JP2013202305A - 光源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】励起光を受けて蛍光体から出射される蛍光を効率良く利用して白色光を得る光源装置を提供する。
【解決手段】光源装置3Lは、予め定めた波長の励起光を出射する第4光源14と、励起光によって励起されて予め定めた波長の蛍光を出射する蛍光体43が設けられる蛍光体配設部材40と、第4光源14から出射された励起光を蛍光体43に導き、蛍光体43から出射された蛍光を予め定め方向に導く光学部材24、34と、を備え、蛍光体配設部材40は、一面側に、蛍光体43が設けられる、蛍光体43に導かれる励起光の光軸45Aに対して予め定めた角度傾いた第1傾斜面41と、光軸45Aを挟んで第1傾斜面41に対峙し、蛍光体43から出射された蛍光を反射させる反射部材44が設けられる第2傾斜面42と、を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、励起光を受けて緑色の照明光を発する蛍光体を備える光源装置に関する。
内視鏡は、医療分野、工業分野等において用いられている。医療分野で使用される内視鏡の挿入部は、暗い体内に挿入される。一方、工業分野等で使用される内視鏡の挿入部は、暗いエンジン内、或いは、配管内等に挿入される。これら内視鏡において、挿入部の先端部には、観察部位に照明光を照射するための照明光学系と、照明光によって照射された観察部位を観察するための観察光学系とが設けられている。
従来より内視鏡においては、光源装置で発光させた照明光を挿入部内に挿通されているライトガイドファイバーを介して先端部まで伝送して照明窓から観察部位を照明するのが一般的である。なお、近年では、挿入部の先端部に照明光学系として発光素子を設けた内視鏡が実用化されている。
光源装置においては、従来、光源として太陽光に近い白色光を得られるキセノンランプ等のランプが使用されていたが、近年においてはLED等の発光素子が光源として使用されている。
例えば、特許文献1には、半導体発光素子であって赤色光を発光する赤色光源及び青色光を発光する青色光源と、緑色波長帯域の蛍光を発する蛍光体に励起光を出射する励起光源とを光源として備えた光源ユニットが示されている。
この光源ユニットにおいて、蛍光体は、励起光照射装置から出射される励起光の光軸と直交するように配置されている蛍光ホイールに形成された環状の凹部に設けられている。具体的に、蛍光体は、ミラー加工が施された蛍光ホイールの凹部の反射面上に敷設されている。
特開2011−095388号公報
しかしながら、図1に示すように蛍光体100は、励起光101を受けると図中矢印に示すようにあらゆる方向に蛍光を出射する。したがって、蛍光ホイール102の表面および凹部103の表面にミラー加工104が施した構成であっても、蛍光体100から出射された蛍光を光学レンズ105で拾いきれず、多くの蛍光が漏れ光となっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、励起光を受けて蛍光体から出射される蛍光を効率良く利用して白色光を得る光源装置を提供することを目的としている。
本発明の一態様における光源装置は、予め定めた波長の励起光を出射する励起光光源と、前記励起光によって励起されて予め定めた波長の蛍光を出射する蛍光体が設けられる蛍光体配設部材と、前記励起光光源から出射された励起光を前記蛍光体に導き、前記蛍光体から出射された蛍光を予め定め方向に導く複数の光学部材と、を備える光源装置であって、前記蛍光体配設部材は、前記蛍光体が設けられる、該蛍光体に導かれる励起光の光軸に対して予め定めた角度傾いた、第1傾斜面と、前記光軸を挟んで前記第1傾斜面に対峙し、前記蛍光体から出射された蛍光を反射させる反射面が設けられる第2傾斜面と、を有している。
本発明によれば、励起光を受けて蛍光体から出射される蛍光を効率良く利用して白色光を得る光源装置を実現できる。
励起光を受けた蛍光体から出射される蛍光を説明する図 図2−図6Bは本発明の一実施形態に係り、図2は内視鏡を備える内視鏡システムの構成例を説明する図 複数の光源を備える光源装置を説明する模式図 蛍光体配設部材の構成を説明する図 蛍光体配設部材の作用を説明する図 第1傾斜面の角度と第2の傾斜面の角度とを45度よりも小さい角度で同角度に設定した構成例を示す図 一方の傾斜面の角度を45度よりも小さい角度に設定し、他方の傾斜面の角度を45度よりも大きい角度に設定した構成例を示す図 蛍光体配設部材の他の構成とその作用を説明する図 蛍光体配設部材の別の構成とその作用を説明する図 反射部材の反射面の一構成例を説明する図 反射部材の反射面の他の構成例を説明する図 円板状に構成した蛍光体配設部材の構成を説明する図
