JP2013234489A - コンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法及びポリマーセメントモルタル - Google Patents

コンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法及びポリマーセメントモルタル Download PDF

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Abstract

【課題】コンクリート床版アスファルト舗装路面において、コンクリート床版まで劣化している場合であっても適用可能なポリマーセメントモルタルおよびポリマーセメントモルタルを用いた補修方法を提供する。
【解決手段】ポリマーセメントモルタルは、急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材及び水を含有し、単位ポリマー量が50〜150kg/m、水セメント比が26〜35%、ポリマーセメント比が10〜30%である。劣化箇所のアスファルト層5および該アスファルト層の下層のコンクリート3を除去し、該コンクリート床版1に窪み8を形成し(A工程)、コンクリート床版の窪み9に、ポリマーセメントモルタル10を充填し(B工程)、硬化後のポリマーセメントモルタルの上面にアスファルト層12を積層する(C工程)。
【選択図】図1

Description

本発明はコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法及び補修に用いるポリマーセメントモルタル関する。
コンクリート床版の上面にアスファルト層が積層された舗装路面(以下本発明では、「コンクリート床版アスファルト舗装路面」という。)は、広く高速道路、一般自動車道路、遊歩道、駐車場、滑走路等に使用されている。コンクリート床版とアスファルト層との間に、防水材層や接着剤層が備わっていることもある。コンクリート床版として、鉄筋コンクリートが用いられることが多い。また、コンクリート床版の下面に、鋼板が備わっていることもある。
コンクリート床版アスファルト舗装路面が部分的に劣化し、アスファルト層にクラック(ひび割れ)が局所的に多数発生することがある。このクラックに水が浸入するとアスファルトの結合力が低下し、アスファルト層が部分的に破壊されポットホールと呼ばれる窪みが発生する。更には、アスファルト層の下層のコンクリートにクラック(ひび割れ)が局所的に多数発生し、このクラックに水が浸入すると、コンクリート床版上部のセメント成分が遊離し砂利化したり、コンクリート床版中の鉄筋が腐食したりすることがある。このようなコンクリート床版アスファルト舗装路面の部分的劣化を放置すると、使用できる期間が短くなる、通行する車両等の安全が保たれない等という問題がある。
このため、劣化した部分を除去し、除去により形成される窪み(凹部)に、補修材を充填することが行われている。この補修材としては、骨材と繊維を含み加熱した改質アスファルト乳剤混合物(例えば、特許文献1参照)、単粒度の粗骨材をアスファルト被覆し更にその表面をアスファルト被覆砂で被覆した補修用常温合材(例えば、特許文献2参照)、熱硬化性樹脂及びアスファルト乳剤を主成分とする特殊改質アスファルト乳剤とセメントを主成分とする混和材と骨材、フィラー、又は水のいずれか一種以上とを混合して得られる舗装用表面補修材(例えば、特許文献3参照)等が公知である。また、超速硬セメントを結合材として用いた鋼繊維補強コンクリート(SFRC)をコンクリート床版の補修材に用いることがある(例えば、特許文献4参照)。
特開2003−105713号公報 特公平06−056002号公報 特開2008−196145号公報 特開平08−003918号公報
従来技術に係る補修材では以下のような問題がある。
特許文献1や特許文献2の補修材は、アスファルトを結合材の主成分とした補修材であり、アスファルト層の補修に用いるものである。コンクリート床版も劣化している場合、劣化部分の除去により形成されるコンクリート床版の窪みに、アスファルトを結合材の主成分とした補修材のみを充填すると、補修部分はコンクリート床版のコンクリート強度に比べて強度が低いために、補修部分が弱点となるという問題がある。
また、特許文献3の補修材は、熱硬化性樹脂を結合材として用いているため、硬化時の発熱が大きく、コンクリート床版上部まで劣化している場合等のように充填量の多い(補修材が厚く且つ体積の大きな)補修には適していない。つまり、熱収縮により新たな空壁ができる恐れがある。
