JP2013231994A - 液晶表示装置の製造方法 - Google Patents

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美晴 大谷
Jun Tanaka
順 田中
Kazuto Masuda
和人 増田
Masaya Adachi
昌哉 足立
Takahito Hiratsuka
崇人 平塚
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Abstract

【課題】透過表示部と反射表示部とを備える半透過型液晶表示装置において、反射領域に内蔵する偏光層の二色比を高め、表示性能を向上させる。
【解決手段】
反射領域の反射層よりも第1の基板側に形成されたクロモニック液晶性の偏光層と、偏光層よりも第1の基板側に形成された画素電極と、偏光層と画素電極との間の反射領域に形成され、偏光層と密接する保護層とを備え、偏光層および保護層は、第1の基板上の反射層上に偏光層となる第一材料を形成する第一工程と、第一材料上に保護層となる第二材料を形成する第二工程と、第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて第二材料をパターン加工して保護層を形成する第三工程と、保護層をマスクとして透過領域から第一材料を除去して偏光層を形成する第四工程とにより形成され、保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、保護層が偏光層のクロモニック液晶性の分子の配向を保持する液晶表示装置の製造方法である。
【選択図】図2

Description

本発明は液晶表示装置の製造方法に関し、特に反射表示部と透過表示部とを兼ね備えた半透過型液晶表示装置の製造方法に関する。
液晶表示装置は、従来から表示装置の主流であるCRT(Cathode Ray Tube)よりも、薄型軽量、低消費電力といった利点を有しており、さまざまな電子機器の表示装置として用途が拡大されてきた。中でも、携帯型情報機器用の表示装置には、室内や外部に光源が存在しない暗いところから晴天時の屋外など高照度のところまでを含む多様な環境下での視認性向上が求められており、一つの画素内に透過表示部と反射表示部を有する半透過型液晶表示装置が広く用いられるようになってきている。
半透過型液晶表示装置においては、透過表示部ではバックライトを用い、環境によらず輝度が一定であるため、屋内から暗室までの比較的暗い環境下で良好な表示が得られる。一方、反射表示部では、外部からの光を内蔵する反射板を用いて反射して表示を行い、外部の明るさによらずコントラストが一定であるため、晴天時の屋外から室内までの比較的明るい環境下で良好な表示が得られる。
一方、従来から広視野角な液晶表示装置として、IPS(In-Plane Switching)方式の液晶表示装置が知られているが、IPS方式を半透過型液晶表示装置に適用した場合には、反射部において黒表示が得られないという問題があった。これに対し、下記特許文献1では、偏光層を内蔵することで反射型表示および透過型表示を実現している。
また、下記特許文献2には、ツイストネマチック(TN(Twisted Nematic)モードの半透過型液晶表示装置が記載されている。本半透過型液晶表示装置においても、偏光層を内蔵することで反射表示と透過表示を両立させている。
また、下記特許文献3には、透過型、または半透過型液晶表示装置が記載されている。本透過型または半透過型液晶表示装置においては、偏光層を内蔵し、さらに偏光層上に感光性樹脂による層間絶縁膜を形成することで、画像品質を向上し、小型化でき、工程を簡略化して製造歩留まりの向上や信頼性向上を実現している。
なお、下記特許文献1〜3において内蔵する偏光層は、下記特許文献4に記載されているようなリオトロピック液晶を偏光材料として含む塗布液を塗布したあと硬化させることによって形成している。
特開2006-184325号公報 特開2006-171723号公報 特開2005-250430号公報 特表平08-511109号公報
特許文献3では、内蔵する偏光層(第1偏光層)の上に層間絶縁膜を感光性樹脂によって形成し、これを用いて偏光層をパターン加工するとの記載があるが、このときアルカリ現像液に浸漬しパターン加工を行うと、水溶性の偏光層がサイドエッチにより溶出しリフトオフにより層間絶縁膜が剥離するという問題がある。また、偏光層を内蔵する場合、偏光層の上層層間絶縁膜形成やパターン加工にともない加熱工程を経ることがあるが、偏光層にかかる熱プロセスにより偏光層の二色比が劣化するという問題がある。
半透過型液晶表示装置に内蔵する偏光層では、その二色比は大きいほどコントラスト比の向上が期待できることから、画像品質向上には偏光膜の特性向上または特性劣化の抑止が求められている。本発明の目的は、画像品質を向上することができ、製造歩留まりの向上や信頼性の向上が可能な液晶表示装置の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決すべく、本願発明は、例えば、下記のように構成される。
(1)本発明の液晶表示装置の製造方法は、透過領域と反射領域とが画素毎に形成された第1の基板と、
液晶層を介して前記第1の基板に対して対向配置される第2の基板と、
前記第1の基板の前記反射領域に形成された反射層と、
前記反射層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、クロモニック液晶性の分子からなる偏光層と、
前記偏光層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された画素電極と、
前記偏光層と前記画素電極との間の反射領域に形成され、前記偏光層と密接する保護層とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
前記偏光層および前記保護層は、
前記第1の基板上の前記反射層上に前記偏光層となる第一材料を形成する第一工程と、
前記第一材料上に前記保護層となる第二材料を形成する第二工程と、
フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第三工程と、
前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記偏光層を形成する第四工程とにより形成され、
前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする。
(2)本発明の液晶表示装置の製造方法は、透過領域と反射領域とが画素毎に形成された第1の基板と、
液晶層を介して前記第1の基板に対して対向配置される第2の基板と、
前記第1の基板の前記反射領域に形成された反射層と、
前記反射層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、クロモニック液晶性の分子からなる偏光層と、
