JP2013208923A - 乗り物用ニーエアバッグ装置 - Google Patents

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【課題】インストルメントパネル周りのレイアウトの自由さを確保し、ニーバッグの先端部へのガス到達時間を短くし、ニーバッグの製造原価の低減を図るなどの効果を有する乗り物用ニーエアバッグ装置を提供する。
【解決手段】ニーバッグ本体5は、乗員対向面側パネル8及びインストルメントパネル対向面側パネル9それぞれの外周部10を接合して袋状に形成してなる主気室6と、インストルメントパネル対向面側パネル9に支持され且つ主気室6のガス流入部19に連通すると共にニーバッグ本体5の膨張展開時にインストルメントパネル2の下部コーナー部2dに合致する括り部12を有する副気室7とより構成されてなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車、航空機、船舶、車両などの乗り物の衝突時に、座席に座っている乗員の脚部、特に膝部を保護するための乗り物用ニーエアバッグ装置に関するものである。
従来の乗り物用ニーエアバッグ装置としては、例えば、乗員脚部の前方に展開可能なニーバッグ本体と、該ニーバッグ本体を膨張させるガスを噴出可能なインフレ−タとを有し、ニーバッグ本体及びインフレータはグローブボックス(グラブボックスとも言う)の下側に配されてなるもの(特許文献1)と、ニーバッグ本体は、最初インストルメントパネルの下側に向けて膨張し、次いで乗員の膝の前方に向けて膨張展開するように向きを変える手段を介在してなるもの(特許文献2)などが、関連技術として知られている。
特許第4424048号公報 米国公開特許第2011/0109070号公報
しかしながら、かかる特許文献1に示される関連技術は、ニーバッグ本体を膨張させる手段が、グローブボックスの下側を占有することになり、足下スペースを圧迫し、居住性を損なう恐れがあるばかりか、軽自動車でしばしば見られるようなグローブボックスの下側にポケットを設定したい場合などのレイアウトの自由度を損なう恐れがある。また、特許文献2に示される関連技術は、乗員の膝の前方に展開するように膨張展開方向の向きを変える手段としてニーバッグの途中に気室を備えてなるため、膨張用のガスがニーバッグそのものの先端部に到達するのに、向きを変える気室を充填させるために多くの時間を必要とするばかりか、ニーバッグそのものの製造が複雑化し、折りたたみ方も煩雑となり、製造原価高騰の恐れがある。
上記の課題を解決するために、本発明は、インストルメントパネル周りのレイアウトの自由さを確保し、ニーバッグの先端部へのガス到達時間を短くし、ニーバッグの製造原価の低減を図るなどの効果を有する乗り物用ニーエアバッグ装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1記載の乗り物用ニーエアバッグ装置は、インストルメントパネルの下部に配設し且つ乗り物が衝突を検知した際にガスを噴出可能なるインフレータと、該インフレータよりガスが圧入されることで膨張してインストルメントパネルの下部に沿って膨張展開可能なるニーバッグ本体とより少なくとも構成されてなる乗り物用ニーエアバッグ装置であって、前記ニーバッグ本体は、乗員対向面側パネル及びインストルメントパネル対向面側パネルそれぞれの外周部を接合して袋状に形成してなる主気室と、前記インストルメントパネル対向面側パネルに支持され且つ前記主気室のガス流入部に連通すると共に前記ニーバッグ本体の膨張展開時に前記インストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部を有する副気室とより構成されてなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の乗り物用ニーエアバッグ装置は、請求項1記載の前記副気室が、前記インストルメントパネルの下部コーナー部を跨ぐ方向に並列に配設してなることを特徴とする。
