JP2013216197A - 車両用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】流路部を備えたクッション材と表皮材を性能良く一体化することにある。
【解決手段】表皮材6Sが、シート構成部材の着座側に配置されて通気性を有する第一部位31と、第一部位31に積層されて発泡樹脂原料の侵入を阻止する第二部位32と、第二部位32に設けられてエアの通過可能な通過部位34とを有し、キャビティ内に表皮材6Sを配置しつつ、突出部位64を通過部位34に対面配置するとともに、表皮材6Sよりも剛性に劣る介装部材40を、通過部位34と突出部位64の間に介装した状態でクッション材を成形する構成である。
【選択図】図7

Description

本発明は、送風装置と、乗員を弾性的に支持可能なクッション材と、クッション材の流路部(送風装置のエアが通過可能な部位)を備えた車両用シートに関する。
この種の車両用シートとして、シートクッションと、シートバックを有する車両用シートが公知である(特許文献1を参照)。
シートクッションとシートバック(シート構成部材)は、各々、クッション材と、表皮材を有する。表皮材は、クッション材を被覆可能な袋状の部材であり、通気性を有する布材(布帛等)にて形成できる。
そしてクッション材は、シート外形をなす弾性部材(発泡樹脂製)であり、成形装置(第一型,第二型,キャビティ)にて成形できる。ここで第一型と第二型は互いに閉じ合せ可能な型部材である。またキャビティは、クッション材の形状に倣った空間部であり、第一型と第二型の間に形成される。
公知技術では、第一型と第二型の間(キャビティ内)に表皮材を配設したのち、キャビティ内で発泡樹脂材料を発泡させることにより、クッション材を成形しつつ表皮材に一体化する。このとき表皮材を真空吸引して第一型内面に押付ける(表皮材を密に圧縮する)ことで、発泡樹脂材料の含浸を極力防止できる。
ところで上述の車両用シートでは、シート構成部材に送風装置を取付けて、乗員に向かって送風することができる。
このときクッション材に、流路部(クッション材を厚み方向に貫通する部位)を設けて、送風装置のエアを通過可能とする。そして送風装置を、クッション材の裏面側に配設しつつ流路部に連通することで、送風装置から吹出されるエアを、クッション材の流路部を通じて表皮材側(乗員)に送風できる。
ここで流路部は、上述の成形装置を用いて、クッション材の成形と同時に形成できる(図8を参照)。
例えば第二型内面に突出部位64a(流路部の外形に倣った部位)を形成する。つぎに第一型と第二型を閉合わせることで、突出部位64aを、第一型内面に向けて突出させつつ表皮材Saに押し当てる。この状態で発泡樹脂材料を発泡させることにより、突出部位64aによって流路部20a(空間部)を形成しつつクッション材Paを成形できる。
特開2008−142244号公報
ところで上記構成では、突出部位64aが表皮材Saを過度に押圧するなどして、表皮材Sa一部が第一型に向けて凹み変形することがあった(図8(a)の丸で囲った部分を参照)。
そして表皮材Saの凹み個所と突出部位64aの間(略三角状)に発泡樹脂材料が入り込む。これによりクッション材Pa一部が表皮材Sa側に突出して成形される(トゲ状の凸部位Pxが形成される)ことがあった。
このため上記構成では、クッション材Paに凸部位Px(異物感の原因となる部位)が形成されるとともに、凸部位Pxにより表皮材Saが浮き上がることがあった(シート性能にやや劣る構成であった)。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、流路部を備えたクッション材と表皮材を性能良く一体化することにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートは、シートクッションやシートバックなどのシート構成部材と、シート構成部材に配設の送風装置を有する。