前記偏光層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された透光性の画素電極と、
前記偏光層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、前記偏光層と前記画素電極との間に形成される共通電極と、
前記偏光層と前記画素電極との間の反射領域に前記偏光層と密接して形成され、前記偏光層を保護する保護層とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
前記偏光層および前記保護層は、
前記第1の基板上の前記反射層上に前記偏光層となる第一材料を形成する第一工程と、
前記第一材料上に前記保護層となる第二材料を形成する第二工程と、
フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第三工程と、
前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記偏光層を形成する第四工程とにより形成され、
前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする。
(3)前述する(1)または(2)に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記保護層が酸素プラズマ耐性のある膜であり、
前記第四工程は、前記偏光層を酸素プラズマ照射によるドライエッチングプロセスで形成する工程であることを特徴とする。
(4)前述する(3)に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記レジスト材料は、透明な感光性レジスト材料であり、前記画素電極と前記保護膜との間に存在し、前記薄膜トランジスタのソースに接続するためのコンタクトホールを有する層間絶縁膜であることを特徴とする。
(5)本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶層を介して対向配置される第1及び第2の基板を有し、前記第1の基板に透過領域と反射領域とが画素ごとに形成された液晶表示装置の製造方法において、
前記第1の基板上の前記反射領域に反射層を形成する第一工程と、
前記反射層上にクロモニック液晶性の分子を有する第一材料を形成する第二工程と、
前記第一材料上に保護層となる第二材料を形成する第三工程と、
フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第四工程と、
前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記反射領域に偏光層を形成する第五工程と、
前記保護層を覆うように薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された画素電極を形成する第六工程とを有し、
前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする。
(6)前述する(5)に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記第三工程は、前記第二材料を酸素プラズマ耐性のある膜により形成する工程であり、
前記第五工程は前記第二材料をマスクとして前記第一材料を酸素プラズマ照射によりドライプロセスによりパターン加工して前記偏光層を形成する工程であることを特徴とする。
(7)前述する(6)に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記レジスト材料は、透明な感光性レジスト材料であり、前記画素電極と前記保護膜との間に存在し、前記薄膜トランジスタのソースに接続するためのコンタクトホールを有する層間絶縁膜であることを特徴とする。
(8)本発明の液晶表示装置の製造方法は、液晶層を介して対向配置される第1及び第2の基板を有し、前記第1の基板に透過領域と反射領域とが画素ごとに形成され、前記第2の基板に共通電極が形成された液晶表示装置の製造方法において、
前記第1の基板上の前記反射領域に反射層を形成する第一工程と、
前記反射層上にクロモニック液晶性の分子を有する第一材料を形成する第二工程と、
前記第一材料上に保護層となる第二材料を密接するように形成する第三工程と、
フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第四工程と、
前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記反射領域に偏光層を形成する第五工程と、
前記保護層を覆うように薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された画素電極を形成する第六工程とを有し、
前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする。
(9)前述する(6)に記載の液晶表示装置の製造方法において、
前記第三工程は、前記第二材料を酸素プラズマ耐性のある膜により形成する工程であり、
前記第五工程は前記第二材料をマスクとして前記第一材料を酸素プラズマ照射によりドライプロセスによりパターン加工して前記偏光層を形成する工程であることを特徴とする。
(10)前述する(9)の液晶表示装置の製造方法において、
前記レジスト材料は、透明な感光性レジスト材料であり、前記画素電極と前記保護膜との間に存在し、前記薄膜トランジスタのソースに接続するためのコンタクトホールを有する層間絶縁膜であることを特徴とする。
本発明の液晶表示装置では、偏光層の上層保護膜が、酸素プラズマ耐性を有する層であり、偏光層をドライプロセスにてパターン加工する際のマスクとして作用し、偏光層の溶出を防止できる。また、上層保護膜の硬さにより偏光層の配向が熱揺らぎにより乱れること抑止することができ、二色比劣化を抑止し、高信頼性、高画質が実現できる。
本発明のその他の効果については、明細書全体の記載から明らかにされる。
本発明に係わる液晶表示装置を説明するための画素領域平面図である。 本発明に係わる液晶表示装置を説明するための画素領域断面図である。 本発明に係わる液晶表示装置を説明するための画素領域平面図である。 本発明に係わる液晶表示装置を説明するための画素領域断面図である。
以下、本発明が適用された実施形態の例について、図面を用いて説明する。なお、下記では、液晶表示装置の構成を、その製造工程により説明する場合もある。また、各図および各実施例において、同一または類似の構成要素には同じ符号を付し、説明を省略する。
<第1の実施形態>
図1は、本実施形態の液晶表示装置を構成する1画素の上面図である。図2は、図1のA−A方向断面図である。図1及び図2において、本発明による液晶表示装置はIPS方式の半透過型液晶表示装置として例示されるが、IPS方式以外の半透過型液晶表示装置にも本発明は適用され得る。
図2に示すように、本発明の液晶表示装置は、主に、対向する第1の基板201と第2の基板221と、対向する第1の基板201と第2の基板221とで挟持された液晶層219とを備えている。
