JP2013216453A - 物品仕分方法と物品仕分装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来のベルトを回転させて物品を排出させるものは、一つひとつの物品搬送体をベルトコンベアとして構成する必要があったため複雑化し、高コスト化と難メンテナンスという課題があった。
【解決手段】 一つひとつの物品3を搬送方向に沿って前後配置させた対となる2つの物品支持具5、6の上に跨がせて載せて搬送し、仕分口4より上流側又は仕分口4において対となる物品支持具5、6をチェーン1の移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向にスイング移動させ、さらに仕分口4付近で前記スイング方向に物品3が送り出される様に、対となる物品支持具5、6を略水平面内で互いが開く様に回転駆動させて物品支持具5、6上の物品3をチェーン右側或は左側に排出する。
【選択図】 図1

Description

多数の物品をその仕分情報に基づいて仕分するための仕分装置に関するものであり、各種装置において物品を水平に送り出して仕分用のベルトコンベアやターンテーブルなどに振分けするのに利用できるものである。一つの例として野菜や果実等の傷み易い物品を仕分する選別機として使用できるものである。
多数の物品をライン搬送してライン途中の仕分口に設けられた仕分用コンベアなどに振り分けする装置として物品の種類や形状に応じて多種多様なものがある。この中で野菜や果物等の物品を等階級別に仕分する選別機としては、次の様な構造があった。
果菜、果実に多く用いられるものとしては、例えば特公平07-073694号広報の第5図に示す様な、仕分対象の物品をトレー状の物品搬送体に載せて搬送し、途中の仕分口のところでトレー状の物品搬送体が下方に開いて物品を落として仕分するものがある。物品搬送体の形状は果菜、果実の形状に合わせて様々であり、トマトや桃等の球形に近いものではバケット状の物品搬送体を仕分口のところで横に傾動させて載せた物品を搬送方向横方向に転がして排出するものがある。これら装置では仕分口から排出された物品は仕分用の受け箱(テーブル)やターンテーブル或はベルトコンベアに乗り継がせるようになっていた。
前記仕分装置は物品を落下させたり転がしたりするため、品物に傷み等を生じる虞があり、ベルトで物品を水平に排出できる様にしたものがある。例えば特開2010-115654号広報に示す様に、物品を載せて搬送する個々の物品搬送体の搬送面にベルトが設けられ、仕分口のところでベルトが回転されて搬送ライン横に排出される様になっており、同仕分口には排出される物品を引き継いで搬送する仕分用ベルトコンベアが設けられている。この場合、走行する物品搬送体から排出され物品が安定的に仕分用ベルトコンベアに引き継がれる様にするため間に物品の排出方向に沿って斜めのベルトコンベアを配置している。
特公平07-073694号広報。 特開2010-115654号広報。
特許文献1のものでは物品搬送体が下に開いて物品を下に落とし、バケット式のものでは物品搬送体が横に倒れて物品を横方向に落として排出するため、品物によっては傷んだり破損したりすることがあった。また落下の際に物品の向きが上や下、右や左と様々になり、受け箱やターンテーブルなどからの取り出しに不便があった。特に取り出した物品を整然と箱詰めする様な場合は、物品の向きを上向きにそろえることから作業能率の低下を招くことがあり、また長時間の作業では腱鞘炎などを煩う虞もあった。
特許文献2に示すベルト式のうち、特に間に斜めのベルトコンベアを配置するものは、載せた物品をそのままの姿勢で仕分用コンベアに乗り継がせることができるが、物品搬送体の一つひとつがベルトコンベアとなっており、小さな果菜や果実を選別するためのものとしては構造的なコスト高が課題となる。また物品搬送体を清掃する場合に、ベルトがあるときれいに清掃しにくく、一つひとつ物品搬送体からベルトを外すことも困難なため、清掃しにくかった。またこのベルト式は排出方向と反対側のベルト上面に品物排出の際の転倒防止用突起物が設けられているが、これがあると物品を搬送ラインの左右どちらか一方向にしか排出できないため、仕分用コンベアをラインの片側にしか設けることができず、仕分口を増やすと仕分装置全長が長くなってしまった。
