JP2013218964A - コネクタ - Google Patents

コネクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2013218964A
JP2013218964A JP2012090483A JP2012090483A JP2013218964A JP 2013218964 A JP2013218964 A JP 2013218964A JP 2012090483 A JP2012090483 A JP 2012090483A JP 2012090483 A JP2012090483 A JP 2012090483A JP 2013218964 A JP2013218964 A JP 2013218964A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
retainer
locking position
housing
locking
temporary locking
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012090483A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5751205B2 (ja
Inventor
Mitsukane Kitajima
満謙 北島
Riichi Sakurai
利一 櫻井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP2012090483A priority Critical patent/JP5751205B2/ja
Priority to US13/803,001 priority patent/US8894450B2/en
Priority to CN201310125305.0A priority patent/CN103378448B/zh
Publication of JP2013218964A publication Critical patent/JP2013218964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5751205B2 publication Critical patent/JP5751205B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/62Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/436Securing a plurality of contact members by one locking piece or operation
    • H01R13/4361Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion
    • H01R13/4362Insertion of locking piece perpendicular to direction of contact insertion comprising a temporary and a final locking position

Landscapes

  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

【課題】リテーナを仮係止位置に保持するための保持力を向上させる。
【解決手段】コネクタ10は、ハウジング11に対し、ハウジング11に対する端子金具20の挿入を許容する仮係止位置と、挿入済みの端子金具20を抜止めする本係止位置とに組み付けられる合成樹脂製のリテーナ30と、ハウジング11とリテーナ30に形成され、互いに係止することによりリテーナ30を仮係止位置に保持する係止手段(16,35)と、ハウジング11とリテーナ30に形成され、リテーナ30が仮係止位置にあるときに、リテーナ30の仮係止位置から本係止位置への移動方向と交差する方向に押圧し合うことで、リテーナ30が本係止位置側へ移動することを規制する押圧手段(受圧面15)を備える。
【選択図】図7

