JP2013199795A - ソーラーパネル架台用基礎型枠及びソーラーパネル架台用基礎施工工法 - Google Patents
ソーラーパネル架台用基礎型枠及びソーラーパネル架台用基礎施工工法 Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】 予め2枚の短板型枠パネル11と2枚の長板型枠パネルを12平面視で長方形に予め組み付けられた複数のコンクリート型枠1と、該複数のコンクリート型枠1を幅方向等間隔のもとに並べた状態で両短板型枠パネル11側においてそれぞれ互いに接続固定する2本の連結バー2と、該連結バー2と各コンクリート型枠1との間を接続固定する接続金具3と、で構成されている。
【選択図】 図1
Description
このコンクリート基礎の施工には、コンクリート型枠が用いられる。
また、コンクリート型枠は現場において1つずつ個別に組み立てていくため、コンクリート型枠相互間におけるレベル調整が必要でソーラーパネル架台用基礎のレベル精度を出しにくいという問題がある。
また、現場作業に多くの作業人員が必要で、労災リスクが高くなる。
前記連結バーには少なくとも2箇所に吊り下げ用フックを備えることと特徴とする手段とした。
前記接続金具はコンクリート型枠側に予めボルトの基部が固定されており、前記連結バーに開設された穴に差し込んでナット締めすることにより複数のコンクリート型枠を幅方向等間隔のもとに並べた状態で両短板型枠パネル側において互いに接続固定するように構成されていることを特徴とする。
前記コンクリート型枠は上面開口部が下面開口部より狭くなるように前記2枚の短板型枠パネルと2枚の長板型枠パネルが内向き傾斜状に組み付けられていることを特徴とする手段とした。
前記2枚の長板型枠パネルの外周面に沿って上方から抜き差し自在に差し込んで両長板型枠パネルの間隔を維持する門型の間隔保持部材を備えることを特徴とする手段とした。
工場において予め2枚の短板型枠パネルと2枚の長板型枠パネルを平面視で長方形のコンクリート型枠に予め組み付ける第1工程と、
現場において前記複数のコンクリート型枠を幅方向等間隔のもとに並べた状態で両短板型枠パネル側においてそれぞれ連結バーで互いに接続固定する第2工程と、
複数接続固定された各コンクリート型枠にコンクリートを打設する第3工程と、
打設したコンクリートが固まった時点で複数連結固定されたコンクリート型枠をクレーン等で持ち上げて型抜きし、次の施工場所に設置する第4工程と、
以後は上記第3工程と第4工程を繰り返すことにより多数のソーラーパネル架台用基礎を施工していくことを特徴とする手段とした。
従って、生産性の向上により少人数での工期短縮が可能でスケジュール調整が容易であり、かつ労災リスクを低減できるという効果が得られる。
また、工場で精度良く制作された複数のコンクリート型枠が連結バーで精度良く連結された状態で用いられるため、各ソーラーパネル架台用基礎のレベル精度を高めることができるようになる。
従って、生産性の向上により少人数での工期短縮が可能でスケジュール調整が容易であり、かつ労災リスクを低減できるという効果が得られる。
また、工場で精度良く制作された複数のコンクリート型枠が連結バーで精度良く連結された状態で用いられるため、各ソーラーパネル架台用基礎のレベル精度を高めることができるようになる。
このソーラーパネル架台用基礎型枠は、予め2枚の短板型枠パネル11と2枚の長板型枠パネル12を平面視で長方形に予め組み付けられた複数のコンクリート型枠1と、該複数(この実施例1では5枠、即ちソーラーパネル2.5セット分)のコンクリート型枠1を幅方向等間隔(この実施例1では1m)のもとに並べた状態で両短板型枠パネル11側においてそれぞれ互いに接続固定する2本の連結バー2と、該連結バー2と前記各コンクリート型枠1との間を接続固定する接続金具3と、間隔保持部材4と、吊金物5と、を主な構成として備えている。
なお、この実施例1では、短板型枠パネル11の長さが1m、長板型枠パネル12の長さが3.5mに設定されている。
また、コンクリート型枠1は上面開口部が下面開口部より狭くなるように2枚の短板型枠パネル11と2枚の長板型枠パネル12が内向き傾斜状に組み付けられている。
また、図1に示すように、連結バー2の上面3箇所に吊り下げ用フック24を備えている。
<工場にて>
この実施例1のソーラーパネル架台用基礎型枠では、上述のように構成されるため、先ず、工場において予め2枚の短板型枠パネル11と2枚の長板型枠パネル12を平面視で長方形に組み付けられた5枠のコンクリート型枠1と、2本の連結バー2と、間隔保持部材4と、吊金物5を準備し、これらを設置現場まで運ぶ。
現場では、先ず、2本の連結バー2を敷き並べ水平になるように設置する。
次に、2本の連結バー2相互間において、5枠のコンクリート型枠1を1m間隔のもとに水平かつ同一高さとなるようにレベル及び位置調整して設置する。
