JP2013202934A - 記録装置 - Google Patents

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浩 竹内
Hiroyuki Yoda
浩之 依田
Kenji Oshima
建志 大嶋
Noriyasu Aoki
義安 青木
Satoshi Shimizu
聡史 清水
Kazutoshi Sakamoto
一峻 坂本
Nobuhisa Nomoto
伸寿 野本
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Abstract

【課題】外装筐体の外側に記録用の液体を収容する液体収容タンクが配置され、このタンクから外装筐体内に液体供給チューブを引き込み、外装筐体内に配置される記録ヘッドに接続する構成の記録装置であっても、液体供給チューブの配置が複雑化し難い記録装置を提供すること。
【解決手段】
外装ハウジング27の外部に配置されるインクタンク23と、インクタンク23内のインクをインクヘッド31に供給する複数のインク供給チューブ24とを備えるプリンター1において、インク供給チューブ24の、少なくとも一部において、少なくとも2つの組に分けられ、インク供給チューブ24は、分けられた部分が、プリンター1に設けられる異なる挿通部に通され、インクタンク23とインクヘッド31に接続されていること。
【選択図】図19

Description

本発明は、記録装置に関する。
記録装置の一種であるインクジェットプリンターの中には、たとえば、特許文献1,2に開示されるように、インクジェットプリンターを構成する外装筐体(外装ハウジング)の外側に、インクタンクを備える構成のものがある。かかる構成のインクジェットプリンターにおいては、外装筐体の外側から内側にインクチューブを引き込み、外装筐体の外側に配置されているインクタンクから外装筐体の内部に配置される記録ヘッドにインクを供給する必要がある。
中国特許出願公報番号538909 中国実用新案公報番号CN2825289Y
しかしながら、インクチューブをインクジェットプリンターの外部から内部に引き込むにあたっては、インクチューブを引き込む位置(挿通部)を選択したり、インクジェットプリンター内の構造物に配慮してインクチューブを配置する必要がある。そのため、インクチューブの配置が複雑になる虞がある。
そこで、本発明は、外装筐体の外側に記録用の液体を収容する液体収容タンクが配置され、このタンクから外装筐体内に液体供給チューブを引き込み、外装筐体内に配置される記録ヘッドに接続する構成の記録装置であっても、液体供給チューブの配置が複雑化し難い記録装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、記録媒体を搬送する搬送機構と、記録媒体に対して記録用の液体を噴射し情報の記録を行う記録ヘッドと、記録ヘッドが搭載され、記録媒体の搬送方向と直交する方向である主走査方向に往復移動するキャリッジと、搬送機構、記録ヘッドおよびキャリッジを収容する筐体と、筐体の外部に配置され、液体が貯留される液体収容タンクと、液体収容タンク内の液体を記録ヘッドに供給する複数の液体供給チューブとを備える記録装置において、複数の液体供給チューブは、少なくとも一部において、少なくとも2つの組に分けられ、複数の液体供給チューブは、分けられた部分が、記録装置に設けられる異なる挿通部に通され、液体収容タンクと記録ヘッドに接続されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、液体供給チューブの分割された部分をそれぞれ異なる挿通部に通すことができ、液体供給チューブの経路の選択が増える。
また、上述の発明に加えて、複数の液体供給チューブは、キャリッジの部分において互いに拘束されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、液体供給チューブの配置を簡便なものとすることができ、記録装置内の構造物への不要な接触を少なくすることができる。
また、上述の発明に加えて、操作部が配置される操作部配置面を有する操作パネルと、筐体内に配置され操作パネルを支持するフレーム体と、操作部配置面が、排出口が形成される側壁部の外側面に沿った位置に配置される収納位置と、主走査方向に沿う方向に配置される軸部を中心に外側面から筐体の外側に回動された突出位置とに変位可能に配置されるように、操作パネルを回動可能に支持する回動支持機構と、操作パネルが突出位置に配置された状態が保持されるように、筐体側に固定される固定部材に対して操作パネルを支持する支持部材とを有し、支持部材は、操作パネルの背面との間に間隔を空けて主走査方向に並行に配置される連結部材を有し、支持部材の主走査方向両側とフレーム体との間の間隙を挿通部とし、複数の液体供給チューブの少なくとも1本が通されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、間隙に通された部分よりも液体収容タンク側の液体供給チューブの移動を抑えることをでき、記録媒体との干渉を防止できる。
また、上述の発明に加えて、記録媒体がセットされる記録媒体装填部に備えられ、記録媒体を搬送方向に沿ってガイドするガイド部材を備え、ガイド部材とフレーム体との間の間隙を挿通部とし、この挿通部に複数の液体供給チューブのうち少なくとも1本が通されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、記録装置を上述のように構成した場合には、ガイド部材とフレームとの間隙で液体供給チューブを保持することができ、キャリッジの移動に伴う液体供給チューブの変形量を少なくすることができ、液体供給チューブの損傷を防止できる。
また、上述の発明に加えて、排出口の内側には、記録用紙の排出を妨げないない位置に設けられた仕切板により、記録用紙が搬送される搬送経路と排出口の主走査方向の側面とが仕切られており、仕切板と側面との間の間隙を挿通部とし、この挿通部に複数の液体供給チューブのうち少なくとも1本が通されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、液体供給チューブが搬送経路の側に移動しないようにすることができ、記録媒体との干渉を防止できる。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、キャリッジに対して主走査方向の一方側から接続されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、液体供給チューブの分割されている部分の配置を簡易な配置とすることができる。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、複数の流路が隣接される多連の液体供給チューブであることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、液体供給キューブの配置を簡便なものとすることができ、記録装置内の構造物への不要な接触を少なくすることができる。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、記録媒体が搬送される搬送経路の主走査方向の両側に配置される挿通部に通されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、液体供給チューブを搬送経路の両側に配置し易くなり、搬送経路を搬送される記録媒体との干渉を防止できる。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、キャリッジよりも搬送方向上流側に配置される挿通部に通されていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、搬送経路を搬送される記録媒体との干渉を防止できる。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、キャリッジよりも搬送方向下流側に配置される挿通部に通されていることとする。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、記録媒体が搬送される搬送経路の側部側に配置される挿通部とキャリッジよりも搬送方向上流側にされる挿通部とに通されていることとする。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、記録媒体が搬送される搬送経路の側部側に配置される挿通部とキャリッジよりも搬送方向下流側に配置される挿通部とに通されていることとする。
