JP2013203450A - 梱包箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で安定した強度を得ることができる梱包箱を提供する。
【解決手段】梱包箱10を構成する複数の側板が折り線を介して横に連続し、側板の一方の各端縁に折り線を介して底板15,16が連続し、側板の他方の端縁には、いずれか1つの側板11に折り線F8を介して蓋フラップ19が連続すると共に、折り曲げて組み立てたときに蓋フラップ19が連続する側板11とは相対向しない側板12,14の他方の端縁12B,14Bには折り線を介して各々フラップ21,24が連続し、その少なくとも1つのフラップ21の側縁21Aに、折り曲げて組み立てたときに蓋フラップ19と鉛蓄電池5との間を、水平断面L字形状に架橋する第2フラップ22が、折り線F13を介して連続するブランクシート1を備え、当該ブランクシート1を各折り線に沿って折り曲げて組み立てられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば車両のエンジン始動用鉛蓄電池等の商品を梱包する梱包箱に関する。
商品等の梱包物を梱包する梱包箱には、原板を所定の形状に打ち抜いて形成したブランクシートを折り曲げて成形したものがある。これらの梱包箱には、梱包された梱包物を保護するために種々の提案がされている。例えば、四輪自動車や二輪自動車等の車両のエンジン始動に用いられる鉛蓄電池は、一般的に直方体形状であるため、梱包箱を直方体形状とし、梱包箱内の鉛蓄電池と梱包箱との間に空く空間を発泡スチロール等の緩衝材で埋めることで、梱包箱の変形防止や鉛蓄電池の端子の保護等を図っている。また、四輪車用の鉛蓄電池の梱包箱には、梱包箱の側面フラップにおいて、端子高さ分、側面視でコの字状やL字状に折り曲げて梱包箱内の鉛蓄電池の上面との間に空く空間を埋め、鉛蓄電池を収納した梱包箱を多段積みしても端子部が変形したり、端子部により電池底面が変形したりするのを抑制しているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−185104号公報
しかしながら、緩衝材を用いて鉛蓄電池と梱包箱との間に空く空間を埋める場合には、緩衝材を用意する必要があり、部品点数が増加し梱包作業性が悪くなるとともにコスト増になっていた。また、梱包箱の側面フラップを端子高さ分側面視でコの字状やL字状に折り曲げて梱包箱内の鉛蓄電池の上面との間に空く空間を埋める構成では、梱包箱の安定した強度を得ることができず、梱包箱が外部からの衝撃等により変形する可能性があった。
また、梱包箱が原板から打ち抜いた一枚のブランクシートを折り曲げて組み立てられるため、梱包箱の側面フラップを側面視でコの字状やL字状に折り曲げる構成では、コの字状やL字状に折り曲げるフラップが長尺化し、その分、所定寸法の原板から打ち抜くことができるブランクシートの枚数が制約される課題があった。
本発明は、上述した事情を鑑みてなされたものであり、簡単な構成で安定した強度を得ることができる梱包箱を提供することを目的としている。
上述した課題を解決するため、本発明は、梱包箱を構成する複数の側板構成片が折り線を介して横に連続し、前記側板構成片の一方の各端縁に折り線を介して底板構成片が連続し、前記側板構成片の他方の端縁には、いずれか1つの側板構成片に折り線を介して蓋構成片が連続すると共に、折り曲げて組み立てたときに蓋構成片が連続する側板構成片とは相対向しない側板構成片の他方の端縁には折り線を介してフラップが連続し、その少なくとも1つのフラップの側縁に、折り曲げて組み立てたときに前記蓋構成片と梱包物との間を、水平断面L字形状に架橋する第2フラップが、折り線を介して連続するブランクシートを備え、当該ブランクシートを各折り線に沿って折り曲げて組み立てられていることを特徴とする。
また本発明は、上記梱包箱において、前記第2フラップは、当該第2フラップの下縁から所定の間隔を空けて当該第2フラップの幅に延在する折り線を備え、当該折り線から折り曲げて高さを変更可能に形成されていることを特徴とする。
また本発明は、上記梱包箱において、前記第2フラップは、前記第1フラップの側縁に折り線を介して連続する第1板部と、前記第1板部の端縁に折り線を介して連続する第2板部とを備え、前記第2フラップを、前記第2板部を前記第1板部に対して折り曲げた水平断面L字形状の状態に保持する折り曲げ保持部を備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記梱包箱において、前記折り曲げ保持部は、前記第2板部に設けられた第1被係合部と、前記第1フラップの端縁に折り線を介して連続する係止片に設けられた第1係合部とを有し、前記第1係合部は、前記第1板部に対して第2板部を折り曲げた状態で前記第1被係合部に係合することを特徴とする。
また本発明は、上記梱包箱において、前記第1被係合部は、孔部を有し、前記第1係合部は、前記孔部に挿入可能な第1舌片を備え、前記第1舌片の最大幅が前記孔部の最大幅よりも幅広に形成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記第1被係合部は、前記孔部において折り曲げ可能な第2舌片を備え、前記第1舌片の長辺は、前記第2舌片の長辺よりも長く形成されていると共に、前記第1舌片と前記第2舌片とを重ねた状態で、第1舌片及び第2舌片を前記孔部に挿入されていることを特徴とする。
