JP2007300376A - 局側装置及び光受信回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の宅側装置から複数種類の伝送レートにて光信号を受信する局側装置において、全ての宅側装置からの受信を、より確実なものとする。
【解決手段】各宅側装置について伝送レート及び受信レベルを記憶し、次に光信号を送ってくる宅側装置の伝送レートがHであるか、又は、伝送レートがLで受信レベルが低であれば、制御信号作製回路及びバイアス電圧制御回路により、APDに印加する逆バイアス電圧をVとする。また、次に光信号を送ってくる宅側装置の伝送レートがLで受信レベルが高であれば、APDに印加する逆バイアス電圧をVとする。逆バイアス電圧の切替が必要な場合、その切替は、次の光信号の受信開始予定時刻より前の、バースト間ギャップにおいて行われる。
【選択図】図4

Description

本発明は、局側装置と複数の宅側装置とを光ファイバ網で結ぶPON(Passive Optical Network)システムにおいて、複数の宅側装置から複数種類の伝送レートにて光信号を受信する局側装置に関する。
PONシステムは、集約局としての局側装置と、複数の加入者宅に設置された宅側装置とを、1本の光ファイバから光カプラを介して複数の光ファイバに分岐する光ファイバ網によって、接続したものである(例えば、特許文献1参照。)。宅側装置から局側装置への上りバースト通信は、信号の衝突を防止すべく、局側装置によって時分割で管理されている。
当初、かかる上りバースト通信は一定の伝送レートで考えられていたが、今後伝送レートの段階的な高速化が予想される。しかし、高速な伝送レートのサービス提供が開始されても、すべての加入者がそれを同時に希望する訳ではないので、上り方向通信に関して、既存の伝送レートと、それを超える高速な伝送レートとが、1つのPONシステム内で共存するマルチレートPONシステムとなる(例えば特許文献2参照。)。このようなマルチレートの光バースト信号を受信する受信回路には、広帯域に対応したトランスインピーダンスアンプが使用される。
特開2004−64749号公報(図4) 特開平8−8954号公報(図2)
しかしながら、マルチレートの光バースト信号を受信する受信回路において、広帯域トランスインピーダンスアンプを使用する場合、トランジスタや演算増幅器のGB積(利得帯域幅積)特性により、帯域幅を大きくすると利得が制限され、最小受信可能レベルが低下する。従って、伝送レートの高い宅側装置からの受信に失敗する場合がある。
かかる従来の問題点に鑑み、本発明は、複数の宅側装置から複数種類の伝送レートにて光信号を受信する局側装置において、全ての宅側装置からの受信を、より確実なものとすることを目的とする。また、そのような受信を可能とする光受信回路を提供することを目的とする。
本発明は、複数の宅側装置から複数種類の伝送レートにて光信号を受信する局側装置であって、受信した光信号を電気信号に変換する光電変換素子と、次に光信号を送ってくる宅側装置及びその光信号の受信開始予定時刻の情報を取得するタイミング情報取得手段と、次に光信号を送ってくる宅側装置の伝送レート及び受信レベルを記憶している記憶手段と、次に光信号を送ってくる宅側装置について前記記憶手段が記憶している伝送レート及び受信レベルに応じた逆バイアス電圧を、前記受信開始予定時刻より前に、前記光電変換素子に印加するバイアス電圧制御手段とを備えたものである。
上記のように構成された局側装置においては、次に光信号を送ってくる宅側装置について記憶している伝送レート及び受信レベルに応じた適切な逆バイアス電圧を、受信開始予定時刻より前に、光電変換素子に印加することができる。これにより、当該宅側装置からの光信号を実際に受信開始したときには既に、その伝送レート及び受信レベルに応じた適切な逆バイアス電圧が光電変換素子に印加されている状態とすることができるので、宅側装置から送られてくる光信号(光バースト信号)を、先頭から確実に受信することができる。
また、上記局側装置において、複数種類の伝送レートのうち相対的に高い伝送レートの光信号に対しては、他の相対的に低い伝送レートの光信号の場合よりも、逆バイアス電圧を高める必要がある。
