JP2013214661A - 炭化珪素半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

炭化珪素半導体装置およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】トレンチの底部の電界緩和層とソース電極との接続を行う接続層の形成のための工程を別途行わなくても済むようにする。
【解決手段】トレンチ6の一方の先端面がオフ方向に対して垂直な面、つまり基板表面に対して傾斜した面となるようにしつつ、電界緩和層7を基板垂直方向からのイオン注入によって形成する。これにより、トレンチ6の底部に底部p型層7aを形成できると同時に基板表面に対して傾斜した面にもイオン注入が為され、先端p型層7bを形成できる。したがって、p型ベース領域3やp+型コンタクト層5を介して底部p型層7aをソース電極11に接続するための接続層としての先端p型層7bを底部p型層7aと同時に形成することができる。このため、先端p型層7bの形成のための工程を別途行わなくても済むし、斜めイオン注入のような煩雑なイオン注入を行わなくても良い。
【選択図】図2

Description

本発明は、トレンチゲート構造の半導体スイッチング素子を有する炭化珪素(以下、SiCという)半導体装置およびその製造方法に関する。
半導体スイッチング素子を有する半導体装置において、より大電流を流すには、チャネル密度を高くすることが有効である。シリコントランジスタでは、チャネル密度を高くするために、トレンチゲート構造のMOSFETが採用され、実用化されている。このトレンチゲート構造はSiC半導体装置にも適用できる構造であるが、SiCに応用する場合、大きな問題がある。すなわち、SiCは破壊電界強度がシリコンの10倍あるため、SiC半導体装置にはシリコンデバイスの10倍近い電圧をかけた状態で使用される。そのため、トレンチ内に形成されたゲート絶縁膜にもシリコンデバイスの10倍の強度の電界がかかり、トレンチのコーナー部においてゲート絶縁膜が容易に破壊されてしまうという問題がある。
このような問題を解決するものとして、特許文献1において、トレンチゲート構造を構成するトレンチの底部(底面)より下方にp型不純物をイオン注入することでp型層からなる電界緩和層を形成した構造が提案されている。このような電界緩和層を形成することにより、トレンチの底部での電界集中を緩和でき、ゲート絶縁膜の破壊を防止することが可能となる。
特開2007−129259号公報
しかしながら、特許文献1に記載の構造の場合、電界緩和層がフローティング状態になることから、スイッチング特性が劣化するという問題がある。このため、トレンチの底部に形成された電界緩和層を上部のソース電極と接続し、ソース電位に固定することで、スイッチング特性の劣化を抑制することが必要になる。
ところが、トレンチの底部の電界緩和層をソース電極に接続するためのp型の接続層を形成するためのプロセスとして、イオン注入などの処置が別途必要になり、製造工程の煩雑化を招き、製造コストの増大を招くという問題が発生する。
本発明は上記点に鑑みて、トレンチの底部の電界緩和層とソース電極との接続を行う接続層の形成のための工程を別途行わなくてもよい構造のSiC半導体装置およびその製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、半導体スイッチング素子を備えた炭化珪素半導体装置の製造方法であって、半導体基板(1〜4)として、一方向をオフ方向とするオフ角を有したオフ基板を用意する工程と、エッチングにより、オフ方向を長手方向とするライン状、かつ、ソース領域(4)およびベース領域(3)を貫通してドリフト層(2)に達する形状であり、長手方向における両先端面のうちの一方の先端面がオフ方向に対して垂直、かつ、半導体基板の主表面に対して傾斜した面となるようにトレンチ(6)を形成するトレンチエッチング工程と、半導体基板の主表面に対する垂直方向から第2導電型不純物をイオン注入することにより、トレンチの底部および一方の先端面に第2導電型不純物を注入し、トレンチの底部に位置する底部層(7a)およびトレンチの一方の先端面に位置する先端層(7b)とを有する第2導電型の電界緩和層(7)を形成する工程と、を含んでいることを特徴としている。
