JP2013217330A - 燃料噴射装置 - Google Patents
燃料噴射装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2013217330A JP2013217330A JP2012090075A JP2012090075A JP2013217330A JP 2013217330 A JP2013217330 A JP 2013217330A JP 2012090075 A JP2012090075 A JP 2012090075A JP 2012090075 A JP2012090075 A JP 2012090075A JP 2013217330 A JP2013217330 A JP 2013217330A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fuel
- resin
- fuel injection
- injection device
- coil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/06—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle
- F02M51/061—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means
- F02M51/0614—Injectors peculiar thereto with means directly operating the valve needle using electromagnetic operating means characterised by arrangement of electromagnets or fixed armature
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M47/00—Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure
- F02M47/02—Fuel-injection apparatus operated cyclically with fuel-injection valves actuated by fluid pressure of accumulator-injector type, i.e. having fuel pressure of accumulator tending to open, and fuel pressure in other chamber tending to close, injection valves and having means for periodically releasing that closing pressure
- F02M47/027—Electrically actuated valves draining the chamber to release the closing pressure
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M51/00—Fuel-injection apparatus characterised by being operated electrically
- F02M51/005—Arrangement of electrical wires and connections, e.g. wire harness, sockets, plugs; Arrangement of electronic control circuits in or on fuel injection apparatus
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M61/00—Fuel-injectors not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00
- F02M61/16—Details not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M61/02 - F02M61/14
- F02M61/168—Assembling; Disassembling; Manufacturing; Adjusting
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M63/00—Other fuel-injection apparatus having pertinent characteristics not provided for in groups F02M39/00 - F02M57/00 or F02M67/00; Details, component parts, or accessories of fuel-injection apparatus, not provided for in, or of interest apart from, the apparatus of groups F02M39/00 - F02M61/00 or F02M67/00; Combination of fuel pump with other devices, e.g. lubricating oil pump
- F02M63/0012—Valves
- F02M63/0014—Valves characterised by the valve actuating means
- F02M63/0015—Valves characterised by the valve actuating means electrical, e.g. using solenoid
- F02M63/0017—Valves characterised by the valve actuating means electrical, e.g. using solenoid using electromagnetic operating means
- F02M63/0019—Valves characterised by the valve actuating means electrical, e.g. using solenoid using electromagnetic operating means characterised by the arrangement of electromagnets or fixed armatures
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
- F02M2200/16—Sealing of fuel injection apparatus not otherwise provided for
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M2200/00—Details of fuel-injection apparatus, not otherwise provided for
