JP2013203140A - ハイブリッド車両用自動変速機の制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車両用自動変速機の制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】第1モードと第2モードとが切換えられる際に発生する揺り返しショックの低減を図れるハイブリッド車両用自動変速機の制御装置を提供する。
【解決手段】制御部1は、入力部材の回転速度を検知する入力回転検知手段44と、EV走行時に、変速用摩擦係合要素を係合して自動変速機をニュートラル状態とする第1モードと変速用摩擦係合要素を解放して自動変速機をニュートラル状態とする第2モードとを切換えるモード切換え手段43と、第1モードと第2モードとが切換えられる際に、油圧制御装置6に指令して変速用摩擦係合要素の係合圧を徐々に変化させて該変速用摩擦係合要素を係合又は解放する係合制御手段41と、を備えている。係合制御手段41が、係合圧の変化を開始してからの入力部材の回転速度の変化が所定変化量以上となった際に、係合圧の変化度合を小さくするので、自動変速機構5における回転状態の遷移が抑えられる。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えばハイブリッド車両に搭載される自動変速機の制御装置に係り、詳しくは、モータの駆動力だけによるEV走行中に、ニュートラル状態に制御すると共に、電動オイルポンプで摩擦係合要素に潤滑油を供給するハイブリッド車両用自動変速機の制御装置に関する。
近年、車両の燃費向上等を図るために、種々のハイブリッド車両の開発が進められており、このようなハイブリッド車両の中には、ハイブリッド走行中やエンジン走行中に内燃エンジンの回転を変速する自動変速機を備えたものがある(特許文献1参照)。
特許文献1のように自動変速機を備えたハイブリッド車両にあっては、モータ・ジェネレータ(以下、単に「モータ」という)の駆動力だけによるEV走行中に、低速段(例えば前進1速段〜前進3速段)が判断される状態では第1クラッチ(C−1)を係合しつつ自動変速機をニュートラル状態にし、高速段(例えば前進4速段〜前進6速段)が判断される状態では第1クラッチ(C−1)を解放して、自動変速機をニュートラル状態にすることが提案されている。
特開2010−223399号公報
ところで、上記のようなハイブリッド車両の自動変速機にあっては、EV走行中に自動変速機内の出力側(車輪側)の部材が連れ回される。この際、第1クラッチが解放されたニュートラル状態では、基本的に自由回転状態であるが、複数の摩擦係合要素の引き摺り状態のバランスに基づき、各部材が所定の回転状態に落ち着く傾向にある。その所定の回転状態から例えば車速に応じて第1クラッチの係合が判断され、該第1クラッチが係合されると、上記の引き摺り状態のバランスが崩れ、異なる回転状態に遷移することになる。この際、回転状態が遷移することで回転速度が大幅に変化する部材があると、回転状態の遷移に応じて揺り返しショック(イナーシャショック)を発生することがあり、車体を介して搭乗者に伝わることで違和感を生じさせる虞があった。
そこで本発明は、第1モードと第2モードとが切換えられる際に発生する揺り返しショックの低減を図ることが可能なハイブリッド車両用自動変速機の制御装置を提供することを目的とするものである。
本発明は(例えば図1乃至図7参照)、内燃エンジン(2)に駆動連結される入力部材(12)と、車輪(80fl,80fr)に駆動連結される出力部材(11)と、前記入力部材(12)の回転(Nin)を変速して前記出力部材(11)に出力し得る自動変速機構(5)と、前記内燃エンジン(2)の停止中に駆動される電動オイルポンプ(32)と、前記電動オイルポンプ(32)が発生する油圧で係合し得ると共に前記自動変速機構(5)の回転伝達状態を変更し得る変速用摩擦係合要素(C−1)と、前記電動オイルポンプ(32)の油圧に基づき前記変速用摩擦係合要素(C−1)の係合圧(PC1)を調圧自在な油圧制御装置(6)と、を備え、前記内燃エンジン(2)を停止して回転電機(20)の駆動力で走行するEV走行時に、ニュートラル状態に制御されると共に前記車輪(80fl,80fr)によって前記出力部材(11)が回転されるハイブリッド車両用自動変速機(10)の制御装置(1)において、
前記入力部材(12)の回転速度(Nin)を検知する入力回転検知手段(44)と、
前記EV走行時に、前記変速用摩擦係合要素(C−1)を係合して前記自動変速機(10)をニュートラル状態とする第1モードと、前記変速用摩擦係合要素(C−1)を解放して前記自動変速機(10)をニュートラル状態とする第2モードと、を切換えるモード切換え手段(43)と、