Description

本発明は、コネクタに関するものである。
特許文献1には、ハウジングと、ハウジング内に挿入される端子金具と、ハウジングに対し仮係止位置と本係止位置とに組み付けられるリテーナとを備えたコネクタが開示されている。仮係止位置に組み付けられたリテーナは、端子金具がハウジングに挿入することを許容する位置へ退避している。端子金具を挿入した状態で、仮係止位置のリテーナを本係止位置へ押し込むと、リテーナが端子金具に係止して端子金具を抜止め状態に保持する。
特開平11−167948号公報
上記のコネクタは、リテーナをハウジングに仮係止した状態で、端子金具の挿入現場へ搬送されるため、搬送中にリテーナが誤って本係止位置へ移動してしまうのを防止する必要がある。本係止位置への移動防止手段として、ハウジングとリテーナのうち一方に係止突起を形成するとともに、他方に係止突起を係止させる係止部を形成し、この係止突起と係止部との係止によってリテーナを仮係止位置に保持するようになっている。
このコネクタにおいて、リテーナを仮係止位置に保持する機能の信頼性向上の手段としては、係止突起と係止部の係止代を大きく確保することが考えられる。しかし、係止代を大きくすると、係止する過程でハウジング又はリテーナの弾性変形量が大きくなり、その弾性復元力によって係止突起に作用する押圧力も大きくなる。係止突起に大きな押圧力が作用すると、係止突起が潰れるように塑性変形し、係止突起と係止部との係止代が小さくなり、リテーナを仮係止位置に保持するための保持力が低下することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、リテーナを仮係止位置に保持するための保持力を向上させることを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、本発明は、
合成樹脂製のハウジングと、
前記ハウジング内に挿入される端子金具と、
前記ハウジングに対し、前記ハウジングに対する前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置と、挿入済みの前記端子金具を抜止めする本係止位置とに組み付けられる合成樹脂製のリテーナと、
前記ハウジングと前記リテーナに形成され、互いに係止することにより前記リテーナを仮係止位置に保持する係止手段と、
前記ハウジングと前記リテーナに形成され、前記リテーナが仮係止位置にあるときに、前記リテーナの仮係止位置から本係止位置への移動方向と交差する方向に押圧し合うことで、前記リテーナが本係止位置側へ移動することを規制する押圧手段とを備えているところに特徴を有する。
この構成によれば、リテーナが仮係止位置にあるときに、押圧手段の押圧作用に起因する摩擦抵抗により、リテーナの本係止位置側への移動が規制される。本発明のコネクタは、リテーナを仮係止位置に保持する手段として、係止手段に加えて押圧手段を設けているので、リテーナを仮係止位置に保持する保持力に優れている。
実施例1においてリテーナが本係止位置に保持されている状態をあらわすコネクタの正面図 リテーナが仮係止位置に保持されている状態をあらわすコネクタの正面図 リテーナが本係止位置に保持されている状態をあらわすコネクタの側断面図 リテーナが仮係止位置に保持されている状態をあらわすコネクタの側断面図 リテーナが本係止位置に保持されている状態をあらわすコネクタの正断面図 リテーナが本係止位置に保持されている状態をあらわすコネクタの部分拡大正断面図 リテーナが仮係止位置に保持されている状態をあらわすコネクタの部分拡大正断面図 リテーナの正面図 リテーナの平面図 リテーナが仮係止位置に保持されている状態のコネクタと、基板側コネクタとの嵌合過程をあらわす側断面図 レバーの回動途中においてレバーの規制縁部とハウジングの開き防止壁との間に異物が挟まれた状態をあらわす側面図 基板側コネクタの正面図 基板側コネクタの平面図
本発明のコネクタは、前記リテーナ側の前記押圧手段を構成し、前記ハウジングに係止することで前記リテーナを本係止位置に保持する本係止突起を備えていてもよい。
この構成によれば、リテーナの押圧手段が、リテーナを本係止位置に保持するための機能を兼ね備えているので、押圧手段とは別に、リテーナを本係止位置に保持するための専用手段を設ける場合に比べると、リテーナの形状を簡素化することができる。
本発明のコネクタは、前記リテーナを構成し、前記端子金具に係止して前記端子金具を抜止めする抜止部が形成された本体部と、
前記リテーナを構成し、前記押圧手段の押圧方向と略平行な方向の幅寸法が前記本体部よりも小さく、且つ前記押圧手段が形成された幅狭部とを備えていてもよい。
この構成によれば、リテーナの幅狭部は、本体部に比べると幅寸法が小さいので、幅方向への押圧力が作用したときにおける変形量が少ない。したがって、押圧手段の押圧によってハウジングとリテーナとの間に生じる摩擦抵抗は、押圧手段を本体部に形成した場合に比べて大きく、これにより、リテーナを仮係止位置に保持する保持力が高い。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1を図1〜図13を参照して説明する。本実施例のコネクタ10は、合成樹脂製のハウジング11と、ハウジング11内に挿入される複数の端子金具20と、ハウジング11に対し仮係止位置と本係止位置とに選択的に組み付けられる合成樹脂製のリテーナ30とを備えている。
図3,4に示すように、ハウジング11内には、前後方向に貫通する複数の端子収容室12が形成されている。各端子収容室12内には、夫々、ハウジング11の後方から端子金具20が挿入されるようになっている。ハウジング11内には、上下方向(ハウジング11に対する端子金具20の挿入方向と直角な方向)に貫通する収容空間13が形成されている。収容空間13は、前後方向(端子金具20の挿抜方向)において端子収容室12の前端よりも少し後方に位置しており、各端子収容室12と連通している。収容空間13には、ハウジング11の下方からリテーナ30が組み付けられ、仮係止位置と本係止位置との間で上下方向に移動し得るようになっている。仮係止位置から本係止位置に向かう移動方向は、上向きである。