- F02M2200/80—Fuel injection apparatus manufacture, repair or assembly
- F02M2200/8046—Fuel injection apparatus manufacture, repair or assembly the manufacture involving injection moulding, e.g. of plastic or metal
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Electromagnetism (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
- Magnetically Actuated Valves (AREA)
Abstract
【解決手段】 樹脂ボビン7と樹脂モールドとの界面65、66の一部に親水化の表面改質処理(プラズマ照射処理)を施すことによって、樹脂ボビン7と樹脂モールドとの界面65、66から外部への燃料リークを防止する燃料シール部67、68を設けたことにより、燃料シール部67、68における樹脂ボビン7と樹脂モールドとの接着性または密着性を向上させることができる。これにより、Oリング等のシール部材を2つ使用しなくても、インジェクタに組み込まれる電磁弁の内部から外部への燃料リークを確実に防止することができるので、低コストで、且つ小型化を実現することができる。
【選択図】 図7
Description
従来より、自動車等の車両には、例えばディーゼルエンジン等の内燃機関(以下エンジン)の各気筒に燃料を噴射供給する燃料噴射装置が搭載されている。
この燃料噴射装置は、燃料噴射ポンプまたはコモンレール等の高圧発生部から供給される高圧燃料をエンジンの気筒内に直接噴射するインジェクタを備えている。
インジェクタは、噴孔およびこの噴孔を開閉するニードルを有する燃料噴射ノズルと、ニードルの開閉動作を制御する電磁弁とを一体化した内燃機関用燃料噴射弁である。
ソレノイドは、コイル装置(コイル106、樹脂ボビン107、樹脂モールド108)と、コイル106への通電時にアーマチャ104を吸引する磁性金属製のステータ109とを備えている。
ソレノイドのコイル装置は、コイル106、樹脂ボビン107、モールド樹脂108の他に、ターミナル115、116を備えている。
なお、インジェクタ、特に電磁弁の内部には、燃料噴射ノズルの内部から溢流(リーク)または流出した燃料を燃料タンクへ戻すための燃料排出流路121〜127が形成されている。
しかし、従来の電磁弁は、樹脂ボビン107が熱可塑性樹脂によりモールド成形されており、樹脂モールド108が熱硬化性樹脂によりモールド成形されており、熱膨張率が異なる材料が使用されている。
また、ハウジング113とターミナル115とを絶縁する目的で、ハウジング113のターミナル挿入孔117内に絶縁ブッシュ118、119が収容されている。
絶縁ブッシュ118、119は、熱可塑性樹脂によりモールド成形されているため、ハウジング113およびターミナル115と熱膨張率が異なる。
従来の電磁弁においては、燃料排出流路122等から燃料リーク経路131〜133を通って外部へ燃料が漏洩するのを防止するという目的で、2つのOリング141、142をターミナル挿入孔117内に設置している。
これにより、電磁弁の内部流路から外部への燃料リークを防止することが可能となっている。
ところが、従来のインジェクタに組み込まれる電磁弁においては、2つのOリング141、142を使用しているので、ターミナル挿入孔117の孔形状や、絶縁ブッシュ118、119の外形形状が複雑であり、しかも電磁弁の軸線方向の体格を小型化することができなかった。また、従来の電磁弁においては、Oリング141、142が2つも必要となるので、部品点数や組付工数が多く、製品コストが高いという問題があった。
そして、樹脂接合体は、2種類の第1、第2合成樹脂の界面から外部への燃料リークを防止する燃料シール部を有している。
この燃料シール部は、2種類の第1、第2合成樹脂の界面の一部に親水化の表面改質処理を施すことによって設けられる。
請求項3に記載の発明によれば、2種類の第1、第2合成樹脂のうちの一方の合成樹脂とは、他の部材と接着し難い難接着性を有する熱可塑性樹脂が使用される。
請求項4に記載の発明によれば、2種類の第1、第2合成樹脂のうちの他方の第2合成樹脂として、熱硬化性樹脂が使用される。この熱硬化性樹脂とは、加熱すると、軟化して加工できるようになるが、そのまま加熱を続けると化学反応を起こして硬化する合成樹脂のことである。
請求項6に記載の発明によれば、燃料シール部は、2種類の第1、第2合成樹脂同士の接着性または密着性を向上させる表面改質部を有している。これにより、2種類の第1、第2合成樹脂のうちの一方の合成樹脂の表面改質部と、2種類の第1、第2合成樹脂のうちの他方の合成樹脂の表面との接着性または密着性が向上するので、内部から外部への燃料リークを防止することができる。
請求項8に記載の発明によれば、燃料シール部は、2種類の第1、第2合成樹脂を接着または密着する接着剤を有している。これにより、接着剤を介して、2種類の第1、第2合成樹脂の接着性または密着性が向上するので、内部から外部への燃料リークを防止することができる。
請求項10に記載の発明によれば、インジェクタ(の電磁弁)は、燃料が流れる流路孔を開閉するバルブと、電力の供給を受けると磁力を発生するコイルを有し、このコイルに発生する磁力によってバルブを開弁方向に駆動するソレノイド(電磁アクチュエータ)とを備えている。
2種類の第1、第2合成樹脂のうちの一方の合成樹脂は、例えば熱可塑性樹脂ボビンを構成している。
2種類の第1、第2合成樹脂のうちの他方の合成樹脂は、例えば熱硬化性樹脂モールドを構成している。
本発明は、低コストで、且つ小型化を実現しながらも、内部から外部への燃料リークを防止するという目的を、性質が異なる2種類の第1、第2合成樹脂の界面の一部に親水化の表面改質処理を施すことによって燃料シール部を設けることで実現した。
また、熱可塑性樹脂よりなる合成樹脂と熱硬化性樹脂よりなる合成樹脂との接着性、密着性、シール性を向上させることで、内部から外部への燃料リークを防止するという目的を、第1、第2合成樹脂の界面の一部に親水化の表面改質処理を施すことによって燃料シール部を設けることで実現した。
図1ないし図8は、本発明の燃料噴射装置を適用したインジェクタ用電磁弁の燃料シール構造および熱可塑性樹脂ボビンの表面改質処理方法(実施例1)を示したものである。
コモンレール式燃料噴射システムは、燃料を加圧して高圧化するサプライポンプと、このサプライポンプから供給される高圧燃料を蓄圧するコモンレールと、このコモンレールから高圧燃料が分配供給される複数のインジェクタとを備え、コモンレールの内部に蓄圧された高圧燃料を各インジェクタを介してエンジンの各気筒毎の燃焼室内に噴射供給するように構成されている。
なお、サプライポンプまたはコモンレールは、高圧燃料を発生する高圧発生部を構成する。
