JP2013219599A - マルチレート光信号受信装置および方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、マルチレート受信装置において任意の伝送速度の光信号を受信した場合に、その伝送速度において最も高感度が得られるようなAPD増倍率に制御することにより、受信装置に用いられている素子の性能を最大限に発揮できる光信号受信方法および装置を提供する。
【解決手段】本発明は、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号をAPDで受信するマルチレート光信号受信方法において、受信する前記光信号の伝送速度に応じて前記APDの増倍率を制御することを特徴とするマルチレート光信号受信方法および装置に関する。
【選択図】図7
【解決手段】本発明は、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号をAPDで受信するマルチレート光信号受信方法において、受信する前記光信号の伝送速度に応じて前記APDの増倍率を制御することを特徴とするマルチレート光信号受信方法および装置に関する。
【選択図】図7
Description
本発明は、マルチレート光信号受信装置および方法に関し、より詳細には、異なる伝送速度の光信号が時分割多重されたマルチレート光信号受信装置および方法に関する。
従来、PON(Passive Optical Network)光通信システムは、図1に示すように、通信事業者の局舎側終端装置OLT(Optical Line Terminal)300とサービスを受ける複数のGE−ONU,10G−ONU等の加入者終端装置ONU(Optical Network Unit)400を、光ファイバ100と受動素子の光スプリッタ200で構成された光伝送路系で結んで、時分割等の多重方法により光伝送路系を共有してデータをやり取りする光アクセスシステムである。
現在日本においては、GE−PONと呼ばれる伝送速度1.25Gbps(以降1Gbpsと略す)のPONシステムが商用化されているが、将来の大容量化に対応するため、10G−EPONと呼ばれる伝送速度10.3125Gbps(以降10Gbpsと略す)のシステム開発が進められている。10G−EPONシステムにおいては、サービス導入時に既存設備を生かしたスムーズなサービス展開が図れるように、一つの光伝送路系にGE−PON(1Gbps)の加入者と10G−EPON(10Gbps)の加入者が混在できるようなシステム規格が標準化制定されている(非特許文献1)。
図2は、10G−EPONシステムの上り光信号(時分割多重マルチレート)の説明図である。図1の例によるPONシステムでは、1台のOLT300が複数のONU400と結ばれるために、OLT300からONU400へ送信される光信号(下り信号)は連続的に送信されるのに対して、各ONU400からOLT300へ送信される光信号(上り信号)は図2の例で示すようにONU同士の信号の衝突を防ぐための送信タイミング制御がなされた間欠的なバースト光信号となる。したがって、OLTの光受信装置は、異なる伝送速度の光信号が時分割多重されたバースト光信号を受信できる機能が要求される。
またPONシステムでは、OLTと各ONUとの距離がばらばらなため、OLTの受信装置としては、強バースト光信号から弱バースト光信号まで受信できる広ダイナミックレンジ特性を備えていることが要求される。このため、OLTの受信装置に用いられる受光素子として、光/電気変換に増倍なだれ作用を有したアバランシェフォトダイオードAPD(Avalanche Photo Diode)を用いるのが一般的である。
図3は、従来の技術を用いた10G−EPON用マルチレート光信号受信装置の構成例を示す。
APDバイアス電源制御回路80の出力端子にアバランシェフォトダイオードAPD2のカソードが接続され、APD2のアノードにトランスインピーダンスアンプTIA(Trans-Impedance Amplifier)10の入力端子が接続されている。そして、TIA10の非反転出力端子に、帯域可変低域通過フィルタT−LPF(Tunable-Low Pass Filter)23の第1の入力端子が接続され、TIA10の反転出力端子に、T−LPF23の第2の入力端子が接続されている。
T−LPF23の第1の出力端子に、振幅制限増幅回路10G−LA(Limiting Amplifier)22の第1の入力端子が接続され、T−LPF23の第2の出力端子に、10G−LA22の第2の入力端子が接続されている。10G−LA22の非反転出力端子に、スイッチ24の第1の入力端子が接続され、10G−LA22の反転出力端子に、スイッチ24の第2の入力端子が接続されている。
スイッチ24の第1の非反転出力端子に、1Gbps用クロック・データ再生回路1G−CDR(Clock and Data Recovery)31の第1の入力端子が接続され、スイッチ24の第1の反転出力端子に、1G−CDR31の第2の入力端子が接続されている。また、スイッチ24の第2の非反転出力端子に、10Gbps用クロック・データ再生回路10G−CDR32の第1の入力端子が接続され、スイッチ24の第2の反転出力端子に、10G−CDR32の第2の入力端子が接続されている。