前記第1モードと前記第2モードとが切換えられる際に、前記油圧制御装置(6)に指令して前記変速用摩擦係合要素(C−1)の係合圧(PC1)を徐々に変化させて該変速用摩擦係合要素(C−1)を係合又は解放する係合制御手段(41)と、を備え、
前記係合制御手段(41)は、前記係合圧(PC1)の変化を開始してからの前記入力部材(12)の回転速度(Nin)の変化が所定変化量(NinA)以上となった際に、前記係合圧(PC1)の変化度合を小さくすることを特徴とする。
また、本発明は(例えば図5及び図6参照)、前記係合制御手段(41)は、前記入力部材(12)の回転速度(Nin)の変化が前記所定変化量(NinA)以上となった際に、前記係合圧(PC1)の変化度合を0にし、該係合圧(PC1)の大きさを維持することを特徴とする。
更に、本発明は(例えば図5及び図6参照)、前記係合制御手段(41)は、前記入力部材(12)の回転速度(Nin)が変化する方向が反対になった後、前記係合圧(PC1)の大きさの維持を解除することを特徴とする。
更に具体的に、本発明は(例えば図4乃至図6参照)、前記入力部材(12)の回転速度(Nin)の変化が前記所定変化量(NinA)以上になってからの経過時間を計測する経過時間計測手段(42)を備え、
前記係合制御手段(41)は、前記経過時間が所定時間(TA)になった際に、前記係合圧(PC1)の大きさの維持を解除することを特徴とする。
更に詳細に、本発明は(例えば図4乃至図6参照)、前記係合制御手段(41)は、前記所定時間(TA)を、前記係合圧(PC1)の大きさの維持を開始した際の前記入力部材(12)の回転加速度(Ninα)に基づき設定することを特徴とする。
そして、本発明は(例えば図4乃至図6参照)、車速(V)を検知する車速検知手段(46)を備え、
前記モード切換え手段(43)は、前記車速(V)が所定車速(V1)未満となった際に第1モードに、該所定車速(V1)以上となった際に第2モードに切換えることを特徴とする。
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これは、発明の理解を容易にするための便宜的なものであり、特許請求の範囲の構成に何等影響を及ぼすものではない。
請求項1に係る本発明によると、係合制御手段が、第1モードと第2モードとが切換えられる際に油圧制御装置に指令して変速用摩擦係合要素の係合圧を徐々に変化させて該変速用摩擦係合要素を係合又は解放する場合にあって、入力部材の回転速度の変化が所定変化量以上となった際に係合圧の変化度合を小さくするので、自動変速機構における回転状態の遷移を抑えることができ、揺り返しショックの低減を図ることができて、搭乗者に違和感を与えることの防止を図ることができる。
請求項2に係る本発明によると、係合制御手段が、入力部材の回転速度の変化が所定変化量以上となった際に、係合圧の変化度合を0にし、該係合圧の大きさを維持するので、自動変速機構における回転状態の遷移が進行することを抑えることができ、揺り返しショックの低減を図ることができる。
請求項3に係る本発明によると、係合制御手段が、入力部材の回転速度が変化する方向が反対になった後、係合圧の大きさの維持を解除するので、自動変速機構における回転状態の遷移の進行が納まった後に、変速用摩擦係合要素の係合を再開することができ、係合圧の維持の解除後に揺り返しショックが発生することの防止を図ることができる。
請求項4に係る本発明によると、係合制御手段が、入力部材の回転速度の変化が所定変化量以上になってからの経過時間が所定時間になった際に、係合圧の大きさの維持を解除するので、入力回転検知手段により実際に入力部材の回転速度の変化を監視することなく、入力部材の回転速度が変化する方向が反対になった後に係合圧の大きさの維持の解除を行うことを可能にすることができ、特に入力回転検知手段による細かい回転速度の検出を不要とすることができる。
請求項5に係る本発明によると、係合制御手段が、所定時間を、係合圧の大きさの維持を開始した際の入力部材の回転加速度に基づき設定するので、所定時間の経過後に、確実に入力部材の回転速度が変化する方向が反対になるように設定することができ、確実に入力部材の回転速度が変化する方向が反対になった後に係合圧の大きさの維持の解除を行うことができる。
請求項6に係る本発明によると、モード切換え手段が、車速が所定車速未満となった際に第1モードに、所定車速以上となった際に第2モードに切換えるので、特に車両の惰性走行中に変速用摩擦係合要素の係合が行われる際に、揺り返しショックが搭乗者に伝播され易いが、入力部材の回転速度の変化が所定変化量以上となった際に係合圧の変化度合を小さくするので、自動変速機構における回転状態の遷移を抑えることができ、揺り返しショックの低減を図ることができて、搭乗者に違和感を与えることの防止を図ることができる。