インジェクタは、燃料を噴射する噴孔、およびこの噴孔を開閉するニードルを有する燃料噴射ノズルと、ニードルの開閉動作を制御する電磁制御弁(以下電磁弁)とを一体化した電磁式燃料噴射弁である。
電磁弁は、燃料が流れる流路孔をその軸線方向に往復移動して開閉するボールバルブ(電磁弁の弁体:以下バルブ)1と、電力の供給を受けると磁力を発生するソレノイドコイル(以下コイル)2を有し、コイル2に発生する磁力によってバルブ1を開弁方向に駆動するソレノイド(以下電磁アクチュエータ)とを備えている。
ECUには、インジェクタ駆動回路(EDU)の他にCPU、ROM、RAM等を含んで構成される周知の構造のマイクロコンピュータが内蔵されている。
また、マイクロコンピュータは、イグニッションスイッチがオン(IG・ON)されると、ROM、RAM等のメモリ内に格納された制御プログラムに基づいて、エンジンの各気筒毎の燃焼室内への燃料噴射圧力、各インジェクタの燃料噴射時期、各インジェクタからの燃料噴射量等を演算し、複数のインジェクタの各電磁弁のコイル2へのインジェクタ駆動信号(インジェクタ駆動電流)を電子制御する。
樹脂接合体6は、熱可塑性(PPS)樹脂ボビン(以下樹脂ボビン)7および熱硬化性(EP)樹脂モールド(以下樹脂モールド)8によって構成されている。
樹脂ボビン7は、円形状の中空部(円形空間)10、円環状の鍔部11、12および円筒状の巻線芯部13を有している。鍔部11、12間および巻線芯部13の外周には、絶縁被膜を施した導線が複数回巻装されている。
また、電磁弁には、内部から外部への燃料リークを防止するシール部材として、Oリング22の他に、Oリング23、24が設置されている。
ステータコア15の内部には、コイル2およびアーマチャ14を閉弁方向に付勢するリターンスプリング(以下コイルスプリング)25が収容されている。
樹脂成形体18には、コネクタケース26が一体的に形成されている。
なお、電磁弁の詳細は、後述する。
燃料噴射ノズルのハウジングは、燃料を噴射する噴孔、およびこの噴孔に連通する燃料導入流路を有するノズルボデー32と、このノズルボデー32の燃料流路を介して、噴孔に連通する燃料流路を有するインジェクタボデー33と、このインジェクタボデー33の軸線方向の先端部(図示下端部)にノズルボデー32を螺子締結により固定するリテーニングナット34とを備えている。
ノズルボデー32には、燃料導入流路と噴孔とを連通する燃料溜り室、および燃料溜り室と噴孔との間に、ニードルが着座可能なノズルシートが設けられている。その燃料溜り室は、インジェクタボデー33から内部に導入される燃料の油圧力(燃料圧力)が、ニードルの開弁方向に作用する第1圧力室(油溜り室、第1燃料室)としての機能を有している。
シリンダ孔35の図示上端には、圧力制御室36が設けられている。この圧力制御室36は、内部に導入される燃料の油圧力(燃料圧力)が、ニードルの閉弁方向に作用する第2圧力室(背圧制御室、第2燃料室)としての機能を有している。
また、インジェクタボデー33のシリンダ孔35内には、ニードルに対して、噴孔を閉じる側(閉弁方向)の軸力を付与するピストン31がその軸線方向に往復移動可能に収容されている。
円筒締結部37の外周面には、Oリング24を収容する円環状のリング溝38が形成されている。これにより、円筒締結部37の外周面とリテーニングナット43の内周面との間にOリング24が介在しているので、電磁弁の内部から外部への燃料リークを防止することができる。
また、インジェクタボデー33の内部には、シリンダ孔35から余剰燃料が流れ込む燃料回収流路L5が形成されている。この燃料回収流路L5は、電磁弁の内部に形成される燃料リーク流路L11〜L17と連通している。
次に、本実施例のインジェクタの主要部である電磁弁の詳細を図1ないし図8に基づいて説明する。
インジェクタは、燃料噴射ノズルのインジェクタボデー33と電磁弁のバルブボデー42との間にオリフィスプレート41を挟み込んだ状態で、インジェクタボデー33の円筒締結部37の外周にリテーニングナット43を締結固定することで、燃料噴射ノズルと電磁弁とを一体化して構成されている。
電磁弁は、常閉型(ノーマリクローズタイプ)の電磁開閉弁を構成する。この電磁弁は、上記の各部品(バルブ1、コイル2、一対のターミナル4、5、樹脂接合体6、アーマチャ14、ステータコア15、非磁性金属ケース16、非磁性金属ブロック17、樹脂成形体18、絶縁ブッシュ21およびOリング22等)の他に、オリフィスプレート41、バルブボデー42およびリテーニングナット43を備えている。
入口側オリフィス46は、燃料導入流路L4と圧力制御室36とを連通する入口側(高圧側)の流路孔である。また、出口側オリフィス47は、圧力制御室36と燃料リーク流路L11〜L17とを連通する出口側(低圧側)の流路孔である。この出口側オリフィス47は、バルブシートで開口する弁孔(電磁弁の弁孔)を構成している。
また、バルブボデー42の内部には、バルブボデー42の中心軸線方向に対して傾斜するように設けられる燃料リーク流路L12、およびバルブボデー42の中心軸線方向に平行で、且つ摺動孔48に対して並列配置される燃料リーク流路L13が形成されている。 バルブ1は、オリフィスプレート41のバルブシートに対して着座、離脱して出口側オリフィス47を閉鎖、開放する弁体である。
バルブ1およびアーマチャ14は、コイルスプリング25の付勢力によって、オリフィスプレート41のバルブシートに押し付けられている。
電磁アクチュエータは、コイルサブアッセンブリと、バルブボデー42の摺動孔48内に摺動自在に支持されるアーマチャ14と、このアーマチャ14を吸引する磁気吸引部(磁極面)を有するステータコア15と、このステータコア15の周囲を円周方向に取り囲むように設置された非磁性金属ケース16と、ターミナル4が通り抜ける非磁性金属ブロック17と、インジェクタの図示上部に設けられるヘッドキャップ(ハウジング)である樹脂成形体18とを備えている。
コイルサブアッセンブリは、コイル2、ターミナル4、5および樹脂接合体6等により構成されている。
なお、本実施例のコイルサブアッセンブリの詳細は、後述する。
また、アーマチャ14は、ステータコア15の磁極面に所定のギャップを隔てて対向配置されるアーマチャ本体を有している。このアーマチャ本体の中央部には、コイルスプリング25の一端部を保持するスプリング座部51が設けられている。また、アーマチャ本体には、アーマチャ14を収容する燃料リーク流路L14内でのアーマチャ14前後の燃料の移動を確保するために、アーマチャ本体をその軸線方向と平行に貫通する貫通孔52が設けられている。
ステータコア15は、コイル2への通電に伴って形成される磁気回路の一部を構成する磁性固定体である。このステータコア15は、アーマチャ14を引き寄せる円環状の磁気吸引部(磁極面)を有している。また、ステータコア15の中心軸線上には、燃料リーク流路L15が形成されている。また、ステータコア15には、コイルサブアッセンブリを収容するコイル収納空間53が形成されている。このコイル収納空間53は、樹脂ボビン7およびコイル2のコイル部を収容する円筒状空間、およびコイル2の各コイル端末リード3とターミナル4との導通接合部を収容する軸方向空間等を有している。