また、上述の発明に加えて、液体供給チューブは、キャリッジよりも搬送方向上流側に配置される挿通部とキャリッジよりも搬送方向下流側に配置される挿通部とに通されていることとする。
また、上述の発明に加えて、搬送機構が配置される筐体の内部の空間と、筐体の外部とを連通する開口部と、開口部を開閉する蓋体と、開口部と蓋体との間に配置され、開口部が閉塞しないように蓋体を支持する支持部材とを有し、挿通部は、開口部と蓋体との間に設けられていることとする。
記録装置を上述のように構成した場合には、液体供給チューブを容易に筐体内に引き込むことができる。
プリンターを示した外観斜視図である。 スキャナーユニットを開放状態とした際のプリンターを示した斜視図である。 プリンターを示した側面視断面図である。 プリンターユニットの内部構造を示した側面視断面図である。 装置フレームを示した斜視図である。 操作パネルを使用位置に傾動した際のプリンターを示した斜視図である。 操作パネルが収納位置に配置されたときの回動支持機構を示した裏面斜視図である。 操作パネルが突出位置に配置されたときの回動支持機構を示した裏面斜視図である。 操作パネルが突出位置に配置されたときの回動支持機構を示した裏面斜視図である。 (a)は、ストッパーフレームを示した斜視図である。(b)は、ストッパーフレームを示した側面図である。 (a)は、フロントフレーム部を示した斜視図である。(b)は、フロントフレーム部を示した側面図である。 収納位置から突出位置に傾動させる引出し動作を示した遷移図である。 突出位置から収納位置に傾動させる押戻し動作を示した遷移図である。 用紙トレイ側に設けられる挿通部の概略構成を示す図である。 連結部材と操作パネルとの間にインクチューブを通す状態を示す図である。 インクチューブの他の配置例を示す側面視断面図である。 インクチューブの他の配置例2を示すプリンターの斜視図である。インクチューブの配置の例3を示す装置フレームの裏面斜視図である。 インクチューブの他の配置例4を示すプリンターの斜視図である。インクチューブの配置の例4を示すプリンターの側面視断面図である。 インクチューブの他の配置例4を示すプリンターの斜視図である。
以下、本発明の記録装置の実施の形態に係るインクジェットプリンター(以下、単にプリンターと記載する)1について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、図1に示す矢印X1で示す方向を前方(前側)、矢印X2で示す方向を後方(後側)、後方から前方に向かって左手側となる矢印Y1で示す方向を左方(左側)、矢印Y2で示す方向を右方(右側)、矢印Z1で示す方向を上方(上側)、そして矢印Z2で示す方向を下方(下側)として説明を行う。
図1は、プリンター1を示した外観斜視図である。図1に示すように、プリンター1は、プリンターユニット(画像記録装置)2に加えて、スキャナーユニット3を備える、いわゆる複合機として構成されている。スキャナーユニット3は、プリンターユニット2の上部に配置され、プリンターユニット2とスキャナーユニット3とは一体の構成となっている。プリンターユニット2の前面には、両ユニットを操作するための操作部であるボタン群4が備えられる操作パネル(パネル体)5が設けられている。
図2は、スキャナーユニット3を開放状態としたプリンター1を示した斜視図である。図1および図2に示すように、スキャナーユニット3は、後端部の開閉機構6を介してプリンターユニット2に回動自在に支持されており、プリンターユニット2の上部を開閉自在に覆っている。すなわち、スキャナーユニット3を回動方向に引き上げることで、プリンターユニット2の上面開口部7を露出させ、当該上面開口部7を介して、プリンターユニット2の内部が露出される(開放状態:図2参照)。
一方、スキャナーユニット3を回動方向に引き降ろしプリンターユニット2上に載置することで、スキャナーユニット3によって上面開口部7が閉塞される(閉塞状態:図1参照)。スキャナーユニット3を開放し、上面開口部7を露出させることで、ユーザーは上面開口部7からプリンターユニット2の内部にアクセスすることができ、紙詰まりの解消等の処理を行うことができる。
なお、図1および図2に示すように、本実施の形態では、インクタンク23から印刷部22にインクを供給する液体供給チューブとしてのインクチューブ24が、インクチューブ24S1,24S2の2組に分割されて、プリンターユニット2の筐体の外部へと引き出されている(後述)。
図3は、プリンター1を示した側面視断面図である。図2および図3に示すように、スキャナーユニット3は、筐体を呈するアッパーフレーム8と、アッパーフレーム8に収容された画像読取部9(図4参照)と、アッパーフレーム8の上部に回動自在に支持された上蓋10と、を備えている。また、詳細は後述するが、アッパーフレーム8の後端部には、開閉機構6のスキャナーユニット3側の構成部材が設けられている。なお、スキャナーユニットは、不図示の原稿台を具備しており、この原稿台に読取対象物が載置可能となっている。このスキャナーユニット12は、イメージセンサーを備えるスキャナー用キャリッジと、キャリッジ駆動機構と、各駆動部位の制御を司る制御部等を備えている(いずれも図示省略)。そして、原稿台に載置された読取対象物に対して、制御部での制御によってキャリッジ駆動機構によってスキャナー用キャリッジのイメージセンサーが相対的に移動させられ、それにより読取対象物が読み取られる。
図2に戻って説明すると、プリンターユニット2は、記録媒体として枚葉の記録用紙P(印刷用紙や単票紙)を搬送経路20(図5参照)に沿って搬送する搬送機構21と、搬送経路20の上方に配設され、記録用紙Pにインクジェット方式で印刷処理を行う印刷部(記録部)22と、印刷部22に供給する記録用の液体としてのインクが貯留される液体収容タンクとしてのインクタンク23と、インクタンク23から印刷部22にインクを供給する液体供給チューブとしてのインクチューブ24と、前面に配設されたパネル形式の操作パネル5と、搬送機構21、印刷部22および操作パネル5を支持したフレーム体である装置フレーム25と、これらを覆う筐体であって排出口26が配置される装置ハウジング(ハウジング)27と、を備えている。装置フレーム25は装置ハウジング27内に配置されている。インクタンク23は、装置ハウジング27の外側、すなわち、プリンター1の外側に配置されている。また、図示を省略するが、後面下部には、USBポートおよび電源ポートが配設されている。すなわち、プリンター1は、USBポートを介してコンピューター等に接続可能に構成されている。
図4は、プリンターユニット2の内部構造を示した側面視断面図である。図2および図4に示すように、印刷部22は、装置フレーム25に支持されると共にY軸方向に幅一杯に延在する板金製のガイドフレーム28と、ガイドフレーム28に往復動自在に支持されたキャリッジユニット29と、キャリッジユニット29をガイドフレーム28に沿って往復動させるキャリッジ移動機構30(図2参照)と、を備えている。そして、このキャリッジユニット29に、記録ヘッドとしてのインクヘッド31が搭載されている。
