JP2013205145A - 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置 - Google Patents

低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2013205145A
JP2013205145A JP2012072934A JP2012072934A JP2013205145A JP 2013205145 A JP2013205145 A JP 2013205145A JP 2012072934 A JP2012072934 A JP 2012072934A JP 2012072934 A JP2012072934 A JP 2012072934A JP 2013205145 A JP2013205145 A JP 2013205145A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
scattering
dynamic
scattered
fine particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2012072934A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5841475B2 (ja
Inventor
Yuki Sato
悠貴 佐藤
Soichiro Nakamura
崇市郎 中村
Katsuhiro Ishii
勝弘 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Corp
Original Assignee
Fujifilm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujifilm Corp filed Critical Fujifilm Corp
Priority to JP2012072934A priority Critical patent/JP5841475B2/ja
Publication of JP2013205145A publication Critical patent/JP2013205145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5841475B2 publication Critical patent/JP5841475B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Abstract

【課題】微粒子を高い濃度で含有する分散液であっても、微粒子の平均粒径やその分布の測定を、高い精度及び簡便な操作で可能とする低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置を提供する。
【解決手段】低コヒーレンス光を使用するマッハツェンダー型干渉計3を用いて分散液Sに分散された微粒子Sの動的特性を測定する動的光散乱測定法であり、前記分散液S中で前記微粒子Sに低コヒーレンス光を照射し、かつ、前記分散液S中で前記微粒子Sにより散乱された光を複数の異なる散乱角θごとに受光して散乱光とし、各散乱角θの散乱光の時間相関関数から並進拡散モードを選択して求める動的光散乱測定法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置に関する。
動的光散乱測定法はいまや確立した技術となり、これを利用した微粒子の粒径測定器は幅広く利用されている。動的光散乱測定法の利点としては必要なパラメータが少ないこと、非破壊の測定が可能であること、かつ取扱いが簡便であることが挙げられる。しかしながら、通常の動的光散乱測定法では測定対象が希薄である必要があり、これを改良して濃厚な溶液で測定する方法として、濃厚な溶液中で粒径計測を可能とするマッハツェンダー型干渉計やマイケルソン型干渉計と低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法が開示されている(例えば、特許文献1,2参照)。
特許文献1に開示された動的光散乱測定装置は、低コヒーレンス光源を有する動的光散乱測定装置にマッハツェンダー型干渉計を組み込んだものであり、さらに顕微光学系を導入したものである。これにより、微粒子が高い濃度で含有される分散液における、精度の良い粒径測定を可能とするものであり、従来のマイケルソン型干渉計を用いた測定(例えば、特許文献2参照)よりも感度を1000倍向上させ、液中に分散した約10nmの微粒子まで検出できるようにしたものである。しかしながら、この動的光散乱測定装置では、180°の後方散乱光のみの測定しか行うことができない。
また特許文献3に開示された光散乱測定装置は、角度可変の光ファイバを使って光散乱測定を行うものである。しかしながら、この測定装置は、従来の静的光散乱もしくは動的光散乱で使用可能であって、低コヒーレンス光を用いた動的光散乱で使用するには、注意深く光源の種類や参照光側との光路長を意識して、光ファイバの素材を規定し、正確に位置を定める必要があり、取扱いが難しい。また、測定濃度の限界に関係する散乱体積の大きさを、光ファイバの開口数(NA:Numerical Aperture)、光ファイバ端同士の距離、及び光ファイバを対向させたときの角度で決めなければならない。さらに、検出する散乱位置からの距離を光ファイバ間の距離の調整によって行うことで多重散乱を防ぐ方法では、散乱光成分にどれだけ多重散乱光が入っているのか明確ではないため、上限濃度が分かりづらく、具体的には光路長で分解してデータを得ることが難しい。
上述の動的光散乱法は、粒子の並進拡散を測定することにより粒子サイズを推定する手法である。サイズの異なる粒子の混合液では、粒子サイズに応じた複数の並進拡散が検出される(図8参照)が、ある固定の散乱角の測定のみではこれらの並進拡散を正確に分離して粒径を求めることは数学的に難しい。また、高分子溶液では、内部運動モード、回転拡散モード、構成物質間の相互作用による協同拡散モードなど並進拡散以外の運動モードが検出される(図9参照)ため、固定の散乱角の測定のみではモードを分離することが難しい。特に、測定する濃度の高い系、及び添加剤など複数混入した複雑な系では、観測対象のモードを切り分けながら解釈と計測を行う必要がある。