1G−CDR31の出力端子に、1Gbps用デシリアライザ1G−DES(Deserializer)41の入力端子が接続され、10G−CDR32の出力端子に、10Gbps用デシリアライザ10G−DES42の入力端子が接続されている。そして、1G−DES41の出力端子に、メディアアクセス制御MAC(Media Access Control)回路50の第1の入力端子が接続され、10G−DES42の出力端子に、MAC回路50の第2の入力端子が接続されている。MAC回路50の第1の出力端子に、スイッチ24の第3の入力端子、T−LPF23の第3の入力端子およびTIA10の第2の入力端子が接続されている。
GE−PONの加入者と10G−EPONの加入者が混在するシステムの受信装置において、APD2から出力された電流信号を電流/電圧変換して信号増幅するTIA10から出力された電圧信号を一定の振幅まで増幅する10G−LA22は、受信信号の伝送速度に応じて帯域を切り替えることで一つの回路でデュアルレート動作を行なっている。一般的には、本構成例のように一つの回路で伝送速度に応じて帯域を切り替えることで伝送速度毎に最適な性能が得られるような回路構成が考えられる。この切り替え動作は、上位ホストのメディアアクセス制御MAC回路50から現在受信しているマルチレート光信号1の伝送速度を示すレートセレクト信号(速度切り替え信号)SRSにより制御される(非特許文献2)。本構成例では10G−LA22自身の回路の帯域を切り替える代わりに、10G−LA22の前に置かれたT−LPF23の帯域をレートセレクト信号SRSで切り替えて10G−LA22に入力される信号の帯域を制限することで同様の機能を実現している。またスイッチ24は、受信信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、10G−LA22から出力された受信信号を1Gbpsと10Gbpsに振り分けて、1Gbps用クロック・データ再生回路CDR31及び10Gbps用CDR32に入力している。
IEEE Std 802.3 av
原一貴他、「1.25/10.3Gbps対応 デュアルレートバーストモード受信器」、電子情報通信学会2008年ソサイエティ大会、B−10−43、2008年
土屋治彦、三上修編著、「半導体フォトニクス工学」、p.378、コロナ社、1995年
土屋治彦、三上修編著、「半導体フォトニクス工学」、p.396、コロナ社、1995年
K. Hara et al., "Burst-mode Bit-rate Discrimination Circuit for 1.25/10.3-Gbit/s Dual-rate PON Systems,"OFC/NFOFC 2009, San Diego, USA, OWH2, 2009
OLTの受信装置に用いられるAPDについては、APD増倍率が温度によって変動するため、増倍率を一定に保つためには受信装置の温度をパラメータとしてAPDバイアス電圧を制御する必要があるが、伝送速度に依らず増倍率一定で動作させるのが一般的である。
ところでAPDの帯域は、増倍率の小さい領域では空乏層のキャリア走行時間やCR時定数などで決定されるのに対し、増倍率の大きい領域では増倍立ち上がり時間が支配的となり、GB積(利得・帯域幅積)によって帯域が制限され、帯域は図4のように増倍率に反比例して減少する(非特許文献3)。このため、APDの周波数特性に依っては、或る単一の増倍率が全ての伝送速度において最良の受信感度を供給するとは限らない。例えばマルチレート伝送速度に比してGB積が小さいAPDを用いた場合、伝送速度が高い側の受信において利得が減少するため、伝送速度が低い側の受信に比べてAPD増倍率を大きくする必要が生じることがある。
また、APDの信号電力、雑音電力の増倍率依存性は、図5(a)のような関係にあり、増倍率の小さい領域では雑音は増倍率に依存しない熱雑音が支配的でSN比は増倍率とともに大きくなるのに対し、増倍率の大きい領域ではAPD量子雑音が支配的でSN比は増倍率とともに急激に低下する(非特許文献4)。このため図5(b)のように最大のSN比を与える増倍率Moptが存在するが、回路の雑音(熱雑音)が大きいほどMoptは大きくなる。したがってAPDに接続するTIAの構成によっては、レートセレクト信号で帯域を切り替えた場合の雑音特性の変化により、Moptが伝送速度に依存する現象が発生する。
さらには、マルチレート光伝送において、伝送速度毎に要求される誤り率が同じとは限らない。例えば10G−EPONシステムにおける受信感度は、10Gbpsでは10-3で規定されているが1Gbpsでは10-12で規定されており、受信に要求されるSN比が異なる。
これらの理由から、単一のAPD増倍率、例えば10Gbpsの光信号受信時に高感度が得られるような最適値に設定した場合、1Gbpsの光信号受信時において、1Gbpsで高感度が得られるような最適値に設定した場合に比べて高感度が得られない現象が発生することがある。