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図2−図6Bを参照して本発明の一実施形態を説明する。
図2に示すように内視鏡システム1は、内視鏡2と、外部装置である例えばカメラコントロールユニット(以下、CCUと記載する)3と、モニター(不図示)と、を有して構成されている。
本実施形態のCCU3は、内視鏡2に照明光を供給するための光源を内蔵する光源装置と、内視鏡2が備える撮像素子の各種信号処理等を行うビデオプロセッサとを兼用している。そして、CCU3内には後述する複数の光源が設けられている。
内視鏡2は、挿入部5と、操作部6と、ユニバーサルケーブル7とを有している。挿入部5は、観察対象部位へ挿入される細長な長尺部材である。挿入部5は、先端部5aと、湾曲部5bと、可撓管部5cとを連設して構成されている。
先端部5aにはライトガイド(不図示)を備える照明光学系、及び撮像装置を備える観察光学系である撮像光学系が内蔵されている。湾曲部5bは、例えば上下左右の四方向に湾曲自在に構成されている。可撓管部5cは、長尺で可撓性を有する管状部材である。
操作部6には、湾曲操作部6a、各種スイッチ6b、送気送水ボタン6c、吸引ボタン6d等が設けられている。湾曲操作部6aは、上下用ノブ6eと、左右用ノブ6f等とを有している。スイッチ6bは、例えば、レリーズスイッチ、フリーズスイッチ、及び、通常観察と蛍光観察との切替を行うための観察モード切替スイッチ等である。
なお、符号6gは処置具挿入口である。
ユニバーサルケーブル7は、操作部6の側面より延出されている。ユニバーサルケーブル7の端部には内視鏡コネクタ7aが設けられている。本実施形態において内視鏡コネクタ7aの側部から信号伝達ケーブル7bが延出されている。信号伝達ケーブル7bの他端側には電気コネクタ7cが設けられている。
そして、内視鏡コネクタ7aの基端面からライトガイド口金(図3の符号7d参照)及び送気口金(不図示)が突出して設けられている。
図3に示すようにCCU3内には光源装置3Lを構成する複数の光源11、12、13、14と、複数のダイクロイックフィルター21、22、23、24と、複数の集光レンズ31、32、33、34、35と、蛍光体配設部材40とを備えて構成されている。符号25は、観察光切替フィルターであり、図示しない駆動装置により第5集光レンズ35の光軸上に切替配置される。
光源11、12、13、14、ダイクロイックフィルター21、22、23、24、集光レンズ31、32、33、34、35、及び蛍光体配設部材40は、CCU3内の予め定めた位置に配設されている。
第1光源11は、実線で示す予め定めた波長の紫色光を発光する発光素子を1つ又は複数備えて構成されている。第2光源12は、一点鎖線で示す予め定めた波長の青色光を発光する発光素子を1つ又は複数備えて構成されている。第3光源13は、二点鎖線に示す予め定めた波長の赤色光を発光する発光素子を1つ又は複数備えて構成されている。
第4光源14は、破線で示す予め定めた波長の青色の励起光を出射するレーザーダイオードを1つ又は複数備えて構成されている。
第1ダイクロイックフィルター(以下、第1フィルターと略記する)21は、特定の波長の光である紫色光を反射し、その他の波長の光を透過する特性を有する光学部材である。第1フィルター21は、紫色光をライトガイド口金7d内のライトガイドファイバー7eの端面7fに向けて反射するように紫色光に対して予め定めた角度傾いて配置されている。
第2ダイクロイックフィルター(以下、第2フィルターと略記する)22は、特定の波長の光である青色光を反射し、その他の波長の光を透過する特性を有する光学部材である。第2フィルター22は、青色光をライトガイドファイバー7eの端面7fに向けて反射するように青色光に対して予め定めた角度傾いて配置されている。
第3ダイクロイックフィルター(以下、第3フィルターと略記する)23は、特定の波長の光である赤色光を反射し、その他の波長の光を透過する特性を有する光学部材である。第3フィルター23は、赤色光をライトガイドファイバー7eの端面7fに向けて反射するように赤色光に対して予め定めた角度傾いて配置されている。
第4ダイクロイックフィルター(以下、第4フィルターと略記する)24は、特定の波長の光である青色の励起光を反射し、その他の波長の光を透過する特性を有する光学部材である。第4フィルター24は、青色の励起光を蛍光体配設部材40に向けて反射するように励起光に対して予め定めた角度傾いて配置されている。
