JP2013248949A - 鞍乗り型車両の補機取付構造 - Google Patents

鞍乗り型車両の補機取付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2013248949A
JP2013248949A JP2012124359A JP2012124359A JP2013248949A JP 2013248949 A JP2013248949 A JP 2013248949A JP 2012124359 A JP2012124359 A JP 2012124359A JP 2012124359 A JP2012124359 A JP 2012124359A JP 2013248949 A JP2013248949 A JP 2013248949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wall
meter visor
cover
auxiliary machine
auxiliary
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012124359A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5912877B2 (ja
Inventor
Akira Oshita
晃 大下
Hirotoshi Akita
浩利 秋田
Tetsuo Kojima
哲夫 小島
Nobuaki Kinoshita
延昭 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2012124359A priority Critical patent/JP5912877B2/ja
Priority to US13/904,762 priority patent/US9061600B2/en
Priority to CN201310206436.1A priority patent/CN103448846B/zh
Publication of JP2013248949A publication Critical patent/JP2013248949A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5912877B2 publication Critical patent/JP5912877B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J50/00Arrangements specially adapted for use on cycles not provided for in main groups B62J1/00 - B62J45/00
    • B62J50/20Information-providing devices
    • B62J50/21Information-providing devices intended to provide information to rider or passenger
    • B62J50/22Information-providing devices intended to provide information to rider or passenger electronic, e.g. displays
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60NSEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60N3/00Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J1/00Saddles or other seats for cycles; Arrangement thereof; Component parts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J50/00Arrangements specially adapted for use on cycles not provided for in main groups B62J1/00 - B62J45/00
    • B62J50/20Information-providing devices
    • B62J50/21Information-providing devices intended to provide information to rider or passenger
    • B62J50/225Mounting arrangements therefor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62KCYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
    • B62K11/00Motorcycles, engine-assisted cycles or motor scooters with one or two wheels
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62JCYCLE SADDLES OR SEATS; AUXILIARY DEVICES OR ACCESSORIES SPECIALLY ADAPTED TO CYCLES AND NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, e.g. ARTICLE CARRIERS OR CYCLE PROTECTORS
    • B62J17/00Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for
    • B62J17/02Weather guards for riders; Fairings or stream-lining parts not otherwise provided for shielding only the rider's front
    • B62J17/04Windscreens

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】アンテナ等の補機をメータバイザに取付ける際に、取付けの有無に関係なく統一した外観性が確保され、また、補機のウインドスクリーンへの映り込みを考慮する必要がなく配置自由度が確保される鞍乗り型車両の補機取付構造を提供する。
【解決手段】メータバイザ204のウインドスクリーン61側に開口が形成され、この開口を覆うようにETCカバー251がメータバイザ204に着脱可能に取付けられ、アンテナ242がETCカバー251の下方で開口内に配置されている。
【選択図】図11