図6は、或る10G−EPON用マルチレート受信装置において、APDにバイアス値を与えた際に該受信装置が得られた最小受信感度の伝送速度依存性の一例を示した図である。仕様によりGE−PON ONUからOLTへ送信される上り光信号の波長は1.26−1.36μm帯、10G−EPON ONUからOLTへ送信される上り光信号の波長は1.26−1.28μm帯であるので、これらの波長帯域におけるAPDの光電変換効率がほぼ一定とすると、或る受光電力の値で比較したAPDバイアス電流値はAPD増倍率に比例する。1Gbpsでは、或る受光電力の光信号が入力した時にAPDバイアス電流がIapd1となるようなAPDバイアスで動作させた際に最良感度が得られるのに対し、10Gbpsでは、同じ受光電力の光信号が入力した時にAPDバイアス電流がIapd10となるようなAPDバイアスで動作させた際に最良感度が得られており、1Gbpsと10Gbpsで最良感度が得られるAPDバイアス電流値、すなわち増倍率の条件が異なっている。このような受信装置では、単一のAPDバイアス電流値すなわち単一の増倍率動作では素子の性能を十分に発揮できない。
本発明は、このような背景の下になされた発明であり、その目的は、マルチレート受信装置において任意の伝送速度の光信号を受信した場合に、その伝送速度において最も高感度が得られるようなAPD増倍率に制御することにより、受信装置に用いられている素子の性能を最大限に発揮できる光信号受信方法および装置を提供することにある。
本発明は、このような目的を達成するために、請求項1に係る発明は、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するアバランシェフォトダイオード(APD)と、受信する前記光信号の伝送速度に適応したAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御する制御回路とを備えたことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のマルチレート光信号受信装置であって、前記APDによって光信号から変換された前記電気信号を処理し、前記電気信号からレートセレクト信号を生成するメディアアクセス制御(MAC)回路をさらに備え、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づいて、前記APDバイアス電源が前記APDに与えられることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するAPDと、受信する前記光信号の伝送速度に基づきMAC回路から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御する制御回路と、前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるトランスインピーダンスアンプ(TIA)と、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づき帯域を切り替えて、振幅制限増幅回路(LA)に入力する前記電圧信号の帯域を制限する帯域可変低域通過フィルタ(T−LPF)と、前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整する前記LAと、前記APDが受信した信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、前記LAから出力された受信信号を1Gbpsの信号、または10Gbpsの信号に振り分けるためのスイッチと、前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出する1Gbps用クロック・データ再生回路(1G−CDR)および10Gbps用クロック・データ再生回路(10G−CDR)と、前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換する1Gbps用デシリアライザ(1G−DES)および10Gbps用デシリアライザ(10G−DES)と、前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理し、前記パラレル変換された信号から前記レートセレクト信号を生成する前記MAC回路とを備えたことを特徴とする。
請求項4に係る発明は、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するAPDと、受信する前記光信号の伝送速度に基づき伝送速度判定回路(B−BDC)から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御する制御回路と、前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記B−BDCから送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるか、またはTIA自ら自動的に前記伝送速度に基づいて、帯域を切り替える前記TIAと、前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整するLAと、前記LAの出力信号から、前記APDが受信した信号の伝送速度を自動で判定する機能を有する前記B−BDCと、前記B−BDCで生成された前記レートセレクト信号によってゲート動作し、1Gbpsの信号および10Gbpsの信号を出力するゲート回路と、前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出する1G−CDRおよび10G−CDRと、前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