また、特許文献4の補修材は、超速硬セメントを用いたSFRC(以下「超速硬SFRC」という。)であり、乾燥等による収縮が大きく、また早く中性化し易いため、超速硬SFRCに含まれる鋼繊維やコンクリート床版中の鉄筋が腐食し易く、ポットホールの補修に用いても、直ぐに劣化し易いという問題がある。
更に、超速硬SFRCは、すぐに硬化するため、充分な充填時間が確保できず、作業性に欠ける問題がある。
以上のような問題を考慮して、新たな補修材による充填が検討されている。新たな補修材は、適切な範囲の流動性や材料分離のしにくさを満たし、かつ、充分な付着強度を確保することが課題である。
本発明は上記課題を解決するものであり、コンクリート床版まで劣化している場合においても適用可能な、部分的に劣化したコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法および補修に用いるポリマーセメントモルタルを提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明は、コンクリート床版の上面にアスファルト層が積層されたコンクリート床版アスファルト舗装路面の劣化箇所の補修方法であって、前記劣化箇所のアスファルト層および該アスファルト層の下層のコンクリートを除去し、該コンクリート床版に窪みを形成する工程(A)と、前記工程(A)により形成されたコンクリート床版の窪みに、急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材及び水を含有し、単位ポリマー量が50〜150kg/m、水セメント比が26〜35%、ポリマーセメント比が10〜30%であるポリマーセメントモルタルを充填する工程(B)と、前記工程(B)で充填したポリマーセメントモルタルの上面にアスファルト層を積層する工程(C)とを具備することを特徴とするコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法である。
このように構成されたポリマーセメントモルタルは、充填性及び付着強度に優れており、コンクリート床版まで劣化している場合においても適用可能である。
本発明において、好ましくは、前記細骨材が、粒径0.15〜0.30mmの粒子の含有率、粒径0.30〜0.60mmの粒子の含有率、粒径0.60〜1.18mmの粒子の含有率及び粒径1.18〜2.36mmの粒子の含有率が何れも10質量%以上あり、且つ、粒径0.15mm以下の粒子の含有率及び2.36mmを超える粒子の含有率が何れも5質量%未満である。
これにより、傾斜勾配がある施工箇所であっても、平滑性を確保できる。
本発明において、好ましくは、前記ポリマーセメントモルタルが、細骨材セメント比が1.0〜4.0となる量の細骨材を含有する。
上記課題を解決する本発明は、コンクリート床版アスファルト舗装路面の補修に用いるモルタルであって、急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材及び水を含有し、単位ポリマー量が50〜150kg/m、水セメント比が26〜35%、ポリマーセメント比が10〜30%であることを特徴とするポリマーセメントモルタルである。
本願発明の補修材(ポリマーセメントモルタル)及び補修方法は、コンクリート床版まで劣化している場合においても適用可能である。これにより、部分的に劣化したコンクリート床版アスファルト舗装路面を補修できる。
本実施形態のコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法の工程図
〜ポリマーセメントモルタル構成〜
本実施形態に使用するポリマーセメントモルタルは、急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材及び水を含有し、単位ポリマー量が50〜150kg/m(50以上150以下)、水セメント比が26〜35%(26以上35以下)、ポリマーセメント比が10〜30%(10以上30以下)である、急硬性のポリマーセメントモルタルである。
急硬性セメントとしては、ポルトランドセメント又はエコセメント、或いはこれらにシリカフュームやフライアッシュ等のポゾラン粉末,高炉スラグ粉末等を混合した混合セメントから選ばれる一種または二種以上のセメントに、カルシウムアルミネート等の急硬剤 (材)を含む急結剤(材)を添加したもの、「ジェットセメント」や「スーパージェットセメント」等の商品名で市販されている超速硬セメント等が挙げられる。