また、本発明の請求項3記載の乗り物用ニーエアバッグ装置は、請求項1又は請求項2に記載の前記乗員対向面側パネルが、前記主気室の膨張展開時に伸び易い基布よりなり、前記インストルメントパネル対向面側パネルは、前記主気室の膨張展開時に伸び難い基布よりなることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、前記ニーバッグ本体は、乗員対向面側パネル及びインストルメントパネル対向面側パネルそれぞれの外周部を接合して袋状に形成してなる主気室と、前記インストルメントパネル対向面側パネルに支持され且つ前記主気室のガス流入部に連通すると共に前記ニーバッグ本体膨張展開時に前記インストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部を有する副気室とより構成されてなるため、初期の膨張方向から前記インストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部により前記インストルメントパネル下部に沿うように向きを変更して膨張展開するので、前記インストルメントパネル下部周りのレイアウトの自由さを確保できる。また、主気室にガス流入時の抵抗となるものが無いので、ニーバッグ本体の先端部へのガス到達時間が短く、乗員保護がより確実になる。更に、前記インストルメントパネル対向面側パネルに副気室を支持するだけで良いので、ニーバッグ本体の製造原価の低減を図れる。
また、請求項2記載の発明によれば、前記副気室は、前記インストルメントパネルの下部コーナー部を跨ぐ方向に並列に配設してなるため、ニーバッグ本体が膨張した状態で、下部コーナー部に副気室が跨ぐ位置に定まるし、副気室によってニーバッグ本体の上面がたぐり寄せられる作用が働き、その結果、ニーバッグ本体の先端部が上方に起き上がるようになる、という効果を奏する。
更に、請求項3記載の発明によれば、前記乗員対向面側パネルは、前記主気室の膨張展開時に伸び易い基布よりなり、前記インストルメントパネル対向面側パネルは、前記主気室の膨張展開時に伸び難い基布よりなるため、ニーバッグ本体のインストルメントパネル対向面側パネルがたぐり寄せられる作用が働き、その結果、ニーバッグ本体の先端部が上方に起き上がるようになる、という効果を奏する。
本発明の実施例1に係るニーエアバッグ装置が膨張展開した状態を示す断面図。 図1のニーエアバッグ装置の要部を示す断面図。 図2の矢視Aに係るニーバッグ本体の上面図。 図2の矢視Bに係るニーバッグ本体の下面図。 図3のSC−SC線に沿う断面図。 図3のSD−SD線に沿う断面図。 図5及び図6に示す第1テザーの正面図。 図5乃至図7に示す第1テザーの一部断面で示す斜視図。 図3に示すニーバッグ本体の一部破断斜視図。 本発明の実施例2に係るニーエアバッグ装置のニーバッグ本体の図3相当上面図。 図10のSF−SF線に沿う断面図。 図10のSG−SG線に沿う断面図。 図10のニーエアバッグ装置が膨張展開した状態を示す断面図。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明において、インストルメントパネル周りのレイアウトの自由さを確保し、ニーバッグの先端部へのガス到達時間を短くし、ニーバッグの製造原価の低減を図るなどの効果を有する乗り物用ニーエアバッグ装置を提供するという目的を、ニーバッグ本体は、乗員対向面側パネル及びインストルメントパネル対向面側パネルそれぞれの外周部を接合して袋状に形成してなる主気室と、インストルメントパネル対向面側パネルに支持され且つ主気室のガス流入部に連通すると共にニーバッグ本体の膨張展開時にインストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部を有する副気室とより構成されてなることで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例1に係る構造を、図1〜図9を用いて説明する。乗り物の一例として、フロントウインドパネル15の下側の自動車のインストルメントパネル2の下部2bに配されてなるニーエアバッグ装置1は、図示しないセンサが自車の衝突を検知した際にガスを噴出可能なるインフレータ4と、該インフレータ4よりガスが圧入されることでインストルメントパネル2の下部2bから膨張して、乗員Mの対向面2cに沿うことが可能となるニーバッグ本体5とより少なくとも構成されてなる。符号2aは、インストルメントパネル2の上部である。