上記の課題に対して、通常の動的光散乱法では、異なる散乱角の測定を行うことで、複数の並進拡散の分離の確度を向上させることができ、かつ並進拡散と並進拡散以外のモード(内部運動モードなど)を区別できることが知られている。市販装置としても角度依存性を測定できるシステムが販売されている。これらの角度分解によって得られる情報は実際の分散状態や運動モードの分析、及び研究を進めるために、非常に有用な情報となる。
特開2011−13162号号公報 特開2005−121600号公報 WO00/31514明細書
本発明は、並進拡散モードや粒径を区別することができ、微粒子を高い濃度で含有する分散液であっても、高い精度及び簡便な操作で微粒子の平均粒径やその分布の測定を可能とする低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置を提供することを課題とする。
上記の課題は以下の手段により解決された。
(1)低コヒーレンス光を使用するマッハツェンダー型干渉計を用いて分散液に分散された微粒子の動的特性を測定する動的光散乱測定法であり、前記分散液中で前記微粒子に低コヒーレンス光を照射し、かつ、前記分散液中で前記微粒子により散乱された光を複数の異なる散乱角ごとに受光して散乱光とし、各散乱角の散乱光の時間相関関数から並進拡散モードを選択して求めることを特徴とする動的光散乱測定法。
(2)前記マッハツェンダー型干渉計の光路長分解の方法がタイムドメイン型であることを特徴とする(1)記載の動的光散乱測定法。
(3)前記各散乱角の散乱光強度を測定し、前記各散乱角の角度依存性に基づいて求めた前記複数種の拡散モードから前記並進拡散モードを帰属させ、粒径分布の計測及び拡散運動の計測を可能とすることを特徴とする(1)または(2)記載の動的光散乱測定法。
(4)前記マッハツェンダー型干渉計は、前記低コヒーレンス光源からの光を第1光カプラーで分岐し、一方の光は参照光とし、他方の光は前記分散液中で前記微粒子に照射してその散乱された光を前記分散液中で複数の異なる散乱角ごとに集光して散乱光とし、前記参照光と前記散乱光とを第2光カプラーで結合することを特徴とする(1)から(3)のいずれか一つに記載の動的光散乱測定法。
(5)低コヒーレンス光源と、分散液中の微粒子に該分散液中で低コヒーレンス光を照射する光照射部と前記分散液中で前記微粒子により散乱された光を受光する受光部とを有するマッハツェンダー型干渉計と、前記散乱された光を複数の異なる散乱角で受光するように前記受光部を移動させる角度可変部と、前記微粒子の動的特性を前記散乱角ごとの散乱光の時間相関関数から並進拡散モードを選択して求めるデータ処理解析部を備えることを特徴とする動的光散乱測定装置。
(6)前記マッハツェンダー型干渉計の光路長分解の方法がタイムドメイン型であることを特徴とする(5)記載の動的光散乱測定装置。
(7)前記マッハツェンダー型干渉計は、前記低コヒーレンス光源からの光を分岐する第1光カプラーと、前記第1光カプラーで分岐した一方の光を参照光とする光変調部と、前記分散液中で前記微粒子に他方の光を照射する光照射部と、前記光照射部から照射した光が散乱された光を前記分散液中で複数の異なる散乱角ごとに集光して散乱光とする受光部と、前記参照光と前記散乱光とを結合する第2光カプラーとを有することを特徴とする(5)または(6)記載の動的光散乱測定装置。
(8)前記光照射部及び前記受光部はともに光ファイバからなり、前記角度可変部は、前記光照射部の第1光ファイバの照射面と前記受光部の第2光ファイバの受光面とが前記分散液中の測定点を中心に前記光照射部と前記受光部とを相対的に回転可能とすることを特徴とする(5)から(7)のいずれか一つに記載の動的光散乱測定装置。
(9)前記第1光ファイバの照射面側端部及び前記第2光ファイバの受光面側端部は、各光ファイバのコアを除いて斜めに切り落とされた形状を成していることを特徴とする(8)記載の動的光散乱測定装置。
本発明の動的光散乱測定法によれば、分散液からの散乱光を角度分解して取得することができるので並進拡散モードの分離が可能になり、これによって、微粒子の平均粒径やその分布の測定が、高い精度及び簡便な操作で可能となる。さらに、低コヒーレンス光源を用いたマッハツェンダー型干渉計を組み合わせたことで、高濃度に微粒子を含有する分散液の測定を実現できる。
本発明の動的光散乱測定装置によれば、角度可変部により光照射部と受光部とを相対的に回転可能としたことから、分散液からの散乱光を角度分解して取得することができる。これにより、並進拡散モードの分離が可能になり、微粒子の平均粒径やその分布の測定が、高い精度及び簡便な操作で可能となる。さらに、低コヒーレンス光源を用いたマッハツェンダー型干渉計を組み合わせたことで、高濃度に微粒子を含有する分散液の測定を実現できる。
本発明の動的光散乱測定装置の好ましい一実施形態を示した図面であり、(a)は装置を概略的に示した装置構成図、(b)は光照射部と受光部の周辺を模式的に示した要部拡大断面図、(c)は光ファイバ先端を示した断面図、(d)は光照射部の端面と受光部の端面と散乱位置の関係を示した拡大構成図である。 角度可変部を示した図面であり、(a)は側面図であり、(b)は平面図である。 光照射部と受光部の変形例を模式的に示した拡大構成図である。 散乱角の角度が異なる時間相関関数の一例を示したグラフ(イメージ図)である。 多モード解析のために、横軸を散乱ベクトルqの2乗とし、縦軸を速度定数Γとしてプロットしたグラフ(イメージ図)である。 実施例1において測定した懸濁液Aの速度定数Γと散乱ベクトルqの2乗の関係(モード解析)を示したグラフである。 実施例2において測定した懸濁液Bの速度定数Γと散乱ベクトルqの2乗の関係(モード解析)を示したグラフである。 粒径の相違による並進拡散モードをモデル化して示した説明図である。 並進拡散運動以外の拡散運動の相違をモデル化して示した説明図である。