シート構成部材は、シート外形をなす発泡樹脂製のクッション材と、送風装置のエアが通過可能なクッション材の流路部と、クッション材を被覆可能な表皮材を有し、送風装置から吹出されるエアを、流路部を介して表皮材側に送風可能である。
そして本発明では、上述のクッション材を成形装置のキャビティ内で成形するとともに、流路部を、キャビティ内に配設される突出部位にて形成する。この種の構成では、流路部を備えたクッション材と表皮材を性能良く一体化できることが望ましい。
そこで本発明では、上述の表皮材が、シート構成部材の着座側に配置されて通気性を有する第一部位と、第一部位に積層されて発泡樹脂材料の侵入を阻止する第二部位と、第二部位に設けられてエアの通過可能な通過部位を有する。このように第二部位により発泡樹脂材料の侵入を極力阻止することで、表皮材本来の性質(柔軟性等)を極力維持しつつ、クッション材と表皮材を一体化できる。
そして本発明では、キャビティ内に表皮材を配置しつつ、突出部位を通過部位に対面配置するとともに、表皮材よりも剛性に劣る介装部材を、通過部位と突出部位の間に介装した状態でクッション材を成形する構成とした。
本発明によると、介装部材によって、表皮材の凹み変形を抑えつつ(性能向上を図りつつ)、クッション材に一体化することができる。
第2発明の車両用シートは、第1発明の車両用シートであって、上述の介装部材が、通過部位に対面可能な対面部位を有する。そこで本発明では、対面部位の剛性を、対面部位を除く介装部材の他部位よりも低く設定したことにより、表皮材の凹み変形をより確実に抑えることができる。
第3発明の車両用シートは、第2発明の車両用シートであって、上述の対面部位を、通過部位よりも大きくした。これにより対面部位にて通過部位を確実に被覆するなどして、発泡樹脂材料の通過部位からの漏れ出し(表皮材の性能悪化等)を極力阻止することができる。
本発明に係る第1発明によれば、流路部を備えたクッション材と表皮材を性能良く一体化することができる。また第2発明によれば、流路部を備えたクッション材と表皮材を更に性能良く一体化することができる。また第3発明によれば、流路部を備えたクッション材と表皮材を、より確実に性能良く一体化することができる。
車両用シートの斜視図である。 シートバック一部の断面図である。 (a)は、実施例に係る介装部材の斜視図であり、(b)は、変形例に係る介装部材の斜視図である。 型閉じ後の成形装置一部の断面図である。 型閉じ途中の成形装置一部の断面図である。 介装部材と表皮材の断面図である。 型閉じ後の介装部材と表皮材の断面図である。 (a)は、従来例にかかる型閉じ後の突出部位と表皮材の断面図であり、(b)は、従来例にかかるクッション材と表皮材の一部断面図である。
以下、本発明を実施するための形態を、図1〜図7を参照して説明する。なお各図には、各部材前方に符号F、各部材後方に符号B、各部材上方に符号UP、各部材下方に符号DWを適宜付す。
図1の車両用シート2は、シートクッション4と、シートバック6と、ヘッドレスト8を有する。これらシート構成部材は、各々、シート骨格をなすフレーム部材(4F,6F,8F)と、シート外形をなすクッション材(4P,6P,8P)と、クッション材に被覆の表皮材(4S,6S,8S)を有する。
ここでフレーム部材(4F,6F)は、典型的に略矩形又は略長方形状の枠体であり、クッション材(4P,6P)を支持できる。
そしてシートバック6は、上述の構成(6F,6P,6S)と、送風装置10と、流路部20を有する(各部材の詳細は後述、図1及び図2を参照)。
本実施例では、シートバック6に送風装置10を取付けつつ、シートバック6内の流路部20に連通する。そして送風装置10から吹出されるエアを、流路部20を介して乗員に送風可能とする。
そして後述するように、成形装置50(詳細後述)のキャビティ54内でクッション材6Pを成形するに際して、流路部20を、キャビティ54内に配設される突出部位64にて形成する(図4及び図5を参照)。この種の構成では、流路部20を備えたクッション材6Pと表皮材6Sを性能良く一体化できることが望ましい。