前記ニーバッグ本体5は、インストルメントパネル2の対向面2cに沿って膨張した状態で、乗員Mの方を向く乗員対向面側パネル8と、同じ膨張した状態でインストルメントパネル2、特に前記対向面2cの方を向くインストルメントパネル対向面側パネル9それぞれの外周部10を縫製による接合部11により袋状に形成してなる主気室6と、前記インストルメントパネル対向面側パネル9に縫製による接合部11により支持され且つ前記主気室6のガス流入部19に連通すると共に前記ニーバッグ本体5の膨張展開時に前記インストルメントパネル2の下部コーナー部2dに合致する括り部12を有する副気室7とより構成されてなる。尚、図1の乗員Mは、図示しない周知の座席に着座した大人を示すものであって、性別を問うものでは無い。「乗員Mの方を向く」という表現は、インストルメントパネル2の方向では無いという意味であり、「室内側を向く」と同意語である。
また、前記副気室7は、前記インストルメントパネル2の下部コーナー部2dを跨ぐ方向、つまり、図1及び図2に示すように、前後方向、つまり前側FR及び後側RRに並列に配設してなる第1室7aと第2室7bとより構成されてなる。符号7cは、第1室7aと第2室7bとを連通した通気孔である。前記副気室7を形成する副気室用パネル16は、図5及び図6に縫合により接合している。図5及び図6の符号11は前記外周部10を縫製による接合部11と同じ接合部である。
また、前記乗員対向面側パネル8は、前記主気室6の膨張展開時に伸び易いバイアス織りによる基布より形成されてなる。前記インストルメントパネル対向面側パネル9は、前記主気室6の膨張展開時に伸び難いパラレル織りによる基布より形成されてなる。図3及び図4に示すマークはバイアス織り及びパラレル織りをわかりやすく理解するために示したもので、ニーバッグ本体5にこうした模様が示されている訳では無い。
符号13は、図5及び図6に示すガス流入部19に配される第1テザーであり、主気室6に連通した連通部13aと、副気室7の第1室7aに連通した連通部13bとよりなる。符号14は、図3乃至図5に示すように、主気室6に複数個縫合支持されている第2テザーであり、第2テザー14間には、通気路17が形成されてなる。図3の符号18は、インフレータ4をインストルメントパネル2に支持するスタッドボルト20を貫通させるニーバッグ本体5の取付用パネル9aに形成したスタッドボルト用***である。図3の符号4aは、インフレータ4を貫通させるように取付用パネル9aに形成した固定部である。
符号3は、前記インストルメントパネル2の下部2bに設けた収納部であり、インフレータ4と、折りたたまれてなるニーバッグ本体5とを収納してなる。
先に、乗り物用ニーエアバッグ装置1は、インフレータ4と、ニーバッグ本体5とより構成されてなるとせず、「少なくとも構成されてなる」としたのは、この他にインフレータに衝撃検知手段を備える場合もあるし、ニーバッグ本体5に蓋付きのガス抜き孔を設ける場合もあるからであるが、いずれも周知のため、最低限の構成を示した、という意味である。また、接合部11は、実施例1では縫製のため、破線で示してある。このため、例えば、図9の符号14の第2テザーも破線で示してあることにより、縫製を意味する破線と物品を意味する破線というように意味の違う破線が混在することになるが、板厚を示す場合は実線のみで示してあることで、理解を妨げることは無いと確信する。
従って、本実施例1によれば、前記ニーバッグ本体5は、乗員対向面側パネル8及びインストルメントパネル対向面側パネル9それぞれの外周部10を接合して袋状に形成してなる主気室6と、前記インストルメントパネル対向面側パネル9に支持され且つ前記主気室6のガス流入部19に連通すると共に前記ニーバッグ本体5の膨張展開時にインストルメントパネル2の下部コーナー部2dに合致する括り部12を有する副気室7とより構成されてなるため、初期の膨張方向から前記インストルメントパネル2の下部コーナー部2dに合致する括り部12により前記インストルメントパネル2の下部2bの乗員対向面2cに沿うように向きを変更して膨張展開するので、前記インストルメントパネル2の下部2b周りのレイアウトの自由さを確保できる。