本発明の物品仕分方法は、無端状に構成されたチェーンに多数の物品搬送体が連結されており、これら物品搬送体に物品を一つずつ載せて搬送させ、物品別の仕分情報に基づいて物品搬送体の搬送経路途中に設けられた複数の仕分口のいずれかに物品を排出させて仕分する仕分方法であって、一つひとつの物品を搬送方向に沿って前後配置させた対となる2つの物品支持具の上に跨がせて載せて搬送し、仕分口より上流側又は仕分口において対となる物品支持具をチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向にスイング移動させ、さらに仕分口付近で前記スイング方向に物品が送り出される様に、対となる物品支持具を略水平面内で互いが開く様に回転駆動させて物品支持具上の物品をチェーン右側或は左側に排出する様にしたことを特徴とするものである。
本発明の物品仕分装置は、無端状に構成されたチェーンに多数の物品搬送体が連結されており、これら物品搬送体に物品を一つずつ載せて搬送させ、物品別の仕分情報に基づいて物品搬送体の搬送経路途中に設けられた複数の仕分口のいずれかに物品を排出させて仕分する物品仕分装置であって、物品搬送体は、チェーンに取り付けられてチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ後方に回動可能とするスイングアームを備え、同スイングアームはその長手方向に沿って2つ鉛直方向の回転軸を有し、回転軸には略水平面内で回転可能なる様に2つの物品支持具が対向させて取り付けられ、これら物品支持具は、その上に物品を跨がせて載せ置き可能な大きさを有し、且つ物品が跨がる対向部分を同じ方向に移動する様に略同期して回動可能となる様に互いに連結されており、前記仕分口には、物品の仕分情報に基づいて動作し、物品搬送体のスイングアームをチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向に回動可能とするアーム回動手段と、スイングアームの2つの物品支持具をその対向部分がスイング方向に開く向きに回動させる支持具回動手段とを設けてなることを特徴とするものである。
本発明の物品仕分方法には次のような効果がある。
(1)物品を載せた物品支持具がスイングアームによりチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向にスイング移動されるようになっており、しかも仕分口付近でスイング方向に対となる物品支持具が略水平面内で互いが開く様に回転駆動されて物品をチェーン右側或は左側に排出する様になっているため、物品をほぼ水平状態のまま仕分口脇に設けたベルトコンベアやターンテーブル、受け箱等の引き継ぎ搬送体に引き継がせることができる。
(2)物品を載せた物品支持具がスイングアームにより排出側の斜め後方にスイングされて横にせり出してくるため、仕分口において物品を引き継ぐものがベルトコンベアの様に先端が丸くて搬送面(ベルトコンベアの平らな上面)まで距離が離れてしまう様な場合でも、離れた引き継ぎ面のところまで物品を移動させて安全に排出させることができる。また物品支持具が横にせり出してくるため、物品搬送体の取付ピッチが狭くても排出する物品支持具だけを選択的にスイングさせてから物品支持具を回動させることで、前後の物品に接触させることなく、物品搬送体の取付ピッチに近い大きさのものまで安全に排出させることができる様になる。
(3)スイングアームと物品支持具の回転動作を同時に行えば、スイングアームの斜め後方へのスイング速度とスイングしている方向に開かれる物品支持具の回動速度との2つの合成速度をもって、物品のチェーン移動方向における速度を大きく減速させることができるため、物品搬送体と直交する向きのベルトコンベアにも安全に引き継がせることができる様になる。