Description

本発明は、ウインドスクリーンの下方且つ後方に配置されるメータバイザに補機が設けられた鞍乗り型車両の補機取付構造に関する。
自動二輪車には、ウインドスクリーンの後方且つ下方にメータバイザが配置され、このメータバイザに凹部が設けられ、この凹部内に補機としてのETCシステム(電子料金収受システム:Electronic Toll Collection System)用のアンテナが配置された補機取付構造を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−80868号公報
特許文献1の技術では、メータバイザの凹部にアンテナを配置する構造であるため、アンテナを配置しない場合には、凹部がウインドスクリーンを通して外部に露出することになる。また、アンテナがウインドスクリーンの内側に映り込むのを避けるために、アンテナの配置が制限される。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、アンテナ等の補機をメータバイザに取付ける際に、取付けの有無に関係なく統一した外観性が確保され、また、補機のウインドスクリーンへの映り込みを考慮する必要がなく配置自由度が確保される鞍乗り型車両の補機取付構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、車体の前部に透過性を有する部材で構成されるウインドスクリーン(61)が配置され、このウインドスクリーン(61)の下方且つ後方にメータバイザ(204)が配置され、このメータバイザ(204)の後方に乗員が着座するシート(10)が配置され、前記メータバイザ(204)の前記ウインドスクリーン(61)側に補機(242,243)が配置された鞍乗り型車両の補機取付構造において、前記メータバイザ(204)の前記ウインドスクリーン(61)側に開口(244a,256a)が形成され、この開口(244a,256a)を覆うように蓋体(251,258h)が前記メータバイザ(204)に着脱可能に取付けられ、前記補機(242,243)が前記蓋体(251,258h)の下方で前記開口(244a,256a)内に配置されていることを特徴とする。
この構成によれば、蓋体がメータバイザに着脱可能に取付けられているため、補機の有無に関わらず開口を蓋体で覆うことができて補機をウインドスクリーン側に露出しないようにすることができるとともに、補機のウインドスクリーンへの映り込みを抑制することができる。
また、上記構成において、前記補機(243)は、その状態を乗員に示す表示部(243a)を有するとともに、前記表示部(243a)の上方を前記蓋体(251,258h)で覆うようにしても良い。この構成によれば、表示部の上方を蓋体で覆うため、外界の照度の影響を低減して、表示部の視認性を向上させることができる。
また、上記構成において、前記開口(244a)内に前記メータバイザ(204)と一体に内壁部(246)が形成され、この内壁部(246)に前記補機(242,243)が固定されるようにしても良い。この構成によれば、補機をメータバイザ側に固定するため、蓋体の支持強度を高める必要がない。
また、上記構成において、前記蓋体(251)の左右両端に側壁(251c,251d)が形成されるとともに、これらの側壁(251c,251d)に設けられた複数の係止部(251k,251m)と前記内壁部(246)に設けられた被係止部(246s)とを有し、これらの係止部(251k,251m)と被係止部(246s)とが選択的に係合されることにより、前記蓋体(251)の取付状態が選択的に変更されるようにしても良い。この構成によれば、簡易な構造で蓋体の取付状態を変更することができる。
また、上記構成において、前記開口(244a)内には複数の前記補機(242,243)が配置されるとともに、これらの補機(242,243)はそれぞれケーブル(253,254)を介して電力供給及び信号伝達が行われる電装品であり、これらの電装品に前記ケーブル(253,254)を介してコネクタ(261,262)が接続され、これらのコネクタ(261,262)を前記メータバイザ(204)の内外に通過させるコネクタ通過空間(246j,246m)が前記内壁部(246)を構成する底壁(246e)及び側壁(246a)にそれぞれ設けられていても良い。この構成によれば、コネクタ通過空間を底壁及び側壁にそれぞれ設けることで、コネクタ通過空間を可及的に拡大して形成することができる。また、コネクタ通過空間を設けることで、底壁及び側壁に肉抜きが出来るため、軽量化も併せて図ることができる。
また、上記構成において、前記蓋体(251)は、前記開口(244a)に対して後部が開放されるように開状態で設けられ、前記蓋体(251)の前部に蓋体(251)の回動中心となる軸支点部(251e)が設けられるようにしても良い。この構成によれば、係止部と軸支点部とによって、簡易な構造で蓋体を開状態に位置決めすることができる。
また、上記構成において、前記補機(243)は、その長手方向が車体前後方向に配置され、前記補機(243)の後部に前記表示部(243a)が設けられていても良い。この構成によれば、表示部の視認性を向上させることができる。
本発明は、メータバイザのウインドスクリーン側に開口が形成され、この開口を覆うように蓋体がメータバイザに着脱可能に取付けられ、補機が蓋体の下方で開口内に配置されているので、補機の有無に関わらずメータバイザの開口を蓋体で覆うことができて蓋体によって補機をウインドスクリーン側に露出しないようにすることができるとともに、補機のウインドスクリーンへの映り込みを抑制することができる。
また、補機は、その状態を乗員に示す表示部を有するとともに、表示部の上方を蓋体で覆うので、外界の照度の影響を低減して、表示部の視認性を向上させることができる。
また、開口内にメータバイザと一体に内壁部が形成され、この内壁部に補機が固定されるので、補機をメータバイザ側に固定するため、蓋体の支持強度を高める必要がない。
また、蓋体の左右両端に側壁が形成されるとともに、これらの側壁に設けられた複数の係止部と内壁部に設けられた被係止部とを有し、これらの係止部と被係止部とが選択的に係合されることにより、蓋体の取付状態が選択的に変更されるので、簡易な構造で蓋体の取付状態を変更することができる。
また、開口内には複数の補機が配置されるとともに、これらの補機はそれぞれケーブルを介して電力供給及び信号伝達が行われる電装品であり、これらの電装品にケーブルを介してコネクタが接続され、これらのコネクタをメータバイザの内外に通過させるコネクタ通過空間が内壁部を構成する底壁及び側壁にそれぞれ設けられているので、コネクタ通過空間を可及的に拡大して形成することができる。また、コネクタ通過空間を設けることで、底壁及び側壁に肉抜きが出来るため、軽量化も併せて図ることができる。
また、蓋体は、開口に対して後部が開放されるように開状態で設けられ、蓋体の前部に蓋体の回動中心となる軸支点部が設けられるので、係止部と軸支点部とによって、簡易な構造で蓋体を開状態に位置決めすることができる。
また、補機は、その長手方向が車体前後方向に配置され、補機の後部に表示部が設けられているので、表示部の視認性を向上させることができる。