換する1G−DESおよび10G−DESと、前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理するためのMAC回路とを備えたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するアバランシェフォトダイオード(APD)を備えたマルチレート光信号受信装置に係るマルチレート光信号受信方法であって、受信する前記光信号の伝送速度に適応したAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御することを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載のマルチレート光信号受信方法であって、前記マルチレート光信号受信装置は、前記APDによって光信号から変換された前記電気信号を処理し、前記電気信号からレートセレクト信号を生成するメディアアクセス制御(MAC)回路をさらに備え、前記MAC回路から送信されたレートセレクト信号に基づいて、前記APDバイアス電源が前記APDに与えられることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、制御回路において、受信する光信号の伝送速度に基づきMAC回路から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源をAPDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御するステップと、前記APDにおいて、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された前記光信号を受信し、電気信号に変換するステップと、トランスインピーダンスアンプ(TIA)において、前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるステップと、帯域可変低域通過フィルタ(T−LPF)において、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づき帯域を切り替えて、振幅制限増幅回路(LA)に入力する前記電圧信号の帯域を制限するステップと、前記LAにおいて、前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整するステップと、スイッチにおいて、前記APDが受信した信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、前記LAから出力された受信信号を1Gbpsの信号、または10Gbpsの信号に振り分けるステップと、1Gbps用クロック・データ再生回路(1G−CDR)および10Gbps用クロック・データ再生回路(10G−CDR)において、前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出するステップと、1Gbps用デシリアライザ(1G−DES)および10Gbps用デシリアライザ(10G−DES)において、前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換するステップと、前記MAC回路において、前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理し、前記パラレル変換された信号から前記レートセレクト信号を生成するステップとを備えることを特徴とする。
請求項8に係る発明は、制御回路において、受信する光信号の伝送速度に基づき伝送速度判定回路(B−BDC)から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源をAPDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御するステップと、前記APDにおいて、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された前記光信号を受信し、電気信号に変換するステップと、前記TIAにおいて、前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記B−BDCから送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるか、またはTIA自ら自動的に前記伝送速度に基づいて、帯域を切り替えるステップと、LAにおいて、前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整するステップと、前記B−BDCにおいて、前記LAの出力信号から、前記APDが受信した信号の伝送速度を自動で判定する機能を有するステップと、ゲート回路において、前記B−BDCで生成された前記レートセレクト信号によってゲート動作し、1Gbpsの信号および10Gbpsの信号を出力するステップと、1G−CDRおよび10G−CDRにおいて、前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出するステップと、1G−DESおよび10G−DESにおいて、前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