JP2013239789A - 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記憶した記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記憶した記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】輝度補正を行う際に生じ得る色あせを抑制する画像処理装置を提供する。
【解決手段】画像処理装置は、エッジ強調部10、係数取得部20、色差補正部30、およびYCbr−RGB変換部40を備える。エッジ強調部10は、処理前輝度信号Yにエッジ強調処理を施して得られた処理後輝度信号Y1をYCbr−RGB変換部40に与える。係数取得部20は、エッジ強調処理による輝度変化率を表す第1係数αを取得する。色差補正部30は、補正前第1色差信号Cbに第1係数αを乗じて得られる補正後第1色差信号Cb1と、補正前第2色差信号Crに第1係数αを乗じて得られる補正後第2色差信号Cr1とをYCbr−RGB変換部40に与える。YCbr−RGB変換部40は、輝度信号Y1および補正後第1,第2色差信号Cb1,Cr1を原色信号に変換する。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像処理装置に関し、例えばエッジ強調処理を行う画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記憶した記録媒体に関する。
従来より、入力画像のエッジを強調する画像処理であるエッジ強調処理が知られている。このようなエッジ強調処理に関する技術は、例えば特許文献1,2などに記載されている。
特許文献1,2などに記載の従来のエッジ強調処理では、輝度信号および色差信号で示される入力画像について、輝度信号に対してのみ補正が行われ、色差信号に対しては補正が行われない。このため、エッジ強調処理前後では、輝度のみが変化し色差は不変となる。これにより、エッジ強調処理前後で輝度と色差との比が変化する。その結果、エッジ強調処理により例えば輝度が大きくなった場合に、輝度に対して色差が相対的に小さくなることに起因して色あせを生じる。
本願発明に関連して、特許文献3には、輝度信号および色差信号に対してそれぞれブライトネス制御および色ゲイン制御を行う画像表示装置が開示されている。色ゲイン制御では、ブライトネス制御で得られた入力画像の平均輝度に応じた色ゲイン量で色差が補正される。この画像表示装置によれば、輝度および色差の双方を変化させることができる。
特開2008−92462号公報 特開2001−245158号公報 特開2006−285063号公報
しかし、特許文献3に記載の画像表示装置では、入力画像の平均輝度を用いて全画素に対して一律の色ゲイン量で色差が補正される。このため、入力画像の画素毎に異なる輝度変化が生じ得る輝度補正が行われる場合には、補正前後で輝度と色差との比が維持されるものではない。これにより、上述の色あせの抑制が困難となる。
そこで、本発明は、例えばエッジ強調処理などの輝度補正を行う際に生じ得る色あせを抑制する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記憶した記録媒体を提供することを目的とする。
本発明の第1の局面は、入力画像を補正する画像処理装置であって、
入力画像を補正する画像処理装置であって、
前記入力画像を示す輝度信号を補正する輝度補正部と、
補正前の輝度信号に対する補正後の輝度信号の比である第1係数を取得する係数取得部と、
前記第1係数に基づいて、前記入力画像の色を示す信号を補正する色補正部とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の局面は、本発明の第1の局面において、
前記色補正部は、前記第1係数に基づいて、前記入力画像を示す色差信号を補正することを特徴とする。
本発明の第3の局面は、本発明の第2の局面において、
前記色補正部は、前記色差信号に前記第1係数を乗じることを特徴とする。
本発明の第4の局面は、本発明の第2の局面において、
前記色補正部は、前記係数取得部が取得した前記第1係数を調整する係数調整部を含み、調整後の第1係数を前記色差信号に乗じることを特徴とする。
本発明の第5の局面は、本発明の第4の局面において、
前記係数調整部は、前記係数取得部が取得した前記第1係数が1よりも小さいときには、当該第1係数を1とすることを特徴とする。
本発明の第6の局面は、本発明の第1の局面において、
前記入力画像を示す補正前の輝度信号および色差信号を原色信号に変換する原色変換部をさらに備え、
前記色補正部は、前記原色変換部により得られた原色信号を、前記第1係数に基づいて補正することを特徴とする。
本発明の第7の局面は、本発明の第1の局面から第6の局面までのいずれかにおいて、
前記輝度補正部は、前記入力画像のエッジを強調する補正を行うことを特徴とする。
本発明の第8の局面は、本発明の第7の局面において、
前記輝度補正部は、
前記輝度信号を受け取り、互いに周波数特性の異なる複数のフィルタと、
前記複数のフィルタの出力に基づいて得られる絶対値に第2係数を乗じた値に、前記複数のフィルタのうちの、通過域の周波数が最も低いフィルタの出力の符号を付加することにより得られる補正量を、前記輝度信号に加算する補正処理部とを含むことを特徴とする。
本発明の第9の局面は、本発明の第8の局面において、
前記絶対値は、各フィルタの出力の絶対値の和であることを特徴とする。
本発明の第10の局面は、本発明の第1の局面から第6の局面までのいずれかにおいて、
前記入力画像は、輝度信号および色差信号で示されることを特徴とする。
本発明の第11の局面は、本発明の第10の局面において、
前記入力画像を示す原色信号を、前記入力画像を示す輝度信号および色差信号に変換する輝度・色差変換部をさらに備えることを特徴とする。
本発明の第12の局面は、入力画像を補正する画像処理方法であって、
入力画像を補正する画像処理方法であって、
前記入力画像を示す輝度信号を補正する輝度補正ステップと、
補正前の輝度信号に対する補正後の輝度信号の比である第1係数を取得する係数取得ステップと、
前記第1係数に基づいて、前記入力画像の色を示す信号を補正する色補正ステップとを備えることを特徴とする。
本発明の第13の局面は、入力画像を補正する画像処理プログラムであって、
前記入力画像を示す輝度信号を補正する輝度補正ステップと、
補正前の輝度信号に対する補正後の輝度信号の比である第1係数を取得する係数取得ステップと、