以下に、本発明の光散乱強度測定法及び動的光散乱測定装置の好ましい実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。かかる実施形態として、マッハツェンダー型の干渉計を用いた動的光散乱測定装置を説明する。なお、本説明は、本実施形態の説明により限定して解釈されるものではない。
[実施形態]
図1に示すように、本実施形態の動的光散乱測定装置1は、低コヒーレンス光源2、マッハツェンダー型干渉計3、光検出器4、データ処理解析部5、光ファイバF〜F、信号伝送線6を備える。
低コヒーレンス光源2としてはスーパールミネッセントダイオード(Super Luminescent Diode)を用いることが好ましい。以下、スーパールミネッセントダイオードをSLDという。SLDは、発振波長を特に限定しないが、例えば発振波長が0.125〜2μmであることが好ましく、0.250〜1.5μmであることがより好ましい。そのコヒーレンス長としては、例えば0.1〜100μmが好ましく、1〜50μmがより好ましい。
上記低コヒーレンス光源2は光ファイバFを介してマッハツェンダー型干渉計3が接続されている。したがって、上記低コヒーレンス光源2から射出された光は、光ファイバF内を伝送してマッハツェンダー型干渉計3に伝送される。
マッハツェンダー型干渉計3は、低コヒーレンス光を分散液(測定試料)Sに照射し、分散液Sからの散乱光を得て、参照光との干渉光を得るものである。それを構成する光学系は、光を分岐する第1光カプラー31、光伝送路としての光ファイバF,F,F,F、光ファイバと空間との光路の接合器としてのコリメーターレンズ32、33、光の位相を変調させる位相変調器34、光を結合する第2光カプラー35により構成される。
また分散液(測定試料)Sは、媒体Sに微粒子Sを分散させたものである。
上記第1光カプラー31は、低コヒーレンス光源2から射出されて光ファイバFにより伝送された光を2方向に分岐する。第1光カプラー31で分岐された一方の光は光ファイバF,F中を伝送され、他方の光は第1光ファイバとしての光ファイバF、第2光ファイバとしての光ファイバF中を伝送される。光ファイバFの光照射側の端部F4aが光照射部36となり、光ファイバFの受光側の端部F5aが受光部37となる。
上記光ファイバF,F間にはコリメーターレンズ32、位相変調器34、コリメーターレンズ33が光伝送方向に順に配置され、位相変調器34により位相が変調されて参照光となる。
上記光ファイバFは光照射側が分散液S中に挿し込まれ、かつ光ファイバFは受光側が分散液S中に挿し込まれている(図1(b)参照)。光ファイバFと光ファイバFはともに、一例として、コアFc径が5μm、クラッドFcl径が125μmであり、それぞれのクラッドFclの周囲に直径が2500μmのフェルール9が形成されたものであり、フェルール9の先端部の一側面9aは端面方向に向かって細くなるように斜めに形成されている(図1(c)参照)。
光ファイバFの光照射面F4bと光ファイバFの受光面F5bとは、分散液S中の測定点(散乱位置)Pを中心に光ファイバFと光ファイバFとが角度可変部7(図2参照)によって相対的に回転可能に設置されている。例えば、光照射部36は固定され、受光部37が角度可変に設置されている。角度可変部7の詳細については、後述する。
例えば、光ファイバFと光ファイバFは、光照射面F4b、受光面F5bのそれぞれのコア端面の中心位置からの法線の交点を測定点(散乱位置)Pとし、この測定点Pから光照射面F4b、受光面F5bまでの距離が常に一定(例えば、等距離)になるように配置されている(図1(d)参照)。なお、光ファイバFの射出端の端面及び光ファイバFの入射端の端面は、各光ファイバの長さ方向に対して直角方向に平滑な平面で形成されているものとする。
したがって、光ファイバFから射出された光は測定試料としての分散液Sに照射され、分散液Sからの散乱光を所定の角度ごとに受光するように光ファイバFが配置されることになる。この所定の角度(以下、散乱角θという)とは、光ファイバFから射出された光Lの射出方向に対し、その光が散乱されて光ファイバFに受光された光Lが成す角度をいう。したがって、前方散乱の散乱角は0°となり、後方散乱の散乱角は180°となる。この散乱角θは、拡散の帰属が可能な範囲であれば良く、例えば、0°〜180°であることが最も好ましいが、光ファイバの形状、コアの口径等の制約から60°以上140°以下であれば十分である。例えば、散乱角θの範囲の上限値と下限値の差が80°以上、好ましくは100°以上、より好ましくは120°以上あればよい。
光ファイバFの端部F4a、光ファイバFの端部F5aは、セル11(図2参照)の底及び壁面、及び特異的な対流や壁面への吸着効果を取り込まないように、セル11の底及び壁面から必要な距離だけ離して挿し入れることが必要である。また、セル11の底及び壁面に対して光ファイバFの端部F4a、光ファイバFの端部F5aを、50μm以上隔たるようにし、好ましくは200μm以上隔たらせ、さらに好ましくは、1000μm以上、隔たらせる。
上記第2光カプラー35は、光ファイバFから射出された参照光と、光ファイバFから射出された散乱光を結合する。
上記第2光カプラー35には光ファイバFを介して光検出器4が接続されている。この光検出器4は、例えば、フォトダイオード、光電子倍増管、等の光電変換機能を有するものであり、第2光カプラー35から射出され光ファイバFによって伝送された光の強度を電気信号に変換するものである。したがって、マッハツェンダー型干渉計3で得た散乱光の干渉による散乱光強度を検出する。
上記光検出器4には、信号伝送線6を介して、アナログ信号である電気信号をデジタル信号に変換する電気信号読取部(図示せず)が接続され、さらにデータ処理及び解析をデータ処理解析部5が接続されている。データ処理解析部5には、例えばパーソナルコンピュータ、スペクトラムアナアイザ、等を用いることができる。データ処理解析部5は、光検出器4で得た散乱光の揺らぎのデータを処理、解析して、並進拡散モードを分離し、分散液S中の微粒子Sの粒径分布等を解析する。
なお、上記光ファイバF〜F,Fは、空間伝播で構成してもよい。