図5に示すように、ハウジング11の下面における収容空間13の左右方向(ハウジング11に対する端子金具20の挿入方向と、リテーナ30の移動方向の両方向に対して直角な幅方向)の開口領域は、ハウジング11のほぼ全幅に亘る広い範囲である。一方、ハウジング11の上面における収容空間13の左右方向の開口領域は、ハウジング11のほぼ中央であって、下面側の開口領域よりも狭い範囲である。
図5〜7に示すように、ハウジング11の上面における収容空間13の開口縁部のうち左右両縁部は、リテーナ30の仮係止突起37と本係止突起38(本発明の構成要件である押圧手段)を係止させるための一対の係止縁部14となっている。また、図6,7に示すように、収容空間13の上端部(つまり、ハウジング11の上面に近い部分)の左右内側面のうち正面から見て左側(以下、単に左側という)の内側面は、リテーナ30の移動方向と平行な平坦面からなる受圧面15(本発明の構成要件である押圧手段)となっている。図5に示すように、収容空間13の左右両内側面のうち受圧面15よりも下方の位置には、左右一対の係止爪16(本発明の構成要件である係止手段)が突出形成されている。
図3,4,10に示すように、端子金具20は、前後方向に細長い形状である。端子金具20の前端部には、相手側のタブ状端子45との接続手段である角筒部21が形成され、端子金具20の後端には電線接続部22が形成されている。角筒部21の後端縁にはリテーナ30の抜止部34が係止するようになっている。
図8に示すように、リテーナ30は、正面形状が略方形をなす本体部31と、本体部31の上面から上方へ突出する幅狭部32とを一体に形成して構成されている。本体部31には、前後方向に貫通する複数の貫通孔33が形成されている。各貫通孔33の開口縁部は、端子金具20の角筒部21の後端縁に係止する抜止部34となっている。本体部31の左右両外側面には、左右一対の仮係止凹部35(本発明の構成要件である係止手段)と、仮係止凹部35よりも低い位置に配された左右一対の本係止凹部36とが形成されている。
図6〜8に示すように、幅狭部32の左右両外側面のうち正面から見て右側の外側面には、仮係止突起37が形成されている。上下方向(リテーナ30の移動方向)における仮係止突起37の形成位置は、幅狭部32の上端部である。一方、幅狭部32の左側の外側面は、本係止突起38(本発明の構成要件である押圧手段)が形成されている。上下方向における本係止突起38の形成位置は、幅狭部32の上端に近い位置であって、仮係止突起37よりも低い高さである。
図4に示すように、リテーナ30が仮係止位置に組み付けられている状態では、貫通孔33の開口領域が端子収容室12とほぼ整合し、抜止部34が端子収容室12における端子金具20の挿入経路の下方へ退避しているので、端子収容室12に対する端子金具20の挿入が可能である。仮係止位置におけるリテーナ30の下面を押して、リテーナ30を上方の本係止位置へ押し上げると、抜止部34が端子収容室12内に進出し、端子金具20の角筒部21の後端縁に対して後方から係止する。このリテーナ30の係止により、端子金具20は抜止め状態に保持される。
リテーナ30は、ハウジング11に端子金具20を挿入する現場とは異なる工場で、ハウジング11に組み付けられ、仮係止位置に保持される。図5,7に示すように、リテーナ30を仮係止位置に保持する手段として、仮係止凹部35と係止爪16の係止構造と、仮係止突起37と係止縁部14との係止構造と、本係止突起38が受圧面15に対して押圧する押圧構造とが設けられている。仮係止凹部35と係止爪16の係止構造は、リテーナ30の仮係止位置から本係止位置への移動方向とほぼ同じ方向に当たって係止状態となる機械的な引っ掛かりを生じさせるものである。仮係止突起37と係止縁部14との係止構造も、仮係止凹部35と係止爪16の係止構造と同様である。
一方、本係止突起38と受圧面15の押圧構造における押圧方向は、リテーナ30が仮係止位置から本係止位置へ移動する方向と直角な方向である。この押圧作用により、幅狭部32のうち受圧面15と反対側の外側面が、ハウジング11の収容空間13の内側面に強く押し付けられる。これにより、幅狭部32は、収容空間13内において左右方向(リテーナ30の移動方向と直角な方向)においてガタ詰めされる。したがって、この押圧構造は、押圧作用によって生じる摩擦抵抗により、リテーナ30が仮係止位置から本係止位置へ移動することを規制する。
そして、係止構造と押圧構造とにより、リテーナ30は仮係止位置から本係止位置への移動が確実に規制され、仮係止位置に確実に保持される。このように、本実施例のコネクタ10は、仮係止凹部35と係止爪16とによる係止手段に加えて、本係止突起38と受圧面15による押圧手段を設けたので、リテーナ30を仮係止位置に保持する保持力に優れている。
ハウジング11に端子金具20を挿入した後は、仮係止凹部35と係止爪16との係止力と、本係止突起38と受圧面15による摩擦抵抗とを併せた保持力を上回る押し操作力を、仮係止位置のリテーナ30の下面に付与し、リテーナ30を本係止位置へ押し上げる。図5に示すように、本係止位置へ移動したリテーナ30は、本係止凹部36と係止爪16との係止作用により本係止位置に保持される。また、図6に示すように、本係止突起38が係止縁部14に係止することにより、リテーナ30は仮係止位置への移動が規制される。
本実施例のコネクタ10は、リテーナ30側の押圧手段が、ハウジング11に係止することでリテーナ30を本係止位置に保持する本係止突起38となっている。つまり、リテーナ30の押圧手段が、リテーナ30を本係止位置に保持するための機能を兼ね備えている。したがって、押圧手段とは別に、リテーナを本係止位置に保持するための専用手段を設ける場合に比べると、本実施例では、リテーナ30の形状を簡素化することが実現されている。