まず、第1の基板201上に透過領域と反射領域を形成する工程及びその構造を説明する。
ただし、以下の説明では、偏光層212及び保護層213の形成工程を除く他の形成工程は周知のIPS方式の半透過型液晶表示装置と同じとなるので、詳細な説明は省略する。
第1の基板201となる透明基板上には、スイッチング素子が形成されている。
スイッチング素子は、ポリシリコンやアモルファスシリコンあるいは有機物からなる半導体層を備える薄膜トランジスタ111から構成される。ここでは一例として、ポリシリコンからなる薄膜トランジスタ111の場合を説明する。しかし、本発明はこれに限定されるものではない。
ポリシリコン薄膜トランジスタからなるスイッチング素子105は、ソース・ドレイン領域やチャネル領域となる半導体層203などを含むポリシリコン層の上に、ゲート絶縁層204、ゲート電極205、層間絶縁層206、電極層207、第1の絶縁層208を有する。
スイッチング素子と第1の透明基板201との間には、第1の透明基板201から半導体層203やゲート絶縁層204へのNaやKなどのイオンの混入をブロックするために、下地層202を設けると良い。下地層202は第1の透明基板201側から順に窒化シリコンなどからなる層と酸化シリコンなどからなる層を積層した構造とする。
ゲート絶縁層204、層間絶縁層206は、例えば酸化シリコンからなる。第1の絶縁層208は、例えば窒化シリコンからなる。
電極層207としては、金属電極材料を用いればよく、例えばアルミニウム層の上下をチタン(Ti)やタングステン(W)などでサンドイッチした三層積層構造の膜を用いることができる。ただし、これに限定されるものではない。
電極層207は、層間絶縁層206に形成した開口を通して、半導体層203のソース領域とドレイン領域とにそれぞれ接続する。
薄膜トランジスタ111は、走査配線101と、信号配線102と、画素電極108とに接続されている。
すなわち、スイッチング素子105のゲート電極204は走査配線101と電気的に接続されている。また、スイッチング素子105のドレインは層間絶縁層206のドレイン領域部分に形成した開口を通し、ドレイン側の電極層207を介して信号配線102と電気的に接続されている。スイッチング素子105のソース領域は層間絶縁膜206のソース領域部分に形成した開口を通し、ソース側の電極層207である入出力配線104を介して画素電極108、217と電気的に接続されている。
第1の基板は、この他に、共通配線103と共通電極109とを有する。走査配線101と信号配線102とは交差しており、薄膜トランジスタ111は、その交差部近辺に存在する。
第1の基板201に薄膜トランジスタ111とともに形成された共通配線103は、当該第1の基板201に共通電極109が形成されたIPS方式の液晶表示装置に特有である。これを含めて成る上記反射表示部は、TN方式やVA方式の半透過型液晶表示装置には見られない。
スイッチング素子の上には、第2の絶縁層209が設けられている。この第2の絶縁層209は、スイッチング素子や配線などによる段差を平坦化する機能を有するが、後述する反射層に凹凸形状を持たせる機能を兼備してもよい。
段差を平坦化するには、溶液状態で層形成可能な材料が望ましい。従って、第2の絶縁層209としては有機系の材料、あるいは溶剤に分散させ塗布成膜を可能とした無機材料を用いることができる。さらに、第2の絶縁層209がその表面を凹凸形状にする工程を必要とする場合には、材料自身に感光性があれば工程が簡略化できるという利点がある。
また、第2の絶縁層209は、透過領域ではバックライトからの光を効率よく通過させるために可視光に対する吸収が小さい透明な材料が望ましい。従って、第2の絶縁層209としては、感光性のポリイミドやアクリル系樹脂などの有機材料が望ましい。
第2の絶縁層209の表面は、反射領域においては反射層の表面を凹凸形状にするために凹凸形状を形成してもよい。この凹凸形状は、フォトリソグラフィー技術により凹凸パターンを形成した後、温度を上げ溶融することで実現してもよいし、露光工程の際にマスクとしてハーフトーンマスクを使用して実現するなどしても良い。一方、透過領域においては第2の絶縁層209の表面は平坦とする。
第2の絶縁層209の上には、反射領域に相当する部分に反射板として機能する反射層210を形成する。反射層210は、アルミニウムや銀などの反射率が高い金属材料を用いると反射率も高く、配線とも共通に形成できて良い。反射層210は、フォトリソグラフィー技術などにより透過領域からは除去する。なお、反射層210は、その下層にある第2の絶縁層209の表面に凹凸形状を形成した場合には、形成された凹凸形状を反映して、その表面が凹凸形状となる。反射層210が凹凸形状となっていることで、液晶表示パネルに外部から入射する光が反射層210で反射する角度に広がりが生じ、実使用時においては反射表示がより明るくなる。共通配線等の配線を反射層210で兼用すれば、夫々に要する製造過程を低減する効果が得られる。
反射層210の上に下地層211を設ける。下地層211は、反射層210が凹凸形状を有する場合、上層に形成する偏光層212の光学性能が反射層210が凹凸形状となっていることに起因して劣化することを防止するための平坦化層としての機能を有する。つまり、偏光層212が形成される下地面を平坦化するための層として機能する。この下地層211を設けることにより偏光層212の光学性能の劣化は抑制され、より明るく、よりコントラスト比が高い画像表示に貢献できる。
下地層211は、絶縁材料から構成し、溶液状態で層形成が可能で、可視光に対する吸収が小さい透明な材料が望ましい。つまり、第2の絶縁層209と同様、ポリイミド系樹脂あるいはアクリル系樹脂などの有機材料その他市販の感光性ポリマ材料、あるいは溶剤に分散させ塗布成膜を可能とした無機材料を用いることができる。
反射層210の上層には、下地層211を介して偏光層212を形成する。偏光層212は、例えば、クロモニックメソゲンとして日本化薬(株)製C.I.Direct Blue 67を含む溶液を用い、それを塗布することで形成することができる。偏光層を形成する材料として、上記のほかに、下記式(3)〜(20)の分子構造を有するクロモニックメソゲンを含む溶液を用いてもよいが、これに限定されるものではない。
Figure 2013231994
Figure 2013231994
ただし、式(14)中のMはカチオンであり、R1はHまたはClであり、RはH、アルキル基、ArNH、またはArCONHであり、Arは置換または無置換アリール基である。また、式(15)中のMはカチオンであり、RはH、アルキル基、ハロゲンまたはアルコキシ基であり、Arは置換または無置換アリール基であり、nは、2または3である。
Figure 2013231994
ただし、式(16)中のMはカチオンであり、RはH、アルキル基、ハロゲンまたはアルコキシ基であり、Arは置換または無置換アリール基であり、nは2または3である。また、式(17)中のMはカチオンである。