そこで本実施例では、後述の構成(介装部材40)により、クッション材6Pと表皮材6Sを性能良く一体化することとした。以下各構成について詳述する。
[送風装置]
本実施例の送風装置10は、中空の箱体(短尺な円筒状)であり、送風機構を内蔵する(図2を参照)。
送風機構として、例えば遠心式の機構(装置軸方向から吸気しつつ遠心方向に送風する機構)を使用できる。この種の送風機構として、多翼ファン(シロッコファン)、プレートファン、ターボファン、翼形ファン、リミットロードファンを例示できる。
[クッション材]
クッション材6Pは、シート外形をなす略長方形状の部材であり、後述の流路部20と蓋部材26を有する(図1及び図2を参照)。
ここでクッション材6Pの材質は特に限定しないが、ポリウレタンフォーム(密度:10kg/m3〜60kg/m3)を例示できる。
本実施例のクッション材6P(起立状態)は、端部(上端部や下端部など)がシート後方に向けて屈曲する。そしてクッション材6P中央に、端部よりも着座側に凹む箇所(収納部)を形成して、送風装置10を収納可能とする。そしてクッション材6P(収納部)の裏面側を、ボード部材(樹脂製)により被覆することができる。
(流路部・蓋部材)
流路部20は、送風装置10の送風を着座側に導く流路であり、溝部22と、複数の孔部24を有する(図2を参照)。
溝部22は、例えば略H字状(正面視)の凹み部位であり、クッション材6P裏面(収納部内)に形成できる。また複数の孔部24は、それぞれクッション材6Pを厚み方向に貫通する貫通孔であり、一端側が着座側に開口し、他端側が溝部22に開口する。
また蓋部材26は、溝部22を被覆可能な略矩形状(正面視)の部材であり、一般的に非通気性又は低通気性の材質(発泡樹脂等)で構成できる。
[表皮材]
表皮材6Sは、クッション材6Pを被覆可能な袋状部材である(図2、図6及び図7を参照)。本実施例の表皮材6Sは、第一部位31と、第二部位32(通過部位34)を有する。
第一部位31は、表皮材6Sの着座側に配置されて通気性を有する部位である。また第二部位32は、表皮材6Sの裏面側に配置される部位であり、成形時におけるクッション材6Pの発泡樹脂材料の侵入を阻止できる。
(第一部位)
第一部位31は、表材31aと、通気材31bを有する(図6及び図7を参照)。
表材31aは、表皮材6Sの着座側をなす部位であり、貫通孔を備えた皮革(天然皮革,合成皮革)や、通気性を備えた布帛(織物,編物,不織布)にて構成できる。
また通気材31bは、通気性を備えた面状部位であり、表材31a裏面に配置される。通気材31bの素材として、高通気性のスラブウレタン(通気度:200cc/cm2・sec〜400cc/cm2・sec)、綿材、3Dネット体(繊維を三次元状に編製してなる部材)を例示できる。
(第二部位)
第二部位32は、第一部位31に積層されてクッション材6Pの発泡樹脂材料の侵入を阻止する部位であり、通過部位34を有する(図6及び図7を参照)。
第二部位32は、クッション材6Pの発泡樹脂材料(溶融樹脂)の侵入を極力阻止できる素材からなる。この種の素材として、低通気性のスラブウレタン(通気度:0cc/cm2・sec〜10cc/cm2・sec)や布帛や皮革や樹脂層(フィルム状)を例示できる。
そして通過部位34は、第二部位32を厚み方向に貫通する略円形状の孔部である(径寸法L1)。本実施例では、複数の通過部位34(略円形状)を、第二部位32に適宜の間隔で形成できる。
[介装部材]
介装部材40は、通過部位34を被覆可能な部材であり、表皮材6Sよりも剛性に劣る材質にて形成される(図3(a)、図6及び図7を参照)。
この種の介装部材40として、25%ILD(硬度)が50N以下の部材を使用できる(JIS K6400に準拠して測定可能)。なお介装部材40の材質は特に限定しないが、スラブウレタン等の発泡樹脂(スポンジ状)や、クッション材6Pと同材質のポリウレタンフォームを例示できる。