ここで用いる急結剤(材)としては、仮焼アルナイトを主成分とする急結剤(材)、アルミン酸ナトリウムを主成分とする急結剤(材)、カルシウムアルミネート類を主成分とする急結剤(材)等が好ましい例として挙げられ、カルシウムアルミネート類としては、カルシウムアルミネート、カルシウムハロアルミネート、カルシウムナトリウムアルミネート、カルシウムサルホアルミネート並びにこれらにSiO、KO、Fe、TiO等が固溶又は化合したものの群から選ばれる一種又は二種以上を用いることができる。これらのカルシウムアルミネート類は、化合物、固溶体、ガラス質又はこれらの二種以上が共存するものであっても良い。また、カルシウムアルミネート類を主成分とする急結剤(材)として、アルミナセメントを用いることもできる。また、急結剤(材)は2種以上の急結剤(材)を併用しても良い。
セメント用ポリマーとしては、ポリマーセメントモルタルやポリマーセメントコンクリートの結合材として用いられるものであればよく、例えば、スチレン・ブタジエン共重合体,クロロプレンゴム,アクリロニトリル・ブタジエン共重合体又はメチルメタクリレート・ブタジエン共重合体等の合成ゴム、天然ゴム、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリクロロピレン、ポリアクリル酸エステル、スチレン・アクリル共重合体、オールアクリル共重合体、ポリ酢酸ビニル,酢酸ビニル・アクリル共重合体,酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体,変性酢酸ビニル,エチレン・酢酸ビニル共重合体,エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体,酢酸ビニルビニルバーサテート共重合体,アクリル・酢酸ビニル・ベオバ(t-デカン酸ビニルの商品名)共重合体等の酢酸ビニル系樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂、アルキド樹脂及びエポキシ樹脂等の合成樹脂、アスファルト,ゴムアスファルト及びパラフィン等の瀝青質等が好ましい例として挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
コンクリート床版やアスファルト層との接着が良いという理由から、セメント用ポリマーとしては、ポリ酢酸ビニル,酢酸ビニル・アクリル共重合体,酢酸ビニル・アクリル酸エステル共重合体,変性酢酸ビニル,エチレン・酢酸ビニル共重合体,エチレン・酢酸ビニル・塩化ビニル共重合体,酢酸ビニルビニルバーサテート共重合体,アクリル・酢酸ビニル・ベオバ(t-デカン酸ビニルの商品名)共重合体等の酢酸ビニル系樹脂;ポリアクリル酸エステル,ポリメタクリル酸エステル,アクリル酸エステル・スチレン共重合体,スチレン・アクリル共重合体,オールアクリル共重合体等のアクリル系樹脂;ポリエチレン及びポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂;スチレン・ブタジエン共重合体,クロロプレンゴム,アクリロニトリル・ブタジエン共重合体又はメチルメタクリレート・ブタジエン共重合体等の合成ゴムから選ばれる1種又は2種以上を用いることが好ましい。
本発明に使用するセメント用ポリマーの状態は、液体、エマルション又はエマルションを粉末状にした再乳化型粉末樹脂の何れでもよい。
(単位ポリマー量)
ポリマーセメントモルタルにおけるセメント用ポリマーの含有量は、105℃における不揮発性分(以下「固形分」という。)換算で単位ポリマー量が50〜150kg/m且つポリマーセメント比が10〜30%とする。
単位ポリマー量が50kg/m未満では、付着強度が不足する。一方、単位ポリマー量が150kg/mを超えると、ポリマーセメントモルタルの粘性が高くなり過ぎる為充填作業を行い難い。付着強度や充填性が良いという理由から、固形分換算で単位ポリマー量が50〜150kg/mとすることが好ましく、80〜130kg/mとすることがより好ましく、85〜126kg/mとすることが更に好ましい。
(水セメント比)
ポリマーセメントモルタルは、水セメント比26〜35%となる量の水を含有する。このときの水量は、水性の液状混和材料(例えば混和剤水溶液やエマルション状のセメント用ポリマー。)を添加する場合は、ポリマーセメントモルタルに添加する水性の液状混和材料に含まれる水の量も考慮する。水セメント比26%未満では流動性が低いため施工性が悪く付着強度も不足し、35%を超えると材料分離が起こり易く又付着強度が不足する。流動性に優れ、材料分離が起こり難く且つ高い付着強度が得られることから、ポリマーセメントモルタルの水セメント比を26〜32%とすることが好ましい。