前記第1係数に基づいて、前記入力画像の色を示す信号を補正する色補正ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第14の局面は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
本発明の第13の局面に係る画像処理プログラムを記録したことを特徴とする。
本発明の第1の局面によれば、第1係数に基づいて色が補正されるので、輝度補正による輝度変化に応じて色変化が決定される。このため、輝度補正後の輝度と色差との比を調整できる。例えば、輝度補正によって輝度が大きくなるときに、第1係数に基づいて色を輝度に比例させることにより、輝度補正前後で輝度と色差との比が維持される。これにより、輝度に対して色差が相対的に小さくなることに起因して生じ得る色あせを抑制できる。
本発明の第2の局面によれば、第1係数に基づいて色差信号が補正されるので、輝度補正による輝度変化に応じて色差変化が決定される。このようにして、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第3の局面によれば、色差信号に第1係数が乗じられることにより、色差が輝度に比例して変化する。このため、輝度補正によって輝度が大きくなるときに、輝度補正前後で輝度と色差との比が維持されるので、色あせを抑制できる。また、輝度補正によって輝度が小さくなるときにも輝度補正前後で輝度と色差との比が維持されるので、輝度に対して色差が相対的に大きくなることに起因して色が不自然に鮮やかになることを防止できる。
本発明の第4の局面によれば、第1係数の調整により、必要に応じて色差補正の程度が変更される。このため、各種用途に応じた彩度の画像を得ることができる。
本発明の第5の局面によれば、輝度補正によって輝度が小さくなるときには色差が変化しない。このため、色あせのみを抑制した鮮やかな画像を得ることができる。
本発明の第6の局面によれば、第1係数に基づいて原色信号が補正されるので、輝度補正による輝度変化に応じて原色変化が決定される。色補正部での補正後の原色信号について輝度信号および色差信号の観点から考えると、輝度補正による輝度変化に応じて原色変化が決定されることにより、輝度補正後の輝度と色差との比を調整できる。このようにして、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第7の局面によれば、輝度補正部が入力画像のエッジを強調する際に、本発明の第1の局面から第6の局面までのいずれかと同様の効果を奏することができる。
本発明の第8の局面によれば、補正量の生成にあたって、互いに周波数特性の異なる複数のフィルタの出力に基づいて得られる絶対値に第2係数を乗じた値を用いているので、互いに周波数特性の異なる複数のフィルタの出力を平均化した補正量が得られる。また、補正量の符号として複数のフィルタの中で通過域の周波数が最も低いフィルタの出力の符号を用いているので、輝度変化の極めて少ない(周波数の極めて小さい)入力画像を除く全ての入力画像において出力結果が得られる当該最も周波数特性の低いフィルタの出力の符号によって補正量の符号が適切に設定される。例えば、比較的太い(緩やかな)エッジが含まれた入力画像に対しては、互いに周波数特性の異なる複数のフィルタの出力を平均化した値が当該エッジを適切に強調する方向に作用する。一方、ノイズが含まれた入力画像に対しては、ノイズを抑制する方向に作用する符号である上記通過域の周波数が最も低いフィルタの出力の符号を補正量の符号とすることにより、互いに周波数特性の異なる複数のフィルタの出力を平均化した値がノイズを抑制する方向に作用する。このようにして、ノイズを抑制しつつ比較的太いエッジを強調できる。
本発明の第9の局面によれば、互いに周波数特性の異なる複数のフィルタの出力の絶対値の和に所定の係数を乗じた値に、複数のフィルタの中で通過域の周波数が最も低いフィルタの出力の符号を付加することにより補正量が得られる。すなわち、複数のフィルタの出力が相殺されることなく平均化された値に、上記通過域の周波数が最も低いフィルタの出力の符号を付加した値が補正量となる。このため、例えばノイズが含まれた入力画像に対しては、複数のフィルタの出力が相殺されることなく平均化された値がノイズを抑制する方向に作用する。これにより、ノイズをさらに抑制できる。
本発明の第10の局面によれば、例えばテレビ放送を受信して得られるか、またはビデオシステムから得られる画像信号が示す入力画像を補正して、本発明の第1の局面から第6の局面までのいずれかと同様の効果を奏することができる。
本発明の第11の局面によれば、例えばマルチメディアシステムから受信する画像信号が示す入力画像を補正して、本発明の第1の局面から第6の局面までのいずれかと同様の効果を奏することができる。
本発明の第12の局面によれば、画像処理方法において、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第13の局面によれば、画像処理プログラムにおいて、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第14の局面によれば、コンピュータ読み取り可能な記録媒体において、本発明の第1の局面と同様の効果を奏することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態におけるエッジ強調部の機能的構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態における第1〜第3フィルタの周波数特性を示す図である。 上記第1の実施形態において、第3フィルタによりエッジが強調される様子を説明するための模式図である。より詳細には、(a)は処理前輝度信号を示す模式図であり、(b)は第3フィルタの出力を示す模式図であり、(c)は第3フィルタの出力が加算された処理前輝度信号を示す模式図である。 上記第1の実施形態における、比較的太いエッジに対する第1〜第3フィルタの出力を示す模式図である。より詳細には、(a)は処理前輝度信号を示す模式図であり、(b)は第1フィルタの出力を示す模式図であり、(c)は第2フィルタの出力を示す模式図であり、(d)は第3フィルタの出力を示す模式図である。 上記第1の実施形態における、ノイズに対する第1〜第3フィルタの出力を示す模式図である。より詳細には、(a)は処理前輝度信号を示す模式図であり、(b)は第1フィルタの出力を示す模式図であり、(c)は第2フィルタの出力を示す模式図であり、(d)は第3フィルタの出力を示す模式図である。 br座標を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第4の実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の第1〜第3の実施形態について説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 構成および処理概要>
