JP2013246870A - 接点装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】磁気吸引力を利用して接点の閉成時における接圧を大きくすることのできる接点装置を提供する。
【解決手段】それぞれ固定接点10を有する1対の固定端子1と、各固定接点10と接離する可動接触子2と、可動接触子2を付勢する接圧ばね33と、天板30と底板31との間で可動接触子2及び接圧ばね33を挟持して保持する保持部材3と、保持部材3を一端に固定する可動軸20と、可動鉄心7及び固定鉄心8の間に磁気吸引力を発生させることにより可動軸20を駆動する電磁石ブロックB1とを備え、可動接触子2と底板31との間にピン9を設け、ピン9の先端部と、ピン9の先端部が対向する部位との間の距離の最大値が、両鉄心7,8間の距離の最大値よりも小さくなる寸法でピン9を形成する。
【選択図】図1
【解決手段】それぞれ固定接点10を有する1対の固定端子1と、各固定接点10と接離する可動接触子2と、可動接触子2を付勢する接圧ばね33と、天板30と底板31との間で可動接触子2及び接圧ばね33を挟持して保持する保持部材3と、保持部材3を一端に固定する可動軸20と、可動鉄心7及び固定鉄心8の間に磁気吸引力を発生させることにより可動軸20を駆動する電磁石ブロックB1とを備え、可動接触子2と底板31との間にピン9を設け、ピン9の先端部と、ピン9の先端部が対向する部位との間の距離の最大値が、両鉄心7,8間の距離の最大値よりも小さくなる寸法でピン9を形成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、接点装置に関する。
従来から、パワー負荷用電磁継電器として、電磁石ブロックの励磁、消磁に基づいて軸心方向に往復移動する駆動軸の一端部に支持された可動接触子の両端部を、並設した一対の固定接点にそれぞれ接離する電磁継電器が知られている。このような電磁継電器は、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1に記載の電磁継電器は、駆動軸に挿通された断面略V字形状の板バネと、可動接触子と板バネとの間に位置するように駆動軸に挿通され、可動接触子を固定接点側に付勢するコイルバネとを備える。そして、可動接触子が固定接点に当接してコイルバネを圧縮した場合に、板バネの両端部で可動接触子の下面を固定接点側に押圧する構成となっている。
ところで、上記従来例のような電磁継電器(接点装置)では、固定鉄心及び可動鉄心の間に働く磁気吸引力を利用して駆動軸及び可動接触子を移動させている。そして、可動接触子が各固定接点と接触する際に、コイルバネや板バネ等のばねの付勢力を用いることで可動接触子が固定接点を押圧する力、すなわち接圧を大きくしている。
しかしながら、上記従来例のような接点装置では、接点が閉成する際には可動鉄心が固定鉄心と当接し、可動鉄心の移動が規制されるため、磁気吸引力が接圧に寄与しないという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて為されたもので、磁気吸引力を利用して接点の閉成時における接圧を大きくすることのできる接点装置を提供することを目的とする。
本発明の接点装置は、それぞれ固定接点を有する1対の固定端子と、前記各固定接点と接離する可動接触子と、前記可動接触子が前記各固定接点に当接する向きに前記可動接触子を付勢する接圧ばねと、前記各固定接点と前記可動接触子との接離方向に沿って所定の間隔を空けて設けられる天板及び底板を有し、前記天板と前記底板との間で前記可動接触子及び前記接圧ばねを挟持して保持する保持部材と、前記保持部材を一端に固定する可動軸と、前記可動軸の他端に固定する可動鉄心、及び前記可動鉄心と対向配置する固定鉄心の両鉄心の間に磁気吸引力を発生させることにより前記可動軸を駆動する電磁石ブロックとを備え、前記可動接触子と前記底板との間にピンを設け、前記ピンの先端部と、前記ピンの先端部が対向する部位との間の距離の最大値が、前記可動鉄心と前記固定鉄心との間の距離の最大値よりも小さくなる寸法で前記ピンを形成することを特徴とする。
この接点装置において、前記ピンを複数設けることが好ましい。
この接点装置において、前記可動接触子における前記各固定接点と当接する部位の中心を結んだ線を挟んだ両側で、前記ピンの先端部がそれぞれ当接するように前記ピンを設けることが好ましい。
この接点装置において、前記ピンを前記保持部材と一体に形成することが好ましい。
この接点装置において、前記ピンを前記可動接触子と一体に形成することが好ましい。