また、主気室6にガス流入時の抵抗となるものが無いので、ニーバッグ本体5の主気室6の先端部6aへのガス到達時間を短くでき、乗員保護がより確実になる。更に、前記インストルメントパネル対向面側パネル9に副気室用パネル16を支持するだけで良いので、ニーバッグ本体5の製造原価の低減を図れる。
また、前記副気室7は、前記インストルメントパネル2の下部コーナー部2dを跨ぐ方向に並列に配設してなるため、ニーバッグ本体5が膨張した状態で、下部コーナー部2dに副気室7が跨ぐ位置が定まる。更に、副気室7によってニーバッグ本体5の上面であるインストルメントパネル対向面側パネル9がたぐり寄せられる作用が働き、その結果、ニーバッグ本体5の先端部6aが、上方に起き上がるようになる、という効果を奏する。図2に示す白抜き矢印は、ニーバッグ本体5が立ち上がった際の方向を示す。
更に、前記乗員対向面側パネル8は、前記主気室6の膨張展開時に伸び易い基布よりなり、前記インストルメントパネル対向面側パネル9は、前記主気室6の膨張展開時に伸び難い基布よりなるため、ニーバッグ本体5のインストルメントパネル対向面側パネル9がたぐり寄せられる作用が働き、その結果、ニーバッグ本体5の先端部6aが上方に起き上がるようになる、という効果を奏する。
本発明の実施例2に係る構造を、図10〜図13を用いて説明する。実施例1で説明した例と同じものは、同じ符号を用い且つ重複する説明を省略する。図13に示す符号20は、実施例2のニーエアバッグ装置であって、インフレータ4と、該インフレータ4よりガスが圧入されることでインストルメントパネルの下部から膨張して、乗員に対向する面に沿うことが可能となるニーバッグ本体21とより構成されてなる。
前記ニーバッグ本体21は、インストルメントパネルの対向面に沿って膨張した状態で、乗員の方を向く乗員対向面側パネル8と、同じ膨張した状態でインストルメントパネル前記対向面の方を向くインストルメントパネル対向面側パネル9とを、それらの外周部10を縫製による接合部11により袋状に形成してなる主気室6と、前記インストルメントパネル対向面側パネル9に縫製による接合部11により支持され且つ前記主気室6のガス流入部19に連通すると共に前記ニーバッグ本体21の膨張展開時に前記インストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部12を有する副気室7とより構成されてなる。
また、前記副気室7は、前記インストルメントパネルの下部コーナー部を跨ぐ方向、つまり、図1及び図2に示される方向の定義と同一の、前後方向、つまり前側FR及び後側RRに並列に配設してなる第1室7aと第2室7bとより構成されてなる。前記副気室7を形成する副気室用パネル16は、取付用パネル9aとインストルメントパネル対向面側パネル9とに跨がるように縫合により接合している。
符号22は、図11及び図12に示すガス流入部19に配される第1テザーであり、主気室6に連通した連通部22aと、副気室7に連通した連通部22cとよりなる。符号14は、主気室6に複数個縫合支持されている第2テザーであり、第2テザー14間には、通気路17が形成されてなる。符号22bは、図5に示す真下に固定されるものでは無く、約45度の斜め方向にガス流入部19側にせり出している。符号22dは、主気室6の副気室7に重なる箇所に設けられる第1テザーであり、該第1テザー22dは、図11に示すように、余長を有するような長さを有する。