本発明の第1実施形態を適用した自動二輪車を示す左側面図である。 自動二輪車の前部上部を示す要部側面図である。 車体前部を示す斜視図である。 ETCカバーの配置を示す自動二輪車の上部正面図である。 ETCカバーの取付状態を示す斜視図である。 ETC補機の取付状態を示す平面図であり、図6(A)はETC補機が上方からETCカバーで覆われた状態を示す平面図、図6(B)は図6(A)からETCカバーを外した状態を示す平面図である。 ETC収納部及びETCカバーを示す斜視図である。 ETC収納部をメータバイザの裏面側から見た斜視図である。 ETC収納部を前方斜め側方から見た斜視図である。 図6(A)のX−X線断面図である。 図6(A)のXI−XI線断面図である。 図6(A)のXII−XII線断面図である。 図6(A)のXIII−XIII線断面図である。 図6(A)のXIV−XIV線断面図である。 図6(A)のXV−XV線断面図である。 メータバイザに閉じた状態で組付けられたETCカバーを示す断面図である。 ETC補機の取付構造の第2実施形態を示す断面図であり、図17(A)はETC収納体にETC補機を収納した状態を示す断面図、図17(B)はETC収納体にETC補機を収納していない状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態を適用した自動二輪車1を示す左側面図である。
自動二輪車1(鞍乗り型車両)は、シート10に着座した乗員が足を載せる低床のステップフロア68を有するスクータ型車両であり、車体フレーム(不図示)の前方に前輪2を有し、駆動輪である後輪3は、車両後部に配置されるユニットスイングエンジンU(ユニットスイングパワーユニット)に軸支されている。車体フレームは、樹脂製の車体カバーCによって覆われている。
前輪2を操向する操舵系は、車体フレームの前端部を構成するヘッドパイプに回動自在に軸支されるステアリングシャフトと、このステアリングシャフトの上部に連結されるハンドル25とを有している。上記ステアリングシャフトの下端は、左右一対のフロントフォーク26,26(手前側の符号26のみ図示)に連結されており、前輪2は、フロントフォーク26,26の下端に設けられた車軸2Aで軸支され、ハンドル25による操作によって操向される。
ユニットスイングエンジンUは、エンジンEと、ベルト式の無段変速機構201が収容された伝動ケースMとが一体化されたユニットスイング式であり、後輪3を支持するスイングアームとしての機能も有している。ユニットスイングエンジンUは、その前部に連結されるリンク部材27を介して、車体フレームに連結されており、リンク部材27に設けられるピボット軸28を中心にして上下に揺動自在である。
エンジンEは、水冷式の4サイクル単気筒エンジンであり、シリンダ軸線が略水平に前方へ延びるように配置されている。エンジンEは、ユニットスイングエンジンUの前部に配置されるクランクケース30の前面に、シリンダ及びシリンダヘッドを結合して構成されている。なお、符号37はシリンダヘッドの下面の排気ポートに接続された排気管であり、エンジンEの下方を通って後方に延び、後述するアーム部の外側面に固定されたマフラーに接続される。
伝動ケースMは、クランクケース30の後部から後輪3の左側方を通って後方に延びている。クランクケース30の後部には、後輪3の右側方を通って後方に延びるアーム部が設けられており、後輪3は、伝動ケースMの後部とアーム部の後部との間に設けられる車軸3Aに支持されている。エンジンEの出力は、上記無段変速機構201を介して後輪3に伝達される。伝動ケースMの後端及びアーム部の後端と車体フレームの後部上部との間には、それぞれリヤサスペンション34が掛け渡されている。伝動ケースMの上面には、外気を吸い込むエアクリーナボックス35が設けられている。
エアクリーナボックス35は、シリンダヘッドの上面の吸気ポートに接続されたスロットルボディに、不図示のコネクティングチューブを介して接続されている。
伝動ケースMの後部の下部には、車両を直立状態に支持可能なメインスタンド39が設けられている。なお、符号47はサイドスタンド47である。
シート10は、その下方に配置された収納ボックスの上面に全長に亘って設けられた開口を開閉自在に塞いでおり、運転者が着座する前部シート10Aと、前部シート10Aよりも一段高く形成されて同乗者が着座する後部シート10Bとを有している。
収納ボックスの後方において車体フレームを構成する左右一対のシートレールの後部には、グラブレール48が固定されている。
車体カバーCは、ヘッドパイプの前方及び左右側方を覆うフロントカバー50と、フロントカバー50の下部に連結されて前輪2の後方に位置するフロントロアカバー(不図示)と、ハンドル25の下方でフロントカバー50の上部に連結される上部カバー52と、フロントカバー50の左右の縁部に連結された上部インナーカバー53と、上部インナーカバー53の下縁に連結された左右一対の下部インナーカバー54,54(手前側の符号54のみ図示)と、フロントカバー50の下部及び下部インナーカバー54,54の下縁に連結された左右一対のステップカバー55,55(手前側の符号55のみ図示)と、フロントカバー50の下部及びステップカバー55,55の下部に連結された左右一対の前部フロアスカート56,56(手前側の符号56のみ図示)と、前部フロアスカート56,56に連続して後方へ延びる左右一対の後部フロアスカート57,57(手前側の符号57のみ図示)と、車体下方を覆うアンダーカバー58と、下部インナーカバー54,54及びステップカバー55,55の後部に連結された左右一対のボディサイドカバー59,59(手前側の符号59のみ図示)と、ボディサイドカバー59,59の後部に連結されるテールカバー60とを有している。
左右のステップカバー55,55の底部には、前部シート10Aに着座した運転者が足を載せるステップフロア68がそれぞれ形成されている。
フロントカバー50の前部には、後上方に延びて運転者への防風を行うウインドスクリーン61が設けられている。フロントカバー50の前端には、左右一対のヘッドライト62,62(手前側の符号62のみ図示)が設けられ、左右一対のウインカー63,63(手前側の符号63のみ図示)は、ヘッドライト62,62の上部に連続して設けられている。ヘッドライト62,62とウインドスクリーン61との間には、板状のガーニッシュ64(フロントカバー50の一部を構成している。)が設けられている。
フロントフォーク26,26には、前輪2を上方から覆うフロントフェンダー65が設けられている。ボディサイドカバー59,59の下方には、後輪3を上方から覆うリヤフェンダー66が設けられている。
後部シート10Bの同乗者が足を載せる可倒式の左右一対のタンデムステップ67,67(手前側の符号67のみ図示)は、車体フレームにステーを介して支持されている。
ウインドスクリーン61の後方には、ハンドル25の前方に設けられたメータを前方から覆ってメータの視認性を高めるメータバイザ204(フロントカバー50を構成する部品である。)が設けられている。なお、符号205はリヤコンビネーションランプである。
自動二輪車1は、車体前部にETCシステム240が取付けられている。ETCシステム240は、車体カバーC内に配置された車載器本体240Aと、この車載器本体240Aに接続されるとともにメータバイザ204の後部上部に配置されたアンテナ及びインジケータからなるETC補機241とからなる。
図2は、自動二輪車1の前部上部を示す要部側面図である。
自動二輪車1は、樹脂製のメータバイザ204の後部上面に、ETCシステム240の一部を構成するアンテナ及びインジケータからなるETC補機241と、このETC補機241を上方から覆うETCカバー251とが配置されている。ETCシステム240は、無線通信により自動的に有料道路の料金を支払う装置であり、車載器本体240A(図1参照)と、この車載器本体240Aにケーブルで接続されたETC補機241とから構成されている。
図3は、車体前部を示す斜視図であり、乗車した運転者からハンドル25周りを見たものである。
ウインドスクリーン61の下方でメータバイザ204の上部に、ETC補機241を構成するアンテナ242及びインジケータ243が上方をETCカバー251に覆われて配置されている。
