JP2013200963A - 半導体光源および照明装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】見かけの発光面積が小さく、広範囲の配光を実現することができる半導体光源および照明装置を提供すること。
【解決手段】半導体光源1−1は、LED素子2aと、配線基板3(制御回路、実装基板)と、口金4、導光部5と、発光部6とを備える。LED素子2aは、光を発光するものである。配線基板3は、LED素子2aに供給する電流を制御するものであり、LED素子2aを実装するものである。口金4は、LED素子2aに配線基板3を介して給電するものである。導光部5は、LED素子2aから発光した光を導光するものである。発光部6は、散乱材料が含まれており、導光部5より導かれた光を外部に発光するものである。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、半導体光源および照明装置に関する。
従来、口金を備えるフィラメント発光型電球に代わり、LEDを使用したLED電球の普及が著しい。LED電球には、発光部の底面一面にLEDを配置したタイプ(以下、単に「底面LEDタイプ」と称する)と、発光部の中心付近の複数面にLEDを配置したタイプ(以下、単に「複数面LEDタイプ」と称する)とが一般的である(特許文献1,2参照)。
特開2010−73337号公報 特開2011−96594号公報
ところで、上記底面LEDタイプは、LED電球の配光がLEDの指向角に依存してしまい、LED配置面に対して垂直方向の光度は高くなるが、水平方向の光度が低くなる。これを改善するために、従来では、LEDから放出した光を拡散させる拡散グローブの形状、材料を変更する等の手段で配光を広くする工夫がなされている。この場合は、拡散グローブを用いるためグローブ全体が発光しているように見えるため、フィラメント発光型電球の輝き感を再現することは困難である。従って、底面LEDタイプは、装飾用途のフィラメント発光型電球の代替としては不十分である。また、底面LEDタイプをリフレクタ等の光学系と組み合わせて使用する場合には、グローブ全体が発光しているように見えるため、見かけの光源面積が大きくなり、光源面積に応じて大きさが決定されるリフレクタの小型化が困難であるとともに、光学系を有効に利用することができない。
一方、複数面LEDタイプは、拡散グローブを使用しなくても配光は広くなるとともに、グローブ全体が発光しているように見えることが抑制されるため、フィラメント発光型電球の輝き感を再現することができる。しかしながら、複数面LEDタイプをリフレクタ等の光学系と組み合わせて使用する場合には、フィラメント発光型電球と比較すると、見かけの光源面積が大きくなり、底面LEDタイプと同様、リフレクタの小型化が困難であるとともに、光学系を有効に利用することができない。また、複数面LEDタイプでは、LEDを実装する実装基板が複数個必要となり、配線が複雑となり、放熱が困難となることから、明るさ(光度)を必要とする用途に用いられる光源としては不適切である。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、見かけの発光面積が小さく、広範囲の配光を実現することができる半導体光源および照明装置を提供することを目的とする。
上記課題を達成するために、実施形態の照明装置は、光を発光する半導体発光素子と、前記半導体発光素子を実装する実装基板と、前記半導体発光素子に供給する電流を制御する制御回路と、前記半導体発光素子に前記制御回路を介して給電するための口金と、前記半導体発光素子から発光される光を導光する導光部と、前記導光部より導かれた光を外部に発光する発光部と、を備える。前記発光部は、散乱材料が含まれている。