Figure 2013231994
ただし、式(18)中のMはカチオンであり、RはH、アルキル基、ハロゲンまたはアルコキシ基であり、Arは置換または無置換アリール基であり、nは2または3である。また、式(19)中のMはカチオンである。
Figure 2013231994
ただし、式(20)中のMはカチオンであり、nは3,4または5である。
次に、偏光層212を塗布するが、偏光層212の塗布には例えばスリットダイコーターを用いると良い。スリットダイコーターは溶液状態の偏光層材料を塗布面に供給しつつ、当該材料へ圧力を加えながら塗布方向に引き伸ばすことができる。この工程により染料は配向し、乾燥固定化することで偏光層が形成できる。
偏光層212は、100%の透明性を有していないために、偏光層を透過する光量が減り、透過部の輝度が低下し、透過部のコントラスト比にも影響が生じ、透過部の表示画質が低下する。このため、偏光層212は、透過領域に形成しないことが望ましい。
保護層213は、偏光層形成後の工程で偏光層212が劣化することを抑制すること、あるいは、偏光層212から不純物が染み出し他の構造物を汚染することを防止するために設ける。保護層213としては酸素プラズマ耐性があり、可視光に対して透明な材料が良く、溶剤に分散させ塗布成膜を可能とした無機材料や、SOG(スピンオングラス)材料、酸化シリコンや窒化シリコンなどの透明な無機材料が使用できる。特に保護層として高い性能を求めるなら緻密な層が形成できる窒化シリコンが望ましい。
なお、偏光層212を透過領域から除去する場合、例えばフォトリソグラフィー技術により保護層をパターン加工し、続いて保護層をマスクとして酸素プラズマを照射することにより、透過領域から偏光層を除去することができる。この場合は偏光層が液体に触れることなく加工できるため、偏光層の溶出を防ぐことができ、高信頼性を確保できるという効果がある。
保護層213は、その前駆体が液体である場合、偏光層212上にその材料が塗布され形成される。塗布には、スリットコータやインクジェット装置などを用いることができる。スリットコータの場合は、偏光層212上の全面に塗布することになる。この場合、既知のフォトリソグラフィー技術により、反射層210に相当する領域のみに保護層を残す。その場合、保護層213は有機溶剤現像可能な膜であることが望ましいが、これに限定されない。インクジェット塗布の場合は、保護層213は、反射層210に相当する領域のみに塗布できる。これにより、反射層210に相当する領域の偏光層212上にのみ、保護層213の材料が積層された構造を得ることができる。
保護層213をマスクとして、酸素プラズマ照射により、透過領域から偏光層212を除去し、反射層210に相当する領域のみの偏光層212に、保護層213の材料が積層されたパターンを得ることができる。
第3の絶縁層214は、すべての領域を被うように形成される。第3の絶縁層214としては可視光に対して透明な材料が良く、ポリイミド系やアクリル系などの透明樹脂材料その他市販の感光性ポリマ材料、あるいは酸化シリコンや窒化シリコンなどの透明な無機材料が使用できる。
なお、例えばフォトリソグラフィー技術により下地層211に共通電極215と反射層210との導通をとるための第1のスルーホール218を形成する場合、レジスト材料として透明な感光性レジスト材料を用い、第1のスルーホール218を形成した後も、このレジスト材を保護層213上に残し、これを第3の絶縁層214としても良い。この場合は工程数が少なく出来るという効果がある。
反射領域及び透過領域には共に偏光層212よりも上層に位置する部分に共通電極109,215を形成する。つまり、透過領域では偏光層212の有無に関わらず共通電極109,215を形成する。
共通電極109,215は透明な導電材料で構成する。共通電極109,215としては例えばITO(Indium tin oxide)が好適であり、InZnOやZnOなどその他の透明な導電材料を使用することも出来る。これらは,電導度がある程度高く,しかも可視光を透過させるという機能を有する。
共通電極109,215の上層には第4の絶縁層216を形成し、さらにその上に画素電極108,217を形成する。第4の絶縁層216としては可視光に対して透明な絶縁材料が良く、ポリイミド系やアクリル系などの透明樹脂材料その他市販の感光性ポリマ材料、あるいは酸化シリコンや窒化シリコンなどの透明な無機材料が使用できる。
なお、例えばフォトリソグラフィー技術により画素電極107、217と薄膜トランジスタ111との導通をとるため、第1の絶縁層、第2の絶縁層、下地層、第3の絶縁層を貫通する第2のスルーホール106,224を形成する場合、レジスト材料として透明な感光性レジスト材料を用い、第2のスルーホール106,224を形成した後も、このレジスト材を共通電極108,215上に残し、これを第4の絶縁層216としても良い。この場合は工程数が少なく出来るという効果がある。
画素電極107,217は、透明な導電材料で構成することが望ましく、共通電極108,215と同様、例えばITO(Indium tin oxide)が好適であり、InZnOやZnOなどその他の透明な導電材料を使用することもできる。これらは、電導度がある程度高く、しかも可視光を透過させるという機能を有する。また、画素電極107、217は第4の絶縁層216、第3の絶縁層214、下地層211、第2の絶縁層209、第1の絶縁層208を貫通する開口(第2のスルーホール)106、224を介して、スイッチング素子を構成する電極層207と接続する。第2のスルーホール106、224は直接、画素電極と同じ導電材料で充填する。或いは、電極層207と画素電極107、217を構成する電極材料の電気的な接続を確実にするために図示しない導電性の材料からなる中間層を設けるようにしても良い。
なお、共通電極108、215は、第2のスルーホール106、224において画素電極107、217と接触することがないように、第2のスルーホール106、224に相当する位置に開口を設けて、画素電極とは完全に分離する。
反射層210が導電材料の場合は同じく、第2のスルーホール106、224において画素電極107、217と接触することがないように、第2のスルーホール106、224に相当する位置に開口を設けて、画素電極とは完全に分離する。
第4の絶縁層216及び画素電極107、217の上には、これらを被覆するようにポリイミド材料を主成分とする液晶用の配向膜を形成する(図示せず)。形成は、フレキソ印刷やインクジェット塗布成膜方法を用いることができる。
これにより基板表面上に液晶用の配向膜(図示せず)を形成する。
次に、液晶層219を介して第1の基板に対向配置される第2の基板について説明する。
対向基板として、透明基板221上にカラーフィルタ層220を形成した基板を用意する。カラーフィルタ層220は、赤、緑、青色のストライプ状パターン配列しており、各ストライプは信号電極(信号配線102)に平行となっている。
カラーフィルタ層220には、液晶用配向膜(図示せず)を形成する。