本発明を適用し得るハイブリッド車両を示す概略図。 本ハイブリッド車両用自動変速機を示す概略断面図。 本ハイブリッド車両用自動変速機の係合表。 ハイブリッド車両用自動変速機の制御装置を示すブロック図。 EV走行時のモード切換え制御を示すフローチャート。 クラッチC−1の係合時を示すタイムチャート。 自動変速機構における回転状態変化を示す速度線図。
以下、本発明に係る実施の形態を図1乃至図7に沿って説明する。まず、図1に沿って、本発明を提供し得るハイブリッド車両の一例を説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係るハイブリッド車両100は、リヤモータ式ハイブリッド車両であり、前方側に内燃エンジン(E/G)2を搭載し、該内燃エンジン2と前側の左右の車輪80fl,80frとの間の伝達経路上にハイブリッド車両用自動変速機(以下、単に「自動変速機」という)10が搭載された、いわゆるFF(フロントエンジン、フロントドライブ)タイプの車両のように構成されていると共に、後側の左右の車輪80rl,80rrに駆動連結されるリヤモータ(Rear Motor)(回転電機)20を備えており、つまりエンジン走行時には前輪駆動、EV走行時には後輪駆動、ハイブリッド走行時には四輪駆動が可能となるように構成されている。
詳細には、内燃エンジン2には、ベルト式統合型スタータ・ジェネレータ(Belt Integrated Starter Generator)3Aが接続されており、該内燃エンジン2が始動自在に構成されている。ベルト式統合型スタータ・ジェネレータ(BISG)3Aは、インバータ(Inverter)23を介して高電圧バッテリ(Hi−V Battery)24から電力が供給されることで、内燃エンジン2を高出力で始動し得ると共に、内燃エンジン2の始動中(駆動中)は、高電圧バッテリ24に対する充電も可能に構成されている。
一方のスタータ(Starter)3Bは、一般的な低電圧バッテリ(Lo−V Battery)26(いわゆる12V型電源)で駆動するようなスタータである。本ハイブリッド車両100では、常温(例えば0度以上)ではベルト式統合型スタータ・ジェネレータ(BISG)3Aを用いてアイドル時の回転速度よりも高い回転速度まで内燃エンジン2の回転速度を上昇した後に該内燃エンジン2の点火を行い、低温時(例えば0度未満)ではスタータ3Bを用いて内燃エンジン2の通常始動を行う。
上記内燃エンジン2には、詳しくは後述する自動変速機10が接続されている。自動変速機10は、大まかに、トルクコンバータ(T/C)4、自動変速機構(T/M)5、油圧制御装置(V/B)6などを有して構成されており、内燃エンジン2にはトルクコンバータ4が駆動連結されている。該トルクコンバータ4には自動変速機構(T/M)5が駆動連結されており、該自動変速機構5は、詳しくは後述するようにディファレンシャル装置D(図2参照)を介して左右車軸81l,81rに接続され、前側の左右の車輪80fl,80frに駆動連結されている。
また、該自動変速機構5には、後述の変速用の摩擦係合要素(クラッチやブレーキ)を油圧制御するための油圧制御装置(V/B)6が付設されており、該油圧制御装置6は、制御部(TCU:Transmission Control Unit)(ハイブリッド車両用自動変速機の制御装置)1からの電子指令に基づき、内蔵されたソレノイドバルブ等が電子制御される。また、油圧制御装置6には、詳しくは後述するように、内燃エンジン2とは独立して駆動される(即ち機械式オイルポンプの停止中に駆動し得る)電動オイルポンプ32が付設されており、該電動オイルポンプ32から油圧制御装置6に対して油圧供給し得るように構成されている。即ち、上記変速用の摩擦係合要素の各油圧サーボに供給される係合圧は、電動オイルポンプ32及び機械式オイルポンプ(不図示)の発生する油圧に基づき油圧制御装置6で調圧自在に調圧される。
なお、電動オイルポンプ32や制御部1は、低電圧バッテリ26の電力を用いて駆動される。該低電圧バッテリ26は、DC/DCコンバータ(降圧回路)25を介して高電圧バッテリ24に接続されており、該高電圧バッテリ24から電力が供給されるように構成されている。
一方、上記リヤモータ20は、インバータ23を介して高電圧バッテリ24に接続されており、力行・回生自在に構成されている。該リヤモータ20は、モータ切離しクラッチC−Mを介してギヤボックス(Gear Box)21に駆動連結されている。ギヤボックス21には、図示を省略した所定減速比の減速ギヤ機構及びディファレンシャル装置が内蔵されており、モータ切離しクラッチC−Mの係合時には、該リヤモータ20の回転を、ギヤボックス21の減速ギヤ機構で減速しつつ、かつディファレンシャル装置で左右車軸82l,82rの差回転を吸収しつつ、後側の左右の車輪80rl,80rrに伝達する。
