JP2013244003A - 魚釣用リール - Google Patents

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Abstract

【課題】ハンドル組立体の構成部品の組み込み性に影響を与えることなく、組み立て完了時の構成部品間のガタつきを確実に抑制できる魚釣用リールを提供する。
【解決手段】本発明の魚釣用リールの一実施形態において、ハンドル組立体30の筒状部材35およびハンドルアーム6にはそれぞれ、ハンドル軸31と連結シャフト36との螺合に伴う軸方向締め付け力Fによって互いに面接触する界面部位にテーパ状のカム面6a,35eが形成され、軸方向締め付け力Fによって互いに接触するカム面6a,35eに沿ってハンドルアーム6と筒状部材35とが相対的に変位することによりハンドルアーム6とハンドル軸31とが互いに押し当てられて固定される。
【選択図】図4

Description

本発明は、リール本体に設けた巻き取り駆動機構に連結されるハンドルの回転操作により釣糸をスプールに巻回する魚釣用リールに関し、特に、ハンドル組立体の構造に特徴を有する魚釣用リールに関する。
通常、魚釣用リールは、ハンドルを回転操作することで、動力伝達機構を介して釣糸をスプールに巻回するよう構成されている。例えば、スピニングリールは、ハンドル組立体と、ハンドル組立体を有し且つ釣竿に装着されるリール本体と、リール本体に前後動可能に装着される釣糸巻回用のスプールと、リール本体に回転自在に装着され且つ釣糸をスプールに巻き付けるためのロータとを備える。
前記ハンドル組立体は、ドライブギアを有してリール本体内に回転自在に装着される駆動軸筒に組み付けられており、一般に、その構成部品として、前記駆動軸筒の一端側に軸方向に沿って同軸的に一体回転可能に並設されるハンドル軸と、その基端部が前記ハンドル軸の一端部に軸支ピンを介して揺動可能に装着固定され且つその先端部にハンドル把手(ノブ)が取り付けられるハンドルアームと、前記駆動軸筒と前記ハンドルアームとの間に介在され且つ前記駆動軸筒のハンドル軸側端部と前記ハンドル軸のハンドルアーム側端部を除く領域とにわたってこれらを囲繞するように配設される筒状部材と、前記駆動軸筒の他端側からその中空部内に挿通され且つ前記ハンドル軸の他端部に形成された穴部に螺合挿入される連結シャフトとを有する。
ところで、このようなハンドル組立体にあっては、それを構成する前述した各構成部品の組み込みのためのクリアランス等に起因して、各構成部品間でガタつき(例えば、ハンドルアームとハンドル軸との間のガタつきや、筒状部材とハンドル軸との間のガタつきなど)が生じ易い。一般に、そのようなガタつきは、連結シャフトをハンドル軸の他端部に螺合させる締め付けに伴う構成部品同士の面圧接触によってある程度は抑制できるが、ハンドルの回転方向に強い負荷がかかると、ガタつきが発生する。そのため、例えば、特許文献1に開示されるハンドル組立体は、その構成部品同士を凹凸係合または回り止め係合させることにより、構成部品間のガタつきを最小限に抑えようとしている。
特開2008−193949号
確かに、特許文献1に開示されるように構成部品同士を凹凸係合または回り止め係合させれば、構成部品間のガタつきを少なくすることができるが、各構成部品の組み込みのためにクリアランス等を確保する必要上、ガタつきを完全に無くすことは難しい。
本発明は、上記した問題に着目してなされたものであり、ハンドル組立体の構成部品の組み込み性に影響を与えることなく、組み立て完了時の構成部品間のガタつきを確実に抑制できる魚釣用リールを提供することを目的とする。
上記した目的を達成するために、本発明は、リール本体に回転可能に支持されたハンドルアームの回転操作で動力伝達機構を介してスプールに釣糸を巻回可能とする魚釣用リールにおいて、前記動力伝達機構に連結されるドライブギアを有して前記リール本体内に回転自在に装着される駆動軸に組み付けられるハンドル組立体を備え、前記ハンドル組立体は、前記駆動軸の一端側に同軸的に一体回転可能に配設されるハンドル軸と、前記ハンドル軸の一端部に揺動可能に装着される前記ハンドルアームと、前記駆動軸と前記ハンドルアームとの間に介在され且つ前記ハンドル軸の少なくとも一部を囲繞するように配設される筒状部材と、前記駆動軸の他端側から前記ハンドル軸の他端部に螺合挿入される連結シャフトとを有し、前記筒状部材および前記ハンドルアームにはそれぞれ、前記ハンドル軸と前記連結シャフトとの螺合に伴う軸方向締め付け力によって互いに面接触する界面部位にテーパ状の支持面が形成され、前記軸方向締め付け力によって互いに接触する前記支持面に沿って前記ハンドルアームと前記筒状部材とが相対的に変位することにより前記ハンドルアームと前記ハンドル軸とが互いに押し当てられて固定されることを特徴とする。