実施形態1に係る半導体光源の外観を示す図である。 実施形態1に係る半導体光源の構成例を示す図である。 実施形態1に係る半導体光源の光線軌跡図である。 参考例1の半導体光源の配光分布を示す図である。 参考例2の半導体光源の配光分布を示す図である。 実施形態1に係る半導体光源の配光分布を示す図である。 実施形態1に係る半導体光源を用いた照明装置の一例を示す図である。 実施形態1に係る半導体光源を用いた照明装置の一例を示す図である。 実施形態2に係る半導体光源の構成例を示す図である。 実施形態2に係る半導体光源の光線軌跡図である。 実施形態2に係る半導体光源の配光分布を示す図である。 実施形態3に係る半導体光源の構成例を示す図である。 実施形態3に係る半導体光源の光線軌跡図である。 実施形態4に係る半導体光源の構成例を示す図である。 実施形態4に係る半導体光源の光線軌跡図である。 半導体光源の変形例1を示す図である。 半導体光源の変形例2を示す図である。 半導体光源の変形例3を示す図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。
〔実施形態1〕
実施形態1に係る半導体光源について説明する。図1は、実施形態1に係る半導体光源の外観を示す図である。図2−1は、実施形態1に係る半導体光源の構成例を示す図である。図2−2は、実施形態1に係る半導体光源の光線軌跡図である。なお、図2−1は図1におけるA−A断面図である。
図1に示すように、本実施形態に係る半導体光源1−1は、フィラメント発光型電球と同様の外見を有している。半導体光源1−1は、図2−1に示すように、LED素子2aを有するLEDパッケージ2と、配線基板3、口金4と、導光部5と、発光部6とを含み、本実施形態では、さらにグローブ7を含んで構成されている。
LEDパッケージ2は、配線基板3にLED素子2aを実装するためのものであり、LED素子2aと、パッケージ2bとにより構成されている。LED素子2aは、半導体発光素子であり、光を発光するものである。パッケージ2bは、LED素子2aへの給電、LED素子2aの保護、LED素子2aからの発光の配光制御等の機能が付与されている構造体である。配光制御とは、本実施形態では、LED素子2aから放出され、導光部5に入射する光の発光方向を決定するものである。なおここでいう「発光方向」とは、ある程度の広がり角を有する光の進行方向をおおまかに示したものである。パッケージ2bは、LED素子2aと、配線基板3との間に配置される。なお、LEDとは、発光ダイオードであり、広義には有機ELも含まれるものとする。また、LEDパッケージ2におけるLED素子2aの発光方向は、例えば導光部5の軸方向と平行である。
配線基板3は、実装基板であり、制御回路としての機能を有する。配線基板3は、パッケージ2bを介してLED素子2aを実装するとともに、LED素子2aに供給される電流を制御する。配線基板3は、例えば放熱性が高い金属材料や、絶縁材料などにより形成されている。また、配線基板3には、LED素子2aに流れ込む電流をLED素子2aに適用できるよう制限する電流制限抵抗3aが実装されている。電流制限抵抗3aは、配線基板3の図示しない配線を介して、LEDパッケージ2および口金4と電気的に接続されている。つまり、LED素子2aは、口金4を介して外部から給電され、電流制限抵抗3aにより電流が制限されることで発光制御が行われる。
口金4は、LED素子2aに配線基板3を介して給電するためのものである。口金4は、本実施形態では、電球の給電に使用される一般的な口金である。口金4は、国際規格あるいは国内規格で定められている種類に対応する形状で形成されており、例えば、日本国内規格の場合は回し込みタイプのE12、E27、E26、差し込みタイプのBA9s、BA15等と呼ばれる種類に対応する形状に形成されている。
導光部5は、LED素子2aから放出される光を、発光部6まで導光するものである。導光部5は、例えば、透明なアクリル樹脂、ガラス、ポリカーボネートなどの光線透過率の高い材料により形成されており、導光本体部5aと、保持部5bとにより構成されている。
導光本体部5aは、例えば円柱状(略円柱状も含まれる)に形成されており、軸方向の一方の端部はLED素子2aと対向していて、他方の端部、すなわち導光本体部5aの先端側に発光部6が光学的に接続される。つまり、LED素子2aから放出された光は、導光本体部5aの一方の端部であるLED素子2a側から入射され、導光本体部5a内を全反射しながら他方の端部である発光部6側から発光部6に入射される。