アンテナ242は、車載器本体に備える通信手段に接続されて高速道路の料金所に設置されたアンテナとの間で無線通信を行うための部品である。インジケータ243は、ETCシステム240の状態を運転者に知らせる表示部243aを備える。例えば、表示部243aが緑色に点灯していれば、ETCシステム240が利用可能な状態にあり、表示部243aが赤色に点灯していれば、ETCシステム240が利用不能な状態(エラー状態)にある。
ETC補機241は、上方がETCカバー251で覆われているので、昼間では、外界の明るさ(照度)の影響でインジケータ243の表示部243aの視認性が低下することがなく、また、夜間では、発光する表示部243aがメータバイザ204の内面に映り込むことがない。
ここで、符号130はヘッドパイプの近傍の車両前部を覆う前部カバー、131は前部カバー130内に設けられた前部収納ボックス、132,133は前部収納ボックス131を構成する左右の物品収納部、134,135はそれぞれ物品収納部132,133の開口部を塞ぐ左側リッド及び右側リッドである。
図4は、ETCカバー251の配置を示す自動二輪車1の上部正面図である。
ETC補機241及びETCカバー251は、アンテナ242の感度をより高めるために、メータバイザ204の車幅方向中央の上部、即ちメータバイザ204の高い位置に配置されている。また、ETC補機241はETCカバー251に覆われているので、平面視に加えて正面視においてもETC補機241が外部に露出することがなく、外観性を向上させることができる。
図5は、ETCカバー251の取付状態を示す斜視図である。
メータバイザ204の後部上部には、開口244aが形成され、この開口244aを上方から覆うようにETCカバー251が配置されている。
ETCカバー251は、メータバイザ204の上面244bに対して後上りに傾斜するように配置された上壁251aと、この上壁251aの底面から一体に下方に延びる左右一対の側壁251c,251dとからなる一体成形品であり、これらの側壁251c,251dがメータバイザ204の内側に着脱可能に係合されている。ETCカバー251の材質としては、例えば、樹脂が好適である。
図5では、ETCカバー251の下方にETC補機241が配置され、ETCカバー251の上壁251aが後上りに傾斜して開口244aの後方が開放されている(ETCカバー251が開いた状態)が、例えば、ETC補機241を設けない場合には、上壁251aをメータバイザ204の上面244b(詳しくは、上面244bに形成された段部244d)に付けて開口244aを塞ぐ(ETCカバー251が閉じた状態)ように側壁251c,251dをメータバイザ204の内側に係合させることも可能である。これにより、開口244aがETCカバー251で覆われて外部に露出しなくなるので、外観性を向上させることができる。
図6は、ETC補機241の取付状態を示す平面図であり、図6(A)はETC補機241が上方からETCカバー251で覆われた状態を示す平面図、図6(B)は図6(A)からETCカバー251を外した状態を示す平面図である。
図6(A)に示すように、平面視では、ETCカバー251は、メータバイザ204の開口244aを完全に覆っている。なお、符号244dは開口244aの周囲のメータバイザ204において上面244bに一段低く形成された段部であり、ETCカバー251を閉じた場合に配置可能な形状・大きさを有する部分である。
図6(B)に示すように、アンテナ242及びインジケータ243は、開口244a内にメータバイザ204と一体に形成されたETC収納部246に車幅方向に並ぶように配置されている。アンテナ242は平面視矩形の部品であり、アンテナ242の前端部から信号伝達用のケーブル253が前方に延びている。インジケータ243はその長手方向が開口244a内に車体前後方向に延びるように配置された細長い部品であり、運転者からの視認性を良好にするためにインジケータ243の後部に表示部243aが設けられている。インジケータ243の前端部からは電力供給用のケーブル254が前方に延びている。上記のケーブル253,254の各先端部には車載器本体側と接続するコネクタ(不図示)が取付けられている。
図7は、ETC収納部246及びETCカバー251を示す斜視図である。
ETC収納部246は、開口244aの縁から下方に延びる4つの壁である前壁246a、後壁246b、左壁246c、右壁246dと、これらの前壁246a、後壁246b、左壁246c、右壁246dの下縁を繋ぐ底壁246eとを有する。
底壁246eは、アンテナ242を載せる平面状のアンテナ載置部246gと、インジケータ243を載せる平面状のインジケータ載置部246hとが隣接して設けられた部分である。アンテナ載置部246gには、コネクタを開口244a側からETC収納部246の下方に通すコネクタ挿通穴246jと、このコネクタ挿通穴246jにコネクタを通した後にケーブル253を前壁246a側に移動可能にするためにコネクタ挿通穴246jに連通するように底壁246eから前壁246aに亘って形成されたケーブル挿通穴246kとを備える。インジケータ載置部246hは、アンテナ載置部246gに対して後端部側が高くなるように傾斜した部分であり、この傾斜によってインジケータ243の表示部243aが運転者からの視認性の良い方向に向けられる。
前壁246aは、インジケータ243のコネクタを通すコネクタ挿通穴246mと、前述のケーブル挿通穴246kの一部を構成する前部挿通穴246nと、ETCカバー251の側壁251c,251dの前端部を通す左右一対のカバー挿通穴246p,246qとを備える。コネクタ挿通穴246mは、コネクタの他にケーブル254を通す部分でもある。コネクタ挿通穴246mの下部はインジケータ載置部246hの前端に亘って形成されている。左側のカバー挿通穴246pは、コネクタ挿通穴246mに連通している。
左壁246cは、下方に突出する左突出壁246rを備え、この左突出壁246rの内面に右方に突出する凸部246sが形成されている。
ETCカバー251は、上壁251aと、この上壁251aから下方に延びる左右一対の側壁251c,251dとが一体成形された部品である。側壁251c,251dは左右にほぼ対称な部品であり、側壁251cと側壁251dとは同様な構成を備えるため、以下では、側壁251cのみ説明する。
側壁251cは、上壁251aから下方に膨出する後部膨出部251hと、この後部膨出部251hから前方に延びるとともに上壁251aに一部が接続された前方延出部251jとからなる。
後部膨出部251hは、上下方向に並べて開けられた矩形状の上矩形穴251k及び下矩形穴251mを備える。前方延出部251jは、先端部に車幅方向内側に突出する円柱状支点部251eが設けられている。
図8は、ETC収納部246をメータバイザ204の裏面側から見た斜視図、図9は、ETC収納部246を前方斜め側方から見た斜視図である。
図8に示すように、左壁246cは、側方に開口する側部開口246xと、この側部開口246xの上縁から下方へ突出するように形成された左突出壁246rとを備える。上記の側部開口246xの一部は底壁246eの左端部にも形成され、この側部開口246xからETCカバー251の左側の側壁251cが下方へ突出している。また、図8では、ETCカバー251の側壁251c,251dの前端部が前壁246aから前方に突出している。右壁246d(図7参照)も左壁246cと同様に、側部開口246t(図6(B)参照)と右突出壁246uとを備える。
底壁246eは、角度θをなすアンテナ載置部246gとインジケータ載置部246hとを備え、インジケータ載置部246hの方がアンテナ載置部246gよりも急な傾斜で後上りに延びている。
図9に示すように、ケーブル253が、アンテナ242の前端部からETC収納部246の前壁246aの前部挿通穴246nを通って前方に延び、ケーブル254が、インジケータ243の前端部から前壁246aのコネクタ挿通穴246mを通って前方に延びている。
図10は、図6(A)のX−X線断面図である。