図1は、本実施形態に係る画像処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本画像処理装置は、CPU1、入力部2、メモリ3、ハードディスク装置4、および出力部5を備えている。ハードディスク装置4には、本実施形態における画像処理をCPU1に実行させるための画像処理プログラム6が格納されている。画像処理プログラム6は例えば、当該画像処理プログラム6を記憶したDVD−ROMなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体から図示しないDVDドライブなどにより読み取られ、インストールされたものでも良く、また、図示しないネットワークを介して供給され、インストールされたものでも良い。
本画像処理装置には、入力部2を介して入力画像信号INが外部から入力される。入力画像信号INは入力画像を示す。メモリ3には、入力画像信号IN、ハードディスク装置4から読み出された画像処理プログラム6が一時的に格納され、CPU1は、画像処理プログラム6に基づいて入力画像を補正する。本実施形態において入力画像に対して行われる補正は、輝度補正および色差補正である。入力画像を補正して得られた出力画像を示す出力画像信号OUTは、出力部5を介して外部に出力される。
図2は、本実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、本画像処理装置は、輝度補正部としてのエッジ強調部10、係数取得部20、色補正部としての色差補正部30、および原色変換部としてのYCbr−RGB変換部40を備えている。エッジ強調部10、係数取得部20、色差補正部30、およびYCbr−RGB変換部40のそれぞれは、CPU1によりソフトウェア的に実現される。なお、エッジ強調部10、係数取得部20、色差補正部30、およびYCbr−RGB変換部40のそれぞれはハードウェア的に実現されても良い。
本画像処理装置は、テレビ放送を受信して得られるか、またはビデオシステムから得られる入力画像信号が示す入力画像に対して補正を行うものである。したがって、入力画像信号INは、輝度信号Y、第1色差信号Cb、および第2色差信号Crからなっている。ここで、第1色差信号Cbは、入力画像中の青色成分と輝度信号Yとの差分を表す。第2色差信号Crは、入力画像中の赤色成分と輝度信号Yとの差分を表す。
エッジ強調部10は、画像処理装置に入力された輝度信号Yにエッジ強調処理を施し、エッジ強調処理後の輝度信号Y1を係数取得部20およびYCbr−RGB変換部40に与える。以下では、エッジ強調部10によるエッジ強調処理前の輝度信号Yのことを「処理前輝度信号」といい、エッジ強調部10によるエッジ強調処理後の輝度信号Y1のことを「処理後輝度信号」という。
係数取得部20は、エッジ強調部10の出力である処理後輝度信号Y1と入力である処理前輝度信号Yとを受け取り、次式(1)で与えられる第1係数αを取得する。
α=Y1/Y …(1)
この第1係数αは、処理前輝度信号Yに対す処理後輝度信号Y1の比、すなわちエッジ強調処理による輝度変化率を表す。係数取得部20は、取得した第1係数αを色差補正部30に与える。
色差補正部30は、第1,第2色差補正用乗算部31,32を備えている。色差補正部30は、係数取得部20から受け取った第1係数αを用いて、第1,第2色差信号Cb,Crを補正する。
第1色差補正用乗算部31は第1色差信号Cbを補正する。より詳細には、第1色差補正用乗算部31は、第1色差信号Cbを次式(2)で与えられる第1色差信号Cb1に補正する。
b1=α・Cb …(2)
以下では、第1色差補正用乗算部31による補正前の第1色差信号Cbのことを「補正前第1色差信号」といい、補正後の第1色差信号Cb1のことを「補正後第1色差信号」という。第1色差補正用乗算部31は、補正後第1色差信号Cb1をYCbr−RGB変換部40に与える。
第2色差補正用乗算部32は第2色差信号Crを補正する。より詳細には、第2色差補正用乗算部32は、第2色差信号Crを次式(3)で与えられる第2色差信号Cr1に補正する。
r1=α・Cr …(3)
以下では、第2色差補正用乗算部32による補正前の第2色差信号Crのことを「補正前第2色差信号」といい、補正後の第2色差信号Cr1のことを「補正後第2色差信号」という。第2色差補正用乗算部32は、補正後第2色差信号Cr1をYCbr−RGB変換部40に与える。
YCbr−RGB変換部40は、輝度信号Y1および補正後第1,第2色差信号Cb1,Cr1を受け取り、それらをR(赤)成分を示す原色信号である赤色信号R、B(青)成分を示す原色信号である青色信号B、G(緑)成分を示す原色信号である緑色信号Gに変換する。YCbr−RGB変換部40は、赤色信号R、青色信号B、および緑色信号Gからなる出力画像信号を出力部5に与える。ここで、YCbr−RGB変換部40における信号変換は次式(4)に基づいて行われる。
Figure 2013239789
なお、式(4)におけるY,Cb,Crはそれぞれ、処理後輝度信号Y1、補正後第1色差信号Cb1、および補正後第2色差信号Cr1に相当する。
<1.2 エッジ強調処理部>
図3は、本実施形態におけるエッジ強調部10の機能的構成を示すブロック図である。図3に示すように、エッジ強調部10は、複数(本実施形態では3つ)のフィルタ100a〜100c、複数(本実施形態では3つ)の絶対値処理部101a〜101c、第1加算部102、第1輝度補正用乗算部103、符号取得部104、第2輝度補正用乗算部105、および第2加算部106を備えている。
3つのフィルタ100a〜100cはエッジ強調処理を行うための鮮鋭化フィルタであり、入力画像の輝度変化を強調するための補正量を出力する。3つのフィルタ100a〜100cのそれぞれには処理前輝度信号Yが与えられる。ここで、3つのフィルタ100a〜100cの出力をそれぞれ符号y1〜y3で表す。3つのフィルタ100a〜100cは互いに周波数特性が異なっており、以下では3つのフィルタ100a〜100cをそれぞれ「第1〜第3フィルタ」という。第1〜第3フィルタ100a〜100cの周波数特性は図4中の符号F1〜F3でそれぞれ示すとおりである。すなわち、第1フィルタ100aはハイパスフィルタ、第2フィルタ100bは第1フィルタ100aよりも通過域の周波数(より詳細には低域遮断周波数)が低いバンドパスフィルタ、第3フィルタ100cは第2フィルタ100cよりも通過域の周波数(より詳細には低域遮断周波数)が低いバンドパスフィルタとなっている。すなわち、第3フィルタ100cの通過域の周波数は第1〜第3フィルタ100a〜100cの中で最も低い。以下では、通過域の周波数が低いことを「周波数特性が低い」と表現することがある。同様に、通過域の周波数が高いことを「周波数特性が高い」と表現することがある。