本発明によれば、複数の側板構成片のうち、中間における側板構成片に、折り曲げて組み立てたときに梱包物と蓋構成片との間を水平断面L字形状に架橋する第2フラップを、折り線を介して連続させたブランクシートを備えたため、原板から無駄なくブランクシートを打ち抜くことができ、かつ、簡単な構成で部品点数を増やすことなく安定した強度を得ることができる梱包箱を提供することができる。
本発明の実施形態に係る梱包箱の輸送時の構成を示す斜視図。 本発明の実施形態に係る梱包箱のブランクシートを示す図である。 背低電池を梱包する際の梱包箱の組み立て手順を示す図である。 背高電池を梱包する際の梱包箱の組み立て手順を示す図である。 本発明の別の実施形態の梱包箱のブランクシートを示す図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明を適用した実施形態に係る梱包箱10の使用時の構成を示す斜視図である。梱包箱10は、二輪自動車用の鉛蓄電池(梱包物)5を梱包する直方体の梱包箱であり、輸送時には、図1に示すように、電解液を収容した収容箱(電解液収容箱)100と1組にされ、梱包箱10と収容箱100とを交互に並べて複数組、例えば3組或いは5組をシュリンクフィルム等で纏めて包装されて輸送される。
ところで、収容箱100の高さHは、収容箱100に収容される電解液の量に合わせて設定される。一般的に、梱包箱10内に梱包される鉛蓄電池5の高さは、収容箱100の高さよりも低いが、鉛蓄電池5と収容箱100とを1組にして輸送する際の積荷の作業性や効率を考慮して、梱包箱10は、収容箱100と同じ高さに形成される。これにより、梱包箱10の内部には、鉛蓄電池5の上部に空間が空く。また、二輪自動車用の鉛蓄電池には、高さが異なる複数種類の鉛蓄電池があるため、鉛蓄電池5の種類に応じて、鉛蓄電池5上部の梱包箱10内の空間の高さが変化する。
また、鉛蓄電池5の輸送時には、シュリンクフィルムで纏めて包装された状態の梱包箱10と収容箱100とを、複数段積み重ねて輸送する場合等で、梱包箱10及び収容箱100に上方から荷重がかかることがある。
本実施形態の梱包箱10は、部品点数を増やすことなく、高さが異なる複数種類の鉛蓄電池の上部空間を埋めることができ、かつ、上方からの荷重に対する強度を強化することができる梱包箱10を提供するものである。なお、本実施形態では、梱包箱10は、二輪自動車用の鉛蓄電池5を梱包する箱を例に説明するが、これに限らず、種々の梱包物や商品の梱包に用いることができる。
図2は、梱包箱10のブランクシート1を示す図である。梱包箱10は、図2に示すように、段ボールシートや、プラスチックシート等の原板を所定の形状に打ち抜いて形成したブランクシート1を折り曲げて組み立てられる。ブランクシート1には、複数の側板(側板構成片)が折り線Fを介して横に連続して形成されている。本実施形態では、梱包箱10は、直方体の鉛蓄電池5を梱包するのに用いられるため、ブランクシート1には、第1側板(第1側板構成片)11、第2側板(第2側板構成片)12、第3側板(第3側板構成片)13、第4側板(第4側板構成片)14の4枚の側板が折り線F1,F2,F3を介して横に連続している。側板11,12,13,14のうち、一方の対向する側板11,13は、梱包箱10と収容箱100とを交互に並べた際に、隣接する収容箱100に対向する面を形成する。また、他方の対向する側板12,14は、梱包箱10と収容箱100とを交互に並べた際には、隣接する収容箱100の側板と面一に並べられる。
ブランクシート1の一方の最外側に形成された第1側板11の側縁には、折り線F9を介して継代片18が連続している。梱包箱10の組み立て時には、継代片18は、ブランクシート1の他方の最外側に形成された第4側板14に接着等により継ぎ合わされ、これにより梱包箱10は、第1側板11と第4側板14とが連続する筒状に成形される。
一方の対向する側板11,13の一方の端縁11A,13Aには、それぞれ折り線F4,F6を介して第1底板(第1底板構成片)15が連続している。また、他方の対向する側板12,14の一方の端縁12A,14Aには、それぞれ折り線F5,F7を介して第2底板(第2底板構成片)16が連続している。梱包箱10の組み立て時には、第1底板15の一方の角部17を、隣接する第2底板16に接着等により継ぎ合わせ、対向する第1底板15同士を噛みあわせることにより梱包箱10の底面が閉封される。
角部17は、折り線F17,F18を介して第1底板15に連続し、梱包箱10は、ブランクシート1が継代片18により第1側板11と第4側板14とが継ぎ合わされ、角部17を第2底板16の外面に重ねて接着し、第1底板15と第2底板16とが継ぎ合わされた状態で、第1底板15と第2底板16とを側板11,12,13,14の内側に、折り線F17,F18に沿って折り込むようにして扁平に折りたたみ可能に構成されている。なお、梱包箱10は、扁平に折りたたまれた状態から、側板11,12,13,14の相対向する側面を、外側へ引き広げて各側板で形成される空間形状の水平断面形状が平行四辺形を経て長方形になるように開くことで第1底板15同士が噛み合され、底面が閉封された直方体の箱形状となる。
一方の対向する側板11,13のうち、側板11,12,13,14の中で最外側に形成された側板である第1側板11の他方の端縁11Bには、蓋フラップ(蓋構成片)19が折り線F8を介して連続している。蓋フラップ19は、フラップ長さL1が、他方の対向する側板12,14の幅W1と略同じ長さに形成される。蓋フラップ19の端縁19Aには、折り線F10を介して差込み片20が連続している。差込み片20は、梱包箱10を組み立てて、蓋フラップ19を閉じた際には、第1側板11に対向する第3側板13に内接して係止されるように構成されている。なお、ここでは蓋フラップ19は側板11に連続しているが、折り曲げて組み立てたときに側板11と相対向する側板13に連続するようにしても良い。
