JP2013240763A - 排気浄化触媒及び排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】LNTと貴金属/酸性担体を同一の支持体に担持させた場合において、特にリーン雰囲気におけるHC浄化率を向上できる排気浄化触媒及び排気浄化装置を提供すること。
【解決手段】内燃機関の排気を浄化する排気浄化触媒であって、同一の支持体上に担持された第1触媒及び第2触媒を備え、前記第1触媒は、固体酸性を有する担体と、当該担体上に担持された貴金属と、を有し、前記第2触媒は、CeOを含み且つ実質的にアルカリ土類金属及びアルカリ金属を含まないNOx吸着剤と、貴金属と、を有することを特徴とする排気浄化触媒である。
【選択図】図10

Description

本発明は、排気浄化触媒及び排気浄化装置に関する。
従来、例えば予混合圧縮着火燃焼(以下、「HCCI」という。)を行う内燃機関(以下、「エンジン」という。)等のように、高負荷側ではストイキ燃焼を行い、低負荷側ではリーン燃焼を行うエンジンが知られている。このようなエンジンでは、ストイキ雰囲気及びリーン雰囲気の双方において、排気を浄化する必要がある。ストイキ雰囲気では、三元触媒を用いることで排気を浄化できるものの、リーン雰囲気では、かかる三元触媒を用いても排気を十分に浄化できない。この場合、特に、排気中に含まれる窒素酸化物(以下、「NOx」という。)及び炭化水素(以下、「HC」という。)を十分に浄化できない。
そこで、リーン雰囲気でもNOxを効率良く浄化できる触媒として、アルカリ金属やアルカリ土類金属で構成されるNOx吸着剤を含むリーンNOx浄化触媒(以下、「LNT」という。)が知られている(例えば、特許文献1参照)。このNOx浄化触媒によれば、リーン雰囲気のときに排気中のNOxをNOx吸着剤で吸着し、吸着したNOxをストイキ又はリッチ雰囲気のときに放出することで、NOxを浄化できるとされている。
また、リーン雰囲気でHCを効率良く浄化できる触媒として、固体酸性を有する担体上にPt等の貴金属が担持された排気浄化触媒(以下、「貴金属/酸性担体」という。)が知られている(例えば、特許文献2参照)。この貴金属/酸性担体によれば、酸性担体の高い酸性度により、リーン雰囲気でもHCを効率良く浄化できるとされている。
従って、上記のLNTが担持された支持体と、上記の貴金属/酸性担体が担持された支持体を排気通路内に直列に配置することにより、リーン雰囲気でもNOx及びHCを効率良く浄化できる。ただし、排気レイアウト上の制約や、支持体として一般的なハニカム支持体を2つ用いることによるコストの増加の観点から、LNTと貴金属/酸性担体を同一の支持体に担持することが望まれる。
特許第2600492号公報 特表2010−506712号公報
しかしながら、単に従来のLNTと貴金属/酸性担体を同一の支持体に担持させても、それらの組み合わせによる効果が十分に発揮されず、特にリーン雰囲気におけるHC浄化率の向上が認められないという課題があった。これは、近年のHCエミッションの規制強化に鑑みれば、解決すべき重要課題である。
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、その目的は、LNTと貴金属/酸性担体を同一の支持体に担持させた場合において、特にリーン雰囲気におけるHC浄化率を向上できる排気浄化触媒及び排気浄化装置を提供することにある。
上記目的を達成するため本発明は、内燃機関の排気を浄化する排気浄化触媒であって、同一の支持体上に担持された第1触媒及び第2触媒を備え、前記第1触媒は、固体酸性を有する担体と、当該担体上に担持された貴金属と、を有し、前記第2触媒は、CeOを含み且つ実質的にアルカリ土類金属及びアルカリ金属を含まないNOx吸着剤と、貴金属と、を有することを特徴とする排気浄化触媒を提供する。