本発明の物品仕分装置によれば、物品を載せる物品支持体がスイングアームに取り付けられており、アーム回動手段でスイングアームを回転させて、物品を載せた物品支持体をチェーンの移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ後方にスイングさせることができ、また支持具回動手段によりスイングされた又はスイング中の物品支持体を回動させて物品をスイング方向に水平状態のまま排出することができるため、前記物品仕分方法を簡素な構造で容易に実現できる。
本件発明の物品仕分方法と物品仕分装置の実施形態を示した斜視図であり、ベルトコンベアが付いた仕分口付近の部分拡大図。 図1の仕分口付近を反対方向から見た斜視図。 (a)は図1における平面図、(b)はその側面図、(c)はA矢視図。 本発明の物品仕分装置における物品搬送体の分解斜視図。 本発明の物品仕分装置における物品搬送体の分解斜視図であり、図4と異なる向きから見たもの。 図1の物品仕分装置における全体の概略を示した平面図。
図1〜6は本発明の仕分方法と仕分装置の実施形態を示したものである。図1や図6の3はトマトやリンゴ、桃などの略球形状の果実、果菜であり、本実施形態において仕分の対象となる物品である。図1の2は物品3を載せて搬送する仕分装置の物品搬送体である。同搬送体2は図6に示す様に無端状に構成されて同図の矢印a方向に駆動されるチェーン1に定ピッチで多数取り付けられている。本実施形態では152.4mmのピッチで取り付けられている。同チェーン1は長尺な仕分装置の前後両端に配置された従動スプロケット21と駆動スプロケット22とに架けられており、装置後部のモータ23が接続された駆動スプロケット22によって図中の矢印a方向に所定の速度で駆動されて循環するようになっている。このチェーン1の搬送経路の途中には物品3の大きさや色などを計測するセンサ24が設けられている。このセンサ24より下流側の部分には複数の仕分口4が設けられている。仕分口4は搬送コンベア2の左右両側にあり、これら仕分口4には図1〜3に示す様に幅細(物品3を載せて搬送できる程度の幅を有する)のベルトコンベア20と、図6に示す様にトラック状に周回する搬送面25を有するトラックコンベア26、ターンテーブル27、受け箱28が設けられている。また各仕分口4には図1〜3に示す様な物品3の排出位置に対応させて物品搬送体2から物品3を排出させるためのアーム回動手段10と支持具回動手段11とからなる排出用の装置が設けられている。本実施形態では仕分口4に図1や6に示したもの以外に、極細のローラを搬送方向に多数細かく敷き詰めたグラビティローラコンベアを下り傾斜に配置して排出された物品が自重で下る様にしても良い。また上記のものを各種組み合わせて配置することもできる。
前記各物品搬送体2は、図1〜5に示す様にチェーン1のアタッチメント1a(図3)に取り付けられる取付金具30と、同金具30の上部に取り付けられて水平面内で左右(矢印c−d方向に)にスイング自在なる細長のスイングアーム7と、同スイングアーム7の長手方向前後に設けられた2つの回転可能な物品支持具5、6と、スイングアーム7の長手方向後端52に設けられた回転部品90を備える。そして前記物品支持具5、6と回転部品90はスイングアーム7の長手方向に沿って直線上に配置されている。
前記取付金具30は図1〜5に示す様に、板金成形された金属部品であり、側面部分31のネジ穴32にネジ1b(図3)が取り付けられてチェーン1のアタッチメント1aに取り付けられて固定されている。また同取付金具30のチェーン移動方向後端部33には図4、5に示す様に鉛直方向にスイングアーム7のピン48を差し込むための差込孔34が形成されている。この実施形態ではピン48の摺動性を高め且つ回転軸がぶれない様にドライメタル等の素材で形成したブッシュ38を取り付けてある。取付金具30の上部35には樹脂製のブロック36を取り付けてある。同ブロック36はスイングアーム7の水平を補助する補助部品であり、上面37がスイングアーム7の下面44と接触する様にしてある。ブロック36は摺動性と騒音の面からナイロン樹脂などの素材を用いている。本件発明では取付部品30を樹脂など他の素材で成形で作成しても良く、樹脂成型品の場合は物品搬送体2の重量を抑えることができ、また騒音低減やコスト低下をはかれる。なお、この取付金具30はスイングアーム7を図中の矢印c−d方向に回動自在に取り付けることができるものであればどの様に製作しても良い。本件発明ではチェーン1のアタッチメント1aに取付金具30の形状を組み込ませることにより、取付金具30をアタッチメント1aに一体化させても良い。即ち独立した部品としての取付金具30は必ずしも必要ではない。