上述のように形成した第1の基板と第2の基板に対して、液晶層219を挟持した液晶セルを形成する。
液晶セルの基板外側両面に外付け偏光板222,223を貼り付けて、光源となるバックライトユニット(図示せず)と組み合わせて、液晶表示装置ができる。
液晶表示装置は、バックライトを透過させて表示に利用する透過部と、外光を内部で反射させて表示に利用する反射部を兼ね備えている。
液晶配向膜(図示せず)は、液晶層219に近接してその配向方向を規定する。
画素電極217と共通電極215は、第4の絶縁層216で隔てられている。電圧印加時には画素電極217と共通電極215の間に電界が形成され、第4の絶縁層216と透明導電膜の開口110との影響により、電界はアーチ状に歪められて液晶層中を通過する。このことにより、電圧印加時に液晶層219に配向変化が生じる。
共通配線103は、画素電極108と交差する部分において、画素電極内に張り出した構造を有し、光を反射する。図1および2において、共通配線が画素電極と重なる部分が反射表示部(反射領域)であり、これ以外の画素電極と共通電極の重なる部分が透過表示部(透過領域)である。
上述において、偏光層の上層保護膜にCVD成膜により形成する酸化シリコンあるいは窒化シリコンを用いる場合も同様の液晶表示装置を得ることができる。
上述のように、偏光層の上層保護膜が酸素プラズマ耐性を有することにより、クロモニック液晶性の分子からなる偏光板をドライプロセスにより加工することができる。また、二色比の劣化を抑止することができ、半透過型液晶表示装置の画像品質向上が達成できる。
以上説明したように、本発明の第1の実施形態の液晶表示装置では、第1の基板201の反射領域に反射層210を形成し、クロモニック液晶性の分子からなる偏光層212を反射層210よりも第1の基板210の液晶層219側すなわち反射層210よりも第1の基板210の上側部分に形成し、薄膜トランジスタ111のソース側の電極207に電気的に接続された透光性の画素電極107、217を偏光層212よりも第1の基板201の液晶層219側に形成し、画素電極107、217と透光性の共通電極215とが絶縁膜である第4の絶縁層216を介して、共通電極215よりも画素電極107、217を液晶層219側に、偏光層212よりも共通電極215を液晶層219側に形成すると共に、偏光層212と画素電極107、217との間に偏光層212を保護する保護層213を偏光層212と密接して形成しているので、共通電極215及び画素電極217、第3の絶縁層214等を形成する際の熱の衝撃による偏光層212の液晶分子の配向の乱れを抑止することができる。
その結果、二色比劣化で示される液晶表示装置の白黒コントラストの低下を抑止でき、液晶表示装置の高信頼性及び高画質が実現できる。
また、保護層213を酸素プラズマ耐性のある膜で形成することによって、偏光層212をドライプロセスにてパターン加工する際のマスクとして使用することができるので、偏光層212の溶出を防止できる。その結果、二色比劣化をさらに抑止することができるので、液晶表示装置のさらなる信頼性及び画質の向上が実現できる。
<第2の実施形態>
上述した液晶表示装置の変形として、本発明によるVA方式の半透過型液晶表示装置を、図4,5を参照しながら説明する。図4は、VA方式の半透過型液晶表示装置に形成された画素の一つの平面構造を示す。図5は、当該一つの画素の断面構造(図4のA−A断面)を示す。
この半透過液晶表示装置は、第1の基板201とそれに対向するように設けられた第2の基板221と、両基板の間に挟持されるように設けられた液晶層219とを備えている。
第1の基板201は、相互に並行に延びるように設けられた複数のゲート線401と、それらのゲート線401と直行する方向に相互に並行に延びるように設けられた複数のソース線402と、各ゲート線401の間にゲート線と並行に延びるように設けられた容量線403と、ゲート線401およびソース線402の各々の交差部分に設けられたTFT(薄膜トランジスタ)404と、各TFT404に対応して隣り合うゲート線401および隣り合うソース線402で囲われる表示領域に設けられ透明電極からなる画素電極217とを備えている。
第1の基板201とゲート絶縁層204との層間に、ゲート線401および容量線403が設けられている。このゲート線401は、各TFT404に対応してソース線402の延びる方向に突出したゲート電極205を有している。
ゲート絶縁層204と第1の絶縁層208との層間には、TFT404を構成する半導体層203が設けられ、半導体層203の上層には、ソース線402、各TFT404に対応してソース線402からゲート線401の延びる方向に突出したソース電極207a、ソース電極207aと対峙するドレイン電極207bが設けられている。
第3の絶縁層214には、画素電極217が設けられている。
画素電極217上には、配向膜226が設けられている。
この第1の基板201において、TFT404は、ゲート電極205、ゲート絶縁層204、半導体層203、ソース電極207aおよびドレイン電極207bから構成される。反射層210は、外光を反射して反射光を表示に使用するだけでなく、TFT404の上層に位置するので、TFT404へ入射する外光を遮断する遮光膜にもなる。これにより、TFT404の光によるリーク電流の発生を抑止することができる。
第2の基板(対向基板)221は、カラーフィルタ層220、共通電極215ならびに配向膜226が順に積層された多層積層基板になっている。そして、共通電極215と配向膜226との層間には反射層210および画素電極217に対応して、突出部である突起225が設けられている。
ここで、突起225は、各透過部および反射部において、電圧印加状態での配向中心を形成するためのものである。
具体的には、液晶層219に電圧が印加されていないときには、各突起225の付近の液晶分子219だけが突起225を中心として放射状に傾斜配向すると共に、それ以外の各突起225から離れた液晶分子が基板面に対し実質的に垂直に配向すると考えられる。また、液晶層219に電圧が印加されているときには、各突起225から離れた液晶分子も上記放射状傾斜配向に整合するように配向すると考えられる。そして、このような液晶分子の配向によって、画像表示の際の視野角が広くなる。
この半透過型液晶表示装置は、画素電極ごとに1つの画素が構成されており、各画素において、ゲート線401からゲート信号が送られてTFT404がオン状態になったときに、ソース線402からソース信号が送られてソース電極領域およびドレイン電極領域を介して、画素電極217に所定の電荷が書き込まれ、画素電極217と共通電極215との間で電位差が生じることになり、液晶層219に所定の電圧が印加されるように構成されている。
半透過型液晶表示装置では,液晶層219に電圧が印加されると、基板面に対してほぼ垂直に配向していた液晶層の液晶分子が、基板面に対して平行にかつ突起225を中心に放射状に配向することになる。そして、その印加電圧の大きさに応じて、液晶分子の配向状態が変わることを利用して、光の透過率を調整して画像が表示される。
