JP2013208161A - 電気掃除機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明の課題は、パワーブラシが組み込まれた吸込具を備える電気掃除機であって、その軽量化を達成することができる電気掃除機を提供する。
【解決手段】 本発明の電気掃除機は、吸込気流を発生させる掃除機本体2と、前記掃除機本体2に連通する吸込具10とを備えた電気掃除機1において、前記吸込具10は、被清掃面を清掃する複数の回転清掃体(第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40)を備え、これらの複数の回転清掃体のうち、少なくとも1つ(第2回転清掃体40)は前記掃除機本体2の吸込気流駆動の回転清掃体であることを特徴とする。
【選択図】 図3
【解決手段】 本発明の電気掃除機は、吸込気流を発生させる掃除機本体2と、前記掃除機本体2に連通する吸込具10とを備えた電気掃除機1において、前記吸込具10は、被清掃面を清掃する複数の回転清掃体(第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40)を備え、これらの複数の回転清掃体のうち、少なくとも1つ(第2回転清掃体40)は前記掃除機本体2の吸込気流駆動の回転清掃体であることを特徴とする。
【選択図】 図3
Description
本発明は、電気掃除機に関する。
一般に電気掃除機は、掃除機本体と、この掃除機本体に接続されたホースと、ホースの端部に接続された手元操作管と、手元操作管の先端に接続された延長管と、延長管の先端に着脱可能に取り付けられた吸込具とを備えて構成されている。
吸込具としては、パワーブラシが組み込まれたものが知られており、パワーブラシは、被清掃面の塵埃を掻き取ることが可能な回転清掃体(ブラシ)と、この回転清掃体を駆動するための電動機を含んで構成されている。
吸込具としては、パワーブラシが組み込まれたものが知られており、パワーブラシは、被清掃面の塵埃を掻き取ることが可能な回転清掃体(ブラシ)と、この回転清掃体を駆動するための電動機を含んで構成されている。
従来、電動の回転清掃体を複数有する吸込具を備える掃除機が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)。この掃除機の吸込具は、平面視で多角形(三角形、四角形)の各辺のそれぞれに沿うように各辺ごとに回転清掃体が配置され、回転清掃体のそれぞれは、モーターと歯車を介して回転するようになっている。
特に、四角形の各辺のそれぞれに回転清掃体を有するものは、吸込具の両サイドに回転清掃体が設けられた構造となるので、壁際の塵埃を効率的に掻き取ることができる。
特に、四角形の各辺のそれぞれに回転清掃体を有するものは、吸込具の両サイドに回転清掃体が設けられた構造となるので、壁際の塵埃を効率的に掻き取ることができる。
しかしながら、従来の掃除機(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)では、複数の回転清掃体の全てが電動となっているので、歯車等の部品点数が増加して吸込具の重量が増加する問題があった。
そこで、本発明の課題は、パワーブラシが組み込まれて壁際の塵埃を効率的に掻き取り可能な吸込具を備える電気掃除機であって、その軽量化を達成することができる電気掃除機を提供することにある。
前記課題を解決する本発明は、吸込気流を発生させる掃除機本体と、前記掃除機本体に連通する吸込具とを備えた電気掃除機において、前記吸込具は、被清掃面を清掃する複数の回転清掃体を備え、これらの複数の回転清掃体のうち、少なくとも1つは前記掃除機本体の吸込気流駆動の回転清掃体であることを特徴とする。
本発明によれば、パワーブラシが組み込まれた吸込具を備える電気掃除機であって、その軽量化を達成することができる電気掃除機を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。
本発明の実施形態に係る電気掃除機は、床面(被清掃面)を清掃する吸込具に、電動の第1回転清掃体と、吸込気流駆動の第2回転清掃体と、を備えることを主な特徴とする。
まず、電気掃除機の全体構成について説明し、その後、吸込具について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の全体を示す外観斜視図である。なお、以下の説明における前後左右上下の方向は、図1に示す方向を基準とする。
本発明の実施形態に係る電気掃除機は、床面(被清掃面)を清掃する吸込具に、電動の第1回転清掃体と、吸込気流駆動の第2回転清掃体と、を備えることを主な特徴とする。