前記スイングアーム7は図1〜5に示す様に、板金成形された短冊状の金属部品であり、強度向上のため幅方向両端40、41には折り曲げ加工を加えてある。このスイングアーム7の長手方向の上面43には物品支持具5の回転軸8となるピン45と、物品支持具6の回転軸9なるピン46と、回転部品90の回転軸91となるピン47とが突設されている。またスイングアーム7の下面44には同アーム7の回転軸53となるピン48が突設されている。この実施形態においてピン46とピン48は一体であるが別々に設けてもかまわない。例えばスイングアーム7をスイングさせたときに物品支持具5、6の横方向へのせり出しを大きく取りたいときはピン48をピン47側に近づけると良い。もちろんスイングアーム7自体を長くして物品支持具5、6が回転軸53から遠くなる位置でスイングされる様にしても良い。前記物品支持具5は回転軸8を中心として図中の矢印e−f方向に回動自在であり、物品支持具6も同様に回転軸9を中心に矢印e−f方向に回転自在であり、回転部品90もその回転軸91を中心に矢印g−h方向に回転自在である。このスイングアーム7のピン47側の裏面44には下向きにピン50、51が突設されている。これらのピン50、51はスイングアーム7をピン48を回転軸53として水平面内で左右(図中の矢印c−d方向)に回転させるためのものである。これらのピン50、51は後述するアーム回動手段10の一部を担っている。スイングアーム7に開口された丸穴49は同アーム7の重量を削減するための軽め穴である。
前記物品支持具5、6は図1〜5に示す様に、スイングアーム7のピン45、46に取り付けた状態で上に物品3を跨がせて載せ且つ支持可能な大きさと形状に成形されている。この実施形態では各物品支持具5、6をベースとなる硬質樹脂性のベース部品76、77と物品3を受けるクッション性素材の物品受部品78、79との二つで構成している。これらの物品支持具5、6の物品受部品78、79上面60は、両支持具5、6の回転軸8、9の角度θが0の状態(両支持具5、6が閉じた状態)で、全体としてすり鉢状の凹みを形作る様にしてあり、その様な半すり鉢状の支持壁面61、62が形成されている。これら支持壁面61、62は、物品支持具5、6が閉じた状態では物品3を倒れない様に支持させる支持体として機能し、物品支持具5、6を開くときには(回転軸の角度θの値が増大)、開かれる方と反対側の壁面が物品3を押し出す役割を担う様になっている。例えば図4において物品支持具5、6を矢印f方向に回動させて開くとき、矢印e側の支持壁面61、62が物品3を矢印f方向へと押す様に機能する。両支持具5、6のベース部品76、77の対向する部分の下縁63、64はそれぞれの回転軸8、9を中心として同心円の円弧状に形成されており、それぞれどの様に回転してもぶつかることなく下縁63、64の間の隙間は一定に保たれる様になっている。なお、これら下縁63、64は必ずしも回転軸8、9を中心とする円弧状に作成しなくても良い。上部の物品受部品78、79の対向する下縁の様に開口させても良い。
前記物品支持具5、6のベース部品76、77の下部には回転軸8、9と同心円の円柱状のワイヤ掛け部65、66が形成されている。両ワイヤ掛け部65、66はスイングアーム7の折り曲げられた幅方向両端40、41の内側に収まる直径になっている。各ワイヤ掛け部65、66より上の部分は高い位置にあり、折り曲げられた幅方向両端40、41に邪魔されることなく回転自在となっている。ワイヤ掛け部65、66の裏面中心には回転軸8、9に一致して差し込み孔67、68が形成されており、物品支持具5の差し込み孔67にはスイングアーム7のピン45が差し込まれ、物品支持具6の差し込み孔68にはピン46が差し込まれる。