(ポリマーセメント比)
上記の様に、ポリマーセメント比(質量比)を10〜30%とする。ポリマーセメント比が10%未満では、ポリマーセメントモルタルの、付着強度が不足し易く、ポリマーセメント比が30%を超えると、ポリマーセメントモルタルの粘性が高くなり過ぎる為充填作業を行い難い。付着強度や充填性が良いという理由から、固形分換算で、ポリマーセメント比が10〜30%とすることが好ましく、12〜30%とすることがより好ましく、12.5〜27%とすることが更に好ましい。
(細骨材粒度分布)
ポリマーセメントモルタルに含有する細骨材としては、例えば砕砂、陸砂、川砂、海砂、人工細骨材、セメントクリンカ粒(セメントとして市販されているセメントクリンカ粉末よりも粗い粒状のもの)、スラグ細骨材等が好ましい例として挙げられる。
細骨材において、粒径0.15〜0.30mmの粒子の含有率、粒径0.30〜0.60mmの粒子の含有率、粒径0.60〜1.18mmの粒子の含有率及び粒径1.18〜2.36mmの粒子の含有率が何れも10質量%以上60質量%以下であり、且つ、粒径0.15mm以下の粒子の含有率及び2.36mmを超える粒子の含有率が何れも5質量%未満であることが好ましい。尚、粒径0.15mm以下の粒子及び/又は2.36mmを超える粒子は、細骨材に含まれていなくともよい。
このような細骨材の粒度分布であると、ポリマーセメントモルタルの表面を周りの路面の傾き(周りのコンクリート床版の上面の傾き)に合わせて平滑に整えることができる。即ち、傾斜しているコンクリート床版でも欠損部が無いように修復できることから好ましい。
ここで、粒径0.15〜0.30mmの粒子とは、公称目開き0.15mmの篩に留まり、且つ、公称目開き0.30mmの篩を通過する粒子を云う(0.15mmを超え0.30mm以下)。また、粒径0.30〜0.60mmの粒子とは、公称目開き0.30mmの篩に留まり、且つ、公称目開き0.60mmの篩を通過する粒子を云う。また、粒径0.60〜1.18mmの粒子とは、公称目開き0.60mmの篩に留まり、且つ、公称目開き1.18mmの篩を通過する粒子を云う。また、粒径1.18〜2.36mmの粒子とは、公称目開き1.18mmの篩に留まり、且つ、公称目開き2.36mmの篩を通過する粒子を云う。また、粒径0.15mm以下の粒子とは、公称目開き0.15mmの篩を通過する粒子を云う。また、2.36mmを超える粒子とは、公称目開き2.36mmの篩に留まる粒子をいう。
(細骨材セメント比)
ポリマーセメントモルタルに含有する細骨材の量は、細骨材セメント比が1.0〜4.0となる量の細骨材を含有することが好ましい。細骨材セメント比は、含まれる細骨材の質量(S)を、含まれるセメントの質量(C)で除した質量比(S/C)である。
細骨材セメント比が1.0未満では、充填から長期間経つとポリマーセメントモルタルの乾燥収縮が大きくなるため下地となるコンクリート床版等との付着が無くなり、剥離する虞が出てくる。細骨材セメント比が4.0を超えると、ポリマーセメントモルタルの流動性が低下するため付着強度が不足する虞がある。乾燥収縮による剥離が起こり難く、流動性が良いという理由から、細骨材セメント比が1.0〜4.0であることが好ましく、1.5〜3.2であることがより好ましい。
(フロー値)
ポリマーセメントモルタルのJIS A 1171「ポリマーセメントモルタルの試験方法」に規定されるフロー値(15回の落下運動後のフロー値、以下「JISフロー値」という。)は、130〜200であることが好ましい。130以上であると、充填作業を行い易く、付着強度も高くなる。130未満であると、流動性低下により充填作業が難しくなり、付着強度も不足する。一方、JISフロー値が200以下であると傾斜している路面の補修であっても、窪みに充填したポリマーセメントモルタルの表面を周りの路面の傾き(周りのコンクリート床版の上面の傾き)に合わせて平滑に整えることができる。即ち、コンクリート床版を欠損部が無いように修復できる。JISフロー値が200を超えると路面が傾斜している場合、平滑に整えることができない。付着強度や充填性が良く、かつ、路面が傾斜している場合でも平滑性を確保できるという理由から、JISフロー値は、130〜200であることが好ましく、135〜180であるとより好ましい。
