JP2013229128A - 照明装置 - Google Patents

Abstract

【課題】多種多様な照明の演出が可能な照明装置を提供すること。
【解決手段】ＬＥＤ（光源）４と、該ＬＥＤ４から出射される光を反射させるリフレクタ２を備えた照明装置１において、前記リフレクタ２の焦点に１つのＬＥＤ４を配置し、該ＬＥＤ４を挟んでこれの上下に別の光ＬＥＤ４を配置する。例えば、多角柱状の基板ベース３を立設し、該基板ベース３の各面に前記ＬＥＤ４を配置するとともに、前記リフレクタ２を前記基板ベース３の各面に対向する複数のフォーカス面２ａに分割する。又、前記リフレクタ２に立壁２ｂを形成し、該立壁２ｂによって反射した光を更に反射させるフード５を前記基板ベース３の上部に設ける。
【選択図】図２

Description

本発明は、光源とその光を反射させるリフレクタを備える照明装置に関するものである。

例えば、パチンコ台等の照明に使用される照明装置は、光源とその光を反射させるリフレクタを備えているが、従来の照明装置は、図９に示すようにリフレクタ１０２の焦点位置に１つの光源１０４を配置して構成されている。斯かる照明装置においては、光源１０４から出射する光Ｌは、リフレクタ１０２によって反射して平行光として図示矢印方向に照射される。

ところで、光源とリフレクタを備えた照明装置に関して、例えば特許文献１には、光源の主光軸線が装置全体の主光軸線を中心として放射状に指向されるように光源を環状に配列し、該光源から照射された光を装置全体の主軸線方向に反射させるためのリフレクタを光源の外側に配置することによって、主軸線方向から明るく光って見える部分を大きくする構成が提案されている。

又、特許文献２には、光源から出射する光が第１のリフレクタの楕円反射面によって反射して第２のリフレクタから遠ざかる側に進んだ後、第１のリフレクタの楕円反射面からの反射光が第３のリフレクタの反射面によって第４のリフレクタの放物反射面に反射され、その後、第４のリフレクタからの反射光が該第４の二等辺の頂点側に照射されるよう構成した照明装置が提案されている。この照明装置によれば、光源からの直射光が照明装置の照射方向に照射されてしまう現象を防ぎつつ、照明装置の照射方向に直交する方向の寸法を小型化することができる。

特開２００８−０４７３０２号公報 特開２００８−２３５０３８号公報

ところで、図９に示すように１つの光源１０４をリフレクタ１０２の焦点位置に配置して従来の照明装置においては、光源１０４から出射する光は、リフレクタ１０２によって反射する単純な平行光となるだけであり、１種類の配光によって照射可能であって、同時に２種類以上の配光によって照射することができず、照明の演出の幅が狭いという問題があった。

本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、多種多様な照明の演出が可能な照明装置を提供することにある。

上記目的を達成するため、請求項１記載の発明は、光源と、該光源から出射される光を反射させるリフレクタを備えた照明装置において、前記リフレクタの焦点に１つの光源又は光出射面を配置し、該光源又は光出射面を挟んでこれの上下に別の光源又は光出射面を配置したことを特徴とする。

請求項２記載の発明は、請求項１記載の発明において、多角柱状の基板ベースを立設し、該基板ベースの各面に前記光源を配置するとともに、前記リフレクタを前記基板ベースの各面に対向する複数のフォーカス面に分割したことを特徴とする。

請求項３記載の発明は、請求項２記載の発明において、前記リフレクタに立壁を形成し、該立壁によって反射した光を更に反射させるフードを前記基板ベースの上部に設けたことを特徴とする。

請求項４記載の発明は、請求項１記載の発明において、平面基板上に前記光源を放射状に配置し、前記リフレクタを放射状に配置された光源の各組に対応する複数のフォーカス面に分割するとともに、各光源の光軸方向に導光レンズを配置し、各導光レンズの光出射面を前記リフレクタの各フォーカス面の焦点とその上下に配置したことを特徴とする。

請求項１記載の発明によれば、リフレクタの焦点とその上下に光源又は光出射面をそれぞれ配置したため、各光源からの光をリフレクタによって反射させて大・中・小の結像を同時に行うことができ、照明の多種多様な演出が可能となる。又、発光色と配光が異なる複数の光源を用いることによっても照明の多種多様な演出が可能となる。

請求項２記載の発明によれば、多角柱状の基板ベースを立設し、該基板ベースの各面に上下３つの光源を配置するとともに、リフレクタを基板ベースの各面に対向する複数のフォーカス面に分割したため、複数のフォーカス面間で光を分離することができ、各フォーカス面で異なる照明の演出が可能となる。