このように、トレンチの一方の先端面がオフ方向に対して垂直な面、つまり半導体基板の主表面に対して傾斜した面となるようにしつつ、電界緩和層を基板垂直方向からのイオン注入によって形成するようにしている。これにより、トレンチの底部に底部層を形成できると同時に半導体基板の主表面に対して傾斜した先端面にもイオン注入が為され、先端層を形成できる。したがって、ベース領域などを介して底部層をソース電極(11)に接続するための接続層としての先端層を底部層と同時に形成することができる。このため、先端層の形成のための工程を別途行わなくても済むし、斜めイオン注入のような煩雑なイオン注入を行わなくても良い。これにより、SiC半導体装置の製造工程の簡略化を図ることが可能となる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係の一例を示すものである。
本発明の第1実施形態にかかるトレンチゲート構造のMOSFETの1セル分を抽出した斜視断面図である。 図1に示すMOSFETのII−II断面図である。 図1に示すMOSFETのトレンチ6内の状態を示した斜視断面図である。 図1に示すトレンチゲート構造のMOSFETの製造工程を示した斜視断面図である。 半導体基板の表面がSi面となる場合とC面となる場合のトレンチ6の側面の傾斜を示した断面図である。 図4(d)の工程を異なる断面で見たときの断面図である。
以下、本発明の実施形態について図に基づいて説明する。なお、以下の各実施形態相互において、互いに同一もしくは均等である部分には、同一符号を付して説明を行う。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態について説明する。ここではトレンチゲート構造の半導体スイッチング素子として反転型MOSFETが形成されたSiC半導体装置を例に挙げて説明する。
図1に示すように、SiC半導体装置にはnチャネルタイプの反転型のMOSFETを形成してある。この図に示すMOSFETと同様の構造のMOSFETが複数列隣り合うように配置されることで、複数セルのMOSFETが構成されている。具体的には、SiCからなるn+型基板1が用いられており、このn+型基板1に対してMOSFETの各構成要素が形成されることでMOSFETが構成されている。
+型基板1は、(0001)面もしくは(000−1)面、つまりSi面もしくはC面を主表面として、例えばオフ方向が<11−20>とされた所定のオフ角(例えば3.5度)を有するオフ基板で構成されている。n+型基板1における窒素等のn型不純物濃度は、例えば1.0×1019/cm3とされ、厚さは、例えば300μm程度とされている。このn+型基板1の主表面には、窒素等のn型不純物濃度が例えば3.0×1015〜2.0×1016/cm3で厚さ10〜15μm程度のSiCからなるn-型ドリフト層2が形成されている。このn-型ドリフト層2の不純物濃度は深さ方向において一定であっても良いが、濃度分布に傾斜を付け、n-型ドリフト層2のうちn+型基板1側の方がn+型基板1から離れる側よりも高濃度となるようにすることができる。このようにすると、n-型ドリフト層2の内部抵抗を低減できるため、オン抵抗を低減することが可能となる。
このn-型ドリフト層2の表層部にはp型ベース領域3が形成されており、さらに、p型ベース領域3の上層部分にはn+型ソース領域4およびp+型コンタクト層5が形成されている。
p型ベース領域3は、ボロンもしくはアルミニウム等のp型不純物濃度が例えば1.0×1016〜2.0×1019/cm3、厚さ2.0μm程度で構成されている。n+型ソース領域4は、表層部における窒素等のn型不純物濃度(表面濃度)が例えば1.0×1021/cm3、厚さ0.3μm程度で構成されている。p+型コンタクト層5は、例えば表層部におけるボロンもしくはアルミニウム等のp型不純物濃度(表面濃度)が例えば1.0×1021/cm3、厚さ0.3μm程度で構成されている。n+型ソース領域4は、後述するトレンチゲート構造の両側に配置されており、p+型コンタクト層5は、n+型ソース領域4を挟んでトレンチゲート構造と反対側に備えられている。
また、p型ベース領域3およびn+型ソース領域4を貫通してn-型ドリフト層2に達し、底部が所定幅とされた構造、例えば幅が0.5〜2.0μm、深さが2.0μm以上(例えば2.4μm)のトレンチ6が形成されている。このトレンチ6の側面と接するように上述したp型ベース領域3およびn+型ソース領域4が配置されている。