ポリマーセメントモルタルは、JISフロー値測定前のフローコーンを引き抜いた直後の落下運動前のフロー値(以下「引き抜きフロー値」という)が105〜150であることが好ましい。105以上であると、充填する窪みがコンクリート床版に内在する鉄筋の裏側部分のコンクリートまで除去され形成されている場合の充填時に、バイブレータによるポリマーセメントモルタルに振動を与えなくとも鉄筋の裏側(下部側)にも未充填箇所が無く充填できる。105未満であると、流動性が低く充填作業が難しくなり、付着強度も不足する。一方、引き抜きフロー値が150以下であると傾斜している路面の補修であっても、窪みに充填したポリマーセメントモルタルの表面を周りの路面の傾き(周りのコンクリート床版の上面の傾き)に合わせて平滑に整えることができる。即ち、コンクリート床版を欠損部が無いように修復できる。引き抜きフロー値が150を超えると路面が傾斜している場合、平滑に整えることができない。付着強度や充填性が良く、かつ、路面が傾斜している場合でも平滑性を確保できるという理由から、引き抜きフロー値は、105〜150であることが好ましく、引き抜きフロー値が105〜140であるとより好ましい。
(その他の混和材料について)
ポリマーセメントモルタルには、急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材、水以外に、その他の混和材料或いは粗骨材の一種又は二種以上を本発明の効果を損なわない範囲で併用することができる。このような混和材料としては、例えば高性能減水剤や高性能AE減水剤等のセメント分散剤、凝結遅延剤、発泡剤、起泡剤、防水材(剤)、防錆剤、収縮低減剤、増粘剤、顔料、消泡剤、膨張材、繊維、撥水剤、白華防止剤、硬化促進剤(材)、強度促進剤(材)、高炉スラグ微粉末、フライアッシュやシリカフューム等のポゾラン粉末、石粉、表面硬化剤等が挙げられる。ガラス繊維、金属繊維及び有機繊維を併用すると、ポリマーセメントモルタルの飛散を防止する効果があるから好ましい。ガラス繊維を併用するときは、ポリマーセメントモルタルの体積に対し2.0体積%以下の量とすることが好ましく、より好ましくは0.1〜1.0体積%の量とする。
(混合について)
ポリマーセメントモルタルは、各材料を混合して製造する。混合に用いる器具や混合装置も特に限定されないが、ミキサを用いることが量を多く且つ短時間で混合できることから好ましい。用いることのできるミキサとしては連続式ミキサでもバッチ式ミキサでも良く、例えばパン型コンクリートミキサ、パグミル型コンクリートミキサ、重力式コンクリートミキサ、グラウトミキサ、ハンドミキサ、左官ミキサ等が挙げられる。
〜補修〜
本願実施形態の補修方法は、コンクリート床版の上面にアスファルト層が積層されたコンクリート床版アスファルト舗装路面の劣化箇所の補修方法であって、前記劣化箇所のアスファルト層および該アスファルト層の下層のコンクリートを除去し、該コンクリート床版に窪みを形成するA工程と、A工程により形成されたコンクリート床版の窪みに、急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材及び水を含有し、単位ポリマー量が50〜150kg/m、水セメント比が26〜35%、ポリマーセメント比が10〜30%であるポリマーセメントモルタルを充填するB工程と、B工程で充填したポリマーセメントモルタルの上面にアスファルト層を積層するC工程とを具備することを特徴とする。
図1は、本実施形態のコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法の工程図である。
図1の(a)は、補修前のコンクリート床版アスファルト舗装路面の概略断面図である。コンクリート床版1の上部にあるアスファルト層5及び防水材層4にクラック6が発生しており、又アスファルト層5の一部が破壊されポットホール8が出来ている。さらにコンクリート床版1上部にもクラック(ひび割れ)が局所的に多数発生し、このクラックに水が浸入すると、コンクリート3上部のセメント成分が遊離し砂利化したり、コンクリート床版中の鉄筋2が腐食したりすることがある。また、クラックを介してコンクリート析出物7が析出することもある。
図1の(b)は、A工程に関する概略断面図である。コンクリート床版アスファルト舗装路面(コンクリート床版1、アスファルト層5及び防水材層4)の劣化した部分の周囲の健全な部分の一部も合わせて除去した後、ダイヤモンドカッターによりアスファルト層5及び防水材層4により切り込みを入れ、コンクリート床版1の上部を含めてコンクリートハンマーにより斫り取ることにより、コンクリート床版1の上部に窪み9を形成する。