保持部5bは、配線基板3をLED素子2aが導光本体部5aの一方の端部と対向するように保持するものである。保持部5bは、導光本体部5aの一方の端部からフランジ状に形成されるとともに、導光本体部5aが延在する方向と反対側に突出して形成されている。このように、保持部5bは、配線基板3を囲むように配線基板3を保持することで、LED素子2aから放出された光が、導光部5の外部に漏れることを抑制する。
なお、導光部5は、少なくとも、保持部5bが口金4の内部に配置されている。つまり、半導体光源1−1では、LEDパッケージ2および配線基板3が半導体光源1−1の外観視、特に側面視において視認されることを抑制することができ、意匠性が低下することを抑制することができる。
発光部6は、導光部5により導かれた光、すなわちLED素子2aから放出された光を外部に発光するものである。発光部6は、例えば導光部5を形成する材料と同じ材料を母材として、直径が導光本体部5aと同径(誤差範囲で略同じ場合も含む)の半球状に形成されている。発光部6は、発光部6の外部へ出射した光が口金4の内部に入射することを抑制するため、口金4よりも突出した位置に配置されている。また、発光部6の内部には、散乱材料を含んで形成されていて、散乱材料は、例えば光の波長程度以上の大きさ、具体的には1μm〜100μm程度の球状の粒子で主にミー散乱が支配的な材料であり、発光部6全体にほぼ均一に含まれている。なお、散乱材料は、母材との親和性が高い材料であることが好ましい。発光部6は、本実施形態では、導光部5と別部材で構成されており、底面と導光本体部5aの他方の端部の面とが対向するように、導光部5と光学的に接続されている。なおここでいう「光学的に接続されている」とは、屈折率が同じ、または屈折率が近い材料で接続されていることをいう。導光部5と発光部6との境界に空気層など、導光部5を形成する材料および発光部6の母材と比較して屈折率が大きいものが存在すると、界面のフレネル反射が大きくなり、導光部5から発光部6に入射される光の一部が発光部6の界面で反射されてしまい、結果LED素子2aから放出された光の一部が発光部6に入射されなくなり好ましくない。そこで、例えば、導光部5を形成する材料および発光部6の母材がアクリル樹脂である場合は、透明なアクリル系の接着剤により導光部5および発光部6を接着することで、導光部5と発光部6とを光学的に接続する。なお、発光部6の母材は、導光部5を形成する材料と異なる材料である場合、導光部5を形成する材料と屈折率が近い材料であることが好ましい。
グローブ7は、発光部6を内部に配置するものであり、光透過性を有するものである。グローブ7は、例えば、略球状で、透明なアクリル樹脂、ガラス、ポリカーボネートなどの光線透過率の高い材料により形成されている。グローブ7は、口金4に、口金4側に形成された端部7aを挿入することで口金4の開口部4aを閉塞する。このことで、発光部6は、本実施形態では、グローブ7の内部空間のほぼ中心部に位置するように配置され、グローブ7の外部から視認することができる。グローブ7は、半導体光源1−1を構成する構成要素、すなわちLEDパッケージ2、配線基板3、導光部5、発光部6を外部から保護することができる。また、半導体光源1−1にグローブ7を設けることで、フィラメント発光型電球と同様の外見を有することができ、フィラメント発光型電球に対して外観上の違和感を抑制することができる。
次に、半導体光源1−1の動作について説明する。口金4を例えば建造物や車両に予め設けられた図示しないソケットに取り付けると、ソケットを介して、半導体光源1−1に給電される。口金4に供給された電力は、電流制限抵抗3aにより電流が制限されて、LED素子2aに供給され、LED素子2aが発光する。LED素子2aから放出された光は、図2−2のD1、D2に示すように、導光部5に入射され、導光本体部5a内の導光部5が延在する方向に平行な内面で全反射しながら導光され、導光部5と光学的に接続された発光部6に入射される。このとき、発光部6に入射された光は、導光本体部5aで導光されることで、導光本体部5aの先端側に向かうように導光される。発光部6に入射した光は、発光部6に含まれる散乱材料Sにより散乱しながら、発光部6の表面に向かって導光され、発光部6の外部に出射する。従って、LED素子2aから放出された光は、発光部6の内部で散乱しながら導光されるため、発光部6から出射する光の配光分布は、全方位に比較的均一となる。つまり、発光部6の表面が擬似的に光源として機能することとなる。