また、本実施例のコネクタ10は、リテーナ30が、端子金具20に係止して端子金具20を抜止めする抜止部34が形成された本体部31と、押圧手段(本係止突起38と受圧面15)の押圧方向と略平行な左右方向の幅寸法が本体部31よりも小さく、且つ本係止突起38が形成された幅狭部32とを備えている。幅狭部32は、本体部31に比べると幅寸法が小さいので、幅方向への押圧力が作用したときにおける変形量が少ない。したがって、本係止突起38と受圧面15との押圧によってハウジング11とリテーナ30との間に生じる摩擦抵抗は、本係止突起を本体部に形成した場合に比べて大きい。したがって、本実施例では、リテーナ30を仮係止位置に保持する保持力が高い。
本実施例のコネクタ10は、図10〜13に示す基板側コネクタ40に嵌合される。基板側コネクタ40は、左右方向に長い長方形をなす基板部41と、基板部41から前方へ突出する複数の角筒状をなすフード部42とを一体に形成したものであり、基板部41にはタブ状端子45が貫通している。図12,13に示すように、基板部41の前面(フード部42が形成されている面)には、左右方向に延びて隣り合うフード部42の外面同士を繋ぐ形態の補強リブ43が形成されている。この補強リブ43により、基板部41の剛性が高められているので、基板部41が前後方向に湾曲変形する虞はない。
各フード部42には、夫々、コネクタ10が嵌合されるようになっている。図10に示すように、リテーナ30の本体部31には、その下端部から前方へ突出する検知部39が形成されている。リテーナ30が仮係止位置にある状態では、検知部39がハウジング11の下面から大きく突出し、リテーナ30が本係止位置に移動すると、ハウジング11からの検知部39の突出寸法が小さくなる。したがって、リテーナ30が本係止位置へ押し込まれている状態では、コネクタ10をフード部42内に支障なく嵌入させることができるのに対し、リテーナ30が仮係止位置にある状態のままでコネクタ10をフード部42に嵌入しようとすると、図10に示すように、検知部39がフード部42の前端縁と干渉するので、コネクタ10と基板側コネクタ40との嵌合ができなくなる。
このように、本実施例では、リテーナ30が仮係止位置と本係止位置のいずれの位置にあるかを検知することができる。しかし、リテーナ30が仮係止位置と本係止位置との中間位置にある状態で嵌合を行った場合には、フード部42の下面壁が下方へ変形して検知部39がフード部42内に無理矢理進入してしまうことが懸念される。しかし、本実施例では、検知部39の前端面39F、つまり嵌合時にフード部42と対向する面は、その全領域に亘り、嵌合方向と直角な平坦面となっている。したがって、リテーナ30が本係止位置に移動していない状態では、検知部39の前端面39Fが、確実にフード部42の前端と干渉する。これにより、リテーナ30が本係止位置に移動しているか否かを、確実に検知することができる。
また、コネクタ10と基板側コネクタ40との嵌合は、図11に示すように、コネクタ10に設けた回動タイプのレバー50を用いて行われる。このレバー50は、操作部51の左右両端から一対の板状をなすアーム部52を延出させた形態のものであり、アーム部52の軸受孔53とコネクタ10の支持軸17との嵌合部を中心として回動し得るようになっている。アーム部52には、その外周縁に開口するカム溝54が形成されている。一方、図12,13に示すように、基板側コネクタ40のフード部42には、夫々、左右一対の突起状をなすカムフォロア44が形成されている。カムフォロア44をカム溝54の入口に進入させた状態で、レバー50を回動させると、カムフォロア44とカム溝54との係合により、コネクタ10と基板側コネクタ40との嵌合が進む。
嵌合過程では、カムフォロア44とカム溝54との係合作用により、アーム部52にはハウジング11の外側面から離間する方向の力が作用し、アーム部52が開くように変形し、その結果、カムフォロア44とカム溝54との係合が外れることが懸念される。そこで、図11に示すように、本実施例では、各アーム部52には、夫々、その外周縁から張り出す一対の規制縁部55が形成されているとともに、ハウジング11の左右両外側面には、夫々、規制縁部55の外面と対向する上下一対の開き防止壁18が形成されている。規制縁部55が開き防止壁18に係止することにより、アーム部52の開き変形が防止されている。
この規制縁部55と開き防止壁18は、カムフォロア44がカム溝54の入口に進入する際のカムフォロア44の移動経路を確保するため、夫々、上下に分割されて対をなすような配置となっている。そのため、図11に示すように、レバー50の回動途中で、上側の規制縁部55の下端縁55Eと、下側の開き防止壁18の上端縁18Eとの間に、電線等の異物60が噛み込むことが懸念される。この対策として、本実施例では、上側の規制縁部55の下端縁55Eは、下側の開き防止壁18の上端縁18Eに接近したときに、この下側の開き防止壁18の上端縁18Eに対して斜めをなすような向きに形成されている。
この斜めの向きなる形状設定により、レバー50の回動途中で、上側の規制縁部55の下端縁55Eと下側の開き防止壁18の上端縁18Eとの間に電線等の異物60が噛み込んでも、その異物60は、上側の規制縁部55の下端縁55Eと下側の開き防止壁18の上端縁18Eとの間から前方へ押し出される。したがって、上側の規制縁部55と下側の開き防止壁18との間に異物60が噛み込むことを防止できる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施例では、リテーナの押圧手段が、リテーナを本係止位置に保持する機能を兼ね備えるようにしたが、押圧手段とは別に、リテーナを本係止位置に保持するための専用の手段を設けてもよい。
(2)上記実施例では、リテーナ側の押圧手段(本係止突起)を、本体部よりも幅寸法の小さい幅狭部に形成した、リテーナ側の押圧手段(本係止突起)を本体部に形成してもよい。
10…コネクタ
11…ハウジング
15…受圧面(押圧手段)
16…係止爪(係止手段)
20…端子金具
30…リテーナ
31…本体部
32…幅狭部
34…抜止部
35…仮係止凹部(係止手段)
38…本係止突起(押圧手段)