A工程(除去工程)は、上記方法に限定されない。好適な除去方法としては、ダイヤモンドカッターやワイヤーソーにより切断する方法、コンクリートハンマー等のコンクリートブレーカにより斫り取る方法、路面に設けた穴や溝に静的破砕剤等の破砕剤を充填し発生する圧力により破砕する方法、路面に設けた穴や溝にクサビ等を打ち込み破砕する方法、路面切削機や舗装路面切削整正機等により削り取る方法、サンドブラストのようにブラスト材を路面に衝突させ削り取る方法、ウォータージェットを用いて切断又は削り取る方法、或いはこれらの2種以上を併用する方法が挙げられる。
除去工程において除去する部分は、路面の劣化の程度や範囲(面積、深さ)等によって異なるが、劣化した部分が残らないように、周囲の健全な部分の一部も合わせて除去することが好ましい。アスファルト層5とコンクリート床版1の上面かぶり部のコンクリート3を除去する場合、アスファルト層5とコンクリート床版1の上面から内在する鉄筋2の裏側部分のコンクリート3まで除去する場合、アスファルト層5とコンクリート床版1全て(路面に貫通孔を空けるように)除去する場合、アスファルト層5とコンクリート床版1の上面から内在する鉄筋2の裏側部分のコンクリート3並びに露出させた鉄筋2の一部分まで除去する場合等がある。
コンクリート床版1の除去する面積よりもアスファルト層5の除去する面積を広く、即ち、コンクリート床版1の健全な上面が露出するように除去すると、充填したポリマーセメントモルタル10(後述)の表面を、板や鏝等で周囲のコンクリート床版の上面と段差無く仕上げることができることから好ましい。
図1の(c)は、B工程に関する概略断面図である。窪み9にポリマーセメントモルタル10を充填し、窪み9周囲のコンクリート床版1の健全な上面と略同じ高さになるように、鏝により、窪み9に打ち込んだポリマーセメントモルタル10の表面を均す。
B工程(充填工程)は、上記方法に限定されない。好適な例としては、鏝や刷毛で塗布する方法、吹付け機を用いて吹付ける方法、モルタルポンプやコンクリートプレーサを用いて圧送する方法、シュートを用いて打ち込む方法、バケットや一輪車などを用いて窪みの上部又は傍らまで運搬し窪み9内に打ち込む方法、並びにこれらを2種以上併用する方法等が挙げられる。
また、充填工程において、窪み9周囲のコンクリート床版1の健全な上面と略同じ高さになるように、即ち段差が生じないように、鏝、板、棒、フィニッシャ、ダンパ、ロードローラ、コンパクタ、フロート等により、窪みに打ち込んだポリマーセメントモルタルの表面を均すことが好ましい。
また、充填工程において、バイブレータでポリマーセメントモルタルに振動を加えると未充填箇所が無くなり易いことから、バイブレータを用いることが好ましい。
図1の(d)は、C工程に関する概略断面図である。ポリマーセメントモルタル10の上面に防水材を塗布することで防水材層11を形成し、防水材層11の上面に新たなアスファルト層12を積層し敷設する。
尚、図1においては、ポリマーセメントモルタル10の上面に防水材層11を形成することで、補修後のコンクリート床版アスファルト舗装路面、特にコンクリート床版の劣化することをより抑制しているが、この防水材層11を形成は省略することが出来る。
C工程(アスファルト敷設工程)においてポリマーセメントモルタル10の上面に積層するアスファルト層12は、アスファルトを結合材とするアスファルト混合物により形成する。更に、アスファルト混合物の空隙にセメントペースト(セメントミルク)を充填してもよい。
アスファルト混合物としては、結合材としてアスファルトを用いていればよく、結合材としてセメント、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂から選ばれる1種又は2種以上の結合材を併用してもよい。また、結合材のほか、石灰石粉末,火成岩粉末,消石灰,フライアッシュ等のフィラー、細骨材や粗骨材等の骨材、剥離防止剤や繊維質補強剤等の添加材料等を用いることができる。アスファルトとしては、天然アスファルト,改質アスファルト,舗装用石油アスファルト,アスファルト乳剤,カットバックアスファルト等を用いることができる。
アスファルト混合物としては、形状安定性が高いことから、骨材が配合されたアスファルトモルタル又はアスファルトコンクリートが好ましい。
C工程(アスファルト敷設工程)は、上記方法に限定されず、用いる材料に合わせて適宜選択すればよい。このときに、窪み周囲のアスファルト層5の健全な上面と略同じ高さになるように、即ち段差が生じないように、鏝、板、棒、フィニッシャ、ダンパ、ロードローラ、コンパクタ、フロート等によりアスファルト混合物12の表面を均すことが好ましい。