なお、図4における正規化周波数は、処理前輝度信号Yxのナイキスト周波数で正規化したものである。第1〜第3フィルタ100a〜100cは例えばFIRフィルタにより実現される。FIRフィルタを用いる場合のタップ数は奇数とする。なお、第1〜第3フィルタ100a〜100cを実現するためのFIRフィルタにおけるタップ数およびパラメータ数は当業者にとっては自明であるので、ここでは具体的な数値の例示を省略する。
3つの絶対値処理部101a〜101cはそれぞれ、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3の絶対値を出力する。以下では、3つの絶対値処理部101a〜101cをそれぞれ「第1〜第3絶対値処理部」という。
第1加算部102は、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3の絶対値を受け取り、下記の式(5)により得られる出力y4を出力する。
4=|y1|+|y2|+|y3| …(5)
第1輝度補正用乗算部103は、第1加算部102の出力y4および第2係数kを受け取り、下記の式(6)により得られる出力y5を出力する。
5=k×y4 …(6)
ここで、第2係数kはエッジ強調処理における補正量の度合いを決定するためのものであり、例えば1/3に設定される。この第2係数kにより、y5は、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3の絶対値を平均化したものとなる。
符号取得部104は、第1〜第3フィルタ100a〜100cの中で最も周波数特性の低い第3フィルタ100cの出力y3を受け取り、当該出力y3の符号を出力y6として出力する。具体的には、出力y6は下記の式(7)により取得される。
6=sign(y3) …(7)
すなわち、出力y3が正であればy6は1になり、出力y3が正であればy6は−1になり、出力y3が0であれば(出力がなければ)y6は0になる。
第2輝度補正用乗算部105は、第1輝度補正用乗算部103の出力y5および符号取得部104の出力y6を受け取り、下記の式(8)により得られる出力y7を出力する。
7=y6×y5 …(8)
本実施形態では出力y7が補正量になる。このため、以下では出力y7ことを「補正量」ともいう。
第2加算部106は、処理前輝度信号Yおよび第2輝度補正用乗算部105の出力y7を受け取り、下記の式(9)により得られる処理後輝度信号Y1を出力する。
Y1=Y+y7 …(9)
以上のような処理が入力画像の各画素に対して行われることにより、処理後輝度信号Y2が生成される。本実施形態では、第1〜第3絶対値処理部101a〜101c、第1加算部102、第1輝度補正用乗算部103、符号取得部104、第2輝度補正用乗算部105、および第2加算部106により補正処理部が実現されている。
ここで、本実施形態におけるフィルタの機能についてさらに説明する。図5は、第1〜第3フィルタ100a〜100cのうちの第3フィルタ100cのみを用いて処理前輝度信号Yにエッジ強調処理を施すと仮定した場合に、当該第3フィルタ100によりエッジが強調される様子を説明するための模式図である。より詳細には、図5(a)は処理前輝度信号Yを示す模式図であり、図5(b)は第3フィルタ100cの出力y3を示す模式図であり、図5(c)は第3フィルタ100cの出力y3が加算された処理前輝度信号Yを示す模式図である。図中では横軸は画素位置を、縦軸は輝度を示している。ここで、図中の画素位置は画像の横方向の位置または縦方向の位置のどちらでも良い。また、図5(a)に示す処理前輝度信号Yで最も輝度変化が生じている画素位置を符号EDで示している。以下では、符号EDで示す画素位置のことを「位置ED」という。
図5(b)に示すように、第3フィルタ100cの出力y3は、位置EDを挟んで輝度の高い側(以下「明るい側」ともいう)で正の値になり、位置EDを挟んで輝度の低い側(以下「暗い側」ともいう)で負の値になる。より詳細には、バンドパスフィルタである第3フィルタ100cの出力y3は、図4中の符号F3の周波数特性に基づいて得られる二次微分値の符号を反転させたものである。このような出力y3が処理前輝度信号Yに加算されることにより、図5(c)に示すように、位置ED近傍の輝度変化が強調され、結果としてエッジが強調される。なお、第1フィルタ100aの出力y1は、詳細には、図4中の符号F1の周波数特性に基づいて得られる二次微分値の符号を逆転させたものである。同様に、第2フィルタ100bの出力y2は、詳細には、図4中の符号F2の周波数特性に基づいて得られる二次微分値の符号を逆転させたものである。これらの第1フィルタ100aおよび第2フィルタ100bの機能については周波数特性を除き第3フィルタ100cと同様であるのでその説明を省略する。
次に、本実施形態において、互いに周波数特性の異なる第1〜第3フィルタ100a〜100cを用いると共に、それらの出力の絶対値の和である出力y4および最も周波数特性の低い第3フィルタ100cの出力y3の符号である出力y6を用いることによる利点について、比較的太いエッジ(輝度変化が比較的緩やかなエッジともいえる。)が入力画像に含まれる例、およびノイズに代表される急峻なエッジが入力画像に含まれる例を挙げて説明する。
図6は、本実施形態における、比較的太いエッジに対する第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を示す模式図である。より詳細には、図6(a)は処理前輝度信号Yを示す模式図であり、図6(b)は第1フィルタの出力y1を示す模式図であり、図6(c)は第2フィルタの出力y2を示す模式図であり、図6(d)は第3フィルタの出力y3を示す模式図である。図6(a)に示す処理前輝度信号Yの周波数成分は、第3フィルタ100cの通過域のピークにおける周波数を上限とする、図4における符号EXAで示した範囲に含まれるものとする。すなわち、図6(a)に示す処理前輝度信号Yには、位置ED近傍において第3フィルタ100cの通過域のピークにおける周波数に相当する輝度変化が生じているものとする。