他方の対向する側板12,14のうち、ブランクシート1の中間に設けられた第2側板12の他方の端縁12Bには折り線F11を介して第1フラップ21が連続している。第1フラップ21は、梱包箱10を折り曲げて組み立てたときに、側縁21A,21Bが、それぞれ、一方の対向する側板11,13の他方の端縁11B,13Bに並列した状態で蓋フラップ19の内側に収容される。なお、ここでは第1フラップ21は、側板12に連続しているが、折り曲げて組み立てたときに側板12と相対向する側板14に連続するようにしても良い。
第1フラップ21の端縁21Cには、折り線F12を介して係止片26が連続している。係止片26は、梱包箱10を折り曲げて組み立てたときに、梱包箱10の内側に向かって第1フラップ21に対して略直角に折り曲げられる。
第1フラップ21の側縁21Aには、折り線F13を介して第2フラップ(架橋フラップ)22が連続し、第2フラップ22は、第3側板13の他方の端縁13Bに沿って延出している。なお、第2フラップ22と、第3側板13の他方の端縁13Bとの間は、原板からブランクシート1を打ち抜く際に切り離される。第2フラップ22の長さ(幅)L2は、蓋フラップ19の長さL1と、差込み片20の長さL3とを合わせた長さ以下の長さに形成されている。このように、第2フラップ22は、ブランクシート1の中間における側板13の他方の端縁13Bに沿って設けられ、原板からブランクシート1を打ち抜く際に余分となる部分を用いて形成される。この構成によれば、ブランクシート1を4枚の側板11,12,13,14及び継代片18を合わせた横寸法と、第1側板11、底板15、蓋フラップ19及び差込み片20を合わせた縦寸法と、から成る長方形内に収めることができ、原板から打ち抜くことができるブランクシート1の数を最適化することができる。
第2フラップ22は、第1フラップ21の側縁21Aに折り線F13を介して連続する第1板部22Aと、第1板部22Aの端縁22Cに折り線F14を介して連続する第2板部22Bとを備えている。なお、第2板部22Bは、係止片26に隣接して設けられ、第2板部22Bと係止片26との間は、原板からブランクシート1を打ち抜く際に切り離される。
第1板部22Aは、梱包箱10を折り曲げて組み立てたときには、折り線F13から折り曲げられ、第3側板13に内接した状態で梱包箱10内に収容される。第2板部22Bは、梱包箱10を折り曲げて組み立てたときには、折り線F14から折り曲げられて、第2側板12に対して略平行に、かつ、鉛蓄電池5の上面及び第3側板13に対して略直角に梱包箱10内に配置される。つまり、第2フラップ22は、第1板部22Aと第2板部22Bとが水平断面L字形状に折り曲げられ、係止片26が第2板部22Bに覆い被さった状態で、梱包箱10内に収容される。
係止片26、第2板部22Bには、第2板部22Bを第1板部22Aに対して折り曲げた状態で保持させる折り曲げ保持部30が設けられている。折り曲げ保持部30は、係止片26に設けられた第1係合部31と、第2板部22Bに設けられた第1被係合部32とから構成される。第1係合部31、及び、第1被係合部32は、それぞれ対応する台形状に形成された第1舌片27、第2舌片28を備える。第1舌片27と第2舌片28とは、係止片26が第2板部22Bに覆い被さった状態で重なり合うように設けられている。
第1舌片27は、短辺33Aが折り線F15を介して係止片26に連続し、一組の対辺34A及び長辺(台形の最大幅)35Aが係止片26から切り離されて形成されている。同様に、第2舌片28は、短辺33Bが折り線F16を介して第2板部22Bに連続し、一組の対辺34B及び長辺(台形の最大幅)35Bが第2板部22Bから切り離されて形成されている。これにより、第2板部22Bには、第2舌片28により、台形に沿う孔部36が形成される。
係止片26に設けられた第1舌片27と、第2板部22Bに設けられた第2舌片28とは、短辺33A,33Bの長さ、及び、短辺33A,33Bと長辺35A,35B間の高さは略同じ寸法に形成されている。一方、係止片26に設けられた第1舌片27の長辺35Aの長さL4は、第2板部22Bに設けられた第2舌片28の長辺35Bの長さL5よりも長く形成されている。
梱包箱10の組み立て時には、水平断面L字形状に折り曲げられた第2フラップ22の第2板部22Bの第2舌片28に対して、第2板部22Bに覆い被さった係止片26の第1舌片27を押し当て、第1舌片27及び第2舌片28を折り線F15,F16に沿って折り曲げて孔部36に挿入し、第2板部22Bの内側に押し込む。なお、第1舌片27、第2舌片28は、係止片26と第2板部22Bとを重畳させた際に対応する位置、および、形状に予め形成されている。
この構成によれば、第1舌片27の長辺35Aの長さL4は第2舌片28の長辺35Bの長さL5よりも長く形成されているため、孔部36を介して第2板部22Bの内側に押し込まれた第1舌片27は、第2板部22Bに引っ掛かる。これにより、第2板部22Bを、第1板部22Aに対して折り曲げた状態で安定して保持することができる。
なお、ここでは、第1舌片27及び第2舌片28を折り線F15,F16に沿って折り曲げて孔部36に挿入し、第2板部22Bの内側に押し込む例を示しているが、第2板部22Bに第2舌片を設けずに孔部36を形成し、第1舌片27のみを孔部36に挿入し、第2板部22Bの内側に押し込んで、係止片26と第2板部を連結するようにしても良い。