また、非磁性金属ケース16は、ステータコア15の外周部に係合してステータコア15を組み付け、非磁性金属ブロック17をかしめまたは溶接等によって組み付けている。これにより、非磁性金属ケース16と非磁性金属ブロック17との間にステータコア15が固定される。
非磁性金属ブロック17には、非磁性パイプ56を圧入嵌合する円筒状のパイプ保持部57が設けられている。このパイプ保持部57よりも図示上端側には、円筒状のトップリターンチューブ58が設けられている。
非磁性パイプ56の内部には、燃料リーク流路L16が形成されている。
トップリターンチューブ58は、インジェクタの内部から流出するリーク燃料を燃料タンクに戻すための燃料戻し配管に接続されている。
トップリターンチューブ58の内部には、燃料リーク流路(アウトレットポート)L17が形成されている。
樹脂成形体18は、ターミナル4、5の導通接合部およびターミナル5の根元部インサート成形により樹脂封止している。
樹脂成形体18の側方部は、ターミナル5の先端を露出して収容するコネクタのコネクタケース26を形成している。このコネクタケース26は、そのフード部分が、相手側コネクタとの嵌合方向(接続方向)へ向けて延設されている。
コイルスプリング25の軸線方向の一端部は、アーマチャ14の上端面に設けられるスプリング座部51に支持されている。また、コイルスプリング25の軸線方向の他端部は、非磁性金属ブロック17内に嵌合される非磁性パイプ56の下端面に支持されている。
コイルアッセンブリは、コイル2、ターミナル4、5、樹脂接合体6、ステータコア15、非磁性金属ブロック17および樹脂成形体18を備えている。なお、これらのうちコイル2、ターミナル4および樹脂接合体6によってコイルサブアッセンブリが構成される(図5および図7参照)。
コイル2は、樹脂接合体6を構成する樹脂ボビン7および樹脂モールド8と共に、ステータコア15内に形成される円筒状空間(コイル収納空間)に設置されている。
コイル2は、磁力によってバルブ1およびアーマチャ14を、バルブ1およびアーマチャ14の軸線方向の一方側(図示上方側)へ駆動するものである。コイル2が通電されると、アーマチャ14およびステータコア15を磁束が集中して通る磁気回路が形成される。
一対のコイル端末リード3は、結線部61において、一対のターミナル4の各第1接続端子にかしめまたは溶接により電気的に接続されている。
一対のターミナル4は、各コイル端末リード3と導通接合する第1接続端子から各ターミナル5と導通接合する第2接続端子まで真っ直ぐに延びる中継配線部材(第1接続部材)である。
一対のターミナル4は、各コイル端末リード3との結線部61が、樹脂モールド8の内部にインサートされている。
一対のターミナル4は、非磁性金属ブロック17の挿入孔19を貫通するように挿入されている。これらのターミナル4には、各コイル端末リード3の余り線を引っ掛けるリードフック63が設けられている。
一対のターミナル5は、各ターミナル4と導通接合する第3接続端子からコネクタケース26内で露出する第4接続端子(コネクタ端子)まで屈曲しながら延びる外部接続部材(第2接続部材)である。
一対のターミナル5は、各ターミナル4との結線部62が、樹脂成形体18の内部にインサートされている。また、一対のターミナル5の各第4接続端子は、樹脂成形体18のベース部分からコネクタケース26の内部空間内に突出して露出した露出部を構成する。
一対の絶縁ブッシュ21は、非磁性金属ブロック17の挿入孔19内に挿入されて、ターミナル4と非磁性金属ブロック17とを電気的に絶縁する機能を有している。
一対の絶縁ブッシュ21の内部には、各ターミナル4がそれぞれ挿通する貫通孔64が形成されている。各絶縁ブッシュ21には、コイル側に外径が大きい円筒部(大径部)、反コイル側に大径部よりも外径が小さい円筒部(小径部)、および径大部と径小部とを繋ぐ円錐台状の円筒部(中径部)が形成されている。
なお、一対の絶縁ブッシュ21の各径小部の外周と挿入孔19の中径孔(円形孔)の内周との間には、電磁弁の内部から外部への燃料リークを防止する耐油性を有する合成ゴム製のOリング22が装着されている。
樹脂接合体6は、電磁弁の電磁アクチュエータに組み込まれる。この樹脂接合体6は、コイル2のコイル部を巻装する中空円筒状の樹脂ボビン7の樹脂表面と、コイル2、樹脂ボビン7および一対のターミナル4を樹脂封止する樹脂モールド8の樹脂表面とを接着して接合することで構成される。
樹脂接合体6には、樹脂ボビン7と樹脂モールド8との界面65、66から電磁弁の外部(外界)への燃料リークを防止可能な円環状の燃料シール部67、68が設けられている。
ここで、PPSまたはSPSは、C−H結合を含有するベンゼン環に硫黄が結合して繋がったポリマー(重合体)である。これは、電気絶縁性、耐熱性に優れ、難接着性を有している。
鍔部11、12間および巻線芯部13の外周には、絶縁被膜を施した導線が複数回巻装されている。
鍔部11は、巻線芯部13の軸線方向の一端部(図示上端部)から半径方向に放射状に延びる円環状の第1鍔部である。この鍔部11の上面(の一部)には、樹脂モールド8の第1対向面が接着される。
鍔部12は、巻線芯部13の軸線方向の他端部(図示下端部)から半径方向に放射状に延びる円環状の第2鍔部である。この鍔部12の下面には、樹脂モールド8の第2対向面が接着される。
鍔部11の内周部には、一対のターミナルガイド73との干渉を防止するように一対のターミナルガイド73よりも内周側に迂回する一対の凸曲部74が設けられている。
鍔部12の内周部には、内周側に突出する一対の凸曲部75が設けられている。
また、各ターミナルガイド73の先端には、一対のターミナル4の各結合部76がかしめ結合されている。
ここで、EPは、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンとの共重合体(ビスフェノールA型エポキシ樹脂)である。これは、電気絶縁性に優れ、寸法安定性が良い。
その他に、官能基数の多いノボラック型エポキシ樹脂や、分子中にベンゼン環を含まない環状脂肪族エポキシ樹脂がある。
樹脂モールド8は、鍔部11の上面に密着する第1対向面、および鍔部12の下面に密着する第2対向面を有している。
樹脂モールド8は、コイル2の外周部および鍔部11、12の周囲を円周方向に取り囲む円筒部、この円筒部の先端面(反コイル側面)から図1ないし図5において図示上方に向かって延びる一対の軸方向部77、および非磁性金属ブロック17の挿入孔19内に差し込まれる一対の拡幅部78を有している。
一対の軸方向部77は、一対のコイル端末リード3と一対のターミナル4との導通接合部を被覆して保護する部位である。
一対の拡幅部78は、一対の軸方向部77の先端面(反コイル側面)から図1ないし図5において図示上方に向かって突出している。また、これらの拡幅部78は、コイル収納空間53の軸方向空間よりも挿入孔19の方が断面積が大きいので、少なくとも軸方向部77よりも軸線方向に対して垂直は方向に拡幅している。
次に、性質が異なる2種類の第1、第2合成樹脂を接着して接合される樹脂接合体6を備えた電磁アクチュエータ、特に少なくともコイル2、樹脂ボビン7および樹脂モールド8を含んで構成されるコイルアッセンブリの製造方法を図1ないし図8に基づいて簡単に説明する。
