JP2013198910A - 部品の搬送および結合装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】スタッドボルトのような部品を搬送し、加圧をともなう加工を行う際に、高速移動性と耐荷重性とを両立させることのできる、部品の搬送および結合装置を提供すること。
【解決手段】部品の搬送および結合装置1、2は、スタッドボルト5を待機位置3から結合位置4へ搬送し、ワーク6に結合する装置であって、装置本体10と、スタッドボルト5を保持する3つ爪クランプユニット20と、装置本体10に支持され、3つ爪クランプユニット20を待機位置3から結合位置4へ移動させるクモ脚型ロボット30と、結合位置4にてスタッドボルト5をワーク6に対して加圧する加圧ユニット40と、を備え、加圧ユニット40による加圧の反力を、クモ脚型ロボット30から独立して装置本体10が受けるように、加圧ユニット40は、装置本体10に支持される。
【選択図】図1
【解決手段】部品の搬送および結合装置1、2は、スタッドボルト5を待機位置3から結合位置4へ搬送し、ワーク6に結合する装置であって、装置本体10と、スタッドボルト5を保持する3つ爪クランプユニット20と、装置本体10に支持され、3つ爪クランプユニット20を待機位置3から結合位置4へ移動させるクモ脚型ロボット30と、結合位置4にてスタッドボルト5をワーク6に対して加圧する加圧ユニット40と、を備え、加圧ユニット40による加圧の反力を、クモ脚型ロボット30から独立して装置本体10が受けるように、加圧ユニット40は、装置本体10に支持される。
【選択図】図1
Description
本発明は、部品の搬送および結合装置に関する。詳しくは、スタッド溶接機において部品としてのスタッドボルトを待機位置から溶接位置まで搬送し、溶接位置にて加圧し溶接する、部品の搬送および結合装置に関する。
従来から、例えば、車体の板金部品にボルトを取り付ける際、スタッド溶接機が用いられる。スタッド溶接機において加圧機構を備えた溶接ヘッドは、多関節ロボットに搭載される。この場合、溶接ヘッドの先端までボルトを送る送給装置をさらに備えるのが一般的である。
このようなスタッド溶接機の場合、送給装置は、1種類のボルトしか送給することができない。そのため、例えば、サイズが異なるボルトを溶接する際には、ボルトのサイズごとに送給装置を用意するか、あるいは、送給装置を使用しないか、いずれかである。
ボルトのサイズごとに送給装置を用意する場合は、投資コストが過大となる。
これに対して、送給装置を使用しない場合は、投資コストを抑制しながら、異なるサイズのボルトに対応することができる。
これに対して、送給装置を使用しない場合は、投資コストを抑制しながら、異なるサイズのボルトに対応することができる。
しかしながら、送給装置を使用しないスタッド溶接機の場合、加工の都度、多関節ロボットがスタッドボルトを待機位置まで取りに行って溶接位置まで搬送する必要がある。そのため、多関節ロボットの空走時間を含む移動時間が増加し、生産性が低下する。
一方、対象物を高速で移動させて軽微な作業を行うことに特化した搬送機は、従来から知られている。スタッドボルトのような軽量の部品であれば、このような搬送機で移動させる対象物になり得る。
ところが、このような搬送機の場合、スタッド溶接にともなう加圧の荷重に耐える耐荷重性を備えていない。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、スタッドボルトのような部品を搬送し、加圧をともなう加工を行う際に、高速移動性と耐荷重性とを両立させることができ、そのため、生産性を犠牲にすることなく、複数種類の部品を搬送および結合することのできる、部品の搬送および結合装置を提供することを目的とする。
本発明の部品の搬送および結合装置(例えば、後述の部品の搬送および結合装置1、2)は、部品(例えば、後述のスタッドボルト5)を待機位置(例えば、後述の待機位置3)から結合位置(例えば、後述の溶接位置4)へ搬送し、ワーク(例えば、後述のワーク6)に結合する装置であって、装置本体(例えば、後述の装置本体10)と、部品を保持する部品保持手段(例えば、後述の3つ爪クランプユニット20)と、前記装置本体に支持され、前記部品保持手段を待機位置から結合位置へ移動させる搬送手段(例えば、後述のクモ脚型ロボット30)と、結合位置にて部品をワークに対して加圧する加圧手段(例えば、後述の加圧ユニット40)と、を備え、前記加圧手段による加圧の反力を、前記搬送手段から独立して前記装置本体が受けるように、前記加圧手段は、前記装置本体に支持される。
この発明によれば、加圧手段によるワークに対する加圧の反力を、搬送手段から独立して装置本体が受ける。すなわち、搬送手段は、ワークに対する加圧の反力を受けない。