従来、貴金属/酸性担体を単独で用いた場合に、リーン雰囲気で高いHC浄化率が得られる理由は、次の通りである。
即ち、貴金属/酸性担体では、酸性担体の高い酸性度に基づく電子吸引作用によって、貴金属表面の電子密度が低下する。すると、リーン雰囲気中に多量に存在する酸素と貴金属との結合力が低下し、貴金属表面への酸素の吸着が抑制される。酸素の吸着が抑制されることで、貴金属表面にHCが直接吸着できるようになるため、高いHC浄化率が得られるようになる。
これに対して、従来、単にLNTと貴金属/酸性担体を同一の支持体に担持させてもそれらの組み合わせによる効果が十分に発揮されず、特にリーン雰囲気におけるHC浄化率の向上が認められない原因は、次の通りである。
即ち、従来では、LNT中のNOx吸着剤を構成するアルカリ金属やアルカリ土類金属が塩基性であることから、これらによる電子供与作用によって酸性担体の電子吸引作用が阻害され、貴金属表面の電子密度が高くなる。すると、貴金属と酸素との結合力が高くなり、貴金属表面への酸素の吸着が促進される。加えて、例えばリーン運転中のエンジンから排出される排気中には、ストイキ運転時と比べてHCとしてパラフィンが多く含まれており、パラフィンは構造的にオレフィンやアロマに比して反応性が低いため、特にパラフィンの浄化率が大きく低下する。これにより、HCの浄化率が低下する。
そこで、本発明では、貴金属/酸性担体としての、固体酸性を有する担体に貴金属が担持された第1触媒と、LNTとしての、CeOを含み且つ実質的にアルカリ土類金属及びアルカリ金属を含まないNOx吸着剤及び貴金属を有する第2触媒と、を含んで排気浄化触媒を構成する。即ち、第1触媒と第2触媒とを混合あるいは積層するとともに、LNTとしての第2触媒を構成するNOx吸着剤中に、アルカリ土類金属及びアルカリ金属を含有させず、これらの代わりにCeOを含有させる。
これにより、CeOはアルカリ金属やアルカリ土類金属に比して塩基性が低いことから、酸性担体の電子吸引作用に大きな影響を及ぼすことがなく、貴金属表面の電子密度を低下させることができる。ひいては、貴金属と酸素との結合力を低下させ、貴金属表面への酸素の吸着を抑制できるため、特にパラフィンの浄化率を向上でき、高いHC浄化率が得られる。
また、CeOは、NOx吸着能に加えて酸素吸蔵能(OSC)も有しており、所定温度以上で活性酸素を放出する。この活性酸素は非常に反応性に富んでいることから、本発明によれば、リーン雰囲気でもパラフィンの酸化浄化を促進でき、HC浄化率を向上できる。
この場合、前記第1触媒により形成された第1触媒層と、当該第1触媒層に隣接し且つ前記第2触媒により形成された第2触媒層と、を備えることが好ましい。
この発明では、第1触媒を用いて第1触媒層を形成するとともに、この第1触媒層に隣接して、第2触媒を用いて第2触媒層を形成する。これにより、特に、第1触媒層と第2触媒層との界面において、上述の作用効果が奏される。
この場合、前記第1触媒層は、前記第2触媒層上に形成されていることが好ましい。
この発明では、第1触媒層を、第2触媒層上に形成する。即ち、第1触媒層を上層とし、第2触媒層を下層として形成する。これにより、貴金属/酸性担体を含む第1触媒層を下層とした場合に比して、上層ではガス拡散性が良好であるため、特にパラフィンを効率良く浄化でき、HC浄化率を向上できる。また、貴金属/酸性担体を含む第1触媒層を上層とすることにより、排気中のNOがNOに酸化されてLNTに吸着されやすくなる結果、NOx浄化率が向上する。
この場合、前記固体酸性を有する担体は、ZrSiO、SiO−Al及びZrSiOYWからなる群より選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