第2フラップ22の下縁部23には、下縁23Aから所定の間隔P1を空けて、第2フラップ22の長さL2に渡って延在する折り線F19が予め設けられている。第2フラップ22の下縁部23は、この折り線F19に沿って折り曲げ可能に構成される。第2フラップ22の高さは、第1高さH1か、或いは、下縁部23を折り線F19に沿って折り曲げた第1高さH1よりも間隔P1分低い第2高さH2とすることができる。このように、第2フラップ22は、予め設けられた折り線F19に沿って下縁部23を折り曲げるか否かにより高さが2段階に変更可能に構成されている。
なお、ここでは高さが2段階に変更可能な例を示しているが、下縁部23の間隔P1が広い場合(高さの差が大きい場合)、下縁部23に第2フラップ22の長さL2に渡って延在する折り線F19以外の折り線をさらに設け、3段階に変更可能としても良い。
第4側板14の他方の端縁14Bには、折り線F21を介して第3フラップ24が連続している。第3フラップ24は、幅W2が、第1フラップ21の幅W3と幅W2とを合わせたときに、蓋フラップ19の幅W4と略同じ寸法になるように形成されている。第3フラップ24の端縁24Aには、折り線F20を介して係合片25が連続している。第3フラップ24の幅W2と、係合片25の幅W5とを合わせた寸法は、蓋フラップ19の長さL1と、差込み片20の長さL3とを合わせた寸法以下になるように構成されている。第3フラップ24は、梱包箱10を折り曲げて組み立てたときには、折り線F20に沿って折り曲げられ、側縁24B,24Cが、それぞれ、一方の対向する側板11,13の他方の端縁11B,13Bに並列し、蓋フラップ19に内接した状態で梱包箱10内に収容される。なお、ここでは第3フラップ24は、側板14に連続しているが、折り曲げて組み立てたときに側板14と相対向する側板12に連続するようにしても良い。
第1フラップ21と、第3フラップ24とは、それぞれの幅W3と幅W2とを合わせた寸法が、一方の対向する側板11,12の幅W4と略同じ寸法に形成されている。これにより、梱包箱10を折り曲げて組み立てたときには、係止片26と係合片25とが対向する。この状態で、係合片25には、外側に広がろうとする力が働くため、係合片25は係止片26に係合した状態で保持される。
なお、図2及び後述する図5中の第4側板中央の丸印(中に複数の縦線付)は、図面中のみ段ボールの段目(中芯の波)の向きを示すものであり、実際には表示されない。本実施形態に係る梱包箱は、多段積み等によりその上に梱包箱が載る可能性があるため、段目が縦であることを示すものである。
次に、梱包箱10の組み立て手順について説明する。
図3、及び、図4は、梱包箱10の組み立て手順を示す図である。ところで、梱包箱10は、高さの違う2種類の鉛蓄電池5(以下、高さの高い方の鉛蓄電池を背高電池5A、高さの低い方の鉛蓄電池を背低電池5Bと呼ぶ)を梱包可能に構成される。
図3は、高さが低い方の背低電池5Bを梱包する際の梱包箱10の組み立て手順を示す図であり、図4は、高さが高い方の背高電池5Aを梱包する際の梱包箱10の組み立て手順を示す図である。なお、第2フラップ22の下縁23Aから折り線F19までの間隔P1は、背高電池5Aと、背低電池5Bとの高さの差と略同じ寸法に予め設定される。また、第2フラップ22の高さH1は、梱包箱10内に背低電池5Bを収容した際に、背低電池5Bの上部に、蓋フラップ19と、背低電池5Bの上面との間に形成される空間の高さと略同じ寸法になるように予め設定されている。つまり、第2フラップ22は、高さH1が、背低電池5Bの高さと、電解液を収容した収容箱100の高さとの差と略同じ寸法に形成されている。
梱包箱10を組み立てて、背低電池5Bを梱包する場合には、図2に示すブランクシートの折り線F1,F2,F3,F9を山折りし、継代片18を第4側板14の端縁部に接着等により固定して第1側板11と第4側板14とを継ぎ合わせ、ブランクシート1を筒状に成形する。また、折り線F17,F18を谷折りし、第1底板15の一方の角部17を隣接する第2底板16に接着等により固定して第1底板15と第2底板16とを継ぎ合わせるとともに、対向する第1底板15同士を噛みあわせて、梱包箱10の底面を閉封する。そして、図3(A)に示すように梱包箱10は、上面が開放する箱状に成形されて、背低電池5Bが内部に収容される。
続いて、図3(B)に示すように、折り線F13を山折りし、第2フラップ22を第1フラップ21に対して略直角に折り曲げる。次に、折り線F14を山折りし、第2フラップ22の第2板部22Bを、第1板部22Aに対して略直角に折り曲げて第2フラップ22を水平断面L字形状に成形する。
次に、図3(C)に示すように、折り線F12を山折りし、係止片26を第1フラップ21に対して略直角に折り曲げて第2フラップ22の第2板部22Bに重畳させる。続いて、係止片26の第1舌片27と、第2板部22Bの第2舌片28とを重ねた状態で、折り線F15,F16を山折りし、第1舌片27及び第2舌片28を孔部36に挿入して第2板部22Bの内側に押し込む。これにより、係止片26と第2板部22Bとが連結されるとともに、第2フラップ22が、第2板部22Bが第1板部22Aに対して略直角に折り曲げられた水平断面L字形状の状態で保持される。