続いて、自動変速機10の構成について図2に沿って説明する。本自動変速機10は、内燃エンジン2(図1参照)と前側の左右の車輪80fl,80frとの間の伝達経路上に配置されており、内燃エンジン2のクランク軸に接続し得る自動変速機の入力軸8を有していると共に、該入力軸8の軸方向を中心として上述のトルクコンバータ4と自動変速機構5とを備えている。
トルクコンバータ4は、自動変速機10の入力軸8に接続されたポンプインペラ4aと、作動流体を介して該ポンプインペラ4aの回転が伝達されるタービンランナ4bと、タービンランナ4bからポンプインペラ4aに戻るオイルを整流しつつトルク増大作用を生じさせるステータ4cとを有していると共に、該タービンランナ4bは、上記入力軸8と同軸上に配設された上記自動変速機構5の入力軸(入力部材)12に接続されている。また、該トルクコンバータ4には、ロックアップクラッチ7が備えられており、該ロックアップクラッチ7が係合されると、上記自動変速機10の入力軸8の回転が自動変速機構5の入力軸12に直接伝達される。
なお、ステータ4cは、ワンウェイクラッチFによって、ポンプインペラ4aの回転よりタービンランナ4bの回転が下回る状態で回転が固定されて、オイルの流れの反力を受圧してトルク増大作用を生じさせ、タービンランナ4bの回転が上回る状態になると空転して、オイルの流れが負方向に作用しないように構成されている。
また、ポンプインペラ4aは、その自動変速機構5側が、ミッションケース9に固定された隔壁内に配設された機械式オイルポンプ(不図示)に駆動連結されており、つまり機械式オイルポンプは、入力軸8を介して内燃エンジン2に連動されるように駆動連結されている。
上記自動変速機構5には、入力軸12上において、プラネタリギヤSPと、プラネタリギヤユニットPUとが備えられている。上記プラネタリギヤSPは、サンギヤS1、キャリヤCR1、及びリングギヤR1を備えており、該キャリヤCR1に、サンギヤS1及びリングギヤR1に噛合するピニオンP1を有している、いわゆるシングルピニオンプラネタリギヤである。
また、該プラネタリギヤユニットPUは、4つの回転要素としてサンギヤS2、サンギヤS3、キャリヤCR2、及びリングギヤR2を有し、該キャリヤCR2に、サンギヤS2及びリングギヤR2に噛合するロングピニオンPLと、サンギヤS3に噛合するショートピニオンPSとを互いに噛合する形で有している、いわゆるラビニヨ型プラネタリギヤである。
上記プラネタリギヤSPのサンギヤS1は、ミッションケース9に一体的に固定され、回転が固定されている。また、上記リングギヤR1は、上記入力軸12の回転と同回転(以下「入力回転」という。)になっている。更に上記キャリヤCR1は、該固定されたサンギヤS1と該入力回転するリングギヤR1とにより、入力回転が減速された減速回転になると共に、クラッチ(変速用摩擦係合要素)C−1及びクラッチC−3に接続されている。
上記プラネタリギヤユニットPUのサンギヤS2は、バンドブレーキからなるブレーキB−1に接続されてミッションケース9に対して固定自在となっていると共に、上記クラッチC−3に接続され、該クラッチC−3を介して上記キャリヤCR1の減速回転が入力自在となっている。また、上記サンギヤS3は、クラッチC−1に接続されており、上記キャリヤCR1の減速回転が入力自在となっている。
更に、上記キャリヤCR2は、入力軸12の回転が入力されるクラッチC−2に接続され、該クラッチC−2を介して入力回転が入力自在となっており、また、ワンウェイクラッチF−1及びブレーキB−2に接続されて、該ワンウェイクラッチF−1を介してミッションケースに対して一方向の回転が規制されると共に、該ブレーキB−2を介して回転が固定自在となっている。そして、上記リングギヤR2は、カウンタギヤ(出力部材)11に接続されており、該カウンタギヤ11は、カウンタシャフト15、ディファレンシャル装置Dを介して車輪80fl,80frに接続されている。
以上のように構成されたハイブリッド車両100は、内燃エンジン2の駆動力を用いたエンジン走行にあっては、図1に示すモータ切離しクラッチC−Mが解放されて、リヤモータ20が車輪80rl,80rrから切離された状態にされる。そして、自動変速機10において、車速やアクセル開度に応じて制御部1により最適な変速段が判断されることで油圧制御装置6が電子制御され、その変速判断に基づき形成される前進1速段〜前進6速段及び後進段で内燃エンジン2の駆動力を変速して、車輪80fl,80frに該内燃エンジン2の駆動力を伝達する。なお、自動変速機10の前進1速段〜前進6速段及び後進段は、図3に示す作動表のように、各クラッチC−1〜C−3、ブレーキB−1〜B−2、ワンウェイクラッチF−1が作動(係合制御)されることにより、自動変速機構5の回転伝達状態が変更されて達成される。