トレンチ6は、図1中のx方向を幅方向、y方向を長手方向、z方向を深さ方向として形成されており、一本しか図示していないが、実際には複数本が図1中のx方向に並べられることで各トレンチ6が平行に配列されたストライプ状とされている。そして、図1のy方向が<11−20>方向とされており、図2および図3に示されるように、トレンチ6の両先端面のうち一方の先端面がオフ方向に対して垂直な平面、つまり当該側面の法線方向とオフ方向とが一致させられた{11−20}面とされている。そして、トレンチ6の両側面は図3に示すように{1−100}面とされている。このトレンチ6の底部のコーナー部を含む内壁面は、丸め処理によって丸められている。
そして、図1〜図3に示すように、上記のように構成されたトレンチ6の底部および両先端面のうちオフ方向に対して垂直になっている側の先端面に、p型SiCにて構成された電界緩和層7が形成されている。具体的には、電界緩和層7は、トレンチ6の底部に形成された底部p型層7aとトレンチ6の両先端面のうちの一方の先端面に形成された先端p型層7bとによって構成されているが、後述するように基板表面に対する垂直方向からの一度のイオン注入工程によって形成されている。電界緩和層7のp型不純物濃度は、例えば1×1017/cm3以上とされている。
この電界緩和層7は、トレンチ6の底部および一方の先端面に形成されているが、トレンチ6の先端面に形成された先端p型層7b以外では、電界緩和層7とp型ベース領域3との間においてn-型ドリフト層2が残され、p型ベース領域3から離間させられている。このため、トレンチ6の側面においては、n-型ドリフト層2が露出した状態となっている。そして、先端p型層7bが少なくともp型ベース領域3と接続されており、先端p型層7bを介して底部p型層7aがp型ベース領域3と同電位に固定される。
さらに、トレンチ6の内壁面は酸化膜などによって構成されたゲート絶縁膜8にて覆われており、ゲート絶縁膜8の表面に形成されたドープドPoly−Siにて構成されたゲート電極9により、トレンチ6内が埋め尽くされている。ゲート絶縁膜8は、トレンチ6の内壁面を熱酸化することで形成されており、ゲート絶縁膜8の厚みはトレンチ6の側面側と底部側共に100nm程度となっている。このようにして、トレンチゲート構造が構成されている。
また、n+型ソース領域4およびp+型コンタクト層5の表面やゲート電極9の表面には、層間絶縁膜10を介してソース電極11やゲート配線(図示せず)が形成されている。ソース電極11およびゲート配線は、複数の金属(例えばNi/Al等)にて構成されており、少なくともn型SiC(具体的にはn+型ソース領域4やnドープの場合のゲート電極9)と接触する部分はn型SiCとオーミック接触可能な金属で構成され、少なくともp型SiC(具体的にはp+型コンタクト層5やpドープの場合のゲート電極9)と接触する部分はp型SiCとオーミック接触可能な金属で構成されている。なお、これらソース電極11およびゲート配線は、層間絶縁膜10上に形成されることで電気的に絶縁されており、層間絶縁膜10に形成されたコンタクトホールを通じてソース電極11はn+型ソース領域4およびp+型コンタクト層5と電気的に接触させられ、ゲート配線はゲート電極9と電気的に接触させられている。
そして、n+型基板1の裏面側にはn+型基板1と電気的に接続されたドレイン電極12が形成されている。このような構造により、nチャネルタイプの反転型のトレンチゲート構造のMOSFETが構成されている。
このような反転型のトレンチゲート構造のMOSFETは、以下のように動作する。まず、ゲート電極9にゲート電圧を印加する前の状態では、p型ベース領域3に反転層が形成されない。したがって、ドレイン電極12に正の電圧を加えたとしても、n型ソース領域4から電子はp型ベース領域3内に到達することはできず、ソース電極11とドレイン電極12との間に電流が流れない。
次に、オフ時(ゲート電圧=0V、ドレイン電圧=650V、ソース電圧=0V)には、ドレイン電極12に電圧を加えても逆バイアスになるため、p型ベース領域3とn-型ドリフト層2の間より空乏層が広がる。このとき、p型ベース領域3の濃度がn-型ドリフト層2より高いので、空乏層はほとんどn-型ドリフト層2側に広がる。そして、ドレイン0Vの場合より空乏層が広がっているため、絶縁体として振舞う領域は更に広がっているので、ソース電極11とドレイン電極12との間に電流が流れない。