また、上記第1光カプラー31は、分岐比を測定対象に応じて変更可能であることが好ましい。分割された一方の光が導かれる光路の途中には、上述したようにコリメーターレンズ32,33及び位相変調器34からなる位相変調部が構成されている。位相変調部は、図示したように光を空間に出して変調を行ってもよいし、光ファイバの中で変調させてもよい。もしくは、このような位相変調部を、光路の途中に設けられたサーキュレーター(図示せず)及び光ファイバ(図示せず)により構成し、この光ファイバ端の光射出方向に振動可能なミラーを備えることにより任意の位相を与えるようにして、光に変調をかけることも可能である。さらに、光ファイバFと光ファイバFとの間に減衰器を介在させて、光量を調整することも、必要により可能である。以上の各構成要素と、第2光カプラー35及び光検出器4のそれぞれについては、必要な仕様を備えた市販品を採用することが可能である。また、位相変調ではなく、強度変調を使用してもよい。
図2に示すように、上記角度可変部7は、定盤70、定盤70上に設置された第1ステージ71、第2ステージ72、回転機構73、載置部74を備えている。載置部74上には、分散液Sを入れるセル11が載せ置かれる載置台75が設置されている。第1ステージ71には、セル11内の分散液Sに挿し込まれる光照射部36が固定される。第2ステージ72には、セル11内の分散液Sに挿し込まれ、受光部37の受光面が測定点(散乱位置)Pに対して所定の距離を保って回転可能にする回転機構73が構成されている。したがって、上記第1ステージ71(71x、71y)は、x−y軸方向に微動かつ粗動可能なステージであり、例えば第1ステージ71xがx方向に移動可能であり、第1ステージ71yがy方向に移動可能である。上記第2ステージ72はz軸方向に微動かつ粗動可能なステージである。もちろん、第1,第2ステージ71,72ともに3次元方向(x−y−z軸方向)に粗動及び微動可能としたものであってもよい。また、上記載置部74も昇降可能な構成としてもよい。
なお、光照射部36を回転可能とし、受光部37を固定したものであってもよく、両方を回転可能に構成したものであってもよい。すなわち、角度可変部7は、光照射部36の光ファイバFの端面(光照射面)F4bと受光部37の光ファイバFの端面(受光面)F5bとが分散液S中の測定点Pを中心に光照射部36と受光部37とを相対的に回転可能とするものであればよい(前記図1参照)。
また、図3に示すように、光照射部36から照射される光Lと受光部37が受光する各散乱角の散乱光の光L2とが分散液S中で同一面に含まれるように、光照射部36の端部F4aと受光部37の端部F5aが配置されている構成であってもよい。
次に、本実施形態における参照光及び散乱光(測定光)の光路について説明する。
<参照光>
低コヒーレンス光源2から射出された光は、光ファイバFを伝播後、第1光カプラー31に入射され、第1光カプラー31で2つの光に分割される。第1光カプラー31で分割された一方の光は、光ファイバFを通り、コリメーターレンズ32で平行光線にされ、位相変調器34を通り、コリメーターレンズ33により光ファイバFに入射され、第2光カプラー35に到達する。この光が本実施形態における参照光である。第1光カプラー31から第2光カプラー35まで、参照光は、所定の値に固定される光路長drefを有する。
<散乱光>
これに対して、第1光カプラー31で分割された他方の光は、光ファイバFを通りその端面F4bから分散液Sに入射光Lのように入射される。その結果で生じる散乱光が、図示した散乱光Lのように光ファイバFの端面F5bに入射され、光ファイバFを通って、第2光カプラー35に達する。この光が本実施形態における散乱光である。第1光カプラー31から分散液S内で散乱が起きた箇所までの光路長dと、分散液S内で散乱が起きた箇所から第2光カプラー35までの光路長dとにより、第1光カプラー31から第2光カプラー35まで、散乱光は、光路長dsca=d+dを有する。したがって、光路長dscaには、端面F4bから散乱位置Pまでと散乱位置Pから端面F5bまでの距離が含まれる。また、自由にブラウン運動をする微粒子Sの挙動により、散乱光の強度には、時間的な揺らぎ変動を有する。
したがって、位相変調器34により調整された位相変調も加味し、参照光の光路長drefと対応する特定の光路長dscaを有する位置にある微粒子Sからの散乱光を、光検出器4で光強度として測定することができる。測定された光強度は、前述のような時間的な揺らぎ変動を有するので、自己相関関数を求めることにより、ブラウン運動速度を示す並進拡散係数及び微粒子の粒径分布を求めることができる。そのため、一度、コリメーターレンズ32,33間の距離を動かして参照光の光路長drefを調整した後は、測定をする分散液Sの入ったセル11を取り替えても、光ファイバFの端面F4b、光ファイバFの端面F5bが分散液Sと接触するため、同じ光路長dscaを有する位置の微粒子Sについて、同様に高い精度で測定をすることが可能である。
第2光カプラー35に入射された前記参照光と散乱光は、光ファイバFを通って、光検出部4に入射され、この電気変換信号が信号伝送線6を通り、電気信号読取部(図示せず)を介してデータ処理解析部5上で光の干渉強度のパワースペクトルを出力する。このスペクトルを「ヘテロダインスペクトル」という。これに対して、参照光の光路を遮断して、散乱光のみの強度を検出して得られるパワースペクトルを「ホモダインスペクトル」という。これら一連の測定及び計算に係る低コヒーレンス光源のコヒーレンス関数、干渉光強度のパワースペクトル、散乱光スペクトル等の詳細については、特開2005−121600号公報を参照することができる。
<データ処理、解析法>
分散液S中の微粒子Sに低コヒーレンス光源から放射された光を照射して、その散乱光を照射方向に対する散乱光の散乱角θを変えて散乱光の光子を検出する。このとき、散乱光は干渉しあい、しかも粒子はブラウン運動により動いているため、散乱光の干渉による強度もゆらぎを生じている。このゆらぎを測定して自己相関関数を求める。
具体的には、まず、干渉光強度の時間変化を検出する(干渉光強度‐時間の関係)。
続いて、それぞれの散乱角θに対応して、検出した干渉光強度の時間変化をフーリエ変換し、パワースペクトルを求める(パワーと周波数の関係)。