メータバイザ204の上面244bとETCカバー251の後端との間に間隙257が設けられ、ETC収納部246のインジケータ載置部246hがアンテナ載置部246gに対して角度θだけ傾斜角度が大きくなるように傾斜し、インジケータ243がインジケータ載置部246hに沿って傾斜して配置されている。この結果、インジケータ243の後端部(表示部)が運転者から視認しやすくなっている。
メータバイザ204は、裏面244cであって開口244aの前縁の近傍に、下方に突出する左右一対の支点支持部244e,244e(手前側の符号244eのみ図示)が一体に形成され、左側の支点支持部244eに、ETCカバー251の側壁251cの前端、詳しくは、側壁251cの先端部から車幅方向内側に突出する円柱状支点部251eが回動自在に当てられて支持されている。支点支持部244eは、その後部に円弧状に凹んだ支点受け部244fが形成され、この支点受け部244fの円弧に円柱状支点部251eが当てられている。従って、ETCカバー251の左側は、メータバイザ204側の凸部246sと支点支持部244eとによって支持されるとともに位置決めされている。
図11は、図6(A)のXI−XI線断面図、図12は、図6(A)のXII−XII線断面図である。
図11に示すように、アンテナ242は、断面がほぼ矩形状であり、メータバイザ204の上面244bから上方に突出することなくETC収納部246内に収納されるとともに、アンテナ載置部246gに取付けられている。
図12に示すように、インジケータ243は、その上部がメータバイザ204の上面244bから後方にいくほど大きく上方に突出するようにETC収納部246に収納されるとともに、インジケータ載置部246hに取付けられ、インジケータ243の前端上部はETCカバー251の上壁251aの下面251fに近接又は接触している。
アンテナ242のケーブル253の先端及びインジケータ243のケーブル254の先端には、それぞれ車載器本体に設けられたコネクタに接続されるコネクタ261,262が取付けられている。
図13は、図6(A)のXIII−XIII線断面図である。
アンテナ242はメータバイザ204の上面244bよりも下方に配置され、インジケータ243は上面244bよりも上方に突出するように配置され、インジケータ243の表示部243aは円形であり、例えば、緑色又は赤色に点灯又は点滅する。
ETCカバー251の上壁251aにおける上面251bは、メータバイザ204の上面244bと車幅方向の曲率半径がほぼ同一である。
ETC収納部246の後壁246bは、一体の左後壁246v及び右後壁246wからなり、左後壁246vの下縁が右後壁246wの下縁よりも高さHだけ上方に位置している。
図14は、図6(A)のXIV−XIV線断面図である。
メータバイザ204は、裏面244cであって開口244aの前縁の近傍に、下方に突出する左右一対の支点支持部244e,244e(手前側の符号244eのみ図示)が一体に形成され、右側の支点支持部244eに、ETCカバー251の側壁251dの前端、詳しくは、側壁251dの先端部から車幅方向内側に突出する円柱状支点部251eが回動自在に当てられて支持されている。支点支持部244eは、その後部に円弧状に凹んだ支点受け部244fが形成され、この支点受け部244fの円弧に円柱状支点部251eが当てられている。従って、ETCカバー251の右側は、メータバイザ204側の凸部246sと支点支持部244eとによって支持されるとともに位置決めされている。
即ち、図1及び図14において、メータバイザ204に左右一対の支点支持部244e,244eが形成され、ETC収納部246の左突出壁246r及び右突出壁246uにそれぞれ凸部246sが設けられ、これらの支点支持部244e,244e、左右の凸部246s,246sに、ETCカバー251の左右の円柱状支点部251e,251e及び側壁251c,251dが支持されるとともに位置決めされている。
図15は、図6(A)のXV−XV線断面図である。
ETCカバー251の側壁251dは、下方に膨出する後部膨出部251hと、この後部膨出部251hから一体に前方に延びる前方延出部251jとからなり、後部膨出部251hに、上矩形穴251kと、この上矩形穴251kの下方に位置する下矩形穴251mとが開けられ、下矩形穴251mが、右突出壁246u(図14参照)に一体成形された凸部246sに係合している。ETCカバー251の側壁251c(図10参照)も、側壁251d同様の形状を有し、側壁251c,251dのそれぞれの下矩形穴251mが左突出壁246r及び右突出壁246u(図14参照)のそれぞれの凸部246sに係合している。左右の下矩形穴251m,251mと左右の凸部246s,246sとは、左突出壁246r、右突出壁246u、側壁251c、251dの各弾性力に抗して弾性変形させる過程を経て係合させることになる。
図16は、メータバイザ204に閉じた状態で組付けられたETCカバー251を示す断面図である。
図7に示したように、ETCカバー251の前方延出部251j,251jを、ETC収納部246のカバー挿通穴246p,246qに通し、図16に示すように、前方延出部251j,251j(手前側の符号251jのみ図示)の先端部に設けられた円柱状支点部251e,251e(手前側の符号251eのみ図示)をメータバイザ204側の支点受け部244f,244f(手前側の符号244fのみ図示)に当てる。そして、ETCカバー251の後部膨出部251h,251hに設けられた上矩形穴251k,251kをETC収納部246の左突出壁246r及び右突出壁246uにそれぞれ設けられた凸部246sに係合させる。このとき、左右の上矩形穴251k,251kと左右の凸部246s,246sとは、左突出壁246r、右突出壁246u、側壁251c、251dの各弾性力に抗して弾性変形させる過程を経て係合させることになる。
この結果、ETCカバー251の上壁251aが開口244aの段部244dに配置され、メータバイザ204の開口244aを閉じる。従って、ETC補機を取付けない状態でも、ETC収納部246が外部に露出せず、外観性を向上させることができる。
ETCカバー251の上矩形穴251k,251kをETC収納部246の凸部246s,246sに係合させる場合は、ETCカバー251の円柱状支点部251e,251eを、メータバイザ204側の支点受け部244f,244fに当てながら円柱状支点部251e,251eを支点にしてETCカバー251を揺動させるようにすれば、係合が容易に行える。
また、ETCカバー251の上壁251aの上面251bは、メータバイザ204の上面244bと前後方向の曲率半径がほぼ同一であり、更に、車幅方向の曲率半径がほぼ同一であるため、メータバイザ204とETCカバー251との一体感を増すことができ、外観性を向上させることができる。
上記の図1、図2、図5及び図10に示したように、車体の前部に透過性を有する部材で構成されるウインドスクリーン61が配置され、このウインドスクリーン61の下方且つ後方にメータバイザ204が配置され、このメータバイザ204の後方に乗員が着座するシート10が配置され、メータバイザ204のウインドスクリーン61側にETC補機241が配置された鞍乗り型車両としての自動二輪車1の補機取付構造において、メータバイザ204のウインドスクリーン61側に開口244aが形成され、この開口244aを覆うように蓋体としてのETCカバー251がメータバイザ204に着脱可能に取付けられ、ETC補機241を構成する補機としてのアンテナ242及び補機としてのインジケータ243がETCカバー251の下方で開口244a内に配置されている。
