JP2013208297A - トイレットペーパーロール及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】ダブルのトイレットペーパーロールにおいて、トイレットペーパーの厚みを低下させることなく巻き長さを長くする。
【解決手段】
各シートの長手方向の伸び率の差を2〜10%とし、それらシートを幅方向縁部に形成したコンタクトエンボスにより一体化したトイレットペーパーを、直径100〜120mm、巻き長さを60〜90mとなるように巻いたトイレットペーパーロールにより解決される。
【選択図】図2

Description

本発明は、トイレットペーパーを巻いてロール状にしたトイレットペーパーロール及びその製造方法に関する。
トイレットペーパーは、連続する帯状のものを紙製の管芯等に巻取とったトイレットペーパーロールの形態とされ市販に供されている。
そのトイレットペーパーは、***後の清拭を主たる用途とするため、需用者は柔軟性(柔らかさ)を重視する。その一方で、トイレットペーパーは、使用後に使い捨てられるため、需用者は、価格も重視する。
従来のトイレットペーパーロールは、トイレットペーパーが1枚(1プライ)もののシングルと2枚1組(2プライ)のダブルの2種類のものが主流となっている。シングルのものと比較してダブルのトイレットペーパーロールは、厚みがありふんわり感が感じられるため質感を重視する需用者はダブルのトイレットペーパーロールを好む。
しかし、ダブルのトイレットペーパーロールは、シングルのトイレットペーパーロールと比較してトイレットペーパーに厚みがあるため巻き長さが短く、一般的なシングルのトイレットペーパーロール60mの半分の30mほどの巻き長さとなっている。
このため、ダブルのトイレットペーパーロールは、使用開始から使いきるまでの期間が短く、交換頻度が高くなるため、結果として需用者は高価であるとの印象がある。
管芯に巻き取る際のテンションを高くして、高密できつく巻くようにすれば、巻き長さを長くすることはできるが、従来のトイレットペーパーでは、巻き取り時のテンションを高くすると、紙が延びて薄くなるとともにコシが低下し、使用時に厚み感、ふんわり感が発現せず、ダブル(2プライ)のトイレットペーパーロールの利点が得られなくってしまう。
特開2011−104184号公報 特許第4695728号公報
そこで、本発明の主たる課題は、使用時の、厚み感、ふんわり感といった質感を低下させることなく、その巻き長さを長くした、ダブルとも称される2プライのトイレットペーパーを巻き取ったトイレットペーパーロールを提供することにある。
上記課題を解決するための手段及びそれらの作用効果は次記のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
2プライの長尺のトイレットペーパーを巻き取ってロール状としたトイレットペーパーロールであって、
各プライを構成するシートの坪量が10〜14g/m2であり、
各シートの長手方向の伸び率の差が2〜10%であり、
各シートがトイレットペーパーの幅方向縁部に形成されたコンタクトエンボスによって一体化され、
直径が100〜120mmであり、
巻き長さが60〜90mである、
ことを特徴とするトイレットペーパーロール。
〔請求項2記載の発明〕
トイレットペーパーが、各シートを積層した状態で一方面から型押しされて付与されたエンボスを有し、
そのエンボスの付与密度が、1〜50個/cm2であり、
そのエンボスの面積が0.5〜5mm2、深さが1.0〜1.7mmである、請求項1記載のトイレットペーパーロール。
〔請求項3記載の発明〕
トイレットペーパーロールからトイレットペーパーを引き出して測定した紙厚が、トイレットペーパーロールの状態でのトイレットペーパーの見かけ紙厚に対して1.1〜1.3倍である請求項1〜3記載のトイレットペーパーロール。
〔請求項4記載の発明〕
伸び率の高いシートが、巻き取り外面に位置するようにして巻き取られている請求項1〜3の何れか1項に記載のトイレットペーパーロール。
〔請求項5記載の発明〕