また、ゲート電圧が0Vになっているため、ドレイン−ゲート間にも電界がかかる。このため、ゲート絶縁膜8の底部にも電界集中が発生し得る。しかしながら、トレンチ6の底部に電界緩和層7が備えられているため、電界緩和層7とn-型ドリフト層2とのPN接合部での空乏層がn-型ドリフト層2側に大きく伸びることになり、ドレイン電圧の影響による高電圧がゲート絶縁膜8に入り込み難くなる。これにより、ゲート絶縁膜8内での電界集中、特にゲート絶縁膜8のうちのトレンチ6の底部での電界集中を緩和することが可能となり、ゲート絶縁膜8が破壊されることを防止することが可能となる。
一方、オン時(ゲート電圧=20V、ドレイン電圧=1V、ソース電圧=0V)には、ゲート電極9にゲート電圧として20Vが印加されるため、p型ベース領域3のうちトレンチ6に接している表面にチャネルが形成される。このため、ソース電極11から注入された電子はn+型ソース領域4からp型ベース領域3に形成されたチャネルを通った後、n-型ドリフト層2に到達する。これにより、ソース電極11とドレイン電極12との間に電流を流すことができる。
このようなトレンチゲート構造のMOSFETでは、底部p型層7aが先端p型層7bを介してp型ベース領域3に接続されていることから、電界緩和層7はp型ベース領域3と同電位となる。つまり、p型ベース領域3がp+型コンタクト層5を介してソース電極12に接続されているため、電界緩和層7はソース電位に固定される。このため、電界緩和層7がフローティング状態とはならないようにでき、よりスイッチング特性の劣化を抑制することが可能となる。
次に、図1に示すトレンチゲート構造のMOSFETの製造方法について、図4を参照して説明する。
〔図4(a)に示す工程〕
まず、Si面もしくはC面を主表面として、例えばオフ方向が<11−20>とされた所定のオフ角(例えば3.5度)を有するオフ基板にて構成され、窒素等のn型不純物濃度が例えば1.0×1019/cm3で厚さ300μm程度とされたn+型基板1を用意する。このn+型基板1の表面に、窒素等のn型不純物濃度が例えば3.0×1015〜2.0×1016/cm3で厚さ15μm程度のSiCからなるn-型ドリフト層2がエピタキシャル成長させられたエピ基板を用意する。そして、ボロンもしくはアルミニウムなどのp型不純物のイオン注入により、n-型ドリフト層2の表層部に、1.0×1016〜2.0×1019/cm3、厚さ2.0μm程度となるp型ベース領域3を形成する。
〔図4(b)に示す工程〕
続いて、p型ベース領域3の上に、例えばLTO等で構成されるマスク(図示せず)を成膜したのち、フォトリソグラフィ工程を経て、n+型ソース領域4の形成予定領域上においてマスクを開口させる。その後、n型不純物(例えば窒素)をイオン注入する。
さらに、先程使用したマスクを除去した後、再びマスク(図示せず)を成膜し、フォトリソグラフィ工程を経て、p+型コンタクト層5の形成予定領域上においてマスクを開口させる。その後、p型不純物(例えばボロンやアルミニウム)をイオン注入する。
そして、注入されたイオンを活性化することで、窒素等のn型不純物濃度(表面濃度)が例えば1.0×1021/cm3、厚さ0.3μm程度のn+型ソース領域4を形成すると共に、ボロンもしくはアルミニウム等のp型不純物濃度(表面濃度)が例えば1.0×1021/cm3、厚さ0.3μm程度のp+型コンタクト層5を形成する。その後、マスクを除去する。
〔図4(c)に示す工程〕
p型ベース領域3、n+型ソース領域4およびp+型コンタクト層5の上に、図示しないエッチングマスクを成膜したのち、トレンチ6の形成予定領域においてエッチングマスクを開口させる。具体的には、オフ方向となる<11−20>方向を長手方向とする開口部を形成する。そして、エッチングマスクを用いてトレンチエッチング工程を行うことで、トレンチ6を形成する。これにより、トレンチ6は、長手方向と平行となる両側面がオフ方向と平行な面となり、かつ、両先端面のうちの一方の先端面がオフ方向に対して垂直な面となって形成される。