従って、本実施例2によれば、前記ニーバッグ本体21は、乗員対向面側パネル8及びインストルメントパネル対向面側パネル9それぞれの外周部10を接合して袋状に形成してなる主気室6と、前記インストルメントパネル対向面側パネル9に支持され且つ前記主気室6のガス流入部19に連通すると共に前記ニーバッグ本体21の膨張展開時にインストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部12を有する副気室7とより構成されてなるため、初期の膨張方向から前記インストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部12により前記インストルメントパネルの下部の乗員対向面に沿うように向きを変更して膨張展開するので、前記インストルメントパネルの下部周りのレイアウトの自由さを確保できるばかりか、符号23で示すように下方に膨出し、ニーバック本体21がよりよく立ち上がることになる。第1テザー22bがガス流入部19側にせり出しているので、膨張により緊張すると、前記インストルメントパネルの下部コーナー部に対応する箇所の乗員対向面側パネル8をバッグ基部側、即ち、インフレータ4側に手繰り寄せる。また、第1テザー22dの長さを長めに設定してあるので、第1テザー22bのガス流入部19側へのせり出しによる手繰り寄せの乗員対向面側パネル8の移動を助長する。
また、主気室6にガス流入時の抵抗となるものが無いので、ニーバッグ本体21の主気室6の先端部6aへのガス到達時間を短くでき、乗員保護がより確実になる。更に、前記インストルメントパネル対向面側パネル9に副気室用パネル16を支持するだけで良いので、ニーバッグ本体21の製造原価の低減を図れる。
また、前記副気室7は、前記インストルメントパネル2の下部コーナー部2dを跨ぐ方向に並列に配設してなるため、ニーバッグ本体21が膨張した状態で、下部コーナー部2dに副気室7が跨ぐ位置が定まる。更に、副気室7によってニーバッグ本体21の上面であるインストルメントパネル対向面側パネル9がたぐり寄せられる作用が働き、その結果、ニーバッグ本体21の先端部6aが、上方に起き上がるようになる、という効果を奏する。
前記実施例1及び2では、乗り物として自動車に配されてなることを例にして説明したが、これに限定せず、飛行機や船舶、鉄道車両などの乗り物に配されても良い。また、接合部11を縫合を例にして説明したが、これに限定せず、接着、振動溶着でも良い。
1、20 乗り物用ニーエアバッグ装置
2 インストルメントパネル
2b インストルメントパネルの下部
2d インストルメントパネルの下部コーナー部
4 インフレータ
5、21 ニーエアバッグ本体
6 主気室
6a ニーバッグ本体の先端部
7 副気室
8 乗員対向面側パネル
9 インストルメントパネル対向面側パネル
10 ニーバッグ本体の外周部
12 括り部
19 ガス流入部

Claims (3)

  1. インストルメントパネルの下部に配設し且つ乗り物が衝突を検知した際にガスを噴出可能なるインフレータと、該インフレータよりガスが圧入されることで膨張してインストルメントパネルの下部に沿って膨張展開可能なるニーバッグ本体とより少なくとも構成されてなる乗り物用ニーエアバッグ装置であって、
    前記ニーバッグ本体は、乗員対向面側パネル及びインストルメントパネル対向面側パネルそれぞれの外周部を接合して袋状に形成してなる主気室と、前記インストルメントパネル対向面側パネルに支持され且つ前記主気室のガス流入部に連通すると共に前記ニーバッグ本体の膨張展開時に前記インストルメントパネルの下部コーナー部に合致する括り部を有する副気室とより構成されてなることを特徴とする乗り物用ニーエアバッグ装置。
  2. 請求項1記載の乗り物用ニーエアバッグ装置であって、
    前記副気室が、前記インストルメントパネルの下部コーナー部を跨ぐ方向に並列に配設してなることを特徴とする乗り物用ニーエアバッグ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の乗り物用ニーエアバッグ装置であって、
    前記乗員対向面側パネルが、前記主気室の膨張展開時に伸び易い基布よりなり、前記インストルメントパネル対向面側パネルは、前記主気室の膨張展開時に伸び難い基布よりなることを特徴とする乗り物用ニーエアバッグ装置。
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