換するステップと、MAC回路において、前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理するためのステップとを備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、受信光信号の伝送速度に応じてAPDの増倍率、もしくはAPDの増倍率と増幅器の帯域の両方を制御することで、伝送速度毎に最も性能が発揮される動作条件で動作するマルチレート光信号受信を簡易に実現することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例を用い図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図7は本発明の第1の実施形態に係る10G−EPON用マルチレート光信号受信装置の概略構成を示すブロック図である。本実施形態のマルチレート光信号受信装置は、図3で示した従来例と同様に、入射するマルチレート光信号1を光電流信号に変換するAPD2と、APD2が出力する光電流信号を増幅し、電圧信号に変換するTIA10と、TIA10の出力信号を一定のレベルの信号に調整する10G−LA22と、10G−LA22に入力される信号の帯域を制限することで伝送速度毎に最適なLAの性能を得るためのT−LPF23と、受信信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、10G−LA22から出力された受信信号を1Gbpsと10Gbpsに振り分けるためのスイッチ24と、1Gbpsおよび10Gbpsの信号から位相を検出し、受信信号を再生するためのクロックを抽出する1G−CDR31および10G−CDR32と、1G−CDR31および10G−CDR32によって再生された信号をシリアル/パラレル変換する1G−DES41、10G−DES42と、1G−DES41、10G−DES42によってパラレル変換された信号を処理するためのMAC回路50と、MAC回路50から供給される、現在受信している信号の伝送速度を示すレートセレクト信号SRSと、APD2の電源電圧を制御するAPDバイアス電源制御回路80と、から構成される。
図7は本発明の第1の実施形態に係る10G−EPON用マルチレート光信号受信装置の概略構成を示すブロック図である。本実施形態のマルチレート光信号受信装置は、図3で示した従来例と同様に、入射するマルチレート光信号1を光電流信号に変換するAPD2と、APD2が出力する光電流信号を増幅し、電圧信号に変換するTIA10と、TIA10の出力信号を一定のレベルの信号に調整する10G−LA22と、10G−LA22に入力される信号の帯域を制限することで伝送速度毎に最適なLAの性能を得るためのT−LPF23と、受信信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、10G−LA22から出力された受信信号を1Gbpsと10Gbpsに振り分けるためのスイッチ24と、1Gbpsおよび10Gbpsの信号から位相を検出し、受信信号を再生するためのクロックを抽出する1G−CDR31および10G−CDR32と、1G−CDR31および10G−CDR32によって再生された信号をシリアル/パラレル変換する1G−DES41、10G−DES42と、1G−DES41、10G−DES42によってパラレル変換された信号を処理するためのMAC回路50と、MAC回路50から供給される、現在受信している信号の伝送速度を示すレートセレクト信号SRSと、APD2の電源電圧を制御するAPDバイアス電源制御回路80と、から構成される。
本実施形態のマルチレート光信号受信装置において、TIA10は1Gbpsと10Gbpsのデュアルレートでバースト動作させるため、MAC回路50から供給されるレートセレクト信号SRSを受けて、伝送速度に応じて帯域を切り替えることで伝送速度毎に最適な性能が得られるような回路構成になっている。また10G−LA22もデュアルレートでバースト動作させるために、10G−LA22の前に置かれたT−LPF23の帯域をレートセレクト信号SRSで切り替えて10G−LA22に入力される信号の帯域を制限することで同様の機能を実現している。またスイッチ24もレートセレクト信号SRSを受けて、受信信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、10G−LA22から出力された受信信号を1Gbpsと10Gbpsに振り分けて1G−CDR31、10G−CDR32に入力している。
本実施形態のマルチレート光信号受信装置において図3で示した従来例と異なる点は、APDバイアス電源制御回路80が、TIA10、T−LPF23、スイッチ24と同様に、レートセレクト信号SRSを受けてAPD2のバイアス電源、すなわち増倍率を制御する回路構成になっているところである。
このAPDバイアス電源制御回路の簡単な構成例としては、図8に示すように、電圧値V1を与える第1の直流電源81、電圧値V10を与える第2の直流電源82、APD2に与える電圧値をV1とV10で切り替えるためのSPDTスイッチ83から成る。
第1の直流電源81に、SPDTスイッチ83の第1の入力端子が接続され、第2の直流電源82に、SPDTスイッチ83の第2の入力端子が接続されている。SPDTスイッチ83の出力端子にAPD2のカソードが接続されている。