次に、本実施形態に係わる半透過型液晶表示装置の製造方法について説明する。第1の基板201に、上記第1の実施形態と同様に、TFT404を形成する。ただし、本第2の実施形態は、VA方式の半透過液晶表示装置であるため、第1の実施形態の第1の基板が有する、共通配線103と共通電極109を有していない。
次に、第1の実施形態と同様に、反射層210を形成し、反射層210の上に下地層202、偏光層212、保護層213をこの順に積層する。第1の絶縁層208、第2の絶縁層209を形成する。
次に、保護層213および反射層210のない領域をすべて被うように第3の絶縁層214を形成する。第3の絶縁層214としては可視光に対して透明な材料が良く、ポリイミド系やアクリル系などの透明樹脂材料その他市販の感光性ポリマ材料、あるいは酸化シリコンや窒化シリコンなどの透明な無機材料が使用できる。
次に、画素電極217とドレイン電極207bを接続するためのスルーホール224を形成する。このとき例えばフォトリソグラフィー技術によりスルーホールを形成する場合には、レジスト材料として透明な感光性レジスト材料を用い、スルーホール224を形成した後も、このレジスト材を保護層213上に残し、これを第3の絶縁層214としても良い。この場合は工程数が少なく出来るという効果がある。
次に、画素電極217を形成する。画素電極217は透明な導電材料で構成することが望ましく、例えばITO(Indium tin oxide)が好適であり、InZnOやZnOなどその他の透明な導電材料を使用することも出来る。これらは,電導度がある程度高く,しかも可視光を透過させるという機能を有する。また、画素電極217、第3の絶縁層214、下地層211、第2の絶縁層209、第1の絶縁層208を貫通する開口(第2のスルーホール)224を介して、スイッチング素子を構成する電極層であるソース電極207bと接続する。第2のスルーホール224は直接、画素電極217と同じ導電材料で充填する。或いは、電極層207bと画素電極217を構成する電極材料の電気的な接続を確実にするために図示しない導電性の材料からなる中間層を設けるようにしても良い。
次いで、画素電極217上の基板全体に例えばポリイミド樹脂からなる液晶配向膜を形成する。
対向基板として、第2の基板221上にカラーフィルタ層220を形成した基板を用意する。カラーフィルタ層220の上層には例えばアクリル樹脂を塗布してオーバーコート層(図示せず)を形成する。次に、オーバーコート層上に基板全体に例えばITO膜を成膜して共通電極215を形成する。共通電極215は画素電極217と同様に透明な導電材料で構成することが望ましい。
次いで、共通電極215上の基板全体に、例えば感光性アクリル樹脂を塗布し、フォトリソグラフィー技術により、第1の基板201上の反射表示部および透過表示部に対応するようにパターン形成して、突起225を形成する。
ここで、共通電極215上に突起225を形成する代わりに、突起225に対応する位置のITO膜に穴を形成したり、対向する第1の基板201上の画素電極217に穴を形成してもよい。
次に、突起225上の基板全体に例えばポリイミド樹脂からなる液晶配向膜226を形成する。上述のように形成した第1の基板と第2の基板に対して、液晶層219を挟持した液晶セルを形成する。
液晶セルの基板外側両面に外付け偏光板222,223を貼り付けて、光源となるバックライトユニット(図示せず)と組み合わせて、図4,5に示すVA方式の液晶表示装置ができる。
液晶表示装置は、バックライトを透過させて表示に利用する透過部と、外光を内部で反射させて表示に利用する反射部を兼ね備えている。
以上説明したように、本発明の第2の実施形態の液晶表示装置では、第1の基板201の反射領域に形成された反射層210と、この反射層210よりも第1の基板201の液晶層219側に形成され、クロモニック液晶性の分子からなる偏光層212と、この反射層212よりも第1の基板201の液晶層219側に形成され、薄膜トランジスタ(TFT404)のドレイン電極207bに電気的に接続された画素電極217と、偏光層212と画素電極217との間に前記偏光層212と密接して形成された保護層213とを備えるので、画素電極217及び第3の絶縁層214等を形成する際の熱の衝撃による偏光層212の液晶分子の配向の乱れを抑止することができる。
その結果、二色比劣化で示される液晶表示装置の白黒コントラストの低下を抑止でき、液晶表示装置の高信頼性及び高画質が実現できる。
また、保護層213を酸素プラズマ耐性のある膜で形成することによって、偏光層212をドライプロセスにてパターン加工する際のマスクとして使用することができるので、偏光層212の溶出を防止できる。その結果、二色比劣化をさらに抑止することができるので、液晶表示装置のさらなる信頼性及び画質の向上が実現できる。
以上、いくつかの実施形態について説明した。次に、実施例により本願発明をより具体的に説明する。ただし、本願発明は、下記実施例に限定されない。
まず、偏光層の保護層が偏光層の光学特性のプロセス耐性に及ぼす効果について説明する。
表1に、クロモニック液晶の分子からなる偏光層の上層保護膜として、窒化シリコン膜を形成し、熱プロセスを経ることによる二色比の変化を示した。
初めに、クロモニック液晶からなる溶液をスリットコータを用いて塗布し、乾燥固化して偏光層とした。塗膜として形成することができた偏光層の厚みは215nmである。
次に、偏光層の上層保護膜である窒化シリコン膜の形成について、以下の工程により実施した。
偏光層の上層保護膜である窒化シリコン膜は、よく知られたプラズマCVD法により、成膜温度200℃で形成した。窒化シリコン膜の膜厚は300nmである。
二色比は、ヨウ素系偏光素子を入射光学系に配した分光光度計で偏光層の透過率を測定したのち、次式により算出した。
二色比(D)=ln(直交透過率)/ln(平行透過率)
ホットプレート上で200℃、30分の加熱を繰り返したときの透過率を測定し、二色比を算出した。
〔比較例1〕
実施例1と同様の工程により、偏光層を形成した。次に、偏光層の上層保護膜として、アクリル系有機膜を以下の工程により形成した。偏光層の上層保護膜であるアクリル系有機膜として、東京応化工業(株)製TPARをスピン塗布し、90℃、5分間加熱した。TPARは感光性ポリマーであるため、全面露光して、感光剤を光分解させ、200℃、20分間加熱焼成し、偏光層の上層保護膜であるアクリル系有機膜を得た。アクリル系有機膜の膜厚は600nmである。
次に、実施例1と同様に加熱を繰り返したときの透過率を測定し、二色比を算出した(表1参照)。
〔比較例2〕
実施例1と同様の工程により、偏光層を形成した。次に、偏光層の上層保護膜として、アクリル系有機膜を以下の工程により形成した。偏光層の上層保護膜であるアクリル系有機膜として、JSR(株)製オプトマーをスピン塗布し、90℃、5分間加熱した。オプトマーは感光性ポリマーであるため、全面露光して、感光剤を光分解させ、200℃、20分間加熱焼成し、偏光層の上層保護膜であるアクリル系有機膜を得た。アクリル系有機膜の膜厚は710nmである。