トイレットペーパーは、連続方向に100〜300mmの間隔で裁断用のミシン目線が設けられている請求項1〜4の何れか1項に記載のトイレットペーパーロール。
〔請求項6記載の発明〕
2プライの長尺のトイレットペーパーを巻き取ってロール状としたトイレットペーパーロールの製造方法であって、
クレープ率14〜26%で抄造した坪量が10〜14g/m2のシートと、
クレープ率16〜36%でかつ前記シートよりもクレープ率を2〜10%高めて抄造した坪量が10〜14g/m2のシートと、を積層したのちその幅方向縁部にコンタクトエンボスを付与して一体化し、その一体化した積層シートを60〜90mを紙管に対して、その直径が100〜120mmとなるように巻き付ける工程を有する、ことを特徴とするトイレットペーパーロールの製造方法。
〔請求項7記載の発明〕
コンタクトエンボスを付与する前に積層したシートに対して、面積が0.5〜5mm2、深さが1.0〜1.7mmであるエンボスを、エンボスの付与密度5〜50%で設ける工程を有する、請求項6記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
〔請求項8記載の発明〕
クレープ率の高いシートが、巻き取り外面となるようにして、積層シートを巻き取る請求項6又は7記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
(作用効果)
本発明に係るトイレットペーパーロールは、2プライの長尺のトイレットペーパーを巻き取ってロール状としたもので、その直径が100〜120mmであって一般的なペーパーホルダに取り付け可能な径となっている。その上でトイレットペーパーの巻き長さが60〜90mあり、従来のダブルのトイレットペーパーロールの概ね倍以上の巻き長さとなっている。したがって、本発明では、ダブルのトイレットペーパーロールにおける交換頻度は改善される。
この本発明のトイレットペーパーロールは、直径が従来品とほぼ同様でありながら巻き長さが長いため、高いテンションで引っ張られて巻いた、高密できつく巻かれたものとなっている。本発明のトイレットペーパーロールでは、このような巻きをきつくするとともに、各プライを構成するシートの坪量を10〜14g/m2とするとともに、各シートの伸び率の差が2〜10%とし、さらに、各シートをトイレットペーパーの幅方向縁部に形成されたコンタクトエンボスによって一体化した。その結果、本発明に係るトイレットペーパーは、使用時に厚みが増加する。
すなわち、本発明に係るトイレットペーパーは、トイレットペーパーロールの状態ではトイレットペーパーが内周面側と外周面側で接する部分との摩擦等によって伸ばされた状態が維持されているが、使用時に引き出したり、その後に裁断したりすることで、その摩擦や引っ張りから開放され、その際に2プライを構成する各シートの伸び率の差により、各シートが収縮性に差が出て各シートがずれる。そして、各シートはコンタクトエンボスによって縁部が固定されているため、各シートのズレによって各シートが互いに浮き上がるように作用し、厚みが増加するとともに、表面にランダムな凹凸が生ずる。これによって使用時に厚み感とふんわり感のある質感となり、さらに吸水性も向上する。そのうえ、引っ張りながら巻かれていることで表面の滑らかさ向上している。
以上のように本発明のトイレットペーパーロールは、ダブルのトイレットペーパーロールでありながらその巻き長さが長く、しかも厚み感やふんわり感が犠牲となっていない。さらに、吸水性や表面の滑らかさに優れる。
ここで、特にトイレットペーパーを、面積0.5〜5mm2、深さ1.0〜1.7mmのエンボスを、密度1〜50個/cm2で、かつ、各シートを積層した状態で一方面から型押して付与した所謂シングルエンボスの態様で付与したものとすると、各シートがずれた際に各シートのエンボス位置もずれが生じて、より一層厚みとふんわり感が増加するようになる。
特に、本発明のトイレットペーパーロールでは、そのトイレットペーパーの厚み増加については、トイレットペーパーロールからトイレットペーパーを引き出して測定した紙厚が、トイレットペーパーロールの状態でのトイレットペーパーの見かけ紙厚に対して1.1〜1.3倍であるのがよい。