上記構成によれば、前記筒状部材および前記ハンドルアームのそれぞれが、前記ハンドル軸と前記連結シャフトとの螺合に伴う軸方向締め付け力によって互いに面接触する界面部位にテーパ状の支持面を有し、前記軸方向締め付け力によって互いに接触する前記支持面に沿って前記ハンドルアームと前記筒状部材とが相対的に変位することにより前記ハンドルアームと前記ハンドル軸とが互いに押し当てられて固定されるようになっているため、ハンドル組立体の既存の構成部品を用いて(別個の部品を設けることなく)、ハンドル組立体の構成部品を組み付けるだけで、ハンドルアームとハンドル軸との間のガタつきが自動的に且つ確実に除去される。つまり、ハンドル組立体の構成部品の組み付け時にはその組み付けに必要な最小限のクリアランスを確保しつつ、組み付け完了時にはそのクリアランスを除去してガタつきを防止できる。すなわち、ハンドル組立体の構成部品の組み込み性に影響を与えることなく、組み立て完了時の構成部品間のガタつきを確実に抑制できる。
なお、上記構成では、前記軸方向締め付け力によって互いに接触する前記支持面に沿って前記ハンドルアームと前記筒状部材とが相対的に変位することにより更に前記筒状部材と前記ハンドル軸とが互いに押し当てられて固定されることが好ましい。これにより、ハンドル組立体全体(複数個所)のガタつきが1回の組み付け操作で効率的に解消され有益である。また、前記ハンドルアームと前記筒状部材との相対的な変位により前記ハンドル軸が前記ハンドルアームまたは前記筒状部材に押し当てられて固定された状態では、前記ハンドルアームの外表面と前記筒状部材の外表面とが面一になることが好ましい。これより、見栄えの良いハンドル組立体を実現できる。
本発明によれば、ハンドル組立体の構成部品の組み込み性に影響を与えることなく、組み立て完了時の構成部品間のガタつきを確実に抑制できる魚釣用リールを提供できる。
本発明の第1の実施形態に係る魚釣用リールとしてのスピニングリールの側面図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2の状態からハンドルを90°回転した状態の図1のA−A線に沿う断面図である。 図3の要部拡大断面図である。 図4のB−B線に沿う断面図である。 図4のC−C線に沿う断面図である。 図4のD−D線に沿う断面図である。 図4の状態からハンドル軸と連結シャフトとの螺合を緩めた状態の対応する要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る魚釣用リールとしてのスピニングリールの図2に対応する断面図である。 図9のE−E線に沿う断面図である。 図9のF−F線に沿う断面図である。 図9のG−G線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る魚釣用リールの実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る魚釣用リールとしてのスピニングリールの全体的な構成を示している。なお、以下においては、適宜、図1に示す左方側を装置の前方側と呼び、図1に示す右方側を装置の後方側と呼ぶものとする。
図1に示されるように、本実施形態に係るスピニングリールのリール本体1には、釣竿に装着されるリール脚2が一体形成されており、その前方には回転可能に支持されたロータ3と、ロータ3の回転運動と同期して前後動可能に支持されたスプール4が配設されている。
ロータ3は、スプール4の周囲を回転する一対の腕部3aを備えており、各腕部3aの夫々の前端部には、ベール3bの基端部を取り付けたベール支持部材3cが釣糸巻取り位置と釣糸放出位置との間で回動自在に支持されている。なお、ベール3bの一方の基端部は、ベール支持部材3cに一体的に設けられた釣糸案内部3dに取り付けられている。
リール本体1内には駆動軸としての筒状の駆動軸筒5が軸受60(図2参照)を介して回転自在に装着されており、この駆動軸筒5にはハンドルアーム6を有する後述するハンドル組立体30(図2参照)が組み付けられている。また、駆動軸筒5には、巻取り駆動機構(動力伝達機構)が係合しており、この巻取り駆動機構は、駆動軸筒5に一体回転可能に装着された(本実施形態では、駆動軸筒5に一体形成された)ドライブギア7と、このドライブギア7に噛合すると共に駆動軸筒5と直交する方向に延出し、内部に軸方向に延在する空洞部が形成されたピニオン8とを備えている 。