この場合、光電変換素子の増幅率が高められる。従って、光電変換後の増幅の利得が確保しにくい相対的に高い伝送レートの光信号に対して、光電変換素子の増幅率を高めて、確実な受信を行うことができる。
また、上記局側装置において、次に受信する光信号の伝送レートが不明なときは、相対的に低い逆バイアス電圧で受信を試み、正常に受信できなかった場合は相対的に高い逆バイアス電圧で再度受信を試みるようにすることができる。
この場合、伝送レートが不明な宅側装置についても、受信レベルを正確に把握することができる。また、初めて宅側装置が接続される場合に、最初はバイアス電圧を低く設定して受信し、もし受信不可であればバイアス電圧を高くして再度受信を試みることにより、消費電力を少なくすることができる。
一方、本発明は、複数種類の伝送レートにて光信号を受信する光受信回路であって、受信した光信号を電気信号に変換し、かつ、印加される逆バイアス電圧に応じて増幅率を変化させる光電変換素子と、次に送られてくる光信号についての情報を取得し、当該光信号に適した逆バイアス電圧を選択するための制御信号を、当該光信号を受信する前に出力する制御信号作製回路と、前記光電変換素子に印加する逆バイアス電圧として複数種類の電圧を出力可能であり、前記制御信号に基づいて、出力する電圧を選択するバイアス電圧制御回路とを備えたものである。
また、上記光受信回路において、バイアス電圧制御回路は、電源電圧が異なる複数の電源と、当該電源の各々から光電変換素子へ逆バイアス電圧を付与する電路に介在する半導体スイッチング素子とを有し、制御信号に基づいて、半導体スイッチング素子の1つをオンにすることで逆バイアス電圧を選択するものであってもよい。
上記のように構成された光受信回路においては、次に送られてくる光信号に適した逆バイアス電圧を、受信開始より前に、光電変換素子に印加することができる。これにより、光信号を実際に受信開始したときには既に、その光信号に適した逆バイアス電圧が光電変換素子に印加されている状態とすることができるので、送られてくる光信号(光バースト信号)を、先頭から確実に受信することができる。
本発明の局側装置によれば、宅側装置から実際に受信開始したときには既に、その伝送レート及び受信レベルに応じた適切な逆バイアス電圧が光電変換素子に印加されている状態とすることができるので、宅側装置から送られてくる光信号(光バースト信号)を、先頭から確実に受信することができる。すなわち、複数の宅側装置から複数種類の伝送レートにて光信号を受信する局側装置において、全ての宅側装置からの受信を、より確実なものとすることができる。
同様に、本発明の光受信回路によれば、光信号を実際に受信開始したときには既に、その光信号に適した逆バイアス電圧が光電変換素子に印加されている状態とすることができるので、送られてくる光信号(光バースト信号)を、先頭から確実に受信することができる。すなわち、複数種類の伝送レートにて光信号を受信する装置において、受信を、より確実なものとすることができる。
図1は、本発明の一実施形態による局側装置を含む、PONシステムの接続図である。図において、局側装置1は、複数の宅側装置2〜5に対する集約局として設置される。宅側装置2〜5はそれぞれ、PONシステムの加入者宅に設置される。局側装置1に接続された1本の光ファイバ7aから光カプラ6を介して複数の光ファイバ(支線)7b,7c,7d,7eに分岐した構成を成す光ファイバ網が構成され、分岐した光ファイバ7b,7c,7d,7eの終端にそれぞれ宅側装置2〜5が接続されている。
さらに、局側装置1は上位ネットワークN1と接続され、宅側装置2〜5はそれぞれの宅側PC(パソコン)又はユーザネットワークN2〜N5と接続されている。ここで、光ファイバ7c,7dは、光ファイバ7b,7eに比べて短い。すなわち、局側装置1から見て相対的に、宅側装置3,4は近距離にあり、宅側装置2,5は遠距離にあるものとする。
なお、図1では4個の宅側装置2〜5を示しているが、1つの光カプラ6から例えば4分岐して次段の光カプラで8分岐し、最終的に32分岐して32個の宅側装置を接続することが可能である。また、光カプラをさらに縦列に複数段設けることにより、さらに多くの宅側装置を局側装置1と接続することができる。