そのため、搬送手段には、高速移動に特化した搬送手段を利用することが可能である。
これにより、搬送手段による部品の高速移動性と、加圧手段および装置本体によるワークに対する加圧の耐荷重性とを、両立させることができる。
したがって、生産性を犠牲にすることなく、複数種類の部品を搬送および結合することができる。
そのため、搬送手段には、高速移動に特化した搬送手段を利用することが可能である。
これにより、搬送手段による部品の高速移動性と、加圧手段および装置本体によるワークに対する加圧の耐荷重性とを、両立させることができる。
したがって、生産性を犠牲にすることなく、複数種類の部品を搬送および結合することができる。
この場合、前記搬送手段は、各々が関節(例えば、後述の関節31c)を有する複数のアーム(例えば、後述のアーム31)を備え、各アームは、前記装置本体から外方向に延在する第1アーム部材(例えば、後述の第1アーム部材31b)と、前記第1アーム部材の先端部から関節を介して内方向に延在する第2アーム部材(例えば、後述の第2アーム部材31d)とを備え、前記複数のアームが互いに協調して伸長・屈曲動作を行うことにより前記部品保持手段を移動させ、前記加圧手段は、前記複数のアームの内側の空間において前記装置本体から前記部品保持手段まで延在するロッド(例えば、後述の加圧ロッド43)である。
この発明によれば、加圧手段は、搬送手段の複数のアームの内側の空間において、装置本体から部品保持手段まで延在するロッドである。
そのため、搬送手段の複数のアームの内側の空間を有効に利用することが可能である。
これにより、部品の搬送および結合装置の小型化を図ることができる。
そのため、搬送手段の複数のアームの内側の空間を有効に利用することが可能である。
これにより、部品の搬送および結合装置の小型化を図ることができる。
本発明によれば、搬送手段による部品の高速移動性と、加圧手段および装置本体によるワークに対する加圧の耐荷重性とを、両立させることができ、したがって、生産性を犠牲にすることなく、複数種類の部品を搬送および結合することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の部品の搬送および結合装置1の一実施形態を示す概念図であり、この部品の搬送および結合装置1は、スタッド溶接機において部品としてのスタッドボルト5を待機位置3から結合位置としての溶接位置4まで搬送し、溶接位置4で電源8からの電圧の印加により、スタッドボルト5を、テーブル7上に置かれたワーク6に溶接する装置である。
図1は、本発明の部品の搬送および結合装置1の一実施形態を示す概念図であり、この部品の搬送および結合装置1は、スタッド溶接機において部品としてのスタッドボルト5を待機位置3から結合位置としての溶接位置4まで搬送し、溶接位置4で電源8からの電圧の印加により、スタッドボルト5を、テーブル7上に置かれたワーク6に溶接する装置である。
図1、図2に示すように、部品の搬送および結合装置1は、装置本体10と、スタッドボルト5を保持する部品保持手段としての3つ爪クランプユニット20と、装置本体10に支持され、3つ爪クランプユニット20を待機位置3から溶接位置4へ移動させる搬送手段としてのクモ脚型ロボット30と、溶接位置4にてスタッドボルト5をワーク6に対して加圧する加圧手段としての加圧ユニット40と、を備える。
加圧ユニット40による加圧の反力を、クモ脚型ロボット30から独立して装置本体10が受けるように、加圧ユニット40は、装置本体10に支持される。
加圧ユニット40による加圧の反力を、クモ脚型ロボット30から独立して装置本体10が受けるように、加圧ユニット40は、装置本体10に支持される。
図1に示すように、装置本体10は、スタッドボルト5をワーク6に対して溶接するのに適した位置であって、かつ、待機位置3にあるスタッドボルト5を取りに行くことが可能な、所定の位置に配置される。
図2に示すように、3つ爪クランプユニット20は、上下方向に延びる軸線を有するユニット本体21と、ユニット本体21に、その軸線を中心として円周方向に互いに120°ずつ間隔を隔てて取り付けられた3つの爪22(図2では2つのみ図示する。)と、ユニット本体21内に設けられ、3つの爪22を中心軸線に対して閉じたり開いたりするアクチュエータ(図示省略)と、を備える。
そのため、3つ爪クランプユニット20は、小径のものから大径のものまで径が大きく異なるスタッドボルト5に対応することができる。
そのため、3つ爪クランプユニット20は、小径のものから大径のものまで径が大きく異なるスタッドボルト5に対応することができる。