ガイドフレーム28は、断面「C」宇状に形成されており、その上下でキャリッジユニット29の係合スライダー部32が係合する。これにより、キャリッジユニット29は、ガイドフレーム28に掛け止めされるようにして片持ちで且つ延在方向(Y軸方向)に往復動自在に、すなわちスライド自在に支持されている。キャリッジ移動機構30は、ガイドフレーム28に沿って延在するタイミングベルト33と、タイミングベルト33を架け渡した主動プーリ(図示省略)および従動プーリ34と、タイミングベルト33とキャリッジユニット29(キャリッジ35)とを連結する連結固定部(図示省略)と、主動プーリを駆動するキャリッジモーター(図示省略)と、を備えている。キャリッジモーターが正逆回転すると、タイミングベルト33を介してキャリッジユニット29がY軸方向(左右方向)に往復動する。この往復動に伴って、キャリッジユニット29のインクヘッド31が吐出駆動することにより、いわゆる主走査が行われる。
図4に示すように、キャリッジユニット29は、係合スライダー部32を介してガイドフレーム28に往復動自在に支持された箱状のキャリッジ35と、キャリッジ35の下面に一体に組み込まれたインクヘッド31と、キャリッジ35に搭載された4個のインク貯留部36と、を備えている。
インクタンク23とインク貯留部36とはインクチューブ24を介して接続され、インクヘッド31にはインク貯留部36に貯留されたインクが供給される。つまり、インクタンク23内のインクは、インクチューブ24およびインク貯留部36を介してインクヘッド31に供給される。インクヘッド31は、4色のインク滴を吐出する4連のノズル列(図示省略)を有している。
インクタンク23は、4つのノズル列に対応して4色のインクをそれぞれ個別に貯留する個別のタンクを有している。インクチューブ24は、4本のチューブ部分(図示省略)が並列される構成であり、インクタンク23の各色毎の個別タンクと各インク貯留部36とを一対一で接続している。
各インク貯留部36は、インクヘッド31の4つのノズル列に一対一で接続されている。したがって、インクタンク23の各個別タンク内のインクは、対応するチューブ部分および各インク貯留部36を介してインクヘッド31の対応するノズル列に供給される。
なお、本実施の形態のプリンター1では、インクタンク23からインクヘッド31へのインクの供給をインク貯留部36を介して行っているが、インク貯留部36を介すことなく、インクチューブ24を直接インクヘッド31に接続する構成としてもよい。また、インクの色は4色に限らず、4色未満、あるいは5色以上であってもよく、インクチューブ24を構成するインクチューブの数およびインク貯留部36の数はインクの色数に対応したものとなる。インクヘッド31の4つのノズル列は、相互に並行に且つX軸方向に延在し、送られる記録用紙に対し所定のペーパーギャップを存して下向きに配設されている。
キャリッジユニット29には、信号線としてのフレキシブルフラットケーブル(以下、FFCと記載する。)38が接続されているFFC38は、インクヘッド31とインクヘッド31の駆動制御を行う図示を省略する制御部とを接続する。また、FFC38は、インク貯留部36内のインクの貯留量に関する情報を該制御部に送る。該制御部からFFC38を介してインクヘッド31に駆動制御信号が送られ、インクヘッド31は、この駆動制御信号に基づいてインク滴を噴射する。FFC38は、図2に示すように、インクヘッド31から後方、すなわち、キャリッジ35を挟んで、排出口26が配置される側とは反対の側に配置されている。
図4に示すように、搬送機構21は、記録用紙Pが左揃えでセットされる記録媒体装填部としての用紙トレイ39と、用紙トレイ39から記録用紙Pを1枚ずつ分離して送り出す分離ローラー40と、分離ローラー40の下流側に位置し、記録用紙Pを搬送経路20に沿って印刷部22に送り込む給紙ローラー41と、給紙ローラー41の下流側に位置し、インクヘッド31に対面するプラテン42と、プラテン42の下流側に位置する鋸歯状のガイドローラー43と、ガイドローラー43の下流側に位置し、排出口26(図2参照)から記録用紙Pを送り出す排紙ローラー44と、を備えている。用紙トレイ39には、記録用紙Pの左端縁をガイドするガイド部材39Aが備えられている。給紙ローラー41、ガイドローラー43、および排紙ローラー44は、それぞれ、分離ローラー40により用紙トレイ39から分離された記録用紙Pを前方に向かって搬送する搬送ローラーとして構成される。
給紙ローラー41は、下側の給紙駆動ローラー41Aと上側の給紙従動ローラー41Bとから成るニップローラーで構成され、同様に排紙ローラー44は、下側の排紙駆動ローラー44Aと上側の排紙従動ローラー44Bとから成るニップローラーで構成されている。また、ガイドローラー43および排紙従動ローラー44Bは、装置フレーム25とは独立のローラーフレーム45に支持されて、ローラーアッセンブリー46を構成している。そして、給紙ローラー41は、記録用紙の送り(副走査)を制御するメインローラーとして機能し、排紙ローラー44は、プラテン42の上側に位置する記録用紙に張力(tension)を付与するテンションローラーとして機能する。
分離ローラー40により、用紙トレイ39から送り込まれた記録用紙は、給紙ローラー41により、プラテン42上を排紙ローラー44に向かって前方に間欠送りされる(副走査)。この間欠送りに同期して、キャリッジユニット29が左右方向に往復動しながらインクを選択的に吐出して(主走査)、所望の印刷が行われる。一方、プラテン42を越えてガイドローラー43に達した記録用紙Pの先端は、ガイドローラー43により上反り状態を矯正されるようにして、排紙ローラー44に送り込まれる。このようにして、印刷が完了した記録用紙Pは、排紙ローラー44により、排出口26から前方に送り出される。
図5は、装置フレーム25を示した斜視図である。図5に示すように、装置フレーム25は、プリンターユニット2の各部を支持するフレームであり、一体成形された樹脂で構成されている。具体的には、装置フレーム25は、ベースフレーム部47と、ベースフレーム部47に立設され、搬送機構21の各構成部材およびガイドフレーム28(図4参照)を両側で支持する左右一対のサイドフレーム部48と、ベースフレーム部47の前部において、スキャナーユニット3の前部の支持を補強すると共に操作パネル5を支持する左右一対のフロントフレーム部49と、ベースフレーム部47の後部において、開閉機構6を介してスキャナーユニット3(図2参照)を開閉自在に支持する左右一対のリアフレーム部50と、を備えている。
一対のフロントフレーム部49は、スキャナーユニット3の前部を支持した装置ハウジング27の上プレートを下側から受ける。また、操作パネル5は、回動支持機構51(図7参照)により、図1に示す収納位置52と図6に示す突出位置53とに変位することができる。すなわち、操作パネル5は、収納位置52と突出位置53とに変位可能である。図1に示す操作パネル5の収納位置52は、操作部としてのボタン群4が配置される操作部配置面54が、装置ハウジング27の排出口26が配置される側壁部55の外側面56に沿った位置に配置される位置である。
図6に示す操作パネル5の突出位置53は、操作部配置面54が、上方から下方に向かに従って前方に突出するように操作部配置面54が傾斜する位置である。操作パネル5は、図6に示す突出位置53に配置された状態で、支持部材としてのストッパーフレーム57(図7参照)が固定部材としてのストッパーガイド58(図5,7参照)に対して支持される。これにより、突出位置53に配置された操作パネル5の収納位置52への移動が阻止される。すなわち、ストッパーフレーム57がストッパーガイド58に対して支持されることで、操作パネル5は、突出位置53に配置された状態が維持される。
ユーザーが、操作パネル5を把持し収納位置52から引き出すと、操作パネル5が回動支持機構51にガイドされて、突出位置53に回動させられる。突出位置53では、ストッパーフレーム57がストッパーガイド58に対して支持されることで、操作パネル5の突出位置53が維持される。一方、操作パネル5を突出位置53からストッパーガイド58によるストッパーフレーム57の支持を解除しつつ押し戻すと、操作パネル5が回動支持機構51にガイドされて、収納位置52に回動する。
なお、操作パネル5の操作部配置面54に配置されるボタン群4は、たとえば、起動ボタン、リセットボタンおよび選択ボタンと言った、複数の操作用のボタンを有する。ボタン群4は、プリンターユニット2のみならず、スキャナーユニット3も操作するボタンを有している。操作部配置面54には、設定情報等を表示する液晶表示部59が配置されているが、液晶表示部59は、必ずしも必要としない。