この発明では、固体酸性を有する担体として、ZrSiO、SiO−Al及びZrSiOYWからなる群より選ばれる少なくとも1種を、第1触媒中に含有させる。これらの酸性担体は、電気陰性度(構成元素の電気陰性度の平均値)及び比表面積がいずれも高く、貴金属表面の電子密度をより低下させて貴金属と酸素との結合力をより低下させることができる。従って、本発明によれば、貴金属表面への酸素の吸着をより抑制でき、より高いHC浄化率が得られる。
この場合、前記第1触媒及び前記第2触媒は、前記貴金属としてPtを有することが好ましい。
この発明によれば、第1触媒及び第2触媒にそれぞれ含まれる貴金属として、Ptを用いる。これにより、上記発明の効果がより確実に奏される。
また、空燃比をリーン及びストイキに制御して運転される内燃機関の排気浄化装置であって、上記の排気浄化触媒を備えることを特徴とする排気浄化装置を提供する。
この発明によれば、上記排気浄化触媒の発明と同様の効果が奏される。
本発明によれば、LNTと貴金属/酸性担体を同一の支持体に担持させた場合において、リーン雰囲気におけるHC浄化率を向上できる排気浄化触媒及び排気浄化装置を提供できる。
排気中のHC組成を示す図であり、(A)はストイキ運転中のエンジンから排出される排気中のHC組成を示し、(B)はリーン(HCCI)運転中のエンジンから排出される排気中のHC組成を示す図である。 三元触媒によるHC浄化率を示す図である。 貴金属表面に吸着した酸素に対するHCの吸着挙動を示す図であり、(A)はオレフィン及びアロマの吸着挙動を示し、(B)はパラフィンの吸着挙動を示す図である。 貴金属表面における酸素及びパラフィンの吸着挙動を示す図であり、(A)は貴金属がAl担体に担持された従来の排気浄化触媒の場合であり、(B)は貴金属が酸性担体に担持された本発明の一実施形態に係る排気浄化触媒の場合である。 酸性担体の電気陰性度×比表面積とHC浄化率との関係を示す図である。 酸性担体の電気陰性度と比表面積との関係を示す図である。 ZrSiO、ZrSiOW及びZrSiOYWのX線回折スペクトル図である。 Al担体とZrSiOYW担体の性能評価結果を示す図であり、(A)は各担体に担持された貴金属表面の酸素吸着量を示す図であり、(B)は温度に応じたパラフィン吸着率を示す図である。 Pt−Rh/ZrSiYW、Pt/Al+AlBa及びこれらの組み合わせのHC平均浄化率η300℃−400℃(%)を示す図である。 Pt−Rh/ZrSiYW、Pt/Al+CeO及びこれらの組み合わせのHC平均浄化率η300℃−400℃(%)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る排気浄化触媒において、Pt/酸性担体とLNTの積層順序を変更したときのHC平均浄化率η300℃−400℃(%)を示す図である。 本発明の一実施形態に係る排気浄化触媒において、Pt/酸性担体とLNTの積層順序を変更したときのNOx吸着率η300℃(%)を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳しく説明する。
本発明の一実施形態に係る排気浄化触媒は、空燃比をリーン及びストイキに制御して運転される内燃機関の排気浄化装置に好ましく用いられる。本実施形態に係る排気浄化触媒は、同一の支持体上に担持された第1触媒及び第2触媒を備える。
支持体としては、例えばコージェライト製のハニカム支持体が好ましく用いられる。本実施形態では、異なる支持体に担持された第1触媒と第2触媒を例えば直列に排気通路内に配置するものではなく、これら第1触媒及び第2触媒を同一の支持体に担持するものである。
なお、第1触媒及び第2触媒は、混合した状態で同一の支持体に担持してもよく、第1触媒を含む第1触媒層と、第2触媒を含む第2触媒層とを隣接して積層した状態で担持してもよい。本実施形態では、これら第1触媒層と第2触媒層とを隣接して積層した状態で、同一の支持体に担持するのが好ましい。