このように、第2フラップ22と、第1フラップ21及び係止片26とは、それぞれが水平断面L字形状に折り曲げられた状態で連結される。この状態で、折り線F11を山折りし、第1フラップ21を第2側板12に対して略直角に梱包箱10の内側に折り曲げることで、第2フラップ22は、第1板部22Aが第3側板13に内設し、第2板部22Bが第3側板13に対して略直角に配置された水平断面L字形状の状態で、梱包箱10の内側に収容される。このように、第1フラップ21と、第2フラップ22とを第1舌片27及び第2舌片28により一体化して、折り線F11を山折りすることで、第1フラップ21及び第2フラップ22を梱包箱10内に一体に収容することができるため、梱包箱10の組み立て作業性を向上することができる。
また、上述したように、第2フラップ22の高さH1は、梱包箱10内に背低電池5Bを収容した際に、背低電池5Bの上部に、蓋フラップ19と背低電池5Bの上面との間に形成される空間の高さと略同じ寸法になるように予め設定されている。これにより、第2フラップ22の第2板部22Bは、背低電池5Bの上面及び第1フラップ21に対して略直角に配置され、背低電池5Bの上面と第1フラップ21との間に架橋されて梱包箱10の内側に収容される。
続いて、図3(D)に示すように、折り線F21を山折りし、第3フラップ24を第4側板14に対して略直角に梱包箱10の内側に折り曲げるとともに、折り線F20を山折りし、係合片25を第3フラップ24に対して略直角に折り曲げて、係合片25を係止片26に対向するように梱包箱10内に収容する。なお、第3フラップ24には、指等を引き掛けて第3フラップ24を簡単に開くことができるように、引き掛け孔38が設けられている構成であっても良い。
梱包箱10は、最後に、折り線F8を山折りし、蓋フラップ19を第1側板11に対して略直角に折り曲げるとともに、折り線F10を山折りし、差込み片20を蓋フラップ19に対して略直角に折り曲げて、差込み片20を第2フラップ22の第1板部22Aと第3側板13との間隙に挿し込む。これにより、梱包箱10の上面が閉封される。
次に、高さの違う2種類の鉛蓄電池5のうち、高さが高い方の背高電池5Aを梱包する際の梱包箱10の組み立て手順について図4を用いて説明する。
梱包箱10を組み立てて、背高電池5Aを梱包する場合には、図2に示すブランクシートの折り線F1,F2,F3,F9を山折りし、継代片18を第4側板14の端縁部に接着等により固定して第1側板11と第4側板14とを継ぎ合わせ、ブランクシート1を筒状に成形する。また、折り線F17,F18を谷折りし、第1底板15の一方の角部17を隣接する第2底板16に接着等により固定して第1底板15と第2底板16とを継ぎ合わせるとともに、対向する第1底板15同士を噛みあわせて、梱包箱10の底面を閉封する。そして、図4(A)に示すように梱包箱10は、上面が開放する箱状に成形されて、背高電池5Aが内部に収容される。
次に、図4(B)に示すように、折り線F19を山折りし、第2フラップ22の下縁部23を内側に折り曲げる。
続いて、図4(C)に示すように、下縁部23が内側に折り曲げられている状態で、折り線F14を山折りし、第2フラップ22の第2板部22Bを、第1板部22Aに対して略直角に折り曲げて、第2フラップ22を断面略L字形状に成形する。
次に、図4(D)に示すように、折り線F13を山折りし、第2フラップ22を第1フラップ21に対して略直角に折り曲げる。
続いて、図4(E)に示すように、折り線F12を山折りし、係止片26を第1フラップ21に対して略直角に折り曲げて、係止片26を第2フラップ22の第2板部22Bに重畳させる。続いて、係止片26の第1舌片27と、第2板部22Bの第2舌片28とを重ねた状態で、折り線F15,F16を山折りし、第1舌片27及び第2舌片28を孔部36に挿入して第2板部22Bの内側に押し込む。これにより、係止片26と第2板部22Bとが連結されるとともに、第2フラップ22が、第2板部22Bが第1板部22Aに対して略直角に折り曲げられた断面略L字形状の状態で保持される。
このように、第2フラップ22と、第1フラップ21及び係止片26とは、それぞれが断面略L字形状に折り曲げられた状態で連結される。この状態で、折り線F11を山折りし、第1フラップ21を第2側板12に対して略直角に梱包箱10の内側に折り曲げることで、第2フラップ22は、第1板部22Aが第3側板13に内設し、第2板部22Bが第3側板13に対して略直角に配置された水平断面L字形状の状態で、梱包箱10の内側に収容される。このように、第1フラップ21と、第2フラップ22とを第1舌片27及び第2舌片28により一体化して、折り線F11を山折りすることで、第1フラップ21及び第2フラップ22を梱包箱10内に一体に収容することができるため、梱包箱10の組み立て作業性を向上することができる。
上述したように、第2フラップ22は、折り線F19に沿って下縁部23を折り曲げたときの高さH2が、梱包箱10内に背高電池5Aを収容した際に、蓋フラップ19と背高電池5Aの上面との間に形成される空間の高さと略同じ寸法になるように予め設定されている。これにより、第2フラップ22の第2板部22Bは、下縁部23が折り線F19に沿って折り曲げられている状態で背高電池5Aの上面及び第1フラップ21に対して略直角に配置され、背高電池5Aの上面と第1フラップ21との間に架橋されて梱包箱10の内側に収容される。
続いて、図4(F)に示すように、折り線F21を山折りし、第3フラップ24を第4側板14に対して略直角に折り曲げるとともに、折り線F20を山折りし、係合片25を第3フラップ24に対して略直角に折り曲げて、係合片25を係止片26に対向するように梱包箱10内に収容する。なお、第3フラップ24には、指等を引き掛けて第3フラップ24を簡単に開くことができるように、引き掛け孔38が設けられている構成であっても良い。