〜性能評価試験〜
本実施形態の諸条件を満たすポリマーセメントモルタル(実施例)の性能評価試験を行った。比較のため、細骨材粒度分布に係る条件のみを満たさないポリマーセメントモルタルを準実施例とし、単位ポリマー量、水セメント比、ポリマーセメント比のうちいずれか1つ以上の条件を満たさないポリマーセメントモルタルを比較例とし、性能評価試験を行った。
表1に示す配合割合のポリマーセメントモルタルを12800g作製した。配合No.1〜4および、No.9〜11が実施例であり、配合No.5〜8は比較例であり、配合No.12〜14は準実施例である。
Figure 2013234489
作製に当たり各材料を金属製円筒容器(容量:18L)に全量投入した後、90秒間ハンドミキサ(回転数:300r.p.m.)で混合した。尚、このときの使用材料を以下に示した。供試体作成、及び練り混ぜは、全て、20℃で行い、使用材料の温度も20℃とした上で試験を行った。
セメント:超速硬セメント(太平洋セメント株式会社製、商品名「スーパージェットセメント」)
(単位セメント量:C)
セメント用ポリマー:エチレン・酢酸ビニル共重合体エマルション(太平洋マテリアル株式会社製、不揮発性分量;45質量%) (単位ポリマー量(固形分換算):P)
ガラス繊維:繊維長;10mm、繊維径;14μm
細骨材:複数の市販品の細骨材(珪砂)をJIS A 1102「骨材のふるい分け試験方法」によりふるい分け試験を行い、その結果を基に複数の珪砂を混合することで製造した混合砂(珪砂A〜珪砂F)(粒度分布を表2に示す)
水:水道水 (単位水量:W)
Figure 2013234489
性能評価試験は、コンシステンシー試験、塗布試験及び付着強さ試験について行った。
(コンシステンシー試験)
JIS A 5201−1171「セメントの物理試験方法」に規定されるフロー試験に従って、練り混ぜ直後のフロー値(15回の落下運動後のフロー値、JISフロー値)を測定した。併せて、フローコーンを引き抜いた直後の落下運動前のフロー値(引き抜きフロー値)を測定した。その結果を表3に示した。
Figure 2013234489
実施例(NO.1〜4,9〜11)および準実施例(NO.12〜14)は全て、引き抜きフロー値105〜150の範囲を満たし、JISフロー値130〜200の範囲を満たしている。一方、比較例(No.5,6)は流動性が低すぎ、比較例(No.7,8)は流動性が高すぎる。
(塗布試験)
窪み(縦500×横500×深さ40mm)を有するコンクリート平板(縦1000×横1000×厚み100mm)を作製した。この窪みに、D19の鉄筋を縦方向に2本(かぶり厚さ30mm、鉄筋間隔200mm)、横方向に1本(かぶり厚さ30+19mm)配置した。作製したポリマーセメントモルタルをコンクリート平板の窪みに打ち込み、窪み周囲のコンクリート平板と略同じ高さになるように、金鏝で均し試験体を作製した。
作製した試験体は、コンクリート平板を水平に置き打ち込み時にバイブレータでポリマーセメントモルタルに振動を加えたもの(勾配0%,振動有)、コンクリート平板を勾配8%に置き打ち込み時にバイブレータでポリマーセメントモルタルに振動を加えたもの(勾配8%,振動有)、コンクリート平板を水平に置き打ち込み時にバイブレータによる振動を与えなかったもの(勾配0%,振動無)、コンクリート平板を勾配8%に置き打ち込み時にバイブレータによる振動を与えなかったもの(勾配8%,振動無)の4水準とし、それぞれ平滑性を確認した。
また、ポリマーセメントモルタルを打ち込んでから7日後に、ダイヤモンドカッターにより、試験体を切断し、ポリマーセメントモルタルの充填状況(充填性)を確認した。
塗布試験の結果を表4に示した。このときの平滑性及び充填性の評価は以下の通りとした。
[平滑性]
○:ポリマーセメントモルタルを平滑にすることができた。
×:ポリマーセメントモルタルを平滑にすることができなかった。
[充填性]
○:ポリマーセメントモルタルを充填することができた。
×:ポリマーセメントモルタルを充填することができなかった。
Figure 2013234489
実施例(NO.1〜4,9〜11)は全て、平滑性も充填性も満たす。なお、実施例(NO.1〜4)の細骨材粒度分布は同じであるが、実施例(NO.9〜11)の粒度分布はそれぞれ異なっている。
準実施例(NO.12〜14)は、充填性を満たすが、傾斜勾配がある場合は、平滑性を満たさない。