さらに、パワースペクトルのピーク値を原点として変調周波数付近のみ抽出し、それをフーリエ変換して時間相関関数(図4参照)を求める。求めた時間相関関数に対して指数関数を重ね合わせ、一致する指数関数G=Aexp(−Γτ)を求める。ここで、Γは速度定数、τは時間である。
さらに、各散乱角θによる速度定数Γと散乱ベクトルqとの関係:Γ=qD(Dは拡散係数)より、各散乱角θによる拡散係数(並進拡散係数)を求める。ここで、qはq=(4πn/λ)sin(θ/2)であり、θは散乱角、nは溶媒の屈折率、λは照射光の波長である。このとき、分散液Sに異なる粒径の微粒子が存在している場合には、微粒子の径に対応した異なる並進拡散係数Dが得られる。
またさらに、ストークス・アインシュタインの式:D=kT/3πηdより微粒子の径dを求める。ここで、kはボルツマン定数、Tは分散液の絶対温度、ηは溶媒の粘度、dは粒径である。
上述したように、速度定数と散乱ベクトルの2乗の値が1次関数で近似される場合の1次関数の係数が並進拡散係数Dになる(図5参照)。速度定数と散乱ベクトルの2乗の値の関係が曲線になる場合(図5参照)には、並進拡散以外の拡散モード(例えば、回転拡散モード、内部運動モード、共同拡散モード、等になる。
上記マッハツェンダー型干渉計3における光路長分解の方法はタイムドメイン型とする。上記光散乱光の光路長分解とは、試料により生じた散乱光の中から、特定の光路長で散乱した光を検出する機能である。詳しく言うならば、単散乱光がメインの光路長の短い領域と多重散乱光がメインの光路長が長い領域の区別するための機能である。かつ、セルと分散液、もしくはファイバ端面と分散液の界面近傍で生じた散乱光と界面から離れた深部で生じた散乱光の区別を行うことができる機能である。このように光路長分解の方法にタイムドメイン型を採用することにより、分光器やイメージング素子が不要になり、かつ時間分解能に優れる。一方、フーリエドメイン型では、分光器、イメージング素子(ライン型検出器も含む)が必要になるため高価であり、かつ時間分解能も優れない。
本発明の動的光散乱測定装置1及び動的光散乱測定法の実施形態は、前記実施形態に限定されるものではない。例えば、光ファイバを用いた干渉計以外で、空間伝播型の干渉計を用いることもできる。その他、種々の変更を施すことが可能である。
また、本発明の好ましい実施形態によれば、以下のようなことが可能になる。
上述の動的光散乱測定装置1は、高濃度かつナノメートルオーダーの微粒子Sを含有する分散液Sにおける測定に適用することが好ましい。この動的光散乱測定装置1によれば、粒径100nm未満の微粒子が含有され(実際的には10nm以上である)、微粒子の濃度が高い分散液において、極めて高い精度で粒径測定を簡便に行うことができるのみでなく、粒径100nm未満の微粒子と、粒径100nm以上の粒子を含んだ多分散状態の分散液において、広い粒径測定、もしくはそれらの散乱係数の測定と算出、及び並進拡散係数の算出が可能になる。なお多分散状態とは、典型的には、互いに異なる粒径をもつ微粒子Sが分散液S中に存在し、その粒径分布において2つ以上のピークを示す状態を言う。ただし、広い粒径範囲にブロードに粒径分布が存在したものでもよく、これも多分散に含みうる。
また、参照光強度と散乱光強度を適切な強度比に合わせるために、マッハツェンダー型干渉計3における第1光カプラー31の分岐比を調整することで、このような調整をしなかった場合に対して約10〜100倍以上の感度向上を達成することができる。
さらに、カラーフィルタやインクジェット用インクといった顔料を含有する分散液において、微粒子を高い濃度で含有する条件下(濃度は特に限定されないが、例えば0.0001〜50質量%、好ましくは、0.001〜50質量%、さらに好ましくは0.01〜30質量%)での凝集状態の定量化が可能となり、さらに、それを利用した品質管理及び工程管理が可能となる。また、測定対象として、無機粒子、有機粒子を選ばず、記録媒体等に用いられる磁性粒子や、医療・生物学(バイオテクノロジー)分野等に用いられる各種粒子など、広範な分野において、微粒子を高い濃度で含有する条件下における挙動評価に展開可能な光散乱解析に適用できる。さらに、微粒子に限らず、多重散乱や場所間差が生じる溶液中のゲル構造や高分子構造の解析に適用可能である。
以上のような動的光散乱測定装置1を使用し、分散液Sに分散された微粒子Sの動的特性を測定する本発明の動的光散乱測定法は、分散液S中で、微粒子Sに光を照射する光照射部36と、各散乱角の散乱光を集光する集光部37とで測定することを特徴とし、より簡便に、かつ、高い精度で測定をすることが可能である。なお、微粒子Sの動的特性とは、微粒子Sの分散液S中でのブラウン運動により特定される特性であり、粒径やその分布等を含む。
以下に本発明について実施例に基づきさらに詳細に説明するが、本発明がこれにより限定して解釈されるものではない。
[光学系の製作]
図1に示した装置構成図に基づき、光学系を作製した。そして試料となる分散液Sをセル11に入れて測定した。
[ポリスチレン懸濁液(分散液)の作製]
市販のポリスチレン懸濁液を購入して、粒径は透過型電子顕微鏡で評価を行った。懸濁液Aに含まれたポリスチレン粒子の平均粒径99nm、懸濁液Bは平均粒径99nmと755nmとの試料を質量比25:1で混合したものを用いた。ポリスチレン粒子の濃度はいずれも10質量%であった。
(実施例)
前記動的光散乱測定装置(図1の構成を有する装置)を用いて、前記ポリスチレン懸濁液A(実施例1)、前記ポリスチレン懸濁液B(実施例2)をそれぞれ下記の測定手順にて粒子の粒径に関する測定を行った。ファイバ端面F4bと測定点Pの距離+ファイバ端面F5bと測定点Pの距離が約100μmになるようにセッティングし、d=dscaとなるように散乱光の光路長もしくは参照光の光路長を調整し、パワースペクトルを測定した。その後、前述した方法により、時間相関関数を求め、並進拡散係数を求めて、粒径分布について解析した。