梱包箱10は、最後に、折り線F8を山折りし、蓋フラップ19を第1側板11に対して略直角に折り曲げるとともに、折り線F10を山折りし、差込み片20を蓋フラップ19に対して略直角に折り曲げて、差込み片20を第2フラップ22の第1板部22Aと第3側板13との間隙に挿し込むことで上面が閉封される。
これらの構成によれば、蓋フラップ19と、梱包箱10内に収容される鉛蓄電池5の上面との間に第2フラップ22の第2板部22Bを架橋して設け、第2板部22Bを鉛蓄電池5の上部に、蓋フラップ19との間に形成される空間に延在させることができる。これにより、鉛蓄電池5と梱包箱10との間に空く空間を発泡スチロール等の緩衝材で埋めることなく、第2板部22Bによって鉛蓄電池5が梱包箱10との間に空いた空間内で動くのを抑えることができる。
また、これらの構成によれば、第1フラップ21の側縁21Aには、折り線F13を介して第2フラップ22が連続し、当該第2フラップ22を水平断面L字形状に折り曲げて梱包箱10内の鉛蓄電池5との間に空く空間に収容したため、梱包箱10の上方からの荷重に対する強度を向上することができる。
また、これらの構成によれば、第2フラップ22の下縁部23を折り線F19に沿って折り曲げるか否かで、第2フラップ22の高さを2段階に変更することができ、高さの違う2種類の鉛蓄電池5を梱包する梱包箱10を1枚のブランクシート1から組み立てることができる。これにより、部品点数を増やすことなく、簡単な構造及び組立作業で、高さの違う2種類の鉛蓄電池5を、緩衝材等を用いることなく1枚のブランクシート1を折り曲げて組み立てられる梱包箱10梱包し、かつ、梱包箱10の安定した強度を得ることができる。
以上説明したように、本発明を適用した実施形態によれば、梱包箱10を構成する複数の側板(側板構成片)11,12,13,14が折り線F1,F2,F3を介して横に連続し、側板11,12,13,14の一方の各端縁11A,12A,13A,14Aに折り線F4,F5,F6,F7を介して底板(底板構成片)15,16が連続し、側板11,12,13,14の他方の端縁11B,12B,13B,14Bには、いずれか1つの側板11に折り線F8を介して蓋フラップ(蓋構成片)19が連続すると共に、折り曲げて組み立てたときに蓋フラップ19が連続する側板11とは相対向しない側板12,14の他方の端縁12B,14Bには折り線F11,F21を介して各々フラップ21,24が連続し、その少なくとも1つのフラップ21の側縁21Aに、折り曲げて組み立てたときに蓋フラップ19と鉛蓄電池(梱包物)5との間を、水平断面L字形状に架橋する第2フラップ22(架橋フラップ)が、折り線F13を介して連続するブランクシート1を備え、当該ブランクシート1を各折り線に沿って折り曲げて組み立てられている。
この構成によれば、鉛蓄電池5と梱包箱10との間に空く空間を発泡スチロール等の緩衝材で埋めることなく、鉛蓄電池5と蓋フラップ19との間を架橋する第2フラップ22によって鉛蓄電池5が梱包箱10内で動くのを抑えることができる。また、第1フラップ21の側縁21Aに折り線F13を介して連続する第2フラップ22を折り線F14に沿って水平断面L字形状に折り曲げて鉛蓄電池5と蓋フラップ19との間に架橋したため、梱包箱10の上方からの荷重に対する強度を向上することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、第2フラップ22は、当該第2フラップ22の下縁23Aから所定の間隔P1を空けて当該第2フラップ22の長さL2に延在する折り線F19を備え、当該折り線F19から下縁部23を折り曲げて第2フラップ22の高さH1/H2を2段階に変更可能に形成されている。
これにより、部品点数を増やすことなく、簡単な構造及び組立作業で、高さの違う2種類の鉛蓄電池5に対応し、緩衝材等を用いることなく梱包することができる梱包箱10を提供することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、第2フラップ22は、第1フラップ21の側縁21Aに折り線F13を介して連続する第1板部22Aと、第1板部22Aの端縁22Cに折り線F14を介して連続する第2板部22Bとを備え、第2フラップ22を、第2板部22Bを第1板部22Aに対して折り曲げた水平断面L字形状の状態に保持する折り曲げ保持部30を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、第2フラップ22を水平断面L字形状に折り曲げた状態で保持することができ、梱包箱10の組み立て作業性を向上することができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、折り曲げ保持部30は、第2板部22Bに設けられた第1被係合部32と、第1フラップ21の端縁21Cに折り線F12を介して連続する係止片26に設けられた第1係合部31とを有し、第1係合部31は、第1板部22Aに対して第2板部22Bを折り曲げた状態で第1被係合部32に係合することを特徴とする。