比較例(No.5〜8)は、傾斜勾配がある場合は平滑性を満たさないとともに、一部を除き充填性も満たさない。
(付着強度試験)
付着強度試験は、ポリマーセメントモルタルを打ち込んでから7日後に、JIS
A 171「ポリマーセメントモルタルの試験方法」に準拠して行った。
付着強度試験の結果を表5に示した。付着試験の評価は以下の通りとした。尚、NEXCO各社が管理する高速道路において断面修復材として用いるには、コンクリートとの付着強度が1.5N/mm以上必要である。
○:付着強度1.5N/mm以上
×:付着強度1.5N/mm未満
Figure 2013234489
実施例(NO.1〜4,9〜11)および準実施例(NO.12〜14)は、所定の付着強度を満たすが、比較例(No.5〜8)は、所定の付着強度を満たさない。
(総合評価)
実施例(NO.1〜4,9〜11)は、塗布試験および付着強度試験において、充填性、一体性(付着性)及び塗布試験のポリマーセメントモルタル打ち込み時に試験体を水平に設置した試験水準(勾配0%)の平滑性、塗布試験のポリマーセメントモルタル打ち込み時に試験体を勾配8%として設置した試験水準の平滑性の何れにおいても優れた性能を示し、総合評価が「○」(合格)であった。
準実施例(NO.12〜14)は、塗布試験のポリマーセメントモルタル打ち込み時に試験体を勾配8%として設置した試験水準の平滑性以外では、優れた性能を示した。すなわち、水平な施工箇所では、充分適用できる。
比較例(No.5〜8)は、何れかの項目で「×」(不良)を含み、総合評価も「×」(不合格)であった。
〜効果〜
本実施形態のポリマーセメントモルタルは、コンクリート床版まで劣化している場合においても適用可能である。これにより、部分的に劣化したコンクリート床版アスファルト舗装路面を補修できる。本実施形態のポリマーセメントモルタルは、充填作業の時間を充分取れることより、作業性が向上する。また、比較的短時間で高強度を得ることができ、道路の通行規制時間を短縮することができる。
1 コンクリート床版
2 鉄筋
3 コンクリート
4 防水材層
5 アスファルト層(アスファルトコンクリート)
6 クラック
7 セメント成分の析出物
8 ポットホール
9 窪み
10 ポリマーセメントモルタル
11 防水材層
12 アスファルト層(アスファルトコンクリート)

Claims (4)

  1. コンクリート床版の上面にアスファルト層が積層されたコンクリート床版アスファルト舗装路面の劣化箇所の補修方法であって、
    前記劣化箇所のアスファルト層および該アスファルト層の下層のコンクリートを除去し、該コンクリート床版に窪みを形成する工程(A)と、
    前記工程(A)により形成されたコンクリート床版の窪みに、急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材及び水を含有し、単位ポリマー量が50〜150kg/m、水セメント比が26〜35%、ポリマーセメント比が10〜30%であるポリマーセメントモルタルを充填する工程(B)と、
    前記工程(B)で充填したポリマーセメントモルタルの上面にアスファルト層を積層する工程(C)と
    を具備することを特徴とするコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法。
  2. 前記細骨材が、粒径0.15〜0.30mmの粒子の含有率、粒径0.30〜0.60mmの粒子の含有率、粒径0.60〜1.18mmの粒子の含有率及び粒径1.18〜2.36mmの粒子の含有率が何れも10質量%以上あり、且つ、粒径0.15mm以下の粒子の含有率及び2.36mmを超える粒子の含有率が何れも5質量%未満である
    ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法。
  3. 前記ポリマーセメントモルタルが、細骨材セメント比が1.0〜4.0となる量の細骨材を含有する
    ことを特徴とする請求項1および請求項2記載のコンクリート床版アスファルト舗装路面の補修方法。
  4. コンクリート床版アスファルト舗装路面の補修に用いるモルタルであって、
    急硬性セメント、セメント用ポリマー、細骨材及び水を含有し、
    単位ポリマー量が50〜150kg/m、水セメント比が26〜35%、ポリマーセメント比が10〜30%である
    ことを特徴とするポリマーセメントモルタル。
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