この構成によれば、ETCカバー251がメータバイザ204に着脱可能に取付けられているため、アンテナ242及びインジケータ243の有無に関わらずメータバイザ204の開口244aをETCカバー251で覆うことができ、外観性を向上させることができるとともに、ETCカバー251によってアンテナ242及びインジケータ243をウインドスクリーン61側に露出しないようにすることができ、アンテナ242及びインジケータ243のウインドスクリーン61への映り込みを抑制することができ、アンテナ242及びインジケータ243の配置自由度を増すことができる。
また、図6(A)及び図13に示したように、インジケータ243は、その状態を乗員に示す表示部243aを有するとともに、表示部243aの上方をETCカバー251で覆うようにしたので、外界の照度の影響を低減して、表示部243aの視認性を向上させることができる。
また、図6(B)に示したように、開口244a内にメータバイザ204と一体に内壁部としてのETC収納部246が形成され、このETC収納部246にアンテナ242及びインジケータ243が固定されるので、ETCカバー251の支持強度を高める必要がなく、軽量化を図ることができる。
また、図6(B)、図7、図10及び図14に示したように、ETCカバー251の左右両端に側壁251c,251dが形成されるとともに、これらの側壁251c,251dに設けられた複数の係止部としての上矩形穴251k、下矩形穴251mとETC収納部246に設けられた被係止部としての左右の凸部246s,246sとを有し、これらの上矩形穴251k、下矩形穴251mと凸部246sとが選択的に係合されることにより、ETCカバー251の取付状態が選択的に変更されるので、簡易な構造でETCカバー251の取付状態を変更することができ、ETCカバー251の軽量化を図ることができる。
また、図6(B)、図9及び図12に示したように、開口244a内には複数の補機としてのアンテナ242とインジケータ243とが配置されるとともに、これらのアンテナ242及びインジケータ243はそれぞれケーブル253,254を介して電力供給及び信号伝達が行われる電装品であり、これらの電装品にケーブル253,254を介してコネクタ261,262が接続され、これらのコネクタ261,262をメータバイザ204の内外に通過させるコネクタ通過空間としてのコネクタ挿通穴246j,246mがETC収納部246を構成する底壁246e及び側壁としての前壁246aにそれぞれ設けられているので、コネクタ挿通穴246j,246mを可及的に拡大して形成することができ、コネクタ261,262の配置作業が容易になり、作業性を向上させることができる。また、コネクタ挿通穴246j,246mを設けることで、底壁246e及び前壁246aに肉抜きが出来るため、軽量化も併せて図ることができる。
また、図10及び図14に示したように、ETCカバー251は、開口244aに対して後部が開放されるように開状態で設けられ、ETCカバー251の前部にETCカバー251の回動中心となる軸支点部としての円柱状支点部251eが設けられるので、左右の下矩形穴251m,251mと左右の円柱状支点部251e,251eとによって、簡易な構造でETCカバー251を開状態に位置決めすることができ、メータバイザ204及びETCカバー251の生産性を向上させることができる。
また、図6(B)及び図12に示したように、インジケータ243は、その長手方向が車体前後方向に配置され、インジケータ243の後部に表示部243aが設けられているので、運転者からの表示部243aの視認性を向上させることができる。
<第2実施形態>
図17は、ETC補機241の取付構造の第2実施形態を示す断面図であり、図17(A)はETC収納体258にETC補機241を収納した状態を示す断面図、図17(B)はETC収納体258にETC補機241を収納していない状態を示す断面図である。
図17(A)に示すように、メータバイザ204は、後部上部に開口256aが形成され、この開口256a内に、ETC補機241を収納するETC収納体258が嵌め込まれることで、メータバイザ204にETC収納体258が取付けられている。
ETC収納体258は、アンテナ242及びインジケータ243を載置する底壁258cと、この底壁258cから立ち上げられた前壁258d、後壁258e、左壁(不図示)、右壁258gと、これらの前壁258d、後壁258e、左壁、右壁258gの上縁を繋ぐ蓋体としての上壁258hとからなる。
開口256aの前縁に設けられた断面半円形の前部支持部256dには、ETC収納体258の前壁258dに形成された前部溝部258aが係合し、開口256aの後縁壁256gに設けられた上部凹部256cには、ETC収納体258の後壁258eに形成された後部凸部258mが係合している。
底壁258cは、アンテナ242を載せる平面状のアンテナ載置部258jと、インジケータ243を載せる平面状のインジケータ載置部258kとからなり、アンテナ載置部258jよりもインジケータ載置部258kの方が急な傾斜で後上りに延びている。
後壁258eの上縁と上壁258hの後端部との間は開放され、インジケータ243の後部に設けられた表示部が運転者から視認可能に構成されている。上壁258hは、ETC補機241を上方から覆い、外部への露出を抑制している。
このように、ETC収納体258に、ETC補機241の上方を覆う上壁258hを一体に設けることで、部品点数を削減することができ、コストを抑えることができる。
ETC補機241をETC収納体258に収納しない場合は、図17(B)に示すように、開口256aの前部支持部256dにETC収納体258の前部溝部258aを係合させながら、矢印で示すように、ETC収納体258を下方へ揺動させ、開口256aの後縁壁256gを弾性変形させながら、ETC収納体258の後部凸部258mを後縁壁256gに設けられた下部凹部256eに係合させる。
この結果、メータバイザ204の開口256aがETC収納体258の上壁258hで塞がれる。従って、外観性を向上させることができる。
上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意に変形及び応用が可能である。
例えば、上記実施形態において、図7に示したように、ETC収納部246をメータバイザ204と一体に形成したが、これに限らず、ETC収納部246をメータバイザ204とは別体に形成し、ETC収納部246をメータバイザ204に取付けるようにしても良い。また、図17に示した第2実施形態のETC収納体258では、ETC補機241を収納した状態と収納していない状態とで開閉位置を2段に変更可能としたが、これにかぎらず、位置変更構造を、図7に示した第1実施形態のETCカバー251における側壁251c,251dと、ETC収納部246の左突出壁246r、右突出壁246uとの係合による位置変更構造と同様な構造にしても良い。
また、補機はETC補機に限らず、例えば通信に用いるアンテナやタコメータ等のインジケータなどメータバイザ上に配置する補機には利用可能である。
更に、本発明は、自動二輪車1に適用する場合に限らず、自動二輪車以外も含む鞍乗り型車両にも適用可能である。なお、鞍乗り型車両とは、車体に跨って乗車する車両全般を含み、自動二輪車(原動機付き自転車も含む)のみならず、ATV(不整地走行車両)に分類される三輪車両や四輪車両を含む車両である。
10 シート
61 ウインドスクリーン
204 メータバイザ
241 ETC補機
242 アンテナ(補機)
243 インジケータ(補機)
243a 表示部
244a 開口
246 ETC収納部(内壁部)
246a 前壁(側壁)
246e 底壁
246j コネクタ挿通穴(コネクタ通過空間)
246m コネクタ挿通穴(コネクタ通過空間)
246s 凸部(被係止部)
251 ETCカバー(蓋体)
251c,251d 側壁
251e 円柱状支点部(軸支点部)
251k 上矩形穴(係止部)
251m 下矩形穴(係止部)
256a 開口
258h 上壁(蓋体)
261,262 コネクタ