本発明は、接点が閉成する際に、可動鉄心が固定鉄心に当接する前にピンの先端部と、ピンの先端部が対向する部材とが当接する。このため、接点の閉成時に可動鉄心の移動が固定鉄心により規制されない。したがって、本発明では、接圧ばねの付勢力のみならず、磁気吸引力を利用して接点の閉成時における接圧を大きくすることができる。
(実施形態1)
以下、本発明に係る接点装置の実施形態1について図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、図1(a)における上下左右を上下左右方向、紙面手前側を前方向、紙面奥側を後方向と定めるものとする。また、以下に示す図1,3は、本実施形態の要部の概略を図示したものであって、一部の構成を省略している。更に、図2は本実施形態の基本的な構成を示す図であって、後述するピン9の図示を省略している。本実施形態は、図1(a),図2に示すように、接点ブロックA1と、電磁石ブロックB1とを一体に組み合わせて、中空箱形のハウジング(図示せず)に収納して成る。
以下、本発明に係る接点装置の実施形態1について図面を用いて説明する。なお、以下の説明では、図1(a)における上下左右を上下左右方向、紙面手前側を前方向、紙面奥側を後方向と定めるものとする。また、以下に示す図1,3は、本実施形態の要部の概略を図示したものであって、一部の構成を省略している。更に、図2は本実施形態の基本的な構成を示す図であって、後述するピン9の図示を省略している。本実施形態は、図1(a),図2に示すように、接点ブロックA1と、電磁石ブロックB1とを一体に組み合わせて、中空箱形のハウジング(図示せず)に収納して成る。
接点ブロックA1は、1対の固定端子1と、可動接触子2と、保持部材3と、封止容器4とを備える。各固定端子1は、銅等の導電性材料により円柱状に形成されている。本実施形態では、各固定端子1の下端部が、それぞれ可動接触子2と接離する固定接点10となる。なお、各固定接点10は、各固定端子1の下端部に接点材料を固着することで設けてもよい。各固定端子1は、後述するケース40の1対の貫通穴40Aにそれぞれ挿通する。また、各固定端子1の上端部には、ケース40の外部に露出する鍔部11をそれぞれ形成している。各鍔部11は、ケース40の上面から突出した状態でケース40にろう付けにより接合する。
可動接触子2は、矩形平板状に形成されており、各固定接点10と上下方向に沿って所定の間隔を空けて対向する位置に配置される。また、可動接触子2の中央部には、挿通孔2Aを貫設している。この挿通孔2Aには、上下方向に沿って長尺な棒状の可動軸20の上端部を挿通している。また、可動軸20の下端部には、後述する可動鉄心7のねじ孔70に螺合するねじ部20Aを形成している。
可動軸20の上端部には、後述する接圧ばね33を保持する保持部材3を固定している。保持部材3は、それぞれ矩形板状に形成された天板30と、底板31と、1対の側板32とから成る。天板30は、可動軸20の上端部に固定する。底板31は、可動軸20の中程において天板30と上下方向に沿って所定の間隔を空けて固定する。また、底板31の中央部には、可動軸20を挿通するための挿通孔31Aを貫設している。一方の側板32は、可動接触子2の前方において天板30の前端部と底板31の前端部とを連結する。また、他方の側板32は、可動接触子2の後方において天板30の後端部と底板31の後端部とを連結する。
接圧ばね33は、コイルばねから成り、その下端は保持部3の底板31の上面中央部に当接する。また、接圧ばね33の上端は、その内径部に、可動接触子2の下面に形成される位置決め凸部(図示せず)が嵌合することで、可動接触子2に対して位置決めされる。すなわち、保持部材3の天板30と底板31とによって、可動接触子2及び接圧ばね33が当該接圧ばね33の伸縮方向に沿って挟持され、接圧ばね33は圧縮した状態となる。
封止容器4は、ケース40と、フランジ41とで構成される。ケース40は、セラミック等の耐熱性材料から下面が開口した中空箱形に形成され、その上面には、1対の貫通穴40Aを貫設している。そして、ケース40の開口周縁に、フランジ41の上端縁をろう付けにより接合している。更に、フランジ41の下端縁を後述する第1継鉄板60の上面に接合することで、各固定接点10及び可動接触子2を封止する封止容器4が完成する。封止容器4の内部には、水素を主体とする混合ガスを封入している。このため、接点の開閉に伴って生じるアークを冷却することができる。