Claims (3)

  1. 合成樹脂製のハウジングと、
    前記ハウジング内に挿入される端子金具と、
    前記ハウジングに対し、前記ハウジングに対する前記端子金具の挿入を許容する仮係止位置と、挿入済みの前記端子金具を抜止めする本係止位置とに組み付けられる合成樹脂製のリテーナと、
    前記ハウジングと前記リテーナに形成され、互いに係止することにより前記リテーナを仮係止位置に保持する係止手段と、
    前記ハウジングと前記リテーナに形成され、前記リテーナが仮係止位置にあるときに、前記リテーナの仮係止位置から本係止位置への移動方向と交差する方向に押圧し合うことで、前記リテーナが本係止位置側へ移動することを規制する押圧手段とを備えていることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記リテーナ側の前記押圧手段を構成し、前記ハウジングに係止することで前記リテーナを本係止位置に保持する本係止突起を備えていることを特徴とする請求項1記載のコネクタ。
  3. 前記リテーナを構成し、前記端子金具に係止して前記端子金具を抜止めする抜止部が形成された本体部と、
    前記リテーナを構成し、前記押圧手段の押圧方向と略平行な方向の幅寸法が前記本体部よりも小さく、且つ前記押圧手段が形成された幅狭部とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のコネクタ。
JP2012090483A 2012-04-11 2012-04-11 コネクタ Active JP5751205B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090483A JP5751205B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 コネクタ
US13/803,001 US8894450B2 (en) 2012-04-11 2013-03-14 Connector having a terminal retainer with pressing means
CN201310125305.0A CN103378448B (zh) 2012-04-11 2013-04-11 连接器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012090483A JP5751205B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 コネクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013218964A true JP2013218964A (ja) 2013-10-24
JP5751205B2 JP5751205B2 (ja) 2015-07-22