次に、半導体光源1−1の配光分布について説明する。図3は、参考例1の半導体光源の配光分布を示す図である。図4は、参考例2の半導体光源の配光分布を示す図である。図5は、実施形態1に係る半導体光源の配光分布を示す図である。ここで、図3は、直径6mmの導光本体部5aを有する導光部5のみを有する半導体光源において、導光本体部5aの先端側からLED素子2aが放出した光を出射した場合の配光分布である。また、図4は、直径6mmの導光本体部5aの先端側が発光部6と同様に半球状に形成されている散乱材料を含まない導光部5のみを有する半導体光源において、導光本体部5aの半球状の先端側からLED素子2aが放出した光を出射した場合の配光分布である。図5は、導光本体部5aの直径が6mmの半導体光源1−1において、直径6mmの発光部6からLED素子2aが放出した光を出射した場合の配光分布である。なお、図3〜図5では、LEDパッケージ2、配線基板3、口金4が同一であり、同一の給電状態で、半導体光源の側面視における光点Oからの配光分布を示すものであり、紙面上方が発光方向である。また、図3〜図5の配向分布は、光点Oを中心として、ある角度における相対輝度を光点Oからの等距離にある同一円周上にプロットした、極座標で表現されている。
参考例1の半導体光源では、図3に示すように、光点Oから比較的広範囲に光が出射されているが、光点Oよりも発光方向と反対方向側に光が出射されていない。また、参考例2の半導体光源では、図4に示すように、光点Oから発光方向の光が多く出射されており、光点Oよりも発光方向と反対方向側に光が出射されていない。一方、実施形態1に係る半導体光源1−1では、図5に示すように、光点Oよりも発光方向と反対方向側に光が出射されているため、参考例1,2の半導体光源よりも光点Oから広範囲に光が出射されている。このことから、単に円柱状の導光本体部5aを有する導光部5のみを有する半導体光源や、導光本体部5aの先端側が半球状に形成された導光部5のみを有する半導体光源では、散乱材料が含まれていないため、散乱材料を含む発光部6を有する半導体光源1−1と比較して、光点Oよりも発光方向と反対方向側に光を出射することができず、広範囲に光を出射することができない。
以上のように、本実施形態に係る半導体光源1−1は、LED素子2aから発光した光が導光部5を介して発光部6に入射し、発光部6に入射した光が散乱材料により散乱しながら発光部6内を導光され、発光部6の表面から外部に出射するので、広範囲の配光を実現することができる。従って、広範囲の配光を実現するために拡散グローブなどを必要としないことから、発光部6からLED素子2aから放出された光が外部に出射されるので、発光部6が光点となり、見かけの発光面積を小さくすることができる。また、発光部6を半球状に形成することで、発光部6の表面の曲率は位置にかかわらず同じとなる。従って、発光部6の表面から出射する光の方向に偏りがなく均一に出射することができ、均一な配光分布を実現することができる。
図6および図7は、実施形態1に係る半導体光源を用いた照明装置の一例を示す図である。照明装置100,200は、図6および図7に示すように、半導体光源1−1と、リフレクタ101、201とを含んで構成されている。リフレクタ101,201は、発光部6から出射される光の少なくとも一部を反射させるものであり、本実施形態では、少なくとも発光部6と対向する面が鏡面に形成されている。リフレクタ101は、図6のL1,L2に示すように、発光部6から出射される光の一部を導光部5の先端側、すなわち半導体光源1−1の発光方向に反射させることで、発光部6から出射される光の一部を発光方向に配光するものである。つまり、照明装置100は、半導体光源1−1からの光を発光方向側に集光して照射することとなる。一方、リフレクタ201は、図7のL3,L4に示すように、発光部6から発光される光の一部を導光部5の軸方向と直交する水平面、すなわち発光方向に対して90°傾いた方向に反射させることで、発光部6から発光される光の一部を発光方向と異なる方向に配光するものである。つまり、照明装置200は、半導体光源1−1からの光を発光方向と異なる方向に集光して照射することとなる。従って、照明装置100,200は、半導体光源1−1とリフレクタ101,201とを備えることで、リフレクタ101,201の形状により、任意の配光を実現することができ、配光制御が容易となるとともに、半導体光源1−1からの光の利用効率を向上することができる。また、上述のように、見かけの発光面積が小さいので、リフレクタ101,201の小型化を図ることができる。