実施例1のポリスチレン懸濁液Aの測定結果を図6に示し、ポリスチレン懸濁液Bの測定結果を図7に示した。その結果、図6に示すように、各散乱角θによる速度定数Γと散乱ベクトルqとの関係:Γ=qDから、並進拡散であることが解析され、並進拡散係数Dからストークス・アインシュタインの式により粒径が100nmであることが求められた。なお、180°の場合は、特開2012-032308号公報に開示されたマッハツェンダー型の干渉計を備えた動的光散乱測定装置を用いて後方散乱光を測定した。また、実施例2の図7に示すように、各散乱角θによる速度定数Γと散乱ベクトルqとの関係:Γ=qDから、原点を通る2本の近似直線が得られたことから、2種類の粒径99nmと粒径755nmの並進拡散であることが解析された。このように、並進拡散係数から粒径を求めることが可能であることがわかった。また後方散乱のみの測定よりも信頼性の向上が図れた。
1 動的光散乱測定装置
2 低コヒーレンス光源
3 マッハツェンダー型干渉計
4 光検出器
5 データ処理解析部
6 信号伝送線
7 角度可変部
70 定盤
71 第1ステージ
72 第2ステージ
73 回転機構
74 載置部
75 載置台
31 第1光カプラー
32,33 コリメーターレンズ
34 位相変調器
35 第2光カプラー
36 光照射部
37 受光部
〜F 光ファイバ
4a 光照射部端部(光ファイバ端部)
4b 光照射面(光ファイバ端面)
5a 受光部端部(光ファイバ端部)
5b 受光面(光ファイバ端面)
光(照射光)
光(散乱光)
P 散乱位置(測定点)
S 分散液(試料)
媒体
微粒子

Claims (9)

  1. 低コヒーレンス光を使用するマッハツェンダー型干渉計を用いて分散液に分散された微粒子の動的特性を測定する動的光散乱測定法であり、前記分散液中で前記微粒子に低コヒーレンス光を照射し、かつ、前記分散液中で前記微粒子により散乱された光を複数の異なる散乱角ごとに受光して散乱光とし、各散乱角の散乱光の時間相関関数から並進拡散モードを選択して求めることを特徴とする動的光散乱測定法。
  2. 前記マッハツェンダー型干渉計の光路長分解の方法がタイムドメイン型であることを特徴とする請求項1記載の動的光散乱測定法。
  3. 前記各散乱角の散乱光強度を測定し、前記各散乱角の角度依存性に基づいて求めた前記複数種の拡散モードから前記並進拡散モードを帰属させ、粒径分布の計測及び拡散運動の計測を可能とすることを特徴とする請求項1または2記載の動的光散乱測定法。
  4. 前記マッハツェンダー型干渉計は、前記低コヒーレンス光源からの光を第1光カプラーで分岐し、一方の光は参照光とし、他方の光は前記分散液中で前記微粒子に照射してその散乱された光を前記分散液中で複数の異なる散乱角ごとに集光して散乱光とし、前記参照光と前記散乱光とを第2光カプラーで結合することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の動的光散乱測定法。
  5. 低コヒーレンス光源と、分散液中の微粒子に該分散液中で低コヒーレンス光を照射する光照射部と前記分散液中で前記微粒子により散乱された光を受光する受光部とを有するマッハツェンダー型干渉計と、前記散乱された光を複数の異なる散乱角で受光するように前記受光部を移動させる角度可変部と、前記微粒子の動的特性を前記散乱角ごとの散乱光の時間相関関数から並進拡散モードを選択して求めるデータ処理解析部を備えることを特徴とする動的光散乱測定装置。
  6. 前記マッハツェンダー型干渉計の光路長分解の方法がタイムドメイン型であることを特徴とする請求項5記載の動的光散乱測定装置。
  7. 前記マッハツェンダー型干渉計は、前記低コヒーレンス光源からの光を分岐する第1光カプラーと、前記第1光カプラーで分岐した一方の光を参照光とする光変調部と、前記分散液中で前記微粒子に他方の光を照射する光照射部と、前記光照射部から照射した光の散乱された光を前記分散液中で複数の異なる散乱角ごとに集光して散乱光とする受光部と、前記参照光と前記散乱光とを結合する第2光カプラーとを有することを特徴とする請求項5または6記載の動的光散乱測定装置。
  8. 前記光照射部及び前記受光部はともに光ファイバからなり、前記角度可変部は、前記光照射部の第1光ファイバの照射面と前記受光部の第2光ファイバの受光面とが前記分散液中の測定点を中心に前記光照射部と前記受光部とを相対的に回転可能とすることを特徴とする請求項5から7のいずれか1項記載の動的光散乱測定装置。
  9. 前記第1光ファイバの照射面側端部及び前記第2光ファイバの受光面側端部は、各光ファイバのコアを除いて斜めに切り落とされた形状を成していることを特徴とする請求項8記載の動的光散乱測定装置。
JP2012072934A 2012-03-28 2012-03-28 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置 Active JP5841475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072934A JP5841475B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012072934A JP5841475B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013205145A true JP2013205145A (ja) 2013-10-07
JP5841475B2 JP5841475B2 (ja) 2016-01-13

Family

ID=49524380

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012072934A Active JP5841475B2 (ja) 2012-03-28 2012-03-28 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5841475B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104697906A (zh) * 2015-03-18 2015-06-10 东南大学 一种基于近场散射的颗粒粒度测量装置及方法
CN106680159A (zh) * 2017-01-13 2017-05-17 浙江大学 基于动态光散射样本系综分析的颗粒快速检测方法及***