本実施例の介装部材40は、通過部位34よりも大きな略円筒形状の部材(径寸法L2、L2>L1)であり、対面部位42と、通気孔44を有する(図6を参照)。
対面部位42は、通過部位34に対面可能な部位であり、介装部材40の他部位よりも剛性が低めに設定される。本実施例の対面部位42はすり鉢状の部位(肉薄な円形部位)であり、介装部材40の他部位よりも剛性が低めである。本実施例では、対面部位42の径寸法L3を通過部位34よりも大きめに設定する(通過部位をより確実に被覆可能とする)ことで、クッション材6Pの発泡樹脂材料の漏れ出しを好適に阻止できる。
また通気孔44は、介装部材40を厚み方向に貫通する孔部であり、対面部位42の中央に形成できる。
[変形例]
ここで介装部材は、上述の構成の他、各種の構成をとることができる(図3(b)を参照)。
例えば変形例の介装部材40Aでは、通気孔44の周りに複数のすり鉢状の部位42a(上方視で略半楕円状)が形成されており、全体として一つの対面部位を形成する。すり鉢状の部位42aは、通気孔44の周りに例えば略90°間隔で配置できる。
このように対面部位が、複数のすり鉢状(肉薄)の部位42aで構成されることにより、介装部材40Aの他部位よりも剛性を低めに設定できる。
[成形装置]
本実施例のクッション材6Pは、成形装置50(第一型51,第二型52,キャビティ54)を用いて成形できる(図4及び図5を参照)。
第一型51と第二型52(詳細後述)は、互いに閉じ合せ可能な型部材である。またキャビティ54は、クッション材6Pの外形に倣った空間部であり、第一型51と第二型52(型閉じ状態)の間に形成される。
(第一型)
第一型51は、補完型51aと第一軸部51bと凹部位51cを備えており、補完型51aにて補完されることで全体として略矩形の部材となる(図4を参照)。
第一型51(補完型51aで補完した状態)の凹部位51cは、第一型51中央の窪み部分であり、クッション材6Pの表面形状に倣った形状を有する。
また補完型51aは、断面視で略長方形状の部材(第一型の側部形状に倣った部材)である。本実施例では、第一型51の側方下部に第一軸部51b(棒状)を配設するとともに、第一軸部51bを介して第一型51側部に補完型51aを回転可能に取付ける。
そして補完型51aが、第一型51を補完する補完状態と、第一軸部51bを回転中心として第一型51から離間する展開状態との間で変位可能である。展開状態の補完型51aは、軸部材周りに回転したのち(第一型51から離間したのち)、略水平方向に展開した状態となる。
(第二型)
また第二型52は、第一型51に閉じ合せ可能な部材であり、第一可動型52aと、第二可動型52bと、第二軸部52c(棒状)を備える(図4を参照)。
第一可動型52aは、略矩形の部材であり、上下方向に昇降(第二型52に近接又は離間)可能である。そして第一可動型52aの裏面が、クッション材6Pの裏面形状(中央部分の一部)に倣った形状を有する。
また第二可動型52b(詳細後述)は、クランク状(断面視)の部材であり、同可動型裏面が、クッション材6Pの裏面形状(専ら側方部分)に倣った形状を有する。
本実施例では、第一型51の側方上部に第二軸部52cを配設するとともに、第二可動型52bを、第二軸部52c周りに回転可能に取付ける。そして第二可動型52bが、第二軸部52c周りに回転することで、第一型51内(凹部位51c)に配置する収納状態と、第一型51内から抜き出された状態との間で変位可能である。
ここで本実施例の第二可動型52bは、クランク状(凹部位内に延設したのち第一型に向かって延びる形状)であり、第一平板部61と、第二平板部62と、第三平板部63と、突出部位64を有する(図4及び図5を参照)。
第一平板部61は、第二軸部52cから直線状に延びる平板部位であり、第二軸部52cを回転中心として、第一型51(上面)に対して起倒可能である。
また第二平板部62は、第一平板部61の端部から直角に屈曲する部位であり、一面側(補完型51aを臨む側)が、クッション材6Pの裏面形状(側方部分)に倣った形状を有する。第二平板部62は、第二可動型52bを収納状態とすることで、凹部位51cに向かって垂直に延設される。