すなわち、図5に示すように、<11−20>方向をオフ方向とする表面がSi面のSiC基板に対してトレンチ6を形成する場合、エッチングの面方位依存性に基づき(11−20)面が形成され易く、その面がオフ方向に対して垂直な面となる。同様に、表面がC面のSiC基板に対してトレンチ6を形成する場合エッチングの面方位依存性に基づき(−1−120)面が形成され易く、その面がオフ方向に対して垂直な面となる。これらの面は、SiC基板の表面に平行なトレンチ6の底面に対して傾斜した面となる。例えば、オフ角が3.5度の場合、トレンチ6の底面に対する先端面の成す角度θが87度程度になり、それ以上のオフ角であれば角度θは87度以下となる。
また、トレンチエッチング工程では、トレンチ6の底面に対して一方の先端面が成す角度θがトレンチ6のうち長手方向と平行な側面が成す角度よりも小さくなるようにする。つまり、トレンチ6のうちチャネルを形成する側面については、基板表面に対してほぼ垂直になるようにする。
〔図4(d)に示す工程〕
エッチングマスクを除去したのち、イオン注入用マスク(図示せず)を形成し、このマスクのうちトレンチ6と対応する部分を開口させる。そして、基板垂直方向からp型不純物をイオン注入する。このとき、トレンチ6の底部にp型不純物が注入されるが、これに加えて図6において破線で示したトレンチ6の底面に対して傾斜している一方の先端面にもp型不純物が注入される。逆に、トレンチ6のうちチャネルを形成する側面については、基板表面に対してほぼ垂直とされていることから、p型不純物がほとんど注入されず、p型化することはない。このようにして、底部p型層7aと先端p型層7bとを有する電界緩和層7が形成される。
この後、注入されたイオンを活性化するための熱処理を単独で行ったり、トレンチエッチングやイオン注入時のダメージ除去および活性化熱処理を兼ねて、水素エッチングを行う。具体的には、1600度以上の減圧下における水素雰囲気、例えば1625℃、2.7×104Pa(200Torr)の高温水素雰囲気での熱処理による水素エッチングを5分間実施する。これにより、注入されたイオンが活性化されると共にトレンチ6の内壁面の丸め処理が為され、トレンチ6の開口角部や底部のコーナー部および側面の凸部などが丸められる。
〔図4(e)に示す工程〕
熱酸化等によるゲート絶縁膜形成工程を行うことにより、トレンチ6内を含む基板表面全面にゲート絶縁膜8を形成する。具体的には、ウェット雰囲気を用いたパイロジェニック法によるゲート酸化(熱酸化)によりゲート絶縁膜8を形成する。続いて、ゲート絶縁膜8の表面にn型不純物をドーピングしたポリシリコン層を例えば600℃の温度下で440nm程度成膜したのち、エッチバック工程等を行うことにより、トレンチ6内にゲート絶縁膜8およびゲート電極9を残す。
また、層間絶縁膜12を成膜したのち、層間絶縁膜12をパターニングしてn+型ソース領域4やp+型コンタクト層5に繋がるコンタクトホールを形成すると共に、ゲート電極9に繋がるコンタクトホールを別断面に形成する。続いて、コンタクトホール内を埋め込むように電極材料を成膜したのち、これをパターニングすることでソース電極11やゲート配線を形成する。
その後、図示しないが、n+型基板1の裏面側にドレイン電極12を形成することで、図1に示したMOSFETが完成する。
以上説明したように、本実施形態のSiC半導体装置によれば、トレンチ6の底部および両先端面のうちの一方の電界緩和層が形成されるようにしている。このため、MOSFETのオフ時にドレイン−ゲート間に電界が掛かったとしても、電界緩和層7とn-型ドリフト層2とのPN接合部での空乏層がn-型ドリフト層2側に大きく伸びることになり、ドレイン電圧の影響による高電圧がゲート絶縁膜8に入り込み難くなる。これにより、ゲート絶縁膜8内での電界集中、特にゲート絶縁膜8のうちのトレンチ6の底部での電界集中を緩和することが可能となり、ゲート絶縁膜8が破壊されることを防止することが可能となる。
このような構造のSiC半導体装置については、トレンチ6の一方の先端面がオフ方向に対して垂直な面、つまり基板表面に対して傾斜した面となるようにしつつ、電界緩和層7を基板垂直方向からのイオン注入によって形成することで実現できる。すなわち、基板垂直方向からトレンチ6内へのイオン注入を行うことにより、トレンチ6の底部に底部p型層7aを形成できると同時に基板表面に対して傾斜した面にもイオン注入が為され、先端p型層7bを形成できる。したがって、p型ベース領域3やp+型コンタクト層5を介して底部p型層7aをソース電極11に接続するための接続層としての先端p型層7bを底部p型層7aと同時に形成することができる。このため、先端p型層7bの形成のための工程を別途行わなくても済むし、斜めイオン注入のような煩雑なイオン注入を行わなくても良い。これにより、SiC半導体装置の製造工程の簡略化を図ることが可能となる。