第3フィルタ100cは、図6(d)に示すように、位置ED近傍の輝度変化を、第1〜第3フィルタ100a〜100cの中で最も大きく強調するように作用する。このため、第3フィルタ100cは、位置EDを挟んで明るい側で大きな正の値になり、位置EDを挟んで暗い側で大きな負の値になる出力y3を得る。このようにして、第3フィルタ100cは、第1〜第3フィルタ100a〜100cの中で位置ED近傍の輝度変化を最も大きく強調する出力y3を得る。
また、第2フィルタ100bは、図6(c)に示すように、位置ED近傍の輝度変化を僅かに強調するように作用する。このため、第2フィルタ100bは、位置EDを挟んで明るい側で小さな正の値になり、位置EDを挟んで暗い側の輝度を小さな負の値になる出力y2を得る。このようにして、第2フィルタ100bは、位置ED近傍の輝度変化を僅かに強調する出力y2を得る。
これらに対して、第1フィルタ100aは、図6(b)に示すように、符号EXAで示す範囲は通過域に含まれないので(図4を参照)、位置ED近傍の輝度変化を強調するようには作用しない。したがって、第1フィルタ100aの出力y1は0となる。
例えば、第3フィルタ100cの出力y3のみを用いて、図6(a)に示す比較的太いエッジを含む入力画像のエッジ強調処理を行う場合を考える。この場合、図6(d)からわかるように、位置EDを挟んで比較的広い範囲で輝度補正が行われることになる。一方で、第2フィルタ100bの出力y2のみを用いるとすると、位置EDを挟んで、第3フィルタ100cの出力y3のみを用いるときよりも狭い範囲で輝度補正が行われることになる。また、第1フィルタ100aの出力y3は本例では出力が0になっているが、本例よりも僅かに高い周波数成分を入力画像が含んでいる場合に第1フィルタ100aの出力y1のみを用いるとすると、位置EDを挟んで、第2フィルタ100cの出力y2のみを用いるときよりも狭い範囲で輝度補正が行われることになる。このように、単一のフィルタを用いるとすると、位置EDを挟んで比較的広い範囲で輝度補正が行われることによりエッジ強調が過度になるか、または、エッジの強調が不十分もしくはされないおそれがある。
これに対して、本実施形態では、補正量y7の生成にあたって、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3の絶対値の和である出力y4に係数kを乗じた出力y5を用いているので、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を相殺することなく平均化した補正量y7が得られる。また、補正量y7の符号として第1〜第3フィルタ100a〜100cの中で最も周波数特性の低い第3フィルタ100cの出力y3の符号を用いているので、輝度変化の極めて少ない(周波数の極めて小さい)入力画像等を除く全ての入力画像において出力結果が得られる第3フィルタ100cの出力y3の符号によって補正量y7の符号が適切に設定される。このような設定において、比較的太いエッジが含まれた入力画像に対しては、上述のように、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を平均化した値(出力y5)が当該エッジを適切に強調する方向に作用する。
なお、最も周波数特性の高い第1フィルタ100aの出力y1の符号を補正量y7の符号として用いるとすると、比較的太いエッジが入力画像に含まれる例において、当該符号が得られなくなるので(すなわち出力y6が0になるので)。このため、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を相殺することなく平均化した補正量y7により輝度を補正すべき位置において、第2フィルタ100bの出力y2および第3フィルタ100cの出力y3があったとしても、補正量y7が0になるので、当該補正が行われなくなる。上記図6(a)に示すエッジに代えて、当該エッジよりも太いエッジが含まれる場合には、第2フィルタ100bの符号を補正量y7の符号として用いたときにも同様の問題が生じ得る。
これに対して、本実施形態では、補正量y7の符号として最も周波数特性の低い第3フィルタ100cの出力y3の符号を用いている。比較的太いエッジが入力画像に含まれる例では、図6(d)からわかるように、位置EDを挟んだ比較的広い範囲で第3フィルタ100cの出力y3が存在する。このため、補正量y7の符号として第3フィルタ100cの出力y3の符号を用いることにより、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を相殺することなく平均化した補正量y7により輝度を補正すべき位置において、補正量y7が0にならずに適切に正または負のいずれかの符号が適切に設定されるので、当該補正を行うことができる。
ところで、上述のように、輝度変化の極めて少ない(周波数の極めて小さい)入力画像に対しては、最も周波数特性の低い第3フィルタ100cの出力y3も0になる。しかし、輝度変化の極めて少ない入力画像はエッジを含んでいないと考えられる。このため、このような入力画像に対してはそもそもエッジ強調処理が必要ないので、出力y3の符号が定まらないことにより補正量y7が0になっても問題は生じない。
図7は、本実施形態における、ノイズに代表される急峻なエッジに対する第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を示す模式図である。より詳細には、図7(a)は処理前輝度信号Yを示す模式図であり、図7(b)は第1フィルタの出力y1を示す模式図であり、図7(c)は第2フィルタの出力y2を示す模式図であり、図7(d)は第3フィルタの出力y3を示す模式図である。図7(a)における処理前輝度信号Yの周波数成分は、第1フィルタ100aおよび第2フィルタ100bのゲインが等しくなる周波数を上限とする、図4における符号EXBで示した範囲に含まれるものとする。具体的には、図7(a)に示す処理前輝度信号Yには、位置ED近傍において第1フィルタ100aおよび第2フィルタ100bのゲインが等しくなる周波数に相当する輝度変化が生じ、位置EDよりも僅かに明るい側の符号EDBで示した画素位置(以下「位置EDB」という)近傍および位置EDよりも僅かに暗い側の符号EDCで示した画素位置(以下「位置EDC」という)近傍において第2フィルタ100bの通過域のピークにおける周波数に相当する輝度変化が生じ、位置EDBよりも僅かに明るい側の符号EDAで示した画素位置(以下「位置EDA」という)近傍および位置EDCよりも僅かに暗い側の符号EDDで示した画素位置(以下「位置EDD」という)近傍において第3フィルタ100cの通過域のピークにおける周波数に相当する輝度変化が生じているものとする。