本実施形態では物品支持具5、6の回転抵抗が少なくなる様に、スイングアーム7のピン45、46のそれぞれにアンギュラベアリング70、71を取り付けて、このアンギュラベアリング70、71を物品支持具5、6の差し込み孔67、68に差し込ませて取り付けてある。このワイヤ掛け部65、66の外周面は後述のワイヤケーブル80を架けるための面となっており、ワイヤケーブル80に設けられたタイコ81、82を嵌め込んで係止可能な係止溝72、73が形成されている。なお、ワイヤ掛け部65、66の外周面にはワイヤケーブル80が外れたり位置ずれを起こさない様に溝を設けても良く、さらに図3に示す様に途中クロスするワイヤがクロス部83などにおいてこすれ合わない様にするためにワイヤ80の高さを調整する様な溝にするとなお良い。なお、本発明において本物品支持具5、6はベース部品76、77と物品受部品78、79を一体成形しても良い。樹脂材料には各種抗菌素材などを利用することもできる。
前記回転部品90はスイングアーム7の回転軸47が孔95に差し込まれて図中の矢印g−h方向(図4)に回転可能に取り付けられている。同回転部品90の横にはスイングアーム7のピン50、51より下方に長く突き出してピン92が突設されている。また回転部品90の下部には回転軸91に一致させて円柱状のワイヤ掛け部93が形成されている。回転部品90と物品支持具5、6とを繋ぐワイヤケーブル80は1本ものであり、図4、5に示す様に一部をクロス(符号83部)させて回転部品90のワイヤ掛け部93と物品支持具5、6のワイヤ掛け部65、66に巻き付けてある。このワイヤケーブル80はピン92が突き出している部分の突部94において本体と一体化されて固定されており、回転部品90を図中の矢印g方向に回転するとワイヤケーブル80により物品支持具5、6が矢印e方向に回転させられる様になっている。もちろん回転部品90を矢印h方向に回転すると物品支持具5、6は矢印f方向に回転させられる。本実施形態において物品支持具5、6のワイヤ掛け部65、66の直径は同じであり、常に同じ角度で回転する様になっている。本件実施形態では回転部品90のワイヤ掛け部93の直径と物品支持具5、6のワイヤ掛け部65、66とは同じ直径にしてあり、回転部品90の角度と同じ角度だけ物品支持具5、6が回転する様にしてある。本件発明において物品支持具5、6のワイヤ掛け部65、66の直径は同じであることが標準であるが、回転部品90のワイヤ掛け部93の直径は積極的に異なる大きさにすることができる。回転部品90側の直径を小さくすると、回転部品90の回転角に対して物品支持具5、6の回転角を小さくでき、回転部品90側の直径を大きくすると、回転部品90に対して物品支持具5、6の回転角度を大きくできる。これら直径の比率はチェーン1の搬送速度や物品3の種類などに基づいて必要な数値で設計することができる。本件実施形態では全体の重量低減を図って回転部品90の回転と物品支持具5、6の回転を同期するためにワイヤケーブル80を用いたが、タイミングベルトや歯車、リンク機構を用いても良く、これらを組み合わせても良い。
図6に示す物品搬送体2の移動経路途中の各仕分口4には、図1〜3に示す様に物品搬送体2のスイングアーム7をチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向に回動可能とするアーム回動手段10と、スイングアーム7の2つの物品支持具5、6をその対向部分がスイング方向に開く様に回動させる支持具回動手段11とを設けてある。本件実施形態ではアーム回動手段10と支持具回動手段11とは互いに独立した手段としてではなく、一体化させた機構としてありる。図1〜3はチェーン進行方向右側に物品3を排出する箇所のものであり、図3に示す様に仕分口4のチェーン1が走行する左脇にスイングアーム7のピン50を案内できる様にしたガイド溝100と回転部品90のピン92を接触させてガイドできる様にしたガイド壁101とを形成したエンジニアリングプラチック製のガイド部品102を設けてある。ガイド溝100の深さはスイングアーム7のピン50は通過できても回転部品90のピン92は入らない浅い溝にしてある。同部品102はチェーン1の走行を支持するフレーム103に支持金具104を介して取り付けてあり、物品3を排出させる方向と反対側に設けてある。またガイド部品102のガイド溝100の入り口部105に対応させた位置に、スイングアーム7のピン51をガイドしてスイングアーム7のピン50をガイド溝100の入り口部105に送り込むためのガイド金具106を設けてある。