また、ケース40の開口部には、各固定接点10と可動接触子2との間(以下、単に「接点間」と呼ぶ)で発生するアークを、ケース40とフランジ41との接合部から絶縁するための絶縁部材42を設けている。絶縁部材42は、セラミックや合成樹脂等の絶縁性材料から成り、上面を開口した中空箱形に形成されている。絶縁部材42の周壁の上端部は、ケース40の内壁に当接する。これにより、各固定接点10及び可動接触子2と、ケース40とフランジ41との接合部との間の絶縁を図っている。また、絶縁部材42の中央部には、可動軸20を挿通するための挿通孔42Aを貫設している。
電磁石ブロックB1は、励磁巻線53を巻回するコイルボビン5と、継鉄6と、可動鉄心7と、固定鉄心8とを備える。コイルボビン5は、樹脂材料から成り、励磁巻線53が巻き回される円筒部50と、円筒部50の上下両端にそれぞれ形成した第1鍔部51及び第2鍔部52とで構成される。また、円筒部50の下端側の内径は、上端側の内径よりも径寸法が大きくなっている。
励磁巻線53は、第1鍔部51に設けた1対の端子部(図示せず)に端部をそれぞれ接続している。各端子部は、リード線(図示せず)を介して1対のコイル端子(図示せず)にそれぞれ接続している。したがって、外部電源から各コイル端子を介して励磁巻線53に電流を流すようになっている。
継鉄6は、コイルボビン5の上端側に配置する第1継鉄板60と、コイルボビン5の下端側に配置する第2継鉄板61と、第2継鉄板61の左右両端から第1継鉄板60側へ延設される1対の第3継鉄板62とから構成される。第1継鉄板60は、矩形板状に形成されている。第1継鉄板60の上面中央部には、下向きに窪んだ凹部60Aを形成している。この凹部60Aの中央部には、挿通孔60Bを貫設している。
挿通孔60Bには、上端に鍔部54Aを形成した有底円筒状の円筒部材54を挿通している。鍔部54Aは、凹部60Aの底面に接合する。円筒部材54内の下端部には、磁性材料から円柱状に形成した可動鉄心7を収納している。また、円筒部材54内の上端部には、磁性材料から円筒状に形成した固定鉄心8を、可動鉄心7と対向する形で収納している。可動鉄心7には、軸方向に沿ってねじ孔70を形成している。このねじ孔70に可動軸20のねじ部20Aを螺合することで、可動軸20の下端部を可動鉄心7に固定している。
また、第1継鉄板60の上面には、周縁部が凹部60Aの外周縁に固定される円板状のキャップ64を設けている。キャップ64は、その中央部に上向きに窪んだ凹部64Aを形成している。この凹部64Aの内側に固定鉄心8の鍔部80を収納することにより、固定鉄心8の抜け止めを図っている。
コイルボビン5の下端部の内周面と、円筒部材54の外周面との間に形成される隙間には、磁性材料から成る円筒状のブッシュ63を嵌合している。このブッシュ63は、各継鉄板60〜62と、可動鉄心7と、固定鉄心8と共に磁気回路を形成している。
固定鉄心8の内筒部81には、復帰ばね82を設けている。復帰ばね82は、コイルばねから成り、その下端が可動鉄心7の上面に当接し、上端がキャップ64の下面に当接する。ここで、復帰ばね82は、可動鉄心7とキャップ64との間に圧縮した状態で収納されている。したがって、復帰ばね82は、可動鉄心7を下向きに弾性付勢する。
以下、本実施形態における接点の開閉動作について図2を用いて説明する。本実施形態では、復帰ばね82が接圧ばね33よりも高いばね定数を有している。このため、復帰ばね82の付勢力によって可動鉄心7が下向きに摺動し、それに伴って可動軸20も下向きに移動する。可動接触子2は、保持部3の天板30により下向きに押圧されて下向きに移動する。このため、初期状態では可動接触子2は各固定接点10と離間している。
そして、励磁巻線53に通電すると、可動鉄心7が固定鉄心8に吸引されて上向きに摺動する。このとき、可動鉄心7に連結された可動軸20も連動して上向きに移動する。これにより、保持部3の天板30が上向きに移動するので、天板30が可動接触子2から離れ、可動接触子2の上方への移動の規制が解除される。そして、可動接触子2は、接圧ばね33の付勢力により上向きに移動し、可動接触子2が各固定接点10に当接して接点間が導通する。
また、励磁巻線53への通電をオフにすると、固定鉄心8の吸引力が失われ、復帰ばね82の付勢力によって可動鉄心7が下向きに移動する。このとき、可動鉄心7に連結された可動軸20も連動して下向きに移動する。これにより、保持部3の天板30が可動接触子2を下向きに押圧するので、可動接触子2と各固定接点10とが離間し、接点間が遮断される。