また、第1触媒層は、第2触媒層上に形成されていることが好ましい。その理由については、後段で詳述する。
第1触媒は、固体酸性を有する担体と、当該担体上に担持された貴金属と、を有する。
固体酸性を有する担体、即ち酸性担体としては、ZrSiO、SiO−Al及びZrSiOYWからなる群より選ばれる少なくとも1種が好ましく用いられる。これらが好ましい理由については、後段で詳述する。
貴金属としては、Pt、Pd、Rh等の各種貴金属を単独で用いてもよく、これらを併用してもよい。中でも、Ptが好ましく用いられる。
第2触媒は、CeOを含み且つ実質的にアルカリ土類金属及びアルカリ金属を含まないNOx吸着剤と、貴金属と、を有する。
「実質的にアルカリ土類金属及びアルカリ金属を含まない」とは、積極的にこれらアルカリ土類金属及びアルカリ金属を配合しないことを意味し、不可避的に含まれてしまう場合まで排除する趣旨ではない。
貴金属は、例えばアルミナ等の担体又は上記NOx吸着剤に担持される。貴金属としては、第1触媒と同様に、Pt、Pd、Rh等の各種貴金属を単独で用いてもよく、これらを併用してもよい。中でも、Ptが好ましく用いられる。
本実施形態に係る排気浄化触媒は、従来公知の方法により調製される、例えば、各触媒の構成材料を含むスラリーを調製し、そこにハニカム支持体を浸漬させた後、乾燥して焼成することで得られる。
第1触媒層を第2触媒層上に形成する場合には、先ず、第2触媒の構成材料を含むスラリー中にハニカム支持体を浸漬させた後、乾燥して焼成することで、第2触媒層を形成する。次いで、第1触媒の構成材料を含むスラリー中に、第2触媒層が形成されたハニカム支持体を浸漬させた後、乾燥して焼成することで、第2触媒層上に第1触媒層が形成された本実施形態に係る排気浄化触媒が得られる。
上記構成を備える本実施形態に係る排気浄化触媒の作用効果について、以下に詳しく説明する。
図1は、排気中のHC組成を示す図であり、(A)はストイキ運転中のエンジンから排出される排気中のHC組成を示し、(B)はリーン(HCCI)運転中のエンジンから排出される排気中のHC組成を示す図である。図1において、横軸はHCの炭素数を示しており、縦軸は排気中のHC濃度(ppmC)を示している。
図1(A)に示すように、ストイキ運転中のエンジンから排出される排気中には、炭素数の短いものが多く含まれ、中でもオレフィンが最も多い。これに対して、図1(B)に示すように、リーン運転中のエンジンから排出される排気中には、ストイキ運転時と比べて炭素数の長いものが多く含まれるとともに、ストイキ運転時と比べてパラフィンが多く含まれている。
図2は、三元触媒によるHC浄化率を示す図である。具体的には、ストイキ運転時にエンジンから排出される排気と、HCCIリーン運転時にエンジンから排出される排気とについて、従来一般的な三元触媒を用いて350℃で浄化したときのHC浄化率η350(%)を示す図である。
図2に示すように、オレフィン及びアロマの浄化率については、ストイキ雰囲気とリーン雰囲気とで差はなく、ほぼ同等である。これに対して、パラフィンの浄化率については、リーン雰囲気では、ストイキ雰囲気に比べて浄化率が大きく低下している。このことから、リーン雰囲気におけるHC浄化率の低下の原因は、パラフィンの浄化率の低下にあることが分かる。
図3は、貴金属(Pt)表面に吸着した酸素に対するHCの吸着挙動を示す図であり、(A)はオレフィン及びアロマの吸着挙動を示し、(B)はパラフィンの吸着挙動を示す図である。図3では、酸素リッチなリーン雰囲気において、貴金属(Pt)表面に酸素が多量に吸着した状態を示している。
図3(A)に示すように、オレフィン及びアロマは、結合が弱く不安定で反応性の高いπ結合を有しているため、貴金属(Pt)表面に活性の低い酸素が吸着していた場合であっても、その二重結合が開裂して反応し、吸着する。これにより、オレフィン及びアロマは、リーン雰囲気でも浄化率が低下することがない。