まず、電気掃除機の全体構成について説明し、その後、吸込具について説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の全体を示す外観斜視図である。なお、以下の説明における前後左右上下の方向は、図1に示す方向を基準とする。
図1に示すように、本実施形態に係る電気掃除機1は、掃除機本体2と、ホース3と、操作スイッチ46等が設けられた手元操作管4と、延長管5と、吸込具10とを備えて構成されている。
掃除機本体2の外殻は、図1に示すように、上ケースと下ケースとによって覆われている。上ケースは、上下方向の略中央より上側に位置し、下ケースは、上下方向の略中央より下側に位置する。掃除機本体2の内部には、吸込気流を発生させる図示しない電動送風機や、この電動送風機の発生させる吸込気流に伴わせて集めた塵埃を収容する集塵部等が内蔵されている。そして、手元操作管4の操作スイッチ46を操作すること等によって、電動送風機の運転の強弱・オンオフの切替えや、吸込具10の後記する電動の第1回転清掃体(図3の符号30)の回転の強弱の切替え等が行えるようになっている。
例えば、床面(被清掃面)に堆積している塵埃を吸引するときは、この電気掃除機1は、吸込具10から吸引した塵埃を、延長管5、手元操作管4、及びホース3を介して掃除機本体2内の集塵部に捕集する。
なお、集塵部は、掃除機本体2の前側に位置し、上ケースの前側には、開閉可能な蓋2bが設けられている。よって、蓋2bは集塵部の上部を開閉可能に塞いでいる。
例えば、床面(被清掃面)に堆積している塵埃を吸引するときは、この電気掃除機1は、吸込具10から吸引した塵埃を、延長管5、手元操作管4、及びホース3を介して掃除機本体2内の集塵部に捕集する。
なお、集塵部は、掃除機本体2の前側に位置し、上ケースの前側には、開閉可能な蓋2bが設けられている。よって、蓋2bは集塵部の上部を開閉可能に塞いでいる。
ホース3は、表面が蛇腹状に形成された可撓性を有するものであり、後端が掃除機本体2に着脱自在に接続され、前端が手元操作管4に回転可能に接続されている。
手元操作管4は、延長管5と接続される接続部4aと、使用者が手で握るグリップ部44を有するハンドル45とを有している。使用者は、例えば、グリップ部44を把持した状態で掃除を行う。また、ハンドル45は、側面視において略三角形状(サーベル形状)の閉塞領域を有するように構成されている。
また、手元操作管4の上面には、操作スイッチ46の前方に延長管5を着脱するための着脱ボタン47が設けられている。
また、手元操作管4の上面には、操作スイッチ46の前方に延長管5を着脱するための着脱ボタン47が設けられている。
延長管5は、外管5aと内管5bとを備え、外管5aの前端部に内管5bの後端部が挿入されて外管5aと内管5bとの内側に設けられた図示しない通風路が連通するように連結されて、伸縮自在に構成されている。
次に、吸込具10について説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る電気掃除機を構成する吸込具の斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の吸込具の底面図である。
図2に示すように、吸込具10は、延長管5の前端部に接続された吸口体である。
この吸込具10は、平面視で細長の矩形を呈している。そして、吸込具10は、パワーブラシを構成する第1回転清掃体30と、第2回転清掃体40と、を備えている。
第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40のそれぞれは、後に詳しく説明するが、回転軸方向に長い略棒形状であり、第2回転清掃体40よりも長い第1回転清掃体は、吸込具10の前側の長辺に沿うように配置され、第2回転清掃体40は吸込具10の左右短辺に沿うように配置されている。
なお、符号Wは、ユーザーが吸込具10の内部を視認可能なように吸込具10の前左右の3方に設けられた透明窓である。
図2は、本発明の実施形態に係る電気掃除機を構成する吸込具の斜視図である。図3は、本発明の実施形態に係る電気掃除機の吸込具の底面図である。
図2に示すように、吸込具10は、延長管5の前端部に接続された吸口体である。
この吸込具10は、平面視で細長の矩形を呈している。そして、吸込具10は、パワーブラシを構成する第1回転清掃体30と、第2回転清掃体40と、を備えている。
第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40のそれぞれは、後に詳しく説明するが、回転軸方向に長い略棒形状であり、第2回転清掃体40よりも長い第1回転清掃体は、吸込具10の前側の長辺に沿うように配置され、第2回転清掃体40は吸込具10の左右短辺に沿うように配置されている。