〔実施形態2〕
次に、実施形態2に係る半導体光源について説明する。図8−1は、実施形態2に係る半導体光源の構成例を示す図である。図8−2は、実施形態2に係る半導体光源の光線軌跡図である。図8−1に示すように、実施形態2に係る半導体光源1−2は、発光部8の形状の点で、実施形態1に係る半導体光源1−1と異なる。なお、以降の実施形態に係る半導体光源の基本的構成は、実施形態1に係る半導体光源1−1と同様であるので、同一符号の構成要素の説明を簡略化あるいは省略する。
発光部8は、図8−1に示すように、本実施形態では、導光部5を形成する材料と同じ材料を母材として散乱材料を含んで形成されており、先端側と反対側の面の直径が導光本体部5aと同径の略円柱状に形成されている。発光部8は、先端に先端側と反対側に凹む凹部8aが形成されている。本実施形態で、凹部8aは、例えば円錐状(発光部8の断面形状では、三角形)に形成されているがこれに限定されるものではなく、角錐状や楕円錐状などに形成されていてもよい。また、凹部8aは、断面形状における外周線が直線、曲線いずれであってもよい。ここで、凹部8aを形成する発光部8と外部との境界面8cの軸方向に対する角度は、導光部5から発光部8に入射した光のうち、発光方向の光が凹部8aで全反射することができる角度に設定されていることが好ましい。発光部8の外周面8bは、先端側から反対側に向かって裾広がり、すなわちテーパー状に形成されている。
次に、半導体光源1−2の動作について説明する。半導体光源1−2に給電されることでLED素子2aが発光すると、LED素子2aから放出された光は、例えば、図8−2のD3、D4に示すように、導光部5に入射され、導光本体部5a内を導光され、導光部5と光学的に接続された発光部8に入射される。発光部8に入射された光は、発光部8に含まれる散乱材料Sにより散乱されながら発光部8の表面に向かって導光される。発光部8の表面に導光される光のうち凹部8aに到達した光は、境界面8cで反射され、再び発光部8内を導光するか、境界面8cで屈折して外部に出射される。境界面8cから外部に出射される光は、境界面8cの入射方向に対して大きく屈折することとなる。従って、凹部8aから出射される光は、発光方向とは大きく異なった方向に出射されることとなる。また、発光部8の表面に導光される光のうち、外周面8bに到達した光は、外周面8bで反射され、再び発光部8内を導光するか、外周面8bで屈折して外部に出射される。外周面8bから外部に出射される光は、外周面8bが発光方向と反対方向に向けて裾広がりに形成されていることから、外周面8bで発光方向側よりも、反対方向側に多く屈折して出射される。
次に、半導体光源1−2の配光分布について説明する。図9は、実施形態2に係る半導体光源の配光分布を示す図である。ここで、図9は、導光本体部5aの直径が6mmの半導体光源1−2において、凹部8aを形成する発光部8先端における開口の直径が4mmで、境界面8cの発光方向とのなす角度が45°の発光部8からLED素子2aが放出した光を出射した場合の配光分布である。なお、図9は、LEDパッケージ2、配線基板3、口金4が図3〜図5と同一のものであり、図3〜図5と同一の給電状態で、半導体光源の側面視における光点Oからの配光分布を示すものであり、紙面上方が発光方向である。実施形態2に係る半導体光源1−2では、参考例1,2の半導体光源のみならず、実施形態1に係る半導体光源1−1と比較して、光点Oよりも発光方向と反対方向側に光が出射されているため、光点Oから広範囲に光が出射されている。
以上のように、本実施形態に係る半導体光源1−2は、実施形態1に係る半導体光源1−1と同様に、フィラメント発光型電球の輝き感を有することができるとともに、見かけの発光面積を小さくすることができる。また、発光部8に凹部8aを形成することや、外周面8bをテーパー状に形成することで、発光方向と反対方向側に多くの光を出射することができるので、さらに広範囲の配光を実現することができる。また、半導体光源1−2を上記照明装置100,200に用いることで、半導体光源1−1を照明装置100,200に用いた場合と同様の効果を奏することができる。