第1集光レンズ31は、第1光源11の発光素子から出射された紫色光を第1フィルター21に集光させる光学部材である。第2集光レンズ32は、第2光源12の発光素子から出射された青色光を第2フィルター22に集光させる光学部材である。第3集光レンズ33は、第3光源13の発光素子から出射された赤色光を第3フィルター23に集光させる光学部材である。
第4集光レンズ34は、第4フィルター24で反射された青色の励起光を蛍光体配設部材40に設けられた後述する蛍光体に向けて出射させるとともに、後述する緑色の蛍光をライトガイドファイバー7eの端面7fに向けて出射させる光学部材である。
第5集光レンズ35は、第1フィルター21で反射された紫色光と、第2フィルター22で反射されて第1フィルター21を通過した青色光と、第3フィルター23で反射されてフィルター22、21を通過した赤色光と、第4集光レンズ34から出射されてフィルター23、22、21を通過した破線で示す蛍光体から発せられた緑色の蛍光とをライトガイドファイバー7eの端面7fに集光させる光学部材である。
なお、図3において、一点鎖線で示す青色光の光路と、二点鎖線で示す赤色光の光路と、実線で示す紫色光の光路と、破線で示す緑色光の光路とを区別可能にするため、青色光の光路と赤色光の光路を斜めの直線として描いている。
図4に示すように蛍光体配設部材40は、第4集光レンズ34に対向する一面側に第1傾斜面41と第2傾斜面42とを備えて構成される溝、或いは、凹みを有している。本実施形態において、第1傾斜面41には蛍光面を構成する蛍光体43が設けられ、第2傾斜面42にはミラー面を構成する反射部材44が設けられる。
なお、蛍光体配設部材40にはV溝が形成されている。また、反射部材44の表面である反射面は、平面で構成されている。
第1傾斜面41は、第4ダイクロイックフィルター24で反射されて第4集光レンズ34を通過する励起光の光軸45Aに対して傾斜し、その第1傾斜角θ1は鋭角である。一方、第2傾斜面42は、光軸45Aを挟んで第1傾斜面41に対峙して形成され、光軸45Aに対して傾斜し、その第2傾斜角θ2は鋭角である。本実施形態において、第1傾斜角θ1及び第2傾斜角θ2は、45度に設定されている。
蛍光体43は、励起光を受けて緑色の照明光である蛍光を出射する。反射部材44は、第2傾斜面に接着等によって固定される反射板等であり、蛍光体43から出射された緑色の照明光を反射させる。
上述のように構成した蛍光体配設部材40を備える光源装置3Lの作用を説明する。
内視鏡観察を行うため、CCU3の光源装置3Lをオン状態にすると、上述したように各光源11、12、13から各色の照明光が出射されるとともに、第4光源14から励起光が出射される。第4光源14から出射された励起光は、第4フィルター24で反射されて図5に示すように第4集光レンズ34を通過して蛍光体43で構成された蛍光面に到達する。
符号46は、励起光である。
蛍光体43は、励起光46を受けると、あらゆる方向に緑色の照明光となる蛍光を出射する。蛍光体43から出射される蛍光のうち、矢印Y1で示す実線の蛍光は、直接、第4集光レンズ34に入射するように出射され、矢印Y2で示す実線の蛍光は、第2傾斜面42に向かって出射され、反射部材44で反射された後、第4集光レンズ34に入射する。
一方、矢印Y3で示す破線の蛍光は、第4集光レンズ34に入射することなく漏れ光となる。また、矢印Y4で示す破線の蛍光は、第2傾斜面42に向かって出射され、反射部材44で反射された後、第4集光レンズ34に入射することなく漏れ光となる。
つまり、上述した構成によれば、励起光を受けて蛍光体43から出射された緑色の蛍光は、直接、第4集光レンズ34に入射してライトガイドファイバー7eの端面7fに向けて出射されると共に、反射部材44で反射された後、第4集光レンズ34に入射してライトガイドファイバー7eの端面7fに向けて出射される。
このように、蛍光体43を蛍光体配設部材40の第1傾斜面41に設けると共に、第1の傾斜面41に対峙する第2の傾斜面42に反射部材44を設けることによって、蛍光体43から出射される蛍光と、反射部材44で反射された蛍光とを第4集光レンズ34に入射させて漏れ光の発生を減少させること、言い換えれば、緑色の蛍光を効率良く利用することができる。
この結果、第4光源14の出力を低下させて所望する白色光を得られる。
なお、第4集光レンズ34は、励起光が第1傾斜面41の蛍光体43に最適な状態で入射するように構成されると共に、緑色の蛍光がライトガイドファイバー7eの端面7fに向けて最適な状態で出射されるように構成されている。