次に、図1、図6ないし図13を参照して、回動支持機構51について詳細に説明する。図7は、操作パネル5が収納位置52(図1参照)に配置された状態にあるプリンターユニット2内の構成を示す裏面斜視図である。図8は、操作パネル5が突出位置53(図6参照)に配置された状態にあるプリンターユニット2内の構成を示す裏面斜視図である。図9は、操作パネル5が突出位置53に配置されたときの回動支持機構51、ストッパーフレーム57およびストッパーガイド58の配置を示した側面構造図である。図1、図6ないし図9に示すように、回動支持機構51は、操作パネル5を、収納位置52(図1参照)と、収納位置52から前方に迫り出すように回動した突出位置53(図6参照)との間で回動自在に支持する機構である。また、図9に示すように、ストッパーフレーム57とストッパーガイド58とは、操作パネル5が突出位置53に配置された状態を維持させるための部材である。
図7ないし図9に示すように、回動支持機構51は、操作パネル5の左右の端面の上部に配置され突出して設けられる軸部60,60と、上記の両フロントフレーム部49に設けられ、軸部60,60を回動自在に支持する軸受部としてのトラック孔61とを有する。軸部60,60は、操作パネル5に一体に形成されてもよく、或いは取り付けられた部材で構成されてもよい。また、トラック孔61は、両フロントフレーム部49に形成され、左右一対の軸部60,60をそれぞれスライド自在且つ回転自在に支持する。各トラック孔61は、若干前下がりに傾いて上下方向に延在する長孔で形成されている。すなわち、トラック孔61は、軸部60,60を主走査方向に沿う方向で支持すると共に、プリンター1の上後方から下前方に軸部60,60を回転自在且つスライド自在にガイドする。
図7に示すように、ストッパーフレーム57は、前方に配置される前端部62を操作パネル5に回動自在に連結されている。ストッパーガイド58は、両フロントフレーム部49に一体に形成され、ストッパーフレーム57を前後にガイドする。これにより、操作パネル5は、収納位置52における起立姿勢と、前方に迫り出した突出位置53における傾斜姿勢をとることが出来る。
図9に示すように、ストッパーガイド58には、ストッパーフレーム57の被度当り面63に当接するストッパーフレーム係止部64が設けられ、ストッパーフレーム57の後方への移動を規制する。ストッパーフレーム57と操作パネル5との間には、ストッパーフレーム57を上方に回動付勢する付勢バネ65が備えられている。したがって、図9に示すように、操作パネル5が突出位置53に配置されると、ストッパーフレーム57がストッパーガイド58のストッパーフレーム係止部64に当接し、操作パネル5は、突出位置53に配置された状態が維持される。操作パネル5の収納時にクリック感を生じさせるクリック部66が備えられている。
図10(a)は、ストッパーフレーム57を示した斜視図である。図10(b)は、ストッパーフレーム57を示した側面図である。図10(a)および(b)に示すように、ストッパーフレーム57は、操作パネル5の幅方向に離間し、各ストッパーガイド58に対応して係合する左右一対のストッパー部材67と、一対のストッパー部材67を連結する連結部材68と、連結部材68の下側に設けられ、ストッパーフレーム57の係止を解除するロック解除レバー(係止解除部材)69(図10(b)参照)と、を有し、一体に形成されている。
一対のストッパー部材67および連結部材68の前端部62には、左右方向(主走査方向)に並列した複数(本実施の形態では4箇所)の回動連結部70が形成されている。各回動連結部70は、軸部71を有し、当該軸部71を、操作パネル5の背面に形成された「C」字状の各係合部72(図7参照)に係合させることで、ストッパーフレーム57が操作パネル5に回動自在に連結される。また、一対のストッパー部材67および連結部材68には、縦横に延在する複数の補強リブ73が形成されている。連結部材68は、長手方向を左右方向(主走査方向)に向け、操作パネル5の背面(装置ハウジング27の内側に向く面)に対して並行するように配置されている。また、隣接する回動連結部70と回動連結部70との間には、連結部材68と操作パネル5との間に間隙74A,74B,74C(図7参照)が形成されている。
各ストッパー部材67には、その側端面に突出し、ストッパーガイド58に係合するスライド突起75と、その先端部において下方に突出した抜止め突起76Aと、が形成されている。各スライド突起75は、ストッパー部材67の先端方向に延在して形成されている。そして、各スライド突起75の延在方向先端部には、上面側に形成され且つ先端方向に延在すると共に、後述の位置規制面77(図11(b)参照)に当接する被規制面78と、スライド突起75の先端面で且つ被規制面78に対し鋭角を成す傾斜面であり、後述の度当り面79(図11(b)参照)に当接する被度当り面63と、が形成されている。被規制面78は、上側(位置規制面77側)で最初に位置規制面77突き当たるよう、他の部分から突出して形成されている。また、スライド突起75の後端部下面側には、被規制面78に対し並行に延在し、後述の下ガイド面81(図11(b)参照)が摺接する被ガイド面82が形成されている。そして、スライド突起75は、ストッパーガイド58に対しスライド自在に係合する一方、抜止め突起76Aは、操作パネル5の最大傾回動状態において後述の規制突起76B(図11(b)参照)に当接する。
ロック解除レバー69は、付勢バネ65の付勢力に抗して、回動連結部70を中心に、ストッパーフレーム57を下方に回動するレバーである。この回動によって、ストッパーフレーム57とストッパーガイド58との係止を解除する。ロック解除レバー69は、連結部材68の下側に設けられ、操作パネル5の裏面側下部に向かって延在している(図9参照)。すなわち、操作パネル5を下側から把持した際、一緒に把持できるように配設されている。上記係止を解除する際の回動方向は、ロック解除レバー69を操作パネル5側に近づける方向となっており、操作パネル5とロック解除レバー69とを一緒に把持した際、その把持力によって、ストッパーフレーム57を回動し、上記係止が解除される。
図9に示すように、付勢バネ65は、ストッパーフレーム57を、その前端部62において、上方、すなわち、後述のストッパーガイド58の位置規制面77側に常時回動付勢している。具体的には、幅方向両端の2つの回動連結部70に配設した2つのねじりコイルバネ83で構成されており、各ねじりコイルバネ83は、一端を操作パネル5に、他端をストッパーフレーム57に係止されている。
図11(a)は、フロントフレーム部49を示した斜視図である。図11(b)は、フロントフレーム部49を示した側面図である。図11に示すように、各ストッパーガイド58は、各フロントフレーム部49の内側に突出して一体に形成されている。すなわち、一対のストッパーガイド58は、操作パネル5の幅方向に離間して設けられている。そして、各ストッパーガイド58は、若干前下がり傾いて前後方向に延在し、スライド突起75と係合するスライドガイド部84と、上方への段部85を存してスライドガイド部84に連なると共に、操作パネル5が使用・位置に移動した際にスライド突起75を係止するストッパーフレーム係止部64と、スライドガイド部84およびストッパーフレーム係止部64の下方に配設され、最大回動状態において抜止め突起76Aが突き当たる規制突起76と、を備えている。
スライドガイド部84により、各スライド突起75を介して、各ストッパー部材67をガイドすると共に、操作パネル5が突出位置53に配置されているときに、ストッパーフレーム係止部64により、各スライド突起75を介して、各ストッパー部材67を係止する。この場合、スライドガイド部84は、直線状に延在しており、ストッパー部材67を直線状に移動するようにガイドする。これにより、ストッパー部材67の移動が規制されるため、同時に操作パネル5の移動(動き)が規制され、操作パネル5の回動が円滑に行われる。すなわち、操作パネル5のスライド移動および回動が適切規制されるため、回動に伴う拗れを防止することができる。
