。
到着駅入力部242は、ユーザによって到着駅の駅名が入力されて、表示される領域である。具体的には、操作受付部76によって到着駅入力部202がタッチされる操作入力が受け付けられると、操作受付部76によって、駅名に対応する「平仮名」の入力操作が受け付けられて、変換部78によって、変換候補を選択可能に表示する画面(図7(a)に示す漢字変換画面210参照)が表示される。
日時入力部243は、出発又は到着の日時が入力されて表示される領域であって、年月入力部243a、日入力部243b、時入力部243c、及び、分入力部243dを備えている。年月入力部243a、及び、日入力部243bにおいて、年月日が入力され、時入力部243c、及び、分入力部243dにおいて、時分が入力される。
条件選択部244は、列車の乗り換え情報を検索する条件が入力される領域であって、出発ボタン244a、到着ボタン244b、始発ボタン244c、終電ボタン244dを備えている。出発ボタン244aは、日時入力部243に入力された日時に、出発駅入力部241に入力された駅名に対応する駅を出発する列車を検索する場合にタッチされるボタンである。到着ボタン244bは、日時入力部243に入力された日時に、到着駅入力部242に入力された駅名に対応する駅に到着する列車を検索する場合にタッチされるボタンである。始発ボタン244cは、出発駅入力部241に入力された駅名に対応する駅から到着駅入力部242に入力された駅名に対応する駅へ向かう始発を検索する場合にタッチされるボタンである。終電ボタン244dは、出発駅入力部241に入力された駅名に対応する駅から到着駅入力部242に入力された駅名に対応する駅に到着する終電を検索する場合にタッチされるボタンである。
検索ボタン245は、出発駅入力部241、到着駅入力部242、日時入力部243、及び、条件選択部244において入力された条件で、列車の乗り換え情報の検索を実行する場合にタッチされるボタンである。
出発駅マーク246は、このマークの右側に表示される出発駅入力部241が、ユーザによって出発駅の駅名が入力される領域であることを示すものである。
到着駅マーク247は、このマークの右側に表示される到着駅入力部242が、ユーザによって到着駅の駅名が入力される領域であることを示すものである。
再び、図10に戻って、漢字変換装置800の機能構成について説明する。
変換部78は、ブラウザ実行部74によってウェブサイトが表示されているときに、操作受付部76を介して入力された文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)に対応する変換候補(ここでは、主に「漢字」からなる変換候補)をLCD3に選択可能に表示する機能部である。ここで、変換部78は、特許請求の範囲に記載の「変換手段」に相当する。
また、変換部78は、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報をカテゴリ記憶部84から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、変換候補の表示順を決定する。ここで、「カテゴリ」とは、ウェブサイトの属性を示すものであって、カテゴリ記憶部84には、図5(b)に示すように、「一般」、「地名優先」、「駅名優先」、及び、「人名優先」の少なくとも1つが記憶されている。
図7を用いて上述したことと同様に、ウェブサイトの「カテゴリ」が「駅名優先」である場合には、変換部78によって、駅名が優先して表示される。また、ウェブサイトの「カテゴリ」が「地名優先」である場合には、変換部78によって、地名が優先して表示される。更に、ウェブサイトの「カテゴリ」が「人名優先」である場合には、変換部78によって、人名が優先して表示される。加えて、ウェブサイトのカテゴリ」が「一般」である場合には、変換部78によって、漢字候補に設定されたカテゴリとは無関係に、変換候補が表示される。
上述のように、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報がカテゴリ記憶部84から読み出されるため、簡素な構成で、ウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報を決定することができる。
本実施形態では、変換部78が、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報をカテゴリ記憶部84から読み出す場合について説明するが、表示中のウェブサイトの入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報を特定する機能部(以下、「カテゴリ特定部781」という。)を備える形態でもよい。ここで、カテゴリ特定部781は、特許請求の範囲に記載の「カテゴリ特定手段」に相当する。また、カテゴリ特定部781は、例えば、ブラウザ上で表示されたウェブサイトのうち、前記文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列(例えば、図11に示す出発駅マーク246、到着駅マーク247等)に基づいて、前記カテゴリ情報を特定する。
具体的には、「地名優先」、「駅名優先」、及び、「人名優先」のそれぞれのカテゴリ情報に対応付けて、文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列の候補(以下、「文字列候補」という。)が予めメモリ8に記憶されており、カテゴリ特定部781は、文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列が、メモリ8に記憶された文字列候補と一致するか否かを判定する。そして、一致する場合には、カテゴリ特定部781は、その文字列候補に対応するカテゴリに設定し、一致しない場合には、カテゴリ特定部781は、カテゴリを「一般」に設定する。