次に、樹脂ボビン7の鍔部11より引き出された一対のコイル端末リード3の端末部とターミナル4の第1接続端子とを導通接合する。これにより、一対のコイル端末リード3と一対のターミナル4の第1接続端子とが結線部61で、機械的および電気的に接続される(第3工程)。
以上の第1〜第3工程を実施することにより、図5に示したコイルサブアッセンブリが形成される。
そして、樹脂ボビン7を構成するPPSと性質が異なるEP素材をEP成形型内に充填して隅々まで行き渡った段階で、EP成形型を加熱することで硬化させて、円筒部、一対の軸方向部77および一対の拡幅部78を有する樹脂モールド8を形成する(第5工程)。
この第5工程においては、樹脂モールド8の各第1、第2対向面の一部が鍔部11、12の各表面改質部71、72に化学結合(例えば共有結合またはイオン結合または水素結合等)することで、樹脂ボビン7と樹脂モールド8との界面65、66の一部に円環状の燃料シール部67、68が形成される。
以上の第1〜第5工程を実施することにより、図8に示したコイルアッセンブリが製造される。
図5および図6には、樹脂ボビン7の各表面(表面)に、プラズマを照射するためのプラズマノズル9および治具81〜83が示されている。
プラズマノズル9の内部には、対向する金属電極間に石英等の絶縁物からなる一対の誘電体が介在する放電構造を備えている。また、対向する金属電極のうちの一方の電極には、高周波高圧電源が接続され、誘電体間に形成される放電空間には、酸素ボンベから酸素ガスが供給されるように構成されている。
プラズマノズル9の先端の噴射口から噴射されたプラズマは、治具81〜83によって鍔部11の軸芯を中心とした半径方向に放射状に拡散されて、鍔部11の上面の内周部近傍(開口周縁部:図7(a)の斜線部分)へ円環状に吹き付けられる。
また、プラズマノズル9の先端の噴射口から噴射されたプラズマを、鍔部12の下面(図7(c)の斜線部分)へ円環状に吹き付ける。
そして、鍔部11の上面の一部および鍔部12の下面全体では、吹き付けられたプラズマにより化学反応が起こり、C−H結合の炭素原子と水素原子との結合が分断される。
そして、鍔部11の上面の一部および鍔部12の下面全体に、EPの共重合体と化学結合(特に共有結合)が可能な−OH、−COOH等の酸素系官能基を有するように表面改質した表面改質部71、72が形成される。
これにより、難接着性のPPSで構成される樹脂ボビン7であっても、表面改質部71、72においては、EPで構成される樹脂モールド8に対して濡れ性および親水性が改善される。
一方、本実施例のプラズマ発生装置は、プラズマノズル9の先端から上下面までの距離が、1mm以上、10mm以下に設定されている。
また、停止位置(O)に到達してから所定の停止時間(例えば1〜5sec程度)が過ぎるまでプラズマノズル9の移動(樹脂ボビン7に対するプラズマノズル9の相対移動)を停止する。これにより、上面に円環状に表面改質部71を形成することができる。
また、プラズマノズル9は、停止位置(O)まで所定の移動速度(例えば10〜30mm/sec程度)で水平で、且つ直線上に移動している。なお、プラズマノズル9が垂直に降下する動作によってプラズマを上下面に照射するようにしても良い。
また、プラズマ生成ガスとして、酸素ガスを使用しているが、窒素ガスまたは空気が含まれる単体ガス、あるいは酸素ガスまたは窒素ガスまたは空気のうちのいずれか2種以上の混合ガス、あるいは酸素ガスまたは窒素ガスまたは空気またはその他の気体(アルゴン、キセノン)のうちのいずれか2種以上の混合ガスが有効である。
なお、プラズマ照射時の気圧は、上述したように、大気圧でも真空でもどちらでも有効である。
以上のようなプラズマ照射処理を施した後に、コイル2、樹脂ボビン7およびターミナル4を樹脂モールド8によって樹脂封止すると、PPSに対するEPの密着力が3MPa以上の剪断接着強度を有するものとなる。
また、難接着性の樹脂ボビン7と樹脂モールド8との密着性を、PPSまたはEPが凝集破壊に至る接着強度に向上させる表面改質処理を実施することができる。
そして、電磁弁、特にコイルアッセンブリには、樹脂ボビン7と樹脂モールド8との界面65、66から外部への燃料リークを防止する燃料シール部67、68を有する樹脂接合体6が設けられる。
次に、本実施例のインジェクタの動作を図1ないし図5に基づいて簡単に説明する。
このとき、バルブ1よりも燃料流方向の上流側の圧力制御室36内には、コモンレールから入口側オリフィス46を介して高圧燃料が導入されている。また、バルブ1よりも燃料流方向の下流側の燃料リーク流路L11内は、燃料リーク流路L12〜L17を介して、燃料タンクに連通している。
したがって、圧力制御室36内に充満していた燃料は、図1ないし図3に示したように、圧力制御室36から出口側オリフィス47→燃料リーク流路L11〜L17を経て燃料タンクに戻される。
すなわち、F1+F2<F3が成立する。
これにより、ニードルがノズルボデー32のノズルシートより離脱するため、噴孔が開放される。したがって、当該インジェクタは、エンジンの燃焼室内への燃料の噴射を開始する。
このように、電磁弁が閉弁すると、圧力制御室36内の燃料圧力(ノズル閉弁力:F1)が急激に上昇し、F1+F2>F3が成立するため、ニードルが閉弁方向に移動する。その結果、当該インジェクタは、ニードルがノズルボデー32のノズルシートに着座するため、噴孔が閉塞される。すなわち、ニードルが閉弁した閉弁(全閉)状態に戻ることになる。よって、エンジンの燃焼室内への燃料噴射が終了する。
以上のように、本実施例のプラズマ照射処理方法においては、樹脂ボビン7と樹脂モールド8との界面65、66の一部に親水化の表面改質処理(プラズマ照射処理)を施すことによって、樹脂ボビン7と樹脂モールド8との界面65、66から外部への燃料リークを防止する燃料シール部67、68を設けたことにより、燃料シール部67、68における樹脂ボビン7と樹脂モールド8との接着性または密着性を向上させることができる。
これにより、Oリング等のシール部材を2つ使用しなくても、インジェクタに組み込まれる電磁弁の内部から外部への燃料リークを確実に防止することができるので、低コストで、且つ小型化を実現することができる。
図9は、本発明の燃料噴射装置を適用したインジェクタ用電磁弁の燃料シール構造および熱可塑性樹脂ボビンの表面改質処理方法(実施例2)を示したものである。
ここで、実施例1と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。
なお、プラズマノズル9の移動速度は、例えば10〜30mm/sec程度である。 樹脂ボビン7においては、鍔部12の下面全体に、プラズマノズル9を水平で、且つ直線上に移動させながら、鍔部12の下面全体にプラズマを照射することで、上述した機能(酸素系官能基)を有するように表面改質した円環状の表面改質部72を形成している。
以上のように、本実施例のプラズマ照射による表面改質処理方法においては、実施例1と同様な効果を奏する。
図10は、本発明の燃料噴射装置を適用したインジェクタ用電磁弁の燃料シール構造および熱可塑性樹脂ボビンの表面改質処理方法(実施例3)を示したものである。