また、上述した実施形態においては、第1傾斜角θ1及び第2傾斜角θ2を45度に設定している。しかし、図6Aに示すように第1傾斜角θ1a及び第2傾斜角θ2aを45度よりも小さく、かつ同角度に設定する構成、または、図6Bに示すように一方の傾斜角である例えば第1傾斜角を45度よりも小さな角度θ1aに設定して、他方の傾斜角である第2傾斜角を45度よりも大きな角度θ2bに設定する構成であってもよい。
そして、図示は省略するが第1傾斜面の傾斜角及び第2傾斜面の傾斜角をそれぞれ45度よりも大きく、かつ同角度に設定する構成、或いは、第1傾斜面の傾斜角を45度よりも大きな角度に設定して、第2傾斜面の傾斜角を45度よりも小さな角度に設定する構成であってもよい。
このように、第1傾斜面の傾斜角度及び第2傾斜面の傾斜角度を鋭角の範囲で適宜調整することによって、蛍光の利用効率が最適な構成を得ることができる。
上述の実施形態においては、蛍光体配設部材40が備える第1傾斜面41に蛍光体43を設け、第2傾斜面42に反射部材44を設ける構成としている。しかし、蛍光体配設部材40の構成は、この構成に限定されるものではなく、図7乃至図10に示すように蛍光体配設部材を構成するようにしてもよい。
図7を参照して蛍光体配設部材の他の構成及び作用を説明する。
図7に示す蛍光体配設部材40Aは、第1傾斜面41に反射部材44Aを設け、その反射部材44Aの表面である反射面に蛍光体43を設けて構成されている。その他の構成は、図4に示した蛍光体配設部材40の構成と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
この構成の蛍光体配設部材40Aでは、励起光46を受けた蛍光体43からは、上述したように二点鎖線で示すように直接、第4集光レンズ34に入射するように出射される蛍光、及び破線で示すように第2傾斜面42に向かって出射されて反射部材44で反射された後、第4集光レンズ34に入射する蛍光等に加えて、第1傾斜面41に設けられた反射部材44Aで反射された後、矢印Y5で示すように直接、第4集光レンズ34に入射するように出射される蛍光、及び、矢印Y6で示すように第2傾斜面42に向かって出射されて反射部材44で反射された後、第4集光レンズ34に入射する蛍光等が出射される。
このように、第1傾斜面41に反射部材44Aを設け、その反射部材44Aの表面に蛍光体43を設けて蛍光体配設部材40Aを構成する。この結果、蛍光体43から直接、第4集光レンズ34に向かって出射される蛍光及び第2傾斜面42の反射部材44に向かって出射される蛍光に加えて、蛍光体43から第1の傾斜面41に向かって出射されて反射部材44Aで反射された後、直接、或いは、反射部材44を介して第4集光レンズ34に入射する蛍光を得ることができる。この構成によれば、蛍光の利用効率の更なる向上を図れる。
図8を参照して蛍光体配設部材の別の構成及び作用を説明する。
図8に示す蛍光体配設部材40Bは、上述したように第1傾斜面41に反射部材44Aを設け、その反射部材44Aの表面側に蛍光体43を設けるとともに、第2傾斜面42に設けられている反射部材44の表面側に蛍光体43Bを設けて構成されている。その他の構成は、図4に示した蛍光体配設部材40の構成と同様であり、同部材には同符号を付して説明を省略する。
この構成の蛍光体配設部材40Bでは、励起光46を受けて第1の傾斜面41に設けられた蛍光体43からあらゆる方向に蛍光が出射されると共に、第1の傾斜面41に設けられた反射部材44Aで反射した励起光を受けて第2傾斜面42に設けられた蛍光体43Bからあらゆる方向に蛍光が出射される。
具体的に、上述すると共に図7で示した蛍光に加えて、さらに第2傾斜面42に設けられた蛍光体43Bから新たに、破線で示すように直接、第4集光レンズ34に入射するように出射される蛍光、二点鎖線で示すように第2傾斜面42の反射部材44で反射された後、第4集光レンズ34に入射する蛍光、及び実線で示すように第1傾斜面41に向かって出射されて反射部材44Aで反射された後、第4集光レンズ34に入射する蛍光等が出射される。
このように、第1傾斜面41に反射部材44Aを設け、その反射部材44Aの表面に蛍光体43を設けると共に、第2傾斜面42の反射部材44の表面に蛍光体43Bを設けて蛍光体配設部材40Bを構成する。この結果、上述した蛍光体43からの蛍光に加えて、蛍光体43Bから直接、第4集光レンズ34に向かって出射される蛍光、第2傾斜面42の反射部材44で反射された後に第4集光レンズ34に向かう蛍光、および、蛍光体43Bから第1の傾斜面41に向かって出射され、反射部材44Aで反射された後、第4集光レンズ34に入射する蛍光を得ることかできる。この構成によれば、蛍光の利用効率の大幅な向上を図れる。