次に、実施例1と同様に加熱を繰り返したときの透過率を測定し、二色比を算出した(表1参照)。
Figure 2013231994
以上より、偏光層の上層保護膜として窒化シリコンを用いた場合には、加熱処理を繰り返すことによる二色比の劣化がみられないが、TPARやオプトマーを用いた場合には二色比の劣化が認められることが明らかとなった。この現象を説明するために、偏光層の上層保護膜材料の硬度のSiウエハに対する相対値を表2に示す。
Figure 2013231994
これより、窒化シリコンは有機膜に比べ70倍の硬度であり、クロモニック液晶からなる偏光膜の配向状態が熱による揺らぎにより乱されることなく固定されるのに対し、柔らかい有機膜では偏光膜が熱による揺らぎの影響を受け配向が乱れてその二色比が劣化する。
なお、偏光層の上層保護膜を形成する材料、プロセスは上記した実施例に限定されるものではない。
偏光層を上層保護膜をマスクとしてパターン形成するプロセスについて説明する。
初めに、クロモニック液晶からなる溶液をスリットコータを用いて塗布し、乾燥固化して偏光層とした。塗膜として形成することができた偏光層の厚みは200nmである。偏光層の上層保護膜として、SOG材料を以下の工程により形成した。偏光層の上層保護膜であるSOG材料として、東京応化工業(株)製 OCD Type-12(ハイドロキシシロキサンポリマー)をインクジェット法により、所望のパターンに塗布し、80℃、150℃、200℃のホットプレート上でそれぞれ1分間加熱し、さらに200℃のオーブン炉で30分間加熱焼成した。SOG膜の膜厚は300nmである。
次に上層保護膜、および偏光膜表面に対し、下記条件を用いて酸素アッシングにより偏光膜のエッチングを行った。

酸素アッシング条件の例
・RF出力:800 W
・圧力:1.0 Torr
・基板温度:60 ℃
・酸素流量:400 sccm
・処理時間:30分

このとき、上層保護膜であるSOG膜は酸素プラズマ耐性があるため、エッチングされないが、クロモニック液晶からなる偏光層はエッチングされ、SOGを塗布した所望のパターンにパターン加工することができる。
次に、偏光層として、クロモニック液晶からなる溶液をスリットコータを用いて塗布し、乾燥固化して偏光層とした。塗膜として形成することができた偏光層の厚みは250nmである。二色比および純水接触角は実施例1と同様に算出、測定した。
〔比較例3〕
実施例2と同様の工程により、偏光層を形成した。次に、偏光層の上層保護膜として、アクリル系有機膜を以下の工程により形成した。偏光層の上層保護膜であるアクリル系有機膜として、東京応化工業(株)製TPARをスピン塗布し、90℃、5分間加熱した。TPARは感光性ポリマーであるため、所望のフォトマスクを用いて露光し、露光した領域の保護層をTetramethyl ammonium hydroxide水溶液であるアルカリ液で除去する。このとき、保護層の下層に存在する偏光層もアルカリ液で除去することができるが同時に、保護層の下にある偏光層が溶け出して、保護層がリフトオフし、偏光層も消失した。
〔比較例4〕
実施例2と同様の工程により、偏光層を形成した。次に、偏光層の上層保護膜として、アクリル系有機膜を以下の工程により形成した。偏光層の上層保護膜であるアクリル系有機膜として、JSR(株)製オプトマーをスピン塗布し、90℃、5分間加熱した。オプトマーは感光性ポリマーであるため、所望のフォトマスクを用いて露光し、露光した領域の保護層をTetramethyl ammonium hydroxide水溶液であるアルカリ液で除去する。このとき、保護層の下層に存在する偏光層もアルカリ液で除去することができるが同時に、保護層の下にある偏光層が溶け出して、保護層がリフトオフし、偏光層も消失した。
以上より、偏光層をウエットエッチングによりパターン加工する場合には、偏光層が溶出し、保護膜がリフトオフし、偏光層も消失してしまうが、酸素プラズマ耐性のある保護膜をマスクとしたドライエッチングによりパターン加工する場合には、所望のパターンが形成できることが明確となった。
なお、偏光層の上層保護膜を形成する材料、プロセスは上記した実施例に限定されるものではない。
実施例1と同様の工程により、偏光層ならびに上層保護膜を形成した。次に、上層保護膜をパターニングするためのレジストとして、有機溶剤により現像するレジスト(BASF社製アクリレート付き液晶モノマー LC242に光重合開始剤を添加したもの)をスピン塗布し、70℃のホットプレート上で2分間加熱した。所望のフォトマスクを用いて露光し、露光した領域のレジストを、PGMEA(プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート)で現像し、所望のパターンを得た。次に、CF4/O2系ガスを用いてエッチングし、引き続き、下記条件を用いて酸素アッシングにより偏光膜のエッチングを行うと同時にレジストを除去した。

酸素アッシング条件の例
・RF出力:800 W
・圧力:1.0 Torr
・基板温度:60 ℃
・酸素流量:400 sccm
・処理時間:30分

このとき、レジストが除去された後は上層保護膜である窒化シリコン膜に酸素プラズマ耐性があるため、これをマスクとして、クロモニック液晶からなる偏光層はエッチングされ、所望のパターンにパターン加工することができる。
なお、偏光層の上層保護膜を形成する材料、プロセス、またそれをパターン加工するプロセスは上記した実施例に限定されるものではない。
101・・・走査配線
102・・・信号配線
103・・・共通配線
104・・・入出力配線
105・・・半導体層
106・・・第2のスルーホール
107・・・第1のスルーホール
108・・・画素電極
109・・・共通電極
110・・・透明導電膜の開口
111・・・薄膜トランジスタ
201・・・第1の基板
202・・・下地層
203・・・半導体層
204・・・ゲート絶縁層
205・・・ゲート電極
206・・・層間絶縁層
207・・・電極層
207a・・ソース電極
207b・・ドレイン電極
208・・・第1の絶縁層
209・・・第2の絶縁層
210・・・反射層
211・・・平坦化層
212・・・偏光層
213・・・保護層
214・・・第3の絶縁層
215・・・共通電極
216・・・第4の絶縁層
217・・・画素電極
218・・・第1のスルーホール
219・・・液晶層
220・・・カラーフィルタ層
221・・・第2の基板
222・・・外付け偏光板
223・・・外付け偏光板
224・・・第2のスルーホール
225・・・突起
226・・・配向膜
401・・・ゲート線
402・・・ソース線
403・・・容量線
404・・・TFT

Claims (10)

  1. 透過領域と反射領域とが画素毎に形成された第1の基板と、
    液晶層を介して前記第1の基板に対して対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板の前記反射領域に形成された反射層と、