JP2017129547A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 株式会社堀場製作所 粒子分析装置、粒子分析方法及び粒子分析プログラム
JP2018048989A (ja) * 2016-09-25 2018-03-29 株式会社 エフケー光学研究所 位相計測装置
JP2021085731A (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 キヤノン株式会社 自動分析方法および自動分析装置
WO2022168554A1 (ja) * 2021-02-02 2022-08-11 富士フイルム株式会社 光計測装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107782643A (zh) * 2017-09-27 2018-03-09 华中科技大学 一种高浓度颗粒群的光纤动态光散射检测方法
CN107796741A (zh) * 2017-09-27 2018-03-13 华中科技大学 一种高浓度颗粒群的光纤动态光散射检测装置
CN107782642A (zh) * 2017-09-27 2018-03-09 华中科技大学 一种多峰值颗粒群粒径分布检测装置

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312939A (ja) * 1986-07-04 1988-01-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 空間結合型センサ
JPH0296636A (ja) * 1988-10-03 1990-04-09 Otsuka Denshi Kk 粒径測定装置
JP2002257727A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Otsuka Denshi Co Ltd 光散乱測定プローブ
JP2004042371A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Canon Inc 記録媒体判別方法、プログラム、記憶媒体および記録装置
WO2004042371A2 (ja) * 2002-11-08 2004-05-21 Nat Inst Of Advanced Ind Scien IgA腎症の迅速診断法
JP2010101877A (ja) * 2008-09-26 2010-05-06 Horiba Ltd 粒子物性測定装置
JP2011013162A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Fujifilm Corp 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定装置及び光散乱強度測定方法
WO2011091369A1 (en) * 2010-01-22 2011-07-28 Duke University Multiple window processing schemes for spectroscopic optical coherence tomography (oct) and fourier domain low coherence interferometry

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6312939A (ja) * 1986-07-04 1988-01-20 Sumitomo Electric Ind Ltd 空間結合型センサ
JPH0296636A (ja) * 1988-10-03 1990-04-09 Otsuka Denshi Kk 粒径測定装置
JP2002257727A (ja) * 2001-03-01 2002-09-11 Otsuka Denshi Co Ltd 光散乱測定プローブ
JP2004042371A (ja) * 2002-07-10 2004-02-12 Canon Inc 記録媒体判別方法、プログラム、記憶媒体および記録装置
WO2004042371A2 (ja) * 2002-11-08 2004-05-21 Nat Inst Of Advanced Ind Scien IgA腎症の迅速診断法
JP2010101877A (ja) * 2008-09-26 2010-05-06 Horiba Ltd 粒子物性測定装置
JP2011013162A (ja) * 2009-07-03 2011-01-20 Fujifilm Corp 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定装置及び光散乱強度測定方法
WO2011091369A1 (en) * 2010-01-22 2011-07-28 Duke University Multiple window processing schemes for spectroscopic optical coherence tomography (oct) and fourier domain low coherence interferometry

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104697906A (zh) * 2015-03-18 2015-06-10 东南大学 一种基于近场散射的颗粒粒度测量装置及方法
JP2017129547A (ja) * 2016-01-22 2017-07-27 株式会社堀場製作所 粒子分析装置、粒子分析方法及び粒子分析プログラム
US10520431B2 (en) 2016-01-22 2019-12-31 Horiba, Ltd. Particle analyzer, particle analysis method, and particle analysis program
JP2018048989A (ja) * 2016-09-25 2018-03-29 株式会社 エフケー光学研究所 位相計測装置