この場合には、カテゴリ特定部781によって、ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリア内に文字列を入力する際に、当該文字入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報が特定される。そして、特定されたカテゴリ情報に基づいて、変換部78によって、前記文字入力エリアに入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリアが、列車の乗り換え情報を表示するウェブサイトにおける出発駅を入力する文字入力エリア(例えば、図11に示す出発駅入力部241等)である場合には、当該文字入力エリアに入力される文字列のカテゴリを示すカテゴリ情報が、当該文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列(例えば、「出発駅」との文字列:図11に示す出発駅マーク246)に基づいて、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に特定される。したがって、当該文字入力エリア内に文字列を入力する際には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
また、カテゴリ特定部781によって、ブラウザ上で表示されたウェブサイトのうち、前記文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報が特定されるため、前記カテゴリ情報を適正に特定することができる。
ここでは、カテゴリ特定部781が、ウェブサイトの文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列に基づいて前記カテゴリ情報を特定する場合について説明するが、カテゴリ特定部781が、その他の方法で前記カテゴリ情報を特定する形態でもよい。例えば、カテゴリ特定部781が、前記文字入力エリアに付与されたネイムタグに格納された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報を特定する形態でもよい。この場合には、前記文字入力エリアに付与されたネイムタグに格納された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報が特定されるため、前記カテゴリ情報を適正に特定することができる。
ここで、カテゴリ特定部781の機能について、図12を参照して説明する。図12は、図11に示す検索画面240を表示するソースプログラムの一例を示す図である。図11に示す出発駅マーク246は、図12のテキストT1に相当し、図11に示す文字入力エリアである出発駅入力部241に付与されたネイムタグは、図12の「eki1」とのネイムタグN1である。また、図11に示す到着駅マーク247は、図12のテキストT2に相当し、図11に示す文字入力エリアである到着駅入力部242に付与されたネイムタグは、図12の「eki2」とのネイムタグN2である。
このように、文字入力エリアに付与されたネイムタグに格納された文字列(例えば、「eki1」、「eki2」等)に基づいて、前記カテゴリ情報が特定されるため、前記カテゴリ情報を適正に特定することができる。
再び、図10に戻って、漢字変換装置800の機能構成について説明する。
書換部79は、カテゴリ記憶部84に記憶されたカテゴリ情報を書き換える機能部である。ここで、書換部79は、特許請求の範囲に記載の「書換手段」の一部に相当する。具体的には、ブラウザ実行部77によって、カテゴリ記憶部84に記憶されたウェブサイトが更新される場合に、書換部79は、前記ウェブサイトに対応するサーバに記憶されたウェブサイトのカテゴリ情報に基づいて、カテゴリ記憶部84に記憶されたカテゴリ情報を書き換える。
上述のように、カテゴリ記憶部84に記憶されたカテゴリ情報が書き換えられるため、変換候補の優先度を更に適正に決定することができる。
すなわち、例えば、ウェブサイトが更新された場合には、更新後のウェブサイトの内容に対応したカテゴリ情報に書き換えることによって、変換候補の優先度を更に適正に決定することができるのである。
−漢字変換装置(第2実施形態)の動作−
次に、図13、図14を参照して本発明に係る漢字変換装置800の動作について説明する。図13、図14は、図10に示す漢字変換装置800(主に、CPU7)の動作の一例を示すフローチャートである。図13は、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報をカテゴリ記憶部84から読み出す場合であって、図14は、カテゴリ特定部781が、表示中のウェブサイトの入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報を特定する場合である。
次に、図13、図14を参照して本発明に係る漢字変換装置800の動作について説明する。図13、図14は、図10に示す漢字変換装置800(主に、CPU7)の動作の一例を示すフローチャートである。図13は、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報をカテゴリ記憶部84から読み出す場合であって、図14は、カテゴリ特定部781が、表示中のウェブサイトの入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報を特定する場合である。