ストッパーフレーム係止部64は、スライド突起75の被度当り面63が当接する度当り面79と、スライド突起75の被規制面78が当接し、付勢バネ65に抗してスライド突起75(ストッパー部材67)を位置規制する位置規制面77と、を有している。度当り面79は、ストッパー部材67を介して操作パネル5から受ける力(スライド突起75の延在方向への力)に対し、ストッパー部材67を位置規制面77側に押圧する方向の分力を生じさせる傾斜面で構成されている。すなわち、度当り面79は、位置規制面77に対し鋭角をなしている。操作パネル5が使用位置に位置した際、スライド突起75の被度当り面63および被規制面78が、ストッパーフレーム係止部64の度当り面79および位置規制面77に当接することで、ストッパー部材67が係止され、ストッパー部材67を介して、操作パネル5の突出姿勢(傾斜姿勢)が維持される。すなわち、ストッパー部材67およびストッパーフレーム係止部64により、操作パネル5の突出位置を保持する。なお、被度当り面63および被規制面78は、度当り面79および位置規制面77に倣う角度に形成されている。
スライドガイド部84は、後端部に位置し、スライド突起75の被度当り面63が当接する傾斜面である度当り面80と、スライド突起75の被規制面78を当接させて上面をガイドする上ガイド面86と、スライド突起75の被ガイド面82を当接させて下面をガイドする下ガイド面81と、を有している。スライドガイド部84の度当り面80および上ガイド面86は、ストッパーフレーム係止部64の度当り面79および位置規制面77に倣う角度で形成されている。そして、収納位置52と使用位置との間で回動する際には、スライド突起75を上ガイド面86および下ガイド面81に摺接させて、ストッパー部材67をガイドする。なお、スライドガイド部84は、操作パネル5が後述するクリック係合によって収納位置52に位置規制された状態において、被度当り面63と度当り面80との間に、間隙(間隔)が生じるように設計されている。したがって、度当り面80は、操作パネル5が、収納位置52からさらに押し込まれたときに、これを規制する。
また、段部85を含むスライドガイド部84とストッパーフレーム係止部64との相互の移行部分は、面取り形状に形成されている。すなわち、スライド突起75が、スライドガイド部84とストッパーフレーム係止部64との間を円滑に移動するように形成されている。なお、上記付勢バネ65は、ストッパー部材67が、ストッパーフレーム係止部64に係止されるように回動付勢している。すなわち、被規制面78が、位置規制面77および上ガイド面86に当接する方向に回動付勢している。
図9に示すように、クリック部66は、操作パネル5の左右両端から後方に延在し、それぞれクリック突起88Aを有する一対のクリック板87と、一対のフロントフレーム部49に形成され、一対のクリック突起88Aが軽くクリック係合するクリック穴(収納規制部)88と、クリック穴88からクリック突起88Aの移動軌跡に倣って延在して形成され、クリック突起88Aが摺接する摺接溝89と、を備えている。クリック突起88Aは、半球状に形成されており、クリック突起88Aが、クリック穴88に落ち込むように縦合することで、クリック感を奏すると共に操作パネル5を収納位置52に位置規制している。なお、クリック穴88の位置規制を越えて、操作パネル5が押される場合には、スライド突起75がスライドガイド部84の度当り面79に当接して、操作パネル5が位置規制される。
ここで図12および図13を参照して回動動作について説明する。図12は、収納位置52から使用位置に回動させる引出し動作を示した遷移図である。図13は、使用位置から収納位置52に回動させる押戻し動作を示した遷移図である。まず、図12を参照して、引出し動作について説明する。図12に示すように、操作パネル5が収納位置52に位置する際には、軸部60,60がトラック孔61の上端位置に位置し、スライド突起75がスライドガイド部84の後端部に位置している(図12(a)参照)。この状態から、ユーザーが操作パネル5を把持し引き出し始めると、軸部60,60がトラック孔61にガイドされて、回転しながら下前方に移動する。これに伴って、操作パネル5が下前方に移動する。加えて、スライド突起75がスライドガイド部84にガイドされて、前方に移動する。これに伴って、ストッパー部材67は操作パネル5に対し相対的に回動しつつ前方に移動する(図12(b)参照)。
ユーザーによる引き出しが進むと、軸部60,60がトラック孔61の下端部に移動する。一方、スライド突起75が段部85を超え、付勢バネ65の付勢力によって、スライドガイド部84からストッパーフレーム係止部64に入り込む(図12(c)参照)。これらに伴って、操作パネル5が使用位置に移動する。この際、スライド突起75をストッパーフレーム係止部64が係止して、操作パネル5を使用姿勢で保持する。そのため、ボタン群4を押下した際の押圧力等によって、操作パネル5が収納側に押し戻されることがない。
次に図13を参照して、押戻し動作について説明する。押戻し動作では、操作パネル5が使用位置に位置した状態(図13(a)参照)から、まず、操作パネル5の使用姿勢の保持を解除する解除動作を行う。具体的には、ユーザーが操作パネル5とロック解除レバー69とを一緒に把持する。この把持力によって、ロック解除レバー69を介し、ストッパーフレーム57が下方(位置規制面77に対する反対方向に)回動する。これに伴って、スライド突起75の先端部がストッパーフレーム係止部64から下方に離脱し、操作パネル5の使用姿勢の保持が解除される(図13(b)参照)。
その後、ユーザーが操作パネル5を押し込むと、軸部60,60が各トラック孔61にガイドされて、回転しながら上後方に移動し、一方、スライド突起75がスライドガイド部84にガイドされ、ストッパー部材67が後方に移動していく(図13(c)参照)。ユーザーによる押込みが進むと、軸部60,60がトラック孔61の上端部に到達すると共に、スライド突起75がスライドガイド部84の後端部に到達する。これに伴って、操作パネル5が収納位置52に移動する(図13(d)参照)。
ここで、図2、図7および図8に示すような、インクタンク23とインクヘッド31とを繋ぐインクチューブ24は、複数のチューブ部分(図示省略)から構成されていて、このチューブ部分が、インクタンクのうち個別の色の個別タンクに接続されている。そして、全ての色の個別タンクに連通しているチューブ部分が1つに束ねられて(または並んで)配置されている訳ではなく、2つのグループに分けられている。以下では、インクチューブ24の2つのグループを、それぞれインクチューブ24S1およびインクチューブ24S2とする。
図2に示す構成では、2つのグループのインクチューブ24のうち、インクチューブ24S1は、装置ハウジング27内から排出口26を通って外部へと引き出されている。すなわち、インクチューブ24S1は、排出口26よりも後方側(X2側)に位置するキャリッジ35から前方側(X1側)の排出口26に向かう態様で配置されている。そして、インクチューブ24S1は、装置ハウジング27内から排出口26(挿通部)を通って外部へと引き出されている。ここで、図2に示す構成では、インクチューブ24S1は排出口26の右方側(Y2側)の端部に偏る状態に配置されている。
一方、2つのグループのインクチューブ24のうち、インクチューブ24S2は、キャリッジ35から後方側(X2側)に向かう態様で、装置ハウジング27内から引き出されている。詳述すると、図14に示すように、インクチューブ24S2は、ガイド部材39Aとリアフレーム部50との間隙(挿通部99)を通って、装置ハウジング27の内部から外部へと引き出されている。この場合において、リアフレーム部50の内側、すなわちガイド部材39Aの側に、装置ハウジング27の一部であって、リアフレーム部50のガイド部材39Aの側を覆う部分が介在していてもよい。この場合には、インクチューブ24S2は、リアフレーム部50および装置ハウジング27とガイド部材39Aとの間隙を通されることになる。