前記ガイド金具106は図1〜3に示す様に上下方向に長く伸びた板金加工の金属部品であり、下端片107はフレーム103の下部に設けた電磁ソレノイド108と連結されている。同ガイド金具106は通常はフレーム103の下部のスプリング109により下方に押し下げられて上部ガイド片110がスイングアーム7のピン50、51の下端より下に下がっており、どちらのピン51、50とも接触できない状態になっている。電磁ソレノイド108が駆動されてシャフト108aが上昇されると、スプリング108aが圧縮されながらガイド金具106を上に押し上げる。ガイド金具106が押し上げられると上部ガイド片110がスイングアーム7のピン51の下端より上に上がって同ピン51と接触できる様になる。上部ガイド片110は図3に示す様にチェーン1の移動方向に沿って徐々にピン51をガイド部品102側に押し出す様な傾きが付けられており、しかもガイド溝100の入り口部105と対向させた位置に設けられているため、スイングアーム7のピン51を矢印d方向に押して同アーム7をスイングさせて反対側のピン50をガイド溝100の入り口部105に入り込ませる。そしてピン50をガイド溝100内へと案内し走行させることができる様になっている。
前記スイングアーム7は図3に示す様に矢印c方向に回動されると、少し遅れて(この例においてはスイングアーム7が10度程スイングされてから)、同スイングアーム7の後端の回転部品90のピン92がガイド部品102のガイド壁101と接触し、回転部品90が図中の矢印g方向に回転され始める。ガイド壁101はチェーン1の移動方向に沿って平行に伸びている。そしてガイド溝100を走行するピン50により徐々に物品支持具5、6が矢印e方向に回転される。本件実施形態ではスイングアーム7のピン50がガイド溝100に入って同アーム7が約10度以上回動してから回転部品90のピン92がガイド壁101に接触して回転され始める様にしてある。スイングアーム7はガイド溝100により案内されて最終的には最大45度近くスイングし、この間までに回転部品90は80度程回転され物品支持具5、6も同じく80度程回転される様になっている。そしてこのときまでに物品3は物品支持具5、6からスイングした方向(図3の矢印h方向)に排出される。このガイド溝100は後半から向きが変わっており、最大で45度程スイングしたスイングアーム7が元の状態に戻される様になっている。物品支持具5、6は開いたままの状態が維持されてる様になっている。
以上説明のこのガイド部品102とガイド金具106を備えたアーム回動手段10及び支持具回動手段11は全ての仕分口4に設けられており、チェーン移動方向右側に排出する箇所では図1〜3の通りのもの設け、左側に排出する箇所では図1〜3と対称のもののを設ける。なおスイングアーム7はそれぞれの仕分口4においてガイド溝100により定位位置(回転角度0)に戻されるが、物品支持具5、6は搬送ラインの終端側(駆動モータ寄り)に別途図示されていない装置より回転部品90のピン92をスイングアーム7の幅方向中央に案内させて回転を元に戻す。具体的には回転部品90のピン92をスイングアーム7の幅方向内側へと押すことができるガイドを設け、さらにそれだけでは中央まで戻しきれないので最後は物品支持具5、6を両サイドから抑えて回転角度θを0に戻す様にする。或はスイングアーム7を排出したときの方向と逆方向に10度程スイングさせた状態で前記ガイド壁101と反対方向に設けた同様のガイド壁に回転部品90のピン92を当てて回転部品90の回転角度を0に戻すことができる。