また、上記エンジン走行モードからハイブリッド走行に移行する際は、図1に示すモータ切離しクラッチC−Mが係合されて、リヤモータ20が車輪80rl,80rrに駆動連結される。これにより、上記内燃エンジン2の駆動力に加え、アクセル開度(運転者の駆動力要求)に基づき、リヤモータ20の駆動力が適宜にアシスト或いは回生され、つまり内燃エンジン2の駆動力とリヤモータ20の駆動力とを用いてハイブリッド車両100が走行される。
なお、上記内燃エンジン2の駆動力によるエンジン走行モード時の加速時などにあっては、モータ切離しクラッチC−Mを解放し、リヤモータ20を車輪80rl,80rrから切離して走行抵抗にならないようにしてもよい。また、エンジン走行時であっても、減速時にはモータ切離しクラッチC−Mを係合し、リヤモータ20で回生ブレーキを実行する方が燃費向上に対して好ましい。
そして、EV走行にあっては、図1に示すモータ切離しクラッチC−Mが係合されて、リヤモータ20が車輪80rl,80rrに駆動連結され、かつ内燃エンジン2が停止されると共に自動変速機10における各クラッチC−2〜C−3、ブレーキB−1〜B−2が解放制御されて、該自動変速機10が空転可能なニュートラル状態にされる。これにより、アクセル開度(運転者の駆動力要求)に基づき、リヤモータ20の駆動力が適宜に力行或いは回生され、つまりリヤモータ20の駆動力だけを用いてハイブリッド車両100が走行される。
このEV走行中にあっては、自動変速機構5の車輪80fl,80frに駆動連結された部材(例えばディファレンシャル装置D,カウンタシャフト15、カウンタギヤ11、プラネタリギヤユニットPUの各ギヤなど)が連れ回されると共に、内燃エンジン2の停止によって機械式オイルポンプ31が停止される。従って、EV走行中は、電動オイルポンプ32によって、自動変速機構5の潤滑部位への潤滑油の供給を行う。
また、本ハイブリッド車両100では、EV走行中において、特許文献1(特開2010−223399号公報)と同様に、詳しくは後述する制御部(TCU)1のモード切換え手段43が、例えば車速が所定車速未満になったことに基づき、前進1速段から前進3速段に相当すると判断する場合には第1モードに切換え、EV走行からハイブリッド走行又はエンジン走行への移行準備としてクラッチC−1を係合制御しておく。反対に、後述する制御部(TCU)1のモード切換え手段43が、例えば車速が所定車速以上になったことに基づき、前進4速段から前進6速段に相当すると判断する場合には第2モードに切換え、クラッチC−1を解放制御しておく。なお、このEV走行中におけるクラッチC−1の係合・解放制御は、電動オイルポンプ32の油圧に基づき油圧制御装置6によってクラッチC−1の係合圧PC1が自在に調圧されることによって実行される。
ここで、自動変速機構5において、第2モード(クラッチC−1を解放状態)における第2の回転状態から、第1モード(クラッチC−1を係合状態)における第1の回転状態に遷移する場合について図2及び図7に沿って説明する。
EV走行中にあって、制御部1が第2モードに切換えた状態、即ち例えば前進4速段から前進6速段に相当すると判断する走行状態では、高速走行における各クラッチやブレーキの引き摺りを防止する目的で、全てのクラッチ及びブレーキ(クラッチC−1、クラッチC−2、クラッチC−3、ブレーキB−1、ブレーキB−2)を解放制御するように指令し、自動変速機構5がニュートラル状態になるように制御する。
この第2モードのニュートラル状態にあって、上記ブレーキB−1は、バンドブレーキである特性上、ドラム状部材(不図示)の周囲を囲むように配設されているので、高速回転時にドラム状部材に引き摺られ易いという特徴がある。ブレーキB−1が引き摺られると、図7に示す速度線図のように、車輪80fl,frの回転に連動するリングギヤR2の回転状態に対して、サンギヤS2の回転が略々停止し(微小回転し)、サンギヤS3はリングギヤR2の回転よりも高回転で回転する。またこの際、クラッチC−2も僅かに引き摺りが生じるため、プラネタリギヤSPにおいて、キャリヤCR1及びリングギヤR1が僅かに回転した状態となる。
この第2モードのニュートラル状態から第1モードに切換えられ、例えばクラッチC−1が急係合されたと仮定すると、自動変速機構5内部の回転状態が遷移し、まず、サンギヤS2の回転速度がクラッチC−1の係合によって矢印Aに示すように下降していく。すると、クラッチC−1の係合によってサンギヤS2とキャリヤCR1とが駆動連結されるため(図2参照)、矢印Bで示すようにキャリヤCR1の回転速度が急上昇し、その後、サンギヤS2の回転速度の下降に伴って、キャリヤCR1の回転速度も僅かに下降する。