    前記反射層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、クロモニック液晶性の分子からなる偏光層と、
    前記偏光層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された画素電極と、
    前記偏光層と前記画素電極との間の反射領域に形成され、前記偏光層と密接する保護層とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記偏光層および前記保護層は、
    前記第1の基板上の前記反射層上に前記偏光層となる第一材料を形成する第一工程と、
    前記第一材料上に前記保護層となる第二材料を形成する第二工程と、
    フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第三工程と、
    前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記偏光層を形成する第四工程とにより形成され、
    前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 透過領域と反射領域とが画素毎に形成された第1の基板と、
    液晶層を介して前記第1の基板に対して対向配置される第2の基板と、
    前記第1の基板の前記反射領域に形成された反射層と、
    前記反射層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、クロモニック液晶性の分子からなる偏光層と、
    前記偏光層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された透光性の画素電極と、
    前記偏光層よりも前記第1の基板の液晶層側に形成され、前記偏光層と前記画素電極との間に形成される共通電極と、
    前記偏光層と前記画素電極との間の反射領域に前記偏光層と密接して形成され、前記偏光層を保護する保護層とを備えた液晶表示装置の製造方法であって、
    前記偏光層および前記保護層は、
    前記第1の基板上の前記反射層上に前記偏光層となる第一材料を形成する第一工程と、
    前記第一材料上に前記保護層となる第二材料を形成する第二工程と、
    フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第三工程と、
    前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記偏光層を形成する第四工程とにより形成され、
    前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 前記保護層が酸素プラズマ耐性のある膜であり、
    前記第四工程は、前記偏光層を酸素プラズマ照射によるドライエッチングプロセスで形成する工程であることを特徴とする請求項1または2に記載の液晶表示装置の製造方法。
  4. 前記レジスト材料は、透明な感光性レジスト材料であり、前記画素電極と前記保護膜との間に存在し、前記薄膜トランジスタのソースに接続するためのコンタクトホールを有する層間絶縁膜であることを特徴とする請求項3に記載の液晶表示装置の製造方法。
  5. 液晶層を介して対向配置される第1及び第2の基板を有し、前記第1の基板に透過領域と反射領域とが画素ごとに形成された液晶表示装置の製造方法において、
    前記第1の基板上の前記反射領域に反射層を形成する第一工程と、
    前記反射層上にクロモニック液晶性の分子を有する第一材料を形成する第二工程と、
    前記第一材料上に保護層となる第二材料を形成する第三工程と、
    フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第四工程と、
    前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記反射領域に偏光層を形成する第五工程と、
    前記保護層を覆うように薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された画素電極を形成する第六工程とを有し、
    前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  6. 前記第三工程は、前記第二材料を酸素プラズマ耐性のある膜により形成する工程であり、
    前記第五工程は前記第二材料をマスクとして前記第一材料を酸素プラズマ照射によりドライプロセスによりパターン加工して前記偏光層を形成する工程であることを特徴とする請求項5に記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 前記レジスト材料は、透明な感光性レジスト材料であり、前記画素電極と前記保護膜との間に存在し、前記薄膜トランジスタのソースに接続するためのコンタクトホールを有する層間絶縁膜であることを特徴とする請求項6に記載の液晶表示装置の製造方法。
  8. 液晶層を介して対向配置される第1及び第2の基板を有し、前記第1の基板に透過領域と反射領域とが画素ごとに形成され、前記第2の基板に共通電極が形成された液晶表示装置の製造方法において、
    前記第1の基板上の前記反射領域に反射層を形成する第一工程と、
    前記反射層上にクロモニック液晶性の分子を有する第一材料を形成する第二工程と、
    前記第一材料上に保護層となる第二材料を密接するように形成する第三工程と、
    フォトリソグラフィー技術により前記第二材料上に形成されたレジスト材料を用いて前記第二材料をパターン加工して前記保護層を形成する第四工程と、
    前記保護層をマスクとして前記透過領域から前記第一材料を除去することで前記反射領域に偏光層を形成する第五工程と、
    前記保護層を覆うように薄膜トランジスタのソース電極に電気的に接続された画素電極を形成する第六工程とを有し、
    前記保護層はシリコンウエハよりも硬度が大きい膜で形成され、前記保護層が前記偏光層の前記クロモニック液晶性の分子の配向を保持することを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  9. 前記第三工程は、前記第二材料を酸素プラズマ耐性のある膜により形成する工程であり、
    前記第五工程は前記第二材料をマスクとして前記第一材料を酸素プラズマ照射によりドライプロセスによりパターン加工して前記偏光層を形成する工程であることを特徴とする請求項8に記載の液晶表示装置の製造方法。
  10. 前記レジスト材料は、透明な感光性レジスト材料であり、前記画素電極と前記保護膜との間に存在し、前記薄膜トランジスタのソースに接続するためのコンタクトホールを有する層間絶縁膜であることを特徴とする請求項9に記載の液晶表示装置の製造方法。
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