なお、符号Wは、ユーザーが吸込具10の内部を視認可能なように吸込具10の前左右の3方に設けられた透明窓である。
吸込具10は、第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40,40を覆うように下部分を形成する下ケース11、及び下ケース11の上部に被着された上ケース12を備える吸口本体13と、吸口本体13の後部に取り付けられ、内部に塵埃吸込路が形成された吸口継手14とを備える。これらの下ケース11、上ケース12及び吸口継手14の主たる部品は、軽量で硬質の材料、例えば、ABS樹脂等の合成樹脂材料で形成され、剛性が高められている。
吸口継手14は、吸込具10の左右(幅)方向の中央部に設けられている。この吸口継手14は、下ケース11と上ケース12との間に図示しない前端が挟み込まれて吸口本体13に回動可能に接続されている。そして、吸口継手14は、床面に対して略水平な状態から略垂直な状態まで(上下方向に)回動可能な第1の接続管14aと、前端が第1の接続管14aの後端下部に回動可能に接続され、吸口本体13に対し左右方向に回動可能な第2の接続管14bとを有する。第2の接続管14bの後端部には、延長管5の内管5bが接続される。なお、第2の接続管14bの上部には、後記するパワーブラシ用電動機(図4の符号50)に電力を供給するための図示しない接続端子が設けられている。
このような吸口継手14は、例えば、延長管5を床面に対して略垂直とした状態において、その延長管5を吸込具10の左右方向に向かって倒すことができる機能を有している。これにより、手元操作管4(図1参照)を左右方向のいずれかにねじることで、吸込具10を左右方向のいずれかに略90度回転させ、吸込具10を縦長に使用する掃除が可能である。したがって、壁際に沿って吸込具10を移動させて掃除したり、狭い隙間に吸込具10を挿入したりして掃除することが可能である。
また、吸口本体13には、前部から左右側方にかけて、下ケース11と上ケース12との間にバンパ16が介設されている。バンパ16は、ゴム等の弾性材料から形成されており、使用時に吸口本体13内の気密を保持するとともに、電気掃除機1(図1参照)の使用時に吸口本体13が家具等に衝突した際に、当該家具等への傷付きと吸口本体13への衝撃を吸収する緩衝材の役割を果たす。
図3に示すように、吸込具10の下面(床面に対向する面)には、吸込室30a及び2つの補助吸込室40a,40aの開口部が形成されている。吸込室30aには、第1回転清掃体30が回転可能に組み込まれ、また、2つの補助吸込室40a,40aには、第2回転清掃体40,40がそれぞれ組み込まれている。これらの第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40,40は、床面の塵埃を掻き取るように作用する。第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40,40の詳細は後記する。
吸口本体13の下面には、ブラシ駆動スイッチ11aが設けられている。このブラシ駆動スイッチ11aは、吸込具10の下面が床面に接触しているか否かを検出するスイッチである。ブラシ駆動スイッチ11aは、車輪を備え、この車輪がばね等の付勢手段によって常に下ケース11の下面から突出するように設けられている。そして、車輪が飛び出して床面と接触していないと検出されたときには、吸込具10に備わる、後記の制御基板P(図4参照)によってパワーブラシ用電動機(図4の符号50)が停止される。また、車輪が押し込まれて床面と接触していると検出されたときには、制御基板Pによってパワーブラシ用電動機(図4の符号50)が駆動される。
また、吸口本体13の後端には、ローラ11bが設けられている。このローラ11bは、手元操作管4(図1参照)で操作される前後動に応じて吸込具10が床面上を摺動する際に転動する。これによりローラ11bは、吸込具10の操作性能を向上させる。
また、吸込具10の下面には、第1回転清掃体30の両側のそれぞれに、起毛状の摺擦部材34,34が取り付けられている。
また、吸込具10の下面には、第1回転清掃体30の両側のそれぞれに、起毛状の摺擦部材34,34が取り付けられている。
次に、吸込具10の内部構造について説明する。
図4は、図2のIV−IV断面図である。
図4に示すように、吸込具10の吸込室30aと補助吸込室40aとは、隔壁31で仕切られてそれぞれ区画されている。