前記電磁ソレノイド108はPLC(プログラマブル・ロジック・コントローラ)などの制御機器からの信号を受けてオンオフ動作するものであり、この場合、図6に示す外観センサ24が物品3の仕分基準となる大きさ色、形状を判別して物品3の仕分情報を生成し、制御機器が物品搬送体2の位置情報とその上の物品3の仕分情報とを管理し、制御機器に事前セットされた仕分条件に基づいて任意の電磁ソレノイド108を動作し物品搬送体2のスイングアーム7をスイングさせて物品支持具5、6を開いて、任意の物品3を所定の仕分口4に排出し、仕分する様になっている。電磁ソレノイド108に代わりエアシリンダ等の部品を用いても良い。
本件発明ではアーム回動手段10と支持具回動手段11は以上説明のものに限られず、全く独立した手段として構成しても良い。例えば物品搬送体2の搬送経路の途中で前記の様なガイド溝100によりそこを通過する全てのスイングアーム7を排出方向に傾ける様にし、その後仕分口4付近でスイングアーム7の回転部品90を物品3の仕分情報に基づいて回転駆動させて物品支持具5、6を回動させ物品3を排出させても良い。
図6のベルトコンベア20は、チェーン移動方向(矢印a方向)と直交する向きに配置されており、図1〜3に示す様に前端20aを物品搬送体2に可能な限り近接させて配置してある。また搬送面20bはスイングアーム7の下面44にすれすれの高さ又は数ミリの距離になる様にしてあり、図1の様にスイングアーム7がベルトコンベア20の搬送面20bにせり出してきても接触することがない様にしてある。このベルトコンベア20は仕分口4から物品3が排出される時にだけ物品3一つ分だけベルトが移動して物品3を引き継ぎ、ベルト上に多数の物品3を略等間隔に並べてストックできる様にしたものである。
図6のトラックコンベア25は、水平面内でトラック状に周回する搬送面25を有する構造のものである。トップチェーンやテーブルトップチェーンと呼ばれるものでもあり、図示されていないスプロケットとガイドレールにより駆動、ガイドされて水平面内で周回する帯状の搬送面25を構成するようになっている。搬送面25はクッションシートが貼付けられており、物品3の当りをソフトにしたり、或は摩擦係数の低いシート材を貼付けて滑りを良くしたり、表面にくぼみを設けて物品3の転がりを防止したり、或はこれらを組み合わせた構造にすることもできる。また抗菌素材のシートを貼付けるようなこともできる。搬送面25は前記ベルトコンベア20と同様に搬送面25の高さをスイングアーム7の下面44よりわずかに低してある。
図6のターンテーブル27は、円形のテーブルが図中の矢印方向に一定速度で回転する構造のものである。同ターンテーブル27の上面56は、物品搬送体2のスイングアーム7の底面44よりわずか(例えば5mm程度)だけ下げて配置してあり、図1に示す様に物品支持具5、6が開いたときに同支持具5、6が前記搬送面25や上面56の上すれすれにせり出し、物品支持具5、6が開いたときにその上の物品3を殆ど落下させることなく乗り継がせることができる様にしてあるのは、ベルトコンベア20やトラックコンベア25と同様である。
本件発明ではこれらベルトコンベア20やトラックコンベア26、ターンテーブル27を物品3の乗り継ぎに適した速度で常時回転する様にしても良いが、物品3が乗り継ぐ間の一定時間だけ回転する間欠運転としても良い。この場合はトラックコンベア26やターンテーブル27はアーム回動手段10と支持具回動手段11と連動するようにPLCなどの制御機器でオンオフ駆動されるようにする。
以上説明の装置に基づいて本発明の物品仕分方向を簡単に説明する。図1〜6に示したチェーン1によって移動される物品搬送体2の一つひとつに、物品3をチェーン搬送方向に沿って前後配置させた対となる2つの物品支持具5、6の上に跨がせて載せて搬送する。図6のセンサ24により物品3の仕分情報を生成し、移動する物品搬送体2とその上の物品3の仕分情報とをPLCなどの制御装置にて管理し、複数ある仕分口4のいずれかの箇所でスイングアーム7を排出する方向へスイングさせる。物品3を載せ置くための物品支持具5、6はスイングアームの回転軸53(図4)より前方側に物品3を載せられる様にしてあり、スイングアーム7をチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向にスイングさせると、図3に示される様に物品3はチェーン1の移動方向と逆向きの速度成分を持つ矢印h方向に送り出される。