ここで、実施例1及び2と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。また、燃料シール部68および表面改質部72については図示を省略する。
鍔部11、12の各上下面にUV発生装置からUVを照射することにって、実施例1及び2と同様に、上述した機能(−OHや−COOH等の酸素系官能基)を有するように表面改質した表面改質部71、72が形成される。なお、表面改質部71、72は、樹脂表面から所定の深さ(例えば1nm程度)である(プラズマ照射処理よりも浅い)。
以上のように、本実施例の紫外線(UV)照射による表面改質処理方法においては、実施例1及び2と同様な効果を奏する。
図11は、本発明の燃料噴射装置を適用したインジェクタ用電磁弁の燃料シール構造および熱可塑性樹脂ボビンの表面改質処理方法(実施例4)を示したものである。
ここで、実施例1〜3と同じ符号は、同一の構成または機能を示すものであって、説明を省略する。また、燃料シール部68については図示を省略する。
具体的には、鍔部11、12の各上下面に例えば円環状の凹溝91を形成し、この凹溝91内にエポキシ(EP)樹脂系の接着剤92を適量塗布する。このとき、接着剤92が鍔部11、12の各上下面よりも盛り上がるように塗布することが望ましい。
なお、接着剤92としては、熱可塑性樹脂と熱硬化性樹脂との接着性に優れるシランカップリング剤(γ−グリシドキシプロピルトリメトシシラン)を使用することが望ましい。
なお、接着剤92を塗布する前処理として、実施例1〜3のようなプラズマ照射処理やUV照射処理を樹脂ボビン7の各上下面に施して、樹脂ボビン7と接着剤92との濡れ性、接着性および密着性を向上するようにしても良い。
以上のように、本実施例のプライマー処理方法においては、実施例1〜3と同様な効果を奏する。
本実施例では、本発明を適用した樹脂接合体6をインジェクタの電磁弁(電磁アクチュエータ、コイルアッセンブリ)に搭載しているが、本発明を適用した樹脂接合体6をサプライポンプ等の燃料噴射ポンプに組み込まれる電磁制御弁(電磁アクチュエータ、コイルアッセンブリ)またはコモンレールに取り付けられる電磁減圧弁(電磁アクチュエータ、コイルアッセンブリ)に搭載しても良い。
また、本発明の燃料噴射装置を、内燃機関の気筒内に燃料を直接噴射するガソリンエンジン用のフューエルインジェクタに適用しても良い。
また、ニードルをその軸線方向に開閉動作させるアクチュエータを、モータ、減速機構、変換機構を備えた電動アクチュエータによって構成しても良い。
本実施例では、表面改質処理として、プラズマ照射処理またはUV照射処理またはプライマー処理を実施しているが、表面改質処理として、コロナ放電処理またはレーザー照射処理を実施しても良い。
2 コイル
3 コイル端末リード
4 ターミナル
5 ターミナル
6 樹脂接合体
7 樹脂ボビン(熱可塑性樹脂ボビン、第1合成樹脂)
8 樹脂モールド(熱硬化性樹脂モールド、第2合成樹脂)
67 燃料シール部
68 燃料シール部
Claims (11)
- 性質が異なる2種類の第1、第2合成樹脂(7、8)を接着して接合される樹脂接合体(6)を備えた燃料噴射装置において、
前記樹脂接合体(6)は、前記第1、第2合成樹脂(7、8)の界面から外部への燃料リークを防止する燃料シール部(67、68)を有し、
前記燃料シール部(67、68)は、前記第1、第2合成樹脂(7、8)の界面の一部に親水化の表面改質処理を施すことによって設けられることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1に記載の燃料噴射装置において、
前記第1、第2合成樹脂(7、8)のうちの一方の合成樹脂(7)とは、熱可塑性樹脂のことであることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1または請求項2に記載の燃料噴射装置において、
前記第1、第2合成樹脂(7、8)のうちの一方の合成樹脂(7)は、難接着性を有していることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1ないし請求項3のうちのいずれか1つに記載の燃料噴射装置において、
前記第1、第2合成樹脂(7、8)のうちの他方の合成樹脂(8)とは、熱硬化性樹脂のことであることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1ないし請求項4のうちのいずれか1つに記載の燃料噴射装置において、
前記燃料シール部(67、68)は、前記第1、第2合成樹脂(7、8)のうちの少なくとも一方の合成樹脂(7)の表面にプラズマ照射処理または紫外線照射処理を施すことによって設けられることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項5に記載の燃料噴射装置において、
前記燃料シール部(67、68)は、前記第1、第2合成樹脂(7、8)同士の接着性または密着性を向上させる表面改質部を有していることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1ないし請求項6のうちのいずれか1つに記載の燃料噴射装置において、
前記燃料シール部(67、68)は、前記第1、第2合成樹脂(7、8)のうちの少なくとも一方の合成樹脂(7)の表面にプライマー処理を施すことによって設けられることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項7に記載の燃料噴射装置において、
前記燃料シール部(67、68)は、前記第1、第2合成樹脂(7、8)を接着または密着する接着剤を有していることを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項1ないし請求項8のうちのいずれか1つに記載の燃料噴射装置において、
内燃機関の気筒に対して燃料噴射を行うインジェクタを備えたことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項9に記載の燃料噴射装置において、
前記インジェクタは、燃料が流れる流路孔(47)を開閉するバルブ(1)と、
電力の供給を受けると磁力を発生するコイル(2)を有し、このコイル(2)に発生する磁力によって前記バルブ(1)を開弁方向に駆動するソレノイドと
を備えたことを特徴とする燃料噴射装置。 - 請求項10に記載の燃料噴射装置において、
前記ソレノイドは、
前記コイル(2)の端末リード(3)に導通接合されるターミナル(4)、
前記コイル(2)を巻装した筒状の樹脂ボビン(7)、
並びに前記コイル(2)、前記ターミナル(4)および前記樹脂ボビン(7)を封止する樹脂モールド(8)を有し、
前記第1、第2合成樹脂のうちの一方の合成樹脂は、前記樹脂ボビン(7)を構成しており、
前記第1、第2合成樹脂のうちの他方の合成樹脂は、前記樹脂モールド(8)を構成していることを特徴とする燃料噴射装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012090075A JP2013217330A (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | 燃料噴射装置 |