また第三平板部63は、第二平板部62の端部から直角に屈曲する部位であり、クッション材6Pの裏面形状(中央部分の他部)に倣った形状を有する。第三平板部63は、第二可動型52bを収納状態とすることで、凹部位51cの中央に向かって延設しつつ第一可動型52aに当設する。そして第三平板部63の裏面と第一可動型52aの裏面が面一状となることで、クッション材6Pの裏面形状に倣った形状とされる。
そして複数の突出部位64は、それぞれ流路部20に倣った円筒状の部位である。複数の突出部位64は、第二可動型52bを収納状態とすることで、第三平板部63から第一型51に向かって突設配置する(表皮材6Sに当接可能に配置する)。
[クッション材の成形作業]
図4〜図7を参照して、成形装置50にて、クッション材6Pを成形しつつ表皮材6Sに一体化する。
本実施例では、表皮材6Sを、キャビティ54内に配置しつつ、第一型51の裏面に張り付ける(図5を参照)。このとき第一部位31(表材31a)を第一型51に当接させつつ、第二部位32(通過部位34)をキャビティ54側に露出させる。
つぎに第二可動型52bを、第二軸部52c周りに回転させて第一型51に閉じ合せたのち、第二可動型52bを降下させて第一型51に閉じ合せする(図4を参照)。
このとき第一平板部61を第一型51側に倒しつつ、第二平板部62を、凹部位51c内に配置する。そして第三平板部63を第一型51(裏面)に対面させつつ、第一可動型52aに当接することにより、第一型51と第二型52の間にキャビティ54を形成することができる。
(介装部材の介装作業)
本実施例では、第二可動型52bを型閉じして、突出部位64を通過部位34に当接させることにより、発泡樹脂材料の通過部位34からの漏出しを防止する(図4及び図7を参照)。
そしてこのとき突出部位64が表皮材6Sを過度に押圧するなどして、表皮材6S一部が第一型51(着座側)に向けて凹み変形することが懸念される。
そこで本実施例では、表皮材6Sよりも剛性に劣る介装部材40を、通過部位34と突出部位64の間に介装する(図6及び図7を参照)。このとき対面部位42(より低剛性な部位)を通過部位34に対面配置(被覆)する。
こうすることで介装部材40(低剛性な部材)により、突出部位64の押圧力を吸収するなどして、表皮材6Sの凹み変形を抑えることができる。このとき対面部位42(より低剛性な部位)を通過部位34に対面配置したことで、表皮材6Sの凹み変形をより確実に抑えることができる。そして対面部位42の径寸法L3を通過部位34よりも大きめに設定することで、発泡樹脂材料の漏れ出しを好適に阻止できる。
そして発泡樹脂材料を第二型52からキャビティ54内に射出したのち、発泡樹脂材料を発泡させる。そして発泡樹脂材料が硬化することにより、クッション材6Pを成形しつつ、クッション材6Pの表面に表皮材6Sを一体的に取付けることができる。
このとき第二部位32にて発泡樹脂材料の侵入を極力阻止することで、表皮材6S本来の性質を極力維持しつつ、クッション材6Pと表皮材6Sを好適に一体化できる。
またクッション材6Pの成形と同時に、第二型52(突出部位64)にて、クッション材6Pに流路部20を形成できる。
そして本実施例では、クッション材6Pと表皮材6Sの間に介装部材40が介装された状態で、クッション材6Pと表皮材6Sが一体化されることとなる(図3を参照)。
[送風装置の配設作業]
図2を参照して、送風装置10をクッション材6P内(収納部)に配置しつつ、フレーム部材6Fに固定する。
そして送風装置10を、ダクト部材28を介して流路部20に接続することにより、送風装置10を流路部20に連通できる。このように流路部20を送風装置10に連通することで、送風装置10から吹出されるエアを、流路部20を介して乗員に送風することができる。
本実施例では、送風装置10から吹出されるエアが、流路部20から介装部材40(通気孔44)を通過して、表皮材6S(通過部位34)に導かれることとなる。