これに対して、図3(B)に示すように、パラフィンは、結合が強く安定で反応性の低いσ結合しか有していないため、貴金属(Pt)表面に活性の低い酸素が吸着していた場合には、吸着酸素がパラフィンの貴金属への吸着を阻害し、リーン雰囲気では浄化率が大きく低下する。
図4は、貴金属(Pt、Pd)表面における酸素及びパラフィンの吸着挙動を示す図であり、(A)は貴金属がAl担体に担持された従来の排気浄化触媒の場合であり、(B)は貴金属が酸性担体に担持された本発明の一実施形態に係る排気浄化触媒の場合である。
図4(A)に示すように、貴金属(Pt、Pd)がAl担体に担持された従来の排気浄化触媒では、Al担体は両性担体であることから、貴金属表面の電子密度に変化はなく、リーン雰囲気において貴金属表面に酸素が多量に吸着する。そのため、吸着酸素によりパラフィンの貴金属への吸着が阻害され、パラフィンの浄化率が低下する。
これに対して、図4(B)に示すように、貴金属(Pt、Pd)が酸性担体に担持された本実施形態に係る排気浄化触媒では、酸性担体の高い酸性度に基づく電子吸引作用によって、貴金属表面の電子密度が低下する。すると、リーン雰囲気中に多量に存在する酸素と貴金属との結合力が低下し、貴金属表面への酸素の吸着が抑制される。これにより、反応性が低いパラフィンも反応、吸着するため、パラフィンの浄化率が向上する。
図5は、酸性担体の電気陰性度×比表面積とHC浄化率との関係を示す図である。具体的には、図5では、酸性担体に貴金属(Pt)が担持された触媒について、酸性担体の電気陰性度×比表面積の値を変化させたときの300℃におけるHC浄化率と400℃におけるHC浄化率との平均浄化率η300℃−400℃(%)を示している。
図5に示すように、酸性担体の電気陰性度×比表面積の値とHC浄化率との間には相関があり、酸性担体の電気陰性度×比表面積の値が大きくなるに従い、HC浄化率が高くなる傾向にある。この結果から、酸性担体の選定に際しては、その電気陰性度と比表面積の積が、重要な指標となることが分かる。
なお、酸性担体の電気陰性度とHC浄化率との間には相関があまり無く、酸性担体の比表面積とHC浄化率との間にも相関があまり無いことが確認されている。
図6は、酸性担体の電気陰性度と比表面積との関係を示す図である。図6では、各酸性担体の電気陰性度として、その構成元素の平均電気陰性度を示している。
図6に示すように、ZrOは電気陰性度及び比表面積いずれも小さいのに対して、Alは電気陰性度が低いものの比表面積が大きく、SiOは比表面積が小さいものの電気陰性度が大きい。これらの関係を利用すれば、ZrOとSiOとを複合化させたZrSiOや、AlとSiOとを組み合わせたSiO−Alは、電気陰性度及び比表面積ともに大きな値が得られることが分かる。このことから、電気陰性度×比表面積の値が大きい酸性担体として、ZrSiOやSiO−Alが好ましく用いられる。
中でも、図6に示すように、ZrSiOに対してさらにYとWを加えて複合化したZrSiOYWは、電気陰性度×比表面積の値がより大きい酸性担体として、より好ましく用いられる。
図7は、ZrSiO、ZrSiOW及びZrSiOYWのX線回折スペクトル図である。横軸は2θ角度(°)を示し、縦軸はX線強度を示している。
図7に示すように、ZrSiOに対して電気陰性度の大きいWを加えて複合化したZrSiOWでは、そのX線回折スペクトル上において、ZrSiO由来のピークに加えてZrO由来のピークが確認される。これは、結晶構造の一部が崩壊していることを意味している。
そこで、ZrSiOWに対してさらにYを加えて複合化させたZrSiOYWでは、ZrO由来のピーク等が消滅していることが確認される一方で、他の新たなピークは確認されない。これは、結晶構造が安定化し、ZrSiOYWが良好に生成していることを意味している。