そして、吸込具10の前側の長辺に沿って形成される吸込室30aには、第1回転清掃体30が配置され、吸込具10の左右両側の短辺に沿ってそれぞれ形成される吸込室40a,40aには、第2回転清掃体40,40がそれぞれ配置されている。
図4中、符号32は、後記するパワーブラシ用電動機50及び制御基板Pが配置される後室50aを吸込室30aと隔てる隔壁である。
図4は、図2のIV−IV断面図である。
図4に示すように、吸込具10の吸込室30aと補助吸込室40aとは、隔壁31で仕切られてそれぞれ区画されている。
そして、吸込具10の前側の長辺に沿って形成される吸込室30aには、第1回転清掃体30が配置され、吸込具10の左右両側の短辺に沿ってそれぞれ形成される吸込室40a,40aには、第2回転清掃体40,40がそれぞれ配置されている。
図4中、符号32は、後記するパワーブラシ用電動機50及び制御基板Pが配置される後室50aを吸込室30aと隔てる隔壁である。
これらの第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40,40は、図3に示すように、それぞれ回転軸方向に長い略棒形状であり、図示しない筒状のコアを中心に繊維等からなる摺擦部材36が放射状に植設されたものである。更に詳しくは、第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40,40は、コアの長手方向に沿うように、コアの周方向に等間隔で複数列配置された摺擦部材36の条が、スパイラル状に捩れて形成されたものである。
再び図4に戻って、隔壁31は、第1回転清掃体30の軸部31a,31aを回転可能に支持している。そして、左側の軸部31aには大径プーリ33が装着されている。
また、第1回転清掃体30の左側後方には、隔壁32を隔てて細長のパワーブラシ用電動機50が、第1回転清掃体30と並行するように配置されている。このパワーブラシ用電動機50は、その出力軸が第1回転清掃体30の大径プーリ33の後方に位置するように配置されている。
そして、パワーブラシ用電動機50の出力軸には、小径プーリ52が装着されていると共に、小径プーリ52と大径プーリ33の間には、歯付きベルト53が掛け渡されている。
このパワーブラシ用電動機50に対する給電は、図1に示す掃除機本体2からホース3、手元操作管4、及び延長管5を通じて行われるようになっている。なお、パワーブラシ用電動機50の起動及び停止は、前記したように、床面に対する吸込具10の接地及び離反の別を前記のブラシ駆動スイッチ11a(図3参照)が検出し、その検出信号に基づいて制御基板Pが制御する。
そして、パワーブラシ用電動機50が起動することによって、小径プーリ52、歯付きベルト53、及び大径プーリ33を介してパワーブラシ用電動機50の回転力が第1回転清掃体30に伝達される。これにより、第1回転清掃体30は、吸込具10の前方の長辺に沿って延在する回転軸周りに回転する。具体的には、第1回転清掃体30は、床面に接触して床面の塵埃を掻き取りながら回転する。
次に、第2回転清掃体40,40について説明する。
第2回転清掃体40,40は、前記したように、吸込具10の左右両側の短辺に沿ってそれぞれ形成される補助吸込室40a,40a内にそれぞれ配置されている。そして、図4に示すように、第2回転清掃体40,40のそれぞれは、それらの両端が、補助吸込室40a,40a内の前後に設けられた軸受43,43,43,43によって回転可能なように支持されている。
第2回転清掃体40,40は、前記したように、吸込具10の左右両側の短辺に沿ってそれぞれ形成される補助吸込室40a,40a内にそれぞれ配置されている。そして、図4に示すように、第2回転清掃体40,40のそれぞれは、それらの両端が、補助吸込室40a,40a内の前後に設けられた軸受43,43,43,43によって回転可能なように支持されている。
これらの第2回転清掃体40,40は、前記の第1回転清掃体30が電動であるのに対して、掃除機本体2の電動送風機(図示省略)が発生する吸込気流によって回転する吸込気流駆動のものである。図4中、符号18は、吸込具10の短辺側からの吸込気流によって第2回転清掃体40に回転力を付与するための通風制御板である。
次に参照する図5は、吸込具の短辺側からの吸込気流の流れを模式的に示す、図3のV−V断面に対応する模式断面図である。
図5に示すように、通風制御板18は、吸込具10の短辺の外側から第2回転清掃体40を覆うように設けられた板体である。そして、この通風制御板18は、可能な限り第2回転清掃体40に近接するように上ケース12に取り付けられている。これにより、隔壁31と第2回転清掃体40との隙間よりも、通風制御板18と第2回転清掃体40との隙間のほうが一段と狭くなっている。