従って、プラネタリギヤユニットPUにおいても回転状態が変化してイナーシャトルクが生じると共に、特にプラネタリギヤSPにおいて、矢印Bで示すように回転速度が上昇した後に下降すると、揺り返しショックが発生することになる。
以下、このようなクラッチC−1の係合による揺り返しショックの発生を低減する制御、及びその制御を行う制御部1の構成について、図4乃至図6に沿って説明する。
制御部(TCU)1は、図4に示すように、係合制御手段41、経過時間計測手段42、モード切換え手段43、入力回転検知手段44、車速検知手段46、等を備えて構成されており、また、該制御部1には、入力軸12の回転速度を検出する入力軸回転センサ60と、カウンタギヤ11(或いはカウンタシャフト15)の回転速度を検出する出力軸回転(車速)センサ61とが接続されている。
図5に示すように、制御部1は、EV走行中となると、本モード切換え制御を開始する(S11)。まず、出力軸回転(車速)センサ61の検出信号に基づき、車速検知手段46が、車両100の車速Vが所定車速V1(例えば30km/h)以上であることを判定した場合は(S12のYes)、それを受けてモード切換え手段43は、第2モードへの切換えを選択し(S22)、クラッチC−1を解放制御して(S23)、そのまま終了する(S24)。
ついで、例えば図6に示す時点t1において、車速検知手段46が、車両100の車速Vが所定車速V1未満になったことを判定した場合は(S12のNo)、それを受けてモード切換え手段43は、第1モードへの切換えを選択する(S13)。すると、係合制御手段41は、まず、クラッチC−1の係合圧(指令値)PC1の上昇を開始して(S14)、ファーストフィル制御を行い、クラッチC−1の不図示の油圧サーボへ油を充満して実係合圧PC1−Rを上昇する、いわゆるガタ詰め動作を行い、一時的に係合圧(指令値)PC1を降下して待機圧に維持する。
上記係合圧(指令値)PC1を降下して待機圧にすると、入力軸回転センサ60の検出信号に基づき、入力回転検知手段44が入力軸12の回転速度変化(入力回転速度Ninの変化)を監視(検知)し、係合制御手段41は、係合圧の変化を開始してからの入力軸回転変化が所定変化量ΔNinA以上であるか否かを判定する(S15)。
入力軸回転変化が所定変化量ΔNinA以上でない場合(S15のNo)、係合制御手段41は、図6に示す時点t2から係合圧(指令値)PC1のスイープアップ(即ち、徐々に上昇(変化)させる)を開始し(S16)、クラッチC−1の係合が完了したか否かを判定する(S17)。クラッチC−1の係合が完了した場合は(S18のYes)、つまり上述の揺り返しショック(イナーシャショック)が発生することなくクラッチC−1の係合が完了したことになるので、第1モードへの切換えを終了する(S24)。
一方、例えば係合圧(指令値)PC1のスイープアップ中であって、図6に示す時点t3において、入力軸回転変化が所定変化量ΔNinA以上となった場合は(S15のYes)、まず、経過時間計測手段42により経過タイマの計測を開始し(S18)、続いて、係合圧(指令値)PC1のスイープアップを中断して、係合圧(指令値)PC1の変化を0にして、つまり係合圧(指令値)PC1が変化しないように一定に維持する制御を開始する(S19)。これにより、実係合圧PC1−Rも上昇しないように一定圧に維持され、つまりクラッチC−1の係合の進行が停止される。
また、この入力軸回転変化が所定変化量ΔNinA以上となった際には、入力回転検知手段44によって入力軸12の回転加速度Ninαを検知し、係合制御手段41は、この際の回転加速度Ninαの大きさに基づき、回転加速度Ninαの大きさが大きければ大きいほど長くなるように所定時間TAを設定する。この所定時間TAは、つまるところ、入力軸回転変化の方向が変わった後となる時間(増加方向から減少方向に変化した後となる時間)に設定される。
そして、係合制御手段41は、経過タイマが所定時間TA以上となるまで、つまり所定時間TAが経過するまで待機して係合圧(指令値)PC1が変化しないように一定に維持し(S20のNo)、図6に示す時点t4において、経過タイマが所定時間TA以上となると(つまり入力軸回転変化が所定変化量ΔNinA以上となってから所定時間TAが経過すると)(S20のYes)、入力軸回転変化が収束しているはずであるので、係合圧(指令値)PC1の維持を解除し、係合完了圧に上昇する(S21)。これにより、実係合圧PC1−Rは急上昇され、つまりクラッチC−1の係合が完了され、第1モードへの切換えを終了する(S24)。