以上説明したとおり本実施例では、表皮材6Sよりも剛性に劣る介装部材40を、通過部位34と突出部位64の間に介装した状態でクッション材6Pを成形する。このため介装部材40によって、表皮材6Sの凹み変形を抑えつつ(性能向上を図りつつ)、流路部20を備えたクッション材6Pに一体化することができる。
また本実施例では、介装部材40が、通過部位34に対面可能な対面部位42を有する。そして対面部位42の剛性を比較的低く設定することで、表皮材6Sの凹み変形をより確実に抑えることができる。
そして本実施例では、対面部位42の径寸法L3を通過部位34よりも大きめに設定する(より確実に被覆可能とする)ことで、発泡樹脂材料の漏れ出しを好適に阻止する。これにより表皮材6Sの部分的な硬化(発泡樹脂材料の漏れ出しが原因)などを阻止することで、表皮材6Sの性能を好適に維持できる。
このため本実施例によれば、流路部20を備えたクッション材6Pと表皮材6Sを性能良く一体化することができる。
本実施形態の車両用シートは、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)本実施形態では、円筒状の介装部材40を例示したが、介装部材の構成を限定する趣旨ではない。介装部材は、正面視で円形状のほか、楕円形状や多角形状等の各種形状をとることができ、また円筒状のほか、各柱状や球状等の各種外形形状をとることができる。
(2)また本実施形態では、介装部材40に対面部位42を設ける例を説明したが、対面部位を省略することもできる。
(3)また本実施形態では、通過部位(形状,形成数,形成箇所等)の構成を例示したが、通過部位の構成を限定する趣旨ではない。
(4)また本実施形態では、シートバック6を一例に説明したが、本実施例の形態は、シートクッション4などの各種シート構成に適用できる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
6P クッション材
6F フレーム部材
6S 表皮材
10 送風装置
20 流路部
22 溝部
24 孔部
26 蓋部材
28 ダクト部材
31 第一部位
31a 表材
31b 通気材
32 第二部位
34 通過部位
40 介装部材
42 対面部位
44 通気孔
50 成形装置
51 第一型
52 第二型
54 キャビティ
64 突出部位

Claims (3)

  1. シートクッションやシートバックなどのシート構成部材と、前記シート構成部材に配設の送風装置とを有し、
    前記シート構成部材が、シート外形をなす発泡樹脂製のクッション材と、前記送風装置のエアが通過可能な前記クッション材の流路部と、前記クッション材を被覆可能な表皮材を有し、前記送風装置から吹出されるエアを、前記流路部を介して前記表皮材側に送風可能であり、
    前記クッション材を成形装置のキャビティ内で成形するとともに、前記流路部を、前記キャビティ内に配設される突出部位にて形成する構成の車両用シートにおいて、
    前記表皮材が、前記シート構成部材の着座側に配置されて通気性を有する第一部位と、前記第一部位に積層されて発泡樹脂材料の侵入を阻止する第二部位と、前記第二部位に設けられてエアの通過可能な通過部位とを有し、
    前記キャビティ内に前記表皮材を配置しつつ、前記突出部位を前記通過部位に対面配置するとともに、前記表皮材よりも剛性に劣る介装部材を、前記通過部位と前記突出部位の間に介装した状態で前記クッション材を成形する構成とした車両用シート。
  2. 前記介装部材が、前記通過部位に対面可能な対面部位を有し、前記対面部位の剛性を、前記対面部位を除く前記介装部材の他部位よりも低く設定した請求項1に記載の車両用シート。
  3. 前記対面部位を、前記通過部位よりも大きくした請求項2に記載の車両用シート。
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