ピニオン8は、一対の前後に配置した軸受9を介してリール本体1内に回転可能に支持されている。また、ピニオン8は、スプール4側に向けて延出しており、その先端部にロータ3が取り付けられている。ピニオン8には、その中間部分に一方向クラッチ10が取り付けられており、リール本体1の外部に設けられたレバー11を回動操作することで一方向クラッチ10を作動させ、ハンドルアーム6(ロータ3)の釣糸繰出し方向の逆回転を防止する公知の逆転防止装置を構成するようになっている。
ピニオン8の内部に形成された空洞部には、駆動軸通軸5と直交する方向に延出し且つ先端側にスプール4を装着したスプール軸(メインシャフト)12が軸方向に移動可能に挿通されている。また、ピニオン8には、スプール4(スプール軸12)を前後往復動させるためのスプール往復動装置13が係合している。
スプール往復動装置13は、リール本体1内に回転可能に支持され且つスプール軸12と平行に延出するウォームシャフト14と、スプール軸12の基端部に抜け止め固定された摺動子15と、ウォームシャフト14の端部に係脱可能に取り付けられ且つピニオン8と噛合するギヤ16とを備えている。
摺動子15は、スプール軸12に対して、ビス等によって回り止め固定される本体15aを備えており、この本体15aにはウォームシャフト14の外周面に形成された螺旋溝14aと係合する係合ピン15bが保持されている。ウォームシャフト14が回転駆動されると、摺動子15は、係合ピン15bを介して前後方向に往復駆動される。
このような構成を有するスピニングリールにおいて、ハンドルアーム6により巻き取り操作を行なうと、ロータ3が巻取り駆動機構を介して回転駆動される共に、スプール4がスプール往復動装置13を介して前後往復動されるので、釣糸は、釣糸案内部3dを介してスプール4の巻回胴部4aに均等に巻回される。
図2〜図4に明確に示されるように、駆動軸筒5に組み付けられるハンドル組立体30は、その構成部品として、駆動軸筒5の一端側に軸方向に沿って同軸的に一体回転可能に並設されるハンドル軸31と、その基端部がハンドル軸31の一端部に軸支ピン32を介して揺動可能に装着固定され且つその先端部にハンドル把手(ノブ)33が取り付けられるハンドルアーム6と、駆動軸筒5とハンドルアーム6との間に介在され且つ駆動軸筒5のハンドル軸側端部とハンドル軸31のハンドルアーム側端部を除く領域とにわたってこれらを囲繞するように配設される筒状部材35と、駆動軸筒5の他端側からその中空部内に挿通され且つハンドル軸31の他端部に形成された穴部31a(図4参照)に螺合挿入されて締め付けられる断面円形の連結シャフト36とを有する。
連結シャフト36の端部には、リール本体1から露出する回転ツマミ40が設けられており、この回転ツマミ40を回転操作することで、連結シャフト36の先端36a(図4参照)の外周面に形成された雄螺子部39は、ハンドル軸31の穴部31a(図4参照)の内周面に形成された雌螺子部42(図4参照)に螺合する。連結シャフト36と駆動軸筒5とは、軸方向に移動可能で相対回転可能な関係となっている。
筒状部材35の内周面の略中間部分には仕切壁35Aが形成されており、この仕切壁35Aの中央には開口35aが形成され、この開口35aには前記断面円形の連結シャフト36の先端36aが挿通される。また、この仕切壁35Aによって駆動軸筒5とハンドル軸31とが仕切られる。なお、仕切壁35Aとハンドル軸31との間には、連結シャフト36を締め付けてもギャプG(図4参照)が生じる関係となっている。
筒状部材35は、仕切壁35Aよりもドライブギア7側の内周面35b(図4参照)と仕切壁35Aよりもハンドルアーム6側の内周面35c(図4参照)とがいずれも断面多角形状となっており、これらの部分にそれぞれ駆動軸筒5の断面多角形状に形成された端部5b(図4参照)と断面多角形状のハンドル軸31とが回り止め嵌入される。
なお、駆動軸筒5の開口端面である先端部には複数の凸部(例えば略180°間隔で2か所)5d(図7参照)が形成されており、これらの凸部5dは、仕切壁35Aの底面に形成された凹部35d(図7参照;例えば6か所)と係合する。