また、伸び率の高いシートが、巻き取り外面に位置するようにして巻き取られているほうが、効果が発現しやすい。
さらに、トイレットペーパーロールは、その連続方向に100〜300mmの間隔で裁断用のミシン目線が設けられていると、裁断時に厚み増加が発現しやすい。
以上の本発明によれば、使用時の柔らかさ、厚み感、ふんわり感の低下がなく、しかも巻き長さが従来製品よりも極めて長い、ダブルとも称される2プライのトイレットペーパーを巻き取ったトイレットペーパーロールが提供される。
実施形態のトイレットペーパーロールの斜視図である。 本実施形態のトイレットペーパーロールの厚み増加を模式的に示した斜視図である。 本実施形態のトイレットペーパーの厚み増加の態様を模式的に示した、ロール状態の断面(a)と引き出し後・裁断後の断面(b)を示す図である。 本実施形態の他のトイレットペーパーの厚み増加の態様を模式的に示した、ロール状態の断面(a)と引き出し後・裁断後の断面(b)を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳説する。
本実施形態のトイレットペーパーロール1は、図1、図2に示すとおり、2プライのトイレットペーパー10を紙管とも称される管芯に巻き取ったダブルのトイレットペーパーロールである。本実施形態のトイレットペーパーロール1は、一般的なトイレットペーパーロールと同様に、トイレットペーパー10の長手方向が紙の縦方向(MD方向)であり、幅方向が横方向(CD方向)となっている。
本実施形態のトイレットペーパーロール1の外形は、直径(巻径、外径と言われることもある)L1が115〜125mm、ロール幅(ペーパー幅と同一である)L2が110〜120mm、紙管の直径L3が35〜50mmとなっている。トイレットペーパーロール1の外形は、JIS規格に定めがあり、市販のトイレットペーパーロール用のペーパーホルダは、このJIS規格に基づいて製造されるのが一般的である。本実施形態の外形であると、一般的なJIS規格のトイレットペーパーロールを想定した、ペーパーホルダを問題なく使用でき、汎用性に優れる。
他方、本実施形態に係るトイレットペーパーは、2プライであり、各プライを構成するシート10A,10Bは、従来トイレットペーパーと同様にクレープを有するクレープ紙である。
本実施形態のトイレットペーパー1は、クレープ紙である各シート10A,10Bの伸び率に差が設けられており、その伸び率の差により、図2、図3に示すようにトイレットペーパーロール1から引き出したり、裁断したりした際に、各シート10A,10Bが収縮差を持って収縮し、厚みが増加するとともに、表面にランダムな凹凸が生ずる(図3中(a)がロール状態のトイレットペーパーであり、(b)が引き出し時、裁断後のトイレットペーパーである)。各シート10A,10Bの伸び率の差は、本実施形態では2〜10%とされる。2%未満では収縮差が十分に発現しない。また、10%を超えると製造が困難となる。
なお、各シート10A,10Bの伸び率は、ともに20〜35%の範囲にあるのが望ましい。20%未満では、製造時に破断しやすく、35%を超えると裁断後における伸縮効果が得られがたい。
各シート10A,10Bの伸びは、クレープ紙ではクレープに起因するところがあるため、伸び率に差を設けるには、シート製造時におけるクレープ率に差を設ければよい。このとき、クレープ率を18〜41%の範囲でその差を3〜15%とすると、上記伸び率及び伸び率の差とすることができる。
なお、クレープ率とは、((ヤンキードライヤーの周速)−(巻き取りリールの周速))/(ヤンキードライヤーの周速)×100(%)で算出される値である。