CN106680159A (zh) * 2017-01-13 2017-05-17 浙江大学 基于动态光散射样本系综分析的颗粒快速检测方法及***
CN106680159B (zh) * 2017-01-13 2023-05-23 浙江大学 基于动态光散射样本系综分析的颗粒快速检测方法及***
JP2021085731A (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 キヤノン株式会社 自動分析方法および自動分析装置
JP7330869B2 (ja) 2019-11-27 2023-08-22 キヤノン株式会社 自動分析方法および自動分析装置
WO2022168554A1 (ja) * 2021-02-02 2022-08-11 富士フイルム株式会社 光計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5841475B2 (ja) 2016-01-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5841475B2 (ja) 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定法及び動的光散乱測定装置
JP5325679B2 (ja) 低コヒーレンス光源を用いた動的光散乱測定装置及び光散乱強度測定方法
Antonacci et al. Spectral broadening in Brillouin imaging
Xu et al. Wavelength-dependent scattering in spectroscopic optical coherence tomography
USRE42497E1 (en) Fourier domain low-coherence interferometry for light scattering spectroscopy apparatus and method
US10539490B2 (en) Method and apparatus of ultrafast particle dynamics measurement based on photon ensemble correlation spectroscopy
CN105121998B (zh) 干涉设备及使用这种设备的样品特征确定设备
US20160223453A1 (en) Real-time label-free high-throughput cell screening in flow
JP7241764B2 (ja) 光回折により改良された粒子サイジング
RU2351912C1 (ru) Способ измерения размеров частиц в жидкости и устройство для его осуществления
Hua et al. Non-destructive and distributed measurement of optical fiber diameter with nanometer resolution based on coherent forward stimulated Brillouin scattering
JP2005121600A (ja) 位相変調型干渉法を用いた動的光散乱測定装置
US5572321A (en) Detector for measuring the luminous intensity scattered by thin films of colloidal media
US8339599B2 (en) Measuring arrangement for an optical spectrometer
JP4009442B2 (ja) 低コヒーレンス干渉法を用いた動的光散乱測定装置
Hester et al. Tunable optical tweezers for wavelength-dependent measurements
RU2610942C1 (ru) Способ оптического измерения счетной концентрации дисперсных частиц в жидких средах и устройство для его осуществления
JP4463828B2 (ja) 光導波路の波長分散の測定方法、測定装置及び測定プログラム
Castagner et al. Particle sizing with a fast polar nephelometer
JP5498308B2 (ja) 光散乱強度測定方法
Chen et al. Novel optical fiber dynamic light scattering measurement system for nanometer particle size
Wang et al. Fiber-optic particle sizer based on multi-spectral scattering
Merkus et al. Dynamic light scattering
Ishii et al. Measurement of dispersion of nanoparticles in a dense suspension by high-sensitivity low-coherence dynamic light scattering
Dennis et al. Analyzing quantitative light scattering spectra of phantoms measured with optical coherence tomography

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151020

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151113

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5841475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250