図5に示すように、通風制御板18は、吸込具10の短辺の外側から第2回転清掃体40を覆うように設けられた板体である。そして、この通風制御板18は、可能な限り第2回転清掃体40に近接するように上ケース12に取り付けられている。これにより、隔壁31と第2回転清掃体40との隙間よりも、通風制御板18と第2回転清掃体40との隙間のほうが一段と狭くなっている。
そのため、通風制御板18は、吸込気流Sを、通風制御板18と第2回転清掃体40との隙間よりも、隔壁31と第2回転清掃体40との隙間の方に優先的に導くことで、第2回転清掃体40に回転力を付与するようになっている。
そして、第2回転清掃体40,40は、吸込具10の左右の短辺に沿ってそれぞれ延在する回転軸周りに回転する。具体的には、第2回転清掃体40は、吸込具10をその前方から見た場合に(図5の紙面手前から見た場合に)、右側の第2回転清掃体40は、左回転し、左側の第2回転清掃体40は、右回転するようになっている。
そして、第2回転清掃体40,40は、吸込具10の左右の短辺に沿ってそれぞれ延在する回転軸周りに回転する。具体的には、第2回転清掃体40は、吸込具10をその前方から見た場合に(図5の紙面手前から見た場合に)、右側の第2回転清掃体40は、左回転し、左側の第2回転清掃体40は、右回転するようになっている。
次に、吸込具10内における吸込気流の流れについて説明する。
図6は、吸込具の長辺側からの吸込気流の流れを模式的に示す、図3のVI−VI断面に対応する模式断面図である。図7は、吸込具内の吸込気流の流れを模式的に示す平面図である。なお、図7中、吸込室30a(図4参照)と後室50a(図4参照)とを隔てる隔壁32(図4参照)の記載は省略している。
図6は、吸込具の長辺側からの吸込気流の流れを模式的に示す、図3のVI−VI断面に対応する模式断面図である。図7は、吸込具内の吸込気流の流れを模式的に示す平面図である。なお、図7中、吸込室30a(図4参照)と後室50a(図4参照)とを隔てる隔壁32(図4参照)の記載は省略している。
前記したように、掃除機本体2(図1参照)の図示しない電動送風機が駆動することによって、ホース3(図1参照)、手元操作管4(図1参照)、延長管5(図1参照)、及び吸込具10(図1参照)を通じて流れる吸込気流が発生する。
図6に示すように、吸込具10の長辺側からの吸込気流Sは、吸込具10の下面に臨む吸込室30aの開口部と第1回転清掃体30との隙間から吸込室30a内に流れ込む。
その後、吸込気流Sは、後室50aとの隔壁32の上方を流れ、吸口継手14が接続される吸込具10の膨らみ部10aを介して吸口継手14及び延長管5へと流れ込む。
図6中、符号15bは、第2回転清掃体40(図4参照)が配置される補助吸込室40a(図4参照)と、膨らみ部10aとを繋ぐ、次に説明する補助吸込路15(図7参照)の開口である。
その後、吸込気流Sは、後室50aとの隔壁32の上方を流れ、吸口継手14が接続される吸込具10の膨らみ部10aを介して吸口継手14及び延長管5へと流れ込む。
図6中、符号15bは、第2回転清掃体40(図4参照)が配置される補助吸込室40a(図4参照)と、膨らみ部10aとを繋ぐ、次に説明する補助吸込路15(図7参照)の開口である。
図7に示すように、補助吸込路15は、吸込具10内の左右両端を隔壁31,31で仕切られる補助吸込室40aと、膨らみ部10aとを繋ぐ吸込気流Sの通路である。この補助吸込路15は、特許請求の範囲にいう「第2回転清掃体を駆動する吸込気流の通路」に相当する。この補助吸込路15は、図6に示す吸込室30aから膨らみ部10aへと向かう吸込気流Sの通路とは独立に、補助吸込室40a(図4参照)と、膨らみ部10aとを繋ぐように設けられるものであれば、その経路に制限はない。
ちなみに、本実施形態での補助吸込路15は、図5、図6及び図7に示すように、上流側で補助吸込室40aに開口15aで臨み、下流側で膨らみ部10aに開口15bで臨み、吸込具10の後方の長辺側寄りで、かつ上ケース12寄りに形成されて、後室50aの上方で延在している。なお、図5、図6及び図7中、符号17は、吸込室30aと膨らみ部10aと繋ぐ吸込口である。また、符号Sは、吸込気流である。
次に、本実施形態に係る電気掃除機1の作用効果について説明する。
本実施形態に係る電気掃除機1は、前記したように、手元操作管4の操作スイッチ46(図1参照)を操作することによって掃除機本体2(図1参照)の電動送風機(図示省略)が起動すると共に、吸込具10(図1参照)に設けられた制御基板P(図4参照)を介してのパワーブラシ用電動機50(図4参照)への給電が可能となる。