なお、図7(a)では、説明の便宜上、ノイズのうちの、本図の左側を基準として暗い輝度から明るい輝度への変化部分のみを示している。しかし実際には、ノイズのうちの、本図の左側を基準として明るい輝度から暗い輝度への変化部分が図7(a)に示す曲線の右側に存在する。なお、ノイズの種類としては、図7(a)に示す例よりも輝度変化が急峻なものもあるが、ここでは第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3の符号が異なる例を示すため、便宜上、図7(a)に示す程度の輝度変化のノイズを例に挙げて説明する。
第1フィルタ100aは、図7(b)に示すように、位置EDを挟んで明るい側で正の値になり、位置EDを挟んで暗い側で負の値になる出力y1を得る。すなわち、第1フィルタ100aは、位置ED近傍の輝度変化を強調する出力y1を得る。
これに対して、第2フィルタ100bは、位置EDBを挟んで明るい側で正の値になり、位置EDBを挟んで暗い側で負の値になると共に、位置EDCを挟んで出力y2明るい側で正の値になり、位置EDCを挟んで暗い側で負の値になる出力y2を得る。すなわち、第2フィルタ100bは、位置EDB近傍および位置EDC近傍の輝度変化を強調する出力y2を得る。なお、図7(c)からわかるとおり、出力y2は、位置EDを挟んで明るい側で負の値になり、位置EDを挟んで暗い側で正の値になるので、位置ED近傍の輝度変化を抑える方向に作用する。
また、第3フィルタ100cは、位置EDAを挟んで明るい側で正の値になり、位置EDAを挟んで暗い側で負の値になると共に、位置EDDを挟んで出力y2明るい側で正の値になり、位置EDDを挟んで暗い側で負の値になる出力y3を得る。すなわち、第3フィルタ100cは、位置EDA近傍および位置EDD近傍の輝度変化を強調する出力y3を得る。なお、図7(d)からわかるとおり、出力y3は、位置EDを挟んで明るい側で負の値になり、位置EDを挟んで暗い側で正の値になるので、位置ED近傍の輝度変化を抑える方向に作用する。
以上のように、図7(a)〜図7(d)に示す例において、処理前輝度信号Yの輝度変化が最も大きい位置EDに着目すると、第1フィルタの出力y1は位置ED近傍の輝度変化を強調する方向に作用するのに対して、第2フィルタの出力y2および第3フィルタの出力y3は位置ED近傍の輝度変化を抑える方向に作用する。このように、ノイズが含まれた入力画像に対しては、画素位置によって各フィルタで出力の符号が異なると共に、第2フィルタの出力y2および第3フィルタの出力y3はノイズを抑制する方向に作用する。なお、ここで挙げた各フィルタの出力の符号が異なる場合の例は単なる一例であり、より輝度変化の複雑な実際の入力画像では様々な場合において各フィルタの出力の符号が異なり得る点に留意されたい。
<1.3 エッジ強調処理前後について>
上記式(1)、式(2)、および式(3)に示すように、処理後輝度信号Y1および補正後補正前第1,第2色差信号Cb1,Cr1は、処理前輝度信号Yおよび補正前第1,第2色差信号Cb,Crにそれぞれ第1係数αを乗じた値となっている。これにより、処理前輝度信号Yと補正前第1,第2色差信号Cb,Crとの比と、処理後輝度信号Y1と補正後補正前第1,第2色差信号Cb1,Cr1との比が互いに等しくなる。すなわち、エッジ強調処理前後で輝度と色差との比が維持されている。
図8は、Cbr座標を示す図である。Crb座標において、彩度rは次式(10)で与えられる。
Figure 2013239789
式(10)、式(2)、および式(3)から、補正前第1色差信号Cbおよび補正前第2色差信号Crにより得られる彩度rと補正後第1色差信号Cb1および補正後第2色差信号Cr1により得られる彩度r1との関係は、次式(11)で表すことができる。
r1=α・r …(11)
式(11)から、エッジ強調処理による輝度変化率と同じ比で彩度が変化することがわかる。すなわち、上述のようにエッジ強調処理前後で輝度と色差との比が維持されることは、エッジ強調処理前後で輝度(明度に相当する。)と彩度との比が維持されることを意味する。
なお、色相θは、次式(12)で与えられる。
Figure 2013239789
式(12)、式(2)、および式(3)から、エッジ強調処理前後で色相θは変化しないことがわかる。
<1.4 効果>
本実施形態によれば、テレビ放送を受信して得られるかまたはビデオシステムから得られる画像信号が示す画像に対してエッジ強調処理を行う画像処理装置において、第1係数αを用いて補正前第1,第2色差信号Cb,Crが補正されるので、エッジ強調による輝度変化に応じて色差変化が決定される。より詳細には、補正前第1,第2色差信号Cb,Crに第1係数αが乗じられることにより、色差が輝度に比例して変化する。エッジ強調によって輝度が大きくなるときには、輝度に比例して色差が大きくなることにより、輝度補正前後で輝度と色差との比が維持される。このため、輝度に対して色差が相対的に小さくなることに起因して生じ得る色あせを抑制できる。また、エッジ強調によって輝度が小さくなるときにも、輝度に比例して色差が小さくなることにより、輝度補正前後で輝度と色差との比が維持される。これにより、輝度に対して色差が相対的に大きくなることに起因して色が不自然に鮮やかになることを防止できる。
また、本実施形態によれば、補正量y7の生成にあたって、互いに周波数特性の異なる第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3の絶対値の和である出力y4に第2係数kを乗じた出力y5を用いているので、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を相殺することなく平均化した補正量y7が得られる。また、補正量y7の符号として第1〜第3フィルタ100a〜100cの中で最も周波数特性の低い第3フィルタ100cの出力y3の符号を用いているので、輝度変化の極めて少ない(周波数の極めて小さい)入力画像を除く全ての入力画像において出力結果が得られる第3フィルタ100cの出力y3の符号によって補正量y7の符号が適切に設定される。例えば、比較的太いエッジが含まれた入力画像に対しては、上述のように、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を相殺することなく平均化した値(出力y5)が当該エッジを適切に強調する方向に作用する。一方、ノイズが含まれた入力画像に対しては、ノイズを抑制する方向に作用する符号である第3フィルタ100cの出力y3の符号を補正量y7の符号とすることにより、第1〜第3フィルタ100a〜100cの出力y1〜y3を相殺することなく平均化した値(出力y5)がノイズを抑制する方向に作用する。このようにして、ノイズを抑制しつつ比較的太いエッジを強調できる。