なお、反射部材44、44Aの反射面である表面は、平面で構成された鏡面、或いは、図9Aに示すように曲面で構成された凹凸部44cを有する鏡面、或いは、図9Bに示すように斜面で構成され凹凸部44dを有する鏡面、或いは梨地を有する鏡面で構成される。
具体的に、蛍光体43が設けられる反射部材44Aの表面、及び蛍光体43Bが設けられる反射部材44の表面に、図9Aの凹凸部44c、或いは図9Bの凹凸部44dを設ける。
この結果、励起光が凹凸部44c、44dで繰り返し反射されて、蛍光体43からより多くの蛍光を出射させることができる。
また、図10に示すように蛍光体配設部材40Cを、中心軸40CAを中心に回転する円板として構成する。この構成において、蛍光体配設部材40Cの一面側に第1傾斜面41と第2傾斜面42とを有するV溝47を円環状に形成する。
そして、第1傾斜面41に少なくとも上述した蛍光体43を設け、第2傾斜面42に少なくとも上述した反射部材44を設ける。
この構成によれば、円板である蛍光体配設部材40Cを回転状態にすることによって、励起光が常時蛍光体43の同一点に照射されることによって、蛍光体43が劣化する不具合を解消することができる。
尚、本発明は、以上述べた実施形態のみに限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1…内視鏡システム 2…内視鏡 3…カメラコントロールユニット(CCU)
3L…光源装置 5…挿入部 5a…先端部 5b…湾曲部 5c…可撓管部
6…操作部 6a…湾曲操作部 6b…スイッチ 6c…送気送水ボタン
6d…吸引ボタン 6e…上下用ノブ 6f…左右用ノブ 6g…処置具挿入口
7…ユニバーサルケーブル 7a…内視鏡コネクタ 7b…信号伝達ケーブル
7c…電気コネクタ 7d…ライトガイド口金 7e…ライトガイドファイバー
7f…端面 11…第1光源 12…第2光源 13…第3光源 14…第4光源
21…第1ダイクロイックフィルター 22…第2ダイクロイックフィルター
23…第3ダイクロイックフィルター 24…第4ダイクロイックフィルター
25…観察光切替フィルター 31…第1集光レンズ 32…第2集光レンズ
33…第3集光レンズ 34…第4集光レンズ 35…第5集光レンズ
40、40A、40B、40C…蛍光体配設部材 40CA…中心軸 41…第1傾斜面
42…第2傾斜面 43、43B…蛍光体 44、44A…反射部材
44c、44d…凹凸部 45A…光軸 46…励起光 47…V溝 100…蛍光体
101…励起光 102…蛍光ホイール 103…凹部 104…ミラー加工
105…光学レンズ

Claims (6)

  1. 予め定めた波長の励起光を出射する励起光光源と、
    前記励起光によって励起されて予め定めた波長の蛍光を出射する蛍光体が設けられる蛍光体配設部材と、
    前記蛍光体から出射された蛍光を予め定められた方向に導く光学部材と、を備える光源装置において、
    前記蛍光体配設部材は、一面側に、
    前記蛍光体が設けられ、該蛍光体に導かれる励起光の光軸に対して予め定めた角度傾いた、第1傾斜面と、
    前記光軸を挟んで前記第1傾斜面に対峙し、前記蛍光体から出射された蛍光を反射させる反射部材が設けられる第2傾斜面と、
    を備えることを特徴とする光源装置。
  2. 前記第1傾斜面の前記励起光の光軸に対する傾斜角は鋭角であり、前記第2傾斜面の該光軸に対する傾斜角は鋭角であることを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
  3. 前記第1傾斜面に反射部材を設け、この反射部材の反射面に蛍光体を設けることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の光源装置。
  4. 前記第2傾斜面に設けられた反射部材の反射面に蛍光体を設けることを特徴とする請求項1−3の何れか1項に記載の光源装置。
  5. 前記反射部材の反射面に凹凸部を設けたことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の光源装置。
  6. 前記蛍光体配設部材を円板で構成し、前記円板の一面側に前記第1傾斜面と前記第2傾斜面とを備えて構成される円環状のV溝を設けたことを特徴とする請求項1に記載の光源装置。
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