ここで、本実施形態における伸び率とは、シートが破断するまでMD方向である長手方向に引張力を付与した際の、単位長さ当たりの伸び量である。その測定は、JIS P 8113における引張破断伸びに準じて行なう。試料の大きさは幅25mm、長さ150mmとして測定する。なお、試料は、コンタクトエンボス部分を含まないように採取する。また、試料は、2層(2プライ)一体状態で任意の箇所で長手方向に沿って100mmの位置でマーキングをしたのち、そのマーキング位置を含むようにして長手方向に150mm、幅方向に沿って25mmの矩形に裁断し、その裁断したものを各層に剥がして採取する。測定は、剥がした試料毎に行なうこととし、試料の固定は先にマーキングした箇所とする。なお、マーキングを行なうのは各層を剥がす際に少なからず伸びが生ずるためその伸びを考慮するためである。伸び率は、異なる5箇所から裁断して採取した試料の測定値の平均値とする。
他方、本実施形態の2プライのトイレットペーパー10は、2プライを構成するシート1プライ当たりの坪量が10〜14g/m2である。なお、ここでの坪量はJIS P 8124に基づくものである。坪量が上記範囲外であると本発明の延び率の差による厚み増加の効果が得られがたくなる。また、各シートの坪量が10g/m2未満であると柔らかさの点においては好ましいが、使用時の適正な強度の確保することが難しくなるとともに、製造時に高いテンションで巻くことが難しくなる。すなわち、本実施形態の巻き長さ及び直径とすることが困難となる。他方、坪量が14g/m2を超えると、トイレットペーパー1が硬くなりすぎて、肌触りが悪化する。
本実施形態の2プライのトイレットペーパー1は、各シート10A,10Bがトイレットペーパー1の幅方向縁部に形成されたコンタクトエンボス11によって一体化されている。コンタクトエンボス11は、複数プライ構成のシートを一体化するために行なわれる既知の技術である。本実施形態では、コンタクトエンボス自体は、トイレットペーパー或いはティシュペーパーにおける既知のコンタクトエンボス技術が採用できる。
本実施形態のトイレットペーパー10は、コンタクトエンボス11によって縁部が圧着一体化されていることにより、使用時に各シートが分離することがなく、伸び率の差等によって各シートが収縮差を持って収縮した際に、両側コンタクトエンボス間の領域が浮き上がるようになり、厚み増加が効果的に発現する。また、コンタクトエンボスを付与することによって、トイレットペーパー1がトイレットペーパーロールの状態にある際に、効果的にその形状が維持される。
本実施形態におけるコンタクトエンボス11は、幅方向縁から10〜50mmの範囲の両側縁部で長手方向に沿って多数の小エンボス群を連続的に設けられており、両側コンタクトエンボス間の面積を広くし、厚み増加の効果を十分に感じられるものとしている。なお、コンタクトエンボス11は、長手方向に多数の小エンボス群を間欠的に設けた態様も例示できる。
他方、本実施形態のトイレットペーパーロール1は、上述のとおり一般的なJIS規格に基づくペーパーホルダが利用可能な一般的な直径と幅であるが、トイレットペーパーの巻き長さがダブルのものでありながら60〜90mとなっている。この巻き長さは、現在主流のダブルのトイレットペーパーロールの30m前後の倍以上である。かかる巻き長さとするには、原反ロールからのトイレットペーパーを送り出し速度と巻き付け速度とを調整し、紙管に対してテンションを掛けて密にきつく巻くようにすればよい。ここで、60m未満であると巻きが緩く、シートから引き出す前に各シートの伸縮差が発現して巻きが崩れるおそれがある。一方、90mを超えるとシートが延びきってしまい、伸び率の差による厚み増加効果が得られがたくなる。
本実施形態のトイレットペーパーロール1は、上記トイレットペーパー10の構成と、この適度な高い密度できつい巻きとなる巻き長さにより、トイレットペーパーロール1の状態では各シート10A,10Bが伸ばされた状態を維持し、かつ、ロールから引き出したり、裁断したりした際に、各シートが収縮差をもって収縮して厚みが増加するのである。
ここで、本実施形態のトイレットペーパーロール1は、トイレットペーパーロールからトイレットペーパーを引き出して測定した紙厚が、トイレットペーパーロールの状態でのトイレットペーパーの見かけ紙厚に対して1.1〜1.3倍となっている。1.1倍未満では厚み増加を感じ難く、1.3倍を超えるとプライ剥離が生じやすくなる。