<2.第2の実施形態>
<2.1 構成>
図9は、本発明の第2の実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。図9に示すように、本画像処理装置は、上記第1の実施形態に係る画像処理装置に、輝度・色差変換部としてのRGB−YCbr変換部50を加えたものである。RGB−YCbr変換部50は、CPU1によりソフトウェア的に実現される。なお、その他の構成および動作などは上記第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。本実施形態に係る画像処理装置は、マルチメディアシステムから受信する入力画像信号が示す入力画像に対して補正を行うものである。したがって、上記第1の実施形態と異なり、本実施形態では、入力画像信号INは赤色信号R、緑色信号G、および青色信号Bからなっている。
RGB−YCbr変換部50は、赤色信号R、緑色信号G、および青色信号Bを受け取り、それらを処理前輝度信号Yおよび補正前第1,第2色差信号Cb,Crに変換する。RGB−YCbr変換部50は、変換した処理前輝度信号Yをエッジ強調部10および係数取得部20に与え、補正前第1,第2色差信号Cb,Crを第1,第2色差補正用乗算部31,32にそれぞれ与える。ここで、RGB−YCbr変換部50における信号変換は次式(13)に基づいて行われる。
Figure 2013239789
本実施形態におけるRGB−YCbr変換部50による信号形式変換後の動作については、上記第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
<2.2 効果>
本実施形態によれば、マルチメディアシステムから受信する画像信号が示す画像に対してエッジ強調処理を行う場合において、上記第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
<3.第3の実施形態>
<3.1 構成>
図10は、本発明の第3の実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。図10に示すように、本画像処理装置は、上記第1の実施形態に係る画像処理装置の色差補正部30内に係数調整部33を加えたものである。なお、その他の構成および動作などは上記第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
係数調整部33は、係数取得部20から第1係数αを受け取り、当該第1係数αを調整する。より詳細には、係数調整部33は、次式(14)に示すように、第1係数αが1以上であるときには第1係数αをそのままとし、第1係数αが1よりも小さいときには当該第1係数αを1にする調整を行う。
Figure 2013239789
ここで、α1は係数調整部33による調整後の第1係数(以下「調整後第1係数」という。)を表す。係数調整部33は、調整後第1係数α1を第1,第2色差補正用乗算部31,32に与える。
このようにして、本実施形態では、第1係数αに代えて調整後第1係数α1が色差補正に用いられる。このため、第1係数αが1以上であるとき、すなわちエッジ強調によって輝度が大きくなるかまたは変化しないときには、上記第1の実施形態と同様の色差補正結果が得られるので、色あせが抑制される。一方、第1係数αが1よりも小さいとき、すなわちエッジ強調によって輝度が小さくなるときには、色差補正が行われないこととなる。これにより、エッジ強調によって輝度が小さくなるときには、輝度に対して色差が相対的に大きくなることに起因して色が本来よりも鮮やかになる。しかし、鮮やかな色の画像が要求される場合には、色が本来よりも鮮やかになることを積極的に活用することが望ましい。このような場合に、上記式(14)で示されるような調整後第1係数α1を用いた本実施形態は好適である。
<3.2 効果>
本実施形態によれば、エッジ強調によって輝度が小さくなるときには色差が変化しない。このため、色あせのみを抑制した鮮やかな出力画像を得ることができる。
なお、係数調整部33による第1係数αの調整方法は上記式(14)に基づくものに限定されるものではなく、その他種々の調整方法を用いることができる。
<4.第4の実施形態>
<4.1 構成>
図11は、本発明の第4の実施形態に係る画像処理装置の要部の機能的構成を示すブロック図である。図11に示すように、本画像処理装置は、上記第1の実施形態に係る画像処理装置の色差補正部30に代えて、YCbr−RGB変換部40の後段に原色補正部60を設けたものである。本実施形態では、原色補正部60により色補正部が実現されている。なお、その他の構成および動作などは上記第1の実施形態と同様であるので、適宜説明を省略する。
YCbr−RGB変換部40は、輝度信号Y、第1、第2色差信号Cb,Crを赤色信号R、青色信号B、および緑色信号Gに変換する。YCbr−RGB変換部40は、赤色信号R、青色信号B、および緑色信号Gを原色補正部60に与える。
原色補正部60は、第1〜第3原色補正用乗算部61〜63を備えている。原色補正部60は、係数取得部20から受け取った第1係数αを用いて、赤色信号R、青色信号B、および緑色信号Gを補正する。
第1原色補正用乗算部61は赤色信号Rを補正する。より詳細には、第1原色補正用乗算部61は、赤色信号Rを次式(15)で与えられる赤色信号R1に補正する。
R1=α・R …(15)
以下では、第1原色補正用乗算部61による補正前の赤色信号Rのことを「補正前赤色信号」といい、補正後の赤色信号R1のことを「補正後赤色信号」という。
第2原色補正用乗算部62は緑色信号Gを補正する。より詳細には、第2原色補正用乗算部62は、緑色信号Gを次式(16)で与えられる緑色信号G1に補正する。
G1=α・G …(16)
以下では、第2原色補正用乗算部62による補正前の緑色信号Gのことを「補正前緑色信号」といい、補正後の緑色信号G1のことを「補正後緑色信号」という。
第3原色補正用乗算部63は青色信号Bを補正する。より詳細には、第3原色補正用乗算部63は、青色信号Bを次式(17)で与えられる青色信号B1に補正する。
B1=α・B …(17)
以下では、第3原色補正用乗算部63による補正前の青色信号Bのことを「補正前青色信号」といい、補正後の青色信号B1のことを「補正後青色信号」という。
原色補正部60は、以上のようにして得られた補正後赤色信号R1、補正後緑色信号G1、および補正後青色信号B1からなる出力画像信号を出力部5に与える。
<4.2 効果>