図1に示すように、クモ脚型ロボット30は、装置本体10に、上下方向に延びる軸線を中心として円周方向に互いに120°ずつ間隔を隔てて取り付けられた3本のアーム31(図1では2本のみ図示する。)と、装置本体10内に設けられ、3本のアーム31を個別に駆動する3つのアーム駆動モータ32と、を備える。
各アーム31は、アーム駆動モータ32に取り付けられる基部31aと、基部31aから外方向に延在する第1アーム部材31bと、第1アーム部材31bの先端部に設けられる関節31cと、関節31cから内方向に延在する第2アーム部材31dと、第2アーム部材31dの先端部どうしを一体に組み付ける組み付け部材31eと、組み付け部材31eの中心に取り付けられるガイドブッシュ31fと、を備える。
各アーム31の基部31aを、各アーム駆動モータ32が個別に、しかも互いに協調して駆動することにより、クモ脚型ロボット30の3本のアーム31は、互いに協調して伸長・屈曲動作を行う。これにより、クモ脚型ロボット30は、ガイドブッシュ31fの位置を、希望する任意の位置へ自由に移動させることができる。
図1に示すように、加圧ユニット40は、装置本体10に取り付けられるユニバーサルベアリング41と、ユニバーサルベアリング41の中心に取り付けられるガイドブッシュ42に沿って進退自在に設けられる加圧ロッド43と、加圧ロッド43を押圧するロッド加圧用シャフトモータ44と、を備える。
加圧ロッド43は、クモ脚型ロボット30の3本のアーム31の内側の空間において装置本体10からガイドブッシュ31fを通って延在する。加圧ロッド43の下端部には、3つ爪クランプユニット20が取り付けられる。
加圧ユニット40は、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点として、この原点から加圧ロッド43の下端部が延びる方向と、延びる長さとを管理する機能を備える。
そのため、加圧ユニット40は、加圧ロッド43の下端部に取り付けられた3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で認識する。
そのため、加圧ユニット40は、加圧ロッド43の下端部に取り付けられた3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で認識する。
ロッド加圧用シャフトモータ44は、駆動力を加圧ロッド43に作用しないとき、加圧ロッド43および3つ爪クランプユニット20の重量を支えるのみである。そのため、このとき加圧ロッド43の軸線方向にわずかな外力が加わると、加圧ロッド43は、ユニバーサルベアリング41の原点に対して自在に進退する。
ロッド加圧用シャフトモータ44は、駆動力を加圧ロッド43に作用するとき、ユニバーサルベアリング41の原点から延びる加圧ロッド43の長さを伸長させ、または短縮させる。これにより、ロッド加圧用シャフトモータ44は、3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で所望の位置にもたらす。
ロッド加圧用シャフトモータ44は、例えば、リニアモータで構成される。
ロッド加圧用シャフトモータ44は、例えば、リニアモータで構成される。
次に、上記のように構成された部品の搬送および結合装置1の作用について説明する。
まず、溶接位置4にて溶接作業が終了すると、ロッド加圧用シャフトモータ44は、駆動力を加圧ロッド43に作用しない状態となる。
まず、溶接位置4にて溶接作業が終了すると、ロッド加圧用シャフトモータ44は、駆動力を加圧ロッド43に作用しない状態となる。
この状態で、クモ脚型ロボット30の各アーム駆動モータ32は、各アーム31の基部31aを個別に、しかも互いに協調して駆動する。これにより、クモ脚型ロボット30は、3つ爪クランプユニット20をスタッドボルト5の待機位置3へ移動させる。
クモ脚型ロボット30による溶接位置4から待機位置3への移動中に、つぎのようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
クモ脚型ロボット30による溶接位置4から待機位置3への移動中に、つぎのようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
例えば、溶接位置4に比べて待機位置3が遠い場合は、待機位置3に近づくにつれて組み付け部材31eのガイドブッシュ31fがユニット本体21を押し下げることにより、原点から延びる加圧ロッド43の長さを伸長させる。このとき、加圧ロッド43および3つ爪クランプユニット20は、ロッド加圧用シャフトモータ44によってその重量を支えられているのみであるから、クモ脚型ロボット30の軽くかつ高速の動きにも的確に追従して、移動する。