この構成によれば、折り曲げ保持部30は、第2フラップ22を水平断面L字形状に折り曲げた状態で保持するとともに、第2フラップ22と、第1フラップ21とを連結させることができる。これにより、梱包箱10の組み立て作業性を向上することができるとともに、梱包箱10の強度を安定して得ることができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、第1被係合部32は、孔部36を有し、第1係合部31は、孔部36に挿入可能な第1舌片27を備え、第1舌片27の最大幅である長辺35Aが孔部36の長辺35Bよりも長く(幅広)に形成されている。この構成によれば、第1舌片27が孔部36に挿入され、第1舌片27が孔部36から抜け出ることなく第2板部22Bの内側に引っ掛かる。これにより、梱包箱10の組み立て作業性を向上することができるとともに、梱包箱10の強度を安定して得ることができる。
また、本発明を適用した実施形態によれば、第1被係合部32は、孔部36において折り曲げ可能な第2舌片28を備え、第1舌片27の長辺35Aは、第2舌片28の長辺35Bよりも長く形成されていると共に、第1舌片27と第2舌片28とを重ねた状態で、第1舌片27及び第2舌片28を孔部36に挿入されている。
この構成によれば、舌片1枚を孔部に挿入したときよりも、第1舌片27が孔部36から外れにくくなり、梱包箱10の強度をより安定して得ることができる。また、原板を所定の形状に打ち抜いて形成したブランクシートにおいて、この孔部36を切り落とすことになるが、この切り落とし忘れを防止することができるというメリットがある。
<別の実施形態>
図5は、本発明を適用した別の実施形態の梱包箱10のブランクシート2を示した図である。上述した実施形態では、ブランクシート1は、第1フラップ21の側縁21Aに折り線F13を介して連続した第2フラップ22を備える構成とした。この別の実施形態では、ブランクシート2は、第1フラップ21、及び、第3フラップ24の両方に、鉛蓄電池5と、蓋フラップ19との間を水平断面L字形状に架橋するフラップを連続している。なお、この別の実施形態の説明において、上述した実施形態と同様の構成については図中に同一の符号を付し、その説明を省略する。
別の実施形態のブランクシート2は、図5に示すように、第3フラップ24の端縁24Aには、折り線F20を介して第2係止片45が連続している。第2係止片45は、梱包箱10の組み立て時には、折り線F20に沿って折り曲げられて、第3フラップ24に対して略直角に折り曲げられる。
第3フラップ24の側縁24Bには、折り線F22を介して第4フラップ40が連続している。第4フラップ40は、第3側板13の他方の端縁13Bに沿って延出し、第3側板13の他方の端縁13Bとの間は、原板からブランクシート2を打ち抜く際に切り離される。第4フラップ40の長さL2は、第2フラップ22の長さL2と略同じ長さに形成されている。第2フラップ22及び第4フラップ40は、第1フラップ21と第3フラップ24との間の余分な部分の原板を用いて形成され、それぞれの幅W6が一方の対向する側板11,13の幅W4の略半分の大きさに形成される。
第4フラップ40は、第3フラップ24の側縁24Bに折り線F22を介して連続された第3板部40Aと、第3板部40Aの端縁40Cに折り線F23を介して連続された第4板部40Bとを備えている。なお、第4板部40Bと、第2係止片45との間は、原板からブランクシート2を打ち抜く際に切り離される。
第3板部40Aは、梱包箱10の組み立て時には、折り線F22を山折りし、第3フラップ24に対して略直角に折り曲げられ、第3側板13に内接した状態で梱包箱10内に収容される。
また、第4板部40Bは、梱包箱10の組み立て時には、折り線F23を山折りし、第3板部40Aに対して略直角に折り曲げられる。これにより、第4フラップ40は、水平断面L字形状に折り曲げられて、第2係止片45が第4板部40Bに覆い被さった状態で、梱包箱10内に収容される。
第2係止片45、及び、第4板部40Bには、第4板部40Bを第3板部40Aに対して断面L字形状に折り曲げた状態で保持させる第2折り曲げ保持部50が設けられている。第2折り曲げ保持部50は、第2係止片45に設けられた第2係合部51と、第4板部40Bに設けられた第2被係合部52とから構成される。第2係合部51、及び、第2被係合部52は、それぞれ対応する台形状に形成された第3舌片41、第4舌片42を備える。第3舌片41と第4舌片42とは、第2係止片45が第4板部40Bに覆い被さった状態で重なり合うように設けられている。
第3舌片41は、短辺46Aが折り線F24を介して第2係止片45に連続し、一組の対辺47A及び長辺(台形の最大幅)48Aが第2係止片45から切り離されている。同様に、第4舌片42は、短辺46Bが折り線F25を介して第4板部40Bに連続し、一組の対辺47B及び長辺(台形の最大幅)48Bが第4板部40Bから切り離されている。これにより、第4板部40Bには、第4舌片42により、台形に沿う第2孔部49が形成される。
第2係止片45に設けられた第3舌片41と、第4板部40Bに設けられた第4舌片42とは、短辺46A,46Bの長さ、及び、短辺46A,46Bと長辺48A,48B間の高さは略同じ寸法に形成されている。また、第2係止片45に設けられた第3舌片41の長辺48Aの長さL6は、第4板部40Bに設けられた第4舌片42の長辺48Bの長さL7よりも長く形成されている。
梱包箱10の組み立て時には、水平断面L字形状に折り曲げられた第4フラップ40の第4板部40Bの第4舌片42に対して、第4板部40Bに覆い被さった第2係止片45の第3舌片41を押し当て、折り線F24,F25を山折りして第3舌片41及び第4舌片42を第2孔部49に挿入し第4板部40Bの内側に押し込む。なお、第3舌片41、第4舌片42は、第2係止片45と第4板部40Bとを重畳させた際に対応する位置、および、形状に予め形成されている。