まず、図13に示すように、操作受付部76によって、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)が入力される状態(例えば、図11の検索画面240において、出発駅入力部241又は到着駅入力部242が選択された状態)であるか否かの判定が行われる(ステップS201)。ステップS201でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS201でYESの場合には、処理がステップS203へ進められる。
そして、変換部78によって、ブラウザ実行部74で表示されているウェブサイトの「アドレス名」が、カテゴリ記憶部84に格納されているか否かの照合が行われる(ステップS203)。次いで、変換部78によって、ブラウザ実行部74で表示されているウェブサイトの「アドレス名」が、カテゴリ記憶部84に格納されている「アドレス名」のいずれかと一致するか否かの判定が行われる(ステップS205)。ステップS205でYESの場合には、処理がステップS207へ進められる。ステップS205でNOの場合には、処理がステップS209へ進められる。
ステップS205でYESの場合には、変換部78によって、表示されているウェブサイトに対応する「カテゴリ」がカテゴリ記憶部84から読み出され、読み出された「カテゴリ」に設定されて(ステップS207)、処理が図9に示すステップS111へ進められる。ステップS205でNOの場合には、変換部78によって、表示されているウェブサイトに対応する「カテゴリ」が「一般」に設定されて(ステップS209)、処理が図9に示すステップS111へ進められる。そして、変換部78によって、図9に示すステップS111以降の処理が実行される。
このようにして、カテゴリ記憶部84に、ウェブサイトのアドレス毎に、各ウェブサイトの属性を示すカテゴリ情報が対応付けて記憶されている。そして、ブラウザ上でウェブサイトを表示中に、入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示される。ここで、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報がカテゴリ記憶部84から読み出されて、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順が決定されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、表示中のウェブサイトが、列車の乗り換え情報を表示するウェブサイトである場合には、出発駅、到着駅等の駅名を入力するため、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)が当該ウェブサイトのアドレスに対応付けて前記カテゴリ記憶部84に記憶されている。したがって、当該ウェブサイトを表示中には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
また、図13に示すように、操作受付部76によって、文字列(ここでは、「平仮名」からなる文字列)が入力される状態(例えば、図11の検索画面240において、出発駅入力部241又は到着駅入力部242が選択された状態)であるか否かの判定が行われる(ステップS301)。ステップS301でNOの場合には、処理が待機状態とされる。ステップS301でYESの場合には、処理がステップS303へ進められる。
そして、カテゴリ特定部781によって、ブラウザ実行部77で表示されているウェブサイトのソースプログラムの解析が行われる(ステップS303)。次いで、カテゴリ特定部781によって、ブラウザ上で表示されたウェブサイトのうち、文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列が抽出される(ステップS305)。そして、カテゴリ特定部781によって、ステップS305で抽出された文字列が、メモリ8に記憶された文字列候補と照合される(ステップS307)。次いで、カテゴリ特定部781によって、文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列と一致する文字列候補が有るか否かの判定が行われる(ステップS309)。ステップS309でYESの場合には、処理がステップS311へ進められる。ステップS309でNOの場合には、処理がステップS313へ進められる。
ステップS309でYESの場合には、カテゴリ特定部781によって、ステップS309で一致すると判定された文字列候補に対応する「カテゴリ」がメモリ8から読み出され、読み出された「カテゴリ」に設定されて(ステップS311)、処理が図9に示すステップS111へ進められる。ステップS309でNOの場合には、カテゴリ特定部781によって、表示されているウェブサイトの文字入力エリアに対応する「カテゴリ」が「一般」に設定されて(ステップS313)、処理が図9に示すステップS111へ進められる。そして、変換部78によって、図9に示すステップS111以降の処理が実行される。