ところで、インクチューブ24は、インクチューブ24S1とインクチューブ24S2とに分割されている。そのため、インクチューブ24S1およびインクチューブ24S2の太さは、それぞれインクチューブ24の太さよりも細い。ここで、排出口26には、記録用紙Pが搬送される搬送経路20が配置されている。したがって、排出口26を通るインクチューブの太さを細くすることで、排出口26を搬送される記録用紙Pとの干渉を防止できる。したがって、インクチューブ24を分割せずに排出口26に通す場合に比べて、分割されたインクチューブ24S1を通すことで、記録用紙Pとインクチューブ24S1とが干渉してしまう虞を低減できる。
また、ガイド部材39Aとリアフレーム部50との間隙(挿通部99)は、プリンター1の大型化を抑えるため、できるだけ小さく構成される。したがって、インクチューブ24を分割せずにガイド部材39Aとリアフレーム部50との間隙に通す場合に比べて、分割されたインクチューブ24S2とすることで、インクチューブ24S2を該間隙に容易に通すことができる。また、ガイド部材39Aとリアフレーム部50との間隙は狭いため、インクチューブ24S2が移動し難いように保持し易い。そのため、ガイド部材39Aとリアフレーム部50との間隙でインクチューブ24S2が保持されることで、キャリッジ35の移動に伴うインクチューブ24S2の変形量を少なくすることができ、インクチューブ24の損傷を防止できる。
上述のように、インクチューブ24を複数に分割し、分割された部分をプリンター1の外部と内部とを連通する隙間に通すことで、狭い隙間にもインクチューブ24を通すことができる。また、インクチューブ24を複数に分割し、分割された部分(インクチューブ24S1,24S2)をそれぞれ異なる挿通部に通すことで、インクチューブ24の経路の選択が増える。たとえば、上述したように、分割されていないインクチューブ24を排出口26に通す場合には、排出口26内を搬送される記録用紙Pとの干渉が起こり易くなる。しかしながら、インクチューブ24をインクチューブ24S1,24S2とに分割することで、インクチューブ24S2については、ガイド部材39Aとリアフレーム部50との間隙に通すことができるというように、インクチューブ24の経路の選択肢が増え、これにより排出口26に通されるインクチューブ24のスペースを小さくできるため、記録用紙Pとの干渉の虞を低減できる。
なお、排出口26を通されるインクチューブ24S1は、図1,2,6等に示すように、排出口26の左右方向の中よりも左右方向の何れか一方の側に偏倚した位置(本例では右側)を通されることが好ましい。一方の側に偏倚することで、排出口26から排出される記録用紙Pの進路の妨げになり難い。また、2グループに分けられたインクチューブ24S1,24S2は、2本ずつに分けるようにしても良いが、インクチューブ24S1,24S2のうちいずれか一方を3本とし、残りの他方を1本となるように分けても良い。
(インクチューブ24の他の配置例1)
なお、上述の説明においては、インクチューブ24S1は排出口26を通ると共に、インクチューブ24S2は、ガイド部材39Aとリアフレーム部50との間隙(挿通部99)を通って、装置ハウジング27の内部から外部へと引き出される構成について説明している。しかしながら、2つに分けられたインクチューブ24S1,24S2が、排出口26の左右の両側から装置ハウジング27の外部へと引き出される構成としてもよい。
この場合において、図15に示すように、連結部材68と操作パネル5との間に間隙74A,74Cに、インクチューブ24S1,24S2を通すようにしてもよい。このように、間隙74A,74Cにインクチューブ24S1,24S2を通す場合には、連結部材68と操作パネル5とによって、インクチューブ24S1,24S2を支持することが可能となる。また、インクチューブ24をインクチューブ24S1,24S2という2つのグループに分けることにより、狭い間隙74A,74Cにインクチューブ24S1,24S2を通しやすくなる。
なお、インクチューブ24は、たとえば、図7に点線で示すように、連結部材68に対して後方に延在するビーム94を固定し、このビーム94に、2つに分けられる前のインクチューブ24を固定するように構成しても良い。この場合には、キャリッジ35が移動する場合においても、インクチューブ24が装置ハウジング27の内部で不規則に移動するのが防止可能となる。
また、上述したビーム94に代えて、2つに分けられる前のインクチューブ24を、図16に示すようなチューブ支持杆95に固定するように構成しても良い。チューブ支持杆95は、ローラーフレーム45にを備える構成としてもよい。チューブ支持杆95によりインクチューブ24を下方から支持することで、インクチューブ24の下垂を抑えることができ、インクチューブ24が装置ハウジング27内の構造物に衝突したり記録用紙Pの搬送の障害になることを防止できる。チューブ支持杆95は、先端部が二股に分かれるチューブ保持部96を有する。インクチューブ24は、チューブ保持部96の内側に嵌められ、下方に脱落しないように保持されている。チューブ支持杆95は、たとえば、図7に点線で示す位置に配置され、インクチューブ24を支持する。
チューブ支持杆95がインクチューブ24を支持する位置は特に限定されるものでないが、キャリッジ35の主走査方向の移動幅の略中央に配置することで、インクチューブ24のチューブ支持杆95よりインクタンク23の部分は、キャリッジ35の移動に伴う移動が抑えられる。それにより、インクチューブ24が装置ハウジング27の内部で不規則に移動するのが防止可能となる。
また、操作パネル5は、収納位置52に配置された状態で、回動しないように、すなわち、突出位置53に移動しないように固定されるように構成しても良い。操作パネル5が突出位置53に配置された状態では、操作パネル5が前方に突出した分だけプリンター1が大型化する。そのため、操作パネル5が、収納位置52に配置された状態で突出位置53に移動しないように固定することで、プリンター1が大型化してしまうことを防止できる。
また、操作パネル5が回動しないようにすることで、回動時に操作パネル5がインクチューブ24(24S1)に接触し、インクチューブ24(24S1)を損傷させてしまうことを防止できる。また、インクチューブ24(24S1)が、間隙74Aに通されたり、あるいはビーム94に固定される等により、操作パネル5に対して位置決めされている場合には、操作パネル5が回動すると、その回動によりインクチューブ24(24S1)を変形する。その変形によりインクチューブ24が破断する等の問題が発生する虞があるが、操作パネル5が回動しないようにすることで、かかる問題の発生を防止できる。
また、上述とは逆に、操作パネル5が突出位置53に配置された状態から回動しないように、すなわち、突出位置53から収納位置52側に移動しないように固定されるように構成しても良い。操作パネル5が突出位置53に配置された状態では、操作パネル5の操作部配置面54が上方に向くため操作が行い易い。操作パネル5が、突出位置53に配置された状態で収納位置52に移動しないように固定することで、常に操作パネル5を操作し易い配置とすることができる。
操作パネル5を突出位置53に配置した状態で固定、また、操作パネル5が回動しないようにすることで、回動時に操作パネル5がインクチューブ24(24S1)に接触し、インクチューブ24(24S1)を損傷させてしまうことを防止できる。また、インクチューブ24(24S1)が、間隙74Aに通されたり、あるいはビーム94に固定される等により、操作パネル5に対して位置決めされている場合には、操作パネル5が回動すると、その回動によりインクチューブ24を変形する。その変形によりインクチューブ24(24S1)が破断する等の問題が発生する虞があるが、操作パネル5が回動しないようにすることで、かかる問題の発生を防止できる。
なお、操作パネル5の収納位置52または突出位置53での固定は、操作パネル5の操作部配置面54から側壁部55の外側面56に亘って粘着テープを張り付けたり、あるいは、操作パネル5と側壁部55とを接着剤を用いて接着する等の手段で行うことができる。