そして仕分口4に配置されたベルトコンベア20の上面20bへと送り出される。これと連動して物品支持体5、6が矢印e方向に回転されるため、物品3はスイングアーム7の上からそのスイング方向へと送り出されて排出される。排出された先にはベルトコンベア20があり、同ベルトコンベア20により矢印i方向に搬送されて同間欠動作するベルトコンベア20上に略等間隔でプールされる。物品3はチェーン搬送方向における速度vが矢印h方向の排出速度により矢印a方向の速度を低減させることができ、矢印a方向と直交する矢印i方向に移動するベルトコンベア20に転がりを抑えて乗継がせることができる。乗り継ぎ先は図6のトラックコンベア26やターンテーブル27などの搬送方向の異なるものにも乗り継ぎさせることができる。これはスイングアーム7が排出方向にせり出してくるためである。本件発明では図3に示した物品搬送体2による搬送速度vとスイングアーム7のスイング動作及び物品支持体5、6の回転に伴う排出方向である矢印h方向の速度を総合的に考慮してベルトコンベア20、トラックコンベア26、ターンテーブル27の速度を設定するのが望ましい。受け箱28に排出するときは単にスイングアーム7とぶつからない様にテーブルを配置するだけで良い。
本発明の物品仕分方法及び物品仕分装置は前記の実施形態で説明した果菜や果実に限られず各種産業分野において物品をベルトコンベアやターンテーブル、受け箱などの引き継ぎ搬送体に仕分する装置に応用することができる。
1 チェーン
2 物品搬送体
3 物品
4 仕分口
5 物品支持具
6 物品支持具
7 スイングアーム
8 回転軸
9 回転軸
10 アーム回動手段
11 支持具回動手段

Claims (2)

  1. 無端状に構成されたチェーン1に多数の物品搬送体2が連結されており、これら物品搬送体2に物品3を一つずつ載せて搬送させ、物品別の仕分情報に基づいて物品搬送体2の搬送経路途中に設けられた複数の仕分口4のいずれかに物品3を排出させて仕分する仕分方法であって、一つひとつの物品3を搬送方向に沿って前後配置させた対となる2つの物品支持具5、6の上に跨がせて載せて搬送し、仕分口4より上流側又は仕分口4において対となる物品支持具5、6をチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向にスイング移動させ、さらに仕分口4付近で前記スイング方向に物品3が送り出される様に、対となる物品支持具5、6を略水平面内で互いが開く様に回転駆動させて物品支持具5、6上の物品3をチェーン右側或は左側に排出する様にしたことを特徴とする物品仕分方法。
  2. 無端状に構成されたチェーン1に多数の物品搬送体2が連結されており、これら物品搬送体2に物品3を一つずつ載せて搬送させ、物品別の仕分情報に基づいて物品搬送体2の搬送経路途中に設けられた複数の仕分口4のいずれかに物品3を排出させて仕分する物品仕分装置であって、物品搬送体2は、チェーン1に取り付けられてチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ後方に回動可能とするスイングアーム7を備え、同スイングアーム7はその長手方向に沿って2つ鉛直方向の回転軸8、9を有し、回転軸8、9には略水平面内で回転可能なる様に2つの物品支持具5、6が対向させて取り付けられ、これら物品支持具5、6は、その上に物品3を跨がせて載せ置き可能な大きさを有し、且つ物品3が跨がる対向部分を同じ方向に移動する様に略同期して回動可能となる様に互いに連結されており、前記仕分口4には、物品3の仕分情報に基づいて動作し、物品搬送体2のスイングアーム7をチェーン移動方向右斜め後ろ方向或は左斜め後ろ方向に回動可能とするアーム回動手段10と、スイングアーム7の2つの物品支持具5、6をその対向部分がスイング方向に開く向きに回動させる支持具回動手段11とを設けてなることを特徴とする物品仕分装置。
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