なお、上記実施形態1,2では、導光部5と、発光部6,8とを別部材とし、接着剤などで光学的に接続したが本発明はこれに限定されるものではない。導光部5および発光部6,8を、例えば2色成型の技術を用いて、一体成型してもよい。導光部5および発光部6,8を一体成型した場合でも、互いに光学的に接続されており、半導体光源1−1,1−2の製造工程を簡素化できるとともに、別部材の導光部5と発光部6,8とを光学的に接続することで発生する誤差などをなくすることができ、半導体光源1−1,1−2の形状・性能の安定化を図ることができる。
〔実施形態3〕
また、半導体光源の発光部は、上記実施形態1,2の形状に限定されるものではない。図10−1は、実施形態3に係る半導体光源の構成例を示す図である。図10−2は、実施形態3に係る半導体光源の光線軌跡図である。
図10−1に示すように、実施形態3に係る半導体光源1−3は、導光部9に発光部10を被せる構成である。導光部9は、導光本体部9aと、導光部5の保持部5bと同様の保持部9bとにより構成されている。導光本体部9aは、円柱状(略円柱状も含まれる)に形成されており、一方の端部、すなわち保持部9bに対向する側がLED素子2aと対向していて、軸方向の他方の端部、すなわち先端側の端部が半球状に形成されている。
発光部10は、可撓性を有する材料、例えばシリコンなどを母材として散乱材料を含んで、少なくとも導光本体部9aの先端側の端部と接触する形状に形成されている。発光部10は、導光本体部9aの先端側の端部に被せることで、導光部9と光学的に接続されている。
次に、半導体光源1−3の動作について説明する。半導体光源1−3に給電されることでLED素子2aが発光すると、LED素子2aから放出された光は、例えば、図10−2のD5、D6に示すように、導光部9に入射され、導光本体部9a内を導光され、導光部9の先端側から出射され、光学的に接続された発光部10に入射される。発光部10に入射した光は、発光部10に含まれる散乱材料Sにより散乱されながら発光部10の表面に向かって導光され、発光部10の外部に出射する。従って、発光部10の表面が光源として機能することとなり、LED素子2aから放出された光は、発光部10の内部で散乱しながら導光されるため、発光部10から出射する光の配光分布は、比較的全方位に均一となる。このことから、本実施形態に係る半導体光源1−3は、実施形態1に係る半導体光源1−1と同様に、広範囲の配光を実現することができ、見かけの発光面積を小さくすることができる。
〔実施形態4〕
図11−1は、実施形態4に係る半導体光源の構成例を示す図である。図11−2は、実施形態4に係る半導体光源の光線軌跡図である。
図11−1に示すように、実施形態4に係る半導体光源1−4は、2つの部材からなる発光部11を有する。発光部11は、透過部11aと、散乱部11bとにより構成されている。透過部11aは、散乱部11b側に突出して形成されており、本実施形態では、導光部5を形成する材料と同じ材料で、直径が導光本体部5aと同径の円錐状に形成されている。ここで、透過部11aと散乱部11bとの境界の境界面11cの軸方向に対する角度は、導光部5から透過部11aに入射した光のうち、発光方向の光が透過部11aで全反射することができる角度に設定されていることが好ましい。散乱部11bは、内部に透過部11aが配置され、本実施形態では、導光部5を形成する材料と同じ材料を母材として散乱材料を含んで形成されており、直径が導光本体部5aと同径(誤差範囲で略同じ場合も含む)の半球状に形成されている。なお、透過部11aおよび散乱部11bは、一体成型されていても、別部材で光学的に接続されていても良い。