(他の実施形態)
上記実施形態では、n-型ドリフト層2の表層部にp型不純物をイオン注入することでp型ベース領域3を形成し、p型ベース領域3の表層部にn型不純物にイオン注入することでn+型ソース領域4を形成してたものを半導体基板として用いた。これに対して、n-型ドリフト層2の表面にエピタキシャル成長によってp型ベース領域3を形成したり、p型ベース領域3の表面にエピタキシャル成長によってn+型ソース領域4しても良い。また、はじめから、n+型基板1の表面にn-型ドリフト層2とp型ベース領域3およびn+型ソース領域4をエピタキシャル成長させてあるトリプルエピ基板を半導体基板として用いても良い。
また、上記実施形態では、第1導電型をn型、第2導電型をp型としたnチャネルタイプのMOSFETを例に挙げて説明したが、各構成要素の導電型を反転させたpチャネルタイプのMOSFETに対しても本発明を適用することができる。また、上記説明では、トレンチゲート構造のMOSFETを例に挙げて説明したが、同様のトレンチゲート構造のIGBTに対しても本発明を適用することができる。IGBTは、上記実施形態に対して基板1の導電型をn型からp型に変更するだけであり、その他の構造や製造方法に関しては上記実施形態と同様である。
また、上記実施形態では、本発明を適用した場合の一例について説明したが、適宜設計変更などを行うことができる。例えば、上記実施形態では、ゲート絶縁膜8の例として熱酸化による酸化膜を挙げたが熱酸化によらない酸化膜もしくは窒化膜などを含むものであっても構わない。また、ドレイン電極12の形成工程に関しても、ソース電極11の形成前などとしても構わない。
さらに、上記実施形態では、主表面が(0001)面もしくは(000−1)面で、オフ方向を<11−20>方向とするオフ基板を用いてトレンチ6の形成の際にいずれか一方の先端面が{11−20}面、つまりオフ方向に対して垂直な面となり易いようにした。しかしながら、他のオフ方向とされたオフ基板を用いても構わない。また、上記先端p型層7bがトレンチ6の一方の先端面の全域に形成される場合について説明したが、少なくともp型ベース領域3と底部p型層7aとの間を連結するように形成されていれば良い。
なお、結晶の方位を示す場合、本来ならば所望の数字の上にバー(−)を付すべきであるが、電子出願に基づく表現上の制限が存在するため、本明細書においては、所望の数字の前にバーを付すものとする。
1 n+型基板
2 n-型ドリフト層
3 p型ベース領域
4 n+型ソース領域
5 p+型コンタクト層
6 トレンチ
7 電界緩和層
7a 底部p型層
7b 先端p型層
8 ゲート絶縁膜
9 ゲート電極
11 ソース電極
12 ドレイン電極

Claims (9)

  1. 第1または第2導電型の炭化珪素基板(1)の主表面上に形成された炭化珪素からなる第1導電型のドリフト層(2)上に、炭化珪素からなる第2導電型のベース領域(3)が形成されていると共に、前記ベース領域の上に炭化珪素からなる第1導電型のソース領域(4)が形成された半導体基板が用いられており、前記ベース領域よりも深いトレンチ(6)内にゲート絶縁膜(8)が形成されていると共に該ゲート絶縁膜上にゲート電極(9)が形成されることでトレンチゲート構造が構成され、前記ソース領域および前記ベース領域に対して電気的に接続されたソース電極(11)および前記炭化珪素基板の裏面に電気的に接続されたドレイン電極(12)を有する半導体スイッチング素子を備えた炭化珪素半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板として、一方向をオフ方向とするオフ角を有したオフ基板を用意する工程と、
    エッチングにより、前記オフ方向を長手方向とするライン状、かつ、前記ソース領域および前記ベース領域を貫通して前記ドリフト層に達する形状であり、前記長手方向における両先端面のうちの一方の先端面が前記オフ方向に対して垂直で、かつ、前記半導体基板の主表面に対して傾斜した面となるように前記トレンチを形成するトレンチエッチング工程と、