DE102013103260.5A DE102013103260B4 (de) | 2012-04-11 | 2013-04-02 | Kraftstoffeinspritzvorrichtung |
US13/860,043 US9109559B2 (en) | 2012-04-11 | 2013-04-10 | Fuel injection apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012090075A JP2013217330A (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | 燃料噴射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2013217330A true JP2013217330A (ja) | 2013-10-24 |
Family
ID=49232315
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012090075A Pending JP2013217330A (ja) | 2012-04-11 | 2012-04-11 | 燃料噴射装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9109559B2 (ja) |
JP (1) | JP2013217330A (ja) |
DE (1) | DE102013103260B4 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016208114A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 株式会社デンソー | 樹脂成形体およびその製造方法 |
JP2019038914A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 株式会社デンソー | 樹脂部材の表面改質方法及び組立体 |
JP2020169688A (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-15 | 株式会社デンソー | 車両制御装置 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9500170B2 (en) | 2012-10-25 | 2016-11-22 | Picospray, Llc | Fuel injection system |
DE102013216836A1 (de) * | 2013-08-23 | 2015-02-26 | Continental Automotive Gmbh | Stellantrieb zur Betätigung eines Einspritzventils und Einspritzventil |
DE102014001415B4 (de) * | 2014-02-05 | 2016-10-20 | Schlaeger Kunststofftechnik Gmbh | Stellvorrichtung zur Durchleitung eines Fluids |
EP3455498B1 (en) * | 2016-05-12 | 2024-07-03 | Briggs & Stratton, LLC | Fuel delivery injector |
FR3055370B1 (fr) | 2016-09-01 | 2020-05-01 | Delphi Technologies Ip Limited | Ensemble de bobine |
GB2555115B (en) * | 2016-10-18 | 2020-05-20 | Delphi Tech Ip Ltd | Selective catalytic reduction doser with an electrical adapter |
DE102018122250A1 (de) * | 2018-09-12 | 2020-03-12 | Liebherr-Components Deggendorf Gmbh | Ventil eines Kraftstoffinjektors |
WO2020077181A1 (en) | 2018-10-12 | 2020-04-16 | Briggs & Stratton Corporation | Electronic fuel injection module |
JP7180549B2 (ja) * | 2019-06-19 | 2022-11-30 | 株式会社デンソー | 流体噴射装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05132569A (ja) * | 1991-03-27 | 1993-05-28 | Nagase Chiba Kk | プラスチツク成形品の接着方法及び電気・電子部品の樹脂封止方法 |
JP2005016355A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Denso Corp | スタッドボルト式ターミナル装置 |
JP2005209853A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Denso Corp | コイル装置の製造方法 |
JP2010019308A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Toyota Motor Corp | カバーのシール構造 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4756981A (en) * | 1986-12-29 | 1988-07-12 | International Fuel Cells | Seal structure for an electrochemical cell |
JPH06235359A (ja) | 1993-02-08 | 1994-08-23 | Hitachi Ltd | 電磁式燃料噴射弁 |
EP1270926B1 (en) * | 2000-03-08 | 2007-08-01 | Hitachi, Ltd. | Electromagnetic type fuel injection valve |
JP2006090266A (ja) * | 2004-09-27 | 2006-04-06 | Keihin Corp | 電磁式燃料噴射弁 |
JP4363369B2 (ja) * | 2005-06-14 | 2009-11-11 | 株式会社デンソー | 燃料噴射装置の高圧燃料シール構造 |
JP2007205263A (ja) * | 2006-02-02 | 2007-08-16 | Denso Corp | 燃料噴射装置用電磁式アクチュエータ |