従って、図6及び図7の結果から、電気陰性度×比表面積の値が大きいことに加えて、構造が安定化しているZrSiOYWが、酸性担体として特に好ましいと言える。
図8は、Al担体とZrSiOYW担体の性能評価結果を示す図であり、(A)は各担体に担持された貴金属表面の酸素吸着量を示す図であり、(B)は温度に応じたパラフィン吸着率を示す図である。
図8(A)の酸素吸着量(μmol/g)は、貴金属(Pt)が担持された各担体に対して、リーン雰囲気の排気を所定時間流通させて酸素を吸着させた後、昇温したときの酸素脱離量を示している。具体的には、酸素脱離量は次のようにして測定される。先ず、貴金属(Pt)が担持された各担体を、He雰囲気にて500℃まで昇温する。次いで、酸素濃度7%の雰囲気下で500℃×15分間ホールドし、酸素を吸着させる。次いで、室温まで冷却した後、He雰囲気下で室温〜800℃まで昇温することで、吸着していた酸素を脱離させ、このときの酸素脱離量を測定する。
また、図8(B)のパラフィン吸着率(%)は、各温度にて、パラフィンを多く含むリーン雰囲気の排気を所定時間流通させたときのパラフィン吸着率を示している。具体的には、パラフィン吸着率は次のようにして測定される。先ず、貴金属(Pt)が担持された各担体を、各測定温度にて酸素濃度7%の雰囲気下で15分間ホールドする。次いで、He雰囲気に置換した後、1000ppmCのn−ペンタンをパルスにて注入する。このとき、触媒(各担体)通過後のn−ペンタン濃度を測定し、吸着量を求める。パルスを6回注入し、その合計を吸着量として、パラフィン吸着率を算出する。
図8(A)に示すように、ZrSiOYW担体に担持された貴金属表面の酸素吸着量は、Al担体に担持された貴金属表面の酸素吸着量のおよそ20%であり、ZrSiOYW担体によれば、酸素吸着量が劇的に減少することが分かる。
また、図8(B)に示すように、ZrSiOYW担体のパラフィン吸着率は、Al担体のパラフィン吸着率よりも大きく、その傾向は温度が高くなるほど顕著であることが分かる。
これらの結果から、酸性担体としてZrSiOYW担体を用いることにより、リーン雰囲気において従来よりも高いHC浄化率が得られることが分かる。
図9は、Pt−Rh/ZrSiYW、Pt/Al+AlBa及びこれらの組み合わせのHC平均浄化率η300℃−400℃(%)を示す図である。また、図10は、Pt−Rh/ZrSiYW、Pt/Al+CeO及びこれらの組み合わせのHC平均浄化率η300℃−400℃(%)を示す図である。図9及び図10において、計算上の組合せ浄化率とは、上層側の触媒により浄化されなかったHCを、下層側の触媒の浄化率で浄化できるとしたときのトータルの浄化率を示している。
図9に示すように、NOx吸着剤としてアルカリ土類金属のBaを用いた従来のLNTでは、貴金属/酸性担体と積層して組み合わせても、実際には計算上の浄化率よりも低い浄化率しか得られないことが分かる。この理由は次の通りである。
即ち、LNT中のNOx吸着剤を構成するアルカリ金属やアルカリ土類金属が塩基性であることから、これらによる電子供与作用によって酸性担体の電子吸引作用が阻害され、貴金属表面の電子密度が高くなる。すると、貴金属と酸素との結合力が高くなり、貴金属表面への酸素の吸着が促進される。加えて、例えばリーン運転中のエンジンから排出される排気中には、ストイキ運転時と比べてHCとしてパラフィンが多く含まれており、パラフィンは構造的にオレフィンやアロマに比して反応性が低いため、特にパラフィンの浄化率が大きく低下する。これにより、HCの浄化率が低下する。
一方、図10に示すように、NOx吸着剤としてCeOを用いたLNTを、貴金属/酸性担体と積層して組み合わせた本実施形態に係る排気浄化触媒によれば、ほぼ計算通りの浄化率が得られることが分かる。この理由は次の通りである。