請求項３記載の発明によれば、リフレクタに形成された立壁によって反射した光をフードで更に反射させるようにしたため、リフレクタの各フォーカス面での配光を逆転させて映り込ませることができ、より多様な照明の演出が可能となる。

請求項４記載の発明によれば、平面基板上に放射状に配置された光源からの光を導光レンズ内に導き、各導光レンズの光出射面から光を出射させることによって各光出射面を仮想光源とすることができ、照明の多種多様な演出が可能となる。この場合、光源を平面的に配置することができるとともに、光源が外部から直接見えないために当該照明装置の外観性が高められる。

本発明の実施の形態１に係る照明装置の斜視図である。 本発明の実施の形態１に係る照明装置の縦断面図である。 本発明の実施の形態１に係る照明装置のリフレクタでの光の反射の様子を示す部分縦断面図である。 本発明の実施の形態２に係る照明装置の斜視図である。 本発明の実施の形態２に係る照明装置の縦断面図である。 本発明の実施の形態２に係る照明装置のフードの斜視図である。 本発明の実施の形態１に係る照明装置のフードの別形態を示す斜視図である。 本発明の実施の形態３に係る照明装置要部の斜視図である。 従来の照明装置におけruリフレクタでの光の反射の様子を示す説明図である。

以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。

＜実施の形態１＞
図１は本発明の実施の形態１に係る照明装置の斜視図、図２は同照明装置の縦断面図、図３は同照明装置のリフレクタでの光の反射の様子を示す部分縦断面図であり、本実施の形態に係る照明装置１は、光出射方向（図１及び図２の上方）が開口する有底円筒状のリフレクタ２を備えており、このリフレクタ２の中心には中空の六角柱状の基板ベース３が垂直に立設されている。

上記リフレクタ２の内面は反射面を構成しており、この反射面は、基板ベース３の各面に対向するよう６つに分割されたフォーカス面２ａと、各フォーカス面２ａの外周縁から略垂直に立ち上がってリフレクタ２の内周面を構成する立壁２ｂを備えている。

又、前記基板ベース３の各外面には、この外面に対向するリフレクタ２のフォーカス面２ａの焦点位置に光源である１つのＬＥＤ４が配置され、このＬＥＤ４を挟んでこれの上下にＬＥＤ４がそれぞれ配置されている。このように、六角柱状の基板ベース３の各外面には３つのＬＥＤ４が上下方向にそれぞれ配置されているため、基板ベース３には３×６＝１８個のＬＥＤ４が設けられている。

以上のように構成された照明装置１において、基板ベース３に設けられたＬＥＤ４に電流が供給されると、これらのＬＥＤ４が起動されて発光する。ここで、基板ベース３の外面の１つに上下方向に配置された３つのＬＥＤ４について着目すると、図３に示すように、リフレクタ２の対向するフォーカス面２ａの焦点Ｆを含む位置に配置された真中のＬＥＤ４から出射する光Ｌ１は、リフレクタ２のフォーカス面２ａで反射して平行光として垂直上方に向かって照射される。そして、焦点Ｆを含む位置に配置されたＬＥＤ４よりも上方に配されたＬＥＤ４から出射する光Ｌ２は、リフレクタ２のフォーカス面２ａで反射して垂直から内側に向かって斜め上方向に広がりながら大きな像として結像し、焦点Ｆを含む位置に配置されたＬＥＤ４よりも下方に配置されたＬＥＤ４から出射する光Ｌ３は、リフレクタ２のフォーカス面２ａで反射して垂直から外側に向かって斜め上方向に集光しながら小さな像として結像する。尚、リフレクタ２のフォーカス面２ａに当たらない光は、縦壁２ｂによって反射して照明に供される。

従って、本実施の形態に係る照明装置１によれば、六角柱状の基板ベース３各外面の上下に配置された各３つのＬＥＤ４から出射する光Ｌ１，Ｌ２，Ｌ３をリフレクタ２の各フォーカス面２ａによって反射させて大・中・小の結像を同時に行うことができ、これによって当該照明装置１に照明に多種多様な演出が可能となる。又、発光色と配光が異なる複数のＬＥＤ４を用いることによっても照明の多種多様な演出が可能となる。

更に、本実施の形態に係る照明装置１によれば、六角柱状の基板ベース３の各外面に上下３つのＬＥＤ４を配置するとともに、リフレクタ２を基板ベース３の各外面に対向する複数のフォーカス面２ａに分割したため、複数のフォーカス面２ａ間で光を分離することができ、各フォーカス面２ａで異なる照明の演出が可能となる。

尚、本実施の形態では、六角柱状の基板ベース３を用いたが、基板ベース３としては六角柱以外の他の任意の多角柱のものを使用することができる。

＜実施の形態２＞
次に、本発明に実施の形態２を図４〜図６に基づいて以下に説明する。

図４は本発明の実施の形態２に係る照明装置の斜視図、図５は同照明装置の縦断面図、図６はフードの斜視図であり、これらの図においては、図１〜図３において示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。