Family

ID=49325481

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012090483A Active JP5751205B2 (ja) 2012-04-11 2012-04-11 コネクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US8894450B2 (ja)
JP (1) JP5751205B2 (ja)
CN (1) CN103378448B (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114122791A (zh) * 2020-08-27 2022-03-01 住友电装株式会社 连接器

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE202014004431U1 (de) * 2014-05-27 2014-06-12 Rosenberger Hochfrequenztechnik Gmbh & Co. Kg Kontakthalteteil mit gesicherter Zugsicherung
CN111262077B (zh) * 2017-06-23 2022-01-14 上海莫仕连接器有限公司 电源连接器
JP6653296B2 (ja) * 2017-08-04 2020-02-26 矢崎総業株式会社 コネクタ
WO2019045041A1 (ja) * 2017-08-31 2019-03-07 矢崎総業株式会社 コネクタ
JP6991575B2 (ja) * 2018-02-19 2022-01-12 日本圧着端子製造株式会社 コネクタ組立体
JP7318311B2 (ja) * 2019-05-29 2023-08-01 株式会社オートネットワーク技術研究所 雌コネクタ及びコネクタ
US10897103B1 (en) * 2019-09-12 2021-01-19 Aptiv Technologies Limited Electrical connector with seal protection
JP7044813B2 (ja) * 2020-02-04 2022-03-30 矢崎総業株式会社 コネクタ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204883A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Tyco Electronics Amp Kk 電気コネクタ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11167948A (ja) 1997-12-05 1999-06-22 Sumitomo Wiring Syst Ltd コネクタ
JP3666358B2 (ja) * 2000-05-24 2005-06-29 住友電装株式会社 コネクタハウジング
JP3806924B2 (ja) * 2001-11-22 2006-08-09 住友電装株式会社 コネクタ
US7056159B2 (en) * 2003-06-11 2006-06-06 Sumitomo Wiring Systems, Ltd. Connector

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008204883A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Tyco Electronics Amp Kk 電気コネクタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114122791A (zh) * 2020-08-27 2022-03-01 住友电装株式会社 连接器
CN114122791B (zh) * 2020-08-27 2023-12-19 住友电装株式会社 连接器

Also Published As

Publication number Publication date
US8894450B2 (en) 2014-11-25
US20130273764A1 (en) 2013-10-17
CN103378448A (zh) 2013-10-30
CN103378448B (zh) 2015-08-19
JP5751205B2 (ja) 2015-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5751205B2 (ja) コネクタ
JP4548272B2 (ja) コネクタ
US9478906B2 (en) Connector mating assurance
JP6344321B2 (ja) コネクタ
JP2015072868A (ja) コネクタ
EP3477787B1 (en) Electrical connector with position assurance device
CN110622367B (zh) 连接器
JP2010073376A (ja) コネクタ
JP5233957B2 (ja) コネクタ
JP2008210530A (ja) コネクタ
JP6597434B2 (ja) コネクタ
JP2008218198A (ja) コネクタ
JP6642109B2 (ja) コネクタ
JP5971203B2 (ja) コネクタ
JP6095167B2 (ja) コネクタ
JP5397124B2 (ja) コネクタ
JP6323229B2 (ja) コネクタ
JP2006079994A (ja) コネクタ
JP2009097521A (ja) 樹脂製クリップ
JP2011175858A (ja) コネクタ
JP4821683B2 (ja) コネクタ
JP2007165109A (ja) コネクタ取付け用クランプ
JP2007123035A (ja) パネル取付用コネクタ
JP5482924B2 (ja) コネクタ
JP2008041443A (ja) 電線カバーの係止構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140627

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150303

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150401

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150504

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5751205

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250