また、宅側装置2,3,4,5における上り方向通信の伝送レートはそれぞれ、L[Gbps]、L[Gbps]、H[Gbps]、H[Gbps]である。ここで、L,Hの値は、L<Hの関係にあり、例えば、Lは1.25,Hは2.5,5又は10である。一方、局側装置1における下り方向通信の伝送レートは一般的にH[Gbps]1種類である。
なお、本例では宅側装置を4台として、互いに異なる2種類の伝送レート(L,H)としたが、宅側装置の台数及び異なる伝送レートの数は種々のパターンがあり得る。
図2は、局側装置1について、その内部構成の概略を示すブロック図である。局側装置1内の各部(11〜19)は、図示のように接続されている。図において、上位ネットワークN1からのフレームは上位ネットワーク側受信部11により受信され、データ中継処理部13に送られる。データ中継処理部13は、PON側送信部14へフレームを渡し、これが、光送信部15で光信号に変換され、合分波部16を介して、宅側装置2〜5に送られる。
一方、宅側装置2〜5(図1)から上り方向に送信された光信号(伝送レートL/H[Gbps])は、合分波部16を通過して、光受信部19により受信される。光受信部19は、受光量に応じた電気信号を出力し、この出力信号はPON側受信部18に入力される。
PON側受信部18は、内部に、クロック・データ再生、物理層符号化/復号化及び、フレーム再生等の機能を備えており、入力された信号に同期してタイミング成分(クロック)とデータとを再生する。また、再生されたデータに施されている符号を復号するとともに、復号されたデータからフレームの境界を検出して例えば、イーサネット(登録商標)フレームを復元する。また、PON側受信部18は、フレームのヘッダ部分を読みとることにより、受信したフレームがデータフレームであるか、又は、レポートフレーム等のメディアアクセス制御のための制御情報のフレームであるかを判定する。
なお、制御情報とは例えば、局側装置1が宅側装置2〜5に対して上り方向データの送出開始時刻および送出許可量を指示するため制御情報であるグラントや、宅側装置2〜5が局側装置1に対して上り方向データの蓄積量に関する値を通知するための制御情報であるレポートである。
上記判定の結果、データフレームであれば、PON側受信部18はこれをデータ中継処理部13に送る。データ中継処理部13は、データフレームのヘッダ情報の変更や上位ネットワーク側送信部12に対する送信制御等の所定の中継処理を行い、処理後のフレームは上位ネットワーク側送信部12から上位ネットワークN1へ送出される。また、上記判定の結果、フレームがレポートであれば、PON側受信部18はこれを制御信号処理部17に送る。制御信号処理部17はこのレポートに基づいて、制御情報としてのグラントを生成し、これが、PON側送信部14及び光送信部15から合分波部16を介して下り方向に送信される。
また、上記グラントは、光受信部19にも送られる。従って、光受信部19は、グラントに基づいて、次に光信号を送ってくる宅側装置及びその光信号の受信開始予定時刻の情報を取得することができる。すなわち、PON側受信部18及び制御信号処理部17は、光受信部19に提供すべきタイミング情報を取得するタイミング情報取得手段としての機能を有している。
図3は、光受信部(光受信回路)19の内部回路構成を示すブロック図である。図において、いずれかの宅側装置から送られてきた光バースト信号は、光電変換素子の一例としてのAPD(アバランシュフォトダイオード)20及びトランスインピーダンスアンプ21により電気信号に変換される。この電気信号はさらに、ホストアンプ22により増幅され、受信信号としてPON側受信部18(図2)に送られる。伝送レート検出回路23は、受信信号から伝送レートを検出し、検出結果を制御信号作製回路24に送る。制御信号作製回路24は、情報テーブルを有する情報記憶回路24aを内蔵している。
一方、トランスインピーダンスアンプ21の出力はピーク検出回路25にも入力され、出力中のピーク値が検出される。ピーク値は、コンパレータ26において所定の基準電圧Vrefと比較され、ピーク値が基準電圧Vrefより大きい場合はHレベル信号が、それ以外はLレベル信号が、制御信号作製回路24に送られる。制御信号作製回路24は、バイアス電圧制御回路27とともに、APD20のバイアス電圧を制御するバイアス電圧制御手段を構成している。