一方、移動中に、原点から延びる加圧ロッド43の長さを短縮させる場合は、ロッド加圧用シャフトモータ44が駆動力を加圧ロッド43に作用することにより、所望の長さに短縮させる。
加圧ユニット40は、3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で認識して、待機位置3に正確に位置決めする。
待機位置3において、3つ爪クランプユニット20のアクチュエータは、狙ったスタッドボルト5の位置で、3つの爪22を中心軸線に対して閉じる。これにより、3つ爪クランプユニット20は、そのスタッドボルト5を確実に掴む。
待機位置3において、3つ爪クランプユニット20のアクチュエータは、狙ったスタッドボルト5の位置で、3つの爪22を中心軸線に対して閉じる。これにより、3つ爪クランプユニット20は、そのスタッドボルト5を確実に掴む。
3つ爪クランプユニット20がスタッドボルト5を掴んだら、クモ脚型ロボット30の各アーム駆動モータ32は、各アーム31の基部31aを個別に、しかも互いに協調して駆動する。これにより、クモ脚型ロボット30は、3つ爪クランプユニット20をスタッドボルト5の溶接位置4へ移動させる。
クモ脚型ロボット30による待機位置3から溶接位置4への移動中にも、上記のようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
クモ脚型ロボット30による待機位置3から溶接位置4への移動中にも、上記のようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
加圧ユニット40は、3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で認識して、溶接位置4に正確に位置決めする。
溶接位置4において、3つ爪クランプユニット20が掴んでいるスタッドボルト5の底面と、テーブル7上に置かれたワーク6の表面との間に所要の間隙を保った状態で、電源8からスタッドボルト5とテーブル7との間に電圧を印加する。すると、スタッドボルト5とワーク6との間にアークが発生して、この部分が加熱、溶融される。
この溶融状態で、ロッド加圧用シャフトモータ44が駆動力を加圧ロッド43に作用することにより、3つ爪クランプユニット20が掴むスタッドボルト5を、ワーク6に対して加圧する。これにより、スタッドボルト5とワーク6とは、互いに溶接される。
溶接位置4において、3つ爪クランプユニット20が掴んでいるスタッドボルト5の底面と、テーブル7上に置かれたワーク6の表面との間に所要の間隙を保った状態で、電源8からスタッドボルト5とテーブル7との間に電圧を印加する。すると、スタッドボルト5とワーク6との間にアークが発生して、この部分が加熱、溶融される。
この溶融状態で、ロッド加圧用シャフトモータ44が駆動力を加圧ロッド43に作用することにより、3つ爪クランプユニット20が掴むスタッドボルト5を、ワーク6に対して加圧する。これにより、スタッドボルト5とワーク6とは、互いに溶接される。
溶接が終了直後に、ロッド加圧用シャフトモータ44が加圧と反対方向の駆動力を加圧ロッド43に作用することにより、つぎの待機位置3への移動に備えて、加圧ロッド43を加圧位置から所要長さ短縮させる。
以後、上記と同様の動作が繰り返される。
以後、上記と同様の動作が繰り返される。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)ロッド加圧用シャフトモータ44が駆動して、加圧ロッド43の下端部の3つ爪クランプユニット20が掴むスタッドボルト5を、ワーク6に対して加圧するとき、この加圧の反力は、加圧ユニット40を介して装置本体10が受ける。すなわち、クモ脚型ロボット30は、ワーク6に対する加圧の反力を受けない。
そのため、クモ脚型ロボット30によるスタッドボルト5の高速移動性と、加圧ユニット40および装置本体10による耐荷重性とを、両立させることができる。
したがって、生産性を犠牲にすることなく、複数種類のスタッドボルト5を搬送および溶接することができる。
(1)ロッド加圧用シャフトモータ44が駆動して、加圧ロッド43の下端部の3つ爪クランプユニット20が掴むスタッドボルト5を、ワーク6に対して加圧するとき、この加圧の反力は、加圧ユニット40を介して装置本体10が受ける。すなわち、クモ脚型ロボット30は、ワーク6に対する加圧の反力を受けない。
そのため、クモ脚型ロボット30によるスタッドボルト5の高速移動性と、加圧ユニット40および装置本体10による耐荷重性とを、両立させることができる。
したがって、生産性を犠牲にすることなく、複数種類のスタッドボルト5を搬送および溶接することができる。