ここで電圧値V1は、或る特定の温度において、入射する光信号の伝送速度が1Gbpsの場合に最良の受信感度が得られるようなAPD増倍率を与える電圧値、電圧値V10は、同じく或る特定の温度において、入射する光信号の伝送速度が10Gbpsの場合に最良の受信感度が得られるようなAPD増倍率を与える電圧値である。V1、V10の値は、素子ばらつきのため受信装置によって多少個体差はあるが、事前に検査で求めておいて、温度の関数としてメモリ等に記憶させておけば良い。受信信号の伝送速度に応じてレートセレクト信号SRSのHi/Loが切り替わるので、このロジックを用いてSPDTスイッチ83の切り替え方向を制御することにより、入射する光信号の伝送速度に適応したバイアス電源をAPD2に与えることができる。
かくして、入射する光信号の伝送速度が1Gbps、10Gbpsいずれの場合においても、TIAに対して各伝送速度で最適な性能が得られるような帯域制御を与えると同時に、APDに対して各伝送速度でAPD最適増倍率となるバイアス電圧を与えることが実現可能になる。
図7では、入射する光信号の伝送速度を選択するレートセレクト信号SRSが上位ホストから供給される場合に、このレートセレクト信号SRSを用いて光信号の伝送速度に応じてAPD増倍率とTIAの増幅器の帯域を制御する特徴を有する光信号受信装置の構成例を示したが、レートセレクト信号SRSが上位ホストから供給されない場合においても、本発明の実施の形態を具現することができる。
(第2の実施形態)
図9は本発明の第2の実施形態に係る10G−EPON用マルチレート光信号受信装置の概略構成を示すブロック図である。
図9は本発明の第2の実施形態に係る10G−EPON用マルチレート光信号受信装置の概略構成を示すブロック図である。
APDバイアス電源制御回路80の出力端子にAPD2のカソードが接続され、APD2のアノードにTIA10の入力端子が接続されている。そして、TIA10の非反転出力端子に、1Gbps用1G−LA21の入力端子が接続され、TIA10の反転出力端子に、10Gbps用10G−LA22の入力端子が接続されている。
1G−LA21の非反転出力端子に、第1のゲート回路71の第1の入力端子および伝送速度判定回路B−BDC(Burst-mode Bit-rate Discrimination Circuit)61の第1の入力端子が接続され、1G−LA21の反転出力端子に、第1のゲート回路71の第2の入力端子およびB−BDC61の第2の入力端子が接続されている。
10G−LA22の非反転出力端子に、第2のゲート回路72の第1の入力端子およびB−BDC61の第3の入力端子が接続され、10G−LA22の反転出力端子に、第2のゲート回路72の第2の入力端子およびB−BDC61の第4の入力端子が接続されている。
B−BDC61の非反転出力端子に、第1のゲート回路71の第3の入力端子、およびAPDバイアス電源制御回路80の第1の入力端子が接続され、B−BDC61の反転出力端子に、第2のゲート回路72の第3の入力端子、およびAPDバイアス電源制御回路80の第2の入力端子が接続されている。
第1のゲート回路71の非反転出力端子に、1G−CDR31の第1の入力端子が接続され、第1のゲート回路71の反転出力端子に、1G−CDR31の第2の入力端子が接続されている。第2のゲート回路72の非反転出力端子に、10G−CDR32の第1の入力端子が接続され、第2のゲート回路72の反転出力端子に、10G−CDR32の第2の入力端子が接続されている。
1G−CDR31の出力端子に、1G−DES41の入力端子が接続され、10G−CDR32の出力端子に、10G−DES42の入力端子が接続されている。そして、1G−DES41の出力端子に、MAC回路50の第1の入力端子が接続され、10G−DES42の出力端子に、MAC回路50の第2の入力端子が接続されている。
本実施形態が図7で示した実施形態と異なる点は、1Gbps用1G−LA21、10Gbps用10G−LA22の出力信号から受信信号の伝送速度を自動で判定する機能を有するB−BDC61を付加して、B−BDC61で生成されたレートセレクト信号SRSによって第1のゲート回路71、第2のゲート回路72をゲート動作させるとともに、B−BDC61からのレートセレクト信号SRSをTIA10およびAPDバイアス電源制御回路80に供給して、APD増倍率とTIAの増幅器の帯域を制御する構成になっている。このようなB−BDCの実現例は、非特許文献5に開示されている。従って、レートセレクト信号SRSが上位ホストから供給されない場合においても、光信号の伝送速度に応じてAPDの増倍率とTIAの増幅器の帯域を制御することは可能であり、これによって伝送速度毎に最も性能が発揮される動作条件で動作するマルチレート光信号受信を簡易に実現できる。
また上記の実施形態では、APDの増倍率とTIAの増幅器の帯域の両方を同時に制御する構成例を示したが、TIAがレートセレクト信号SRSを必要とせず、自分自身で自動的に伝送速度に応じて帯域を切り替えることで伝送速度毎に最適な性能が得られるような回路構成も考えられる。その場合、本発明をAPD増倍率の制御のみに適用することによって、伝送速度毎に最も性能が発揮される動作条件で動作するマルチレート光信号受信を実現することができる。
2 APD
10 TIA
21 1G−LA