制御信号作製回路24は、各宅側装置について情報記憶回路24aに記憶している伝送レート及び受信レベル、並びに、タイミング情報に基づいて、Hレベル又はLレベルの2値信号を出力する。この2値信号はバイアス電圧制御回路27に与えられる。
バイアス電圧制御回路27は、一対の電源28,29、一対の高速カプラIC30,31及び3個のパワーMOSFET32,33,34によって構成されている。パワーMOSFET32はP型で、ソースが電源28に、ゲートが高速カプラIC30に、ドレインがAPD20のカソードに、それぞれ接続されている。また、パワーMOSFET33はN型で、ドレインがAPD20のカソードに、ゲートが高速カプラIC31に、ソースがパワーMOSFET34のソースに、それぞれ接続されている。さらに、P型のパワーMOSFE34のゲートは電源29に接続され、ドレインは接地されている。電源28の電圧Vは電源29の電圧Vより高い電圧であり、例えば、V=60〜70[V]、V=30[V]である。
高速カプラIC30,31にはHレベル又はLレベルの2値信号が与えられ、これに基づいて、高速カプラIC30,31は高速にパワーMOSFET32,33をスイッチングする(切替時間:数十ナノ〜百ナノ秒)。また、高速カプラIC30,31はパワーMOSFET32,33と制御信号作製回路24等を互いに絶縁する機能を有する。これにより、スイッチングノイズが制御側に入ることを防止する。パワーMOSFET32,33はいずれか一方がオンのとき、他方がオフとなるよう制御される。
すなわち、制御信号作製回路24からHレベル信号が与えられると、高速カプラIC30はパワーMOSFET32をオンの状態とし、高速カプラIC31はパワーMOSFET33をオフの状態とする。この結果、逆バイアス電圧は電源28の電圧(例えば70V)となる。また、制御信号作製回路24からLレベル信号が与えられると、高速カプラIC30はパワーMOSFET32をオフの状態とし、高速カプラIC31はパワーMOSFET33をオンの状態とする。この結果、逆バイアス電圧は電源29の電圧(例えば30V)となる。
次に、具体的に光バースト信号の例を挙げて、上記光受信部19の動作について説明する。光受信部19は最初に、逆バイアス電圧をVとした状態すなわち、制御信号作製回路24の出力をLレベルとした状態で、宅側装置2〜5からの光信号を受信する。例えば、宅側装置2〜5の順に、次々と受信したとすると、局側装置1は、図4の(a)に示す光信号(光バースト信号)を受信する。
ここで、バースト間ギャップは規格により必要最小値が定められており、光信号間には必ずバースト間ギャップが存在する。波形の祖密は伝送レートの違いを表している。また、振幅は受信レベルを表している。すなわち、宅側装置2,5は宅側装置3,4より遠方にあるため減衰が大きく、受信レベルが低くなる。Vrefは、光バースト信号が電気信号に変換された後、コンパレータ26において比較されるときの、基準電圧に相当するレベルである。
まず、宅側装置2からの光バースト信号受信により、コンパレータ26の出力はLレベルとなり、これにより受信レベル「低」とする情報が制御信号作製回路24内の情報記憶回路24aに記憶される。また、伝送レート検出回路23により検出された伝送レートLの情報が、情報記憶回路24aに記憶される。宅側装置3〜5についても同様にして、情報が記憶される。また、記憶された情報を基に、制御信号作製回路24は、次回以降の受信に適用すべき逆バイアス電圧を決定する。
具体的には、伝送レートがHの場合にはGB積(利得帯域幅積)一定のため利得が十分に確保できないことを考慮して、受信レベルに関係なく、逆バイアス電圧をVとする。一方、伝送レートがLの場合には、受信レベルが低のときのみ逆バイアス電圧をVとし、受信レベルが高のときは逆バイアス電圧をVとする。すなわち、記憶される伝送レート及び受信レベルの情報及び、これに基づいて決定される次回以降の逆バイアス電圧は、以下の表1に示す情報テーブルのようになる。
Figure 2007300376
次回以降の光バースト信号受信において、受信レベルの低い宅側装置2、及び、伝送レートがHである宅側装置4,5については、逆バイアス電圧としてVが選択され、APD20の増幅率が高められる。一方、宅側装置3については逆バイアス電圧がVでも十分な受信レベルが得られるので、Vが選択される。