本実施形態によれば、第1係数αを用いて補正前赤色信号R、補正前緑色信号G、および補正後青色信号Bが補正されるので、エッジ強調による輝度変化に応じて原色変化が決定される。より詳細には、補正前赤色信号R、補正前緑色信号G、および補正後青色信号Bに第1係数αが乗じられることにより、原色が輝度に比例して変化する。原色補正部60での補正後の原色信号である補正後赤色信号R1、補正後緑色信号G1、および補正後青色信号B1について輝度信号および色差信号の観点から考えると、エッジ強調による輝度変化に応じて原色変化が決定されることにより、輝度補正前後で輝度と色差との比が維持される。このようにして、本実施形態においても、第1の実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態において、上記第2の実施形態のようにRGB−YCbr変換部50を設けるようにしても良いし、上記第3の実施形態のように係数調整部33を設けるようにしても良い。
<5.その他>
上記第1の実施形態では、互いに周波数特性の異なるフィルタを3つ用いる例を挙げて説明したが本発明はこれに限定されるものではない。互いに周波数特性の異なるフィルタは2つでも良く、または4つ以上でも良い。また、複数のフィルタの周波数特性は互いに異なっていれば良く、図4に示される例に限定されるものではない。また、本発明に用いるフィルタとしてハイパスフィルタは必須のものではなく、互いに周波数特性の異なる2つ以上のバンドパスフィルタのみを用いるようにしても良い。
また、上記第1の実施形態で説明したエッジ強調部10の構成および動作は単なる一例であり、本発明はこれに限定されるものではない。なお、エッジ強調に関わらず、他の輝度補正を行う態様にも本発明は適用できる。その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で上記各実施形態を種々変形して実施することができる。
以上より、本発明によれば、例えばエッジ強調処理などの輝度補正を行う際に生じ得る色あせを抑制する画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム、および画像処理プログラムを記憶した記録媒体を提供することができる。
1…CPU
3…メモリ
6…画像処理プログラム
10…エッジ強調部(輝度補正部)
20…係数取得部
30…色差補正部(色補正部)
31,32…色差補正用乗算部
33…係数調整部
40…YCbr−RGB変換部(第1信号形式変換部)
50…RGB−YCbr変換部(第2信号形式変換部)
60…原色補正部(色補正部)
61〜63…原色補正用乗算部
100a〜100c…第1〜第3フィルタ
101…絶対値処理部
101a〜101c…第1〜第3絶対値処理部
103,105…輝度補正用乗算部
104…符号取得部
102,106…加算部
IN…入力画像信号
OUT…出力画像信号
Y,Y1…輝度信号
b,Cr…色差信号
α,α1…第1係数
k…第2係数

Claims (14)

  1. 入力画像を補正する画像処理装置であって、
    前記入力画像を示す輝度信号を補正する輝度補正部と、
    補正前の輝度信号に対する補正後の輝度信号の比である第1係数を取得する係数取得部と、
    前記第1係数に基づいて、前記入力画像の色を示す信号を補正する色補正部とを備えることを特徴とする、画像処理装置。
  2. 前記色補正部は、前記第1係数に基づいて、前記入力画像を示す色差信号を補正することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記色補正部は、前記色差信号に前記第1係数を乗じることを特徴とする、請求項2に記載の画像処理装置。
  4. 前記色補正部は、前記係数取得部が取得した前記第1係数を調整する係数調整部を含み、調整後の第1係数を前記色差信号に乗じることを特徴とする、請求項2に記載の画像処理装置。
  5. 前記係数調整部は、前記係数取得部が取得した前記第1係数が1よりも小さいときには、当該第1係数を1とすることを特徴とする、請求項4に記載の画像処理装置。
  6. 前記入力画像を示す補正前の輝度信号および色差信号を原色信号に変換する原色変換部をさらに備え、
    前記色補正部は、前記原色変換部により得られた原色信号を、前記第1係数に基づいて補正することを特徴とする、請求項1に記載の画像処理装置。
  7. 前記輝度補正部は、前記入力画像のエッジを強調する補正を行うことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記輝度補正部は、
    前記輝度信号を受け取り、互いに周波数特性の異なる複数のフィルタと、
    前記複数のフィルタの出力に基づいて得られる絶対値に第2係数を乗じた値に、前記複数のフィルタのうちの、通過域の周波数が最も低いフィルタの出力の符号を付加することにより得られる補正量を、前記輝度信号に加算する補正処理部とを含むことを特徴とする、請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記絶対値は、各フィルタの出力の絶対値の和であることを特徴とする、請求項8に記載の画像処理装置。
  10. 前記入力画像は、輝度信号および色差信号で示されることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記入力画像を示す原色信号を、前記入力画像を示す輝度信号および色差信号に変換する輝度・色差変換部をさらに備えることを特徴とする、請求項10に記載の画像処理装置。
  12. 入力画像を補正する画像処理方法であって、
    前記入力画像を示す輝度信号を補正する輝度補正ステップと、
    補正前の輝度信号に対する補正後の輝度信号の比である第1係数を取得する係数取得ステップと、
    前記第1係数に基づいて、前記入力画像の色を示す信号を補正する色補正ステップとを備えることを特徴とする、画像処理方法。
  13. 入力画像を補正する画像処理プログラムであって、
    前記入力画像を示す輝度信号を補正する輝度補正ステップと、
    補正前の輝度信号に対する補正後の輝度信号の比である第1係数を取得する係数取得ステップと、
    前記第1係数に基づいて、前記入力画像の色を示す信号を補正する色補正ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする、画像処理プログラム。
  14. 請求項13に記載の画像処理プログラムを記録したことを特徴とする、コンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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