以上のように本自動変速機10の制御部1によると、係合制御手段41が、第2モードから第1モードに切換えられる際に油圧制御装置6に指令してクラッチC−1の係合圧PC1を徐々に変化(上昇)させて該クラッチC−1を係合する場合にあって、入力軸12の回転速度(入力回転速度Nin)の変化が所定変化量ΔNinA以上となった際に係合圧PC1の変化度合を0にし、該係合圧PC1の大きさを維持するので、自動変速機構5における回転状態の遷移が進行することを抑えることができ、揺り返しショックの低減を図ることができて、搭乗者に違和感を与えることの防止を図ることができる。
また、係合制御手段41が、入力軸12の回転速度が変化する方向が反対になった後、係合圧PC1の大きさの維持を解除するので、自動変速機構5における回転状態の遷移の進行が納まった後に、クラッチC−1の係合を再開することができ、係合圧PC1の維持の解除後に揺り返しショックが発生することの防止を図ることができる。
特に係合制御手段41が、入力軸12の回転速度の変化が所定変化量ΔNinA以上になってからの経過時間が所定時間TAになった際に、係合圧PC1の大きさの維持を解除するので、入力回転検知手段44により実際に入力軸12の回転速度の変化を監視することなく、入力軸12の回転速度が変化する方向が反対になった後に係合圧PC1の大きさの維持の解除を行うことを可能にすることができ、特に入力回転検知手段44による細かい回転速度の検出を不要とすることができる。
また、係合制御手段41が、所定時間TAを、係合圧PC1の大きさの維持を開始した際の入力軸12の回転加速度Ninαに基づき設定するので、所定時間TAの経過後に、確実に入力軸12の回転速度が変化する方向が反対になるように設定することができ、確実に入力軸12の回転速度が変化する方向が反対になった後に係合圧PC1の大きさの維持の解除を行うことができる。
そして、モード切換え手段43が、車速Vが所定車速V1未満となった際に第1モードに、所定車速V1以上となった際に第2モードに切換えるので、特に車両100の惰性走行中にクラッチC−1の係合が行われる際に、揺り返しショックが搭乗者に伝播され易いが、入力軸12の回転速度の変化が所定変化量ΔNinA以上となった際に係合圧PC1の大きさを維持するので、自動変速機構5における回転状態の遷移を抑えることができ、揺り返しショックの低減を図ることができて、搭乗者に違和感を与えることの防止を図ることができる。
なお、以上説明した本実施の形態においては、ニュートラル状態にあって第2モードから第1モードに切換えられ、クラッチC−1が係合される際の揺り返しショックの低減を図るものを説明したが、反対に第1モードから第2モードに切換えられ、クラッチC−1が解放される際にあっても、急解放によるショックの発生が考えられるので、その際も係合圧の変化度合(即ち、徐々に係合圧を低下させる度合)を小さくすることでショックの低減を図ることが考えられる。
また、本実施の形態にあっては、入力部材の回転速度の変化が所定変化量以上となった際に、係合圧の変化度合を0にし、係合圧の大きさを維持するものを説明したが、少なくとも係合圧の変化度合を小さくするだけで、ショック低減の効果を得られることは言うまでもない。
また、本実施の形態にあっては、自動変速機構5における回転状態の遷移の進行が納まったことを、所定時間TAの経過によって判定するものだけを説明したが、勿論、入力回転検知手段44により実際に入力軸12の回転速度の変化を監視するようにしてもよい。
また、本実施の形態にあっては、第1モードと第2モードとの切換えでクラッチC−1を係合・解放するものを説明し、そのクラッチC−1の係合圧の変化度合を小さくすることで、ショック低減を図ったものを説明したが、クラッチC−1以外の変速用の摩擦係合要素を第1モードと第2モードとの切換えで係合・解放する自動変速機である場合であって、その変速用摩擦係合要素の係合圧の変化度合を小さくすることでショック低減を図ることができるものであるならば、同様に本発明を適用し得る。
また、本実施の形態にあっては、クラッチC−1の係合圧(指令値)PC1の上昇の仕方として、一旦係合圧(指令値)を上昇した後に待機圧まで下げるステップ状の矩形波を信号出力するファーストフィルを行うものを説明したが(図6の時点t1から時点t2までの間)、これに限らず、係合圧(指令値)PC1を一旦上昇せずにそのまま待機圧に指令するような制御であってもよい。
また、本実施の形態においては、本自動変速機10をリヤモータ式のハイブリッド車両100に適用した場合を一例として説明したが、これに限らず、自動変速機を搭載し、EV走行中におけるニュートラル状態で第1モード(変速用摩擦係合要素の係合状態)と第2モード(変速用摩擦係合要素の解放状態)とを切換えるようなハイブリッド車両であれば、どのような車両であっても、本発明を適用し得る。例えば、前輪をモータにて駆動し、後輪をエンジン及び自動変速機にて駆動する、フロントモータ式のハイブリッド車両などが挙げられる。また勿論であるが、ハイブリッド車両とは、充電によりEV走行し得るプラグイン・ハイブリッド車両を含む概念である。