次に、逆バイアス電圧V、Vの切替のタイミングについて説明する。切替のためのタイミング情報は、次に光信号を送ってくる宅側装置及びその光信号の受信開始予定時刻の情報として、制御信号処理部17(図2)から制御信号作製回路24に与えられる。図4の(a)に示すように、宅側装置2〜5の順で光信号が送られてくるとすると、まず、宅側装置2からの光信号に対して制御信号作製回路24及びバイアス電圧制御回路27は、逆バイアス電圧をVとしている。
そして、制御信号作製回路24は、上記タイミング情報に基づいて、次に光信号を送ってくるのが宅側装置3であること、及び、その受信開始予定時刻を把握している。また、情報記憶回路24aが宅側装置3について記憶している伝送レートはLであり、受信レベルは高である。従って、適用されるべき逆バイアス電圧はVである。そこで、宅側装置2からの光信号受信終了後、宅側装置3からの受信開始時刻より前に、すなわちバースト間ギャップにおいて、制御信号作製回路24及びバイアス電圧制御回路27は、逆バイアス電圧をVからVに切り替える。従って、宅側装置3からの光信号は、APD20の逆バイアス電圧をVとした状態(低増幅率)で受信される。
続いて、制御信号作製回路24は、上記タイミング情報に基づいて、次に光信号を送ってくるのが宅側装置4であること、及び、その受信開始予定時刻を把握している。また、情報記憶回路24aが宅側装置4について記憶している伝送レートはHであり、受信レベルは高である。従って、適用されるべき逆バイアス電圧はVである。そこで、宅側装置3からの光信号受信終了後、宅側装置4からの受信開始時刻より前に、すなわちバースト間ギャップにおいて、制御信号作製回路24及びバイアス電圧制御回路27は、逆バイアス電圧をVからVに切り替える。従って、宅側装置4からの光信号は、APD20の逆バイアス電圧をVとした状態(高増幅率)で受信される。
続いて、制御信号作製回路24は、上記タイミング情報に基づいて、次に光信号を送ってくるのが宅側装置5であること、及び、その受信開始予定時刻を把握している。また、情報記憶回路24aが宅側装置5について記憶している伝送レートはHであり、受信レベルは低である。従って、適用されるべき逆バイアス電圧はVである。しかし、現在の逆バイアス電圧はVであるので、逆バイアス電圧を切り替える必要はない。そこで、制御信号作製回路24及びバイアス電圧制御回路27は、逆バイアス電圧Vを維持する。従って、宅側装置5からの光信号は、APD20の逆バイアス電圧をVとした状態(高増幅率)で受信される。
また、仮に、次に光信号を送ってくるのが宅側装置2であれば、そのこと、及び、その受信開始予定時刻を制御信号作製回路24は把握している。また、情報記憶回路24aが宅側装置2について記憶している伝送レートはLであり、受信レベルは低である。従って、適用されるべき逆バイアス電圧はVである。しかし、現在の逆バイアス電圧はVであるので、逆バイアス電圧を切り替える必要はない。そこで、制御信号作製回路24及びバイアス電圧制御回路27は、逆バイアス電圧Vを維持する。従って、宅側装置2からの光信号は、APD20の逆バイアス電圧をVとした状態(高増幅率)で受信される。
以下同様にして、制御信号作製回路24及びバイアス電圧制御回路27は、次に光信号を送ってくる宅側装置について情報記憶回路24aが記憶している伝送レート及び受信レベルに応じた逆バイアス電圧を、受信開始予定時刻より前に、APD20に印加する。これにより、当該宅側装置から実際に受信開始したときには既に、その伝送レート及び受信レベルに応じた適切な逆バイアス電圧がAPD20に印加されているので、宅側装置から送られてくる光信号(光バースト信号)を、先頭から確実に受信することができる。すなわち、複数の宅側装置から複数種類の伝送レートにて光信号を受信する局側装置において、全ての宅側装置からの受信を、より確実なものとすることができる。
なお、情報記憶回路24aに伝送レートや受信レベルを記憶させるのは、最初のみとしてもよいし、定期的に記憶更新を行ってもよい。但し、記憶させるときは必ず逆バイアス電圧を設定可能な最低値すなわち上記実施形態ではVに設定することが必要である。