(2)加圧ユニット40の加圧ロッド43は、クモ脚型ロボット30の3本のアーム31の内側の空間において装置本体10からガイドブッシュ31fを通って延在する。加圧ロッド43の下端部には、3つ爪クランプユニット20が取り付けられる。
そのため、クモ脚型ロボット30の3本のアーム31の内側の空間を有効に利用することが可能である。
これにより、部品の搬送および結合装置1の小型化を図ることができる。
そのため、クモ脚型ロボット30の3本のアーム31の内側の空間を有効に利用することが可能である。
これにより、部品の搬送および結合装置1の小型化を図ることができる。
図3は、本発明の部品の搬送および結合装置の他の実施形態を示す上部構造の概略的縦断概念図である。
この部品の搬送および結合装置2において、加圧ユニット40は、上記実施形態におけるロッド加圧用シャフトモータ44に代えて、ロッド加圧用エアシリンダ45を備える。この点を除き、この部品の搬送および結合装置2は、上記実施形態とほぼ同様のものであるので、同様の部分に上記実施形態で用いた符号と同一の符号を付けて示すことで、重複する説明を省略する。
この部品の搬送および結合装置2において、加圧ユニット40は、上記実施形態におけるロッド加圧用シャフトモータ44に代えて、ロッド加圧用エアシリンダ45を備える。この点を除き、この部品の搬送および結合装置2は、上記実施形態とほぼ同様のものであるので、同様の部分に上記実施形態で用いた符号と同一の符号を付けて示すことで、重複する説明を省略する。
ロッド加圧用エアシリンダ45は、作動しないとき、加圧ロッド43および3つ爪クランプユニット20の重量を支えるのみである。そのため、このとき加圧ロッド43の軸線方向にわずかな外力が加わると、加圧ロッド43は、ユニバーサルベアリング41の原点に対して自在に進退する。
ロッド加圧用エアシリンダ45は、作動するとき、ユニバーサルベアリング41の原点から延びる加圧ロッド43の長さを伸長させ、または短縮させる。これにより、ロッド加圧用エアシリンダ45は、3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で所望の位置にもたらす。
次に、上記のように構成された部品の搬送および結合装置2の作用について説明する。
まず、溶接位置4にて溶接作業が終了すると、ロッド加圧用エアシリンダ45は、作動しない状態となる。
まず、溶接位置4にて溶接作業が終了すると、ロッド加圧用エアシリンダ45は、作動しない状態となる。
この状態で、クモ脚型ロボット30の各アーム駆動モータ32は、各アーム31の基部31aを個別に、しかも互いに協調して駆動する。これにより、クモ脚型ロボット30は、3つ爪クランプユニット20をスタッドボルト5の待機位置3へ移動させる。
クモ脚型ロボット30による溶接位置4から待機位置3への移動中に、つぎのようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
クモ脚型ロボット30による溶接位置4から待機位置3への移動中に、つぎのようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
例えば、溶接位置4に比べて待機位置3が遠い場合は、待機位置3に近づくにつれて組み付け部材31eのガイドブッシュ31fがユニット本体21を押し下げることにより、原点から延びる加圧ロッド43の長さを伸長させる。このとき、加圧ロッド43および3つ爪クランプユニット20は、ロッド加圧用エアシリンダ45によってその重量を支えられているのみであるから、クモ脚型ロボット30の軽くかつ高速の動きにも的確に追従して、移動する。
一方、移動中に、原点から延びる加圧ロッド43の長さを短縮させる場合は、ロッド加圧用エアシリンダ45が作動することにより、所望の長さに短縮させる。
加圧ユニット40は、3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で認識して、待機位置3に正確に位置決めする。
待機位置3において、3つ爪クランプユニット20のアクチュエータは、狙ったスタッドボルト5の位置で、3つの爪22を中心軸線に対して閉じる。これにより、3つ爪クランプユニット20は、そのスタッドボルト5を確実に掴む。
待機位置3において、3つ爪クランプユニット20のアクチュエータは、狙ったスタッドボルト5の位置で、3つの爪22を中心軸線に対して閉じる。これにより、3つ爪クランプユニット20は、そのスタッドボルト5を確実に掴む。
3つ爪クランプユニット20がスタッドボルト5を掴んだら、クモ脚型ロボット30の各アーム駆動モータ32は、各アーム31の基部31aを個別に、しかも互いに協調して駆動する。これにより、クモ脚型ロボット30は、3つ爪クランプユニット20をスタッドボルト5の溶接位置4へ移動させる。