また、本実施の形態では、自動変速機10が前進6速段及び後進段を達成する多段式自動変速機であるものを説明したが、これに限らず、例えば前進7速段以上や前進5速段以下の多段変速機であっても、本発明を適用し得る。
また、本実施の形態では、EV走行中において前進1速段ないし前進3速段が判定される際に第1モードに切換えて変速用摩擦係合要素を係合しておくものを説明したが、EV走行中に変速用摩擦係合要素を係合する場合として、前進1速段ないし前進3速段に限定されるものではなく、例えば前進4速段と前進5速段との間や前進5速段と前進6速段との間などのようなタイミングで、変速用摩擦係合要素の係合・解放(第1モードと第2モードと)を切換えるものであってもよい。
1 ハイブリッド車両用自動変速機の制御装置(制御部)
2 内燃エンジン
5 自動変速機構
6 油圧制御装置
10 ハイブリッド車両用自動変速機(自動変速機)
11 出力部材(カウンタギヤ)
12 入力部材(入力軸)
20 回転電機(モータ)
32 電動オイルポンプ
41 係合制御手段
42 経過時間計測手段
43 モード切換え手段
44 入力回転検知手段
46 車速検知手段
80fl,80fr 車輪
C−1 変速用摩擦係合要素(クラッチ)
Nin 入力部材の回転(入力回転速度)
NinA 所定変化量
Ninα 入力部材の回転加速度
C1 係合圧
TA 所定時間
V 車速
V1 所定車速

Claims (6)

  1. 内燃エンジンに駆動連結される入力部材と、車輪に駆動連結される出力部材と、前記入力部材の回転を変速して前記出力部材に出力し得る自動変速機構と、前記内燃エンジンの停止中に駆動される電動オイルポンプと、前記電動オイルポンプが発生する油圧で係合し得ると共に前記自動変速機構の回転伝達状態を変更し得る変速用摩擦係合要素と、前記電動オイルポンプの油圧に基づき前記変速用摩擦係合要素の係合圧を調圧自在な油圧制御装置と、を備え、前記内燃エンジンを停止して回転電機の駆動力で走行するEV走行時に、ニュートラル状態に制御されると共に前記車輪によって前記出力部材が回転されるハイブリッド車両用自動変速機の制御装置において、
    前記入力部材の回転速度を検知する入力回転検知手段と、
    前記EV走行時に、前記変速用摩擦係合要素を係合して前記自動変速機をニュートラル状態とする第1モードと、前記変速用摩擦係合要素を解放して前記自動変速機をニュートラル状態とする第2モードと、を切換えるモード切換え手段と、
    前記第1モードと前記第2モードとが切換えられる際に、前記油圧制御装置に指令して前記変速用摩擦係合要素の係合圧を徐々に変化させて該変速用摩擦係合要素を係合又は解放する係合制御手段と、を備え、
    前記係合制御手段は、前記係合圧の変化を開始してからの前記入力部材の回転速度の変化が所定変化量以上となった際に、前記係合圧の変化度合を小さくする、
    ことを特徴とするハイブリッド車両用自動変速機の制御装置。
  2. 前記係合制御手段は、前記入力部材の回転速度の変化が前記所定変化量以上となった際に、前記係合圧の変化度合を0にし、該係合圧の大きさを維持する、
    ことを特徴とする請求項1記載のハイブリッド車両用自動変速機の制御装置。
  3. 前記係合制御手段は、前記入力部材の回転速度が変化する方向が反対になった後、前記係合圧の大きさの維持を解除する、
    ことを特徴とする請求項2記載のハイブリッド車両用自動変速機の制御装置。
  4. 前記入力部材の回転速度の変化が前記所定変化量以上になってからの経過時間を計測する経過時間計測手段を備え、
    前記係合制御手段は、前記経過時間が所定時間になった際に、前記係合圧の大きさの維持を解除する、
    ことを特徴とする請求項2または3記載のハイブリッド車両用自動変速機の制御装置。
  5. 前記係合制御手段は、前記所定時間を、前記係合圧の大きさの維持を開始した際の前記入力部材の回転加速度に基づき設定する、
    ことを特徴とする請求項4記載のハイブリッド車両用自動変速機の制御装置。
  6. 車速を検知する車速検知手段を備え、
    前記モード切換え手段は、前記車速が所定車速未満となった際に第1モードに、該所定車速以上となった際に第2モードに切換える、
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか記載のハイブリッド車両用自動変速機の制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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