また、本実施形態において、筒状部材35およびハンドルアーム6にはそれぞれ、ハンドル軸31と連結シャフト36との螺合に伴う軸方向締め付け力(ハンドル軸31を駆動軸筒5側へ向けて引き寄せる図4に矢印Fで示される力)によって互いに面接触する界面部位、すなわち、筒状部材35のハンドルアーム側端面35eおよびハンドルアーム6の駆動軸筒側端面6aに、テーパ状の支持面としてのカム面が形成されている(図8も参照)。これらのカム面6a,35eは、ハンドル回転方向に傾斜しており、そのカム作用により、ハンドル組立体30の構成部品に生じるガタ付きをなくすことができるようになっている。
具体的には、ハンドル軸31と連結シャフト36とを螺合させていくと、ハンドル軸31に揺動可能に連結されたハンドルアーム6の駆動軸筒側端面6aすなわちカム面6aの一部が筒状部材35のハンドルアーム側端面35eすなわちカム面35eに突き当たり、その突き当て部分を支点にハンドルアーム6が軸支ピン32を中心に揺動して筒状部材35側に引き寄せられ、それにより、カム面6a,35e同士が全面的に接触する。そして、更に連結シャフト36をハンドル軸31にねじ込んでいくと、その軸方向締め付け力Fによって互いに接触するカム面6a,35eに沿ってハンドルアーム6と筒状部材35とが相対的に変位し始める。これは、ハンドル軸31とハンドルアーム6および筒状部材35との間にこれらの組み込みに必要なクリアランスが存在するためであり、このクリアランス分だけハンドルアーム6と筒状部材35とが相対的に変位する。すなわち、図4に矢印X,Yで示されるように、ハンドルアーム6および筒状部材35は、カム面6a,35eに沿って互いに反対方向に変位する。これにより、一方では、ハンドルアーム6がハンドル軸31に当接部60(図4および図5参照)で側方から当て付く(押し当たる)ともに、他方では、筒状部材35がハンドル軸31に当接部70(図4および図6参照)で側方から当て付く(押し当たる)。また、このような当接部60,70での押し当て状態は軸方向締め付け力Fによって保持される。つまり、この状態では、ハンドルアーム6および筒状部材35とハンドル軸31とが互いに押し当てられて固定され、これらの部品間のガタつきが防止される。また、カム面6a,35eがハンドル回転方向に傾斜しているため、ハンドル回転時の回転方向のガタつきも防止できる。なお、このガタつき防止状態では、当接部60,70の反対側に隙間59,69が生じることは言うまでもない。
また、本実施形態では、このようにハンドルアーム6および筒状部材35とハンドル軸31とが当接部60,70で互いに押し当てられて固定された状態でハンドルアーム6の外表面と筒状部材35の外表面とが面一になるように部品間の嵌め合い寸法が設定されている。これは、例えば、ハンドルアーム6および筒状部材35がカム面6a,35eに沿って互いに反対方向に変位する変位量を見込んで例えばハンドルアーム6の溝加工を中心軸からずらしておく(ハンドル軸31が挿入されるハンドルアーム6の挿入穴の中心軸をハンドルアーム6の中心軸からずらす)ことにより実現できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、筒状部材35およびハンドルアーム6のそれぞれが、ハンドル軸31と連結シャフト36との螺合に伴う軸方向締め付け力Fによって互いに面接触する界面部位にテーパ状のカム面6a,35eを有し、軸方向締め付け力Fによって互いに接触するカム面6a,35eに沿ってハンドルアーム6と筒状部材35とが相対的に変位することによりハンドルアーム6および筒状部材35とハンドル軸31とが互いに押し当てられて固定されるようになっているため、ハンドル組立体30の既存の構成部品を用いて(別個の部品を設けることなく)、ハンドル組立体30の構成部品を組み付けるだけで、ハンドルアーム6および筒状部材35とハンドル軸31との間のガタつきが自動的に且つ確実に除去される。つまり、ハンドル組立体30の構成部品の組み付け時にはその組み付けに必要な最小限のクリアランスを確保しつつ、組み付け完了時にはそのクリアランスを除去してガタつきを防止できる。