Claims (7)

  1. 車体の前部に透過性を有する部材で構成されるウインドスクリーン(61)が配置され、このウインドスクリーン(61)の下方且つ後方にメータバイザ(204)が配置され、このメータバイザ(204)の後方に乗員が着座するシート(10)が配置され、前記メータバイザ(204)の前記ウインドスクリーン(61)側に補機(242,243)が配置された鞍乗り型車両の補機取付構造において、
    前記メータバイザ(204)の前記ウインドスクリーン(61)側に開口(244a,256a)が形成され、この開口(244a,256a)を覆うように蓋体(251,258h)が前記メータバイザ(204)に着脱可能に取付けられ、前記補機(242,243)が前記蓋体(251,258h)の下方で前記開口(244a,256a)内に配置されていることを特徴とする鞍乗り型車両の補機取付構造。
  2. 前記補機(243)は、その状態を乗員に示す表示部(243a)を有するとともに、前記表示部(243a)の上方を前記蓋体(251,258h)で覆うことを特徴とする請求項1に記載の鞍乗り型車両の補機取付構造。
  3. 前記開口(244a)内に前記メータバイザ(204)と一体に内壁部(246)が形成され、この内壁部(246)に前記補機(242,243)が固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗り型車両の補機取付構造。
  4. 前記蓋体(251)の左右両端に側壁(251c,251d)が形成されるとともに、これらの側壁(251c,251d)に設けられた複数の係止部(251k,251m)と前記内壁部(246)に設けられた被係止部(246s)とを有し、これらの係止部(251k,251m)と被係止部(246s)とが選択的に係合されることにより、前記蓋体(251)の取付状態が選択的に変更されることを特徴とする請求項3に記載の鞍乗り型車両の補機取付構造。
  5. 前記開口(244a)内には複数の前記補機(242,243)が配置されるとともに、これらの補機(242,243)はそれぞれケーブル(253,254)を介して電力供給及び信号伝達が行われる電装品であり、これらの電装品に前記ケーブル(253,254)を介してコネクタ(261,262)が接続され、これらのコネクタ(261,262)を前記メータバイザ(204)の内外に通過させるコネクタ通過空間(246j,246m)が前記内壁部(246)を構成する底壁(246e)及び側壁(246a)にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項3又は4に記載の鞍乗り型車両の補機取付構造。
  6. 前記蓋体(251)は、前記開口(244a)に対して後部が開放されるように開状態で設けられ、前記蓋体(251)の前部に蓋体(251)の回動中心となる軸支点部(251e)が設けられることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両の補機取付構造。
  7. 前記補機(243)は、その長手方向が車体前後方向に配置され、前記補機(243)の後部に前記表示部(243a)が設けられていることを特徴とする請求項2に記載の鞍乗り型車両の補機取付構造。
JP2012124359A 2012-05-31 2012-05-31 鞍乗り型車両の補機取付構造 Expired - Fee Related JP5912877B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012124359A JP5912877B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 鞍乗り型車両の補機取付構造
US13/904,762 US9061600B2 (en) 2012-05-31 2013-05-29 Auxiliary machine mounting structure of saddle-ride type vehicle
CN201310206436.1A CN103448846B (zh) 2012-05-31 2013-05-29 鞍乘型车辆的辅机安装结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012124359A JP5912877B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 鞍乗り型車両の補機取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013248949A true JP2013248949A (ja) 2013-12-12
JP5912877B2 JP5912877B2 (ja) 2016-04-27