本実施形態に係る電気掃除機1は、前記したように、手元操作管4の操作スイッチ46(図1参照)を操作することによって掃除機本体2(図1参照)の電動送風機(図示省略)が起動すると共に、吸込具10(図1参照)に設けられた制御基板P(図4参照)を介してのパワーブラシ用電動機50(図4参照)への給電が可能となる。
そして、吸込具10の下面が床面(被清掃面)に接地していることで、この下面に設けられたブラシ駆動スイッチ11a(図3参照)がオンになる。これにより制御基板Pは、パワーブラシ用電動機50を起動する。
パワーブラシ用電動機50は、その回転力を、小径プーリ52(図4参照)、歯付きベルト53(図4参照)、及び大径プーリ33(図4参照)を介して第1回転清掃体30(図4参照)に伝達する。
その結果、図6に示すように、第1回転清掃体30は回転して床面の塵埃を掻き取る。そして、掻き取られた塵埃は、前記の電動送風機(図示省略)が起動することで発生する吸込気流Sに伴って吸込室30a内に流れ込む。
一方、図7に示すように、吸込気流Sは、補助吸込室40a、開口15a、補助吸込路15、及び開口15bを介して膨らみ部10aに流れ込む。
そして、この際、図5に示すように、吸込気流Sが吸込具10の下面から補助吸込室40aに流れ込む際に、通風制御板18は、吸込気流Sを、通風制御板18と第2回転清掃体40との隙間よりも、隔壁31と第2回転清掃体40との隙間の方に優先的に導く。これにより、吸込気流Sは、第2回転清掃体40に回転力を付与する。
そして、この際、図5に示すように、吸込気流Sが吸込具10の下面から補助吸込室40aに流れ込む際に、通風制御板18は、吸込気流Sを、通風制御板18と第2回転清掃体40との隙間よりも、隔壁31と第2回転清掃体40との隙間の方に優先的に導く。これにより、吸込気流Sは、第2回転清掃体40に回転力を付与する。
そして、回転する第2回転清掃体40によって掻き取られた床面の塵埃は、吸込気流Sに伴って、図6に示す膨らみ部10aの開口15bから延長管5へと吸引されていく。
そして、このように第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40によって掻き取られた床面の塵埃は、延長管5から手元操作管4(図1参照)、及びホース3(図1参照)を介して掃除機本体2の集塵室(図示省略)に捕集される。
そして、このように第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40によって掻き取られた床面の塵埃は、延長管5から手元操作管4(図1参照)、及びホース3(図1参照)を介して掃除機本体2の集塵室(図示省略)に捕集される。
以上のように、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、吸込具10が備える複数の回転清掃体(第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40)のうち、一部の回転清掃体(第2回転清掃体40)が吸込気流Sで駆動するので、従来の、全ての回転清掃体が電動の掃除機(例えば、特許文献1及び特許文献2参照)と比較して、歯車等の部品点数が少なくてすみ、吸込具10の重量を低減することができる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、第2回転清掃体40を駆動する吸込気流Sは、吸込具10の長辺側からの吸込気流Sが流れる吸込室30aとは独立に設けられた補助吸込路15(バイパス経路)を流れる。これにより、例えば歯つきベルト53(図4参照)などの駆動部によって気流を遮られずに、一定の吸込力を確保することができる。そのため、吸込具10は、その下面から補助吸込室40a内に効率よく空気を吸い込み、この吸込気流Sによって第2回転清掃体40は効率よく回転することができる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、第2回転清掃体40は、図5に示すように、吸込気流Sの流れる方向に沿って回転力が付与されるので、床面上で掻き取った塵埃は、この吸込気流Sに伴って効率よく補助吸込室40a内に導かれる。
また、本実施形態に係る電気掃除機1によれば、第2回転清掃体40は、吸込具10の短辺側に沿うように配置されているので、例えば、前記したように、吸込具10を縦長に使用して清掃室内の壁際に沿って、又は狭い隙間に吸込具10を挿入して掃除する際に、第2回転清掃体40は、床面上の塵埃を効率よく掻き取ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、補助吸込路15が、下ケース11と上ケース12との間に形成されたものを示したが、これに限られることはなく、下ケース11や上ケース12に一体的に設けてもよいし、下ケース11や上ケース12に別部材を取り付けて設けてもよい。