このようにして、ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリア内に文字列を入力する際に、当該文字入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報が特定される。そして、特定されたカテゴリ情報に基づいて、前記文字入力エリアに入力された文字列に対応する変換候補が選択可能に表示されるため、変換候補の優先度を適正に決定することができる。
すなわち、例えば、ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリアが、列車の乗り換え情報を表示するウェブサイトにおける出発駅を入力する文字入力エリアである場合には、当該文字入力エリアに入力される文字列のカテゴリを示すカテゴリ情報が、当該文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列(例えば、「出発駅」との文字列)に基づいて、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に特定される。したがって、当該文字入力エリア内に文字列を入力する際には、駅名に関連することを示すカテゴリ情報(駅名優先カテゴリ情報)に基づいて、前記変換候補の表示順が決定される(すなわち、駅名を優先して表示順が決定される)ため、変換候補の優先度を適正に決定することができるのである。
−他の実施形態−
第1実施形態では、漢字変換装置700(CPU7)が,操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、及び、書換部75等の機能部を有する場合について説明するが、操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、及び、書換部75の少なくとも1つの機能部が、電子回路等のハードウェアで構成されている形態でもよい。
第1実施形態では、漢字変換装置700(CPU7)が,操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、及び、書換部75等の機能部を有する場合について説明するが、操作受付部71、アプリ実行部72、変換部73、ブラウザ実行部74、及び、書換部75の少なくとも1つの機能部が、電子回路等のハードウェアで構成されている形態でもよい。
第2実施形態では、漢字変換装置800(CPU7)が,操作受付部76、ブラウザ実行部77、変換部78、及び、書換部79等の機能部を有する場合について説明するが、操作受付部76、ブラウザ実行部77、変換部78、及び、書換部79の少なくとも1つの機能部が、電子回路等のハードウェアで構成されている形態でもよい。
第1実施形態及び第2実施形態では、漢字変換装置700、800が、スマートフォン等の携帯通信装置100に搭載される場合について説明するが、漢字変換装置700、800が、パーソナルコンピュータ等に搭載される形態でもよい。
本発明は、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置に利用することができる。より好適には、スマートフォン、携帯電話等の通信機器に搭載される漢字変換装置に利用することができる。
100 携帯通信装置
1 筐体
11 操作キー
12 センサ窓
2 タッチパネル
3 LCD
4 スピーカ
5 マイクロホン
700 漢字変換装置(第1実施形態)
7 CPU
71 操作受付部
72 アプリ実行部
73 変換部(変換手段)
74 ブラウザ実行部(書換手段の一部)
75 書換部(書換手段の一部)
8 メモリ
81 辞書記憶部
82 アプリ記憶部
83 カテゴリ記憶部(カテゴリ記憶手段)
800 漢字変換装置(第2実施形態)
7 CPU
76 操作受付部
77 ブラウザ実行部(書換手段の一部)
78 変換部(変換手段)
781 カテゴリ特定部(カテゴリ特定手段)
79 書換部(書換手段の一部)
8 メモリ
81 辞書記憶部
84 カテゴリ記憶部(カテゴリ記憶手段)
9 通信制御部
1 筐体
11 操作キー
12 センサ窓
2 タッチパネル
3 LCD
4 スピーカ
5 マイクロホン
700 漢字変換装置(第1実施形態)
7 CPU
71 操作受付部
72 アプリ実行部
73 変換部(変換手段)
74 ブラウザ実行部(書換手段の一部)
75 書換部(書換手段の一部)
8 メモリ
81 辞書記憶部
82 アプリ記憶部
83 カテゴリ記憶部(カテゴリ記憶手段)
800 漢字変換装置(第2実施形態)
7 CPU
76 操作受付部
77 ブラウザ実行部(書換手段の一部)
78 変換部(変換手段)
781 カテゴリ特定部(カテゴリ特定手段)
79 書換部(書換手段の一部)
8 メモリ
81 辞書記憶部
84 カテゴリ記憶部(カテゴリ記憶手段)
9 通信制御部
Claims (9)
- 入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置であって、
アプリケーションプログラム毎に当該アプリケーションプログラムの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶するカテゴリ記憶手段と、
各アプリケーションプログラムを実行中に、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する変換手段と、を備え、
前記変換手段は、実行中のアプリケーションプログラムに対応するカテゴリ情報を前記カテゴリ記憶手段から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順を決定することを特徴とする漢字変換装置。 - 入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置であって、