なお、排出口26から装置ハウジング27内に引き込まれたインクチューブ24(24S1)は、図8に示すように、間隙74A等ではなく、操作パネル5の右側の側面部5Bとフロントフレーム部49との間のスペース97に通してもよい。スペース97は、側面部5Bとフロントフレーム部49の間隔が狭い場所であり、インクチューブ24が移動し難いように移動を規制できる。
(インクチューブ24の他の配置例2)
なお、インクチューブ24S1,24S2については、図17に示すように、ガイド部材39Aに対して用紙トレイ39を挟んで左右それぞれのガイド部材39Aとリアフレーム部50との間の間隙(挿通部99)を通して、装置ハウジング27の外部へと導くようにしてもよい。この場合、左右のガイド部材39Aのうちのいずれか一方は左右に移動可能であるが、左右のガイド部材39Aのうちのいずれか他方は左右に移動不能となっていても良い。このように構成しても、インクチューブ24S1,24S2といった2つのグループに分けて間隙(挿通部99)を通すことにより、間隙(挿通部99)が狭くてもインクチューブ24S1,24S2を通すのが容易となる。用紙トレイ39を挟んで配置される左右の挿通部99は、用紙トレイ39から排出口26に向かって記録用紙Pが搬送される記録用紙Pの搬送方向について、キャリッジ35よりも上流側(後方側)に配置されている。すなわち、インクチューブ24S1,24S2は、キャリッジ35よりも搬送方向上流側に配置される挿通部99に通されている、
(インクチューブ24の他の配置例3)
図18に示すように、排出口26の内側に仕切部材100を設け、この仕切部材100と右側面26A、左側面26Bの間に、それぞれインクチューブ24S1,24S2を通すように構成しても良い。仕切部材100は、図18に示すように、天板部101と、この天板部101のY方向における両端から下方に向かって延伸する一対の仕切板としての側板部102(102a,102b)とを有している。側板部102(102a,102b)は、記録用紙Pの搬送を妨げない位置に配置されている。側板部102(102a,102b)により、搬送経路20と排出口26の主走査方向の側面である側板部102aおよび右側面26Aとが仕切られる。そして、側板部102aと右側面26Aとの間にインクチューブ24S1を通し、側板部102bと左側面26Bの間にインクチューブ24S2を通している。側板部102aと右側面26Aとの間および側板部102bと左側面26Bの間は、キャリッジ35よりも搬送方向下流側(前方側)に配置されている。すなわち、液体供給チューブ24S1,24S2は、キャリッジ35よりも搬送方向下流側に配置される側板部102aと右側面26Aとの間および側板部102bと左側面26Bの間に通されている、
このような構成とする場合には、仕切部材100のうち天板部101と側板部102a,102bとで囲まれる領域は記録用紙Pを搬送される搬送経路20の一部となる。また、仕切部材100の外側(特に、側板部102a,102bと右側面26Aまたは左側面26Bとで囲まれる部分)は、インクチューブ24S1,24S2が通される部分となる。このように、仕切部材100の存在により、記録用紙Pが搬送される領域である搬送経路20と、インクチューブ24S1,24S2が通る部分とが隔てられる。それにより、インクチューブ24S1,24S2が搬送経路20側に移動してしまうことをより確実に防止できる。かかる移動の防止により、インクチューブ24S1,24S2が記録用紙Pの搬送を阻害してしまうのを防止可能となる。
なお、インクチューブ24は、複数の流路が隣接して設けられる多連の液体供給チューブとしてもよいが、それぞれのチューブ部分が接合されずに独立している構成としても良い。
(インクチューブ24の他の配置例4)
図19に示すように、蓋体としてのスキャナーユニット3と上面開口部7との間に、スキャナーユニット3を装置ハウジング27の天板27Aに対して支持する支持部材104を備え、スキャナーユニット3が支持部材104により支持された状態で上面開口部7とスキャナーユニット3との間をインクチューブ24が通る挿通部とする構成としてもよい。そして、このような挿通部に、2つのグループに分けられたインクチューブ24S1,24S2を通すようにしても良い。ここで、上面開口部7は手指を装置ハウジング27に入れることができる大きさである。そのため、インクチューブ24を上面開口部7に通すようにすることで、装置ハウジング27内にインクチューブ24を容易に引き込むことができる。
ここで、支持部材104よるスキャナーユニット3の上方への持ち上げ量を少なくし、上面開口部7とスキャナーユニット3との間に形成される隙間を小さくしても、インクチューブ24を2つに分けることで、該隙間にインクチューブ24を通すことができる。該隙間を小さくすることで、隙間から内部に塵埃が入り難くなり、また、インクミストが装置ハウジング27の外部に出難くなる。
なお、図1〜図19に示した構成において、インクタンク23は、装置ハウジング27のいずれの部位に配置しても良い。また、インクタンク23は、たとえば、左右の2箇所等、複数の箇所に分散して配置する構成としてもよい。インクタンク23が複数の箇所に配置される構成の場合には、各インクタンクに接続されるインクチューブは、それぞれ、上述したインクチューブの配置(経路)に倣って装置ハウジング27の外側から内側に引き込まれインクヘッド31に接続される。
インクチューブ24は、搬送経路20の側部側に配置される挿通部、たとえば、図19に示す上面開口部7とスキャナーユニット3との間をインクチューブ24が通る挿通部と、キャリッジ35よりも搬送方向上流側に配置される挿通部、たとえば、図2,14に示す挿通部99とに通される構成としてもよい。また、インクチューブ24は、搬送経路20の側部側に配置される挿通部、インクチューブ24は、搬送経路20の側部側に配置される挿通部、たとえば、図19に示す上面開口部7とスキャナーユニット3との間をインクチューブ24が通る挿通部と、キャリッジ35よりも搬送方向下流側に配置される挿通部、たとえば、図18に示す側板部102aと右側面26Aとの間または側板部102bと左側面26Bの間に通される構成としてもよい。
以上のような、インクチューブ24の他の配置例を含めた実施の形態では、プリンター1は、スキャナーユニット3を有し、プリンター機能とスキャナー機能とを備える複合機として示されているが、スキャナー機能を有しない、プリンター機能単体のものであってもよい。この場合には、上面開口部7の開閉は、スキャナーユニット3に換えて、スキャナー機能を有しない蓋体により行うことができる。
上述の実施の形態では、プリンター1は、インクヘッド31がキャリッジ移動機構30により主走査方向に移動される構成を例として示しているが、プリンター1は、インクヘッドが記録用紙Pの幅方向に沿って長手に設けられる、いわゆるラインヘッドを備える構成であっても良い。
また、上述の実施の形態において、記録装置の概念には、上述したインクジェット式のプリンター1以外に、インク以外の他の液体(液体そのものや、機能材料の粒子が液体に分散又は混合されてなる液状体、ゲルのような流動性を有する材質を含む)を噴射したり噴射したりする記録装置を含むようにすることもでき、そのような記録装置に対しても本発明を適用可能である。そのようなものとしては、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光ディスプレイの製造などに用いられる電極材や色材(画素材料)などの材料を分散または溶解のかたちで含む液体を噴射する記録装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射する記録装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する記録装置等がある。