なお、トイレットペーパーロールからトイレットペーパーを引き出して測定した紙厚とは、ロール状態の張力等から十分に開放された状態での紙厚を意味し、トイレットペーパーロールから30cm以上引き出して測定すればよい。30cm以上引き出せばロール状態の張力等から十分に開放される。測定するにあたって引き出した部分を裁断してもよいし、裁断しなくもよい。紙厚の具体的な測定は、JIS P 8111(1998)の条件下で試験片を調湿した後、ダイヤルシックネスゲージ(厚み測定器)(例えば、「PEACOCK G型」(尾崎製作所))を用いて測定することができる。紙厚はその任意の10箇所測定の平均値とする。
また、トイレットペーパーロールの状態でのトイレットペーパーの見かけ紙厚とは、端面のトイレットペーパーが巻かれている部分の面積をトイレットペーパーの巻き長さで除した値であり、トイレットロール直径L1(L1’)、紙管直径L3(L3’)、シートの長さL4から次式により算出される。
見かけ紙厚=((L1÷2×L1’÷2×π)−(L3÷2×L3’÷2×π))÷L4
なお、ロール及び紙管の変形を考慮して、トイレットロールの端面面積と、紙管端面面積を算出するためのロール及び紙管の半径は、任意の異なる直径位置L1,L1’、L3,L3’の測定値の1/2をそれぞれ採用する。
他方、本実施形態のトイレットペーパー10は、図4に示すように、エンボス加工が施されているのがよい。このエンボス加工は、各シート10A,10Bを積層した状態で一方面から型押しされて付与されたエンボスであり、シングルエンボスとも称されるエンボス加工である。このシングルエンボスでは、一方面から型押しされるため、表裏の一方面は全てエンボス凹部となり、他方面がそのエンボス凹部に対応するエンボス凸部となる。伸び率の高いシート側から型押しするか、伸び率の低いシート側から型押しするかは限定されない。いずれのシートの側から型押しするようにしてもよい。なお、ここでいうエンボス12とは、上述のコンタクトエンボス11とは異なるものである。
なお、エンボス加工は、各シート10A、10Bを積層する前に別々に付与し、その後積層して、コンタクトエンボスによって一体化する、ダブルエンボスと称されるエンボス加工でもよい。
エンボス12の付与形態は、面積が小さく、深さが浅いエンボスを密度が高く設ける所謂マイクロエンボス加工であっても、マイクロエンボスに比して比較的面積が大きく深さの深いエンボスをデザインを描くように疎に設けるマクロエンボス加工であってもよい。なお、マクロエンボス加工は、デザインエンボス加工とも称されることがある。
本実施形態のようにエンボス加工が施されていると、図4に示すように、シート10A,10Bが収縮差を持って収縮した際に各シート10A,10Bのエンボス位置がずれて厚み増加がより向上したものとなる(図4中(a)がロール状態のトイレットペーパーであり、(b)が引き出し時、裁断後のトイレットペーパーである)。なお、エンボス付与の態様としては、面積が0.5〜5mm2、深さDが1.0〜1.7mmのエンボスを、エンボスの付与密度を5〜50%で、トイレットペーパーの90%以上のほぼ全面領域に設けるのが好ましい形態である。このエンボス態様であると厚み増加の点で望ましい。
なお、本実施形態におけるエンボス12は、金属製エンボスロールと、これを受ける弾性ロールとで構成されるスチールラバー方式のエンボス付与装置によりエンボス加工するのがよい。その際のロール間の線圧は5〜30kg/cmとするのがよい。過度に高くしっかりとエンボスが入りすぎると、各シートの収縮によるずれが発現し難くなる。
他方、本実施形態では、伸び率の高いシート10Aが、巻き取り外面に位置するようにして巻き取られている。巻き取り外面とは、2プライのシートを巻いた際に常に外面側に位置する側を意味する。伸び率の高いシートのほうが収縮性に富むためロールから引き出した際に、厚み増加が発現しやすくなる。
さらに、本実施形態のトイレットペーパーロール1は、図示しないが、その連続方向に100〜300mmの間隔で裁断用のミシン目線が設けられていると、この間隔でミシン目線を設けると裁断時に厚み増加が発現しやすい。