また、例えば新たにPONに加わる宅側装置からの最初の受信時のように、次に受信する光信号の伝送レートが不明なときは、低い逆バイアス電圧Vで受信を試み、正常に受信できなかった場合は高い逆バイアス電圧Vで再度受信を試みるようにすればよい。これにより、受信レベルを正確に把握することができる。また、消費電力を低くする意味からも最初はバイアス電圧を低く設定して受信し、受信不可であれば高くして再度受信を試みることが好ましい。
なお、上記実施形態では伝送レートや受信レベルがそれぞれH/L、高/低の2種類として説明したが、3種類以上ある場合には、それに対応して適切に逆バイアス電圧を選択すればよい。例えば伝送レートがH/M/L(H>M>L)の3種類であれば、伝送レートH,M(又はHのみ)に対して逆バイアス電圧を相対的に高く、伝送レートL(又はM,L)に対して低く、という選択をすることも可能である。さらに、逆バイアス電圧についても3種類以上設定可能である。
また、上記実施形態ではバイアス電圧制御回路27にパワーMOSFET32〜34を使用したが、これに代えて他の半導体スイッチング素子(例えばIGBT)を使用することも可能である。
なお、上記実施形態における光受信部(光受信回路)19は、局側装置に限らず、宅側装置であっても、同様な入出力の環境下であれば、適用可能である。
本発明の一実施形態による局側装置を含む、PONシステムの接続図である。 図1の局側装置について、その内部構成の概略を示すブロック図である。 図2の光受信部の内部回路構成を示すブロック図である。 (a)は、宅側装置から局側装置に送られてくる光バースト信号の一例を示す図であり、(b)は、(a)に対応した逆バイアス電圧の切替を示すグラフである。
符号の説明
1 局側装置
2〜5 宅側装置
17 制御信号処理部(タイミング情報取得手段)
18 PON側受信部(タイミング情報取得手段)
19 光受信部(光受信回路)
20 APD(アバランシュフォトダイオード)
24 制御信号作製回路(バイアス電圧制御手段)
24a 情報記憶回路(記憶手段)
27 バイアス電圧制御回路(バイアス電圧制御手段)

Claims (5)

  1. 複数の宅側装置から複数種類の伝送レートにて光信号を受信する局側装置であって、
    受信した光信号を電気信号に変換する光電変換素子と、
    次に光信号を送ってくる宅側装置及びその光信号の受信開始予定時刻の情報を取得するタイミング情報取得手段と、
    次に光信号を送ってくる宅側装置の伝送レート及び受信レベルを記憶している記憶手段と、
    次に光信号を送ってくる宅側装置について前記記憶手段が記憶している伝送レート及び受信レベルに応じた逆バイアス電圧を、前記受信開始予定時刻より前に、前記光電変換素子に印加するバイアス電圧制御手段と
    を備えたことを特徴とする局側装置。
  2. 複数種類の伝送レートのうち相対的に高い伝送レートの光信号に対しては、他の相対的に低い伝送レートの光信号の場合よりも、逆バイアス電圧を高める請求項1記載の局側装置。
  3. 次に受信する光信号の伝送レートが不明なときは、相対的に低い逆バイアス電圧で受信を試み、正常に受信できなかった場合は相対的に高い逆バイアス電圧で再度受信を試みる請求項1記載の局側装置。
  4. 複数種類の伝送レートにて光信号を受信する光受信回路であって、
    受信した光信号を電気信号に変換し、かつ、印加される逆バイアス電圧に応じて増幅率を変化させる光電変換素子と、
    次に送られてくる光信号についての情報を取得し、当該光信号に適した逆バイアス電圧を選択するための制御信号を、当該光信号を受信する前に出力する制御信号作製回路と、
    前記光電変換素子に印加する逆バイアス電圧として複数種類の電圧を出力可能であり、前記制御信号に基づいて、出力する電圧を選択するバイアス電圧制御回路と
    を備えたことを特徴とする光受信回路。
  5. 前記バイアス電圧制御回路は、電源電圧が異なる複数の電源と、当該電源の各々から前記光電変換素子へ逆バイアス電圧を付与する電路に介在する半導体スイッチング素子とを有し、前記制御信号に基づいて、前記半導体スイッチング素子の1つをオンにすることで逆バイアス電圧を選択する請求項4記載の光受信回路。
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