    前記半導体基板の主表面に対する垂直方向から第2導電型不純物をイオン注入することにより、前記トレンチの底部および前記一方の先端面に第2導電型不純物を注入し、前記トレンチの底部に位置する底部層(7a)および前記一方の先端面に位置する先端層(7b)とを有する第2導電型の電界緩和層(7)を形成する工程と、を含んでいることを特徴とする炭化珪素半導体装置の製造方法。
  2. 前記半導体基板を用意する工程では、前記オフ方向が<11−20>方向であるオフ基板を用意し、
    前記トレンチエッチング工程では、前記一方の先端面を{11−20}面とすることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  3. 前記半導体基板を用意する工程では、前記主表面が(0001)面、前記オフ方向が<11−20>方向であるオフ基板を用意し、
    前記トレンチエッチング工程では、前記一方の先端面を(11−20)面とすることを特徴とする請求項2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  4. 前記半導体基板を用意する工程では、前記主表面が(000−1)面、前記オフ方向が<11−20>方向であるオフ基板を用意し、
    前記トレンチエッチング工程では、前記一方の先端面を(−1−120)面とすることを特徴とする請求項2に記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  5. 前記トレンチエッチング工程では、前記トレンチの底面に対して前記一方の先端面が成す角度(θ)が該トレンチのうち前記長手方向と平行な側面が成す角度よりも小さくなるようにすることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の炭化珪素半導体装置の製造方法。
  6. 炭化珪素からなり、一方向をオフ方向とするオフ角を有したオフ基板にて構成された第1または第2導電型の基板(1)と、
    前記基板の上に形成され、前記基板よりも低不純物濃度とされた第1導電型の炭化珪素からなるドリフト層(2)と、
    前記ドリフト層の上に形成された第2導電型の炭化珪素からなるベース領域(3)と、
    前記ベース領域の上層部に形成され、前記ドリフト層よりも高不純物濃度とされた第1導電型の炭化珪素からなるソース領域(4)と、
    前記オフ方向を長手方向とするライン状、かつ、前記ソース領域および前記ベース領域を貫通して前記ドリフト層に達する形状であり、前記長手方向における両先端面のうちの一方の先端面が前記オフ方向に対して垂直で、かつ、前記半導体基板の主表面に対して傾斜した面となるトレンチ(6)と、
    イオン注入によって形成され、前記トレンチの底部および前記一方の先端面にのみ形成され、前記トレンチの底部に形成された底部層(7a)と前記トレンチの前記先端面に形成された先端層(7b)とによって構成された第2導電型の炭化珪素からなる電界緩和層(7)と、
    前記電界緩和層上において前記トレンチの内壁面に形成されたゲート絶縁膜(8)と、
    前記トレンチ内において、前記ゲート絶縁膜の上に形成されたゲート電極(9)と、
    前記ソース領域および前記ベース領域に電気的に接続されたソース電極(11)と、
    前記基板の裏面側に形成されたドレイン電極(12)とを備え、
    前記ゲート電極への印加電圧を制御することで前記トレンチの側面に位置する前記ベース領域の表面部に反転型のチャネル領域を形成し、前記ソース領域および前記ドリフト層を介して、前記ソース電極および前記ドレイン電極の間に電流を流す反転型のトレンチゲート構造の半導体スイッチング素子を有してなることを特徴とする炭化珪素半導体装置。
  7. 前記基板は、前記オフ方向が<11−20>方向であるオフ基板であり、
    前記一方の先端面は、{11−20}面であることを特徴とする請求項5に記載の炭化珪素半導体装置。
  8. 前記基板は、前記主表面が(0001)面、前記オフ方向が<11−20>方向であるオフ基板であり、
    前記一方の先端面は、(11−20)面であることを特徴とする請求項6に記載の炭化珪素半導体装置。
  9. 前記基板は、前記主表面が(000−1)面、前記オフ方向が<11−20>方向であるオフ基板であり、
    前記一方の先端面は、(−1−120)面であることを特徴とする請求項6に記載の炭化珪素半導体装置。
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