図9〜図12は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態では、第1の実施形態とは異なり、ハンドル軸31が筒状部材35を介さずに直接に駆動軸筒5に回転力を伝えることができるようになっている。具体的には、本実施形態のハンドル軸31からは断面が多角形状の筒状の連結部31eが延びており、この連結部31eが、駆動軸筒5の断面が多角形状の中空部に入り込んで、第1の実施形態よりも短い連結シャフト36と螺合される。つまり、ハンドル軸31が駆動軸筒5に回り止め嵌合されている(無論、このようになっている必要はなく、駆動軸筒5の中空部の断面形状およびハンドル軸31の連結部31eの断面形状が円形であっても構わない)。なお、軸方向締め付け力Fによって互いに接触するカム面6a,35eに沿ってハンドルアーム6と筒状部材35とが相対的に変位することによりハンドルアーム6および筒状部材35とハンドル軸31とが当接部60,70(図10、図11参照)で互いに押し当てられて固定される点は第1の実施形態と同様である。したがって、本実施形態においても第1の実施形態と同様の作用効果が得られる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できる。例えば、カム面の傾斜方向は図4に示される方向に限定されない。つまり、カム面の傾斜方向は、図4に示されるように軸支ピン32へ向かう方向(ハンドル回転方向)であってもよく、あるいは、それとは逆に軸支ピン32と交差する方向(ハンドル折り畳み方向)であってもよく、あるいは、その他の方向であっても構わない。また、前述した実施形態では、駆動軸として筒状の駆動軸筒が採用されているが、ハンドル組立体30が組み付けられる駆動軸は筒状を成している必要はない。例えば、駆動軸の全体が筒状を成すことなく駆動軸がハンドルアーム6側と凹凸結合によって動力伝達を行なうようになっていてもよい。また、前述した実施形態では、ハンドルアーム6が軸支ピン32を介してハンドル軸31に揺動可能に結合されているが、軸支ピン32を介する必要はない。要は、ハンドルアーム6がハンドル軸31に対して揺動できれば、どのような結合形態であっても構わない。また、前述した実施形態では、軸方向締め付け力によってハンドルアーム6と筒状部材35とを相対的に変位させるテーパ状の支持面としてカム作用を成すカム面が採用されているが、そのような(軸方向締め付け力を支持する)支持面はカム面である必要はない。要は、軸方向締め付け力によってハンドルアーム6と筒状部材35とを相対的に変位させることができればどのような支持面であってもよい。また、そのような支持面は、筒状部材35およびハンドルアーム6の接触界面部位の全体にわたって形成されている必要はなく、支持面が前記界面部位の一部にのみ形成されていてもよい。
1 リール本体
4 スプール
5 駆動軸筒(駆動軸)
6 ハンドルアーム
6a カム面(支持面)
7 ドライブギア
30 ハンドル組立体
31 ハンドル軸
35 筒状部材
35e カム面(支持面)

Claims (3)

  1. リール本体に回転可能に支持されたハンドルアームの回転操作で動力伝達機構を介してスプールに釣糸を巻回可能とする魚釣用リールにおいて、
    前記動力伝達機構に連結されるドライブギアを有して前記リール本体内に回転自在に装着される駆動軸に組み付けられるハンドル組立体を備え、
    前記ハンドル組立体は、前記駆動軸の一端側に同軸的に一体回転可能に配設されるハンドル軸と、前記ハンドル軸の一端部に揺動可能に装着される前記ハンドルアームと、前記駆動軸と前記ハンドルアームとの間に介在され且つ前記ハンドル軸の少なくとも一部を囲繞するように配設される筒状部材と、前記駆動軸の他端側から前記ハンドル軸の他端部に螺合挿入される連結シャフトとを有し、
    前記筒状部材および前記ハンドルアームにはそれぞれ、前記ハンドル軸と前記連結シャフトとの螺合に伴う軸方向締め付け力によって互いに面接触する界面部位にテーパ状の支持面が形成され、前記軸方向締め付け力によって互いに接触する前記支持面に沿って前記ハンドルアームと前記筒状部材とが相対的に変位することにより前記ハンドルアームと前記ハンドル軸とが互いに押し当てられて固定されることを特徴とする魚釣用リール。
  2. 前記軸方向締め付け力によって互いに接触する前記支持面に沿って前記ハンドルアームと前記筒状部材とが相対的に変位することにより前記筒状部材と前記ハンドル軸とが互いに押し当てられて固定されることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リール。
  3. 前記ハンドルアームと前記筒状部材との相対的な変位により前記ハンドル軸が前記ハンドルアームまたは前記筒状部材に押し当てられて固定された状態で前記ハンドルアームの外表面と前記筒状部材の外表面とが面一になることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の魚釣用リール。
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