22 10G−LA
23 T−LPF
24 スイッチ
31 1G−CDR
32 10G−CDR
41 1G−DES
42 10G−DES
50 MAC回路
71 第1のゲート回路
72 第2のゲート回路
80 APDバイアス電源制御回路
81 第1の直流電源
82 第2の直流電源
83 SPDTスイッチ
100 光ファイバ
200 光スプリッタ
300 OLT
400 ONU
10 TIA
21 1G−LA
22 10G−LA
23 T−LPF
24 スイッチ
31 1G−CDR
32 10G−CDR
41 1G−DES
42 10G−DES
50 MAC回路
71 第1のゲート回路
72 第2のゲート回路
80 APDバイアス電源制御回路
81 第1の直流電源
82 第2の直流電源
83 SPDTスイッチ
100 光ファイバ
200 光スプリッタ
300 OLT
400 ONU
Claims (8)
- 2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するアバランシェフォトダイオード(APD)と、
受信する前記光信号の伝送速度に適応したAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御する制御回路と、
を備えたことを特徴とするマルチレート光信号受信装置。 - 前記APDによって光信号から変換された前記電気信号を処理し、前記電気信号からレートセレクト信号を生成するメディアアクセス制御(MAC)回路をさらに備え、
前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づいて、前記APDバイアス電源が前記APDに与えられることを特徴とする請求項1に記載のマルチレート光信号受信装置。 - 2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するAPDと、
受信する前記光信号の伝送速度に基づきMAC回路から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御する制御回路と、
前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるトランスインピーダンスアンプ(TIA)と、
前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づき帯域を切り替えて、振幅制限増幅回路(LA)に入力する前記電圧信号の帯域を制限する帯域可変低域通過フィルタ(T−LPF)と、
前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整する前記LAと、
前記APDが受信した信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、前記LAから出力された受信信号を1Gbpsの信号、または10Gbpsの信号に振り分けるためのスイッチと、
前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出する1Gbps用クロック・データ再生回路(1G−CDR)および10Gbps用クロック・データ再生回路(10G−CDR)と、
前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換する1Gbps用デシリアライザ(1G−DES)および10Gbps用デシリアライザ(10G−DES)と、
前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理し、前記パラレル変換された信号から前記レートセレクト信号を生成する前記MAC回路と、
を備えたことを特徴とするマルチレート光信号受信装置。 - 2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するAPDと、
受信する前記光信号の伝送速度に基づき伝送速度判定回路(B−BDC)から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御する制御回路と、
前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記B−BDCから送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるか、またはTIA自ら自動的に前記伝送速度に基づいて、帯域を切り替える前記TIAと、
前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整するLAと、
前記LAの出力信号から、前記APDが受信した信号の伝送速度を自動で判定する機能を有する前記B−BDCと、
前記B−BDCで生成された前記レートセレクト信号によってゲート動作し、1Gbpsの信号および10Gbpsの信号を出力するゲート回路と、
前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出する1G−CDRおよび10G−CDRと、
前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換する1G−DESおよび10G−DESと、
前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理するためのMAC回路と、