ウェブサイトのアドレス毎に、各ウェブサイトの属性を示すカテゴリ情報を対応付けて記憶するカテゴリ記憶手段と、
ブラウザ上でウェブサイトを表示中に、入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する変換手段と、を備え、
前記変換手段は、表示中のウェブサイトのアドレスに対応するカテゴリ情報を前記カテゴリ記憶手段から読み出して、読み出されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順を決定することを特徴とする漢字変換装置。 - 請求項1、又は、請求項2に記載の漢字変換装置であって、
前記カテゴリ記憶手段に記憶されたカテゴリ情報を書き換える書換手段を更に備えることを特徴とする漢字変換装置。 - 入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する漢字変換装置であって、
ブラウザ上でウェブサイト中の文字入力エリア内に文字列を入力する際に、当該文字入力エリアに入力される文字列の属性を示すカテゴリ情報を特定するカテゴリ特定手段と、
前記文字入力エリアに入力された文字列に対応する変換候補を選択可能に表示する変換手段と、を備え、
前記変換手段は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報に基づいて、前記変換候補の表示順を決定することを特徴とする漢字変換装置。 - 請求項4に記載の漢字変換装置であって、
前記カテゴリ特定手段は、ブラウザ上で表示されたウェブサイトのうち、前記文字入力エリアの真上又は左側に表示された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報を特定することを特徴とする漢字変換装置。 - 請求項4に記載の漢字変換装置であって、
前記カテゴリ特定手段は、前記文字入力エリアに付与されたネイムタグに格納された文字列に基づいて、前記カテゴリ情報を特定することを特徴とする漢字変換装置。 - 請求項1から請求項6のいずれか1つに記載の漢字変換装置であって、
前記カテゴリ情報は、駅名に関連することを示すカテゴリ情報である駅名優先カテゴリ情報を含み、
前記変換手段は、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記駅名優先カテゴリ情報である場合に、駅名を優先して表示することを特徴とする漢字変換装置。 - 請求項1から請求項7のいずれか1つに記載の漢字変換装置であって、
前記カテゴリ情報は、地名に関連することを示すカテゴリ情報である地名優先カテゴリ情報を含み、
前記変換手段は、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記地名優先カテゴリ情報である場合に、地名を優先して表示することを特徴とする漢字変換装置。 - 請求項1から請求項8のいずれか1つに記載の漢字変換装置であって、
前記カテゴリ情報は、人名に関連することを示すカテゴリ情報である人名優先カテゴリ情報を含み、
前記変換手段は、前記カテゴリ記憶手段から読み出された、又は、前記カテゴリ特定手段によって特定されたカテゴリ情報が、前記人名優先カテゴリ情報である場合に、人名を優先して表示することを特徴とする漢字変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012128146A JP2013254259A (ja) | 2012-06-05 | 2012-06-05 | 漢字変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012128146A JP2013254259A (ja) | 2012-06-05 | 2012-06-05 | 漢字変換装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2013254259A true JP2013254259A (ja) | 2013-12-19 |
Family
ID=49951733
Family Applications (1)
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JP2012128146A Pending JP2013254259A (ja) | 2012-06-05 | 2012-06-05 | 漢字変換装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2013254259A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US11237644B2 (en) | 2020-03-10 | 2022-02-01 | Omron Corporation | Character input device, character input method, and character input program stored on computer-readable storage medium |
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- 2012-06-05 JP JP2012128146A patent/JP2013254259A/ja active Pending
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