次に、コンクリート型枠1に固定された各接続金具3を連結バー2に予め、もしくは現場において開設されたボルト挿通穴25に挿通し、雄ねじ部31にナット32を螺合して締結することにより、両連結バー2−2相互間に5枠のコンクリート型枠1を接続固定し、これを1セットのシステム型枠Kとする。なお、図において、6は角鋼管を用いた火打ち、7は桟木である。
また、各コンクリート型枠1における左右両長板型枠パネル12の外周面側である補強用角鋼管13の外面に沿って上方から間隔保持部材4を差し込んで、補強する。なお、5個のコンクリート型枠1を1m間隔のもとに配置して2本の連結バー2で接続する前に、この間隔保持部材4を用いることにより、コンクリート型枠1、1相互間の配置決めが容易に行えるとともに、コンクリート型枠1、1相互間の寸法精度を高めることができる。
次に、生コン車からシュートを使って各コンクリート型枠1内に直接コンクリートを打設し、木鏝にて天端を均す。
なお、前に施工したコンクリート基礎との間隔を1m開けて次のシステム型枠Kを設置することにより、ソーラーパネル3機分のソーラーパネル用架台基礎が施工できることになる。
従って、生産性の向上により少人数での工期短縮が可能でスケジュール調整が容易であり、かつ労災リスクを低減できるという効果が得られる。
また、工場で精度良く制作された複数のコンクリート型枠1が連結バー2で精度良く連結された状態で用いられるため、各ソーラーパネル架台用基礎のレベル精度を高めることができるようになる。
また、システム型枠Kを構成するコンクリート型枠1の個数に合わせて、間隔保持部材4を予め等間隔(1m間隔)のもとに予め連結一体化しておくことにより、間隔保持部材4の着脱作業効率を高めることができると共に、コンクリート型枠1、1相互間の配置寸法精度を高めることができる。
11 短板型枠パネル
12 長板型枠パネル
13 補強用角鋼管
2 連結バー
21 角材
22 トラス
23 トラスバー
24 フック
25 ボルト挿通穴
26 ナット
3 接続金具
31 雄ねじ部
32 ナット
4 間隔保持部材
5 吊金物
51 H鋼
52 ワイヤー
53 フック
54 接続金具
6 火打ち
7 桟木
K システム型枠
Claims (6)
- 予め2枚の短板型枠パネルと2枚の長板型枠パネルを平面視で長方形に予め組み付けられた複数のコンクリート型枠と、該複数のコンクリート型枠を幅方向等間隔のもとに並べた状態で両短板型枠パネル側においてそれぞれ互いに接続固定する2本の連結バーと、該連結バーと前記各コンクリート型枠との間を接続固定する接続金具と、で構成されていることを特徴とするソーラーパネル架台用基礎型枠。
- 請求項1に記載のソーラーパネル架台用基礎型枠において、
前記連結バーには少なくとも2箇所に吊り下げ用フックを備えることと特徴とするソーラーパネル架台用基礎型枠 - 請求項1または2に記載のソーラーパネル架台用基礎型枠において、
前記接続金具はコンクリート型枠側に予めボルトの基部が固定されており、前記連結バーに開設された穴に差し込んでナット締めすることにより複数のコンクリート型枠を幅方向等間隔のもとに並べた状態で両短板型枠パネル側において互いに接続固定するように構成されていることを特徴とするソーラーパネル架台用基礎型枠。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のソーラーパネル架台用基礎型枠において、
前記コンクリート型枠は上面開口部が下面開口部より狭くなるように前記2枚の短板型枠パネルと2枚の長板型枠パネルが内向き傾斜状に組み付けられていることを特徴とするソーラーパネル架台用基礎型枠。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のソーラーパネル架台用基礎型枠において、
前記2枚の長板型枠パネルの外周面に沿って上方から抜き差し自在に差し込んで両長板型枠パネルの間隔を維持する門型の間隔保持部材を備えることを特徴とするソーラーパネル架台用基礎型枠。 - 工場において予め2枚の短板型枠パネルと2枚の長板型枠パネルを平面視で長方形のコンクリート型枠に予め組み付ける第1工程と、
現場において前記複数のコンクリート型枠を幅方向等間隔のもとに並べた状態で両短板型枠パネル側においてそれぞれ連結バーで互いに接続固定する第2工程と、
複数接続固定された各コンクリート型枠にコンクリートを打設する第3工程と、
打設したコンクリートが固まった時点で複数連結固定されたコンクリート型枠をクレーン等で持ち上げて型抜きし、次の施工場所に設置する第4工程と、
以後は上記第3工程と第4工程を繰り返すことにより多数のソーラーパネル架台用基礎を施工していくことを特徴とするソーラーパネル架台用基礎型枠施工工法。
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