を備えたことを特徴とするマルチレート光信号受信装置。 - 2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された光信号を受信し、電気信号に変換するアバランシェフォトダイオード(APD)を備えたマルチレート光信号受信装置に係るマルチレート光信号受信方法であって、
受信する前記光信号の伝送速度に適応したAPDバイアス電源を前記APDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御することを特徴とするマルチレート光信号受信方法。 - 前記マルチレート光信号受信装置は、
前記APDによって光信号から変換された前記電気信号を処理し、前記電気信号からレートセレクト信号を生成するメディアアクセス制御(MAC)回路をさらに備え、
前記MAC回路から送信されたレートセレクト信号に基づいて、前記APDバイアス電源が前記APDに与えられることを特徴とする請求項5に記載のマルチレート光信号受信方法。 - 制御回路において、受信する光信号の伝送速度に基づきMAC回路から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源をAPDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御するステップと、
前記APDにおいて、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された前記光信号を受信し、電気信号に変換するステップと、
トランスインピーダンスアンプ(TIA)において、前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるステップと、
帯域可変低域通過フィルタ(T−LPF)において、前記MAC回路から送信された前記レートセレクト信号に基づき帯域を切り替えて、振幅制限増幅回路(LA)に入力する前記電圧信号の帯域を制限するステップと、
前記LAにおいて、前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整するステップと、
スイッチにおいて、前記APDが受信した信号の伝送速度に応じて出力ポートを切り替えることで、前記LAから出力された受信信号を1Gbpsの信号、または10Gbpsの信号に振り分けるステップと、
1Gbps用クロック・データ再生回路(1G−CDR)および10Gbps用クロック・データ再生回路(10G−CDR)において、前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出するステップと、
1Gbps用デシリアライザ(1G−DES)および10Gbps用デシリアライザ(10G−DES)において、前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換するステップと、
前記MAC回路において、前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理し、前記パラレル変換された信号から前記レートセレクト信号を生成するステップと、
を備えることを特徴とするマルチレート光信号受信方法。 - 制御回路において、受信する光信号の伝送速度に基づき伝送速度判定回路(B−BDC)から送信されたレートセレクト信号に応じたAPDバイアス電源をAPDに与えることにより、前記APDの増倍率を制御するステップと、
前記APDにおいて、2つ以上の異なる伝送速度の光信号が時分割多重された前記光信号を受信し、電気信号に変換するステップと、
前記TIAにおいて、前記APDによって光信号から変換された電流信号を電圧信号に変換し、増幅し、前記B−BDCから送信された前記レートセレクト信号に基づいて、帯域を切り替えるか、またはTIA自ら自動的に前記伝送速度に基づいて、帯域を切り替えるステップと、
LAにおいて、前記TIAの出力信号を所定のレベルの信号に調整するステップと、
前記B−BDCにおいて、前記LAの出力信号から、前記APDが受信した信号の伝送速度を自動で判定する機能を有するステップと、
ゲート回路において、前記B−BDCで生成された前記レートセレクト信号によってゲート動作し、1Gbpsの信号および10Gbpsの信号を出力するステップと、
1G−CDRおよび10G−CDRにおいて、前記1Gbpsの信号および前記10Gbpsの信号から位相を検出し、前記APDが受信した信号を再生するためのクロックを抽出するステップと、
1G−DESおよび10G−DESにおいて、前記1G−CDRおよび前記10G−CDRによって再生された信号をシリアル/パラレル変換するステップと、
MAC回路において、前記1G−DESおよび前記10G−DESによってパラレル変換された信号を処理するためのステップと、
を備えることを特徴とするマルチレート光信号受信方法。
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- 2012-04-10 JP JP2012089411A patent/JP2013219599A/ja active Pending
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