ところで、従来の接点装置では、図1(b)に示すように、接点が閉成する際には、可動鉄心7が固定鉄心8と当接する。すると、可動鉄心7が固定鉄心8に当接した後は、両鉄心7,8間に働く磁気吸引力により可動鉄心7が上方に移動しようとしても、固定鉄心8と当接しているためにその移動が妨げられる。このため、磁気吸引力が接圧に寄与しないので、従来の接点装置では、図1(b)に示すように、接圧(同図の矢印S1)の大部分は接圧ばね33の付勢力(同図の矢印S2)に依存する。
そこで、本実施形態では、図1(a)に示すように、接圧ばね33の内側に、下端部が底板31に固定された上下方向に長尺なピン9を設けている。ピン9は、その内部に可動軸20を挿通する円筒状に形成している。ピン9は、保持部材31の底板31に固定されていることから、可動軸20が移動する際には、可動軸20の上下方向の移動に連動する。そして、本実施形態では、ピン9の上端部と可動接触子2との間の距離の最大値が、両鉄心7,8間の距離の最大値よりも小さくなる寸法でピン9を形成している。すなわち、励磁巻線53への通電をオフにした状態で、ピン9の上端部と可動接触子2との間の距離が、両鉄心間7,8間の距離よりも短くなっている。
したがって、本実施形態では、可動鉄心7が上向きに移動する際に、可動鉄心7が固定鉄心8に当接する前にピン9の上端部が可動接触子2に当接するため、両鉄心7,8間に磁気ギャップが存在する。そして、可動鉄心7の上方への移動が固定鉄心8により規制されないため、両鉄心7,8間に働く磁気吸引力が接圧に寄与する。すなわち、本実施形態では、図1(a)に示すように、接圧ばね33の付勢力(同図の矢印S2)のみならず、両鉄心7,8間に働く磁気吸引力(同図の矢印S3)も利用して接圧(同図の矢印S1)を大きくすることができる。
上述のように、本実施形態では、接点が閉成する際に、可動鉄心7が固定鉄心8に当接する前にピン9の先端部と、ピン9の先端部が対向する部材とが当接する。このため、接点の閉成時に可動鉄心7の移動が固定鉄心8により規制されないので、接圧ばね33の付勢力のみならず、磁気吸引力を利用して接点の閉成時における接圧を大きくすることができる。
また、従来の接点装置と同等の接圧で足りる場合には、磁気ギャップによる吸引力を小さくすれば接圧を必要な大きさまで小さくすることができる。この場合、両鉄心7,8のサイズを小さくするができるので、結果として接点装置全体の小型化を図ることができる。
なお、本実施形態では、ピン9の内筒部に可動軸20を挿通しているが、ピン9を可動軸2とは別の位置に配置してもよい。この場合でも、上記と同様の効果を奏することができる。また、ピン9は支柱のようなもので構成してもよい。
また、本実施形態では、上述のように磁気吸引力を利用して接圧を大きくしている。このため、ばね定数が非常に大きい(すなわち、撓み量が小さい)ばねを接圧ばね33として適用可能であることは言うまでもない、
ところで、本実施形態ではピン9を一本のみ設けているが、図3(a),(b)に示すように、複数(図示では2つ)のピン9を設けてもよい。このように複数のピン9を設けた場合には、各ピン9の先端部が可動接触子2に当接するため、可動接触子2の揺れを防止することができる。
ところで、本実施形態ではピン9を一本のみ設けているが、図3(a),(b)に示すように、複数(図示では2つ)のピン9を設けてもよい。このように複数のピン9を設けた場合には、各ピン9の先端部が可動接触子2に当接するため、可動接触子2の揺れを防止することができる。
特に、図3(b)に示すように、可動接触子2における各固定接点10と当接する部位の中心を結んだ線を挟んだ両側で、各ピン9がそれぞれ当接するように各ピン9を設けることが望ましい。このように各ピン9を設けた場合には、可動接触子2の前後方向の揺れを防止することができ、接点バウンスや、接点バウンスに伴う音の低減を図ることができる。
(実施形態2)
以下、本発明に係る接点装置の実施形態2について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。また、図4は、本実施形態の要部の概略を図示したものであって、一部の構成を省略している。本実施形態は、図4(a)に示すように、複数(図示では2つ)のピン34を保持部材3の底板31と一体に形成している。各ピン34の寸法は、実施形態1のピン9と同じ寸法である。すなわち、各ピン34の上端部と可動接触子2との間の距離の最大値が、両鉄心7,8間の距離の最大値よりも小さくなる寸法で各ピン34を形成している。