即ち、CeOはアルカリ金属やアルカリ土類金属に比して塩基性が低いことから、酸性担体の電子吸引作用に大きな影響を及ぼすことがなく、貴金属表面の電子密度を低下させることができる。ひいては、貴金属と酸素との結合力を低下させ、貴金属表面への酸素の吸着を抑制できるため、特にパラフィンの浄化率を向上でき、高いHC浄化率が得られる。
また、CeOは、NOx吸着能に加えて酸素吸蔵能(OSC)も有しており、所定温度以上で活性酸素を放出する。この活性酸素は非常に反応性に富んでいることから、本実施形態によれば、リーン雰囲気でもパラフィンの酸化浄化を促進でき、HC浄化率を向上できる。
図11は、本実施形態に係る排気浄化触媒において、Pt/酸性担体とLNTの積層順序を変更したときのHC平均浄化率η300℃−400℃(%)を示す図である。また、図12は、本実施形態に係る排気浄化触媒において、Pt/酸性担体とLNTの積層順序を変更したときのNOx吸着率η300℃(%)を示す図である。
図11に示すように、Pt/酸性担体を上層としLNTを下層とした場合の方が、高いHC浄化率が得られている。また、図12に示すように、NOx吸着率についても、Pt/酸性担体を上層としLNTを下層とした場合の方が、高いNOx吸着率が得られていることが分かる。この理由は次の通りである。
即ち、貴金属/酸性担体を含む第1触媒層を下層とした場合に比して、上層ではガス拡散性が良好であるため、特にパラフィンを効率良く浄化でき、HC浄化率を向上できる。また、貴金属/酸性担体を含む第1触媒層を上層とすることにより、排気中のNOがNOに酸化されてLNTに吸着されやすくなる結果、NOx吸着率が向上する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良は本発明に含まれる。
次に、本発明を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
<実施例1>
(1)γ−Al粉末100gを、ジニトロジアンミン白金5%溶液43.0g及びイオン交換水400gと混合した混合溶液を、ロータリーエバポレーターにて水分を除去した後、200℃×12時間乾燥させた。次いで、マッフル炉にて500℃×2時間の焼成を行うことで、2.1質量%Pt担持Al粉末Aを得た。
(2)上記(1)で得た2.1質量%Pt担持Al粉末A19gと、CeO粉末19gをAlゾル(Al20質量%)10g、アルミナボール60g及び水80gと混合した。次いで、ボールミルにて15時間、湿式粉砕することで、スラリーBを得た。
(3)上記(2)で得たスラリーBを、コージェライト製のハニカム支持体(径φ25.4mm×長さL30mm(容量15cc)、900セル/inch、3.5ミル)に浸漬し、余分なスラリーをエアー噴射にて除去した。所定量が担持されるまで、この操作を繰り返し、所定量に達したハニカム支持体を、マッフル炉にて500℃×2時間焼成することで、下層コート触媒Cを得た。下層コート量は200g/L、Pt担持量は2g/Lとした。
(4)次いで、複合酸化物ZrSiOYWの粉末42.3gを、ジニトロジアンミン白金5%溶液44.5g及びイオン交換水400gと混合した混合溶液を、ロータリーエバポレーターにて水分を除去した後、200℃×12時間乾燥させた。次いで、マッフル炉にて500℃×2時間の焼成を行うことで、5.3質量%Pt担持複合酸化物ZrSiOYWの粉末Dを得た。
(5)上記(4)で得た5.3質量%Pt担持複合酸化物ZrSiOYWの粉末D19gを、Alゾル(Al20質量%)5g、アルミナボール30g及び水80gと混合し、ボールミルにて15時間、湿式粉砕することで、スラリーEを得た。
(6)上記(5)で得たスラリーEを、下層コート触媒C中に浸漬し、余分なスラリーをエアー噴射にて除去した。所定量が担持されるまで、この操作を繰り返し、所定量に達したハニカム支持体を、マッフル炉にて500℃×2時間焼成することで、上層コートFが形成された実施例1の排気浄化触媒を得た。上層コート量は50g/L、Pt担持量は5g/Lとした。