次に、半導体光源1−4の動作について説明する。半導体光源1−4に給電されることでLED素子2aが発光すると、LED素子2aから放出された光は、例えば、図11−2のD7、D8に示すように、導光部5に入射され、導光本体部5a内を導光され、光学的に接続された発光部11の透過部11aに入射される。透過部11aに入射された光は、透過部11a内を境界面11cに向かって導光される。境界面11cに到達した光は、境界面11cで反射され、再び透過部11a内を導光するか、境界面11cで屈折して散乱部11bに入射される。境界面11cから散乱部11bに出射される光は、境界面11cの入射方向に対して大きく屈折することとなる。従って、透過部11aから散乱部11bに入射される光は、発光方向とは大きく異なった方向となる。散乱部11bに入射した光は、散乱部11bに含まれる散乱材料Sにより散乱されながら散乱部11bの表面に向かって導光され、散乱部11bの外部に出射する。従って、発光部11の表面が光源として機能することとなり、LED素子2aから放出された光は、発光部11の内部で散乱しながら導光されるため、発光部11から出射する光の配光分布は、比較的全方位に均一となる。このことから、本実施形態に係る半導体光源1−4は、実施形態1に係る半導体光源1−1と同様に、広範囲の配光を実現することができ、見かけの発光面積を小さくすることができる。
次に、半導体光源の変形例について説明する。図12は、半導体光源の変形例1を示す図である。図12に示す半導体光源1−5は、グローブ12の直径を口金4よりも大きくすることで、外見をボール型電球としたものである。
また、 図13は、半導体光源の変形例2を示す図である。図13に示す半導体光源1−6は、グローブ7を設けずに、発光部13を炎がモチーフの形状とすることで、外見を炎型電球としてものである。
また、図14は、半導体光源の変形例3を示す図である。図14に示す半導体光源1−7は、円柱状の発光部14を円筒状のグローブ15で覆うことで円筒型電球としたものである。変形例1〜3の半導体光源1−5から1−7に示すように、本発明に係る半導体光源は、既存の電球の外見と同様に成型することができるため、使用者の違和感を抑制することができる。
なお、上記実施形態1〜4では、グローブ7が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、グローブ7を設けなくてもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1−1〜1−7 半導体光源
2 LEDパッケージ
2a LED素子
2b パッケージ
3 配線基板
3a 電流制限抵抗
4 口金
4a 開口部
5 導光部
5a 導光本体部
5b 保持部
6 発光部
7 グローブ
8 発光部
8a 凹部
8b 外周面
8c 境界面
9 導光部
9a 導光本体部
9b 保持部
10 発光部
11 発光部
11a 透過部
11b 散乱部
12 グローブ
13 発光部
14 発光部
15 グローブ
100,200 照明装置
101,201 リフレクタ

Claims (6)

  1. 光を発光する半導体発光素子と、
    前記半導体発光素子を実装する実装基板と、
    前記半導体発光素子に供給する電流を制御する制御回路と、
    前記半導体発光素子に前記制御回路を介して給電するための口金と、
    前記半導体発光素子から発光される光を導光する導光部と、
    前記導光部より導かれた光を外部に発光する発光部と、
    を備え、
    前記発光部は、散乱材料が含まれている半導体光源。
  2. 請求項1記載の半導体光源において、
    前記発光部と前記導光部とが光学的に接続されている半導体光源。
  3. 請求項1記載の半導体光源において、
    前記発光部および前記導光部は、一体成型されている半導体光源。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載の半導体光源において、
    前記発光部は、先端に凹部が形成されている半導体光源。
  5. 請求項4に記載の半導体光源において、
    前記発光部は、外周面が先端側から反対側に向かって裾広がりに形成されている半導体光源。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の半導体光源と、
    前記発光部から発光される光の少なくとも一部を反射させるリフレクタと、
    を備える照明装置。
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