クモ脚型ロボット30による待機位置3から溶接位置4への移動中にも、上記のようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
クモ脚型ロボット30による待機位置3から溶接位置4への移動中にも、上記のようにして、原点から延びる加圧ロッド43の長さを調整する。
加圧ユニット40は、3つ爪クランプユニット20の3つの爪22の位置を、ユニバーサルベアリング41の回転中心を原点とする空間座標上で認識して、溶接位置4に正確に位置決めする。
溶接位置4において、3つ爪クランプユニット20が掴んでいるスタッドボルト5の底面と、テーブル7上に置かれたワーク6の表面との間に所要の間隙を保った状態で、電源8からスタッドボルト5とテーブル7との間に電圧を印加する。すると、スタッドボルト5とワーク6との間にアークが発生して、この部分が加熱、溶融される。
この溶融状態で、ロッド加圧用エアシリンダ45が作動することにより、3つ爪クランプユニット20が掴むスタッドボルト5を、ワーク6に対して加圧する。これにより、スタッドボルト5とワーク6とは、互いに溶接される。
溶接位置4において、3つ爪クランプユニット20が掴んでいるスタッドボルト5の底面と、テーブル7上に置かれたワーク6の表面との間に所要の間隙を保った状態で、電源8からスタッドボルト5とテーブル7との間に電圧を印加する。すると、スタッドボルト5とワーク6との間にアークが発生して、この部分が加熱、溶融される。
この溶融状態で、ロッド加圧用エアシリンダ45が作動することにより、3つ爪クランプユニット20が掴むスタッドボルト5を、ワーク6に対して加圧する。これにより、スタッドボルト5とワーク6とは、互いに溶接される。
溶接が終了直後に、ロッド加圧用エアシリンダ45が加圧と反対方向に作動することにより、つぎの待機位置3への移動に備えて、加圧ロッド43を加圧位置から所要長さ短縮させる。
以後、上記と同様の動作が繰り返される。
以後、上記と同様の動作が繰り返される。
本実施形態によれば、上記(1)、(2)の効果と同様の効果がある。
1、2…部品の搬送および結合装置
3…待機位置
4…溶接位置(結合位置)
5…スタッドボルト(部品)
6…ワーク
10…装置本体
20…3つ爪クランプユニット(部品保持手段)
30…クモ脚型ロボット(搬送手段)
31…アーム
31b…第1アーム部材
31c…関節
31d…第2アーム部材
40…加圧ユニット(加圧手段)
43…加圧ロッド
3…待機位置
4…溶接位置(結合位置)
5…スタッドボルト(部品)
6…ワーク
10…装置本体
20…3つ爪クランプユニット(部品保持手段)
30…クモ脚型ロボット(搬送手段)
31…アーム
31b…第1アーム部材
31c…関節
31d…第2アーム部材
40…加圧ユニット(加圧手段)
43…加圧ロッド
Claims (2)
- 部品を待機位置から結合位置へ搬送し、ワークに結合する装置であって、
装置本体と、
部品を保持する部品保持手段と、
前記装置本体に支持され、前記部品保持手段を待機位置から結合位置へ移動させる搬送手段と、
結合位置にて部品をワークに対して加圧する加圧手段と、を備え、
前記加圧手段による加圧の反力を、前記搬送手段から独立して前記装置本体が受けるように、前記加圧手段は、前記装置本体に支持される、部品の搬送および結合装置。 - 前記搬送手段は、各々が関節を有する複数のアームを備え、各アームは、前記装置本体から外方向に延在する第1アーム部材と、前記第1アーム部材の先端部から関節を介して内方向に延在する第2アーム部材とを備え、前記複数のアームが互いに協調して伸長・屈曲動作を行うことにより前記部品保持手段を移動させ、
前記加圧手段は、前記複数のアームの内側の空間において前記装置本体から前記部品保持手段まで延在するロッドである、
請求項1に記載の部品の搬送および結合装置。
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CN105523099A (zh) * | 2016-01-21 | 2016-04-27 | 昆明理工大学 | 一种自减震可变形机械步足 |
CN105880895A (zh) * | 2016-06-26 | 2016-08-24 | 何强 | 一种多功能螺纹紧固件的焊接方法及设备 |
CN110788458A (zh) * | 2018-08-01 | 2020-02-14 | 上海赛科利汽车模具技术应用有限公司 | 螺柱焊设备的控制方法与***、存储介质、及电子设备 |
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