<比較例1>
(1)実施例1のスラリーBに加えるCeOを、アルミナバリウム(80:20)混合粉末に置換した以外は、実施例1と同様の操作を行うことで、比較例1の排気浄化触媒を得た。
<HC評価>
実施例1及び比較例1で得られた各排気浄化触媒について、エージングを実施した。エージングは、750℃×20時間の酸素過剰雰囲気にて実施した。
また、各排気浄化触媒のHC浄化率について、評価を実施した。具体的には、300℃と400℃のHC浄化率を平均したHC平均浄化率η300℃−400℃(%)を求めた。なお、HC浄化率の評価条件は以下の通りとした。評価結果を表1に示した。
[評価条件]
モデルガス組成:CO=0.3%、C12=1200ppmC、NO=50ppm、O=7%、CO=8%、HO=7%、N=バランスガス
線速度SV:100,000/時
温度範囲:室温〜450℃
昇温速度:20℃/分
Figure 2013240763
<NOx評価>
実施例1及び比較例1で得られた各排気浄化触媒について、エージングを実施した。エージングは、750℃×20時間の酸素過剰雰囲気にて実施した。
また、各排気浄化触媒のNOx吸着率について、評価を実施した。具体的には、300℃における1分間のNOx平均吸着率η300℃(%)を求めた。なお、測定前にリッチ雰囲気のガスを流通させることにより、触媒に吸着しているNOxを全て脱離させた。また、NOx吸着率の評価条件は以下の通りとした。評価結果を表2に示した。
[評価条件]
モデルガス組成:CO=0.3%、C=1200ppmC、NO=70ppm、O=7%、CO=8%、HO=7%、N=バランスガス
線速度SV:100,000/時
温度範囲:300℃
Figure 2013240763
表1及び表2に示す通り、実施例1は比較例1に比して、HC平均浄化率η300℃−400℃(%)においておよそ6%及びNOx平均吸着率η300℃(%)においておよそ3%高いことが分かった。この結果から、本発明に係る排気浄化触媒によれば、従来に比して、リーン雰囲気におけるHC浄化率及びNOx吸着率(NOx浄化率)を向上できることが確認された。

Claims (6)

  1. 内燃機関の排気を浄化する排気浄化触媒であって、
    同一の支持体上に担持された第1触媒及び第2触媒を備え、
    前記第1触媒は、固体酸性を有する担体と、当該担体上に担持された貴金属と、を有し、
    前記第2触媒は、CeOを含み且つ実質的にアルカリ土類金属及びアルカリ金属を含まないNOx吸着剤と、貴金属と、を有することを特徴とする排気浄化触媒。
  2. 前記第1触媒により形成された第1触媒層と、当該第1触媒層に隣接し且つ前記第2触媒により形成された第2触媒層と、を備えることを特徴とする請求項1に記載の排気浄化触媒。
  3. 前記第1触媒層は、前記第2触媒層上に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の排気浄化触媒。
  4. 前記固体酸性を有する担体は、ZrSiO、SiO−Al及びZrSiOYWからなる群より選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする請求項1から3いずれかに記載の排気浄化触媒。
  5. 前記第1触媒及び前記第2触媒は、前記貴金属としてPtを有することを特徴とする請求項1から4いずれかに記載の排気浄化触媒。
  6. 空燃比をリーン及びストイキに制御して運転される内燃機関の排気浄化装置であって、
    請求項1から5いずれかに記載の排気浄化触媒を備えることを特徴とする排気浄化装置。
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