前記実施形態では、補助吸込路15が、下ケース11と上ケース12との間に形成されたものを示したが、これに限られることはなく、下ケース11や上ケース12に一体的に設けてもよいし、下ケース11や上ケース12に別部材を取り付けて設けてもよい。
また、前記実施形態では、第2回転清掃体40は、吸込具10の左右両側部に設けたが、いずれか片側にのみ設けてもよい。
また、前記実施形態では、第1回転清掃体30を電動とし、第2回転清掃体40を吸込気流駆動としたが、本発明は第1回転清掃体30を吸込気流駆動とし、第2回転清掃体40を電動としてもよい。また、本発明は、第1回転清掃体30及び第2回転清掃体40の全てを吸込気流駆動としてもよい。
なお、吸込具10は、手元操作管4(図1参照)の他端に対して接続して使用することも可能である。
1…電気掃除機、2…掃除機本体、3…ホース、4…手元操作管、5…延長管、10…吸込具、14…吸口継手、15…補助吸込路(通路)、18…通風制御板、30…第1回転清掃体、30a…吸込室、31…隔壁、40…第2回転清掃体、40a…補助吸込室、50…パワーブラシ用電動機、S…吸込気流
Claims (4)
- 吸込気流を発生させる掃除機本体と、前記掃除機本体に連通する吸込具とを備えた電気掃除機において、
前記吸込具は、被清掃面を清掃する複数の回転清掃体を備え、
これらの複数の回転清掃体のうち、少なくとも1つは前記掃除機本体の吸込気流駆動の回転清掃体であることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項1に記載の電気掃除機において、
前記複数の回転清掃体は、電動の第1回転清掃体と、吸込気流駆動の第2回転清掃体と、を備えて構成されていることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項2に記載の電気掃除機において、
前記吸込具は、平面視で細長の矩形を呈し、
前記第1回転清掃体及び前記第2回転清掃体は、それぞれ回転軸方向に長い略棒形状であり、
前記第1回転清掃体は、前記矩形の一長辺に沿うように配置され、前記第2回転清掃体は、前記矩形の各短辺に沿うようにそれぞれ配置されることを特徴とする電気掃除機。 - 請求項2又は請求項3に記載の電気掃除機において、
前記第1回転清掃体が配置される前記吸込具の吸込室とは独立に、第2回転清掃体を駆動する吸込気流の通路を備えることを特徴とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2012078882A JP2013208161A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 電気掃除機 |
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JP2012078882A JP2013208161A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 電気掃除機 |
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JP2013208161A true JP2013208161A (ja) | 2013-10-10 |
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ID=49526701
Family Applications (1)
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JP2012078882A Pending JP2013208161A (ja) | 2012-03-30 | 2012-03-30 | 電気掃除機 |
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JP (1) | JP2013208161A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019166123A (ja) * | 2018-03-23 | 2019-10-03 | 三菱電機株式会社 | 電気掃除機 |
-
2012
- 2012-03-30 JP JP2012078882A patent/JP2013208161A/ja active Pending
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