この構成によれば、第3舌片41の長辺48Aの長さL6は第4舌片42の長辺48Bの長さL7よりも長く形成されているため、第2孔部49を介して第4板部40Bの内側に押し込まれた第3舌片41は、第4板部40Bに引っ掛かる。これにより、第4板部40Bを、第3板部40Aに対して折り曲げた状態で安定して保持することができる。
第4フラップ40の下縁部43には、下縁43Aから所定の間隔P1を空けて、第4フラップ40の長さL2に渡って延在する折り線F26が予め設けられている。第4フラップ40の下縁部43は、この折り線44に沿って折り曲げ可能に構成される。第4フラップ40の高さは、第1高さH1か、或いは、下縁部43を折り線44に沿って折り曲げた第1高さH1よりも間隔P1分低い第2高さH2とすることができる。このように、第4フラップ40は、予め設けられた折り線44に沿って下縁部43を折り曲げるか否かにより高さが2段階に変更可能に構成されている。
これらの構成によれば、第1フラップ21の側縁21Aに折り線F13を介して連続する第2フラップ22と、第3フラップ24の側縁24Bに折り線F22を介して連続する第4フラップ40と、を水平断面L字形状に折り曲げて梱包箱10内の鉛蓄電池5と蓋フラップ19との間に空く空間に収容し、蓋フラップ19と鉛蓄電池5の上面との間に架橋することができる。これにより、鉛蓄電池5と梱包箱10との間に空く空間を発泡スチロール等の緩衝材で埋めることなく、第2板部22B、及び、第4板部40Bによって鉛蓄電池5が梱包箱10との間に空いた空間内で動くのを抑えることができるとともに、梱包箱10の上方からの荷重に対する強度を、さらに向上することができる。
また、第2フラップ22、及び、第4フラップ40の下縁部23,43を折り線F19,F26に沿って折り曲げるか否かで、第2フラップ22及び第4フラップ40の高さを2段階に変更することができ、高さの違う2種類の鉛蓄電池5を梱包する梱包箱10を1枚のブランクシート2から組み立てることができる。これにより、部品点数を増やすことなく、簡単な構造及び組立作業で、高さの違う2種類の鉛蓄電池5を緩衝材等を用いることなく1枚のブランクシート2を組み立てて梱包し、安定した強度を得ることができる梱包箱10を提供することができる。
1、2 ブランクシート
5 鉛蓄電池(梱包物)
10 梱包箱
11,12,13,14 側板(側板構成片)
11A,12A,13A,14A 一方の端縁
11B,12B,13B,14B 他方の端縁
15,16 底板(底板構成片)
19 蓋フラップ(蓋構成片)
20 差込み片
21 第1フラップ
21A 側縁
21C 端縁
22 第2フラップ(架橋フラップ)
22A 第1板部
22B 第2板部
23 下縁部
23A 下縁
24 第3フラップ
24A 端縁
27 第1舌片
28 第2舌片
30 折り曲げ保持部
31 第1係合部
32 第1被係合部
35A 第1舌片の長辺(台形の最大幅)
35B 第2舌片の長辺
36 孔部
F1〜F26 折り線
P1 間隔

Claims (6)

  1. 梱包箱を構成する複数の側板構成片が折り線を介して横に連続し、
    前記側板構成片の一方の各端縁に折り線を介して底板構成片が連続し、
    前記側板構成片の他方の端縁には、いずれか1つの側板構成片に折り線を介して蓋構成片が連続すると共に、折り曲げて組み立てたときに前記蓋構成片が連続する側板構成片とは相対向しない側板構成片の他方の端縁には折り線を介して各々フラップが連続し、
    その少なくとも1つのフラップの側縁に、折り曲げて組み立てたときに前記蓋構成片と梱包物との間を、水平断面L字形状に架橋する第2フラップが、折り線を介して連続するブランクシートを備え、
    当該ブランクシートを各折り線に沿って折り曲げて組み立てられていることを特徴とする梱包箱。
  2. 前記第2フラップは、当該第2フラップの下縁から所定の間隔を空けて当該第2フラップの幅に延在する折り線を備え、当該折り線から折り曲げて高さを変更可能に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の梱包箱。
  3. 前記第2フラップは、前記第1フラップの側縁に折り線を介して連続する第1板部と、前記第1板部の端縁に折り線を介して連続する第2板部とを備え、
    前記第2フラップを、前記第2板部を前記第1板部に対して折り曲げた水平断面L字形状の状態に保持する折り曲げ保持部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の梱包箱。
  4. 前記折り曲げ保持部は、前記第2板部に設けられた第1被係合部と、前記第1フラップの端縁に折り線を介して連続する係止片に設けられた第1係合部とを有し、前記第1係合部は、前記第1板部に対して第2板部を折り曲げた状態で前記第1被係合部に係合することを特徴とする請求項3に記載の梱包箱。
  5. 前記第1被係合部は、孔部を有し、前記第1係合部は、前記孔部に挿入可能な第1舌片を備え、前記第1舌片の最大幅が前記孔部の最大幅よりも幅広に形成されていることを特徴とする請求項4に記載の梱包箱。
  6. 前記第1被係合部は、前記孔部において折り曲げ可能な第2舌片を備え、前記第1舌片の長辺は、前記第2舌片の長辺よりも長く形成されていると共に、前記第1舌片と前記第2舌片とを重ねた状態で、第1舌片及び第2舌片を前記孔部に挿入されていることを特徴とする請求項5に記載の梱包箱。
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