本実施の形態は、前記実施の形態１における基板ベース３の上部に図８に示すような六角錐状のフード５を設けたことを特徴としており、他の構成は前記実施の形態１のそれと同じである。尚、フード５の外面は反射面を構成している。

而して、本実施の形態においても前記実施の形態１と同様の効果が得られるが、図５に示すように、各ＬＥＤ４から出射してリフレクタ２の立壁２ｂによって反射した光はフード５の外面で更に上方へ向けて反射し、この際、各ＬＥＤ４から出射してリフレクタ２の各フォーカス面２ａでの配光を逆転して映り込ませるため、より多様な照明の演出が可能となるという効果も得られる。尚、フード５としては、図７に示すような円錐状のものも使用することができる。

＜実施の形態３＞
次に、本発明の実施の形態３を図８に基づいて以下に説明する。

図８は本発明の実施の形態３に係る照明装置要部の斜視図であり、本実施の形態では、前記実施の形態１，２と同様の不図示のリフレクタの中心部に配置された平面基板６上に各３つのＬＥＤ４を放射状に配置し、図示しないが、リフレクタを放射状に配置されたＬＥＤ４の各組に対応する複数のフォーカス面に分割するとともに、各組の３つのＬＥＤ４の光軸方向（垂直上方に）に計３つの導光レンズ７，８，９を配置している。そして、各３つの導光レンズ７，８，９は、各上面にＬＥＤ４の光軸方向（垂直方向）に対する傾斜角が４５°となる全反射面７ａ，８ａ，９ａをそれぞれ有しており、各導光レンズ７，８，９の垂直な端面である光出射面７ｂ，８ｂ，９ｂはリフレクタの各フォーカス面の焦点とその上下に配置されている。詳細には、光出射面８ｂはリフレクタフォーカス面２ａの焦点Ｆを含む位置に設けられており、光出射面７ｂは、光出射面８ｂと同一平面上における垂直方向へ所定距離上方に位置し、光出射面９ｂは、光出射面８ｂと同一平面上における垂直方向へ所定距離下方に位置している。

而して、平面基板６上に放射状に配置された１組の３つのＬＥＤ４に着目すると、各ＬＥＤ４から垂直上方に向かって出射する光は、各導光レンズ７，８，９内に入射してこれらの導光レンズ７，８，９内を垂直上方に向かって進み、各導光レンズ７，８，９の上面の全反射面７ａ，８ａ，９ａで全反射してその方向を９０°曲げられ、各導光レンズ７，８，９の光出射面７ｂ，８ｂ，９ｂからそれぞれ水平に出射してリフレクタのフォーカス面で反射する。

従って、本実施の形態では、導光レンズ７，８，９の各光出射面７ｂ，８ｂ，９ｂを仮想光源とすることができ、本実施の形態においても、前記実施の形態１と同様に照明の多種多様な演出が可能となるが、本実施の形態では、ＬＥＤ４を平面基板６上に平面的に配置することができるとともに、ＬＥＤ４が外部から直接見えないために当該照明装置１の外観性が高められるという効果が得られる。

１ 照明装置
２ リフレクタ
２ａ リフレクタのフォーカス面
２ｂ リフレクタの立壁
３ 基板ベース
４ ＬＥＤ（光源）
５ フード
６ 平面基板
７〜９ 導光レンズ
７ａ〜９ａ 導光レンズの全反射面
７ｂ〜９ｂ 導光レンズの光出射面
Ｌ１〜Ｌ３ 光

Claims (4)

1. 光源と、該光源から出射される光を反射させるリフレクタを備えた聡明装置において、
   前記リフレクタの焦点に１つの光源又は光出射面を配置し、該光源又は光出射面を挟んでこれの上下に別の光源又は光出射面を配置したことを特徴とする照明装置。
2. 多角柱状の基板ベースを立設し、該基板ベースの各面に前記光源を配置するとともに、前記リフレクタを前記基板ベースの各面に対向する複数のフォーカス面に分割したことを特徴とする請求項１記載の照明装置。
3. 前記リフレクタに立壁を形成し、該立壁によって反射した光を更に反射させるフードを前記基板ベースの上部に設けたことを特徴とする請求項２記載の照明装置。
4. 平面基板上に前記光源を放射状に配置し、前記リフレクタを放射状に配置された光源の各組に対応する複数のフォーカス面に分割するとともに、各光源の光軸方向に導光レンズを配置し、各導光レンズの光出射面を前記リフレクタの各フォーカス面の焦点とその上下に配置したことを特徴とする請求項１記載の照明装置。
   

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