さらに、本発明の記録装置の概念に含まれるものとしては、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する記録装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成するために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する記録装置、基板などをエッチングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する記録装置、ゲル(例えば物理ゲル)などの流状体を噴射する記録装置等がある。
P … 記録用紙(記録媒体)
1 … プリンター(記録装置)
3 … スキャナーユニット(蓋体
4 … ボタン群(操作部)
5 … 操作パネル
7 … 上面開口部(開口部)
20 … 搬送経路
21 … 搬送機構
23 … インクタンク(液体収容タンク)
24 … インク供給チューブ(液体供給チューブ)
25 … 装置フレーム(フレーム体)
26 … 排出口
27 … 装置ハイジング(筐体)
31 … インクヘッド(記録ヘッド)
35 … キャリッジ
39 … 用紙トレイ(記録媒体装填部)
39A … ガイド部材
51 … 回動支持機構
52 … 収納位置
53 … 突出位置
54 … 操作部配置面
55 … 側壁部
56 … 外側面
57 … ストッパーフレーム(支持部材)
58 … ストッパーガイド(固定部材)
60 … 軸部
68 … 連結部材
74A,74B,74C … 間隙
100 …仕切部材
101 …天板部
102,102a,102b …側板部
104 … 支持部材

Claims (14)

  1. 記録媒体を搬送する搬送機構と、
    前記記録媒体に対して記録用の液体を噴射し情報の記録を行う記録ヘッドと、
    前記記録ヘッドが搭載され、前記記録媒体の搬送方向と直交する方向である主走査方向に往復移動するキャリッジと、
    前記搬送機構、前記記録ヘッドおよび前記キャリッジを収容する筐体と、
    前記筐体の外部に配置され、前記液体が貯留される液体収容タンクと、
    前記液体収容タンク内の液体を前記記録ヘッドに供給する複数の液体供給チューブと、
    を備える記録装置であって、
    前記複数の液体供給チューブは、少なくとも一部において、少なくとも2つの組に分けられ、
    前記複数の液体供給チューブは、前記分けられた部分が、前記記録装置に設けられる異なる挿通部に通され、前記液体収容タンクと前記記録ヘッドに接続されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  2. 請求項1に記載の記録装置であって、
    前記複数の液体供給チューブは、前記キャリッジの部分において互いに拘束されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  3. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    操作部が配置される操作部配置面を有する操作パネルと、
    前記筐体内に配置され前記操作パネルを支持するフレーム体と、
    前記操作部配置面が、前記排出口が形成される前記側壁部の外側面に沿った位置に配置される収納位置と、前記主走査方向に沿う方向に配置される軸部を中心に前記外側面から前記筐体の外側に回動された突出位置とに変位可能に配置されるように、前記操作パネルを回動可能に支持する回動支持機構と、
    前記操作パネルが前記突出位置に配置された状態が保持されるように、前記筐体側に固定される固定部材に対して前記操作パネルを支持する支持部材と、
    を有し、
    前記支持部材は、前記操作パネルの背面との間に間隔を空けて前記主走査方向に並行に配置される連結部材を有し、
    前記支持部材の前記主走査方向両側と前記フレーム体との間の間隙を前記挿通部とし、前記複数の液体供給チューブの少なくとも1本が通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  4. 請求項3に記載の記録装置であって、
    前記記録媒体がセットされる記録媒体装填部に備えられ、前記記録媒体を前記搬送方向に沿ってガイドするガイド部材を備え、
    前記ガイド部材と前記フレーム体との間の間隙を前記挿通部とし、この挿通部に前記複数の液体供給チューブのうち少なくとも1本が通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  5. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記排出口の内側には、前記記録用紙の排出を妨げないない位置に設けられた仕切板により、前記記録用紙が搬送される搬送経路と前記排出口の主走査方向の側面とが仕切られており、
    前記仕切板と前記側面との間の間隙を前記挿通部とし、この挿通部に前記複数の液体供給チューブのうち少なくとも1本が通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  6. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、前記キャリッジに対して前記主走査方向の一方側から接続されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  7. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、複数の流路が隣接される多連の液体供給チューブである、
    ことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、前記記録媒体が搬送される搬送経路の前記主走査方向の両側に配置される挿通部に通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  9. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、前記キャリッジよりも前記搬送方向上流側に配置される挿通部に通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、前記キャリッジよりも前記搬送方向下流側に配置される挿通部に通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  11. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、前記記録媒体が搬送される搬送経路の側部側に配置される挿通部と前記キャリッジよりも前記搬送方向上流側に配置される挿通部とに通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  12. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、前記記録媒体が搬送される搬送経路の側部側に配置される挿通部と前記キャリッジよりも前記搬送方向下流側に配置される挿通部とに通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  13. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記液体供給チューブは、前記キャリッジよりも前記搬送方向上流側に配置される挿通部と前記キャリッジよりも前記搬送方向下流側に配置される挿通部とに通されている、
    ことを特徴とする記録装置。
  14. 請求項1または2に記載の記録装置であって、
    前記搬送機構が配置される前記筐体の内部の空間と、前記筐体の外部とを連通する開口部と、
    前記開口部を開閉する蓋体と、
    前記開口部と前記蓋体との間に配置され、前記開口部が閉塞しないように前記蓋体を支持する支持部材と、
    を有し、
    前記挿通部は、前記開口部と前記蓋体との間に設けられている、
    ことを特徴とする記録装置。
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