他方、本実施形態のトイレットペーパー1に係る各シート10A,10Bの上述のとおり既知のトイレットペーパー用のクレープ紙を用いることができ、特にその原料パルプは限定されない。好適には、柔らかさの点で、特にバージンパルプのみをパルプ原料とするのがよく、その場合、特にNBKP(針葉樹クラフトパルプ)とLBKP(広葉樹クラフトパルプ)とを配合したものがよい。その配合割合(JIS P 8120)は、NBKP:LBKP=25から40:60〜75がよい。LBKPが多いほうが柔らかさの点で望ましい。
また、トイレットペーパー10を構成するシート10A,10Bを抄紙するにあたり、抄紙原料中に、サイズ剤をパルプ1トン当たり2〜10kg添加するのがよい。サイズ剤添加により水分の裏抜け防止となる。その他、常法にしたがって適宜の薬剤を使用することができる。但し、湿潤紙力剤は水解性を悪化させるため使用しないか少量とするのが望ましい。
なお、本実施形態のトイレットペーパーであるため、水解性を確保する必要がり、JIS P 4501で規定される、ほぐれやすさの試験方法における水解性の結果が3〜30秒であるのがよい。本実施形態のトイレットペーパー10では、十分に当該範囲にすることができる。
1…トイレットペーパーロール、10…トイレットペーパー、10A,10B…シート(クレープ紙)、11…コンタクトエンボス、12…エンボス、L3…紙管の直径。

Claims (8)

  1. 2プライの長尺のトイレットペーパーを巻き取ってロール状としたトイレットペーパーロールであって、
    各プライを構成するシートの坪量が10〜14g/m2であり、
    各シートの長手方向の伸び率の差が2〜10%であり、
    各シートがトイレットペーパーの幅方向縁部に形成されたコンタクトエンボスによって一体化され、
    直径が100〜120mmであり、
    巻き長さが60〜90mである、
    ことを特徴とするトイレットペーパーロール。
  2. トイレットペーパーが、各シートを積層した状態で一方面から型押しされて付与されたエンボスを有し、
    そのエンボスの付与密度が、1〜50個/cm2であり、
    そのエンボスの面積が0.5〜5mm2、深さが1.0〜1.7mmである、請求項1記載のトイレットペーパーロール。
  3. トイレットペーパーロールからトイレットペーパーを引き出して測定した紙厚が、トイレットペーパーロールの状態でのトイレットペーパーの見かけ紙厚に対して1.1〜1.3倍である請求項1〜3記載のトイレットペーパーロール。
  4. 伸び率の高いシートが、巻き取り外面に位置するようにして巻き取られている請求項1〜3の何れか1項に記載のトイレットペーパーロール。
  5. トイレットペーパーは、連続方向に100〜300mmの間隔で裁断用のミシン目線が設けられている請求項1〜4の何れか1項に記載のトイレットペーパーロール。
  6. 2プライの長尺のトイレットペーパーを巻き取ってロール状としたトイレットペーパーロールの製造方法であって、
    クレープ率14〜26%で抄造した坪量が10〜14g/m2のシートと、
    クレープ率16〜36%でかつ前記シートよりもクレープ率を2〜10%高めて抄造した坪量が10〜14g/m2のシートと、を積層したのちその幅方向縁部にコンタクトエンボスを付与して一体化し、その一体化した積層シートを60〜90mを紙管に対して、その直径が100〜120mmとなるように巻き付ける工程を有する、ことを特徴とするトイレットペーパーロールの製造方法。
  7. コンタクトエンボスを付与する前に積層したシートに対して、面積が0.5〜5mm2、深さが1.0〜1.7mmであるエンボスを、エンボスの付与密度5〜50%で設ける工程を有する、請求項6記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
  8. クレープ率の高いシートが、巻き取り外面となるようにして、積層シートを巻き取る請求項6又は7記載のトイレットペーパーロールの製造方法。
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