以下、本発明に係る接点装置の実施形態2について図面を用いて説明する。但し、本実施形態の基本的な構成は実施形態1と共通であるので、共通する部位には同一の番号を付して説明を省略する。また、図4は、本実施形態の要部の概略を図示したものであって、一部の構成を省略している。本実施形態は、図4(a)に示すように、複数(図示では2つ)のピン34を保持部材3の底板31と一体に形成している。各ピン34の寸法は、実施形態1のピン9と同じ寸法である。すなわち、各ピン34の上端部と可動接触子2との間の距離の最大値が、両鉄心7,8間の距離の最大値よりも小さくなる寸法で各ピン34を形成している。
上述のように、本実施形態では、各ピン34を保持部材3と一体に形成している。このため、本実施形態では、実施形態1と同様の効果を奏することができるのみならず、ピン34をピン9のように別部品で用意する必要がないので、部品点数を減らしてコストを低減することができる。また、各ピン34が保持部材3と一体に形成されているので、接点装置を容易に組み立てることができる。
なお、図4(b)に示すように、ピン21を可動接触子21と一体に形成してもよい。ピン21の寸法は実施形態1のピン9と同じ寸法である。すなわち、ピン21の下端部と保持部材3の底板31との間の距離の最大値が、両鉄心7,8間の距離の最大値よりも小さくなる寸法でピン21を形成している。この構成でも、上記と同様の効果を奏することができる。
1 固定端子
10 固定接点
2 可動接触子
20 可動軸
3 保持部材
30 天板
31 底板
33 接圧ばね
7 可動鉄心
8 固定鉄心
9 ピン
B1 電磁石ブロック
10 固定接点
2 可動接触子
20 可動軸
3 保持部材
30 天板
31 底板
33 接圧ばね
7 可動鉄心
8 固定鉄心
9 ピン
B1 電磁石ブロック
Claims (5)
- それぞれ固定接点を有する1対の固定端子と、前記各固定接点と接離する可動接触子と、前記可動接触子が前記各固定接点に当接する向きに前記可動接触子を付勢する接圧ばねと、前記各固定接点と前記可動接触子との接離方向に沿って所定の間隔を空けて設けられる天板及び底板を有し、前記天板と前記底板との間で前記可動接触子及び前記接圧ばねを挟持して保持する保持部材と、前記保持部材を一端に固定する可動軸と、前記可動軸の他端に固定する可動鉄心、及び前記可動鉄心と対向配置する固定鉄心の両鉄心の間に磁気吸引力を発生させることにより前記可動軸を駆動する電磁石ブロックとを備え、前記可動接触子と前記底板との間にピンを設け、前記ピンの先端部と、前記ピンの先端部が対向する部位との間の距離の最大値が、前記可動鉄心と前記固定鉄心との間の距離の最大値よりも小さくなる寸法で前記ピンを形成することを特徴とする接点装置。
- 前記ピンを複数設けることを特徴とする請求項1記載の接点装置。
- 前記可動接触子における前記各固定接点と当接する部位の中心を結んだ線を挟んだ両側で、前記ピンの先端部がそれぞれ当接するように前記ピンを設けることを特徴とする請求項2記載の接点装置。
- 前記ピンを前記保持部材と一体に形成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の接点装置。
- 前記ピンを前記可動接触子と一体に形成することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の接点装置。
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- 2012-05-23 JP JP2012117232A patent/JP2013246870A/ja active Pending
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2013
- 2013-05-13 WO PCT/JP2013/003024 patent/WO2013175727A1/ja active Application Filing
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105551894A (zh) * | 2016-02-18 | 2016-05-04 | 常州市吉士电器有限公司 | 高功率直流接触器用动触点结构 |
CN105551894B (zh) * | 2016-02-18 | 2018-03-30 | 常州市吉士电器有限公司 | 高功率直流接触器用动触点结构 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
WO2013175727A1 (ja) | 2013-11-28 |
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