JP2007288129A (ja) * | 2006-03-20 | 2007-11-01 | Denso Corp | コイル装置およびインジェクタ |
JP5160247B2 (ja) * | 2008-01-17 | 2013-03-13 | 本田技研工業株式会社 | 燃料タンク及び燃料ポンプ取付構造 |
-
2012
- 2012-04-11 JP JP2012090075A patent/JP2013217330A/ja active Pending
-
2013
- 2013-04-02 DE DE102013103260.5A patent/DE102013103260B4/de not_active Expired - Fee Related
- 2013-04-10 US US13/860,043 patent/US9109559B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05132569A (ja) * | 1991-03-27 | 1993-05-28 | Nagase Chiba Kk | プラスチツク成形品の接着方法及び電気・電子部品の樹脂封止方法 |
JP2005016355A (ja) * | 2003-06-24 | 2005-01-20 | Denso Corp | スタッドボルト式ターミナル装置 |
JP2005209853A (ja) * | 2004-01-22 | 2005-08-04 | Denso Corp | コイル装置の製造方法 |
JP2010019308A (ja) * | 2008-07-09 | 2010-01-28 | Toyota Motor Corp | カバーのシール構造 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016208114A1 (ja) * | 2015-06-26 | 2016-12-29 | 株式会社デンソー | 樹脂成形体およびその製造方法 |
JP2017013238A (ja) * | 2015-06-26 | 2017-01-19 | 株式会社デンソー | 樹脂成形体およびその製造方法 |
JP2019038914A (ja) * | 2017-08-24 | 2019-03-14 | 株式会社デンソー | 樹脂部材の表面改質方法及び組立体 |
JP7002248B2 (ja) | 2017-08-24 | 2022-01-20 | 株式会社デンソー | 樹脂部材の表面改質方法及び組立体の製造方法 |
JP2020169688A (ja) * | 2019-04-03 | 2020-10-15 | 株式会社デンソー | 車両制御装置 |
JP7131465B2 (ja) | 2019-04-03 | 2022-09-06 | 株式会社デンソー | 車両制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20130270370A1 (en) | 2013-10-17 |
US9109559B2 (en) | 2015-08-18 |
DE102013103260A1 (de) | 2013-10-17 |
DE102013103260B4 (de) | 2016-05-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2013217330A (ja) | 燃料噴射装置 | |
US7879176B2 (en) | Methods of polymeric bonding fuel system components | |
JP4703697B2 (ja) | 電磁アクチュエータ | |
US20090297375A1 (en) | Electromagnetic valve, fluid pump having the valve, and fluid injector having the valve | |
JP2006194237A (ja) | 電磁式アクチュエータ | |
CN1133809C (zh) | 燃料喷射阀 | |
JP2008270242A (ja) | コイル装置のターミナル構造 | |
US20060016418A1 (en) | Fuel injector and a method of sealing the same | |
EP1577542B1 (en) | Coil device, method of manufacturing the same and fuel injection valve | |
US20080237519A1 (en) | Terminal structure of coil system | |
US20080105766A1 (en) | Injector | |
WO2009103593A1 (de) | Einspritzventil mit magnetverklebung | |
JP6233158B2 (ja) | 燃料供給システム | |
JP5101706B2 (ja) | コイルコンタクター | |
CN108779747B (zh) | 燃料喷射装置 | |
JP5040935B2 (ja) | 燃料噴射弁 | |
WO2017212727A1 (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2006153231A (ja) | アクチュエータの製造方法 | |
CN1898467A (zh) | 制造燃料喷射阀的方法和燃料喷射阀 | |
JP2015166569A (ja) | 燃料噴射弁 | |
CN112135966A (zh) | 燃料喷射阀 | |
JP2005307750A (ja) | 燃料噴射弁 | |
JP2005209853A (ja) | コイル装置の製造方法 | |
JP6834707B2 (ja) | アクチュエータ | |
JP2005016355A (ja) | スタッドボルト式ターミナル装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130905 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20140327 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140401 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140526 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20141021 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150116 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20150123 |
|
A912 | Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20150220 |