Family

ID=49669315

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012124359A Expired - Fee Related JP5912877B2 (ja) 2012-05-31 2012-05-31 鞍乗り型車両の補機取付構造

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9061600B2 (ja)
JP (1) JP5912877B2 (ja)
CN (1) CN103448846B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016121924A1 (ja) * 2015-01-30 2017-11-09 株式会社クラレ メタクリル系樹脂組成物およびそれを用いた積層体

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015045115A1 (ja) * 2013-09-27 2015-04-02 本田技研工業株式会社 自動二輪車
JP5922172B2 (ja) * 2014-03-19 2016-05-24 本田技研工業株式会社 自動二輪車の前部構造
WO2016035797A1 (ja) * 2014-09-04 2016-03-10 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両
JP6129884B2 (ja) * 2015-01-23 2017-05-17 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両のサイドカバー構造
US10315719B2 (en) * 2015-12-31 2019-06-11 Indian Motorcycle International, LLC Two-wheeled vehicle
WO2022107153A1 (en) * 2020-11-18 2022-05-27 Tvs Motor Company Limited Multi-faceted dashboard assembly of a vehicle

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61235281A (ja) * 1985-04-11 1986-10-20 ヤマハ発動機株式会社 車両用トランク装置
JP2008080868A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のアンテナ取付構造
JP2009044477A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Nippon Antenna Co Ltd アンテナ装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10278865A (ja) * 1997-04-11 1998-10-20 Honda Motor Co Ltd 鞍乗型車両用の車載通信装置
JP2002269611A (ja) * 2001-03-13 2002-09-20 Nissan Motor Co Ltd 自動料金収受システムに用いる車載装置
DE102006025382B3 (de) * 2006-05-31 2007-12-20 Siemens Ag Verschlussblendenvorrichtung
JP4908991B2 (ja) * 2006-09-26 2012-04-04 本田技研工業株式会社 自動二輪車用通信装置の取付構造
JP4928209B2 (ja) * 2006-09-26 2012-05-09 本田技研工業株式会社 車両用通信装置の取付構造
WO2009118997A1 (ja) * 2008-03-28 2009-10-01 ヤマハ発動機株式会社 鞍乗型車両

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61235281A (ja) * 1985-04-11 1986-10-20 ヤマハ発動機株式会社 車両用トランク装置
JP2008080868A (ja) * 2006-09-26 2008-04-10 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車のアンテナ取付構造
JP2009044477A (ja) * 2007-08-09 2009-02-26 Nippon Antenna Co Ltd アンテナ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2016121924A1 (ja) * 2015-01-30 2017-11-09 株式会社クラレ メタクリル系樹脂組成物およびそれを用いた積層体

Also Published As

Publication number Publication date
JP5912877B2 (ja) 2016-04-27
US9061600B2 (en) 2015-06-23
US20130320691A1 (en) 2013-12-05
CN103448846B (zh) 2016-01-20
CN103448846A (zh) 2013-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5912877B2 (ja) 鞍乗り型車両の補機取付構造
JP5289883B2 (ja) 鞍乗型車両
US9902456B2 (en) Storage part structure of saddle-ride-type vehicle
KR101911165B1 (ko) 안장형 차량의 에어 클리너 구조
JP2014061867A (ja) 鞍乗り型車両の後部構造
JP2015033900A (ja) 鞍乗型車両におけるフロントカウルステーの取付構造
JP5851530B2 (ja) 鞍乗り型車両の施錠構造
JP5951655B2 (ja) 鞍乗り型車両の収納構造
JP4684793B2 (ja) 車両のフロントカバー構造
JP6389966B2 (ja) 自動二輪車用のヘッドライト取り付け構造
CN110015363B (zh) 鞍乘车辆的前罩结构
JP6770993B2 (ja) 鞍乗り型車両の端子ユニット配置構造
JP2014043191A (ja) 鞍乗り型車両の配索構造
JP7178299B2 (ja) ラゲッジライト構造
JP5591785B2 (ja) 鞍乗り型車両の灯火器組立体
CN104554525B (zh) 跨坐型车辆
JP7042331B2 (ja) 鞍乗り型車両のusb端子ユニット配置構造
JP6937336B2 (ja) 鞍乗型車両
JP4689399B2 (ja) レッグシールドの収納室構造
JP6759268B2 (ja) 鞍乗り型車両のメーター周辺構造
JP2018052439A (ja) 鞍乗り型車両の導風構造
JP6484207B2 (ja) 鞍乗型車両の通信装置収納構造
JP4624206B2 (ja) ライセンスプレート支持構造
JP2020066408A (ja) 鞍乗型車両
JP2021066255A (ja) 鞍乗型車両

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20141127

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150827

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150901

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20151028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5912877

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees